JP2001097838A - 加齢臭抑制組成物 - Google Patents

加齢臭抑制組成物

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JP2001097838A
JP2001097838A JP27456299A JP27456299A JP2001097838A JP 2001097838 A JP2001097838 A JP 2001097838A JP 27456299 A JP27456299 A JP 27456299A JP 27456299 A JP27456299 A JP 27456299A JP 2001097838 A JP2001097838 A JP 2001097838A
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odor
aging
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JP27456299A
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Yoko Aitsu
陽子 合津
Shinichiro Haji
信一郎 土師
Kiyohito Sawano
清仁 澤野
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Takasago International Corp
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Takasago International Corp
Shiseido Co Ltd
Takasago Perfumery Industry Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は加齢臭の原因物質を効率的に
かつ強固に捕獲することのできる組成物を提供すること
にある。 【解決手段】 エタノールアミンを含む加齢臭抑制組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は加齢臭抑制組成物、
特に加齢臭吸着機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】体臭は、口臭、足臭、腋臭、頭皮臭など
の「体各部分の匂い」と、「体幹より発せられる匂いを
総合した匂い」に大別することができる。このうち、体
各部分の匂いに関してはすべてに多くの研究が見られ、
その対処方法も各種案出されている。
【0003】一方、後者の体幹より発せられる匂いに関
してはいまだ十分な研究がなされておらず、適切な対処
方法についても不十分なままである。ところで、最近は
「無臭であること」が好まれ、かつ「匂う」ことが嫌わ
れる傾向にあり、例えば中高年以降に認められる「加齢
臭」は特に嫌われる匂いの一つである。この加齢臭の原
因物質については、本発明者らによりオクテナールやノ
ネナール等の不飽和アルデヒドが深く関わっていること
が明らかとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記加
齢臭の発生自体を抑制するとともに、加齢臭原因物質を
特異的に、かつ強固に捕獲することも強く望まれてい
た。しかも、加齢臭が人体より発生するものであるだけ
に、人体に対する安全性の高いものでなければならな
い。本発明は前記従来技術の課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は加齢臭の原因物質を効率的にかつ強固
に捕獲することのできる組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明者らが鋭意検討を行った結果、エタノールアミ
ンが特に優れた加齢臭原因物質捕捉作用を有することを
見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明
にかかる加齢臭抑制組成物は、エタノールアミンを含む
ことを特徴とする。なお、ここで、エタノールアミン
は、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリ
エタノールアミン等を含む概念である。
【0006】なお、前記組成物において、エタノールア
ミンはジエタノールアミンであることが好適である。ま
た、前記組成物において、ジエタノールアミンは組成物
中に0.001〜20.0重量%存在することが好適で
ある。また、前記組成物において、さらに抗酸化剤およ
び/またはリポキシゲナーゼ阻害剤が配合されているこ
とが好適である。
【0007】また、前記組成物は、皮膚外用剤であるこ
とが好適である。また、前記皮膚外用剤は、全身用シャ
ンプー又はローションであることが好適である。また、
前記組成物は、繊維処理用組成物であることが好適であ
る。また、前記組成物は、空中散布用組成物であること
が好適である。また、前記組成物は、空気清浄器フィル
ターの処理組成物であることが好適である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて説明する。本発明者らは、加齢臭の原因物質であ
る不飽和アルデヒドを効率的に捕獲し、しかも人体に対
して安全性の高い物質について検討を行ったところ、エ
タノールアミン、特にジエタノールアミンに優れた不飽
和アルデヒド捕獲作用があることを見出した。
【0009】この知見は以下のような試験結果に基づ
く。なお、以下の試験において、加齢臭溶液には以下の
組成のものを用いた。加齢臭溶液組成 ジブチルヒドロキシトルエン 1.0重量% ヘプタン酸 10.0 オクタン酸 10.0 ノネナール1%含有トリエチルシトレート 15.0 オクテナール1%含有トリエチルシトレート 2.5 トリエチルシトレート 61.5
【0010】まず、本発明者らは加齢臭の原因物質であ
るノネナールおよびオクテナールについて以下の試験を
行った。なお、試験は以下のように行った。まず2cm角
濾紙2枚に対し、一方には前記加齢臭溶液100μl
を、他方には被検物質100μlをそれぞれ染み込ま
せ、225丸瓶に入れて1週間室温に放置する。そし
て、加齢臭の消臭効果を官能的に比較した。
【0011】なお、評価基準は、 ◎:かなり消臭効果がある。 ○:消臭効果がある。 △:わずかに消臭効果がある。 ×:ほとんど効果がない。 結果を次の表1に示す。
【0012】
【表1】 1 2 3 4 加齢臭溶液(μl) 100 100 100 100 トリエタノールアミン 0 100 0 0 ラウリルシ゛メチルアミノ酢酸ヘ゛タイン 0 0 100 0 N-ヤシ油脂肪酸アミル-Nカルホ゛キシメチル- 0 0 0 100 N-ヒト゛ロキシエチルエチレンシ゛アミンナトリウム 評価 1週間後 × △ × ×
【0013】なお、トリエタノールアミン、ラウリルジ
メチルアミノ酢酸ベタイン(DEHYTON AB3
0;HENKEL社製)、N−ヤシ油脂肪酸アミル−N
カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルエチレンジア
ミンナトリウム(NIKKOLAM−101;日光ケミ
カル社製)は、それぞれ原液を用いた。
【0014】前記表1の結果より明らかなように、加齢
臭(オクテナール、ノネナール混合物)に対して、四級
アンモニウム(ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン)
ないしN−ヤシ油脂肪酸アミル−Nカルボキシメチル−
N−ヒドロキシエチルエチレンジアミン−ナトリウムは
ほとんど消臭効果を発揮しない。しかし、トリエタノー
ルアミンに関してはさほど強くはないが消臭効果が認め
られる。そこで、本発明者らはエタノールアミンについ
て、加齢臭に対する消臭効果の検討を進めた。
【0015】
【表2】 5 6 7 8 9 10 11 加齢臭溶液 100 0 100 0 100 0 100 トリエタノールアミン 0 100 100 0 0 0 0 ジエタノールアミン 0 0 0 100 100 0 0 モノエタノールアミン 0 0 0 0 0 100 100 評価 1週間後 × − △ − ◎ − ○
【0016】前記表2よりエタノールアミンの中でも特
にジエタノールアミンは高い加齢臭消臭効果を有するこ
とが認められる。モノエタノールアミンについても明瞭
な消臭効果が認められたが、モノエタノールアミン自体
に刺激臭があるため、消臭剤として特に有効なのはジエ
タノールアミンである。
【0017】抗酸化剤 なお、本発明にかかる消臭成分としてのエタノールアミ
ンを皮膚外用剤等に用いる場合には、抗酸化剤を併用す
ることが好適である。すなわち、加齢臭の原因物質と考
えられるオクテナールおよびノネナールなどの不飽和ア
ルデヒドは、以下のように生成されるものと推察され
る。
【0018】紫外線やリポキシゲナーゼなどの酵素の働
きにより生体中に過酸化脂質が生成することはすでに知
られており(例えば、皮脂中に存在するスクアレン(sq
ualene:C3050)が紫外線などによる過酸化反応
を受けて、スクアレンヒドロペルオキシド(以下、SQ
HPOともいう)が生成する(例えばOhsawa K.et a
l.,J.Toxicol.Sci.9.151(1984))。これらの生成され
た過酸化脂質は通常、ペルオキシダーゼなどによる生体
防御機構により分解されるが、加齢とともにこれらの生
体防御機構の働きが衰える傾向が強いことが知られてい
る。一方、加齢とともに皮脂中の脂肪酸の比率が変化
し、若年時には豊富にあった皮脂中のcis6-ヘキサデセ
ン酸の比率が高まることも知られている(The Journal
of Investigative Dermatology 73:112-117,1979)。
【0019】そして、本発明者らはこのパルミトレイン
酸から生成し、生体防御機構により分解されない過酸化
脂質(例えばSQHPOなど)による酸化伝播により、
パルミトオレイン酸ヒドロペルオキシド(パルミトオレ
イン酸HPOともいう)が生成し、ついでこのパルミト
レイン酸HPOがβ開裂して、加齢臭の原因となるオク
テナールやノネナールを生成するものと考えた。したが
って、この一連の反応を抗酸化剤あるいはリポキシゲナ
ーゼ阻害剤で断ち切ることにより、加齢臭の生成を抑制
することができる。
【0020】これらの抗酸化剤としては、たとえばα−
カロチン、β−カロチン、γ−カロチン、リコピン、ク
リプトキサンチン、ゼアキサンチン、イソゼアキサンチ
ン、ロドキサンチン、カプサンチン、クロセチン等のカ
ロチノイド;2,5−ジメチルフラン、2−メチルフラ
ン、2,5−ジフェニルフラン、1,3−ジフェニルイ
ソベンゾフラン等のフラン類;α−トコフェロール、β
−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェ
ロール等のビタミンE類;ヒスチジン、トリプトファ
ン、メチオニン、アラニン、アラニンのアルキルエステ
ル等のアミノ酸類;1,4−ジアジシクロオクタン、ジ
ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、没食子酸エステ
ル類、アスコルビン酸、タンニン類、フラボノイド等を
挙げることができる。
【0021】また、抗酸化効果を有する生薬の抽出物を
上記抗酸化剤として用いることができる。具体的には、
たとえばオウゴン抽出物、カワラヨモギ抽出物、アセン
ヤク抽出物、セージ抽出物、チャ抽出物、ローズマリー
抽出物、ウイキョウ抽出物、タイム抽出物、ナツメグ抽
出物、コショウ抽出物、ターメリック抽出物、バニラ抽
出物、パプリカ抽出物、ヨクイニン抽出物、サイコ抽出
物、木瓜抽出物、スホウ抽出物、キュレン抽出物、ジョ
ンラブ抽出物などの生薬抽出物を挙げることができる。
【0022】これらの生薬抽出物の調製は、通常公知の
方法により生薬を溶媒、例えば水、有機溶媒、含水有機
溶媒などで抽出して得た抽出液を、そのままもしくは濃
縮したエキスを用いるか、このエキスを吸着法、例えば
イオン交換樹脂を用いた精製法により不純物を除去した
ものや、カラムによる吸脱着により濃縮したエキスを用
いることもできる。また、水/酢酸エチルで抽出した抽
出物なども用いることができる。
【0023】本発明において併用することのできるこれ
らの抗酸化剤は、組成物の0.0001重量%以上、1
0.0重量%以下が好ましく、特に好ましくは0.01
重量%以上、1.0重量%以下である。これらの抗酸化
剤は、特に加齢臭の主な原因物質であるノネナールない
しオクテナールなどの不飽和アルデヒドの発生抑制用組
成物として機能する。
【0024】リポキシゲナーゼ阻害剤 また、本発明において、パルミトレイン酸からパルミト
レイン酸過酸化物質を誘導する酸化伝播を惹起する過酸
化脂質(例えば、リノール酸ヒドロペルオキシド)を生
成する生体内酵素であるリポキシゲナーゼの働きを阻害
するリポキシゲナーゼ阻害剤を前記エタノールアミン、
抗酸化剤と組み合わせて用いることができる。
【0025】このリポキシゲナーゼ阻害剤としては、例
えばトラネキサム酸などを挙げることができる。また、
前記β−カロチンは抗酸化作用とともにリポキシゲナー
ゼ阻害作用も有する。このリポキシゲナーゼ阻害剤をエ
タノールアミンとともに皮膚外用剤に配合する場合に
は、好ましくは0.0001重量%以上、10重量%以
下、さらに好ましくは0.005重量%以上、5.0重
量%以下の範囲で配合し得る。
【0026】抗菌剤 さらに、皮脂中の諸成分を加齢臭の原物質であるパルミ
トレイン酸などの高級不飽和脂肪酸に変換する皮膚常在
菌、例えばスタフィロコッカス エピダミディス(Stap
hyrococcus epidermidis)、コリネバクテリウム ミ
ニュティッシマム(Corynebacterium minutissimum)、
マラセジア ファーファ(Malasseziafurfur)、特にス
タフィロコッカス エピダミディスの活動を抑制し得る
抗菌剤を併用することが好適である。
【0027】この抗菌剤としては、例えばトリクロロカ
ルバニリド、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウ
ム、ハロカルバン、塩化クロルヘキシジン、ジヒドロフ
ァルネソール等を挙げることができる。この抗菌剤を用
いる場合には、好ましくは組成物の0.0001重量%
以上、10.0重量%以下、さらに好ましくは0.00
5重量%以上、5.0重量%以下の範囲で配合し得る。
【0028】なお、前記ジヒドロファルネソールは、抗
菌性香料として知られているが、このジヒドロファルネ
ソール以外の香料も、万一漏れ出る加齢臭をマスキング
またはハーモナージュするために、組成物中に配合する
ことができる。
【0029】マスキング・ハーモナージュ香料 加齢臭マスキング成分としては、例えば下記A群から選
ばれる1種または2種以上の化合物もしくは精油類を例
示することができる。A群:アルモアズ油、バージル
油、ガルバナム油、ゼラニウム油、スペアミント油、イ
ランイラン油、カルダモン油、エレミ油、ラベンダー
油、ペパーミント油、ナツメグ油、カモミル油、ユーカ
リプタス油、ローズマリー油、アリルアミルグリコレー
ト、1,1−ジメトキシ−2−フェニルエタン、2,4
−ジメチル−4−フェニルテトラヒドロフラン、ジメチ
ルテトラヒドロベンズアルデヒド、2,6−ジメチル−
7−オクテン−2−オール、1,2−ジエトキシ−3,
7−ジメチル−2,6−オクタジエン、フェニルアセト
アルデヒド、ローズオキサイドおよびエチル−2−メチ
ルペンタノエート。
【0030】これらの加齢臭マスキング成分のうち、特
にマスキング効果に優れるものとして、アルモアズ油、
ガルバナム油、ゼラニウム油、スペアミント油、イラン
イラン油、カルダモン油、エレミ油、ラベンダー油、ペ
パーミント油、カモミル油、ユーカリプタス油、ローズ
マリー油、アリルアミルグリコレート、ジメチルテトラ
ヒドロベンズアルデヒド、2,6−ジメチル−7−オク
テン−2−オール、1,2−ジエトキシ−3,7−ジメ
チル−2,6−オクタジエン、フェニルアセトアルデヒ
ド、ローズオキサイドまたはエチル−2−メチルペンタ
ノエートを挙げることができる。
【0031】また、加齢臭ハーモナージュ成分として
は、例えば下記B群から選ばれる1種または2種以上の
化合物もしくは精油類を例示することができる。B群:
ラバンジン油、レモン油、ライム油、オレンジ油、プチ
グレン油、ベルガモット油、クラリー・セージ油、コリ
アンダー油、シプレス油、ジャスミンアブソリュート、
ローズ油、ローズアブソリュート、1−(2,6,6−
トリメチル−1,3−シクロヘキサジエン−1イル)−
2−ブテン−1−オン、エチルバニリン、2,6−ジメ
チル−2−オクテノールと3,7−ジメチル−2−オク
テノールとの混合物、第3級ブチルシクロヘキシルアセ
テート、アニシルアセテート、アリルシクロヘキシルオ
キシアセテート、エチルリナノール、オイゲノール、ク
マリン、エチルアセトアセテート、4−フェニル−2,
4,6−トリメチル−1,3−ジオキサン、エチルアセ
トアセテートエチレングリコールケタール、4−メチレ
ン−3,5,6,6−テトラメチル−2−ヘプタノン、
エチルテトラヒドロサフラネート、ゲラニルニトリル、
シス−3−ヘキセン−1−オール、シス−3−ヘキセニ
ルアセテート、シス−3−ヘキセニルメチルカーボネー
ト、2,6−ジメチル−5−ヘプテン−1−アール、4
−(トリシクロ[5,2,1,02,6]デシリデン−
8−ブタナール、5−(2,2,3−トリメチル−3−
シクロペンテニル)−3−メチルペンタン−2−オー
ル、p-第3級ブチル−α−メチルヒドロシンナミック
アルデヒド、エチル[5,2,1,02,6]トリシク
ロデカンカルボキシレート、ゲラニオール、シトロネロ
ールおよびシトラールが挙げられる。
【0032】これらの加齢臭ハーモナージュ成分のう
ち、特に加齢臭のハーモナージュ効果に優れるものとし
て、ラバンジン油、レモン油、ライム油、オレンジ油、
プチグレン油、ベルガモット油、シプレス油、ジャスミ
ンアブソリュート、ローズ油、ローズアブソリュート、
1−(2,6,6−トリメチル−1,3−シクロヘキサ
ジエン−1イル)−2−ブテン−1−オン、エチルバニ
リン、2,6−ジメチル−2−オクテノールと3,7−
ジメチル−2−オクテノールとの混合物、アリルシクロ
ヘキシルオキシアセテート、オイゲノール、4−フェニ
ル−2,4,6−トリメチル−1,3−ジオキサン、4
−メチレン−3,5,6,6−テトラメチル−2−ヘプ
タノン、エチルテトラヒドロサフラネート、シス−3−
ヘキセン−1−オール、シス−3−ヘキセニルアセテー
ト、4−(トリシクロ[5,2,1,02,6]デシリ
デン−8−ブタナール、p−第3級ブチル−α−メチル
ヒドロシンナミックアルデヒド、エチル[5,2,1,
02,6]トリシクロデカンカルボキシレート、ゲラニ
オールまたはシトロネロールを挙げることができる。
【0033】加齢臭マスキング剤とハーモナージュ成分
とを組み合わせて配合する場合の量成分の配合割合は、
重量比で加齢臭マスキング成分/加齢臭ハーモナージュ
成分=1/99〜80/20の範囲であることが好まし
く、3/97〜60/40の範囲であることが特に好ま
しく、3/97〜45/55の範囲であることがきわめ
て好ましい。なお、一方の成分の配合割合が過剰である
と、その成分における効果が前面に現れすぎて所望する
相乗的な加齢臭抑制効果を発揮させることが困難となる
傾向がある。
【0034】その他の成分 これらの成分のほかに、本発明にかかる加齢臭抑制組成
物を皮膚外用剤として用いる場合には、その具体的な態
様に応じて、通常その態様の組成物に配合され得る一般
的な成分を本発明の効果を損なわない範囲で配合するこ
とができる。
【0035】例えば、パラアミノ安息香酸などのパラア
ミノ安息香酸系紫外線吸収剤;アントラニル酸メチル等
のアントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸オクチ
ル、サリチル酸フェニル、サリチル酸ホモメンチル等の
サリチル酸系紫外線吸収剤;パラメトキシ桂皮酸イソプ
ロピル、パラメトキシ桂皮酸オクチル、パラメトキシ桂
皮酸−2−エチルヘキシル、ジパラメトキシ桂皮酸モノ
−2−エチルヘキサン酸グリセリル、[4−ビス(トリ
メチルシロキシ)メチルシリル−3−メチルブチル]−
3,4,5−トリメトキシ桂皮酸エステルなどの桂皮酸
系紫外線吸収剤;2,4−ジヒドロキシベンゾフェノ
ン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2
−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スル
ホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン
−5−スルホン酸ナトリウムなどのベンゾフェノン系紫
外線吸収剤;ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、2−
フェニル−5−メチルベンゾオキサゾール、2−(2’
−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイル
メタンなどの紫外線吸収剤を配合することができる。
【0036】また、ポリエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチ
レングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン、
ジグリセリン、キシリトール、マルチトール、マルトー
ス、D−マンニット、水あめ、ブドウ糖、果糖、乳糖、
コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウ
ム、アデノシンリン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、胆
汁酸塩、ピロリドンカルボン酸、グルコサミン、シクロ
デキストリン等の保湿剤を配合することができる。
【0037】さらに、薬効成分として、例えばイノシッ
ト、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン
酸アミド、ビタミンD(エルゴカルシフェロール)、
ビオチン等のビタミン類;アラントイン、アズレン、グ
リチルレチン酸等の抗炎症剤;アルブチン等の美白剤;
酸化亜鉛、タンニン酸等の収斂剤;L−メントール、カ
ンフルなどの清涼剤、硫黄、塩化リゾチーム等を配合す
ることができる。
【0038】また、本発明を皮膚外用剤として実施する
場合には、医薬品、医薬部外品(軟膏剤等)および化粧
品(洗顔料、乳液、クリーム、ジェル、エッセンス(美
溶液)、パック・マスクなどの基礎化粧品;ファンデー
ションなどのメーキャップ化粧品;芳香化粧料、毛髪化
粧品、ボディ化粧品など)の形態に広く適用可能である
が、体幹より発せられる加齢臭を対象とすることから、
全身シャンプー、ボディーローションなどのボディ化粧
品に適用することが特に好ましい。
【0039】または剤形は水溶液系、可溶化系、乳化
系、粉末系、油液系、ゲル系、軟膏系、エアゾール系、
水−油二層系、水−油−粉末三層系等、幅広い剤形を採
り得る。さらに、液体もしくは固体の油脂、ロウ類など
の油分、エステル油、炭化水素油、シリコーンを配合す
ることも可能である。また、アニオン系界面活性剤、カ
チオン系界面活性剤、両性界面活性剤;親油性非イオン
界面活性剤、親水性非イオン界面活性剤などの界面活性
剤を配合することもできる。
【0040】また、低級アルコール、ステロール類、植
物系高分子、微生物系高分子、デンプン系高分子、動物
系高分子、セルロース系高分子、アルギン酸系高分子、
ビニル系高分子、アクリル系高分子、水溶性高分子を配
合することもできる。また、金属イオン封鎖剤、中和
剤、pH調整剤などを配合することができる。以下、本
発明を皮膚外用剤に適用した場合の効果試験について説
明する。
【0041】
【表3】 化粧水基本組成 グリセリン 4.0重量% 1,3−ブチレングリコール 4.0 エタノール 7.0 ポリオキシエチレン(18)オレイルアルコールエーテル 0.5 クエン酸 0.05 エチレンジアミン四酢酸三ナトリウム 0.02 被検物質 適 量 精製水 残 余 なお、調製は常法によった。
【0042】
【表4】 被検物質 配合量 3日後の体臭 パネルA B なし × × トリエタノールアミン 0.0001% × × 0.001 △ △ 0.05 △ △ 1.0 △ ○ 2.0 ○ ○ ジエタノールアミン 0.0001% × × 0.001 △ ○ 0.1 ○ ○ 1.0 ○ ◎ 2.0 ◎ ◎
【0043】以上の結果より、トリエタノールアミンに
ついては0.001重量%程度から効果が観察される
が、明瞭な効果が認められるには1.0重量%程度の配
合が必要である。また、同様にジエタノールアミンにつ
いては、0.001重量%程度から効果が観察され、
0.1重量%程度からは顕著な効果が観察された。な
お、配合量が20重量%を超えても改善はほとんど認め
られず、むしろ製品調製上の問題が出てくるため、20
重量%以下が好ましい。
【0044】次に本発明者らはエタノールアミンと抗酸
化剤、リポキシゲナーゼ阻害剤との相乗効果について検
討を行った。試験は、ジエタノールアミン濃度を0.1
%に固定し、これに各種抗酸化剤等を加えて改善度を評
価することにより行った。
【0045】
【表5】 被検物質 配合量 3日後の体臭 パネルA B ジエタノールアミン 0.1 ○ ○ BHT併用 0.0001 ○ ○ (合成抗酸化剤) 0.001 ◎ ○ 0.01 ◎ ◎ キュレン抽出物単独 0.5 ○ ◎ キュレン抽出物併用 0.01% ○ ○ (天然抗酸化剤) 0.1 ◎ ◎ 0.5 ◎ ◎ 1.0 ◎ ◎ 2.0 ◎ ◎ オウゴン抽出物 0.01% ○ ○ (天然抗酸化剤) 0.1 ◎ ○ 0.5 ◎ ◎ 1.0 ◎ ◎ 2.0 ◎ ◎ トラネキサム酸単独 0.5 ◎ ○ トラネキサム酸併用 0.01% ○ ○ (リポキシゲナーゼ阻害剤) 0.1 ◎ ◎ 0.5 ◎ ◎ 1.0 ◎ ◎ 2.0 ◎ ◎
【0046】前記表5の結果より明らかなように、抗酸
化剤、ないしリポキシゲナーゼ阻害剤をエタノールアミ
ンとともに用いることにより、相乗的加齢臭抑制効果が
得られた。この結果、エタノールアミン、抗酸化剤等の
各単独での使用量は少なくても高い効果が得られること
となり、皮膚に対する刺激性をより低減する上からも好
ましい。
【0047】加齢臭抑制繊維 本発明にかかる加齢臭抑制剤としてのエタノールアミン
を繊維中に担持させ、加齢臭抑制繊維として用いること
ができる。すなわち、エタノールアミンと、必要により
抗酸化剤、抗菌剤等よりなる組成物をそのまま、あるい
はシリカゲルなどの多孔質粉体に担持させ、これを繊維
原料とともに練り込む方法、あるいはエタノールアミン
と、必要により抗酸化剤、抗菌剤などを含む液中に繊維
を浸漬する、あるいはこれらの液を繊維上に噴霧するな
どにより吸着させることができる。この結果得られた繊
維は、例えば衣類として用いることで、優れた加齢臭抑
制繊維として機能する。また、この加齢臭抑制組成物
は、例えば衣服の洗濯仕上剤や衣服のコーティング剤な
どの形態で用いることもできる。衣服などの対象物に定
着させるため、水溶性樹脂などを定着剤として用いるこ
とも好適である。
【0048】本発明にかかる防臭繊維に用いられる繊維
材質としては、例えば溶融紡糸、乾式紡糸、湿式紡糸が
可能な合成あるいは半合成繊維素材が好ましく、特にポ
リエステル、ナイロン、アセテート、アクリルなどが好
ましい。アクリル、アセテートは特に表面吸着性に優れ
る。前記のように練り込みにより繊維中に担持させる場
合には、エタノールアミンないしその担持粉体を繊維樹
脂と所定量混合して紡糸する。同様に、乾式紡糸、湿式
紡糸においてもエタノールアミンないしその担持粉体を
繊維出発原料のいずれかに所定量分散させ、常法により
紡糸する。
【0049】加齢臭抑制フィルター 前記加齢臭抑制防臭繊維をシート状に形成し、あるいは
紙、不織布またはプラスチックフォームにエタノールア
ミンを浸漬ないしスプレーすることにより、空気清浄器
用の加齢臭抑制フィルターを得ることができる。この場
合、シートに定期的にスプレーするなどして長期間に渡
り効果を維持できる。
【0050】また、プラスチックフォームなどに接着剤
を介してエタノールアミン担持粉体を接着することも好
適である。すなわち、エタノールアミン担持粉体と接着
剤を混合したものを吹き付けたり、スクリーン印刷法や
ロールコーターにより印刷する場合には、接着剤として
硬化型樹脂及び/又は有機溶剤可溶の天然系樹脂を含む
水溶液型接着剤ないし有機溶剤型接着剤を使用すること
が好ましく、架橋剤を併用したものはより好ましい。水
溶液型接着剤としては、硬化型樹脂に架橋剤を併用した
エマルジョン系接着剤が好ましい。又、有機溶剤型接着
剤としては、有機溶剤可溶の天然系樹脂を有機溶剤に溶
解したものが好ましい。硬化型樹脂としては、例えばア
クリル酸エステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキ
シ系樹脂、メラミン系樹脂などが挙げられる。有機溶剤
可溶の天然樹脂としては、例えばセラック樹脂、コーパ
ルゴム、ダンマルゴムなどが例示される。架橋剤として
は、例えばイソシアネート系架橋剤、アジリジン系架橋
剤、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂などが挙げられ
る。なお、硬化型樹脂に架橋剤を併用し、その硬化型樹
脂としてエポキシ系樹脂を用いる場合には、架橋剤とし
てエポキシ系樹脂以外の架橋剤を使用する。
【0051】これらの接着剤を使用して粉体をフィルタ
ー基材に接着した場合には、湿度の高い環境で使用した
場合にも粉体が基材から脱離することを効果的に防止す
ることができ、さらには硬化型樹脂もしくはこれに架橋
剤を併用したものは、使用したフィルターを洗浄して再
度使用することも可能となる。シート状基材への粉体の
接着量は1〜100g/m2、特に2〜25g/mであるこ
とが好ましい。1g/m未満では加齢臭の除去が不十分
となり易く、また100g/mを超えると基材への均一
な接着が困難となり、通気性が損なわれやすくなる。本
除臭フィルターは例えば空気清浄器、エアコン、掃除
機、ファンヒーター、除湿機などのエアフィルターに使
用することができる。
【0052】
【実施例】以下、本発明のより具体的な配合例を示す。
いずれも優れた加齢臭抑制効果を示した。配合例1 乳液 ステアリン酸 1.5重量% セチルアルコール 0.5 ミツロウ 2.0 ポリオキシエチレン(10)モノオレイン酸エステル 1.0 メトキシ桂皮酸オクチル 2.0 オウゴン抽出物 0.2 ヒアルロン酸ナトリウム 0.01 ジエタノールアミン 1.5 グリセリン 7.0 イノシット 0.5 エチレンジアミンヒドロキシ三酢酸ナトリウム 0.01 精製水 残 余 <製法>オウゴン抽出物は、オウゴン コガネバナの周
皮を除いた根の細切物500gに精製水500mlを加
え、50℃で60分間抽出し、冷却後、ろ紙で自然濾過
し、精製水を加えて全量を500mlとして調製した。
乳液の調製は常法によった。
【0053】配合例2 化粧水型スプレー 原液処方 パラフェノールスルホン酸亜鉛 2.0 エタノール 90.8 ジエタノールアミン 2.0 1,3−ブチレングリコール 3.0 ミリスチン酸イソプロピル 2.0 サイコ抽出物 0.2 充填処方 原液 50 LPG 50 <製法>サイコ抽出物はミシマサイコの根の細切物50
0gに、精製水500mlを加え、50℃で60分間抽出
し、冷却後、ろ紙で自然濾過し、精製水を加えて全量を
500mlとして調製した。その他は常法によった。
【0054】配合例3 化粧水 グリセリン 4.0 1,3−ブチレングリコール 4.0 エタノール 7.0 ポリオキシエチレン(18)オレイルアルコールエーテル 0.5 クエン酸 0.05 クエン酸ナトリウム 0.1 エチレンジアミン四酢酸三ナトリウム 0.02 ビタミンE 0.5 モノエタノールアミン 1.1 ジヒドロファルネソール 0.1 精製水 残 余 <製法>常法により化粧水を製造した。
【0055】配合例4 乳液 ステアリン酸 1.5 セチルアルコール 0.5 ミツロウ 2.0 ポリオキシエチレン(10)モノオレイン酸エステル 1.0 メトキシ桂皮酸オクチル 2.0 アラニン(抗酸化剤) 0.2 トラネキサム酸 0.5 ヒアルロン酸ナトリウム 0.75 モノエタノールアミン 1.0 グリセリン 7.0 イノシット 0.5 エチレンジアミンヒドロキシ三酢酸ナトリウム 0.01 <製法>常法により乳液を製造した。
【0056】配合例5 化粧水型スプレー 原液処方 パラフェノールスルホン酸亜鉛 2.0 エタノール 90.4 1,3−ブチレングリコール 3.0 ミリスチン酸イソプロピル 2.0 サイコ抽出物 0.2 トラネキサム酸 0.2 充填処方 原液 50 LPG 50 <製法>常法によりスプレーを製造した。
【0057】配合例6 消臭スプレー (1)エタノール 5.0 (2)溶剤 2.0 (3)植物抽出液系消臭剤 2.0 (4)カチオン系界面活性剤 0.5 (5)可溶化剤 0.5 (6)ミント水 1.0 (7)ジエタノールアミン 1.0 (8)pH調整剤 適 量 (9)キレート剤 適 量 (10)イオン交換水 残 部 充填処方 噴射剤 適 量 <製法>エタノールに対し、可溶化剤、ミント水を溶解
し、一方、他の成分をイオン交換水に溶解する。そし
て、エタノールパートを水パートに添加、溶解させた
後、噴射剤とともに容器に充填する。
【0058】配合例7 消臭ミスト エタノール 20.0% ポリオキシラウリルエーテル 5.0 紫外線吸収剤 0.1 キレート剤 適 量 植物抽出物系消臭剤 0.5 ユーカリ油 0.05 ジエタノールアミン 0.5 チオタウリン 0.1 イオン交換水 残 部 <製法>エタノールにポリオキシラウリルエーテル、ユ
ーカリ油を溶解し、他をイオン交換水に溶解し、エタノ
ールパーツを水パーツに添加して溶解させる。
【0059】配合例8 制汗パウダースプレー クロルヒドロキシアルミニウム 0.5 水膨潤性粘土鉱物 0.05 メチルフェニルポリシロキサン 0.1 ジエタノールアミン 1.0 噴射剤 残 部 <製法>常法による。
【0060】配合例9 室内用エアスプレー レモン油 5% エチルアルコール95% 51% スパン85 2 ツイン81 1 ジエタノールアミン 5 プロペラント 36 <製法>常法によりスプレーを製造した。
【0061】配合例10 衣類・フィルター用噴霧組成物 粉体の製造 ジエタノールアミン 1% アスコルビン酸 1 デンプン 8 水 90 <製法>上記ジエタノールアミン、アスコルビン酸、デ
ンプンを水中に十分に溶解・分散させ、この溶液を噴霧
乾燥により微細粒状にして90℃で乾燥させた。この粒
状組成物は、0.5%水溶液にして繊維、フィルターな
どに噴霧し、必要に応じて乾燥して用いる。
【0062】配合例11 衣料用消臭剤 植物抽出液系消臭剤 5.0 ノニオン界面活性剤 1.0 帯電防止剤 0.5 ジエタノールアミン 0.5 イオン交換水 残 部 充填処方 LPG 適 量 <製法>常法により製造した。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる加齢
臭抑制組成物においては、エタノールアミンにより加齢
臭の主成分である不飽和アルデヒドを捕獲することとし
たので、加齢臭の抑制にきわめて効果的である。また、
本発明にかかる加齢臭抑制組成物を皮膚外用剤に用いる
場合に、抗酸化剤ないしリポキシゲナーゼ阻害剤と共用
することにより、加齢臭抑制効果をより高めることがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61L 9/14 A61L 9/14 (72)発明者 土師 信一郎 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 澤野 清仁 神奈川県平塚市西八幡1丁目4番11号 高 砂香料工業株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 4C080 AA04 BB02 CC02 HH03 KK06 LL04 LL09 MM18 MM31 NN14 NN23 4C083 AA082 AA112 AA122 AB222 AB442 AC012 AC072 AC082 AC102 AC122 AC132 AC182 AC242 AC302 AC342 AC352 AC402 AC522 AC541 AC582 AC622 AC792 AD152 AD332 AD662 BB47 BB60 CC02 CC04 CC05 CC23 DD08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エタノールアミンを含む加齢臭抑制組成
    物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の組成物において、エタノ
    ールアミンはジエタノールアミンであることを特徴とす
    る加齢臭抑制組成物。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の組成物において、ジエタ
    ノールアミンは組成物中に0.001〜20.0重量%
    存在することを特徴とする加齢臭抑制組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の組成物
    において、さらに抗酸化剤および/またはリポキシゲナ
    ーゼ阻害剤が配合されていることを特徴とする加齢臭抑
    制組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の組成物
    は、皮膚外用剤であることを特徴とする加齢臭抑制皮膚
    外用剤。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の皮膚外用剤は、全身用シ
    ャンプー又はローションであることを特徴とする加齢臭
    抑制皮膚外用剤。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4記載の組成物は、繊維処理
    用組成物であることを特徴とする加齢臭抑制繊維処理用
    組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜3記載の組成物は、空中散布
    用組成物であることを特徴とする加齢臭抑制空間散布用
    組成物。
  9. 【請求項9】 請求項1〜3記載の組成物は、空気清浄
    器フィルターの処理組成物であることを特徴とする空気
    清浄器フィルター用組成物。
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