JP2001110054A - 情報記録システム - Google Patents

情報記録システム

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JP2001110054A
JP2001110054A JP2000280849A JP2000280849A JP2001110054A JP 2001110054 A JP2001110054 A JP 2001110054A JP 2000280849 A JP2000280849 A JP 2000280849A JP 2000280849 A JP2000280849 A JP 2000280849A JP 2001110054 A JP2001110054 A JP 2001110054A
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recording
pulse
waveform
mark
length
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JP2000280849A
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Koki Tagami
光喜 田上
Hideki Takahashi
秀樹 高橋
Sadanari Fujimoto
定也 藤本
Hideaki Osawa
英昭 大澤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高密度のマーク長記録を行なう場合において、
隣接マーク間における熱干渉による悪影響を回避する。 【解決手段】光ディスク10から記録に関する情報(記
録マークの前後スペースに関連する2値化信号等)を再
生する。再生された情報に基づきディスク10に対する
記録パラメータ(記録波形前後パルスの位置/位相、幅
あるいは高さに関係する波形補正量)を算出する。算出
された記録パラメータに基づき記録データRDの記録波
形パルスRWPを生成する。生成された記録波形でディ
スク10に記録を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マーク長記録方
式を利用した情報記録システムに関する。
【0002】
【従来の技術】大容量のデジタル情報記録媒体として、
相変化記録方式を利用したDVD−RAMディスクが提
案されている。
【0003】DVDーRAMディスクは、現在世界的に
広く普及しているVHSビデオに取って替わる録再可能
ビデオ記録メディアとして、あるいは画像情報を含む大
容量コンピュータデータの記録メディアとして、マーケ
ットから大きな注目を浴びている。
【0004】DVD−RAMにMPEGエンコードされ
たビデオ動画記録を行なう場合、その録画再生品質(画
質)は単位時間当たりに消費するデータ量(ビットレー
ト)に大略比例する。ここで、一定容量のDVDーRA
Mディスクに高画質記録を行おうとすると、記録の平均
ビットレートを上げなければならず、その分記録時間が
短くなる。逆に、長時間記録をするには記録の平均ビッ
トレートを下げねばならず、その場合は画質が低下す
る。結局、高画質と長時間記録を両立させるには、DV
DーRAMディスクの記録容量を大きくする必要があ
る。
【0005】一定サイズの記録媒体の記録容量を増やす
ためには、記録密度を上げなければならない。マーケッ
トも高記録密度媒体の登場を望んでいる。具体的には、
12cm片面DVD−RAMディスク(録画用ブランク
ディスク)として、現在2.6GB(ギガバイト)の容
量を持つものが市販されているが、より高画質・より長
時間記録という要求を満たすために、これまでよりも記
録密度の高い片面4.7GBのDVDーRAMディスク
が近々市販される(将来的にはより大容量のディスクが
市販されることになる)。
【0006】ところで、DVDーRAMディスクへの情
報記録には、マーク長記録が採用されることになってい
る。
【0007】相変化記録方式を利用した情報記録媒体に
マーク長記録を行なう方法として、次のようなものがあ
る。
【0008】いま、記録対象の入力データ系列のビット
間隔をTとすると、各T毎に櫛型の記録波形(パルス
列)が定義される。そして、マーク長に応じて決められ
る記録波形により、媒体の記録層上に記録データに対応
したマークの形成が行われる。その際に用いられる記録
波形は、本願発明がなされるまでは、マークの両端(マ
ーク前後)に位置するスペースの長さ(隣接マーク間の
間隔)とは無関係に、決められていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】これまでのマーク長記
録では、隣接マーク間隔(マーク前後のスペースの長
さ)を無視した記録波形でマーク形成を行っている。こ
のため、記録密度が高くなることに対応して隣接マーク
間隔が小さくなってくると、媒体の記録箇所に相変化を
引き起こすためにレーザ加熱をする際に、隣接マーク間
において熱干渉が生じる(図11(a)参照)。この熱
干渉が生じると、そのマークの実質的なエッジ位置に、
ずれ(本来の記録情報に対して誤差をもたらす不本意な
変化)が生じる(図11(b)参照)。このようなエッ
ジずれの生じたマークからの再生信号には、熱干渉によ
る不本意なエッジずれに起因したジッタが生じ、正常な
再生が困難になる。具体的には、上記熱干渉により再生
信号のジッタがある限度を超えるまで増えると、再生装
置側のエラー訂正能力を超えた読取エラーが発生する恐
れがある。
【0010】この発明の目的は、高密度のマーク長記録
を行なうものにおいて、隣接マーク間における熱干渉に
よる悪影響(再生信号のジッタ増加等)を回避できる情
報記録システムを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の情報記録システムは、使用する記録媒体
(10)から記録に関する情報(記録マークの前後スペ
ースに関連する2値化信号BS等)を再生する再生手段
(30内の310〜316)と;前記再生手段により再
生された情報に基づき前記媒体に対する記録パラメータ
(記録波形前後パルスの位置/位相、幅あるいは高さに
関係する波形補正量WCA)を算出するパラメータ算出
手段(40)と;前記算出された記録パラメータに基づ
き記録データ(RD)の記録波形(RWPの前後パルス
およびその間のパルス列)を生成する記録波形制御手段
(20)と;前記生成された記録波形で前記媒体に記録
を行なう記録手段(30内の300)とを具備してい
る。
【0012】前記記録波形制御手段(20)は、前記パ
ラメータ算出手段(40)で算出された記録パラメータ
(WCA)に基づき記録波形(RWP)の先頭にあるフ
ァーストパルスおよび/または末尾にあるラストパルス
の位置(位相)若しくはその幅を調整する調整手段(2
0内の204〜244)を含むことができる。
【0013】また、前記記録媒体(10)の所定エリア
(図示しないリードインエリアの一部)に、前記算出さ
れた記録パラメータに基づく記録波形(RWP)に関係
した情報(記録波形前後パルスの位置調整なのか、前後
パルスの幅調整なのか等)を記録することもできる。
【0014】このシステムでは、ばらつきのある多数の
記録媒体(具体的には個々の市販DVD−RAMディス
ク)各々に対して最適の記録波形(隣接マーク間におけ
る熱干渉を実質的に回避し得るような記録波形)を自動
的に選択することができ、その最適記録波形で該当記録
媒体に対する記録(具体的にはマーク/スペース形成)
が行われる。
【0015】なお、前記パラメータ算出手段で算出され
た記録波形の種類を特定する情報を個々の記録媒体に記
録しておけば、その媒体をシステム(具体的にはDVD
ビデオレコーダ)に装填するだけで、自動的にその媒体
に最適の記録波形を選択できるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施の形態に係る情報記録システムを説明する。な
お、重複説明を避けるために、複数の図面に渡り機能上
共通する部分には共通の参照符号が用いられている。
【0017】図1は、この発明の一実施の形態に係る情
報記録システムの概要を説明するための図である。
【0018】図1において、光ディスク10は、情報記
録層として相変化型記録層を備えた書替型のメディアで
ある。以下、この光ディスク10の具体例として、片面
4.7GBの記録容量を持つDVD−RAMディスクを
想定して説明する。
【0019】このDVD−RAMディスク10は、図示
しないが、内周側にリードインエリアを持ち、外周側に
リードアウトエリアを持ち、その間にデータエリアを持
つ。リードインエリアは、そのディスク10の記録に関
する情報等を格納するエリアを含んでいる。この情報記
録エリアには、図6を参照して後述する処理により確定
した記録波形がどんなものかを格納することができる。
【0020】DVD−RAMディスク10のデータエリ
アは、その記録面上で同心円リング状に配置された24
のデータゾーンに分割されている。分割された各リング
状データゾーン内部では、線速度が略一定となるように
回転制御される。異なるリング状データゾーンそれぞれ
には、異なる回転数が割り当てられている(内周側のデ
ータゾーンほど割り当てられた回転数が高い)。すなわ
ち、ディスク10はZCLV(ゾーン・コンスタント・
リニア・ヴェロシティ)方式で回転制御される。
【0021】記録手段/再生手段30は、所定波長のレ
ーザ光をDVD−RAMディスク10の情報記録面(相
変化記録層)に照射することにより、記録(マーク形
成)あるいは再生(マーク読取)を行なう。この記録
は、記録マークのエッジに情報を持たせたマーク長記録
方式により行われる。
【0022】ここで、マーク形成には、開口数NA=
0.6の対物レンズと組み合わされた波長λ=650n
m(0.65μm)の半導体レーザを用いることができ
る。この場合、DVDーRAMディスク10の相変化記
録層上の光スポットの直径(レーザ光のピーク強度を1
00%としたとき強度がおよそ13.5%になる大きさ
の光スポットの直径)は、約0.9μmになる。この場
合、スポット中心からスポット周辺までの距離は約0.
45μmになる。
【0023】ところで、DVDーRAMにおける8ー1
6変調では、記録データ系列のビット間隔をTとしたと
き、1Tは約0.14μmに相当する。すると、隣接記
録マークの間隔が最小の3Tのスペース長は0.42μ
mとなる。スペース長0.42μmのマーク形成時にス
ポット半径0.45μmのレーザを用いたのでは、図1
1を参照して前述した熱干渉の影響は避け得ない。この
熱干渉の影響を避けるために、図1の構成では記録波形
に応じて波形補正量WCAを求め、求めた補正量で記録
波形パルスRWPの波形(先頭のファーストパルスおよ
び/または末尾のラストパルスの位置、幅あるいは高
さ)を適宜修正している。この修正がどのようになされ
るかの具体例は、図7〜図10を参照して後述する。
【0024】記録手段/再生手段30は、情報再生時に
おいて、ディスク10に記録されたマークに対応する2
値化信号BSおよびチャネルクロックCCを、パラメー
タ算出手段40に供給する。
【0025】パラメータ算出手段40は、供給された2
値化信号BSおよびチャネルクロックCCに基づいて、
読み取り対象である注目マークの前後エッジの状況を検
出し、記録波形パラメータの算出を行なう。算出パラメ
ータから求められた波形補正量WCAは、パルス位置/
パルス幅制御手段20に供給される。
【0026】パルス位置/パルス幅制御手段20は、外
部から記録データRDおよび基準クロックRCを受ける
と、供給された波形補正量WCAに基づいて、図11を
参照して前述した熱干渉が実質的に生じないような記録
波形のパルスRWP(記録データRDに対応した情報を
含む)を発生する。
【0027】こうして発生された記録波形パルスRWP
が、記録手段/再生手段30に供給される。すると、記
録手段/再生手段30は、記録波形パルスRWPに対応
した記録用レーザ光ビームB1をDVD−RAMディス
ク10の相変化記録層の所定部分に照射する。この照射
により、熱干渉の影響のないマークが、光ディスク10
の記録層に書き込まれる。
【0028】なお、ディスク10の相変化記録層に書き
込まれたマークは、その部分で反射されるレーザ光ビー
ムB2を検出することで、再生される。
【0029】図2は、図1の記録手段/再生手段30の
内部構成を説明するブロック図である。
【0030】DVD−RAMディスク10に情報記録を
行なうときは、その記録に適した記録波形パルスRWP
が、パルス位置/パルス幅制御手段20から出力され
る。この記録波形パルスRWPは、記録手段/再生手段
30内部のLDドライバ(レーザダイオード駆動回路)
300に供給される。LDドライバ300は、供給され
たパルスRWPと同じ波形のレーザダイオード駆動電流
を発生し、図示しないレーザダイオードを書込駆動す
る。すると書込に適した比較的大パワーの光記録ビーム
B1がレーザダイオードから放出され、ディスク10の
相変化記録層の所定部分に照射される。これにより記録
波形パルスRWPに対応したマークがディスク10の相
変化記録層に形成される。
【0031】DVD−RAMディスク10から情報再生
を行なうときは、再生光(相変化記録層のマーク/スペ
ースで反射されたレーザ反射光)B2が光検出器310
により検出され、微弱なアナログ電気信号として取り出
される。この光検出器310は、図示しないが、たとえ
ば受光面が4分割されたフォトダイオードで構成でき
る。
【0032】光検出器310から取り出された微弱なア
ナログ電気信号は、プリアンプ312で増幅され、充分
な信号レベルとなってレベルスライサ314に入力され
る。レベルスライサ314は所定のスライスレベルで入
力されたアナログ信号を2値化する。こうして、DVD
ーRAMディスク10の相変化記録層に形成されたマー
ク/スペースに対応した2値化信号BSが得られる。
【0033】なお、レベルスライサ314は、2値化信
号BSの平均値により2値化に用いるスライスレベルを
自動的に調整するよう構成されている。
【0034】レベルスライサ314からの2値化信号B
SはPLL(位相ロックループ)回路316に入力され
る。PLL回路316は、入力された2値化信号BSに
位相同期したチャネルクロックCCを発生する。
【0035】図3は、図1の記録波形内パルス位置/幅
制御手段20の内部構成を説明するブロック図である。
また、図4は、図3の構成の動作(パルス位置またはパ
ルス幅の適応制御動作)を説明するタイミングチャート
である。
【0036】図4(c)において、NRZI信号NRS
中のサフィックス付記号M、たとえばM0は、0番目の
マークを意味する。また、NRZI信号NRS中のサフ
ィックス付記号S、たとえばS+1は、1番目のスペー
ス(マークM0の直後のスペース)を意味する。同様
に、記号Sー1は、ー1番目のスペース(マークM0の
直前のスペース)を意味する。
【0037】図3において、変調データ信号MDS(図
4(b))は元データ(記録データRD相当)に8−1
6変調を施した2値データ列で、ハイレベルデータビッ
ト「1」と「1」との間に必ずローレベルデータビット
「0」が2ないし10個入るビットデータである。
【0038】NRZIとは、ノン・リターン・ツー・ゼ
ロ・インバーテッドの略である。NRZI信号NRS
(図4(c))は、変調データ信号MDS(図4
(b))のハイレベル「1」に対する部分(立ち上がり
エッジ)で極性反転する波形を持つ信号である。
【0039】立ち上がり検出信号UDS(図4(f))
および立ち下がり検出信号DDS(図4(g))は、変
調データ信号MDSおよびNRZI信号NRSから生成
される。すなわち、NRZI信号NRSがハイレベル
「1」の間の変調データ信号MDSが立ち上がり検出信
号UDSとなり、NRZI信号NRSがローレベル
「0」の間の変調データ信号MDSが立ち下がり検出信
号DDSとなる。
【0040】具体的には、NRZI信号(図4(c))
を基準クロックRC(図4(a))1クロック分(1T
分)だけ遅延させてNRZI遅延信号(図4(e))を
作る。そして、NRZI信号とNRZI遅延信号とのイ
クスクルーシブオアを取ると、NRZI信号の先頭と末
尾の位置に、1クロック分(1T分)のパルス幅を持つ
検出信号UDSおよびDDSが得られる。
【0041】ラン長カウンタ202は、変調データ信号
MDSがハイレベル「1」になるとカウント値がゼロに
クリアされ、次の変調データ信号MDS=「1」が来る
まで基準クロックRC(図4(a))のカウントアップ
を行なう。ラン長カウンタ202のカウント値(図4
(d)のラン長RL)は、記録マークの長さあるいはマ
ーク間スペースの長さを示すものとなる。
【0042】以下、NRZI信号NRS=「1」の部分
がマークに対応し、NRZI信号NRS=「0」の部分
がスペースに対応するものとして、説明を続ける。
【0043】ラン長レジスタ208は、前記立ち上がり
検出信号UDSおよび立ち下がり検出信号DDSの発生
タイミングに基づいてラン長カウンタ202のカウント
値(ラン長RL)を順次取り込んで、一時記憶するレジ
スタである。
【0044】このレジスタ208は、注目マークおよび
その前後スペースの3つの長さに関する履歴を覚えてお
くことができる。
【0045】たとえば図4(h)において、ラン長レジ
スタ208の3つのレジスタエリアの内容は、以下のよ
うな履歴を記憶するようになっている。
【0046】初めは、ラン長レジスタ208の3つのレ
ジスタエリアは、図4(h)の上から順に(0、0、
0)となっている。
【0047】先行マークM−2のNRZI信号NRS
(図4(c))の末尾のタイミング(図4(g)の立ち
下がり検出信号DDSの発生タイミング)でラン長カウ
ンタ202の内容が取り込まれると、ラン長レジスタ2
08の3つのレジスタエリアは、図4(h)に示すよう
に(2=Mー2、0、0)となる。
【0048】次に、注目マークM0のNRZI信号NR
S(図4(c))の先頭タイミング(図4(f)の立ち
上がり検出信号UDSの発生タイミング)でラン長カウ
ンタ202の内容が取り込まれると、ラン長レジスタ2
08の3つのレジスタエリアは、図4(h)に示すよう
に(2=S−1、2=M−2、0)となる。
【0049】さらに、注目マークM0のNRZI信号N
RS(図4(c))の末尾タイミング(図4(g)の立
ち下がり検出信号DDSの発生タイミング)でラン長カ
ウンタ202の内容が取り込まれると、ラン長レジスタ
208の3つのレジスタエリアは、図4(h)に示すよ
うに(A=M0、2=S−1、2=M−2)となる。
【0050】以下同様の手順で、図4(f)の立ち上が
り検出信号UDSあるいは図4(g)の立ち下がり検出
信号DDSの発生タイミングで、ラン長レジスタ208
の3つのレジスタエリアは、以下のように変化して行
く: 最初のUDS…(0、0、0); 次のDDS…(2=Mー2、0、0); 次のUDS…(2=S−1、2=M−2、0); 次のDDS…(A=M0、2=S−1、2=M−2); 次のUDS…(A=S+1、A=M0、2=S−1); 次のDDS…(4=M+1、A=S+1、A=M0); 次のUDS…(4=S+2、4=M+1、A=S+
1)。
【0051】つまり、ラン長レジスタ208は、時々刻
々と変化する注目マークの直前スペース(たとえばS−
1)の長さデータSLと、注目マーク(たとえばM0)
の長さデータMLと、注目マークの直後スペース(たと
えばS+1)の長さデータSLの履歴を一時記憶し、出
力することができる(図4(h)参照)。
【0052】なお、記録波形RWPの先頭パルス(図4
(m)のファーストパルスFP)だけが制御対象の場合
は、直前スペース長データSLだけで事足りる。この場
合、レジスタ208が覚えておく履歴は2つでよい(こ
の場合はラン長レジスタ208のレジスタ本数は2本あ
れば良い。)。
【0053】記録波形RWPの先頭パルス(ファースト
パルス)の遅延量(位置または位相)、末尾パルス(ラ
ストパルス)の遅延量、先頭パルスの幅、および/また
は末尾パルスの幅は、ラン長レジスタ208に一時記憶
されたデータML/SLを利用して、制御することがで
きる。この制御を行うための構成は、以下のようになっ
ている。
【0054】すなわち、検出部204からの立ち上がり
検出信号UDS(図4(f))がファーストパルス生成
部210およびマルチソース生成部212に供給され、
検出部206からの立ち下がり検出信号DDS(図4
(g))がマルチソース生成部212およびラストパル
ス生成部214に供給される。マルチソース生成部21
2にはさらに、NRZI変換部200からNRZI信号
NRS(図4(c))が供給される。
【0055】ファーストソースパルス生成部210は、
立ち上がり検出信号UDS(図4(f))を遅延させ、
ファーストソースパルスFSP(図4(i))を発生す
る。
【0056】ラストソースパルス生成部214は、立ち
下がり検出信号DDS(図4(g))と同じタイミング
のラストソースパルスLSPを発生する。
【0057】マルチソースパルス生成部212は、立ち
上がり検出信号UDSおよび立ち下がり検出信号DDS
を用いて、マルチソースパルスMSP(図4(j))を
発生させる。具体的には、マルチソースパルス生成部2
12は、立ち上がり信号UDSを遅延させたファースト
ソースパルスFSP(図4(j))の立ち下がりエッジ
と同じタイミングでマルチソースパルスMSPを立ち上
げ、立ち下がり検出信号DDSの立ち上がりエッジと同
じタイミングでマルチソースパルスMSPを立ち下げる
ように、構成されている。
【0058】生成部210からのファーストソースパル
スFSP(図4(i))は、シフト前ファーストパルス
生成部220に入力される。生成部220は、入力され
たファーストソースパルスFSPを適宜遅延させて、シ
フト前ファーストパルスBSFP(図4(l))を発生
する。発生されたシフト前ファーストパルスBSFP
は、ファーストパルス生成部224に入力される。
【0059】ファーストパルス生成部224にはさら
に、ファーストゲートパルス生成部222から、ファー
ストゲートパルスFGP(図4(k))と、マーク長/
スペース長データML/SL(図4(h))が入力され
る。
【0060】このファーストゲートパルスFGPは、ラ
ン長カウンタ202のカウント値(図4(d)のラン長
RL)に基づき基準クロック信号RC(図4(a))に
同期したタイミングで発生される。
【0061】ファーストパルス生成部224は、ファー
ストゲートパルスFGPが「1」レベルとなっている期
間において、マーク長データMLあるいは(マーク直前
の)スペース長データSLが示す位置に対応したシフト
前ファーストパルスBSFPに同期して、ファーストパ
ルスFP(図4(m))を発生する。発生されたファー
ストパルスFPは、記録パルス生成部250に供給され
る。
【0062】生成部212からのマルチソースパルスM
SP(図4(j))は、マルチゲートパルス生成部23
2に入力される。生成部232は、入力されたマルチソ
ースパルスMSPを基準クロック信号RC(図4
(a))のタイミングで適宜遅延させて、マルチゲート
パルスMGP(図4(n))を発生する。発生されたマ
ルチゲートパルスMGPは、マルチパルス生成部234
に入力される。マルチパルス生成部234にはさらに、
基準クロック信号RC(図4(a))と、マーク長/ス
ペース長データML/SL(図4(h))が入力され
る。
【0063】マルチパルス生成部234は、マルチゲー
トパルスMGPが「1」レベルとなっている期間におい
て、マーク長データMLあるいはスペース長データSL
が示す長さに対応したパルス列(周期は図4(a)の基
準クロックRCと同じ)を含むマルチパルスMP(図4
(o))を発生する。発生されたマルチパルスMPは、
記録パルス生成部250に供給される。
【0064】生成部214からのラストソースパルスL
SP(図4(g))は、シフト前ラストパルス生成部2
40に入力される。生成部240は、入力されたラスト
ソースパルスLSPを適宜遅延させて、シフト前ラスト
パルスBSLP(図4(q))を発生する。発生された
シフト前ラストパルスBSLPは、ラストパルス生成部
244に入力される。
【0065】ラストパルス生成部244にはさらに、ラ
ストゲートパルス生成部242から、ラストゲートパル
スLGP(図4(p))と、マーク長/スペース長デー
タML/SL(図4(h))が入力される。
【0066】このラストゲートパルスLGPは、ラン長
カウンタ202のカウント値(図4(d)のラン長R
L)に基づき基準クロック信号RC(図4(a))に同
期したタイミングで発生される。
【0067】ラストパルス生成部244は、ラストゲー
トパルスLGPが「1」レベルとなっている期間におい
て、マーク長データMLあるいは(マーク直後の)スペ
ース長データSLが示す位置に対応したシフト前ラスト
パルスBSLPに同期して、ラストパルスLP(図4
(r))を発生する。発生されたファーストパルスFP
は、記録パルス生成部250に供給される。
【0068】記録パルス生成部250は、パルス生成部
224、234および244からのファーストパルスF
P(図4(m))、マルチパルスMP(図4(o))お
よびラストパルスLP(図4(r))に基づいて、先頭
側にファーストパルスFPの波形を持ち、末尾側にラス
トパルスLPの波形を持ち、その間にマルチパルスMP
の波形を持つ、記録波形パルスRWP(図7(c)参
照)を生成する。
【0069】図5は、図1のパラメータ算出手段40の
内部構成を説明するブロック図である。
【0070】まず最初に、図1の記録手段30により、
パラメータ算出手段40からの波形補正量WCA(後述
する補償量に対応)がゼロの場合の基準波形を用いて、
ランダム系列のデータ(8ー16変調で許されるマーク
長およびスペース長の組み合わせをランダムに含むデー
タ)をDVD−RAMディスク10に記録する。
【0071】こうしてディスク10に記録されたランダ
ム系列データの再生信号に対応する2値化信号BSおよ
びそのチャネルクロック信号CCが、パラメータ算出手
段40内のパターン判別部400およびエッジ位相差パ
ルス発生部402に入力される。
【0072】パターン判別部400は、入力された2値
化信号BSおよびチャネルクロック信号CCを用いて、
注目するマークに関して、その直前のスペース長および
直後のスペース長を検出する。
【0073】このパターン判別部400において、「直
前スペース長」および「注目マーク自身のマーク長」に
関しては前エッジ(立ち上がりエッジ)側を見てパター
ン判別が行われ、「注目マーク自身のマーク長」および
「直後スペース長」に関しては後エッジ(立ち下がりエ
ッジ)側を見てパターン判別が行われる。
【0074】図5中、記号M0は注目マークの長さを示
し、記号S−1はそのマークの直前のスペース長を示し
ている。
【0075】たとえば、基準クロックRC(チャネルク
ロックCC)の1周期をTで表すと、3クロック相当の
直前スペース長S−1は3Tとなり、3クロック相当の
マーク長M0は3Tとなる。8ー16変調の場合、マー
クおよびスペース双方について、その長さは3T〜11
Tの間で変化する。また、図示はしないが、データ中の
同期コード(SYNC)中には、誤検出を防ぐ意味か
ら、ラン長違反を示す情報として、14Tのマークある
いは14Tのスペースが挿入されている。
【0076】スペース長が短い程その両端のマーク間に
おける前述した熱干渉(図11参照)は大きくなる。あ
る程度スペース長が長くなれば熱干渉は無視できるよう
になる。
【0077】そこで、マーク/スペースをその長さによ
って分類し、3T、4T、5T、6T〜14Tという4
グループに分ける。そして、パターン判別部400は、
たとえば直前スペース長が4Tであり注目マーク長が3
Tであれば、そのパターンを(4、3)パターンである
と、判定する。
【0078】エッジ位相差パルスとは、2値化信号BS
の立ち上がりエッジあるいは立ち下がりエッジとチャネ
ルクロックCCとの位相差を示すパルスである。こで
は、この位相差をパルス幅で表現することにする。
【0079】図5では、2値化信号BSに対応するパル
スの立ち上がりエッジにおける位相差パルスをPLで表
し、その立ち下がりエッジにおける位相差パルスをPT
で表している。
【0080】位相差をパルス幅で表した位相差パルスP
LおよびPTは、パルス幅ー電圧変換部(T−V変換
部)404において対応するアナログ電圧に変換され
る。変換されたアナログ電圧はさらにA/D変換されて
対応するデジタルデータとなる。
【0081】具体的には、一定容量のキャパシタに対す
る定電流充電を、パルスの立ち上がりエッジをトリガと
して開始する。すると、位相差パルスの立ち上がりエッ
ジのを起点として、キャパシタの端子電圧は、時間経過
に比例してリニアに上昇する。
【0082】こうして定電流充電されるキャパシタの端
子電圧を、パルスの立ち下がりエッジのタイミングでサ
ンプリングし、そのときのキャパシタ端子電圧をA/D
変換によりデジタル化する。
【0083】こうして、T−V変換部404により、位
相差パルスの立ち上がりエッジについての位相差データ
PL(デジタル)および位相差パルスの立ち下がりエッ
ジについての位相差データPT(デジタル)が得られ
る。
【0084】デジタル化された位相差データPLおよび
PTは、パラメータ演算部406に供給される。
【0085】パラメータ演算部406は、パラメータメ
モリ4060およびパラメータ演算ユニット4062を
備えている。
【0086】パラメータ演算ユニット4062は、パタ
ーン判別部400からのパターン情報(S−1、M0、
S+1等)に対応したメモリ4060の格納位置に、T
−V変換部404からの位相差データPLおよびPTを
加算する。
【0087】たとえば、パターン判別部400が判別し
たパターンが(4、4)パターンの場合、パラメータメ
モリ4060の横軸「4」/縦軸「4」の交点位置に、
(4、4)と判定されたパターンの2値化信号BS(ス
ペース長データS−1およびマーク長データM0)に対
応する位相差データPLおよびPTが、累積記憶され
る。
【0088】パラメータメモリ4060には各パターン
(S−1、M0、S+1等)での母数Nも記憶される。
パラメータ演算部406は、T−V変換部404からの
データ取り込みが終了すると、パラメータメモリ406
0の各メモリ位置に残っている加算された位相差情報
を、母数Nで除算する。これにより、マーク前方の波形
補償量であるΔtL(4、4)と、マーク後方の波形補
償量であるΔtT(4、4)が、得られる。
【0089】こうして得られた補償量ΔtL(4、4)
およびΔtT(4、4)に基づいて、ライト波形(記録
波形)発生部408は、そのときのスペース長で前記熱
干渉を起こさないような波形を持つ記録波形パルスRW
Pを発生する。
【0090】上述したようにマーク/スペースのパター
ン別に位相差データを記憶するパラメータメモリ406
0は、図1のシステムで使用可能な記録波形の補償方法
の数(図8〜図10の3種類を個別に使用するなら3
つ)だけ、独立したメモリページを持つことができる。
その場合、それぞれのページに補償方法別のパラメータ
を記憶しておくことができる。
【0091】また、個別のディスク10に対する最適の
補償方法(熱干渉のない記録を行う方法)がパラメータ
メモリ4060の上記メモリページの何処にあるのかを
示す情報を、その個別ディスク10の所定箇所(たとえ
ばリードインエリアの制御データエリア)に書き込んで
おくこともできる。
【0092】図6は、図5のパラメータ算出手段40の
動作を説明するフローチャートである。このフローチャ
ートの処理は、パラメータ算出手段40を構成する図5
の演算ユニット(マイクロプロセッサユニットMPUま
たはCPU)4062により実行される。
【0093】まず、補償量がゼロの基準波形でランダム
な系列のデータ(種々なパターンを含むデータ)をDV
D−RAMディスク10に記録し(ステップST1
0)、記録したセクタからパターン別の位相差量(P
L、PT)を取り込む(ステップST12)。
【0094】次に、図5のパターン演算部406におい
て、注目マークの前端/後端各々について、パターン別
の位相差量(図5のPL、PT)の平均値を算出する。
その際、スペース/マークそれぞれに対するラン長の発
生頻度に応じて、適宜重み付けをした平均値算出がなさ
れる(ステップST14)。
【0095】この重み付けを行なう理由は、8ー16変
調では長いラン長(6T〜11T)よりも短いラン長
(3T〜5T)の方が発生頻度が高いため、全てのラン
長に対して公平に平均値を求めることは実状に合わない
からである。
【0096】こうして算出された平均値が所定値以下な
らば(ステップST16イエス)、現状で記録波形に対
する補償量(図1の波形補正量WCAに対応)が適切で
あると判断され、記録波形は確定する。
【0097】算出された平均値が所定値を超えていると
きは(ステップST16ノー)、現状の補償量は不適切
であると判断される。この場合は、基準波形に対して残
出した平均値が相殺されるような補償量(図5のΔt
L、ΔtT)、つまりステップST16でイエスとなる
ような方向の補償量が算出される(ステップST1
8)。そして算出された新たな補償量でディスク10に
対する記録(ステップST10)、パターン別位相差量
の取り込み(ステップST12)、パターン別位相差量
の平均値算出(ステップST14)が繰り返され、重み
付け算出された平均値が所定値以下かどうか再チェック
される(ステップST16)。
【0098】それでもなお算出された平均値が所定値を
超えているときは(ステップST16ノー)、現状の補
償量はまだ不適切であると判断される。この場合は、適
切な補償量が得られるまで、図6の処理ループ(ST1
0〜ST18)が再実行される。
【0099】図7は、図1の制御手段20により生成さ
れる記録パルスの波形例および記録波形最後尾のクーリ
ングパルスの作用を説明する波形図であるすなわち、図
5の構成と図6の処理により最適記録波形が確定する
と、図3の構成により、熱干渉の発生を抑えた記録波形
(図7(c))が生成される。
【0100】定性的に言えば、記録マークの直前スペー
スが充分大きく(たとえばスペース長が6T以上)熱干
渉の恐れがないときは、ファーストパルスFP(図7
(c))の先頭位置を記録マークに対応するNRZI波
形(図7(b))の先頭位置までシフトさせる(後述す
るが、このパルス位置シフトの方法としては、パルス幅
は変えずその位相を変化させるものと、パルス幅をその
ものを変化させるものがある。)。
【0101】ここで、NRZI波形の先頭とは、時間経
過に沿って移動するレーザ光スポット(図7(d))に
より時間的に最初に加熱される相変化記録層部分に該当
する。
【0102】一方、記録マークの直前スペースが小さく
(たとえばスペース長が3T)熱干渉の恐れがあるとき
は、ファーストパルスFPの先頭位置を記録マークに対
応するNRZI波形の先頭位置から後方にシフトさせ
る。
【0103】同様に、記録マークの直後スペースが充分
大きく(たとえばスペース長が6T以上)熱干渉の恐れ
がないときは、ラストパルスLP(図7(c))の位置
をNRZI波形(図7(b))の末尾位置近くまでシフ
トさせることができる。
【0104】一方、記録マークの直後スペースが小さく
(たとえばスペース長が3T)熱干渉の恐れがあるとき
は、ラストパルスLPの位置をNRZI波形の末尾位置
からより前方にシフトさせる。
【0105】ここで、NRZI波形の末尾とは、時間経
過に沿って移動するレーザ光スポット(図7(d))に
より(余熱も含め実質的な意味で)最後に加熱される相
変化記録層部分に該当する。
【0106】マークを形成する記録波形(図7(c))
の先頭および末尾には上記ファーストパルスFPおよび
ラストパルスLPが配置されるが、それらの間には、基
準クロック(図7(a))に対応した周期のマルチパル
スMPが挿入される。
【0107】挿入されるマルチパルスMPの数は、記録
しようとするマーク長(図7(b)のNRZI波形の長
さ)により変化する。具体的にいうと、マーク長(NR
ZI波形長)をnTとすれば(Tは図7(a)の基準ク
ロックの周期)、挿入されるマルチパルスMPの数は、
(nー4)とすることができる。
【0108】ここで、3Tマークまたは4Tマーク(n
ー4がー1または0)ならマルチパルスMPは挿入せ
ず、ファーストパルスFPとラストパルスLPだけで記
録波形が形成される。7Tマークなら、3つのマルチパ
ルスMPがファーストパルスFPとラストパルスLPと
の間に挿入されて記録波形が形成される。11Tマーク
なら、7つのマルチパルスMPがファーストパルスFP
とラストパルスLPとの間に挿入されて記録波形が形成
される。
【0109】なお、マーク形成中は、DVDーRAMデ
ィスク10の相変化記録層のマーク形成部分がレーザに
より実質的に連続加熱される。このため、相変化記録層
のマーク形成部分は、加熱末期(NRZI波形の末尾
部)でオーバーヒート状態となる恐れが生じる。このオ
ーバーヒート状態が生じると、記録マークの形が一定幅
の理想形(図7(f))とならずマーク後方が末広がり
となった矢羽型マーク(図7(e))となってしまうこ
とがある。
【0110】このようなオーバーヒートに起因する矢羽
型マークの発生を防ぐ一手段として、記録波形の末尾に
クーリングパルスCPを設けることができる。このクー
リングパルスCPを設けるために、図7(c)の記録波
形例では、ラストパルスLPをNRZI波形の最後端末
尾まで下げることはしていない。
【0111】図8は、図1の制御手段20により記録波
形の先頭(ファーストパルスFP)および/または末尾
(ラストパルスLP)の位置(位相)を調整する場合を
例示する波形図である。
【0112】ここでは、記録マークに対応するNRZI
波形(図8(a))の範囲内において、マーク形成用の
記録波形の先頭にあるファーストパルスFPおよび末尾
にあるラストパルスLP(図8(b))のパルス位置
(位相)を制御している。たとえば、実線のファースト
パルスFPでマーク前方に熱干渉が起きる場合は、破線
で示す位置にファーストパルスFPの位置をずらす制御
が行われる。同様に、実線のラストパルスLPでマーク
後方に熱干渉が起きる場合は、破線で示す位置にラスト
パルスLPの位置をずらす制御が行われる。
【0113】図9は、図1の制御手段20により記録波
形の先頭(ファーストパルス)および/または末尾(ラ
ストパルス)のパルス幅を調整する場合を例示する波形
図である。
【0114】ここでは、記録マークに対応するNRZI
波形(図9(a))の範囲内において、マーク形成用の
記録波形の先頭にあるファーストパルスFPおよび末尾
にあるラストパルスLP(図9(b))のパルス幅を制
御している。たとえば、実線のファーストパルスFPで
マーク前方に熱干渉が起きる場合は、破線で示すように
ファーストパルスFPの幅を減らす制御が行われる。同
様に、実線のラストパルスLPでマーク後方に熱干渉が
起きる場合は、破線で示す位置にラストパルスLPの幅
を減らす制御が行われる。
【0115】ところで、前述した熱干渉は、相変化記録
層の特定部分へ一定時間当たりに照射されるエネルギが
大きすぎるときに生じる。そのため、レーザ駆動用記録
波形のパルス位置(位相)あるいはパルス幅は変えなく
ても前記熱干渉を回避する別の制御方法が考えられる。
すなわち、記録波形のファーストパルスおよび/または
ラストパルスのパルス高を加減することでマーク先頭部
あるいは末尾部に一定時間当たりに照射されるエネルギ
を調整して、前記熱干渉を回避する制御方法も考えられ
る。
【0116】図10はこの制御方法を概念的に説明する
もので、図1の制御手段20により記録波形の先頭(フ
ァーストパルス)および/または末尾(ラストパルス)
のパルス高を調整する場合を例示する波形図である。
【0117】ここでは、記録マークに対応するNRZI
波形(図10(a))の範囲内において、マーク形成用
の記録波形の先頭にあるファーストパルスFPおよび末
尾にあるラストパルスLP(図10(b))のパルス高
を制御している。たとえば、実線の大振幅ファーストパ
ルスFPでマーク前方に熱干渉が起きる場合は、破線で
示すようにファーストパルスFPの高さを下げる制御が
行われる。同様に、実線のラストパルスLPでマーク後
方に熱干渉が起きる場合は、破線で示す位置にラストパ
ルスLPの高さを下げる制御が行われる。
【0118】なお、図8〜図10の3種類の制御方法
(パルス位置制御、パルス幅制御、パルス高制御)は、
そのうちの2または3種を任意に組み合わせることがで
きる。
【0119】たとえば、マーク前方に図8のパルス位置
制御を適用し、マーク後方に図9のパルス幅制御を適用
することは可能である。
【0120】また、マーク長が短い(3T〜5T)とき
は図8のパルス位置制御を適用し、マーク長が長い(6
T〜11T)ときは図9のパルス幅制御または図10の
パルス高制御を適用することも可能である。
【0121】また、マーク長が短い(3T〜5T)とき
は図8のパルス位置制御を適用するが、熱干渉の影響を
受けにくいマーク長が長い(6T〜11T)ときは図8
〜図10の制御を適用しない実施形態も考えられる。
【0122】記録マークの長さ(3T〜11T)に応じ
てマーク先端あるいはマーク後端にどのような制御(図
8〜図10)を適用するのかの「制御タイプ情報」、お
よび/または各制御タイプに対して用いられるパラメー
タ(図5のメモリ4060の内容)を特定する「パラメ
ータ情報」は、それが一旦決まったあとは、制御対象デ
ィスク10の所定位置(たとえばリードインエリアの一
部)に、書き込んでおくことができる。
【0123】そうすれば、そのディスク10を図1の装
置(DVDーRAMレコーダ)に装填するだけで、装置
の制御部(図示しないMPU/CPU+ソフトウエア)
は、上記「制御タイプ情報」および/または「パラメー
タ情報」を検知する。この場合、装置ユーザがなにもし
なくても、今現在装置にセットした個別ディスク10に
対して最適の記録波形でもって、記録がなされるように
なる。
【0124】次に、図8〜図10のやり方に基づく記録
波形制御をどうするかについて、もう少し具体的に説明
する。
【0125】8/16変調方式でDVDーRAMディス
クにマーク長記録を行なう場合、隣接マーク間のスペー
ス長は3T〜11Tになる。DVDーRAMディスクで
は1Tはおよそ0.14μmになるので、スペース長は
3T〜11T=0.42μm〜1.54μmとなる。
【0126】スペース長が3T=0.42μm(隣接マ
ーク間のスペースが最小の場合)、スポット径0.9μ
mのレーザでマーク形成を行なうと、そのマークの前後
両端におけるレーザ光スポットの熱的影響は隣接マーク
の端部に影響する(熱干渉する)可能性がある。この影
響の度合いは、実際に熱干渉を伴ったマーク長記録を行
ってみてその再生信号のジッタを計測すれば分かる。
【0127】スペース長が3Tのマークからの再生信号
のジッタが所定値以下(再生側で積符号を用いたECC
処理によるエラー訂正が確実に行える値)になるような
記録波形を実際のディスクに対して統計的手法で求める
ことで、前記熱干渉の影響を回避するパラメータを求め
ることができる。
【0128】熱干渉の影響はスペース長が小さい程大き
い。このため、熱干渉の影響を回避するために行なう記
録波形の補償処理の程度(具体的には記録波形の先頭/
末尾のパルスの位置、幅および/または高さ)は、スペ
ース長=3Tのときが最大となり、スペース長=4T、
5T、…と大きくなるに従い小さくなる。スペース長が
ある程度(たとえば6T)以上になれば、記録波形を格
別補償しなくても前記熱干渉の影響を事実上回避できる
ようになるかも知れない。しかし、短波長レーザが実用
化され媒体の記録密度が上がってくると、スペース長が
6T以上になっても、上記記録波形の補償処理が必要に
なる可能性はある。
【0129】以下、この発明に係る記録波形制御に関す
るポイントをまとめておく。
【0130】(1)パラメータ自動設定の方法(その
1)…記録波形の先頭パルスおよび/または末尾パルス
の位置(位相)を、隣接マーク間における熱干渉が実質
的に起きないようにパラメータ設定する。設定されたパ
ラメータは図5のパラメータメモリ4060に格納され
る。
【0131】(2)パラメータ自動設定の方法(その
2)…記録波形の先頭パルスおよび/または末尾パルス
の幅を、隣接マーク間における熱干渉が実質的に起きな
いようにパラメータ設定する。設定されたパラメータは
図5のパラメータメモリ4060に格納される。
【0132】(3)パラメータ自動設定の方法(その
3)…記録波形の先頭パルスおよび/または末尾パルス
の高さを、隣接マーク間における熱干渉が実質的に起き
ないようにパラメータ設定する。設定されたパラメータ
は図5のパラメータメモリ4060に格納される。
【0133】(4)パラメータ自動設定の対象(その
1)…実際に使用する媒体(たとえば片面4.7GB以
上の高密度DVDーRAMディスク)自体を対象とし、
媒体個々の特性のばらつきに対応したパラメータ設定を
行なう。具体的には、媒体毎にマーク長およびその前後
のスペース長をチェックして最適な記録波形を決定す
る。この決定は、図5の構成(図1のパラメータ算出手
段40)により行われる。
【0134】(5)パラメータ自動設定の対象(その
2)…媒体を使用する装置を対象とし、装置内環境変化
に適応した自動設定(媒体に対する記録波形の適宜修
正)を所定のタイミング(たとえば一定時間間隔)で自
動的に行なう。具体的には、装置内部の温度変化、記録
用レーザダイオードの経年劣化等に応じて、記録波形を
適宜修正する。
【0135】(6)パラメータ自動設定のタイミング
(その1)…実際に使用する媒体の所定箇所(たとえば
リードインの制御データエリア)にパラメータ自動設定
データを記録しておく。この媒体を装置(ビデオレコー
ダ)に装填すると、記録(録画)開始前に装置はパラメ
ータ自動設定データを読み取って、熱干渉の起きない記
録波形を自動的に選択する。
【0136】(7)パラメータ自動設定のタイミング
(その2)…1枚のDVDーRAMディスクを反復して
録再使用する(黒板ディスクとして使用する)場合。新
品時のディスクで設定した記録波形は、使い古しになっ
たディスクにとって最適波形となっていない可能性があ
る。数10〜数100回録再を反復したディスクでは、
最適記録波形を再度求める必要があるかもしれない。最
適記録波形を再度求める操作は、ユーザがマニュアル指
定する。あるいは、ディスクに録再反復数が記録されて
いるときは、その録再反復数を装置が自動的に再生しチ
ェックすることにより、最適記録波形を求める再操作
を、録画動作中以外の期間に自動的に実行できる。
【0137】(8)パラメータ自動設定のタイミング
(その3)…1枚のDVDーRAMディスクをレコーダ
内に長時間装填したまま使用する場合、レコーダの通電
時間に応じて内部温度が上昇してくる。すると、内部温
度上昇によるレコーダ自体の記録特性変化を含め、使用
媒体に対する最適記録波形が変化する可能性がある。た
とえば、通風状態の良くない装置にディスクをレコーダ
に装填したまま記録/再生を続けている場合、最初にパ
ワーオンしてから数時間〜数10時間毎に(但し録画中
以外の期間に)、再度、最適記録波形を求める必要があ
るかもしれない。最適記録波形を求める再操作は、ユー
ザがマニュアル指定する。あるいは、レコーダが、パワ
ーオン後の通電時間を計測する通電タイマまたは内部温
度センサを備えているときは、通電時間あるいは内部温
度をチェックするすることにより、最適記録波形を再度
求める操作を、録画動作中以外の期間に自動的に実行で
きる。
【0138】[実施形態の要点]現在片面容量4.7G
BのDVD−RAMは規格化作業の佳境にさしかかって
いる。内容的には既に規格化が終了している片面2.6
GBのDVD−RAMと同じ部分が多いが、その書込波
形(記録波形)の定義は異なる。
【0139】2.6GBの場合はマーク長が決まれば記
録波形は決まるが、4.7GBでは、記録波形は、
(イ)記録したいマークの前部のスペース長、(ロ)記
録したいマークの長さ、および(ハ)記録したいマーク
の後部のスペース長により、決定される。
【0140】記録波形はマルチパルスと呼ばれる櫛型波
形であり、先頭のパルスおよび最後尾のパルスの位置あ
るいはそのパルス幅を、書き込みたいデータの情報(履
歴)により変化させる。このような記録波形の補償を行
なう波形制御方式は、一種の適応制御方式といえる。
【0141】この発明の一実施の形態に係る適応制御方
式を利用した情報記録システムでは、以下の手段がキー
ポイントとなる。すなわち、記録マークの前部/後部ス
ペース長およびこのマーク自身の長さを判別して記録波
形の補正量を算出する手段(図1の40);上記補正量
に基づき、記録マークの書込波形(記録波形)を制御す
る手段(図1の20)。
【0142】さらに、実際に使用する個々の媒体(DV
DーRAMディスク10)に応じて複数種類の記録波形
を使い分けできるようにするために、媒体の所定箇所
に、その媒体で使用される記録波形に関する識別情報を
記録することもできる。
【0143】たとえば、前記制御手段が記録波形の先頭
/末尾パルスの位置(位相)を変更する決定を行なうこ
とにより記録波形の適応制御がなされる場合は、パルス
位置制御を示す識別情報が媒体の所定箇所(たとえばリ
ードインの制御データ領域)に記録され、前記制御手段
が記録波形の先頭/末尾パルスのパルス幅を変更する決
定を行なうことにより記録波形の適応制御がなされる場
合は、パルス幅制御を示す識別情報が媒体の制御データ
領域に記録され、前記制御手段が記録波形の先頭/末尾
パルスのパルス高を変更する決定を行なうことにより記
録波形の適応制御がなされる場合は、パルス高制御を示
す識別情報が媒体の制御データ領域に記録される。
【0144】この媒体を使用する記録再生装置(具体的
にはDVDーRAMビデオレコーダ)は、装置に装填さ
れた媒体から上記識別情報を読み出し、読み出した識別
情報に基づいて、その媒体に最適の記録波形を選択し
て、適応制御を行なえるようになる。
【0145】
【発明の効果】上述したような適応制御により、量産さ
れる製品レベルでみればある程度のばらつきが避けられ
ない大容量(片面4.7GB以上)DVD−RAMディ
スクへの高密度記録再生において、記録マーク間におけ
る熱干渉に起因する影響(再生信号のジッタ等)を回避
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る情報記録システ
ムの概要を説明するための図。
【図2】図1の記録手段/再生手段30の内部構成を説
明するブロック図。
【図3】図1の記録波形内パルス位置/幅制御手段20
の内部構成を説明するブロック図。
【図4】図3の制御手段20の動作を説明するタイミン
グチャート図。
【図5】図1のパラメータ算出手段40の内部構成を説
明するブロック図。
【図6】図5のパラメータ算出手段40の動作を説明す
るフローチャート図。
【図7】図1の制御手段20により生成される記録パル
スの波形例および記録波形最後尾のクーリングパルスの
作用を説明する波形図。
【図8】図1の制御手段20により記録波形の先頭(フ
ァーストパルス)および/または末尾(ラストパルス)
の位置(位相)を調整する場合を説明する波形図。
【図9】図1の制御手段20により記録波形の先頭(フ
ァーストパルス)および/または末尾(ラストパルス)
のパルス幅を調整する場合を説明する波形図。
【図10】図1の制御手段20により記録波形の先頭
(ファーストパルス)および/または末尾(ラストパル
ス)のパルス高を調整する場合を説明する波形図。
【図11】この発明が適用されない場合の、隣接記録マ
ーク間における熱干渉による影響を概略的に説明する
図。
【符号の説明】
10…光ディスク(記録媒体;相変化記録型DVDーR
AMディスク); 12…スピンドルモータ; 20…記録波形内のパルス位置/パルス幅制御手段; 200…NRZI(ノン・リターン・ツー・ゼロ・イン
バーテッド)変換部; 202…ラン長カウンタ; 204…NRZI信号の立ち上がり検出部; 206…NRZI信号の立ち下がり検出部; 208…ラン長レジスタ; 210…ファーストソースパルス生成部; 212…マルチソースパルス生成部; 214…ラストソースパルス生成部; 220…シフト前(位置調整前)ファーストパルス生成
部; 222…ファーストゲートパルス生成部; 224…ファーストパルス生成部; 232…マルチゲートパルス生成部; 234…マルチパルス生成部; 240…シフト前(位置調整前)ラストパルス生成部; 242…ラストゲートパルス生成部; 244…ラストパルス生成部; 250…記録パルス生成部; 30…記録手段/再生手段; 300…LD(レーザダイオード)ドライバ; 310…光検出器(フォトダイオード); 312…プリアンプ; 314…レベルスライサ; 316…PLL(位相ロックループ)回路; 40…パラメータ算出手段; 400…パターン判別部; 402…エッジ位相差パルス発生部; 404…T−V(パルス幅ー電圧)変換部; 406…パラメータ演算部; 4060…パラメータメモリ; 4062…演算ユニット(MPU/CPU); 408…ライト波形(記録波形)発生部; B1…レーザ光ビーム(記録); B2…レーザ光ビーム(再生); CC…チャネルクロック; BS…2値化信号; WCA…波形補正量; RD…記録データ; RC…基準クロック; RL…ラン長データ; RWP…記録波形パルス; MDS…変調データ信号; NRS…NRZI信号; UDS…立ち上がり検出信号; DDS…立ち下がり検出信号; FSP…ファーストソースパルス; MSP…マルチソースパルス; LSP…ラストソースパルス; BSFP…シフト前(位置調整前)ファーストパルス; BSLP…シフト前(位置調整前)ラストパルス; FGP…ファーストゲートパルス; MGP…マルチゲートパルス; LGP…ラストゲートパルス; ML/SL…マーク長/スペース長データ; FP…ファーストパルス; MP…マルチパルス; LP…ラストパルス; CP…クーリングパルス; S-1、S+1、S+2…スペースのラン長; M-2、M0、M+1、M+3…マークのラン長; PL…マーク先頭側のエッジ位相差パルス; PT…マーク末尾側のエッジ位相差パルス; ΔtL(4,4)…マーク先頭側の波形補正量; ΔtT(4,4)…マーク先頭側の波形補正量。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 定也 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 (72)発明者 大澤 英昭 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】使用する記録媒体から記録に関する情報を
    再生する再生手段と;前記再生手段により再生された情
    報に基づき前記媒体に対する記録パラメータを算出する
    パラメータ算出手段と;前記算出された記録パラメータ
    に基づき記録データの記録波形を生成する記録波形制御
    手段と;前記生成された記録波形で前記媒体に記録を行
    なう記録手段とを具備したことを特徴とする情報記録シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記記録波形制御手段が、前記パラメー
    タ算出手段で算出された記録パラメータに基づき記録波
    形の先頭にあるファーストパルスおよび/または末尾に
    あるラストパルスの位置若しくはその幅を調整する調整
    手段を含むことを特徴とする請求項1に記載のシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体の所定エリアに、前記算出
    された記録パラメータに基づく記録波形に関係した情報
    を記録するように構成したことを特徴とする請求項1に
    記載のシステム。
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