JP2001094590A - 文書配信サーバ及び文書配信システム - Google Patents

文書配信サーバ及び文書配信システム

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JP2001094590A
JP2001094590A JP26737499A JP26737499A JP2001094590A JP 2001094590 A JP2001094590 A JP 2001094590A JP 26737499 A JP26737499 A JP 26737499A JP 26737499 A JP26737499 A JP 26737499A JP 2001094590 A JP2001094590 A JP 2001094590A
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Naoyuki Matsumoto
直之 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信文書の自動ルーティング処理を、受信側
だけの設定、処理で行うことの可能な文書配信サーバ装
置を提供すること。 【解決手段】 予め文書様式(フォーム)と対応する文
書の保存先を対応付けして記憶しておき、受信文書デー
タと登録済みのフォームデータとから、受信文書データ
が登録済みのフォームを用いたものであるかを調べる
(ステップS5120)。登録済みフォームを用いてい
る場合には、対応する保存先フォルダに文書を保存する
(ステップS5240)。登録済みのフォームがない場
合や、登録済みのフォームを用いない文書データについ
ては、OCR解析によって宛先情報を検出し(ステップ
S5220)、宛先に対応する予め登録された保存先に
文書を保存することも可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LAN等のコンピ
ュータネットワーク上に構築された文書配信/管理シス
テムに関し、特に文書配信/管理システムにおける受信
文書の自動ルーティング(配信)処理に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリデータ等の文書デー
タを受信し、ネットワークで接続されたクライアントに
対して受信データを配信する文書配信/管理サーバ(以
下、単に文書配信サーバと言う)において、通常、受信
文書の自動ルーティング処理は、送信元から何らかの手
段で配信先情報を取得することで行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、送信元
に対し、送信先アドレス以外に、送信先の文書配信サー
バ内の個別配信先の指定を要求することは、送信元の手
間を増やすことになり、使い勝手の面で問題がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、受信文書の自動
ルーティング処理を、受信側だけの設定、処理で行うこ
との可能な文書配信サーバ装置を提供することにある。
【0005】特に、受信文書の様式(フォーマット)に
応じてそれぞれ別のフォルダに自動的に受信文書を配信
可能な文書配信サーバの提供を目的とする。具体的に
は、業務で使用される各種レポート、伝票等のフォーマ
ット別に受信文書をフォルダ別に自動的に振り分けるこ
との可能な文書配信サーバの提供を目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、文書データを受信し、蓄積管理する文書配信サーバ
であって、予め登録された様式データと、蓄積場所情報
を対応づけて記憶する様式データ管理手段と、文書デー
タを解析し、様式管理手段が記憶する様式データを使用
しているか否かを判定する判定手段と、判定手段が様式
データを使用していると判定した文書データを、様式デ
ータに対応付けされた蓄積場所情報に基づく蓄積場所に
蓄積するデータ保存手段とを有することを特徴とする文
書配信サーバに存する。
【0007】また、本発明の別の要旨は、本発明による
文書配信サーバと、画像通信装置、画像入力装置及びク
ライアントがネットワーク接続されてなる文書配信シス
テムに存する。
【0008】また、本発明の別の要旨は、コンピュータ
装置が実行可能なプログラムを格納した記憶媒体であっ
て、プログラムを実行したコンピュータ装置を、本発明
による文書配信サーバとして機能させることを特徴とす
る記憶媒体に存する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態について説明する。 (システム構成)図1は、本発明の実施形態にかかる文
書配信システムの構成例を示す図である。図において、
1000は、文書配信サーバである。1010から10
13は、このサーバを利用するクライアント(クライア
ント1からクライアント4)である。
【0010】1020、1021は、このサーバに接続
されるマルチファンクションデバイス(MFD1、MF
D2)である。マルチファンクションデバイスは、例え
ばプリンタ、スキャナ及びファクシミリ装置の機能を併
せ持つ装置である。ここでは、クライアント1と、クラ
イアント2が、マルチファンクションデバイスMFD1
を共有して運用しており、これをグループAとする。ま
た、同様に、クライアント3と、クライアント4が、デ
バイスMFD2を共有して運用しており、これをグルー
プBとする。このような運用管理を、1000の文書配
信サーバが行っている。
【0011】(クライアントの構成)図2は、クライア
ントの機能構成例を示すブロック図である。5001
は、一般の文書作成アプリケーション、5002はOS
が提供するグラフィックデバイスインターフェース部、
5003は、プリンタドライバである。5004は、一
般的にはOSが提供するプリントマネージャーであり、
アプリケーション5001から要求された印刷系のジョ
ブは、これらのモジュール(5002から5004)を
通り、5030のLAN制御部を介してネットワークO
Sが提供する印刷システム上で処理される。
【0012】5005は、FAXドライバであり、文書
作成アプリケーション5001から文書をFAX送信す
る場合はこちらのドライバが選択されて後述するジョブ
管理部5020を介して送信要求ジョブとして処理され
る。
【0013】5006は、ローカルスキャナデバイス5
050から画像を読み込み、読み込んだ画像の編集等を
行うスキャナアプリケーション、5007は、スキャナ
アプリケーション5006と後述するスキャナドライバ
5008とをインターフェースするスキャナドライバイ
ンターフェース、5008は、デバイス固有のスキャナ
ドライバであり、スキャナアプリケーション5006に
よる画像読み込み要求は、後述するジョブ管理部502
0を介してスキャナ読み込みジョブとして処理される。
なお、図2の構成例においては、画像読み取り装置とし
てクライアントに直接接続されたローカルスキャナデバ
イス5050を用いる場合を示しているが、LANに接
続されたリモートスキャナを用いて画像の読み込みを行
なう構成も可能である。
【0014】5010は、文書配信/管理アプリケーシ
ョンであり、文書配信サーバへのアクセス、各種設定機
能等をGUIを用いてユーザに提供している。
【0015】具体的には、各種データ(FAX送受信文
書、スキャナ文書、通信履歴情報等)の表示、文書編集
機能、各種設定機能(個人文書を共有文書にするモード
設定、アドレス帳設定含む)、各種ジョブ指定操作(F
AX送信、文書印刷、等)などを提供している。
【0016】なお、図2のクライアントにおいては、一
般ユーザ用アプリケーションとは別に、いくつかの図示
しない管理者用アプリケーションも用意されている。そ
の一つには、受信文書の手動配信アプリケーションがあ
る。これは、宛先が不明(解析不能含む)で文書配信サ
ーバ内に一時保存された受信文書の内容をビュワーアプ
リケーションを用いて表示し、目視でその文書の宛先を
確認できるようにして、当該文書を所定のユーザ宛の文
書として配信するものである。
【0017】また、サーバ管理者用のアプリケーション
として、本サーバを使用するクライアント(ユーザ)設
定、デバイスのリモート設定等が可能な管理者用アプリ
ケーションも用意されている。
【0018】5011は、文書配信/管理ドライバであ
り、文書配信/管理アプリケーション5010から要求
される各種ジョブデータのハンドリングをジョブ管理部
5020経由で行なっている。5020は、ジョブ管理
部であり、各種アプリケーション5001、5006、
5010から要求された各種ジョブの管理を行なう。
【0019】5021は、サーバジョブ制御部であり、
各種サーバを介してのジョブに対して、サーバとのデー
タ転送処理を行なうものであり、5030は、LAN制
御部であり、一般的には、OSメーカが提供するLAN
上の通信を制御する。5022は、ローカルジョブ制御
部であり、ローカルデバイスに対するジョブに対してそ
の制御を5040のI/O制御部を介して行う。502
3は、ローカルジョブ用のデータベースであり、各種ジ
ョブデータが管理される。
【0020】このようなクライアントは、CPU、RO
M、RAM、HDD、CRT、ネットワークインタフェ
ース、周辺機器用のインタフェース、キーボート、マウ
ス等のハードウェア構成を有し、GUIを用いたOSが
稼働可能な汎用のコンピュータ装置によって実現するこ
とができる。
【0021】(クライアントの処理動作)次に、クライ
アントの処理動作について、図3に示すフローチャート
を用いて説明する。ステップS5101で、文書配信サ
ーバ1000への接続(Login)処理を行なう。ここで、
まず、ログイン画面等にユーザID,パスワードを入力
する等により、文書配信/管理システムのユーザとして
の認証を行なう。
【0022】ステップS5102は、サーバからのデー
タアップロード、表示処理であり、Loginが正常に許可
された結果、当該ユーザ用のデータとしてサーバ側です
でに管理されているデータを用いて、クライアント側に
所定のGUIデータを表示させる。ステップS5110
は、ユーザからのジョブ要求の有無を検知するもので、
ステップS5111は、何らかのジョブ要求が有ればそ
の処理を行なう。
【0023】ステップS5120では、文書配信/管理
アプリケーション5010の終了要求を見ており、終了
要求がなければステップS5102にもどり再度サーバ
側のデータをアッフロードし、配信された文書の有無等
に関するステータスの確認を行う。
【0024】ステップS5121は、ステップS512
0でアプリケーションの終了要求があった場合の処理で
サーバとの切断(Logout)処理を行い、処理を終了させ
る。
【0025】(マルチファンクションデバイスの構成)
図4は、本実施形態で用いることのできるマルチファン
クションデバイス(MFD)の構成例を示すブロック図
である。2001はリソース管理部であり、デバイスと
してサポートしている各種リソース全体を管理して、リ
クエストされた各種ジョブのスケジューリング等を行な
っている。
【0026】2010は操作部であり、端末としての機
能をユーザに提供するためのユーザインターフェースと
なっている。2015は読取制御部であり、スキャナ部
2016の制御を行なう。2020は記録制御部であ
り、プリンタ部2021の制御を行なう。また、プリン
タ部2021にはオプションとして、2022のソータ
ユニット、2023の両面記録ユニットを実装、制御す
ることができるようになっている。
【0027】2025は通信制御部であり、回線制御部
2026を介して通常のFAX送受信を制御する。20
30はメモリ管理部であり、メモリ2031資源を各制
御部に割り当て、各種文書データ等の蓄積管理等を行な
う。
【0028】2035は画像処理部であり、紙サイズ変
換、解像度変換、スムージング処理等特にFAX送信、
受信記録時に必要な画像処理を行なう。2040は符号
化処理部であり、特にFAX送受信用に標準的に使用さ
れているMH、MR、MMRといった符号化、復号化処
理を中心に行なっている。
【0029】2045はPDL制御部であり、本実施形
態においてはLANを介して受信したPDL(ページ記
述言語)データをPDL処理部2046でビデオデータ
に変換する。変換後のビデオデータは、記録制御部20
20に渡されてプリンタ部2021で出力される。
【0030】2050は、外部i/f制御部であり、こ
の例ではLAN制御部2051を介して、LAN上のサ
ーバと所定のデータ通信、ジョブ管理、制御を行なう系
と、WSi/f制御部2052を介して外部接続される
ワークステーション(WS)と所定の処理を行う系をサ
ポートしている。
【0031】このようなマルチファンクションデバイス
は、例えば、サーバ/WSからの送信ジョブ、プリント
ジョブを受けたり、サーバ/WS側に受信データ、スキ
ャナー読取データを転送する等処理をリソース管理部2
001の管理下で行なう。
【0032】また、ネットワーク上の特定のユーザ(ク
ライアント)用としてサーバにスキャナー読取データを
転送するために、操作部2010上から、前記クライア
ントを指定する手段も設けられている。以下に、マルチ
ファンクションデバイス単体での動作について補足す
る。
【0033】「コピー動作」・操作部2010からの操
作により、スキャナ部2016にセットした原稿が読み
取りされて、プリンタ部2021に出力されるようにリ
ソース管理部2001の管理下で各関連制御部が制御さ
れる。
【0034】「FAX送信」 ・操作部2010からの操作により、スキャナ部201
6にセットした原稿が読み取りされて、符号化処理部2
040によってファクシミリ符号化処理を行ない、回線
制御部2026からファクシミリデータが転送されるよ
うに、リソース管理部2001の管理下で各関連制御部
が制御される。
【0035】「FAX受信」 ・回線制御部2060から着信されたデータを、一旦メ
モリ2031に蓄積し、一般的には、この画像データを
受信文書出力として、符号化処理部2040で復号化し
てプリンタ部2021からプリント出力されるように、
または、LAN制御2051を介してサーバへデータ転
送されるように、リソース管理部2001の管理下で各
関連制御部が制御される。
【0036】(マルチファンクションデバイスの処理動
作)図5は、上述のマルチファンクションデバイスの処
理動作、特にLAN上のサーバと接続されて、サーバと
連携して各種ジョブを処理する場合の動作を示すフロー
チャートである。
【0037】ステップS2101では、まずサーバとの
接続要求がなされているかを確認し、要求がなければ要
求されるまで待つ。なお、このサーバとの接続要求指示
は、マルチファンクションデバイスの操作部2010か
らでも、ネットワーク上からでも受け付けられるように
なっている。この時、接続すべきサーバを指定すること
もできるようになっている。
【0038】ステップS2102は、ステップS210
1でサーバとの接続要求がなされている場合の接続処理
であり、接続すべきサーバ名が指定されている場合は、
そのパラメータ値をLAN上に送信するデータに付加す
ることで、所定のサーバと接続するようになっている。
また、サーバと接続されると、後述するアドレス帳デー
タ等をサーバ側からダウンロードするようになってい
る。
【0039】ステップS2110では、マルチファンク
ションデバイス内にサーバへ転送すべきジョブデータが
あるか否かの確認をし、例えば受信文書転送ジョブ、ス
キャナ読み取りジョブ等があった場合には、ステップS
2111でサーバにジョブデータ転送等の処理を行な
う。
【0040】ステップS2120では、まずマルチファ
ンクションデバイス内のリソースの空き状況を確認し、
ジョブを受け付けられる状態ならばステップS2121
でサーバにマルチファンクションデバイスへのジョブ要
求があるか否かを確認(ジョブ請求)し、要求ジョブが
あればステップS2122でジョブデータを受け付け
て、ジョブ処理を行なう。一般的には、一旦ジョブデー
タをメモリに蓄積し、その後必要な処理、例えばFAX
送信処理、プリントアウト処理を行なうことになる。
【0041】ステップS2125では、ジョブ処理中、
アイドル中等のデバイスのステータスをサーバに通知す
る。ステップS2130では、サーバとの接続を切断す
る要求が出されていないかを確認し、指示がなければ再
度ステップS2110の処理に移行し、処理を継続す
る。もし、サーバとの接続を切断する要求があれば、ス
テップS2131でサーバとの切断処理を行い、ステッ
プS2101でサーバとの接続要求を待つようになって
いる。また、サーバでなくWSと接続される場合も、基
本的にはここで示した処理と同様の処理が行なわれる。
【0042】(文書配信サーバの構成)図6は、本実施
形態における文書配信サーバ1000の機能構成例を示
すブロック図である。図において、3001はLAN制
御部であり、基本的な機能はサーバアプリケーションが
インストールされるネットワークOSにより提供され
る。
【0043】3002はトランザクション管理部であ
り、サーバ管理下のデバイス、クライアントとの個別の
通信処理を、内部処理の結果を踏まえ、LAN制御部3
001を介して行なう。
【0044】3003は、リクエストQueue管理部であ
り、基本的にはデバイス、クライアントから非同期に転
送される各種要求メッセージを一旦内部的にQueue管理
し、逐次要求内容に応じた処理をしている。ただし、サ
ーバ内でスケジューリングを必要とする要求が発生する
場合も想定されている。
【0045】3004は、サービス管理部であり、デバ
イス又はクライアント、場合によってはサーバ内からの
要求内容に添って、各種ジョブ処理部に処理を渡す。3
005はユーザ/デバイス管理部であり、ユーザ(クラ
イアント)又はデバイスに関するジョブを処理するもの
で、基本的には接続されるユーザ(クライアント)、デ
バイスの管理に関するジョブ処理を行なう。
【0046】例えば、各クライアント(1010−10
13)、デバイス(1020、1021)からの接続
(ログイン)要求処理の判断、各ユーザ用に管理された
文書情報、アドレス情報のハンドリング、ならびにデバ
イスの処理能力、ジョブ処理状況、リソース状態等を管
理、制御する。
【0047】3006はサーバ管理に関するジョブを処
理するもので、基本的にはサーバの管理者向けに、サー
バの設定、データのバックアップ、サービス用ログデー
タの取得等のサービス機能を提供する。
【0048】3007では本サーバでの各種ジョブ処理
全般に関する管理を扱う。ここでは、必要に応じてスケ
ジューラ3010に制御権を渡し、その管理下で各種ジ
ョブ3020を実行するようになっている。
【0049】3030はメモリ管理部となっており、サ
ーバで扱う各種データは、原則としてその管理下でデー
タベース3031に蓄積、管理され、必要に応じて参
照、読み出しが行なわれる。
【0050】更に、3050は、モデム制御部であり、
サーバに実装/接続されるモデムを制御するもので、こ
れは、3051のFAX制御部の管理下でコントロール
される。FAX制御部3051は、トランザクション管
理部3002を介して、サーバに管理されたFAX送信
ジョブを処理したり、直接受信処理したFAX受信文書
をサーバ側に転送処理する機能を有する。
【0051】(文書処理ジョブ群)図7は、本実施形態
における文書配信サーバの各種文書処理ジョブ群を示す
図である。文書配信サーバの文書処理ジョブは、原則と
して、サーバとデバイス間でのジョブデータの転送処理
を伴うジョブである対デバイスジョブ群3110と、サ
ーバ内で処理される、もしくはサーバ=クライアント間
でのデータ処理に限定される各種文書処理ジョブ群31
20に大きく分けることができ、それぞれサーバ内のス
ケジューラ3010により管理、制御されている。以
下、各ジョブ群に属するジョブについて説明する。
【0052】<対デバイスジョブ群>3111は、Fa
x送信ジョブであり、各クライアントからの送信要求ジ
ョブデータを受け取り、送信要求をしてきたクライアン
トに対応するデバイスに対してFax送信を要求する。
【0053】3112は、Fax受信ジョブであり、デ
バイスからFax受信データを受けて、サーバ内に受信
データを蓄積管理する。3113は、プリントジョブで
あり、ここでは、クライアント側からの、特にサーバ内
に蓄積管理された、Fax受信データ等のイメージ文書
の印刷要求ジョブに関して処理を制御する。
【0054】3114は、スキャンジョブであり、デバ
イスが読み取った原稿データを受け取り、通常は所定の
ユーザの読取専用フォルダにファイルとして管理して、
当該ユーザからアクセスできるようになっている。ま
た、スキャンジョブとして同報処理する機能もサポート
している。
【0055】<文書処理ジョブ群>3121は、OCR
解析ジョブであり、イメージデータとして蓄積管理され
る受信文書、スキャナ読取文書等に対してOCR処理を
する。ここでは、直接指定された文書全体をOCR処理
する場合と、他の文書要約ジョブ3122、ルーティン
グジョブ3126から目的に応じて起動されることも可
能になっている。例えば、受信文書から宛先データを抽
出処理したり、イメージデータ全体をOCR処理して、
文字コードで構成される(画像データを含むこともあ
る)文書データに変換することが可能になっている。
【0056】3122は、文書要約ジョブであり、サー
バ内に蓄積された文字コード化された文書に対する、内
容の要約処理を行なうためのものである。3123は、
文書検索ジョブであり、サーバ内に蓄積された文書に対
して検索の手段を提供するものである。
【0057】3124は、暗号処理部であり、必要に応
じてサーバに蓄積された文書に対して暗号化処理を施
し、文書に対するセキュリテイを保証するものである。
3125は、文書データ転送ジョブであり、クライアン
ト側にイメージデータを転送処理する。この時、表示サ
イズの縮小要求があれば、縮小処理した表示データを転
送する。
【0058】3126は、自動ルーティングジョブであ
り、受信文書に対してする配信処理を、宛先をOCR解
析ジョブ3121により抽出し、抽出された宛先に対応
するユーザ別の管理エリアに当該文書を移動させること
で配信処理を行なう。また、フォームが登録されていれ
ば、フォーム検索して、所定のフォルダへ自動配信処理
を行う。
【0059】3127は、手動ルーティングジョブであ
り、特に一時的に蓄積された受信文書に対して、特別に
許可されたクライアントのユーザに対して各文書を視覚
的に内容を見せて、所定の宛先を確認させる手段と、ネ
ットワーク上の各ユーザのフォルダに当該文書をサーバ
内で手動的に移動させる手段とを提供するものになって
いる。
【0060】3128は、文書登録ジョブであり、クラ
イアント側の要求に応じてサーバ内に文書の登録を行な
うことが可能になっている。
【0061】(文書配信サーバの動作)図8は、文書配
信サーバの基本動作を示すフローチャートである。ステ
ップS3401は、電源立ち上げ時に行なうデータベー
スのチェックである。ステップS3410は、各種クラ
イアント、ならびにデバイスからの、サーバへのLogin
要求の確認である。Login要求があれば、ステップS3
411において、パスワードチェック等を含めたLogin
処理を行なう。
【0062】ステップS3415は、クライアントから
のユーザ情報要求の確認である。ユーザ情報要求があれ
ば、ステップS3416で、要求内容に応じて各ユーザ
個別のデータ、および共有データをクライアント側に転
送処理する。ステップS3420は、クライアントから
のサーバ情報要求の確認である。システム情報要求があ
れば、ステップS3421で、要求内容に応じてサーバ
固有のデータ、ならびに接続されたデバイスの情報等を
クライアント側に転送する。
【0063】ステップS3425は、クライアントから
の文書データ要求の確認である。文書データ要求があれ
ば、ステップS3426で、指定された文書のデータ転
送処理を行なう。ステップS3430は、クライアン
ト、デバイスからの各種ジョブ要求の確認である。ジョ
ブ要求があれば、ステップS3431で、指定されたジ
ョブの種類に応じたジョブデータの処理を行なう。
【0064】ステップS3435は、アドレスブック処
理に関する処理要求の確認である。処理要求があれば、
ステップS3436でアドレス情報の収集、登録、変更
に関する処理を行なう。ステップS3440は、デバイ
スからの情報通知要求の確認である。ここでは、デバイ
スからの能力通知、ステータス通知を取得し管理する。
【0065】ステップS3445は、Logout要求の確認
である。Logout要求があれば、ステップS3446でLo
gout処理を行なう。ステップS3490は、サーバシャ
ットダウン要求の確認である。要求があれば、ステップ
S3491でシャットダウン処理を行なう。
【0066】(スケジューラ動作)図9は、スケジュー
ラの動作を説明するフローチャートである。ここで、文
書配信サーバにおいて、クライアント、デバイスと協調
してどのようにジョブを処理するようになっているかを
説明する。
【0067】ステップS4201では、デバイスからの
受信通知を受信したかを判断し、受信したならば、前述
したFAX受信ジョブを起動し、後の処理はFAX受信
処理に委ねる。ステップS4205では、デバイスから
のスキャンジョブ通知を受信したかを判断し、受信した
ならば、前述したスキャンジョブを起動し、後の処理は
そちらに委ねる。
【0068】ステップS4210では、デバイスからの
ジョブ請求を受信したかを判断し、受信したならば、ま
ずステップS4211で請求元デバイスを確認し、その
デバイス向けのジョブの有無を前述したジョブテーブル
から検索処理し、ステップS4212でその検索結果に
基づき、ジョブがあればステップS4213で当該ジョ
ブデータをデバイス側に転送し、ジョブがなければ、ス
テップS4214でその旨をデバイス側に通知する。
【0069】このように処理することにより、デバイス
が特定されたジョブはそのデバイスに対してジョブが要
求されるが、特にデバイスが限定されないジョブに関し
ては、所定の機能リソースが空いているデバイスに対し
て順次ジョブが割り振られることにより、効率良くジョ
ブが処理されるようになっている。
【0070】ステップS4220では、クライアントか
らのFAX送信要求を受信したかを判断し、受信した場
合にはまずステップS4221で、要求されたジョブ
が、指定されたデバイス、サーバの管理下にあるデバイ
スで処理が可能かを確認し、可能であればステップS4
222でジョブデータの転送処理を行ってジョブ登録を
行い、不可能であればステップS4223でエラー処理
を行う。エラー処理としては、エラーの内容等をクライ
アント側に通知し、クライアントサイドで指定するデバ
イスの変更するよう促すか、自動的に当該ジョブが処理
可能なデバイスを自動選択し、変更されたデバイス名等
をジョブを要求したクライアント側へ通知する等の手段
を採用することができる。
【0071】ステップS4230では、クライアントか
らのプリント要求を受信したかを判断し、受信した場合
にはステップS4231でジョブの内容とデバイスの能
力に問題がないか確認し、問題がなければステップS4
232でジョブデータの転送処理を行ってジョブ登録を
行い、問題があればステップS4233でステップS4
223と同様のエラー処理を行う。
【0072】ステップS4240では、その他のサーバ
でサポートしている文書処理サービス要求を受信したか
を判断し、受信した場合にはステップS4141で所定
の文書処理ジョブを起動し、後の処理はそちらに委ね
る。これらの処理を繰り返されることにより、適宜ジョ
ブが処理されるようになっている。
【0073】(ユーザ管理テーブル)図10は、本実施
形態において、文書配信サーバがデータベース3031
に記憶するユーザ管理テーブルの例を示す図である。項
目及び登録内容は以下の通りである。 (1)番号:内部的に各登録ユーザを管理するための番
号。 (2)ユーザ名:基本的にはネットワークユーザ名を登
録するが、それとは別にFAX送信先としてのユーザ
名、グループ登録されるユーザ名等が登録できる。 ・このデータは直接デバイス側に送られ、デバイスで配
信宛先として表示、指示することができるようになって
いる。 ・また、MFD等プリンタ機能を有するデバイスをユー
ザ登録することにより、例えばスキャナで読取った画像
を出力させるプリンタを指定したり、グループユーザに
プリンタを含ませることで同報指示の一環でプリント出
力も指示できるようになっている。
【0074】(3)属性:登録されたユーザの属性、具
体的には、ネットワークユーザ(クライアント)、FA
X番号、グループユーザ、プリンタ(MFD)かの識別
をするものである。 (4)メンバー:グループユーザの場合、グループメン
バーをユーザ番号で指定する。図10の例では、ユーザ
AAAA,BBBBはAグループ、ユーザCCCC,D
DDDはBグループのメンバであることを示している。 (5)ダイヤル番号:FAX送信先ユーザの場合、FA
X番号を登録する。 (6)システム管理者:本システム全体の管理者を登録
する。 ・システム内の共有リソースの設定管理は、システム管
理者のみ行える。
【0075】(7)グループ管理者:グループ設定した
場合のグループ内システム管理者を登録する。 ・グループ内の共有リソースの設定管理を行なう権限を
有する。
【0076】(8)スキャナ登録 ・ユーザ名としてMFD等のスキャナ機能を有するデバ
イスに転送するか否かの設定を行い、「登録する」と設
定されたもののみをデバイスに転送する。 ・また、デフォルト設定としては、「ネットワークユー
ザ」、「グループユーザ」はデバイスに登録、「FAX
送信先ユーザ」は未登録という設定になるようにしてあ
る。 ・なお、これらのアドレスデータは、各クライアントか
らはすべて文書配信先として使用可能である。
【0077】(デバイス管理テーブル)図11は、本実
施形態において、文書配信サーバがデータベース303
1に記憶するデバイス管理テーブルの例を示す図であ
る。項目及び登録内容は以下の通りである。 (1)番号:内部的に各デバイスを管理するための番
号。 (2)デバイス名:各デバイスにユーザが登録するデバ
イス名。 (3)機能別使用制限:各デバイスの有する機能別にア
クセス(使用権)を設定する。
【0078】各クライアント(ユーザ)からのジョブを
各デバイスへ振り分ける時、また、各デバイスからのジ
ョブを受け付ける場合等は、このテーブルを参照して制
御が行なわれる。例えば、MFD1というデバイスは、
プリント機能、FAX送信、FAX受信機能に関して
は、原則としてAグループに属するユーザに対応したジ
ョブを処理するように制御される。
【0079】ただし、FAX受信に関しては、別途自動
配信機能を有するため、システム内の配信先が一意に決
定される場合は、所定のグループ外のユーザにも配信可
能となる。しかし、配信先が特定されない受信文書に関
しては、グループ専用の共有領域に当該文書が管理され
るようになる。また、FAX受信機能に使用ユーザ制限
を設定しないときの、配信先が特定されない受信文書
は、システム共通の管理領域に受信文書が管理されるこ
とになる。
【0080】(データベースの構成)図12は、本実施
形態における文書配信サーバが有するデータベース30
31の構成例を示す図である。 [共有データ]:共有データとして以下のデータを管理
する。項目及び内容は以下の通りである。 (1)ユーザ管理情報 ・ユーザ名、ユーザパスワード、ユーザ別設定、デバイ
ス設定情報、ユーザ管理テーブル等。 (2)サーバ管理情報 ・ユーザライセンス数、時刻、サーバアプリケーション
バージョン等。 (3)デバイス管理情報 ・デバイスが有する機能、ステータス、デバイス管理テ
ーブル等
【0081】(4)共有アドレスデータ:共有するアド
レスデータ。 ・ネットワーク上の各ユーザのLAN上のアドレスにつ
いては、自動的に登録する。 (5)共有文書データ:共有する文書データ (6)共有文書アノテーションデータ ・共有する文書に対するアノテーション情報。
【0082】(7)通信ログデータ ・特に、FAX受信文書管理テーブル等、FAX送受信
に関連する通信ログ(履歴)データ。 (8)ジョブ・課金ログデータ ・課金管理上必要なログデータ(通信時間、プリント要
求カウント等)。 (9)一時保存データ ・特に、宛先が明示されずに転送されたFAX受信文
書。 (10)フォーム検索用データ ・フォーム管理テーブル等、フォーム検索に必要となる
データを管理する。
【0083】[個別ユーザデータ]:各ユーザ単位のデ
ータとして以下のデータを管理する。項目及び内容は以
下の通りである。 (1)Inboxデータ:主としてデバイス側から転送され
た受信文書データ。 (2)OutBoxデータ:デバイス側に転送されるべき未処
理のジョブ情報。 (3)Scanデータ:スキャン読取後、転送された文書デ
ータ。 (4)SentFaxデータ:送信処理済みの文書データ。 (5)Trashデータ:不要指示され一時保存された文書
データ。 (6)ユーザ専用フォルダデータ ・ユーザが個別に設定したフォルダに、ユーザが移動、
複写させた文書が管理される。 (7)ユーザ専用アドレスデータ ・ユーザが独自に設定したアドレス情報。
【0084】[個別グループデータ]:各グループ単位
のデータとして以下のデータを管理する (1)Inboxデータ:グループ内のデバイス側から転送
される受信文書データ。 (2)OutBoxデータ:グループ内のデバイスに要求され
たジョブ情報。 (3)Scanデータ:グループユーザ指定のスキャン文書
データ。 (4)グループ専用フォルダデータ:グループユーザが
独自に設定したフォルダ。 (5)グループ専用アドレスデータ:グループユーザ専
用のアドレス情報。
【0085】(データフロー)図13は、図1に示した
本実施形態の文書配信システムにおけるデータフローを
示す図である。サーバ1000とマルチファンクション
デバイス(MFD1、2)(1020、1021)と
は、サーバ1000におけるデータバッファ3310を
介してデータ転送処理が行なわれ、データバッファ33
10においては (1)FAX送信要求用データバッファ (2)FAX受信用データバッファ (3)プリントデータ用データバッファ (4)スキャナデータ用データバッファ がそれぞれに用意され、これらのデータはデバイス=サ
ーバ間でパケット単位に混在させて転送が可能になって
いる。
【0086】サーバ内では、データバッファ3310
と、データベース3031との間で内部的に必要に応じ
たデータ転送が行なわれる。各ユーザ(1010〜10
13)は、サーバにおけるデータベースに対してデータ
転送(アクセス)を行なうことにより、各種サービスの
提供を受けることが基本になっている。
【0087】例えばクライアント1としてのユーザ1
(1010)は、サーバにおける共通データエリアのデ
ータ領域、ユーザ1用として個別に管理されたユーザ1
データ領域、ならびに、所属するAグループ専用のデー
タ領域をアクセスすることで、各種サービス、データの
提供を受けることができるようになっている。
【0088】(FAX受信文書管理テーブル)図14
は、本実施形態において、文書配信サーバがデータベー
ス3031の共有データ部に記憶するFAX受信文書管
理テーブルの例を示す図である。
【0089】ここでは、共有データエリア内に送信元別
のフォルダの管理ができるようにして、必要に応じてア
クセスの制限ができるようにしてある。項目及び登録内
容は以下の通りである。 (1)共有内フォルダ名 ・ここでは、所定の相手先番号、フォルダID別にフォ
ルダ名を設定し、ユーザがフォルダ別にFAX受信文書
をアクセスできるようになっている。 ・特にフォルダ設定されていない場合のFAX受信文書
で、配信先が自動的に判別できない文書は、一般受信文
書(デフォルト)として管理される。
【0090】なお、グループ指定されたデバイスからの
のFAX受信文書は、グループ専用のInBoxに管理され
る。 ・配信先が確定せずデフォルトとされた文書を自動プリ
ント出力設定し、受信記録させることもできるようにな
っている。 ・また、配信先が確定しない文書は、一時保存して、手
動ルーティング処理で配信する設定も可能になってい
る。
【0091】(2)相手先番号 ・各フォルダ別に、FAX送信元のダイヤル番号を設定
する。 ・FAXデバイスから通知された受信文書に対応するダ
イヤル番号と、ここで設定された番号とを比較して、対
応するフォルダに受信文書が管理される。 ・ダイヤル番号は、国際標準のFAX手順においてサポ
ートされている手段により情報交換されるものを使用す
る。 ・複数のダイヤル番号を登録することにより、共通のグ
ループ間でのFAX受信を一括管理させることができる
ようになっている。
【0092】(3)フォルダID ・例えば、ITU−T T.30で規定されるサブアド
レス等を用いて直接ID指定してフォルダを選択するこ
とができるようになっている。 (4)文書番号 ・各フォルダ別に文書番号を管理する。
【0093】(5)アクセス権 ・共有エリアに受信文書として管理はされるものの、部
門外のクライアントからのアクセスは許容したくない場
合に備えて、各フォルダに対してアクセス可能なユーザ
(クライアント)を任意に設定できるようになってい
る。
【0094】なお、ここに示したテーブルは、共有フォ
ルダに関連した処理用のテーブルであるが、これとは別
に、各ユーザ用のInBoxに対応させたフォルダIDの設
定をすることで、直接ユーザ専用フォルダに受信文書を
転送処理することも可能になっている。
【0095】(スキャンジョブ)図15は、スキャンジ
ョブにおける処理フロー図を示している。ステップS3
601では、まずMFDからのスキャンジョブデータの
転送処理を行なう。このジョブデータは、スキャナで読
み込んだ画像データと、その配信先データをを含んでい
る。
【0096】ステップS3602では、まず画像データ
部を一時保存文書ファイルとしてデータベースに登録す
る。ステップS3603では、配信先データ部の内容を
解析し、処理すべき配信数等を検出する。
【0097】ステップS3610では、未処理の個別宛
先データ(ユーザ名)を抽出する。ステップS3615
では、その属性が「クライアント」か否かを判断し、そ
うであればステップS3616で、所定のユーザフォル
ダに対する内部的な配信処理を行い、ステップS363
0に処理を進める。
【0098】ステップS3620では、宛先データ属性
が「FAX送信先」かを判断し、そうであればステップ
S3621で内部的に新規の送信ジョブとしての登録を
行い、ステップS3630に進む。
【0099】ステップS3630では、宛先データがプ
リンタデバイスに対応しているかを判断し、そうであれ
ばステップS3631でプリントジョブとしてジョブ登
録する。
【0100】ステップS3640では、他の配信処理す
べきデータが残っているか否かの確認を行い、まだ未処
理分があればステップS3610まで処理を戻す。配信
(登録)処理が終了したら、ステップS3650で一時
保存文書等の後処理を行い処理を終了する。
【0101】(FAX受信ジョブ)図16は、FAX受
信ジョブ処理フロー図を示している。ステップS380
1では、デバイス側からFAX受信データを配信処理用
のデータと共にジョブデータとして転送処理を行なう。
【0102】ステップS3802では、画像データを、
暫定的に一般受信文書として登録処理する。ステップS
3803では、付加された配信処理データの内容を解析
する。
【0103】ステップS3810では、明示的に送信宛
先としてフォルダID(クライアント専用フォルダ、も
しくは所定の共有フォルダ)が指示されているか確認
し、指示がされていた場合は、ステップS3811で指
定されたユーザフォルダへ文書を再登録して処理を終了
する。
【0104】ステップS3820では、FAX送信元ダ
イヤルデータが付加されているかの確認を行い、送信元
ダイヤルデータがあれば、ステップS3821で対応す
るFAX送信元別フォルダが設定されているかの確認を
し、所定のフォルダが設定されていればステップS38
22で対応するフォルダへ文書の再登録処理をして処理
を終了する。
【0105】ステップS3830では、配信先が未定の
文書に対する自動配信処理モードの設定を確認し、その
設定がなされていれば、ステップS3831で、当該文
書の扱いを自動ルーティングジョブに渡すことで配信処
理の扱いを委託することで処理を終了する。
【0106】ステップS3840では、デバイスの使用
権が設定されているか確認を行い、設定があれば、ステ
ップS3841で所定のフォルダへ文書の再登録処理を
して処理を終了する。
【0107】ステップS3850では、自動印刷モード
が設定されているか否かの確認をし、設定されていれ
ば、これまで配信先が未確定の文書をステップS385
1でプリントジョブとして処理されるようにジョブ登録
し処理を終了する。
【0108】ここまでで登録すべきフォルダが確定しな
い受信文書は、強制的にデフォルトの共通フォルダに登
録するなり、一般受信文書として蓄積管理しておき、所
定のクライアントから手動ルーティングジョブ3127
を起動して手動で所定のユーザフォルダへ文書を転送処
理するようになっている。
【0109】(フォーム管理テーブル)図17は、本実
施形態において、文書配信サーバがデータベース303
1の共有データ部に記憶するフォーム管理テーブルの例
を示す図である。ここで、フォームとは文書の様式であ
り、例えば企業等で使用する文書のように、文書の様式
が確立したものを登録し、後述するように、本実施形態
においては受信文書がどの様式であるかを検出すること
により自動配信に用いる。
【0110】項目及び登録内容は以下の通りである。 (1)番号:登録されるフォームの管理番号であり、複
数のフォーム検索用のデータを管理できるようになって
いる。 (2)フォームデータID:フォーム検索のテータの管
理IDであり、このIDにより画像データ、フォーム検
索用に抽出されるフォーム属性データをアクセスできる
ようになっている。また、これらのデータは、共有デー
タとして管理される。 (3)対応フォルダ:フォーム検索の結果、対応するフ
ォームが検出された場合に文書の移動先フォルダをここ
で管理する。
【0111】(登録フォームによる自動ルーティング処
理)図18は、登録されたフォームを用いた自動ルーテ
ィング処理を示すフローチャートである。ステップS5
201では、まず、フォーム管理テーブルを参照して、
フォーム検索用のデータが登録されているかの確認を行
う。
【0112】ステップS5220は、フォーム検索デー
タがない場合の処理で、ここでは、OCR解析技術によ
り、イメージデータから宛先情報の検出処理を行う。
【0113】ステップS5210は、フォーム検索デー
タが登録されていた場合の処理であり、この場合は、受
信データのイメージデータと、登録されているフォーム
の画像データをフォーム属性データ等に基づき順次比較
することにより、受信データが登録されたフォームを用
いた文書であるか否かの検出処理を行う。
【0114】フォーム検索の対象としては、例えば各企
業で規定されている各種帳票、伝票、レポートフォーマ
ット等がある。フォーム検索を行なうデータとしては、
画像解析(像域分離技術、ブロックセレクション技術、
OCR技術)により得られる次のようなデータ要素をあ
げることができる。 ・表形式になっている部分をオブジェクトとして解析し
たデータ ・見出し、タイトル部分の領域データと、その領域をO
CR解析した結果データ
【0115】各フォーマットの特徴をこのようにコード
化して表現することにより、解析対象となるイメージデ
ータを解析することでフォーム検索を行なうことができ
る。また、処理の高速化を図るためには、予めフォーム
登録されたデータのタイプを認識した上で、必要最小限
の画像解析処理を施すことで効率よく結果を得ることが
可能になる。例えば、表形式のデータのみ登録されてい
る場合には、表データの抽出、解析処理のみを行なえば
検索結果が直ちに得られることになる。
【0116】ステップS5230では、フォーム検索結
果、宛先検索結果を受けて、移動先フォルダの確認を行
う。ステップS5210におけるフォーム検索の結果、
対応する登録済みのフォームが無い場合、ステップS5
220における宛先検索の結果、対応するユーザもしく
はフォルダがない場合は、一般文書としてデフォルトフ
ォルダに移動し、処理を終了し、手動ルーティングの対
象文書として管理されることになる。
【0117】一方、登録済みフォームが検出され、ある
いは宛先検索の結果対応するフォルダが検出された場合
には、指定されたフォルダに受信データを移動する(ス
テップS5240)。
【0118】ステップS5210において、登録フォー
ムと一致しない場合や、対応フォルダが見つからない場
合には、ステップS5220へ移行し、OCR処理によ
る宛先検索処理を行なうようにしても良い。
【0119】
【他の実施形態】なお、一般にファクシミリ装置等の通
信装置は、所定様式の通信結果レポートをイメージデー
タとして生成して、装置付属のプリンタにより印字出力
する機能を有している。そのため、フォーム管理テーブ
ルに通信結果レポートのフォームを登録し、格納先のフ
ォルダを用意しておくことにより、通信結果レポートの
イメージデータを文書データとして受信し、特定の場所
に自動的に格納することが可能となるため、通信管理が
容易になる。
【0120】また、通信結果のレポートのタイトル領域
を解析して受信結果レポートと送信結果レポートとで格
納先のフォルダを分けることも可能であるし、通信結果
レポートの結果が記載される領域を解析して、正常終了
した通信結果とエラー終了した通信結果とで格納先のフ
ォルダを分けることもできる。
【0121】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0122】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0123】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0124】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した(図3、図5、図8、図
9、図15、図16および図18の1つ以上に示す)フ
ローチャートに対応するプログラムコードが格納される
ことになる。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
文書配信サーバ側で、予め文書様式と対応する保存先を
登録しておくことにより、発信元から配信先を指示しな
くてもサーバ側の処理によって自動配信することが可能
となり、発信元の省力化を実現しながら受信文書の能率
的な管理をも実現できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る文書配信システムの構
成例を示すブロック図である。
【図2】クライアントの構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】クライアントの処理動作を示すフローチャート
である。
【図4】マルチファンクションデバイスの構成例を示す
ブロック図である。
【図5】マルチファンクションデバイスの処理動作を示
すフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態に係る文書配信サーバの構成
例を示すブロック図である。
【図7】文書配信サーバのジョブ群の例を示す図であ
る。
【図8】文書配信サーバの基本処理動作を示すフローチ
ャートである。
【図9】文書配信サーバのスケジューラの処理動作を示
すフローチャートである。
【図10】ユーザ管理テーブルの例を示す図である。
【図11】デバイス管理テーブルの例を示す図である。
【図12】文書配信サーバのデータベース構成例を示す
図である。
【図13】図1に示す文書配信システムにおけるデータ
の流れを示す図である。
【図14】FAX受信文書管理テーブルの例を示す図で
ある。
【図15】スキャンジョブ処理の詳細を示すフローチャ
ートである。
【図16】FAX受信ジョブ処理の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図17】フォーム管理テーブルの例を示す図である。
【図18】自動ルーティングジョブ処理の詳細を示すフ
ローチャートである。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書データを受信し、蓄積管理する文書
    配信サーバであって、 予め登録された様式データと、蓄積場所情報を対応づけ
    て記憶する様式データ管理手段と、 前記文書データを解析し、前記様式管理手段が記憶する
    様式データを使用しているか否かを判定する判定手段
    と、 前記判定手段が前記様式データを使用していると判定し
    た前記文書データを、前記様式データに対応付けされた
    前記蓄積場所情報に基づく蓄積場所に蓄積するデータ保
    存手段とを有することを特徴とする文書配信サーバ。
  2. 【請求項2】 前記文書データがファクシミリデータで
    あることを特徴とする請求項1記載の文書配信サーバ。
  3. 【請求項3】 前記様式データが画像データであること
    を特徴とする請求項1記載の文書配信サーバ。
  4. 【請求項4】 前記蓄積場所情報が、前記文書配信サー
    バに予め登録されたユーザ毎に定められていることを特
    徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の
    文書配信サーバ。
  5. 【請求項5】 宛先情報と対応する前記蓄積場所情報と
    を記憶する配信先管理手段と、 前記判定手段が前記様式データを使用していないと判定
    した前記文書データについて、宛先情報を抽出する宛先
    情報抽出手段とを更に有し、 前記データ保存手段が、抽出された前記宛先情報に対応
    する前記蓄積場所情報に基づく蓄積場所に前記文書デー
    タを蓄積することを特徴とする請求項1乃至請求項4の
    いずれか1項に記載の文書配信サーバ。
  6. 【請求項6】 前記文書データが通信結果情報を示すデ
    ータであり、かつネットワークを介して受信を行うもの
    であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれ
    か1項に記載の文書配信サーバ。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に
    記載の文書配信サーバと、画像通信装置、画像入力装置
    及びクライアントがネットワーク接続されてなる文書配
    信システム。
  8. 【請求項8】 コンピュータ装置が実行可能なプログラ
    ムを格納した記憶媒体であって、前記プログラムを実行
    したコンピュータ装置を、請求項1乃至請求項6のいず
    れかに記載の文書配信サーバとして機能させることを特
    徴とする記憶媒体。
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