JP2001103214A - 画像読取記録装置 - Google Patents

画像読取記録装置

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JP2001103214A
JP2001103214A JP27515099A JP27515099A JP2001103214A JP 2001103214 A JP2001103214 A JP 2001103214A JP 27515099 A JP27515099 A JP 27515099A JP 27515099 A JP27515099 A JP 27515099A JP 2001103214 A JP2001103214 A JP 2001103214A
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JP
Japan
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recording
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JP27515099A
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English (en)
Inventor
Naohiro Iwata
直宏 岩田
Katsumi Obana
克己 小花
Kazuyuki Morinaga
和幸 森永
Yoshiaki Suzuki
義章 鈴木
Hideyuki Terajima
英之 寺嶋
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置本体の小型化を実現しつつ、簡単な構成
により操作性、デザイン性に優れ、安定した原稿搬送性
および記録シートの搬送性を達成でき、保全性に優れた
画像読取記録装置の提供。 【解決手段】 装置本体1に対して、原稿及び記録シー
トの搬送路の一部と操作パネルとを形成するとともに、
開放状態において搬送路の開放を行なう操作パネル4
と、開放状態では原稿兼記録載置台となり、閉鎖状態で
は原稿挿入口および記録紙挿入口を塞ぐ蓋部材7とを備
える画像読取記録装置であって、操作部4を開放状態に
開くときに、蓋部材7に対して当接しさらに押圧するこ
とで蓋部材を開く当接部を相互に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばファクシミ
リ装置のように、原稿の画情報を読み取る読取部と、記
録媒体上に画像を形成する記録部とを具備した画像読取
記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿読取手段と記録手段とからな
る画像読取記録装置に搭載された読取装置としては、
(1)水平な原稿台の上に原稿を載置して、原稿台その
ものか、もしくは読取手段を移動させて原稿の画情報を
読み取るフラットベッドタイプの原稿搭載式と、(2)
読取手段を移動させずに、原稿を挿入口から排出口まで
搬送させる原稿搬送手段を設けて、原稿搬送路に読取手
段を配置することにより原稿の画情報を読み取る原稿搬
送式とがある。
【0003】そして装置本体の大きさが小さく、操作し
易い画像読取記録装置の場合には、大きな原稿台を設け
るのは困難であるため、後者の原稿搬送式の読取装置を
搭載する場合が多くなっている。
【0004】一方、記録装置としては、ロール状記録紙
を収納部から排出口まで搬送させるか、またはシート状
記録紙を挿入口から排出口まで搬送させる記録紙搬送手
段を設けて、記録紙搬送路に記録手段を配置することに
より記録紙に画像を形成させる構成をしたものが搭載さ
れている。
【0005】ここで、上述した原稿搬送式の読取装置を
搭載した画像読取記録装置には、何らかの理由により読
取動作途中の原稿を取り除いたり、何らかの理由により
読取動作途中に異常停止した原稿を取り除いたり、原稿
搬送部材や原稿読取部材の清掃やメンテナンスをするた
めに原稿搬送路を開放するための開閉可動部や、記録用
紙や記録手段を交換するために、記録用紙や記録手段の
収納部を開放する開閉可動部を有するものが多い。
【0006】従来の画像読取記録装置の一例であるファ
クシミリ装置の断面図を図9に示す。図9において、記
録紙挿入口51が本体後部上方に、原稿挿入口52が記
録紙挿入口51の前方に、さらに原稿挿入口52の前方
に操作パネル部53が配置されている。そして、原稿排
出口54、記録紙排出口55が装置本体前方に配置され
ている。この図9に示した従来例は、小型ファクシミリ
装置で、簡単な操作性を考慮している。このため原稿お
よび記録紙とも装置本体後方上部から挿入、本体前方下
部から排出と、装置前方から原稿および記録紙を操作し
易い構成となっている。また装置本体前面上部に操作パ
ネル部を配置して、やはり装置本体前方からの操作がし
易い構成となっている。
【0007】ここで、図9における原稿の流れは、以下
のようになる。すなわち、原稿挿入口52に挿入された
原稿56は原稿分離ローラ57によって1枚ずつ分離さ
れて、原稿給紙ローラ58a、原稿給紙コロ58bから
なる原稿給紙ローラ対58と原稿排紙ローラ59a、原
稿排紙コロ59bからなる原稿排紙ローラ対59により
搬送されながら読取デバイス60により画情報読取動作
が行われ、読取動作が終了した原稿56は原稿排出口5
4から機外に排出される。
【0008】また、記録紙の流れは以下のようになる。
すなわち、記録紙挿入口51に挿入された記録紙61は
記録紙分離ローラ62によって1枚ずつ分離されて、記
録紙給紙ローラ63a、記録紙給紙コロ63bからなる
記録紙給紙ローラ対63と記録紙排紙ローラ64a、記
録紙排紙コロ64bからなる記録紙排紙ローラ対64に
より搬送されながらインクジェット記録ヘッドの記録部
65の吐出口からインクが吐出され、記録紙61の画像
記録面にインク滴が付着することにより画像が形成され
る。記録動作が終了した記録紙61は記録紙排出口55
から機外に排出される。
【0009】図9に示すファクシミリ装置は、何らかの
理由により読取動作途中の原稿を取り除いたり、何らか
の理由により読取動作途中に異常停止した原稿を取り除
いたり、原稿分離ローラ57や原稿給紙ローラ58aや
原稿排紙ローラ59aや読取デバイス60の清掃やメン
テナンスをしたり、記録手段であるインクカートリッジ
65の交換を行う場合に、操作パネル部53、原稿分離
ローラ57、原稿給紙コロ58b、原稿排紙ローラ59
aからなる操作部67を操作部回動中心68を支点とし
て回転させて原稿搬送路を開放して、インクカートリッ
ジを露出させる構成となっている。
【0010】ここで、図9に示すファクシミリ装置は、
原稿挿入口52と記録紙挿入口51が露出しているた
め、ごみなどが機内の原稿搬送路や記録紙搬送路に侵入
して、読取デバイス60に付着して読取画像に影響を与
えたり、原稿搬送部材、記録紙搬送部材に付着して原稿
搬送、記録紙搬送に悪影響を与える虞れがあるという欠
点があった。そこで、その対策として図10に示すよう
に、蓋部材回動中心71を支点とする回動する蓋部材7
2を取付けて原稿挿入口52や記録紙搬送口51からご
みなどが侵入するのを防ぐ構成が提案されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、操作部67を操作部回動中心68を支
点として図10において時計周りに回転させた時に、操
作部67の後端のある場所が蓋部材72に当接して(こ
の点を当接点Dとする)操作部67は蓋部材72を押圧
することになる。ここで、図10に示すように、当接点
Dと操作部回動中心68を結ぶ直線L1と、当接点Dと
蓋部材回動中心71を結ぶ直線L2とに、約45度の角
度差がある。このため、当接点Dにおいて操作部67が
蓋部材72を押圧する力Q1のうち蓋部材回動中心71
に向かう力Q2がsin45°×Q1=0.71Q1と
なり、蓋部材を回転させる方向の力Q3はcos45°
×Q1=0.71Q1となり、Q2=Q3でほぼ同等と
なってしまう。
【0012】このために、蓋部材を無理矢理開けると蓋
部材72が撓んでしまい、さらに操作部67を時計周り
に回転させると蓋部材72が装置本体から離脱したり、
さらには破損してしまう問題があった。
【0013】この問題に対処するために、蓋部材72の
形状を変更して操作部67の可動領域範囲外でのみ形成
するという対策がとられているが、この対策では原稿挿
入口52と記録紙挿入口51を十分に覆うことができ
ず、ごみの侵入の防止が不完全になってしまうという欠
点があった。
【0014】したがって、本発明は上記の問題点に鑑み
て成されたものであり、装置本体の小型化を実現しつ
つ、簡単な構成により操作性、デザイン性に優れ、安定
した原稿搬送性および記録紙搬送性を達成でき、さらに
は保全性に優れた画像読取記録装置を提供することを目
的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明によれば、原稿搬送手段
と、記録シート搬送手段と、原稿読取手段と、記録手段
とを内蔵するとともに、外装部材を外装して構成される
装置本体に対して、前記原稿搬送手段の搬送路の一部と
操作パネルとを形成するとともに、前記装置本体に対し
て開閉可能に設けられ、かつ開放状態において前記搬送
路の開放を行なう操作部と、前記装置本体に対して開閉
可能に設けられ、開放状態では原稿兼記録シート載置台
となり、閉鎖状態では原稿挿入口および記録シート挿入
口を塞ぐ蓋部材とを備える画像読取記録装置であって、
前記操作部を前記開放状態に開くときに、前記蓋部材に
対して当接しさらに押圧することで前記蓋部材を開く当
接部を相互に形成したことを特徴としている。上記構成
において、操作部を開放することにより、原稿搬送路を
開放して何らかの理由により原稿読取動作を途中で中止
した原稿を除去したり、何らかの理由で原稿読取途中に
異常停止した原稿の除去を行うことや、蓋部材を開放す
ることによって、原稿兼記録シート載置台により原稿ま
たは記録紙を安定的に支持することや、蓋部材を閉鎖す
ることによって、原稿挿入口および記録シート挿入口を
塞ぐことにより、ごみなどの侵入により読取性能や原稿
搬送搬送性能、および記録シートの搬送性能が悪影響を
受けるのを防止することを可能としながら、外装部品間
に大きな隙間を作らず、かつ干渉による、操作部や蓋部
材の装置本体からの離脱や破損を防ぎながら、簡単な操
作で操作部や蓋部材の開閉動作を行うことが可能とな
る。
【0016】また、前記操作部を前記開放状態にしたと
きに、前記記録手段を露出可能にしたことを特徴として
いる。
【0017】上記構成において、前記操作部の開放によ
り、記録手段の交換を行うことが可能となる。
【0018】また、前記操作部は、前記装置本体の上部
前方において配設され、また前記蓋部材は、前記操作部
の後方において配設されることを特徴としている。
【0019】上記構成において、操作頻度の高い操作パ
ネル部を装置の前方に配置することが可能となり、かつ
また原稿、記録紙を装置本体上部から装填することが可
能となる。
【0020】また、前記操作部は後端付近の回動中心を
支点として前記装置本体に対して回動自在に支持され、
また前記蓋部材は前記操作部の回動中心よりも後方に位
置する回動中心を支点として前記装置本体に対して回動
自在に支持されることを特徴としている。
【0021】上記構成において、前記操作部を開放し
て、原稿搬送路の開放や記録手段の露出を行った時、搬
送路にある原稿の除去や記録手段の交換を、装置本体前
方から行うことが可能となる。
【0022】また、前記蓋部材が、前記操作部の前記当
接部により押圧されて回動されて開閉される開閉範囲
は、前記蓋部材の開閉範囲内であって、前記操作部が前
記開放状態に達したときに前記蓋部材の重心が、前記蓋
部材の回動中心に対して前記蓋部材を閉じる方向に重力
が加わる位置を最大角度とすることを特徴としている。
上記構成において、操作部の開放に連動して蓋部材が開
放した後に、操作部を閉鎖させた時に蓋部材も自重によ
り閉鎖させることが可能となる。
【0023】また、前記操作部の開閉により前記操作部
と前記蓋部材とが当接する当接部は必要最少数分設けら
れることを特徴としている。
【0024】上記構成において、操作部と蓋部材が多数
の点で当接し、各当接点において摩擦力などを受け、操
作部または蓋部材の震動などにより異音が発生すること
を防ぐことが可能となる。
【0025】また、前記操作部の開閉により、前記当接
部が、前記操作部の後部壁面から上面にかけて移動する
ように構成したことを特徴としている。
【0026】上記構成において、操作部の一定の個所だ
けが蓋部材と当接するのを防ぐことが可能となる。
【0027】また、原稿搬送手段と、記録シート搬送手
段と、原稿読取手段と、記録手段とを内蔵するととも
に、外装部材を外装して構成される装置本体に対して閉
鎖状態で前記原稿搬送手段の搬送路の一部と操作パネル
とを形成するとともに、前記装置本体に対して第1の回
動中心を支点として回動可能に設けられ、かつ開放状態
において前記搬送路の開放を行なう操作部と、前記装置
本体に対して第2の回動中心を支点として回動可能に設
けられ、開放状態では原稿兼記録シート載置台となり、
閉鎖状態では原稿挿入口および記録シート挿入口を塞ぐ
蓋部材とを備える画像読取記録装置であって、前記操作
部を回動させたときに、前記操作部の一部の面が前記蓋
部材に当接し、かつ前記操作部が開放する時の回転方向
を正とした場合、前記操作部と前記蓋部材間の当接点
と、前記第1の回動中心とを結んだ直線に対して、前記
操作部と前記蓋部材間の当接点と、前記第2の回動中心
とを結んだ直線の成す角度が、0度〜マイナス30度で
あり、かつ、前記操作部と前記蓋部材の当接点と、前記
第1の回動中心とを結んだ直線に対して、前記蓋部材に
当接する前記操作部の一部の面の成す角度がマイナス9
0度〜マイナス180度に設定したことを特徴としてい
る。
【0028】上記構成において、操作部の開閉動作によ
り、操作部と当接して押圧される蓋部材が撓まずに、操
作部に連動して滑らかに開閉動作を行うことが可能とな
る。また、前記操作部が、前記開放状態に回動されたと
きに前記記録手段を露出させることを特徴としている。
【0029】上記構成において、前記操作部の開放によ
り、記録手段の交換を行うことが可能となる。
【0030】また、前記操作部が装置本体上部前方に位
置し、前記蓋部材が前記操作部の後方に位置することを
特徴としている。
【0031】上記構成において、操作頻度の高い操作パ
ネル部を装置の前方に配置することが可能となり、かつ
また原稿と記録紙を装置本体上部から装填することが可
能となる。
【0032】また、前記操作部の前記第1の回動中心が
前記操作部の後端付近に位置され、前記蓋部材の前記第
2の回動中心が、前記第1の回動中心よりも後方に位置
されることを特徴としている。
【0033】上記構成において、前記操作部を開放し
て、原稿搬送路の開放や記録手段の露出を行った時、搬
送路にある原稿の除去や記録手段の交換を、装置本体前
方から行うことが可能となる。
【0034】また、前記操作部の回動により前記操作部
と前記蓋部材とが当接する当接点を必要最少数に設定し
たことを特徴としている。
【0035】上記構成において、操作部と蓋部材が多数
の点で当接し、各当接点において摩擦力などを受け、操
作部または蓋部材の震動などにより異音が発生すること
を防ぐことが可能となる。
【0036】そして、前記操作部の回動により前記当接
部が、前記操作部の後部壁面から上面にかけて移動する
ように構成したことを特徴としている。
【0037】上記構成において、操作部の一定の個所だ
けが蓋部材と当接するのを防ぐことが可能となる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下に本発明をファクシミリ装置
に適用した場合の実施形態について添付の図面を参照し
て説明する。
【0039】図1はファクシミリ装置の内部の概略構成
を示した断面図である。図2は、図1の外観斜視図であ
り、蓋部材である原稿兼記録紙載置台7が開かれた状態
を示し、また、図3は、原稿兼記録紙載置ガイド12が
起立状態にセットされた様子を示し、図4は原稿兼記録
紙載置台7を閉じた様子を示す外観斜視図である。
【0040】図1乃至図5において、装置本体1の上面
の後端に記録紙挿入口2が配置されており、その手前に
原稿挿入口3が配置され、さらにその手前に操作部4が
配置されている。また、原稿挿入口3に配置されて原稿
幅方向に所定の範囲内でスライドする一対の原稿幅規制
ガイド5が設けられており、記録紙挿入口2に配置され
て記録紙幅方向に所定の範囲内でスライドする一対の記
録紙幅規制ガイド6が図示のように設けられている。こ
れらの原稿幅規制ガイド5および記録紙幅規制ガイド6
は装置使用者が操作し易い形状となっている。
【0041】また、原稿兼記録紙載置台の回動中心8を
支点として回動して、装置本体1に対して開閉可能に取
付けられた原稿兼記録紙載置台7が回動自在に設けられ
ており、この原稿兼記録紙載置台7は図2、図3、図5
に示すように記録紙挿入口2の後方斜め上方に延びる開
放位置と、図1、図4に示すように装置本体の後方上部
を覆う閉鎖位置との間で開閉可能となるように設けられ
ている。
【0042】なお、原稿兼記録紙載置台7が閉鎖位置に
あるとき、図1、図4に示すように原稿兼記録紙載置台
7は装置本体1の後方上部を覆う位置に配置され、記録
紙挿入口2および原稿挿入口3を塞ぐ構成となってい
る。
【0043】さらに、図1、図4に示されるように、原
稿兼記録紙載置台7が閉鎖位置にあるときには、原稿兼
記録紙載置台7と操作部4、原稿兼記録紙載置台7と他
の外装部材との間には隙間がほとんどできない構成とな
っている。このため、原稿の画情報を読み取る読取動作
や、記録紙の印字面上に画像を形成する記録動作を行う
時以外は、原稿兼記録紙載置台7を図1、図4に示す閉
鎖位置にすることにより、記録紙挿入口2や原稿挿入口
3からごみなどの異物が内部に侵入し、さらに記録紙搬
送路や原稿搬送路にこれら異物が入って、読み取りデバ
イスの画情報読取部や各種ローラ表面に付着することに
より原稿および記録紙の分離性能や搬送性能に悪影響を
与えるのを防止できる構成となっている。
【0044】また、原稿兼記録紙載置台7にはリブ9が
数本設けられており、図5に示すように原稿兼記録紙載
置台7が開放位置にあるとき、セットされた原稿10あ
るいは記録紙11が、原稿兼記録紙載置台7および数本
のリブ9により、良好な状態でそれぞれ原稿搬送路ある
いは記録紙搬送路に到達できるようにしている。
【0045】また、図3に示すように原稿兼記録紙載置
台7には、原稿兼記録紙載置台の回動中心8と逆側の端
部の幅方向中央部付近に回動中心を持ち、原稿兼記録紙
載置台7に対して回動可能である原稿兼記録紙載置ガイ
ド12が2本配置されており、図2に示すように、原稿
兼記録紙載置台7の原稿兼記録紙載置回動中心8と逆側
の端部と略平行状態に配置される閉鎖状態と、図3に示
すように、原稿兼記録紙載置台7に対して原稿および記
録紙搬送上流側(図5において本体後方斜め上方)に突
出して、かつ原稿兼記録紙載置台7の装置本体に対する
回動中心と逆側の端部に対して斜め(約75度)に配置
される開放状態の間で回動可能な構成となっている。ま
た2本の原稿兼記録紙載置ガイド12は回動中心付近に
おいて歯車形状により歯合されており、一方の原稿兼記
録紙載置ガイド12を回動させることにより、他方の原
稿兼記録紙載置ガイド12も対称の軌跡で回動する構成
となっている。なお、図1、図4に示すように、原稿兼
記録紙載置ガイド12の閉鎖状態において、原稿兼記録
紙載置台7を閉鎖状態にした場合、原稿兼記録紙載置ガ
イド12は操作部4と干渉しない構成となっている。
【0046】また、原稿兼記録紙載置台7を開放状態に
した場合、原稿兼記録紙載置台7および原稿兼記録紙載
置ガイド12の重心は、原稿兼記録紙載置ガイド12の
開閉に関わらず、図5において原稿兼記録紙載置回動中
心8よりも右側に位置し、原稿兼記録紙載置台7は開放
状態にて保持される構成となっている。
【0047】また、装置の使用者が操作し易いように、
原稿兼記録紙載置台7と原稿兼記録紙載置ガイド12は
識別容易である別々の本体色により構成されている。
【0048】ここで、図1に示すように、原稿兼記録紙
載置台7を閉鎖状態にした場合、原稿兼記録紙載置ガイ
ド12は装置本体の原稿挿入口配置面13上に配置され
た原稿幅規制ガイド5との間(F部)に約2〜3mmの
間隔をもって配置され、リブ9は装置本体後方の記録紙
挿入口配置面14との間(G部)に約1〜2mmの間隔
をもって配置される構成となっている。よって、原稿兼
記録紙載置台7の閉鎖状態において、原稿兼記録紙載置
台7に対して、図1に示すA方向から外圧を受けた場
合、原稿兼記録紙載置ガイド12が原稿幅規制ガイド5
に当接して、原稿兼記録紙載置台7が撓むのを防ぎ、原
稿兼記録紙載置台7や原稿兼記録紙載置ガイド12が装
置本体1から離脱したり、原稿兼記録紙載置台7や原稿
兼記録紙載置ガイド12そのものが破損するのを防止し
ている。また原稿兼記録紙載置台7に対して、図1に示
すB方向から外圧を受けた場合には、リブ9が装置本体
後方の記録紙挿入口配置面14に当接して、原稿兼記録
紙載置台7が撓むのを防ぎ、原稿兼記録紙載置台7や原
稿兼記録紙載置ガイド12が装置本体1から離脱した
り、原稿兼記録紙載置台7や原稿兼記録紙載置ガイド1
2そのものが破損するのを防止している。
【0049】また、原稿兼記録紙載置台7の閉鎖状態に
おいて、原稿兼記録紙載置台7に対して、図1に示すA
方向から外圧を受けた場合、上述のように原稿兼記録紙
載置ガイド12が原稿幅規制ガイド5に当接するため、
原稿兼記録紙載置台7そのものの剛性の関係で原稿兼記
録紙載置台7の後端の幅方向中央部付近が装置本体後方
に撓む構成となっている。よって、本実施例においては
図1に示すようにリブ9の下端9aを装置本体後方の第
2の記録紙挿入口配置面15との間(H部)に約2〜3
mmの間隔をもって配置することにより、A方向から外
圧を受けた場合の原稿兼記録紙載置台7の後端の幅方向
中央部付近の装置本体後方への撓みを防止するストッパ
を構成している。
【0050】また、図1に示すように、原稿兼記録紙載
置ガイド12と原稿幅規制ガイド5は、図1に示す断面
方向においてオーバーラップしていない。このため、原
稿兼記録紙載置ガイド12を原稿幅規制ガイド5の可動
範囲以外の位置に配置する必要もなく、原稿兼記録紙載
置ガイド12の構成において自由度の有る構成となって
いる。
【0051】次に原縞10および記録紙11の搬送につ
いて説明する。
【0052】まず、原稿搬送について説明する。図5に
おいて原稿挿入口3に原稿10が挿入されると、模式的
に示した原稿有無検知センサー16により装置の制御部
へ信号が送られ、装置は原稿有りの状態であることを認
識する。さらに原稿10は原稿分離ローラ17に到達す
る位置まで挿入される。ここで操作パネル18上のキー
を押下することにより、図示されていない読取駆動系が
作動し、原稿10は原稿分離ローラ17により一枚ずつ
分離される。分離された原稿10は回転する原稿分離ロ
ーラ17により原稿搬送路19を搬送され、原稿給紙ロ
ーラ20aと原稿給紙コロ20bからなる原稿給紙ロー
ラ対20の位置まで搬送される。原稿給紙コロ20bは
原稿給紙コロ排紙ローラ押圧ばね21により原稿給紙ロ
ーラ20aを押圧する方向に付勢力を受けており、原稿
10が原稿給紙ローラ20aの回転により適正な搬送力
で搬送されるように原稿給紙コロ排紙ローラ押圧ばね2
1は調整されている。
【0053】さらに原稿10は原稿給紙ローラ対20に
より搬送され、読取デバイス22により画情報読取動作
が開始される。原稿画情報読取動作が進むに連れて原稿
10は図5において左方向に搬送されて、原稿10は原
稿給紙ローラ対20と原稿排紙ローラ23aと原稿排紙
コロ23bからなる原稿排紙ローラ対23によって搬送
されるようになる。原稿排紙ローラ23aは原稿給紙コ
ロ排紙ローラ押圧ばね21により原稿排紙コロ23bを
押圧する方向に付勢力を受けている。
【0054】画情報読取動作が終了すると、さらに原稿
10は原稿排紙ローラ対23により図5において左方向
に搬送されて原稿排出口24から機外に排出される。
【0055】ここで原稿搬送路19は水平に対して略2
0度の傾きを持っており、原稿搬送上流側が下流側に対
して上方に配置され、また原稿兼記録紙載置台7と原稿
兼記録紙ガイド12は原稿後端部を適切にガイドして原
稿搬送全般において安定した搬送性を実現する構成とな
つている。
【0056】また、読取デバイス22と原稿排紙コロ2
3bからなる読取部25は装置本体から着脱可能な構成
になっており、装置本体から取り外すことによりハンデ
ィスキャナとして使用できる構成となっている。
【0057】次に記録紙搬送について説明する。図5に
おいて記録紙挿入口2に記録紙11が挿入されると、模
式的に示した記録紙有無検知センサー26により装置の
制御部へ信号が送られ、装置は記録紙有りの状態である
ことを認識する。ここで操作パネル18上のキーを押下
することにより、図示されていない記録紙駆動系が作動
し、記録紙11は記録紙分離ローラ27により一枚ずつ
分離される。記録紙分離ローラ27により分離された記
録紙11は記録紙搬送路28に対して互いに対向した位
置に配置された記録紙搬送ローラ対29a、29bまで
搬送され、さらに記録紙11は記録紙搬送ローラ対29
a、29bにより記録紙搬送路28を画像記録位置30
まで搬送され、この位置で記録紙11の搬送は一旦停止
され、画像記録位置30に保持される。画像記録位置3
0において記録紙搬送路28に対して上方に配置された
インクジェット記録ヘッドの記録部31の吐出口からイ
ンクが吐出され、記録紙11の画像記録面にインク滴が
付着することにより画像が形成される。1ライン分の画
像記録が終了すると記録紙搬送ローラ対29a、29b
が再び回転し記録紙11は図5において左方向に搬送さ
れ、記録紙11が一定量搬送されると再び記録紙11の
搬送が停止され、次ラインの画像記録が行われる。
【0058】以上の工程を繰り返すことにより記録紙1
枚分の画像記録が終了すると、記録紙11は記録紙搬送
路28に対して互いに対向した位置に配置された記録紙
排出ローラ対32a、32bにより記録紙排出口33よ
り機外に排出される構成となっている。
【0059】ここで、記録紙搬送路28は原稿搬送路1
9同様水平に対して略20度の傾きを持っており、記録
紙搬送上流側が下流側に対して上方に配置され、また原
稿兼記録紙載置台7と原稿兼記録紙ガイド12は記録紙
後端部を適切にガイドして記録紙搬送全般において安定
した搬送性を実現する構成となっている。
【0060】次に、図6は操作部が開放位置に回動され
た様子を示した断面図であって、本図において、原稿搬
送路の解除や、読取部の着脱、記録ヘッドのインクカー
トリッジの交換について説明する。
【0061】まず原稿搬送路の解除について説明する。
(1)コピー時や送信時などの読取動作の途中で何らか
の理由により読取動作を中止して原稿搬送路にある原稿
を取り出す場合や、(2)何らかの理由により原稿搬送
が正常に行われず、原稿が異常停止した時に、異常停止
した原稿を取り除く場合や、(3)読取分離ローラ17
や原稿給紙ローラ20aや原稿排紙ローラ23aや読取
デバイス22の清掃やメンテナンスをする場合に、本実
施例のファクシミリ装置においては、図6に示すよう
に、操作パネル18、読取分離ローラ17、原稿給紙コ
ロ20b、原稿給紙コロ排紙ローラ押圧ばね21、原稿
排紙ローラ23aなどからなる操作部4を、操作部回動
中心34を支点として図6において時計周りに回転させ
ることにより、原稿搬送路を開放する構成となってい
る。この時、図示しない支持部材により操作部4は所定
の角度で開放した状態で保持される構成となっている。
この状態で、装置使用者が、原稿の取り出しや各部品の
清掃などのメンテナンスを容易に行うことができる構成
となっている。
【0062】次に読取部の着脱について説明する。まず
読取部25をハンディスキャナとして使用する場合、図
6に示すように操作部4を回動中心34を支点として時
計周りに回転して、操作部4を開放して図示しない支持
部材により所定の角度で保持する。次に読取部25およ
び読取部保持部材35を原稿搬送ローラ20aの回転中
心を支点として図6において時計周りに回転させ、この
状態で読取部25を装置本体手前方向に引抜くことによ
り、読取部25を装置本体から取り外す構成となってい
る。
【0063】また読取部25を装置本体に装着する場合
には、取り外す時と逆に読取部25を読取部保持部材3
5に装着して、読取部25および読取部保持部材35を
原稿搬送ローラ20aの回転中心を支点として図6にお
いて反時計周りに回転させ、さらに操作部4を回動中心
を支点として反時計周りに回転させ、操作部4を閉鎖状
態にする構成となっている。
【0064】次に記録ヘッドのインクカートリッジの交
換について説明する。インクカートリッジを交換する場
合には、図6に示すように操作部4を回動中心を支点と
して時計周りに回転して、操作部4を開放して図示しな
い支持部材により所定の角度で保持する。この状態でイ
ンクカートリッジ36を露出させて、図6に示すように
インクカートリッジ36を本体手前斜め上方に取り出す
ことにより交換作業を行う構成となっている。
【0065】上述したような、原稿搬送路の解除や、読
取部の着脱、記録ヘッドのインクカートリッジの交換を
行う場合に、本実施例においては、操作部4を操作部回
動中心34を支点として時計周りに回転して操作部4を
開放するが、図7の断面図と、操作部と原稿兼記録紙載
置台7の当接部分の拡大図である図8に示すように、操
作部の開放に伴い、操作部4の後端部4aのある場所
(この点を点Cとする)が原稿兼記録紙載置台7の先端
リブ7aに当接して、操作部4が原稿兼記録紙載置台7
を押圧することになる。ここで図8に示すように、当接
点Cと操作部回動中心34を結ぶ直線L1と、点Cと原
稿兼記録紙載置台回動中心8を結ぶ直線L2との角度差
は約20度となる。よって当接点Cにおいて操作部4の
後端部4aが原稿兼記録紙載置台7の先端リブ7aを押
圧する力P1のうち原稿兼記録紙載置台回動中心8に向
かう力P2が、sin20°×P1=0.34P1とな
る。また原稿兼記録紙載置台7を回転させる方向の力P
3は、cos20°×P1=0.94P1となり、P2
の約3倍の力となる。よって原稿兼記録紙載置台7は操
作部4から押圧されることにより撓まずに、原稿兼記録
紙載置台回動中心8を支点として図7、8において時計
周りに回転する構成となっている。
【0066】また図8に示すように、当接点Cと操作部
回動中心34を結ぶ直線L1と、操作部4の後端部4a
とのなす角度が約145°であるので、操作部4の開放
により、原稿兼記録紙載置台7の先端リブ7aと操作部
4の後端部4aとの当接点は図8において操作部4の後
端部4a上を上方に移動してゆく。すなわち操作部4を
開放していくと、原稿兼記録紙載置台7は先端リブ7a
が操作部4の後端部4a上を上方に滑るような動きをし
ながら操作部4に押圧されて開放する構成となってい
る。よって、操作部4の後端部4aの一定の個所だけが
原稿兼記録紙載置台7の先端リブ7aと当接することを
防ぐことが可能となり、外装部品である操作部4の後端
部4aに傷が付きやすいなど美観的問題が発生するのを
防止する構成となっている。
【0067】このように操作部4の開放動作により、原
稿兼記録紙載置台7および原稿兼記録紙載置ガイド12
が連動して開放して、操作部4が図示しない支持部材に
より所定の角度で保持された状況の時は、原稿兼記録紙
載置台7および原稿兼記録紙載置ガイド12は図6に示
す位置に保持される構成となっている。さらに操作部4
を反時計周りに回転させて閉鎖すると、原稿兼記録紙載
置台7および原稿兼記録紙載置ガイド12は、その重心
が図6において原稿兼記録紙載置台回動中や8よりも左
側にあるため、自重により操作部4と同様に反時計周り
に回転して、操作部4が図1、図4に示す閉鎖状態にな
った時には、原稿兼記録紙載置台7も図1、図4に示す
閉鎖状態になる構成となっている。
【0068】このように操作部4の開閉に連動して原稿
兼記録紙載置台7および原稿兼記録紙載置ガイド12の
開閉が行われる構成にすることにより、操作部を開放す
る前には原稿兼記録紙載置台を開放しなければいけない
というように装置本体の操作性を複雑にすることもな
く、また操作部の開閉により原稿兼記録紙載置台と干渉
して操作部または原稿兼記録紙載置台を破損させること
もなく、原稿兼記録紙載置台を操作部の可動範囲を避け
た場所での構成にすることにより、原稿兼記録紙載置台
と装置本体との間に隙間が発生してゴミが侵入するとい
う不具合も発生させずに、簡単な構成で操作性に優れた
高品質でデザイン的にも優れた構成となっている。
【0069】また、図2に示すように原稿兼記録紙載置
台7の先端リブ7aは幅方向中央付近の2本のリブによ
り構成されている。このため、操作部4の開閉により原
稿兼記録紙載置台7が操作部4と当接するポイントは先
端リブ7a上となるため、原稿兼記録紙装置台7の先端
の多数のポイントと操作部4とが当接することにより、
各当接点において摩擦力を受けて、操作部4または原稿
兼記録紙載置台7の震動などにより異音が発生するとい
うことを防いでいる。
【0070】なお、本実施例においては、操作部4の開
放に伴い、操作部4の後端部4aと原稿兼記録紙載置台
7の先端リブ7aとの当接点が、操作部4の後端部4a
上を移動する構成となっているが、上記当接点が原稿兼
記録紙載置台7の先端リブ7a上を移動するか、もしく
は操作部4の後端部4a上と原稿兼記録紙載置台7の先
端リブ7a上の双方を移動する構成としても同様の効果
が得られるのは明白である。
【0071】また、原稿兼記録紙載置台7の先端にリブ
7aを配置することにより、操作部4と原稿兼記録紙載
置台7の当接点の数を少なくしているが、操作部4にリ
ブを配置するなどして、操作部4と原稿兼記録紙載置台
7の当接点の数を少なくする構成としても同様の効果が
得られるのは明白である。
【0072】以上説明したように、原稿搬送路を開放し
て何らかの理由により原稿読取動作を途中で中止した原
稿を除去したり、何らかの理由で原稿読取途中に異常停
止した原稿の除去を行うことや、蓋部材を開放すること
によって、原稿兼記録紙載置台により原稿または記録紙
を安定的に支持することや、蓋部材を閉鎖することによ
って、原稿挿入口および記録紙挿入口を基ぐことによ
り、ごみなどの侵入により読取性能や原稿搬送搬送性
能、および記録紙搬送性能が悪影響を受けるのを防止す
ることを可能としながら、外装部品間に大きな隙間を作
らず、かつ、干渉による、操作部や蓋部材の装置本体か
らの離脱や破損を防ぎながら、簡単な操作で操作部や蓋
部材の開閉動作を行うことが可能となる。
【0073】また、装置使用者が、前記操作部の開放に
より記録手段の交換を行うことが可能となる。
【0074】また、装置使用者が、操作パネル部簡単に
操作すること、および原稿、記録紙を装置本体に簡単に
装填することが可能となる。
【0075】また、装置使用者が、原稿の除去や記録手
段の交換を簡単に行うことが可能となる。
【0076】また、操作部の開放に連動して蓋部材が開
放した後に、操作部を閉鎖させた時に、蓋部材をその位
置に残さずに、蓋部材も閉鎖状態の戻すことが可能とな
る。また、操作部の開閉に伴い、蓋部材が連動して開閉
する際に、操作部または蓋部材の震動などにより異音が
発生する、ことを防ぐことが可能となる。
【0077】また、外装部品に傷が付くなど美観的問題
が発生するのを防止することが可能となる。
【0078】また、操作部を開放することにより、原稿
搬送路を開放して何らかの理由により原稿読取動作を途
中で中止した原稿を除去したり、何らかの理由で原稿読
取途中に異常停止した原稿の除去を行うことや、蓋部材
を開放することによって、原稿兼記録紙載置台により原
稿または記録紙を安定的に支持することや、蓋部材を閉
鎖することによって、原稿挿入口および記録紙挿入口を
塞ぐことにより、ごみなどの侵入により読取性能や原稿
搬送搬送性能、および記録紙搬送性能が悪影響を受ける
のを防止することを可能としながら、外装部品間に大き
な隙間を作らず、かつ、干渉による、操作部や蓋部材の
装置本体からの離脱や破損を防ぎながら、簡単な操作で
操作部や蓋部材の開閉動作を行うことが可能となる。
【0079】また、装置使用者が、前記操作部の開放に
より記録手段の交換を行うことが可能とり、装置使用者
が、操作パネル部簡単に操作すること、および原稿、記
録紙を装置本体に簡単に装填することが可能となる。操
作部の開閉に伴い、蓋部材が連動して開閉する際に、操
作部または蓋部材の震動などにより異音が発生する、こ
とを防ぐことが可能となり、さらに外装部品に傷が付く
など美観的問題が発生するのを防止することが可能とな
る。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
装置本体の小型化を実現しつつ、簡単な構成により操作
性、デザイン性に優れ、安定した原稿搬送性および記録
紙搬送性を達成でき、さらには保全性に優れた画像読取
記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるファクシミリ装置にお
いて、原稿兼記録紙載置台を閉鎖状態とした時の概略断
面図である。
【図2】図1のファクシミリ装置の、原稿兼記録紙載置
台を開放状態として、原稿兼記録紙ガイドを閉鎖状態と
した時の外観斜視図である。
【図3】図1のファクシミリ装置の、原稿兼記録紙載置
台を開放状態として、原稿兼記録紙ガイドを開放状態と
した時の外観斜視図である。
【図4】図1のファクシミリ装置の、原稿兼記録紙載置
台を閉鎖状態とした時の外観斜視図である。
【図5】図1のファクシミリ装置の、原稿兼記録紙載置
台を開放状態として、原稿兼記録紙ガイドを開放状態と
した時の概略断面図である。
【図6】図1のファクシミリ装置の、操作部を開放状態
とした時の概略断面図である。
【図7】本発明の一実施例であるファクシミリ装置の、
原稿兼記録紙載置台を閉鎖状態から開放状態にする途中
状態の概略断面図である。
【図8】図7の操作部と原稿兼記録紙載置台の当接部の
部分拡大図である。
【図9】従来の読取記録装置の概略断面図である。
【図10】従来の読取記録装置の概略断面図である。
【符号の説明】
1 装置本体 4 操作部 4a 操作部の後端部 7 原稿兼記録紙載置台 7a 先端リブ 8 原稿兼記録紙載置台回動中心 34 操作部回動中心 C 操作部の開放に伴い、先端リブに当接する、操作部
の後端部上の点 L1 点Cと操作部回動中心を結ぶ直線 L2 点Cと原稿兼記録紙載置台回動中心を結ぶ直線 P1 点Cにおいて操作部の後端部が先端リブを押圧す
る力 P2 P1の原稿兼記録紙載置台回動中心に向かう方向
の成分 P3 P1の原稿兼記録紙載置台を回転させる方向の成
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森永 和幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 鈴木 義章 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 寺嶋 英之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 3F343 FA02 FA03 FB03 FC01 GA02 GB01 GC01 GD01 HA01 HA07 HA12 HB01 HC02 HC16 KB03 KB04 KB14 5C062 AA02 AB02 AB17 AB20 AB22 AB30 AB32 AD02 BA00 BA01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿搬送手段と、記録シート搬送手段
    と、原稿読取手段と、記録手段とを内蔵するとともに、
    外装部材を外装して構成される装置本体に対して、前記
    原稿搬送手段の搬送路の一部と操作パネルとを形成する
    とともに、前記装置本体に対して開閉可能に設けられ、
    かつ開放状態において前記搬送路の開放を行なう操作部
    と、前記装置本体に対して開閉可能に設けられ、開放状
    態では原稿兼記録シート載置台となり、閉鎖状態では原
    稿挿入口および記録シート挿入口を塞ぐ蓋部材とを備え
    る画像読取記録装置であって、 前記操作部を前記開放状態に開くときに、前記蓋部材に
    対して当接しさらに押圧することで前記蓋部材を開く当
    接部を相互に形成したことを特徴とする画像読取記録装
    置。
  2. 【請求項2】 前記操作部を前記開放状態にしたとき
    に、前記記録手段を露出可能にしたことを特徴とする請
    求項1に記載の画像読取記録装置。
  3. 【請求項3】 前記操作部は、前記装置本体の上部前方
    において配設され、また前記蓋部材は、前記操作部の後
    方において配設されることを特徴とする請求項1または
    2に記載の画像読取記録装置。
  4. 【請求項4】 前記操作部は後端付近の回動中心を支点
    として前記装置本体に対して回動自在に支持され、また
    前記蓋部材は前記操作部の回動中心よりも後方に位置す
    る回動中心を支点として前記装置本体に対して回動自在
    に支持されることを特徴とする請求項3に記載の画像読
    取記録装置。
  5. 【請求項5】 前記蓋部材が、前記操作部の前記当接部
    により押圧されて回動されて開閉される開閉範囲は、前
    記蓋部材の開閉範囲内であって、前記操作部が前記開放
    状態に達したときに前記蓋部材の重心が、前記蓋部材の
    回動中心に対して前記蓋部材を閉じる方向に重力が加わ
    る位置を最大角度とすることを特徴とする請求項4に記
    載の画像読取記録装置。
  6. 【請求項6】 前記操作部の開閉により前記操作部と前
    記蓋部材とが当接する当接部は必要最少数分設けられる
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載
    の画像読取記録装置。
  7. 【請求項7】 前記操作部の開閉により、前記当接部
    が、前記操作部の後部壁面から上面にかけて移動するよ
    うに構成したことを特徴とする請求項6に記載の画像読
    取記録装置。
  8. 【請求項8】 原稿搬送手段と、記録シート搬送手段
    と、原稿読取手段と、記録手段とを内蔵するとともに、
    外装部材を外装して構成される装置本体に対して閉鎖状
    態で前記原稿搬送手段の搬送路の一部と操作パネルとを
    形成するとともに、前記装置本体に対して第1の回動中
    心を支点として回動可能に設けられ、かつ開放状態にお
    いて前記搬送路の開放を行なう操作部と、 前記装置本体に対して第2の回動中心を支点として回動
    可能に設けられ、開放状態では原稿兼記録シート載置台
    となり、閉鎖状態では原稿挿入口および記録シート挿入
    口を塞ぐ蓋部材とを備える画像読取記録装置であって、 前記操作部を回動させたときに、前記操作部の一部の面
    が前記蓋部材に当接し、かつ前記操作部が開放する時の
    回転方向を正とした場合、 前記操作部と前記蓋部材間の当接点と、前記第1の回動
    中心とを結んだ直線に対して、前記操作部と前記蓋部材
    間の当接点と、前記第2の回動中心とを結んだ直線の成
    す角度が、0度〜マイナス30度であり、かつ、 前記操作部と前記蓋部材の当接点と、前記第1の回動中
    心とを結んだ直線に対して、前記蓋部材に当接する前記
    操作部の一部の面の成す角度がマイナス90度〜マイナ
    ス180度に設定したことを特徴とする画像読取記録装
    置。
  9. 【請求項9】 前記操作部が、前記開放状態に回動され
    たときに前記記録手段を露出させることを特徴とする、
    請求項8に記載の画像読取記録装置。
  10. 【請求項10】 前記操作部が装置本体上部前方に位置
    し、前記蓋部材が前記操作部の後方に位置することを特
    徴とする請求項8または9に記載の画像読取記録装置。
  11. 【請求項11】 前記操作部の前記第1の回動中心が前
    記操作部の後端付近に位置され、前記蓋部材の前記第2
    の回動中心が、前記第1の回動中心よりも後方に位置さ
    れることを特徴とする請求項10に記載の画像読取記録
    装置。
  12. 【請求項12】 前記操作部の回動により前記操作部と
    前記蓋部材とが当接する当接点を必要最少数に設定した
    ことを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記
    載の画像読取記録装置。
  13. 【請求項13】 前記操作部の回動により前記当接部
    が、前記操作部の後部壁面から上面にかけて移動するよ
    うに構成したことを特徴とする請求項12に記載の画像
    読取記録装置。
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