JP2001101794A - データ処理装置およびデータ処理方法、記録媒体、並びにディジタル放送受信装置およびディジタル放送受信装置における記録再生方法 - Google Patents
データ処理装置およびデータ処理方法、記録媒体、並びにディジタル放送受信装置およびディジタル放送受信装置における記録再生方法Info
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Abstract
ら、記録したTSを再生する。 【解決手段】 入力PIDパーサ51では、デスクランブラ
からのTSを構成するTSパケットから、記録のみすべき第
1のパケット、記録するとともに、制御に用いる第2のパ
ケット、および制御にのみ用いる第3のパケットが抽出
される。そして、第1および第2のパケットが、レシーバ
22に供給され、ハードディスクドライブ(HDD)に供給さ
れて記録される。また、第2および第3のパケットは、MU
X53に供給される。一方、HDDに記録されているTSパケッ
トが読み出され、出力PIDパーサ52を経由して、MUX53に
供給される。MUX53では、入力PIDパーサ51からの第2ま
たは第3のパケットと、HDDから読み出されたTSパケット
とが多重化され、スイッチ31を経由して、デスクランブ
ラ等の制御を行うCPUに供給される。
Description
よびデータ処理方法、並びに記録媒体に関し、特に、例
えば、ディジタル衛星放送番組を記録しながら、その再
生を同時に行うこと等ができるようにするデータ処理装
置およびデータ処理方法、並びに記録媒体に関する。
始され、各種のディジタル衛星放送受信装置が商品化さ
れている。
おいては、ディジタル衛星放送番組を記録するためのハ
ードディスク等の蓄積デバイスを内蔵したディジタル衛
星放送受信装置は、まだ商品化されていない。
置を商品化するにあたって、受信したディジタル衛星放
送番組を蓄積デバイスに記録させながら、その蓄積デバ
イスに記録されたディジタル衛星放送番組を再生する、
いわゆるディレイドプレイバック(Delayed Playback)の
ような、記録と再生とを同時に行う機能のニーズが予想
される。
たものであり、例えば、ディジタル衛星放送番組等のデ
ィジタルデータを記録しながら、記録したディジタルデ
ータの再生を同時に行うことができるようにするもので
ある。
は、受信したストリームを構成するパケットから、少な
くとも、記録のみすべき第1のパケット、記録するとと
もに、制御に用いる第2のパケット、および制御にのみ
用いる第3のパケットを抽出する第1のパケット抽出手
段と、第1および第2のパケットを、データを記録する
記録装置に出力するパケット出力手段と、第2および第
3のパケット、記録装置から再生されたパケットとを多
重化して出力する多重化手段とを含むことを特徴とす
る。
ストリームは、トランスポートストリームとすることが
できる。この場合、データ処理装置には、第2または第
3のパケットと、記録装置から再生されたパケットとの
PID(Packet Identification)が等しいときに、いず
れか一方のPIDを変更する変更手段をさらに設けるこ
とができる。
トと、記録装置から再生されたパケットとを同時に受信
した場合、第2または第3のパケットを一時記憶させる
とともに、記録装置から再生されたパケットを出力さ
せ、記憶した第2または第3のパケットを、記録装置か
ら再生されたパケットを受信していないときに出力させ
ることができる。
けることができる。
リームを構成するパケットから、少なくとも、記録のみ
すべき第1のパケット、記録するとともに、制御に用い
る第2のパケット、および制御にのみ用いる第3のパケ
ットを抽出する第1のパケット抽出ステップと、第1お
よび第2のパケットを、データを記録する記録装置に出
力するパケット出力ステップと、第2および第3のパケ
ット、記録装置から再生されたパケットとを多重化して
出力する多重化ステップとを含むことを特徴とする。
を構成するパケットから、少なくとも、記録のみすべき
第1のパケット、記録するとともに、制御に用いる第2
のパケット、および制御にのみ用いる第3のパケットを
抽出する第1のパケット抽出ステップと、第1および第
2のパケットを、データを記録する記録装置に出力する
パケット出力ステップと、第2および第3のパケット
と、記録装置から再生されたパケットとを多重化して出
力する多重化ステップとを含むプログラムが記録されて
いることを特徴とする。
方法、並びに記録媒体においては、受信したストリーム
を構成するパケットから、少なくとも、記録のみすべき
第1のパケット、記録するとともに、制御に用いる第2
のパケット、および制御にのみ用いる第3のパケットが
抽出される。そして、第1および第2のパケットが、デ
ータを記録する記録装置に出力されるとともに、第2お
よび第3のパケットと、記録装置から再生されたパケッ
トとが多重化されて出力される。
信するディジタル衛星放送受信装置に、蓄積デバイスと
してのハードディスクドライブ15を内蔵させたものの
構成例を示している。
せぬ放送局からのディジタル衛星放送番組としてのトラ
ンスポートストリームを受信し、そのトランスポートス
トリームとしての画像や音声を表示等することができる
他、そのトランスポートストリームを記録しておき、後
で、その記録したトランスポートストリームを再生する
こともできるようになっている。
放送波が受信され、その受信信号は、チューナ12に出
力される。チューナ12は、アンテナ11からの受信信
号の復調等を行い、トランスポートストリームを得て、
デスクランブラ13に供給する。デスクランブラ13
は、CPU1の制御の下、チューナ12からのトランス
ポートストリームにかけられているスクランブルを、C
PU1から供給される復号キーを用いて解き、ハードデ
ィスク制御部14に出力する。
ートストリーム(以下、適宜、受信トランスポートスト
リームという)は、ハードディスク制御部14のPID
(Packet Identification)パーサ21およびスイッチ3
1に供給されるようになっている。また、スイッチ31
には、受信トランスポートストリームの他、トランスミ
ッタ26から供給される、後述するようにして、ハード
ディスクドライブ15から再生されるトランスポートス
トリームも供給されるようになっている。
場合には、スイッチ31は、そこに入力される2つのト
ランスポートストリーム(受信トランスポートストリー
ムと、トランスミッタ26から供給されるトランスポー
トストリーム)のうちの、受信トランスポートストリー
ムを選択し、出力トランスポートストリームとして、M
VリンクIC(MVLink-IC(MPEG(Moving Picture Experts
Group) Link Integrated Curcuit))16に出力する。
トストリームに対して、IEEE(Institute of Electrical
and Electronics Engineers)1394シリアルバスのレイ
ヤ構造におけるリンク層の処理等を施し、ファイIC
(PHY-IC)17に出力する。あるいは、MVリンクIC
16は、出力トランスポートストリームを、DEMUX
(デマルチプレクサ)18に出力する。
アルバスのレイヤ構造におけるリンク層の処理を行うよ
うになっており、MVリンクIC16から、出力トラン
スポートストリームを受信した場合には、その出力トラ
ンスポートストリームを、IEEE1394シリアルバスを介し
て、図示せぬIEEE1394機器に、アイソクロナス(Isochro
nous)転送する。
ピュータやメモリ等を有し、MVリンクIC16からの
出力トランスポートストリームを構成するトランスポー
トパケット(以下、適宜、TSパケットという)から、
セクションのデータ(PAT(Program Association Tab
le)や、PMT(Program Map Table)、トランスポートス
トリームのスクランブルをデスクランブルするための復
号キー、その他の制御のために用いられる制御データ)
が配置されたTSパケットを分離し、さらに、その内容
を解析して、必要な制御データを、CPU1に出力す
る。
DEMUX18から供給されるセクションのデータのう
ちの復号キーを、デスクランブラ13に出力し、同じく
DEMUX18から供給されるその他のセクションのデ
ータに基づいて、デスクランブラ13を制御する。
トリームから、制御データ(セクションのデータ)が配
置されたTSパケットを分離する他、ユーザが図示せぬ
リモートコマンダ等を操作することによって選択した番
組のビデオデータおよびオーディオデータ(以下、適
宜、両方含めてAVデータという)が配置されたパケッ
トも分離して、AVデコーダ19に出力する。
のTSパケットを、MPEG(Moving Picture Experts
Group)2デコードし、その結果得られるAVデータを、
図示せぬモニタに出力する。これにより、モニタでは、
ディジタル衛星放送番組としての画像および音声が出力
(表示)される。
録する場合には、スイッチ31は、やはり、そこに入力
される2つのトランスポートストリーム(受信トランス
ポートストリームと、トランスミッタ26から供給され
るトランスポートストリーム)のうちの、受信トランス
ポートストリームを選択し、出力トランスポートストリ
ームとして、MVリンクIC16を経由して、DEMU
X18に出力する。
トランスポートストリームから、制御データ)が配置さ
れたTSパケットを分離し、そのTSパケットに配置さ
れた、必要な制御データを分離して、CPU1に出力
し、CPU1は、この制御データに基づいて、デスクラ
ンブラ13を制御する。これにより、デスクランブラ1
3では、いま記録の対象となっているTSパケットを含
むトランスポートストリームのデスクランブルが行われ
る。
たように、PIDパーサ21にも供給され、PIDパー
サ21は、そこに供給される受信トランスポートストリ
ームを構成するTSパケットのPIDを参照し、記録の
対象となっている番組についてのTSパケットだけをレ
シーバ22に供給する(残りのTSパケットは廃棄され
る)。レシーバ22は、サイクルタイマ27が出力する
クロックに基づくタイムスタンプを、PIDパーサ21
からのTSパケットに付加し、入力FIFO(FirstIn First
Out)23に供給する。即ち、サイクルタイマ27は、
所定周波数のクロックを、レシーバ22およびトランス
ミッタ26に出力しており、レシーバ22は、サイクル
タイマ27が出力するクロックに同期したタイムスタン
プを、PIDパーサ21からのTSパケットに付加し
て、入力FIFO23に出力する。入力FIFO23は、レシー
バ22からのTSパケットを順次記憶し、コントローラ
28の制御にしたがって、記憶したTSパケットを、そ
の記憶した順に、ハードディスクIF(Interface)24
に出力する。
ンピュータ(マイコン)を内蔵し、入力FIFO23または
出力FIFO25における記憶の状態(status)を監視し、そ
れぞれにおけるデータの読み書きを制御するようになっ
ている。また、コントローラ28は、ハードディスクI
F24を制御するようにもなっている。
からTSパケットを受信すると、そのTSパケットを、
ハードディスクドライブ15に出力する。
ディスクコントローラ41において、ハードディスクI
F24からのTSパケットが受信され、ハードディスク
42に記録される。
42に記録されたTSパケットを再生する場合において
は、ハードディスクコントローラ41において、ハード
ディスク42に記録されたTSパケットのシーケンスと
してのトランスポートストリーム(以下、適宜、再生ト
ランスポートストリームという)が読み出され、ハード
ディスク制御部14に出力される。
ードディスクIF24において、再生トランスポートス
トリームが受信され、出力FIFO25に供給される。出力
FIFO25は、ハードディスクIF24からの再生トラン
スポートストリームを構成するTSパケットを順次記憶
し、コントローラ28の制御にしたがって、記憶したT
Sパケットを、その記憶した順に、トランスミッタ26
に出力する。トランスミッタ26は、サイクルタイマ2
7から供給されるクロックに同期して、出力FIFO25か
らのTSパケットのシーケンスとしての再生トランスポ
ートストリームを、スイッチ31に出力する。即ち、P
IDパーサ21が出力するTSパケットのシーケンスで
あるトランスポートストリームを、ハードディスクドラ
イブ15に記録する場合においては、そのトランスポー
トストリームを構成するTSパケットどうしの時間間隔
が損なわれることがある。そこで、トランスミッタ26
は、レシーバ22がTSパケットに付加したタイムスタ
ンプを参照し、TSパケットどうしの時間間隔を元の状
態に戻すようなタイミングで、TSパケットを、スイッ
チ31に出力するようになっている。
ットを再生する場合においては、スイッチ31は、トラ
ンスミッタ26が出力する再生トランスポートストリー
ムを選択し、出力トランスポートストリームとして、M
VリンクIC16に出力する。以下、この出力トランス
ポートストリームとしての再生トランスポートストリー
ムは、受信トランスポートストリームを処理する場合と
同様にして、ファイIC17を介して、IEEE1394シリア
ルバス上をアイソクロナス転送され、あるいは、DEM
UX18およびデコーダ19を介して、モニタに出力さ
れる。
り、同じくバス3に接続されたシステムメモリ2に記憶
されたプログラムを読み出して実行することで、デスク
ランブラ13の制御その他の各種の処理を行うようにな
っている。システムメモリ2は、CPU1に各種の処理
を行わせるためのプログラムを記憶している。
るホストIF29は、バス3を介して、CPU1と通信
するためのインタフェースとして機能するようになって
いる。このホストIF29と、上述のハードディスクI
F24との間に設けられた入出力バッファ30は、それ
らの間でやりとりされるデータを、一時記憶するように
なっている。
F29、入出力バッファ30、およびハードディスクI
F24を介して、ハードディスクドライブ15にアクセ
スすることができるようになっており、これにより、C
PU1は、ハードディスクドライブ15に、ファイルと
してのデータを記録し、また、ハードディスクドライブ
15に記録したファイルとしてのデータを読み出すこと
ができるようになっている。
ディジタル衛星放送受信装置では、受信トランスポート
ストリームを、ハードディスクドライブ15に記録させ
ながら、その記録したトランスポートストリームを再生
する、いわゆるディレイドプレイバック(Delayed Playb
ack)のような、記録と再生とを同時に行うことが困難で
ある。
御部14のスイッチ31は、受信トランスポートストリ
ームの記録時においては、デスクランブラ13が出力す
る受信トランスポートストリームを選択し、出力トラン
スポートストリームとして出力するが、ハードディスク
ドライブ15に記録されたトランスポートストリームの
再生時においては、トランスミッタ26が出力する再生
トランスポートストリームを選択し、出力トランスポー
トストリームとして出力する。
トランスポートストリームを再生するには、スイッチ3
1において、必ず、トランスミッタ26が出力する再生
トランスポートストリームを選択する必要があるが、こ
の場合、デスクランブラ13が出力する受信トランスポ
ートストリームは、スイッチ31において、出力トラン
スポートストリームとして選択することができず、MV
リンクIC16を経由して、DEMUX18に供給する
ことができなくなる。その結果、CPU1では、デスク
ランブラ13で用いる復号キーを得ることができず、こ
れにより、デスクランブラ13でトランスポートストリ
ームのデスクランブルを行うことができなくなる。
ランスポートストリームを構成するTSパケットに配置
された制御データが、一切供給されないため、CPU1
は、ディジタル衛星放送の状態をリアルタイムに知るた
めの情報等を得られず、各種の問題が発生することが予
想される。
タル衛星放送受信装置の一実施の形態の構成例を示して
いる。なお、図中、図1における場合と対応する部分に
ついては、同一の符号を付してあり、以下では、その説
明は、適宜省略する。即ち、図2のディジタル衛星放送
受信装置は、ハードディスク制御部14に替えて、ハー
ドディスク制御部50が設けられている他は、図1のデ
ィジタル衛星放送受信装置と同様に構成されている。
の構成例を示している。なお、図中、図1のハードディ
スク制御部14における場合と対応する部分について
は、同一の符号を付してあり、以下では、その説明は、
適宜省略する。即ち、ハードディスク制御部50は、入
力PIDパーサ51、出力PIDパーサ52、およびM
UX(マルチプレクサ)53が新たに設けられ、PID
パーサ21が削除されている他は、図1のハードディス
ク制御部14と同様に構成されている。
ートストリームは、スイッチ31および入力PIDパー
サ51に供給されるようになっている。入力PIDパー
サ51は、デスクランブラ13からの受信トランスポー
トストリームを構成するTSパケットから、記録のみす
べきTSパケット(以下、適宜、記録用パケットとい
う)、記録するとともに、制御に用いるTSパケット
(以下、適宜、記録/制御用パケットという)、制御に
のみ用いるTSパケット(以下、適宜、制御用パケット
という)、および廃棄すべきTSパケット(以下、適
宜、廃棄用パケットという)を抽出し、記録用パケット
および記録/制御用パケットをレシーバ22に出力する
とともに、制御用パケットをMUX53に出力するよう
になっている。さらに、入力PIDパーサ51は、廃棄
用パケットを廃棄するようになっている。
26が出力する、ハードディスクドライブ15から再生
された再生トランスポートストリームを受信し、その再
生トランスポートストリームを構成するTSパケットか
ら、再生すべきTSパケット(以下、適宜、再生用パケ
ットという)と、廃棄すべきTSパケット(廃棄用パケ
ット)とを抽出するようになっている。さらに、出力P
IDパーサ52は、再生用TSパケットを、MUX53
に出力するとともに、廃棄用パケットを廃棄するように
なっている。
3の、後述する足し込み制御部54と通信することによ
り、入力PIDパーサ51がMUX53に出力するTS
パケットとPIDが等しい再生用TSパケットを検出
し、その再生用TSパケットのPIDを、異なるPID
に変更するようにもなっている。
ト回路55とから構成されており、入力PIDパーサ5
1が出力するTSパケットと、出力PIDパーサ52が
出力するTSパケットとを多重化し、スイッチ31に出
力するようになっている。即ち、足し込み制御部54
は、入力PIDパーサ51からのTSパケットを、ゲー
ト回路55に出力しようとしているタイミングと、出力
PIDパーサ52がTSパケットを、ゲート回路55に
出力しようとしているタイミングとが一致するとき、自
身が出力しようとしているTSパケットの出力タイミン
グをシフトし(ずらし)、これにより、自身が出力する
TSパケットと、出力PIDパーサ52が出力するTS
パケットとが、ゲート回路55において衝突することを
防止するようになっている。ゲート回路55は、足し込
み制御部54が出力するTSパケット、および出力PI
Dパーサ52が出力するTSパケットを、単に、スイッ
チ31に出力するようになっている。
パーサ51の詳細について説明する。
成例を示している。
サ51は、PID検出部61と、スイッチ62および6
3とから構成されている。
が出力する受信トランスポートストリームを構成するT
SパケットのPIDを検出し、その検出結果に基づい
て、スイッチ62および63を制御するようになってい
る。
て制御されることによりオン/オフし、これにより、受
信トランスポートストリームを構成するTSパケット
の、レシーバ22への供給を制御するようになってい
る。スイッチ63も、PID検出部61によって制御さ
れることによりオン/オフし、これにより、受信トラン
スポートストリームを構成するTSパケットの、MUX
53への供給を制御するようになっている。
51では、デスクランブラ13が出力する受信トランス
ポートストリームを構成するTSパケットが、PID検
出部61、並びにスイッチ62および63に供給され
る。
SパケットのPIDを検出し、そのPIDに基づいて、
TSパケットが、記録対象のAVデータが配置されたT
Sパケットであるか、AVデータの再生に必要な制御デ
ータが配置されたTSパケットであるか、チューナ12
が出力するトランスポートストリームをデスクランブル
するのに必要な制御データが配置されたTSパケットで
あるか、それらのいずれにも該当しないTSパケットで
あるかを認識する。
トが、記録対象のAVデータが配置されたTSパケット
である場合、そのTSパケットは記録用パケットである
として、スイッチ62および63を制御する。また、P
ID検出部61は、TSパケットが、AVデータの再生
に必要な制御データが配置されたTSパケットである場
合、そのTSパケットは記録/制御用パケットであると
して、スイッチ62および63を制御する。さらに、P
ID検出部61は、TSパケットが、チューナ12が出
力するトランスポートストリームをデスクランブルする
のに必要な制御データが配置されたTSパケットである
場合、そのTSパケットは制御用パケットであるとし
て、スイッチ62および63を制御する。また、PID
検出部61は、TSパケットが、上述のいずれにも該当
しないTSパケットである場合、そのTSパケットは廃
棄用パケットであるとして、スイッチ62および63を
制御する。
示すように、スイッチ62および63を制御する。
ある場合には、スイッチ62および3は、いずれもオフ
となり、その結果、TSパケットは、レシーバ22およ
びMUX53のいずれにも出力されずに廃棄される。ま
た、TSパケットが記録用パケットである場合には、ス
イッチ62または63は、それぞれオンまたはオフとな
り、その結果、TSパケットは、レシーバ22にのみ出
力される。さらに、TSパケットが、記録/制御用パケ
ットである場合には、スイッチ62および63は、いず
れもオンとなり、その結果、TSパケットは、レシーバ
22およびMUX53の両方に出力される。また、TS
パケットが、制御用パケットである場合には、スイッチ
62または63は、それぞれオフまたはオンとなり、そ
の結果、TSパケットは、MUX53にのみ出力され
る。
記録用パケットは、ハードディスクドライブ15に記録
される。さらに、記録/制御用パケットは、ハードディ
スクドライブ15に記録されるとともに、MUX53に
供給され、制御用パケットは、MUX53に供給され
る。
パーサ52の詳細について説明する。
成例を示している。
サ52は、PID検出部71、スイッチ72、およびP
ID変更部73から構成されている。
61と同様に、トランスミッタ26が出力する再生トラ
ンスポートストリームを構成するTSパケットのPID
を検出し、その検出結果に基づいて、スイッチ72を制
御するようになっている。
て制御されることによりオン/オフし、これにより、再
生トランスポートストリームを構成するTSパケット
の、PID変更部73への供給を制御するようになって
いる。
し、スイッチ72を介して供給されるTSパケットのP
IDを必要に応じて変更し、MUX53に出力するよう
になっている。
52では、トランスミッタ26が出力する再生トランス
ポートストリームを構成するTSパケットが、PID検
出部71およびスイッチ72に供給される。
SパケットのPIDを検出し、そのPIDに基づいて、
TSパケットが、再生すべきTSパケットであるか、ま
たは再生する必要のないTSパケットであるかを認識す
る。
トが、再生すべきTSパケットである場合、または再生
する必要のないTSパケットである場合、それぞれ、そ
のTSパケットは再生用パケットまたは廃棄用パケット
であるとして、スイッチ72を制御する。
示すように、スイッチ72を制御する。
ある場合には、スイッチ72はオフとなり、その結果、
TSパケットは、PID変更部73には出力されずに廃
棄される。また、TSパケットが再生用パケットである
場合には、スイッチ72はオンとなり、その結果、TS
パケットは、PID変更部73に出力される。
て、TSパケット(再生用パケット)を受信すると、そ
のTSパケットを、MUX53のゲート回路55に出力
する。但し、PID変更部73は、MUX52の足し込
み制御部54と通信し、自身がMUX52のゲート回路
55に出力しようとしているTSパケットが、MUX5
3の足し込み制御部54がゲート回路55に出力しよう
としているTSパケットと同一のPIDを有するもので
あるときには、自身が出力しようとしているTSパケッ
トのPIDを、足し込み制御部54が出力しようとして
いるTSパケットのPIDと一致しないように変更して
から、TSパケットを、ゲート回路55に出力する。
えば、PATが配置されるTSパケット)を除き、同一
チャンネルで放送されるTSパケットであっても変更さ
れるため、入力PIDパーサ51がMUX53に出力す
るTSパケットと、出力PIDパーサ52がMUX53
に出力するTSパケットとは、異なるデータが配置され
ているのにもかかわらず、同一のPIDが割り当てられ
ていることがあり得る。この場合、DEMUX18にお
いて、異なるデータが配置されているが、同一のPID
が割り当てられているTSパケットの解析が困難である
ことがある。そこで、上述のように、PID変更部73
は、自身がMUX52のゲート回路55に出力しようと
しているTSパケットが、MUX53の足し込み制御部
54がゲート回路55に出力しようとしているTSパケ
ットと同一のPIDを有するものであるときには、自身
が出力しようとしているTSパケットのPIDを、足し
込み制御部54が出力しようとしているTSパケットの
PIDと一致しないように変更するようになっている。
において、ディジタル衛星放送番組としてのトランスポ
ートストリームを受信し、そのトランスポートストリー
ムとしての画像や音声を表示等する場合には、図1のデ
ィジタル衛星放送受信装置と同様の処理が行われる。
星放送波を受信することにより得られた受信信号は、チ
ューナ12に出力され、チューナ12は、アンテナ11
からの受信信号の復調等を行い、トランスポートストリ
ームを得て、デスクランブラ13に供給する。デスクラ
ンブラ13は、CPU1の制御の下、チューナ12から
のトランスポートストリームにかけられているスクラン
ブルを、CPU1から供給される復号キーを用いて解
き、ハードディスク制御部50に出力する。
ートストリーム(受信トランスポートストリーム)は、
ハードディスク制御部50(図3)の入力PIDパーサ
51およびスイッチ31に供給される。この場合、スイ
ッチ31は、デスクランブラ13からの受信トランスポ
ートストリームを選択し、出力トランスポートストリー
ムとして、MVリンクIC16に出力する。
図1における場合と同様に、ファイIC17を介して、
IEEE1394シリアルバス上をアイソクロナス転送され、あ
るいは、DEMUX18およびデコーダ19を介して、
モニタに出力される。
リームが、出力トランスポートストリームとして、DE
MUX18に供給されるため、DEMUX18では、そ
の受信トランスポートストリームから、必要な制御デー
タを得て、CPU1に出力することができ、従って、デ
スクランブラ13では、チューナ12からのトランスポ
ートストリームをデスクランブルすることができる。
録する場合には、スイッチ31は、やはり、デスクラン
ブラ13が出力する受信トランスポートストリームを選
択し、出力トランスポートストリームとして、MVリン
クIC16を経由して、DEMUX18に出力する。従
って、この場合も、DEMUX18では、その出力トラ
ンスポートストリームとして供給される受信トランスポ
ートストリームから、必要な制御データを得て、CPU
1に出力することができ、その結果、デスクランブラ1
3では、チューナ12からのトランスポートストリーム
をデスクランブルすることができる。
は、そこに供給される受信トランスポートストリームを
構成するTSパケットのPIDを参照し、記録の対象と
なっている番組についてのTSパケット(上述の記録用
パケットと、記録/制御用パケット)だけをレシーバ2
2に供給し、残りを廃棄する。そして、以下、図1にお
ける場合と同様の処理が行われることにより、入力PI
Dパーサ51がレシーバ22に出力したTSパケット
は、ハードディスクドライブ15で記録される。
ドライブ15で記録されたTSパケットを再生する場合
においては、ハードディスクドライブ15に記録された
TSパケットが、図1における場合と同様にして再生さ
れ、その結果得られる再生トランスポートストリーム
が、トランスミッタ26から出力PIDパーサ52に供
給される。
る再生トランスポートストリームを構成するTSパケッ
トのPIDを参照し、再生すべきTSパケット(上述の
再生用パケット)だけをMUX53に出力し、残りを廃
棄する。
2からのTSパケットは、ゲート回路55に供給され
る。また、いまの場合、ハードディスクドライブ15で
記録されたTSパケットの再生だけが行われているの
で、入力PIDパーサ51から、足し込み制御部54を
介して、TSパケットが、ゲート回路55に供給される
ことはない。このため、ゲート回路55では、出力PI
Dパーサ52からのTSパケットが、順次、スイッチ3
1に出力される。
して、ハードディスクドライブ15で記録されたTSパ
ケットは、ファイIC17を介して、IEEE1394シリアル
バス上をアイソクロナス転送され、あるいは、DEMU
X18およびデコーダ19を介して、モニタに出力され
る。
衛星放送受信装置において、受信トランスポートストリ
ームを、ハードディスクドライブ15に記録しながら、
ハードディスクドライブ15に既に記録されているトラ
ンスポートストリームを再生する場合の処理について説
明する。
Sパケットのシーケンスであるトランスポートストリー
ムが、受信トランスポートストリームとして、デスクラ
ンブラ13からハードディスク制御部50に供給される
とする。
ものを記述してある正方形が、制御データが配置された
TSパケットを表しており、AVに数字を付したものを記
述してある正方形が、AVデータが配置されたTSパケッ
トを表している。
トリームにおいて、TSパケット#S1(データS1が配置
されたTSパケット)に配置された制御データS1が、T
Sパケット#AV1に配置されたAVデータAV1を再生する
のに必要なもの(例えば、TSパケット#AV1等のPID
が記述されたPMT)を含んでおり、さらに、例えば、
TSパケット#S2に配置された制御データS2が、デスク
ランブラ13において、トランスポートストリーム(の
TSパケットのペイロード)をデスクランブルするため
の復号キーを含んでいるとする。
なっている番組のAVデータであるとすると、図6
(A)に示した受信トランスポートストリームを構成す
るTSパケットのうち、図6(B)に示すTSパケット
#S1、#AV1を記録する必要がある。即ち、この場合、記
録の対象となっているAVデータAV1は勿論、その再生に
必要な制御データS1も記録する必要がある。
ラ13でトランスポートストリームのデスクランブルを
行うのに、CPU1に供給する必要がある。
ポートストリームを構成するTSパケットのうち、不必
要なもの、即ち、廃棄用パケットとすべきものは、図6
(C)に示すように、AVデータAV2が配置されたTS
パケット#AV2であり、入力PIDパーサ51(図4)で
は、PID検出部61において、TSパケット#AV2が受
信されると、上述したように、スイッチ62および63
が、いずれもオフにされ、これにより、TSパケット#A
V2は廃棄される。
AV1が配置されたTSパケット#AV1は、記録のみすべき
記録用パケットであり、入力PIDパーサ51(図4)
では、PID検出部61において、図6(D)に示すよ
うな、TSパケット#AV1が受信されるタイミングで、上
述したように、スイッチ62または63が、それぞれオ
ンまたはオフにされ、これにより、TSパケット#AV1は
レシーバ22に供給されて、ハードディスクドライブ1
5で記録される。
ット#S1に配置された、例えば、PMT等の制御データS
1は、上述したように、AVデータAV1を再生するのに必
要であるから記録しておく必要がある他、DEMUX1
8等において、TSパケットのPIDから、そのTSパ
ケットに配置されているデータの認識等を行うために、
CPU1に供給する必要がある。従って、TSパケット
#S1は、記録するとともに、かつCPU1による制御に
用いられる記録/制御用パケットであり、入力PIDパ
ーサ51(図4)では、PID検出部61において、図
6(E)に示すような、TSパケット#S1が受信される
タイミングで、上述したように、スイッチ62および6
3が、いずれもオンにされ、これにより、TSパケット
#S1はレシーバ22に供給されて、ハードディスクドラ
イブ15で記録されるとともに、MUX53に供給さ
れ、その後、後述するようにして、CPU1に供給され
る。
えば、復号キー等の制御データS2は、デスクランブラ1
3でデスクランブルを行うのに必要であるが、記録され
るAVデータAV1の再生には必要ではないから、TSパ
ケット#S2は、制御にのみ用いられる制御用パケットで
あり、入力PIDパーサ51(図4)では、PID検出
部61において、図6(F)に示すような、TSパケッ
ト#S2が受信されるタイミングで、上述したように、ス
イッチ62または63が、それぞれオフまたはオンにさ
れ、これにより、TSパケット#S2は、MUX53に供
給され、その後、後述するようにして、CPU1に供給
される。
て、記録されたTSパケットが読み出され、これによ
り、例えば、図6(G)に示すようなTSパケットのシ
ーケンスである再生トランスポートストリームが、トラ
ンスミッタ26から出力PIDパーサ52に供給された
とする。
トリームにおいて、TSパケット#AV3に配置されたAV
データAV3が、再生が要求されたAVデータであり、T
Sパケット#S1'に配置された制御データS1'が、TSパ
ケット#AV3に配置されたAVデータAV3を再生するのに
必要なもの(例えば、TSパケット#AV3等のPIDが記
述されたPMT)であるとする。さらに、TSパケット
#S4に配置された制御データS4は、AVデータAV3の再生
に必要のないもであるとする。
では、PID検出部71において、TSパケット#S4が
受信されるタイミングで、上述したように、スイッチ7
2がオフにされ、これにより、TSパケット#S4は廃棄
される。また、PID検出部71では、TSパケット#S
1'および#AV3が受信されるタイミングで、スイッチ72
がオンにされ、これにより、TSパケット#S1'および#A
V3は、図6(H)に示すように、出力PIDパーサ52
からMUX53に供給される。
53に対しては、上述したように、TSパケット#S1が
供給されるが(図6(E))、このTSパケット#S1
と、出力PIDパーサ52からMUX53に供給される
TSパケット#S1'のPIDが一致しているとき、出力P
IDパーサ52(図5)のPID変更部73では、上述
したように、TSパケット#S1'のPIDが変更されてか
ら、MUX53に出力される。図6(H)および図6
(I)において、TSパケット#S1'に付してある斜線
は、図6(G)に示したTSパケット#S1'のPIDが変
更されていることを表している。
52からのTSパケットが、演算器55を経由して、ス
イッチ31に出力される。
52からTSパケットが供給される他、図6(E)およ
び図6(F)に示したように、入力PIDパーサ51か
らTSパケット#S1および#S2が供給されるが、このうち
の、TSパケット#S1が入力PIDパーサ51から供給
されるタイミングは、図6(H)に示した、出力PID
パーサ52がTSパケット#S1'を出力するタイミングに
重なっており、従って、MUX53において、入力PI
Dパーサ51が出力するTSパケット#S1と、出力PI
Dパーサ52が出力するTSパケット#S1'を、そのまま
ゲート回路55に供給したのでは、ゲート回路55にお
いて、入力PIDパーサ51が出力するTSパケット#S
1と、出力PIDパーサ52が出力するTSパケット#S
1'とが衝突することになる。
54において、入力PIDパーサ51からのTSパケッ
トを、ゲート回路55に出力するタイミングと、出力P
IDパーサ52がTSパケットを、ゲート回路55に出
力するタイミングとが重なるとき、自身が出力しようと
しているTSパケットの出力タイミングをシフトし(ず
らし)、これにより、自身が出力するTSパケットと、
出力PIDパーサ52が出力するTSパケットとが、ゲ
ート回路55において衝突することを防止するようにな
っている。
54は、入力PIDパーサ51からのTSパケット#S1
を一時記憶し、図6(I)に示すように、出力PIDパ
ーサ52が出力するTSパケットがゲート回路55を通
過した後の、出力PIDパーサ52からのTSパケット
がゲート回路55に出力されていない空き時間に、記憶
したTSパケット#S1を、ゲート回路55に出力する。
即ち、これにより、TSパケット#S1は、出力PIDパ
ーサ52が出力するTSパケットと衝突しないように、
その出力タイミングがシフトされ、ゲート回路55を通
過する。なお、図6(F)に示した、入力PIDパーサ
51が出力するTSパケット#S2がMUX53に供給さ
れるタイミングは、出力PIDパーサ52が出力するT
SパケットがMUX53に供給されるタイミングと重な
らないので、そのまま、ゲート回路55に供給され、ス
イッチ31に出力される。
回路55に対して、TSパケットが出力されていない空
き時間は、足し込み制御部54によって認識される。即
ち、足し込み制御部54は、出力PIDパーサ52と通
信することにより、出力PIDパーサ52が出力するT
Sパケットに付加されているタイムスタンプを取得し、
出力PIDパーサ52が出力した最新のTSパケットの
タイムスタンプと、次に出力しようとしているTSパケ
ットのタイムスタンプとの差分をとることによって、空
き時間を認識するようになっている。
チ31には、図6(I)に示したようなTSパケットの
シーケンスであるトランスポートストリームが供給され
る。
ハードディスクドライブ15に記録されたトランスポー
トストリームの再生とが同時に行われる場合、スイッチ
31は、MUX53が出力するTSパケットのシーケン
スであるトランスポートストリームを、出力トランスポ
ートストリームとして、MVリンクIC16に供給する
ようになっており、その結果、MUX53が出力するト
ランスポートストリーム(図6(I))は、ファイIC
17を介して、IEEE1394シリアルバス上をアイソクロナ
ス転送され、あるいは、DEMUX18およびデコーダ
19を介して、モニタに出力される。
御データS1'は、DEMUX18を経由して、CPU1
に供給されるから、AVデータAV3は、正常に再生され
ることになる。
ー等の制御データS2も、DEMUX18を経由して、C
PU1に供給されるから、デスクランブラ13では、チ
ューナ12からのトランスポートストリームをデスクラ
ンブルすることができる。
MUX18を経由して、CPU1に供給されるから、C
PU1が、ディジタル衛星放送の状態をリアルタイムに
知るための情報等を得られないことにより、各種の問題
が発生することを防止することができる。
装置では、受信トランスポートストリームの記録と、ハ
ードディスクドライブ15に記録されたトランスポート
ストリームの再生とを同時に行うことができる。その結
果、例えば、受信トランスポートストリームを、ハード
ディスクドライブ15に記録させながら、その記録した
トランスポートストリームを即座に再生するディレイド
プレイバックを行うことが可能となり、ユーザは、受信
トランスポートストリームをそのまま視聴するのではな
く、その受信トランスポートストリームを一旦記録して
から再生したもの、即ち、受信トランスポートストリー
ムを時間軸シフトしたものを視聴することができる。
において、デスクランブラ13とPIDパーサ21との
間に、DEMUX18と同様な機能のDEMUXを設
け、そのDEMUXにおいて、受信トランスポートスト
リームを構成する、必要なTSパケットを、DEMUX
18およびPIDパーサ21に振り分けるようにするこ
とによっても、図2のディジタル衛星放送受信装置と同
様に、トランスポートストリームの記録と再生を同時に
行うことが可能となる。しかしながら、DEMUX18
は、上述のように、CPUやメモリ等を内蔵するから、
高価であり、さらに、TSパケットに配置されたデータ
の解析等の複雑な処理を行うものであるから、そのよう
なDEMUX18と同様の機能を有するDEMUXを新
たに設けることは、装置全体を高コスト化、複雑化する
ことになる。これに対して、図2のディジタル衛星放送
受信装置は、DEMUXを新たに設ける場合に比較し
て、低コストで、かつ簡単に構成することができる。
図2のディジタル衛星放送受信装置において、トランス
ポートストリームの記録と再生とが同時に行われる場合
の、図3のMUX53における処理について説明する。
1において、出力PIDパーサ52からのTSパケット
(以下、適宜、再生TSパケットという)を受信した
か、または入力PIDパーサ51からのTSパケット
(以下、適宜、制御TSパケットという)を受信したか
どうかが判定される。
52からの再生TSパケットを受信したか、または入力
PIDパーサ51からの制御TSパケットを受信したと
判定された場合、ステップS2に進み、MUX53にお
いて、再生TSパケットと制御TSパケットの両方を受
信したかどうかが判定される。
と制御TSパケットの両方を受信したと判定された場
合、ステップS3に進み、足し込み制御部54は、入力
PIDパーサ51からの制御TSパケットを、その内蔵
するバッファ(図示せず)に記憶し、ステップS4に進
む。ステップS4では、ゲート回路55は、出力PID
パーサ52からの再生TSパケットをスイッチ31に出
力し、ステップS1に戻る。
ケットと制御TSパケットの両方を受信していないと判
定された場合、即ち、再生TSパケットか、または制御
TSパケットのいずれか一方だけを受信した場合、ステ
ップS5に進み、MUX53において、その受信したパ
ケットが、出力PIDパーサ52からの再生TSパケッ
ト、または入力PIDパーサ51からの制御TSパケッ
トのうちのいずれであるかが判定される。ステップS5
において、受信したパケットが、出力PIDパーサ52
からの再生TSパケットであると判定された場合、ステ
ップS4に進み、上述したように、ゲート回路55は、
出力PIDパーサ52からの再生TSパケットをスイッ
チ31に出力し、ステップS1に戻る。
ケットが、入力PIDパーサ51からの制御TSパケッ
トであると判定された場合、ステップS6に進み、足し
込み制御部54において、その内蔵するバッファに、制
御TSパケットが記憶されているかどうかが判定され
る。ステップS6において、足し込み制御部54が内蔵
するバッファに、制御TSパケットが記憶されていると
判定された場合、ステップS7に進み、足し込み制御部
54は、受信した制御TSパケットを、内蔵するバッフ
ァに記憶させるとともに、既にバッファに記憶している
制御TSパケットのうち最も古いもの(最も過去に記憶
した制御TSパケット)を読み出し、ゲート回路55に
供給して、ステップS1に戻る。これにより、足し込み
制御部54のバッファに記憶されていた制御TSパケッ
トは、ゲート回路55からスイッチ31に出力される。
御部54が内蔵するバッファに、制御TSパケットが記
憶されていないと判定された場合、ステップS8に進
み、足し込み制御部54は、受信した制御TSパケット
を、ゲート回路55に供給して、ステップS1に戻る。
これにより、入力PID51からの制御TSパケット
は、ゲート回路55からスイッチ31に出力される。
パーサ52からの再生TSパケットも、また、入力PI
Dパーサ51からの制御TSパケットも受信していない
と判定された場合、即ち、上述したような空き時間であ
る場合、ステップS9に進み、足し込み制御部54にお
いて、その内蔵するバッファに、制御TSパケットが記
憶されているかどうかが判定される。ステップS9にお
いて、足し込み制御部54が内蔵するバッファに、制御
TSパケットが記憶されていないと判定された場合、ス
テップS1に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
御部54が内蔵するバッファに、制御TSパケットが記
憶されていると判定された場合、ステップS10に進
み、足し込み制御部54は、その内蔵するバッファに記
憶されている制御TSパケットのうち最も古いものを読
み出し、ゲート回路55に供給して、ステップS1に戻
る。これにより、足し込み制御部54のバッファに記憶
されていた制御TSパケットは、ゲート回路55からス
イッチ31に出力される。
アにより行うこともできるし、ソフトウェアにより行う
こともできる。一連の処理をソフトウェアによって行う
場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、
専用のハードウェアとしてのディジタル衛星放送受信装
置に組み込まれているコンピュータや、汎用のコンピュ
ータ等にインストールされる。
処理を実行するプログラムをコンピュータにインストー
ルし、コンピュータによって実行可能な状態とするため
に用いられる、そのプログラムが記録されている記録媒
体について説明する。
コンピュータ101に内蔵されている記録媒体としての
ハードディスク102や半導体メモリ103に予め記録
しておくことができる。
に示すように、フロッピーディスク111、CD-ROM(Com
pact Disc Read Only Memory)112,MO(Magneto opti
cal)ディスク113,DVD(Digital Versatile Disc)1
14、磁気ディスク115、半導体メモリ116などの
記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)して
おくことができる。このような記録媒体は、いわゆるパ
ッケージソフトウエアとして提供することができる。
媒体からコンピュータにインストールする他、図8
(C)に示すように、ダウンロードサイト121から、
ディジタル衛星放送用の人工衛星122を介して、コン
ピュータ101に無線で転送したり、LAN(Local Area N
etwork)、インターネットといったネットワーク131
を介して、コンピュータ123に有線で転送し、コンピ
ュータ101において、内蔵するハードディスク102
などにインストールすることができる。
に各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処
理ステップは、必ずしもフローチャートとして記載され
た順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あ
るいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるい
はオブジェクトによる処理)も含むものである。
より処理されるものであっても良いし、複数のコンピュ
ータによって分散処理されるものであっても良い。さら
に、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実
行されるものであっても良い。
の構成例を示している。
に、CPU(Central Processing Unit)142を内蔵してい
る。CPU142には、バス141を介して、入出力イン
タフェース145が接続されており、CPU142は、入
出力インタフェース145を介して、ユーザによって、
キーボードやマウス等で構成される入力部147が操作
されることにより指令が入力されると、それにしたがっ
て、図8(A)の半導体メモリ103に対応するROM(Re
ad Only Memory)143に格納されているプログラムを
実行する。あるいは、また、CPU142は、ハードディ
スク102に格納されているプログラム、衛星122若
しくはネットワーク131から転送され、通信部148
で受信されてハードディスク102にインストールされ
たプログラム、またはドライブ149に装着されたフロ
ッピディスク111、CD-ROM112、MOディスク11
3、DVD114、若しくは磁気ディスク115から読み
出されてハードディスク102にインストールされたプ
ログラムを、RAM(Random Access Memory)144にロー
ドして実行する。そして、CPU142は、その処理結果
を、例えば、入出力インタフェース145を介して、LC
D(Liquid CryStal Display)等で構成される表示部14
6に、必要に応じて出力する。
を、ディジタル衛星放送波を受信するディジタル衛星放
送受信装置に適用した場合について説明したが、本発明
は、その他、ディジタルデータを受信するあらゆる装置
に適用可能である。
放送受信装置に、ハードディスクドライブ15を内蔵さ
せるようにしたが、ハードディスクドライブ15は、い
わゆる外付けとすることも可能である。
ーサ51が出力するTSパケットと、出力PIDパーサ
52が出力するTSパケットのPIDが一致する場合、
出力PIDパーサ52において、自身が出力しようとし
ているTSパケットのPIDを変更するようにしたが、
PIDの変更は、入力PIDパーサ51において行うよ
うにすることも可能である。即ち、ディジタル衛星放送
番組として放送されてくるトランスポートストリームを
構成するTSパケットのPIDが、あらかじめ分かって
いる場合には、入力PIDパーサ51において、上述し
たようなPIDの一致が生じないように、そこに供給さ
れる受信トランスポートストリームを構成するTSパケ
ットのPIDを変更するようにすることが可能である。
ストリームには、188バイトのTSパケットで構成さ
れるストリームの他、そのTSパケットをデコードする
のと同様の原理でデコードされる、例えば、米国のDire
cTV社がDSS(Direct Satellite System)で用いている
130バイトのパケットで構成されるストリーム等も含
まれる。
理方法、並びに記録媒体によれば、受信したストリーム
を構成するパケットから、少なくとも、記録のみすべき
第1のパケット、記録するとともに、制御に用いる第2
のパケット、および制御にのみ用いる第3のパケットが
抽出される。そして、第1および第2のパケットが、デ
ータを記録する記録装置に出力されるとともに、第2お
よび第3のパケットと、記録装置から再生されたパケッ
トとが多重化されて出力される。従って、パケットを記
録しながら、その記録したパケットを再生することが可
能となる。
ジタル衛星放送受信装置の構成例を示すブロック図であ
る。
の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
すブロック図である。
ための図である。
ための図である。
ランスポートストリームの記録と再生が同時に行われる
場合の処理を説明するためのタイムチャートである。
ーチャートである。
である。
ック図である。
1 アンテナ, 12チューナ, 13 デスクランブ
ラ, 15 ハードディスクドライブ, 16 MVリ
ンクIC, 17 ファイIC, 18 DEMUX,
19 AVデコーダ, 22 レシーバ, 23 入
力FIFO, 24 ハードディスクIF, 25 出力FI
FO, 26 トランスミッタ, 27 サイクルタイ
マ, 28 コントローラ, 29 ホストIF, 3
0 入出力バッファ, 31 スイッチ, 41 ハー
ドディスクコントローラ, 42 ハードディスク,
51 入力PIDパーサ, 52 出力PIDパーサ,
53 MUX, 54足し込み制御部, 55 ゲー
ト回路, 61 PID検出部, 62,63スイッ
チ, 71 PID検出部, 72 スイッチ, 73
PID変更部,101 コンピュータ, 102 ハ
ードディスク, 103 半導体メモリ, 111 フ
ロッピーディスク, 112 CD-ROM, 113 MOデ
ィスク,114 DVD, 115 磁気ディスク, 1
16 半導体メモリ, 121ダウンロードサイト,
122 衛星, 131 ネットワーク, 141バ
ス, 142 CPU, 143 ROM, 144 RAM,
145 入出力インタフェース, 146 表示部,
147 入力部, 148 通信部, 149 ドラ
イブ
2)
法、記録媒体、並びにディジタル放送受信装置およびデ
ィジタル放送受信装置における記録再生方法
るストリームを、コンピュータに受信させて処理させる
ためのプログラムが記録されている記録媒体であって、 受信した前記ストリームを構成するパケットから、少な
くとも、記録のみすべき第1のパケット、記録するとと
もに制御に用いる第2のパケット、および制御にのみ用
いる第3のパケットを抽出するパケット抽出ステップ
と、 前記第1および第2のパケットを、データを記録する記
録装置に出力するパケット出力ステップと、 前記第2および第3のパケットと、前記記録装置から再
生されたパケットとを多重化して出力する多重化ステッ
プとを含むプログラムが記録されていることを特徴とす
る記録媒体。
よびデータ処理方法、記録媒体、並びにディジタル放送
受信装置およびディジタル放送受信装置における記録再
生方法に関し、特に、例えば、ディジタル衛星放送番組
を記録しながら、その再生を同時に行うこと等ができる
ようにするデータ処理装置およびデータ処理方法、記録
媒体、並びにディジタル放送受信装置およびディジタル
放送受信装置における記録再生方法に関する。
は、受信したストリームを構成するパケットから、少な
くとも、記録のみすべき第1のパケット、記録するとと
もに制御に用いる第2のパケット、および制御にのみ用
いる第3のパケットを抽出するパケット抽出手段と、第
1および第2のパケットを、データを記録する記録装置
に出力するパケット出力手段と、第2および第3のパケ
ット、記録装置から再生されたパケットとを多重化して
出力する多重化手段とを含むことを特徴とする。
リームを構成するパケットから、少なくとも、記録のみ
すべき第1のパケット、記録するとともに制御に用いる
第2のパケット、および制御にのみ用いる第3のパケッ
トを抽出するパケット抽出ステップと、第1および第2
のパケットを、データを記録する記録装置に出力するパ
ケット出力ステップと、第2および第3のパケットと、
記録装置から再生されたパケットとを多重化して出力す
る多重化ステップとを含むことを特徴とする。
を構成するパケットから、少なくとも、記録のみすべき
第1のパケット、記録するとともに制御に用いる第2の
パケット、および制御にのみ用いる第3のパケットを抽
出するパケット抽出ステップと、第1および第2のパケ
ットを、データを記録する記録装置に出力するパケット
出力ステップと、第2および第3のパケットと、記録装
置から再生されたパケットとを多重化して出力する多重
化ステップとを含むプログラムが記録されていることを
特徴とする。本発明のディジタル放送受信装置は、受信
したトランスポートストリームが、記録及び制御用トラ
ンスポートストリーム、記録用のみのトランスポートス
トリーム、または制御用のみのトランスポートストリー
ムのうちのいずれであるかを判別する第1の判別手段
と、蓄積デバイスから再生されたトランスポートストリ
ームを、そのまま出力するか、または廃棄するかを判別
する第2の判別手段とを含み、受信したトランスポート
ストリームを記録しながら、蓄積デバイスに記録された
トランスポートストリームを再生することを特徴とす
る。本発明のディジタル放送受信装置における記録再生
方法は、受信したトランスポートストリームが、記録及
び制御用トランスポートストリーム、記録用のみのトラ
ンスポートストリーム、または制御用のみのトランスポ
ートストリームのうちのいずれであるかを判別する第1
の判別ステップと、蓄積デバイスから再生されたトラン
スポートストリームを、そのまま出力するか、または廃
棄するかを判別する第2の判別ステップとを含み、受信
したトランスポートストリームを記録しながら、蓄積デ
バイスに記録されたトランスポートストリームを再生す
ることを特徴とする。
方法、並びに記録媒体においては、受信したストリーム
を構成するパケットから、少なくとも、記録のみすべき
第1のパケット、記録するとともに制御に用いる第2の
パケット、および制御にのみ用いる第3のパケットが抽
出される。そして、第1および第2のパケットが、デー
タを記録する記録装置に出力されるとともに、第2およ
び第3のパケットと、記録装置から再生されたパケット
とが多重化されて出力される。本発明のディジタル放送
受信装置および記録再生方法においては、受信したトラ
ンスポートストリームが、記録及び制御用トランスポー
トストリーム、記録用のみのトランスポートストリー
ム、または制御用のみのトランスポートストリームのう
ちのいずれであるかが判別されるとともに、蓄積デバイ
スから再生されたトランスポートストリームを、そのま
ま出力するか、または廃棄するかが判別される。そし
て、受信したトランスポートストリームが記録されなが
ら、蓄積デバイスに記録されたトランスポートストリー
ムが再生される。
ートストリーム(以下、適宜、受信トランスポートスト
リームという)は、ハードディスク制御部14のPID
(Packet Identification)パーサ21およびスイッチ3
1に供給されるようになっている。また、スイッチ31
には、受信トランスポートストリームの他、トランスミ
ッタ26から、ハードディスクドライブ15より再生さ
れるトランスポートストリームも供給されるようになっ
ている。
トリームにおいて、TSパケット#AV3に配置されたAV
データAV3が、再生が要求されたAVデータであり、T
Sパケット#S1'に配置された制御データS1'が、TSパ
ケット#AV3に配置されたAVデータAV3を再生するのに
必要なもの(例えば、TSパケット#AV3等のPIDが記
述されたPMT)であるとする。さらに、TSパケット
#S4に配置された制御データS4は、AVデータAV3の再生
に必要のないものであるとする。
において、デスクランブラ13とPIDパーサ21との
間に、DEMUX18と同様な機能のDEMUXを設
け、そのDEMUXにおいて、受信トランスポートスト
リームを構成する必要なTSパケットを、DEMUX1
8およびPIDパーサ21に振り分けるようにすること
によっても、図2のディジタル衛星放送受信装置と同様
に、トランスポートストリームの記録と再生を同時に行
うことが可能となる。しかしながら、DEMUX18
は、上述のように、CPUやメモリ等を内蔵するから、
高価であり、さらに、TSパケットに配置されたデータ
の解析等の複雑な処理を行うものであるから、そのよう
なDEMUX18と同様の機能を有するDEMUXを新
たに設けることは、装置全体を高コスト化、複雑化する
ことになる。これに対して、図2のディジタル衛星放送
受信装置は、DEMUXを新たに設ける場合に比較し
て、低コストで、かつ簡単に構成することができる。
理方法、並びに記録媒体によれば、受信したストリーム
を構成するパケットから、少なくとも、記録のみすべき
第1のパケット、記録するとともに制御に用いる第2の
パケット、および制御にのみ用いる第3のパケットが抽
出される。そして、第1および第2のパケットが、デー
タを記録する記録装置に出力されるとともに、第2およ
び第3のパケットと、記録装置から再生されたパケット
とが多重化されて出力される。従って、パケットを記録
しながら、その記録したパケットを再生することが可能
となる。本発明のディジタル放送受信装置および記録再
生方法によれば、受信したトランスポートストリーム
が、記録及び制御用トランスポートストリーム、記録用
のみのトランスポートストリーム、または制御用のみの
トランスポートストリームのうちのいずれであるかが判
別されるとともに、蓄積デバイスから再生されたトラン
スポートストリームを、そのまま出力するか、または廃
棄するかが判別される。そして、受信したトランスポー
トストリームが記録されながら、蓄積デバイスに記録さ
れたトランスポートストリームが再生される。従って、
受信したトランスポートストリームを記録しながら、蓄
積デバイスに記録されたトランスポートストリームを再
生する場合に、各種の問題が発生することを防止するこ
とが可能となる。
Claims (7)
- 【請求項1】 所定フォーマットのパケットで構成され
るストリームを受信して処理するデータ処理装置であっ
て、 受信した前記ストリームを構成するパケットから、少な
くとも、記録のみすべき第1のパケット、記録するとと
もに、制御に用いる第2のパケット、および制御にのみ
用いる第3のパケットを抽出する第1のパケット抽出手
段と、 前記第1および第2のパケットを、データを記録する記
録装置に出力するパケット出力手段と、 前記第2および第3のパケットと、前記記録装置から再
生されたパケットとを多重化して出力する多重化手段と
を含むことを特徴とするデータ処理装置。 - 【請求項2】 前記所定フォーマットのパケットで構成
されるストリームは、トランスポートストリームである
ことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。 - 【請求項3】 前記第2または第3のパケットと、前記
記録装置から再生されたパケットとのPID(Packet Id
entification)が等しいとき、いずれか一方のPIDを
変更する変更手段をさらに含むことを特徴とする請求項
2に記載のデータ処理装置。 - 【請求項4】 前記多重化手段は、前記第2または第3
のパケットと、前記記録装置から再生されたパケットと
を同時に受信した場合、 前記第2または第3のパケットを一時記憶するととも
に、前記記録装置から再生されたパケットを出力し、 記憶した前記第2または第3のパケットを、前記記録装
置から再生されたパケットを受信していないときに出力
することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装
置。 - 【請求項5】 前記記録装置をさらに含むことを特徴と
する請求項1に記載のデータ処理装置。 - 【請求項6】 所定フォーマットのパケットで構成され
るストリームを受信して処理するデータ処理方法であっ
て、 受信した前記ストリームを構成するパケットから、少な
くとも、記録のみすべき第1のパケット、記録するとと
もに、制御に用いる第2のパケット、および制御にのみ
用いる第3のパケットを抽出する第1のパケット抽出ス
テップと、 前記第1および第2のパケットを、データを記録する記
録装置に出力するパケット出力ステップと、 前記第2および第3のパケット、前記記録装置から再生
されたパケットとを多重化して出力する多重化ステップ
とを含むことを特徴とするデータ処理方法。 - 【請求項7】 所定フォーマットのパケットで構成され
るストリームを、コンピュータに受信させて処理させる
ためのプログラムが記録されている記録媒体であって、 受信した前記ストリームを構成するパケットから、少な
くとも、記録のみすべき第1のパケット、記録するとと
もに、制御に用いる第2のパケット、および制御にのみ
用いる第3のパケットを抽出する第1のパケット抽出ス
テップと、 前記第1および第2のパケットを、データを記録する記
録装置に出力するパケット出力ステップと、 前記第2および第3のパケット、前記記録装置から再生
されたパケットとを多重化して出力する多重化ステップ
とを含むプログラムが記録されていることを特徴とする
記録媒体。
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