JP2001099155A - 磁気軸受モータ - Google Patents

磁気軸受モータ

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JP2001099155A
JP2001099155A JP27303099A JP27303099A JP2001099155A JP 2001099155 A JP2001099155 A JP 2001099155A JP 27303099 A JP27303099 A JP 27303099A JP 27303099 A JP27303099 A JP 27303099A JP 2001099155 A JP2001099155 A JP 2001099155A
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JP
Japan
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thrust
thrust disk
disk
magnetic pole
radial
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JP27303099A
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English (en)
Inventor
Masayuki Tsuneya
雅之 恒屋
Nagaki Furukawa
長樹 古川
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Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Mechatronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】浮上安定性を向上することを課題とする。 【解決手段】回転軸31と、この回転軸31と一体とな
ったディスク状のスラスト円板32と、このスラスト円
板32の上下に該スラスト円板32に夫々近接して配置
され、コア37とスラストコイル38を有するスラスト
磁極35,36と、前記スラスト円板32の縁部に該ス
ラスト円板32に近接して配置され、コア43とラジア
ルコイル44を有するラジアル磁極42とを具備し、前
記スラスト磁極35,36のコア37部分とスラスト円
板32との対向面同士、前記ラジアル磁極42とスラス
ト円板32との対向面同士の少なくともいずれか一方に
凹凸面が形成されていることを特徴とする磁気軸受モー
タ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気軸受モータに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気軸受モータとしては、図5に
示す構造のものが知られている。図中の付番1は回転軸
を示す。この回転軸1には、ディスク状のスラスト円板
2が回転軸1と一体的に設けられている。このスラスト
円板2の上下には、該スラスト円板2に近接してスラス
ト磁極(上)3、スラスト磁極(下)4が夫々配置され
ている。また、図示しないが、別なスラスト磁極
(上)、スラスト磁極(下)が、前記スラスト磁極
(上)3、スラスト磁極(下)4と回転軸1を点対称と
する位置に配置されている。各スラスト磁極は、コア5
とこのコア5に巻き付けられたスラストコイル6とから
構成されている。
【0003】前記スラスト円板2の縁部には、該スラス
ト円板2に近接してラジアル磁極7が配置されている。
ここで、図示しないが、別なラジアル磁極が、前記ラジ
アル磁極7と回転軸1を点対称となる位置に配置されて
いる。前記ラジアル磁極7は、コア8と該コア8に巻き
付けられたラジアルコイル9とから構成されている。
【0004】即ち、こうした構成の磁気軸受モータは、
スラスト方向にスラスト磁極(上)、スラスト磁極
(下)を設け、かつラジアル方向にラジアル磁極を配置
した構成とし、電磁力によってスラスト円板2を吸引
し、回転軸1を保持している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の磁気軸受モータでは、図6のような向きで磁界が作
用しており、電磁力もまたこの磁界の向きで作用する。
従って、図7の様に磁界に平行な方向で電磁力10が作
用するが、垂直方向には働かない。そして、図8の様に
スラスト円板2が動いた場合は、ラジアル磁極の電磁力
のみで回転軸1を安定させている。
【0006】本発明はこうした事情を考慮してなされた
もので、スラスト磁極のコア部分とスラスト円板との対
向面同士、前記ラジアル磁極のコア部分とスラスト円板
との対向面同士の少なくともいずれか一方に凹凸面が形
成された構成とすることにより、従来と比べ、浮上安定
性を向上し得る磁気軸受モータを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転軸と、こ
の回転軸と一体となったディスク状のスラスト円板と、
このスラスト円板の上下に該スラスト円板に夫々近接し
て配置され、コアとスラストコイルを有するスラスト磁
極と、前記スラスト円板の縁部に該スラスト円板に近接
して配置され、コアとラジアルコイルを有するラジアル
磁極とを具備し、前記スラスト磁極のコア部分とスラス
ト円板との対向面同士、前記ラジアル磁極のコア部分と
スラスト円板との対向面同士の少なくともいずれか一方
に凹凸面が形成されていることを特徴とする磁気軸受モ
ータである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明について更に詳しく
説明する。本発明において、凹凸面が形成されている場
合の組み合せとしては、1)スラスト磁極のコア部分と
スラスト円板との対向面同士に凹凸面が形成されている
場合、2)ラジアル磁極のコア部分とスラスト円板との
対向面同士に凹凸面が形成されている場合、3)スラス
ト磁極のコア部分とスラスト円板との対向面同士、及び
ラジアル磁極のコア部分とスラスト円板との対向面同士
に凹凸面が形成されている場合がある。ここで、前記凹
凸面は、例えば複数の溝を形成することにより凹凸形状
をなしている。
【0009】前記スラスト磁極は、スラスト円板のスラ
スト方向の安定性を調整するためのもので、通常、スラ
スト円板の上下方向でかつ回転軸を中心として線対称に
配置されている。前記ラジアル磁極は、スラスト円板の
ラジアル方向の安定性を調整するためのもので、通常回
転軸を中心として線対称に配置されている。
【0010】図2(A),(B)は、スラスト円板とス
ラスト磁極の対向面同士に凹凸面を形成した場合の原理
図を示し、図2(A)はスラスト円板の静止の状態を、
図2(B)はスラスト円板がラジアル方向に移動しよう
とする場合の状態を示す。通常、スラスト磁極のコア3
7部分とスラスト円板32間には、図2(A)に示すよ
うな磁界が働いている。矢印Xは磁界の向きを示す。そ
して、電磁力が図2(B)の矢印Yの方向に働くと、ス
ラスト円板を戻す力が働く。つまり、上記凹凸面を形成
した構成とすることにより、磁界が最短距離を通る性質
を利用して浮上安定性を向上することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の各実施例に係る磁気軸受モー
タについて図面を参照して説明する。 (実施例1)図1を参照する。図中の符番31は回転軸
を示す。この回転軸31には、ディスク状のスラスト円
板32が一体的に設けられている。このスラスト円板3
2の上下面の所定の位置(後述するスラスト磁極のコア
面)には、溝による凹凸面33、34が夫々形成されて
いる。前記スラスト円板32の上下には、該スラスト円
板32に近接してスラスト磁極(上)35、スラスト磁
極(下)36が夫々配置されている。また、図示しない
が、別なスラスト磁極(上)、スラスト磁極(下)も、
前記スラスト磁極(上)35、スラスト磁極(下)36
と回転軸31を点対称とする位置に配置されている。各
スラスト磁極は、コア37とこのコア37に巻き付けら
れたスラストコイル38とから構成されている。前記ス
ラスト円板32の凹凸面33、34と向き合うコア37
にも、溝による凹凸面39、40が夫々形成されてい
る。
【0012】前記スラスト円板32の縁部(壁面)に
は、溝による凹凸面41が形成されている。また、図示
しないが、別な凹凸面が、前記凹凸面41と回転軸31
を点対称とする位置に形成されている。前記スラスト円
板32の縁部の近傍には、ラジアル磁極42が近接して
配置されている。ここで、図示しないが、別なラジアル
磁極も、前記ラジアル磁極42と回転軸31を点対称と
なる位置に配置されている。前記ラジアル磁極42は、
コア43とこのコア43に巻き付けられたラジアルコイ
ル44とから構成されている。前記凹凸面41と向き合
う前記コア43にも溝による凹凸面45が夫々形成され
ている。
【0013】上記実施例1によれば、スラスト磁極3
5、36のコア37部分とスラスト円板32との対向面
同士に夫々凹凸面39,33及び凹凸面40,34を形
成し、前記ラジアル磁極42のコア43部分とスラスト
円板32との対向面同士に凹凸面45,41を夫々形成
した構成となっているため、スラスト円板32が横方向
に動く場合はラジアル磁極42が作動しスラスト円板3
2が縦方向に動く場合はスラスト磁極35、36が作動
して、スラスト円板32を安定して回転浮上することが
できる。
【0014】なお、上記実施例1では、スラスト円板の
上下に一対のスラスト磁極が2組、スラスト円板の縁部
に2つのラジアル磁極が配置されている場合について述
べたが、これに限らず、スラスト磁極がスラスト円板の
上下でかつスラスト円板の周方向に沿って等間隔に4組
配置されかつスラスト円板の縁部にラジアル磁極が等間
隔で4個所配置し、上記と同様に凹凸面構造とした場合
でもよい。
【0015】(実施例2)図4を参照する。但し、図1
と同部材は同符号を付して説明を省略する。実施例2に
係る磁気軸受モータは、図4に示すように、ラジアル磁
極42のコア43部分とスラスト円板32との対向面同
士に凹凸面45,41を夫々形成した構成となっている
ため、スラスト円板32が横方向に動く場合にラジアル
磁極42が作動し、従来と比べスラスト円板32の縦方
向の動きを安定して回転浮上させることができる。
【0016】なお、上記実施例2では、スラスト円板の
縁部に2つのラジアル磁極が配置されている場合につい
て述べたが、これに限らず、スラスト円板の縁部にラジ
アル磁極が等間隔に4箇所配置され、上記と同様に凹凸
面構造とした場合でもよい。
【0017】(実施例3)図3を参照する。但し、図1
と同部材は同符号を付して説明を省略する。実施例3に
係る磁気軸受モータは、図3に示すように、スラスト磁
極35、36のコア37部分とスラスト円板32との対
向面同士に夫々凹凸面39,33及び凹凸面40,34
を形成した構成となっているため、スラスト円板32が
縦方向に動く場合、従来と比べスラスト円板32の横方
向の動きを安定して回転浮上させることができる。
【0018】なお、上記実施例3では、スラスト磁極の
コア部分とスラスト円板の対向する面に凹凸面が形成さ
れている場合であるが、通常凹凸面は回転軸を点対称と
する位置にも形成されている(合わせて2個所)。しか
し、これに限らず、例えばスラスト磁極がスラスト円板
の上下でかつスラスト円板の周方向に沿って等間隔で4
組配置し、上記と同様に凹凸面構造とした場合でもよ
い。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ス
ラスト磁極のコア部分とスラスト円板との対向面同士、
ラジアル磁極のコア部分とスラスト円板との対向面同士
の少なくともいずれか一方に凹凸面が形成された構成と
することにより、磁界が最短距離を通る性質を利用し、
従来と比べ、浮上安定性を向上し得る磁気軸受モータを
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る磁気軸受モータの説明
図。
【図2】本発明の磁気軸受モータの原理の説明図。
【図3】本発明の実施例3に係る磁気軸受モータの説明
図。
【図4】本発明の実施例2に係る磁気軸受モータの説明
図。
【図5】従来の磁気軸受モータの説明図。
【図6】図5の磁気軸受モータにおける磁束の流れの説
明図。
【図7】図5の磁気軸受モータにおいて磁界に平行な方
向で電磁力が作用した場合の説明図。
【図8】図5の磁気軸受モータにおいてスラスト円板が
動いた場合のラジアル磁極の作用の説明図。
【符号の説明】
31…回転軸、 32…スラスト円板、 33、34、39、40、41、45…凹凸面、 35、36…スラスト磁極、 37、43…コア、 38…スラストコイル、 42…ラジアル磁極、 44…ラジアルコイル。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と、この回転軸と一体となったデ
    ィスク状のスラスト円板と、このスラスト円板の上下に
    該スラスト円板に夫々近接して配置され、コアとスラス
    トコイルを有するスラスト磁極と、前記スラスト円板の
    縁部に該スラスト円板に近接して配置され、コアとラジ
    アルコイルを有するラジアル磁極とを具備し、 前記スラスト磁極のコア部分とスラスト円板との対向面
    同士、前記ラジアル磁極のコア部分とスラスト円板との
    対向面同士の少なくともいずれか一方に凹凸面が形成さ
    れていることを特徴とする磁気軸受モータ。
  2. 【請求項2】 前記凹凸面には、対向する面に互いに向
    き合う溝が形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の磁気軸受モータ。
  3. 【請求項3】 前記スラスト磁極は、スラスト円板の上
    下方向でかつ回転軸を中心として線対称に配置されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の磁気軸受モータ。
  4. 【請求項4】 前記ラジアル磁極は、回転軸を中心とし
    て線対称に配置されていることを特徴とする請求項1記
    載の磁気軸受モータ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111936754A (zh) * 2018-03-28 2020-11-13 大金工业株式会社 推力磁轴承及包括该推力磁轴承的涡轮压缩机
CN115355251A (zh) * 2022-10-19 2022-11-18 山东天瑞重工有限公司 一种轴向磁轴承、磁悬浮电机及磁悬浮真空泵

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CN111936754B (zh) * 2018-03-28 2022-06-03 大金工业株式会社 推力磁轴承及包括该推力磁轴承的涡轮压缩机
CN115355251A (zh) * 2022-10-19 2022-11-18 山东天瑞重工有限公司 一种轴向磁轴承、磁悬浮电机及磁悬浮真空泵

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