JP2001096851A - 印刷システム、印刷装置、ホスト装置、これらの制御方法、および、情報記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホスト装置から印刷装置の電源管理をするの
に好適な印刷システム、印刷装置、ホスト装置、これら
の制御方法、および、情報記録媒体を提供する。 【解決手段】 印刷システム１０１のホスト装置１０３
は、印刷装置１０２へ印刷データと電源オフコマンドと
を含む指令を送信する。印刷装置１０２は、ホスト装置
１０３が送信した指令を受信し、受信された指令が電源
オフコマンドである場合、印刷装置１０２の印刷ヘッド
のメンテナンス処理などの停止処理を行ってから印刷装
置１０２への電源供給の停止処理を行い、受信された指
令を指令格納部に記憶し、記憶された指令を順に読み出
して、当該読み出された指令が印刷データである場合、
印刷データに対応する文字または図形を印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、印刷システム、印
刷装置、ホスト装置、これらの制御方法、および、これ
らを実現するプログラムを記録した情報記録媒体に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来から、プリンタなどの印刷装置に対
してコンピュータなどのホスト装置から指令を送信し
て、印刷装置に文字や図形を印刷させたり、印刷の体裁
を整えたり、印刷装置自体の設定を行ったりする印刷シ
ステムが広く使用されている。

【０００３】一方で、印刷のコストを低減するため、イ
ンクジェット印刷ヘッドなどが普及しつつある。インク
ジェット印刷ヘッドなど、印刷の方式によっては、印刷
装置の電源をオンにしたときや電源をオフにしたとき
に、印字品質を維持するために、印字ヘッドのクリーニ
ング処理が必要なものがある。クリーニング処理は、印
字ヘッドのノズル内の増粘したインクを排出したり、ノ
ズル表面の異物を払拭したりすることによって行われ、
メンテナンス処理とも呼ばれている。

【０００４】たとえば、インクジェット印刷ヘッドで
は、インクがノズル内に残留して乾燥し増粘した場合、
ノズルがつまったりインクの出が悪くなったりすること
がある。したがって、このような印刷装置では、動作中
に主電源を直接スイッチでオン・オフすることは望まし
くない。

【０００５】すなわち、増粘したインクが印刷ヘッドの
ノズルに残留した状態になってしまうと、大量のインク
を使ったクリーニング処理が必要になるため、電源をオ
フにするときには、所定のメンテナンス処理を行うこと
が望ましい。

【０００６】また、店舗などでＰＯＳ（Point Of Sale
s）端末として使用される場合、印刷装置の電源のオン
・オフは、店員に直接行わせたくはない場合も多い。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】したがって、ホスト装
置から印刷装置の電源を管理して、印刷装置の電源をオ
フにする場合に、印刷装置に確実に停止処理を行わせる
ことができるような印刷システムが強く望まれている。

【０００８】また、印刷装置のスイッチを直接操作する
のではなく、ホスト装置からの指令により印刷装置の電
源供給の停止が指示できるような印刷システムに対する
要望も大きい。

【０００９】一方、印刷装置に通常モードと省電力モー
ドの２種類の動作モードがある場合、電源供給全体を停
止するのではなく、省電力モードへ移行するだけで十分
なことがあり、このような要望にも対応する必要があ
る。

【００１０】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、ホスト装置から印刷装置の電源管
理をするのに好適な印刷システム、印刷装置、ホスト装
置、これらの制御方法、および、これらを実現するプロ
グラムを記録した情報記録媒体を提供することを目的と
する。

【００１１】

【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明の原理にしたがって、下記の発明を開示す
る。

【００１２】本発明の印刷システムは、印刷装置と、こ
れに接続されるホスト装置と、を備える。

【００１３】ホスト装置は、印刷装置へ印刷データと電
源オフコマンドとを含む指令を送信する。

【００１４】印刷装置は、ホスト装置が送信した指令を
受信し、受信された指令が電源オフコマンドである場
合、印刷装置の停止処理を行ってから印刷装置への電源
供給の停止処理を行い、受信された指令を指令格納部に
記憶し、記憶された指令を順に読み出して、当該読み出
された指令が印刷データである場合、印刷データに対応
する文字または図形を印刷するように構成する。

【００１５】また、本発明の印刷システムの印刷装置
は、設定情報を不揮発に記憶する設定記憶部を備え、受
信された指令が電源オフコマンドである場合、記憶され
た設定情報が特定条件を満たせば、印刷装置の停止処理
を行ってから印刷装置への電源供給の停止処理を行うよ
うに構成することができる。

【００１６】また、本発明の印刷システムの印刷装置の
停止処理は、印刷装置の印刷ヘッドのメンテナンスを含
むように構成することができる。

【００１７】また、本発明の印刷システムの印刷装置へ
の電源供給の停止処理には、印刷装置を通常モードから
省電力モードに移行させることを含むように構成するこ
とができる。

【００１８】また、本発明の印刷システムの印刷装置
は、印刷装置が通常モードか省電力モードかを表示する
ように構成することができる。

【００１９】また、本発明の印刷システムのホスト装置
は、ユーザがホスト装置に対する作業終了の指示を入力
した場合、印刷装置に電源オフコマンドを送信するよう
に構成することができる。

【００２０】また、本発明の印刷システムのホスト装置
は、ホスト装置に対する電源供給と連動して印刷装置に
電源を供給するように構成することができる。

【００２１】本発明の印刷装置は、ホスト装置に接続さ
れ、受信部と、電源供給停止部と、指令格納部と、印刷
部と、を備えるように構成する。

【００２２】ここで、受信部は、ホスト装置が送信した
指令を受信する。

【００２３】電源供給停止部は、受信された指令が電源
オフコマンドである場合、印刷装置の停止処理を行って
から印刷装置への電源供給の停止処理を行う。

【００２４】指令格納部は、受信された指令を記憶す
る。

【００２５】印刷部は、記憶された指令を順に読み出し
て、当該読み出された指令が印刷データである場合、印
刷データに対応する文字または図形を印刷する。

【００２６】また、本発明の印刷装置は、設定記憶部を
さらに備えるように構成することができる。

【００２７】ここで、設定記憶部は、設定情報を不揮発
に記憶する。

【００２８】電源供給停止部は、受信された指令が電源
オフコマンドである場合、記憶された設定情報が特定条
件を満たせば、印刷装置の停止処理を行ってから印刷装
置への電源供給の停止処理を行う。

【００２９】また、本発明の印刷装置の停止処理は、印
刷部のメンテナンス処理を含むように構成することがで
きる。

【００３０】また、本発明の電源供給停止部は、印刷装
置を通常モードから省電力モードに移行させることによ
り、印刷装置への電源供給の停止処理を行うように構成
することができる。

【００３１】また、本発明の印刷装置は、表示部をさら
に備えるように構成することができる。

【００３２】ここで、表示部は、通常モードか省電力モ
ードかを表示する。

【００３３】本発明のホスト装置は、印刷装置に接続さ
れ、送信部と、入力受付部と、制御部と、を備えるよう
に構成する。

【００３４】ここで、送信部は、印刷装置へ印刷データ
と電源オフコマンドとを含む指令を送信する。

【００３５】入力受付部は、ユーザからの入力を受け付
ける。

【００３６】制御部は、受け付けられた入力が作業終了
の指示である場合、送信部に電源オフコマンドを送信さ
せる。

【００３７】また、本発明のホスト装置は、電源供給部
をさらに備えるように構成することができる。

【００３８】ここで、電源供給部は、ホスト装置に対す
る電源供給と連動して印刷装置に電源を供給する。

【００３９】本発明の制御方法は、ホスト装置に接続さ
れる印刷装置を制御し、受信工程と、電源供給停止工程
と、指令格納工程と、印刷工程と、を備えるように構成
する。

【００４０】ここで、受信工程では、ホスト装置が送信
した指令を受信する。

【００４１】電源供給停止工程では、受信された指令が
電源オフコマンドである場合、印刷装置の停止処理を行
ってから印刷装置への電源供給の停止処理を行う。

【００４２】指令格納工程では、受信された指令を指令
格納部に記憶する。

【００４３】印刷工程では、記憶された指令を順に読み
出して、当該読み出された指令が印刷データである場
合、印刷データに対応する文字または図形を印刷する。

【００４４】また、本発明の印刷装置の制御方法におい
て、印刷装置は、設定情報を不揮発に記憶する設定記憶
部を備え、電源供給停止工程では、受信された指令が電
源オフコマンドである場合、記憶された設定情報が特定
条件を満たせば、印刷装置の停止処理を行ってから印刷
装置への電源供給の停止処理を行うように構成すること
ができる。

【００４５】また、本発明の印刷装置の制御方法におい
て、印刷装置の停止処理は、印刷部のメンテナンス処理
を含むように構成することができる。

【００４６】また、本発明の印刷装置の制御方法の電源
供給停止工程は、印刷装置を通常モードから省電力モー
ドに移行させることにより、印刷装置への電源供給の停
止処理を行うように構成することができる。

【００４７】また、本発明の印刷装置の制御方法は、さ
らに表示工程を備えるように構成することができる。

【００４８】ここで、表示工程は、印刷装置が通常モー
ドか省電力モードかを表示する。

【００４９】本発明の制御方法は、印刷装置に接続さ
れ、印刷装置へ印刷データと電源オフコマンドとを含む
指令を送信する送信部を備えるホスト装置を制御し、入
力受付工程と、制御工程と、を備えるように構成する。

【００５０】ここで、入力受付工程では、ユーザからの
入力を受け付ける。

【００５１】制御工程では、受け付けられた入力が作業
終了の指示である場合、送信部に電源オフコマンドを送
信させる。

【００５２】本発明の印刷システム、印刷装置、ホスト
装置、これらの制御方法を実現するプログラムをコンパ
クトディスク、フロッピーディスク、ハードディスク、
光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気テー
プ、半導体メモリなどの情報記録媒体に記録することが
できる。

【００５３】本発明の情報記録媒体に記録されたプログ
ラムを、印刷装置やホスト装置が備えるＣＰＵ（Centra
l Processing Unit；中央処理ユニット）などの制御装
置で実行することにより、上記の印刷システム、印刷装
置、ホスト装置、これらの制御方法を実現することがで
きる。

【００５４】また、これらの装置とは独立して、本発明
のプログラムを記録した情報記録媒体を配布、販売する
ことができる。

【００５５】

【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を説明
する。なお、以下に説明する実施形態は説明のためのも
のであり、本願発明の範囲を制限するものではない。し
たがって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要
素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用するこ
とが可能であるが、これらの実施形態も本願発明の範囲
に含まれる。

【００５６】（第１の実施形態）図１は、本発明の印刷
システムの第１の実施形態の概要構成を示す模式図であ
る。以下、図１を参照しながら説明する。

【００５７】印刷システム１０１は、印刷装置１０２
と、これを制御するホスト装置１０３とを備える。ホス
ト装置１０３は、印刷装置１０２に対して通信線１０４
を介して指令を送信する。印刷装置１０２は、ホスト装
置１０３が送信した指令を受信して、その指令を解釈
し、文字や図形を紙やフィルムなどに印刷したり、印刷
の体裁を整えたり、印刷装置１０２自体の設定を変更し
たりする。

【００５８】また、本実施形態では、ホスト装置１０３
が外部機器に電源を供給するための電源コネクタ（図示
せず）を備えており、この電源コネクタから電源供給線
１０５が印刷装置１０２に接続されている。この電源コ
ネクタは、ホスト装置１０３の電源供給と連動させるこ
とができる。この場合、ホスト装置１０３の電源がオフ
になると、印刷装置１０２の電源スイッチを一切操作し
なくとも、印刷装置１０２に対する電源の供給をすべて
停止することができる。

【００５９】なお、通信線１０４は、有線ケーブルのほ
か、無線ＬＡＮ（Local Area Network）や電話線、赤外
線通信などの通信手段によってもよい。

【００６０】（印刷装置の実施形態）図２は、印刷シス
テム１０１の印刷装置１０２の概要構成を示す模式図で
ある。なお、図２において、上述の図と同じ機能を果た
す要素には同じ符号を付してある。

【００６１】印刷装置１０２は、ＣＰＵ ２０１によっ
て制御される。電源供給コネクタ２０２から供給された
電源は、電源コントローラ２０３によって制御管理され
る。電源供給コネクタ２０２と電源コントローラ２０３
の間の電源供給線の途中には主スイッチ２０４が接続さ
れており、印刷装置１０２全体のこれを切れば、電源を
完全にオフにすることができる。

【００６２】印刷装置１０２は、印刷ヘッド、紙送り機
構、プラテン、用紙カッターなどの印刷機構２０５を駆
動して、紙やフィルムなどに文字や図形を印刷する。

【００６３】ＣＰＵ ２０１には、副スイッチ２１１が
接続されており、副スイッチ２１１をオフにすると、Ｃ
ＰＵ ２０１は、印刷機構２０５内の印刷ヘッドのメン
テナンス処理を実行してから、電源コントローラ２０３
を制御して、電源コントローラ２０３による電源供給を
停止させる。なお、電源コントローラからは、ＣＰＵ２
０１や印刷機構２０５に対して電源が供給されている
が、図の理解を容易にするため、図２中では、この電源
供給線の図示を省略している。

【００６４】印刷装置１０２は、ホスト装置１０３とイ
ンターフェース２０６を介して接続されており、ＣＰＵ
２０１は、インターフェース２０６が受信した指令に
したがって、印刷機構２０５を駆動する。

【００６５】インターフェース２０６が指令を表すデー
タの受信を検出すると、ＣＰＵ ２０１に対して割り込
みを発生させる。ＣＰＵ ２０１は、そのときの制御の
流れから受信割り込み処理に制御を移行して、検出され
た指令データをインターフェースに受信させ、当該デー
タがリアルタイムコマンドである場合には、これに対応
する処理を実行し、受信したデータをＲＡＭ（Random A
ccess Memory）２０７内の受信バッファに記憶させて、
受信割り込み処理を終了する。リアルタイムコマンドと
は、データ受信時にリアルタイムに実行するコマンドで
あり、本発明における電源オフコマンドはリアルタイム
コマンドとして実装される。

【００６６】一方、ＣＰＵ ２０１は、通常処理とし
て、受信バッファに記憶された指令データを順に読み出
し、その指令データにしたがって、文字や図形を印刷し
たり、印刷の体裁を整えたり、印刷装置１０２の設定を
変更したりする。このように、ここで解釈される指令を
通常コマンドと呼ぶ。また、指令データがリアルタイム
コマンドである場合には、当該指令データを読み飛ば
す。

【００６７】文字や図形を印刷する際には、ＲＯＭ（Re
ad Only Memory）２０８に記憶されたフォント情報を用
いて、ＲＡＭ ２０７内のラインバッファに印刷イメー
ジを展開する。展開された印刷イメージが１行分に達し
たり、改行指令に出会った場合に、当該ラインバッファ
内の印刷イメージにしたがって印刷機構２０５を駆動す
る。

【００６８】ディップスイッチ２０９は、印刷装置１０
２の各種の設定を行う。動作ランプ２１０は、各種の色
で点灯したり、点滅することにより、現在の動作状態を
ユーザに知らせる。

【００６９】フラッシュＥＥＰＲＯＭ（Electrically E
rasable Programmable ROM）２１２には、印刷装置の各
種設定のほか、印刷ヘッドの駆動回数、インクの使用量
などのメンテナンス情報や、ＦＩＳＣＡＬなどの会計情
報を不揮発に記憶させることができる。

【００７０】指令の形式としては、 ＰＯＳ端末用に設
けられた公知の印刷指令体系を採用することができる。
なお、以下の説明では、理解を容易にするため、以下の
ような指令を用いて説明する。0xは、十六進数を意味す
る接頭辞である。

【００７１】・0x0A 改行する。通常コマンド。 ・0x20〜0x7e そのＡＳＣＩＩコードの文字を印刷す
る。通常コマンド。 ・0x10 0x14 0x02 0x01 0x08 電源オフコマンドであ
る。リアルタイムコマンド。

【００７２】一般にＰＯＳ端末用に設けられた印刷指令
体系では、これ以外の指令も用意されている。たとえ
ば、印刷装置１０２の現在のステータスを送信させた
り、印刷装置１０２がＰＯＳ端末の銭箱を備える場合に
これを開くリアルタイムコマンドや、画像イメージを印
刷させる通常コマンドなどである。これらの指令を実装
した実施形態も本発明の範囲に含まれる。

【００７３】ここで、インターフェース２０６は受信部
として機能し、電源コントローラ２０３は、ＣＰＵ ２
０１と共働して電源供給停止部として機能し、ＲＡＭ
２０７は指令格納部として機能し、印刷機構２０５は、
ＣＰＵ ２０１と共働して印刷部として機能する。

【００７４】（受信割り込み処理）図３は、印刷装置１
０２で実行される受信割り込み処理の制御の流れを示す
フローチャートである。受信割り込み処理は、指令デー
タが送信されていることをインターフェース２０６が検
知したことを契機に、後述する通常処理に割り込む形式
で開始される。この割り込みは、指令データが１バイト
送信されるたびに発生する。

【００７５】まず、ＣＰＵ ２０１は、インターフェー
ス２０６に指令データを１バイト受信させる（ステップ
Ｓ３０１）。

【００７６】次に、ＣＰＵ ２０１は、受信した指令デ
ータの値にしたがって、印刷装置１０２の受信状態を次
の受信状態に遷移させ（ステップＳ３０２）、その状態
遷移に伴う処理を実行する（ステップＳ３０３）。

【００７７】印刷装置１０２の受信状態は、図４に示す
ような状態遷移図によって表すことができる。現在の受
信状態は、ＲＡＭ ２０７内に記憶されており、遷移の
度に記憶される値（図４の実施形態ではＡ〜Ｅ等）が更
新される。

【００７８】図４に示すように、受信状態Ａは、通常コ
マンドの列を受信しつつあることを示す状態であり、そ
れ以外の状態は、現在リアルタイムコマンドを受信中で
あることを示す状態である。

【００７９】受信状態Ａのときに、0x0A（改行）や0x20
〜0x7e（ＡＳＣＩＩ文字印刷）のような通常コマンドを
受信すると、受信状態Ａに移行する。

【００８０】一方、受信状態Ａのときに、リアルタイム
コマンドの先頭の指令データ0x10を受信すると、受信状
態Ｂに移行する。

【００８１】受信状態Ｂのときに、0x14を受信すると受
信状態Ｃに移行する。受信状態Ｃのときに、0x02を受信
すると受信状態Ｄに移行する。受信状態Ｄのときに、0x
01を受信すると受信状態Ｅに移行する。受信状態Ｅのと
きに、0x08を受信すると、受信状態Ａに移行するととも
に、後述する電源停止処理を実行する。

【００８２】この状態遷移図は、ＲＯＭ ２０８内に記
憶しておいてもよいし、プログラムの形式で表現しても
よい。

【００８３】これらの状態遷移は、通常コマンドやリア
ルタイムコマンドの種類に応じて変更することができ、
変更した実施形態も本発明の範囲に含まれる。たとえ
ば、受信状態Ｂ〜Ｅで、上記の指令データ以外のデータ
を受信した場合には、同様の図示しない受信状態に移行
したり、移行に伴う処理を実行したり、受信状態Ａに移
行するように、状態遷移を定義することができる。

【００８４】状態遷移と、これに伴う処理とを実行した
ら、受信した１バイトの指令データを受信バッファに記
憶させ（ステップＳ３０４）、本処理を終了する。

【００８５】（電源停止処理）図５は、印刷装置１０２
で実行される電源停止処理の制御の流れを示すフローチ
ャートである。

【００８６】まず、ＣＰＵ ２０１は、動作ランプ２１
０を点滅させ（ステップＳ５０１）、電源停止処理を開
始したことをユーザに通知する。

【００８７】次に、ＣＰＵ ２１０は、印刷機構２０５
の印字ヘッドのメンテナンス処理を実行する（ステップ
S502）。メンテナンス処理は、印字停止やクリーニング
中断処理を行い、最後に印刷ヘッドを移動させるキャリ
ッジを所定の位置に移動させてロックして終了する。

【００８８】ついで、ＣＰＵ ２１０は、フラッシュＥ
ＥＰＲＯＭ ２１２に印刷装置１０２の各種設定値、イ
ンクの使用量や残量、印刷ページ数、行数、文字数など
の各種カウント値、プリンタの状態などを保存する（ス
テップＳ５０３）。

【００８９】さらに、ＣＰＵ ２１０は、動作ランプ２
１０を点灯させ（ステップＳ５０４）、電源停止処理の
主要部分が終了したことをユーザに通知する。

【００９０】この後、ＣＰＵ ２１０は、インターフェ
ース２０６を介して、ホスト装置１０３に、電源停止処
理の主要部分が終了し、印刷装置１０２本体の電源を所
定時間経過後（たとえば１０秒）にオフにすることを通
知する（ステップＳ５０５）。通知の際には、たとえば
以下のようなデータを送信する。

【００９１】・0x3b 0x30 0x00 最後に、ＣＰＵ ２１０は、電源コントローラ２０３に
より、印刷装置１０２に対する電源供給を停止させる
（ステップＳ５０６）。電源コントローラ２０３は、所
定時間経過後に印刷装置１０２に対する電源供給を停止
する。

【００９２】このように、ホスト装置１０３から送信さ
れた電源オフコマンドによって印刷装置１０２の電源を
オフにすることができるため、ユーザは、主スイッチ２
０４を操作する必要はない。業務形態によっては、主ス
イッチ２０４は常にオン（クローズ）の状態にしてお
き、副スイッチ２１１は使用しない（覆いをつけてユー
ザが操作できないようにする）などの実施態様を採用す
ることができる。

【００９３】また、リアルタイムコマンドとして電源オ
フコマンドを実装しているため、印刷装置１０１がオフ
ライン状態（通常処理が待機されている状態）であって
も電源をオフにすることができる。

【００９４】なお、本実施形態では、上述のように、状
態遷移によりリアルタイムコマンド等の解釈を行うが、
１バイト受信した指令データを受信バッファに格納して
から、受信バッファを走査して、リアルタイムコマンド
か否かを検出し、リアルタイムコマンドが発見されたら
その処理を実行する形態を採用してもよい。

【００９５】（通常処理）印刷装置１０２で実行される
通常処理は、通常の印刷装置で実行される処理と同様で
ある。図６は、このような通常処理の制御の流れを示す
フローチャートである。以下、概説する。

【００９６】通常処理では、まず、ＣＰＵ ２０１は、
ＲＡＭ ２０７内の受信バッファに指令データが記憶さ
れているか否かを調べる（ステップＳ６０１）。記憶さ
れていない場合（ステップＳ６０１；Ｎｏ）、待機する
（ステップＳ６０２）。待機の間、ＣＰＵ ２０１は、
ほかの処理を実行することができる。

【００９７】受信バッファに指令データが記憶されてい
る場合（ステップＳ６０１；Ｙｅｓ）、その指令データ
を読み出し（ステップＳ６０３）、指令データの種類を
調べる（ステップＳ６０４）。

【００９８】なお、ステップＳ６０３において指令デー
タを読み出したら、受信バッファの状態を更新して、次
回にステップＳ６０３に至ったときに、次の指令データ
が読み出せるようにする必要がある。

【００９９】通常処理では、受信バッファから順に指令
データを読み出し、受信割り込み処理では、受信バッフ
ァへ順に指令データを格納する。したがって、所定のサ
イズの受信バッファを有効に利用するためには、キュー
やリングバッファの形式で受信バッファを実装すること
が望ましい。

【０１００】指令データがリアルタイムコマンドである
場合（ステップＳ６０４；リアルタイムコマンド）、ス
テップＳ６０１に戻る。当該コマンドに対応する処理
は、すでに受信割り込み処理の中で実行済みだからであ
る。

【０１０１】指令データが通常コマンドである場合（ス
テップＳ６０４；通常コマンド）、その指令データに対
応する処理を実行して（ステップＳ６０５）、ステップ
Ｓ６０１に戻る。

【０１０２】図７は、ステップＳ６０５における通常コ
マンドの処理の詳細を示すフローチャートである。

【０１０３】まず、指令データの種類を調べる（ステッ
プＳ７０１）。指令データが0x20〜0x7eである場合（ス
テップＳ７０１；ＡＳＣＩＩ）、そのデータに対応する
フォントの定義をＲＯＭ ２０８から読み出し（ステッ
プＳ７０２）、その定義を印刷イメージとしてＲＡＭ
２０７内のラインバッファに展開する（ステップＳ７０
３）。

【０１０４】さらに、ラインバッファが１行分たまった
か否かを判断し（ステップＳ７０４）、１行分たまって
いれば（ステップＳ７０４；Ｙｅｓ）、そのラインバッ
ファに展開された印刷イメージにしたがって、印刷機構
２０５を駆動して、文字または図形を印刷し（ステップ
Ｓ７０５）、本処理を終了する。

【０１０５】たまっていなければ（ステップＳ７０４；
Ｎｏ）、本処理を終了する。

【０１０６】一方、指令データが0x0Aである場合（ステ
ップＳ７０１；ＬＦ）、ステップＳ７０５に進んで、現
在のラインバッファの内容を印刷する。

【０１０７】ここでは、通常コマンドが１バイト単位の
ものである実施形態をあげて説明したが、通常コマンド
が複数バイトからなるような実施形態を採用してもよ
い。

【０１０８】この場合、ステップＳ６０３における指令
データの読み出しは、１バイトづつの読み出しとして受
信割り込み処理におけるような状態遷移を行ってもよい
し、指令データのサイズを解釈しながら順次読み出すよ
うな形態を採用してもよい。たとえば、画像イメージの
印刷指令では、画像イメージ全体のサイズを示す情報が
指令データの中に埋め込まれているため、ＣＰＵ ２０
１は、まず、先頭の所定バイト数の指令データを見て画
像イメージのサイズを調べてから、そのサイズだけ受信
バッファからイメージデータを繰り返して読み出すこと
になる。

【０１０９】（ホスト装置の実施形態）図８は、本発明
の印刷システム１０１におけるホスト装置１０３の概要
構成を示す模式図である。

【０１１０】ホスト装置１０３の制御は、ＣＰＵ ８０
１が行う。ホスト装置１０３は、ＣＰＵ ８０１によっ
て制御される電源コントローラ８０２を備え、これがホ
スト装置１０３の各部に電源を供給するほか、印刷装置
１０２にも電源を供給することができる。

【０１１１】ホスト装置１０３は、ユーザからの指示入
力をキーボードやマウスなどの入力装置８０３で受け付
け、この指示入力をＣＰＵ ８０１が解釈して処理を行
い、解釈した結果をＣＲＴ（Cathode Ray Tube）や液晶
ディスプレイなどの表示装置８０４に表示する。

【０１１２】また、指示入力にしたがって、各種のデー
タをハードディスクやフロッピーディスクなどの外部記
憶装置８０５に記憶したり、更新したり、消去したりす
ることができる。

【０１１３】さらに、指示入力にしたがって、インター
フェース８１０を介して印刷装置１０２へ指令データを
送信して、指示入力や外部記憶装置８０５に記憶された
情報に対応する文字や図形を印刷させることができる。

【０１１４】また、ＣＤ−ＲＯＭドライブ８０６などの
読取装置により、配布されたアプリケーションプログラ
ムをインストールすることができる。

【０１１５】ＣＰＵ ８０１は、一時的な作業を行うた
めの記憶領域として、ＲＡＭ ８０７を使用する。ま
た、電源投入直後に実行されるＩＰＬ（Initial Progra
m Loader）は、ＲＯＭ ８０９に記憶されており、ＣＰ
Ｕ ８０１は、ＩＰＬを実行することにより、外部記憶
装置８０５やＣＤ−ＲＯＭドライブ８０６に装着された
ＣＤ−ＲＯＭなどからＯＳ（Operating System）やアプ
リケーションプログラムをＲＡＭ ８０７にロードして
実行する。

【０１１６】図９は、ホスト装置１０３に対してユーザ
が作業の終了の指示入力を入力装置８０３から入力した
際に実行される作業終了処理の流れを示すフローチャー
トである。

【０１１７】まず、ホスト装置１０３は、最後の印刷指
令として印刷装置１０２に対し0x0A（改行）を送信する
（ステップＳ９０１）。これにより、印刷装置１０２
は、ラインバッファ内にデータが残っていれば、これを
すべて印刷することができる。なお、0x0A（改行）のほ
かに、改ページ（0x0c）やｎ行改行（0x1b 0x64 n）な
どのコマンドを送信してもよい。

【０１１８】次に、印刷装置１０２に対して、現在の印
刷状態を知らせる旨の通常コマンドを送信し（ステップ
Ｓ９０２）、返事が戻ってくるまで待機する（ステップ
Ｓ９０３）。現在の印刷状態を知らせる旨の通常コマン
ドとしては、たとえば、以下のようなものを使うことが
できる。

【０１１９】・0x1d 0x72 0x01 この通常コマンドを受信した印刷装置１０２は、上記0x
0A（改行）に基づいて印字機構２０５の駆動をし、これ
による印字が完了してから、完了した旨の返事を返す。

【０１２０】完了した旨の返事が戻って来たら、印刷装
置１０２に対して、電源オフコマンドを送信して（ステ
ップＳ９０４）、返事が戻ってくるまで、もしくは、所
定経過時間（前述の通り、たとえば１０秒）が経過する
まで待機する（ステップＳ９０５）。戻ってくる返事
は、上述のように、以下のデータ列である。

【０１２１】・0x3b 0x30 0x00 返事が戻ってくるか、所定経過時間が経過したら、ホス
ト装置１０３本体の動作中アプリケーションとＯＳを終
了させてから（ステップＳ９０６）、電源コントローラ
８０２によりホスト装置１０３に対する電源供給を停止
させる（ステップＳ９０６）。

【０１２２】連動電源によりホスト装置１０３から印刷
装置１０２に対して電源が供給されている場合は、ここ
で印刷装置１０２全体に対する電源もオフになる。

【０１２３】（第２の実施形態）本実施形態は、主要な
部分については上述の実施形態と同様であるが、電源停
止処理の詳細が異なる。以下説明する。

【０１２４】上述の実施形態では、電源停止処理によ
り、印刷装置１０２に対する電源供給がオフにされた
が、本実施形態の電源停止処理では、以下のような省電
力モードに移行することにより、電源停止処理のかわり
とする。

【０１２５】・印刷機構に対する電源供給を停止する。 ・ＣＰＵ ２０１のクロックを下げる。あるいは停止す
る。

【０１２６】これらの手法のいずれかを選択してもよい
し、両方を使用してもよい。これらの手法を上述の電源
停止処理のステップＳ５０６のかわりに使用する。

【０１２７】なお、この際に、ステップＳ５０４におけ
る動作ランプ２１０の表示色を変更したり、常時点灯で
はなく間欠点灯として現在省電力モードであることを示
すようにしてもよい。したがって、本実施形態では、動
作ランプ２１０は、表示部として機能する。

【０１２８】省電力モードから通常モードへの復帰は、
副スイッチの操作によってＣＰＵ２０１に割り込みをか
けることによってもよいし、ホスト装置１０３からの指
令データによってもよい。

【０１２９】（第３の実施形態）本実施形態は、主要な
部分については、上述の実施形態と同様であるが、電源
停止処理の処理の詳細が異なる。以下説明する。

【０１３０】上述の実施形態では、受信割り込み処理の
状態遷移Ｅ→Ａの際にかならずステップＳ５０１〜Ｓ５
０６の電源停止処理を実行したが、本実施形態では、ス
テップＳ５０１を実行する前に、ディップスイッチ２０
９の設定を調べる。

【０１３１】ディップスイッチ２０９の所定のスイッチ
が第１の状態（たとえばＯＮ）になっている場合には、
ステップＳ５０１〜Ｓ５０６の電源停止処理を実行す
る。一方第２の状態（たとえばＯＦＦ）になっている場
合には、ステップＳ５０１〜Ｓ５０６の電源停止処理は
実行せずに、そのままステップＳ３０４に戻る。

【０１３２】本実施形態では、ディップスイッチ２０９
やフラッシュＥＥＰＲＯＭ ２１２は、設定記憶部とし
て機能し、動作ランプ２１０は、表示部として機能す
る。

【０１３３】本実施形態では、店舗などの業務形態に応
じてディップスイッチ２０９の設定により、ホスト装置
１０３から送信された電源オフコマンドに対応するか否
かを決めることができる。

【０１３４】（第４の実施形態）本実施形態は、主要な
部分については、上述の実施形態と同様であるが、印刷
装置１０２とホスト装置１０３とが一体に構成されてい
る点が異なる。すなわち、本印刷システム１０１が一体
の装置として実現される。このような印刷システム１０
１は、たとえばＰＯＳ端末として使用することができ
る。

【０１３５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ホスト装置から印刷装置の電源管理をするのに好適な印
刷システム、印刷装置、ホスト装置、これらの制御方
法、および、これらを実現するプログラムを記録した情
報記録媒体を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の印刷システムの実施形態の概要構成を
示す模式図。

【図２】本発明の印刷装置の実施形態の概要構成を示す
模式図。

【図３】本発明の印刷装置で実行される割り込み処理の
制御の流れを示すフローチャート。

【図４】本発明の印刷装置の受信状態の遷移を示す状態
遷移図。

【図５】本発明の印刷装置で実行される電源停止処理の
制御の流れを示すフローチャート。

【図６】本発明の印刷装置で実行される通常処理の制御
の流れを示すフローチャート。

【図７】本発明の印刷装置で実行される通常コマンド処
理の制御の流れを示すフローチャート。

【図８】本発明のホスト装置の概要構成を示す模式図。

【図９】本発明のホスト装置で実行される作業終了処理
の制御の流れを示すフローチャート。

【符号の説明】

１０１ 印刷システム １０２ 印刷装置 １０３ ホスト装置 １０４ 通信線 １０５ 電源供給線 ２０１ ＣＰＵ ２０２ 電源供給コネクタ ２０３ 電源コントローラ ２０４ 主スイッチ ２０５ 印刷機構 ２０６ インターフェース ２０７ ＲＡＭ ２０８ ＲＯＭ ２０９ ディップスイッチ ２１０ 動作ランプ ２１１ 副スイッチ ２１２ フラッシュＥＥＰＲＯＭ ８０１ ＣＰＵ ８０２ 電源コントローラ ８０３ 入力装置 ８０４ 表示装置 ８０５ 外部記憶装置 ８０６ ＣＤ−ＲＯＭドライブ ８０７ ＲＡＭ ８０９ ＲＯＭ ８１０ インターフェース

Claims (27)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】印刷装置と、これに接続されるホスト装置
   と、を備える印刷システムであって、 （ａ）前記ホスト装置は、 前記印刷装置へ印刷データと電源オフコマンドとを含む
   指令を送信し、 （ｂ）前記印刷装置は、 前記ホスト装置が送信した指令を受信し、 前記受信された指令が電源オフコマンドである場合、前
   記印刷装置の停止処理を行ってから前記印刷装置への電
   源供給の停止処理を行い、 前記受信された指令を指令格納部に記憶し、 前記記憶された指令を順に読み出して、当該読み出され
   た指令が印刷データである場合、印刷データに対応する
   文字または図形を印刷することを特徴とする印刷システ
   ム。
2. 【請求項２】前記印刷装置は、設定情報を不揮発に記憶
   する設定記憶部を備え、 前記受信された指令が電源オフコマンドである場合、前
   記記憶された設定情報が特定条件を満たせば、前記印刷
   装置の停止処理を行ってから前記印刷装置への電源供給
   の停止処理を行う請求項１に記載の印刷システム。
3. 【請求項３】前記印刷装置の停止処理は、前記印刷装置
   の印刷ヘッドのメンテナンス処理を含むことを特徴とす
   る請求項１に記載の印刷システム。
4. 【請求項４】前記印刷装置への電源供給の停止処理に
   は、前記印刷装置を通常モードから省電力モードに移行
   させることを含むことを特徴とする請求項１に記載の印
   刷システム。
5. 【請求項５】前記印刷装置は、前記印刷装置が通常モー
   ドか省電力モードかを表示することを特徴とする請求項
   ４に記載の印刷システム。
6. 【請求項６】前記ホスト装置は、ユーザが前記ホスト装
   置に対する作業終了の指示を入力した場合、前記印刷装
   置に電源オフコマンドを送信することを特徴とする請求
   項１に記載の印刷システム。
7. 【請求項７】前記ホスト装置は、前記ホスト装置に対す
   る電源供給と連動して前記印刷装置に電源を供給するこ
   とを特徴とする請求項６に記載の印刷システム。
8. 【請求項８】ホスト装置に接続される印刷装置であっ
   て、 前記ホスト装置が送信した指令を受信する受信部と、 前記受信された指令が電源オフコマンドである場合、前
   記印刷装置の停止処理を行ってから前記印刷装置への電
   源供給の停止処理を行う電源供給停止部と、 前記受信された指令を記憶する指令格納部と、 前記記憶された指令を順に読み出して、当該読み出され
   た指令が印刷データである場合、印刷データに対応する
   文字または図形を印刷する印刷部と、 ことを特徴とする印刷装置。
9. 【請求項９】設定情報を不揮発に記憶する設定記憶部、 をさらに備え、 前記電源供給停止部は、前記受信された指令が電源オフ
   コマンドである場合、前記記憶された設定情報が特定条
   件を満たせば、前記印刷装置の停止処理を行ってから前
   記印刷装置への電源供給の停止処理を行う請求項８に記
   載の印刷装置。
10. 【請求項１０】前記印刷装置の停止処理は、前記印刷部
    のメンテナンス処理を含むことを特徴とする請求項８に
    記載の印刷装置。
11. 【請求項１１】前記電源供給停止部は、前記印刷装置を
    通常モードから省電力モードに移行させることにより、
    印刷装置への電源供給の停止処理を行うことを特徴とす
    る請求項８に記載の印刷装置。
12. 【請求項１２】前記印刷装置が通常モードか省電力モー
    ドかを表示する表示部、 をさらに備えることを特徴とする請求項１１に記載の印
    刷装置。
13. 【請求項１３】印刷装置に接続されるホスト装置であっ
    て、 前記印刷装置へ印刷データと電源オフコマンドとを含む
    指令を送信する送信部と、 ユーザからの入力を受け付ける入力受付部と、 前記受け付けられた入力が作業終了の指示である場合、
    前記送信部に電源オフコマンドを送信させる制御部と、 を備えることを特徴とするホスト装置。
14. 【請求項１４】前記ホスト装置に対する電源供給と連動
    して前記印刷装置に電源を供給する電源供給部、 をさらに備えることを特徴とする請求項１３に記載のホ
    スト装置。
15. 【請求項１５】ホスト装置に接続される印刷装置の制御
    方法であって、 前記ホスト装置が送信した指令を受信する受信工程と、 前記受信された指令が電源オフコマンドである場合、前
    記印刷装置の停止処理を行ってから前記印刷装置への電
    源供給の停止処理を行う電源供給停止工程と、 前記受信された指令を指令格納部に記憶する指令格納工
    程と、 前記記憶された指令を順に読み出して、当該読み出され
    た指令が印刷データである場合、印刷データに対応する
    文字または図形を印刷する印刷工程と、 を備えることを特徴とする制御方法。
16. 【請求項１６】前記印刷装置は、設定情報を不揮発に記
    憶する設定記憶部を備え、 前記電源供給停止工程では、前記受信された指令が電源
    オフコマンドである場合、前記記憶された設定情報が特
    定条件を満たせば、前記印刷装置の停止処理を行ってか
    ら前記印刷装置への電源供給の停止処理を行う請求項１
    ５に記載の制御方法。
17. 【請求項１７】前記印刷装置の停止処理は、前記印刷部
    のメンテナンス処理を含むことを特徴とする請求項１５
    に記載の印刷方法。
18. 【請求項１８】前記電源供給停止工程は、前記印刷装置
    を通常モードから省電力モードに移行させることによ
    り、印刷装置への電源供給の停止処理を行うことを特徴
    とする請求項１５に記載の印刷方法。
19. 【請求項１９】前記印刷装置が通常モードか省電力モー
    ドかを表示する表示工程、 をさらに備えることを特徴とする請求項１８に記載の制
    御方法。
20. 【請求項２０】印刷装置に接続され、前記印刷装置へ印
    刷データと電源オフコマンドとを含む指令を送信する送
    信部を備えるホスト装置の制御方法であって、 ユーザからの入力を受け付ける入力受付工程と、 前記受け付けられた入力が作業終了の指示である場合、
    前記送信部に電源オフコマンドを送信させる制御工程
    と、 を備えることを特徴とする制御方法。
21. 【請求項２１】ホスト装置に接続される印刷装置にて実
    行されるプログラムであって、 前記ホスト装置が送信した指令を受信し、 前記受信された指令が電源オフコマンドである場合、前
    記印刷装置の停止処理を行ってから前記印刷装置への電
    源供給の停止処理を行い、 前記受信された指令を指令格納部に記憶し、 前記記憶された指令を順に読み出して、当該読み出され
    た指令が印刷データである場合、印刷データに対応する
    文字または図形を印刷する処理を実現するプログラムを
    記録したコンピュータ読取可能な情報記録媒体。
22. 【請求項２２】前記印刷装置は、設定情報を不揮発に記
    憶する設定記憶部を備え、 前記受信された指令が電源オフコマンドである場合、前
    記記憶された設定情報が特定条件を満たせば、前記印刷
    装置の停止処理を行ってから前記印刷装置への電源供給
    の停止処理を行う請求項２１に記載の情報記録媒体。
23. 【請求項２３】前記印刷装置の停止処理は、前記印刷部
    のメンテナンス処理を含むことを特徴とする請求項２１
    に記載の情報記録媒体。
24. 【請求項２４】前記印刷装置への電源供給の停止処理
    は、前記印刷装置を通常モードから省電力モードに移行
    させることを含む、 ことを特徴とする請求項２１に記載の情報記録媒体。
25. 【請求項２５】前記プログラムは、 前記印刷装置が通常モードか省電力モードかを表示する
    処理をさらに実現する請求項２４に記載の情報記録媒
    体。
26. 【請求項２６】印刷装置に接続され、前記印刷装置へ印
    刷データと電源オフコマンドとを含む指令を送信する送
    信部を備えるホスト装置を制御するプログラムであっ
    て、 ユーザからの入力を受け付け、 前記受け付けられた入力が作業終了の指示である場合、
    前記送信部に電源オフコマンドを送信させる処理を実現
    するプログラムを記録したコンピュータ読取可能な情報
    記録媒体。
27. 【請求項２７】前記情報記録媒体は、コンパクトディス
    ク、フロッピーディスク、ハードディスク、光磁気ディ
    スク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、また
    は、半導体メモリであることを特徴とする請求項２１か
    ら２６のいずれか１項に記載の情報記録媒体。