JP2001090864A - シャットバルブ - Google Patents

シャットバルブ

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JP2001090864A
JP2001090864A JP26632399A JP26632399A JP2001090864A JP 2001090864 A JP2001090864 A JP 2001090864A JP 26632399 A JP26632399 A JP 26632399A JP 26632399 A JP26632399 A JP 26632399A JP 2001090864 A JP2001090864 A JP 2001090864A
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valve
shut
valve body
contact
rod
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JP26632399A
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English (en)
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Kazunobu Sawada
和伸 澤田
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間的なバルブの開状態でも確実にオフ状態
が確認できること。 【解決手段】 弁座1を介して連通する2つの通路2
1、22を弁座1に当接することにより閉じる軸方向に
往復動可能に支持されたロッド31の一端に配設された
弁体3を備えたシャットバルブにおいて、前記弁体3が
軸方向の往復動の一端に位置して前記弁座1に当接する
ことにより、該弁座1を介して対向する前記2つの通路
21、22を閉じた時に、前記ロッド31に配設された
前記係合部材32によって2つの接点41、42が当接
してオンになるスイッチ4を備えたシャットバルブ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弁座を介して連通
する2つの通路を弁座に当接することにより閉じる往復
動可能に支持された弁体を備えたシャットバルブにおい
て、前記弁体が一端に位置して前記弁座に当接すること
により、該弁座を介して対向する前記2つの通路を閉じ
た時に、スイッチの2つの接点を当接してオンにするシ
ャットバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の開閉出力付きバルブ(特開平10
−267165)は、図10に示されるように例えば、
ガス絶縁開閉装置におけるバルブの開閉の手順を間違え
ないように開閉状態をバルブの外部から、或いは、バル
ブから離れた場所において判別できるように、弁体の位
置に応じて開閉する接点Pを備えたスイッチSを設けて
いた。
【0003】このスイッチSは、バルブを操作してバル
ブが開又は閉状態になった時に、接点Pのオン又はオフ
状態を切り換えるものであり、しかもこの一方の接点P
1がバルブ本体Mに配設され、又他方の接点P2が弁体
Vが開の位置にある時、ベローズBと接触する位置に設
置されている。
【0004】この構造によりこの他方の接点P2が、弁
体Vが上方にある時にベローズBと接触し、接触片Cか
らベローズB、バルブ本体M、端子Tの電気的経路がで
き接点はオンとなる。又バルブが閉となると弁体Vは下
方へ移動して前記接触片CとベローズBが離れて、接点
はオフとなる構造であるものが使用されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の開閉出力付
きバルブは、上述のベローズBを利用した接点方式であ
るため、前記弁体Vが下方に下がった状態にある時にお
いて、バルブが閉状態まで下方へ移動していない中間の
位置にある状態にある場合には、接点出力がオン又はオ
フの状態になるかわからず、どちらの状態か容易に判断
できないという問題があった。
【0006】また上記従来の開閉出力付きバルブは、前
記接触片CからベローズB、バルブ本体M、端子Tの電
気的経路の形成によってオンとなるものであるため、弁
体の本体Mが金属など導電性の材料を用いたバルブにし
か適用出来ないという問題があった。
【0007】さらに上記従来の開閉出力付きバルブは、
上述した構造であるため、この接点は、弁体Vが上方に
ある時にベローズBと接触し、前記接触片Cから接点の
オン又はオフ状態を切り換えるものであるので、この接
点部分に絶縁性の異物が混入したり、この接点が流体で
あるガス又は液体と遮断するベローズBから流体が漏れ
出しこの接点を腐食し、弁体Vが上方にある時にベロー
ズBと接点が接触しようとした時に異物や腐食物が電気
的経路を遮断し、前記接触片CにベローズBが当たって
いても接点出力がオンにならない事が有るという問題が
あった。
【0008】そこで本発明者は、弁座を介して連通する
2つの通路を弁座に当接することにより閉じる往復動可
能に支持された弁体を備えたシャットバルブにおいて、
前記弁体が一端に位置して前記弁座に当接することによ
り、該弁座を介して対向する前記2つの通路を閉じた時
に、スイッチの2つの接点を当接してオンにするという
本発明の技術的思想に着眼し、更に研究開発を重ねた結
果、中間的なバルブの開状態でも確実にオフ状態が確認
できるという目的を達成する本発明に到達した。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)のシャットバルブは、弁座を介して連通す
る2つの通路を弁座に当接することにより閉じる往復動
可能に支持された弁体を備えたシャットバルブにおい
て、前記弁体が一端に位置して前記弁座に当接すること
により、該弁座を介して対向する前記2つの通路を閉じ
た時に、2つの接点が当接してオンになるスイッチを備
えたものである。
【0010】本発明(請求項2に記載の第2発明)のシ
ャットバルブは、前記第1発明において、前記弁体が、
軸方向に往復動可能に支持されたロッドの一端に配設さ
れ、前記弁体が軸方向の一端に位置する時に2つの接点
を当接させてスイッチをオンにする位置の前記ロッドに
配設された係合部材を備えているものである。
【0011】本発明(請求項3に記載の第3発明)のシ
ャットバルブは、前記第2発明において、前記係合部材
が、前記弁体が介挿された前記通路とは区画された弁本
体内の部屋内に配設され、前記スイッチを構成する2つ
の接点部材が、前記部屋内に配設され、前記一方の接点
部材が、前記弁体が前記ロッドの軸方向の一端に位置し
て前記弁座に当接する時前記係合部材に係合するように
配置されているものである。
【0012】本発明(請求項4に記載の第4発明)のシ
ャットバルブは、前記第3発明において、前記係合部材
が、前記弁体の回転を防止する溝内に移動自在に介挿さ
れた弁回転止バーによって構成されているものである。
【0013】本発明(請求項5に記載の第5発明)のシ
ャットバルブは、前記第4発明において、前記2つの接
点部材が、前記弁本体内に介挿され前記部屋内に挿置さ
れるとともに、コントローラに接続された検出部に配設
されているものである。
【0014】本発明(請求項6に記載の第6発明)のシ
ャットバルブは、前記第5発明において、前記一方の接
点部材が、前記検出部の支点回りに揺動する揺動部材に
よって構成され、前記他方の接点部材が、前記弁体が前
記ロッドの軸方向の一端に位置して前記弁座に当接する
時、前記係合部材に係合する前記揺動部材に当接する前
記検出部に配設されたスイッチ部によって構成されてい
るものである。
【0015】本発明(請求項7に記載の第7発明)のシ
ャットバルブは、前記第6発明において、前記ロッドを
軸方向に往復動させるための駆動モータを備えているも
のである。
【0016】本発明(請求項8に記載の第8発明)のシ
ャットバルブは、前記第7発明において、前記駆動モー
タの回転運動を軸方向の往復運動に変換する変換機構を
備えているものである。
【0017】本発明(請求項9に記載の第9発明)のシ
ャットバルブは、前記第8発明において、前記コントロ
ーラが、前記駆動モータの電源電圧を検出して、前記電
源電圧を規格値以内に制御するものである。
【0018】本発明(請求項10に記載の第10発明)
のシャットバルブは、前記第9発明において、前記コン
トローラが、前記駆動モータの駆動電流を検出して、ピ
ーク電流の有無を判別するものである。
【0019】
【発明の作用および効果】上記構成より成る第1発明の
シャットバルブは、弁座を介して連通する2つの通路を
弁座に当接することにより閉じる往復動可能に支持され
た弁体を備えたシャットバルブにおいて、前記弁体が一
端に位置して前記弁座に当接することにより、該弁座を
介して対向する前記2つの通路を閉じた時に、前記スイ
ッチの2つの接点が当接してオンになるので、バルブが
閉状態になった時のみ前記スイッチの前記2つの接点が
オン状態になるため、中間的なバルブの開状態でも確実
にオフ状態が確認できるという効果を奏する。
【0020】上記構成より成る第2発明のシャットバル
ブは、前記第1発明において、軸方向に往復動可能に支
持された前記ロッドの一端に配設された前記弁体が軸方
向の一端に位置する時に、前記ロッドの前記位置に配設
された前記係合部材が2つの接点を当接させてスイッチ
をオンにするので、中間的なバルブの開状態でも確実に
オフ状態が確認できるという効果を奏する。
【0021】上記構成より成る第3発明のシャットバル
ブは、前記第2発明において、前記係合部材および前記
スイッチを構成する前記2つの接点部材が、前記弁体が
介挿された前記通路とは区画された弁本体内の部屋内に
配設され、前記一方の接点部材が、前記ロッドの軸方向
の一端に位置した前記弁体が前記弁座に当接する時前記
係合部材に係合するので、前記接点部材が前記通路と区
画されているため、前記接点部材の腐食による接触不良
に伴う誤動作で開閉状態の確認ミスによる誤動作を防止
するという効果を奏する。
【0022】上記構成より成る第4発明のシャットバル
ブは、前記第3発明において、前記係合部材が、前記溝
内に移動自在に介挿された前記弁回転止バーによって構
成されているので、前記弁体の回転を防止するという効
果を奏する。
【0023】上記構成より成る第5発明のシャットバル
ブは、前記第4発明において、前記2つの接点部材が、
前記弁本体内に介挿され前記部屋内に挿置されるととも
に、コントローラに接続された検出部に配設されている
ので、接点による電気的経路として前記弁本体などを経
由することなく経路が独立しているため、前記弁本体を
金属など導電性の材料を用いる事なく設計できるため、
設計の自由度が広くなるという効果を奏する。
【0024】上記構成より成る第6発明のシャットバル
ブは、前記第5発明において、前記弁体が前記ロッドの
軸方向の一端に位置して前記弁座に当接する時、前記揺
動部材が前記係合部材に係合して前記検出部の支点回り
に揺動することにより、前記検出部に配設された前記ス
イッチ部に当接するので、前記弁体の開閉を確実に検出
するという効果を奏する。
【0025】上記構成より成る第7発明のシャットバル
ブは、前記第6発明において、前記駆動モータが、前記
ロッドの軸方向の往復動による開閉動作を可能にすると
いう効果を奏する。
【0026】上記構成より成る第8発明のシャットバル
ブは、前記第7発明において、前記変換機構が、前記駆
動モータの回転運動を軸方向の往復運動に変換するの
で、前記ロッドおよび弁体の滑らかな往復動を実現する
という効果を奏する。
【0027】上記構成より成る第9発明のシャットバル
ブは、前記第8発明において、前記コントローラが、前
記駆動モータの電源電圧を検出して、前記電源電圧を規
格値以内に制御するので、前記弁体のロック状態を回避
するという効果を奏する。
【0028】上記構成より成る第10発明のシャットバ
ルブは、前記第9発明において、前記コントローラが、
前記駆動モータの駆動電流を検出して、ピーク電流の有
無を判別するので、前記弁体の確実な開閉を可能にする
という効果を奏する。
【0029】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき、
図面を用いて説明する。
【0030】(第1実施形態)本第1実施形態のシャッ
トバルブは、図1ないし図3に示されるように弁座1を
介して連通する2つの通路21、22を弁座1に当接す
ることにより閉じる軸方向に往復動可能に支持されたロ
ッド31の一端に配設された弁体3を備えたシャットバ
ルブにおいて、前記弁体3が軸方向の往復動の一端に位
置して前記弁座1に当接することにより、該弁座1を介
して対向する前記2つの通路21、22を閉じた時に、
前記ロッド31に配設された前記係合部材32によって
2つの接点41、42が当接してオンになるスイッチ4
を備えたものである。
【0031】前記2つの通路21、22は、配管20内
を前記弁座1を構成する左右の上下壁23、24によっ
て区画された一次口と二次口によって構成される。前記
左右の上下壁23、24は、前記配管20に脱着可能に
装着され、Oリングを介挿してシール性を確保してい
る。
【0032】前記弁座1は、前記左右の上下壁23、2
4の一端に形成される円形開口によって構成され、前記
弁体3は、前記ロッド31の下端に固着された弁部30
と、該弁部30の上下に挾着されるシール部33とクッ
ション34とから成る。
【0033】ブラケット25が、樹脂製であり、前記左
右の上下壁23、24が一体的に形成された部材230
の上部に、ビスによって固着することにより、Oリング
を介挿して装着され、内部に前記係合部材32が上下動
自在に介挿される部屋251が形成されているととも
に、ケーブルを介してコントローラ5に接続された検出
部としての弁位置検出部40がその前面が前記部屋に露
出するように配設されている。
【0034】前記係合部材32が、前記弁体3が介挿さ
れた前記通路21、22とは区画された弁本体内の部屋
としての前記ブラケット25内に形成された部屋251
内に配設され、前記係合部材32が、前記弁体3の回転
を防止する溝としての左右のスリット252内に移動自
在に介挿された弁回転止バーによって構成されている。
【0035】前記スイッチ4を構成する2つの接点部材
41、42が、前記部屋251内に配設され、前記一方
の接点部材41が、前記弁体3が前記ロッド31の軸方
向の一端に位置して前記弁座1に当接する時、前記係合
部材32に係合するように配置されている。
【0036】すなわち前記2つの接点部材41、42
が、前記弁本体としてのブラケット25内に介挿され前
記部屋251内に挿置されるとともに、前記コントロー
ラ5に接続された前記検出部としての樹脂ケース内を備
えた弁位置検出部40に配設されている。
【0037】前記一方の接点部材41が、前記弁位置検
出部40に突設された支点回りに揺動する揺動部材によ
って構成され、前記他方の接点部材42が、前記弁体が
前記ロッド31の軸方向の一端に位置して前記弁座1に
当接する時、前記係合部材23に係合する前記揺動部材
41に当接する前記弁位置検出部40に配設されたスイ
ッチ部によって構成されている。
【0038】前記弁本体としてのブラケット25の上部
には、下端に前記弁体3が固着された前記ロッド31を
軸方向に往復動させるための駆動モータ6を配設するた
めのモータケーシング60が上述したピスによって固着
される。
【0039】前記モータケーシング60内には、前記駆
動モータ6を構成する直流モータ61が同軸的に介挿さ
れ、前記ブラケット25の上部平坦面にブラシ62が配
設され、該ブラシ62はケーブルを介して前記コントロ
ーラに接続されている。
【0040】変換機構は、前記直流モータ61のモータ
シャフト63の内周面に形成されたリードスクリュー部
64と、該リードスクリュー部64に噛合して、前記ロ
ッド31と一体的に形成された弁駆動シャフト66の外
周部に形成されたロッドネジ部65によって構成され、
前記駆動モータ6の回転運動を軸方向の往復運動に変換
するものである。
【0041】前記コントローラ5は、図3に示されるよ
うにCPU50と、前記弁位置検出部40に接続した第
1の入力I/F回路51と、前記駆動モータ6の駆動電
流を検出する駆動電流検出回路52と、前記駆動モータ
6を回転駆動するモータ駆動回路53と、モータ電源6
00の電源電圧を検出する電源電圧検出回路54と、シ
ステムからの開閉指令信号を入力する第2の入力I/F
回路55と、システムに異常が生じた時の異常信号を出
力する出力I/F回路56とから成る。
【0042】本第1実施形態における制御フローチャー
トについて、図4を用いて以下に述べる。ステップ10
1において、システムからの開閉指令信号(「開」電圧
有り又は「閉」電圧なし)が入力され、「閉」の場合
は、ステップ102において、動作回数をカウントする
ため0回を入力する。
【0043】ステップ103において、閉の動作電圧を
設定するためにモータ駆動電圧Vm信号パターンとし
て、基準電圧Vm0パターンを設定し、ステップ104
において、モータ電源用の電圧Vbを検出する。
【0044】ステップ105において、モータ電源用電
圧Vbが規格値Vb0(=12V)より大きいかどうか
を判断し、以下の時は後述するステップ107にすす
む。前記規格値Vb0より大きい時すなわちYESの場
合は、ステップ106において大きい割合分(Vb0/
Vb)で割って小さくしたものをモータ駆動電圧Vmと
する。
【0045】ステップ107において、得られたモータ
駆動電圧Vmを出力し、ステップ108において、動作
回数をカウントするため1回行い、ステップ109にお
いて、モータ駆動電流を検出する。
【0046】ステップ110において、ピーク電流(ロ
ック電流)の有無を判別し、NOの無しの時は続けてピ
ーク電流を検出し、YESの有り時はステップ111に
おいて、弁位置検出部40からの開閉接点出力信号を判
別し、「開」の出力なしの場合はステップ112へすす
み、「閉」の出力が有る場合は動作を終了する。
【0047】ステップ112において、動作回数の確認
を行い動作回数が1又は0の時はステップ104に戻り
再度駆動を行う、動作回数が2の時はステップ113に
おいて、システム側へ異常信号を出力して、動作を終了
する。
【0048】上述のステップ101において「開」の信
号が入力された開放時はステップ111において弁位置
検出部40から開閉接点出力信号を判別し、「開」の出
力なしの場合は動作を終了し、「閉」の出力が有る場合
はステップ112へすすむ点のみ、上述した閉信号が出
力された場合のフローチャートと異なるものである。
【0049】上述の弁閉動作時および弁開動作時におけ
るシステムからの開閉指令信号と、直流モータ60から
の駆動電流および弁位置検出部40からの弁位置検出電
圧のタイムチャートは、図5(A)、(B)に示され
る。
【0050】本第1実施形態において、直流モータ駆動
電流としてロック電流が流れ、弁位置検出部40からの
弁位置検出電圧が有る時は、弁閉動作と判断され、前記
ロック電流が流れ、弁位置検出部40からの弁位置検出
電圧が無い時は、弁開動作と判断されるのである。
【0051】上述した本第1実施形態のシャットバルブ
は、図6に示されるように燃料電池システムにおけるコ
ンプレッサーF8から燃料電池スタックF10への空気
の供給を制御するバルブF5aと、改質器F3から燃料
電池スタックF10への水素の供給を制御するバルブF
5bと、燃料電池の発電をしない時の改質器F3から燃
焼バーナーF6への水素の供給を制御するバルブF5c
とに適用される。
【0052】上記構成より成る第1実施形態のシャット
バルブは、前記モータ電源部600からの電気信号によ
り前記駆動モータ6を駆動することにより、駆動部の前
記モータシャフト63を回転させ、前記変換機構のねじ
送り作用で前記ロードネジ部65により軸方向に往復動
して、弁回転止バー部33が一体的に形成された弁駆動
用シャフト66により、前記ロッド31を介して該ロッ
ド31と一体になった前記弁体3を開閉作動させるもの
である。
【0053】前記弁体3の開閉作動と一体となった動く
前記係合部材33としての弁回転止バー部の作動を、開
閉接点出力部41、42を備えた前記弁体位置検出部4
0によって検出する。この検出は、前記弁体3が下端の
閉状態になった時に前記弁体位置検出部40が検出する
ようになっており、この信号を開閉接点出力部401に
送る。
【0054】又、前記モータ電源部600の入力信号の
開閉時の変化を検知し、前記弁体3が全開又は全閉にな
った時に発生するピーク電流を検出し、このピーク電流
と前記弁体位置検出部40の前記開閉接点出力部401
からの信号が同時に発生した時に、前記弁体3が確実に
作動し全開又は全閉になったことが確認できる。
【0055】この時に全開又は全閉にならなかったこと
が前記開閉接点出力部401の信号から分かった時は、
再度モータ電源部600からの電気信号により前記駆動
モータ6を駆動させ、前記弁体3を開閉作動させる。こ
の2度目の作用でも前記弁体3が確実に作動し全開又は
全閉にならなかった時は、異常信号をコントローラ5か
ら外のシステムへ発信する。
【0056】上記作用を奏する第1実施形態のシャット
バルブは、前記弁体3が下端に位置して前記弁座1に当
接することにより、該弁座1を介して対向する前記2つ
の通路21、22を閉じた時に、前記スイッチの2つの
接点41、42が当接してオンになるので、バルブが閉
状態になった時のみ前記スイッチの前記2つの接点4
1、42がオン状態になるため、中間的なバルブの開状
態でも確実にオフ状態が確認できるという効果を奏す
る。
【0057】また第1実施形態のシャットバルブは、前
記係合部材32および前記スイッチを構成する前記2つ
の接点部材41、42が、前記弁体3が介挿された前記
通路21、22とは区画された弁本体内の前記部屋25
1内に配設され、前記一方の接点部材41が、前記ロッ
ド31の軸方向の一端に位置した前記弁体3が前記弁座
1に当接する時前記係合部材33に係合するので、前記
接点部材41、42が前記通路21、22と区画されO
リングによってシールされているため、前記接点部材4
1、42の腐食による接触不良に伴う誤動作で開閉状態
の確認ミスによる誤動作を防止するという効果を奏す
る。
【0058】すなわち本第1実施形態では前記通路2
1、22の流体経路とモータ駆動部との間にOリングに
よるシャフトシール部を設け、このシールにより前記ロ
ッド31および前記弁駆動用シャフト66より上に流体
との接触を防止しているため、流体によるモータ駆動部
6や前記弁体位置検出部40および前記開閉接点出力部
401において腐食などの影響が出ないようになってい
る。また接点部41、42の異物や腐食による接触不良
による誤動作で開閉状態の確認ミスによる誤動作を防止
することができる。
【0059】さらに第1実施形態のシャットバルブは、
前記係合部材33が、前記溝としての前記スリット25
2内に移動自在に介挿された前記弁回転止バーによって
構成されているので、前記弁体3の回転を防止するとい
う効果を奏する。
【0060】また第1実施形態のシャットバルブは、前
記2つの接点部材41、42が、前記弁本体としてのブ
ラケット25内に介挿され前記部屋251内に挿置され
るとともに、前記コントローラ5に接続された検出部4
0に配設されているので、従来のように接点による電気
的経路として前記弁本体などを経由することなく経路が
独立しているため、前記弁本体を金属など導電性の材料
を用いる事なく設計できるため、設計の自由度が広くな
るという効果を奏する。
【0061】すなわち本第1実施形態のシャットバルブ
は、前記接点41、42がオンとなる前記弁体3が下方
端になりバルブが閉状態になった時に接点41、42が
オン状態になるので、しかもこの弁体の位置に応じて開
閉する前記接点41、42が樹脂製のブラケット25に
よって密閉された空間である部屋251内に設置されて
おり、前記接点41、42の出力端子401がすべて前
記ブラケット25に設置されているのである。
【0062】さらに第1実施形態のシャットバルブは、
前記弁体3が前記ロッド31の軸方向の下端に位置して
前記弁座1に当接する時、前記一方の接点部材としての
前記揺動部材が前記係合部材33としての回転止バー部
に係合して前記検出部40の支点回りに揺動することに
より、前記検出部40に配設された前記他方の接点部材
42としてのスイッチ部に当接するので、前記弁体3の
開閉を確実に検出するという効果を奏する。
【0063】また前記駆動モータ6を駆動する電源電圧
が変動し、規格値より大きな電圧が印加されて、モータ
が駆動されバルブ開閉に通常以上の力が加わりロック状
態になった場合は、次にモータ駆動用の電源電圧が変動
し規格値以下になった状態で駆動モータ6を駆動しバル
ブ開閉を行おうとした場合に、通常以上の力が加わりロ
ック状態になっているため、ロックを解除できない事が
ある。本第1実施形態においてはこれを防止するため規
格値以上に駆動モータを駆動する電源電圧が変動した時
は、規格値より大きい電圧の比の逆数の分だけモータ駆
動用の電源電圧に掛けた大きさの適正な駆動電圧を加え
るようにしたので、上述のロック状態を回避することが
出来るものである。但し、電源電圧が規格値以下の電圧
の時は、この処理は行わない。
【0064】またモータの駆動に用いたバルブの開時に
発生するロック電流の発生と上記のバルブが閉状態にな
った時のみオン状態になる接点出力との両方の出力が同
時に発生している時にバルブの閉状態とするようにする
と、更に確実なバルブの開閉状態が確認できる。
【0065】さらにこの構造では、モータの駆動に用い
たバルブの開時に発生するロック電流の発生と上記のバ
ルブが閉状態になった時のみオン状態になる接点出力と
の両方の出力が同時に発生しなかった時は、バルブの動
作中に途中で停止する異常が発生した事が分かり、バル
ブの異常を検知することも出来る。
【0066】また上記のモータを駆動しバルブの開閉動
作途中に確実なバルブの開閉状態が確認でき異常が確認
された時に、再度バルブの起動信号が出力され、異常を
回避する事も可能である。
【0067】(第2実施形態)本第2実施形態のシャッ
トバルブは、図7に示されるようにピーク発生時間を考
慮する点が、前記第1実施形態との相違点であり、以下
相違点を中心に説明する。
【0068】ステップ114において、ピーク電流(ロ
ック電流)発生時の時間tを判断し、t3〜t4の間は
NOであり、ステップ112にすすみ、前記時間tがt
3〜t4の間以外の時は動作を終了する。
【0069】本第2実施形態においては、図5に示され
るように直流モータ駆動電流としてロック電流がt3〜
t4の間流れた時は、弁閉動作と判断され、前記ロック
電流がt3〜t4の間流れた時は、弁開動作と判断され
るのである。
【0070】本第2実施形態のシャットバルブは、ピー
ク電流(ロック電流)発生時間を考慮した動作および制
御を可能にするものである。
【0071】(第3実施形態)本第3実施形態のシャッ
トバルブは、図8に示されるようにピーク発生時間をチ
ェックするステップを追加した点が、前記第1実施形態
との相違点であり、以下相違点を中心に説明する。
【0072】ステップ110の後のステップ115にお
いて、ピーク電流(ロック電流)発生時の時間tを判断
し、t3〜t4の間はNOであり、ステップ112にす
すみ、前記時間tがt3〜t4の間以外の時はステップ
111において弁位置検出部40からの開閉接点出力信
号を判別するものである。
【0073】本第3実施形態においては、図5に示され
るように直流モータ駆動電流としてロック電流がt3〜
t4の間流れ、弁位置検出部40からの弁位置検出電圧
が有る時は、弁閉動作と判断され、弁位置検出部40か
らの弁位置検出電圧が無い時は、弁開動作と判断される
のである。
【0074】本第3実施形態のシャットバルブは、上記
第1実施形態の作用効果に加え、ピーク電流(ロック電
流)発生時間を考慮した動作および制御を可能にするも
のである。
【0075】(第4実施形態)本第4実施形態のシャッ
トバルブは、図9に示されるように駆動モータの駆動時
間を考慮する点が、前記第1実施形態との相違点であ
り、以下相違点を中心に説明する。
【0076】ステップ102に続くステップ116にお
いて、閉の動作電圧および駆動時間を設定するためにモ
ータ駆動電圧Vm信号パターンとして、基準電圧Vm0
パターンおよび駆動時間t0(t3〜t4)を設定し、
ステップ117において、検出したモータ駆動時間を設
定駆動時間と比較する。
【0077】本第4実施形態においては、図5に示され
るようにt3〜t4の間弁位置検出部40からの弁位置
検出電圧が有る時は、弁閉動作と判断され、t3〜t4
の間弁位置検出部40からの弁位置検出電圧が無い時
は、弁開動作と判断されるのである。
【0078】本第4実施形態のシャットバルブは、上記
第1実施形態の作用効果に加え、モータの駆動時間を考
慮した動作および制御を可能にするものである。
【0079】上述の実施形態は、説明のために例示した
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のシャットバルブを示す
断面図である。
【図2】本第1実施形態のシャットバルブの要部を示す
部分拡大断面図である。
【図3】本第1実施形態のコントローラを示すブロック
図である。
【図4】本第1実施形態における制御フローを示すチャ
ート図である。
【図5】本第1実施形態における指令信号、駆動電流お
よび弁位置検出電圧を示す線図である。
【図6】本第1実施形態のシャットバルブを適用した燃
料電池システムを示すブロック図である。
【図7】本発明の第2実施形態における制御フローを示
すチャート図である。
【図8】本発明の第3実施形態における制御フローを示
すチャート図である。
【図9】本発明の第4実施形態における制御フローを示
すチャート図である。
【図10】従来のバルブを示す断面図である。
【符号の説明】
1 弁座 21、22 通路 31 ロッド 3 弁体 32 係合部材 41、42 接点 4 スイッチ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁座を介して連通する2つの通路を弁座
    に当接することにより閉じる往復動可能に支持された弁
    体を備えたシャットバルブにおいて、 前記弁体が一端に位置して前記弁座に当接することによ
    り、該弁座を介して対向する前記2つの通路を閉じた時
    に、2つの接点が当接してオンになるスイッチを備えた
    ことを特徴とするシャットバルブ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記弁体が、軸方向に往復動可能に支持されたロッドの
    一端に配設され、 前記弁体が軸方向の一端に位置する時に2つの接点を当
    接させてスイッチをオンにする位置の前記ロッドに配設
    された係合部材を備えていることを特徴とするシャット
    バルブ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記係合部材が、前記弁体が介挿された前記通路とは区
    画された弁本体内の部屋内に配設され、 前記スイッチを構成する2つの接点部材が、前記部屋内
    に配設され、 前記一方の接点部材が、前記弁体が前記ロッドの軸方向
    の一端に位置して前記弁座に当接する時前記係合部材に
    係合するように配置されていることを特徴とするシャッ
    トバルブ。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記係合部材が、前記弁体の回転を防止する溝内に移動
    自在に介挿された弁回転止バーによって構成されている
    ことを特徴とするシャットバルブ。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記2つの接点部材が、前記弁本体内に介挿され前記部
    屋内に挿置されるとともに、コントローラに接続された
    検出部に配設されていることを特徴とするシャットバル
    ブ。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記一方の接点部材が、前記検出部の支点回りに揺動す
    る揺動部材によって構成され、 前記他方の接点部材が、前記弁体が前記ロッドの軸方向
    の一端に位置して前記弁座に当接する時、前記係合部材
    に係合する前記揺動部材に当接する前記検出部に配設さ
    れたスイッチ部によって構成されていることを特徴とす
    るシャットバルブ。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記ロッドを軸方向に往復動させるための駆動モータを
    備えていることを特徴とするシャットバルブ。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記駆動モータの回転運動を軸方向の往復運動に変換す
    る変換機構を備えていることを特徴とするシャットバル
    ブ。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記コントローラが、前記駆動モータの電源電圧を検出
    して、前記電源電圧を規格値以内に制御することを特徴
    とするシャットバルブ。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記コントローラが、前記駆動モータの駆動電流を検出
    して、ピーク電流の有無を判別することを特徴とするシ
    ャットバルブ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004183713A (ja) * 2002-11-29 2004-07-02 Keihin Corp 燃料電池用開閉弁
JP2006252928A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Toyota Motor Corp 燃料電池システム

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