JP2001093080A

JP2001093080A - 渋滞情報集配信方法および渋滞情報集配信システム

Info

Publication number: JP2001093080A
Application number: JP26422399A
Authority: JP
Inventors: Masayuki Suzuki; 政之鈴木
Original assignee: Chishiki Joho Kenkyusho Kk
Current assignee: Chishiki Joho Kenkyusho Kk
Priority date: 1999-09-17
Filing date: 1999-09-17
Publication date: 2001-04-06

Abstract

(57)【要約】【課題】交通網自体に特別な設備を必要とすることな
く、的確な渋滞情報を提供する。【解決手段】車両６０に搭載された渋滞情報端末７０
を、移動通信端末、公衆回線網３０上等に構築されたイ
ンターネット２０を介して渋滞情報集配信センタ１０に
接続する。渋滞情報端末７０はＧＰＳ受信器にて車両６
０の位置情報を収集して移動通信端末を用いて渋滞情報
集配信センタ１０に送出する。渋滞情報集配信センタ１
０は収集された複数の車両６０の位置情報に基づいて渋
滞情報を生成し、渋滞情報端末７０からの要求に応じ
て、インターネット２０を介して配信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、渋滞情報集配信技
術に関する。

【０００２】

【従来の技術】自動車の普及は目覚ましく、道路網の整
備によっても交通渋滞の解消には至っていない。渋滞情
報に関しては、高速道路や幹線道路等では、ＶＩＣＳ
（道路交通情報通信システム）が情報提供を行ってお
り、長距離運送や長距離旅行等では有意義なものになっ
ている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、日常の生活に
密着した身近な都市部における渋滞情報の提供は行われ
ていない。これは、上述のＶＩＣＳ等では、各車両の位
置情報の収集は、交差点付近の道路上に設置された車両
感知器等を介して受動的に行われているため、位置情報
の収集が車両感知器の設置地点に限定され、収集情報に
基づく渋滞情報の提供エリアも当該車両感知器の設置地
域に制限されるためと考えられる。

【０００４】このような制約を解消するためには、交通
網のあらゆる地点に車両感知器することが考えられる
が、設置コスト等の観点から現実的ではない。

【０００５】本発明の目的は、交通網自体に特別な設備
を必要とすることなく、任意の地域での的確な渋滞情報
を提供することが可能な渋滞情報集配信技術を提供する
ことにある。

【０００６】本発明の他の目的は、交通網自体に特別な
設備を必要とすることなく、的確な交通量の管理を行う
ことが可能な渋滞情報集配信技術を提供することにあ
る。

【０００７】本発明の他の目的は、移動通信端末を利用
して的確な交通量の管理を行うことが可能な渋滞情報集
配信技術を提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明の渋滞情報集配信
方法は、複数の車両の各々の少なくとも位置および位置
の検出時刻を収集する第１の工程と、複数の車両の位置
および検出時刻に基づいて任意の地域の渋滞情報を生成
する第２の工程と、任意の契機で渋滞情報を任意の車両
に配信する第３の工程と、を含むものである。

【０００９】また、本発明の渋滞情報集配信方法は、移
動通信端末の基地局で保持している移動通信端末の位置
情報を用いて、当該移動通信端末を搭載した車両の位置
情報を検出し、複数の車両の位置情報に基づいて渋滞情
報を生成するものである。

【００１０】また、本発明の渋滞情報集配信システム
は、個々の車両に搭載される渋滞情報端末と、情報ネッ
トワークを介して渋滞情報端末に接続された渋滞情報集
配信センタとを含み、渋滞情報端末は、少なくとも、当
該渋滞情報端末を搭載した車両の位置および当該位置を
検出した時刻を任意の契機で渋滞情報集配信センタに送
出する機能と、渋滞情報集配信センタから渋滞情報を受
信して車両の操縦者に提示する機能を備え、渋滞情報集
配信センタは、複数の渋滞情報端末を介して収集した車
両の位置および時刻に基づいて渋滞情報を生成する機能
と、任意の契機で任意の車両に搭載された渋滞情報端末
に渋滞情報を配信する機能とを備えたものである。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。

【００１２】（実施の形態１）図１は、本発明の一実施
の形態である渋滞情報集配信方法を実施する渋滞情報集
配信システムの構成の一例を示す概念図であり、図２
は、本実施の形態の渋滞情報集配信システムを構成する
渋滞情報端末の構成の一例を示す概念図、図３は、本実
施の形態の渋滞情報集配信システムを構成する渋滞情報
集配信センタの構成の一例を示す概念図、である。

【００１３】図１の本実施の形態の渋滞情報集配信シス
テムにおいて、１０は渋滞情報集配信センタ、２０はイ
ンターネット、３０は公衆回線網、４０はネットワーク
サービスプロバイダ、５０は移動通信基地局、６０は車
両、７０は車両６０に搭載された渋滞情報端末、８０は
ＧＰＳ衛星である。

【００１４】車両６０に搭載された渋滞情報端末７０
は、端末制御部７１、ディスプレイ７２、スピーカ７
３、マイク７４、外部記憶装置７５、ＧＰＳ受信器７
６、携帯電話あるいはＰＨＳ等の移動通信端末７７、等
で構成されている。

【００１５】端末制御部７１は、全体を制御する主制御
部７１ａ、ディスプレイ７２、スピーカ７３、マイク７
４等を制御するユーザＩ／Ｆ制御部７１ｂ、外部記憶装
置７５を制御するＩ／Ｏ制御部７１ｃ、ＧＰＳ受信器７
６を制御するＧＰＳ制御部７１ｄ、移動通信端末７７を
制御する通信Ｉ／Ｆ制御部７１ｅ、等で構成されてい
る。携帯電話等の移動通信端末７７は、通常、外部制御
用にＡＴモデムをエミュレートするシリアルインターフ
ェイスを備えているので、通信Ｉ／Ｆ制御部７１ｅは、
ＡＴコマンドにて、インターネット２０（ネットワーク
サービスプロバイダ４０）へのダイヤルアップ接続等に
おける発信、着信検出等の制御を行うことができる。

【００１６】外部記憶装置７５は、固定媒体を備えたハ
ードディスク装置あるいはＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ−ＲＯ
Ｍ、ＤＶＤ−ＲＡＭ等の可換媒体を備えた記憶装置から
なり、地図情報や端末制御部７１を動作させるためのソ
フトウェア等が格納される。

【００１７】なお、上述のような構成の端末制御部７１
は、プログラムで動作する汎用のマイクロプロセッサお
よび対応する周辺論理回路等で構成してもよいし、全体
を専用の論理回路を用いて構築してもよい。

【００１８】また、渋滞情報端末７０において、移動通
信端末７７以外の構成を、たとえば市販のカーナビゲー
ションシステムを用いて構築してもよい。

【００１９】端末制御部７１は、ＧＰＳ受信器７６、Ｇ
ＰＳ制御部７１ｄ等を介して得られた渋滞情報端末７０
（搭載された車両６０）の位置情報、当該位置情報を検
出した時刻、当該端末制御部７１に付与されたユニーク
な識別番号、等の情報を所定のテキストベースのフォー
マットにして蓄積し、所定の契機で、通信Ｉ／Ｆ制御部
７１ｅ、移動通信端末７７を介して渋滞情報集配信セン
タ１０に送出する動作を行う。特に図示しないが、ＦＭ
多重放送の受信インターフェイスを設け、ＦＭ多重放送
を利用した、いわゆるＤＧＰＳを利用して車両６０の位
置検出精度を上げてもよい。

【００２０】なお、図１の例では、移動通信端末７７と
渋滞情報集配信センタ１０との情報の授受は、公衆回線
網３０上等に構築されたインターネット２０を介して行
われる構成となっている。すなわち、移動通信端末７７
（車両６０）のユーザが契約したネットワークサービス
プロバイダ４０に対して、ダイヤルアップ接続すること
で、渋滞情報集配信センタ１０と渋滞情報端末７０との
情報の授受が行われる。

【００２１】渋滞情報集配信センタ１０は、インターネ
ット２０に接続されたネットワークＩ／Ｆ１１、位置情
報受信システム１２、渋滞情報集配信サーバ１３、渋滞
情報データベース１４、サービスプロセッサ１５等が、
ＬＡＮ１６を介して相互に接続された構成となってい
る。

【００２２】位置情報受信システム１２は、ネットワー
クＩ／Ｆ１１を介して渋滞情報端末７０から収集された
車両６０の位置情報を処理して渋滞情報データベース１
４に格納する動作等を行う。渋滞情報集配信サーバ１３
は、渋滞情報データベース１４に格納された位置情報に
基づいて後述のような渋滞情報を生成し、渋滞情報デー
タベース１４に格納したり、ネットワークＩ／Ｆ１１を
介して車両６０に搭載された渋滞情報端末７０に送出す
る動作を行う。サービスプロセッサ１５は、渋滞情報集
配信センタ１０の全体を管理運用するためのユーザイン
ターフェイスをシステム管理者に提供する。

【００２３】以下、本実施の形態の渋滞情報集配信方法
およびシステムの作用の一例を、図４および図５のフロ
ーチャート等を参照して説明する。

【００２４】まず、図４のフローチャートに例示される
ように、渋滞情報端末７０では、端末制御部７１に設け
られた図示しないハードウェアタイマあるいはソフトウ
ェアタイマ等にて周期的（たとえば１０分間隔）に設定
された位置情報送信契機を監視する（ステップ１０
１）。

【００２５】位置情報送信契機では、ダイヤルアップ接
続にて、インターネット２０を介して渋滞情報集配信セ
ンタ１０に接続し（ステップ１０６）、車両６０の位置
情報を送出する（ステップ１０７）。この接続状態に
て、渋滞情報集配信センタ１０からの配信すべき渋滞情
報がある場合には（ステップ１０８）、センタ側からの
渋滞情報を受信し（ステップ１０４）、ディスプレイ７
２やスピーカ７３を介して車両６０の操縦者（ユーザ）
等に提示する（ステップ１０５）。

【００２６】ステップ１０１で送信契機でない場合に
は、ユーザからの渋滞情報受信要求等の有無を調べ（ス
テップ１０２）、要求有りの場合にはダイヤルアップ接
続にて、インターネット２０を介して渋滞情報集配信セ
ンタ１０に接続し（ステップ１０３）、センタ側からの
渋滞情報を受信し（ステップ１０４）、ディスプレイ７
２やスピーカ７３を介して車両６０の操縦者（ユーザ）
等に提示する（ステップ１０５）。

【００２７】なお、ステップ１０２では、操縦者（ユー
ザ）等は、通常のキーやスイッチ操作の他に、たとえば
マイク７４を介した音声入力および端末制御部７１での
音声認識にて、要求内容を端末制御部７１に認識させる
方法等を用いることができる。

【００２８】ステップ１０２でユーザ要求がない場合に
は、定期的（たとえば１０秒間隔）な車両６０の位置情
報のサンプリングおよび蓄積を行う（ステップ１０
９）。このステップ１０９で蓄積された複数の位置情報
は、上述のステップ１０７で渋滞情報集配信センタ１０
にまとめて送出される。

【００２９】なお、上述のステップ１０１における位置
情報の送信周期や、ステップ１０９における位置情報の
サンプリング周期は、上述の説明で例示した１０分およ
び１０秒等に限らず、ＧＰＳシステムの位置検出精度等
に応じて、任意に変更できることは言うまでもない。

【００３０】一方、図５のフローチャートに例示される
ように、渋滞情報集配信センタ１０では、複数の車両６
０の各々の渋滞情報端末７０からインターネット２０を
経由して到来する位置情報を位置情報受信システム１２
等にて収集し（ステップ２０１）、収集した位置情報に
基づいて渋滞情報集配信サーバ１３が交通状況を解析
し、地図情報等と合わせて、車両６０の移動時間を算出
したり、道路状態に合わせた係数等を考慮し、任意の区
間内の平均移動速度を算出したり、この算出結果から、
渋滞の程度を相対的に評価するために数値化した渋滞度
数等の情報を実時間で計算し、地域別等に振り分ける等
の操作からなる渋滞情報の生成を実行し（ステップ２０
２）、得られた渋滞情報は渋滞情報データベース１４に
格納され（ステップ２０３）、この渋滞情報は時々刻々
更新される。

【００３１】そして、渋滞情報端末７０から配信要求や
定期的な配信契機等の配信要求を監視し（ステップ２０
４）、要求有りの場合には、要求に応じた渋滞情報（た
とえば、目的地までの予想所要時間、通常時の平均所要
時間、渋滞の程度を数値化した渋滞度数、渋滞時の迂回
路、渋滞が発生すると予想される地域の地図データ、
等）を渋滞情報データベース１４から読出して、要求元
に送出する（ステップ２０５）。

【００３２】このように、本実施の形態の渋滞情報集配
信技術によれば、個々の車両６０に搭載された渋滞情報
端末７０を介して複数の車両６０の経時的に変化する位
置情報を収集し、この位置情報に基づいて、渋滞情報を
生成するので、正確な渋滞情報を得ることができる。

【００３３】また、車両６０が走行する道路網等には、
車両６０の位置情報を収集するための固定的な設備をな
んら必要としないので、低コストで、かつ迅速に、渋滞
情報集配信システムを構築できる。また、都市部、地
方、等の地域的な道路網の設備状況の差異に関係なく、
どこでも正確な渋滞情報を配信できる、という利点があ
る。

【００３４】なお、渋滞情報の配信サービスを有料にす
る場合、渋滞情報端末７０から渋滞情報集配信センタ１
０への配信要求を行う電話番号を有料にすることで簡単
に実現できる。

【００３５】また、渋滞情報集配信センタ１０への渋滞
情報端末７０からの位置情報の通信料金を軽減するた
め、渋滞情報端末７０から渋滞情報集配信センタ１０へ
の位置情報の送信は専用の無料電話番号（いわゆるフリ
ーダイヤル）に割り当てることも考えられる。

【００３６】また、渋滞情報集配信センタ１０で生成さ
れた渋滞情報は、各渋滞情報端末７０に配信することに
限らず、道路交通網の管理者側で交通量の管理等にも応
用できる。その場合、個々の車両６０から自発的に送出
された正確な各車両６０の位置情報に基づいて正確な交
通状況の制御や管理等が可能になる。

【００３７】（実施の形態２）図６は、本発明の他の実
施の形態である渋滞情報集配信方法を実施する渋滞情報
端末の一例を示す概念図である。

【００３８】この図６に例示される渋滞情報端末７０Ａ
では、ＧＰＳ受信器は省かれており、移動通信端末７７
および移動通信基地局５０による当該移動通信端末７７
の位置検出機能を利用して、当該移動通信端末７７が搭
載された車両６０の位置情報を収集するところが、上述
の実施の形態１と異なっている。

【００３９】すなわち、移動通信基地局５０では、通信
中継の引継ぎ（ハンドオーバー）等の目的で、たとえば
定期的に移動通信端末７７と管理情報の授受を行うこと
で個々の移動通信端末７７の位置情報を把握しており、
この位置情報を、渋滞情報集配信センタ１０で収集する
ことで、渋滞情報の生成に利用する。

【００４０】なお、本実施の形態２の目的では、移動通
信端末７７が、車両６０に搭載されていることを移動通
信基地局５０の側で把握する必要がある。

【００４１】ところで、最近では車両６０の運転中の移
動通信端末７７の利用による交通事故の防止のために、
ユーザが運転中（すなわち、移動通信端末７７が車両６
０に搭載中）であることを移動通信端末７７における特
定の設定操作等にて、移動通信端末７７から移動通信基
地局５０の側に通知し、移動通信基地局５０では、当該
移動通信端末７７に対する着信の場合に、運転中のため
話中として処理する機能が普及してきている。この機能
を有効に利用すれば、特定の移動通信端末７７が車両６
０に搭載中か否か（すなわち、当該移動通信端末７７の
位置情報を渋滞情報の生成に利用できるか否か）を的確
に弁別でき、本実施の形態２の目的を達成できる。

【００４２】なお、この機能を利用することに限らず、
位置情報の経時変化や変化パターンから、移動通信端末
７７が車両６０に搭載中か否かを判別してもよいことは
言うまでもない。その場合、たとえば、自動車道路以外
の鉄道等の交通網で移動する移動通信端末７７の位置情
報を、位置情報や移動経路から判別して除外すればよ
い。

【００４３】また、渋滞情報の配信については、上述の
実施の形態１の場合と同様に、車両６０に搭載された渋
滞情報端末７０Ａに配信してもよいし、移動通信端末７
７自体に配信してもよい。後者の場合には、移動通信端
末７７自体が渋滞情報端末７０Ａとして機能することに
なる。すなわち、広範に普及している移動通信端末７７
だけを車両６０に持ち込むだけで、的確な渋滞情報を得
ることが可能になる。近年では、移動通信端末７７の機
能は、動画通信、すなわちテレビ電話機能を実現可能な
までに飛躍的に向上しており、地図情報等を含めた渋滞
情報の配信は十分可能と考えられる。

【００４４】また、車両６０に搭載されていない、一般
の移動通信端末７７からも必要に応じて、渋滞情報集配
信センタ１０に渋滞情報の配信要求を行ってもよいこと
は言うまでもない。問い合わせの電話番号を、商用電話
通信網の特定有料サービス番号に割り当てれば、課金等
も簡単に実現できる。

【００４５】この場合も、渋滞情報集配信センタ１０で
生成された渋滞情報は、各渋滞情報端末７０に配信する
ことに限らず、道路交通網の管理者側で交通量の管理等
にも応用できる。その場合、個々の車両６０から自発的
に送出された正確な各車両６０の位置情報に基づいて正
確な交通状況の制御や管理等が可能になる。

【００４６】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。

【００４７】たとえば、車両６０の位置情報にて渋滞情
報を生成することに限らず、他の交通情報を生成して配
信することも本発明に含まれる。

【００４８】

【発明の効果】本発明によれば、交通網自体に特別な設
備を必要とすることなく、任意の地域での的確な渋滞情
報を提供することができる、という効果が得られる。

【００４９】また、本発明によれば、交通網自体に特別
な設備を必要とすることなく、的確な交通量の管理を行
うことができる、という効果が得られる。

【００５０】また、本発明によれば、移動通信端末を利
用して的確な交通量の管理を行うことができる、という
効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態である渋滞情報集配信方
法を実施する渋滞情報集配信システムの構成の一例を示
す概念図である。

【図２】本発明の一実施の形態である渋滞情報集配信シ
ステムを構成する渋滞情報端末の構成の一例を示す概念
図である。

【図３】本発明の一実施の形態である渋滞情報集配信シ
ステムを構成する渋滞情報集配信センタの構成の一例を
示す概念図である。

【図４】本発明の一実施の形態である渋滞情報集配信方
法および渋滞情報集配信システムの作用の一例を記すフ
ローチャートである。

【図５】本発明の一実施の形態である渋滞情報集配信方
法および渋滞情報集配信システムの作用の一例を記すフ
ローチャートである。

【図６】本発明の他の実施の形態である渋滞情報集配信
方法を実施する渋滞情報端末の一例を示す概念図であ
る。

【符号の説明】

１０渋滞情報集配信センタ１１ネットワークＩ／Ｆ１２位置情報受信システム１３渋滞情報集配信サーバ１４渋滞情報データベース１５サービスプロセッサ１６ＬＡＮ２０インターネット３０公衆回線網４０ネットワークサービスプロバイダ５０移動通信基地局６０車両７０渋滞情報端末７０Ａ渋滞情報端末７１端末制御部７１ａ主制御部７１ｂユーザＩ／Ｆ制御部７１ｃＩ／Ｏ制御部７１ｄＧＰＳ制御部７１ｅ通信Ｉ／Ｆ制御部７２ディスプレイ７３スピーカ７４マイク７５外部記憶装置７６ＧＰＳ受信器７７移動通信端末８０ＧＰＳ衛星

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数の車両の各々の少なくとも位置およ
び前記位置の検出時刻を収集する第１の工程と、複数の前記車両の位置および前記検出時刻に基づいて任
意の地域の渋滞情報を生成する第２の工程と、任意の契機で前記渋滞情報を任意の前記車両に配信する
第３の工程と、を含むことを特徴とする渋滞情報集配信方法。
【請求項２】請求項１記載の渋滞情報集配信方法にお
いて、前記第１の工程では、個々の前記車両が、全地球測位シ
ステム（ＧＰＳ）を利用して検出した当該車両の前記位
置および当該位置の検出時刻と、当該車両の識別情報を
自発的に外部に送出することで当該位置および検出時刻
および識別情報の前記収集を行うことを特徴とする渋滞
情報集配信方法。
【請求項３】移動通信端末の基地局で保持している移
動通信端末の位置情報を用いて、当該移動通信端末を搭
載した車両の位置情報を検出し、複数の前記車両の前記
位置情報に基づいて渋滞情報を生成することを特徴とす
る渋滞情報集配信方法。
【請求項４】請求項４記載の渋滞情報集配信方法にお
いて、前記渋滞情報を、任意の契機で任意の前記車両に
搭載された前記移動通信端末に配信することを特徴とす
る渋滞情報集配信方法。
【請求項５】請求項１，３または４記載の渋滞情報集
配信方法において、前記渋滞情報として、目的地までの予想所要時間、通常
時の平均所要時間、渋滞の程度を数値化した渋滞度数、
渋滞時の迂回路、渋滞が発生すると予想される地域の地
図データ、の少なくとも一つを、前記車両または前記移
動通信端末に配信することを特徴とする渋滞情報集配信
方法。
【請求項６】個々の車両に搭載される渋滞情報端末
と、情報ネットワークを介して前記渋滞情報端末に接続
された渋滞情報集配信センタとを含み、前記渋滞情報端末は、少なくとも、当該渋滞情報端末を
搭載した前記車両の位置および当該位置を検出した時刻
を任意の契機で前記渋滞情報集配信センタに送出する機
能と、前記渋滞情報集配信センタから渋滞情報を受信し
て前記車両の操縦者に提示する機能を備え、前記渋滞情報集配信センタは、複数の前記渋滞情報端末
を介して収集した前記車両の位置および前記時刻に基づ
いて前記渋滞情報を生成する機能と、任意の契機で任意
の車両に搭載された前記渋滞情報端末に前記渋滞情報を
配信する機能とを備えたことを特徴とする渋滞情報集配
信システム。
【請求項７】請求項６記載の渋滞情報集配信システム
において、前記渋滞情報端末は、全地球測位システム
（ＧＰＳ）を利用するＧＰＳ受信器と、前記渋滞情報集
配信センタとの間で情報の授受を行うための移動通信端
末と、前記渋滞情報を前記車両の操縦者に画像および音
声の少なくとも一方で提示するユーザインターフェイス
と、を備えたことを特徴とする渋滞情報集配信システ
ム。
【請求項８】請求項６記載の渋滞情報集配信システム
において、前記情報ネットワークはインターネットであ
ることを特徴とする渋滞情報集配信システム。
【請求項９】請求項６，７または８記載の渋滞情報集
配信システムにおいて、前記渋滞情報集配信センタから
前記渋滞情報端末に配信される前記渋滞情報は、目的地
までの予想所要時間、通常時の平均所要時間、渋滞の程
度を数値化した渋滞度数、渋滞時の迂回路、渋滞が発生
すると予想される地域の地図データ、の少なくとも一つ
を含むことを特徴とする渋滞情報集配信システム。