JP2001096177A - 研米洗米装置 - Google Patents

研米洗米装置

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JP2001096177A
JP2001096177A JP27417999A JP27417999A JP2001096177A JP 2001096177 A JP2001096177 A JP 2001096177A JP 27417999 A JP27417999 A JP 27417999A JP 27417999 A JP27417999 A JP 27417999A JP 2001096177 A JP2001096177 A JP 2001096177A
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rice
plate
polishing
polished
milling
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JP27417999A
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Miki Yasuno
幹 保野
Shigeharu Nakamoto
重陽 中本
Hiromi Hirota
弘美 広田
Satoshi Nakae
智 中江
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 米の表面を荒らすことなく精白米の表面に発
生した酸化層と肌糠および溝に入り込んだ糠を取り除く
ことのできる研米洗米装置の提供を目的とする。 【解決手段】 米投入口13と、研米室14と、ブラシ
17を埋設した一対の研米板15、16と、研米板1
5、16を包囲し、米が研米板の外に出ることを防止す
る研米板カバ−21と、研米板15、16を駆動する研
米板駆動手段18と、糠が研米室14の外に出ることを
防止する研米室カバ−22と、研米吐出口23を有し、
米投入口13と研米吐出口23は研米室を介して連通す
ると共に、研米板15、16はブラシ17の先端を対峙
かつ近接させ研米室に内装し、研米板カバ−21に孔を
多数穿設する研米洗米装置とすることにより、上下に配
されたブラシ17で精白米の表面に発生した酸化層と肌
糠および溝に入り込んだ糠を取り除きかつ、米の表面を
荒らすことのない研米洗米装置が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分づき米や精白米
などを研米する機能および精白米を洗米する機能を有す
る研米洗米装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のこの種の研米洗米装置は、
図8に示すようなものであった。図8−(a)は従来の
研米器の要部断面図、図8−(b)は除糠室の概観図で
ある。
【0003】従来の研米装置は、被研米ホッパ−1に対
し繰出室2と除糠室3を連通自在に設けると共に、被研
米ホッパ−から繰出室に流下した米を、搗精室4内に設
けた搗精ロ−ル7により上記除糠室に圧入し、渦巻き状
に旋回させながら搗精する構成とした研米装置としたも
のである。
【0004】次に、その動作を説明する。被研米ホッパ
−1に研米する米を投入すると、米は繰出室2へ落下す
る。搗精ロ−ル7をモ−タ−などにより回転させると送
り螺旋を有する繰出ロ−ル5によって繰出室2内の米が
繰り出し室2に連通する除糠室3に導かれ。除糠室3内
の米は、除糠ロ−ル6によって渦巻き状に旋回するの
で、米は他の米や除糠室3壁面との摩擦力によって表面
が磨かれる。研米された米は、研米吐出口8から機体外
に出される。米から剥がされた酸化膜や肌糠は除糠室3
のスリットから除糠室3外に出される。
【0005】また、抵抗蓋9を研米吐出口8に押し付け
る力を圧力調整装置10で調整し、米が除糠室で研米さ
れる時間を変え、研米の程度を調整するものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この研米装置において
は、米と米、米と除糠室壁面とを擦り合わせて米を削る
ことで米表面の酸化膜および肌糠を除去しているので炊
飯したときの米飯の食味を著しく低下させているという
問題を有するものとなっている。また、米表面に付着し
ている細かい糠、いわゆる肌糠は除去できるが、溝に入
り込んでいる糠を除去することは難しく、炊飯前には水
で米を洗米しなくてはならない。ここで発生する研ぎ汁
は河川の水質汚濁の原因となる。
【0007】そこで、本発明においては、米の表面を荒
らすことなく精白米の表面に発生した酸化層と肌糠およ
び溝に入り込んだ糠を取り除くことのできる研米洗米装
置を提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】課題を解決するために本
発明は、米投入口と、研米室と、ブラシを埋設した一対
の研米板と、研米板を包囲し米が研米板外に出ることを
防止する研米板カバ−と、研米板を駆動する研米板駆動
手段と、糠が研米室外に出ることを防止する研米室カバ
−と、研米吐出口を有し、米投入口と研米吐出口は研米
室を介して連通すると共に、研米板はブラシ先端を対峙
かつ近接させ研米室に内装し、研米板カバ−に孔を多数
穿設する研米洗米装置とするものである。この発明によ
れば、米の表面を荒らすことなく精白米の表面に発生し
た酸化層と肌糠および溝に入り込んだ糠を取り除くこと
のできる研米洗米装置が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、米投入口
と、研米室と、ブラシを埋設した一対の研米板と、研米
板を包囲し米が研米板外に出ることを防止する研米板カ
バ−と、研米板を駆動する研米板駆動手段と、糠が研米
室外に出ることを防止する研米室カバ−と、研米吐出口
を有し、米投入口と研米吐出口は研米室を介して連通す
ると共に、研米板はブラシ先端を対峙かつ近接させ研米
室に内装し、研米板カバ−に孔を多数穿設する研米洗米
装置とするものであり、ブラシで精白米の表面の酸化膜
と細かい肌糠のみならず、米の表面の溝に入り込んだ糠
までも取り除くという作用を有する。
【0010】請求項2記載の発明は、略円柱の研米板を
上下に併設すると共に、研米板駆動手段により回転駆動
する研米洗米装置とするものであり、ブラシで精白米の
表面の酸化膜と細かい肌糠のみならず、米の表面の溝に
入り込んだ糠までも取り除くという作用を有する。
【0011】請求項3記載の発明は、研米駆動手段によ
り上方の研米板を回転駆動する研米洗米装置とするもの
であり、研米および洗米の効率を向上するという作用を
有する。
【0012】請求項4記載の発明は、研米板の回転方向
を制御する回転制御手段を有し、研米板は回動自在に配
されると共に、研米板回転中に研米板の回転方向を逆転
する研米洗米装置とするものであり、酸化膜と糠の除去
ムラをなくすという作用を有する。
【0013】請求項5記載の発明は、研米板は上下共に
回動自在に配設され、上下の研米板は逆方向に回転する
研米洗米装置とするものであり、研米および洗米に要す
る時間を短縮するという作用を有する。
【0014】請求項6記載の発明は、研米板の回転方向
を制御する回転制御手段を有し、研米板回転中に研米板
の回転方向を逆転する研米洗米装置とするものであり、
研米および洗米に要する時間を短縮すると共に酸化膜と
糠の除去ムラをなくすという作用を有する。
【0015】請求項7記載の発明は、米投入口を研米板
中央近傍に配設し、研米板外周全体から研米吐出口に米
を導く研米洗米装置とするものであり、研米および洗米
の性能を向上させるという作用を有する。
【0016】請求項8記載の発明は、研米板外側全周に
近接して立設した研米ガイドと、研米ガイドに穿設され
た研米出口とを有し、研米ガイド上端が上側研米板ブラ
シ部先端より上部に位置しすると共に、研米出口からの
み米を研米吐出口に導く研米洗米装置とするものであ
り、装置を小さくできるという作用を有する。
【0017】請求項9記載の発明は、研米カバ−に穿設
された研米出口を有し、研米板カバ−は研米板に近接す
ると共に、研米出口からのみ米を研米吐出口に導く研米
洗米装置とするものであり、装置を小さくできるという
作用を有する。
【0018】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の実施例を図1を
用いて説明する。図において13は米投入口で研米室1
4に米を導くように設けられている。研米室14には樹
脂製ののブラシ17が一面に植毛されている上側研米板
15と下側研米板16がそれぞれのブラシ17の先端と
先端の間が、0.5〜1.0mmの間隔になるように配
設されている。下側研米板16は、研米板駆動手段であ
るモ−タ18の回転運動がリンク19によって直線運動
に変えられて伝えられ水平方向20に往復運動する。上
側研米板15と下側研米板16の外側にはパンチングメ
タル製の壁が設けられ、上側研米板15と下側研米板1
6の間にある研米および洗米されている米がブラシの外
側に出てしまわないように研米板カバ−21として機能
している。22は研米板カバ−21の外側に設けられた
研米室カバ−で、研米室14内で米より分離された酸化
膜や糠が研米室外に出ないようなっている。23は研米
吐出口で研米室14で処理された米を装置外へ吐き出す
ように設置されている。
【0019】以上の構成で動作を説明する。精米してか
ら日の経過した精白米の表面には酸化膜ができ、炊飯し
たときの食味を下げる。また精白したての精白米であっ
ても精白米の表面には非常に粒の小さい肌糠と呼ばれる
糠が付着していたり、米の表面の溝に入り込んだ糠は除
去されていないので炊飯の前には水を用いて洗米しなく
てはならない。研米および洗米したい精白米を米投入口
13に投入すると研米室14内の下側研米板16のブラ
シ17の上に精白米は導かれる。この状態でモ−タ18
を回転させると、リンク19によって下側研米板16は
水平方向20に往復運動を始める。最初下側研米板16
のブラシ17の上にあった米も上側研米板15のブラシ
17にも接触し、下側研米板16の往復運動と上側研米
板15のブラシの抵抗力によって米投入口13側から研
米吐出口23側に徐々に移動していく。
【0020】この時米の表面は上下の研米板のブラシに
よってブラッシングされるので、表面の酸化膜と肌糠
は、擦り取られる。またブラシ先端が米の表面の溝にも
入り込むのでその場所の糠も取り除かれる。つまり、下
側研米板16から23研米吐出口に移動する段階の米に
は、酸化膜はおろか、糠さえも全く付着していない米に
なっている。ブラッシングでは、米表面を荒らすことは
ないので、炊飯した際も食味を低下させることもない。
【0021】この様に本発明は、精白米を食味を全く低
下させることなく、酸化膜も糠も付着していない様に研
米できるものであり、炊飯前に米を洗う必要がないので
洗米もできるものである。
【0022】(実施例2)以下、本発明の実施例を図2
を用いて説明する。図において13は米投入口で研米室
14に米を導くように設けられている。研米室14には
樹脂製のブラシ17が一面に植毛されている略円柱の上
側研米板15と下側研米板16がそれぞれのブラシ17
の先端と先端の間が、0.5〜1.0mmの間隔になる
ように配設されている。下側研米板16は、研米板駆動
手段であるモ−タ18の回転運動が直接伝えられ回転運
動する。上側研米板15と下側研米板16の外側にはパ
ンチングメタル製の壁が設けられ、上側研米板15と下
側研米板16の間にある研米および洗米されている米が
ブラシの外側に出てしまわないように研米板カバ−21
として機能している。22は研米板カバ−21の外側に
設けられた研米室カバ−で、研米室14内で米より分離
された酸化膜や糠が研米室外に出ないようなっている。
23は研米吐出口で研米室14で処理された米を装置外
へ吐き出すように設置されている。
【0023】以上の構成で動作を説明する。精白米を米
投入口13から投入すると上側精米板に設けられたガイ
ド24を通って下側研米板16のブラシ17上に載置さ
れるようになっている。この状態でモ−タ18を回転さ
せると、ブラシ17上の米は遠心力により研米板外側に
移動させられる。しかしながら上側研米板15の抵抗力
があるために徐々に外側に転がっていくことになる。
【0024】この時米は回転しながら上下の研米板のブ
ラシによって全体くまなくブラッシングされるので、表
面の酸化膜と肌糠は、擦り取られる。またブラシ先端が
米の表面の溝にも入り込むのでその場所の糠も取り除か
れる。つまり、下側研米板16から23研米吐出口に移
動する段階の米には、酸化膜はおろか、糠さえも全く付
着していない米になっている。ブラッシングでは、米表
面を荒らすことはないので、炊飯した際も食味を低下さ
せることもない。
【0025】この様に本発明は、精白米を食味を全く低
下させることなく、酸化膜も糠も付着していない様に研
米できるものであり、炊飯前に米を洗う必要がないので
洗米もできるものである。
【0026】(実施例3)本発明の実施例の基本構成は
実施例2と同じであるので異なる部分を図3を用いて説
明する。モ−タ18は、上側研米板15を回転駆動する
ようになっている。またガイド24は上側研米板の底面
の同心円上に掘られた溝25と溝の一ヶ所から上下ブラ
シ間に延びた落下溝26からなっている。溝25の深さ
は徐変で徐々に深くなっており、一番深い箇所に落下溝
26を設けている。このため、米投入口から投入された
米は上側研米板が回転中であっても必ず溝25のいずれ
かの場所に落ちて低い方に転がっていって最終的に落下
溝26から上下ブラシ間に導かれることになる。
【0027】また、下側研米板16を駆動する場合には
モ−タ18にかかる負荷は、下側研米板16と研米およ
び洗米しようとする米にかかる重力と、米の表面とブラ
シ17間の摩擦力であるが、本実施例によれば上側研米
板15にかかる重力と米の表面とブラシ17間の摩擦力
である。上側研米板15のブラシ17と、下側研米板1
6のブラシ17では米と接触する面積は前者の方が小さ
いので、摩擦力も小さいのである。
【0028】この様に本発明は、同じ量の米を処理する
場合であってもモ−タに対する負荷を低減でき、研米お
よび洗米の効率を向上することができるものである。
【0029】(実施例4)本発明の実施例の基本構成は
実施例2と同じであるので異なる部分を図4を用いて説
明する。駆動されている側の研米板のブラシ17の先端
部は、研米および洗米する米に接触するとそれらの米が
抵抗になって研米板の回転方向30に対して逆方向にた
わむ。逆にブラシ17の先端部分が米から離れていく際
には前述のたわんだ状態のままで離れていってしまう。
つまり、米のブラシ接触開始場所31は十分なブラッシ
ングが行われるが、米のブラシ接触終了場所32は十分
なブラッシングが行われない。しかしながら研米板の回
転方向を制御する回転制御手段(図示せず)により研米
および洗米処理中に研米板の回転方向を逆転するので、
米粒の場所による研米および洗米の精度の差をなくすこ
とができる。
【0030】この様に本発明は、酸化膜と糠の除去ムラ
をなくすことができるものである。
【0031】(実施例5)本発明の実施例の基本構成は
実施例2と同じであるので異なる部分を図5を用いて説
明する。モ−タ25は、上側研米板15を下側研米板1
6と逆方向に回転駆動するようになっている。またガイ
ド24は上側研米板の底面の同心円上に掘られた溝25
と溝の一ヶ所から上下ブラシ間に延びた落下溝26から
なっている。溝25の深さは徐変で徐々に深くなってお
り、一番深い箇所に落下溝26を設けている。このた
め、米投入口から投入された米は上側研米板が回転中で
あっても必ず溝25のいずれかの場所に落ちて低い方に
転がっていって最終的に落下溝26から上下ブラシ間に
導かれることになる。
【0032】上下それぞれの研米板を別々のモ−タによ
って駆動するので、米の表面にブラシ17が当接する回
数は増加するので、ブラッシングの効果が上がる。
【0033】この様に本発明は、ブラッシング効果を向
上させ研米および洗米に要する時間を短縮することがで
きるものである。
【0034】(実施例6)本発明の実施例の基本構成は
実施例5と同じであるので異なる部分を図5を用いて説
明する。駆動されている研米板のブラシの先端部は、研
米および洗米する米に接触するとそれらの米が抵抗にな
って研米板の回転方向に対して逆方向にたわむ。逆にブ
ラシの先端部分が米から離れていく際には前述のたわん
だ状態のままで離れていってしまう。つまり、米のブラ
シ接触開始場所は十分なブラッシングが行われるが、米
のブラシ接触終了場所は十分なブラッシングが行われな
い。しかしながら研米板の回転方向を制御する回転制御
手段(図示せず)により研米および洗米処理中に研米板
の回転方向を逆転するので、米粒の場所による研米およ
び洗米の精度の差をなくすことができる。
【0035】この様に本発明は、米の表面にブラシを当
接させる回数を増加させブラッシングの効果が上げると
共に、酸化膜と糠の除去ムラをなくすことができるもの
である。
【0036】(実施例7)本発明の実施例の基本構成は
実施例2と同じであるので異なる部分を図6を用いて説
明する。上側研米板15底面中心から鉛直方向に中空の
軸34を圧入し、軸34に設けたギア37がベルト35
を介してモ−タ18によって回転駆動される。軸34の
中空部36は一端を米投入口13と当接するように、一
端を上側研米板15のブラシ17を植毛している面まで
貫通する様に設けている。研米および洗米された米は遠
心力により研米板外周に移動するので、研米吐出口23
は研米板外周まで開口しすべての米を受け取るようにな
っている。この様に米投入口13を研米板の中心に配置
し、米吐出口へは研米板の外周から導くようにしている
ので、研米および洗米する米がブラシ17に当接しなが
ら移動する距離、時間共に長くすることができるので、
十分に米表面をブラッシングすることになる。
【0037】この様に本発明によれば、研米および洗米
の性能を向上させることができるものである。
【0038】(実施例8)本発明の実施例の基本構成は
実施例2と同じであるので異なる部分を図7を用いて説
明する。研米板外周に近接して、上側研米板15のブラ
シ17植毛部分近傍まで研米ガイド41が立設してい
る。研米ガイド41には研米出口42として一ヶ所切り
欠きが設けられている。研米板を回転させると米投入口
13から投入された米は研米板に植毛されたブラシの摩
擦力に抗しながら徐々に研米板の外側に移動していき最
終的に研米ガイド41に当接するようになる。研米ガイ
ド41に当接した米は研米板の回転力を受けるので研米
ガイド41に沿って、研米板と同じ回転方向に回転して
いく。やがて研米出口42に到達した米は外側に研米ガ
イド41が無いので、遠心力により研米出口42から外
に飛び出し、研米出口42下方に設けられた研米吐出口
23から装置外へと出ていく。研米された米がブラシの
外に出る箇所が決まっているので、研米吐出口23の構
成が簡単なものにできる。
【0039】この様に本発明によれば、装置の構成を簡
単にサイズを小さくできるものである。
【0040】(実施例9)本発明の実施例の基本構成は
実施例2と同じであるので異なる部分を図8を用いて説
明する。実施例8で説明した研米ガイドの機能を研米板
カバ−21に持たせ、研米板カバ−21に研米出口を穿
設するので、装置の部品点数を少なくすると共に、構成
自体も簡単なものにできる。
【0041】この様に本発明によれば、装置の構成を簡
単にサイズを小さくできるものである。
【0042】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、ブラシとブラシによって米を挟み込んだ状態でブ
ラッシングする構成なので、精白米を食味を全く低下さ
せることなく、酸化膜も糠も付着していない様に研米お
よび洗米できるものである。
【0043】また、請求項2記載の発明によれば、ブラ
シとブラシによって米を挟み込んだ状態でそのブラシを
植毛した略円柱状の板を回転駆動する構成なので、精白
米を食味を全く低下させることなく、酸化膜も糠も付着
していない様に研米および洗米できるものである。
【0044】また、請求項3記載の発明によれば、ブラ
シとブラシによって米を挟み込んだ状態でその上側のブ
ラシを回転駆動する構成なので、研米および洗米の効率
を向上することができるものである。
【0045】また、請求項4記載の発明によれば、ブラ
シとブラシによって米を挟み込んだ状態でそのブラシを
回転駆動しブラシ回転中に回転方向を逆転する構成なの
で、酸化膜と糠の除去ムラをなくすことができるもので
ある。
【0046】また、請求項5記載の発明によれば、ブラ
シとブラシによって米を挟み込んだ状態でその上下のブ
ラシをそれぞれ逆回転させる構成なので、研米および洗
米に要する時間を短縮することができるものである。
【0047】また、請求項6記載の発明によれば、ブラ
シとブラシによって米を挟み込んだ状態でその上下のブ
ラシをそれぞれ逆回転させかつブラシ回転中にそれぞれ
の回転方向を逆転する構成なので、ブラッシングの効果
を上げると共に、酸化膜と糠の除去ムラをなくすことが
できるものである。
【0048】また、請求項7記載の発明によれば、研米
板中央に米を投入し研米板外周から研米および洗米され
た米を取り出す構成なので、研米および洗米の性能を向
上させることができるものである。
【0049】また、請求項8記載の発明によれば、研米
板外周の決まった位置のみから研米および洗米された米
を取り出す構成なので、装置の構成を簡単にサイズを小
さくできるものである。
【0050】また、請求項9記載の発明によれば、一つ
の部品に複数の機能を持たせる構成なので、装置の構成
を簡単にサイズを小さくできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における研米洗米装置の要部
断面図
【図2】本発明の実施例2における研米洗米装置の要部
断面図
【図3】本発明の実施例3における研米洗米装置の要部
断面図
【図4】本発明の実施例4における米に当接したブラシ
の動きを示す図
【図5】本発明の実施例5及び6における研米洗米装置
の要部断面図
【図6】本発明の実施例7における研米洗米装置の要部
断面図
【図7】本発明の実施例8及び9における研米洗米装置
の要部外観図
【図8】(a)は、従来の研米及び研米洗米装置の要部
断面図 (b)は、同、除糠室の外観図
【符号の説明】
13 米投入口 14 洗米室 16 下側研米板 17 ブラシ 18 モ−タ 21 研米板カバ− 22 研米室カバ−
フロントページの続き (72)発明者 広田 弘美 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中江 智 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4B053 AA01 BA17 BB01 BB02 BB03 BC03 BC04 BJ03 BJ11 BK01 BK26 BK32 BK36 BK60 BL03 BL07 BL20 4D043 DA06 DK02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 米投入口と、研米室と、ブラシを埋設し
    た一対の研米板と、研米板を包囲し米が研米板外に出る
    ことを防止する研米板カバ−と、研米板を駆動する研米
    板駆動手段と、糠が研米室外に出ることを防止する研米
    室カバ−と、研米吐出口を有し、米投入口と研米吐出口
    は研米室を介して連通すると共に、研米板はブラシ先端
    を対峙かつ近接させ研米室に内装し、研米板カバ−に孔
    を多数穿設する構成とした研米洗米装置。
  2. 【請求項2】 略円柱の研米板を上下に併設すると共
    に、研米板駆動手段により回転駆動する構成の請求項1
    記載の研米洗米装置。
  3. 【請求項3】 研米駆動手段により上方の研米板を回転
    駆動する構成の請求項1記載の研米洗米装置。
  4. 【請求項4】 研米板の回転方向を制御する回転制御手
    段を有し、研米板は回動自在に配されると共に、研米板
    回転中に研米板の回転方向を逆転する構成の請求項1記
    載の研米洗米装置。
  5. 【請求項5】 研米板は上下共に回動自在に配設され、
    上下の研米板は逆方向に回転する構成の請求項1記載の
    研米洗米装置。
  6. 【請求項6】 研米板の回転方向を制御する回転制御手
    段を有し、研米板回転中に研米板の回転方向を逆転する
    構成の請求項5記載の研米洗米装置。
  7. 【請求項7】 米投入口を研米板中央近傍に配設し、研
    米板外周全体から研米吐出口に米を導く構成の請求項1
    記載の研米洗米装置。
  8. 【請求項8】 研米板外側全周に近接して立設した研米
    ガイドと、研米ガイドに穿設された研米出口とを有し、
    研米ガイド上端が上側研米板ブラシ部先端より上部に位
    置しすると共に、研米出口からのみ米を研米吐出口に導
    く構成の請求項1記載の研米洗米装置。
  9. 【請求項9】 研米板カバ−に穿設された研米出口を有
    し、研米板カバ−は研米板に近接すると共に、研米出口
    からのみ米を研米吐出口に導く構成の請求項1記載の研
    米洗米装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7690295B2 (en) 2003-12-10 2010-04-06 Takeshi Ishizuka Method for producing wash-free rice and apparatus therefor

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