JP2001095696A - ゴマ摺り器 - Google Patents

ゴマ摺り器

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JP2001095696A
JP2001095696A JP27813799A JP27813799A JP2001095696A JP 2001095696 A JP2001095696 A JP 2001095696A JP 27813799 A JP27813799 A JP 27813799A JP 27813799 A JP27813799 A JP 27813799A JP 2001095696 A JP2001095696 A JP 2001095696A
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Yukio Yamamoto
行雄 山本
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NARUTOYA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ハンドルを回しやすく、ゴマを繰り出しやす
く、ハンドルをどちらに回してもゴマを摺ることのでき
る、使い勝手に優れたゴマ摺り器を提供する。 【解決手段】このゴマ摺り器1は、ゴマを収容する容器
2の下方にゴマ落下口411を介して設けられた摺擦部
4を有し、摺擦部4内には、ゴマ落下口411の直下に
円柱状の回転臼6が軸を水平にして回転自在に取り付け
られ、その両側に一対の固定臼7,7が対置される。各
固定臼7は、回転臼6の側方から斜め下方にかけて回転
臼6の周面沿いに張り出す摺擦面71を備え、各摺擦面
71と回転臼6の表面との間には上部から下部にかけて
狭くなる間隙sが形成される。そして、ハンドルを介し
て回転臼6を任意の方向に回すと、容器2内から間隙s
内に落下したゴマが摺りつぶされ、間隙sの下部から繰
り出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食卓上にて、ゴマ
や胡椒その他の粒状の薬味類を摺りつぶすのに用いられ
る手動式のゴマ摺り器に関する。なお、本明細書におい
て「ゴマ」とは、胡椒その他の粒状の薬味類全般をも包
含するものとする。
【0002】
【従来の技術】従来より、手動式のゴマ摺り器として、
以下のようなものが知られている。
【0003】図7及び図8に示したゴマ摺り器8(以
下、従来例1という)は、実開昭56−159037号
公報に開示されたものである。このゴマ摺り器8は、ゴ
マを入れる容器81と、その上端部に開口部を設けて取
り付けられた蓋体82とからなり、蓋体82は、容器8
1側に固定された円盤状の固定臼83と、この固定臼8
3に対し同心状に回転可能に取り付けられた円盤状の回
転臼84とを備えている。固定臼83の中央付近には通
孔85が設けられ、容器81を倒すと、この通孔85か
らゴマが落下して、固定臼83と回転臼84との間に送
り込まれる。そして、回転臼84に取り付けられたハン
ドル86を持って回転臼84を回転させると、固定臼8
3と回転臼84との間に挟まれたゴマが摺りつぶされ
る。固定臼83及び回転臼84の周縁部分には凹溝87
が設けられて、摺りつぶされたゴマはこの凹溝87に押
し出され、凹溝87の適宜位置を開口して形成された繰
り出し口88から繰り出されるようになっている。
【0004】また、図9に示したゴマ摺り器9(以下、
従来例2という)は、実開昭63−58936号公報に
開示されたものである。このゴマ摺り器9は、容器91
の下部に円盤状の固定臼92及び回転臼93が設けられ
ている。容器91内のゴマは、固定臼92の中央付近に
設けられたゴマ落下口94から下方に落下し、固定臼9
2と回転臼93との間で摺りつぶされて、固定臼92・
回転臼93の周縁部分から下方に落下する。回転臼93
は、容器91とその上部に取り付けられた蓋体95とを
上下に貫通する回転軸96の下端部に取り付けられ、水
平方向に回転可能に保持されている。この回転軸96の
上部にはハンドル97が取り付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例1,2に代
表される従来のゴマ摺り器は、一般に、ゴマを入れる容
器の一部を開口してそこに円盤状の固定臼及び回転臼を
取り付け、容器内のゴマを固定臼と回転臼との間に落下
させて、回転臼を回転させることにより、ゴマを摺りつ
ぶすものである。かかるタイプのゴマ摺り器において
は、その構造上、容器内のゴマの繰り出し方向に対し
て、回転臼の回転面が直交するように取り付けられる。
したがって、回転臼の支持軸はゴマの繰り出し方向に平
行となり、回転臼を回転させるハンドルの回転面は同繰
り出し方向に直交することとなる。
【0006】そして、従来例1のゴマ摺り器8において
は、容器81を横向きに倒した状態で保持すると、繰り
出し口88が下向きになるとともに、ハンドル86の回
転面が縦回りになって、ハンドル86を最も回しやすく
なる。しかし、このように容器81を保持すれば、容器
81から固定臼83・回転臼84へのゴマの繰り出し方
向が横向きになるので、容器81内のゴマがスムーズに
固定臼83と回転臼84との間に送り込まれない、とい
う不都合がある。
【0007】一方、従来例2のゴマ摺り器9において
は、筒状の容器91を縦向きに保持するとゴマが最も落
下しやすくなるが、この場合には、ハンドル97の回転
面が水平になるので、着席姿勢でこれを回すのにやや回
しにくい、という不都合がある。
【0008】さらに、従来例1,2に代表される従来の
ゴマ摺り器は、円盤状の固定臼と回転臼とを相対させて
摺り合わせるものであり、固定臼及び回転臼の表面に
は、ゴマの摺擦や繰り出しをスムーズにするために、通
常、ゴマを両臼の周縁方向に押し出すような形状の臼刃
が形成される。したがって、回転臼の回転方向は、いず
れか一方向(通常は右利きの人にとって回しやすい右回
り)に規定されることとなる。これを逆方向に回転させ
てもゴマをうまく摺ることはできず、その結果、例えば
左利きの人には使いづらくなるという不便がある。
【0009】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、ハンドルを回してゴマを摺るタイプのゴマ摺り
器において、ハンドルの回しやすさと、ゴマの繰り出し
やすさとを両立させるとともに、ハンドルをいずれの方
向に回してもゴマを摺ることのできる、使い勝手に優れ
たゴマ摺り器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のゴマ摺り器は、
ゴマを収容する容器と、その下方にゴマ落下口を介して
設けられた摺擦部とを有し、この摺擦部内には、ゴマ落
下口の直下に円柱状の回転臼が軸を水平にして回転自在
に取り付けられるとともに、この回転臼の軸を挟んで一
対の固定臼が回転臼の両側に対置され、各固定臼は、回
転臼の側方から斜め下方の位置にかけて回転臼の周面沿
いに張り出す摺擦面を備え、これらの摺擦面と回転臼の
表面との間には上部から下部にかけて狭くなる間隙がそ
れぞれ形成されてなり、回転臼を、その一端に取り付け
たハンドルを介して任意の方向に回転させることによ
り、容器内からゴマ落下口を経由して前記間隙内に落下
したゴマが摺りつぶされ、間隙の下部から繰り出される
ことを特徴とする。
【0011】この発明によれば、容器を縦向きに保持
し、回転臼の軸を水平にして回転させることによりゴマ
を摺ることができるため、着席姿勢のままでも容器を保
持しやすく、ハンドルの回転面も縦回りとなって回しや
すい。そして、容器内のゴマも、ゴマ落下口から直下方
向に落下し、間隙内で摺りつぶされて下方に繰り出され
るので、容器内のゴマの多少にかかわらず、繰り出しが
常にスムーズになる。
【0012】さらに、円柱状の回転臼の両側に固定臼が
対置され、各固定臼と回転臼との間に間隙が形成される
ため、回転臼をいずれの方向に回転させても、同じよう
にゴマを摺りつぶすことができる。回転臼の回転方向が
いずれか一方に規定されることがないので、右利きの人
にとっても左利きの人にとっても使い勝手がよい。
【0013】また、本発明のゴマ摺り器は、前記固定臼
が、摺擦部内に水平に取り付けられた支持枠と、この支
持枠に下方から螺入されて固定臼の底面を支持する調節
ネジと、固定臼の上面を下方に押圧する付勢手段と、に
よって摺擦部内で昇降自在に保持され、その昇降動作に
より回転臼と固定臼との間の間隙が拡縮するように形成
されたことを特徴とする。この発明によれば、調節ネジ
を回して固定臼を昇降させることにより、回転臼と固定
臼との間の間隙が拡縮して、ゴマを摺りつぶす際の荒さ
を容易に調節することができる。
【0014】さらに、本発明のゴマ摺り器は、前記支持
枠が、摺擦部内に着脱自在に取り付けられ、この支持枠
を摺擦部から取り外すことにより、固定臼を摺擦部から
取り出せるように形成されたことを特徴とする。これに
より、摺擦部内がゴマの油分や摺りカス等で汚れた場合
でも、摺擦部内を容易に分解して洗浄することができ
る。
【0015】また、前記容器の上部には、上蓋が着脱自
在に取り付けられるのが好ましく、これによれば、ゴマ
の補充が容易になり、容器内の密閉性も高められる。
【0016】また、前記摺擦部の底部には、受皿が着脱
自在に取り付けられるのが好ましく、これによれば、受
皿に摺ったゴマを溜め置くことができる。
【0017】さらに、前記受皿は、その底面から回転臼
の軸までの高さが、回転臼の軸の一端に取り付けられた
ハンドルの最大回転半径よりも大きくなるように形成さ
れるのが好ましい。これによれば、ゴマ摺り器を食卓上
に置いたときに、ハンドルがどの位置にあっても食卓面
に当たることがなく、また、食卓面にゴマ摺り器を置い
たままで受皿の中にゴマを摺り溜めることも可能にな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しつつ説明する。
【0019】本発明のゴマ摺り器の互いに直交する縦断
面を図1及び図2に示す。これらはいずれもゴマ摺り器
の縦中心軸における断面図である。また、図3は、図2
に示したゴマ摺り器の摺擦部から回転臼を取り除いて、
図2と同方向から見たときの縦断面図である。また、前
記ゴマ摺り器の摺擦部の上面を図4に、前記ゴマ摺り器
のA−A横断面を図5に、前記ゴマ摺り器の摺擦部の底
面を図6に、それぞれ示す。
【0020】図1及び図2に示すように、このゴマ摺り
器1は、ゴマを収容する容器2と、容器2の上部に取り
付けられた上蓋3と、容器2の下方に設けられた摺擦部
4と、摺擦部4の底部に取り付けられた受皿5と、を備
えている。
【0021】容器2は、外形が略角錐台状の筒状体で、
上部、下部ともに開口している。容器2の上部には略円
筒状の上蓋取付部21が形成され、この上蓋取付部21
に上蓋3が被せられている。この上蓋3は、上面視円形
又は矩形の外形を有し、その内周面31が上蓋取付部2
1の外周面に螺合又は嵌合されて、容器2に対し着脱自
在となっている。そして、この上蓋3を着脱して容器2
内にゴマが補充される。
【0022】容器2の下部には、この下部とほぼ同様の
矩形の横断面を有する摺擦部4が接合されている。この
摺擦部4の上面はゴマ受部41となされ、このゴマ受部
41が容器2の下部に嵌め込まれている。ゴマ受部41
は、外側から中央に向かって下降するように傾斜し、そ
の中央に角穴状のゴマ落下口411が形成されている。
【0023】摺擦部4の内部には、円柱状の回転臼6
と、この回転臼6の軸を挟んで回転臼6の両側に対称に
配置された一対の固定臼7,7とが組み込まれている。
【0024】回転臼6は、ゴマ落下口411の直下に位
置し、軸を水平にして、回転自在に取り付けられてい
る。回転臼6の両端は、摺擦部4の相対する側壁部4
2,42の内側にそれぞれ設けられた軸受部43,43
によって保持されている。回転臼6の一端は、摺擦部4
の一方の側壁部42を貫通する位置まで延長され、ここ
に回転臼6を回転させるためのハンドル61が外側から
取り付けられている。回転臼6の周面には、回転臼6の
母線方向に対しやや角度をつけるようにして、複数列の
臼刃62が形成されている。
【0025】各固定臼7は、回転臼6の側方から斜め下
方の位置にかけて回転臼6の周面沿いに徐々に張り出す
ように形成された摺擦面71をそれぞれ有し、各固定臼
7の摺擦面71が回転臼6を両側から抱持するような姿
勢で対置されている。回転臼6の表面と各固定臼7の摺
擦面71との間には、ゴマを摺りつぶしつつ落下させる
間隙sがそれぞれ設けられ、これらの間隙sが、上部で
は広く、下方では狭くなるように形成されている。
【0026】図3に示すように、各摺擦面71の下半部
には、複数列の溝刃72が縦向きに刻設され、この溝刃
72と回転臼6の臼刃62との間でゴマが摺りつぶされ
るようになっている。摺りつぶされたゴマは、間隙sの
下部から下方に繰り出される。
【0027】各固定臼7は、その背面が、摺擦部4の側
壁部のうち回転臼6の両端を支持する側の前記側壁部4
2,42と直交する側壁部44,44に沿うように配置
されている。図5に示すように、各固定臼7は、背面の
左右両側に張り出す突条部73,73を有し、一方、摺
擦部4の内側の四隅には柱状の案内部45が形成され
て、これら各案内部45の一側面にそれぞれ設けられた
案内溝451に前記突条部73が係合されることによ
り、各固定臼7がこれらの案内溝451に沿って昇降自
在に保持されている。
【0028】摺擦部4の内側における固定臼7の下方に
は、中央に開口461を有する矩形の支持枠46が取り
付けられている。図6に示すように、この支持枠46
は、その四辺を摺擦部4の各側壁部42,42,44,
44に沿わせて水平に配置され、その四隅を各案内部4
5の底部に当接させて、支持枠取付ビス462により、
下方から各案内部45の底部にビス止めされている。
【0029】この支持枠46には、各固定臼7の底面の
中央に相対して、調節ネジ47,47が取り付けられて
いる。これらの調節ネジ47は、下部につまみ471を
有し、下方から支持枠46に螺入されて、その先端が固
定臼7の底面に当接することにより固定臼7を支持して
いる。
【0030】さらに、各固定臼7の上面とゴマ受部41
との間には、コイルバネ48,48が組み込まれてい
る。各コイルバネ48は、ゴマ受部41の下面に形成さ
れた突起412,412にそれぞれ嵌装され、固定臼7
を下方に押圧するように付勢している。そのため、摺擦
部4の下側からつまみ471を摘んで調節ネジ47を回
すと、調節ネジ47によって支持された固定臼7がコイ
ルバネ48を伸縮させつつ摺擦部4内で昇降する。これ
により、回転臼6と各固定臼7との間の間隙s,sを拡
縮させて、ゴマを摺りつぶす際の荒さを調節することが
できる。
【0031】摺擦部4の底部には、摺擦部4とほぼ同じ
矩形の横断面を有する受皿5が取り付けられている。こ
の受皿5は、四周に立ち上がり部51が形成され、この
立ち上がり部51の上縁が摺擦部4の側壁部42,4
2,44,44の内側に嵌合されて、摺擦部4に対し着
脱自在となっている。立ち上がり部51の高さは、受皿
5を摺擦部4に嵌合した状態で、受皿5の底面から回転
臼6の軸までの高さがハンドル61の最大回転半径より
もやや大きくなるように形成されている。
【0032】このように、本発明のゴマ摺り器1は、容
器2の下部に設けられたゴマ落下口411の直下に回転
臼6が軸を水平にして取り付けられるとともに、この回
転臼6の側方に固定臼7が配置され、回転臼6と固定臼
7との間の間隙sにゴマ落下口411から落下したゴマ
が挟み込まれて、回転臼6の回転により摺りつぶされる
ように構成されている。そのため、容器2を縦向きに保
持すると、その状態で回転臼6の軸は水平になり、この
回転臼6を回すためのハンドル61の回転面は縦回りに
なる。したがって、着席姿勢のままでも容器2を保持し
やすく、ハンドル61も回しやすい。そして、容器2内
のゴマも、ゴマ落下口411から直下方向に落下して摺
りつぶされ、間隙sの下部から下方に繰り出されるの
で、容器2内のゴマの多少にかかわらず、常にスムーズ
に繰り出される。
【0033】さらに、円柱状の回転臼6の両側に固定臼
7,7が対置され、各固定臼7と回転臼6との間にそれ
ぞれゴマを摺りつぶすための間隙s,sが形成されるの
で、回転臼6をいずれの方向に回転させてもゴマを摺る
ことができる。したがって、従来のゴマ摺り器1のよう
に回転臼6の回転方向がいずれか一方に規定されるとい
うことがなく、右利きの人でも左利きの人でも、無理な
く使用することができる。なお、このために、回転臼6
の表面には、回転臼6の両回転方向に対して同形状とな
る臼刃62が形成されることとなるが、これによってゴ
マの摺擦や繰り出しに不都合が生じることも特にない。
回転臼6の臼刃62は、前記実施の形態においては、回
転臼6の母線方向に対しやや角度をつけるようにして形
成されているが、回転臼6の母線方向と平行になるよう
に形成してもよい。
【0034】また、本発明のゴマ摺り器1は、各固定臼
7が、支持枠46、調節ネジ47及びコイルバネ48に
よって上下方向に昇降自在に保持されるので、調節ネジ
47を回して回転臼6と固定臼7との間の間隙sを拡縮
させることにより、ゴマを摺りつぶす際の荒さを容易に
調節することができる。固定臼7の上面を下方に押圧す
る付勢手段は、コイルバネ48に替えて、板バネや合成
樹脂エストラマーなど、他の弾性体を利用して構成する
こともできる。さらに、各固定臼7の左右両側に突条部
73,73を形成し、これらの各突条部73を摺擦部4
内に設けた案内部45の各案内溝451に係合させるこ
とにより、各固定臼7の姿勢はより安定し、昇降動作も
円滑になる。
【0035】また、支持枠46を摺擦部4に固定してい
る支持枠取付ビス462をドライバー等で着脱できるよ
うにしておけば、これを抜き取って、支持枠46及び調
節ネジ47を摺擦部4から取り外し、各固定臼7を下方
に取り出すことができる。これにより、摺擦部4内がゴ
マの油分や摺りカス等で汚れた場合でも、摺擦部4内を
容易に分解して洗浄することができる。
【0036】また、本発明のゴマ摺り器1は、容器2の
上部に上蓋3を着脱自在に取り付けることができるの
で、ゴマの補充に便利であり、この上蓋3を容器2に螺
合又は嵌合させることによって上蓋3と容器2との密閉
性も容易に確保することができる。
【0037】また、本発明のゴマ摺り器1は、摺擦部4
の底部に受皿5を着脱自在に取り付けることができるの
で、この受皿5に摺ったゴマを溜め置くことができる。
この受皿5の高さを一定寸法確保して、受皿5の底面か
ら回転臼6の軸までの高さがハンドル61の最大回転半
径よりも大きくなるように形成すると、ゴマ摺り器1を
食卓上に置いたときに、ハンドル61がどの位置にあっ
ても食卓面に当たることがなく、また、食卓面にゴマ摺
り器1を置いたままで、受皿5の中にゴマを摺り溜める
ことができる。
【0038】なお、前記実施の形態に示したゴマ摺り器
1は、その横断面が角丸の矩形となるように形成された
ものであるが、本発明においては、摺擦部4内に回転臼
6と固定臼7,7とが無理なく組み込まれる限り、全体
の外形形状は特に限定されない。したがって、容器2、
上蓋3、摺擦部4及び受皿5の横断面形状は、円形やそ
の他の多角形であってもよく、またそれら各部分の高さ
寸法の比率も任意である。回転臼6の一端に取り付ける
ハンドル61についても、特にその形状は限定されない
ので、指先で摘みやすく回しやすい適宜の形状を選択す
ればよい。
【0039】
【発明の効果】本発明のゴマ摺り器によれば、容器を縦
向きに保持したまま、回転臼の一端に取り付けられたハ
ンドルを縦回りに回転させることによりゴマを摺ること
ができるので、着席姿勢でもゴマを摺りやすい。また容
器内のゴマも直下方向にスムーズに繰り出される。
【0040】さらに、回転臼の回転方向がいずれか一方
に規定されず、回転臼をいずれの方向に回転させても同
じようにゴマを摺ることができるので、右利きの人にと
っても左利きの人にとっても使い勝手がよいものとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るゴマ摺り器の縦断面
図である。
【図2】前記ゴマ摺り器を、図1と直交する方向から見
た縦断面図である。
【図3】前記ゴマ摺り器の摺擦部から回転臼を取り除い
て図2と同方向から見たときの、摺擦部部分の縦断面図
である。
【図4】前記ゴマ摺り器の摺擦部の上面図である。
【図5】前記ゴマ摺り器を、図1及び図3中に示す断面
線A−Aで切ったときの横断面図である。
【図6】前記ゴマ摺り器の摺擦部の底面図である。
【図7】従来例1に係るゴマ摺り器の構成を示す全体側
面図である。
【図8】同従来例1に係るゴマ摺り器の蓋体部分の縦断
面図である。
【図9】従来例2に係るゴマ摺り器の構成を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
2 容器 3 上蓋 4 摺擦部 411 ゴマ落下口 46 支持枠 47 調節ネジ 48 コイルバネ(付勢手段) 5 受皿 6 回転臼 61 ハンドル 7 固定臼 71 摺擦面 s 間隙

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴマを収容する容器と、その下方にゴマ
    落下口を介して設けられた摺擦部とを有し、この摺擦部
    内には、ゴマ落下口の直下に円柱状の回転臼が軸を水平
    にして回転自在に取り付けられるとともに、この回転臼
    の軸を挟んで一対の固定臼が回転臼の両側に対置され、 各固定臼は、回転臼の側方から斜め下方の位置にかけて
    回転臼の周面沿いに張り出す摺擦面を備え、これらの摺
    擦面と回転臼の表面との間には上部から下部にかけて狭
    くなる間隙がそれぞれ形成されてなり、 回転臼を、その一端に取り付けたハンドルを介して任意
    の方向に回転させることにより、容器内からゴマ落下口
    を経由して前記間隙内に落下したゴマが摺りつぶされ、
    間隙の下部から繰り出されることを特徴とするゴマ摺り
    器。
  2. 【請求項2】 固定臼は、摺擦部内に水平に取り付けら
    れた支持枠と、この支持枠に下方から螺入されて固定臼
    の底面を支持する調節ネジと、固定臼の上面を下方に押
    圧する付勢手段と、によって摺擦部内で昇降自在に保持
    され、その昇降動作により回転臼と固定臼との間の間隙
    が拡縮するように形成されたことを特徴とする請求項1
    に記載のゴマ摺り器。
  3. 【請求項3】 支持枠は、摺擦部内に着脱自在に取り付
    けられ、この支持枠を摺擦部から取り外すことにより、
    固定臼を摺擦部から取り出せるように形成されたことを
    特徴とする請求項2に記載のゴマ摺り器。
  4. 【請求項4】 容器の上部に、上蓋が着脱自在に取り付
    けられたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の
    ゴマ摺り器。
  5. 【請求項5】 摺擦部の底部に、受皿が着脱自在に取り
    付けられたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    に記載のゴマ摺り器。
  6. 【請求項6】 受皿の底面から回転臼の軸までの高さ
    が、回転臼の軸の一端に取り付けられたハンドルの最大
    回転半径よりも大きくなるように形成されたことを特徴
    とする請求項5に記載のゴマ摺り器。
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JP27813799A Pending JP2001095696A (ja) 1999-09-30 1999-09-30 ゴマ摺り器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112617631A (zh) * 2020-12-01 2021-04-09 山东省十里香芝麻制品股份有限公司 一种婴幼儿芝麻粉的研磨装置

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