JP2001107075A - 水系作動液 - Google Patents

水系作動液

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JP2001107075A
JP2001107075A JP28388699A JP28388699A JP2001107075A JP 2001107075 A JP2001107075 A JP 2001107075A JP 28388699 A JP28388699 A JP 28388699A JP 28388699 A JP28388699 A JP 28388699A JP 2001107075 A JP2001107075 A JP 2001107075A
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hydraulic fluid
weight
acid
integer
aqueous
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JP28388699A
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Kazuaki Abe
和明 阿部
Nobuaki Watabe
暢明 渡部
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Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 難燃性及び廃液処理性に優れた水系作動液を
提供する。 【解決手段】 A)C2〜40の不飽和炭化水素とC3
〜40の不飽和カルボン酸又はその誘導体から製造され
る数平均分子量が500〜40000の共重合体の水溶
性塩0.5〜20重量%、B)アニオン系界面活性剤
0.5〜50重量%、C)一般式1のポリアルキレング
リコ−ル0.5〜75重量%、D)潤滑油 0〜50重
量%及びE)水1〜98.5重量%を含む水系作動液。 R1 〔O(EO)k (PO)m (CP 2PO)n 2
c ・・・ (1) {EOはエチレンオキシド、POはプロピレンオキシ
ド、Rは炭素数aの1〜6価の炭化水素基、Rは炭
素数bの一価の炭化水素基、aとbは1〜40の、pは
1又は4〜20の、k,m,nはすべてが同時に0にな
らない0〜80の、cは1〜6の整数であって、さらに
Qが0.32以下となる整数を示す。 Q=[(k+m+n+1)*c]/[a+(2k+3m
+pn+b)*c]}

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水系作動液に関し、
詳しくは、難燃性、及び廃液処理性のいずれもが優れる
水系作動液に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧設備に使用する作動液は、火災防止
の観点から難燃性が要求され、特に、製鉄所の圧延機械
やダイカストマシンなどの高熱物体を扱う油圧設備に用
いる作動液では極めて高い難燃性が要求される。この難
燃性作動液には一般に水を含んだ作動液が使用され、
水、グリコ−ル及び増粘剤であるポリアルキレングリコ
−ルからなる水−グリコ−ル系作動液と水と鉱油とを界
面活性剤で乳化させた乳化系油剤とが知られている。
【0003】しかし、水−グリコ−ル系作動液は水に無
制限に溶解するため、これが廃水に漏洩した場合分離除
去が困難であり、廃液処理に多大な時間と費用を要す
る。このことは、排水規制が厳しくなった今日、これを
使用する場合の重大問題となっている。これに対し、乳
化系油剤は、廃液処理性の向上を図ったものであり、油
の中に水を含んだW/O系油剤と、水の中に油を含んだ
O/W系油剤がある。しかしながら、W/O系油剤は含
ませ得る水の量が水−グリコ−ル系作動液に比べて少な
いため難燃性が不充分である。また、使用する界面活性
剤の中には水溶性の非イオン系のものもあり、この廃液
処理性も充分ではない。また比較的多量に水を配合でき
るO/W系油剤は難燃性は優れるが、油分が少なく潤滑
性に劣るため機器の摩擦、摩耗を防止できない欠点があ
る。
【0004】従って、潤滑性を保ことを前提に、難燃性
と廃液処理性がともに優れた水系作動液の出現が要望さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記観点から
なされたもので、実用的潤滑性を有する水系作動液であ
って、難燃性と廃液処理性がともに優れた水系作動液を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、特定の重
合体と特定の界面活性剤等を組み合わせた組成物が上記
本発明の目的を達成しうることを見いだし本発明を完成
したものである。すなわち本発明の概要は以下の通りで
ある。
【0007】〔1〕 (A)炭素数2〜40の不飽和炭
化水素と炭素数3〜40の不飽和カルボン酸又はその誘
導体とから製造される数平均分子量が500〜4000
0の共重合体の水溶性塩0.5〜20重量%、(B)ア
ニオン系界面活性剤0.5〜50重量%、(C)下記の
一般式(1)で表されるポリアルキレングリコ−ル0.
5〜75重量%、(D)潤滑油 0〜50重量%,及び
(E)水1〜98.5重量%を含む水系作動液。
1 〔O(EO)k (PO)m (Cp 2pO)n 2 c ・・・ (1) { 式(1)中、EOはエチレンオキサイド、POはプ
ロピレンオキサイドを示し、R1 は炭素数aの1〜6価
の炭化水素基、R2 は炭素数bの一価の炭化水素基を示
し、aは1〜40の整数、bは1〜40の整数、pは1
又は4〜20の整数、k,m,nは、すべてが同時に0
になることのない0〜80の整数、cは1〜6の整数で
あって、さらに下記の式で定義されるQの値が0.32
以下となる整数を示す。 Q=〔(k+m+n+1)*c〕/〔a+(2k+3m
+pn+b)*c〕}
【0008】〔2〕 (C)の(1)式におけるR2
炭素数bの一価の炭化水素基で、bが1〜20である前
記〔1〕に記載の水系作動液。 〔3〕 (A)の炭素数3〜40の不飽和カルボン酸が
いずれもアルキル基で置換されていてもよいマレイン酸
又は無水マレイン酸である前記〔1〕又は〔2〕に記載
の水系作動液。 〔4〕 (A)がアルカリ金属塩、アルカリ土類金属
塩、アンモニウム塩若しくはアルカノ−ルアミン塩であ
る前記〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の水系作動液。 〔5〕 (B)のアニオン系界面活性剤がカルボン酸塩
及びスルホン酸塩から選ばれた1種または2種以上であ
る前記〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の水系作動液。
【0009】〔6〕 (B)のアニオン系界面活性剤が
分子の中央に極性基を有する化合物である前記〔1〕〜
〔5〕のいずれかに記載の水系作動液。 〔7〕 (C)の一般式(1)がQ≦0.30を満たす
ポリアルキレンレングリコ−ルである前記〔1〕〜
〔6〕のいずれかに記載の水系作動液。 〔8〕 (E)の水の含有量が10〜80重量%である
前記〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の水系作動液。
〔9〕 (E)の水の含有量が30重量%以上である前
記〔8〕に記載の水系作動液。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明はA,B,C及びE、又は
A,B,C,D,Eの各成分で構成される水系作動液で
ある。以下各成分について順次説明する。 〔A成分〕本発明の水系作動液は(A)成分として、炭
素数2〜40の不飽和炭化水素と炭素数3〜40の不飽
和カルボン酸又はその誘導体とから製造される平均分子
量が500〜40000の共重合体の水溶性塩を用い
る。この共重合体の水溶性塩は、本発明の水系作動液の
粘度を増大させ(増粘作用)、潤滑性を高める作用があ
る。
【0011】上記(A)成分を構成する共重合体は、前
記不飽和炭化水素と不飽和カルボン酸又はその誘導体か
ら製造される共重合体であって、この両者のみからなる
共重合体の他に、それ以外のモノマ−などを含む3種以
上のもので構成される共重合体であってもよい。
【0012】また、ここでいう共重合体は、いかなる共
重合体であってもよく、例えば、ランダム共重合体、ブ
ロック共重合体、グラフト共重合体、或いは不飽和炭化
水素の重合体と不飽和カルボン酸との単なる結合体であ
ってもよい。
【0013】本発明の(A)成分の共重合体を構成する
不飽和炭化水素は、炭素数2〜40の不飽和炭化水素で
ある。上記炭素数2〜40の不飽和炭化水素としては、
モノオレフィンやその重合体が挙げられる。モノオレフ
ィンとしては、イソブチレンや炭素数2〜20のα−オ
レフィンが例示でき、α−オレフィンとしては炭素数4
〜16のものが特に好適である。α−オレフィンの具体
例は、例えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、,
1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル
−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデ
セン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オク
タデセン、1−エイコセンなどが挙げられる。また、オ
レフィンの重合体としては、ジイソブチレンや上記炭素
数2〜20のα−オレフィンの重合体又は共重合体が挙
げられる。
【0014】上記の不飽和炭化水素のなかでもジイソブ
チレン、炭素数8〜12のα−オレフィン及びそれらの
2〜4量体が特に好適な例として挙げることができる。
【0015】なお、上記の不飽和炭化水素は1種用いて
もよいし2種以上用いてもよい。
【0016】次に、(A)成分の共重合体を構成する炭
素数3〜40の不飽和カルボン酸又はその誘導体として
は、特に制限はなく、例えば種々のα、β不飽和カルボ
ン酸、その無水物さらには、そのエステルなどを使用で
きる。具体的には例えば、アクリル酸、メタクリル酸な
どのモノカルボン酸、マレイン酸、フマ−ル酸、イタコ
ン酸、シトラコン酸、テトラヒドロフタル酸などのジカ
ルボン酸が不飽和カルボン酸の代表例として、また、無
水マレイン酸、無水フマ−ル酸、無水イタコン酸、無水
シトラコン酸、テトラヒドロ無水フタル酸などの不飽和
カルボン酸無水物、アクリル酸メチル、メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、マレ
イン酸モノメチル、マレイン酸ジメチル、フマ−ル酸ジ
エチル、イタコン酸ジメチル、シトラコン酸ジエチル、
テトラヒドロ無水フタル酸ジメチルなどの不飽和カルボ
ン酸エステルなどを不飽和カルボン酸の誘導体の代表例
として挙げることができる。これらのうち、不飽和カル
ボン酸と不飽和カルボン酸無水物が好適であり、特にマ
レイン酸と無水マレイン酸が反応性が高いため好まし
い。
【0017】なお、上記で説明した不飽和カルボン酸又
はその誘導体は、アルキル基で置換されていてもよい。
【0018】これらの不飽和カルボン酸又はその誘導体
は1種用いてもよいし2種以上用いてもよい。
【0019】(A)成分を構成する共重合体における不
飽和炭化水素と不飽和カルボン酸との構成割合は、特に
制限はなく広い範囲のものが使用できる。具体的には,
不飽和炭化水素:不飽和カルボン酸=98〜2:2〜9
8(モル比、以下同じ),さらには95〜5:5〜9
5、特に80〜20:20〜80であるのが好ましく用
いられる。
【0020】さらに、(A)成分に用いる上記以外のモ
ノマ−又は重合体としては、種々のものが使用できる。
代表例として、炭素数1〜20のアルキルビニルエ−テ
ルなどのビニルエ−テル類、アリルアルコ−ルなどのア
ルコ−ル類が挙げられる。
【0021】これらビニルエ−テル類等のその他のモノ
マ−又は重合体の割合は特に制限はなく任意であるが、
(A)成分の共重合体全体の50%以下であることが好
ましい。
【0022】本発明の(A)成分として用いる共重合体
の分子量は、500〜40000、さらには、5000
〜20000,特に7500〜15000のものが好適
である。共重合体の分子量が500未満では増粘効果が
不充分となり、本発明の目的である水系作動液の潤滑性
が得られない恐れがある。また、共重合体の分子量が4
0000を超えると剪断による分子量の低下が生じ、水
系作動液の粘度低下によるトラブルを招く場合がある。
【0023】次に,(A)成分として用いる共重合体の
水溶性塩としては、上記共重合体のアルカリ金属塩、ア
ルカリ土類金属塩、アンモニウム塩及び各種アミン塩が
好適である。アルカリ金属塩のアルカリ金属としてはL
i,Na,Kなど、アルカリ土類金属塩のアルカリ土類
金属としてはMg,Ca,Ba,アミン塩のアミンとし
てはアルカノ−ルアミン、具体的にはモノエタノ−ルア
ミン、ジエタノ−ルアミン、トリエタノ−ルアミンが挙
げられる。
【0024】これらの塩は、共重合体のカルボン酸のす
べてを塩としてもよいし、カルボン酸の一部のみを塩と
してもよい。
【0025】本発明の(A)成分の代表例としては、例
えば、下記の共重合体のNa塩、K塩、アンモニウム
塩、ジエタノ−ルアミン塩、トリエタノ−ルアミン塩が
挙げられる。主な共重合体は、デセン−イソブチレン−
マレイン酸共重合体、デセン−マレイン酸共重合体、イ
ソブチレン−マレイン酸共重合体、デセン−ジイソブチ
レン−マレイン酸共重合体、ジイソブチレン−マレイン
酸共重合体、デセン−イソブチレン−アクリル酸共重合
体、デセン−アクリル酸共重合体、イソブチレン−アク
リル酸共重合体、デセン−ジイソブチレン−アクリル酸
共重合体、ジイソブチレン−アクリル酸共重合体、イソ
ブチレン−メタクリル酸共重合体、デセン−イソブチレ
ン−メタクリル酸 共重合体、ジイソブチレン−メタク
リル酸共重合体、ドデセン−マレイン酸共重合体、ドデ
セン−ジイソブチレン−マレイン酸共重合体、ドデセン
−イソブチレン−アクリル酸共重合体、ドデセン−アク
リル酸共重合体、ドデセン−ジイソブチレン−アクリル
酸共重合体、デセントリマ−−マレイン酸共重合体、デ
センダイマ−−ジイソブチレン−マレイン酸共重合体、
ジイソブチレン−エチルビニルエ−テル−マレイン酸共
重合体、デセン−エチルビニルエ−テル−マレイン酸共
重合体、デセン−トリエチレングリコ−ルビニルエ−テ
ル−マレイン酸共重合体、ジイソブチレン−アリルアル
コ−ル−マレイン酸共重合体、デセン−ジイソブチレン
−アリルアルコ−ル−マレイン酸共重合体、デセン−ジ
イソブチレン−マレイン酸−アクリル酸共重合体などで
ある。
【0026】これら(A)成分の共重合体の水溶性塩は
1種用いてもよいが、2種以上を併用して用いてもよ
い。
【0027】本発明においては(A)成分の配合量は、
水系作動液を基準に0.5〜20重量%,好ましくは1
〜15重量%,さらに好ましくは2〜10重量%であ
る。0.5重量%未満では充分な粘度の増大効果が認め
られず、20重量%を超えると過度の粘度増大をもたら
し水系作動液として好ましくないことがある。
【0028】〔B成分〕本発明の水系作動液は(B)成
分としてアニオン界面活性剤を用いる。アニオン界面活
性剤は、前記(A)成分及び後述の(C)成分とともに
本発明の水系作動液の溶液安定性を確保する作用をす
る。
【0029】ここで用いるアニオン界面活性剤は特に制
限はなく種々のものが使用できるが、中でもカルボン酸
塩、スルホン酸塩が好適に用いられる。カルボン酸塩の
カルボン酸としては、例えば、炭素数8〜54の脂肪酸
又は、脂肪酸の重縮合物、炭素数8〜54で1〜4価の
芳香族カルボン酸が挙げられる。具体的には、オクチル
酸、イソオクチル酸、ノナン酸、イソノナン酸、3,
3,5−トリメチルヘキサン酸、デカン酸、イソデカン
酸、ウンデカン酸、ドデカン酸、トリデカン酸、テトラ
デカン酸、ペンタデカン酸、ヘキサデカン酸、ヘプタデ
カン酸、オクタデカン酸(ステアリン酸)、イソステア
リン酸、オレイン酸、ダイマ−酸、1,2,3,4−ブ
タンテトラカルボン酸、トリメリット酸、ピロメリット
酸、ドデシルトリメット酸、ドデシル安息香酸、ドデシ
ルサリチル酸、2−ヘキシルデカン酸、ノネニルコハク
酸、オクチルコハク酸、ノネニルコハク酸−イソステア
リルアルコ−ルモノエステル、トリメリット酸−イソス
テアリルアルコ−ルジエステル、ダイマ−ジオ−ル−ジ
(ノネニルコハク酸)ジエステル、1,2,3,4−ブ
タンテトラカルボン酸−イソステアリルアルコ−ルトリ
エステル、ノネニルコハク酸−ペンタエチレングリコ−
ルモノオレイルエ−テル−モノエステル、ジオクチルス
ルホコハク酸、ラウリルスルホン酸、スルホコハク酸−
トリエチレングリコ−ルドデシルエ−テル−モノエステ
ル、2,2−ジメチロ−ルブタン酸−オレイン酸ジエス
テルなどを例示できる。
【0030】また、スルホン酸塩のスルホン酸として
は、アルキルスルホコハク酸、アルキルスルホン酸、パ
ラトルエンスルホン酸、トルエンスルホン酸などが挙げ
られる。
【0031】またこれらの塩としては、アルカリ金属
塩、アルカリ土類金属塩及び各種アミン塩が好適であ
り、その具体例は、上記(A)成分の水溶性塩で挙げた
ものと同じものを挙げることができる。但し、この
(B)成分の塩は必ずしも水溶性である必要はなく、水
に不溶であっても有効に用いることができる。
【0032】これらの中でも、特に、アルキル基などの
親油基に対し カルボキシル基やスルホン酸基などの極
性基が分子の中央に位置する分子形状のアニオン界面活
性剤が、特に浸透力を向上するため好ましい。
【0033】従って、本発明の(B)成分としは2−ヘ
キシルデカン酸Na やK,ジオクチルスルホコハク酸N
a やKが特に好ましい代表例である。
【0034】これら(B)成分のアニオン界面活性剤は
1種用いてもよいが、2種以上を併用して用いてもよ
い。
【0035】本発明においては(B)成分の配合量は、
水系作動液を基準に0.5〜50重量%,好ましくは
2〜40重量%,特に好ましくは5〜30重量%であ
る。配合量が、0.5重量%未満では水系作動液が不安
定になり、配合量が50重量%を超えると水系作動液の
流動点が高くなって不都合な場合がある。
【0036】〔C成分〕本発明の水系作動液では(C)
成分として,下記の一般式(1)で表されるポリアルキ
レングリコ−ルを用いる。 R1 〔O(EO)k (PO)m (CP 2PO)n 2 c ・・・ (1) このポリアルキレングリコ−ルは、主に本発明の水系作
動液に廃液処理性を付与する作用をする。
【0037】上記一般式(1)中の、EOはエチレンオ
キサイドを、POはプロピレンオキサイドを示す。プロ
ピレンオキサイドは、n−プロピレンオキサイドであっ
てもよく分岐のイソプロピレンオキサイドでもよい。
【0038】また、一般式(1)中のR1 は炭素数aの
1〜6価の炭化水素基であり、aは1〜40の整数を示
す。
【0039】このR1 で表される炭化水素基には、1価
の炭化水素基である炭素数1〜40、好ましくは1〜3
0の直鎖又は分岐、飽和又は不飽和のアルキル基、エチ
レン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンチレン基、ヘ
キシレン基、ヘプチレン基、オクチレン基、ノニレン基
デシレン基、シクロペンチレン基、シクロヘキシレン基
などの2価の炭化水素基、トルメチロ−ルプロパン、グ
リセリン、ペンタエルスリト−ル、ソルビト−ル、1,
2,3−トリヒドロキシシクロヘキサン、1,3,5−
トリヒドロキシシクロヘキサンなどの多価アルコ−ルか
ら水酸基を除いた残基が3〜6価の炭化水素基として含
まれる。
【0040】上記一般式(1)中の、pは1又は4〜2
0、好ましくは1又は4〜6の整数を示す。つまり、C
P 2POはメチレンオキサイド、ブチレンオキサイド、
ペンチレンオキサイド、ヘキシレンオキサイド、ヘプチ
レンオキサイド、オクチレンオキサイドなどを表してい
る。これらのブチレンオキサイドなどは直鎖タイプであ
ると、各種分岐タイプであるとを問わない。
【0041】次に、上記一般式(1)中のR2 は炭素数
bの一価の炭化水素基、すなわち、直鎖、分岐若しくは
環状、飽和又は不飽和の炭化水素基であり、bは1〜4
0,好ましくは1〜20、特に好ましくは1〜3の整数
である。具体的には例えば、メチル基、エチル基、n−
プロピル基、イソプロピル基、各種ブチル基、各種ペン
チル基、各種ヘキシル基、各種ヘプチル基、各種オクチ
ル基、各種ノニル基、各種デシル基、シクロペンチル
基、シクロヘキシル基などが挙げられる。これらのうち
で、特にメチル基が好ましい。
【0042】一方、上記一般式(1)中のk,m,n
は、すべてが同時に0になることのない0〜80,好ま
しくは0〜20の整数である。
【0043】また、cは、炭化水素基R1 の価数に相当
する数値であって1〜6の整数である。つまり、Rが1
価のアルコ−ル残基であればcは1,Rが2価のアルコ
−ル残基であればcは2、Rが3価のアルコ−ル残基で
あればcは3などとなる。
【0044】上記一般式(1)中の各変数は、さらに下
記の式で定義されるQの値が0.32以下、好ましくは
0.30以下となる場合に本発明の目的を充分に達する
ことができる。
【0045】Q=〔(k+m+n+1)*c〕/〔a+
(2k+3m+pn+b)*c〕 このQが上記の値を満たし、本発明の水系作動液は
(C)成分として使用できるポリアルキレングリコ−ル
は、例えば以下のものを挙げることができる。
【0046】まず、R2 がb=1の炭化水素基、即ちR
2 がメチル基の場合は、次のものである。EOのみの付
加物では、即ち、c=1,m=0,n=0,b=1で
は、a、即ちR1 は炭素数が(9k+17)/8以上の
アルキル基のポリアルキレングリコ−ル(kはEOの付
加モル数)、POとEOの付加物では、即ち、c=1,
n=0,b=1では、EOとPOによって変化するが、
例えば、PO(2),EO(8)のときは(数字はモル
数,以下同じ),R1 は炭素数が12以上のアルキル
基、PO(5),EO(5)のときは、R1 は炭素数が
9以上のアルキル基、PO(8),EO(2)のとき
は、R1 は炭素数が8以上のアルキル基のポリアルキレ
ングリコ−ルがそれぞれ該当し、POのみの付加物で
は、即ち、c=1,k=0,n=0,b=1では、R1
は炭素数が(m+17)/8以上のアルキル基のポリア
ルキレングリコ−ルが該当する(mはPOの付加モル
数)。
【0047】また、BO(ブチレンオキサイド)のみの
付加物では、即ち、c=1,k=0,p=4,b=1で
は、R1 は炭素数が1以上のアルキル基のポリアルキレ
ングリコ−ルが該当する。
【0048】次に、R1 がグリセリンから水酸基を除い
た残基、即ちa=3である場合は次のようになる。EO
のみの付加物では、即ち、a=3,m=0,n=0,c
=3では、bつまりR2 は炭素数が(9k+17)/8
以上の炭化水素基のポリアルキレングリコ−ル、POと
EOの付加物では、即ち、a=3,n=0,b=3で
は、例えば、PO(2),EO(8)のときはR2 は炭
素数が12以上の炭化水素基,PO(5),EO(5)
のときはR2 は炭素数が9以上の炭化水素基,PO
(8),EO(2)のときてはR2 は炭素数が6以上の
炭化水素基のポリアルキレングリコ−ルがそれぞれ該当
し、POのみの付加物では、即ち、a=3,k=0,n
=0,c=1ではR2 は炭素数が(m+17)/8以上
の炭化水素基のポリアルキレングリコ−ルがそれぞれ該
当する。
【0049】同様にさらに、R1 がトリメチロ−ルプロ
パンから水酸基を除いた残基、即ちa=6、c=3の場
合については次のようになる。EOのみの付加物では、
a=6,m=0,n=0,c=3であるからR2 は炭素
数が(9k+9)/8以上の炭化水素基のポリアルキレ
ングリコ−ル、POとEOの付加物では、例えば、PO
(8),EO(2)のときR2 は炭素数が11以上の炭
化水素基、PO(5),EO(5)のときR2 は炭素数
が8以上の炭化水素基,PO(2),EO(8)のとき
2 は炭素数が5以上の炭化水素基のポリアルキレング
リコ−ルがそれぞれ該当し、POのみの付加物では、R
2 は炭素数が(m+9)/8以上の炭化水素基のポリア
ルキレングリコ−ルが該当する。
【0050】これら(C)成分のポリアルキレングリコ
−ル1種用いてももよいが、2種以上を併用して用いて
もよい。
【0051】本発明においては(C)成分の配合量は水
系作動液を基準に0.5〜75重量%,好ましくは1〜
50重量%である。
【0052】〔D成分〕本発明の水系作動液において
は、必要に応じて(D)成分として、潤滑油を用いるこ
とができる。本発明で潤滑油とは、通常の潤滑油剤の基
油及び添加剤として用いられる基材をいう。これを配合
することによって、潤滑性を高め、さらにその他の所望
の性能を付与することができる。
【0053】基油としては、各種鉱油、例えば、溶剤精
製、水添精製により得られる70,100、150、3
00,500等各ニュ−トラル油やブライトストック
油、各種合成油、例えばポリα−オレフィン、エステ
ル、エ−テル、アルキルベンゼン、アルキルナフタレン
など、さらには、動植物油、例えばラ−ド油、ゴマ油、
菜種油など及びこれらの硫化物など、さらには、各種硫
化物、例えば硫化鉱油、硫化オレフィンなどが挙げられ
る。
【0054】また、添加剤としては、潤滑性向上剤、酸
化防止剤、防錆剤、気相防錆剤、防食剤、銅不活性剤、
粘度指数向上剤、流動点降下剤、消泡剤、湿潤剤、ミス
ト化抑制剤等を挙げることができる。
【0055】本発明においては(D)成分の潤滑油の配
合量は通常水系作動液を基準に0〜50重量%配合し、
特に、基油を0〜30重量%,添加剤を0〜20重量%
配合するのが好ましい。
【0056】〔E成分〕本発明においては、(E)成分
として水を用いる。水系作動液である以上不可欠の成分
である。これによって、難燃性が付与される。
【0057】(E)成分として用いる水の配合量は、特
に制限はなく、通常水系作動液を基準に1重量%以上配
合するが、好適な水の配合量は10重量%以上,さらに
は30重量%以上,特に40重量%以上である。10重
量%以上で消防法の非危険物となり、30重量%以上で
ほぼ難燃性になり、40重量%以上でほぼ不燃性にする
ことができる。一方、配合量の上限は98.5重量%で
ある。しかし、水の量が多すぎると流動点が高くなり、
実用上不都合が生ずる場合もあるので、使用環境に応じ
た水分量で使用することが好ましく、80重量%以下が
好ましい場合がある。
【0058】〔水系作動液〕上記各成分から構成される
本発明の水系作動液は、40℃の動粘度が10〜100
mm2 /s,好ましくは30〜70mm2 /s、流動点
が−5℃以下であるものが好ましい。
【0059】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに具体的に説
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。 〔実施例1〜20及び比較例1〜6〕各成分をそれぞれ
第1表〜第4表及び第5表に示した割合(重量%)で配
合して水系作動液を調整した。得られた水系作動液につ
て廃液処理性を評価した。また40℃の動粘度,流動点
も測定した。これらの結果を第1表〜第5表に示した。
なお、廃液処理性は下記の方法で行った。
【0060】廃液処理性の評価方法 まず、試料の0.5%水溶液を100g調製する。その
水溶液を50gずつに分け,一方を下記のように処理
し,もう一方は処理前試料として用いる。処理方法は次
のように行う。上記水溶液(処理用:50g)に,硫
酸バンド400ppmを添加する。5%硫酸でpH
3.5になるように調節し,およそ100rpmで2分
攪拌する。消石灰でpH7〜8になるように調節し,
さらに2分攪拌する。高分子凝集剤〔栗田工業(株)
製クリフロックPA331)を2ppm添加し,50r
pmで 30秒攪拌後,30分静置する。濾紙(N
o.5c)で濾過する。続いて、処理前試料及び上記処
理によって得られた濾液の有機物の全有機炭素量(TO
C)をJIS K−0102に準拠して測定する。上記
の測定結果から、廃液処理性、つまり有機物の除去率を
次式により算出する。
【0061】廃液処理性(TOC除去率%)=100*
(処理前−処理後)/処理前濃度
【0062】
【表1】
【0063】
【表2】
【0064】
【表3】
【0065】
【表4】
【0066】
【表5】
【0067】〔実施例21〜24及び比較例7〜8〕実
施例4,9,12,15及び水−グリコ−ル系作動油
(比較例5)及びW/O系油剤(比較例6)について、
難燃性の評価を行なった。結果を第6表に示す。
【0068】難燃性の評価方法 評価は油圧配管のピンホール火災を想定して,高圧噴霧
燃焼試験を行なった。ノズルを備えたオートクレーブか
らミスト状に噴霧させた作動液にバーナーで着火し,1
0秒間予備燃焼させた後バーナーを取り去り,その後の
燃焼状態で評価した。なお,30秒以上継続燃焼したも
のについては,その時点で試験を打ち切りった。
【0069】(試験条件) 噴霧圧力:70kg/cm2G(窒素加圧) 試料液温:60℃ ノズル:Monarch60°PL2.25(ホロウコ
ーンタイプ) ノズル−バーナー間:10cm 予備燃焼時間:10秒 オートクレーブ容量:1L
【0070】
【表6】
【0071】
【発明の効果】本発明の水系作動液は、難燃性が優れる
と共に、廃液処理性も優れた水系作動液である。
【0072】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10M 145/10 C10M 145/10 145/26 145/26 173/02 173/02 // C10N 20:04 C10N 20:04 30:00 30:00 Z 40:08 40:08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)炭素数2〜40の不飽和炭化水素
    と炭素数3〜40の不飽和カルボン酸又はその誘導体と
    から製造される数平均分子量が500〜40000の共
    重合体の水溶性塩0.5〜20重量%、(B)アニオン
    系界面活性剤0.5〜50重量%、(C)下記の一般式
    (1)で表されるポリアルキレングリコ−ル0.5〜7
    5重量%、(D)潤滑油 0〜50重量%,及び(E)
    水1〜98.5重量%を含む水系作動液。
    1 〔O(EO)k (PO)m (Cp 2pO)n 2 c ・・・ (1) { 式(1)中、EOはエチレンオキサイド、POはプ
    ロピレンオキサイドを示し、R1 は炭素数aの1〜6価
    の炭化水素基、R2 は炭素数bの一価の炭化水素基を示
    し、aは1〜40の整数、bは1〜40の整数、pは1
    又は4〜20の整数、k,m,nは、すべてが同時に0
    になることのない0〜80の整数、cは1〜6の整数で
    あって、さらに下記の式で定義されるQの値が0.32
    以下となる整数を示す。 Q=〔(k+m+n+1)*c〕/〔a+(2k+3m
    +pn+b)*c〕}
  2. 【請求項2】 (C)の(1)式におけるR2 が炭素数
    bの一価の炭化水素基で、bが1〜20である請求項1
    に記載の水系作動液。
  3. 【請求項3】 (A)の炭素数3〜40の不飽和カルボ
    ン酸がいずれもアルキル基で置換されていてもよいマレ
    イン酸又は無水マレイン酸である請求項1又は2に記載
    の水系作動液。
  4. 【請求項4】 (A)がアルカリ金属塩、アルカリ土類
    金属塩、アンモニウム塩若しくはアルカノ−ルアミン塩
    である請求項1〜3のいずれかに記載の水系作動液。
  5. 【請求項5】 (B)のアニオン系界面活性剤がカルボ
    ン酸塩及びスルホン酸塩から選ばれた1種または2種以
    上である請求項1〜4のいずれかに記載の水系作動液。
  6. 【請求項6】 (B)のアニオン系界面活性剤が分子の
    中央に極性基を有する化合物である請求項1〜5のいず
    れかに記載の水系作動液。
  7. 【請求項7】 (C)の一般式(1)がQ≦0.30を
    満たすポリアルキレンレングリコ−ルである請求項1〜
    6のいずれかに記載の水系作動液。
  8. 【請求項8】 (E)の水の含有量が10〜80重量%
    である請求項1〜7のいずれかに記載の水系作動液。
  9. 【請求項9】 (E)の水の含有量が30重量%以上で
    ある請求項8に記載の水系作動液。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7538497B2 (ja) 2020-04-03 2024-08-22 シェルルブリカンツジャパン株式会社 水-グリコール系作動液
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