JP2001097520A - 樹脂製コンベヤベルト - Google Patents

樹脂製コンベヤベルト

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 糸解れ防止性,柔軟性並びに多量生産性のす
べてを満足できるカットエッジ方式の樹脂製コンベヤベ
ルトを提供する。 【解決手段】 少なくとも一層の芯体帆布と該芯体帆布
の表面を覆うカバー樹脂層とを備えたカットエッジ方式
の樹脂製コンベヤベルトにおいて、該芯体帆布の少なく
とも縦糸をスパーン糸から構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂製コンベヤベル
ト、詳しくはカットエッジ方式の樹脂製コンベヤベルト
に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂製コンベヤベルトは、少なくとも一
層の芯体帆布と該芯体帆布の表面を覆うカバー樹脂層を
備え、主として食品加工原料(例えば菓子、パン類の生
地)の搬送に適用され、サイズ的には、例えばベルト幅
は50〜300mm程度、ベルト長さは1〜5m程度で、
一般的に小さい。従来その製造には、製造効率等を考慮
し、ベルト幅1000mm以上、ベルト長さ100m以上
の長大のベルト原反を一旦製造した後に、所定の寸法に
カットし製品とする、いわゆるカットエッジ方式が採用
されている。このカットエッジ方式に於いては、製品は
ベルト原反から長手方向に切り出されて行き、従って芯
体帆布の縦糸はコンベヤベルトの長手方向に、また横糸
はコンベヤベルトの横幅方向に延出することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】カットエッジ方式の潜
在的問題点として、コンベヤベルトの側断面の糸解れ現
象がある。すなわち、カットエッジ方式では、コンベヤ
ベルトの両側面は、ベルト原反の断面で構成されるた
め、この原反断面で構成されるベルト両側面(以下「側
断面」という)には、芯体帆布の切断面が露出する。コ
ンベヤベルトの側断面は、ベルト走行時に生ずる蛇行、
片寄り等のためにどうしてもコンベヤフレーム等の固定
側部材に接触し擦過され側断面に糸解れ現象を生ずる。
【0004】従来、上記問題点を解決するために、
(イ)カバー樹脂層をベルト側断面に焼き付けて芯体帆
布の切断面の露出を防止する方法、(ロ)2層の芯体帆
布のベルト構造の場合、下層芯体帆布層を、例えば10
mm程度削り取り、上層帆布を折り曲げて上面カバーを側
断面とする方法、などの対策がとられているが、いずれ
の方法においても、多大の工数を必要とし、多量生産に
適していない。
【0005】この場合、例えば特開平10−29773
0号公報に於いて提案されているように、芯体帆布の接
着処理時のディピング処理回数を増やし接着剤の目付量
を増大させるようにすれば、上記(イ)及び(ロ)の問
題点を一応解消できる。
【0006】ところが、ディピング処理回数の増加は、
ディピング処理工程の時間延長につながり、生産性を低
下させる。また、本発明者等の実験によると、芯体帆布
への接着剤目付量の増大は、糸解れ防止にある程度効果
があるかもしれないが、目付量の増大によってベルトの
柔軟性への悪影響が認められ、食品用途で特に要求され
る小プーリ、ナイフエッジ使用には、適していないこと
が判明した。
【0007】そこで、本発明は、糸解れ防止性、及び柔
軟性、並びに多量生産性のすべてを満足できるカットエ
ッジ方式の樹脂製コンベヤベルトを提供することを課題
としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
一掃するべく鋭意研究を重ねた結果、芯体帆布の少なく
とも縦糸(ベルト長手方向に延出する糸)をスパン糸か
ら構成するときは、上記問題点を悉く解消し得ることを
見出し、ここに本発明を完成し得るに至ったものであ
る。
【0009】すなわち、本発明は、少なくとも一層の芯
体帆布と該芯体帆布の表面を覆うカバー樹脂層とを備え
たカットエッジ方式の樹脂製コンベヤベルトにおいて、
該芯体帆布の少なくとも縦糸をスパーン糸から構成した
ことを特徴とする樹脂製コンベヤベルトに係る。
【0010】本発明の好ましい一実施態様によれば、芯
体帆布を無接着性ウレタン溶液を適用してディピング処
理することができる。この場合、無接着性ウレタン溶液
は少なくとも20%の固形分濃度(固形分濃度の「%」
は、「重量%」を意味する)を有していることが好まし
く、1〜2回のディピング回数によって少なくとも50
g/m2の目付量が得られる。ディピング液として無接
着性ウレタン溶液を使用するときは、ディピング処理後
の芯体帆布上にプライマー層を介しカバー樹脂層が形成
することが好ましい。プライマー層の形成には、接着性
ウレタン溶液をディピング法、コーティング法等のもと
に適用することができる。
【0011】尚、ウレタン溶液には、大別して、分子末
端基が−OH基のポリウレタンを溶剤に溶解した単なる
ウレタン溶液と、接着性の改善された、いわゆる接着性
ウレタン溶液の2種類がある。接着性ウレタン溶液は、
分子末端に−OH基を有するポリウレタンを溶剤に溶解
させたポリウレタン溶液と、メチレンジイソシアネート
(MDI)、トルエンジイソシアネート(TDI)等の
イソシアネート化合物とを混合して−OH基と−NCO
を化学結合させたものである。本明細書において、「無
接着性ウレタン溶液」は前者の意味で、また「接着性ウ
レタン溶液」は後者の意味で用いられている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を添付
図面に基づき説明する。図1はカットエッジ方式により
得られた本発明樹脂製コンベヤベルトの側断面の構成を
示し、1はカバー樹脂層、2は芯体帆布、3は中間接着
層を示し、その基本的な構成並びに製造法は従来品と実
質的に異なるところがない。尚、図では芯体帆布2を2
層設けた場合が示されているが、芯体帆布2は1層であ
ってもよく、この場合には、中間接着層3を設ける必要
はない。また、芯体帆布2は、図示した2層のみなら
ず、3層以上でもよい。
【0013】本発明は上記構成の樹脂製コンベヤベルト
に於いて、芯体帆布2の縦糸2aを特にスパン糸から構
成したことを特徴としている。スパン糸は短繊維の絡合
により構成されているので、一般的傾向としてフィラメ
ント糸に比べ嵩高く(見かけ比重小)、空隙率が高いの
で、ディピング処理時において、ディピング液を含浸さ
せやすくなる。
【0014】そして、芯体帆布2の主構成要素である縦
糸2aをスパン糸から構成することにより、原反ベルト
製造時における芯体帆布のディピング処理回数を、例え
ば1〜2回程度に減らすことができることに加え、目付
量(ディピング処理液中の固形成分の付着量)を増大さ
せることが可能になる。ディピング処理回数の低減は、
生産性向上につながり、目付量の増大は、ベルトコンベ
ヤの側断面に於ける糸解れ防止効果の向上につながる。
また縦糸2aを構成するスパン糸は糸構成から柔軟性に
優れているので、目付量の増大よるベルトコンベヤの柔
軟性低下傾向を補うことができ、目付量増大に拘わらず
柔軟性に富む樹脂製コンベヤベルトを提供できる。以
下、本発明の構成を更に詳しく説明する。
【0015】本発明に於いて、芯材帆布2の縦糸2aは
スパン糸から構成されていることが必要であり、その太
さは、芯材帆布の厚み等によって適宜選択決定すればよ
く、例えば、10〜30番手、通常は20〜30番手程
度の太さのものが使用される。スパン糸の本数及び撚り
回数は常法に従えばよく、特に制限はないが、撚り本数
及び撚り回数があまり大きくなると、スパン糸としての
嵩高性が低下傾向になるので、撚り本数は10〜50本
/cm、撚り回数は20〜60回/10cm程度が適当で
ある。スパン糸を構成する短繊維としては、例えば、2
5〜35mm程度の長さのポリエステル繊維、ポリアミド
繊維などを使用することができる。
【0016】芯体帆布2に於いて、帆布の全ボリューム
に占める横糸2bの割合は縦糸2aに比べ小さく、帆布
の含浸性,柔軟性等の改善に寄与する度合いは無視でき
るほど小さい。従って横糸2bとしては、スパン糸、フ
ィラメント糸、モノフィラメント糸等、特に制限はな
い。
【0017】芯体帆布2のディピング処理には、ウレタ
ン溶液、その他芯体帆布の処理に使用されている各種の
ディピング液を適用でき、例えば、接着性又は無接着性
ウレタン溶液を適用できる。ディピング液の固形分濃度
は広い範囲から選択でき、例えば、無接着性ウレタン溶
液及び接着性ウレタン溶液の場合に於いては、通常20
〜35%程度の固形分濃度を有するものが使用される
が、必ずしもこの範囲に制限されるものでない。
【0018】原反ベルトの製造に際し、芯材帆布2は原
反の状態で、上記ディピング液、例えば無接着性ウレタ
ン溶液又は接着性ウレタン溶液に浸漬され、ディピング
処理を受ける。このディピング処理により、原反帆布の
繊維組織内に、上記溶液中の固形分が含浸付着される。
【0019】本発明に於いて、芯体帆布2(原反帆布)
の縦糸2aは、スパン糸から構成されているので、少な
いディピング回数で多量の固形成分の含浸付着(目付
量)が可能になる。スパン糸は短繊維の絡合によって構
成されるという糸構成の特徴から比較的嵩高く、従って
空隙率が比較的高く、ウレタン溶液をより多く含浸させ
やすいという特性を備えている。従って、例えば、固形
分濃度20%のディピング液(例えば、無接着性又は接
着性ウレタン溶液)を使用するときは1〜2回程度のデ
ィピング処理回数で目付量50g/m2以上という目付
量の大きい含浸処理済み原反帆布を得ることできる。
【0020】ディピング回数の低減は生産性向上につな
がり、目付量の増大は、ベルトコンベヤの側断面におけ
る解れ防止効果の向上につながり、特に目付量が50g
/m 2以上の時は、好結果が得られる。目付量の増大
は、従来技術の説明の項で述べたように、ベルト側断面
における解れ防止に効果がある反面、ベルトの柔軟性に
悪影響を与えるという二律背反的な問題を有している。
【0021】本発明に於いては、縦糸2aとして用いる
スパン糸は短繊維の絡合という糸構成から比較的柔軟性
に優れ、この柔軟性によって、目付量増大による芯体帆
布2の柔軟性低下傾向をある程度補うことができる。ま
た、目付量増大による芯体帆布の柔軟性低下傾向の防止
には、ウレタン溶液、とりわけ無接着性ウレタン溶液
(ディピング処理)の適用が、より一層効果がある。す
なわち、従来一般にディピング液として使用されている
接着性ポリウレタン溶液は溶剤を揮散させた状態では、
接着性という機能面からどうしても柔軟性に欠けること
になるが、無接着性ウレタン溶液は固形成分のポリウレ
タンが比較的柔軟性に優れることから、目付量増大によ
るコンベヤベルトの柔軟性低下傾向の抑止に効果があ
る。
【0022】ディピング液として無接着性ウレタン溶液
を使用する場合には、芯材帆布2と該帆布2上に形成さ
れるカバー樹脂層1との接着のためにプライマー処理を
施すことが好ましい。プライマー処理には、例えば、接
着性ウレタン溶液を適用でき、ディピング手段、コーテ
ィング手段等を適用してプライマー層(図示せず)を形
成すればよい。
【0023】このようにして得られたディピング処理済
み原反帆布(図示せず)上に常法、例えば溶融押出しラ
ミネート手段を適用してカバー樹脂層1を形成すること
により原反ベルトが得られる。カバー樹脂層1は、熱可
塑性樹脂、例えばポリウレタン、ポリ塩化ビニル、オレ
フィン系エラストマーなどから構成される。得られたベ
ルト原反を、常法に従い、所定サイズに裁断することに
より、いわゆるカットエッジ方式の樹脂製ベルトコンベ
ヤを得ることができる。
【0024】以下、各種実験例を挙げ、本発明を更に詳
しく説明する。図1に示す4層構成のカットエッジ方式
の樹脂コンベヤにおいて、芯体帆布の縦糸をフィラメン
ト糸から構成した場合とスパン糸から構成した場合の目
付量、柔軟性及び糸解れ長さを比較する実験を行った。
比較試験に供した試料、試験方法及び試験結果は次の通
りである。
【0025】(1)試料の層構成及び織り密度 カバー樹脂層1…ポリウレタン 厚み0.2mm 芯体帆布の縦糸(ポリエステルモノフィラメント糸)…
……1000デニール17本/cm 芯体帆布の縦糸(ポリエステルスパン糸)………20番
手 28本/cm 中間層……ポリウレタン 厚み0.2mm
【0026】(2)試験方法 (イ)柔軟性試験 図2の(a)に示すように、25mm×18.8mmのベル
ト試料から直径60mmの円筒体aを構成し、直径が40
mmまで撓むに必要な荷重Fを測定し、柔軟性の目安とし
た。 (ロ)側断面解れ試験 (i)図3の(a)に示すようにベルト試料bの側断面
cは該試料b(芯体帆布)の縦糸dに対し5度の角度を
付け、擦過により解れが生じやすい形状とする。 (ii)試験方法 図3の(b)及び(c)に示すように、上記ベルト試料
b(100mm(横幅)×314mm(長さ))を、ベル
ト試料の長さに相当する円周長の駆動プーリeにリング
状に巻き付け固定し、側断面cは駆動プーリeの一端側
より外方へはみ出させ、該側断面cに、擦過材としての
ヤスリ部材fを0.5kgの荷重で押しつけながら駆動プ
ーリfの外周面を100m/分の周速度で回転させ、2
4時間経過後のベルト試料bの側断面cの縦糸の解れ長
さを測定した。
【0027】(3)試験結果 〔実験例1〕
【表1】
【0028】実験例1はディピング液とし接着性ウレタ
ン液(トリイソシアネート化合物を8PHR添加したも
の(固形分濃度20%))を使用した場合の一例を示し
ている。表1から明かなように、スパン糸の場合には、
3回のディピング処理で得られる目付量56g/m2
フィラメント糸の5回のディピング処理で得られる28
gの2倍に相当し、少ないディピング回数で大きな目付
量が得られることが判る。また柔軟性については、フィ
ラメント糸の場合には目付量が28g/m2の場合で9
00gであり柔軟性への悪影響が比較的大きいのに対
し、スパン糸の場合には目付量が32gとフィラメント
糸の場合より大きくなっているに拘わらず柔軟性を示す
数値は710gとフィラメント糸の900gよりも小さ
く、スパン糸が目付量増大による柔軟性低下傾向を補っ
ていることが判る。
【0029】〔実験例2〕
【表2】
【0030】実験例2はディピング液として固形分濃度
20%の無接着性ウレタン溶液を使用した場合の一例を
示し、目付量は上記ウレタン液による所定回数のディピ
ング処理を行った後に帆布との重量差を目付量とした。
スパン糸の場合、固形分濃度20%のウレタン溶液を適
用した場合には、1回のディピング処理によって56g
/m2の目付量が得られ、また目付量が56g/m2の場
合、糸解れの発生は見られない。従って、固形分濃度2
0%のウレタン溶液を使用した場合には、単に1回のデ
ィピング処理によって側断面の解れを防止することが可
能になる。本発明者等の実験によると、少なくとも50
g/m2の目付量がある場合には、側断面の解れ防止に
効果があることが確認されている。また柔軟性について
はスパン糸の場合には、目付量が56〜72g/m2
大きいに拘わらず、柔軟性を示す数値は200〜240
gであり、柔軟性に優れていることが判る。因みに、ナ
イフエッジ使用でのベルト柔軟性限界としては実験的に
は一応250g程度が目安となっている。縦糸としてス
パン糸を使用し、且つディピング液として無接着性ウレ
タン溶液を使用することにより、単に1〜2回のディピ
ング処理によって糸解れの防止に必要な目付け量50g
/m2以上が得られ、しかもこのように大きな目付量を
有しているに拘わらず、ナイフエッジ使用の柔軟性限界
の数値である250g以下という要件を満足でき、先に
述べた二律背反的な問題を解決することが可能になる。
尚、本実験例において、接着性ウレタン溶液を使用して
カバー樹脂層との接着のためのプライマー処理を行っ
た。
【0031】〔実験例3〕
【表3】
【0032】無接着性ウレタン溶液として固形分濃度2
5%を使用した場合の実験例であり、その結果は、1回
のディピング処理によって得られる目付量が大きくなっ
ている以外は、実験例2と実質的に異なるところがな
い。
【0033】〔実験例4〕
【表4】
【0034】ウレタン溶液として固形分濃度30%を使
用した場合の実験例であり、その結果は、1回のディピ
ング処理によって得られる目付量が大きくなっている以
外は、実験例2及び3と実質的に異なるところがない。
【0035】
【発明の効果】本発明は、上記構成により、糸解れ防止
性,柔軟性並びに多量生産性のすべてを満足できるカッ
トエッジ方式の樹脂製コンベヤベルトを提供することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示すコンベヤベルトの
側断面の概略説明図である。
【図2】 柔軟性試験の説明図である。(a)は、荷重
前の状態、(b)は荷重後の状態を示す。
【図3】 糸解れ試験の説明図である。(a)は、試験
ベルトの平面図、(b)は、プーリーに巻き付け、ヤス
リを押し付けた状態の試験ベルトを断面で表した図、
(c)は、同状態の試験ベルトを側断面側から見た図を
示す。
【符号の説明】
1…カバー樹脂層、2…芯体帆布、3…中間層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一層の芯体帆布と該芯体帆布
    の表面を覆うカバー樹脂層とを備えたカットエッジ方式
    の樹脂製コンベヤベルトにおいて、該芯体帆布の少なく
    とも縦糸をスパーン糸から構成したことを特徴とする樹
    脂製コンベヤベルト。
  2. 【請求項2】 芯体帆布が無接着性ウレタン溶液を適用
    してディピング処理されていることを特徴とする請求項
    1記載の樹脂製コンベヤベルト。
  3. 【請求項3】 無接着性ウレタン液が少なくとも20%
    の固形分濃度を有していることを特徴とする請求項2記
    載の樹脂製コンベヤベルト。
  4. 【請求項4】 芯体帆布のディピング回数が1〜2回で
    あり、芯体帆布に対するウレタンの目付量が少なくとも
    50g/m2であることを特徴とする請求項2又は3記載
    の樹脂製コンベヤベルト。
  5. 【請求項5】 ディピング処理後の芯体帆布上にプライ
    マー層を介しカバー樹脂層が形成されていることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載の樹脂製コンベヤ
    ベルト。
  6. 【請求項6】 プライマー層の形成に、接着性ウレタン
    溶液を適用することを特徴とする請求項5記載の樹脂製
    コンベヤベルト。
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