JP2001095897A - 錠剤分割機 - Google Patents

錠剤分割機

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JP2001095897A
JP2001095897A JP27523399A JP27523399A JP2001095897A JP 2001095897 A JP2001095897 A JP 2001095897A JP 27523399 A JP27523399 A JP 27523399A JP 27523399 A JP27523399 A JP 27523399A JP 2001095897 A JP2001095897 A JP 2001095897A
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哲男 桜井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 錠剤の形状に係わらず、安定的に精度良く分
割することができる錠剤分割機を提供する。 【解決手段】 錠剤分割機1は、被処理錠剤を所定位置
にて分割するものであって、回転して被処理錠剤を切断
するための回転刃36と、被処理錠剤を所定距離移動さ
せることにより、当該被処理錠剤の長手方向が移動方向
に対して直交するよう整列させる整列手段と、この整列
手段にて整列された被処理錠剤をその長手方向から挟持
することにより、回転刃に対して当該被処理錠剤の位置
を合わせる挟持手段と、この挟持手段にて位置合わせさ
れた被処理錠剤を回転刃まで搬送する搬送手段とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院や調剤薬局な
どの錠剤を多量に取り扱う機関において、例えば処方箋
に基づき、患者に対して錠剤を分割して提供するために
用いられる錠剤分割機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より病院や調剤薬局においては、処
方箋に基づき患者に錠剤を提供する際、一錠では過剰と
なる処方の場合や飲みにくい場合などには、錠剤を分割
して提供するようにしている。この場合、一錠の錠剤を
分割する方法として最も簡単な方法は、手作業にて錠剤
を切断することであるが、硬い錠剤を切断する作業はき
わめて面倒且つ困難であり、破砕してしまう場合も多
い。
【0003】また、一錠を等分する際には切断後の分量
が正確に同量とならなければならないが、係る手作業で
は切断後の分量の精度も極めて低くなる欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、近年では例え
ば実開平3−114241号公報や特開平2−2925
7号公報の如き自動分割機が開発されて来ている。しか
しながら、従来の分割機は、対向するベルトによって左
右から錠剤を挟持し、上下に動作される薄刃カッターま
でベルトで搬送する機構であったため、円形錠剤の場合
には問題無いものの、楕円形(或いは断面長円形)の錠
剤の場合には対応することができなかった。
【0005】即ち、係る楕円形の錠剤の場合には、左右
のベルトで正確に挟持することができないため、搬送中
の錠剤の長手方向の向きが一定とならなくなる。そのた
め、カッターまで搬送された錠剤とカッターとの位置関
係が一義的に定まらず、例えば等分に切断する場合で
も、等分に切断できなくなる。
【0006】また、上下に動作される薄刃カッターによ
り錠剤を押し切る方式であったため、硬い錠剤の場合に
は破砕してしまう危険性があると共に、切断できた場合
でも細かい欠片が発生して切断後の分量精度が悪化する
欠点があった。
【0007】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、錠剤の形状に係わらず、
安定的に精度良く分割することができる錠剤分割機を提
供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の錠剤分
割機は、被処理錠剤を所定位置にて分割するものであっ
て、回転して被処理錠剤を切断するための回転刃と、被
処理錠剤を所定距離移動させることにより、当該被処理
錠剤の長手方向が移動方向に対して直交するよう整列さ
せる整列手段と、この整列手段にて整列された被処理錠
剤をその長手方向から挟持することにより、回転刃に対
して当該被処理錠剤の位置を合わせる挟持手段と、この
挟持手段にて位置合わせされた被処理錠剤を回転刃まで
搬送する搬送手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】請求項2の発明の錠剤分割機は、被処理錠
剤を所定位置にて分割するものであって、回転して被処
理錠剤を切断するための回転刃と、円弧状の通路を移動
させることにより、被処理錠剤の長手方向が移動方向に
対して直交するよう整列させる整列手段と、この整列手
段にて整列された被処理錠剤を落下させ、被処理錠剤の
長手方向が落下方向に対して直交するよう姿勢を修正す
る姿勢修正手段と、この姿勢修正手段にて姿勢を修正さ
れた被処理錠剤をその長手方向から挟持することによ
り、回転刃に対して当該被処理錠剤の位置を合わせる挟
持手段と、この挟持手段にて位置合わせされた被処理錠
剤を回転ローラ及びバネにより挟持して回転刃まで搬送
する搬送手段とを備え、回転刃による切断時に被処理錠
剤に加わる力が、回転ローラに作用するように回転刃と
搬送手段の相対位置及び回転刃の回転方向を設定したこ
とを特徴とする。
【0010】上記本発明によれば、整列手段により被処
理錠剤の長手方向を、その移動方向に対して直交するよ
うに整列させ、この状態で被処理錠剤を挟持手段により
その長手方向から挟持して、回転刃に対する被処理錠剤
の位置合わせを行った後、搬送手段にて被処理錠剤を回
転刃に搬送して切断するので、例えば楕円形の錠剤な
ど、円形以外の形状の錠剤であっても、回転刃に搬送さ
れた際の被処理錠剤の回転刃に対する位置及び姿勢を一
義的に確定することが可能となる。
【0011】また、回転刃は押し切り式のカッターに比
して安全且つ確実に被処理錠剤を切断することができる
ので、これらにより、その形状に係わらず、被処理錠剤
を正確に分割することができるようになる。
【0012】特に、請求項2の発明では整列手段にて整
列された被処理錠剤を落下させて、被処理錠剤の長手方
向が落下方向に対して直交するよう姿勢を修正する姿勢
修正手段を設けたので、万一整列手段にて被処理錠剤の
長手方向を移動方向に対して直交させることができなか
った場合にも、確実に被処理錠剤の姿勢を修正すること
が可能となる。
【0013】また、被処理錠剤を回転ローラ及びバネに
より挟持して回転刃まで搬送するようにし、且つ、回転
刃による切断時に被処理錠剤に加わる力が、回転ローラ
に作用するように回転刃と搬送手段の相対位置及び回転
刃の回転方向を設定したので、被処理錠剤或いは回転刃
に無理な力が加わることも無くなり、円滑且つ確実に被
処理錠剤を切断することが可能となるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1及び図2は本発明の錠剤分割機1
の斜視図、図3は錠剤分割機1の概略平面図、図4は錠
剤分割機1の縦断側面図である。実施例の錠剤分割機1
は基本的には三枚の側壁2、3、4と、底壁6及び天壁
7から成る箱状を呈しており、天壁7上に錠剤フィーダ
8が取り付けられている。
【0015】天壁7下方に架設された横板11上には、
円弧状の通路壁12、13が設けられている。これら通
路壁12、13は各円弧の中心を同一とされた状態で相
互に間隔を存して配設され、それらの間に円弧状の通路
14を画成している。この通路14の一端部(向かって
右端部)は前記錠剤フィーダ8のシュート部下方に設け
られた邪魔板9下方に対応しており、他端部は前記側壁
2、3間まで延在している。尚、この邪魔板9は省略し
ても差し支えない。
【0016】16は横板11下面に取り付けられた回転
腕モータ17によって駆動される回転腕であり、その回
転中心は前記通路壁12、13の円弧の中心と同一とさ
れている。また、この回転腕16は前記通路14の断面
積と略同等の面積を有して通路14内に移動自在に配置
された押板16Aを備え、前記回転腕モータ17により
回転され、それによって押板16Aは通路14内を一端
部から他端部に渡って所定速度で移動する。
【0017】18はこの通路14の他端部に連続して設
けられた斜面板(姿勢修正手段)であり、側壁2、3間
にて手前側に低く傾斜して設けられている。また、この
斜面板18と前記邪魔板9間の通路14内には邪魔板1
9が取り付けられている。この邪魔板19は外側の通路
壁12に回動自在に取り付けられ、通路壁12から当該
通路壁12の円弧の中心に向けて突出している。また、
邪魔板19は変形可能な弾性素材にて構成されている。
これら通路壁12、13、通路14、回転腕16や邪魔
板19などで整列手段が構成される。尚、前記邪魔板1
9は、例えば通路壁12に回動自在に取り付けられた鉄
板にて構成し、これをバネなどの付勢手段により通路壁
12の円弧の中心に向けて付勢支持する方式でも差し支
えない。
【0018】前記斜面板18の下端には同じ傾斜で連続
して更に手前側が水平方向に滑らかに屈曲された保持用
バネ(板バネ)21が設けられ、側壁2、3間に取り付
けられている。この保持用バネ21上にはシャッタ22
が配設され、更にこのシャッタ22の少許下方(手前
側)には保持用ローラ(回転ローラ)23が側壁2、3
間に回転自在に支持され、保持用バネ21上に位置して
いる。
【0019】前記シャッタ22は、側壁2の外側に取り
付けられたシャッタモータ24にクランク板26、27
を介して連結されており、このシャッタモータ24が回
転すると、クランク板26、27が構成するクランク機
構により上下移動される。
【0020】また、前記保持用ローラ23は、側壁2の
外側に取り付けられたローラモータ31に小プーリ3
2、大プーリ33及びベルト34を介して連結されてお
り、このローラモータ31が回転することによって、減
速された低速で図4中時計回りに回転される。これら保
持用ローラ23及び保持用バネ21にて搬送手段が構成
される。
【0021】次に、36は保持用ローラ23及び保持用
バネ21の下方に位置して配設された回転刃である。こ
の回転刃36は側壁2の外側に取り付けられた回転刃モ
ータ37の回転軸に固定具38によって取り付けられて
おり、側壁2と側壁3間の中央下方に対応して配置さ
れ、回転刃モータ37の回転によって図4中反時計回り
に回転する。
【0022】この場合、保持用ローラ23及び保持用バ
ネ21の中央部には上下に重複する位置に溝23A、2
1Aがそれぞれ形成されており、前記回転刃36の上部
はこの溝21A、23Aを通過して保持用ローラ23内
まで進入している。従って、回転刃36が保持用バネ2
1や保持用ローラ23に当たることはない。尚、54は
回転刃36の下方に配置された受け皿である。
【0023】一方、斜面板18及びそれに続く部分の保
持用バネ21上の左右には一対の挟持板41、42(挟
持手段)が配設されている。各挟持板41、42はそれ
ぞれスライド板43、44に固定されており、各スライ
ド板43、44は基板46と左右の押さえ板47、48
間に左右方向へ移動自在に保持されている。このとき、
挟持板41、42は基板46の裏面側に位置し、スライ
ド板43、44は基板46の表面側に位置している。そ
して、両者は基板46に形成された切欠46A、46A
内で連結されている。
【0024】各スライド板43、44の向かって左端に
はピン43A、44Aが立設されており、各ピン43
A、44Aは基板46の裏面に取り付けられた挟持板モ
ータ51の回転軸に取り付けられたロッド52両端の溝
52A、52Bに回動且つ移動自在に係合されている。
そして、これら挟持板41、42、スライド板43、4
4、基板46、押さえ板47、48、挟持板モータ5
1、ロッド52などにより挟持機構53が構成されてい
る。
【0025】係る構成により、挟持板モータ51が回転
してロッド52が図6中時計回りに回動すると、スライ
ド板43は図6中において右方向へ、スライド板44は
逆に左方向へ移動するため、挟持板41、42は相互に
離間するよう移動する。逆に、挟持板モータ51が逆方
向に回転してロッド52が図6中反時計回りに回動する
と、スライド板43は図6中において左方向へ、スライ
ド板44は右方向へ移動するため、挟持板41、42は
相互に近接するよう移動することになる。但し、両挟持
板41、42間の中心位置は側壁2、3間の中央に常時
合致しているものとする。
【0026】尚、以上の回転腕モータ17、シャッタモ
ータ24、ローラモータ31、挟持板モータ51はステ
ッピングモータにて構成され、回転刃モータ37はDC
モータにて構成されており、何れも図示しない制御装置
によって制御されるものとする。
【0027】以上の構成で次に動作を説明する。この場
合、錠剤フィーダ8のシュート部からは楕円形(或いは
長円形)の錠剤が一個ずつ排出されるものとすると、排
出された錠剤(被処理錠剤)Mは邪魔板9に当たって方
向を変え、通路14内に落下する。前記制御装置は、回
転腕モータ17を駆動して回転腕16を図3中反時計回
り(図3中矢印)に回動させる。
【0028】これにより、回転腕16の押板16Aは、
落下した錠剤Mを邪魔板19に押して移動させて行く。
この押板16Aの押圧力により、錠剤Mは押板16Aの
面に沿うように姿勢が変わり、その長手方向が移動方向
に対して直交する向きとなる。
【0029】このように押板16Aに押されて錠剤Mが
次に邪魔板19に接触すると、邪魔板19はその弾性に
よって先端部から開きながら変形し、その反力として錠
剤Mに斜め方向の力を加える。この邪魔板19からの力
と、押板16Aが押す力とのベクトルの総和により回転
モーメントが発生するので、錠剤Mの姿勢はより一層そ
の長手方向が移動方向に直交するように整列されること
になる。
【0030】この邪魔板19を通過した錠剤Mは、やが
て斜面板18に至り、そこを滑落する。この滑落の過程
で錠剤Mの姿勢はその長手方向が落下方向に対して確実
に直交するようになる。
【0031】尚、このとき挟持板41、42は相互に離
間しているので、錠剤Mは両挟持板41、42間を滑落
する。また、回転腕16はその後図3中時計回りに回動
されて所定の待機位置に戻される。更に、シャッタ22
は降下せられているため、斜面板18を滑落して来た錠
剤Mはこのシャッタ22にせき止められる。
【0032】シャッタ22にせき止められた状態では、
錠剤Mの中心位置は側壁2、3間の中央に合致している
とは限らない。そこで、前記制御装置は先ずシャッタモ
ータ24を駆動させてクランク板26、27によりシャ
ッタ22を上昇させる。次に、挟持板モータ51を駆動
して前述の如く挟持板41、42を相互に近接するよう
に移動させる。挟持板41、42が移動すると、やがて
何れかの挟持板41或いは42に錠剤Mが当接し、その
中心が側壁2、3の中央に合致した時点で、錠剤Mの長
手方向の両端が挟持板41、42にて挟持されることに
なる。
【0033】この状態で錠剤Mの姿勢は、その長手方向
が移動方向に対して直交し、且つ、その中心が側壁2と
3の中央、即ち、回転刃36の延長線上に確実に位置決
めされることになる。
【0034】次に、制御装置はローラモータ31により
保持用ローラ23をゆっくりと回転させると共に(この
とき回転刃36は回転している)、挟持板モータ51に
より両挟持板41、42を離間させる。
【0035】これにより、錠剤Mは保持用ローラ23に
至り、当該保持用ローラ23と保持用バネ21とで上下
から弾性的に挟持された状態で図4の左方向、即ち、回
転刃36の方向にゆっくりと搬送される。回転刃36に
至った錠剤Mはその中心が回転刃36の位置に合致され
ているので、中央が切断され、正確に二分されることに
なる。そして、二分された錠剤は保持用ローラ23によ
り更に送り出されて受け皿54内に落下する。
【0036】このときの錠剤Mの厚みは保持用バネ21
が下方に変形することによって吸収される。また、回転
刃36は溝21A、23A内で回転していると共に、保
持用ローラ23に押し付けた状態で回転刃36により切
断するので、そのときの力は保持用バネ21では無く保
持用ローラ23に加わることになる。
【0037】このように、本発明によれば円弧状の通路
14内を回転腕16にて移動させることによって錠剤M
の長手方向を、その移動方向に対して直交するように整
列させ、この状態で挟持板41、42によりその長手方
向から挟持して、回転刃36に対する錠剤Mの中心の位
置合わせを行った後、保持用ローラ23にて錠剤Mを回
転刃36に搬送して切断するようにしているので、楕円
形や長円形の錠剤など、円形以外の形状の錠剤であって
も、回転刃36に搬送された際の錠剤Mの回転刃36に
対する位置及び姿勢を一義的に確定できる。
【0038】また、回転刃36は押し切り式のカッター
に比して安全且つ確実に錠剤Mを切断することができる
ので、これらにより、その形状に係わらず、錠剤Mを正
確に分割することができるようになる。
【0039】特に、斜面板18を落下させ、錠剤Mの長
手方向が落下方向に対して直交するよう姿勢を修正する
ので、万一通路14を出た時点で錠剤Mの長手方向を移
動方向に対して直交させることができなかった場合に
も、確実に錠剤Mの姿勢を修正することが可能となる。
【0040】また、錠剤Mを保持用ローラ23及び保持
用バネ21により挟持して回転刃36まで搬送するよう
にし、且つ、回転刃36による切断時に錠剤Mに加わる
力が、保持用ローラ23に作用するように回転刃36と
保持用ローラ23などとの相対位置及び回転刃36の回
転方向を設定しているので、錠剤M或いは回転刃36に
無理な力を加わることが無くなる。
【0041】尚、上記実施例では挟持板41、42をス
ライド板43、44のピン43A、44Aとロッド52
との係合から成るクランク構造にて近接・離間駆動させ
たが、それに限らず、例えば図8及び図9に示す如く挟
持板モータ51の回転軸に取り付けられたプーリ66と
その側方のプーリ67間に掛け渡されたベルト61を基
板46の左右に設け、往復するベルト61の往路に連結
板62を介して前記スライド板43を固定し、復路に連
結板63を介して前記スライド板44を固定する方式で
も良い。尚、各図において図1〜図7と同一符号のもの
は同一とする。
【0042】係る構造によっても、挟持板モータ51の
正転・逆転によってベルト61の往路・復路を左右反対
方向に移動させ、前述同様の動作をスライド板43、4
4に与えることが可能となる。また、係るベルト駆動に
よらず、例えば歯車にて同様の動作を実現することもで
きる。尚、この実施例の場合には基板46は略直立して
いるが、これは斜面板18の距離寸法を前述の実施例に
比較して短くしているためである。このように斜面板1
8を落下経路を短くすることによって、錠剤Mの落下距
離を短縮することができる。
【0043】また、実施例では楕円形の錠剤を分割する
場合について説明したが、通常の円形の錠剤の場合でも
中心にて同様に二分可能であることは云うまでもない。
【0044】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、整列
手段により被処理錠剤の長手方向を、その移動方向に対
して直交するように整列させ、この状態で被処理錠剤を
挟持手段によりその長手方向から挟持して、回転刃に対
する被処理錠剤の位置合わせを行った後、搬送手段にて
被処理錠剤を回転刃に搬送して切断するので、例えば楕
円形の錠剤など、円形以外の形状の錠剤であっても、回
転刃に搬送された際の被処理錠剤の回転刃に対する位置
及び姿勢を一義的に確定することが可能となる。
【0045】また、回転刃は押し切り式のカッターに比
して安全且つ確実に被処理錠剤を切断することができる
ので、これらにより、その形状に係わらず、被処理錠剤
を正確に分割することができるようになる。
【0046】特に、請求項2の発明では整列手段にて整
列された被処理錠剤を落下させて、被処理錠剤の長手方
向が落下方向に対して直交するよう姿勢を修正する姿勢
修正手段を設けたので、万一整列手段にて被処理錠剤の
長手方向を移動方向に対して直交させることができなか
った場合にも、確実に被処理錠剤の姿勢を修正すること
が可能となる。
【0047】また、被処理錠剤を回転ローラ及びバネに
より挟持して回転刃まで搬送するようにし、且つ、回転
刃による切断時に被処理錠剤に加わる力が、回転ローラ
に作用するように回転刃と搬送手段の相対位置及び回転
刃の回転方向を設定したので、被処理錠剤或いは回転刃
に無理な力が加わることも無くなり、円滑且つ確実に被
処理錠剤を切断することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の錠剤分割機の斜視図であ
る。
【図2】本発明の錠剤分割機のもう一つの斜視図であ
る。
【図3】本発明の錠剤分割機の概略平面図である。
【図4】本発明の錠剤分割機の縦断側面図である。
【図5】本発明の錠剤分割機の挟持機構の断面図であ
る。
【図6】本発明の錠剤分割機の挟持機構部分の拡大正面
図である。
【図7】本発明の錠剤分割機の保持用ローラと回転刃部
分の拡大正面図である。
【図8】本発明の他の実施例の錠剤分割機の斜視図であ
る。
【図9】図8の錠剤分割機のもう一つの斜視図である。
【符号の説明】
1 錠剤分割機 2、3、4 側壁 8 錠剤フィーダ 12、13 通路壁 14 通路 16 回転腕 16A 押板 18 斜面板 21 保持用バネ 22 シャッタ 23 保持用ローラ(回転ローラ) 36 回転刃 41、42 挟持板 53 挟持機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桜井 哲男 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 小佐野 元彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理錠剤を所定位置にて分割する錠剤
    分割機において、 回転して前記被処理錠剤を切断するための回転刃と、 前記被処理錠剤を所定距離移動させることにより、当該
    被処理錠剤の長手方向が移動方向に対して直交するよう
    整列させる整列手段と、 この整列手段にて整列された前記被処理錠剤をその長手
    方向から挟持することにより、前記回転刃に対して当該
    被処理錠剤の位置を合わせる挟持手段と、 この挟持手段にて位置合わせされた前記被処理錠剤を前
    記回転刃まで搬送する搬送手段とを備えたことを特徴と
    する錠剤分割機。
  2. 【請求項2】 被処理錠剤を所定位置にて分割する錠剤
    分割機において、 回転して前記被処理錠剤を切断するための回転刃と、 円弧状の通路を移動させることにより、前記被処理錠剤
    の長手方向が移動方向に対して直交するよう整列させる
    整列手段と、 この整列手段にて整列された前記被処理錠剤を落下さ
    せ、被処理錠剤の長手方向が落下方向に対して直交する
    よう姿勢を修正する姿勢修正手段と、 この姿勢修正手段にて姿勢を修正された前記被処理錠剤
    をその長手方向から挟持することにより、前記回転刃に
    対して当該被処理錠剤の位置を合わせる挟持手段と、 この挟持手段にて位置合わせされた前記被処理錠剤を回
    転ローラ及びバネにより挟持して前記回転刃まで搬送す
    る搬送手段とを備え、 前記回転刃による切断時に前記被処理錠剤に加わる力
    が、前記回転ローラに作用するように前記回転刃と搬送
    手段の相対位置及び回転刃の回転方向を設定したことを
    特徴とする錠剤分割機。
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