JP2001104499A - 内部竪穴空間加圧排煙システム - Google Patents

内部竪穴空間加圧排煙システム

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JP2001104499A
JP2001104499A JP28758199A JP28758199A JP2001104499A JP 2001104499 A JP2001104499 A JP 2001104499A JP 28758199 A JP28758199 A JP 28758199A JP 28758199 A JP28758199 A JP 28758199A JP 2001104499 A JP2001104499 A JP 2001104499A
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Hitoshi Kurioka
均 栗岡
Hiroomi Sato
博臣 佐藤
Seita Morishima
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アトリウム等の内部竪穴空間を有した建築物
であっても、火災時等における煙等の拡散防止や避難経
路の安全性確保等を可能にする。 【解決手段】 内部竪穴空間1に面した各階3a〜3f
に、煙または熱の発生を検知するための検知手段8と、
建築物2外への排気を行う排気手段9と、外気の加圧給
気を行う加圧給気手段とを配設するとともに、ある階3
bの検知手段8が煙または熱の発生を検知すると、前記
ある階3bの排気手段9を作動させ、かつ、少なくとも
前記ある階3b以外の全ての階3a.3c〜3fの加圧
給気手段を作動させて、前記ある階3bと内部竪穴空間
1との間に差圧を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物内で火災等
が発生した際に機能する加圧排煙システムに関し、特に
アトリウム等の内部竪穴空間を有した建築物にて用いら
れる内部竪穴空間加圧排煙システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の加圧排煙システムは、例えば煙感
知器または熱感知器によって火災発生を検知すると、加
圧給気ファンを作動させて外気を吸い込み、その外気を
火災が発生した空間(以下「火災室」と称す)に隣接す
る附室または特別避難階段室に供給することで火災室と
の間に差圧を設け、その差圧によって火災による煙およ
び熱(以下、これらを単に「煙等」と称す)が火災室か
ら附室または特別避難階段室へ流出するのを防ぎ、避難
経路となる附室または特別避難階段室の安全性を確保す
るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では、
建築物の高層化に伴い、例えばアトリウム(大規模な吹
抜け)に代表されるように、複数階に渡って貫通する内
部竪穴空間を有することにより、建築物内であっても開
放的な空間を実現したものが増えつつある。
【0004】しかしながら、アトリウム等の内部竪穴空
間を有した建築物では、従来の加圧排煙システムを用い
ても、以下に述べる理由により、火災時における煙等の
拡散防止および避難経路の安全性確保が困難になってし
まうおそれがある。
【0005】従来の加圧排煙システムは、通常、各階毎
または多くても二階層毎に機能する防煙システムである
ため、例えばアトリウムのように、複数階に渡って貫通
し、しかも各階フロアとの間に仕切り壁等のない内部竪
穴空間があると、火災による煙等を火災室内に閉じ込め
ておけず、その煙等が内部竪穴空間を通じて他の階へ流
出してしまう可能性がある。また、従来の加圧排煙シス
テムの中には、複数階に渡って貫通する階段室やエレベ
ータシャフト(以下「EVシャフト」と称す)等を一つ
の空間とみなして避難上安全な空間を守るものもある。
ところが、アトリウム等の内部竪穴空間は、階段室やE
Vシャフト等とは異なり、開放的な空間の実現のため各
階フロアとの間に仕切り壁等が設けられていない場合が
殆どである。したがって、階段室やEVシャフト等を一
つの空間とみなす加圧排煙システムを用いても、内部竪
穴空間を有した建築物については、上述した場合と同様
に火災による煙等が他の階へ流出してしまう可能性があ
る。
【0006】つまり、火災時における煙等の拡散防止お
よび避難経路の安全性確保の確実化を図ろうとすると、
従来の加圧排煙システムでは、アトリウム等の内部竪穴
空間を設けられなかったり、また内部竪穴空間を設けて
もその内部竪穴空間に面する各階フロアに開放した自由
な空間を作ることができず、結果として建築物内に開放
的な空間を実現することができなくなってしまう。
【0007】そこで、本発明は、アトリウム等の内部竪
穴空間を有した建築物であっても、火災時等における煙
等の拡散防止や避難経路の安全性確保等を行うことので
きる加圧排煙システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために案出された加圧排煙システムで、複数階に
渡って貫通する内部竪穴空間を有した建築物にて用いら
れるものであって、前記内部竪穴空間に面し、かつ、そ
の内部竪穴空間との間に仕切りを持たない各階に、煙ま
たは熱の発生を検知するための検知手段と、前記建築物
外への排気を行う排気手段と、外気の加圧給気を行う加
圧給気手段と、を配設するとともに、ある階の検出手段
が煙または熱の発生を検知すると、前記ある階の火災ゾ
ーンの排気手段を作動させ、かつ、全ての階の加圧給気
手段を作動させる制御手段を備えていることを特徴とす
るものである。
【0009】上記構成の加圧排煙システムによれば、あ
る階の検知手段が煙または熱の発生を検知すると、制御
手段は、ある階の火災ゾーンの排気手段を作動させ、か
つ、全ての階の加圧給気手段を作動させる。これによ
り、煙または熱が発生した階以外の全ての階は加圧状態
になる一方、煙または熱が発生した階は減圧状態にな
る。したがって、これらの各階を貫通するように内部竪
穴空間が設けられており、しかも各階と内部竪穴空間と
の間に仕切りが設けられていなくても、発生した煙また
は熱がその内部竪穴空間を通じて他の階へ流出すること
がなくなる。
【0010】また、本発明に係る加圧排煙システムは、
前記内部竪穴空間の上方に面する階にその内部竪穴空間
との仕切りを設けることによって当該上方の空間を蓄煙
空間とするとともに、前記蓄煙空間の下端近傍には煙ま
たは熱の感知手段を配設し、前記蓄煙空間の上端近傍に
は該蓄煙空間内の空気を前記建築物外へ排出する排気口
を配設したものであってもよい。
【0011】内部竪穴空間の上方を蓄煙空間とすれば、
ある階で発生した煙または熱が内部竪穴空間を通じて流
出した場合であっても、他の階は加圧状態のままである
ため、その煙または熱は内部竪穴空間を上昇して蓄煙空
間内に蓄えられる。したがって、その蓄煙空間内の煙ま
たは熱を排気口から建築物外へ排出するようにすれば、
その煙または熱が他の階へ流出することがなくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係る
加圧排煙システムについて説明する。図1は、本発明に
係る加圧排煙システムの実施形態の一例を示す概念図で
ある。
【0013】本実施形態における加圧排煙システムは、
図1に示すようなアトリウム1を有した建築物(高層ビ
ルディング等)2にて用いられるものである。ここで、
アトリウム1とは、多階層の建築物2の内部にて複数階
3a〜3jに渡って貫通する竪穴状に形成された空間の
ことをいう。
【0014】アトリウム1に面する各階フロア(例えば
図中におけるアトリウム下端からの6階層分)3a〜3
f上には、特別避難階段室4、図示しないEVシャフト
および各階毎に設けられた附室5a〜5fを除き、細分
化されていない一つの空間(以下、この空間を「居室」
と称す)のみが設けられている。また、各階フロア3a
〜3fには、アトリウム1との境界部分に落下防止のた
めの手摺6が設けられているが、その上方は仕切り板等
が設けられておらずに開放されている。これにより、こ
の建築物2内では、開放的な空間が実現される。
【0015】ただし、アトリウム1の上方部分に面する
階(例えば図中における最上階からの4階層分)のフロ
ア3g〜3jには、手摺6の上方に、フロートガラス等
による仕切り板7が設けられており、これにより各フロ
ア3g〜3jとアトリウム1との間が隔絶されているも
のとする。
【0016】このような建築物2にて用いられる加圧排
煙システムは、アトリウム1に開放された各階フロア3
a〜3f(若しくは3a〜3j)毎に設けられた、火災
検知器8、排煙装置(圧力のがし口)9、図示しない加
圧給気装置および図示しない差圧検出センサを備えて構
成されている。
【0017】火災検知器8は、例えば各階居室の天井近
傍に配設された煙感知器または熱感知器からなるもの
で、各階フロア3a〜3f(若しくは3a〜3j)上で
発生した火災を検知するためのものである。この火災検
知器8による検知結果(検知信号)は、後述する監視盤
コンピュータに通知されるようになっている。
【0018】排煙装置(圧力のがし口)9は、例えば各
階居室の天井裏に配設されているもので、各階居室内の
排気および圧力解放を行うものである。そのために、排
煙装置9は、例えば建築物2の外壁の設けられた排煙口
と、これに通じる開閉自在なダンパと、これらの間に設
けられたチャンバと、からなる自然排煙装置によって構
成される。ただし、排煙装置9は、外壁に連通する排煙
ダクトと排気ファンとからなる機械排煙装置によって構
成されたものであってもよい。なお、各階フロア3a〜
3f毎に設けられた排煙装置9は、それぞれが別個独立
に動作し得るようになっている。
【0019】加圧給気装置は、各階居室に対して外気の
加圧給気を行うものである。そのために、加圧給気装置
は、外気を吸い込んで加圧給気を行う給気ファンおよび
給気ダクト等から構成され、各階居室に隣接する附室5
a〜5f(若しくは5a〜5j)への外気の供給を通じ
て、居室への加圧給気を行うようになっている。さら
に、加圧給気装置は、附室5a〜5f(若しくは5a〜
5j)への外気供給に合わせて、特別避難階段室4およ
び図示しないEVシャフトへの加圧給気を行うものであ
ってもよい。
【0020】差圧検出センサは、例えば各階居室と附室
や附室と階段室との境界部分の近傍に設けられたもの
で、各空間の間の差圧を検出するものである。
【0021】また、加圧排煙システムは、これらの他
に、図示しない監視盤コンピュータを備えており、この
監視盤コンピュータによって詳細を後述するような排煙
装置9および加圧給気装置に対する制御処理を行うよう
になっている。なお、この制御処理は、監視盤コンピュ
ータによる所定プログラムの実行によって行われるもの
とする。
【0022】さらに、加圧排煙システムでは、アトリウ
ム1の上方部分において各階フロア3g〜3jとアトリ
ウム1との間が隔絶されていることから、そのアトリウ
ム1内における上方部分の空間を蓄煙空間10としてい
る。そして、その蓄煙空間10の下端近傍には煙感知器
11を配設するとともに、蓄煙空間10の上端近傍には
その蓄煙空間10内の空気を建築物2の外へ排出する自
然排煙装置12および機械排煙装置13を配設してい
る。ただし、自然排煙装置12と機械排煙装置13と
は、いずれか一方のみを配設するようにしてもよい。
【0023】次に、以上のように構成された加圧排煙シ
ステムにおける火災発生時の処理動作例について説明す
る。なお、ここでは、その処理動作例を、初期火災時と
盛期火災時との分けて説明するものとする。図2は、本
発明に係る加圧排煙システムにおける処理動作の一例を
示す流れ図である。
【0024】先ず、初期火災時における処理動作例につ
いて説明する。例えば、図1に示すように、アトリウム
1に開放された中の一つの階3bの居室内にて火災Aが
発生した場合について考える。このとき、その居室に設
けられた火災検知器8は、図2に示すように、火災Aに
より生じる煙または熱によって火災Aの発生を検知して
(ステップ101、以下ステップをSと略す)、その旨
の信号を監視盤コンピュータに通知する(S102)。
【0025】火災検知器8からの通知があると、監視盤
コンピュータは、その通知を基に、火災が発生した階
(以下「火災階」と称す)3bの特定を行うとともに、
その火災により生じる煙および熱の挙動を把握する。そ
して、監視盤コンピュータは、アトリウム1に開放され
た全ての階の附室5a〜5f、特別避難階段室4および
EVシャフトの加圧を行うべく、各階3a〜3fの加圧
給気装置に対して動作指示を与えるとともに、火災によ
り生じる煙等の排気を行うべく、火災階3bの排煙装置
9に対してのみ動作指示を与える(S103)。
【0026】これにより、少なくとも火災階3b以外の
全ての階3a,3c〜3fの居室は加圧状態になる一
方、火災階3bの居室では減圧状態になる。これによ
り、火災階3bの居室とアトリウム1との間には、差圧
が生じることになる(S104)。
【0027】したがって、この建築物2内では、各階フ
ロア3a〜3fを貫通するようにアトリウム1が設けら
れており、しかもそのアトリウム1との間に仕切り板等
が設けられていなくても、初期火災時における煙等が、
アトリウム1を通じて火災階3b以外の階3a,3c〜
3fの居室内へ流出することがなくなる。つまり、初期
火災時には、火災階3bの居室とアトリウム1との間の
差圧によって、煙等の拡散を防止することができる。
【0028】しかも、加圧給気装置による加圧給気は、
火災階3bについても行われるため、火災階3bであっ
ても附室5b、特別避難階段室4については避難経路の
確保等がなされることとなる。
【0029】このとき、耐火スクリーン等の遮蔽設備、
あるいはドレンチャー、ミスト、スプリンクラー、マイ
クロフォグ等の消火設備が設けられていれば、差圧検出
センサによる検出結果に応じて、これらの設備を作動さ
せるようにしてもよい。つまり、差圧検出センサによっ
て火災階3bの居室とアトリウム1との間の差圧形成が
確認されると、これらの消火設備を作動させるようにす
ることが考えられる。このようにすれば、煙等の拡散防
止を確実なものとすることができ、また火災の鎮火や延
焼防止等をも期待できるようになる。
【0030】次いで、盛期火災時における処理動作例に
ついて説明する。盛期火災時には、上述したように火災
階3bの居室とアトリウム1との間に差圧が生じても、
これらの間が完全には遮蔽されていないことから、火災
により生じた煙等がアトリウム1内へ流出することも考
えられる。ただし、この場合であっても、火災階3b以
外の全ての階3a,3c〜3fの居室は加圧状態となっ
ている。しかも、アトリウム1内における上方部分の空
間は、各階フロア3g〜3jとの間の隔絶によって、蓄
煙空間10とされている。
【0031】したがって、盛期火災時にアトリウム1内
へ煙等が流出しても、その煙等は、火災階3b以外の階
3a,3c〜3fの居室に流入することなく、アトリウ
ム1内を上昇して蓄煙空間10まで達し、その蓄煙空間
10内に蓄えられることになる。
【0032】そして、蓄煙空間10の下端近傍の煙感知
器11がアトリウム1内での煙等の上昇を検知すると、
監視盤コンピュータは、その検知結果に応じて、蓄煙空
間10の上端近傍の自然排煙装置12および機械排煙装
置13に対して動作指示を与える。これにより、蓄煙空
間10内に蓄えられた煙等は、建築物2の外へ排出され
ることになる(S105)。
【0033】つまり、盛期火災時においてアトリウム1
内に煙等が漏出した場合であっても、アトリウム1上部
の蓄煙空間10内に煙等を一時的に蓄えるとともに、そ
の煙等を自然排煙装置12および機械排煙装置13によ
って建築物2外へ排出することによって、火災階3b以
外の階3a,3c〜3fの居室への煙等の拡散を防止す
ることができる。
【0034】以上のように、本実施形態の加圧排煙シス
テムによれば、初期火災時と盛期火災時とのいずれの場
合においても、火災階3b以外の階3a,3c〜3fの
居室への煙等の拡散を防止して、避難経路の安全性確保
等を図ることができるようになっている。したがって、
本実施形態の加圧排煙システムを用いれば、火災時にお
ける煙等の拡散防止および避難経路の安全性確保を図り
つつ、建築物2内にてアトリウム1による開放的な空間
を実現することができるようになる。
【0035】なお、蓄煙空間10を形成する各階フロア
3g〜3j上の居室については、アトリウム1に開放さ
れていないため、従来の加圧排煙システムの適用が可能
であることから、その従来の加圧排煙システムを用いて
火災時における煙等の拡散防止および避難経路の安全性
確保を図ればよい。
【0036】また、本実施形態では、火災時における煙
等の拡散防止を図る加圧排煙システムを例に挙げて説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例え
ば厨房等の施設から発生する熱、湿気または臭いなど、
空間内で大量に発生し得る空気の移動制御についても同
様に適用することが考えられる。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の請求項
1に係る加圧排煙システムは、ある階の検知手段が煙ま
たは熱の発生を検知すると、内部竪穴空間に面する階の
うち、少なくともある階以外の全ての階は加圧状態にな
る一方、ある階は減圧状態となるので、発生した煙また
は熱が内部竪穴空間を通じて他の階へ流出することがな
い。したがって、例えば内部竪穴空間に面したある階で
火災が発生しても、その火災による煙等の他の階への拡
散を防止して、避難経路の安全性確保等を図ることがで
きる。つまり、この加圧排煙システムによれば、火災時
等における煙等の拡散防止および避難経路の安全性確保
を図りつつ、建築物内にて内部竪穴空間による開放的な
空間を実現することができるようになる。
【0038】さらに、本発明の請求項2に係る加圧排煙
システムは、ある階で発生した煙または熱が内部竪穴空
間を通じて流出した場合であっても、内部竪穴空間の上
方を蓄煙空間とし、その蓄煙空間内に煙または熱を一時
的に蓄えた後に建築物外への排出を行うことによって、
その煙または熱の他の階への流出を防ぐことができる。
したがって、この加圧排煙システムでは、例えば盛期火
災時についても煙等の拡散防止および避難経路の安全性
確保を図りつつ、建築物内にて内部竪穴空間による開放
的な空間を実現することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る加圧排煙システムの実施形態の一
例を示す概念図である。
【図2】本発明に係る加圧排煙システムにおける処理動
作の一例を示す流れ図である。
【符号の説明】
1…アトリウム、2…建築物、8…火災検知器、9…排
煙装置、10…蓄煙空間、11…煙感知器、12…自然
排煙装置、13…機械排煙装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森島 清太 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 Fターム(参考) 2E185 BA19 DA03 DA06 DA13 3L056 BD01 BE06 BF06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数階に渡って貫通する内部竪穴空間を
    有した建築物にて用いられる内部竪穴空間加圧排煙シス
    テムであって、 前記内部竪穴空間に面し、かつ、該内部竪穴空間との間
    に仕切りを持たない各階に、煙または熱の発生を検知す
    るための検知手段と、前記建築物外への排気を行う排気
    手段と、外気の加圧給気を行う加圧給気手段と、を配設
    するとともに、 ある階の検知手段が煙または熱の発生を検知すると、前
    記ある階の火災ゾーンの排気手段のみを作動させ、か
    つ、全ての階の加圧給気手段を作動させる制御手段を備
    えていることを特徴とする内部竪穴空間加圧排煙システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記内部竪穴空間の上方に面する階に該
    内部竪穴空間との仕切りを設けることによって当該上方
    の空間を蓄煙空間とするとともに、 前記蓄煙空間の下端近傍には煙または熱の感知手段を配
    設し、 前記蓄煙空間の上端近傍には該蓄煙空間内の空気を前記
    建築物外へ排出する排気口を配設したことを特徴とする
    請求項1記載の内部竪穴空間加圧排煙システム。
JP28758199A 1999-10-08 1999-10-08 内部竪穴空間加圧排煙システム Pending JP2001104499A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101417641B1 (ko) 2013-05-20 2014-07-10 김일영 제연덕트를 이용한 환기 시스템
JP2017217192A (ja) * 2016-06-07 2017-12-14 清水建設株式会社 建物の火災時煙制御システム
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WO2024077794A1 (zh) * 2022-10-11 2024-04-18 沈福昌 新风净化引风排烟一体化防火灾楼宇

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