JP2001103137A - 折畳式電話装置 - Google Patents

折畳式電話装置

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JP2001103137A
JP2001103137A JP27876899A JP27876899A JP2001103137A JP 2001103137 A JP2001103137 A JP 2001103137A JP 27876899 A JP27876899 A JP 27876899A JP 27876899 A JP27876899 A JP 27876899A JP 2001103137 A JP2001103137 A JP 2001103137A
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JP
Japan
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housing
telephone device
force
cam
state
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Application number
JP27876899A
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English (en)
Inventor
Jiro Ozaki
次郎 尾崎
Makoto Taniguchi
信 谷口
Tomotake Kamiyama
知毅 上山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 電話装置に無理な力が加わる際でも、ヒンジ
部に亀裂が生じない電話装置を提供する。 【解決手段】 第1筐体400と第2筐体500と、前
記第1筐体400及び前記第2筐体500の間に介在し
前記第1筐体400又は前記第2筐体500を開閉方向
に回転可能にするヒンジ部600とからなる電話装置で
あって、前記電話装置が所定の角度で開いている際に、
前記電話装置に外部から力が加わると、前記第1筐体4
00がヒンジ部600に形成された係止部700上を乗
り上げる。そして、前記外部からの力が解除されると所
定の角度で開いた状態に戻る状態復帰手段を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は折畳式電話装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年では、回線と接続され屋内で使用さ
れる電話装置よりも、無線により相手側との送受話を可
能にする携帯電話装置が多くの人に利用されつつある。
【0003】前記携帯電話装置にも様々な形態のものが
あるが、その形態の一つに表示部や受話部等を有する一
方の筐体とテンキーや送話部等を有する片方の筐体をヒ
ンジ部を介して開閉可能な折畳式電話装置が製品化され
ている。
【0004】図9は、従来の折畳式電話装置の斜視図を
示している。
【0005】図9の折畳式電話装置は、電話番号等を表
示する表示部11と電波の送受信を行うアンテナ12と
使用者が受話を行う為の受話部13を有する第1筐体1
00と、テンキー等からなるキー操作部21と使用者が
送話を行う為の送話部22を有する第2筐体200と、
前記第1筐体100と前記第2筐体200の間に介され
たヒンジ部300とからなり、前記ヒンジ部300を軸
にして、前記第1筐体100又は前記第2筐体200が
図9の矢印Aから矢印B又は矢印Bから矢印Aの方向に
開閉可能となっている。
【0006】又、ヒンジ部300内部の機構構造によっ
ては、前記第1筐体100は、使用者が通話を行うこと
に適した角度である、前記第2筐体200を基準にして
約130度の角度を維持することが可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図9に示すように、携
帯電話装置の第1筐体100が、第2筐体200を基準
にして略130度の角度で開いている際に、使用者が誤
って前記携帯電話装置上方から下方に向け前記携帯電話
装置を押し潰した場合には、前記第1筐体100が前記
第2筐体200を基準にして130度以上の角度で開く
力が加わる。
【0008】このように、第1筐体100がヒンジ部3
00内部に設けられた130度の角度を維持する機構に
反して無理に開こうとすると、前記ヒンジ部300内の
機構部分が破壊することや前記ヒンジ部300表面に亀
裂が生じることがある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の折畳式電話装置
は、使用者が受話を行う為の受話部を有する第1の筐体
と、使用者が送話を行う為の送話部を有する第2の筐体
と、前記第1の筐体と前記第2の筐体に結合され前記第
1の筐体又は前記第2の筐体を開閉方向に回転可能にす
るヒンジ部と、を有する折畳式電話装置であって、前記
折畳式電話装置は、前記第1筐体が所定の角度で開いた
状態を維持する状態維持手段と、外部からの所定以上の
力により前記第1筐体が前記所定の角度以上開くことを
可能にする筐体回転手段とを有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明を適用してなる実施
例である折畳式電話装置の背面斜視図である。
【0011】図1に示す電話装置は、図示しない表示部
や受話部等を有する第1筐体400(太線にて図示)
と、図示しないキー操作部や送話部等を有する第2筐体
500と、前記第1筐体400と前記第2筐体500に
結合され、前記第1筐体400又は前記第2筐体500
を図1に示す矢印A又は矢印B方向に回転可能にするヒ
ンジ部600を有している。
【0012】又、前記ヒンジ部600の背面側(使用者
が通話を行う際に使用者と対面しないヒンジ部600の
面)両端には、ヒンジ部600表面に沿って湾曲した略
アーチ状の係止部700が形成されており、前記係止部
700は、前記第1筐体400が前記第2筐体500を
基準にして所定の角度(例えば130度)の状態となる
ように前記第1筐体400を維持する。更に、前記第1
筐体400は、前記第2筐体500を基準にして前記所
定の角度以上開くことが可能であり、その具体的な動作
については後述する。
【0013】図2は、図1に示す電話装置の要部部分側
面図である。
【0014】図2(a)は、第1筐体400が第2筐体
500を基準にして130度の角度で開いた際のヒンジ
部600周辺の状態を示しており、図2(b)は、電話
装置上方から下方に力が加わることにより前記第1筐体
400が前記第2筐体500を基準にして約180度の
角度で開いた際のヒンジ部600周辺の状態を示してい
る。
【0015】図2において、ヒンジ部600の紙面左側
下方に形成された係止部700表面はアーチ状の曲面と
なっている。前記係止部700の紙面上側から紙面右側
下方に向け順に前記係止部700の厚さ幅は厚くなって
おり、又、前記係止部700の勾配は順に緩やかになっ
ている。
【0016】前記第1筐体400は、該第1筐体400
のヒンジ部600側先端の紙面右側部分が斜面となって
おり、前記第1筐体400の斜面は、前記ヒンジ部60
0表面と前記係止部700表面を滑り動くことが可能で
ある。
【0017】次に図2を用いて、電話装置上方から下方
に力が加わった際のヒンジ部600近傍の動作を以下に
説明する。
【0018】図2(a)に示す電話装置の状態では、第
1筐体400はヒンジ部600内のスプリングの力によ
り矢印Aの方向に回転する力を受けるが、前記第1筐体
400のヒンジ部600側先端の紙面右側部分が係止部
700の表面に当たり、前記第1筐体400が所定の角
度以上回転できない状態となっている。
【0019】図2(a)に示す電話装置の状態で前記電
話装置の第1筐体400上方から下方に向け力が加わる
と、図2(b)に示すように前記ヒンジ部600に加わ
る回転力が、前記第1筐体400と前記係止部700の
接触する面で、前記ヒンジ部600の円周方向の力(矢
印X)と直径方向の力(矢印Y)に分力する。
【0020】前記円周方向の力と直径方向の力の合成力
(矢印Z)が所定以上の力となると、前記第1筐体40
0が弾性変形を起こすと共に、前記ヒンジ部600内の
前記第1筐体400部分の中心軸と前記第2筐体500
部分の中心軸に少しのずれが生じる為、前記第1筐体4
00は係止部700の係止を脱し、前記係止部700上
へと乗り上がる。
【0021】図3は、図1に示すヒンジ部600内に挿
入される回転部材800の分解斜視図である。
【0022】図3において、前記回転部材800は、紙
面左側から右側に順に第1カム810、第2カム82
0、スプリング830、ケース840、ビス850、か
らなり、前記ケース840内部には、前記スプリング8
30と前記第2カム820が配される。
【0023】又、前記第1カム810、第2カム82
0、ケース840には夫々ビス850を貫通可能な幅と
奥行きを有する第1穴部811、第2穴部821、第3
穴部841が形成されている。更に、前記第1カム81
0の前記第1穴部811を有する側面と垂直な側面の一
つには鉄心860を挿入する為の第4穴部812が形成
されており、前記ビス850の紙面左側先端には、前記
ビス850を前記第1カム810に挿入した際に前記鉄
心860を貫通する為の第5穴部851が形成されてい
る。
【0024】図4は、本実施例装置のヒンジ部600付
近の要部分解斜視図である。
【0025】図4において、第1筐体400は第1上蓋
410と第1下蓋420とからなり、前記第2筐体50
0は、第2上蓋510と第2下蓋520とからなる。
【0026】又、前記第1上蓋410は、前記回転部材
800のケース840を嵌め合わせる為の開口穴を有す
る第1円筒部411と後述するストッパ880を嵌め合
わせる為の開口穴を有する第2円筒部412を有してお
り、前記第1円筒部411紙面右側半分の前記第1下蓋
420側の領域は前記第1下蓋420に形成された後述
する下蓋結合部材421を嵌め合わせる為に開口してい
る。
【0027】一方、前記第2上蓋510は、紙面左側か
ら前記回転部材800の第1カム810を嵌め合わせる
為の開口穴を有する第3円筒部511を有しており、前
記第3円筒部511の紙面右側には前記第1円筒部41
1を配置することが可能な空間を介して第4円筒部51
2が配されている。又、前記第4円筒部512の紙面右
側には前記第2円筒部412を配置することが可能な空
間を介して第5円筒部513が配置されており、前記第
2円筒部412と前記第4円筒部512と前記第5円筒
部513は、後述するストッパ880を嵌め合わせるこ
とが可能な開口穴を有している。
【0028】次に、図4に示す電話装置のヒンジ部60
0の取り付け過程について以下に説明する。
【0029】先ず1番目に、第1上蓋410と第2上蓋
510を嵌め合わせる。具体的には、前記第2上蓋51
0の第3円筒部511と第4円筒部512との間に第1
円筒部411を介在させるように前記第1上蓋410と
前記第2上蓋510を嵌め合わせると共に、前記第2上
蓋510の第4円筒部512と第5円筒部513との間
に前記第1上蓋410の第2円筒部412を介在させる
ように前記第1上蓋410と前記第2上蓋510を嵌め
合わせる。
【0030】続いて2番目には、前記第2上蓋510の
第3円筒部511紙面左側から回転部材800を前記第
3円筒部511の開口穴に挿入することにより、前記回
転部材800の第1カム810を前記第3円筒部511
の開口穴に嵌め合わせると共に、前記回転部材800の
ケース840を前記第1円筒部411の開口穴に嵌め合
わせる。
【0031】次に3番目には、前記回転部材800の紙
面右側から突出したビス850にC型止輪870を取り
付け、前記回転部材800が前記第1筐体400及び前
記第2筐体500から外れることを防止する。
【0032】4番目には、第1下蓋420を第1上蓋4
10に取り付け、5番目にストッパ880を第5円筒部
513、第2円筒部412、第4円筒部512の開口穴
の順に嵌め合わせる。
【0033】図5は、本実施例装置の開閉動作を説明す
る為の側面図である。
【0034】図5(a)では、第1筐体400が、第2
筐体500を基準にして約130度の角度で停止してい
る状態を示している。具体的には、前記第1筐体400
が、ヒンジ部600内のスプリング830の弾性力によ
り図に示す矢印Aの方向に回転する力を受けているが、
前記ヒンジ部600の紙面左側下方に形成された係止部
700により、前記第1筐体400が130度の角度以
上回転することを抑制される。
【0035】図5(b)では、電話装置筐体上方から下
方に力が加わることにより、電話装置の第1筐体400
が矢印Aの方向に回転するように力が加わり、前記第1
筐体400が第2筐体500を基準にして略180度の
角度で開いている状態を示している。
【0036】具体的には、図5(a)に示す状態におい
て、電話装置上方から下方に力が加わり電話装置が押し
潰されると共に、第1筐体400に矢印Aの方向へ回転
する力が加わると、前記第1筐体400の係止部700
近傍に形成された斜面と前記係止部700近傍に形成さ
れた斜面が当接する。続いて、前記第1筐体400の斜
面が前記係止部700上を滑り動き、樹脂で形成された
第1筐体400が係止部700に押しつぶされ弾性変形
し、前記第1筐体400が前記係止部700上に乗り上
がる。従って、第1筐体400が第2筐体500を基準
にして180度の角度で開く。
【0037】図5(c)では、第1筐体400が前記図
5(b)の状態において外部から矢印Bの方向に力が加
わると共に、スプリング830の弾性力により第1筐体
400が前記第2筐体500を基準にして130度の角
度で開いた状態となることを示している。
【0038】図6は、前記第1カム810の上面及び側
面図を示している。又、図7は、前記第2カム820の
上面と側面と低面の図を示している。
【0039】図6において、前記第1カム810の上面
中央には、略台形の凸部813が形成されており、前記
凸部813の中央には穴部811が形成されている。
又、前記第1カム810の1つの側面には、穴部812
が形成されている。
【0040】図7において、前記第2カム820の上面
には略円筒状の凸部822が形成されており、前記凸部
822は、ビス850を挿入する為の第2穴部821を
有している。又、前記第2カム820の底面には凹部8
23が形成されており、前記凹部823の側面には、前
記第1カム810の凸部813を嵌め合わせると共に滑
り動かす為の斜面が形成されている。
【0041】図8は、本発明を適用してなる第1実施例
の電話装置が図5に示す開閉動作を行った際における第
1カム810及び第2カム820の動作を示している。
【0042】図8(a)’では、電話装置筐体が閉じて
いる状態での第1カム810及び第2カム820夫々の
状態を示しており、第2カム820の凹部823が第1
カム810の凸部813に嵌め合わさっている。
【0043】図8(b)’では、電話装置の第1筐体4
00が第2筐体500を基準にして約130度の角度で
開いている際(図5(a)参照)の第1カム810及び
第2カム820の状態を示している。具体的には、ユー
ザが第1筐体400を開こうとすると、第1筐体400
の回転に伴い、スプリング830の弾性力により第2カ
ム820が第1カム810の斜面に沿って図8(a)’
の状態から矢印Cの方向に130度回転するが、係止部
700が第1筐体400を係止する為に、第2カム82
0が図8(b)’に示すように第1カム810と嵌め合
わされない状態を維持する。
【0044】従って、前記スプリング830の弾性力に
より電話装置の第1筐体400が開く方向(図5矢印A
の方向)に開こうとするが、前記第1筐体400が前記
係止部700により130度の角度で開いた状態で維持
される(図5(a)参照)。
【0045】図8(c)’では、電話装置上方から下方
に力が加わり、第1筐体400が第2筐体500を基準
にして180度の角度で開いている状態(図5(b)参
照)での第1カム810及び第2カム820の状態を示
している。具体的には、電話装置上方から下方に力が加
わると、第1筐体400が係止部700を乗り上げると
共に、第2カム820が図8(b)’の状態から更に3
0度矢印Cの方向に回転することにより、前記第2カム
820の凹部823が前記第1カム810の凸部813
に嵌め合わされる。
【0046】以上説明したように、本発明を適用してな
る第1実施例は、装置筐体上方から下方に力が加わった
際に、第1筐体400の弾性変形により前記第1筐体4
00が前記係止部700上に乗り上がり、前記第1筐体
400が第2筐体500を基準にして130度以上の角
度で開くことが可能である。
【0047】この為、装置筐体上方から下方に力が加わ
った際でも、ヒンジ部600内部が破壊したり前記ヒン
ジ部600表面に亀裂が生じることがない。
【0048】次に、本発明を適用してなる第2実施例の
電話装置について以下に説明する。
【0049】第1実施例の電話装置と第2実施例の電話
装置の異なる点は、第1実施例では、第1筐体400が
第2筐体500を基準にして0度の角度である状態(電
話装置筐体が閉じた状態)と前記第1筐体400が前記
第2筐体500を基準にして180度の角度で開いた状
態(電話装置筐体が図5(b)に示すように開いた状
態)である際に第2カム820の凹部823が前記第1
カム810の凸部813に嵌め合わされるが、第2実施
例では、前記第1筐体400が前記第2筐体500を基
準にして130度の角度で開いた状態(電話装置筐体が
図5(a)、(c)に示すように開いた状態)である際
に、前記第2カム820の凹部823が前記第1カム8
10の凸部813に嵌め合わさる点にある。
【0050】具体的な動作について、図5と図8を用い
て以下に説明する。
【0051】先ず、前記第1筐体400が閉じた状態で
は(図5に図示せず)、ヒンジ部600内の第2カム8
20が第1カム810と嵌め合わさった状態(図8
(c)’に示す状態)から、前記第2カム820が矢印
Dの方向に50度回転した前記第1カム810の凸部8
13と前記第2カム820が嵌め合わさっていない状態
(図8(b)’に示す状態)となる。
【0052】この時、スプリング830の弾性力により
前記第1カム810は、前記第2カム52と嵌め合わそ
うとする方向である矢印Cの方向に回転しようし、電話
装置の第1筐体400は筐体を閉じようとする方向に力
が加わる為、外部から力が加わらない限り、前記第1筐
体400は開かない。
【0053】次に、電話装置の第1筐体400が閉じた
状態から図5(a)に示すように第2筐体500を基準
にして130度の角度で開いた状態となるように筐体を
開く際の前記第1カム810及び第2カム820の動作
について以下に説明する。
【0054】具体的には、ユーザが前記第1筐体400
を図5(a)の矢印Aの方向に開こうとすると、前記第
1筐体400の回転と共に図8(b)’に示す第2カム
820が第1カム810を基準にして矢印Dの方向に回
転しようとし、ユーザの力により前第2カム820が図
8(b)’に示す状態から矢印Dの方向に40度以上回
転させると、スプリング830の弾性力により前記第2
カム820は更に90度矢印Dの方向に回転し前記第1
カム810と前記第2カム820が嵌め合わさる(図8
(a)’、(c)’参照)。
【0055】従って、第1筐体400が閉じた状態でユ
ーザが前記第1筐体400を開けようとすると、第2カ
ム820が図8(b)’に示す状態から矢印Dの方向に
130度回転し、前記第2カム820が前記第1カム8
10と嵌め合わされる為、前記第1筐体400は前記第
2筐体500を基準にして130度の角度で固定され
る。
【0056】続いて、電話装置の第1筐体400が13
0度の角度で開いた状態(図5(a)に示す状態)にお
いて、電話装置上方から下方に筐体を開く力が加わり、
前記第1筐体400が図5(b)に示すように第2筐体
500を基準にして180度の角度で開いた状態となる
際の前記第1カム810及び第2カム820の動作につ
いて以下に説明する。
【0057】電話装置上方から下方に筐体を開く力が加
わると、第2カム820は図8(a)’に示す状態から
矢印Dの方向に50度の角度回転し(図8(b)’参
照)、前記第1筐体400は係止部700上に乗り上げ
前記第1筐体400は前記第2筐体500を基準にして
180度の角度で開く(図5(b)参照)。
【0058】その後、電話装置上方から下方に筐体を開
く力が解除されると、図8(b)’に示す第2カム82
0はスプリング830の弾性力により矢印Cの方向に回
転し、図8(a)’又は図8(c)’に示すように前記
第1カム810と前記第2カム820が嵌め合わさり、
前記第1筐体400が前記第2筐体500を基準にして
130度の角度で開いた状態を維持する(図5(c))
参照。
【0059】以上説明したように、第2実施例の電話装
置は、第1実施例と同様に装置筐体上方から下方に力が
加わった際に、第1筐体400の弾性変形により前記第
1筐体400が前記係止部700上に乗り上がり、前記
第1筐体400が第2筐体500を基準にして130度
以上の角度で開くことが可能である。
【0060】又、前記力が解除されると、スプリング8
30の弾性力により前記第1筐体400が前記第2筐体
500を基準にして130度の角度で開いた状態に戻
る。
【0061】このように、第2実施例の電話装置は、前
記第1筐体400が180度の角度で開いた後、加えて
いる力を解除することにより自動的に130度の角度で
開いた状態に戻る為、第1実施例に比べユーザにとって
非常に使いやすい電話装置である。
【0062】尚、本実施例では、係止部700をヒンジ
部600背面の両端に設けたが、前記係止部700をヒ
ンジ部600背面中央に設けても良い。
【0063】又、本実施例では電話装置について行った
が、折畳式の電子機器であれば、他の電子機器にも同様
に適用することができる。
【0064】
【発明の効果】本発明の折畳式電話装置は、筐体を所定
の角度以上無理に開こうとすることにより生じるヒンジ
部の破損や亀裂を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなる実施例装置の背面斜視図
である。
【図2】本実施例装置の要部部分側面図である。
【図3】回転部材800の分解斜視図である。
【図4】本実施例装置のヒンジ部600周辺の分解斜視
図である。
【図5】本実施例装置の開閉状態を示す側面図である。
【図6】第1カム810の側面及び上面から見た図であ
る。。
【図7】第2カム820の上面及び側面及び底面から見
た図である。
【図8】第1カム810及び第2カム820の動作を示
す部分斜視側面図である。
【図9】従来の携帯電話装置の斜視図である。
【符号の説明】
11 表示部 12 アンテナ 13 受話部 21 キー操作部 22 送話部 100 第1筐体 200 第2筐体 300 ヒンジ部 400 第1筐体 410 第1上蓋 411 第1円筒部 412 第2円筒部 420 第1下蓋 421 下蓋嵌合部材 500 第2筐体 510 第2上蓋 511 第3円筒部 512 第4円筒部 513 第5円筒部 520 第2下蓋 600 ヒンジ部 700 係止部 800 回転部材 810 第1カム 811 第1穴部 812 第4穴部 813 凸部 820 第2カム 821 第2穴部 823 凹部 830 スプリング 840 ケース 841 第3穴部 850 ビス 851 第5穴部 860 鉄心 870 C型止輪 880 ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 信 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 上山 知毅 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 Fターム(参考) 4E360 AA02 AB04 AB05 AB12 AB17 BB12 BB17 BB28 ED04 ED12 ED23 ED27 GA02 GA12 GB26 5K023 AA07 BB11 BB26 DD08 RR09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者が受話を行う為の受話部を有する
    第1の筐体と、使用者が送話を行う為の送話部を有する
    第2の筐体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体に結合
    され前記第1の筐体又は前記第2の筐体を開閉方向に回
    転可能にするヒンジ部と、を有する折畳式電話装置であ
    って、 前記折畳式電話装置は、前記第1筐体が所定の角度で開
    いた状態を維持する状態維持手段と、外部からの所定以
    上の力により前記第1筐体が前記所定の角度以上開くこ
    とを可能にする筐体回転手段とを有することを特徴とす
    る折畳式電話装置。
  2. 【請求項2】 使用者が受話を行う為の受話部を有する
    第1の筐体と、使用者が送話を行う為の送話部を有する
    第2の筐体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体に結合
    され前記第1の筐体又は前記第2の筐体を開閉方向に回
    転可能にするヒンジ部と、を有する折畳式電話装置であ
    って、 前記折畳式電話装置は、前記第1筐体が所定の角度で開
    いた状態を維持する状態維持手段と、外部からの所定以
    上の力により前記第1筐体が前記所定の角度以上開くこ
    とを可能にする筐体回転手段と、前記外部からの力が解
    除された際に前記第1筐体が前記所定の角度で開いた状
    態に戻る状態復帰手段とを備えたことを特徴とする折畳
    式電話装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の折畳式電話装置であっ
    て、 前記ヒンジ部内部には、前記第1筐体を開閉方向に回転
    する力を加えるスプリングが配されると共に、前記ヒン
    ジ部表面には係止部が配され、 前記状態維持手段は、前記スプリングの弾性力による前
    記第1筐体の回転に抗して、前記係止部が前記第1筐体
    の所定角度で開いた状態を維持することであることを特
    徴とする折畳式電話装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の折畳式電話装置で
    あって、 前記筐体回転手段は、前記第1筐体及び前記係止部の弾
    性変形により、前記第1筐体が前記係止部上に乗り上
    げ、所定の角度以上開くことであることを特徴とする折
    畳式電話装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の折畳式電話装置であっ
    て、 前記係止部は、ヒンジ部に加わる回転力を円周方向と直
    径方向に分力する面を有し、直径方向の分力により外部
    から所定以上の回転力が加わった時に前記直径方向の分
    力により前記第1筐体が前記係止部からの係止を脱して
    前記所定の角度以上開くことを特徴とする折畳式電話装
    置。
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