JP2001091328A - 流量計測装置及び電子式ガスメータ - Google Patents

流量計測装置及び電子式ガスメータ

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JP2001091328A
JP2001091328A JP26674399A JP26674399A JP2001091328A JP 2001091328 A JP2001091328 A JP 2001091328A JP 26674399 A JP26674399 A JP 26674399A JP 26674399 A JP26674399 A JP 26674399A JP 2001091328 A JP2001091328 A JP 2001091328A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流量計測精度の低下を招くことなく、より一
層の消費電力の低減を図れる流量計測装置を提供する。 【解決手段】 計測停止手段14a−1が、計測手段1
00により計測した物理量に基づいて所定時間以上継続
してガス流路10中にガスが流れていない状態を検出し
たとき、ガスが未使用状態であるとして計測手段100
による物理量の計測を停止し、その後ガスの使用に伴っ
て圧力が所定値以下に低下すると、この圧力低下を検出
スイッチ16が検知してオン又はオフすることによりガ
スが使用されたことを検出し、この検出スイッチ16の
オン又はオフに応じて計測再開手段14a−2が計測手
段100による物理量の計測を再開させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流量計測装置及び電
子式ガスメータに係り、特に、ガス流路中のガスの流速
に応じて変化する物理量を間欠的に計測する計測手段を
備え、該計測した物理量とガス流路の断面積と間欠時間
とを乗ずることによってガス流路を通過したガスの通過
流量を計測する流量計測装置及び、該装置によって計測
したガスの流量を積算し表示する電子式ガスメータに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の流量計測装置として、例
えば特公平7−119638号公報に開示されている超
音波式センサを使用した超音波式流量計測装置や、特公
平6−43906号公報に開示されている熱式センサを
使用した熱式流量計測装置などがある。
【0003】超音波式流量計測装置は、ガス流路内に一
定距離だけ離れて配置された超音波周波数で作動する例
えば圧電式振動子からなる2つの音響トランスジューサ
により流量センサを構成し、一方のトランスジューサの
発生する超音波信号を他方のトランスジューサに受信さ
せる動作を交互に行って超音波信号がトランスジューサ
間でガス流方向と、ガス流方向と逆方向に伝搬される時
間から成る物理量を間欠的にそれぞれ計測し、この計測
した2つの伝搬時間に基づいてガス流路内を流れている
ガスの流速を間欠的に求め、この流速にガス流路の断面
積を乗じて瞬時流量を求める演算処理を行うようになっ
ている、この瞬時流量に間欠時間を乗じて通過流量を求
め、更にこの通過流量を積算して求めた積算流量を表示
することによって、電子式ガスメータを構成することが
できる。
【0004】熱式流量計測装置は、ガス流路内を加熱す
るヒータと、ガス流路の上下流方向にそれぞれ設けられ
た温度センサとから流量センサを構成し、ヒータの発す
る熱の上下流方向への伝達が流速の大きさによって変化
することを利用して、ヒータの上下流に設けた温度セン
サにより間欠的に検知した温度差からなる物理量によっ
て流速を間接的に測定するものである。
【0005】何れの装置も、流量センサを間欠的に駆動
させているとはいえ、その駆動に比較的大きな電力消費
をともなう。そこで、消費電力を抑えつつ流量検出精度
を高めることを目的として、流量変動の大きなときには
センサを駆動して行う測定間隔を短く、小さいときには
測定間隔を長くするとともに、この測定間隔に合わせて
流速を間欠的に測定する間欠時間、すなわち、サンプリ
ング時間を変更することが、例えば特開平9−2166
7号公報や特開平10−82670号公報において提案
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した提案の流量計
測装置では、測定間隔が一番長い状態のとき、図8
(a)に示すように、サンプリング直後にガスが使用さ
れると、次のサンプリングまでの計測される機会がな
く、斜線を付したほぼサンプリング間隔に相当する期間
の間の流量が積算されないことになる。このような状態
は、図8(b)に示すようにサンプリング直前にガスが
使用された場合と比較すると明らかなように、計測した
流量に基づく積算値に大きな誤差を含んでいることが分
かる。したがって、流量の変動が小さいくても、センサ
を駆動して行う測定間隔を極端には長くすることはでき
ない。すなわち、従来の流量計測装置では、サンプリン
グ間隔を長くすると、計測した流量にサンプリング間隔
を乗じてものを積算して求める例えばガス使用量に誤差
が生じてしまうため、測定間隔を極端に大きくすること
ができず、この点から消費電力の低減には自ずから限度
があった。
【0007】また、ガス圧を検出する圧力センサをガス
流路内に設け、流量センサにより一定時間以上継続して
流量が検出されなかった場合、サンプリングを停止し、
その後、ガスを使用に伴って圧力センサにより検出され
たガス圧が降下して所定値以下となったとき、流量計測
装置のサンプリングを再び開始させることにより、測定
精度を向上させることも考えられる。しかしながら、流
量計測を停止している間、圧力センサの出力をA/D変
換して取り込んで、常時監視する必要があるため消費電
力の低減に効果的であるとはいえない。
【0008】そこで、本発明は、上記のような問題に着
目し、流量計測精度の低下を招くことなく、より一層の
消費電力の低減を図れる流量計測装置を提供することを
課題としている。
【0009】本発明はまた、消費電力の低減を図って
も、通過流量の誤差を低減してガス使用量を正確に積算
表示できるようにした電子式ガスメータを提供すること
を課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載の発明は、図1の基本構成図に
示すように、ガス流路10中のガスの流速に応じて変化
する物理量を間欠的に計測する計測手段100を備え、
該計測した物理量と前記ガス流路の断面積と間欠時間と
を乗ずることによって前記ガス流路を通過したガスの通
過流量を計測する流量計測装置において、前記計測手段
により計測した物理量に基づいて所定時間以上継続して
前記ガス流路中にガスが流れていない状態を検出したと
き、前記計測手段による物理量の計測を停止させる計測
停止手段14a−1と、ガス使用に伴う所定値以下への
圧力低下を検知したとき、オン又はオフしてガスが使用
されたことを検出する検出スイッチ16と、該検出スイ
ッチのオン又はオフに応じて前記計測手段による物理量
の計測を再開させる計測再開手段14a−2とを更に備
えることを特徴とする流量計測装置に存する。
【0011】請求項1記載の発明によれば、計測停止手
段14a−1が、計測手段100により計測した物理量
に基づいて所定時間以上継続してガス流路10中にガス
が流れていない状態を検出したとき、ガスが未使用状態
であるとして計測手段100による物理量の計測を停止
し、その後ガスの使用に伴って圧力が所定値以下に低下
すると、この圧力低下を検出スイッチ16が検知してオ
ン又はオフすることによりガスが使用されたことを検出
し、この検出スイッチ16のオン又はオフに応じて計測
再開手段14a−2が計測手段100による物理量の計
測を再開させる。
【0012】以上のようにガスが未使用状態であるとき
は計測停止手段14a−1により計測手段100による
物理量の計測を停止させるため、一切の計測動作が行わ
れなくなり、この計測動作に伴う電力消費が全くなくな
る。その後、ガス使用に伴い圧力が所定値以下に低下す
ると検出スイッチ16がオン又はオフされ、この検出ス
イッチ16のオン又はオフをきっかけに計測再開手段1
4a−2が計測手段100による物理量の計測を再開さ
せるため、ガスの使用開始時の物理量の計測も正確に行
うことができる。しかも、検出スイッチ16のオン又は
オフに応じて物理量の計測を再開させているため、圧力
センサにより検出された圧力を監視する必要がなくな
り、この圧力センサの監視動作に伴う電力消費を必要と
しない。
【0013】請求項2記載の発明は、前記検出スイッチ
は、前記ガス流路中の圧力に応じて弾性変形する弾性素
子16aと、該弾性素子上の弾性変形方向と垂直な一面
に設けられたマグネット16bと、前記ガス流路中の圧
力が前記所定値以下のとき、前記マグネットによりオン
又はオフされる接点を持つ機械式スイッチSWとを有す
ることを特徴とする請求項1記載の流量計測装置に存す
る。
【0014】請求項2記載の発明によれば、検出スイッ
チ16において、ガス流路10中の圧力が所定値以下と
なったとき、ガス流路10中の圧力に応じて弾性変形す
る弾性素子16a上の弾性変形方向と垂直な一面に設け
られたマグネット16bにより機械式スイッチSWの接
点をオン又はオフさせる。以上のように検出スイッチ1
6は、機械的な構造となっているため、検出スイッチ1
6をオン又はオフさせるための動作電源を必要としな
い。
【0015】請求項3記載の発明は、前記検出スイッチ
は、一端が前記弾性素子上の弾性変形方向と垂直な一面
に設けられ、他端が固定壁Wに設けられたスプリング1
6cを更に有することを特徴とする請求項2記載の流量
計測装置に存する。
【0016】請求項3記載の発明によれば、検出スイッ
チ16において、弾性素子16a上の弾性変形方向と垂
直な一面に、他端が固定壁Wに設けられたスプリング1
6cの一端が設けられている。従って、このスプリング
16cの弾性力により弾性素子16aの弾性変形が制限
されるため、所定値はスプリング16cの弾性係数に依
存する。このため、所定値に応じた弾性係数を有するス
プリング16cを弾性素子16aに設けるだけで所定値
を設定することができる。
【0017】請求項4記載の発明は、前記検出スイッチ
は、前記所定値以下の圧力を検知したとき、オンしてオ
ン信号S1を出力し、前記計測再開手段は、前記オン信
号の出力に応じて前記計測手段による物理量の計測を再
開させることを特徴とする請求項1〜3何れか記載の流
量計測装置に存する。
【0018】請求項4記載の発明によれば、検出スイッ
チ16が、ガスの使用に伴う所定値以下への圧力低下を
検知したときオンしてオン信号S1を出力し、このオン
信号S1の出力に応じて計測再開手段14a−2が計測
手段100による物理量の計測を再開させる。ところ
で、ガス未使用状態の期間はガス使用状態の期間より長
いことが多く特に一般家庭ではこの傾向が顕著である。
従って、以上のようにガスの使用に伴う所定値以下への
圧力低下を検知したときにオン信号S1を出力するよう
にすることによって、ガス使用状態の短い期間のみオン
信号S1を出力することができる。
【0019】請求項5記載の発明は、前記所定値は、圧
力変動による圧力低下を検知しない値に設定されている
ことを特徴とする請求項1〜4何れか記載の流量計測装
置に存する。
【0020】請求項5記載の発明によれば、所定値が圧
力変動による圧力低下を検知しない値に設定されてい
る。ところで、一般にマンションなどの集合住宅の場合
は、1つのLPガス容器からのガスを各家ごとに分配し
ているため、燃焼器としてガス使用中に供給ガス圧に圧
力変動を生じさせる例えばGHP(ガスヒートポンプ)
を使用している家があると、その使用によって他の家に
供給されるガス圧も圧力変動する。そこで、所定値を圧
力変動による圧力低下を検知しない値に設定すれば、ガ
ス未使用状態で圧力変動が生じ、この圧力変動によって
圧力が低下しても計測手段100による物理量の計測が
再開されることがない。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項1〜5記載
の流量計測装置と、前記流量計測装置によって計測した
ガスの流量を積算する流量積算手段14a−3と、該流
量積算手段によって積算した積算流量を表示する表示手
段15とを備えることを特徴とする電子式ガスメータに
存する。
【0022】請求項6記載の発明によれば、流量積算手
段14a−3が請求項1〜5記載の流量計測装置によっ
て計測したガスの流量を積算し、表示手段15が流量積
算手段14a−3によって積算した積算流量を表示する
ので、流量計測精度の低下を招くことなく、より一層の
消費電力の低減を図れる流量計測装置により計測した正
確な通過流量を積算し、表示することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図2は本発明の流量計測装置を組
み込んだ電子式ガスメータを示している。図示の電子式
ガスメータは超音波式として構成されており、流体であ
るガスを流すガスメータ中の流路としてのガス流路10
内にガス流方向において距離Lだけ離され、互いに対向
して配置された超音波周波数で作動する例えば圧電式振
動子からなる2つの音響トランスジューサTD1及びT
D2と、ガス流路10に連通した空所10a内に距離l
だけ離れた管壁10bに対向して配置された音響トラン
スジューサTD3とを有する。ガス流路10には、両音
響トランスジューサTD1、TD2の上流側に弁閉によ
ってガス流路10を遮断する遮断弁10cが設けられて
いる。ガス流路10の管壁には、ガス使用に伴う所定値
以下への圧力低下を検知したとき、オンしてガスが使用
されたことを検出する検出スイッチ16が設けられてい
る。
【0024】各トランスジューサTD1、TD2及びT
D3はトランスジューサインタフェース(I/F)回路
11a及び11bをそれぞれ介して送信回路12及び受
信回路13に接続されている。送信回路12は、マイク
ロコンピュータ(μCOM)14の制御の下で、トラン
スジューサTD1、TD2の一方を駆動して超音波信号
を発生させる信号をパルスバーストの形で送信し、この
ための発振回路(図示せず)を内蔵している。
【0025】受信回路13は、ガス流路10を通過した
超音波信号を受信した他方のトランスジューサTD1、
TD2からの信号を入力して超音波信号を処理する前置
増幅器(図示せず)を内蔵している。トランスジューサ
TD3については、トランスジューサTD1及びTD2
に対するとは別のタイミングでμCOM14が送信回路
12と受信回路13を制御し、トランスジューサTD3
を駆動して超音波信号を発生させるように送信回路12
を制御するとともに、同じトランスジューサTD3が管
壁10bから反射されてくる超音波信号を受信して発生
する信号を入力させるように受信回路13を制御する。
【0026】検出スイッチ16はスイッチI/F回路1
7を介してμCOM14に接続されている。上記検出ス
イッチ16は、図3に示すように、半導体基板をエッチ
ングして形成した弾性素子であるダイヤフラム16a
と、弾性変形方向と垂直なダイヤフラム16aの下面に
設けられたマグネット16bと、一端がダイヤフラム1
6aの上面に設けられ、他端が固定壁Wにそれぞれ設け
られたスプリング16cとを備える。さらに、マグネッ
ト16bの下には一端が電池電源と接続され、他端がス
イッチI/F回路17と接続されている常開の機械式ス
イッチSWが設けられている。
【0027】上述したダイヤフラム16aは下面がガス
流路10内に、上面が大気中にそれぞれ設けられるた
め、ガス未使用状態にあり、ガス流路10内が高圧力状
態(>大気中の圧力)にあると、矢印16d方向に大き
な応力がかかるため、ダイヤフラム16aは実線で示す
ようにスプリング16cの弾性力に逆らって機械式スイ
ッチSW側に弾性変形する。従って、機械式スイッチS
Wは、その接点がマグネット16bから離れることによ
り開す。
【0028】一方、ガスの使用に伴ってガス流路10内
の圧力が低下するにつれて、矢印16d方向の応力が弱
まるため、スプリング16cの弾性力によりダイヤフラ
ム16aは破線で示すように固定壁W側に弾性変形し、
これに伴ってマグネット16bも固定壁W側に移動す
る。そして、圧力が所定値以下にまで低下すると、マグ
ネット16bによって機械式スイッチSWは閉し、Hレ
ベルのオン信号S1がスイッチI/F回路17に対して
供給される。なお、この検出スイッチ16は、ガスの使
用により急激に圧力が低下するガス流路10の出口付近
に設置されている。
【0029】上述したように検出スイッチ16は、機械
的な構造となっているため、検出スイッチ16をオン又
はオフさせるための動作電源を必要とせず、消費電力の
低減を図ることができる。また、このスプリング16c
の弾性力によりダイヤフラム16aの弾性変形が制限さ
れるため、上記所定値はスプリング16cの弾性係数に
依存する。このため、所定値に応じた弾性係数を有する
スプリング16cをダイヤフラム16aに設けるだけで
所定値を設定することができ、所定値に応じたダイヤフ
ラム16aをそれぞれ量産する必要がないためコストダ
ウンと図ることができる。
【0030】また、μCOM14は、図4に示すよう
に、プログラムに従って各種の処理を行う中央処理ユニ
ット(CPU)14a、CPU14aが行う処理のプロ
グラムなどを格納した読み出し専用のメモリであるRO
M14b、CPU14aでの各種の処理過程で利用する
ワークエリア、各種データを格納するデータ格納エリア
などを有する読み出し書き込み自在のメモリであるRA
M14cなどを内蔵し、これらがバスライン14dによ
って相互接続されている。
【0031】μCOM14内のCPU14aは、送信回
路12から信号を供給するトランスジューサと受信回路
13で超音波信号を受信するトランスジューサとを交互
に切り替えるように制御する計測処理を行うと共に、2
つのトランスジューサ間で交互に送受信した超音波信号
の伝搬時間(=物理量)を測ってガス流路10内を流れ
ているガスの流速を間欠的に求めるための流速演算処理
を行う。
【0032】μCOM14内のCPU14aはまた、流
速演算処理の他に、この演算した流速とガス流路10の
断面積とに基づいて瞬時流量を求める流量演算処理、演
算した瞬時流量に間欠時間を乗じて通過流量を演算する
通過流量演算処理、通過流量を積算して積算流量を求め
る積算流量処理(=流量積算手段14a−3としての働
き)、この流量積算処理によって求めた流量積算値を表
示器15(=表示手段)に表示させる表示処理を行う。
【0033】μCOM14内のCPU14aはさらに、
流量演算処理により求められた瞬時流量に基づいて所定
時間以上継続してガス流路10中にガスが流れていない
状態を検出したとき、その後計測停止手段14a−1と
して働き、流量の計測を停止する。その後、検出スイッ
チ16の状態を監視して、検出スイッチ16がガスの使
用に伴う所定値以下への圧力を検知して、ガスが使用さ
れたことを検出するオン信号S1が出力されると計測再
開手段14a−2として働き、再び流量の計測を開始す
る。
【0034】上述した動作を、圧力と流量の関係を示す
図5を参照して具体的に説明すると、ガス未使用状態に
あるとき、高い圧力状態あるが、ガスの使用に伴って圧
力が低下し、所定値まで低下する図5(a)にAで示す
タイミングで機械式スイッチSWがオンしてオン信号S
1が出力されるので、図5(b)に示すように流量計測
のためのサンプリングが開始される。なお、図中x印は
サンプリングタイミングを示している。その後、ガスの
使用がなくなり、流量演算処理により求められた瞬時流
量に基づいて所定時間T以上継続してガス流路10中に
ガスが流れていない状態を検出されるBで示すタイミン
グで、流量計測のためのサンプリングが停止されるよう
になる。このとき、ガス流路10内は高圧力状態となる
ため、機械式スイッチSWはオフとなっている。なお、
上記所定時間Tは、シャワーなど間欠的に使用される燃
焼器を考慮して、10〜30分に設定してある。
【0035】上述したようにガスが未使用状態であると
きは流量の計測を停止させるため、一切の計測動作が行
われなくなり、この計測に伴う電力消費が全くなくな
る。またその後、ガス使用に伴い圧力が所定値以下に低
下すると検出スイッチ16からオン信号S1が出力さ
れ、このオン信号S1をきっかけに流量の計測を再開さ
せるため、ガスの使用開始時の流量の計測も正確に行う
ことができる。しかも、検出スイッチ16からのオン信
号S1に応じて流量の計測を再開させているため、圧力
センサにより検出された圧力を監視する必要がなくな
り、この圧力センサの監視動作に伴う電力消費を必要と
しない。以上のことにより、流量計測精度の低下を招く
ことなく、より一層の消費電力の低減を図ることができ
る。
【0036】ところで、ガス未使用状態の期間はガス使
用状態の期間より長いことが多く特に一般家庭ではこの
傾向が顕著である。従って、上述したように検出スイッ
チ16が、ガスの使用に伴う所定値以下への圧力低下を
検知したときオンしてオン信号S1を出力し、このオン
信号S1の出力に応じて流量の計測を再開させれば、ガ
ス使用状態の短い期間のみオン信号S1を出力すること
ができ、より一層消費電力の低減を図ることができる。
【0037】上述した構成の装置における流量計測の原
理を以下に説明する。μCOM14の内蔵するCPU1
4aは、送信回路12にトリガ信号を出力してパルスバ
ースト信号を発生させ、これを一方のトランスジューサ
TD1、TD2に供給させて、この一方のトランスジュ
ーサに超音波信号を発生させる。また、一方のトランス
ジューサから送信された超音波信号を受信する他方のト
ランスジューサからの信号を受信回路13に受信させ、
これに応じて受信回路13が発生する信号を取り込む。
【0038】その後、μCOM14の内蔵するCPU1
4aは、超音波信号を発生するトランスジューサと超音
波信号を受信するトランスジューサを逆にして同じ動作
をもう一度繰り返す制御を行う。そして、μCOM14
のCPU14aは、送信回路12にトリガ信号を出力し
て一方のトランスジューサに超音波信号を発生させてか
ら、この超音波信号を受信する他方のトランスジューサ
が発生する信号を受信回路13を介して取り込むまでの
時間T1、T2をそれぞれ測り、この測った時間T1、
T2からガス流の流速を後述のようにして求める。
【0039】また、μCOM14のCPU14aは、ト
ランスジューサTD1、TD2についての制御とは別の
タイミングで、トランスジューサTD3についての制御
を行い、送信回路12にトリガ信号を出力してパルスバ
ースト信号を発生させ、これをトランスジューサTD3
に印加させて、このトランスジューサTD3に超音波信
号を発生させる。また、トランスジューサTD3から送
信され管壁10bで反射された超音波信号を受信する同
じトランスジューサTD3からの信号を受信回路13に
受信させ、これに応じて受信回路13が発生する信号を
取り込む。そして、CPU14aは、送信回路12にト
リガ信号を出力してトランスジューサTD3に超音波信
号を発生させて、この超音波信号の反射の第1波と第2
波を受信する同じトランスジューサTD3が発生する信
号を受信回路13を介して取り込むまでの時間Tr1、
Tr2をそれぞれ測り、この測った時間Tr1、Tr2
からガス流路10内と同じ温度、圧力、ガス種である
が、ガス流のない雰囲気における音速を後述のようにし
て求める。
【0040】今、静止ガス中での音の伝搬速度(音速)
をc、ガス流の流速をvとすると、ガス流の順方向の超
音波信号の伝搬速度は(c+v)となる。トランスジュ
ーサTD1及びTD2間の距離をLとすると、トランス
ジューサTD1からの超音波信号がガス流と同じ方向に
進んでトランスジューサTD2に到達する時間T1と、
トランスジューサTD2からの超音波信号がガス流と逆
方向に進んでトランスジューサTD1に到達する時間T
2とは、 T1=L/(c+v) (1) T2=L/(c−v) (2) となる。(1)、(2)式より v=(L/2)・(1/T1−1/T2) =(L/2)・((T2−T1)/(T2・T1)) (3) となり、Lが既知であるときには、T1及びT2を計測
することによって流速vを求めることができる。
【0041】なお、T2・T1=L/(c+v)・(c
−v)=L/(c2 −v2 )であり、流速vは音速c
に比べて極めて小さな数値であるので、式中のv2
2 に比べて極めて小さく無視でき、T2・T1=L/
2とすることができる。そして、上式(3)は最終的
には、 v=((T2−T1)・c2 )/2 =(T2−T1)・(c2 )・(1/2) と書き直すことができる。ここで、Td=(T2−T
1)とすると、 v=Td・(c2/2) =Td・k (4) ただし、k=c2/2となる。すなわち、ガス流方向とこ
れと逆方向の超音波伝搬時間の差Tdに定数kを乗じて
ガス流速vが求められる。以上のことから明らかなよう
に、上記演算するCPU14aとトランスジューサTD
1及びTD2とは計測手段100を構成している。
【0042】流速vが求められたときには、瞬時流量Q
はガス流路10の既知の断面積をS、物の構造その他に
よって変化する補正係数をαとすると、 Q=Td・α・S・k =K・Td (5) となり、瞬時流量Qが求められる。ただし、 K=α・S・k (6) とする。なお、Kは上述の説明から明らかなように、音
速、ガス温度、ガス圧力など多くの要素を含んだ補正の
ための係数である。
【0043】なお、式(6)中の静止ガス中の音速cに
ついては、図2に示したように、ガス流路10に連通し
ているが、ガス流路10中のガス流に影響されない静止
ガスの空所10a中において、第3の音響トランスジュ
ーサTD3から発した超音波信号が管壁10bで反射し
てトランスジューサに戻ってくるまでの時間を計測し、
この時間によってトランスジューサTD3から管壁10
bまでの往復距離2lを割ることによって求めることが
できるので、この計測を適宜行って求めた音速cを用い
るようにすればよい。
【0044】従って、瞬時流量Qを求める毎に、すなわ
ち、サンプリングする毎に、この瞬時流量Qに前回求め
た(サンプリングした)時点からの経過時間(サンプリ
ング間隔時間)を乗じることによって通過流量Qtが求
まり、これを積算することによって、積算したガス積算
流量Qs、すなわち、ガス供給量(ガス使用量)を求め
ることができるようになる。そして、この積算流量Qs
を表示器15に表示させることによって電子式ガスメー
タを構成することができる。
【0045】ところで、一般にマンションなどの集合住
宅の場合は、1つのLPガス容器からのガスを各家ごと
に分配しているため、燃焼器としてガス使用中に供給ガ
ス圧に圧力変動を生じさせる例えばGHP(ガスヒート
ポンプ)を使用している家があると、その使用によって
他の家に供給されるガス圧にも影響が及ぼされる。つま
り、図5(a)に示すようにガス未使用では、ガス圧は
高圧状態例えば300mmH2Oで一定に保たれること
となるが、このとき隣家などで上述したGHPが使用さ
れると、ガス圧は10〜20Hzの周波数で約±数10
mmH2Oの変動が生じる。このため、設定した所定値
によってはガス未使用状態であるにもかかわらずこの圧
力変動による圧力低下を検出スイッチ16が検知してし
まい流量の計測が再開される可能性がある。そこで、圧
力変動が生じても圧力は250mmH2O(=300m
mH2O−50mmH2O)より低下することがないの
で、このような事態を防止するために、所定値を250
mmH2Oより小さい例えば200mmH2Oに設定すれ
ば、圧力変動による圧力低下を検知することがない。
【0046】以上概略で説明した流量計測装置を組み込
んだ電子式ガスメータの詳細な動作をμCOM14が有
するCPU14aの処理手順を説明する図6のフローチ
ャートを参照して以下説明する。CPU14aは例えば
電池電源の投入によって動作を開始し、図示しない初期
ステップにおいて、μCOM14内のRAM14cに形
成した各種のエリアの初期設定を行ってからその最初の
ステップSP1に進む。ここで音響トランスジューサT
D1から超音波信号を送信し、この送信した超音波信号
が音響トランスジューサTD2に到達するまでかかった
時間を伝搬時間T1として計測する。続いてステップS
P2に進み、ここで音響トランスジューサTD2から超
音波信号を送信し、この送信した超音波信号が音響トラ
ンスジューサTD1に到達するまでにかかった時間を伝
搬時間T2として計測する。
【0047】その後ステップSP3に進んでステップS
P1で計測した伝搬時間T1とステップSP2で計測し
た伝搬時間T2との差をとり、これを時間エリアTdに
格納してからステップSP4に進む。ステップSP4に
おいては、上記式(4)に示すように、上記時間エリア
TdとRAM14cとの係数エリアkの値を乗じて流速
を求め、これをRAM14c内の流速エリアvに格納す
る。次にステップSP5に進んで上記ステップSP4に
おいて求めた流速を格納した流速エリアvの値とサンプ
リングタイマエリアSTの値とを乗じて通過流量Qtを
求め、これをRAM14cの通過流量エリアQtに格納
する。この通過流量Qtがガス流路10中にガスが流れ
ていないとみなせる所定流量以下であると、ステップS
P6の判定がYESとなってステップSP7に進むよう
になる。
【0048】ステップSP7において、タイマエリアT
Rに格納されたカウント値をカウントアップさせる。こ
のタイマエリアTRに格納されたカウント値が所定時間
T以上であると、ステップSP8の判定がYESとなり
その後、スイッチI/F回路17を監視して、検出スイ
ッチ16からオン信号S1が入力されたことを検出し、
ステップSP9の判定がYESとなるのを待って、ステ
ップSP1に戻る。また、ステップSP5で求めた通過
流量Qtが所定流量以上であると、ステップSP6の判
定がNOとなってステップSP10に進み、タイマエリ
アTRのカウント値をリセットしてステップSP11に
進む。
【0049】ステップSP11においては、RAM14
c内の流量積算エリアQに上記ステップSP5において
求めた通過流量Qtを加算した後、ステップSP12に
おいて表示器15に流量積算エリアQの内容を表示させ
て、ステップSP1に戻る。また、ステップSP5で求
めた通過流量Qtが所定流量以下であっても、タイマエ
リアTRに格納されたカウント値が所定時間Tより小さ
ければ、ステップSP8の判定がNOとなり、ステップ
SP11に進む。
【0050】なお、上述した実施例では、所定時間以上
継続してガス流路10中のガスが流れていない状態を検
出したとき、その後スイッチI/F回路17を介して検
出スイッチ16の状態を常時監視し、オン信号S1が出
力されたことを検出すると再び流量の計測動作を再開さ
せていたが、例えば、その後CPU14aがリセット動
作を行い自己の動作を停止し、このリセット動作を検出
スイッチ16からのオン信号S1を外部から入力するこ
とによって解除して、再び処理動作を開始するようにし
てもよい。
【0051】具体的には、図7に示すように、CPU1
4aのクロック出力ckにウオッチドックタイマ回路1
8を接続する。ウオッチドックタイマ回路18はその入
力にクロックパルスが一定周期で入力されているとき、
その出力がHレベルに保持されるが、クロックパルスの
入力がなくなると、その出力がHからLレベルに立ち下
がるように働く。
【0052】従って、CPU14aのリセット入力ポー
トRは、CPU14aが動作してクロックパルスを出力
している間、Hレベルに保たれている。また、CPU1
4aは、所定時間以上継続してガス流路10中のガスが
検出されない状態を検出すると、クロックパルスの出力
を停止する。このため、ウオッチドックタイマ回路18
の出力がHレベルからLレベルに立ち下がり、この立ち
下がりに応じてNAND回路19の一方の入力がLレベ
ルに、NAND回路20の一方の入力がHレベルに保た
れる。従って、ガス未使用状態がそのまま継続してHレ
ベルのオン信号S1が出力されていないときは、NAN
D回路20の出力はLレベルとなりNAND回路19の
他方の入力がLレベルに保たれるため、リセット入力ポ
ートRはHレベルからLレベルに反転し、これに応じて
CPU14aはリセット動作を行う。
【0053】その後、ガスが使用され、Hレベルのオン
信号S1が出力されると、NAND回路20の入力が両
方ともHレベルとなるため、NAND回路19の出力が
LレベルからHレベルに反転し、これに応じてCPU1
4aのリセットが解除される。つまり、この場合ウオッ
チドックタイマ回路18及びNAND19、20は、計
測停止手段14a−1及び計測再開手段14a−2とし
て働き、所定時間以上継続してガス流路10中のガスが
流れていない状態を検出するとその後リセット動作を行
い自己の動作を停止させると共に、このリセット動作
は、検出スイッチ16からのオン信号S1を外部から入
力することによって解除され、再び処理動作を開始させ
るようにしている。以上のようにガスが未使用状態であ
るとき、流量の計測を停止させるだけでなくCPU14
a自体の処理動作も停止するため、より一層の消費電力
の低減を図ることができる。
【0054】また、上述した実施例では、弾性素子とし
てダイヤフラムを使用していたが、圧力に応じて弾性変
形するもんであれば、ベローズなどの他の弾性素子を使
用してもよい。さらに、上述した実施例においては、流
量計測装置として超音波式のものを例示したが、ガス流
路10中のガスの流速に応じて変化する物理量を間欠的
に計測することのできるものであれば、フルイディック
式流量計などの他の形式のものであってもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、ガスが未使用状態であるときは計測停止手
段により計測手段による物理量の計測を停止させるた
め、一切の計測動作が行われなくなり、この計測動作に
伴う電力消費が全くなくなる。その後、ガス使用に伴い
圧力が所定値以下に低下すると検出スイッチがオン又は
オフされ、この検出スイッチのオン又はオフをきっかけ
に計測再開手段が計測手段による物理量の計測を再開さ
せるため、ガスの使用開始時の物理量の計測も正確に行
うことができる。しかも、検出スイッチのオン又はオフ
に応じて物理量の計測を再開させているため、圧力セン
サにより検出された圧力を監視する必要がなくなり、こ
の圧力センサの監視動作に伴う電力消費を必要としない
ので、流量計測精度の低下を招くことなく、より一層の
消費電力の低減を図れる流量計測装置を得ることができ
る。
【0056】請求項2記載の発明によれば、検出スイッ
チは、機械的な構造となっているため、検出スイッチを
オン又はオフさせるための動作電源を必要としないの
で、より一層の消費電力の低減を図れる流量計測装置を
得ることができる。
【0057】請求項3記載の発明によれば、所定値に応
じた弾性係数を有するスプリングを弾性素子に設けるだ
けで所定値を設定することができるので、所定値に応じ
た弾性素子をそれぞれ量産する必要がないためコストダ
ウンと図った流量計測装置を得ることができる。
【0058】請求項4記載の発明によれば、ガスの使用
に伴う所定値以下への圧力低下を検知したときにオン信
号を出力するようにすることによって、ガス使用状態の
短い期間のみオン信号を出力することができるので、よ
り一層消費電力の低減を図れる流量計測装置を得ること
ができる。
【0059】請求項5記載の発明によれば、圧力変動に
よって圧力が低下しても計測手段による物理量の計測が
再開されることがないので、ガス未使用状態であるにも
かかわらず圧力変動により物理量の計測が再開されるこ
とを防止することができる流量計測装置を得ることがで
きる。
【0060】請求項6記載の発明によれば、流量計測精
度の低下を招くことなく、より一層の消費電力の低減を
図れる流量計測装置により計測した正確な通過流量を積
算し、表示することができるので、通過流量の誤差を低
減してガス使用量を正確に積算表示できるようにした電
子式ガスメータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流量計測装置及び電子式ガスメータの
基本構成図を示すブロック図である。
【図2】本発明の流量計測装置を組み込んだ電子式ガス
メータの一実施の形態を示す図である。
【図3】図2に示す流量計測装置を組み込んだ電子式ガ
スメータを構成する検出スイッチの詳細を示す図であ
る。
【図4】図2に示す流量計測装置を組み込んだ電子式ガ
スメータを構成するマイクロコンピュータの詳細を説明
する図である。
【図5】本発明の流量計測装置を組み込んだ電子式ガス
メータの動作を説明するための図である。
【図6】図4に示すマイクロコンピュータを構成するC
PUの処理手順を示すフローチャートである。
【図7】流量の計測を停止する他の構成を示す図であ
る。
【図8】従来の流量計測装置及び電子式ガスメータの問
題点を説明するための図である。
【符号の説明】
10 ガス流路 100 計測手段 14a−1 計測停止手段(CPU) 16 検出スイッチ 14a−2 計測再開手段(CPU) 16a 弾性素子(ダイヤフラム) 16b マグネット SW 機械式スイッチ W 固定壁 16c スプリング S1 オン信号 14a−3 流量積算手段(CPU) 15 表示手段(表示器)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス流路中のガスの流速に応じて変化す
    る物理量を間欠的に計測する計測手段を備え、該計測し
    た物理量と前記ガス流路の断面積と間欠時間とを乗ずる
    ことによって前記ガス流路を通過したガスの通過流量を
    計測する流量計測装置において、 前記計測手段により計測した物理量に基づいて所定時間
    以上継続して前記ガス流路中にガスが流れていない状態
    を検出したとき、前記計測手段による物理量の計測を停
    止させる計測停止手段と、 ガス使用に伴う所定値以下への圧力低下を検知したと
    き、オン又はオフしてガスが使用されたことを検出する
    検出スイッチと、 該検出スイッチのオン又はオフに応じて前記計測手段に
    よる物理量の計測を再開させる計測再開手段とを更に備
    えることを特徴とする流量計測装置。
  2. 【請求項2】 前記検出スイッチは、前記ガス流路中の
    圧力に応じて弾性変形する弾性素子と、該弾性素子上の
    弾性変形方向と垂直な一面に設けられたマグネットと、
    前記ガス流路中の圧力が前記所定値以下のとき、前記マ
    グネットによりオン又はオフされる接点を持つ機械式ス
    イッチとを有することを特徴とする請求項1記載の流量
    計測装置。
  3. 【請求項3】 前記検出スイッチは、一端が前記弾性素
    子上の弾性変形方向と垂直な一面に設けられ、他端が固
    定壁に設けられたスプリングを更に有することを特徴と
    する請求項2記載の流量計測装置。
  4. 【請求項4】 前記検出スイッチは、前記所定値以下の
    圧力を検知したとき、オンしてオン信号を出力し、 前記計測再開手段は、前記オン信号の出力に応じて前記
    計測手段による物理量の計測を再開させることを特徴と
    する請求項1〜3何れか記載の流量計測装置。
  5. 【請求項5】 前記所定値は、圧力変動による圧力低下
    を検知しない値に設定されていることを特徴とする請求
    項1〜4何れか記載の流量計測装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5何れか記載の流量計測装置
    と、 前記流量計測装置によって計測したガスの流量を積算す
    る流量積算手段と、 該流量積算手段によって積算した積算流量を表示する表
    示手段とを備えることを特徴とする電子式ガスメータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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