JP2001104397A - 電動車椅子 - Google Patents

電動車椅子

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JP2001104397A
JP2001104397A JP28836899A JP28836899A JP2001104397A JP 2001104397 A JP2001104397 A JP 2001104397A JP 28836899 A JP28836899 A JP 28836899A JP 28836899 A JP28836899 A JP 28836899A JP 2001104397 A JP2001104397 A JP 2001104397A
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Masayuki Kamite
正行 上手
Hideo Haruhara
英雄 春原
Mitsuo Hori
光生 堀
Tsutomu Yoshida
勉 吉田
Kenji Iriya
健二 入矢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、椅子が上下動可能で、かつ、狭い
空間内での方向転換を容易とすることができる電動車椅
子を提供することを目的とする。 【解決手段】 平面視した際のほぼ中央部を回転中心と
して左右に方向転換可能な電動車椅子1であって、椅子
10と駆動機構部20とを備え、前記椅子10が、前記
駆動機構部20に対して上下動することを特徴とする電
動車椅子1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動車椅子に係
り、特に、椅子が上下動可能でかつ狭い空間内でも容易
に方向転換可能な電動車椅子に関するものである。
【0002】
【背景の技術】電動車椅子には、フレームに対して座席
を昇降できるようにしたものがある。これには、椅子を
昇降させて搭乗者の体格に合わせ、また乗降を容易にす
るという目的もあるが、椅子を高い位置にすれば、台所
における炊事作業など、通常立ちながら行う作業を車椅
子に座ったままの状態で行うことができることになる。
また、立っている者との対話が楽に行えることにもな
る。この種の電動車椅子の先行技術としては、特公平7
−63495号公報に記載されたものがある。しかしな
がらこの先行技術の車椅子は、2つの前輪と2つの後輪
とを有する4輪のものであり、後輪の径が前輪より大き
くされるとともに、後輪が駆動輪とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般の住宅
においては、立った状態での作業を想定している一般の
台所の天板や洗濯機、洗面台などは、一定の高さがある
ため、電動車椅子や車椅子に座った状態では高さが合わ
ず、車椅子使用者にとって作業が困難であった。また、
台所や洗濯室、洗面所等は、電動車椅子や車椅子に対し
て室内幅や奥行きに余裕がないため、このような狭い室
内で何往復もする必要のある炊事作業や洗濯作業等を電
動車椅子や車椅子に座った状態で行うことは、非常に困
難であった。また、廊下から幅の狭いドアを通って部屋
の中に入る場合や、狭い廊下の直角に曲がっている部分
を通る場合などにおいては、車椅子、特に電動車椅子1
を小回りさせることが困難を極めていた。
【0004】従って、電動車椅子や車椅子に座った状態
で台所作業や洗濯作業などの家事や、洗面などを行うた
めには、予め、車椅子用に、台所の天板や洗面台等の高
さを低く設定したり、台所や洗濯室、洗面所等の室内の
幅および奥行を広く設定する必要があった。また、電動
車椅子や車椅子で住宅の一つのフロア内を自由に移動す
るには、予め、車椅子用に、廊下や各部屋の出入口の幅
を広くしたりする必要があった。このため、既存の住宅
において車椅子を使用するに当たっては、ほとんどの場
合、大掛かりなリフォーム等を行う必要があった。
【0005】なお、上記先行技術を含め、従来の電動車
椅子や車椅子においては、後輪を手動や電動により回転
させて前進するようになっており、電動車椅子や車椅子
を最小半径で回転させようとする場合には、左右の後輪
を逆転するようにすれば良いが、この場合でも、電動車
椅子や車椅子の回転中心が後部となり、方向転換に際し
ては、電動車椅子や車椅子の前部が左右に旋回する状態
となる。そして、上述のような狭い室内で電動車椅子や
車椅子を方向転換した場合には、電動車椅子や車椅子の
前端部や後輪が周囲の壁面や家具などに接触して、方向
転換が不可能な状態となる可能性が高かった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、椅子が上下動可能で、かつ、狭い空間内での方向転
換を容易とすることができる電動車椅子を提供するこ
と、すなわち、特にリフォーム等を行わなくても住宅内
で容易に移動して高い位置での作業を行うことが可能な
電動車椅子を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1記載の電動車椅子1(例えば図1参照)
は、平面視した際のほぼ中央部を回転中心として左右に
方向転換可能な電動車椅子1であって、椅子10と駆動
機構部20とを備え、前記椅子10が、前記駆動機構部
20に対して上下動することを特徴とする。
【0008】この請求項1記載の電動車椅子1によれ
ば、電動車椅子1を平面視した際のほぼ中央部に回転中
心があるので、電動車椅子1の後部に回転中心がある場
合に比較して、きわめて小回りがきく状態となるととも
に、椅子10が駆動機構部20に対して上下動するの
で、椅子10を駆動機構部20に対して高く上げたまま
の状態で、電動車椅子1に小回りの利く動きをさせるこ
とで、狭い空間内での高い位置における作業を円滑に行
うことができる。
【0009】請求項2記載の電動車椅子1(例えば図1
参照)は、請求項1において、前記椅子10とこれに固
定された足載部30とが、前記駆動機構部20に対して
一体的に上下動することを特徴とする。
【0010】この請求項2記載の電動車椅子1によれ
ば、請求項1と同様の効果が得れらるとともに、椅子1
0とこれに固定された足載部30とが、駆動機構部20
に対して一体的に上下動するので、椅子10が駆動機構
部20に対してどのような高さにあるかに関わりなく、
椅子10に座った状態で足載部30に楽に足を載せるこ
とができる。
【0011】請求項3記載の電動車椅子1(例えば図1
参照)は、請求項2において、前記足載部30が透明で
あることを特徴とする。
【0012】この請求項3記載の電動車椅子1によれ
ば、請求項2と同様の効果が得られるとともに、足載部
30が透明であるので、椅子10に座った状態で、足載
部30の下に障害物などが無いか、透明な足載部30の
下側を直接目視することにより確認できる。
【0013】請求項4記載の電動車椅子1(例えば図1
参照)は、請求項2または3において、前記足載部30
が折り畳み可能であることを特徴とする。
【0014】この請求項4記載の電動車椅子1によれ
ば、請求項2または3と同様の効果が得られるととも
に、足載部30を折り畳んだままの状態で椅子10を高
い位置に上昇させることにより、車椅子の乗降作業を円
滑に行うことができる。
【0015】請求項5記載の電動車椅子1(例えば図1
参照)は、請求項2〜4のいずれかにおいて、前記駆動
機構部20の周囲を覆うカバー40を備え、前記カバー
40の電動車椅子1前方側には、足載部30を納めるた
めの凹部41が形成されていることを特徴とする。
【0016】この請求項5記載の電動車椅子1によれ
ば、請求項2〜4のいずれかと同様の効果が得られると
ともに、足載部30がカバー40に形成された凹部41
に納められているので、車椅子を方向転換する際に、足
載部30がカバー40より外側に突出して障害物に接触
することを防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
の電動車椅子1を図面を参照して説明する。図1〜図5
はこの一例の電動車椅子1を示すものである。これらの
図に示すように、本例の電動車椅子1は、使用者が腰掛
ける椅子10と、該椅子10の下に配置されて椅子10
を移動させる駆動機構部20と、該椅子10に固定され
て椅子に腰掛けた使用者が足を載せるための足載部30
と、駆動機構部20の車輪を除く部分を覆うカバー40
と、前記椅子10とこれに固定された足載部30とを駆
動機構部20に対して上下動させる昇降装置50と、駆
動機構部20による電動車椅子1の移動及び椅子10の
駆動機構部20に対する昇降動作とを制御する操作装置
15とから、概略構成されている。
【0018】椅子10は、腰掛けるための座部11と、
座部11の後部から上方に延出する背もたれ部12と、
左右にそれぞれ形成された肘掛け部14,14とを有す
るものである。また、電動車椅子1を後述するように前
進及び後進させずに左右に方向転換する際に、方向転換
の中心が座部11を平面視した際の座部11の中央部と
なるようになっている。なお、座部11と背もたれ部1
2とは、着脱可能なシートカバー13に覆われており、
該シートカバー13は、洗濯や交換が可能なものとなっ
ている。
【0019】駆動機構部20は、電動車椅子1の左右に
一つずつ配置された駆動車輪21,21と、該駆動車輪
21,21の前後と左右に二つずつ配置された補助輪2
2,22,22,22と、駆動車輪21,21を駆動す
る図示しない電動装置と、電動装置の電源となる図示し
ないバッテリと、電動装置を制御する図示しない制御部
とを有するものである。
【0020】上記駆動車輪21,21は、椅子10の前
後のほぼ中央部に配置されるとともに、電動車椅子1全
体の前後のほぼ中央部に配置されている。また、左右の
駆動車輪21,21の前後位置は、互いに等しくされて
いる。また、左右の駆動車輪21,21の間隔が、左右
の肘掛け部14,14の間隔とほぼ等しくされており、
肘掛け部14の外側の側部位置と、駆動車輪21の外側
の側部の位置がほぼ一致するようになっている。すなわ
ち、左右の駆動車輪21,21全体の幅は、肘掛け部1
4,14を含む椅子10の幅とほぼ同じとなるようにさ
れている。また、左右の駆動車輪21,21の外側面同
士の距離が、電動車椅子1全体の左右幅とほぼ等しくさ
れている。
【0021】そして、電動車椅子1は、前進及び後進し
ない状態で、左右の駆動車輪21,21を互いに逆回転
させることにより、左右の駆動車輪21,21の中央部
で左右に回転できるようになっている。従って、左右の
駆動車輪21,21は、それぞれ、電動車椅子1の左右
において、電動車椅子1を前進及び後進しない状態で左
右に方向転換する際の回転中心を中心とする円周上に配
置されている。また、上述のように駆動車輪21,21
が配置されていることから、上述の左右への方向転換の
際の回転中心は、平面視した電動車椅子1の中央部すな
わち、電動車椅子1の前後の中心線と左右の中心線との
交点にほぼ重なるか、その近傍となる。また、回転中心
は、椅子10を平面視した際の中心ともほぼ重なるよう
になっている。
【0022】また、駆動車輪21,21は、駆動輪であ
り、上記電動装置に接続されて回転できるようになって
いるとともに、左右の駆動車輪21,21をそれぞれ独
立して駆動できるようになっている。そして、左右の駆
動車輪21,21を異なる回転数で回転させたり、一方
だけ回転させたり、互いに逆方向に回転させたりして、
その場で回転しての方向転換、前進しながらの方向転
換、後退しながらの方向転換等を行えるようになってい
るとともに、前進および後退を行えるようになってい
る。
【0023】また、駆動車輪21,21の前方及び後方
に配置される補助輪22,22,22,22は、上述の
ように左右の駆動車輪21,21を逆方向に回転させて
その場で方向転換する際の電動車椅子1の回転中心を中
心として上記駆動車輪21,21が配置される円周とほ
ぼ同じ円周上に配置されるようになっている。言い換え
れば、電動車椅子1を前進及び後進しない状態で回転さ
せた際の駆動車輪21,21の軌跡と、補助輪22,2
2,22,22の軌跡とは、その少なくとも一部が重な
った状態となっている。
【0024】以上の構成により、二つの左右の駆動車輪
21,21をそれぞれ逆方向に回転することにより、椅
子10を平面視した場合の中央部を回転中心として方向
転換することができるので、最も小回りで回転すること
ができる。
【0025】上記電動装置は、図示しない電動モータを
有し、制御部の制御のもとに、左右の駆動車輪21,2
1をそれぞれ駆動するものである。また、上記制御部
は、操作装置15からの制御信号に基づいて、左右の駆
動車輪21,21を駆動する電動装置の電動モータの作
動、停止、回転速度等を制御するものである。また、制
御部及び電動装置においては、左右の駆動車輪21,2
1の回転方向を逆にしたり、左右の駆動車輪21,21
の回転速度を変えたり、左右の駆動車輪21,21の一
方を駆動させ、他方を停止させたりすることにより、電
動車椅子1を左右に方向転換させるようになっている。
また、上記操作装置15は、前進、後進、左右への方向
転換、停止等を一つのジョイスティック状のレバーで操
作することができる。
【0026】上記椅子10には、足載部30がブラケッ
ト31を介して取り付けられている。また、前記駆動機
構部20には、昇降装置50が取り付けられており、こ
の昇降装置50にシートブラケット52を介して椅子1
0が取り付けられ椅子10および椅子10に取り付けら
れた足載部30が駆動機構部20に対して一体的に上下
動するようになっている。
【0027】上記昇降装置50は、図5に示すように、
駆動機構部20の後方に取り付けられた昇降レール51
及びシートブラケット52から、概略構成される。シー
トブラケット52の上下部分には、それぞれ車輪52
a,52aが取り付けられており、この車輪52a,5
2aが昇降レール51内を上下動することで、シートブ
ラケット52に取り付けられた椅子10が昇降するよう
になっている。
【0028】左右後方の補助輪22,22は間隔を有し
て設けられており、その間の下方部分の駆動機構部20
内には、椅子10を昇降させる昇降用モータ53が取付
けられており、前述の操作装置15に設けられた昇降用
スイッチ15aの操作によって停止および正逆回転がで
きるようになっている。昇降用モータ53の出力軸には
スプロケット54aが取付けられている。また、昇降レ
ール51の下部には、該昇降レール51に対して回転自
在に支持された、スプロケット54aより径の大きなス
プロケット54bが取り付けられ、スプロケット54a
とスプロケット54bとの間にはエンドレスのチェン5
4が掛け渡されている。また、スプロケット54bには
同軸でスプロケット54bより径の小さいスプロケット
55aが取付けられており、昇降レール51の上部に
も、昇降レール51に対して回転自在に支持された、ス
プロケット55aと同径のスプロケット55bが取り付
けられて、スプロケット55aとスプロケット55bと
の間にはチェン55が掛け渡されている。前記チェン5
5の両端にはフック56,56が結合されており、シー
トブラケット52から水平側方に突出させた棒状のフッ
ク掛け52b,52bに係合されている。
【0029】以上の構成により、昇降用モータ53が作
動すれば、スプロケット55a,55bはスプロケット
54aより小さな回転速度で回転し、チェン54,55
が動くと、シートブラケット52が昇降レール51に沿
って上または下へ動くことになる。
【0030】また、前記足載部30は、半透明の硬質プ
ラスチック板により構成されており、蝶番32を介して
ブラケット31に取り付けられることで、上方へ折り畳
み可能な構造になっている。
【0031】また、前記駆動機構部20には、この側面
を覆うようにカバー40がボルトにより取り付けられて
いる。カバー40は、平面視した場合の最外周部分がほ
ぼ円に近い形状となっている。また、上記円の中心は、
電動車椅子1をその場で左右に回転した場合の回転中心
とほぼ一致するようになっている。カバー40には、そ
の電動車椅子1前方側に、前記足載部30に対応した形
状の凹部41が形成され、この凹部41に、前記足載部
30が収納されるようになっている。そして、足載部3
0の前縁部は、図1に示すように、上述のカバー40の
最外周部分が接する円、すなわち、電動車椅子1をその
場で左右に方向転換した際の、回転中心を中心とする円
(円弧)にほぼ沿った形状となっている。従って、足載
部30の前縁部は、電動車椅子1をその場で左右に方向
転換した際の回転中心を中心とする円弧にほぼ沿った形
状とされている。
【0032】これにより、足載部30の前縁部は、中央
部が前方に突出しており、中央部から左右に離れるにし
たがって、後退するようになっている。従って、電動車
椅子1をその場で左右に方向転換した場合に、足載部3
0の前縁部には、突出する部分がなく、周囲に障害物が
あっても、その場での電動車椅子1の方向転換時に足載
部30が障害物に当たらないようになっている。また、
足載部30に足を揃えて載せた場合に、二つの足の前部
の中央部分に左右の足の親指及び人差し指が配置され、
これら親指及び人差し指の部分が中指、薬指、小指の部
分より前方に突出した状態となり、左右の小指の部分が
最も後退した状態となる。そして、このような形状は、
足載部30の中央部が前方に突出し、中央部の左右が後
退した形状と対応しており、足載部30の形状を効率的
なものとし、足載部30が楽に足を載せられる面積を有
していても、電動車椅子1の方向転換時に足載部30の
一部が特に外側に突出することがない形状とすることが
できる。
【0033】以上、本実施の形態の電動車椅子1によれ
ば、電動車椅子1を平面視した際のほぼ中央部に回転中
心があるので、電動車椅子1の後部に回転中心がある場
合に比較して、きわめて小回りがきく状態となるととも
に、椅子10が駆動機構部20に対して上下動するの
で、椅子10を駆動機構部20に対して高く上げたまま
の状態で、電動車椅子1に小回りの利く動きをさせるこ
とで、狭い空間内での高い位置における作業を円滑に行
うことができる。
【0034】また、椅子10とこれに固定された足載部
30とが、駆動機構部20に対して一体的に上下動する
ので、椅子10が駆動機構部20に対してどのような高
さにあるかに関わりなく、椅子10に座った状態で足載
部30に楽に足を載せることができる。
【0035】また、足載部30が透明であるので、椅子
10に座った状態で、足載部30の下に障害物などが無
いか、透明な足載部30の下側を直接目視することによ
り確認できる。
【0036】また、足載部30を折り畳んだままの状態
で椅子10を高い位置に上昇させることにより、車椅子
の乗降作業を円滑に行うことができる。
【0037】また、足載部30がカバー40に形成され
た凹部41に納められているので、車椅子を方向転換す
る際に、足載部30がカバー40より外側に突出して障
害物に接触することを防止できる。
【0038】なお、本発明は上記の実施形態例に限定さ
れることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の改良並びに設計の変更を行ってもよい。例え
ば、上記の実施形態例では、チェン54,55をスプロ
ケット54a,54b,55a,55bの間に掛け渡
し、昇降用モータ53を駆動させることで椅子10を昇
降させる構成としたが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、例えば油圧シリンダなどによって椅子10を
昇降させる構成としても良い。その他、具体的な細部構
造などについても適宜に変更可能であることは勿論であ
る。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の電動車椅子1によれば、
電動車椅子1を平面視した際のほぼ中央部に回転中心が
あるので、電動車椅子1の後部に回転中心がある場合に
比較して、きわめて小回りがきく状態となるとともに、
椅子10が駆動機構部20に対して上下動するので、椅
子10を駆動機構部20に対して高く上げたままの状態
で、電動車椅子1に小回りの利く動きをさせることで、
狭い空間内での高い位置における作業を円滑に行うこと
ができる。
【0040】請求項2記載の電動車椅子1によれば、請
求項1と同様の効果が得れらるとともに、椅子10とこ
れに固定された足載部30とが、駆動機構部20に対し
て一体的に上下動するので、椅子10が駆動機構部20
に対してどのような高さにあるかに関わりなく、椅子1
0に座った状態で足載部30に楽に足を載せることがで
きる。
【0041】請求項3記載の電動車椅子1によれば、請
求項2と同様の効果が得られるととも、足載部30が透
明であるので、椅子10に座った状態で、足載部30の
下に障害物などが無いか、透明な足載部30の下側を直
接目視することにより確認できる。
【0042】請求項4記載の電動車椅子1によれば、請
求項2または3と同様の効果が得られるとともに、足載
部30を折り畳んだままの状態で椅子10を高い位置に
上昇させることにより、車椅子の乗降作業を円滑に行う
ことができる。
【0043】請求項5記載の電動車椅子1によれば、請
求項2〜4のいずれかと同様の効果が得られるととも
に、足載部30がカバー40に形成された凹部41に納
められているので、車椅子を方向転換する際に、足載部
30がカバー40より外側に突出して障害物に接触する
ことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の電動車椅子を示す
斜視図である。
【図2】同、正面図である。
【図3】同、背面図である。
【図4】同、上面図である。
【図5】同、側面図である。
【符号の説明】
1 電動車椅子 10 椅子 20 駆動機構部 30 足載部 40 カバー 41 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀 光生 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内 (72)発明者 吉田 勉 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内 (72)発明者 入矢 健二 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面視した際のほぼ中央部を回転中心とし
    て左右に方向転換可能な電動車椅子であって、 椅子と駆動機構部とを備え、 前記椅子が、前記駆動機構部に対して上下動することを
    特徴とする電動車椅子。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電動車椅子において、 前記椅子とこれに固定された足載部とが、前記駆動機構
    部に対して一体的に上下動することを特徴とする電動車
    椅子。
  3. 【請求項3】請求項2記載の電動車椅子において、 前記足載部が透明であることを特徴とする電動車椅子。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載の電動車椅子におい
    て、 前記足載部が折り畳み可能であることを特徴とする電動
    車椅子。
  5. 【請求項5】請求項2〜4のいずれかに記載の電動車椅
    子において、 前記駆動機構部の周囲を覆うカバーを備え、 前記カバーの電動車椅子前方側には、足載部を納めるた
    めの凹部が形成されていることを特徴とする電動車椅
    子。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1875888A2 (en) 2006-07-05 2008-01-09 Kanto Auto Works, Ltd. Differential steering type motorized vehicle

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