JP2001103389A - 受信機及びチューナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】受信機おいて、画面に表示されていないガイド
情報を方向キーと関連づけて容易に切換え表示させるこ
とができ、操作が容易で使い勝手を向上すること。 【解決手段】リモコン２００の方向キー２０４〜２０７
で画面上に表示されるガイド情報を選択する受信機にお
いて、方向キー２０４〜２０７を単独で操作する場合に
は画面上に表示されるガイド情報の複数の選択項目を方
向キーの操作される方向に選択し、操作切換キー３００
を押下して方向キー２０４〜２０７を操作する場合には
方向キーの操作される方向に対応して表示されていない
ガイド情報を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、受信機及びチュー
ナに係り、特にガイド情報を選択して表示する方向キー
を有する受信機及びチューナに好適なものである。

【０００２】

【従来の技術】放送や通信のデジタル化に伴い、例えば
番組の放送予定に関する情報であるＥＰＧ（Ｅｒｅｃｔ
ｏｒｉｃ Ｐｒｏｇｒａｍ Ｇｕｉｄｅ）と呼ばれる番
組ガイド情報を受信機もしくは受信機に接続された表示
モニターに表示することにより、画面上で番組の放送予
定を確認できる受信機が提供されている。なお、以下、
画面上に表示される番組ガイド情報を番組表という。

【０００３】この受信機において、画面内に一度にすべ
ての番組表を表示するには、認識できる文字のサイズや
解像度の問題がある。

【０００４】そこで、従来の受信機としては、例えば特
開平１０−２０８３２８号公報に記載されいるように、
縦軸と横軸に放送局と時間帯をそれぞれ割り当てた表形
式で番組表を表示し、その表示する放送局や時間帯を上
下、左右方向に切換えることにより、表示されていない
番組表を表示して閲覧するようになっている。また、こ
の表示する放送局や時間帯を上下左右方向に切換えるた
めに、リモートコントローラ（以下、リモコンという）
上に上下左右キーを有し、この上下左右キーを押下する
ことにより、画面上に表示される番組表の各番組を選択
し、選択した番組の詳細情報を確認したり、予約の設定
を行ったりできるようにもなっている。

【０００５】また、従来の受信機のリモコンとしては、
例えば特開平８−２８９２１４号公報に記載されている
ように、上下左右キーの独立したキーの代わりにスティ
ック状のボタンキーを有し、これを上下左右方向に傾け
ることにより、選択可能としているものがある。

【０００６】さらには、表示するチャンネルや時間帯を
変更する具体的な方法としては、例えば次の三つの方法
がある。

【０００７】画面に表示する番組表のチャンネルや時間
帯を変更する第一の方法としては、画面に表示されてい
る番組表内の端に表示されている番組を選択し、さらに
画面外側方向に相当する方向キーを押下することによ
り、番組表で表示するチャンネルや時間帯を切換える方
法である。

【０００８】即ち、番組表の最左列の番組、例えば図１
３（ａ）に示すＣＨ４の番組が選択された状態において
は、リモコンの右キーを２回押下して番組表の最右列の
ＣＨ６の番組を選択し、この状態から更にリモコンの右
キーを押下すると、番組表がＣＨ７、ＣＨ８、ＣＨ９の
表示に切換る。また、番組表の最左列の番組、例えばＣ
Ｈ４の番組を選択した状態においては、更にリモコンの
左キーを押下すると、番組表がＣＨ１、ＣＨ２、ＣＨ３
の表示に切換る。

【０００９】そして、番組表の最上段の番組、例えば図
１３（ａ）に示すＰＭ６の番組が選択された状態におい
ては、リモコンの上キーが押下されると、番組表がＰＭ
３、４、５の表示に切換る。また、番組表の最上段の番
組、例えばＰＭ６の番組が選択された状態においては、
リモコンの下キーを２回押下して番組表の最下段を選択
し、この状態から更にリモコンの下キーを押下すると、
番組表がＰＭ９、１０、１１の表示に切換る。

【００１０】また、画面に表示する番組表のチャンネル
や時間帯を変更する第二の方法としては、図１３（ｂ）
の表示例に示すように、表示する時間帯を切換る上ボタ
ン１０１及び下ボタン１０２、表示するチャンネルを切
換える左ボタン１０３及び右ボタン１０４を画面上に表
示し、それらの画面上の切換えボタン１０１〜１０４を
リモコン上下左右キーを用いて選択し、決定キーを押下
することによって切換る方法である。

【００１１】即ち、番組表の上ボタン１０１を選択して
リモコンの決定キーを押下すると、番組表が前の時間帯
ＰＭ３、４、５の表示に切換る。また、番組表の下ボタ
ン１０２を選択してリモコンの決定キーを押下すると、
番組表が先の時間帯ＰＭ６、７、８の表示に切換る。

【００１２】そして、番組表の左ボタン１０３を選択し
て決定キーを押下すると、番組表が数字の小さいチャン
ネル番号のチャンネルＣＨ１、２、３の表示に切換る。
また、番組表の右ボタン１０４を選択して決定キーを押
下すると、番組表が数字の大きいチャンネル番号のチャ
ンネルＣＨ７、８、９の表示に切換る。

【００１３】さらには、画面に表示する番組表のチャン
ネルや時間帯を変更する第三の方法としては、リモコン
上に番組表内に表示されている番組を選択する上下左右
キーとは別のページめくりキーをリモコンに有し、その
ページめくりキーを用いて画面上の番組表の表示チャン
ネル、時間帯を切換えるものがある。

【００１４】

【発明が解決しようとする課題】従来の受信機における
番組表のチャンネルや時間帯を変更する第一及び第二の
方法では、番組表の表示チャンネル、時間帯を切換える
ために、何度もリモコンの方向キーを押下する必要があ
り、面倒であった。

【００１５】また、従来の受信機における番組表のチャ
ンネルや時間帯を変更する第三の方法では、番組表内の
番組を選択するのに用いる方向キーと、ページめくりキ
ーとが距離的に離れており、操作しづらく、また感覚的
にも分かりづらかいものであった。

【００１６】本発明は、画面に表示されていないガイド
情報を方向キーと関連づけて容易に切換え表示させるこ
とができ、操作が容易で使い勝手の優れた受信機及びチ
ューナを得ることを目的とする。

【００１７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第１の特徴は、画面上に表示されるガイド情
報の選択項目を選択する方向キーを有する入力手段と、
前記入力手段の入力信号に基づいて前記画面上に表示さ
れるガイド情報の選択を制御する制御手段とを備え、前
記ガイド情報は、画面上に表示されるガイド情報とこれ
に関連する画面上に表示されないガイド情報とを有する
と共に、前記画面上に表示されるガイド情報に複数の選
択項目を有し、前記制御手段は、前記方向キーにより前
記画面上に表示されるガイド情報の複数の選択項目を上
下左右方向に選択する機能を有する受信機において、前
記入力手段は、前記方向キーと操作切換キーとを有し、
前記制御手段は、前記方向キーを単独で操作する場合に
は画面上に表示されるガイド情報の複数の選択項目を方
向キーの操作される方向に選択する機能を有し、前記操
作切換キーを押下して前記方向キーを操作した場合には
その方向キーの操作される方向に対応して表示されてい
ないガイド情報を表示する機能を有する構成にしたこと
にある。

【００１８】本発明の第２の特徴は、画面上に表示され
るガイド情報の選択項目を選択する方向キーを有する入
力手段と、前記入力手段の入力信号に基づいて前記画面
上に表示されるガイド情報の選択を制御する制御手段と
を備え、前記ガイド情報は、画面上に表示されるガイド
情報とこれに関連する画面上に表示されないガイド情報
とを有すると共に、前記画面上に表示されるガイド情報
に複数の選択項目を有する受信機において、前記入力手
段の方向キーは、第１の方向キーとこの第１の方向キー
に同心状に設けられた第２の方向キーとを有し、前記制
御手段は、前記第１の方向キーを操作する場合には画面
上に表示されるガイド情報の複数の選択項目を方向キー
の操作される方向に選択する機能を有し、前記第２の方
向キーを操作する場合にはその第２の方向キーの操作さ
れる方向で表示されていないガイド情報を表示する機能
を有する構成にしたことにある。

【００１９】好ましくは、前記画面上に表示されるガイ
ド情報が番組ガイド情報である。

【００２０】本発明の第３の特徴は、画面上に表示され
るガイド情報の選択項目を選択する信号と画面上に表示
されるガイド情報を切換える信号とを認識する制御入力
部と、ガイド情報を格納するデータ記憶部と、画面に表
示するガイド情報を作成する表示データ作成部と、ガイ
ド情報を表示する表示モニターと、前記制御入力部で認
識した信号に基づいて、前記データ記憶部に格納された
ガイド情報を用いて前記表示データ作成部で画面に表示
するガイド情報を作成させ、このガイド情報を前記表示
モニターに表示するように制御する制御手段とを備えた
ことにある。

【００２１】本発明の第４の特徴は、画面上に表示され
るガイド情報の選択項目を選択する方向キーを有する入
力手段と、前記入力手段の入力信号に基づいて前記画面
上に表示されるガイド情報の選択を制御する制御手段と
を備え、前記ガイド情報は、画面上に表示されるガイド
情報とこれに関連する画面上に表示されないガイド情報
とを有すると共に、前記画面上に表示されるガイド情報
に複数の選択項目を有する受信機において、前記ガイド
情報は、チャンネル軸と時間帯とよりなる表形式の画面
上に表示される番組ガイド情報とすると共に、その複数
の選択項目をチャンネ及び時間帯とし、前記制御手段
は、画面上に表示される番組ガイド情報のチャンネル方
向及び時間帯の方向に選択を移動する機能を有し、その
移動方向に対応して表示されていないガイド情報を切換
え表示する機能を有する構成にしたことにある。

【００２２】本発明の第５の特徴は、画面上に表示され
るガイド情報の選択項目を選択する方向キーを有する入
力手段と、前記入力手段の入力信号に基づいて前記画面
上に表示されるガイド情報の選択を行うための制御信号
を出力する制御手段とを備え、前記ガイド情報は、画面
上に表示されるガイド情報とこれに関連する画面上に表
示されないガイド情報とを有すると共に、前記画面上に
表示されるガイド情報に複数の選択項目を有する受信機
において、前記制御手段は、前記画面上に表示されるガ
イド情報の選択項目を選択方向が区別されるように制御
信号を出力すると共に、前記画面上に表示されていない
ガイド情報を切換え表示するように前記選択方向と対応
して制御信号を出力する構成にしたことにある。

【００２３】本発明の第６の特徴は、画面上に表示され
るガイド情報の選択項目を選択する信号と画面上に表示
されるガイド情報を切換える信号とを認識する制御入力
部と、ガイド情報を格納するデータ記憶部と、画面に表
示するガイド情報を作成する表示データ作成部と、前記
制御入力部で認識した信号に基づいて、前記データ記憶
部に格納されたガイド情報を用いて前記表示データ作成
部で画面に表示するガイド情報を作成させるように制御
する制御手段とを備えたことにある。

【００２４】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図を用い
て説明する。なお、各図における同一符号は、同一物ま
たは相当物を示す。

【００２５】まず、本発明の受信機の一実施例の全体構
成を図１を用いて説明する。図１は本発明の受信機の一
実施例を示すブロック図である。

【００２６】図１において、２００は入力手段を構成す
るリモコン、５０１は放送受信用アンテナ、５０２はア
ンテナ５０１からの入力信号の中から所望のチャンネル
を選局する選局部、５０３は選局した信号よりデータを
検出・復調する復調部、５０４は復調されたデータより
マルチプレックス、すなわち多重化されている信号をそ
れぞれ分離するデ・マルチプレクサ、５０５は多重化さ
れた信号からＭＰＥＧ方式で圧縮されている映像および
音声データをもとの映像信号および音声信号にデコード
（復調）するためのＭＰＥＧデコーダ、５０６は各ブロ
ックの動作を制御する制御マイコン、５０７は時計装
置、５０８はデ・マルチプレクサより送られる番組表を
格納するデータ記憶部、５０９は画面に表示する番組表
を作成する表示データ作成部、５１０はリモコン２００
からの制御信号を受け付ける制御入力部、５１１は制御
出力部、５１２はＭＰＥＧデコーダ５０５、表示データ
作成部５０９より出力される信号を切換え、または合成
して画面に表示するための信号切換／出力部、５１３は
出力された信号を表示する表示モニターである。なお、
この受信機は、表示モニター５１３まで含むテレビのよ
うな形態であるが、表示モニター５１３までは含まない
セットトップボックスの形態もある。

【００２７】次に、本発明の受信機の操作に用いるリモ
コンの第１実施例について図２から図４を用いて説明す
る。図２は本発明の受信機の操作に用いるリモコンの第
１実施例の正面図である。図３は図２に示すリモコンの
使用状態を説明する側面図である。図４は本発明の受信
機の操作に用いるリモコンのブロック図である。

【００２８】図２において、２０１は電源キー、２０２
は入力切換キー、２０３は番組表を画面上に表示させる
のに用いる番組表キー、２０４は上キー、２０５は下キ
ー、２０６は左キー、２０７は右キー、２０８は決定キ
ー、２０９は音量キー、２１０はチャンネルキーであ
る。上キー２０４、下キー２０５、左キー２０６及び右
キー２０７は、上下左右方向の方向キーを構成する。

【００２９】図３において、３００はリモコン背面に配
置される操作切換キーである。この操作切換キー３００
は、上下左右キー２０４、２０５、２０６、２０７を親
指で操作しながら、人差し指で押しやすい位置、この実
施例では上下左右キー２０４、２０５、２０６、２０７
に対応する背面側に配置されている。なお、操作切換え
キー３００は、背面以外に配置してもよく、例えば側面
や表面に配置してもよい。

【００３０】図４において、４０１はリモコン上のキー
操作を識別する制御入力部、４０２は制御マイコン、４
０３は押されたキーに対応した赤外線を発信する制御出
力部である。この制御出力部４０３は、具体的には例え
ば発光ダイオードであり、また、電波発信器であっても
よい。

【００３１】次に、本発明の受信機の動作を、第１実施
例のリモコンを用いた場合について、図１から図９を用
いて説明する。

【００３２】図２に示すリモコン２００の番組表キー２
０３が押下されると、図４に示す制御マイコン４０２は
制御入力部４０１からの信号により押下されたキーを判
断し、番組表キー２０３に対応した制御信号コードを制
御信号出力部４０３より出力する。

【００３３】これに対して、図１に示す制御入力部５１
０は、リモコン２００からの制御信号を検知し、制御マ
イコン５０６におくる。制御マイコン５０６は、時計装
置５０７より現在時刻を取得し、データ記憶部５０８に
格納されている番組表を用いて表示データ作成部５０９
にて表示データを作成し、信号切換/出力部５１２より
出力することにより、図６に示す番組表を表示モニター
５１３の画面上に出力する。

【００３４】図６において、７０１はチャンネル、７０
２は時間を表し、横軸がチャンネル、縦軸が時間である
表形式によって、番組の放送予定情報を画面上に表示し
ている。７００は選択枠を表しており、図６の画面状態
においては、７０３の番組「ニュース６」が選択されてい
ることを示している。７０４は詳細情報表示領域であ
り、選択枠７００が選択している番組「ニュース６」７０
３のタイトル、及び詳細情報が表示される。

【００３５】図６で示す選択枠７００は、リモコン２０
０の上キー２０４、下キー２０５、左キー２０６、右キ
ー２０７を押下し、押下した方向キーの方向に移動さ
せ、番組表内の番組を選択して、詳細情報表示領域７０
４で選択された番組の詳細情報を確認することができ
る。

【００３６】例えば、図６の状態において、リモコン２
００の右キー２０７が押下されると、図７に示すよう
に、右側の番組が選択される。リモコン２００の右キー
２０７が押下されると、リモコン２００の制御マイコン
４０２は、制御入力部４０１で押されたキーを判断し、
制御出力部４０３から右キー２０７に対応した赤外線コ
ードを発信する。制御入力部５１０がこのリモコン２０
０からの赤外線コードを受光すると、制御マイコン５０
６は、現在選択されている番組と同じ時間帯で、チャン
ネル番号がひとつ大きいチャンネルの番組に選択枠を移
動すると判断し、その番組に選択枠が付加された表示デ
ータを表示データ作成部５０９において作成し、信号切
換/出力部５１２より出力することにより、図７に示す
番組表を表示モニター５１３上へ表示する。

【００３７】このようにして、ユーザーは表示されてい
る番組表の中の番組をリモコン２００の上キー２０４、
下キー２０５、左キー２０６、右キー２０７を押下する
ことにより容易に選択することができる。

【００３８】ここで、画面上に表示されていない番組表
に切換え表示する具体的方法について説明する。

【００３９】画面上に表示されていないチャンネルの番
組表に切換え表示するには、リモコン２００の背面に配
置している操作切換えキー３００を押下しながら、左キ
ー２０６または右キー２０７を押下することにより切換
え表示することができる。また、画面上に表示されてい
ない時間帯の番組表に切換え表示するには、リモコン２
００の背面に配置している操作切換えキー３００を押下
しながら、上キー２０４または下キー２０５を押下する
ことにより切換え表示することができる。

【００４０】つまり、リモコン２００の上キー２０４、
下キー２０５、左キー２０６、右キー２０７を単独で押
下した場合と、リモコン２００の背面にある操作切換え
キー３００を押下しながら、上キー２０４、下キー２０
５、左キー２０６、右キー２０７を押下する場合では、
リモコン２００の制御出力部４０３から異なった赤外線
コードが発信される。

【００４１】例えば、リモコン２００の上キー２０４が
単独で押下されると、図５（ａ）に示す赤外線コード６
０１がリモコン２００の制御出力部４０３から発信され
る。また、リモコン２００の背面にある操作切換えキー
３００を押下しながら、上キー２０４が押下されたとき
には、図５（ｂ）の赤外線コード６０５に示すように、
上キー２０４を単独で押下したときに発信されるコード
６０１とは異なる赤外線コード６０５が発信される。

【００４２】同様に、リモコン２００の下キー２０５、
左キー２０６、右キー２０７がそれぞれ単独で押下され
ると、図５（ａ）に示す赤外線コード６０２、６０３、
６０４がリモコン２００の制御出力部４０３から発信さ
れる。また、リモコン２００の背面にある操作切換えキ
ー３００を押下しながら、下キー２０５、左キー２０
６、右キー２０７がそれぞれ押下されたときには、下キ
ー２０５、左キー２０６、右キー２０７を単独で押下し
たときとは異なる図５（ｂ）に示す赤外線コード６０
６、６０７、６０８が発信される。

【００４３】例えば、図６の画面状態において、リモコ
ン２００の背面の操作切換えキー３００を押下しながら
右キー２０７を押下すると、リモコン２００の制御入力
部４０１においてその入力を認識し、リモコン２００の
制御マイコン４０２において右キー２０７が単独で押下
されたときとは異なるコードを出力し、リモコン２００
の制御出力部４０３より対応する赤外線コード６０８を
発信する。

【００４４】これに対して、図１に示す受信機の制御入
力部５１０は、リモコン２００からの赤外線コード６０
８を受光し、制御マイコン５０６に送る。制御マイコン
５０６は、データ記憶部５０８に格納されている番組表
の中から、現在表示している時間帯で、現在表示してい
るチャンネルよりもチャンネル番号の大きいチャンネル
の番組表を抽出し、表示データ作成部５０９において表
示する番組表データを作成し、信号切換/出力部５１２
により出力することにより、図８に示すように、チャン
ネル番号の大きいチャンネルの番組表を表示モニター５
１３上に表示する。

【００４５】従って、ＣＨ１、ＣＨ２、ＣＨ３の番組が
表示されている図６に示す番組表から、前記操作によ
り、ＣＨ４、ＣＨ５、ＣＨ６の番組が表示されている図
８に示す番組表に切換えることができる。

【００４６】同様にして、図８の画面状態において、リ
モコン２００の背面にある操作切換えキー３００を押下
しながら、左キー２０６を押下すると、図６に示すよう
に、よりチャンネル番号が小さいチャンネルの番組表の
画面に戻ることとなる。

【００４７】このように、ユーザーが番組表で表示する
チャンネルを切換えるには、リモコン２００の背面の操
作切換えキー３００を押下しながら左キー２０６または
右キー２０７を押下するだけでよく、リモコン２００の
キーを何度も押したり、上下左右キーとは離れた位置に
配置されている別のキーを押すことなく、容易にすばや
く切換えることができる。

【００４８】番組表で表示する時間帯を切換える場合
は、リモコン２００の背面に配置する操作切換えキー３
００を押下しながら、上キー２０４または下キー２０５
を押下することにより、図４に示すリモコンの制御出力
部４０３から、それぞれ前時間、先時間切換えに対応し
た赤外線コード６０５、６０６が発信される。これに対
し、受信機の制御入力部５１０はリモコン２００の制御
出力部４０３から赤外線コード６０５、６０６を受光
し、制御マイコン５０６に送る。制御マイコン５０６
は、データ記憶部５０８から、現在表示しているチャン
ネルで、現在表示している時間帯の前または後の番組表
を抽出して、表示データ作成部５０９により表示する番
組表データを作成し、信号切換/出力部５１２より出力
する。

【００４９】図９は、図６の画面の状態において、リモ
コン２００の背面にある操作切換えキー３００を押下し
ながら下キー２０５を押下して、番組表の時間帯が先の
時間帯に切換った画面を示す。

【００５０】このように、ユーザーは、リモコン２００
の背面の操作切換えキー３００を押下しながら上キー２
０４、下キー２０５、左キー２０６及び右キー２０７を
押下することにより、すばやく番組表の表示チャンネ
ル、表示時間帯を切換えることができる。

【００５１】また、番組表内に既に表示されている番組
のいずれかを選択するために選択枠を移動させるという
方向感を持った操作と、番組表で表示するチャンネルと
時間帯を切換える、つまり番組表で表示する表示エリア
を移動する操作を、リモコン上の同一の方向キーを用い
て操作できることとなり、感覚的にわかりやすく操作で
きる効果がある。

【００５２】次に、本発明の受信機の操作に用いるリモ
コンの第２実施例について図１０を用いて説明する。図
１０は本発明の受信機の操作に用いるリモコンの第２実
施例の正面図である。

【００５３】この第２実施例のリモコン２００は、図２
及び図３で示したリモコン２００の上キー２０４、下キ
ー２０５、左キー２０６、右キー２０７の代わりに、軸
を傾けて方向を指示する方向キー２２０を用いたもので
ある。この方向キー２２０は、垂直に押下することによ
り、方向指示以外の決定操作としても使用することがで
きる。

【００５４】次に、本発明の受信機の操作に用いるリモ
コンの第３実施例について図１１を用いて説明する。図
１１は本発明の受信機の操作に用いるリモコンの第３実
施例の正面図である。

【００５５】この第３実施例のリモコン２００は、図２
及び図３で示したリモコン２００の操作切換えキー３０
０の代わりに、第一の方向キー２０４〜２０７の周りに
独立した第二の方向キー３０４〜３０７を設けたもので
ある。

【００５６】即ち、第一の上キー２０４、下キー２０
５、左キー２０６及び右キー２０７は、図２に示したリ
モコン２００の上キー２０４、下キー２０５、左キー２
０６、右キー２０７と同様のものであり、表示されてい
る番組表内の番組の選択に用いる。

【００５７】また、第二の上キー３０４、下キー３０
５、左キー３０６及び右キー３０７は、第一の上キー２
０４、下キー２０５、左キー２０６及び右キー２０７の
外側で、第一の上下左右キーと同心円上の位置にそれぞ
れ対応して配置されている。画面上に表示されている番
組表が、図６に示すような横がチャンネル、縦が時間の
番組表においては、この第二の方向キーの上キー３０
４、下キー３０５は、番組表で表示する時間帯の切換え
に用い、第二の方向キーの左キー３０６、右キー３０７
は、番組表で表示するチャンネルの切換えに用いる。

【００５８】これは、第一の上キー２０４、下キー２０
５、左キー２０６及び右キー２０７の何れかが押下され
ると、図４に示すリモコン２００の制御マイコン４０２
は、押されたキーを制御入力部４０１により判断し、制
御出力部４０３から上キー２０４、下キー２０５、左キ
ー２０６及び右キー２０７に対応した赤外線コードを発
信する。

【００５９】これに対して、図１に示す受信機の制御入
力部５１０は、この赤外線コードを受光し、制御マイコ
ン５０６に送る。制御マイコン５０６は、現在選択され
ている番組表内の番組の中から、赤外線コードに対応し
た方向の番組に選択枠が付加された表示データを表示デ
ータ作成部５０９において作成し、信号切換/出力部５
１２より出力することにより、表示モニター５１３上へ
表示する。

【００６０】また、第二の上キー３０４、下キー３０
５、左キー３０６及び右キー３０７が押下されたとき
は、図４に示すリモコン２００の制御マイコン４０２
は、制御入力部４０１により押されたキーを判断し、制
御出力部４０３から第二の上キー３０４、下キー３０
５、左キー３０６及び右キー３０７に対応した赤外線コ
ードを発信する。

【００６１】これに対して、図１に示す制御入力部５１
０は、この赤外線コードを受光し、制御マイコン５０６
に送る。制御マイコン５０６は、現在選択されている番
組表において、表示するチャンネルまたは時間帯を変更
した表示データを表示データ作成部５０９において作成
し、信号切換/出力部５１２より出力することにより、
表示モニター５１３上へ表示する。

【００６２】この第３実施例のリモコン２００は、番組
表で表示するチャンネルや時間帯を変更する第二の方向
キーである上キー３０４、下キー３０５、左キー３０
６、右キー３０７が、表示されている番組表内の番組を
選択する第一の方向キーである上キー２０４、下キー２
０５、左キー２０６及び右キー２０７の外側に同心円上
に配置されている。このことにより、ユーザーは、表示
されている番組表内の番組を選択する第１の方向キーで
ある上キー２０４、下キー２０５、左キー２０６及び右
キー２０７と、番組ガイドで表示するチャンネルや時間
帯を変更する第２の方向キーである上キー３０４、下キ
ー３０５、左キー３０６及び右キー３０７とを押下する
際の指の移動を最小限にとどめて押下することができる
ようになる。また、表示されている番組表内の番組を選
択枠を移動させて選択するという方向感覚を伴った操作
と、チャンネルと時間帯という２軸による表形式によっ
て表示されている番組表において、表示するチャンネル
や時間帯を所望の方向へ移動、すなわち切換える操作
が、これら同心円上に配置されている方向キーの中心に
指が位置するようにリモコンを所持している場合には、
押下するボタンへの指の移動が画面上での表示の切換え
方向の感覚と一致することにより、操作しやすくなる効
果がある。

【００６３】次に、本発明の受信機の操作に用いるリモ
コンの第４実施例について図１２を用いて説明する。図
１２は本発明の受信機の操作に用いるリモコンの第４実
施例の正面図である。

【００６４】この第４実施例のリモコン２００は、図１
１で示したリモコン２００の第一の方向キーである上キ
ー２０４、下キー２０５、左キー２０６及び右キー２０
７の代わりに、軸を傾けて方向を指示する第１の方向キ
ー２２０を用いたものであり、この第１の方向キー２２
０の周りに第二の方向キーである上キー３０４、下キー
３０５、左キー３０６及び右キー３０６を配置してい
る。前記第１の方向キー２２０は、垂直に押下すること
により、方向指示以外の決定操作としても使用する。

【００６５】そして、前記第１の方向キー２２０は、図
２に示したリモコン２００の上キー２０４、下キー２０
５、左キー２０６、右キー２０７と同様に、画面上に表
示されている番組表内の番組の選択に用い、第２の方向
キーである上キー３０４及び下キー３０５は番組表で表
示する時間帯の切換えに用い、第２の方向キーである左
キー３０６及び右キー３０７は番組表で表示するチャン
ネルの切換えに用いる。

【００６６】この第４実施例のリモコン２００において
も、表示されている番組表内の番組を選択する第１の方
向キー２２０と、番組表で表示するチャンネルや時間帯
を変更する第２の方向キーである上キー３０４、下キー
３０５、左キー３０６及び右キー３０７とを操作及び押
下する際の指の移動を最小限にとどめて押下することが
できるようになる。また、表示されている番組表内の番
組を選択枠を移動させて選択するという方向感覚を伴っ
た操作と、チャンネルと時間帯という２軸による表形式
によって表示されている番組表において、表示するチャ
ンネルや時間帯を所望の方向へ移動、すなわち切換える
操作が、第１の方向キー２２０上に指が位置するように
リモコン２００を所持している場合には、その操作する
方向と、第２の方向キーである上キー３０４、下キー３
０５、左キー３０６及び右キー３０７を押下する際の指
の移動が、画面上での表示の切換え方向の感覚と一致す
ることにより、操作しやすくなる効果がある。

【００６７】

【発明の効果】本発明によれば、画面に表示されていな
いガイド情報を方向キーと関連づけて容易に切換え表示
させることができ、操作が容易で使い勝手の優れた受信
機及びチューナを得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の受信機の一実施例を示すブロック図で
ある。

【図２】本発明の受信機の操作に用いるリモコンの第１
実施例の正面図である。

【図３】図２に示すリモコンの使用状態を説明する側面
図である。

【図４】本発明の受信機の操作に用いるリモコンのブロ
ック図である。

【図５】本発明の受信機の操作に用いるリモコンから発
する制御信号を示す図である。

【図６】本発明の受信機の画面上に表示される番組表の
例を示す図である。

【図７】本発明の受信機の画面上に表示される番組表の
異なる例を示す図である。

【図８】本発明の受信機の画面上に表示される番組表の
異なる例を示す図である。

【図９】本発明の受信機の画面上に表示される番組表の
異なる例を示す図である。

【図１０】本発明の受信機の操作に用いるリモコンの第
２実施例の正面図である。

【図１１】本発明の受信機の操作に用いるリモコンの第
３実施例の正面図である。

【図１２】本発明の受信機の操作に用いるリモコンの第
４実施例の正面図である。

【図１３】従来の受信機の画面上に表示される番組表の
例を示す図である。

【符号の説明】

２００…リモコン、２０１…電源キー、２０２…入力切
換キー、２０３…番組表キー、２０４…上キー、２０５
…下キー、２０６…左キー、２０７…右キー、２０８…
決定キー、２０９…音量キー、２１０…チャンネルキ
ー、２２０…方向キー、３００…操作切換キー、３０４
…上キー、３０５…下キー、３０６…左キー、３０７…
右キー、４０１…制御入力部、４０２…制御マイコン、
４０３…制御出力部、５０１…受信アンテナ、５０２…
選局部、５０３…復調部、５０４…デ・マルチプレク
サ、５０５…ＭＰＡＧデコーダ、５０６…制御マイコ
ン、５０７…時計装置、５０８…データ記憶部、５０９
…表示データ作成部、５１０…制御入力部、５１１…制
御出力部、５１２…信号切換/出力部、５１３…表示モ
ニター、６０１〜６０８…赤外線コード、７００…選択
枠、７０１…チャンネル、７０２…時間、７０３…選択
領域、７０４…詳細情報表示領域。

フロントページの続き Ｆターム(参考） 5C025 AA23 BA27 CA09 CA11 CB05 CB06 CB08 DA01 DA05 5C056 AA01 BA02 DA08 DA09 EA05 EA06

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】画面上に表示されるガイド情報の選択項目
   を選択する方向キーを有する入力手段と、前記入力手段
   の入力信号に基づいて前記画面上に表示されるガイド情
   報の選択を制御する制御手段とを備え、前記ガイド情報
   は、画面上に表示されるガイド情報とこれに関連する画
   面上に表示されないガイド情報とを有すると共に、前記
   画面上に表示されるガイド情報に複数の選択項目を有
   し、前記制御手段は、前記方向キーにより前記画面上に
   表示されるガイド情報の複数の選択項目を上下左右方向
   に選択する機能を有する受信機において、前記入力手段
   は、前記方向キーと操作切換キーとを有し、前記制御手
   段は、前記方向キーを単独で操作する場合には画面上に
   表示されるガイド情報の複数の選択項目を方向キーの操
   作される方向に選択する機能を有し、前記操作切換キー
   を押下して前記方向キーを操作した場合にはその方向キ
   ーの操作される方向に対応して表示されていないガイド
   情報を表示する機能を有することを特徴とする受信機。
2. 【請求項２】画面上に表示されるガイド情報の選択項目
   を選択する方向キーを有する入力手段と、前記入力手段
   の入力信号に基づいて前記画面上に表示されるガイド情
   報の選択を制御する制御手段とを備え、前記ガイド情報
   は、画面上に表示されるガイド情報とこれに関連する画
   面上に表示されないガイド情報とを有すると共に、前記
   画面上に表示されるガイド情報に複数の選択項目を有す
   る受信機において、前記入力手段の方向キーは、第１の
   方向キーとこの第１の方向キーに同心状に設けられた第
   ２の方向キーとを有し、前記制御手段は、前記第１の方
   向キーを操作する場合には画面上に表示されるガイド情
   報の複数の選択項目を方向キーの操作される方向に選択
   する機能を有し、前記第２の方向キーを操作する場合に
   はその第２の方向キーの操作される方向で表示されてい
   ないガイド情報を表示する機能を有することを特徴とす
   る受信機。
3. 【請求項３】前記画面上に表示されるガイド情報が番組
   ガイド情報であることを特徴とする請求項１または２に
   記載の受信機。
4. 【請求項４】画面上に表示されるガイド情報の選択項目
   を選択する信号と画面上に表示されるガイド情報を切換
   える信号とを認識する制御入力部と、ガイド情報を格納
   するデータ記憶部と、画面に表示するガイド情報を作成
   する表示データ作成部と、ガイド情報を表示する表示モ
   ニターと、前記制御入力部で認識した信号に基づいて、
   前記データ記憶部に格納されたガイド情報を用いて前記
   表示データ作成部で画面に表示するガイド情報を作成さ
   せ、このガイド情報を前記表示モニターに表示するよう
   に制御する制御手段とを備えたことを特徴とする受信
   機。
5. 【請求項５】画面上に表示されるガイド情報の選択項目
   を選択する方向キーを有する入力手段と、前記入力手段
   の入力信号に基づいて前記画面上に表示されるガイド情
   報の選択を制御する制御手段とを備え、前記ガイド情報
   は、画面上に表示されるガイド情報とこれに関連する画
   面上に表示されないガイド情報とを有すると共に、前記
   画面上に表示されるガイド情報に複数の選択項目を有す
   る受信機において、前記ガイド情報は、チャンネル軸と
   時間帯とよりなる表形式の画面上に表示される番組ガイ
   ド情報とすると共に、その複数の選択項目をチャンネ及
   び時間帯とし、前記制御手段は、画面上に表示される番
   組ガイド情報のチャンネル方向及び時間帯の方向に選択
   を移動する機能を有し、その移動方向に対応して表示さ
   れていないガイド情報を切換え表示する機能を有するこ
   とを特徴とする受信機。
6. 【請求項６】画面上に表示されるガイド情報の選択項目
   を選択する方向キーを有する入力手段と、前記入力手段
   の入力信号に基づいて前記画面上に表示されるガイド情
   報の選択を行うための制御信号を出力する制御手段とを
   備え、前記ガイド情報は、画面上に表示されるガイド情
   報とこれに関連する画面上に表示されないガイド情報と
   を有すると共に、前記画面上に表示されるガイド情報に
   複数の選択項目を有する受信機において、前記制御手段
   は、前記画面上に表示されるガイド情報の選択項目を選
   択方向が区別されるように制御信号を出力すると共に、
   前記画面上に表示されていないガイド情報を切換え表示
   するように前記選択方向と対応して制御信号を出力する
   ことを特徴とする受信機。
7. 【請求項７】画面上に表示されるガイド情報の選択項目
   を選択する信号と画面上に表示されるガイド情報を切換
   える信号とを認識する制御入力部と、ガイド情報を格納
   するデータ記憶部と、画面に表示するガイド情報を作成
   する表示データ作成部と、前記制御入力部で認識した信
   号に基づいて、前記データ記憶部に格納されたガイド情
   報を用いて前記表示データ作成部で画面に表示するガイ
   ド情報を作成させるように制御する制御手段とを備えた
   ことを特徴とするチューナ。