JP2001104280A - 撮像対象支持装置および磁気共鳴撮像装置 - Google Patents
撮像対象支持装置および磁気共鳴撮像装置Info
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- JP2001104280A JP2001104280A JP28794599A JP28794599A JP2001104280A JP 2001104280 A JP2001104280 A JP 2001104280A JP 28794599 A JP28794599 A JP 28794599A JP 28794599 A JP28794599 A JP 28794599A JP 2001104280 A JP2001104280 A JP 2001104280A
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Abstract
を行う磁気共鳴撮像装置、および、そのような磁気共鳴
撮像装置のための撮像対象支持装置を実現する。 【解決手段】 少なくとも上体が起きた状態で被験者3
1を支持し、この状態で磁気共鳴撮像を行う。そのため
に、撮像対象支持手段43にRFコイル33を取り付け
る。RFコイル33は頭部出し入れのために開閉可能と
なっている。
Description
および磁気共鳴撮像装置に関し、特に、撮像対象を少な
くとも上体が起きた状態で支持する撮像対象支持装置、
および、撮像対象を少なくとも上体が起きた状態で撮像
する磁気共鳴撮像装置に関する。
た撮像空間内に撮像対象を搬入し、勾配磁場および高周
波磁場を印加して撮像対象内に磁気共鳴信号を発生さ
せ、その受信信号に基づいて断層像を生成する。撮像対
象は患者であることが多いので、撮像空間には横臥状態
で搬入され、その状態で撮像される。
タイム(real time)撮像が可能となり、患者
ばかりでなく、学術研究のために健康な被験者につい
て、活動中の脳を撮像することも行われる。すなわち、
感覚的刺激に対応する脳の活動または身体各部の自発運
動に対応する脳の活動を撮像することにより、脳の機能
を解明する。
体が起きた状態で行われることが多いので、脳活動状態
研究のための撮像を横臥状態で行うと、本来の脳の活動
状態を必ずしも正確に撮像できるとは限らないという問
題があった。
されたもので、その目的は、撮像対象の本来の活動状態
に近い状態で撮像を行う磁気共鳴撮像装置、および、そ
のような磁気共鳴撮像装置のための撮像対象支持装置を
実現することである。
するための第1の観点での発明は、少なくとも上体が起
きた状態である撮像対象を支持する支持手段と、前記撮
像対象の頭部を収容する筒状のRFコイルと、前記支持
手段に取り付けられ前記撮像対象の背後にあって前記R
Fコイルを支持するコイル支持手段とを具備することを
特徴とする撮像対象支持装置である。
観点での発明は、前記RFコイルは水平方向に開閉可能
であることを特徴とする(1)に記載の撮像対象支持装
置である。
観点での発明は、前記RFコイルは垂直方向に開閉可能
であることを特徴とする(1)に記載の撮像対象支持装
置である。
観点での発明は、前記RFコイルは垂直方向に移動可能
であることを特徴とする(1)に記載の撮像対象支持装
置である。
観点での発明は、撮像空間において少なくとも上体が起
きた状態である撮像対象を支持する支持手段と、前記撮
像対象の頭部を収容する筒状のRFコイルと、前記支持
手段に取り付けられ前記撮像対象の背後にあって前記R
Fコイルを支持するコイル支持手段と、前記撮像空間に
静磁場を形成する静磁場形成手段と、前記撮像空間に勾
配磁場を形成する勾配磁場形成手段と、前記撮像空間に
高周波磁場を形成する高周波磁場形成手段と、前記撮像
空間から前記RFコイルを通じて磁気共鳴信号を測定す
る測定手段と、前記測定した磁気共鳴信号に基づいて画
像を生成する画像生成手段とを具備することを特徴とす
る磁気共鳴撮像装置である。
観点での発明は、前記RFコイルは水平方向に開閉可能
であることを特徴とする(5)に記載の磁気共鳴撮像装
置である。
観点での発明は、前記RFコイルは垂直方向に開閉可能
であることを特徴とする(5)に記載の磁気共鳴撮像装
置である。
観点での発明は、前記RFコイルは垂直方向に移動可能
であることを特徴とする(5)に記載の磁気共鳴撮像装
置である。
点での発明は、前記RFコイルはヒンジによって開閉可
能であることを特徴とする(2)に記載の撮像対象支持
装置である。
観点での発明は、前記RFコイルはレールによって開閉
可能であることを特徴とする(2)に記載の撮像対象支
持装置である。
観点での発明は、前記RFコイルはヒンジによって開閉
可能であることを特徴とする(6)に記載の磁気共鳴撮
像装置である。
観点での発明は、前記RFコイルはレールによって開閉
可能であることを特徴とする(6)に記載の磁気共鳴撮
像装置である。
観点での発明は、撮像空間において少なくとも上体が起
きた状態である撮像対象を支持し、前記撮像対象の頭部
を収容する筒状のRFコイルに収容し、前記支持手段に
取り付けられたコイル支持手段により前記撮像対象の背
後で前記RFコイルを支持し、前記撮像空間に静磁場を
形成し、前記撮像空間に勾配磁場を形成し、前記撮像空
間に高周波磁場を形成し、前記撮像空間から前記RFコ
イルを通じて磁気共鳴信号を測定し、前記測定した磁気
共鳴信号に基づいて画像を生成することを特徴とする磁
気共鳴撮像方法である。
きた状態で撮像対象の頭部の磁気共鳴撮像を行う。ま
た、少なくとも上体が起きた状態で撮像対象を支持する
支持手段にRFコイルを設けて頭部の撮像を容易にす
る。
施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態
に限定されるものではない。図1に磁気共鳴撮像装置の
ブロック(block)図を示す。本装置は本発明の実
施の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明
の装置に関する実施の形態の一例が示される。本装置の
動作によって、本発明の方法に関する実施の形態の一例
が示される。
ステム(magnet system)11を有する。
マグネットシステム11は主磁場コイル部101および
勾配コイル部105を有する。これら各コイル部は概ね
円筒状の外形を有し、互いに同軸的に配置されている。
マグネットシステム11のボア(bore)の方向は垂
直方向となっている。そこで、これを縦型ボアマグネッ
トシステムという。
像対象である被験者31が座席43に着座して搬入され
る。座席43に着座することにより被験者31は上体を
立てた状態となる。座席43は、本発明における支持手
段の実施の形態の一例である。なお、支持手段は座席に
限るものではなく、被験者31を起立状態で支持するも
のでも良く、要するに少なくとも上体が起きた状態で支
持するものであれば良い。被験者31が着座した座席4
3は座席駆動部111で駆動され垂直方向に進退する。
部分の上部に取り付けられたRFコイル(radio
frequency coil)部33の中に収容され
ている。RFコイル部33は、例えばTEMレゾネータ
(transverse electromagnet
ic mode resonator)型のRFコイル
を用いて構成される。なお、RFコイルはTEMレゾネ
ータ型のものに限らず、例えば、バードケージ(bir
dcage)型コイルやサドル(saddle)型コイ
ル等、適宜のRFコイルであって良い。
し、マグネットシステム11の内部空間に主磁場コイル
部101および勾配コイル部105と同軸的に配置され
る。RFコイル部33および座席43については後にあ
らためて説明する。
コイルの実施の形態の一例である。座席43の背もたれ
部分は、本発明におけるコイル支持の実施の形態の一例
である。座席43、背もたれ部分およびRFコイル部3
3からなる部分は、本発明の撮像対象支持装置の実施の
形態の一例である。本支持装置の構成によって、本発明
の撮像対象支持装置に関する実施の形態の一例が示され
る。
ム11の内部空間に静磁場を形成する。主磁場コイル部
101は、本発明における静磁場形成手段の実施の形態
の一例である。静磁場の方向は垂直方向である。主磁場
コイル部101は例えば超伝導コイルを用いて構成され
る。なお、超伝導コイルに限らず常伝導コイル等を用い
て構成しても良いのはもちろんである。
持たせるための勾配磁場を生じる。発生する勾配磁場
は、スライス(slice)勾配磁場、リードアウト
(read out)勾配磁場およびフェーズエンコー
ド(phase encode)勾配磁場の3種であ
り、これら3種類の勾配磁場に対応して勾配コイル部1
05は図示しない3系統の勾配コイルを有する。
1の体内のスピン(spin)を励起するための高周波
磁場を形成する。高周波磁場を形成することをRF励起
信号の送信という。RF励起信号の送信は、RFコイル
部33とは別の送信専用のRFコイルで行うようにして
も良い。RFコイル部33は、また、励起されたスピン
が生じる電磁波すなわち磁気共鳴信号を受信する。
が接続されている。勾配駆動部131は勾配コイル部1
05に駆動信号を与えて勾配磁場を発生させる。勾配コ
イル部105および勾配駆動部131からなる部分は、
本発明における勾配磁場形成手段の実施の形態の一例で
ある。勾配駆動部131は、勾配コイル部105におけ
る3系統の勾配コイルに対応する図示しない3系統の駆
動回路を有する。
接続されている。RF駆動部141はRFコイル部33
に駆動信号を与えてRF励起信号を送信し、被験者31
の体内のスピンを励起する。RFコイル部33およびR
F駆動部141からなる部分は、本発明における高周波
磁場形成手段の実施の形態の一例である。
が接続されている。データ収集部151はRFコイル部
33が受信した受信信号を取り込み、それをディジタル
データ(digital data)として収集する。
RFコイル部33およびデータ収集部151からなる部
分は、本発明における測定手段の実施の形態の一例であ
る。
F駆動部141およびデータ収集部151には制御部1
61が接続されている。制御部161は、座席駆動部1
11ないしデータ収集部151をそれぞれ制御する。
理部171に入力される。データ処理部171は、デー
タ収集部151から取り込んだデータを図示しないメモ
リ(memory)に記憶する。メモリ内にはデータ空
間が形成される。データ空間は2次元フーリエ(Fou
rier)空間を構成する。データ処理部171は、こ
れら2次元フーリエ空間のデータを2次元逆フーリエ変
換して被験者31の頭部の断層像を再構成する。データ
処理部171は、本発明における画像生成手段の実施の
形態の一例ある。
されている。データ処理部171は制御部161の上位
にあってそれを統括する。データ処理部171には、表
示部181および操作部191が接続されている。表示
部181は、データ処理部171から出力される再構成
画像および各種の情報を表示する。操作部191は、操
作者によって操作され、各種の指令や情報等をデータ処
理部171に入力する。
1の外観を待機状態にある被験者31とともに示す。図
2は斜視図、図3は一部を断面で表した側面図である。
同図に示すように、マグネットシステム11は、床面F
Lに設けられた四本の支柱13によって支持されてい
る。
は、ピット(pit)21が設けられている。ピット2
1内には、床面から下る階段51が設けられている。被
験者31が着座した座席43は、座席昇降機構41によ
りピット21の底まで降下した状態にある。座席43お
よび座席昇降機構41は、後述するモーター等を除き非
磁性材料を用いて構成される。
(keyboard)45が設置されている。キーボー
ド45は撮像時に被験者31に操作させるものである。
キーボード45は座席と一体化されている。被験者31
がキーボード45およびその周囲を目視できるように、
RFコイル部33内には図示しない鏡が設けられてい
る。
等のキーボードに限るものではなく、実験の目的に応じ
て、例えば情報機器のキーボードやその他の操作具、筆
記具、工具等、手で操作する各種の器具であって良い。
あるいは、実験の目的によっては足で操作する器具を用
いるようにしても良い。
操作する昇降操作スイッチ(switch)47が設け
られている。昇降操作スイッチ47は操作部191の一
部を構成する。昇降操作スイッチ47の操作に基づく指
令は、データ処理部171および制御部161を通じて
座席駆動部111に与えられる。なお、昇降操作スイッ
チ47の信号は座席駆動部111に直接与えるようにし
ても良い。
降機構41を介して座席43を昇降させる。すなわち、
撮像時には図4に示すように座席43を上昇させて被験
者31をRFコイル部33とともに撮像空間に搬入し、
撮像終了が終了したら図1および図2に示した待機位置
まで下降させる。座席昇降機構41については後にあら
ためて説明する。
31およびRFコイル部33の相互関係を図5に示す。
同図に示すように、被験者31の頭部およびRFコイル
部33が、マグネットシステム11の中心すなわちマグ
ネットセンタ(magnetcenter)の撮像領域
に位置する。
座席43との関係において示す。同図に示すように、本
機構はネジ棒401を有する。ネジ棒401は、両端が
図示しない軸受けで支持されて垂直方向に延在してい
る。ネジ棒401の長さは、座席43の所定の昇降距離
よりやや長くなっている。
lley)403が固定され、このプーリー403にベ
ルト(belt)405を介してプーリー407の回転
が伝えられる。プーリー407は方向変換器409を介
して結合されたモーター(motor)411で駆動さ
れて回転する。モーター411は正逆両方向に回転可能
なものである。
が螺合している。ナット413の側面は座席43の背面
に固定されている。座席43は、腰掛け部431、足載
せ部433および背もたれ部435を一体化したものと
なっている。腰掛け部431は、足載せ部433からの
高さが調節可能になっている。背もたれ部435の上部
にRFコイル部33が取り付けられている。
e)機構により可動方向が垂直方向に限定されている。
このため、モーター411でネジ棒401をその螺旋の
後退方向に回転させることにより座席43を上昇させる
ことができ、螺旋の進行方向に回転させることにより座
席43を下降させることができる。
示す。同図において互いに垂直な3方向をx,y,zと
する。x方向は被験者31の顔面が向く方向、y方向は
被験者31の左右方向、z方向は被験者31の体軸方向
である。z方向は、また、RFコイル部33の軸方向で
ありかつ静磁場の方向でもある。以下の各図においても
同様である。
端が開口した円筒状の外形を有する。円筒の軸はz方向
である。RFコイル部33は円筒の壁面に沿って形成さ
れた図示しない所定のコイルパターン(coil pa
ttern)を有する。
び後部構造303の2部分からなる。前部構造301は
被験者31の顔面と対向する。後部構造303は被験者
31の後頭部と対向する。後部構造303の背面は座席
43の背もたれ部435の上部に取り付けられている。
ヒンジ(hinge)部305およびコネクタ(con
nector)部307で結合されている。ヒンジ部3
05およびコネクタ部307は、円筒の両側にz方向に
沿ってそれぞれ設けられている。コイルパターンの連続
性は、ヒンジ部305およびコネクタ部307を通じて
確保される。
は、コネクタ部307の接続を外せば、図8に示すよう
に、前部構造301を横に開くことができる。そこで、
被験者31を座席43に着座させるときは、予め前部構
造301を横に開いておくことにより、着座にともなっ
て後頭部が自ずから後部構造303の内側に入る。そこ
で、その状態で前部構造301を元通りに閉じてコネク
タ部307で接続すれば、頭部がRFコイル33の内部
に収容される。
ータ型コイルである場合のコネクタ307の配置例を示
す。同図に示すように、コネクタ307は、半円筒の縦
断面に相当する部分に4対のコネクタ371,373,
375,377を有する。他の型のRFコイルについて
も適宜のコネクタが用いられる。
するので、前部構造301の開状態を保つのに特に係止
手段を必要としないという利点がある。あるいは、係止
手段を設けるにしても係止力の小さなもので十分である
という利点がある。
2つの部分301,301’で構成して両者をコネクタ
部307で接続し、ヒンジ部305,305’で後部構
造303とそれぞれ結合するようにしても良い。このよ
うにすることにより、図11に示すように、前部構造3
01,301’を両開きにすることができる。この構成
も上記と同様な利点がある。
後部構造303よりもやや小経に構成して両者を両側の
コネクタ部307,307’で接続するとともに、後部
構造303の下縁に沿って設けたレール309上を摺動
可能な構成にしても良い。このようにすれば、図13に
示すように、前部構造301を後部構造303の内側に
回り込ませることにより、円筒の前面を開くことができ
る。
るときは、前部構造301を予め後部構造303の内側
に回り込ませておくことにより、着座にともなって後頭
部が自ずから後部構造303の内側に入る。そして、そ
の状態で前部構造301を元の位置に戻せば頭部がRF
コイル33の内部に収容される。この構成も上記と同様
な利点がある。前部構造301は縦に2分割して左右に
回り込ませるようにしても良いのはもちろんである。
4に示すように、両側に設けたスライド(slide)
部311,311’で結合するようにしても良い。コイ
ルパターンの連続性はスライド部311,311’を通
じて確保される。
は、図15に示すように、前部構造301を上にスライ
ドさせておく。前部構造301はこの位置で係止可能に
なっている。これにより、着座にともなって後頭部が自
ずから後部構造303の内側に入る。そして、その状態
で前部構造301を下ろせば、頭部がRFコイル33の
内部に収容される。
6に示すように、両側に設けたコネクタ部307,30
7’およびヒンジ部313,313’で結合するように
しても良い。ヒンジ部313,313’は円筒の上部に
設けられる。コイルパターンの連続性はコネクタ部30
7,307’を通じて確保される。
は、図17に示すように、前部構造301を上に開いて
おく。前部構造301はこの位置で係止可能になってい
る。これにより、着座にともなって後頭部が自ずから後
部構造303の内側に入る。そして、その状態で前部構
造301を下ろせば、頭部がRFコイル33の内部に収
容される。
に、スライド機構315で支持するようにしても良い。
スライド機構315は座席43の背もたれ部435の上
部に設けられる。スライド機構315は、RFコイル部
33をコイル軸方向に移動可能なように支持する。
は、一点鎖線で示すように、RFコイル部33を上に上
げておく。RFコイル部33はこの位置で係止可能にな
っている。そして、着座後にRFコイル部33を元通り
に下ろせば、頭部がRFコイル33の内部に収容され
る。
先ず、ピット21内に下降している座席43に被験者3
1を着席させ、その頭部をRFコイル部33内に収容す
る。次に、スイッチ47を操作して座席昇降機構41を
作動させ、座席43を上昇させ、図5に示した撮像位置
まで搬送する。
て撮像を開始する。撮像は制御部161による制御の下
で進行する。図19に、磁気共鳴撮像に用いるパルスシ
ーケンス(pulse sequence)の一例を示
す。このパルスシーケンスは、スピンエコー(SE:S
pin Echo)法のパルスシーケンスである。
起用の90°パルスおよび181°パルスのシーケンス
であり、(2)、(3)、(4)および(5)は、同じ
くそれぞれ、スライス勾配Gs、リードアウト勾配G
r、フェーズエンコード勾配GpおよびスピンエコーM
Rのシーケンスである。なお、90°パルスおよび18
1°パルスはそれぞれ中心信号で代表する。パルスシー
ケンスは時間軸tに沿って左から右に進行する。
ピンの90°励起が行われる。このときスライス勾配G
sが印加され所定のスライスについての選択励起が行わ
れる。90°励起から所定の時間後に、180°パルス
による180°励起すなわちスピン反転が行われる。こ
のときもスライス勾配Gsが印加され、同じスライスに
ついての選択的反転が行われる。
ードアウト勾配Grおよびフェーズエンコード勾配Gp
が印加される。リードアウト勾配Grによりスピンのデ
ィフェーズ(dephase)が行われる。フェーズエ
ンコード勾配Gpによりスピンのフェーズエンコードが
行われる。
ピンをリフェーズ(rephase)してスピンエコー
MRを発生させる。スピンエコーMRは、エコー中心に
関して対称的な波形を持つRF信号となる。中心エコー
は90°励起からTE(echo time)後に生じ
る。スピンエコーMRはデータ収集部151によりビュ
ーデータ(view data)として収集される。こ
のようなパスルシーケンスが周期TR(repetit
ion time)で64〜512回繰り返される。繰
り返しのたびにフェーズエンコード勾配Gpを変更し、
毎回異なるフェーズエンコードを行う。これによって、
64〜512ビューのビューデータが得られる。
を図20に示す。このパルスシーケンスは、グラディエ
ントエコー(GRE:Gradient Echo)法
のパルスシーケンスである。
励起用のα°パルスのシーケンスであり、(2)、
(3)、(4)および(5)は、同じくそれぞれ、スラ
イス勾配Gs、リードアウト勾配Gr、フェーズエンコ
ード勾配GpおよびスピンエコーMRのシーケンスであ
る。なお、α°パルスは中心信号で代表する。パルスシ
ーケンスは時間軸tに沿って左から右に進行する。
ンのα°励起が行われる。αは90以下である。このと
きスライス勾配Gsが印加され所定のスライスについて
の選択励起が行われる。
によりスピンのフェーズエンコードが行われる。次に、
リードアウト勾配Grにより先ずスピンをディフェーズ
し、次いでスピンをリフェーズして、グラディエントエ
コーMRを発生させる。グラディエントエコーMRは、
エコー中心に関して対称的な波形を持つRF信号とな
る。中心エコーはα°励起からTE後に生じる。
151によりビューデータとして収集される。このよう
なパスルシーケンスが周期TRで64〜512回繰り返
される。繰り返しのたびにフェーズエンコード勾配Gp
を変更し、毎回異なるフェーズエンコードを行う。これ
によって、64〜512ビューのビューデータが得られ
る。
よって得られたビューデータが、データ処理部171の
メモリに収集される。なお、パルスシーケンスはSE法
またはGRE法に限るものではなく、例えばファースト
スピンエコー(FSE:Fast Spin Ech
o)法やエコープラナーイメージング(EPI:Ech
o Planar Imaging)等、他の適宜の技
法のものであって良いのはいうまでもない。
次元逆フーリエ変換して被験者31の頭部の断層像を再
構成する。再構成画像は表示部181により可視像とし
て表示される。
ボード操作を行わせながら行い、得られた画像に基づい
て被験者31の脳の機能を調べる。被験者31は上体が
起きた状態でキーボード操作を行うので、人間が通常に
行動するのと同様な状態で操作をすることができる。こ
れによって、通常行動時の脳の機能を正しく撮像するこ
とができる。
作を行う場合ばかりでなく、例えば、言語発音や歌唱あ
るいは想念の想起等を行うときの脳の状態を撮像する場
合も、通常行動時の脳の機能を正しく撮像することがで
きる。さらに、上記のような被験者31の自発行動ばか
りでなく、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚等の感覚器官
の刺激に対する脳の振る舞いを撮像する場合も同様であ
る。
れば、撮像対象の本来の活動状態に近い状態で撮像を行
う磁気共鳴撮像装置、および、そのような磁気共鳴撮像
装置のための撮像対象支持装置を実現することができ
る。
である。
を待機状態の撮像対象とともに示す斜視図である。
を待機状態の撮像対象および操作者とともに示す側面図
である。
を撮像状態の撮像対象とともに示す斜視図である。
ムとの関係を示す図である。
的構成を示す図である。
的構成を示す図である。
的構成を示す図である。
的構成を示す図である。
式的構成を示す図である。
式的構成を示す図である。
式的構成を示す図である。
式的構成を示す図である。
式的構成を示す図である。
式的構成を示す図である。
式的構成を示す図である。
式的構成を示す図である。
式的構成を示す図である。
スの一例を示す模式図である。
スの一例を示す模式図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくとも上体が起きた状態である撮像
対象を支持する支持手段と、 前記撮像対象の頭部を収容する筒状のRFコイルと、 前記支持手段に取り付けられ前記撮像対象の背後にあっ
て前記RFコイルを支持するコイル支持手段と、を具備
することを特徴とする撮像対象支持装置。 - 【請求項2】 前記RFコイルは水平方向に開閉可能で
ある、ことを特徴とする請求項1に記載の撮像対象支持
装置。 - 【請求項3】 前記RFコイルは垂直方向に開閉可能で
ある、ことを特徴とする請求項1に記載の撮像対象支持
装置。 - 【請求項4】 前記RFコイルは垂直方向に移動可能で
ある、ことを特徴とする請求項1に記載の撮像対象支持
装置。 - 【請求項5】 撮像空間において少なくとも上体が起き
た状態である撮像対象を支持する支持手段と、 前記撮像対象の頭部を収容する筒状のRFコイルと、 前記支持手段に取り付けられ前記撮像対象の背後にあっ
て前記RFコイルを支持するコイル支持手段と、 前記撮像空間に静磁場を形成する静磁場形成手段と、 前記撮像空間に勾配磁場を形成する勾配磁場形成手段
と、 前記撮像空間に高周波磁場を形成する高周波磁場形成手
段と、 前記撮像空間から前記RFコイルを通じて磁気共鳴信号
を測定する測定手段と、 前記測定した磁気共鳴信号に基づいて画像を生成する画
像生成手段と、を具備することを特徴とする磁気共鳴撮
像装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003061929A (ja) * | 2001-08-16 | 2003-03-04 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | Rfコイルおよびそれを用いた磁気共鳴撮影装置 |
JP2007330795A (ja) * | 2006-06-12 | 2007-12-27 | Siemens Ag | 磁気共鳴装置のためのヘッドコイル構造体 |
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1999
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