JP2001100470A - 画像パラメータ検出 - Google Patents

画像パラメータ検出

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JP2001100470A
JP2001100470A JP29870599A JP29870599A JP2001100470A JP 2001100470 A JP2001100470 A JP 2001100470A JP 29870599 A JP29870599 A JP 29870599A JP 29870599 A JP29870599 A JP 29870599A JP 2001100470 A JP2001100470 A JP 2001100470A
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Roy D Allen
ロイ・デイ・アレン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像化パラメーターを検知する。 【解決手段】 画像化パラメーターを検知するためのシ
ステム及び方法は、疑似ランダムノイズにより作られた
第1の画像及び同じ疑似ランダムノイズにより作られた
第2の画像の形成を含み、これは第1の画像と第2の画
像とが重ねられたとき画像化パラメーターセンサーとし
て働く。このセンサーは、幾何学的誤差のような画像化
パラメーターを視覚により検知するために有用である。
一具体例においては、第1及び第2のパターンは、それ
ぞれのパターンを疑似ランダムノイズで変調することに
より、疑似ランダムノイズにより作られる。別の具体例
においては、第1及び第2のパターンは、疑似ランダム
画像及びこの画像の裏返しの形成により、及び一方又は
双方の画像の位相ずれにより作られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連特許のクロスレファレンス】本願は、1997年
1月28日付け米国特許出願08/789812号の継
続出願である1998年10月6日付け米国特許出願0
9/167027号、現米国特許5857784号、の
一部継続出願であり、かつ本願は1998年9月11日
付け米国暫定特許出願60/099881号に優先して
請求する。
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、電子画像化システムに
関し、より特別に画像化パラメーターの検知の提供に関
する。
【0003】
【従来技術及びその課題】最近の電子プリプレス、オフ
セット及びその他の形式の印刷作業は、後続の再生のた
めの画像を書き又は記録し、或いは予定された解像度で
再生画像を読み取る。かかるシステムは、画像を書き又
は記録でき、或いはプリプレスシステムの場合、画像再
生に使用される写真又は感熱用の紙又はポリマーフィル
ム、写真又は感熱のコーティング、画像記録面上に置か
れた消去可能な画像化材料又はインキ受容媒体、或いは
写真又は感熱用の紙、ポリマーフィルム又はアルミニウ
ムベースの印刷用の版の材料を含んだ種々の媒体上の再
生画像を読み取る。かかる媒体は平面又は曲面となし得
る記録面の上に取り付けられる。
【0004】プリプレスシステムの場合は、主要構成要
素は、通常はドラム円筒体の記録面及びドラム円筒体内
に配置される可動の走査機構を備える。このシステム
は、走査機構を制御するために、組み合わせられた記憶
装置を有するプロセッサーも備える。プロセッサー及び
組み合わせられた記憶装置は、システム自体の内部に収
容され、或いはシステムと適切な相互接続を有してシス
テムから分離される。プロセッサーは、記憶されたプロ
グラミング指令に従って、走査機構を制御して、固定状
態に留まっているドラム円筒体の内周上を1個又は複数
個の光学的ビームで走査することにより、ドラム円筒体
の内壁に取り付けられた媒体上に画像を書き又は記録す
る。
【0005】走査、従って記録は、円筒体の内周の一部
分のみ、典型的にはドラム円筒体の周囲の120゜から
320゜の間の上で行われる。光学的ビームは、典型的
には円筒体の中心軸線と平行になるように放射され、例
えば回転鏡、ホロゴン(Hologon)又は五角柱反射器(Pe
nta-prism)により反射され、1個の走査線或いは記録面
上を同時に照射する複数の走査線を形成する。反射器
は、ドラム円筒体の中心軸線と実質的に一致する回転軸
線まわりに旋回又は回転する。記録速度を上げるため
に、ビーム偏向装置の回転速度を上げることができる。
【0006】プリプレス、オフセット印刷又はその他の
システムの形式のどれが使用されている場合でも、適切
に位置決めされた画像が記録面上に形成され、従って希
望の画像が確実に適正に記録されるように、画像をでき
るだけ希望位置に近く記録させることが第1に重要であ
る。例えば、プリプレスシステムにおいては、走査機構
の同期誤差又はビーム印刷誤差、媒体の位置決め誤差、
或いはその他の異常が媒体上の画像の位置決め誤差を生
ずるであろう。オフセット印刷形式のシステムでは、複
数版の画像を形成している版又は紙送りの不揃い或いは
その他の異常が、それぞれの画像間の位置決め誤差のよ
うなそれ自体で明らかな画像の位置決め誤差を同様に生
ずるであろう。
【0007】プリプレス又は印刷作業において、媒体の
同一シート上、又は異なったシート上の正確な位置に同
じ画像を何回も記録させたいことがしばしばある。この
ような場合には、各シートにおいて、画像を厳しい位置
許容差、例えば0.0254mm(1ミル)内で繰り返し
得ることが重要である。プリプレスの走査機構又はエミ
ッター或いはオフセット印刷機のローラー又は送りに異
常がある場合は、画像は、媒体の各シート上で正しく位
置決めされず、そしてその結果は受容されないであろ
う。この形式の誤差は、通常、重ね合せ誤差として特徴
付けられる。
【0008】画像設定作業においては、習慣的に、静止
状態に保持された媒体を用いて、基準マーク、例えば十
字線を含んだ試験ページを繰返し露光することにより、
2軸方向における特定された許容差内への位置決めの繰
返し能力が確かめられる。この場合、複数回露光方法で
の線の画像は、複数回の個別のフルシート露光を模擬し
たレジスター又は重ね合せマークを形成する。重ねられ
た画像の中心間の偏差を検知するために、複数回露光に
わたるx-yの位置誤差が、各十字線の位置において、
拡大レンズ、例えば顕微鏡を使用して評価される。
【0009】イメージセッターの最小の線幅、即ち1個
の画素は、典型的に、測定すべき繰返し誤差よりも大き
いため、位置誤差測定の分解能は、通常の方法を使用し
たときは顕微鏡によったとしても弱められる。また、1
画素の線を互いに複数回重ねて露光することにより、露
光された線の焦点ボケが生じて線の幅を相当に大きく
し、測定の分解能を更に弱めるであろう。焦点ボケは、
単一画素の線の個々の露光レベルを下げることにより減
らすことができるが、焦点ボケを無くすに十分に露光レ
ベルを低下したときは、各露光は媒体上に可視のマーク
を作るに不十分なエネルギーしかないため、最初の何回
かの露光についての像の損失を生じ易い。最初の像の損
失は別形式の測定分解能の損失である。
【0010】更に、単一画素の線は、例えば不規則なウ
ォブルによる過渡的な位置誤差発生が危惧される。事実
上、誤差が、ハーフトーンドット領域のような与えられ
た領域内の全体の繰返し能力を統計的に表さないとき
は、かかる過渡的な位置誤差は位置の繰返し能力が受容
できないことを意味すると言い換えることができる。一
方では、可視性を大きくし、かつ全体の繰返し能力の良
好な満足し得る表現を提供するために線幅を数画素に大
きくした場合は、線幅もない量で位置誤差許容値を越え
ることの多い不揃いの検知が更に困難となる。更に、通
常の技法を使用した場合は、媒体の応答、スポットの大
きさ、露光の設定、媒体の処理などのような変数は、通
常の技法を使用して得られた結果に対して、これらの変
数が、検知すべき実際の位置誤差よりも大きく影響する
であろうため、繰返し能力の誤差の検知能力に大きく影
響する可能性がある。
【0011】通常の方法における難点の少なくもあるも
のを克服する繰返し能力誤差の検知のより洗練された技
法が提案されている。例えば、一提案は、重ね合せマー
クとして作用するように、僅かに空間周波数の異なった
2種の別のパターンを重ねて形成された高感度モアレパ
ターンの使用である。パターンが適正に揃えられたとき
は、重ね合せマークの中心に輝いたスポットが現れる。
しかし、パターンが不揃いの場合は、輝くスポットは視
覚的に動かされる。生じた干渉パターンは入力ノードと
出力ノードとの間で平滑な濃度転移を有し、眼に対する
穏やかな濃度転移が緻密なパターン変化の確認を難しく
させる。パターン間の不揃いを目視で識別する観察者の
能力を向上させても、小さい不揃い誤差を肉眼で或いは
顕微鏡で検知することは不可能ではないとしても困難が
残る。更に、この技法は、量又は程度、即ち不揃い誤差
の大きさを定量する方法を提供しない。加えて、プリプ
レスの立場からは、この技法は、本質的に、所要の効果
を提供するためには比較的多数回のサイクルを必要とす
る。この技法は、直感的でなくて、重ね合せマーク内の
輝くスポットの位置に基づいて、受容し得ない不揃いの
存在をどんなレベルの確かさで決めるにしても訓練され
た眼を必要とする。眼に与えられる画像の形状と濃度と
は、パターン干渉の効果と無関係に設計することはでき
ない。重ね合せ誤差の明瞭な視覚的表示はない。
【0012】イオンビームリソグラフに使用するために
提案されている別の技法は、整合マーク及び開口を使用
する。開口及び整合マークが揃えられていないかどうか
を判定するために、整合マークからの光の放射が検知さ
れ、そして検知された放射光の強度が測定される。この
技法は、不揃いの検知及びゼロ位置の取得のための比較
的正確な手段を提供するが、画像の生成/複製作業が受
容し得る重ね合せの目視による照合又は複雑で高価な感
知装置の使用なしでの不揃いの大きさの定量を必要とす
る場合には非実際的である。
【0013】
【課題を解決するための手段】一般に、本発明は、一態
様においては、疑似ランダムノイズにより作られた第1
の画像及び同じ疑似ランダムノイズにより作られた第2
の画像の形成を含んだ画像化パラメーター検知用のシス
テム及び方法を特徴とする。第1及び第2の画像が重ね
られたとき、画像は画像化パラメーターのセンサーとし
て作用する。このシステム及び方法は、幾何学的誤差の
ような画像化パラメーターを目視で検知するために有用
である。このシステム及び方法は、画像化パラメーター
の状態を肉眼により、顕微鏡又は濃度計のような器具に
より検知することを許す。このシステム及び方法は、よ
り強力かつ感度のよいセンサーを提供するためにかかる
器具とも有用に組み合わせられる。このシステム及び方
法は、画像化装置の作動の較正又は検査のために画像化
パラメーターセンサーを読み得る観察機械システムとも
有用に組み合わせられる。センサーは疑似ランダムノイ
ズにより作られ、これがセンサーの範囲を延ばしかつ新
しいセンサーの設計を可能とする。
【0014】一般に、本発明は、その一態様において
は、画像化パラメーターを観察検知する方法を提供す
る。この方法は、疑似ランダムノイズを使用して作られ
る第1の画像の形成を含む。この方法は、同じ疑似ラン
ダムノイズにより作られる第2の画像の形成も含む。第
2の画像は、第1及び第2の画像が重ねられたときの画
像化パラメーターの状態を表して得る第3の画像を観察
可能に表示するような形態にされる。
【0015】一具体例においては、この方法はメモリに
おける第1の画像の形成を含む。別の具体例において
は、この方法は媒体上における第1の画像の形成を含
む。別の具体例においては、この方法は、メモリにおけ
る第2の画像の形成を含む。別の具体例においては、こ
の方法は、媒体上における第2の画像の形成を含む。
【0016】一具体例においては、この方法は、第1の
画像と第2の画像とを重ね、これより第3の画像を表示
する段階を含む。かかる具体例においては、重ねる段階
は、第1及び第2の画像の一方を透明な第1の媒体上に
画像化し、第1及び第2の画像の他方を第2の媒体上に
画像化し、そして第2の媒体上に第1の媒体を重ねるこ
とを含む。
【0017】別の具体例においては、この方法は、ある
媒体上に第1の画像を形成し、そして同じ媒体上で第1
の画像に重ねて第2の画像を形成し、これにより媒体上
で第1の画像と第2の画像とを重ねることを含む。
【0018】別の具体例においては、メモリにおいて第
1の画像を形成し、媒体上で第2の画像の形成し、媒体
上に形成された第2の画像を検知し、そして第1の画像
と検知された第2の画像とをメモリにおいて組み合わ
せ、これにより第1の画像と第2の画像とを重ねること
を含む。別の具体例においては、この方法は、媒体上で
第1の画像を形成し、メモリにおいて第2の画像を形成
し、媒体上の第1の画像を検知し、そしてメモリにおい
て第1の画像と検知された第2の画像とを組み合わせ、
これにより第1の画像と第2の画像とを重ねる。
【0019】一具体例においては、画像化パラメーター
の状態は、幾何学的誤差の量よりなる。別の具体例にお
いては、画像化パラメーターの状態は、重ね合せ誤差、
倍率、真直度、直交性、長さの測定、媒体の伸び、媒体
の収縮、焦点の測定、スポット寸法の歪み、スポット形
状の歪、バンディング(banding)、及び直線性の組か
ら選ばれた幾何学的誤差の量からなる。
【0020】一具体例においては、第1の画像は、疑似
ランダムノイズにより変調された第1の繰返しパターン
を含み、そして第2の画像は、同じ疑似ランダムノイズ
により変調された第2の繰返しパターンを含む。一具体
例においては、疑似ランダムノイズは一様な疑似ランダ
ムノイズの分布を持つ。別の具体例においては、疑似ラ
ンダムノイズは、疑似ランダムノイズのガウス分布を持
つ。
【0021】別の具体例においては、第1の画像は、疑
似ランダムノイズを含む。第2の画像は、第1の画像か
ら誘導される。かかる具体例においては、第2の画像内
の少なく1個のセルの各について、この方法は、第1の
画像内の対応セルの裏返し画像を形成し、そして第2の
画像のセルのある部分と第1の画像の対応セルのある部
分の一方又は双方の位相をずらすことを含む。セルの部
分は、セルの幾つかのサブセット又は全てを含むことが
できる。また、セル又はセル部分についての位相ずれの
ない結果が得られる位相ずれゼロも考えられる。
【0022】一具体例においては、ある部分は、表示の
ために指定された量だけ位相が動かされる。かかる具体
例においては、ある部分は、表示のために指定された重
ね合せ誤差の大きさだけ位相がずらされる。別の具体例
においては、部分は、X軸とY軸とで異なった量だけ位
相がずらされる。別の具体例においては、画像の平均ピ
ッチは異なった軸に沿って異なる。別の具体例において
は、画像の粗さは異なった軸に沿って異なる。
【0023】一般に、別の態様においては、本発明は、
画像化パラメーターを表示するシステムにも関連する。
このシステムは、媒体上で画像を形成するような形態に
された印刷装置を備える。このシステムは、疑似ランダ
ムノイズにより作られる第1の画像を形成し、疑似ラン
ダムにより作られるた第2の画像であって図1の画像と
第2の画像とが重なったとき画像化パラメーターの状態
を表している第3の画像を観察可能に表示するような形
態にされた第2の画像を形成するように印刷装置を駆動
するように作動し得る制御装置を備える。
【0024】一具体例においては、制御装置は媒体上で
第1の画像を形成し、更に同じ媒体上で第1の画像に重
ねられた第2の画像を形成するように機能できる。別の
具体例においては、制御装置は、第1の媒体上に第1の
画像を形成し、第2の媒体上で第2の画像を形成するよ
うに作動し得る。
【0025】別の具体例においては、このシステムは、
画像を記憶するような形態にされたメモリ装置、及び媒
体上に形成された画像を検知するために画像検知装置を
備える。制御装置は、メモリ装置内で第1及び第2の画
像の一方を形成し、そして媒体上で第1及び第2の画像
の他方を形成するように印刷装置を駆動するように作動
できる。制御装置は、媒体上の第1及び第2の画像の他
方を検知するように画像検知装置を駆動し、更に画像の
一方と画像の検知された他方とをメモリにおいて組み合
わせるように作動し得る。
【0026】一具体例においては、画像化パラメーター
の状態は幾何学的誤差の量を含む。別の具体例において
は、画像化パラメーターの状態は、重ね合せ誤差、倍
率、真直度、直交性、長さの測定、媒体の伸び、媒体の
収縮、焦点の測定、スポット寸法の歪み、スポット形状
の歪、バンディング、及び直線性の表から選ばれた幾何
学的誤差の量を含む。
【0027】一具体例においては、制御装置は、疑似ラ
ンダムノイズにより変調された第1の繰返しパターンを
有する第1の画像を形成し、かつ疑似ランダムノイズに
より変調された第2の繰返しパターンを有する第2の画
像を形成するように印刷装置を駆動するように作動する
ことができる。別の具体例においては、制御装置は、第
1の疑似ランダム画像を形成し、かつ第1の疑似ランダ
ム画像から誘導される第2の画像を形成するように印刷
装置を駆動させるように作動することができる。
【0028】本発明の以上及びその他の目的、態様、特
徴、及び利点は、以下の説明及び請求項より明らかとな
るであろう。
【0029】
【図面の簡略な説明】図面において、種々の図面にわた
り、一般に同様な参照番号は同じ部分を示す。また、図
面において寸法は必須でなく、本発明の原理の例示に従
って、一般に強調されている。
【0030】図1Aは画像パラメーターセンサーを形成
するための第1の画像を示す。
【0031】図1Bは画像パラメーターセンサーを形成
するための第2の画像を示す。
【0032】図1Cは0゜位相誤差のセンサー表示を示
す。
【0033】図1Dは180゜位相誤差のセンサー表示
を示す。
【0034】図2Aは直交する2方向における位置誤差
を目視で検知するセンサーの形成に使用する嵌め込まれ
たシンボルを有する第1の画像を示す。
【0035】図2Bは直交する2方向における位置誤差
を目視で検知するセンサーの形成のために図2Aの画像
と共に使用する第2の画像を示す。
【0036】図2Cは整合時において図2A及び2Bに
より形成されたセンサーを示す。
【0037】図2Dは水平方向及び垂直方向の位置誤差
のある場合の図2A及び2Bにより形成されたセンサー
を示す。
【0038】図2Eは水平方向の位置誤差のある場合の
図2A及び2Bにより形成されたセンサーを示す。
【0039】図2Fは垂直方向の位置誤差のある場合の
図2A及び2Bにより形成されたセンサーを示す。
【0040】図3Aは水平方向の位置誤差を目視で検知
するためのセンサーの形成に使用するための3個の嵌め
込みシンボルを有する第1の画像の具体例を示す。
【0041】図3Bは水平方向の位置誤差を目視で検知
するためのセンサーの形成に図3Aの画像とともに使用
するための第2の画像の具体例を示す。
【0042】図3Cは整合時において図3A及び3Bに
より形成されたセンサーを示す。
【0043】図3Dは1画素の重ね合せ誤差のある場合
の図3A及び3Bにより形成されたセンサーを示す。
【0044】図3Eは2画素の重ね合せ誤差のある場合
の図3A及び3Bにより形成されたセンサーを示す。
【0045】図3Fは3画素の重ね合せ誤差のある場合
の図3A及び3Bにより形成されたセンサーを示す。
【0046】図3Gは4画素の重ね合せ誤差のある場合
の図3A及び3Bにより形成されたセンサーを示す。
【0047】図3Hは5画素の重ね合せ誤差のある場合
の図3A及び3Bにより形成されたセンサーを示す。
【0048】図3Iは6画素の重ね合せ誤差のある場合
の図3A及び3Bにより形成されたセンサーを示す。
【0049】図4Aは水平方向の位置誤差を目視で検知
するためのセンサーの形成に使用するために疑似ランダ
ムノイズにより変調された図3Aの画像の具体例を示
す。
【0050】図4Bは水平方向の位置誤差を目視で検知
するためのセンサーの形成に図4Aの画像と共に使用す
るために疑似ランダムノイズにより変調された図3Bの
画像の具体例を示す。
【0051】図4Cは整合時における図4A及び4Bに
より形成されたセンサーを示す。
【0052】図4Dは1画素の重ね合せ誤差のある場合
の図4A及び4Bにより形成されたセンサーを示す。
【0053】図4Eは2画素の重ね合せ誤差のある場合
の図4A及び4Bにより形成されたセンサーを示す。
【0054】図4Fは3画素の重ね合せ誤差のある場合
の図4A及び4Bにより形成されたセンサーを示す。
【0055】図4Gは4画素の重ね合せ誤差のある場合
の図4A及び4Bにより形成されたセンサーを示す。
【0056】図4Hは5画素の重ね合せ誤差のある場合
の図4A及び4Bにより形成されたセンサーを示す。
【0057】図4Iは6画素の重ね合せ誤差のある場合
の図4A及び4Bにより形成されたセンサーを示す。
【0058】図5Aは図3A及び図3Bにおけるような
2個の対応タイルにおける画素の部分線を示す。
【0059】図5Bはランダム化された画像を作るため
の方法の一具体例のブロック図である。
【0060】図5Cは図5Aに示された画素の線部分の
ランダム化の結果を示している例を示す。
【0061】図6Aは水平方向の位置誤差を目視で検知
するためのセンサーの形成に使用するためにマスク画像
を位相変調することにより作られた嵌め込みシンボルを
有する第1の画像を示す。
【0062】図6Bは水平方向の位置誤差を目視で検知
するためのセンサーの形成に図6Aの画像と共に使用す
るためにマスク画像を位相変調することにより作られた
嵌め込みシンボルを有する第2の画像を示す。
【0063】図6Cは整合時における図6A及び6Bに
より形成されたセンサーを示す。
【0064】図6Dは1画素の重ね合せ誤差のある場合
の図6A及び6Bにより形成されたセンサーを示す。
【0065】図6Eは2画素の重ね合せ誤差のある場合
の図6A及び6Bにより形成されたセンサーを示す。
【0066】図6Fは3画素の重ね合せ誤差のある場合
の図6A及び6Bにより形成されたセンサーを示す。
【0067】図6Gは4画素の重ね合せ誤差のある場合
の図6A及び6Bにより形成されたセンサーを示す。
【0068】図6Hは5画素の重ね合せ誤差のある場合
の図6A及び6Bにより形成されたセンサーを示す。
【0069】図6Iは6画素の重ね合せ誤差のある場合
の図6A及び6Bにより形成されたセンサーを示す。
【0070】図7Aは水平方向の位置誤差を目視で検知
するためのセンサーの形成に使用するための疑似ランダ
ムノイズにより変調された図6Aの画像の具体例を示
す。
【0071】図7Bは水平方向の位置誤差を目視で検知
するためのセンサーの形成に図7Aの画像と共に使用す
るための疑似ランダムノイズにより変調された図6Bの
画像の具体例を示す。
【0072】図7Cは整合時における図7A及び7Bに
より形成されたセンサーを示す。
【0073】図7Dは1画素の重ね合せ誤差のある場合
の図7A及び7Bにより形成されたセンサーを示す。
【0074】図7Eは2画素の重ね合せ誤差のある場合
の図7A及び7Bにより形成されたセンサーを示す。
【0075】図7Fは3画素の重ね合せ誤差のある場合
の図7A及び7Bにより形成されたセンサーを示す。
【0076】図7Gは4画素の重ね合せ誤差のある場合
の図7A及び7Bにより形成されたセンサーを示す。
【0077】図7Hは5画素の重ね合せ誤差のある場合
の図7A及び7Bにより形成されたセンサーを示す。
【0078】図7Iは6画素の重ね合せ誤差のある場合
の図7A及び7Bにより形成されたセンサーを示す。
【0079】図8は 部分に分割された画像の具体例を
示す。
【0080】図9Aは疑似ランダムノイズの第1の画像
の具体例を示す。
【0081】図9Bは図9Aの裏返し及び種々の点の位
相ずれにより形成された第2の画像の具体例を示す。
【0082】図9Cは整合時における図9A及び9Bに
より形成されたセンサーを示す。
【0083】図9Dは水平方向及び垂直方向の重ね合せ
誤差のある場合の図9A及び9Bにより形成されたセン
サーを示す。
【0084】図9Eは垂直方向及び水平方向の重ね合せ
誤差のある場合の図9A及び9Bにより形成されたセン
サーを示す。
【0085】図10Aは疑似ランダムノイズにより作ら
れかる基準線を有する第1の画像の具体例を示す。
【0086】図10Bは図10Aの画像の裏返し、種々
の点の位相ずれにより形成され、かつ基準線も有するた
第2の画像の具体例を示す。
【0087】図10Cは重ね合せ誤差がない場合の基準
線を有して形成されたセンサーの具体例を示す。
【0088】図10Dは垂直方向及び水平方向における
受容し得る量の重ね合せ誤差がある場合の基準線を有し
形成されたセンサーの具体例を示す。
【0089】図10Eは垂直方向及び水平方向における
受容し得ない量の重ね合せ誤差がある場合の基準線を有
し形成されたセンサーの具体例を示す。
【0090】図11は本発明による画像化パラメーター
検知システムの実施例を示す。
【0091】図12は図11の印刷装置内に収容された
プリプレス走査装置の実施例を示す。
【0092】図13は図11の印刷装置内に収容された
オフセット印刷装置の構成要素の実施例を示す。
【0093】図14は本発明による画像化パラメーター
検知を実行するためのシステムの別の実施例を示す。
【0094】図15は本発明による画像化パラメーター
検知を実行するためのシステムの別の実施例を示す。
【0095】図16は本発明による画像化パラメーター
検知を実行するための簡単化されたシステムの実施例を
示す。
【0096】図17Aは画像化された異なった画像を有
する媒体の個々のシートを物理的に重ねることにより受
容し得る繰返し性能を示す組合せ画像の作成を示す。
【0097】図17Bは画像化された異なった画像を有
する媒体の個々のシートを物理的に重ねることにより受
容し得ない繰返し性能示す組合せ画像の作成を示す。
【0098】図18は本発明による画像化パラメーター
検知を実行するためのシステムの別の実施例を示す。
【0099】
【説明】米国特許出願08/789812号(現米国特
許5857784号)において説明されるように、肉眼
又は機械観察システムにより容易に認知し得る(重ね合
せ誤差、拡大誤差及びその他のこのようなパラメーター
のような)画像化パラメーターの状態をマークする可視
センサーを作るためにパターンの組合せを使うことがで
きる。これらのパターンは、画像化パラメーターの状態
が組合せ画像内で現れるシンボル又はその他の効果を作
るように作成される。2個の画像が、画像化パラメータ
ーの状態を表示する第3の画像を作るために、種々の方
法で画像を重畳し、二重焼きし、又は重ねることにより
組み合わせられる。一般に、用語画像化パラメーター
は、画像の外見に影響するパラメーターを示し、そして
重ね合せ誤差を含んだ種々の幾何学的誤差を含む。
【0100】図1Aは、かかるセンサーの形成に使用さ
れる第1のパターン10を示す。示されるように、パタ
ーン10は、番号2で示された嵌め込みシンボルFを持
つ。パターン10は、あるピッチ、ある空間周波数、及
びあるデューティーサイクルを有する複数の平行線4で
形成される。ピッチは繰り返している画素の数である。
例えば、オン1個、オフ4個のパターンは5画素のピッ
チである。空間周波数は[1/ピッチ]である。デュー
ティーサイクルは、オンの画素数をピッチで割った値で
あり、従ってオン1個、オフ4個の繰返しパターンのデ
ューティーサイクルは[1/5=20%]である。
【0101】図1Aは、アドレス指定能力3600dpi
で作成された実際のパターンの13倍拡大を示す。複数
の平行な垂直線4は、幅が4画素であり、そして360
0dpiにおいて0.084mm(3.3mil)に相当する
12画素のピッチを持つ。パターン10の線4の間の書
き込みのない領域6は、8画素の幅を持つ。
【0102】図1Bは、同様にセンサーの形成に使用さ
れる第2のパターン20を示す。パターン20は、図1
Aのパターン10と同じ空間周波数を有するがデューテ
ィーサイクルはこれと異なる。パターン20は、複数の
平行線14より形成される。示されるように、パターン
20の複数の線14は、6画素の幅と12画素のピッチ
とを持つ。空白の空間16の各は6画素の幅を持つ。
【0103】パターン10及び20の空間周波数とデュ
ーティーサイクルとは例示である。明らかにされる具体
例においては、パターン10及び20の空間周波数は互
いに等しい。パターン10の線4の幅は、画素1個の幅
に減らすことができ、或いは特定の作業のための希望の
ように増加させることができる。線間の空間6は、典型
的には線4の幅に応じて増加させ又は減少させることが
できる。同様に、パターン20の線14の太さは、一般
に、パターン10の線4の太さ、及びもし有るならば不
揃い誤差の許容差の両者に応じて増減されるであろう。
パターン20の書込みのない空間部分16は、同様に線
14の幅の増減とともに増減されるであろう。
【0104】誤差許容差がゼロであることが必要な場合
は、パターン20の線14の幅はパターン10の線4の
幅と同じにすることが有利であるが、もしある程度の不
揃いを許し得るならば、線14の幅は線4の幅を越える
ことが好ましいであろう。この場合は、位置誤差の許容
差はどちらの水平方向においても1画素である。従っ
て、パターン20の線14の幅は、パターン10の線4
の幅を2画素だけ越える。
【0105】図1Cは、位相誤差ゼロにおける重ね合せ
のマーク又はパターン30を形成するために、即ちパタ
ーン10と20とを揃えてパターン10の上に重ね焼き
され、又は重ねられたパターン20を示す。図1Cに見
られるように、パターン10は、パターン20の線14
の両端又は縁より先に伸びる線4のセグメントからなる
部分22及び24を持つ。パターン10のその他の部分
26は、ここに嵌め込まれたシンボル2を持つ。重ね合
せパターン30の延長部分22及び24は、パターン1
0と20との不揃いが容認し得る位置誤差の許容差内に
ある場合でも、画素のある部分の精度に対する不揃いを
定量するために使用できる。
【0106】パターン10と20とが整合しているた
め、図1Cに示されるように、嵌め込みシンボル2はパ
ターン20の線14により隠される。パターン10と2
0との間の不揃いが、どちらの方向でも1画素より小さ
い限り、従って容認できる位置誤差の許容範囲内に有る
限り、パターン10の嵌め込みシンボル2は、パターン
20の線14により覆われたままであり、このため観察
できないであろう。従って、重ね合せマーク30を見て
いる観察者は、肉眼で、即ち拡大レンズを使用すること
なく、パターン10と20との整合が許容差内であり、
画像の繰返し能力が容認できることを迅速かつ容易に決
定することができる。
【0107】図1Dは、パターン10と20とが180
゜の位相ずれの場合の重ね合せマーク30を示す。図1
Dに示されるように、パターン10の嵌め込みシンボル
2、即ち文字Fは、この不揃いによって完全に表され
る。文字Fはそのまわりの高濃度の縁取りを有して焼き
付けられる。これは、位置誤差が閾値又は許容差を越え
たことの、肉眼に対する強烈な視覚表示を提供する。嵌
め込みシンボル2及びそのまわりの縁取りの濃度は、こ
の例においては、誤差0.0254mm(1ミル)当たり
約30%ドットの割合で不揃い誤差大きさと共に線形で
変化するであろう。しかし、希望するならば、非線形変
化を与えるようにパターンを選ぶことができる。
【0108】嵌め込みシンボル2は、シンボル10と2
0との間の不揃いが1画素の位置画素許容差、即ち、こ
の例においては、どちらの水平方向においても0.00
69mm(0.27ミル)を越えるまではパターン20に
より隠されたままである。この例では、デューティーサ
イクルは、特にシンボル10と20との整合の位相誤差
0゜と180゜との間の視覚的なコントラストを最大に
するように選ばれる。しかし、それぞれのパターンのデ
ューティーサイクルは、希望するならば、別の位相誤差
状態における視覚的コントラストを最大にするように選
ぶことができる。いずれの場合も、不揃いが容認し得る
位置誤差許容範囲を越えた場合、即ち位置誤差の位置誤
差許容差を越えた場合にシンボル2が見えるようになる
ことが第1に重要である。
【0109】パターン10と20との不揃いが閾値又は
許容差を越えたときは、嵌め込みシンボル2及びシンボ
ル2の部分を形成しないパターン10の部分26の線4
の両者のマスクが外れることにより、重ね合せマーク3
0の濃度が変化する。希望すれば、パターン10は、シ
ンボル2によってのみ、又は嵌め込みシンボルなしで形
成することができる。いずれの場合も、パターンの18
0゜位相ずれにより観察可能な濃度変化が生ずるであろ
う。しかし、嵌め込みシンボルの使用は、視覚効果及び
重ね合せマーク30の直覚性を強化させ、観察者は、肉
眼で、濃度の評価なしにパターン10と20とが容認し
得る許容範囲を越えて不揃いであるか否かの自信のある
判定ができる。この例においては、最大の濃度変化は位
相誤差180゜において生じ、視認し得る濃度変化は、
ほぼ±300゜の位相範囲にわたって生ずるであろうこ
とが本技術の熟練者により認められるであろうことは言
うまでもない。即ち、シンボルはこの範囲にわたるある
大きさで露出されて残るであろう。
【0110】図2A−Fは、直交する2方向のいずれに
おける容認できない不揃いも肉眼により視認できる1個
の嵌め込みシンボルを有する1個の重ね合せマークの形
成に向けられる。
【0111】図2Aは、シンボル52が嵌め込まれたア
レイに形成された間隔の空けられた空間要素54を有す
る第1のシンボル60を示す。間隔を空けられた空間要
素54は幅が等しく、長さが等しいものであり、かつ間
隔も等しい。要素54の幅、長さ及び間隔は、熟練技術
者により理解されるであろうように、適用可能な実行の
ために望ましいように確立することができる。図14B
は、アレイに形成された間隔を空けられた要素64を有
する第2のパターン70を示す。間隔を空けられた要素
64も等間隔にされ、かつ等しい長さ及び等しい幅のも
のである。間隔、即ち要素64のピッチは図14Aの要
素64のものと同じである。しかし、各要素64の幅と
長さとは、各要素54のそれよりも大きい。従って、図
2Bに示されたパターンは、シンボル52の境界の外側
においても図2Aに示されたパターンより濃度が大き
い。要素54と64のそれぞれの大きさの差が、水平方
向及び垂直方向における適用可能な容認し得る不揃い誤
差許容範囲を反映する。しかし、もし不揃い誤差が許さ
れないないならば、要素54と64とは大きさ及び間隔
が同じにされるであろう。
【0112】図2Cは、パターン60と70とを重ねる
ことにより形成された重ね合せマーク80を示す。示さ
れるように、パターンは完全に整合状態にある。従っ
て、嵌め込みシンボルは隠されたままである。図2D
は、垂直方向及び水平方向の位相誤差180゜の場合の
重ね合せマーク80を示す。従って、シンボル52が現
され、そして肉眼で視認できる。図2Eは、水平方向に
おける位相誤差180゜の場合の重ね合せパターン又は
マーク80を示す。図示のように、シンボル52は水平
方向の整合誤差のため現され、肉眼で視認できる。図2
Fは、垂直方向位相誤差180゜の場合の重ね合せマー
ク80を示す。示されるように、シンボルFは垂直方向
整合誤差のために見えるようにされ、肉眼で視認でき
る。現されたFは、容認できない整合誤差の方向に従っ
て見え方が変わり、観察者は不揃いの方向を直ちに検知
することもできる。別の具体例にいては、改良された誤
差の方向の目視表示を提供するために、それぞれ水平方
向誤差及び垂直方向誤差に敏感な水平方向矢印及び垂直
方向矢印のような別々のシンボルが使用される。現され
たシンボルの可視性は、パターンのピッチに関するシン
ボルの相対寸法に基づいて増減するであろう点に注意す
べきである。可視性の改良に応じて、シンボルの寸法
が、パターンのピッチに関して大きくされる。
【0113】以下、更に説明されるであろうように、パ
ターン自体は媒体の異なったシート上に形成され、容認
できない不揃い誤差の検知ができるように、或いは不揃
いの程度を判定するために、パターン10と20とが重
なるようにそれぞれのシートを物理的に重ねて揃えるこ
とができる。或いは、媒体の1枚のシート上で互いに重
ねてパターンを形成することができる。一方のパターン
を媒体シート上にプリプリントし、重ね合せマークを形
成するように、他方のパターンを、このプリプリントの
パターン上に重ねて形成することができる。希望するな
らば、重ね合せマーク又はそれぞれのパターンを1枚の
媒体シート上の種々の場所に形成することができる。
【0114】例えば、多数枚の媒体シートにわたる走査
装置又はオフセット印刷器の繰返し能力を確かめるため
には、重畳方式で何回も一方又は双方のパターンを形成
することが望ましい。重ね合せマークの形成のために多
数回重ねられたパターンが使用された場合には不揃いに
された特定のパターンを特定することができるように2
種以上のパターンを使うことができる。複数のパターン
の各は、いかなる不揃いの検知も更に強化するように異
なった色のものとすることができる。
【0115】図1A及び2Aに示されたパターン10、
60は、希望するならば、数枚の同じシートの媒体の四
隅に形成することができる。連続した各シート上で、パ
ターン10を、パターン10の幅ずつずらして行くこと
により、各シートの隅にパターン10のアレイが形成さ
れる。媒体の最終のシートにおいては、シートの四隅の
各に、他のシート媒体上に書かれたパターン10の位置
に相当する位置にパターン20を何回も形成することが
できる。媒体の最終シートを媒体の他のシートの各の上
に、1回に1個ずつ重ねることにより、媒体のそれぞれ
のシート上のパターン10と媒体の最終シート上のパタ
ーン20との間の位置誤差の許容範囲を越す不揃いは、
肉眼で容易に検知することができる。一具体例において
は、較正の目的で、予定された位相誤差で重ね合せマー
ク30の出現を重複させるために、1個又はそれ以上の
基準マークを、媒体の最終シート上に形成し又はプリプ
リントすることができる。
【0116】なお別の具体例においては、数枚の同様な
シートの各隅にパターンを画像化し、マスク20を収容
している1枚のシートの上に全てのシートを重ね、全て
のシートに重ね合せ誤差が有るか否かを1回で判定する
ことができる。重ねられたどのシートも重ね合せ誤差を
有して画像化された場合は、シンボルが現れるであろ
う。
【0117】画像化パラメーター開発の設計目標は、
(1)できるだけ小さいセンサーを作ること、(2)十
分な倍率の(即ち、小さな変化に敏感な)画像化パラメ
ーター変化を提供できるセンサーを作ること、(3)人
の眼又は機械観察システムにより容易に検知できるよう
に十分な濃淡(チント,tint)を提供するセンサーを作
ること、(4)肉眼で(即ち、光学的な拡大なしで)容
易に識別できるように十分に大きいシンボル(又はその
他の観察用デバイス又は効果)を提供するセンサーを作
ること、及び(5)センサーの結果の解釈におけるいか
なる主観的な判定の必要性も最小にし又は無くしたセン
サーを作ることである。小さいセンサーは画像化用の媒
体上で占める空間が小さい、メモリ及び計算用の資源が
少ない等々のため、より有用である。一般に、パターン
のピッチは、センサーの空間分解能とも呼ばれるセンサ
ーの検知可能な最小の重ね合せ誤差の5倍から12倍が
典型的である。検知可能なチントの変化として、一般
に、2%のチント変化が検知の閾値であり、5%以下の
チントの変化は信頼した検知ができない。通常、これら
設計目標間の釣り合いが計られる。
【0118】センサーの組み合わせられたセットの範囲
を広げるために、異なった空間周波数の個別センサーを
集中させることができる。しかし、これは、分解能を約
100倍の範囲に限定し、かつシンボルの観察性、寸
法、サンプル濃度及び設計を拘束する。
【0119】特定の値又は値の組についての可視の指示
を表示しかつその他は見えなくすることを意味する有用
な作動範囲を有するセンサーを作ることも望ましい。図
1A−1D及び図2A−2Fの具体例の一つの限界は、
これらの作動範囲がシンボルパターンの基本的なピッチ
に限られることである。(ここに、基本的ピッチはパタ
ーンの最小繰返し要素のピッチである)。換言すれば繰
返しパターンが10画素のピッチで繰り返す(即ち、基
本ピッチが10である)場合は、シンボルは、10画素
の誤差増分、即ち、10画素重ね合せ誤差、20画素誤
差、30画素誤差等々で繰り返す同じシンボル表示を示
すであろう。
【0120】図3A−3Iを参照すれば、今説明された
作動範囲限界が、図3Aの画像と図3Bび画像との対で
例示され、これらはX軸における重ね合せ誤差を検知す
るために使用される。このとき、これらの小さい画像は
タイルとも呼ばれる。シンボルタイルと呼ばれる図3A
の画像は、全体を102で示された3個の矢印シンボル
102A、102B、102Cを含む。図3Bの画像は
マスクタイルと呼ばれる。シンボルパターン102及び
図3Bのマスクパターンは、これらがオン・オフの線の
パターンを希望の形状で発生することにより作られるこ
とを意味する振幅変調で作られる。図3Bのマスクタイ
ルは、4個のオンと1個のオフとの繰返しパターンであ
り、80%のチントを作る。矢印シンボル102は、パ
ターンは異なるが図3Bのマスクタイルと同じピッチ
(5画素)を有する線で描かれる。矢印シンボル102
は、異なった重ね合せ閾値で図3Bのマスクタイルの1
画素のスロット満たすような位相にされた1個のオンと
4個のオフとの繰返しの線である。3個の矢印102の
各は、5画素の同じ基本ピッチを持つが異なった数の画
素だけ位相がずらされる。各矢印シンボル102は、X
方向において、別の矢印シンボル102からオフセット
され、又は位相がずらされる。
【0121】図3Aのシンボルタイル及び図3Bのマス
クタイルが重ねられると、重ね合せ誤差がゼロのときに
第1のシンボル102Aが観察可能である。これが図3
Cに示される。矢印シンボル102Aが図3Bのマスク
タイルの間隙を満たすため、矢印シンボルは、選定され
た重ね合せ誤差の閾値において100%チントとして見
ることができる。第2の矢印102Bは、1画素の重ね
合せ誤差があるときに可視であり図3Dに示される。第
3の矢印102Cは2画素の重ね合せ誤差があるときに
可視であり、図3Eに示される。各矢印を構成する線の
位相がずらされ、従って各矢印は異なった重ね合せ誤差
において図3Bのマスクタイルの間隙を満たすため、異
なった一誤差におて各矢印を見ることができる。3画素
の誤差(図3F)又は4画素の誤差(図3G)があると
きは、矢印シンボル102はマスクタイルのパターン1
11により隠されるのでシンボルは見えない。
【0122】図3Aの矢印シンボル102は、図示のよ
うに選ばれた重ね合せ誤差に対してのみ見えるだけでな
く、シンボルの基本ピッチ、この例においては5画素よ
り大きい重ね合せ誤差のときも見られる。ゼロ画素の重
ね合せ誤差において可視であった第1の矢印102A
は、図3Hに示されるように5画素の重ね合せ誤差にお
いても可視である。1画素の重ね合せ誤差において可視
であった第2の矢印102Bは、図3Iに示されるよう
に6画素の重ね合せ誤差においても可視である。第2の
矢印は、11画素の重ね合せ誤差、16画素の重ね合せ
誤差等々においての可視である。従って、この重ね合せ
誤差センサーの作動範囲は5画素の重ね合せ誤差であ
る。6画素の誤差は、人又は機械の観察に対して1画素
の誤差と同じ方法で表示される。
【0123】疑似ランダムノイズによりシンボル及びマ
スクタイルの基本ピッチを変調させることにより、シン
ボル/マスクの対の作動範囲を大きくさせることが可能
である。かかる変調から得られたタイルは変調しないタ
イルと同じ平均ピッチを有し、そして(疑似ランダムノ
イズ変調の)マスクは非変調のシンボルタイルと同じく
指示された重ね合せ誤差でシンボルタイルに含まれるシ
ンボルを見えるようにする。しかし、疑似ランダムノイ
ズによる変調は、タイルの与えられたセグメントが同じ
でないようにタイルを変更する。その結果、疑似ランダ
ムノイズによる変調後、シンボルとマスクタイルとが組
み合わせられたときに、これらは特有の非繰返しパター
ンを作る。図3A及び図3Bの画像におけるような、ピ
ッチと等しい重ね合せ誤差の増分における与えられたシ
ンボルの繰返しはない。
【0124】図4A−4Iを参照すれば、図4Aのシン
ボルタイルは、±3画素の最大分散を有しゼロを中心と
した均一な疑似ランダムノイズ分布により変調された図
3Aのシンボルタイルである。図4Aの具体例において
は、疑似ランダムノイズの分布はピークピークで6画素
の分散を持つ。これは、パターンの5画素基本ピッチよ
り1画素大きい。この分散は必要条件ではないが、良好
な結果を有して示された。図4Bのマスクタイルは、同
じ疑似ランダムノイズ分布で変調された図3Bのタイル
マスクである。
【0125】疑似ランダムノイズによる変調の利益が、
シンボルタイル130にマスクタイル131を重ねた結
果を示す図4C−4Iのタイルに示される。ゼロ画素重
ね合せ誤差においては、第1の矢印が図4Cにおいて見
られる。1画素重ね合せ誤差においては、図4Dにおけ
るように第2の矢印が可視である。2画素重ね合せ誤差
の場合は、図4Eにおいて第3の矢印が可視である。3
画素誤差(図4F)及び4画素誤差(図4G)において
は、図3F及び図3Gの変調されないタイルの対と同様
にシンボルは見えない。しかし、5画素誤差(図4H)
及び6画素誤差(図4I)においては、図3H及び図3
Iの変更されないタイルの対とは異なりシンボルが見え
ない。各矢印は、その指示された表示重ね合せ誤差、そ
れぞれゼロ画素誤差、1画素誤差及び2画素誤差におい
て1回だけ現される。換言すれば、シンボルは疑似ラン
ダムノイズで変調されないので、重ね合せ誤差の5画素
増分ごとのシンボルの表示はない。
【0126】シンボルの数は例示のものであり、本発明
を限定することを意図したものではない。一具体例にお
いては、1個の大きいシンボルタイル130が可能な重
ね合せ誤差ごとに特有のシンボルを収容する。一般に、
観察すべきシンボルについてのシンボルのサイズ、タイ
ルのサイズ及び所要サンプリング速度が、1個のタイル
内に含み得るシンボルの数を限定する。
【0127】図5Aを参照すれば、一具体例において
は、図3A及び図3Bのパターンにような繰返しパター
ンは、マスクの印刷を許す最大チントレベル(T)に基
づいて選定されるピッチ(P)とオフパルス幅
(Wm)、及びシンボルを完全な可視状態から完全にマ
スクされた状態に変えさせるために指定された最小の重
ね合せ誤差増分を持つ。ピッチは式 P=(1/(1−
T))*Wm によるこれらの設計係数に関係する。図5
Aの例においては、タイルBは、5画素で繰り返すオフ
1個、オン4個のパターンである。この例に対しては、
m=1画素、T=0.8(80%チント)、及びP=5
画素である。この例においては、タイルAの変調用パタ
ーンはタイルBの裏返しである。タイルAは、オフ4
個、オン1個の繰返しパターンである。タイルAの変調
パターンのオンパルス幅Wsは、所与のシンボルが可視
の状態で残っている指定された重ね合せ誤差範囲に基づ
いて選定され(この例においてはWs=1)、これはパ
ターンのデューティーサイクルも設定する。デューティ
ーサイクルは種々の重ね合せ誤差値の表示を許すように
調節することができる。
【0128】図5Bを参照すれば、一具体例において
は、まず、パターンの基本ピッチが選定される140。
希望するならば、タイルAのデューティーサイクルが調
整され142、及び/又はタイルBのデューティーサイ
クルが調整される144。調整値は無変化を含むことが
できる142、144。得られた画像150、160
は、疑似ランダムノイズ152により変調される15
1、161。図3及び図4に示された例は、1次元の水
平方向位置センサーのためのものである。同様な方法
で、2次元センサー位置を、例えば図2A及び図2Bに
示された2次元の繰返しパターンでの開始により構成す
ることができる。
【0129】疑似ランダムノイズは、公知の方法の一つ
で作られたランダム又は疑似ランダムノイズのパターン
とすることができる。疑似ランダムノイズは、一様な分
布、ガウス分布又はその他の分布を持つことができる。
一具体例においては、疑似ランダムノイズはパーソナル
コンピューター上を走る疑似ランダム関数を使用して作
られる。例えば、マサチューセッツ州ナティックのザ・
マスワークス社(THEMATHWORKS,INC.)によるプログラム
MATLABは、かかる疑似ランダム関数を含む。疑似ランダ
ムノイズを作るために種々の分散値を使用できる。一具
体例においては、分散は基本ピッチより小さい。ランダ
ム化されたパターンが作られ155、165、その後、
一方又は両方の画像は位相がずらされる166、16
7。
【0130】一具体例においては、画像内に複数のシン
ボルを含み得るように、画像の多くの繰返しが重ねられ
る。例えば、異なった量で位相をずらされた167異な
ったシンボルを含んだタイルAの多数回の繰返しを作る
ことができる。これらの画像は、組み合わせられたシン
ボル画像を作るために一緒に「オア」することができ
る。これは、図4Aの複数の矢印画像を作ることのでき
る1方法である。
【0131】一具体例においては、疑似ランダムノイズ
で変調された画像を作るために、タイルAの各オンパル
スの出発アドレスが小さいランダム値だけ位相がずらさ
れる。同様に、タイルBの各オフパルスのアドレスは同
じランダム値だけ位相がずらされる。一具体例において
は、これは、タイルAのオンパルス及びタイルBのオフ
パルスをまず確認し、次いで(疑似)ランダム量だけ位
相をずらすことにより達成される。別の具体例において
は、パターンの繰返し性のため、画像が作られるときの
ランダム値に基づいてパルスの出発を調整することによ
り変調が達成できる。換言すれば、画像はそれが作られ
るときにランダム化される。
【0132】図5Cを参照すれば、画素の行の一部の例
が番号1−20の20個の画素で示される。各画素の値
は0又は1で示される。タイルAにおいては、ランダム
化以前のオン4個、オフ1個のパターンが表示される。
これは、図5AのタイルAのために示された行の部分で
ある。画素の行においては、画素1は1、画素2は1、
画素3は1、画素4は1、画素5は0、等々である。
【0133】(PRNSEQとして示された)画像のラ
ンダム化に使用されるシーケンスの部分が、2、−1、
1、−2 … として下の行に示される。疑似ランダム数
がタイルAにおける各オンパルスの始点の下に示され
る。この例においては、オンパルスは1画素であるが、
別の具体例においてはより広くすることができる。
【0134】この疑似ランダムシーケンスに基づき、画
素5にあるタイルAの第1のオンパルスは、画素7に2
だけずらされる。画素10にあるタイルAの第2のオン
パルスは、画素9に−1だけずらされる。画素15にあ
るタイルAの第3のオンパルスは、画素16に1だけず
らされる。画素20にあるタイルAの第4のオンパルス
は、画素18に−2だけずらされる。このずれの結果、
画素7、9、16及び18には1があり、この行のその
他の画素はゼロである。
【0135】この例においてはタイルAの裏返しである
タイルBも変調される。そこで、タイルBの対応してい
る行においては、画素7、画素9、画素16、及び画素
18において0が現れる。一具体例においては、行の右
端から外れてずらされたパルスは次の行の始点に現れ、
またある行の左端から外れてずらされたパルスは前の行
の端に現れるであろう。
【0136】このランダム化は、2個の画像の対応した
部分は揃うが画像の異なった点は揃わないように画像を
変更する。
【0137】再び図5Bを参照すれば、得られたランダ
ム化されたパターン155、156の一方又は双方は、
特定の重ね合せ誤差又は重ね合せ誤差の範囲におけるパ
ラメーターの展示を許すように位相がずらされる。2個
の画像が揃っている場合は、位相ずれ及びシンボルの表
示がない0の位相ずれが可能である。別の具体例におい
ては、ランダム化されたずれの大きさに一定値を加える
ことにより、ランダム化処理の部分として位相ずらしの
段階が生ずる。別の具体例においては、画像の位相ずれ
はランダム化の前に生ずる。
【0138】上の具体例は、数学的に以下のように説明
することができる。タイルAが、n個の画素のm行の
(m×n)画素の像であり、かつ(P)がピッチである
ならば、画像における繰返しサイクル(Ncyc)は
((m*n)/P) である。画像の各画素が、各列に
わたって連続して番号付けすることにより得られたアド
レス番号を持つとすれば、各パルスのアドレス(IA
は、アドレス(JA)にランダム値(PRNseq)だけず
らされる。各パルスの新しいアドレスJAは (JA=I A
+RPNseq)により与えられる。ここに、IA
((P−Wm)+1)より出発して最終値 ((Ncyc
m)+1) に達するまでピッチ(P)ずつ増加する値
の級数である。同様に、タイルBについては (JB=I
B+PRNseq) であり、ここにIBは ((P−WS)+
1) より出発し増分Pで ((Ncyc−Ws)+1) ま
で達する値の級数である。
【0139】これと同じ技法を別の軸に沿って拡張で
き、従って、今説明された1次元センサーのランダム化
は、2次元のランダム化を与えるために、例えば図2A
及び図2Bに示された2次元センサー用のパターンのラ
ンダム化に拡張し得ることに注意すべきである。
【0140】図6A−6Iを参照すれば、疑似ランダム
ノイズによる変調の技法も、振幅変調マスクを位相変調
(位相ずれ)により作られたセンサーの範囲にも広が
る。図6A及び図6Bに示されるように、センサーは、
図3Bのマスクタイルのようなオン4個、オフ1個のマ
スクタイルの部分の位相ずれにより作られ、従って重ね
られたタイル210、211は、1画素重ね合せ誤差で
P状のシンボルを作る。図6A及び図6Bのタイルのシ
ンボル部分は、反対方向に(位相が)ずらされる。
【0141】種々の重ね合せ誤差で重ねられた図6A及
び図6Bのタイルを示す図6C−6Iに示されるよう
に、シンボルPは、図6Aの画像と図6Bの画像とが揃
ったときには見えない(図6C)。シンボルPは、1画
素重ね合せ誤差において明瞭に見え(図6D)、そして
2画素重ね合せ誤差の場合(図6E)又は3画素重ね合
せ誤差の場合(図6F)は見えない。4画素重ね合せ誤
差(図6G)及び5画素重ね合せ誤差(図6H)におい
ては多少見える。6画素重ね合せ誤差(図6I)におい
ては、1画素重ね合せ誤差(図6D)と同様に見える。
【0142】マスクの位相ずれの部分により作られたセ
ンサーの作動範囲は、(図3A−3Iのセンサーのよう
な)振幅変調で作られたセンサーと同様に、画像の基本
ピッチの範囲により限定される。この場合、基本ピッチ
はタイルが作られた画像(即ち、図3B)のピッチであ
る。図3A−3Iの例におけるように、1画素重ね合せ
誤差において可視のシンボル(図6C)は、6画素重ね
合せ誤差(図6H)、11画素重ね合せ誤差(図示せ
ず)等々においても可視である。マスクパターンの基本
ピッチを大きくするとセンサーの範囲は広がるが、その
他のセンサー設計目標の不利になる可能性がある。
【0143】図7A−7Iを参照すれば、疑似ランダム
ノイズによるセンサータイル(図6A及び図6B)の変
調がセンサーの作動範囲を広げる。図7Aは、図5に関
して説明されたような疑似ランダムノイズにより変調さ
れた図6Aのタイルを示す。図7Bは、同じ疑似ランダ
ムノイズで変調された図6Bのタイルを示す。図7C−
7Iに示されるように、疑似ランダムノイズによる図6
A及び図6Bのタイルの変調の結果として、希望の1画
素重ね合せ誤差閾値においてのみ得られたセンサーにシ
ンボルPを見ることができる(図7D)。このシンボル
は、重ね合せ誤差が2画素(図7E)、3画素(図7
F)、4画素(図7G)、5画素(図7H)、又は6画
素(図7I)、或いは7画素においては見ることができ
ない。
【0144】そこで、図4Aと4B及び図7Aと7Bの
例の双方において、疑似ランダムノイズで変調された第
1の繰返しパターンを有する第1の画像が形成される。
同じ疑似ランダムノイズで変調された第2の繰返しパタ
ーンを有する第2の画像が形成される。第2の画像は、
第1の画像と第2の画像とが重ねられたときに画像化パ
ラメーターを表している第3の画像を、見える状態で表
示するような形態にされる。各画像は、コンピューター
のメモリー又は画像化システムにおいて、或いは媒体上
に形成することができる。一具体例においては、第1及
び第2の画像は同じ媒体上に互いに重ねて画像化され
る。別の具体例においては、これらは別の媒体上に画像
化され、そして第3の画像を形成するために物理的に重
ねられる。なお別の具体例においては、画像の一方がメ
モリーに記憶され、他方の画像は媒体上に画像化され
る。媒体上に画像化された画像は走査され又は検知さ
れ、そして他方の画像と重ねられ又はメモリーにおいて
(例えば「オア」演算により)組み合わせられる。この
組み合わせられた第3の画像はスクリーン上に表示さ
れ、画像化され、又はメモリーにおいて解析される。
【0145】以上説明された例は、検知された画像化パ
ラメーターとして重ね合せ誤差を引用した。センサー
は、拡大誤差を検知するように指定することもできる。
例えば較正不十分なイメージセッター、或いは媒体の伸
びによる拡大誤差は、第1及び第2の画像が組み合わせ
られたとき、ある画素は現しその他は隠すということが
生ずる。疑似ランダムノイズによるセンサータイルの変
調は、かかる拡大誤差センサーの範囲を広げる。
【0146】別の具体例においては、疑似ランダムノイ
ズにより一方のタイルが作られるようにしてタイルを作
ることにより、位置誤差の大きな拡大が得られる。第1
のタイルの裏返しの(即ちオン画素がオフにされ、オフ
画素がオンにされた)第2のタイルが作られる。かかる
疑似ランダム画像がその裏返しのものに重ねられると、
この裏返しの画像がオリジナル画像の全てのオフ画素を
満たすので、得られたものは100%黒のチントであ
る。オリジナル画像及び裏返し画像の一方又は双方のセ
ルと呼ばれる部分も、例えば第1の画像と第2の画像と
の間に位置誤差がある場合に、位置誤差が組み合わせら
れた画像のセルを灰色にさせるように、一方又は双方の
軸に沿って位相がずらされる。画像のセルは、各を異な
った量だけ(かつ異なった軸に沿って)位相をずらせる
ことができ、このため特別な画像化パラメーター状態
が、1個のセルを暗くさせ、また異なった画像化パラメ
ーター状態が別のセルを暗くさせるであろう。
【0147】図8を参照すれば、かかる画像200の単
純化された具体例は、49個の部分又はセル(セルAA
−セルGG)を持つ。オリジナル画像か又は裏返し画像
の何れか(又は両者の)各セルは、ある特定の位置誤差
を反映するように異なった量だけ位相がずらされる。中
央セル(セルDD)は全くずらされず(即ち、水平方向
におけるずれはゼロであり、かつ垂直方向におけるずれ
がゼロである)、このため、組み合わせられた画像に位
置誤差がない場合は中央セル(セルDD)は暗(100
%チント)である。中央セルの上のセル(セルCD)
は、垂直方向において+1画素の位置誤差があり、そし
て水平方向では誤差がないときに、これが暗くなるよう
にずらされる。中央セルの右のセル(セルDE)は、水
平方向において+1画素の位置誤差があり、そして垂直
方向では誤差がないときに、これが暗くなるようにずら
される。最下左隅のセル(セルGA)は、水平方向にお
いて−3画素の位置誤差があり、そして垂直方向では−
3画素の位置誤差があるときに、これが暗くなるように
ずらされる。一具体例においては、画像内の全てのセル
が、異なった位置誤差の状態を反映するように(ゼロず
れを含んで)ずらされる。
【0148】2個の画像が位置誤差なしで重ねられる
と、組み合わせられた画像の中央セル(セルDD)は暗
を示す。2個の画像が、垂直方向で1画素の位置誤差で
重ねられると、組み合わせられた画像の中心セルの上方
のセル(セルCD)は暗を示す。従って、1画素の誤差
は1セルの寸法の可視表示の差を生じ、そして、通常は
セルは画素より大きいため、この可視表示の差は位置誤
差を大きく拡大したものとなる。
【0149】図8に示されるように、セルは正方形であ
るが、この部分の形状又は大きさは本発明を限定しな
い。セルは、同形の多くのセルを有することを望まない
限り適宜の形状、又は適宜の画素数とすることができ
る。一般に、見て心地よいため、正多角形又は円形のよ
うな形のセルが示されてきた。画素のずれは、セルから
セルに一様又は1セル内で一様である必要はない。ある
具体例においては、セルの下位部分が、多セルのシンボ
ルを描き又は特別な画像化パラメーター状態をもたらす
ようにずらされる。一具体例においては、セルはマスタ
ーノイズタイルの複数の異なった区分を含み、各位相は
異なった大きさでずらされる。これにより、セルは複数
の異なった重ね合せ誤差で暗(100%チント)とな
る。
【0150】図9A−9Eを参照すれば、例示センサー
の実施例は2個の画像、タイルA(図9)及びタイルB
(図9B)を持つ。タイルA(図9A)は、高い空間周
波数の疑似ランダムノイズパターンで作られた65%チ
ントである。タイルA(図9A)は、組み合わせられた
画像を観察している人の眼で見ることのできる不透明な
ドットのための可能な位置を表す7×7個のセルに分割
される。センサーは、センサー範囲内の適宜の所与の重
ね合せ誤差に対して1個のセルだけが黒くなるように設
計される。黒になるセルの位置は位置誤差の大きさに依
存する。タイルB(図9B)の各セルは、与えられたセ
ルを黒にするように指定されたXY重ね合せ誤差の大き
さだけ位相のずらされたタイルAの対応セルの裏返しで
ある。これは次式で示される。
【0151】
【数1】 ここに、Aij及びBijは、それぞれタイルA及びタイル
Bのセル(i,j)の2進ビットマップパターンであ
る。値ΔX及びΔYは、セル(i,j)を満たすであろ
う重ね合せ誤差を表しているx軸(水平方向)及びy軸
(垂直方向)の整数画素位相ずれである。
【0152】これらセルのパターン構成要素は、非干渉
ノイズのような不作為かつ和である。一様な背景チント
を作る際に満たされないセルは、タイルAとタイルBと
の組み合わせられた伝送値より構成される。タイルAの
各セルは65%チントであり、タイルBの各セルのパタ
ーンは35%チントである。2個のパターンが重ねられ
ると、77%チントの背景が得られる。100%チント
のセルは、77%チントの背景上に容易に見えるであろ
う。事実上、実際の重ね合せ誤差は部分的な画素の変位
を含むため、「オン」セルに隣合わせのセルは、センサ
ー設計に応じて背景レベルと100%黒との間の途中の
チント値に暗くされることがある。
【0153】図9Aのタイルと図9Bのタイルとを重ね
て示す図9Cを参照すれば、暗いセルが中央に明瞭に見
られ、これはタイルA(図9A)とタイルB(図9B)
とが揃えられたことを示している。図9Dは、ある大き
さの重ね合せ誤差で重ねられたタイルA(図9A)とタ
イルB(図9B)とを示す。図9Eは、中心から暗いセ
ルの距離で示されるようなより大きい重ね合せ誤差で重
ねられたタイルA(図9A)とタイルB(図9B)とを
示す。上述のように、図9C−9Eの具体例において
は、ドットが中心から動く方向が、重ね合せ誤差の方向
並びにその大きさを示す。
【0154】このセンサーの視覚上の拡大係数は、セル
寸法及び2個の隣接セル位置間でドットを動かすために
使われた位相ずれのステップの寸法により決定される。
この視覚上の拡大係数 Mx=wx/Gx,My=wy/Gy
により与えられる。ここに、Mx及びMyは各画素に対す
る視覚上の拡大係数であり、wx及びwyはセル寸法であ
り、そしてGx及びGyは各画素に対する位相ずれのステ
ップの寸法である。
【0155】一具体例においては、隣接セル間の位相ス
テップの寸法は1画素である。セル寸法は、ドット及び
その移動を明瞭に見るために、典型的に0.508mm
(20ミリ)より大きい。セル寸法は、タイルの総寸
法、画像内のセルの希望数、及び選定された背景のチン
トに対して観察可能なドットの最小寸法により束縛され
る。ノイズパターンの最小要素寸法は、所与の媒体及び
印刷装置において印刷可能な十分な大きさでなければな
らず、そしてこれは印刷装置の最大のアドレス指定能力
において1画素又は2画素であることが典型的である。
これが、ノイズパターンの粒状性及びその可視性の度合
を定める。
【0156】例えば、200画素のセル幅(1.397m
m(55ミル))及び1画素の隣接画素間の位相ステッ
プ(0.0071mm(0.28ミル))を使用し3600
dpi用に設計されたセンサーは、200:1の拡大係数
を作る。これは、複写スケール誤差の測定に使用される
典型的な座標測定器(CMM)の顕微鏡より大きい拡大
率である。誤差は、媒体上に1度に全部の方式で直接記
録されるため、取扱いによる媒体の有形の捩れ、或いは
CMM使用時のコピー取付け及び真空吸引誤差のような
位置合せの測定誤差はない。
【0157】一般に、セルの形状は正方形である必要は
なく、また全てのセルに対して位相誤差のステップ寸法
(利得)を一定とする必要はない。セルの中央において
より感度が高く縁において低感度であるように、利得
は、タイルの中心において大きく縁において小さいよう
に調節することができる。これは、誤差がゼロに近いと
き(タイル中央)大きな拡大率を維持しつつドットが作
られるであろう作動範囲を大きくさせる。
【0158】一具体例においては、セルは、指定された
xy誤差位置において異なったアルファベット文字又は
シンボルを形成するように一緒にグループ化される。こ
の場合、大きい文字又はシンボルだけが裏返しにされる
ため、セルの寸法は比較的小さくすることができる。従
って、デジタル位置センサーの機能は、顕微鏡的な位置
誤差の直接のデジタル読出しの作成を提供することがで
きる。このとき、パターンBのランダム化されたドット
の寸法を効果的に増加させた多位相誤差状態で各セルを
充填しなければならないという大きな設計上の兼ね合い
がある。結果として、タイルが重ねられたとき、背景の
チントレベルが高くなる。これが、背景のチントレベル
が95%に近づいたときのセンサーのコントラストの可
視性並びにその印刷能力を妥協させる。この状態は、シ
ンボルを分離するようにタイル全体を大きく作ることに
より及び/又はシンボルを形成するためにグループ化さ
れたセルの数を減らすことにより避けることができる。
【0159】ある具体例においては、オン画素とオフ画
素のグループ化を確認し、グループを大きくすることが
有利である可能性がある。これは、画像のデューティサ
イクルを効果的に調整し、これは有効なセンサーの設計
を有望とする。デューティサイクルは、この技法により
いずれかの方向(すなわち、X軸方向又はY軸方向)に
おいて調整可能である。
【0160】ある具体例においては、センサーのアレー
は、異なった画像化パラメーター状態に応答する各セン
サーにより構成される。かかるアレーはある特定のパラ
メーター値を確認するために使用することができ、かつ
種々の画像化パラメーター状態において現れるシンボル
を含んだセンサーに伴う問題を避ける。
【0161】ここに説明された具体例は、レーザーがオ
ンにされたときに黒の画像を作る高解像度のネガイメー
ジセッターフィルム上での使用について説明された。ビ
ットマップパターンのドットは、ポジ媒体による薄いチ
ントの背景上の白のドットを作るように変えることがで
きる。また、パターンは、低いアドレス指定能力の印字
機械又は低解像度媒体を受け入れるように調整すること
もできる。印刷インキのような、現れたときに完全には
不透明でない追加の効果を媒体上で作ることができる。
しかし、2種の異なった色のタイルの使用が、背景上の
ドットを観察し得る状態でかつ濃度及び色の両者が一様
な背景のチントを作ろうとする挑戦を与える。この挑戦
は達成することができ、かつカラー画素により構成され
た画像は本発明の範囲内である。
【0162】全ての画質測定業務が100倍の倍率を要
するわけでない。多くは10倍から20倍の倍率−ルー
ペの利得−しか要求しない。この倍率は設計の拘束を緩
和する。
【0163】ある具体例においては、センサー内に位置
基準マークを与えることが有用である。一具体例におい
ては、かかる位置基準マークは、合格の可否の許容帯域
を示すために使用される。かかる基準シンボルは見えな
いだけでなく、センサーのその他の特徴の可視性と干渉
しない。
【0164】図10A−10Eを参照すれば、あるセン
サーの具体例は、重ね合せ誤差に対する仕様の限界値を
示すために嵌め込まれた長方形の箱を含む。この箱の外
郭線は、図10A及び図10Bに示されるように、2個
の重ねられた画像の両者のゼロチント線により作られ
る。箱のシンボルは比較的大きいため、その線幅はセル
よりも小さくすることができ、なお明瞭に見ることがで
きる。その結果、箱を形成する基準線はドットの可視性
に干渉しない。図10Cを参照すれば、暗いセルが明ら
かに箱の中央にあり、2個の画像が揃えられたことを示
す。図10Dは、箱の中に置かれた暗いタイルに入り示
された容認し得る大きさの重ね合せ誤差を示す。図10
Eは、中心から暗いセルまでの距離で示されたような、
より大きい重ね合せ誤差を示す。
【0165】センサーがどのように見えるかを示す可視
の基準にセンサーを隣接して置くことも有用である。こ
の基準は、一般に、画像化パラメーター対して無感応で
あるように設計される。例えば、図10Cを参照すれ
ば、基準線の中心の黒のドットで示された画像は、これ
を図10C−10Eのセンサーの隣に置くことができ
る。かかる基準は、これを実際の結果と比較するするこ
とができる。これが、観察者に対して、画像がなぜその
ように見えるかの理解を助ける。
【0166】説明されたXY位置センサーは、大きな処
理の許容度を持つ。センサーは、例えば両方のタイルに
影響する露出の差による線幅の変動を生ずる現像及び媒
体の相違のような処理の変動を許容する。特別な例とし
て、線幅の1.5;1までの変動が、総チントレベルの
変化以外のセンサーの可視能力の干渉なしに試験され
た。センサーは、利用し得る最大解像度を使うことなし
に高い拡大をなし得るので、システムの解像度変化に対
しても寛容である。
【0167】2個の重ねられた画像の使用について説明
の焦点が当てられたが、これは制限でないことに注意す
べきである。同様な結果で3個又はそれ以上の重ねられ
た画像を使うようにセンサーを設計し得ることが明らか
である。
【0168】図11は、上述の技法を実施するためのシ
ステム500を示す。図示のように、システム500
は、第1の印刷装置505及び第2の印刷装置510を
備え、これら両者は制御装置515により制御される。
媒体のスタック525からの媒体の個別のシート520
は、印刷装置505及び510を通って続けて供給され
る。シートは印刷装置510から媒体のスタック530
上に出る。印刷装置505及び510の各は、円筒状の
ドラム(図示せず)を備え、その中に媒体の個別シート
520が引き込まれ、画像化の前に取り付けられる。
【0169】図12に示されるように、印刷装置505
及び510がプリプレスシステムの部分であるならば、
各はモーター585を有する走査装置580を収容し、
このモーターは、画像化作業中、旋回ミラー590又は
その他の旋回反射要素を駆動する。印刷装置505及び
510の各は、レーザー595又はその他の放射源も備
え、旋回ミラー590上を叩き、こにより反射されて円
筒状ドラム(図示せず)内に取り付けられてた媒体52
0を横切って走査する放射ビームを送出する。円筒状ド
ラム形式のシステムが図示されたが、本技法は、記録用
又は読出し用のシートが平面上に取り付けられたプリプ
レス画像化システムにも等しく適用できることが認めら
れるである。
【0170】図13に示されるように、印刷装置505
及び510がリトグラフ又はオフセット印刷システムの
部分であるならば、各は、図12に紙の経路として示さ
れた経路を通過している媒体520又は720の上に画
像を転写するための版胴560及びブランケット胴56
5を収容する。版胴はインキシステム570によりそれ
ぞれインキ付けをされる。各円筒体は、版胴用の駆動装
置572及びブランケット胴565用の駆動装置574
により駆動される。駆動装置は、図11に示された制御
装置515により制御される。
【0171】再び図11を参照すれば、システム500
はセンサー組立体540も備え、これは、図4A又は図
7Aに示された画像のような第1の画像110、及び図
4B及び図7Bに示された画像のような第2の画像12
0、あるいは図4C−4I又は図7C−7Iに示された
画像のような組み合わせられた画像130のそれぞれの
読取りに適したカメラ、光検知器、CCD又はその他の
形式の画像化装置とすることができる。その他のパター
ン又はマークを形成し得ることは言うまでもない。
【0172】システム500においては、センサー組立
体540はカメラを備える。センサー組立体540はプ
ロセッサー545に接続され、このプロセッサーはセン
サー組立体540からデジタル化された出力信号を受け
る。プロセッサー545は、受信したデジタル信号を処
理し、システムオペレーターが観察するための表示装置
550及び/又は印刷装置505と510とを制御する
ために制御装置515に、及び特に媒体の個々のシート
520が印刷装置505と510とを通過するときに走
査装置580又はローラー560、565がこれらの上
の希望の位置にパターンを形成するために、出力信号を
作るようにプログラムされる。
【0173】作動時には、媒体の個々のシート520
は、媒体スタック525から印刷装置505内に引き込
まれる。プリプレス作業の場合は、制御装置515が印
刷装置505の走査装置580を制御して、旋回ミラー
590がモーター585により駆動され、同様に制御装
置515からの信号により制御されるレーザー595か
らの放射ビームを指向させて媒体520を走査させ、媒
体520上に第1の画像を作る。次いで、媒体520は
印刷装置510に通過させられ、この印刷装置は、制御
装置515により駆動されて、その走査装置580とレ
ーザー595とを作動させてそのレーザー595から放
射された放射ビームを走査し、媒体520上の第1のパ
ターンに重ねて第2の画像を形成させる。
【0174】オフセット印刷の場合は、制御装置515
は、駆動装置572、574を制御してローラー56
0、565の作動を制御し媒体520上に第1の画像を
形成する。次いで、媒体520は印刷装置510に通過
させられ、この印刷装置は、制御装置515により駆動
されて、ローラー560、565を回転させるように装
置572、574を駆動し、媒体520上の第1の画像
に重ねて第2の画像を形成させる。
【0175】媒体520は、その上に重ね合せマーク3
0が形成された状態で媒体ストック530上に印刷装置
510を出る。センサー組立体540は、制御装置51
5により制御されて、シート520上に重ね合せマーク
30を画像化し、かつこの重ね合せマーク30を表して
いるデジタル化された出力信号を作り、これがプロセッ
サー545に伝達される。
【0176】プロセッサー545は、センサー組立体5
40から受けた信号を処理して表示装置550への出力
信号を作る。表示装置550は、システムオペレーター
が観察するスクリーン上に重ね合せマーク30の絵を与
える。プロセッサー545は、組み合わせられた画像1
30を形成している画像110と120とが満足に整列
しているか或いは予定された許容値を越えた画像110
と120との不揃い誤差があるかの何れかを示す出力信
号を制御装置515に伝送する。後者の場合は、制御装
置515は、印刷装置505及び510の一方又は双方
の作動を自動的に調整するように指示するか、或いは調
整が誤差を修正しないであろう場合は印刷作業を取り消
すように印刷装置に指示する。オフセット印刷形式の作
業においては、生産作業中の印刷された媒体の連続監視
に基づいて、典型的に重ね合せマークがリアルタイムで
使用されるであろうことが、本技術の熟練者に理解され
るであろう。しかし、プリプレス作業においては、重ね
合せマークは、生産の実行より前の調節段階及び印刷装
置の設置中又は運転中の診断試験においてより好ましく
使用される。従って、連続追跡は、希望するならば使用
されるが、通常は繰返し作業においては使われない。
【0177】希望するならば、制御装置515へのフィ
ードバック制御信号の伝達及び/又は表示装置550へ
の出力信号の伝達は無くすことができる。信号が制御装
置515に伝達されない場合は、システムオペレーター
は、表示された重ね合せマークが予定の誤差許容差を越
える不揃い誤差を示した場合、システムを調整し、又は
停止させるように応答することができる。表示装置55
0への信号が無くされた場合、容認できずかつ修正不能
な不揃いがセンサー組立体540により検知されたなら
ば、制御装置515は、不揃いを修正するため又は印刷
装置を停止させるために印刷装置の運転を自動的に直接
調整に変えるであろう。
【0178】後者の場合は、センサー組立体540は、
組合せ画像130の濃度だけを検知するような形態にす
ることができ、更にプロセッサー545は、検出された
濃度が、認められた閾値内の画像110と120との整
列を反映している閾値濃度より大きいか否かを判定する
ために比較回路又は探索表を備えることができる。或い
は、センサー組立体540は、画像の不揃いが位置誤差
の許容差を越えたか否かを判定するために、現されてい
るならばシンボルを検出するような形態にすることがで
きる。表示が削除された場合でも、システムオペレータ
ーは、媒体520が媒体スタック530上に置かれたと
き、シンボルが現されたか否かを肉眼で判定するために
組合せ画像130を視ることができる。この方法で、シ
ステムオペレーターは、画像110と120とが容認で
きない不揃いにあるか、或いはパターンが適正に揃えら
れているかを確かめることができる。
【0179】図14は、上述の技法の実行に適した更な
るシステム600を示す。図示のように、システム60
0は、印刷装置505及び510と実質的に同様な1台
の印刷装置605を備える。印刷装置605は、図12
に示されるように放射ビーム源及び走査装置を、又は図
13に示されるようにローラー及びインキシステムを備
えることができる。センサー組立体540、プロセッサ
ー545及び表示装置550は、図11を参照し前述さ
れたものと同様であり、従って同じ番号が付けられる。
【0180】この特別な設備においては、印刷装置60
5は制御装置615により駆動され、印刷装置605は
媒体520上で両画像110及び120を形成するよう
に駆動される。より特別には、印刷装置605は、ま
ず、図4A又は図7Aに示されるような第1の画像11
0を媒体520上に形成するように駆動される。制御装
置は、例えば図4C−4F及び図7C−7Fに示される
ような組合せ画像を作るために、第1の画像110の上
に、図4B又は図7Bに示された画像のような第2の画
像120を重ねるように印刷装置605を駆動すること
もできる。従って、媒体上に組合せ画像を形成するには
1台の走査装置しか必要としない。
【0181】図15は、上述の技法の実施に適した別の
システム700を示す。センサー組立体540、プロセ
ッサー545、及び表示装置550は、先に説明された
ものと同じである。システム700は、媒体720がス
タック725に置かれるより前にこれにプリプリントさ
れたパターン110を有する点がシステム600とは異
なる。媒体720は、前述の印刷装置と同様でありかつ
図12に示されるように走査装置580及びレーザー5
95、或いは図13に示されるようにローラー560、
565及びインキシステム570を備えた印刷装置70
5内に引き込まれる。媒体の各シートにはパターン11
0が事前に印刷されているので、制御装置715は印刷
装置705を駆動して、媒体の720上のプリプリント
された画像の上にただ1個の画像を書いて、センサー5
40により検知される組合せ画像を作る。フィードバッ
ク制御及び表示機能は前述のものと同じであり、従って
不必要な重複を避けるために反復した説明はしない。
【0182】さて、図16を参照すれば、上述の技法の
実施に適したなお別のシステム800が示される。シス
テム800は、前述の印刷装置と実質的に同様でありか
つ図12に示されるように走査装置580とレーザー5
95とを備え、又は図13のローラー560、565と
インキシステム570とを備えた印刷装置805を備え
る。
【0183】印刷装置805は、制御装置815により
制御される。媒体520の各シートは媒体のスタック5
25から印刷装置805内に引き込まれる。印刷装置8
05は、媒体のスタック525から印刷装置805内に
引き込まれた別のシート520上に、図4A又は図7A
の画像のような第1の画像の110及び図4B又は図7
Bの画像のような第2の画像の120を形成するように
制御装置815により駆動される。
【0184】印刷装置805から媒体のスタック530
上に出ている媒体の各シート520は、その上に書かれ
た第1の画像の110か又は第2の画像の120を持つ
であろう。図16に示された媒体520は、第1の画像
110上の第2の画像120の重なりが、システムオペ
レーターにより見ることができる組合せ画像130を作
るように、媒体520の各シートが物理的に重なるよう
に輸送されねばならない。
【0185】図17A及び17Bを参照すれば、印刷装
置805から出てきた媒体の対になったシート520’
は、第3の画像130を作るために重ねられ揃えられ
る。図17Aに示されるように、媒体の2枚のシート5
20’は重ねられ、正確な位置合わせピン905により
揃えられ、これによりこのシートの対の四隅に第3の画
像130を作る。一番上のシート520’は、一番下の
シートがその上に書かれた第1の画像110か又は第2
の画像120の何れかを持てば、他方の画像を持ち得る
ことが理解されるであろう。図17Aにおいて、パター
ンに嵌め込まれたシンボルは何れの重ね合せマークにお
いても表されない。従って、図17Aに示されたシート
の対の観察により、システムオペレーターは、画像の整
列が書込みの許容範囲内であり、かつ印刷装置805の
繰返し能力は満足であることを肉眼で目視で確かめるこ
とができる。
【0186】図17Bも、媒体520’のシートの組み
合わせられた対を重ねて揃えることにより作られた4個
の組合せ画像130を示す。図示のように、画像に嵌め
込まれたシンボルは上方の2個の組合せ画像130にお
いては現れない。しかし、下方の2個の組合せ画像13
0において嵌め込みのシンボルFが表される。従って、
重ねられたシート520’の目視検査により、システム
オペレーターは、パターンの不揃いが要求される閾値の
外側であること、及び印刷装置805の繰返し能力が容
認し得ないことを目視で確認できる。
【0187】図18は、上述の技法の実施に適したなお
別のシステム1000を示す。このシステムは、前述の
印刷装置と実質的に同じでありかつ図12に示されるよ
うな走査装置580とレーザー595、或いは図13の
ローラー560、565とインキシステム570とを備
えた印刷装置1005を備える。媒体520の各シート
は媒体スタック525から印刷装置1005内に供給さ
れる。印刷装置1005は制御装置1015により駆動
されて、シート520の一方の隅に第1の画像110
を、そしてシート520の別の隅に第2の画像120を
形成する。別々に書かれた画像110及び120を有す
るシート520”は、印刷装置1005から媒体スタッ
ク530”上に出る。
【0188】各センサー1040及び1042は、媒体
シート520”からそれぞれ画像110及び120を読
み出し、そしてそれぞれ画像110及び120を表して
いるデジタル信号をプロセッサー1045に伝送する。
プロセッサー1045は、受け取った信号を処理して、
パターン110と120との重なりに対応する重ね合せ
マーク130の電子的表現を形成する。プロセッサー1
045は、画像110、120の嵌め込まれたシンボル
が組合せ画像130内に現れるか否か、或いは組合せ画
像130の濃度が所与の閾値を越した不揃いを示してい
るか否かも判定する。プロセッサー1045は、印刷装
置1005の繰返し能力が満足か不満足かを示す制御装
置1015への出力信号を作る。後者の場合は、制御装
置1015は、走査装置580又はローラー560、5
65の作動を調整するように印刷装置1005に指示す
るか、或いは更なる印刷作業を停止させる。その他の設
備と同様に、制御装置は、センサー組立体1040及び
1045の作動も制御する。
【0189】個々に説明されたものの変化、変更及びそ
の他の実行は、請求される本発明の精神及び範囲から離
れることなく当業者により行い得るであろう。
【0190】例えば、個々に説明されたような幾何学的
誤差を感知するセンサーは、幾つか挙げれば、倍率、真
直性、直交性、長さの測定、媒体の伸び、媒体の縮み、
焦点の測定、スポット寸法の歪、スポット形状の歪、バ
ンディング、及び及び直線性を含んだ種々の画像化パラ
メーターの測定に使用できるが、本発明をこれら特定の
画像化パラメーターに限定することは意図されない。セ
ンサーは、例えばタイル設計に処理段階の転送機能を組
み込むことにより続行の処理段階に対して敏感であるよ
うに設計することもできる。転送機能は、構成タイルの
1個又は全部の濃度の変調の形式又は空間特性をとるこ
とができる。例えば、幾何学的誤差に感度のあるセンサ
ーを、媒体の現像中に生ずる媒体の収縮の検知に使うこ
とができ、センサーは、別の処理パラメーターを示すで
あろう転送機能を有することができる。センサーは、さ
もなければ測定不可能な変数を直接示すように使うこと
もできる。例えば、摂動に応答するシステムを測定する
目的でシステムに摂動を意図的に加える反復処理におけ
る検知器としてセンサーを使うことができる。ある例で
は、直接較正が媒体に応答する可視センサーを使用して
振動入力に対する印刷システムの許容範囲を測定するで
あろう。微細ピッチの線のマスクの干渉性の除去は、
0.1016mm(4ミル)のポリエステルベース間に挟
まれたエマルジョンの2層の観察のような視差効果を作
る条件下でセンサーの対の視覚性能を改良する。
【0191】従って、本発明は以上の図解説明により定
められるのではなく、特許請求の範囲により定められ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは画像パラメーターセンサーを形成するため
の第1の画像を示し、Bは画像パラメーターセンサーを
形成するための第2の画像を示し、Cは0゜位相誤差の
センサー表示を示し、Dは180゜位相誤差のセンサー
表示を示す。
【図2】Aは直交する2方向における位置誤差を目視で
検知するセンサーの形成に使用する嵌め込まれたシンボ
ルを有する第1の画像を示し、Bは直交する2方向にお
ける位置誤差を目視で検知するセンサーの形成のために
図2Aの画像と共に使用する第2の画像を示し、Cは整
合時において図2A及び2Bにより形成されたセンサー
を示し、Dは水平方向及び垂直方向の位置誤差のある場
合の図2A及び2Bにより形成されたセンサーを示し、
Eは水平方向の位置誤差のある場合の図2A及び2Bに
より形成されたセンサーを示し、Fは垂直方向の位置誤
差のある場合の図2A及び2Bにより形成されたセンサ
ーを示す。
【図3】Aは水平方向の位置誤差を目視で検知するため
のセンサーの形成に使用するための3個の嵌め込みシン
ボルを有する第1の画像の具体例を示し、Bは水平方向
の位置誤差を目視で検知するためのセンサーの形成に図
3Aの画像とともに使用するための第2の画像の具体例
を示し、Cは整合時において図3A及び3Bにより形成
されたセンサーを示し、Dは1画素の重ね合せ誤差のあ
る場合の図3A及び3Bにより形成されたセンサーを示
し、Eは2画素の重ね合せ誤差のある場合の図3A及び
3Bにより形成されたセンサーを示し、Fは3画素の重
ね合せ誤差のある場合の図3A及び3Bにより形成され
たセンサーを示し、Gは4画素の重ね合せ誤差のある場
合の図3A及び3Bにより形成されたセンサーを示し、
Hは5画素の重ね合せ誤差のある場合の図3A及び3B
により形成されたセンサーを示し、Iは6画素の重ね合
せ誤差のある場合の図3A及び3Bにより形成されたセ
ンサーを示す。
【図4】Aは水平方向の位置誤差を目視で検知するため
のセンサーの形成に使用するために疑似ランダムノイズ
により変調された図3Aの画像の具体例を示し、Bは水
平方向の位置誤差を目視で検知するためのセンサーの形
成に図4Aの画像と共に使用するために疑似ランダムノ
イズにより変調された図3Bの画像の具体例を示し、C
は整合時における図4A及び4Bにより形成されたセン
サーを示し、Dは1画素の重ね合せ誤差のある場合の図
4A及び4Bにより形成されたセンサーを示し、Eは2
画素の重ね合せ誤差のある場合の図4A及び4Bにより
形成されたセンサーを示し、Fは3画素の重ね合せ誤差
のある場合の図4A及び4Bにより形成されたセンサー
を示し、Gは4画素の重ね合せ誤差のある場合の図4A
及び4Bにより形成されたセンサーを示し、Hは5画素
の重ね合せ誤差のある場合の図4A及び4Bにより形成
されたセンサーを示し、Iは6画素の重ね合せ誤差のあ
る場合の図4A及び4Bにより形成されたセンサーを示
す。
【図5A】図3A及び図3Bにおけるような2個の対応
タイルにおける画素の部分線を示す。
【図5B】ランダム化された画像を作るための方法の一
具体例のブロック図である。
【図5C】図5Aに示された画素の線部分のランダム化
の結果を示している例を示す。
【図6】Aは水平方向の位置誤差を目視で検知するため
のセンサーの形成に使用するためにマスク画像を位相変
調することにより作られた嵌め込みシンボルを有する第
1の画像を示し、Bは水平方向の位置誤差を目視で検知
するためのセンサーの形成に図6Aの画像と共に使用す
るためにマスク画像を位相変調することにより作られた
嵌め込みシンボルを有する第2の画像を示し、Cは整合
時における図6A及び6Bにより形成されたセンサーを
示し、Dは1画素の重ね合せ誤差のある場合の図6A及
び6Bにより形成されたセンサーを示し、Eは2画素の
重ね合せ誤差のある場合の図6A及び6Bにより形成さ
れたセンサーを示し、Fは3画素の重ね合せ誤差のある
場合の図6A及び6Bにより形成されたセンサーを示
し、Gは4画素の重ね合せ誤差のある場合の図6A及び
6Bにより形成されたセンサーを示し、Hは5画素の重
ね合せ誤差のある場合の図6A及び6Bにより形成され
たセンサーを示し、Iは6画素の重ね合せ誤差のある場
合の図6A及び6Bにより形成されたセンサーを示す。
【図7】Aは水平方向の位置誤差を目視で検知するため
のセンサーの形成に使用するための疑似ランダムノイズ
により変調された図6Aの画像の具体例を示し、Bは水
平方向の位置誤差を目視で検知するためのセンサーの形
成に図7Aの画像と共に使用するための疑似ランダムノ
イズにより変調された図6Bの画像の具体例を示し、C
は整合時における図7A及び7Bにより形成されたセン
サーを示し、Dは1画素の重ね合せ誤差のある場合の図
7A及び7Bにより形成されたセンサーを示し、Eは2
画素の重ね合せ誤差のある場合の図7A及び7Bにより
形成されたセンサーを示し、Fは3画素の重ね合せ誤差
のある場合の図7A及び7Bにより形成されたセンサー
を示し、Gは4画素の重ね合せ誤差のある場合の図7A
及び7Bにより形成されたセンサーを示し、Hは5画素
の重ね合せ誤差のある場合の図7A及び7Bにより形成
されたセンサーを示し、Iは6画素の重ね合せ誤差のあ
る場合の図7A及び7Bにより形成されたセンサーを示
す。
【図8】部分に分割された画像の具体例を示す。
【図9】Aは疑似ランダムノイズの第1の画像の具体例
を示し、Bは図9Aの裏返し及び種々の点の位相ずれに
より形成された第2の画像の具体例を示し、Cは整合時
における図9A及び9Bにより形成されたセンサーを示
し、Dは水平方向及び垂直方向の重ね合せ誤差のある場
合の図9A及び9Bにより形成されたセンサーを示し、
Eは垂直方向及び水平方向の重ね合せ誤差のある場合の
図9A及び9Bにより形成されたセンサーを示す。
【図10】Aは疑似ランダムノイズにより作られかる基
準線を有する第1の画像の具体例を示し、Bは図10A
の画像の裏返し、種々の点の位相ずれにより形成され、
かつ基準線も有するた第2の画像の具体例を示し、Cは
重ね合せ誤差がない場合の基準線を有して形成されたセ
ンサーの具体例を示し、Dは垂直方向及び水平方向にお
ける受容し得る量の重ね合せ誤差がある場合の基準線を
有し形成されたセンサーの具体例を示し、Eは垂直方向
及び水平方向における受容し得ない量の重ね合せ誤差が
ある場合の基準線を有し形成されたセンサーの具体例を
示す。
【図11】本発明による画像化パラメーター検知システ
ムの実施例を示す。
【図12】図11の印刷装置内に収容されたプリプレス
走査装置の実施例を示す。
【図13】図11の印刷装置内に収容されたオフセット
印刷装置の構成要素の実施例を示す。
【図14】本発明による画像化パラメーター検知を実行
するためのシステムの別の実施例を示す。
【図15】本発明による画像化パラメーター検知を実行
するためのシステムの別の実施例を示す。
【図16】本発明による画像化パラメーター検知を実行
するための簡単化されたシステムの実施例を示す。
【図17】Aは画像化された異なった画像を有する媒体
の個々のシートを物理的に重ねることにより受容し得る
繰返し性能を示す組合せ画像の作成を示し、Bは画像化
された異なった画像を有する媒体の個々のシートを物理
的に重ねることにより受容し得ない繰返し性能示す組合
せ画像の作成を示す。
【図18】本発明による画像化パラメーター検知を実行
するためのシステムの別の実施例を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/387 G06F 15/70 455Z 9A001 Fターム(参考) 2C087 AA15 AC08 BA03 BA07 BB10 BD09 CB04 2H027 EB04 EC03 2H030 AA01 AD11 5C076 AA12 AA14 BA06 5L096 AA02 BA08 BA18 CA02 DA04 DA05 FA69 FA77 GA08 GA51 HA08 9A001 BB02 BB03 HH23 JJ35 KK42

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の画像と第2の画像とが重ねられた
    ときに画像化パラメーターの状態を表す第3の画像を見
    え得るように表示するような形態にされた第1の画像及
    び第2の画像の形成による画像化パラメーターの視覚検
    知法であって、 第1の画像及び第2の画像が疑似ランダムノイズにより
    作られる方法。
  2. 【請求項2】 第1の画像がメモリ内に形成される請求
    項1の方法。
  3. 【請求項3】 第1の画像が媒体上における画像化によ
    り媒体上に形成される請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 第2の画像がメモリ内に形成される請求
    項1の方法。
  5. 【請求項5】 第2の画像が媒体上における画像化によ
    り媒体上に形成される請求項1の方法。
  6. 【請求項6】 (c)第1の画像と第2の画像とを重
    ね、これにより第3の画像を表示する段階を更に備える
    請求項1の方法。
  7. 【請求項7】 第1及び第2の画像の一方が透明な第1
    の媒体上で画像化され、第1及び第2の画像の他方が第
    2の媒体上で画像化され、更に段階(c)が第2の媒体
    の上に第1の媒体を重ねることよりなる請求項6の方
    法。
  8. 【請求項8】 第1の画像がある媒体上に形成され、第
    2の画像が第1の媒体の上に重ねられた第2の媒体の上
    に形成され、これにより媒体上で第1の画像と第2の画
    像とを重ねる請求項1の方法。
  9. 【請求項9】 第1の画像がメモリ内に形成され、第2
    の画像が媒体上に形成され、更に媒体上に形成された第
    2の画像を検知し、そして第1の画像と検知された第2
    の画像とをメモリ内で組み合わせ、これにより第1の画
    像と第2の画像とをメモリ内で重ねる諸段階を更に含む
    請求項1の方法。
  10. 【請求項10】 第1の画像が媒体上に形成され、第2
    の画像がメモリ内に形成され、そして(c)媒体上に形
    成された第1の画像を検知し、 (d)第1の画像と検知された第2の画像とをメモリ内
    で組み合わせ、これにより第1の画像と第2の画像とを
    メモリ内で重ねる諸段階を更に含んだ請求項1の方法。
  11. 【請求項11】 画像化パラメーターの状態が幾何学的
    誤差の大きさよりなる請求項1の方法。
  12. 【請求項12】 画像化パラメーターの状態が、重ね合
    せ誤差、倍率、真直度、直交性、長さの測定、媒体の伸
    び、媒体の収縮、焦点の測定、スポット寸法の歪、スポ
    ット形状の歪、バンディング(banding)、及び直線性
    の組から選ばれた少なくも1種の幾何学的誤差の量より
    なる請求項1の方法。
  13. 【請求項13】 画像化パラメーターの状態が重ね合せ
    誤差の量よりなる請求項1の方法。
  14. 【請求項14】 第1の画像が疑似ランダムノイズによ
    り変調された第1の繰返しパターンよりなり、更に第2
    の画像が同じ疑似ランダムノイズにより変調された第2
    の繰返しパターンよりなる請求項1の方法。
  15. 【請求項15】 第1の画像が疑似ランダムノイズ分布
    により変調される請求項14の方法。
  16. 【請求項16】 第1の画像がガウス疑似ランダムノイ
    ズ分布により変調される請求項14の方法。
  17. 【請求項17】 第1の画像が疑似ランダムノイズより
    なり、そして第2の画像画像第1の像から誘導される請
    求項1の方法。
  18. 【請求項18】 第2の画像が、 (i)第1の画像内の対応セルの裏返しの画像を形成
    し、及び(ii) (1)第2の画像のセルの少なくもあ
    る部分、及び(2)第1の画像の対応セルの少なくもあ
    る部分の一方又は両方の位相をずらすことにより誘導さ
    れる請求項B1の方法。
  19. 【請求項19】 位相ずれが、表示のために指定された
    重ね合せ誤差の量の位相ずれよりなる請求項18の方
    法。
  20. 【請求項20】 位相ずれがX軸及びY軸における差の
    量の位相ずれよりなる請求項19の方法。
  21. 【請求項21】 重ねられた構成要素の数が、X及びY
    方向の一方におけるよりもX及びY方向の他方において
    大きい請求項17の方法。
  22. 【請求項22】 画像の平均ピッチがX方向とY方向と
    で異なる請求項17の方法。
  23. 【請求項23】 画像の粗さがX方向とY方向とで異な
    る請求項17の方法。
  24. 【請求項24】 形成段階の後に、 オン画素のグループ又はオフ画素のグループを確認し、
    そして確認された画素グループを拡大する諸段階を更に
    含む請求項18の方法。
  25. 【請求項25】 媒体上に画像を形成するような形態に
    された印刷装置、並びに第1の画像を形成しかつ第1及
    び第2の画像が重ねられたとき画像化パラメーターの状
    態を表している第3の画像を見えるように表示するよう
    な形態にされた第2の画像を形成するために前記印刷装
    置を駆動するように作動し得る制御装置を備えた画像化
    パラメーターの表示システムであって、 第1及び第2の画像が疑似ランダムノイズにより作られ
    るように構成される前記システム。
  26. 【請求項26】 制御装置が、媒体上に第1の画像を形
    成しかつ同じ媒体上で第1の画像の上に重ねられた第2
    の画像を形成するように作動し得る請求項25のシステ
    ム。
  27. 【請求項27】 制御装置が、第1の媒体上の第1の画
    像及び第2の媒体上の対応位置の第2の画像を形成する
    ように作動し得る請求項26の装置。
  28. 【請求項28】 画像を記憶するような形態にされたメ
    モリ装置、及び媒体上の形成された画像を検知するため
    の画像検知装置を具備し、 制御装置は、メモリ装置内で第1及び第2の画像の一方
    を形成し、かつ媒体上に前記第1及び第2の画像の他方
    を形成するように前記印刷装置を駆動するように作動で
    き、 前記制御装置は、前記媒体上の前記第1及び第2の画像
    の前記他方を検知するように前記画像検知装置を駆動
    し、かつ前記第1及び第2の画像の一方と第1と第2の
    画像の検知された他方とをメモリ内で組み合わせるよう
    に作動できる請求項25のシステム。
  29. 【請求項29】 前記画像化パラメーターが幾何学的誤
    差よりなる請求項25のシステム。
  30. 【請求項30】 前記画像化パラメーターは、重ね合せ
    誤差、倍率、真直度、直交性、長さの測定、媒体の伸
    び、媒体の収縮、焦点の測定、スポット寸法の歪、スポ
    ット形状の歪、バンディング、及び直線性の組から選ば
    れた少なくも1種の幾何学的誤差よりなる請求項25の
    方法。
  31. 【請求項31】 制御装置が、疑似ランダムノイズによ
    り変調された第1の繰返しパターンを有する第1の画像
    を形成し、かつ疑似ランダムノイズにより変調された第
    2の繰返しパターンを有する第2の画像を形成するよう
    に印刷装置を駆動するように作動し得る請求項25の方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106897996A (zh) * 2017-02-04 2017-06-27 同济大学 基于机器视觉的套印误差检测方法
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