JP2001103904A - ケーシング剥ぎ装置及びケーシング剥ぎ方法 - Google Patents

ケーシング剥ぎ装置及びケーシング剥ぎ方法

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JP2001103904A
JP2001103904A JP28945499A JP28945499A JP2001103904A JP 2001103904 A JP2001103904 A JP 2001103904A JP 28945499 A JP28945499 A JP 28945499A JP 28945499 A JP28945499 A JP 28945499A JP 2001103904 A JP2001103904 A JP 2001103904A
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JP
Japan
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casing
air nozzle
product
dried meat
meat product
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Pending
Application number
JP28945499A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeaki Kawasumi
重明 川澄
Naoto Sasajima
直人 笹嶋
Shinji Samuzawa
信二 寒沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Prima Meat Packers Ltd
Original Assignee
Prima Meat Packers Ltd
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Publication date
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  • Processing Of Meat And Fish (AREA)
  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水分活性を高めることなく、また、衛生的に
も優れ、しかも簡単にケーシングを剥ぐことができるケ
ーシング剥ぎ装置及びその方法を提供することを目的と
する。 【解決手段】 ケーシング2に包まれた乾燥食肉製品1
にゴム製リング4を挿通させておき、ゴム製リング4を
挿通させた製品1の端部においてケーシング端部2aを
開き、ケーシング端部2aが開かれた製品1の端部付近
にエアノズル5を近接させると共に、開かれたケーシン
グ端部2aでエアノズル5外周を覆って、ゴム製リング
4をエアノズル5側に移動させて、エアノズル5外周に
ケーシング端部2a内面を密着させた後、エアノズル5
よりエアを送り込んでケーシング2を膨らませて製品1
から剥がすようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乾燥食肉製品をス
ライスする前にケーシングを剥ぐ装置及びその方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】サラミ等の乾燥食肉製品は、通気性のケ
ーシングに充填後、乾燥させて、ケーシングを剥がない
まま二次包装をして商品としていたが、最近、商品の多
様化から、乾燥食肉製品のケーシングを剥いでスライス
し、二次包装する商品が販売されるようになってきた。
スライス用の乾燥食肉製品は、一定の形状のスライス品
が効率よく得られるように従来の製品よりも長いケーシ
ングに充填され、加熱乾燥後、ケーシングを剥いでスラ
イスしている。
【0003】従来、このケーシングを剥ぐ方法として
は、例えば、特開平10−262544号公報に開示さ
れた技術が知られている。これは、まず、温水に皮付き
の製品を浸しケーシングをふやかす工程と、製品より長
さの短いホルダに製品を入れ、ホルダからはみ出した製
品の先のケーシングの一部を破って開く工程と、開いた
ケーシングをめくって、ホルダーの上に反転させる工程
と、ホルダの上に反転されたケーシングを固定し、ホル
ダ内にエアを送り込んで製品だけをホルダから飛び出さ
せる工程を備えて構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、乾燥食
肉製品を温水に浸すとAW(水分活性値)が高くなり好
ましくない。例えば、ドライソーセージの場合は、AW
が0.87以下となるよう規格されいるが、この値を上
回る恐れがある。また、ケーシングが剥がれ裸の状態と
なった製品をホルダの外に飛び出させることは衛生的に
も好ましくない。
【0005】そこで、本発明は、上述した課題を解決す
るためになされたものであり、水分活性を高めることな
く、また、衛生的にも優れ、しかも簡単にケーシングを
剥ぐことができるケーシング剥ぎ装置及びその方法を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明に係るケーシング剥ぎ方法は、乾燥によ
り、ケーシングが皺となって製品に強く密着している乾
燥食肉製品のケーシング剥ぎ方法において、前記ケーシ
ングに包まれた前記乾燥食肉製品にリング状の締め付け
部材を挿通させておく工程と、前記締め付け部材を挿通
させた前記乾燥食肉製品の端部において前記ケーシング
を開く工程と、前記ケーシングが開かれた前記乾燥食肉
製品の端部付近にエアノズルを近接させると共に、前記
開かれたケーシングで前記エアノズル外周を覆う工程
と、前記締め付け部材を前記エアノズル側に移動させ
て、前記エアノズル外周と前記ケーシング内面とを締め
付けて密着させる工程と、前記エアノズルよりエアを送
り込んで前記ケーシングを膨らませて前記乾燥食肉製品
から剥がす工程とからなることを特徴とするものであ
る。
【0007】また、本発明に係るケーシング剥ぎ装置
は、乾燥により、ケーシングが皺となって製品に強く密
着している乾燥食肉製品のケーシング剥ぎ装置におい
て、前記ケーシングが開かれた前記乾燥食肉製品の端部
付近に近接されると共に、前記開かれたケーシングでそ
の外周が覆われるエアノズルと、前記エアノズル外周と
前記ケーシング内面とを締め付けて密着させる締め付け
部材とを備え、前記エアノズルよりエアを送り込んで前
記ケーシングを膨らませて前記乾燥食肉製品から剥がす
ことを特徴とするものである。
【0008】このような構成によれば、前記乾燥食肉製
品を温水などに浸す必要がないのでAWが高くなる恐れ
がない。また乾燥食肉製品がケーシングより剥がれても
未だケーシングに包まれた状態を維持できるので衛生的
である。また、構成が簡単であり、大がかりな設備が不
要で低コストに実現できる。なお、実施の形態におい
て、前記エアノズルの先端には、前記ケーシングを前記
エアノズル外周面に密着させる締め付け部材が外れるの
を防止するための係止部が突起状に設けられている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1、2は本発
明に係るケーシング剥ぎ装置およびケーシング剥ぎ方法
を示す工程図である。サラミ等の乾燥食肉製品1は、図
1(a)に示されるように、ファイブラスケーシング2
により包装されている。このケーシング2は製品1の表
面に強く食い込んでおり、製品1表面と一体的に皺状態
となっている。製品1は細長く、その両端でケーシング
2がクリップ3により止められている。製品1の一端側
1aは他端側より尖っており、その部分でケーシング2
は所定長さの余裕を持って、クリップ3により止められ
ている。
【0010】次に、(b)に示されるように、ケーシン
グ2に包まれた製品1の一端側1aにリング状の締め付
け部材として例えばゴム製リング4を挿通させておき、
一端側1aのケーシング端部2aをクリップ3の部分よ
り切り開く。
【0011】次に、図2(c)に示されるように、ケー
シング端部2aが開かれた製品1の端部付近にエアノズ
ル5を近接させると共に、開かれたケーシング端部2a
部付近でエアノズル5外周を覆う。そして、(d)に示
されるように、ゴム製リング4をエアノズル5側に移動
させて、エアノズル5外周とケーシング端部2a内面と
を締め付けて密着させる。エアノズル5の外周には、ゴ
ム製リング4の抜け止め用の係止部5aが所定数、例え
ば3つ設けられており、その中のいずれかにゴム製リン
グ4が係止されて、ケーシング2がエアノズル5より外
れるのを防止している。
【0012】そして、(e)に示されるように、エアノ
ズル5よりエアを送り込んでケーシング2を膨らませ、
製品1からケーシング2を剥がす。この場合、エア圧は
約5〜6kg/cm2を用いている。こうして、ケーシ
ング2が製品1を包んだ状態で膨らんで剥がされること
で、製品1が従来のように裸の状態で外に飛び出すこと
がなく衛生的である。そして、図示しないスライス工程
においてケーシング2が製品1より外されスライスされ
る。この場合、ケーシング2は製品1より剥がされた状
態となっているので、製品1のケーシング2からの取り
外しは容易である。
【0013】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明によれ
ば、乾燥食肉製品からケーシングを剥がすに際して水を
使う必要とがなく、従ってAW値を高めることなく、ま
た、ケーシングより製品が外に出されることもないので
衛生的にも優れ、しかも簡単にケーシングを剥ぐことが
できるケーシング剥ぎ装置及びその方法を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す工程(a),(b)
を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す工程(c),
(d),(e)を示す図である。
【符号の説明】
1 乾燥食肉製品 2 ファイブラスケーシング 4 ゴム製リング(締め付け部材) 5 エアノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寒沢 信二 茨城県土浦市中向原635番地 プリマハム 株式会社内 Fターム(参考) 3E058 AA06 BA02 CA01 FA02 4B011 DA01 DA02 DA03 DB04 DC03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥によりケーシングが皺となって製品
    に強く密着している乾燥食肉製品のケーシング剥ぎ方法
    において、 前記ケーシングに包まれた前記乾燥食肉製品にリング状
    の締め付け部材を挿通させておく工程と、 前記締め付け部材を挿通させた前記乾燥食肉製品の端部
    において前記ケーシングを開く工程と、 前記ケーシングが開かれた前記乾燥食肉製品の端部付近
    にエアノズルを近接させると共に、前記開かれたケーシ
    ングで前記エアノズル外周を覆う工程と、 前記締め付け部材を前記エアノズル側に移動させて、前
    記エアノズル外周と前記ケーシング内面とを締め付けて
    密着させる工程と、 前記エアノズルよりエアを送り込んで前記ケーシングを
    膨らませて前記乾燥食肉製品から剥がす工程とからなる
    ことを特徴とする乾燥食肉製品のケーシング剥ぎ方法。
  2. 【請求項2】 乾燥によりケーシングが皺となって製品
    に強く密着している乾燥食肉製品のケーシング剥ぎ装置
    において、 前記ケーシングが開かれた前記乾燥食肉製品の端部付近
    に近接されると共に、前記開かれたケーシングでその外
    周が覆われるエアノズルと、 前記エアノズル外周と前記ケーシング内面とを締め付け
    て密着させる締め付け部材とを備え、 前記エアノズルよりエアを送り込んで前記ケーシングを
    膨らませて前記乾燥食肉製品から剥がすことを特徴とす
    る乾燥食肉製品のケーシング剥ぎ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1295529A1 (en) * 2001-09-19 2003-03-26 Eriksson Capital AB Device and method for detaching coating skins from processed meat products

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1295529A1 (en) * 2001-09-19 2003-03-26 Eriksson Capital AB Device and method for detaching coating skins from processed meat products
US6582290B2 (en) * 2001-09-19 2003-06-24 Eriksson Capital Ab Device and method for detaching coating skins from processed meat products

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