JP2001094773A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2001094773A
JP2001094773A JP26926399A JP26926399A JP2001094773A JP 2001094773 A JP2001094773 A JP 2001094773A JP 26926399 A JP26926399 A JP 26926399A JP 26926399 A JP26926399 A JP 26926399A JP 2001094773 A JP2001094773 A JP 2001094773A
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JP26926399A
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Tadashi Yamamoto
直史 山本
Naoya Murakami
直哉 村上
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Toshiba TEC Corp
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Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像の特徴量をノイズに影響されず正確に識別
できるようにし、結果的に画質の品位を向上する。 【解決手段】輝度計算部302から得られる画像の特徴
量は、閾値処理部305で閾値と比較されるが、閾値
は、サイクル的に異なる値に切替えられる。このために
画素毎に異なる閾値が比較対称となり、特徴量の値に応
じた割合での閾値判定パルス列が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スキャナなどで
読み取った画像信号から画像の属性を正しく識別できる
ようにした画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ、ドキュメントファ
イル、デジタル複写機などのように文書画像をデジタル
信号として扱う装置が開発されている。画像をデジタル
信号として扱うことにより多様な編集・補正処理や電子
的な記録や伝送が容易であるなど多くの利点がある。デ
ジタル画像処理装置は、従来主に文字・線画などのモノ
クロ2値画像を対称としていたが、最近では階調画が混
在した画像おも取り扱いたいという要求が高まってい
る。画像記録では、文字と階調画でそれぞれ適した記録
処理があるため、画像の属性を識別し、識別結果に応じ
て記録処理形態を切替えることが高画質化の上で重要で
ある。
【0003】像域識別としては、多種の方式が提案され
ている。例えば特開昭58−3374号公報では、画像
を小ブロックに分割し、各ブロック内の最大濃度と最小
濃度との差を求め、その差が閾値より大きければ当該ブ
ロックは文字画領域とし、小さければ当該ブロックは階
調画領域として識別する方法を示している。
【0004】また画像をページメモリに読み込み、ソフ
トウエア処理により大域的な領域を識別した後、これら
の領域に応じて画像のミクロ的な特徴量による識別を行
う方法も提案されている(特開平11−69150号公
報)。
【0005】例えば、大域として文字領域と識別された
領域については、3色の色信号を所定の比率で加算して
輝度信号を得て、これを特徴量として扱い、所定の閾値
と比較する。その比較結果に応じて識別信号を生成す
る。しかし原稿画像上に特徴量の中間的な領域がある
と、これらの領域の識別結果は不安定になったり、ラン
ダムにばらつくという問題がある。
【0006】一般に文字領域では、文字をシャープに再
現するためにガンマ勾配の急な処理を行い、階調領域で
は、色を正しく再現するためにリニアなガンマ特性の処
理を行う。しかし上記のように文字領域で識別結果が不
安定になると、この不安定部分は濃淡のノイズとして再
現され、画質が劣化することになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、画像
信号から特徴量を計算し、次に特徴量を閾値と比較して
2値化するという2段階のステップで最終的な識別信号
を生成する。この場合、特徴量が閾値に近い値である
と、小さなノイズ成分によっても識別結果が不安定、ラ
ンダムとなり、画質を劣化させるという問題がある。特
に濃度や彩度などのパターン依存のない特徴量を用いた
場合、特徴量はなだらかな変化をとる傾向があるため、
上記の問題が閾値の近くでは顕著に表れる。
【0008】そこでこの発明では、画像の特徴量をノイ
ズに影響されず正確に識別できるようにし、結果的に画
質の品位を向上することができる画像処理装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、原画像信号を入力し、画素単位また
は複数画素よりなるブロック単位に、その画素またはブ
ロック近傍の信号より画像特徴量を計算する特徴量計算
手段と、前記特徴量計算手段から出力される特徴量信号
を閾値と比較し、画像の領域を特徴量に応じて識別する
識別信号を出力する比較手段とを有した画像処理装置に
おいて、前記比較手段は、画素毎に異なる閾値を用いた
閾値処理を行うことを特徴とするものである。
【0010】上記の手段により、特徴量が閾値付近をと
る中間の領域であっても、画素位置毎に閾値を切替える
ことで、識別信号の0、1の発生比がその特徴量に応じ
た値をとるようになる。このために、識別信号により変
調される処理部では、中間領域でも特徴量の大きさに応
じて遷移的に処理が切換るために、急激な変化によるノ
イズなどが目立たなくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0012】図1はこの発明が適用されたデジタルカラ
ー画像複写機の概略構成を示す図である。この複写機
は、画像入力部(例えばスキャナ)101、色変換部1
02、像域識別部103、フィルタ処理部104、墨入
れ部105、階調処理部106、画像記録部107によ
り構成されている。以下、各部について説明する。
【0013】<画像入力部101>画像入力部101で
は原稿画像を読み取り、カラー画像信号を出力する。カ
ラー画像信号は、原稿の各画素のR(赤)、G(緑)、
B(青)の反射率を表わし、各画素の情報を2次元走査
した3本の時系列信号として出力される。このとき、単
位長当たりの読取り画素数を画素密度とよぶ。この実施
の形態では、読取り密度は600dpi,即ち25.4
mmあたり600画素の密度である。但し後述するよう
にプリスキャンの場合は、縦方向(幅走査方向)は20
0dpiと低い密度で読み取る。
【0014】<色変換部102>色変換部102では、
RGB反射率を表わすカラー画像信号を、記録する色材
の濃度を表わすYMCの濃度信号に変換する。RGB反
射率とYMCの濃度の関係は一般に複雑な非線型な関係
となる。このため、この変換処理を実現するには3次元
のテーブルルックアップ法や1次元のテーブルルックア
ップと3×3のマトリックスを組み合わせた方法などが
用いられる。具体的な構成については、例えば特公平1
−055245号や特公昭61−007774号などに
記載されている。
【0015】<像域識別部103>像域識別部103で
は入力した画像信号からその画素の属性の識別を行い、
その結果を像域信号として出力する。本実施の形態で
は、画素の属性として(1)文字、2.階調の2つの領
域に識別している。この識別結果に応じて文字領域の場
合は1、階調領域の場合は0を像域信号として出力して
いる。本発明はこの像域識別部103に特徴を有し、そ
の詳細な構成や動作については、後述する。
【0016】<フィルタ処理部104>フィルタ処理部
104では、YMCのカラー画像信号に鮮鋭化や平滑化
の処理を施す。複写機では原稿として主に文書画像が用
いられる。このような画像では文字画像や階調画像など
が混在している。文字画像は鮮鋭に再現されることが重
要である。一方、階調画像は、階調が滑らかに再現され
ることが重要である。
【0017】また印刷や市販のプリンタでは階調表現に
網点を用いていることが多く、この網点成分を除くこと
も重要である。
【0018】このため、フィルタ処理部104では、像
域識別部103から出力されている像域信号に応じて、
選択的にフィルタ処理を切替える。像域信号が文字を表
わす場合には、エッジ強調フィルタをかけてエッジの強
調を行う。また像域信号が階調のエッジを表わす場合に
は弱いエッジ強調フィルタをかける。また像域信号がな
だらかな階調を表す場合には平滑化フィルタをかけてノ
イズや網点成分の除去を行う。これにより、文字画像は
鮮鋭に階調画像は滑らかに再現することができる。
【0019】<墨入れ部105>墨入れ部105ではフ
ィルタ処理されたカラーのYMC信号をYMCKの4版
の信号に変換する。YMCの3色の色材を重ねても黒を
表現できるが、一般に黒の色材はYMCの重ねより濃度
が高い、安価であるなどの理由で、一般のカラー記録で
は黒の色材をも含めたYMCKの4色で記録を行う。
【0020】具体的にはUCR(Under Color Reductio
n)やGCR(Gray Component Replacement )などの方
式が知られ、実際に用いられている。GCR法の計算式
を以下に示す。ただし入力するCMYの濃度信号をCM
Y,出力するCMYKの濃度信号をC’M’Y’K’と
記述している。
【0021】K’=k・min(C,M,Y) C’=(C−K)/(1−K) M’=(M−K)/(1−K) Y’=(Y−K)/(1−K) <階調処理部106>階調処理部106では、識別部1
03から出力される識別信号に応じて、変調方式及びガ
ンマ特性を切換える。即ち、文字領域では1画素変調を
選択し、階調領域では2画素変調を選択する。また文字
領域では急峻なガンマカーブを選択し、階調領域ではな
だらかなガンマカーブを選択する。
【0022】<画像記録部107>次に画像記録部10
7を説明する。本実施の形態では画像記録部107に電
子写真方式を用いる。電子写真方式の原理を簡単に説明
する。まず画像濃度信号に応じてレーザ光などを強度変
調し、この変調光を感光ドラムに照射する。感光ドラム
の感光面には照射光量に応じた電荷が生じる。したがっ
て、画像信号の走査位置に応じてレーザ光を感光ドラム
の軸方向に走査するとともに、感光ドラムを回転走査さ
せることにより、画像信号に応じた2次元の電荷分布が
感光ドラム上に形成される。
【0023】次に、現像機で帯電したトナーを感光ドラ
ム上に付着させる。このとき、電位に応じた量のトナー
が付着し、画像を形成する。次に感光ドラム上のトナー
を転写ベルトを介して記録紙上に転写し、最後に定着器
によりトナーを溶融させて記録紙上に定着する。この操
作をYMCKの4色のトナーについて順次行うことによ
り、フルカラーの画像を紙面上に記録する。
【0024】<像域識別部103の詳細>次に像域識別
部103を更に詳しく説明する。図2に示すように像域
識別部103は、マクロ識別部201とミクロ識別部2
02とよりなる。
【0025】マクロ識別部201ではスキャナより画像
全面に対して前処理を施したのちにページメモリに読み
込み、その後、ソフトウエア処理により原稿画像の構成
に基づいて識別を行う。本実施の形態では、マクロ識別
部201では網点構造や文字の連結性などの特徴を参照
して、矩形単位で領域の分離及びその領域の種別を識別
する。識別する種別は、(1)文字、(2)背景上の文
字、(3)階調画像の3種類である。
【0026】文字領域は、一様な下地の上に文字や線画
が記録されている領域であり、次に説明するように、こ
の領域内では輝度信号により文字部を識別することがで
きる。また、背景上の文字領域は、地図などのように網
点などの階調の背景上に文字が記録されている領域であ
る。この領域では線分らしさにより文字部を識別する。
更に階調画像領域は、文字の存在しない階調画像の領域
である。マクロ識別部の具体的な構成や原理について
は、例えば特開平9−223673号公報に示されてい
る。
【0027】<ミクロ識別部202>ミクロ識別部20
2には、マクロ識別部201へ入力信号と、マクロ識別
部201からの識別信号が入力される。ミクロ識別部2
02は、例えば図3に示すような構成である。ミクロ識
別部202は、色変換部102からの信号が供給される
線分特徴量計算部301、輝度計算部302を有する。
線分特徴量計算部301の出力は、閾値処理回路30
3、304の各一方の入力端子に供給される。また輝度
計算部302の出力は、閾値処理回路305の一方の入
力端子に供給される。
【0028】ここで閾値処理回路303の他方の入力端
子には閾値T1が設定され、閾値処理回路304の他方
の入力端子には閾値T2が設定されている。
【0029】さらに閾値処理回路305の他方の入力端
子には、4通りの閾値T3,T4,T5,T6が設定さ
れており、この閾値が選択的に切替えられる。具体的に
は画像信号の画素位置の相さ方向の座標をXとし、Xを
4で割ったあまりが0、1,2,3、の場合にそれぞれ
閾値T3,T4,T5,T6に切替えるものである。
【0030】つまりこの例であると、画素位置毎に閾値
を周期的に変化させている。しかも4の倍数の周期で変
化させている。
【0031】上記の閾値処理回路303,304,30
5の出力は、セレクタ307の各対応入力部に供給され
る。このセレクタ307は、マクロ識別部201からの
信号(識別する種別は、(1)文字、(2)背景上の文
字、(3)階調画像の3種類)により制御されるもの
で、文字の領域の場合は、閾値処理回路305の出力が
選択され、背景上の文字の領域の場合は閾値処理回路3
04の出力が選択され、階調画像の領域の場合は閾値処
理回路303の出力が選択される。このセレクタ307
から出力された信号が識別信号として、図1で示したフ
ィルタ処理部104、階調処理部106に供給される。
【0032】上記した識別処理により画質が改善される
理由を以下説明する。
【0033】ここでは本発明により特に効果のある文字
領域の処理について説明する。上記したようにマクロ識
別部201では大域的な構造により文字部を含む領域を
矩形単位で識別している。次にこの矩形領域内で輝度信
号により文字部分と文字以外の下地部分の識別を行う。
従来であると、文字と下地の間の値を閾値として設定
し、文字部と文字を除く部分との分離を行った。しかし
輝度がこの閾値に近い薄い文字などでは識別結果がラン
ダムとなりノイズを生じる。
【0034】図4(A)には、文字の輝度プロフィール
の例を示す。閾値をTとすると、現信号がTをよぎる遷
移領域にある場合は、出力する識別信号は、図4(F)
に示すように原信号に含まれる微少なノイズによりラン
ダムに変化する。
【0035】これに対して、本実施の形態に示すよう
に、マトリクス状の閾値(本実施の形態ではT3,T
4,T5,T6の閾値がサイクル的に変化する)を設け
ることにより等価的には4レベルでの閾値処理になり、
遷移領域では識別信号は輝度信号に応じて0,1の発生
比が一定となる信号が現れる。これにより、この識別信
号を用いて処理を切替えた場合も遷移領域でも処理は滑
らかに切換るために画質劣化が大幅に軽減されることに
なる。
【0036】例えば、入力信号のレベルが、閾値T3を
超える付近のレベルに大きい割合で存在していたとする
と、図4(B)に示すように、閾値T3と比較されたと
きに”1”が出力される。また入力信号のレベルが、閾
値T4を超える付近のレベルに大きい割合で存在してい
たとすると、図4(C)に示すように、閾値T3、T4
と比較されたときに”1”が出力される。また、入力信
号のレベルが、閾値T5を超える付近のレベルに大きい
割合で存在していたとすると、図4(D)に示すよう
に、閾値T3,T4,T5と比較されたときに”1”が
出力される。また、入力信号のレベルが、閾値T6を超
える付近のレベルに大きい割合で存在していたとする
と、図4(E)に示すように、閾値T3,T4,T5,
T6と比較されたときに”1”が出力される。
【0037】この説明からも理解できるように、上記の
回路の処理によると、読み取った文字の濃淡、つまり入
力信号のレベルに応じて、識別信号”1”の発生割合が
比較的規則性を持ち変化することになる。この識別信号
は、そのままディザパターン生成用として用いることが
できる。つまり、図4(B)に示すような識別信号であ
るときは、対称とする領域内において黒レベルとする画
素の割合を少なくし、図4(C)に示すような識別信号
であるときは、図4(B)の場合より若干黒レベルとす
る画素の割合を多くし、図4(D)に示すような識別信
号であるときは、図4(C)の場合よりさらに若干黒レ
ベルとする画素の割合を多くする。これにより、従来、
ランダムでノイズ状態であった濃淡の領域を、濃度が均
一化した鮮明な像とすることができる。
【0038】上記の説明では、識別信号をそのままディ
ザパターン生成用として用いるとしたが、この識別信号
を別途用意したルックアップテーブルの読み出し制御用
として用いてもよいことは勿論である。
【0039】また上記の説明では1系統について説明し
たが、カラー画像処理においては複数系統が用いられる
ので複数系統に本実施の形態を適用できることは勿論の
ことである。
【0040】この発明は上記の実施の形態に限定される
ものではない。
【0041】カラー複写機に適用した第2の実施の形態
についてさらに説明する。この実施の形態は、第1の実
施の形態に比べて、ミクロ識別部の第3の閾値処理回路
(閾値処理回路305に対応する部分)の構成のみが異
なるので、この異なる部分を図5に示して説明する。
【0042】図5において、加算器501には、輝度計
算部302からの信号と、遅延器508からの補正信号
が入力される。加算器501の出力は、閾値処理回路5
02、503、504の各一方の入力端子に供給され
る。閾値処理回路502の他方の入力端には、閾値T7
が与えられ、閾値処理回路503の他方の入力端には、
閾値T8が与えられ、閾値処理回路504の他方の入力
端には、閾値T9が与えられている。ここで閾値の関係
は、T8<T7<T9である。
【0043】閾値処理回路503の出力は、クリップ処
理器505に入力され、閾値処理回路504の出力は、
クリップ処理器506に入力される。クリップ処理器5
05では、入力信号が0以上の場合は、そのままの出力
信号となり、以下の場合は出力信号は0となる。クリッ
プ処理器506では、入力信号が0以下の場合は、その
ままの出力信号となり、以上の場合は出力は0となる。
【0044】クリップ処理器505、506の出力は、
セレクタ507の一方と、他方に入力される。このセレ
クタ507の出力は、遅延器508を介して加算器50
1にフィードバックされている。セレクタ507は、先
の閾値処理回路502の出力により制御される。閾値処
理回路502は、その入力信号が閾値T7より大きい場
合には”1”小さい場合には”0”を出力する。セレク
タ507は、閾値処理回路502の出力(2値化信号)
が1のときは、クリップ処理器506の出力を選択し、
2値化信号が0のときは、クリップ処理器505の出力
を選択する。
【0045】上記の回路の動作は次のようになる。図5
(B)を参照しながら説明する。
【0046】今、加算器501の出力として、閾値T7
とT9の間の信号(X1=a1+b1)を生じるような
入力信号が連続しているものとする。すると、閾値処理
回路502からは”1”が出力される。よってセレクタ
507は、クリップ処理回路506の出力を選択する。
この結果、クリップ処理回路506の出力(−a)がフ
ィードバックされ、加算器501に入力される。この結
果、加算器501の出力は、減少することになる。ここ
で加算器501の出力が(X2=a1+b1)になった
とする。この場合は、X2が閾値T7より大きいので、
閾値処理回路502の出力は、”1”である。またセレ
クタ507は、クリップ処理回路506の出力を選択す
る。このときは、クリップ処理回路506は、(−a
2)を出力している。よって、この出力が、遅延器50
8を通じてフィードバックされるので、減算器501か
らは次の画素のタイミングでは、さらに減少した出力X
3=a3+b4が得られる。
【0047】すると、今度は、閾値処理回路502から
は、”0”が出力される。この結果、セレクタ507
は、クリップ処理回路505の出力を選択する。このと
きクリップ処理回路505は、(+b3)を出力してい
る。この出力は、次の画素に加算される。この結果、加
算器501の出力がX4=a4+b4となる。このとき
は、閾値処理回路502からは、”1”が出力される。
【0048】上記したようにこの回路によると、入力信
号のレベルが上記のようにX1の近辺であると、a1と
b1の比に応じた割合で、”1”が出力する頻度が高く
なる。逆に、入力信号のレベルがX3の近辺で連続する
ような場合は、a3とb3の比に応じた割合で”0”が
出力される頻度が高くなる。図5(B)の例は、”1”
が出力する頻度が高い例を示している。このように上記
の実施の形態は、特徴量信号の閾値処理503,504
で閾値処理し、その後クリップ処理回路の残差を計算
し、残差をフィードバックして周辺画素に拡散してい
る。
【0049】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
画像の特徴量をノイズに影響されず正確に識別できるよ
うにし、結果的に画質の品位を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す図。
【図2】図1の像識別部の構成例を示す図。
【図3】図2のミクロ識別部の構成例を示す図。
【図4】図3の回路の動作を説明するために示した動作
説明図。
【図5】この発明の他の実施の形態を示す図。
【符号の説明】
101…スキャナー、102…色変換部、103…像識
別部、104…フィルタ処理部、105…墨入れ部、1
06…階調処理部、107…画像記録部、201…マク
ロ識別部、202…ミクロ識別部、301…線分特徴量
計算部、302…輝度計算部、303、304、305
…閾値処理回路、307…セレクタ、502,503,
504…閾値処理回路、505,506…クリップ処理
回路、507…セレクタ、508…遅延器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 BA29 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CE05 CE06 CE12 CH09 DA08 DB02 DB09 5C077 LL02 LL19 MP06 PP02 PP03 PP27 PP47 PP51 PP61 PP68 PQ08 PQ12 PQ20 RR02 RR07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画像信号を入力とし、画素単位または
    複数画素よりなるブロック単位に、その画素またはブロ
    ック近傍の信号より画像特徴量を計算する特徴量計算手
    段と、前記特徴量計算手段から出力される特徴量信号を
    閾値と比較し、画像の領域を特徴量に応じて識別する識
    別信号を出力する比較手段とを有した画像処理装置にお
    いて、 前記比較手段は、等価的に画素毎に異なる閾値を用いて
    閾値処理を行う手段を有したことを特徴とする画像処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記比較手段は、マトリックスとの比較
    により2値化出力を得ることを特徴とする請求項1記載
    の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記比較手段は、異なる値の複数の閾値
    をサイクル的に変化させる手段を有したことを特徴とす
    る請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記比較手段は、特徴量信号の閾値処理
    後の残差を計算し、残差を周辺画素に拡散する手段を持
    つことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記比較手段は、特徴量信号をそれぞれ
    異なる閾値T7,T8,T9(但しT8<T7<T9)
    と比較する第1、第2及び第3の閾値処理回路を有し、
    前記第1の閾値処理回路は2値化出力を得、 第2、第3の閾値処理回路は、差分出力を得、 前記第2の閾値処理回路の出力のうち閾値以上の差分を
    正の値として導出する第1クリップ処理回路と、 前記第3の閾値処理回路の出力のうちその閾値以下の成
    分を負の値として導出する第2クリップ処理回路と、 前記第1、第2クリップ処理回路の出力のうち、前記第
    1の閾値処理回路の出力が”0”のときは第2の閾値処
    理回路の出力である正の値を選択し、前記第1の閾値処
    理回路の出力が”1”のときは第3の閾値処理回路の出
    力である負の値を選択するセレクタと、 前記セレクタから導出された信号を前記特徴量信号に加
    算する加算器とを具備したことを特徴とする請求項1記
    載の画像処理装置。
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