JP2001106093A - 四輪車の操舵装置 - Google Patents

四輪車の操舵装置

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JP2001106093A JP28670299A JP28670299A JP2001106093A JP 2001106093 A JP2001106093 A JP 2001106093A JP 28670299 A JP28670299 A JP 28670299A JP 28670299 A JP28670299 A JP 28670299A JP 2001106093 A JP2001106093 A JP 2001106093A
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lever
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総介 木野内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 四輪車の操舵装置において、減速ギア機構の
前後方向の配置の自由度並びに軽い操舵力を確保すると
共に、ハンドル切換時におけるバックラッシュを防止で
きるようにする。 【解決手段】 操舵軸14,15から、減速ギヤ機構1
6、操舵レバー17及び左右1対のタイロッド18を介
して左右のナックル20に操舵力を伝達する四輪車の操
舵装置に適用される。減速ギヤ機構16は、ピニオンギ
ヤ39と操舵ギヤ40とを備え、ピニオンギヤ39は操
舵軸15に連結するピニオンギヤ軸27に設けられ、操
舵ギヤ40は、操舵レバー17を有するレバー軸35に
設けられている。レバー軸35は、軸方向の一方側が軸
受50を介してギヤケース30に支持され、他方側がギ
ヤケース30に形成された軸受孔51に径方向の隙間を
有して支持されている。レバー軸35を、ばね57によ
りピニオンギヤ39側へと付勢して、バックラッシュを
吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、ハンドルにより
回転操作される操舵軸から、減速ギヤ機構、操舵レバー
及び左右1対のタイロッドを介して左右の車輪のナック
ルに操舵力を伝達する四輪車の操舵装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
四輪車、特に低速走行用の運搬車等の操舵装置は、主と
してラックアンドピニオン形の減速ギヤ機構(操舵ギヤ
機構)を備えている。該ラックアンドピニオン形の減速
ギヤ機構は、操舵軸に連結されたピニオンと、これに噛
み合うと共に車輌の左右方向(幅方向)に移動可能なラ
ックとを備え、該ラックの左右端部を、それぞれタイロ
ッドを介して左右のナックルに連結している。
【0003】このラックアンドピニオン形の減速ギヤ機
構では、ラックが車輌の左右方向に長く配置され、か
つ、この長いラックが左右方向に移動するようになって
いるので、左右のタイロッドは必然的に短くなってい
る。タイロッドが短いと、ナックルとタイロッドとの連
結部に対し、ラックの前後方向位置をあまりずらすこと
ができず、ラックの配置位置の自由度が厳しく制限され
る。
【0004】たとえば、運転者のステップスペースを広
く確保するために、ラックの前後方向位置を、上記ナッ
クルとタイロッドとの結合部よりも大きく前方にずらす
と、タイロッドの装着角度が大きくなり、操舵が重くな
る。要するに、タイロッドの装着角度を小さく抑えて軽
い操舵力を確保しようとすると、ラックの前後方向の配
置位置が狭い範囲に制限され、反対に、ステップスペー
スを広く確保しようとすれば、タイロッドの装着角度が
大きくなり、操舵力が重くなる。
【0005】これに対し、ラックとピニオンの代わり
に、平歯車とピニオンを利用した平歯車方式の減速ギヤ
機構を備えた操舵装置があり、該操舵装置の場合は、平
歯車が左右にスペースを取らないので、タイロッドを長
くすることができる。タイロッドが長くなると、減速ギ
ヤ機構を、ナックルとロッドとの連結部よりも大きく前
方に配置しても、タイロッドの装着角度を小さく抑え、
軽い操舵力を維持することができる。この平歯車方式の
減速ギヤ機構を備えた操舵装置の先行技術文献として
は、特開平4−292224号公報がある。
【0006】
【発明の目的】本願発明は、上記平歯車方式の減速ギヤ
機構において、簡単な構造によって減速ギヤ機構のバッ
クラッシュを吸収し、ハンドル切換時の操作フィーリン
グを向上させることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願請求項1記載の発明
は、ハンドルにより回転操作される操舵軸から、減速ギ
ヤ機構、操舵レバー及び左右1対のタイロッドを介して
左右のナックルに操舵力を伝達する四輪車の操舵装置に
おいて、減速ギヤ機構は、ピニオンギヤとこれに噛み合
う操舵ギヤとをギヤケース内に備えており、ピニオンギ
ヤは前記操舵軸に連結するピニオンギヤ軸に設けられ、
操舵ギヤは、前記操舵レバーを有するレバー軸に設けら
れ、レバー軸は、前記操舵ギヤの固定位置に対して軸方
向の一方側が軸受を介してギヤケースに支持され、他方
側がギヤケースに形成された軸受孔に径方向の隙間を有
して支持されており、ばねによりピニオンギヤ側へと付
勢されている。ばねの付勢力により、レバー軸を介して
操舵ギヤをピニオンギヤに押し付け、ピニオンギヤと操
舵ギヤとのバックラッシュを0とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の四
輪車の操舵装置において、軸受孔は、ばねによる付勢方
向にのみレバー軸が移動できるように、レバー軸外周面
との間に隙間を有している。これにより、レバー軸にか
かるピニオンギヤと操舵ギヤとの噛み合い反力のうち、
ばねの付勢力と直交する方向の分力は、軸受孔により受
け止め、レバー軸の左右へのがたつきをしっかりと防止
する。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の四輪車の操舵装置において、ばねを、操舵ギヤの固
定位置に対して軸方向の軸受孔側と同じ側に配置してい
る。これにより、ばね力を倍力化して操舵ギヤをピニオ
ンギヤに押し付けることができ、ばねを小形にできる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本願発明を適用した運搬車
輌の概略左側面図であり、はしご形メインフレーム1の
前部に、左右1対の前車輪2を備え、後部にエンジン
3、トランスミッション及び左右1対の駆動用後車輪5
等を備えている。車輌の前半部分には、居住用フレーム
6により居住空間Sが確保され、後半部分には荷台7を
備えている。居住空間S内には、後部にシート10を備
え、前部に円形のハンドル11を備えている。
【0011】図2は、車輌前半部分の内部構造を示す左
側面図であり、居住空間Sの前側に設けられる操舵装置
は、ハンドル11から前下方へと延びる第1,第2の操
舵軸14,15と、該第2の操舵軸15の前下端部に連
結された減速ギヤ機構16と、該減速ギヤ機構16の操
舵レバー17に連結された左右1対のタイロッド18
と、各タイロッド18の端部に連結された前輪用ナック
ル20等から構成されている。
【0012】両操舵軸14,15は十字継手13を介し
て互いに折曲自在に連結され、上部操舵軸14は支持筒
24内に回転自在に支持され、該支持筒24は前部フレ
ーム21のパイプ22にブラケット23を介して支持さ
れている。下部操舵軸15の前下端部は、十字継手26
を介して減速ギヤ機構16の入力側ピニオンギヤ軸27
に連結している。
【0013】減速ギヤ機構16のギヤケース30は、ス
テップスペースS1の前方位置であって、ナックル20
の前後方向位置に概ね対応する位置に配置されており、
下部フレーム31に設けられたクロスパイプ32にブラ
ケット33を介して固定されている。ギヤケース30の
後部には出力側のレバー軸35が下方へと突出し、該レ
バー軸35の下端部に前記操舵レバー17の後端部が固
着されている。タイロッド18の両端はそれぞれ玉継手
37を介して操舵レバー17とナックルアーム20に連
結している。
【0014】図3は図2のIII矢視図であり、ギヤケー
ス30は車輌の左右幅の略中央位置に配置されている。
タイロッド18は、上記左右幅中央位置の操舵レバー1
7から、左右両端のナックルアーム20aに至るまで長
く延びており、かつ、左右方向に対する装着角度θは極
めて小さく設定されている。
【0015】図4は減速ギヤ機構16の縦断側面図であ
り、ギヤケース30内には、入力側のピニオン軸27に
一体成形されたピニオンギヤ39と、該ピニオンギヤ3
9に噛み合う大径の操舵ギヤ40とを備えており、両ギ
ヤ39,40は、軸方向と並行に歯切り加工された平歯
車である。ギヤケース30の前端部には、ピニオンギヤ
軸支持用の上下のボス部41,42が形成され、下側の
ボス部42は有底状に形成されると共に、ピニオンギア
軸27の下端部を直接支持しており、上側ボス部41は
玉軸受43を介してピニオンギヤ軸27の上側部分を回
転自在に支持している。また、上側ボス部41の上端開
口部にはシール44が嵌着されている。
【0016】ギヤケース30の後端部には、レバー軸支
持用の上下のボス部47,48が形成されており、下側
ボス部48の内周面には軸受メタル(ブッシング)50
が嵌着され、該軸受メタル50により、前記ピニオンギ
ヤ軸27と平行に配置されたレバー軸35の下部を回転
自在に支持している。下側のボス部48の下端開口部に
はシール49が嵌着されている。上側ボス部47には軸
受孔51が形成され、該軸受孔51はレバー軸35の上
部を直接支持すると共に、上端部にキャップ52が嵌着
されている。上記両ボス部47,48間のレバー軸部分
に、操舵ギヤ40の後端ハブ40aがスプライン嵌合に
より固定されている。また、ギヤケース30の後端面に
はカバー62が着脱自在に取り付けられている。
【0017】ピニオンギヤ39と操舵ギヤ40との間の
バックラッシュを吸収するための構造を説明する。上側
ボス部47の軸受孔51は、レバー軸35の外周面に対
し、前後方向の両側に隙間(遊び)Cを有するように長
孔状に形成されており、これにより軸受孔51内を、上
記隙間C分だけレバー軸35が前後方向に移動できるよ
うになっている。なお、隙間Cの寸法は、たとえばレバ
ー軸35の上部が前後にそれぞれ0.5mm程度移動でき
る程度の大きさであれば足りる。
【0018】上側ボス部47の後側にはばね収納孔55
が形成され、該ばね収納孔55には有底筒形のスプール
56が前後方向摺動自在に嵌合すると共に、有底筒形の
ばねケース58が螺着されており、ばねケース58の後
端壁とスプール56の前端壁の間にコイルばね57を縮
設している。該コイルばね57の弾性力によりスプール
56を前方に付勢し、レバー軸35の上部を前方へと押
圧している。
【0019】図6は下側ボス部48内の軸受メタル50
の詳細図であり、軸受メタル50の内周面は、クラウニ
ング加工(中高加工)されることにより、軸芯側へと突
出する曲率の大きな円弧面となっており、これによりレ
バー軸35は軸受メタル50との当接部分を揺動支点と
して僅かに前後に揺動できるようになっている。
【0020】図5は図4のV-V断面図であり、スプール
56の前端面には、レバー軸35の外周面形状に対応す
る円弧形の凹部60が形成されており、該凹部60がレ
バー軸35の後面に嵌合している。軸受孔51の左右幅
Wは、レバー軸35の回転は許すが左右方向の移動(が
た)は許さない程度の寸法となっている。操舵ギヤ40
はレバー軸芯O1を中心とする扇形に形成されている。
【0021】
【作用】操舵による操舵装置の動きは従来周知の通りで
あり、図2において円形ハンドル11を所望の方向に回
転することにより、操舵軸14,15を介してピニオン
ギヤ軸27を回転する。図4において、ピニオンギヤ軸
27の回転は、ピニオンギヤ39及び大径の操舵ギヤ4
0により減速されてレバー軸35に伝達され、操舵レバ
ー17を右又は左へ所定角度揺動する。該操舵レバー1
7の揺動により、図3に示す左右のタイロッド18を介
してナックル20を回動し、前車輪2の向きを所望角度
変更する。
【0022】バックラッシュの吸収に関し、図4におい
て、コイルばね57によりスプール56を介してレバー
軸35の上部を常時前方へ押していることにより、操舵
ギヤ40はピニオンギヤ39に常時一定の弾性力で押し
付けられており、これにより、ピニオンギヤ39と操舵
ギヤ40の間のバックラッシュは、常に0の状態に保た
れている。スプール56の前端面を円弧形凹部60とし
てレバー軸35に嵌合していると、スプール56による
レバー軸35の保持が安定すると共に、スプール56の
スプール軸芯(ばね軸芯)回りの回転も阻止できる。
【0023】操舵中、レバー軸35に掛かるギヤ39,
40の噛合い反力のうち、左右方向の分力(荷重)は軸
受孔51の内面自体で受け止めることにより、レバー軸
35の左右方向のがたつきを阻止し、スプール56は、
前後方向の分力のみを受け止める。
【0024】
【その他の発明の実施の形態】(1)図4のように、レ
バー軸35の外周面とばね57の間にスプール56を介
在させる場合に、スプール56の端面形状(前端面形
状)は図5のような円弧形凹部には限定されず、V形溝
あるいは平面形とすることも可能である。
【0025】(2)図4の実施の形態では、ばね57と
レバー軸35との間にスプール56を介在させている
が、ばね56により直接レバー軸35を押す構造とする
ことも可能である。
【0026】(3)図1のように後輪駆動式の四輪車に
は限定されず、前輪駆動あるいは四輪駆動方式の車輌に
も適用することができる。
【0027】(4)請求項1の発明では、レバー軸を直
接支持する軸受孔の形状は、図4及び図5のような長孔
には限定されず、レバー軸外周面に対し全周に隙間を有
する孔とすることも可能である。
【0028】(5)請求項1及び2の発明では、レバー
軸を付勢するばねの位置を、操舵ギヤに対して軸受メタ
ル側とすることもできる。具体的には、たとえば図4に
おいて、操舵ギヤ40の後端ハブ40aと軸受メタル5
0との間に配置することも可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本願請求項1記載の
発明によると、 (1)操舵装置の減速ギヤ機構として、平歯車を利用し
た減速ギヤ機構を備えているので、従来のラックアンド
ピニオン方式に比べ、減速ギヤ機構の左右幅をコンパク
トにできることにより、左右のタイロッドの長さを長く
することができる。これにより、減速ギヤ機構の取付位
置を前後方向に大きく変更しても、タイロッドの装着角
度を小さく保っておくことができ、操舵が重くなること
はない。たとえば、減速ギヤ機構の取付位置を大きく前
方へ移動して、運転者のステップスペースを大きく確保
した場合でも、タイロッドの装着角度を小さく保ち、軽
い操舵力を維持することができるのである。
【0030】(2)レバー軸を介して操舵ギヤをピニオ
ンギヤに押し付けることにより、ピニオンギヤと操舵ギ
ヤとのバックラッシュを吸収するようにしているので、
上記のように軽い操舵力を維持し、かつ、減速ギヤ機構
の前後方向の取付位置の自由度を確保しながらも、簡単
な構造により、常時ピニオンギヤと操舵ギヤとの間のバ
ックラッシュを吸収し、操舵のフィーリングを保つこと
ができる。
【0031】(3)小径のピニオンギヤと大径の操舵ギ
ヤのうち、質量の大きい操舵ギヤを、ばねによりレバー
軸と共にピニオンギヤ側へと押す構造としているので、
たとえば質量の小さいピニオンギヤ軸を軸芯と直角方向
に押す構造と比べると、エンジン振動あるいは走行時の
振動等による軸のがたつきを小さく抑えることができ
る。しかも、レバー軸は、ピニオンギヤ軸からの回転が
減速されて伝達されるので、ピニオンギヤ軸に比べると
動く量(回転量)は少なく、したがってレバー軸の外周
面と接触するスプール等押圧部材の摩耗が少なくなる。
【0032】(4)レバー軸35を直接支持する軸受孔
51の形状を、ばね57による付勢方向の両側に隙間C
を有するような孔(すなわち長孔)とすることにより、
レバー軸35に掛かるギヤ39,40の噛合い反力のう
ち、左右方向の分力(荷重)は軸受孔51の内面自体で
受け止め、レバー軸35の左右方向のがたつきを阻止す
る。一方、ばね57は前後方向の分力のみを受け止めれ
ばよく、ばねに余分な方向の力がかからず、ばねの特性
を支障なく発揮することができる。
【0033】(5)ばねを、操舵ギヤに対して軸方向の
軸受孔側と同じ側に配置していると、ばね力を倍力化し
て操舵ギヤをピニオンギヤに押し付けることができ、ば
ねを小形にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明が適用される四輪車の左側面図であ
る。
【図2】 図1の車輌の前半部分の内部構造を示す左側
面図である。
【図3】 図2のIII矢視図である。
【図4】 減速ギヤ機構の縦断側面図(図5のIV-IV断
面図)である。
【図5】 図4のV-V断面図である。
【図6】 図4の軸受メタルの形状を誇張して示す縱断
面拡大図である。
【符号の説明】 1 メインフレーム 2 前車輪 3 エンジン 11 ハンドル 14,15 操舵軸 16 減速ギヤ機構 17 操舵レバー 18 タイロッド 20 ナックル 27 ピニオンギヤ軸 30 ギヤケース 35 レバー軸 39 ピニオンギヤ 40 操舵ギヤ 50 軸受メタル 51 軸受孔 56スプール 57 ばね C 隙間(遊び)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月23日(2000.6.2
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】本願請求項1記載の発明
は、ハンドルにより回転操作される操舵軸から、減速ギ
ヤ機構、操舵レバー及び左右1対のタイロッドを介して
左右のナックルに操舵力を伝達する四輪車の操舵装置に
おいて、減速ギヤ機構は、ピニオンギヤとこれに噛み合
う操舵ギヤとをギヤケース内に備えており、ピニオンギ
ヤは前記操舵軸に連結するピニオンギヤ軸に設けられ、
操舵ギヤは、前記操舵レバーを有するレバー軸に設けら
れ、レバー軸は、前記操舵ギヤのレバー軸に対する軸方
向の固定位置に対して軸方向の一方側が軸受を介してギ
ヤケースに支持され、他方側がギヤケースに形成された
軸受孔に径方向の隙間を有して支持されており、ばねに
よりピニオンギヤ側へと付勢されている。ばねの付勢力
により、レバー軸を介して操舵ギヤをピニオンギヤに押
し付け、ピニオンギヤと操舵ギヤとのバックラッシュを
0とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の四輪車の操舵装置において、ばねを、操舵ギヤのレ
バー軸の軸方向の上記固定位置に対して軸方向の軸受孔
側と同じ側に配置している。これにより、ばね力を倍力
化して操舵ギヤをピニオンギヤに押し付けることがで
き、ばねを小形にできる。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月23日(2000.10.
23)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】本願請求項1記載の発明
は、ハンドルにより回転操作される操舵軸から、減速ギ
ヤ機構、操舵レバー及び左右1対のタイロッドを介して
左右のナックルに操舵力を伝達する四輪車の操舵装置に
おいて、減速ギヤ機構は、ピニオンギヤとこれに噛み合
う操舵ギヤとをギヤケース内に備えており、ピニオンギ
ヤは前記操舵軸に連結するピニオンギヤ軸に設けられ、
操舵ギヤは、前記操舵レバーを有するレバー軸に設けら
れ、レバー軸は、前記操舵ギヤのレバー軸に対する軸方
向の固定位置に対して軸方向の一方側が軸受を介してギ
ヤケースに支持され、他方側がギヤケースに形成された
軸受孔に径方向の隙間を有して支持され、上記軸受の内
周面は、中高加工面に形成することにより、上記レバー
軸の軸方向の一方側をわずかに揺動可能に支持し、上記
軸受を揺動支点としてレバー軸をばねによりピニオンギ
ヤ側へ付勢し、軸受孔の上記隙間は、上記ばねによる付
勢方向にのみレバー軸が移動できるように、レバー軸外
周面との間に形成されていることを特徴としている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の四
輪車の操舵装置において、ばねを、操舵ギヤのレバー軸
に対する軸方向の上記固定位置に対して軸方向の軸受孔
側と同じ側に配置している。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルにより回転操作される操舵軸か
    ら、減速ギヤ機構、操舵レバー及び左右1対のタイロッ
    ドを介して左右のナックルに操舵力を伝達する四輪車の
    操舵装置において、 減速ギヤ機構は、ピニオンギヤとこれに噛み合う操舵ギ
    ヤとをギヤケース内に備えており、ピニオンギヤは前記
    操舵軸に連結するピニオンギヤ軸に設けられ、操舵ギヤ
    は、前記操舵レバーを有するレバー軸に設けられ、 レバー軸は、前記操舵ギヤの固定位置に対して軸方向の
    一方側が軸受を介してギヤケースに支持され、他方側が
    ギヤケースに形成された軸受孔に径方向の隙間を有して
    支持されており、ばねによりピニオンギヤ側へと付勢さ
    れていることを特徴とする四輪車の操舵装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の四輪車の操舵装置におい
    て、 軸受孔は、ばねによる付勢方向にのみレバー軸が移動で
    きるように、レバー軸外周面との間に隙間を有している
    ことを特徴とする四輪車の操舵装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の四輪車の操舵装置
    において、 ばねを、操舵ギヤの固定位置に対して軸方向の軸受孔側
    と同じ側に配置していることを特徴とする四輪車の操舵
    装置。
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