JP2001091040A - 可動ルーバーユニット及び可動ルーバー - Google Patents

可動ルーバーユニット及び可動ルーバー

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JP2001091040A
JP2001091040A JP26618099A JP26618099A JP2001091040A JP 2001091040 A JP2001091040 A JP 2001091040A JP 26618099 A JP26618099 A JP 26618099A JP 26618099 A JP26618099 A JP 26618099A JP 2001091040 A JP2001091040 A JP 2001091040A
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pair
blade
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louver
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JP26618099A
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Kinsaku Kojima
金作 小島
Hiroshi Hirai
廣 平井
Hiroshi Horikawa
浩志 堀川
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Shin Nikkei Co Ltd
Original Assignee
Shin Nikkei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内外の環境に応じて、採光、通風、目隠し、
遮音又はその度合いを全体的に又は部分的に任意に変え
ることを可能にする新規な可動ルーバーユニット及び容
易に組立てることができる可動ルーバーを提供する。 【解決手段】 一対の矩形の羽根を、ヒンジにより共通
の軸線回りに回転自在に結合し、一対の羽根の幅方向他
端部側の長手方向両端部からその延長上に突出する軸を
設けてなり、一方の羽根の軸は、ルーバー枠の相対する
枠材の所定の位置に回転自在に支持され、他方の羽根の
軸は、ルーバー枠の相対する枠材にその長手方向に連続
するように設けてあるガイド溝に回転摺動自在に嵌合さ
れるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可動ルーバーを構
成するための一対の羽根を結合してなる可動ルーバーユ
ニット及びその可動ルーバーユニットを用いて作られた
可動ルーバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の可動ルーバーを構成する羽根は、
一枚の板材で構成され、可動ルーバーは、多数の羽根を
ルーバー枠内に互いに平行に並列状態に配置し、各羽根
の長手方向両端部をその中央において枢支ピンにより回
転自在に支持し、各羽根を共通の連動バーに連結して構
成され、その連動バーを操作することにより、各羽根を
互いに平行状態を保ちながら前記枢支ピンの軸線回りに
同期的に回転させることにより、ルーバーの開閉が行わ
れるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の可動ルーバ
ーの構造では、いずれの羽根においても開閉量が同一で
あり、一部を開け、余部を閉めたり、部分的に開閉量を
変えたりすることはできない。従って、室内側又は屋外
側の環境に応じて、採光、通風、目隠し、遮音又はその
度合いを全体的に又は部分的に任意に変えるようなこと
は不可能であった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その課題は、室内側又は屋外側の環境に応じ
て、採光、通風、目隠し、遮音又はその度合いを全体的
に又は部分的に任意に変えることを可能にする新規な可
動ルーバーユニット及びその可動ルーバーユニットを用
いて容易に組立てることができる可動ルーバーを提供す
ることにある。
【0005】上記課題を解決するため、本発明による可
動ルーバーユニットは、ほぼ等しい面積を有する一対の
羽根を、各羽根の幅方向一端部においてヒンジにより共
通の軸線回りに回転自在に結合し、前記一対の羽根の幅
方向他端部側の長手方向の両端部からその延長上に突出
する軸を設けてなり、前記一対の羽根の一方の羽根の軸
は、ルーバー枠の相対する枠材の所定の位置に回転自在
に支持されるものであり、前記一対の羽根の他方の羽根
の軸は、ルーバー枠の相対する枠材にその長手方向に連
続するように設けてあるガイド溝に回転摺動自在に嵌合
されるものであることを特徴としている。上記の構成に
より、一対の羽根は、その幅方向一端部を結合している
ヒンジにより、その結合部の軸線回りに回転可能であ
る。すなわち、一対の羽根を閉じ、又は開くことによ
り、一定の空間の面の採光、通風、目隠し、遮音又はそ
の度合いを調整することができる。そして、一方の羽根
の幅方向他端部は、軸によりルーバー枠の相対する枠材
の間に回転自在に保持され、他方の羽根の幅方向他端部
は、軸によりルーバー枠の相対する枠材の間に、その枠
材の長手方向に回転しながら摺動することができる。従
って、ルーバーユニットごとに独立して一定面積の開閉
を行うことができる。
【0006】ヒンジを、一対の羽根のうちの一方の羽根
の幅方向一端部に形成された径小の筒部と、前記一対の
羽根のうちの他方の羽根の幅方向一端部に形成された径
大の筒部と、同心円状に嵌合された前記径小の筒部と前
記径大の筒部との間に相対回転可能に介在され、両筒部
の抜脱を防止する中間回転子とから構成した場合は、羽
根にヒンジを一体に形成することができ、製造が簡単で
あるとともに、中間回転子の存在により、一対の羽根の
開放角度を大きく取れて、しかも、ヒンジの両筒部の抜
脱が防止される。
【0007】上記ルーバーユニットにおいて、一対の羽
根の一方又は双方の羽根の幅方向他端部側に日射調整板
の幅方向一端部が羽根の長手方向と平行な軸線回りに回
転自在に設けられていることが望ましい。上記構成によ
り、ルーバーユニットの一対の羽根を開放した場合に入
射する光、音、目線などの量を、日射調整板の回転角度
により調整することができる。
【0008】一対の羽根の一方又は他方の羽根の幅方向
他端部に、当該羽根の全長に渡って延長するパッキン取
付け溝が設けられていることが望ましい。ルーバーユニ
ットを隣接して設けて可動ルーバーを構成した場合は、
パッキン溝にパッキンを取付けることにより、一つのル
ーバーユニットの一方の羽根のパッキンが隣接するルー
バーユニットの他方の羽根に密着するので、ルーバーユ
ニット同志の間を水密にすることができる。
【0009】一対の羽根の幅方向他端部に等しい太さの
筒部が形成され、その筒部の中心に軸をねじ止めするた
めのビスホールが形成されていることが望ましい。この
場合は、各羽根の強度が増大されるばかりでなく、軸の
強固な取付けが容易になり、隣接するルーバーユニット
の羽根同志の間を水密にしやすい。
【0010】また、本発明による可動ルーバーは、ルー
バー枠の相対する枠材の間に、請求項1ないし5のいず
れかに記載された複数個の可動ルーバーユニットを、各
可動ルーバーユニットの一方の羽根の軸を、一対の羽根
を全閉した時の両羽根の幅方向他端部間の距離ごとに前
記枠材の所定位置に枢支し、各可動ルーバーユニットの
他方の羽根の軸を前記枠材に設けてあるガイド溝に回転
摺動自在に嵌合してなるので、任意のルーバーユニット
ごとに開閉及びその開放量を任意に設定することがで
き、屋内又は屋外の環境に応じて、採光、通風、目隠
し、遮音又はその度合いを任意に調整することができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】続いて、本発明を、図面を参照し
ながら一実施例に基づいて説明する。図1は可動ルーバ
ーの正面図、図2は同じく平面図、図3は図1のS1−
S1線断面図、図4は一つの可動ルーバーユニットの開
放状態を示す断面図である。図5はヒンジ部の構成及び
作用を示す要部の断面図、図6は図3のS2−S2線断
面図、図7は図3のS3−S3線断面図、図8は図3の
S4−S4線断面図、図9は一つの羽根の取手部の下端
部を示す斜視図、図10は取手部に取付けられた開き止
めストッパーと、その作用を説明する主として要部の断
面図である。
【0012】図1に示された可動ルーバーRは、上、下
枠1,2と左右の縦枠3,4を矩形に連結してなる周知
のルーバー枠Aの中に、本発明に係る可動ルーバーユニ
ットBを複数組み所定の間隔をもって配設してなるもの
である。図1の場合は、図2にも示されているように、
同一構成の可動ルーバーユニットBを7組(B1
7 )収容してあり、左側の4組が閉鎖状態、右側の3
組が開放状態において示されている。まず、可動ルーバ
ーユニットBの構成について詳述し、その後に、可動ル
ーバーRの組立構造について説明する。
【0013】可動ルーバーユニットBは、図3に示すよ
うに、一対の矩形の羽根10,20を、各羽根の幅方向
一端部においてヒンジ30により共通の軸線回りに回転
自在に結合し、一対の羽根10,20の幅方向他端部側
の長手方向両端部からその延長上に突出する固定軸40
及び摺動軸50を設けてなっている。さらに詳述する
と、可動ルーバーユニットBを構成する一対の羽根1
0,20のうち、一方の羽根10は、幅方向一端部を断
面C字形の径小の筒部11を有し、幅方向他端部に筒部
11よりも径大の筒部12を有している。そして、筒部
12の中心に固定軸40を取付けるためのビスホール1
3が形成されている。可動ルーバーユニットBを構成す
る一対の羽根10,20のうち、他方の羽根20は、幅
方向一端部に断面C字形の径大の筒部21を有し、幅方
向他端部に筒部22を有している。そして、一方の羽根
10と同様に、筒部22の中心に摺動軸50を取付ける
ためのビスホール23が形成されている。筒部12及び
筒部22の直径と、筒部21の円弧の直径とを全て等し
くされて、意匠の目的で、筒部12と21と22が見掛
け上、同一の外観を有している。羽根10,20の各筒
部11,12の間、及び筒部21,22の間のパネル部
分の断面形状は、図示のような円弧状のほか、直線状そ
の他任意である。
【0014】一対の羽根10,20を回転自在に結合す
るヒンジ30は、一方の羽根10の径小の筒部11と、
他方の羽根20の径大の筒部21と、これらの筒部1
1,21を内外に同心円状に嵌合し、その間にこれらの
筒部に対して相対的に回転自在に介在させて、両筒部を
抜脱不可能に保持する中間回転子31とから構成されて
いる。このヒンジについて、図5の拡大図を参照しなが
ら、さらに詳細に説明する。
【0015】径小の筒部11は、通常のヒンジのピボッ
トに相当し、径大の筒部21は通常のヒンジのナックル
に相当する。従って、以下には、筒部11をピボットと
いい、筒部21をナックルという。また、中間回転子3
1は、新規な付加構成要素である。ナックル21とピボ
ット11は、羽根10,20の幅方向一端部に、各羽根
の長手方向全長に連続して設けられても良いし、間欠的
に設けられても良い。後者の場合は、ピボットの軸線に
直角な方向において互いに対向する位置に設けられる。
また、中間回転子31も、ナックル21及びピボット1
1と等長の長尺物であってもよいが、材料節減のため、
短尺物を少なくともナックル21とピボット11の軸方
向端部の間に備えられる。
【0016】ナックル21は、図5に示すように、円弧
角が180度よりもやや大きい断面円弧状に形成された
円弧部21aと、円弧部21aの両端に円弧部21aの
中心方向に円弧部21aの円弧と同心円上まで突出する
突起21b,21cとを有している。
【0017】ピボット11は、ナックル21の突起21
b,21cの先端を通る、円弧部21aの円弧と同心円
の径よりも小さな径を有する。また、ピボット11の断
面形状は、ピボット11の中間回転子31からの抜脱を
防止することができれば、図示の切欠環状に限らず、環
状(外形が管状)のいずれでも良い。ピボット11は、
ピボット11とナックル21を長手方向にずれないよう
に保持するためのキャップ(後述される)を取付けるね
じをねじ込むビスホールを兼ねさせることができる。こ
のビスホールとするため、また、材料節減のためにも、
図示の例のように、円弧角が約270度程度の切欠環状
であることが最も望ましい。
【0018】中間回転子31は、ピボット11が中間回
転子31の軸線と直角な方向に抜脱するのを防止するた
め、円弧角が180度よりも実質的に大きな円弧状に形
成されている。図示の例は、円弧角を約270度に設定
した場合のものである。
【0019】そして、中間回転子31は、外径がナック
ル21の突起12b,12cの先端を通る、円弧部21
aと共通の中心を有する円の径とほぼ等しく、内径がピ
ボット11の外径とほぼ等しい円弧状のガイド部32
と、そのガイド部の中央部分の外側に突出する被停止部
33とを一体に有している。被停止部33は、ナックル
21の円弧部21aの内壁面とほぼ等しい曲率を有する
円弧面を外周側に有し、前記ガイド部32の円周方向に
沿った両端に被停止面33a,33bを有している。図
示の例では、被停止部33が中間回転子31の円周方向
に連続する態様で形成されているが、円周方向の中間部
を任意の形状に肉取りしても良い。
【0020】ナックル21と中間回転子31とピボット
11とは、この順序で、ピボット11の軸線と中間回転
子31及びナックル21の円弧の中心とを一致させて、
互いに共通の軸線回りに一定角度範囲内で回転自在に嵌
合されている。ピボット11は、羽根20が中間回転子
31のガイド部32の両端32a,32bに停止される
範囲で中間回転子31に対して回転可能であり、中間回
転子31は被停止部33の被停止面33a,33bがそ
れぞれナックル21の二つの突起21b,21cの側面
に停止される範囲でナックル21に対して回転可能であ
る。中間回転子3は、少なくともナックル21及びピボ
ット11の上端部と下端部の間に介在されている。中間
回転子をその位置に保持する手段が必要である。その一
例を示すと、図6に示すように、中間回転子3の軸方向
一端に、ナックル21の端面を覆う平坦なキャップ33
を一体に成形し、そのキャップのガイド部31により形
成されている孔に段付きねじSを挿入し、ピボット11
が形成しているビスホールにねじ込んである。ねじSの
段部の高さをキャップ33の肉厚よりもわずかに大きく
することにより、中間回転子3が円滑に回転できるよう
に、保持されている。
【0021】続いて、上記の構成によるヒンジ30の作
用を図5に基づいて説明する。今、一対の羽根10,2
0は、図5(b)の位置、すなわち、ヒンジの軸線回り
の開閉角度の中間位置にあるものとする。この位置の羽
根10,20に互いに接近する方向の力を加えると、ま
ず、ピボット11が中間回転子31のガイド部32の内
周面を滑って図5(b)において反時計方向に回転し、
羽根10にガイド部32の一端32bが当たるため、そ
の後、羽根10がさらに回転される際は、ピボット11
と中間回転子31が一緒に反時計方向に回転する。この
時、相対的に、ナックル21の突起21b,21cの先
端が中間回転子31のガイド部32の外周面を滑りなが
ら図5(b)において時計方向に回転する。そして、図
5(a)に示すように、二つの羽根10,20が最も接
近した位置(全開位置)まで回転されると、ナックル2
1の突起21cの外側面が羽根10に当たると同時に、
中間回転子31の被停止部33の被停止面33aが突起
21bの内側面に当たるため、ピボット11及び中間回
転子31の反時計方向回転とナックル21の時計方向回
転が互いに阻止され、羽根10,20は全開位置に固定
される。
【0022】次に、図5(a)の全開位置にある羽根1
0,20に互いに離間する方向の力を加えると、図5
(b)に示すように、ピボット11は中間回転子31の
ガイド部32の内周面に案内されて時計方向に回転し、
羽根10が中間回転子31の開口の他端に到達すると、
その羽根10が中間回転子31のガイド部32の先端3
2aに当たり、その後は、その中間回転子31と一緒に
時計方向の回転を継続する。
【0023】そして、二つの羽根10,20が図5
(c)に示すように最も離間した位置(全閉位置)まで
回転されると、羽根10がナックル21の突起21bの
外側面に当たると同時に、中間回転子31の被停止部3
3の突起21bから遠い側の被停止面33bが突起21
cの内側面に当たってピボット11及び中間回転子31
のナックル21に対する時計方向の回転が阻止される結
果、羽根10,20は全閉位置に固定される。
【0024】以上の動作において、ナックル21は、円
弧角が180度を超える角度であるので、このナックル
に嵌合されている中間回転子31がナックル21の突起
21b,21cの間から軸線に直角な方向に抜脱するこ
とはない。また、中間回転子31も円弧角が実質的に1
80度を超え、かつ、ピボット11も断面形状が切欠環
状又は環状であるので、ピボット11が中間回転子31
の開口から軸線に直角な方向に抜脱することがない。そ
して、ピボットの抜脱を防止するため中間回転子の開口
幅を小さくしても、ピボット11と中間回転子31とナ
ックル21とがいずれも相対的に回転自在としたので、
ピボットをナックルから抜脱させることなく、一対の羽
根10,20の全開時角度を大きくすることが可能にな
った。
【0025】図3及び図4に示すように、ルーバーユニ
ットBを構成する一対の羽根10,20のうち、一方の
羽根10の幅方向他端部の長手方向両端部には、その延
長上に突出する固定軸40が設けられている。図7は、
羽根10の幅方向他端部の長手方向一端部(下端部)に
設けられた一つの固定軸40のみを示している。この固
定軸40は、一例として、その上端部に形成された脚4
0aを、筒部12とビスホール13の間の空隙に押入し
て筒部12の長手方向両端部に仮に保持され、ルーバー
枠Aの相対する枠材、すなわち、図示の例では、上下対
称形の上下枠1,2に対向して開設してあるガイド溝2
aに、その長手方向端部から挿入され、上下枠の所定の
位置にあらかじめ形成されている貫通孔2b,2cに合
致させた状態で、その貫通孔2b,2cから段付きねじ
41を挿入するとともに前記固定軸40に貫通し、さら
にビスホール13にねじ込むことにより、羽根10に固
定されるとともに、上下枠1,2に対して一定の位置で
回転可能に取付けられる。図7の40b,40cは、固
定軸40のルーバー枠のガイド溝2aからの抜脱を防止
するために形成してあるフランジであり、ガイド溝2a
の開口部の幅よりもやや大きな直径を有している。
【0026】また、図3及び図4に示すように、可動ル
ーバーユニットBを構成する一対の羽根10,20のう
ち、他方の羽根20の幅方向他端部の長手方向両端部に
は、その延長上に突出する摺動軸50が設けられてい
る。図8は、羽根20の幅方向他端部の長手方向一端部
(下端部)に設けられた一つの摺動軸50のみを示して
いる。摺動軸50は、一例として、その一端面を筒部2
2の端面に当て、他端面から筒部22の軸線方向にねじ
51を貫通し、さらに筒部22のビスホール23にねじ
込むことにより取付けられている。図8の50a,50
bも、40b,40cと同様のフランジである。
【0027】上記ヒンジ30の上下端部には、上述した
ように、ピボット11とナックル21及び中間回転子3
1の上下方向のずれを防止するためのキャップ60が、
中間回転子31に一体に形成されていて、そのキャップ
60を貫通する段付きねじ61をピボット11の中にね
じ込むことにより、取付けられている。段付きねじ61
を用いることにより、中間回転子31が回転自在に保持
されている。
【0028】上記の構成を有する可動ルーバーユニット
Bは、羽根20の他端部に取付けられた摺動軸50を、
上下枠1,2の対向して開口するガイド溝2aに、その
一端部から嵌合するとともに、羽根10の他端部に仮止
めされた固定軸40を同様にしてガイド溝2aに嵌合
し、上下枠1,2の長さ方向の所定位置まで摺動し、所
定位置において固定軸40を上下枠1,2の孔2b,2
cに合致させ、その孔2b,2cから固定軸に貫通した
ねじ41をビスホール13にねじ込んで、一方の羽根1
0は固定軸40の回りに回転自在に、他方の羽根20は
摺動軸50を中心に回転しながらガイド溝2aに沿って
摺動自在に保持される。他のルーバーユニットB2 ,B
3 …も同様の要領で取付けられ、各羽根はルーバー枠内
に互いに平行に並列状態に配置される。そして、全閉状
態においては、各ルーバーユニットの一方の羽根の端部
(筒部)が、隣接するルーバーユニットの他方の羽根の
端部(筒部)と近接される。各羽根の幅方向他端部は断
面円形に形成されているので、隣接する羽根の端部同志
の間に隙間ができるだけ生じないように工夫されている
が、わずかの隙間の発生も望まない場合は、いずれか一
方又は双方の羽根の他端部の筒部(図3の例では筒部2
2)に、一端部の筒部21と反対方向に開口するパッキ
ン装填用溝22aを設け、その溝にパッキン(図示省
略)を装着することにより、ルーバーユニットの羽根間
からの雨水や風の侵入を防止することができる。
【0029】上記各ルーバーユニットは、一方又は双方
の羽根の幅方向ほぼ中央に設けられた取手部14,24
を握持して、屋外方向に押し又は屋内方向に引くことに
より、それぞれ独立して開閉することができる。図9及
び図10は、ルーバーユニットの羽根を全閉状態にロッ
クすることができるようにしたストッパーの一例を示
す。すなわち、摺動開閉する羽根20の取手部24の下
端部近傍に長孔25を設け、ストッパー70の中間部に
形成してある縦溝71に取手部24を挿入して、縦溝7
1に設けたボス72を前記長孔25に嵌合することによ
り、ストッパー70を高さ方向に摺動自在に保持してあ
る。ストッパー70は、その下端部に屋外方向に下る傾
斜面を有する係止部73を備えている。こうして、スト
ッパー70は通常は自重によりボス72が長孔25の底
部側に保持されて、ルーバー枠の下枠2のガイド溝2a
内に捕捉されているが、ルーバーを開放する時は、スト
ッパー70を指で摘んで持ち上げると同時に屋外側に押
すことにより、一対の羽根10,20を図4に示すよう
に、開放することができる。また、そのルーバーユニッ
トを閉めるため、取手部24を屋内方向に引く時は、ス
ッパーの下端の傾斜面の中間部が下枠2の肩部2dに当
接して押し上げられると共に、その肩部2dを乗り越え
ると、自重により再び落下するので、羽根10,20は
閉鎖位置に固定される。
【0030】上述した可動ルーバーにおいて、各ルーバ
ーユニットの羽根の開き角度を完全開放と完全閉鎖の中
間で止めたい場合は、図11に例示するような中間開き
ガイド80を上下枠1,2の一方又は双方に取付ければ
良い。すなわち、中間開きガイド80は、長方形の薄い
鋼板で形成され、その中間位置に間隔をおいて停止部8
1a,81b,81cを有している。図示の例では、停
止部81a,81b,81cは摺動軸50のねじ51の
頭が嵌合して係止される凹みで構成されている。そし
て、枠材(2)のガイド溝2aの底部に全閉位置に存在
する羽根20の摺動軸50と、全開位置に存在する羽根
20の摺動軸50との間を延在し、かつ、中間部を浮か
せた状態で、両端において枠材(2)に、固定具82,
83により固定されている。羽根20が開放される際
は、摺動軸50がガイド溝2aに沿って移動する時に、
中間開きガイド80が摺動軸50のねじ51の頭に押さ
れて弾力的に下がり、ねじの頭が停止部81a,81
b,81cに順次嵌合する。そして、いずれかの停止部
に嵌合した時に羽根20の取手部24から手を離すと、
羽根をその位置に止めることができる。
【0031】図12は、上記ルーバーユニットを隣接し
て取付けてなる可動ルーバーにおいて、一つのルーバー
ユニットの一対の羽根の開放時回転角度とヒンジの位置
により決定される太陽光の入射角度を示す説明図であ
る。一方の入射限界は、一方のルーバーユニットB1
ヒンジ30の外面と隣のルーバーユニットB2 の一方の
羽根10の筒部12の内面とを結ぶ線Lm上にある。ま
た、他方の入射限界は、隣のルーバーユニットのヒンジ
30の外面と前記一方のルーバーユニットB1 の他方の
羽根20の筒部22の内面とを結ぶ線Le上にある。つ
まり、太陽光線が線LmからLeまで移動する間は、全
開状態の羽根の間から室内に差し込むことになる。従っ
て、このまま放置される場合は、天候により室内への日
射が強すぎたり、風雨が吹き込んだり、屋外から室内を
盗視されたり、あるいは、屋外の騒音がまともに屋内に
進入したりすることがある。
【0032】図13は、このような各種の不都合を解消
するために付加された実施例を示す要部の断面図であ
る。この実施例においては、一方又は双方の羽根10,
20の固定軸40又は摺動軸50側の筒部12,22の
他方の筒部11,21に近い部分に、外側に開口する断
面C字形の溝15,25を形成し、その溝に日射調整板
90の一端部に形成した断面円形の軸部91を溝15,
25の長手方向端部から挿入し、回転自在に保持してい
る。日射調整板90は、他端部に手掛け部92を有して
おり、軸部91と手掛け部92の間の部分は、羽根10
又は20の両側の筒部の間の部分とほぼ同一形状に形成
され、図13に実線で示されているように、羽根の外側
面に密着した位置と、同図に鎖線で示されているよう
に、羽根10又は20から離間された位置との間の任意
の位置に回動することができる。従って、ルーバーの周
囲環境に応じて、又はその環境の変化に応じて、日射調
整板90の開き角度を任意に設定して日射調整、通風調
整、目隠し調整などを随意行うことができる。なお、図
13において、最左側のルーバーユニットB1の羽根1
0には、必要がないので、日射調整板90が取付けられ
ていない。その他のルーバーユニットにおいては、必要
に応じて一対の羽根の一方又は双方に日射調整板90を
取付ければよい。図14は、他の実施例を示す図4に対
応する断面図である。この実施例では、ヒンジ30のナ
ックル21を羽根10に設けるとともに、ピボット11
を他方の羽根20に設け、日射調整板90aを羽根10
のナックル21の延長上に一体に設けたものである。ま
た、パッキンの代わりに、密閉板22bを設けてある。
【0033】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、ルーバ
ーユニットごとに独立して一定面積の開閉を行うことが
できる。従って、面の採光、通風、目隠し、遮音又はそ
の度合いを調整することができる。
【0034】請求項1の発明によれば、ヒンジを、一対
の羽根のうちの一方の羽根の幅方向一端部に形成された
径小の筒部と、前記一対の羽根のうちの他方の羽根の幅
方向一端部に形成された径大の筒部と、同心円状に嵌合
された前記径小の筒部と前記径大部の筒部との間に相対
回転可能に介在され、両筒部の抜脱を防止する中間回転
子とから構成されているので、羽根にヒンジを一体に形
成することができ、製造が簡単であるとともに、中間回
転子の存在により、一対の羽根の開放角度を大きく取れ
て、しかも、ヒンジの両筒部の抜脱が防止される。
【0035】請求項3の発明によれば、一対の羽根の一
方又は双方の羽根の幅方向他端部側に日射調整板の幅方
向一端部が羽根の長手方向と平行な軸線回りに回転自在
に設けられているので、ルーバーユニットの一対の羽根
を開放した場合に入射する光、音、目線などの量を、日
射調整板の回転角度により調整することができる。
【0036】請求項4の発明によれば、一対の羽根の一
方又は他方の羽根の幅方向他端部に、当該羽根の全長に
渡って延長するパッキン取付け溝が設けられているの
で、ルーバーユニットを隣接して設けて可動ルーバーを
構成した場合は、パッキン溝にパッキンを取付けること
により、一つのルーバーユニットの一方の羽根のパッキ
ンが隣接するルーバーユニットの他方の羽根に密着する
ので、ルーバーユニット同志の間を水密にすることがで
きる。
【0037】請求項5の発明によれば、一対の羽根の幅
方向他端部に等しい太さの筒部が形成され、その筒部の
中心に軸をねじ止めするためのビスホールが形成されて
いるので、各羽根の強度が増大されるばかりでなく、軸
の強固な取付けが容易になり、隣接するルーバーユニッ
トの羽根同志の間を水密にしやすい。
【0038】また、請求項6の発明によれば、上記複数
のルーバーユニットをルーバー枠の相対する枠材のガイ
ド溝に一方の羽根の固定軸と他方の羽根の摺動軸とを嵌
合し、所定の位置で前記固定軸を枠材に固定することに
より、容易に組立てることができる。そして、各ルーバ
ーユニットごとに独立して羽根の開閉を行うことができ
るので、環境に応じて、ルーバーを部分的に開放又は閉
鎖して、採光、通風、遮音、目隠しなどを任意に調整す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】可動ルーバーの正面図。
【図2】同じく平面図。
【図3】図1のS1−S1線断面図。
【図4】一つの可動ルーバーユニットの開放状態を示す
断面図。
【図5】ヒンジ部の構成及び作用を示す要部の断面図。
【図6】中間回転子の取付状態の一例を示す図5のS2
−S2線断面図。
【図7】図3のS3−S3線断面図。
【図8】図3のS4−S4線断面図。
【図9】一つの羽根の取手部の下端部を示す斜視図。
【図10】取手部に取付けられた開き止めストッパー
と、その作用を説明する要部の断面図である。
【図11】羽根の開放角度規制手段の一例を示す腰部の
端面図。
【図12】太陽光の入射角度を示す説明図。
【図13】日射調整板を取付けた実施例を示す要部の断
面図。
【図14】他の実施例を示す図13に対応する断面図。
【符号の説明】
R ルーバー枠 1,2 上下枠 2a ガイド溝 3,4 縦枠 B1 ,B 2,B 3〜B7 ルーバーユニット 10 羽根 11 径小の筒部 12 径大の筒部 13 ビスホール 14 取手部 20 羽根 21 筒部 22 径大の筒部 23 ビスホール 24 取手部 30 ヒンジ 11 ピボット 21 ナックル 21a 円弧部 21b,21c 突起 31 中間回転子 32 ガイド部 33 被停止部 40 固定軸 50 摺動軸 90 日射調整板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月5日(1999.10.
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 R 可動ルーバー A ルーバー枠 1,2 上下枠 2a ガイド溝 3,4 縦枠 B1 ,B 2,B 3〜B7 ルーバーユニット 10 羽根 11 径小の筒部 12 径大の筒部 13 ビスホール 14 取手部 20 羽根 21 筒部 22 筒部 23 ビスホール 24 取手部 30 ヒンジ 11 ピボット 21 ナックル 21a 円弧部 21b,21c 突起 31 中間回転子 32 ガイド部 33 被停止部 40 固定軸 50 摺動軸 90 日射調整板
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
フロントページの続き (72)発明者 堀川 浩志 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1−34−1 日本 軽金属株式会社グループ技術センター内 Fターム(参考) 2E036 JA09 KA03 LA03 LA06 LB07 LB09 MA02 MA06 NA06 NA07 NB02 PA05 QA03 QA04 QB03 3L081 AA03 AA08 AB01 EA02 HA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の矩形の羽根を、各羽根の幅方向一
    端部においてヒンジにより共通の軸線回りに回転自在に
    結合し、前記一対の羽根の幅方向他端部側の長手方向両
    端部からその延長上に突出する軸を設けてなり、前記一
    対の羽根の一方の羽根の前記軸は、ルーバー枠の相対す
    る枠材の所定の位置に回転自在に支持されるものであ
    り、前記一対の羽根の他方の羽根の前記軸は、前記ルー
    バー枠の相対する枠材にその長手方向に連続するように
    設けてあるガイド溝に回転摺動自在に嵌合されるもので
    あることを特徴とする可動ルーバーユニット。
  2. 【請求項2】 ヒンジは、一対の羽根のうちの一方の羽
    根の幅方向一端部に形成された径小の筒部と、前記一対
    の羽根のうちの他方の羽根の幅方向一端部に形成された
    径大の筒部と、同心円状に嵌合された前記径小の筒部と
    前記径大の筒部との間に相対回転可能に介在され、両筒
    部の抜脱を防止する中間回転子とから構成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載された可動ルーバーユニ
    ット。
  3. 【請求項3】 一対の羽根の一方又は双方の羽根の幅方
    向他端部側に日射調整板の幅方向一端部が羽根の長手方
    向と平行な軸線回りに回転自在に設けられていることを
    特徴とする請求項1又は2に記載された可動ルーバーユ
    ニット。
  4. 【請求項4】 一対の羽根の一方又は他方の羽根の幅方
    向他端部に、当該羽根の全長に渡って延長するパッキン
    取付け溝が設けられていることを特徴とする請求項1,
    2又は3に記載された可動ルーバーユニット。
  5. 【請求項5】 一対の羽根の幅方向他端部に等しい太さ
    の筒部が形成され、その筒部の中心に軸をねじ止めする
    ためのビスホールが形成されていることを特徴とする請
    求項1,2,3又は4に記載された可動ルーバーユニッ
    ト。
  6. 【請求項6】 ルーバー枠の相対する枠材の間に、請求
    項1ないし5のいずれかに記載された複数個の可動ルー
    バーユニットを、各可動ルーバーユニットの一方の羽根
    の軸を、一対の羽根を全閉した時の両羽根の幅方向他端
    部間の距離ごとに前記枠材の所定位置に枢支し、各可動
    ルーバーユニットの他方の羽根の軸を前記枠材に設けて
    あるガイド溝に回転摺動自在に嵌合してなる可動ルーバ
    ー。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112254211A (zh) * 2020-09-28 2021-01-22 青岛海尔空调器有限总公司 双位切换式空调器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112254211A (zh) * 2020-09-28 2021-01-22 青岛海尔空调器有限总公司 双位切换式空调器
WO2021233000A1 (zh) * 2020-09-28 2021-11-25 青岛海尔空调器有限总公司 双位切换式空调器

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