JP2001093374A - スイッチおよびスイッチを有する電子機器 - Google Patents

スイッチおよびスイッチを有する電子機器

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JP2001093374A
JP2001093374A JP27281099A JP27281099A JP2001093374A JP 2001093374 A JP2001093374 A JP 2001093374A JP 27281099 A JP27281099 A JP 27281099A JP 27281099 A JP27281099 A JP 27281099A JP 2001093374 A JP2001093374 A JP 2001093374A
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Shigeki Motoyama
茂樹 本山
Hirokazu Nakayoshi
浩和 中吉
Takashi Kayama
俊 香山
Yasuhiro Kataoka
安弘 片岡
Toshitaka Kawashima
利孝 河嶋
Junichi Osako
純一 大迫
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Sony Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H13/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
    • H01H13/70Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a plurality of operating members associated with different sets of contacts, e.g. keyboard
    • H01H13/702Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a plurality of operating members associated with different sets of contacts, e.g. keyboard with contacts carried by or formed from layers in a multilayer structure, e.g. membrane switches
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2215/00Tactile feedback
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2239/00Miscellaneous
    • H01H2239/06Temperature sensitive
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/10Earpieces; Attachments therefor ; Earphones; Monophonic headphones
    • H04R1/1041Mechanical or electronic switches, or control elements

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化と薄型化を図って、操作する際に視覚
的な変化を得ることができるスイッチおよびスイッチを
有する電子機器を提供すること。 【解決手段】 触れることで生じる温度変化による色変
化を起こす可逆変色性層60と、可逆変色性層60に積
層して配置され、触れることでオン操作するシート状の
スイッチ部62と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作する際に視覚
的な変化を楽しむことができるスイッチおよびスイッチ
を有する電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】キースイッチやタッチスイッチ、タッチ
パネルなど指の接触を伴う入力装置において、入力操作
に対するフィードバックは指の接触感覚に大きく依存し
ている。また、視覚的なフィードバック用の表示器が一
体となっているものとしては、キースイッチに限り、ス
イッチ内に自発光素子を設けてスイッチのオン/オフと
連動させるか、機械式シャッターにより内部塗装面を遮
蔽/開放して色の変化を実現していた。また、タッチパ
ネルに関しては単機能装置として機器に実装される場合
が多く、視覚的フィードバック用の表示器との組み合わ
せとしてはコンピュータディスプレイ、液晶ディスプレ
イとの一体化の例がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来のスイッ
チは、スイッチの低背化により入力操作に対する変位量
が小さくなるために、触感を利用したフィードバックが
得られにくくなるという問題点があった。また、先述の
視覚的フィードバックの表示器を小型機器に取り入れる
際に、電子回路、配線、及び接続部が必要となるため、
総合的観点から薄型軽量化や省電力化が困難であるとい
う問題があった。また、ディスプレイ装置を使った場
合、実時間内にフィードバック表示させるためには、あ
る程度高速処理が可能なCPU(中央処理装置)が必要
であり、コストと消費電力、発熱の面で問題があった。
そこで本発明は上記課題を解消し、小型化と薄型化を図
り、操作する際に視覚的な変化を得ることができるスイ
ッチおよびスイッチを有する電子機器を提供することを
目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、温度
変化により色変化を起こす可逆変色性層と、前記可逆変
色性層に積層して配置され、押されることでオン操作す
るシート状のスイッチ部と、を備えることを特徴とする
スイッチである。請求項1では、可逆変色性層は温度変
化による色変化を起こす。シート状のスイッチ部は、可
逆変色性層に積層して配置され、押されることでオン操
作するものである。これにより、シート状のスイッチ部
をオン操作する際に押すだけで、可逆変色性層が色変化
を起こすので、小型化と薄型化を図りスイッチのオン操
作をする際の視覚的な変化を楽しむことができる。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載のスイ
ッチにおいて、前記可逆変色性層は、前記シート状のス
イッチ部の表面側に配置され、スイッチ操作時には前記
可逆変色性層に直接触れる。請求項2では、使用者はス
イッチ操作時に可逆変色性層に直接触れるようになって
いる。
【0006】請求項3の発明は、請求項1に記載のスイ
ッチにおいて、前記可逆変色性層は、前記シート状のス
イッチ部の裏面側に配置され、スイッチ操作時には前記
シート状のスイッチ部に直接触れる。請求項3では、使
用者はスイッチ操作時にはシート状のスイッチ部に直接
触れるようになっている。
【0007】請求項4の発明は、請求項2に記載のスイ
ッチにおいて、前記可逆変色性層が温度変化するのに必
要な熱源は、人体の一部が前記可逆変色性層に直接触れ
る際に与えられる。請求項4では、人が触れるだけで可
逆変色性層が温度変化するのに必要な熱源を与えること
ができる。
【0008】請求項5の発明は、請求項3に記載のスイ
ッチにおいて、前記可逆変色性層が温度変化するのに必
要な熱源は、電子機器の内部で生じる熱である。請求項
5では、電子機器の内部で生じる熱を、可逆変色性層が
温度変化するのに必要な熱源とすることができる。
【0009】請求項6の発明は、スイッチを有する電子
機器であり、前記スイッチは、温度変化による色変化を
起こす可逆変色性層と、前記可逆変色性層に積層して配
置され、押されることでオン操作するシート状のスイッ
チ部と、を備えることを特徴とするスイッチを有する電
子機器である。請求項6では、可逆変色性層は温度変化
による色変化を起こす。シート状のスイッチ部は、可逆
変色性層に積層して配置され、押されることでオン操作
するものである。これにより、シート状のスイッチ部を
オン操作する際に押すだけで、可逆変色性層が色変化を
起こすので、スイッチのオン操作をする際の視覚的な変
化を楽しむことができる。
【0010】請求項7の発明は、請求項6に記載のスイ
ッチを有する電子機器において、前記可逆変色性層は、
前記シート状のスイッチ部の表面側に配置されかつ前記
電子機器の筐体の穴から前記電子機器の筐体の外部に露
出しており、スイッチ操作時には前記可逆変色性層に直
接触れる。請求項7では、使用者はスイッチ操作時に可
逆変色性層に直接触れるようになっている。
【0011】請求項8の発明は、請求項6に記載のスイ
ッチを有する電子機器において、前記シート状のスイッ
チ部は電子機器の筐体の穴から前記電子機器の筐体の外
部に露出しており、前記可逆変色性層は、前記シート状
のスイッチ部の裏面側に配置され、スイッチ操作時には
前記シート状のスイッチ部に直接触れる。請求項8で
は、使用者はスイッチ操作時にはシート状のスイッチ部
に直接触れるようになっている。
【0012】請求項9の発明は、請求項7に記載のスイ
ッチを有する電子機器において、前記可逆変色性層が温
度変化するのに必要な熱源は、人体の一部が前記可逆変
色性層に直接触れる際に与えられる。請求項9では、人
が触れるだけで可逆変色性層が温度変化するのに必要な
熱源を与えることができる。
【0013】請求項10の発明は、請求項8に記載のス
イッチを有する電子機器において、前記可逆変色性層が
温度変化するのに必要な熱源は、電子機器の内部で生じ
る熱である。請求項10では、電子機器の内部で生じる
熱を、可逆変色性層が温度変化するのに必要な熱源とす
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0015】図1は本発明のスイッチを有する電子機器
の好ましい実施の形態を示している。この電子機器10
は、使用者が指Fで軽く押して操作することにより、所
望の指令を入力するための入力装置である。この電子機
器10は、この実施の形態では一例として音楽情報を再
生する携帯型の音楽再生装置であり、使用者が電子機器
10により所望の指令を与えるとたとえば音楽情報を再
生する動作を行う。電子機器10は、筐体(ケース)1
2、及びスイッチ18を有している。筐体12は、上部
筐体部分14と下部筐体部分16を有し、たとえばプラ
スチックや金属等のような材料で作られている。筐体1
2をプラスチックで作る場合には、たとえばABS(ア
クリロニトリル・ブタジエン・スチレン)、ABS−P
C(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン・ポリカ
ーボネート)、PA(ポリアミド)、PAC(ポリカー
ボネート)、LCP(液晶ポリマー)等を採用すること
ができる。また筐体12を金属で作る場合には、Mg合
金、Al合金、Zn合金等のような材質を採用すること
ができる。
【0016】図1の筐体12の端面26には出力部92
が設けられている。この出力部92には、ステレオイヤ
ホーン92Aのプラグ92Bを接続することにより、使
用者がステレオイヤホーン92Aを通じて、メモリ86
内の音楽を楽しむことができる。筐体12の反対の端面
28には、インターフェース部分22が設けられてい
る。このインターフェース部分22は、外部のたとえば
コンピュータ93に接続することにより、このコンピュ
ータ93から音楽情報INを筐体12の内部のメモリ8
6にダウンロードすることができる。
【0017】図2は、図1の電子機器10のX−X線に
おける断面図である。図3は図1のY−Y線における断
面図である。図2と図3において、筐体12の上部筐体
部分14と下部筐体部分16の中には、スイッチ30、
回路基板170、バッテリー180等が収容されてい
る。バッテリー180は、たとえばニッケルカドミウム
電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン二次電池、リ
チウムポリマー電池であり、下部筐体部分16の底面に
固定されている。回路基板170は、複数の電子部品1
71,172を有している。電子部品171,172
は、たとえば動作時に発熱するドライバーやCPU(中
央処理装置)等である。回路基板170は、図1の出力
部92とインターフェース部分22に電気的に接続され
ている。スイッチ30は、上部筐体部分14のスリット
部分40に対応して配置されており、スイッチ30の大
部分はスリット部分40を通して上部筐体部分14の外
に露出している。これによりスイッチ30の大部分の領
域が指Fにより直接触れることができる。指Fがスイッ
チ30に直接触れる際には、スリット部分40に沿っ
て、図1のX1あるいはX2の方向に沿ってスライドす
ればよい。
【0018】図4と図5は、図2と図3のスイッチ30
の積層構造例を拡大して示している。スイッチ30は、
可逆変色性層60、シート状のスイッチ部62、断熱層
64を積層して接着したものである。断熱層64は、回
路基板170の電子部品171,172が発生する熱を
可逆変色性層60側に伝えないようにする役割がある。
可逆変色性層60は、熱可逆変色性物質等とも呼び、あ
る温度域内における温度の変化に伴って、少なくとも可
視光域におけるスペクトルが変化する物質からなる層を
いう。可逆変色性層60は、次のような材質のものを採
用することができる。可逆変色性層60は、サーモクロ
ミズム現象を呈する物質であり感温表示することができ
る。このサーモクロミズム現象とは、例えば、ある温度
では無色であるが、適当な温度を与えることによって発
色したり、常温では着色しているが、温度の上昇ととも
に消色又は変色する現象を云う。従来このような可逆変
色性層60の物質としては、例えば、加熱時に水分を放
出して変色し、冷却すると再び吸湿して復色する物質が
使用されている。その具体例としては、コバルト、ニッ
ケル、マンガン等の遷移金属塩とヘキサメチレンテトラ
ミン等のアミン性アマイド類との複塩類、沃化水銀、沃
化水銀と他の沃化金属塩との複錯塩、クロム酸鉛、メタ
バナジン酸アンモニウム等の重金属化合物、ジキサンチ
レン、ビアンスロン等の有機化合物、ある種の有機染顔
料等を例示できる。更に、サーモクロミズム現象を呈す
る可逆変色性層60の物質として、コレステリック液
晶、コレステック液晶とネマチック液晶との混合物等が
知られている。
【0019】近年、通常無色で、電子を放出することに
よって呈色反応を起こす電子供与性物質に対して、電子
受容性物質(顕色剤)を配合した感熱変色剤が開発さ
れ、盛んに使用されている。電子受容性顕色剤として
は、フェノール類、フェノール樹脂オリゴマー、オキシ
芳香族カルボン酸類等の有機酸、塩化亜鉛、塩化錫等の
酸性物質、アタパルガイト、モンモリナイト等の吸着剤
等が知られている。温度変化に応じて、濃厚な色彩(濃
い色)と完全な無色とを可逆的に確実に繰り返すことが
でき、本発明において使用する電子供与性呈色色素類と
しては特に制限されず、公知のものをいずれも使用でき
る。その具体例としては、例えば、3,3’−ジメトキ
シフルオラン(黄)、3,3’−ジブトキシフルオラン
(黄)、3−クロル−6−フェニルアミノフルオラン
(黄橙)、3−ジエチルアミノ−6−メチルクロロフル
オラン(赤橙)、3−ジエチル7,8−ベンゾフルオラ
ン(桃)、3,3’,3”−トリス(p−ジメチルアミ
ノフェニル)フタリド(青紫)、3,3’−ビス(p−
ジメチルアミノフェニル)フタリド(緑)、3−ジエチ
ルアミノ−7−ジベンジルアミノフルオラン(暗緑)、
3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミノ
フルオラン(黒)等の置換フェニルメタン及びフルオラ
ン誘導体、各種のインドリルフタリド系色素(青〜
緑)、スピロピラン類(黄褐〜赤緑)等を挙げることが
でき、これらの1種又は2種以上を使用できる。
【0020】電子受容性顕色剤としても特に制限され
ず、公知のものをいずれも使用できる。その具体例とし
ては、例えば、フェノール類、オキシ芳香族カルボン
酸、カルボン酸、アゾール類及びアゾール類のエステル
類若しくはアマイド類、並びにこれらのリチウム、ナト
リウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、亜
鉛、錫、チタン、ニッケル等の金属塩を例示でき、これ
らの1種又は2種以上を使用できる。
【0021】入力装置ともいうスイッチ30において
は、図4のように指Fが直接接触する領域に可逆性を持
つサーモクロミズム効果を有する塗料を塗布する。サー
モクロミズム効果を有する発色剤としては、温度ととも
に発光強度が変化する有機系蛍光体、金属錯体溶液、及
びカイラルネマチック液晶などが挙げられる。これらの
発色剤は石油系、エステル系、ケトン系、芳香族系など
の助剤と混合し、スプレーガン、刷毛などを用いて塗布
を行う。助剤の選定については、塗布されるスイッチ接
触部の材料にあわせて決定する。また、塗料の厚みにつ
いては熱伝達による温度上昇に関わるため、色変化の効
果が十分得られる厚みであることが好ましい。また、色
変化が遷移する温度域の選定については、筐体などの周
辺温度においては低温側の第1の色を示し、指Fの接触
時に接触部分近傍の温度において高温側の第2の色を示
すことが好ましい。なお、これらの温度に付いては使用
環境によって異なるため、その環境条件に応じて発色剤
と助剤を選定する必要がある。上記塗装層を含む入力デ
バイスに対し、使用者が入力操作時に指Fを直接接触さ
せることによって塗装面に可逆変色性層60が温度変化
する必要な熱源である熱が伝達し、接触点近傍において
温度が上昇して同領域において色変化が発現される。
【0022】図4と図5に示すように、可逆変色性層6
0は、スイッチ30の上面(表面)側にたとえば印刷、
または、刷毛、スプレーによる塗布によって積層されて
いるか、または上シート62A、もしくは、下シート6
2Bにねり込まれた形で一体化されている。シート状の
スイッチ部62は、指Fにより軽く押されると弾性変形
する上シート62Aと下シート62Bおよびスペーサ6
2Cを有している。スペーサ62Cは、上シート62A
と下シート62Bの間に空間SPを形成しており、この
空間SPには電極63A,63Bが設けられている。上
シート62A、下シート62Bおよびスペーサ62C
は、絶縁性を有する材料、たとえば2軸延伸PET(ポ
リエチレンテレフタレート)フィルム、1軸延伸PET
フィルム、PC(ポリカーボネート)フィルム、PES
(ポリエーテルスルフォン)フィルムにより作られてい
る。スイッチ30は、図1に示すようにスイッチ接点部
50〜54を等間隔をおいて有しており、図4ではたと
えばスイッチ接点部50と隣のスイッチ接点部51の構
造例を示している。各スイッチ接点部50〜54の電極
63A,63Bの構造は同じである。電極63A,63
Bは、たとえばAg−C、C、Cuにより作られてい
る。
【0023】次に、図6と図7を参照しながら、図1〜
図5に示すスイッチ(入力装置ともいう)およびスイッ
チを有する電子機器の操作例について説明する。図6
は、指Fが可逆変色性層60の上に置かれた状態の例を
示している。可逆変色性層60は、可逆性を持つサーモ
クロミズム効果を有するので、指Fが可逆変色性層60
に置かれると、指Fから伝わる体温により温度が上昇
し、可逆変色性層60の発光強度が変化する。図6
(A)および図6(B)では、指Fが置かれた部分60
Rと部分60Rの近傍60Sと近傍60Tが変色してい
る様子を示している。図7(A)、(B)では、可逆変
色性層60の上に沿って指FがX1方向に移動した例を
示している。この場合においても、指Fが通り過ぎた部
分の近傍60S等が変色している様子を示している。
【0024】このような要領から、図1と図2に示すス
イッチ30の可逆変色性層60に、指Fが触れながら図
1のX1方向あるいはX2の方向に移動することによ
り、スイッチ接点部50〜54の1つまたは任意のいず
れか2つ以上のものに接触することで、色の変化を楽し
みながら任意の組み合わせのスイッチ接点部50〜54
をオン操作することができる。任意のスイッチ接点部5
0〜54を押すことにより、図4の電極63A,63B
が指Fの力により電気的に接触する。これにより、使用
者は任意のスイッチ接点部50〜54のオン操作を行う
ことができる。
【0025】次に図8〜図11を参照して、本発明のス
イッチおよびスイッチを有する電子機器の別の実施の形
態について説明する。図8と図9に示すスイッチおよび
スイッチを有する電子機器10が、図2と図3に示す電
子機器10と異なるのは、スイッチ130の構成であ
る。スイッチ130は、図4の実施の形態と異なり断熱
層64は有しておらず、図10と図11に示すようにシ
ート状のスイッチ部62と変色層60を有している。図
4の実施の形態における断熱層64は、回路基板170
の電子部品171からの熱を遮断することで、可逆変色
性層60が指Fからの熱のみで変色するように構成され
ている。すなわち可逆変色性層60が温度変化するのに
必要な熱源は、人体の一部である指Fから直接得てい
る。これに対して、図8および図10の実施の形態で
は、可逆変色性層60は回路基板170の電子部品17
1側に配置されている。すなわち可逆変色性層60は、
シート状のスイッチ部62の下シート62Bの下側にた
とえば塗装や印刷により設けられているか接着により固
定されている。
【0026】図10に示すようにシート状のスイッチ部
62の上シート62A、スペーサ62Cおよび下シート
62Bの下面側に可逆変色性層60が配置されているこ
とから、使用者が上から可逆変色性層60の変色を楽し
むためには、シート状のスイッチ部62の上シート62
A、スペーサ62C、下シート62Bおよび好ましくは
電極63A,63Bともに透明であることが望ましい。
この場合に上シート62A、下シート62B、スペーサ
62Cは、たとえば透明の材料、たとえば1軸延伸PE
Tフィルム、PCフィルム、PESフィルムにより作ら
れている。また電極63A,63Bは、好ましくは透明
の材料であるITO(Indium Tin Oxid
e):インジウムすず酸化物:In2 3 −SnO
2 (スパッタリング、真空蒸着、イオンプレーティン
グ、CVD(化学的蒸着法)により形成)、ATO(A
ntimony Tin Oxide):アンチモンす
ず酸化物:SnO2 −Sb2 5 、CTO(Cadmi
um Tin Oxide):カドミウムすず酸化物:
Cd2 SnO4 、SnO2 系、ZnO−SnO2 系、C
dO−ZnO−SnO2 系により作られている。図10
の可逆変色性層60は、回路基板170の電子部品17
1から、可逆変色性層60が温度変化するのに必要な熱
源を得るようになっている。すなわち回路基板170の
電子部品171が動作時に発熱する熱を、直接可逆変色
性層が温度変化するのに必要な熱源としているのであ
る。
【0027】図8〜図11のスイッチおよびスイッチを
有する電子機器の他の部分の構造は、図2〜図5のもの
と同様であるので同じ符号を記して説明を省略する。ま
た図8〜図11の実施の形態においては、指Fをたとえ
ば図1のX1あるいはX2の方向に移動することによ
り、スイッチ接点部50〜54のいずれか1つまたは2
つ以上を選択してオン操作することができる。指Fがシ
ート状のスイッチ部62のスイッチ接点部50〜54に
力を加える際に、指Fからのわずかな熱が可逆変色性層
60に伝わり、可逆変色性層60が指Fの移動により順
次変色していく。
【0028】図12は、本発明の別の実施の形態を示し
ている。図12に示す可逆変色性層60は、所定間隔毎
に、少なくとも2種類以上の異なる色変化温度特性を有
する別々の塗料を塗布している。たとえば図12に示す
可逆変色性層60は、色変化温度特性の異なる可逆変色
性の物質60A,60B,60Cを繰り返して塗布して
いる。これにより、スイッチ30の可逆変色性層60の
位置によって、指Fが触れることにより異なる色変化を
発現できる。このように異なる種類の可逆変色性物質を
塗布する際には、マスキングテープ等によりマスキング
を施して、特定の場所だけに同じ種類の塗料を塗り分け
ていくことで、図12に示すような色変化の差異を表現
することができる。図12(A)は、異なる可逆変色性
物質を塗布した状態を示し、図12(B)は、実際に指
で触れて異なる色変化が生じた例を示している。
【0029】図13(A)、図13(B)は、本発明の
さらに別の実施の形態を示している。図13(A)に示
すように、スイッチ30の可逆変色性層60の領域60
Vにはある色変化温度特性を持つ塗料を塗布し、別の領
域60Wにはさらに別の色変化温度特性を持つ塗料を塗
布する。この領域60Wには、たとえばX,Y,Zがパ
ターニング形成されている。これにより、図13(A)
に示すように、使用者が指で触れることにより、領域6
0WのX,Y,Zが見えない状態から浮き出て表示させ
ることができる。あるいは図13(B)に示すように領
域160Wにある種の色変化温度特性を持つ塗料を塗布
し、領域160Wに別の色変化温度特性を持つ塗料を塗
布することにより、たとえば領域160WのX,Y,Z
の文字が領域160Vにおいて薄い表示から濃い表示に
浮き出すような表示をさせることもできる。このように
図13に示すような文字等をマスキング技術を用いてパ
ターニングすることにより、指で触ることにより種々の
文字等を浮き出させることができる。図12と図13の
ような例は、図1〜図11の実施の形態にも適用でき
る。
【0030】スイッチとして図1に示すような配列型の
スイッチ18を用い、その接触面に先述の塗装を施すこ
とにより、1点での接触時の効果とともに、図1に示す
ように指を接触させながらスライドさせる入力動作によ
っても、色変化を起こすことができる。この際、色変化
に遅延時間を持たせることにより、色変化領域が指の通
過した後にも残る形態となる。
【0031】従来では、小型機器におけるキーボード、
タッチパネルなどの入力デバイスに付随した視覚的フィ
ードバック表示器において、電力消費、機構が複雑であ
るという点で問題であった。しかし、本発明の実施の形
態では、低背構造で小型化と薄型化が図れ、先述のフィ
ードバックが無電力で実現できるため、機器の小型化、
省電力化が可能であり、視覚的効果も十分に楽しめる。
スイッチの形態としては、配列を持つスイッチ、例えば
タッチパネル、並列配置の平面押スイッチ、マトリック
ス配置の平面押スイッチであってもよい。
【0032】本発明により、フィードバック効果として
指の触感のみに頼らない非常に薄型のスイッチを作製す
ることができる。この薄型のスイッチを用いることで、
機器の小型化、軽量化を行うことができる。また、無電
力で機能するため、バッテリーの消費を抑えることがで
き、より長い時間機器を利用することが可能となる。さ
らに使用者が視覚的な効果を楽しめるため、スイッチに
よる入力操作を行うこと自体に喜びを得ることができ
る。
【0033】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではない。本発明のスイッチおよびスイッチを
備える電子機器として、図1に示すような携帯型の音楽
情報再生装置を例に挙げているが、これに限らず、表示
装置あるいはその他の種類の装置をも本発明の電子機器
は含むものである。本発明のスイッチおよびスイッチを
有する電子機器を用いることにより、機器の小型化およ
び薄型化が図れ、無電力で視覚的効果を楽しめる視覚的
なフィードバック装置を提供することができる。
【0034】次に、図14は、図1のスイッチ18と電
子機器10の各要素の電気的な接続例を示している。筐
体12の中には、キー入力専用のマイクロコンピュータ
80と、統括制御用のマイクロコンピュータ84及びた
とえば任意の音楽情報を記憶するためのメモリ86を有
している。マイクロコンピュータ80,84及びメモリ
86、音楽情報増幅出力部88は、回路ユニット90を
構成しており、この回路ユニット90は、筐体20の内
部の空間に配置されている。
【0035】コンピュータ80は、上述した図2のシー
ト状のスイッチ部62のスイッチ接点部50〜54に接
続されている。マイクロコンピュータ80は、統括制御
用のマイクロコンピュータ84に接続されている。メモ
リ86は統括制御用のマイクロコンピュータ84に接続
されている。マイクロコンピュータ84はマイクロコン
ピュータ80、メモリ86及び音声増幅出力部88をコ
ントロールする。
【0036】マイクロコンピュータ84は、音楽情報増
幅出力部88に接続されている。この音楽情報増幅出力
部88は、マイクロコンピュータ84を介してメモリ8
6から送られてくる音楽情報を増幅して、たとえばヘッ
ドホンあるいはイヤホン等の出力部92に供給する。こ
の出力部92を用いることで、使用者は音楽情報を聞き
取ることができる。この出力部92から出力される音楽
情報は、音楽の他にその他の種類の音声情報等であって
ももちろんかまわない。
【0037】メモリ86は、たとえば半導体メモリやそ
の他の種類のメモリを採用することができる。このメモ
リ86は、回路ユニット90に固定されていてもよく、
あるいは回路ユニット90から着脱可能に取り外すこと
も可能にしてもよい。このメモリ86に対して、たとえ
ばインターネットのような通信ネットワークを介して直
接音楽情報等の情報を書き込むことも可能である。半導
体メモリとしては、たとえばフラッシュメモリ、D−R
AM(Dynamic random access
memory)、S−RAM(Static rand
om access memory)等である。他の種
類のメモリとしてはハードディスク等である。
【0038】図15は、図14のマイクロコンピュータ
80とスイッチ接点部50ないし54の接続例を示して
いる。図15では、スイッチ接点部50ないし54は、
key0ないしkey4と示している。これらのスイッ
チ接点部50ないし54は、図15に示すようにマイク
ロコンピュータ80のポートP10ないしP14に対し
て配線66を介して接続されている。マイクロコンピュ
ータ80のポートP20は、スイッチ接点部50ないし
54の共通の電極68に接続されている。
【0039】マイクロコンピュータ80の出力部87
は、図15(A)のように、マイクロコンピュータ80
の内部処理で決定した入力キーコードに対応した電圧を
出力させることもできる。そのようなキーコードの例及
びその出力電圧比の例は図15(A)に示している。
【0040】図15(A)の入力キーコードVOL+
は、図14の音楽情報増幅出力部88の音量が増大する
機能を有しており、出力電圧比は0.5である。入力キ
ーコードVOL−は音量が減少していく機能を示してお
り、出力電圧比は0.57である。入力キーコードST
OPは、音楽情報の再生を停止する機能を示しており、
出力電圧比は0.59である。入力キーコードPLAY
/FFは、図14のメモリ86から音楽情報を出力部9
2側に出力する場合及び音楽情報を早送りする機能の例
を示しており、その場合には出力電圧比は0.73であ
り、入力キーコードREWは図14のメモリ86の音楽
情報の再生位置を戻す機能を示しており、出力電圧比は
0.9である。ここで、出力電圧比の定義としては、 出力電圧=出力電圧比×Vcc である。このVccは基準電圧であり、たとえば5Vで
ある。
【0041】図16は、図1ないし図3の入力装置18
のキー入力操作例を示している。図17は、入力キーコ
ードの決定テーブルの例を示している。たとえば図16
においてキー入力があったかどうかを、ステップSP1
00において、図2のスイッチ接点部50ないし54が
検出すると、ステップSP120において図17に示す
ような入力キーコードを設定する。
【0042】図17における入力キーコードの決定テー
ブルの例では、図17(A)のはじめにオンになったキ
ー(スイッチ接点部)の欄と、図17(B)の現在オン
となったキー(スイッチ接点部)、及び図17(C)の
入力キーコードの適用例を示している。
【0043】入力キーコード決定テーブルでは、図17
の(D)、(E)、(F)の欄を含んでいる。図17
(D)の欄では、図17(A)のはじめにオンになった
キーと現在オンになったキーの組み合わせにより、各種
の入力キーコードを示している。たとえばはじめにオン
になったキーがkey0であり、一定時間内に現在オン
となったキーがkey0である場合、すなわち同じキー
が一定時間内に2度押された場合には、入力キーコード
はVOL+(音量が増加方向)となる。また、はじめに
オンになったキーがkey1であり、一定時間以内に現
在オンとなったキーが同じkey1の場合には、入力キ
ーコードは無効になる。同様に、はじめにオンとなった
キーがkey3であり、一定時間内に現在オンとなった
キーがkey3の場合には、やはり入力キーコードは無
効になる。
【0044】はじめにオンになったキーがkey2で、
一定時間内に現在オンとなったキーがkey2である場
合には、入力キーコードはストップ(音楽情報の再生が
停止)であり、初めにオンになったキーがkey4で、
一定時間内に現在オンとなったキーがkey4である場
合には、入力キーコードはVOL−(音量が減少方向)
である。
【0045】図17(E)の欄では、初めにオンになっ
たキーと一定時間内に現在オンとなったキーの組み合わ
せが異なる場合に、入力キーコードがPLAY/FFの
機能を発揮する。たとえばはじめにオンになったキーが
key0であり、一定時間内に現在オンとなったキーが
key1の場合には、入力キーコードはPLAY(音楽
情報の再生操作)/FF(音楽情報の再生位置の先送り
操作)となる。
【0046】図17の(E)の欄では、初めにオンにな
ったキーが、現在オンとなったキーよりも小さいキー番
号である場合であるが、図17の(F)では、はじめに
オンになったキーの番号が現在オンになったキーの番号
よりも大きい場合である。この場合には入力キーコード
がREW(音楽情報の再生位置を戻す操作)になる。た
とえばはじめにオンになったキーがkey4である場合
に、一定時間内に現在オンとなったキーがkey3であ
る場合には、入力キーコードはREWになる。
【0047】図18は、入力キーコードの決定シーケン
スの例を示している。図18(A)の場合には、図15
のマイクロコンピュータ80は、そのポートP10ない
しP14の状態を見て、ポートP10ないしP14のど
れがオンになっているかを判定して、はじめにオンであ
ったキーとして設定する。当然のことながら、人がキー
を押す意志がないのにキーが押されたと誤認してしまわ
ないように、また外部からの電磁波ノイズの混入などに
よってキーが押されたと判断されないように、チャタリ
ング除去、ノイズ除去などのソフトウェア処理がポート
の読みとり時には内部的に実施されている。その後、図
18(B)〜(D)に示す態様でスイッチがもう一度押
されることにより、すなわちたとえば一定時間内に再び
どれかのキーが押される。
【0048】図18(B)では、同一のキーが一定時間
内にオンされた場合には、図17(D)に示す入力キー
コードを発揮する。
【0049】図18(C)のように隣のキーがオンされ
た状態では、図17(E)あるいは図17(F)の組み
合わせにより入力キーコード、PLAY/FFあるいは
REWの機能を設定することになる。図18(D)は、
それ以外のキーコード操作例の場合であり、その場合に
は、初めてオンになったキーの機能を無視して、新たに
現在オンになったキーを初めにオンであったキーとして
設定する。この場合には、図17(A)の初めにオンに
なったキーが押されてから、一定時間経過してしまった
のちに現在オンになったキーが押された場合の例であ
る。
【0050】次に、図1ないし図3の入力装置18の使
用操作例について説明する。使用者が指を用いて、図1
のようにスリット部分40の長手方向X1あるいはその
逆方向のX2方向に沿って移動して、スイッチ接点部5
0〜54を順に押すか、もしくは1つのスイッチ接点部
のみを押す。この場合に、図2と図3に示すスリット部
分40が、指Fの腹をスイッチ接点部50〜54のいず
れかに確実に案内することができるので、使用者の指は
確実にスイッチ接点部に触れることができる。しかも、
スリット部分40が指の腹の一部分を支えることから、
指の腹がシート状のスイッチ部62に対して無用な力を
与えずにすむので、シート状のスイッチ部62およびス
イッチ接点部50〜54の性能を低下させることを防ぐ
ことができる。
【0051】たとえば、図17に示すように、使用者が
図1の操作用のスイッチ接点部50を一定時間内に複数
回、たとえば2回押した場合には、図17(D)におい
て、図15のマイクロコンピュータ80は図14の別の
マイクロコンピュータ84に対して入力キーコードVO
L+を示す制御信号を送ることになる。これにより、マ
イクロコンピュータ84は音楽情報増幅出力部88に制
御信号を与えることで、出力部92から出力される音楽
情報の音量を上げる。
【0052】図17(E)のたとえばスイッチ接点部5
0(key0)を押した後に、一定時間内に操作用のス
イッチ接点部51(key1)を押すことにより、入力
キーコードとしてはPLAY/FFを発揮するので、P
LAY/FFの制御信号は図14のマイクロコンピュー
タ80からマイクロコンピュータ84に送られる。この
ことからマイクロコンピュータ84は出力部92からメ
モリ86内の音楽情報を再生するかあるいは再生位置を
先送りすることができる。先送り操作により、次の楽曲
に頭出しすることができる。
【0053】図17(F)のたとえば操作用のスイッチ
接点部54(key4)と操作用のスイッチ接点部53
(key3)を一定時間内に操作することにより、マイ
クロコンピュータ80は入力キーコードREWの機能を
発揮する。これにより図14のマイクロコンピュータ8
0はマイクロコンピュータ84に対してREWの制御信
号を与えるので、マイクロコンピュータ84は、メモリ
86の音楽情報をある再生位置まで戻す。
【0054】このように、使用者が指により複数のスイ
ッチ接点部50〜54のうちの任意の数のキートップに
順次触れる場合に、スリット部分40の長手方向に沿っ
てX1方向あるいはその反対方向のX2の方向にスライ
ドしていくだけで確実に触れることができる。しかもわ
ずかな数の操作用のスイッチ接点部50〜54を設ける
だけで、図17に示すような各種の機能を使用者の指に
よる簡単な操作により選択することができる。このよう
な使用の場合における入力キーコードの決定テーブル
は、たとえば図1の筐体12の裏面に表示しておくこと
ができる。
【0055】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、各種の変形を行うことができる。図
14に示すマイクロコンピュータ80と84は、1つの
マイクロコンピュータで構成してもよい。図1に示す入
力装置18は、電子機器の一例として携帯型の音楽再生
装置に対して設けられている例である。この入力装置を
含む音楽再生装置は、手持ち型の音楽情報の再生装置で
あってもよいし、腕に付けたりあるいは首にかけたりそ
の他の使用形態を採用することもできる。
【0056】また本発明の入力装置は、このような音楽
あるいは音楽情報の再生装置等の電子機器に限らず、音
楽情報の記録再生装置にも適用することができる。また
本発明の入力装置は音楽情報の記録再生に限らず、画像
及び音声の記録再生装置、あるいは画像及び音声情報の
再生装置等にも適応することができる。本発明の入力装
置は、上述した実施の形態に限らず、他の種類又は他の
分野の電子機器にも対応することができる。例えば、文
字入力を目的とするタッチパットに対応させることで、
直前、もしくは数秒前に行なった入力動作の軌跡を確認
しながら、現在の入力動作を行うことができる。これに
より、画数の多い文字、例えば漢字では部首などの相対
的配置を確認しながら入力できるため、入力ミスを抑え
ることができる。
【0057】本発明の実施の形態では、触感によるフィ
ードバックの代替として、視覚効果によるフィードバッ
クを用いることで、従来の問題は改善される。視覚効果
が発現されるフィードバックの表示器は、使用者の入力
操作に対して、スイッチなどの動作と平行して色変化が
生じる薄板もしくは薄膜をスイッチ上に設置して形成し
ている。さらに入力操作終了時には前記の色変化が即座
に、もしくは適当の遅延時間の後に自動的に復帰するの
で、入力操作の確認を行う機会を増やすことができ、十
分に視覚的効果が楽しめる。前記の色変化機構をキーボ
ード、タッチスイッチ、タッチパッドなどの入力装置の
上層に追加または入力装置と一体化させて設けること
で、入力操作時に色変化が発現される。先述の色変化機
構に加えて入力装置に透明度の高い材料を用いること
で、これらを表示装置上に配置することが可能となり、
入力装置、表示装置の一体化による機能の集約が図れる
ことで機器の小型化が可能となる。色変化機能が発現さ
れる領域に、色変化効果の位置的差異を故意につけるこ
とにより、視覚的に多彩な色が見えるため、使用者に操
作する楽しみを十分に与えることができる。先述の色変
化機構部分を脱着可能とし、使用者の好みに応じて付け
替えられる機構にすることで、使用者が個性を発揮でき
る。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
小型化と薄型化を図って、操作する際に視覚的な変化を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイッチおよびスイッチを備える電子
機器の好ましい実施の形態を示す斜視図。
【図2】図1の電子機器のX−X線における断面図。
【図3】図1の電子機器のY−Y線における断面図。
【図4】スイッチ等を拡大して示す断面図。
【図5】スイッチ等を拡大して示す別の方向から見た断
面図。
【図6】可逆変色性層の上に指が載った場合の変色の例
を示す図。
【図7】可逆変色性層の上を指が移動した場合における
変色の例を示す図。
【図8】本発明のスイッチおよびスイッチを備える電子
機器の別の実施の形態を示す図1におけるX−X線にお
ける断面図。
【図9】本発明の別の実施の形態における図1の電子機
器のY−Y線における断面図。
【図10】スイッチの付近を拡大して示す断面図。
【図11】スイッチの付近を拡大して示す別の側面から
見た断面図。
【図12】本発明の別の実施の形態を示す図。
【図13】本発明のさらに別の実施の形態を示す図。
【図14】図1の電子機器の内部構成例を示す図。
【図15】スイッチ、マイクロコンピュータ等の接続例
を示す図。
【図16】キー入力時の手順を示す図。
【図17】入力キーコード決定テーブルの例を示す図。
【図18】入力キーコード決定シーケンスの例を示す
図。
【符号の説明】
10・・・電子機器、12・・・筐体、14・・・上部
筐体部分、16・・・下部筐体部分、18・・・スイッ
チ(入力装置)、40・・・スリット部分、50〜54
・・・スイッチ接点部、60・・・可逆変色性層、62
・・・シート状のスイッチ部、64・・・断熱層、13
0・・・スイッチ、170・・・回路基板、171・・
・電子部品(発熱源)、F・・・指
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 香山 俊 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 片岡 安弘 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 河嶋 利孝 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 大迫 純一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5G006 AA01 CB05 FB14 FB19 JA01 JB08 JF00 LG01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度変化により色変化を起こす可逆変色
    性層と、 前記可逆変色性層に積層して配置され、押されることで
    オン操作するシート状のスイッチ部と、を備えることを
    特徴とするスイッチ。
  2. 【請求項2】 前記可逆変色性層は、前記シート状のス
    イッチ部の表面側に配置され、スイッチ操作時には前記
    可逆変色性層に直接触れる請求項1に記載のスイッチ。
  3. 【請求項3】 前記可逆変色性層は、前記シート状のス
    イッチ部の裏面側に配置され、スイッチ操作時には前記
    シート状のスイッチ部に直接触れる請求項1に記載のス
    イッチ。
  4. 【請求項4】 前記可逆変色性層が温度変化するのに必
    要な熱源は、人体の一部が前記可逆変色性層に直接触れ
    る際に与えられる請求項2に記載のスイッチ。
  5. 【請求項5】 前記可逆変色性層が温度変化するのに必
    要な熱源は、電子機器の内部で生じる熱である請求項3
    に記載のスイッチ。
  6. 【請求項6】 スイッチを有する電子機器であり、 前記スイッチは、 温度変化により色変化を起こす可逆変色性層と、 前記可逆変色性層に積層して配置され、押されることで
    オン操作するシート状のスイッチ部と、を備えることを
    特徴とするスイッチを有する電子機器。
  7. 【請求項7】 前記可逆変色性層は、前記シート状のス
    イッチ部の表面側に配置されかつ前記電子機器の筐体の
    穴から前記電子機器の筐体の外部に露出しており、スイ
    ッチ操作時には前記可逆変色性層に直接触れる請求項6
    に記載のスイッチを有する電子機器。
  8. 【請求項8】 前記シート状のスイッチ部は電子機器の
    筐体の穴から前記電子機器の筐体の外部に露出してお
    り、前記可逆変色性層は、前記シート状のスイッチ部の
    裏面側に配置され、スイッチ操作時には前記シート状の
    スイッチ部に直接触れる請求項6に記載のスイッチを有
    する電子機器。
  9. 【請求項9】 前記可逆変色性層が温度変化するのに必
    要な熱源は、人体の一部が前記可逆変色性層に直接触れ
    る際に与えられる請求項7に記載のスイッチを有する電
    子機器。
  10. 【請求項10】 前記可逆変色性層が温度変化するのに
    必要な熱源は、電子機器の内部で生じる熱である請求項
    8に記載のスイッチを有する電子機器。
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