JP2001099668A - ナビゲーション装置 - Google Patents
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- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 claims description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 7
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- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Instrument Panels (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
- Navigation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ナビゲーション装置の測位精度を高くする。
【解決手段】 ディスプレイに地図を表示するととも
に、自車位置を測定し、この測定結果によりディスプレ
イに表示された地図上の自車位置に、自車位置を示すマ
ークを表示するようにしたナビゲーションシステム10
0を設ける。自車の前方を立体的に撮像するビデオカメ
ラ11、21を設ける。ビデオカメラ11、21のビデ
オ信号の示す3次元情報から自車の前方の目安となるも
のの位置のデータを形成する回路12〜32を設ける。
この回路12〜32により形成された位置のデータによ
り、ナビゲーションシステム100における自車位置の
測定結果を補正する。
に、自車位置を測定し、この測定結果によりディスプレ
イに表示された地図上の自車位置に、自車位置を示すマ
ークを表示するようにしたナビゲーションシステム10
0を設ける。自車の前方を立体的に撮像するビデオカメ
ラ11、21を設ける。ビデオカメラ11、21のビデ
オ信号の示す3次元情報から自車の前方の目安となるも
のの位置のデータを形成する回路12〜32を設ける。
この回路12〜32により形成された位置のデータによ
り、ナビゲーションシステム100における自車位置の
測定結果を補正する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ナビゲーション
装置に関する。
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車載用のナビゲーション装置において
は、GPS衛星から送信されてくるデータを利用して自
車位置を測定する技術が実用化されている。そして、そ
のとき、さらに、GPSのデータを、FM放送を通じて
得られるD−GPSのデータにより補正し、測位誤差を
10m程度にまで小さくする技術も実用化されている。
は、GPS衛星から送信されてくるデータを利用して自
車位置を測定する技術が実用化されている。そして、そ
のとき、さらに、GPSのデータを、FM放送を通じて
得られるD−GPSのデータにより補正し、測位誤差を
10m程度にまで小さくする技術も実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、GPS衛星か
らの電波が遮られたり、反射したりするような場所、あ
るいはFM放送の受信が困難な場所では、測位ができな
くなったり、測位の誤差が数十mになったりしてしま
う。例えば、FM放送を受信できなくなると、ディスプ
レイに表示された地図上の自車マークが数十mも跳んで
しまい、その状態が数秒間、しかも、断続的に続いてし
まう。
らの電波が遮られたり、反射したりするような場所、あ
るいはFM放送の受信が困難な場所では、測位ができな
くなったり、測位の誤差が数十mになったりしてしま
う。例えば、FM放送を受信できなくなると、ディスプ
レイに表示された地図上の自車マークが数十mも跳んで
しまい、その状態が数秒間、しかも、断続的に続いてし
まう。
【0004】このため、ナビゲーション装置のルート案
内が、まさに交差点を曲がる指示を出すときに、間違っ
た指示を出してしまい、その結果、運転者を混乱させ、
かえって危険なことがある。
内が、まさに交差点を曲がる指示を出すときに、間違っ
た指示を出してしまい、その結果、運転者を混乱させ、
かえって危険なことがある。
【0005】この発明は、このような問題点を解決しよ
うとするものである。
うとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明においては、例
えば、自車位置を測定し、この測定結果によりディスプ
レイに表示された地図に、自車位置を示すマークを表示
するようにしたナビゲーションシステムと、上記自車の
前方を立体的に撮像する第1および第2のビデオカメラ
と、これら第1および第2のビデオカメラのビデオ信号
の示す3次元情報から上記自車の前方の目安となるもの
の位置のデータを形成する回路とを有し、上記位置のデ
ータにより、上記自車位置の測定結果を補正するように
したナビゲーション装置とするものである。したがっ
て、実際の道路状況などを基準にして自車位置が補正さ
れることになる。
えば、自車位置を測定し、この測定結果によりディスプ
レイに表示された地図に、自車位置を示すマークを表示
するようにしたナビゲーションシステムと、上記自車の
前方を立体的に撮像する第1および第2のビデオカメラ
と、これら第1および第2のビデオカメラのビデオ信号
の示す3次元情報から上記自車の前方の目安となるもの
の位置のデータを形成する回路とを有し、上記位置のデ
ータにより、上記自車位置の測定結果を補正するように
したナビゲーション装置とするものである。したがっ
て、実際の道路状況などを基準にして自車位置が補正さ
れることになる。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明においては、自車位置の
測定精度を上げるため、車両の前方の状況をステレオカ
メラにより立体的にとらえ、その3次元情報に基づい
て、例えば、前方の道路が真っ直ぐか曲がっているか、
交差点があるかないか、あるとすれば、何m先かなど、
人間が前方を見て判断するときと同様に、前方の道路の
様子を判断する。そして、その判断結果にしたがって、
GPSのデータなどが示す自車位置の測位データを補正
する。
測定精度を上げるため、車両の前方の状況をステレオカ
メラにより立体的にとらえ、その3次元情報に基づい
て、例えば、前方の道路が真っ直ぐか曲がっているか、
交差点があるかないか、あるとすれば、何m先かなど、
人間が前方を見て判断するときと同様に、前方の道路の
様子を判断する。そして、その判断結果にしたがって、
GPSのデータなどが示す自車位置の測位データを補正
する。
【0008】したがって、GPSやD−GPSなどのデ
ータが得られないときでも、ディスプレイに表示された
地図には、自車位置が正確に表示されることになる。
ータが得られないときでも、ディスプレイに表示された
地図には、自車位置が正確に表示されることになる。
【0009】さらに、図3〜図5は、この発明によるナ
ビゲーション装置を使用した場合に、運転席から見える
前方の様子をシミュレーションにより再現して図示した
ものである。
ビゲーション装置を使用した場合に、運転席から見える
前方の様子をシミュレーションにより再現して図示した
ものである。
【0010】そして、図3〜図5において、道路や立木
などの風景は、フロントガラスを通して運転者に直接見
えるものである。また、走行中の道路の先にはT字路が
あり、突き当たりとなっているが、そのT字路で右折す
る場合である。
などの風景は、フロントガラスを通して運転者に直接見
えるものである。また、走行中の道路の先にはT字路が
あり、突き当たりとなっているが、そのT字路で右折す
る場合である。
【0011】したがって、車両の走行につれて、前方の
風景は、図3の状態(T字路よりも、かなり手前にいる
とき)→図4の状態→図5の状態(T字路の直前にいる
とき)と変化していく。
風景は、図3の状態(T字路よりも、かなり手前にいる
とき)→図4の状態→図5の状態(T字路の直前にいる
とき)と変化していく。
【0012】そして、このとき、運転席には、フロント
ガラス越しに矢印Aが表示される。この矢印Aは、図3
〜図5にも示すように、車両の進むべき方向を示すもの
であり、その走行すべき道路に沿って表示される。ま
た、矢印Aの形状や大きさは、車両の走行位置につれ
て、図3〜図5に示すように、変化する。
ガラス越しに矢印Aが表示される。この矢印Aは、図3
〜図5にも示すように、車両の進むべき方向を示すもの
であり、その走行すべき道路に沿って表示される。ま
た、矢印Aの形状や大きさは、車両の走行位置につれ
て、図3〜図5に示すように、変化する。
【0013】したがって、運転者は、この矢印Aの指示
にしたがって運転をすればよいことになる。
にしたがって運転をすればよいことになる。
【0014】そして、以上のような処理を実現するた
め、この発明によるナビゲーション装置は、例えば図1
に示すように構成される。
め、この発明によるナビゲーション装置は、例えば図1
に示すように構成される。
【0015】図1において、符号100は、ナビゲーシ
ョンシステムを示す。このナビゲーションシステム10
0は、例えば、一般のナビゲーション装置と同様に構成
されているもので、図示はしないが、GPS衛星から送
信されてくるデータ、FM放送により放送されるD−G
PSのデータ、車速センサにより検出した自車の走行速
度のデータ、ジャイロにより検出した自車の走行方向の
データなどにしたがって、自車位置を測定する。
ョンシステムを示す。このナビゲーションシステム10
0は、例えば、一般のナビゲーション装置と同様に構成
されているもので、図示はしないが、GPS衛星から送
信されてくるデータ、FM放送により放送されるD−G
PSのデータ、車速センサにより検出した自車の走行速
度のデータ、ジャイロにより検出した自車の走行方向の
データなどにしたがって、自車位置を測定する。
【0016】そして、その測定結果にしたがって、DV
D−ROMから自車位置を含む地図のデータを読み出し
てディスプレイに地図を表示するとともに、その地図上
の自車位置に、自車位置を示すマークを表示する。ま
た、自車の進むべき道路には、これを示すラインが重畳
して表示される。
D−ROMから自車位置を含む地図のデータを読み出し
てディスプレイに地図を表示するとともに、その地図上
の自車位置に、自車位置を示すマークを表示する。ま
た、自車の進むべき道路には、これを示すラインが重畳
して表示される。
【0017】さらに、図1において、符号11、21は
カラービデオカメラを示す。このビデオカメラ11、2
1は、ステレオカメラを構成して車両の前方についての
3次元情報を得るためのものである。このため、カメラ
11、21は、車両に対して例えば図2に示すように配
置されている。
カラービデオカメラを示す。このビデオカメラ11、2
1は、ステレオカメラを構成して車両の前方についての
3次元情報を得るためのものである。このため、カメラ
11、21は、車両に対して例えば図2に示すように配
置されている。
【0018】すなわち、ビデオカメラ11、21は、車
両の内部からフロントガラス越しに前方の風景を撮影で
きるように、フロントガラスの上部に前方を向いて設け
られている。そして、このとき、ビデオカメラ11、2
1は、それらの光軸が同一の水平面ないし多少の俯角を
有する同一の面内において平行となるように、並んで配
置されるとともに、車両の運転席が右側であるとすれ
ば、カメラ11が右側となり、カメラ21が左側となる
ように配置されている。
両の内部からフロントガラス越しに前方の風景を撮影で
きるように、フロントガラスの上部に前方を向いて設け
られている。そして、このとき、ビデオカメラ11、2
1は、それらの光軸が同一の水平面ないし多少の俯角を
有する同一の面内において平行となるように、並んで配
置されるとともに、車両の運転席が右側であるとすれ
ば、カメラ11が右側となり、カメラ21が左側となる
ように配置されている。
【0019】なお、ビデオカメラ11、21の画角は、
その撮影画面が運転者の見る風景とオーバーラップする
ように、例えば11°〜12°とされている。また、ビデオ
カメラ11、21は、例えば可視光カットフィルタを装
着しないことにより、赤外線に対する撮像感度が高めら
れている。
その撮影画面が運転者の見る風景とオーバーラップする
ように、例えば11°〜12°とされている。また、ビデオ
カメラ11、21は、例えば可視光カットフィルタを装
着しないことにより、赤外線に対する撮像感度が高めら
れている。
【0020】さらに、車両の前方を近赤外線により照射
するため、例えば図2に示すように、ビデオカメラ1
1、21の間に、近赤外線ランプ81が配置されてい
る。このとき、ランプ81が車両の前方を集中して照射
するように、ランプ81の水平方向の配光特性は、例え
ば15°〜20°程度とされている。
するため、例えば図2に示すように、ビデオカメラ1
1、21の間に、近赤外線ランプ81が配置されてい
る。このとき、ランプ81が車両の前方を集中して照射
するように、ランプ81の水平方向の配光特性は、例え
ば15°〜20°程度とされている。
【0021】したがって、昼間の走行時には、車両の前
方が太陽光のもとで撮像されるので、ビデオカメラ1
1、21からは前方の風景をカラー撮像したビデオ信号
S11、S21が出力される。なお、このとき、カメラ1
1、21のオートホワイトバランスの応答範囲を、例え
ば2500K〜9500Kと広くしておくとともに、オートホワ
イトバランスの応答速度を速くしておくことにより、カ
メラ11、21に赤外線カットフィルタが装着されてい
なくても、正常な色合いのカラービデオ信号S11、S21
が取り出される。
方が太陽光のもとで撮像されるので、ビデオカメラ1
1、21からは前方の風景をカラー撮像したビデオ信号
S11、S21が出力される。なお、このとき、カメラ1
1、21のオートホワイトバランスの応答範囲を、例え
ば2500K〜9500Kと広くしておくとともに、オートホワ
イトバランスの応答速度を速くしておくことにより、カ
メラ11、21に赤外線カットフィルタが装着されてい
なくても、正常な色合いのカラービデオ信号S11、S21
が取り出される。
【0022】また、夜間の走行時には、車両の前方が近
赤外線(および自車のヘッドライト)により照射される
ので、ビデオカメラ11、21からは前方の風景を赤外
線撮像したモノクロのビデオ信号S11、S21が出力され
る。
赤外線(および自車のヘッドライト)により照射される
ので、ビデオカメラ11、21からは前方の風景を赤外
線撮像したモノクロのビデオ信号S11、S21が出力され
る。
【0023】そして、ビデオカメラ11、21をステレ
オカメラと使用することにより、カメラ11の撮像した
画面と、カメラ21の撮像した画面とにおいて、互いに
対応する点のずれの方向および大きさが検出される。
オカメラと使用することにより、カメラ11の撮像した
画面と、カメラ21の撮像した画面とにおいて、互いに
対応する点のずれの方向および大きさが検出される。
【0024】すなわち、右側(運転者側)のビデオカメ
ラ11から出力されるビデオ信号S11がパターン認識回
路12に供給されて交差点および道路標識など走行位置
の目安となるものが認識され、この目安の認識結果のビ
デオ信号が対応点発生回路13に供給されて基準となる
対応点(比較に使用する基準点)の信号S13が形成さ
れ、この信号S13が対応点比較回路26に供給される。
ラ11から出力されるビデオ信号S11がパターン認識回
路12に供給されて交差点および道路標識など走行位置
の目安となるものが認識され、この目安の認識結果のビ
デオ信号が対応点発生回路13に供給されて基準となる
対応点(比較に使用する基準点)の信号S13が形成さ
れ、この信号S13が対応点比較回路26に供給される。
【0025】また、ビデオカメラ21から出力されるビ
デオ信号S21が、輪郭抽出回路25に供給されて画像の
輪郭を示すビデオ信号S25が取り出され、この信号S25
が対応点比較回路26に供給される。
デオ信号S21が、輪郭抽出回路25に供給されて画像の
輪郭を示すビデオ信号S25が取り出され、この信号S25
が対応点比較回路26に供給される。
【0026】こうして、対応点比較回路26において、
カメラ21の撮像した画面のうち、カメラ11の撮像し
た目安の画像を基準として、対応する部分が比較され、
この比較結果の信号が取り出される。
カメラ21の撮像した画面のうち、カメラ11の撮像し
た目安の画像を基準として、対応する部分が比較され、
この比較結果の信号が取り出される。
【0027】そして、この比較結果の信号がずれ量比較
回路14に供給されるとともに、対応点発生回路13か
らの信号S13がずれ量比較回路14に供給され、両信号
を比較することにより、目安の位置(目安が何m前方に
あるかなど)を示すデータが形成され、このデータの信
号が3次元データ化回路31に供給される。
回路14に供給されるとともに、対応点発生回路13か
らの信号S13がずれ量比較回路14に供給され、両信号
を比較することにより、目安の位置(目安が何m前方に
あるかなど)を示すデータが形成され、このデータの信
号が3次元データ化回路31に供給される。
【0028】さらに、輪郭抽出回路25から出力される
ビデオ信号S25が、対応点発生回路23に供給されて基
準となる対応点の信号S23が形成され、この信号S23が
対応点比較回路16に供給される。
ビデオ信号S25が、対応点発生回路23に供給されて基
準となる対応点の信号S23が形成され、この信号S23が
対応点比較回路16に供給される。
【0029】また、ビデオカメラ11から出力されるビ
デオ信号S11が、輪郭抽出回路15に供給されて画像の
輪郭を示すビデオ信号S15が取り出され、この信号S15
が対応点比較回路16にとして供給される。
デオ信号S11が、輪郭抽出回路15に供給されて画像の
輪郭を示すビデオ信号S15が取り出され、この信号S15
が対応点比較回路16にとして供給される。
【0030】こうして、対応点比較回路16において、
カメラ11の撮像した画面のうち、カメラ21の撮像し
た画像を基準として、対応する部分が比較され、この比
較結果の信号が取り出される。
カメラ11の撮像した画面のうち、カメラ21の撮像し
た画像を基準として、対応する部分が比較され、この比
較結果の信号が取り出される。
【0031】そして、この比較結果の信号がずれ量比較
回路24に供給されるとともに、対応点発生回路23か
らの信号S23がずれ量比較回路24に供給され、両信号
を比較することにより、道路の状況(例えば、真っ直ぐ
か曲がっているか、交差点があるかないか、あるとすれ
ば、何m先かなど)を示すデータが形成され、このデー
タの信号が3次元データ化回路31に供給される。
回路24に供給されるとともに、対応点発生回路23か
らの信号S23がずれ量比較回路24に供給され、両信号
を比較することにより、道路の状況(例えば、真っ直ぐ
か曲がっているか、交差点があるかないか、あるとすれ
ば、何m先かなど)を示すデータが形成され、このデー
タの信号が3次元データ化回路31に供給される。
【0032】そして、3次元化データ回路31において
は、これに供給された目安の位置を示すデータおよび道
路状況を示すデータから、目安の位置や道路状況を示す
3次元データが形成される。
は、これに供給された目安の位置を示すデータおよび道
路状況を示すデータから、目安の位置や道路状況を示す
3次元データが形成される。
【0033】続いて、この3次元データの信号が、2次
元データ化回路32に供給されてナビゲーションシステ
ム100が解釈できるように2次元データにデータ化さ
れ、この2次元データがナビゲーションシステム100
に供給される。また、パターン認識回路12から、交差
点の信号機や道路標識などの表示内容を示すデータが取
り出され、このデータがナビゲーションシステム100
に供給される。
元データ化回路32に供給されてナビゲーションシステ
ム100が解釈できるように2次元データにデータ化さ
れ、この2次元データがナビゲーションシステム100
に供給される。また、パターン認識回路12から、交差
点の信号機や道路標識などの表示内容を示すデータが取
り出され、このデータがナビゲーションシステム100
に供給される。
【0034】そして、ナビゲーションシステム100に
おいては、2次元データ化回路32から供給された2次
元データにより、自車の測位位置が補正される。すなわ
ち、人が前方を見て判断するときと同様、カメラ11、
21の撮像内容により、前方の道路などが判断され、そ
の判断結果にしたがって自車位置の測位データが補正さ
れる。例えば、交差点が○○m先にあるから、その交差
点から○○m手前の所にいるというようにして補正され
る。
おいては、2次元データ化回路32から供給された2次
元データにより、自車の測位位置が補正される。すなわ
ち、人が前方を見て判断するときと同様、カメラ11、
21の撮像内容により、前方の道路などが判断され、そ
の判断結果にしたがって自車位置の測位データが補正さ
れる。例えば、交差点が○○m先にあるから、その交差
点から○○m手前の所にいるというようにして補正され
る。
【0035】また、ナビゲーションシステム100にお
いては、パターン認識回路12から供給された交差点の
信号機や道路標識などの表示内容を示すデータによって
も自車の測位位置が補正される。
いては、パターン認識回路12から供給された交差点の
信号機や道路標識などの表示内容を示すデータによって
も自車の測位位置が補正される。
【0036】さらに、交差点に近づいたときには、その
交差点における進行方向(直進、左折、右折など)を示
すデータがナビゲーションシステム100が取り出さ
れ、そのデータが3次元表示回路53に供給されて、例
えば図3〜図5に示すような進行方向を指示する矢印A
のビデオ信号が形成され、このビデオ信号がディスプレ
イ装置40に供給される。
交差点における進行方向(直進、左折、右折など)を示
すデータがナビゲーションシステム100が取り出さ
れ、そのデータが3次元表示回路53に供給されて、例
えば図3〜図5に示すような進行方向を指示する矢印A
のビデオ信号が形成され、このビデオ信号がディスプレ
イ装置40に供給される。
【0037】さらに、夜間には、例えばスイッチを操作
することにより、3次元データ化回路31からのデータ
も3次元表示回路53に供給される。
することにより、3次元データ化回路31からのデータ
も3次元表示回路53に供給される。
【0038】そして、ディスプレイ装置40は、ヘッド
アップ型ディスプレイとされているもので、例えば図2
に示すように、表示スクリーンに対応するコンバイナ部
41と、プロジェクタ部42とを有する。
アップ型ディスプレイとされているもので、例えば図2
に示すように、表示スクリーンに対応するコンバイナ部
41と、プロジェクタ部42とを有する。
【0039】すなわち、コンバイナ部41は、多層光干
渉膜やホログラム回折格子などにより、高い反射率と高
い透過率とが得られるように構成され、フロントガラス
のうち、運転者の前方に位置する部分に設けられる。ま
た、プロジェクタ部42は、例えば液晶プロジェクタに
より構成されてダッシュボードに設けられ、その投射光
がコンバイナ部41に投射される。なお、3次元表示回
路33からのビデオ信号はプロジェクタ部42に供給さ
れる。
渉膜やホログラム回折格子などにより、高い反射率と高
い透過率とが得られるように構成され、フロントガラス
のうち、運転者の前方に位置する部分に設けられる。ま
た、プロジェクタ部42は、例えば液晶プロジェクタに
より構成されてダッシュボードに設けられ、その投射光
がコンバイナ部41に投射される。なお、3次元表示回
路33からのビデオ信号はプロジェクタ部42に供給さ
れる。
【0040】このような構成によれば、ナビゲーション
システム100においては、そのディスプレイに自車位
置が表示されるとともに、その自車位置がGPSのデー
タなどにより補正されている。ただし、そのときの精度
は、上記のように、10m程度である。
システム100においては、そのディスプレイに自車位
置が表示されるとともに、その自車位置がGPSのデー
タなどにより補正されている。ただし、そのときの精度
は、上記のように、10m程度である。
【0041】しかし、このとき、カメラ11、21によ
り自車の前方の道路の状況が立体的にとらえられて交差
点や信号機などまでの距離が測定され、その測定結果に
より、ナビゲーションシステム100が測定した自車位
置の位置データが補正される。したがって、図1のナビ
ゲーション装置によれば、自車位置の測定精度を飛躍的
に向上させることができる。
り自車の前方の道路の状況が立体的にとらえられて交差
点や信号機などまでの距離が測定され、その測定結果に
より、ナビゲーションシステム100が測定した自車位
置の位置データが補正される。したがって、図1のナビ
ゲーション装置によれば、自車位置の測定精度を飛躍的
に向上させることができる。
【0042】また、GPS衛星からの電波が遮られた
り、反射したりするような場所、あるいはFM放送の受
信が困難な場所であっても、常に高い精度で自車位置を
知ることができ、例えば、ディスプレイに表示された地
図上の自車マークが数十mも跳んだりすることがない。
さらに、自車位置の測定精度が向上するので、近くに似
たような曲がり角があるような道路でも、曲がるべき地
点を運転者に的確に指示することができる。
り、反射したりするような場所、あるいはFM放送の受
信が困難な場所であっても、常に高い精度で自車位置を
知ることができ、例えば、ディスプレイに表示された地
図上の自車マークが数十mも跳んだりすることがない。
さらに、自車位置の測定精度が向上するので、近くに似
たような曲がり角があるような道路でも、曲がるべき地
点を運転者に的確に指示することができる。
【0043】しかも、ナビゲーションシステム100
は、一般のナビゲーション装置でよく、すなわち、一般
のナビゲーション装置に図1に示す回路を追加すればよ
く、これまでの装置を最大限に活用することができる。
は、一般のナビゲーション装置でよく、すなわち、一般
のナビゲーション装置に図1に示す回路を追加すればよ
く、これまでの装置を最大限に活用することができる。
【0044】また、図1の装置は、前方の道路の状況、
すなわち、曲がろうとする地点まであと何mあり、その
地点に行くまでの道路が曲がっているのか真っ直ぐなの
か、自車が道路の中央寄りを走行しているのか左寄りを
走行しているかなどの状況をすべて把握しているので、
例えば図3〜図5に示すように、進行方向を示す矢印A
をあたかも道路にペイントしてあるかのように表示する
ことができる。
すなわち、曲がろうとする地点まであと何mあり、その
地点に行くまでの道路が曲がっているのか真っ直ぐなの
か、自車が道路の中央寄りを走行しているのか左寄りを
走行しているかなどの状況をすべて把握しているので、
例えば図3〜図5に示すように、進行方向を示す矢印A
をあたかも道路にペイントしてあるかのように表示する
ことができる。
【0045】そして、その矢印Aは、HUD40により
表示しているので、フロントガラス越しに見える風景に
オーバーラップして表示され、曲がろうとする道路が近
づくと、それに伴って矢印Aの形状や位置が変化するの
で、運転者にとって非常にわかりやすい表示となる。
表示しているので、フロントガラス越しに見える風景に
オーバーラップして表示され、曲がろうとする道路が近
づくと、それに伴って矢印Aの形状や位置が変化するの
で、運転者にとって非常にわかりやすい表示となる。
【0046】また、矢印Aは、フロントガラス越しに虚
像として表示されるので、運転者は矢印Aを見るために
眼のピントを合わせ直したり、視線の向きを変えたりす
る必要がなく、運転者にストレスを与えることがない。
像として表示されるので、運転者は矢印Aを見るために
眼のピントを合わせ直したり、視線の向きを変えたりす
る必要がなく、運転者にストレスを与えることがない。
【0047】さらに、夜間には、前方の道路が赤外線に
より撮像され、その赤外線画像がHUD40に表示され
るので、前方の障害物を夜間でも的確に感知することが
でき、特に、暗闇に同化しやすい黒っぽい服装の歩行者
でも、的確に感知することができる。
より撮像され、その赤外線画像がHUD40に表示され
るので、前方の障害物を夜間でも的確に感知することが
でき、特に、暗闇に同化しやすい黒っぽい服装の歩行者
でも、的確に感知することができる。
【0048】
【発明の効果】この発明によれば、ビデオカメラにより
自車の前方の道路の状況を立体的にとらえて交差点や信
号機などまでの距離を測定し、その測定結果によりGP
Sなどによる自車位置の位置データを補正するようにし
ているので、自車位置の測定精度を飛躍的に向上させる
ことができる。さらに、自車位置の測定精度が向上する
ので、曲がるべき地点を運転者に的確に指示することが
できる。
自車の前方の道路の状況を立体的にとらえて交差点や信
号機などまでの距離を測定し、その測定結果によりGP
Sなどによる自車位置の位置データを補正するようにし
ているので、自車位置の測定精度を飛躍的に向上させる
ことができる。さらに、自車位置の測定精度が向上する
ので、曲がるべき地点を運転者に的確に指示することが
できる。
【0049】また、進行方向を示す矢印をあたかも道路
にペイントしてあるかのように表示することができる。
そして、その矢印は、フロントガラス越しに見える風景
にオーバーラップして表示され、曲がろうとする道路が
近づくと、形状や位置が変化するので、運転者にとって
非常にわかりやすい表示となる。さらに、矢印が運転者
にストレスを与えることがない。
にペイントしてあるかのように表示することができる。
そして、その矢印は、フロントガラス越しに見える風景
にオーバーラップして表示され、曲がろうとする道路が
近づくと、形状や位置が変化するので、運転者にとって
非常にわかりやすい表示となる。さらに、矢印が運転者
にストレスを与えることがない。
【0050】さらに、夜間には、前方の道路が赤外線に
より撮像されて表示されるので、前方の障害物、例えば
暗闇に同化しやすい黒っぽい服装の歩行者でも、的確に
感知することができる。
より撮像されて表示されるので、前方の障害物、例えば
暗闇に同化しやすい黒っぽい服装の歩行者でも、的確に
感知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一形態を示す系統図である。
【図2】この発明を説明するための平面図および側面図
である。
である。
【図3】表示状態の一例を示す図である。
【図4】表示状態の一例を示す図である。
【図5】表示状態の一例を示す図である。
11…ビデオカメラ、12…パターン認識回路、13…
対応点発生回路、14…ずれ量検出回路、15…輪郭抽
出回路、16…対応点比較回路、21…ビデオカメラ、
23…対応点発生回路、24…ずれ量検出回路、25…
輪郭抽出回路、26…対応点比較回路、31…3次元デ
ータ化回路、32…2次元データ化回路、33…3次元
表示回路、40…HUD、100…ナビゲーションシス
テム
対応点発生回路、14…ずれ量検出回路、15…輪郭抽
出回路、16…対応点比較回路、21…ビデオカメラ、
23…対応点発生回路、24…ずれ量検出回路、25…
輪郭抽出回路、26…対応点比較回路、31…3次元デ
ータ化回路、32…2次元データ化回路、33…3次元
表示回路、40…HUD、100…ナビゲーションシス
テム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F029 AA02 AB01 AB05 AB07 AB13 AC02 AC03 AC14 AC16 AD01 3D044 AA21 AA24 AA31 AB01 AC00 AC56 AE14 BA16 BA19 BA20 BA30 BB01 BC13 BD01 5H180 AA01 CC02 CC05 EE18 FF04 FF05 FF07 FF13 FF22 FF27 FF38
Claims (3)
- 【請求項1】自車位置を測定し、この測定結果によりデ
ィスプレイに表示された地図に、自車位置を示すマーク
を表示するようにしたナビゲーションシステムと、 上記自車の前方を立体的に撮像する第1および第2のビ
デオカメラと、 これら第1および第2のビデオカメラのビデオ信号の示
す3次元情報から上記自車の前方の目安となるものの位
置のデータを形成する回路とを有し、 上記位置のデータにより、上記自車位置の測定結果を補
正するようにしたナビゲーション装置。 - 【請求項2】請求項1に記載のナビゲーション装置にお
いて、 ヘッドアップ型に構成されたディスプレイ装置を有し、 このディスプレイ装置により、上記自車の走行方向を示
す記号を、フロントガラス越しに見える風景にオーバー
ラップして表示するようにしたナビゲーション装置。 - 【請求項3】請求項2に記載のナビゲーション装置にお
いて、 上記第1および第2のビデオカメラは赤外線に対して感
度を有するものとされ、 上記第1および第2のビデオカメラの撮像した障害物の
情報を上記ディスプレイ装置に表示するようにしたナビ
ゲーション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27792899A JP2001099668A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | ナビゲーション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27792899A JP2001099668A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | ナビゲーション装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001099668A true JP2001099668A (ja) | 2001-04-13 |
Family
ID=17590248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27792899A Pending JP2001099668A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | ナビゲーション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001099668A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR100922544B1 (ko) | 2007-12-17 | 2009-10-21 | 한국전자통신연구원 | 실시간 카메라 트래킹을 이용한 실사 영상 합성 시스템 및 그 방법 |
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-
1999
- 1999-09-30 JP JP27792899A patent/JP2001099668A/ja active Pending
Cited By (13)
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