JP2001090140A - 流し台のゴミ受け脱水装置 - Google Patents

流し台のゴミ受け脱水装置

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JP2001090140A
JP2001090140A JP25327399A JP25327399A JP2001090140A JP 2001090140 A JP2001090140 A JP 2001090140A JP 25327399 A JP25327399 A JP 25327399A JP 25327399 A JP25327399 A JP 25327399A JP 2001090140 A JP2001090140 A JP 2001090140A
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sink
dust
casing
basket
garbage
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Masamitsu Miyoshi
正満 三好
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ゴミ受けカゴに漉し取られた生ゴミを十分に脱
水することができる台所の流し台のゴミ受け脱水装置を
提供することにある。 【解決手段】上部に開口を有する有底筒状に形成され前
記開口が下方から流し台の排水口を臨むように流し台に
取り付けられるようになっているとともに底部に下水管
に連結される排水孔が設けられたケーシングと、上部に
開口を有する筒状に形成され、少なくとも下端部が前記
ケーシング内に臨み、前記排水口から流れ込むゴミを漉
し取るようになっているゴミ受けカゴと、このゴミ受け
カゴをその筒の中心軸周りに回転自在に支持するゴミ受
けカゴの支持手段と、前記ゴミ受けカゴの回転時にゴミ
受けカゴの鍔部が周囲の他の部材に擦り付けられること
のないようにゴミ受けカゴを上方に持ち上げる持ち上げ
手段とを備えて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台所の流し台に設
けられるゴミ受け脱水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、台所の流し台の排水口部分に設け
られるゴミ受け機構は、有底筒状で上縁部分が流し台の
シンクに取り付けられるとともに底部に下水管に連通さ
れた排水孔が設けられたケーシングに、金網などのメッ
シュ材により形成されたゴミ受けカゴが着脱自在に取り
付けられることにより構成されていた。この従来のゴミ
受け機構によれば、流し台で排出された調理時の切り屑
などの固塊物(生ゴミ)を含んだ排水がゴミ受けカゴに
流されてきて、そのゴミ受けカゴの網目よりも大きな固
塊物のみがゴミ受けカゴで漉され、水分は、重力により
ケーシング側に流れ出るようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来のゴ
ミ受け機構では、ゴミ受けカゴで漉された生ゴミに含ま
れた水分は、その表面張力等により十分にはケーシング
側に流れ出ず、生ゴミは多くの水分を含んだ状態でゴミ
受けカゴに溜め置かれる。従って、この生ゴミをゴミ袋
に入れてゴミ収集場所に出そうとすると、生ゴミが多く
の水分を含んでいるために、非常に重くなり、また、体
積も大きくなり、さらには、そのゴミ袋から悪臭をとも
なった水分が滴り落ちたりして、非常に苦痛をともなう
ものとなっていた。このことは、マンションなどの高層
建築物に居住している状況においては、ゴミ収集場所の
ある階下までの距離が遠いために、特に顕著に感じられ
るものであった。そこで、本発明は、ゴミ受けカゴに漉
し取られた生ゴミを十分に脱水することができる台所の
流し台のゴミ受け脱水装置を提供することを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る流し台のゴ
ミ受け脱水装置は、前記の目的を有効に達成するため
に、上部に開口を有する有底筒状に形成され前記開口が
下方から流し台の排水口を臨むように流し台に取り付け
られるようになっているとともに底部に下水管に連結さ
れる排水孔が設けられたケーシングと、上部に開口を有
する筒状に形成され、少なくとも下端部が前記ケーシン
グ内に臨み、前記排水口から流れ込むゴミを漉し取るよ
うになっているゴミ受けカゴと、このゴミ受けカゴをそ
の筒の中心軸周りに回転自在に支持するゴミ受けカゴの
支持手段と、前記ゴミ受けカゴの回転時にゴミ受けカゴ
の鍔部が周囲の他の部材に擦り付けられることのないよ
うにゴミ受けカゴを上方に持ち上げる持ち上げ手段とを
備えて構成されている。
【0005】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の構成に加えて、上部に開口を有する有底筒状に形成さ
れ上縁が流し台の排水口に取り付けられているケーシン
グ部材の底部を切除して形成されたアタッチメントに、
前記のケーシングを取り付けることにより、流し台に取
り付けられるようになっている。
【0006】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の構成に加えて、ケーシング内に水車と、この水
車の羽根にケーシングの外部から供給された水を噴射し
て水車を回転させることにより得られた駆動力をゴミ受
けカゴに伝達してゴミ受けカゴを回転させる駆動力伝達
手段とを備えている。
【0007】請求項4に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の構成に加えて、ケーシングの外面側に配設され
てゴミ受けカゴに回転駆動力を供給するモータと、この
モータから得られた回転駆動力をゴミ受けカゴに伝達し
てゴミ受けカゴを回転させる駆動力伝達手段とを備えて
いる。
【0008】請求項5に記載の発明は、請求項1〜3の
何れかに記載の構成に加えて、持ち上げ手段が、ゴミ受
けカゴ側に設けられた上部磁石と、この上部磁石と反発
し反発力によって上部磁石とともにゴミ受けカゴを持ち
上げる下部磁石とを備えている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る流し台のゴミ
受け脱水装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、水車の羽根に水を噴射して水車を回転させること
により得られた回転駆動力によってゴミを脱水する実施
例1について説明する。
【0010】(実施例1)図1及び図2は、本発明に係
るゴミ受け脱水装置の主要部の分解斜視図である。図3
は、平常使用時における一部切り欠き断面図である。図
4は、脱水動作時における一部切り欠き断面図である。
図5は、水車及びケーシングの横断面図である。図中の
符号1は、ゴミ受け脱水装置を全体的に示す。なお、本
実施形態にかかるゴミ受け脱水装置1を構成する以下に
示す各構成物は、金属製の部材により形成されている。
【0011】図1〜3に示すように、ゴミ受け脱水装置
1は、台所の流し台の排水口8に取り付けられるケーシ
ング2と、ケーシング2の内面側に螺着されてケーシン
グ2を流し台の排水口8に取り付けるためのアタッチメ
ント3と、ケーシング2の外部から供給された水が噴射
されて回転する水車4と、この水車4の回転による駆動
力を後記のゴミ受けカゴ6に伝達する脱水筒5(ゴミ受
けカゴの支持手段、駆動力伝達手段)と、前記排水口8
から流れ込むゴミを漉し取るようになっているゴミ受け
カゴ6と、水車4の回転駆動力を脱水筒5に伝達するシ
ャフト7とから構成されている。
【0012】ケーシング2は、上部が開口した有底筒状
に形成され、底部側壁面に排水管に連結される排水孔2
1が設けられ、排水孔21に略対向する位置に水車4を
回転させるための水を噴射する噴射孔22が穿設され、
上端部内壁面に雌ねじ23が設けられ、底部にボス24
が設けられている。噴射孔22は、上水道管から分岐さ
れた分岐管(図示せず)に接続されるようになっている
とともに、分岐管を介して外部から供給された水を噴射
し後述する水車4の羽根41に略垂直方向から当てるよ
うにその中心軸Bが水車4の回転軸とずれるように設け
られている。分岐管は、その途中に開閉弁が設けられて
いる。すなわち、開閉弁の開閉によって噴射孔22から
の水の噴射をコントロールできるようになっている。ボ
ス24は、その中央部にシャフト7を回転自在に支持す
るベアリング25が嵌着されるようになっている。
【0013】アタッチメント3は、既存のシンクに使用
されているケーシング部材の底部を切除したものが用い
られ、鍔部31と筒部32とを備えている。鍔部31
は、筒部32の上端から外側にリング状に設けられてい
て、シンクの排水口8より大径になっている。筒部32
は、その上端部外周面にケーシング2の雌ねじ23に螺
合する雄ねじ33が設けられているとともに、内部が階
段状に小径化している。
【0014】すなわち、アタッチメント3は、図3に示
すように、シンクの上方から、シンクの排水口8に筒部
32が挿通されて、鍔部31が排水口8の周縁で受けら
れてシンクに支持されるようになっているとともに、ケ
ーシング2をシンク下方から排水口8を臨むように配置
し、ケーシング2の上端面がシンクの下端面に当接する
まで雄ねじ33をケーシング2の雌ねじ23に螺合させ
ることによって、鍔部31とケーシング2の上端面との
間で排水口8の周縁部を挟着するようになっている。す
なわち、この挟着によってケーシング2がその上端開口
を排水口8に臨むようにしっかりと取り付けられるよう
になっている。
【0015】水車4は、図1、図3、図5に示すよう
に、略円筒体の外周面に複数の羽根41,41,・・・
が形成され、羽根41,41,・・・の下端には回転進
行方向である平面視時計周り方向に水平片42,42,
・・・が設けられ、水車4の下端部には水切り筒44が
形成されている。なお、この羽根41,41,・・・の
外周側下部は面取りされている(図1、図3参照)。
【0016】また、水車4の軸心部分にはシャフト7を
挿着するための軸孔43(図1参照)が設けられてい
る。また、水切り筒44は、ケーシング2の底部に設け
られているボス24やベアリング25を覆うように、水
車4の下端部に円筒状に延設されており、ボス24やベ
アリング25などに水がかかりにくいようにされてい
る。
【0017】また、図1、図3、図4に示すように、脱
水筒5は、上端が開口した有底筒状に形成され、水車4
の同軸上方に配設されている。また、脱水筒5の側壁面
に複数の通水孔51,51,・・・が設けられ、底部
に、ボス52が設けられている。そのボス52の中央に
設けられた貫通孔に前記のシャフト7が挿通されてい
る。
【0018】さらに、脱水筒5の上端部分には、2対の
異なる深さの支持溝53,53,54,54が設けられ
ている。支持溝53,53は、この支持溝53,53に
後述するゴミ受けカゴ6の取手64の取付部64A,6
4Aを係合、支持させた場合に、ゴミ受けカゴ6の鍔部
62Aがアタッチメント3の載置部34に載置される深
さに形成されている。一方、支持溝54,54は、ゴミ
受けカゴ6の取手64の取付部64A,64Aが係合、
支持された場合に、ゴミ受けカゴ6の鍔部62Aがアタ
ッチメント3の載置部34から浮かび上がる深さに形成
されている。また、支持溝54,54は、ゴミ受けカゴ
6の取手64の取付部64A,64Aが係合、支持され
ることにより、脱水筒5に伝達された回転駆動力をゴミ
受けカゴ6に正確に伝達するようになる。
【0019】ゴミ受けカゴ6は、既存の流し台のシンク
に使用されているゴミ受けカゴであり、上端が開口した
有底筒状で、その側壁部61が金網により形成されてお
り、上端部62が金属製の板材で補強され、底部63に
金属製の板皿が配設されている。そして、このゴミ受け
カゴ6は、その上端部62に、取手64の取付部64
A,64Aを挿通させて取手64を係合する係合孔が設
けられており、この係合孔にそれぞれ取付部64A,6
4Aを挿着することにより取手64が取り付けられてい
る。なお、係合孔を貫通してゴミ受けカゴ6の外面側に
まで突出した取付部64A,64Aが、前記のように脱
水筒5の支持溝53,53又は54,54に係合、支持
される。
【0020】また、上端部62の上縁は水平に拡開周設
されることにより鍔部62Aが形成され、アタッチメン
ト3の内面側に階段状に小径化されて形成された載置部
34に載置される。なお、図示していないが、このゴミ
受けカゴ6の内方には、ゴミ受けネットが装着されてい
る。
【0021】シャフト7は、下端部からケーシング2の
ボス24の高さの位置に、大径化されて形成された係止
部71が設けられており、上端部に雄ねじ72が形成さ
れている。この係止部71の上方に水車4が挿通され、
さらにその上方に脱水筒5のボス52が挿通された状態
で、雄ねじ72にワッシャとともにナット73を螺着し
締め付けることで、水車4と脱水筒5が、水車4の上面
と脱水筒5の底部外側面との摩擦力により、滑らないよ
うに固定される。このようにして、水車4に加えられた
回転駆動力は脱水筒5に伝達されるようになっている。
【0022】なお、前記のように構成されている各構成
物のうち、ケーシング2、アタッチメント3、水車4、
脱水筒5、ゴミ受けカゴ6、シャフト7は同軸上に配設
されている。
【0023】次に、前記のようにして構成されるゴミ受
け脱水装置1の使用方法を説明する。まず、台所の流し
台のシンクを流れて排水口8に流れ込んだ調理時の切り
屑等の固塊物(ゴミ)を含んだ雑排水は、ゴミ受けカゴ
6に注ぎ込まれる。このゴミ受けカゴ6に注ぎ込まれた
雑排水は、ゴミ受けカゴ6の網目によって固塊物が漉し
取られる。一方、ゴミ受けカゴ6の網目を透過した排水
は、ケーシング2の排水孔21から下水管に排出され
る。
【0024】ところで、前記のゴミ受けカゴ6に漉し取
られた固塊物は、そのままゴミ受けカゴ6内に溜め置く
のみでは、十分に水分が含まれた状態である。そこで、
この固塊物に含まれた水分を脱水するために、以下のよ
うに操作する。まず、ゴミ受けカゴ6の取手64を持っ
て上方に持ち上げて、取手64の取付部64Aを、平常
使用時に係合支持させておく深い方の支持溝53,53
から、浅い方の支持溝54,54に移動させて係合支持
し直す。
【0025】次に、ケーシング2の噴射孔22に連結さ
れている分岐管の開閉弁を開いて、ケーシング2の噴射
孔22から水を噴射させる。この噴射された水が水車4
の羽根41,41,・・・に当てられることにより、水
車4が平面視で時計周りに回転する。
【0026】すると、この水車4の加えられた回転駆動
力が、駆動力伝達手段であるシャフト7及び脱水筒5に
よってゴミ受けカゴ6に伝達される。すなわち、水車4
の回転駆動力は、水車4に連結されているシャフト7に
伝達され、さらに、シャフト7に連結れている脱水筒5
に伝達されて、脱水筒5が、水車4と同方向、同一回転
速度で回転する。これにより、取手64の取付部64
A,64Aによって脱水筒5に支持、係合されているゴ
ミ受けカゴ6も、脱水筒5と同方向、同一回転速度で回
転する。
【0027】従って、ゴミ受けカゴ6に漉し取られて溜
め置かれている固塊物は、ゴミ受けカゴ6の回転による
遠心力によって、ゴミに含まれている水のみがゴミ受け
カゴ6の側壁を透過して脱水されることとなる。脱水さ
れてゴミ受けカゴ6の網目を透過した排水は、ケーシン
グ2の排水孔21から下水管に排出される。なお、前記
ゴミ受けカゴ6の遠心力は、ゴミ受けカゴ6の回転速度
の次乗に比例し、ゴミ受けカゴ6の回転速度、すなわち
水車4の回転速度は、噴射孔22から噴射する水の流量
を調節する前記の開閉弁によって調節することができ
る。
【0028】前記のように構成されたゴミ受け脱水装置
1によれば、ゴミ受けカゴ6に漉し取られた生ゴミ等の
固塊物(ゴミ)を脱水することができる。これにより、
脱水された固塊物は、重量が非常に軽くなると同時に体
積も非常に小さくなるため、処理が非常にしやすくな
る。
【0029】また、構造が非常に簡単であるために低コ
ストで製造することができる。さらに、本発明に係るゴ
ミ受け脱水装置1は、従来からある一般的な流し台に使
用されている排水口8、ケーシング部材、ゴミ受けカゴ
などを利用して形成されているため、従来から一般的に
使用されている流し台の排水口8周辺部分に若干手を加
えるのみで、本ゴミ受け脱水装置1に改造することがで
きる。従って、汎用性も高い。
【0030】また、脱水動作時には、ゴミ受けカゴ6を
上方に持ち上げて、ゴミ受けカゴ6の鍔部62Aが、ア
タッチメント3に接触しないようにしてゴミ受けカゴ6
を回転させるので、ゴミ受けカゴ6の内方に装備されて
ゴミ受けカゴ6の鍔部62Aから外面側へ折り返されて
備えつけられるゴミ受けネットが、アタッチメント3に
擦り付けられることがないため、ゴミ受けネットが擦り
切れて破損してしまうこともない。従ってゴミ受けネッ
トは、常に上方に向けて開口して備えつけられた状態が
保たれる。
【0031】さらに、水車4を回転させることにより回
転駆動力を得る構成にしているため、ケーシング2周辺
に電気機器のように水濡れに弱い部品を用いる必要がな
い。従って、電気がショートする心配もなく、加えて、
回転駆動源をケーシング2の外部に配置する必要がなく
ケーシング2にシャフト7の挿通孔などを設ける必要も
ないため防水性も高い。
【0032】本発明に係るゴミ受け脱水装置1は、前記
のような構成に限定されるものではなく、次のような構
成であってもよい。すなわち、ゴミ受けカゴ6を回転さ
せる手段は、前記実施例のように、外部からの水の噴射
によって水車4を回転させ、その回転駆動力を伝達する
方法に限定されるものではなく、例えば、ケーシング2
の底部外面側にモータを防水性を保持させながら設け
て、このモータを回転させることにより、ゴミ受けカゴ
6を回転させてゴミを脱水するようにすることもでき
る。
【0033】また、水車の上面と脱水筒5の底部外側面
とにそれぞれ凸部と凹部を設けて噛み合わせることによ
り、水車4と脱水筒5との間で滑って回転しないように
することもできる。また、水車4と脱水筒5を連結させ
る構成は、前記のようにシャフト7によって両者を締め
つける構成に限定されるものではなく、水車4とシャフ
ト7、及びシャフト7と脱水筒5をそれぞれ固定するこ
とにより、水車4に加えられた回転駆動力をシャフト7
に伝達し、さらにシャフト7に伝達された回転駆動力を
脱水筒5に伝達する構成にすることもできる。
【0034】また、排水孔21は、前記実施例において
は、ケーシング2の側壁面に設けているが、この排水孔
21をケーシング2の底面に設けるとともに、底面をこ
の排水孔21に向けて傾斜させるように形成することも
できる。これによれば、水がケーシング2の底部に溜ま
ってしまうことがないため、衛生的であり、異臭を放っ
たり害虫が繁殖したりということがない。
【0035】また、ケーシング2の噴射孔22は、前記
実施例では1箇所しか設けていないが、この噴射孔22
を2箇所若しくは3箇所以上に設けることもできる。な
お、これらの噴射孔22,22,・・・にそれぞれ連結
される分岐管には、それぞれに開閉弁を設けるとよい。
これによれば、ゴミ受けカゴ6内に漉し取られて溜め置
かれているゴミの量が多く重い場合であっても、容易に
水車を回転させることができる。なお、噴射孔22の口
径や方向は、水車を回転させやすいように適宜に形成す
るとよい。また、噴射孔22は、上水道管に連結される
ことに限定されず、別途設けられたタンク(図示せず)
に貯水された水をポンプによって噴射させるようにして
もよい。
【0036】また、平面視で水車4の最大の直径を、ア
タッチメント3の口径よりも小さくすることもできる。
これによれば、アタッチメント3を取り外すことなく、
水車4を取り外すことができる。そのため、メンテナン
スなどが簡単にできる。さらに、水車4の羽根41の形
状、大きさ等は、水車4の回転効率がよくなるように適
宜に設計するとよい。
【0037】また、脱水筒5の通水孔51,51,・・
・の口径、形状、数量、配置などは、水を透過させるこ
とができれば適宜に設計して形成することができる。例
えば、各図に示すように円形に限定されるものではな
く、細長のスリット状に形成することもできる。加え
て、脱水筒5の支持溝53,53,54,54は、それ
ぞれの底部から回転方向の逆方向に向けて水平に切り欠
くことによりL字型に形成することもできる。これによ
れば、ゴミ受けカゴ6が高速回転されても、ゴミ受けカ
ゴ6の取付部64A,64Aが前記水平の切り欠き部分
に係合されることにより、上方に浮かび上がる心配がな
い。
【0038】水車4は、前記実施例のように、脱水筒5
やゴミ受けカゴ6と、同軸上に配設する構成に限定され
るものではなく、ケーシング2の筒心位置より偏らせた
位置に軸心が位置するように配設することもできる。こ
の場合には、水車4と脱水筒5とをギア(歯車)によっ
て連結し、水車4の回転駆動力を脱水筒5に伝達させる
ようにするとよい。また、水車4と脱水筒5との間に、
さらにギアを介在させるようにしてもよい。この際、水
車4と脱水筒5との間で、歯数の異なるギアを用いるこ
とにより、変速させることもできる。
【0039】これによれば、ゴミの量が少なく軽い状態
で使用する場合には、水車4と脱水筒5とのギア比を大
きくし、逆に、ゴミの量が多く重い状態で使用する場合
には、水車4と脱水筒5とのギア比を小さくすることに
より、一層効果的に水車4及び脱水筒5を回転させるこ
とができる。なお、この場合のギアの切り換えには、公
知の技術を用いるとよい。
【0040】また、ゴミ受けカゴ6の上端部62外面側
とアタッチメント3との間に介在させる位置に、MCナ
イロン製又はジュラコン製の振れ防止用部材を配設する
ことにより、回転時のゴミ受けカゴ6を一層安定させる
ようにすることができる。
【0041】さらに、ケーシング2の外部にヒーター
(図示せず)を設けて、このヒーターによる熱風をケー
シング2に吹き付けるようにすることもできる。これに
よれば、ヒーターからの熱風によってケーシング2が温
められ、この熱によって、内方に存在する脱水されたゴ
ミをさらに乾燥させることができる。なお、このヒータ
ーを配設しない実施例においては、ゴミ受け脱水装置1
の所望の構成物を、塩ビ製やポリエチレン製などの合成
樹脂製にしても構わない。
【0042】更に、本ゴミ受け脱水装置1は、図6に示
すような構成にすることもできる。すなわち、図6に示
す実施例において、ケーシング2’の噴射孔22’は、
ケーシング2’の外方で噴射孔22’よりも上方に設け
られた噴射ノズル9から噴射された水を通すように、ケ
ーシング2’の側壁面に斜め上向きに突設されており、
さらに、ボール弁27が配設されている。このボール弁
27は、流し台の平常使用時は閉止されて、脱水筒2’
内を流れる排水が噴射孔22’から漏れ出ないようにな
っている。噴射ノズル9は、上水道管から分岐された分
岐管(図示せず)に接続されるとともに、噴射孔22’
とは縁切りされている。また、この噴射ノズル22’か
ら噴射した水が、噴射孔22’を通って水車4の羽根4
1に、水平方向の角度が略垂直となるような角度から当
てられるような向きに配設されている。また、流し台の
適宜扱いやすい位置にハンドル(図示せず)を設けて、
このハンドルはボール弁27に連動され、さらにボール
弁27に噴射ノズル9の開閉弁が連動されている。
【0043】この図6の実施例におけるゴミ受け脱水装
置1によれば、上水道管に連結されている噴射ノズル9
が、排水の流れる本ゴミ受け脱水装置1と縁切りされて
いるために、排水等によって本ゴミ受け脱水装置1内に
雑菌が繁殖したとしても、その雑菌が上水道管にまで混
入されることがない。従って、非常に衛生的で、安全性
からも優れたものである。
【0044】(実施例2)次に、モータによってゴミ受
け脱水カゴを回転させることによりゴミを脱水する実施
例2について、図7〜図10に基づいて説明する。な
お、実施例1と共通する部分については説明を省略し、
また、同一の符号を使用する。
【0045】図7に示すように、本実施例に係るゴミ受
け脱水装置100は、台所の流し台の排水口8に取り付
けられるケーシング120と、ケーシング120の内面
側に螺着されてケーシング120を流し台の排水口8に
取り付けるためのアタッチメント3と、前記排水口8か
ら流れ込むゴミを漉し取るようになっているゴミ受けカ
ゴ6と、このゴミ受けカゴ6をその筒の中心軸周りに回
転自在に支持するゴミ受けカゴの支持手段である脱水筒
110と、後記のモータ140の回転駆動力をゴミ受け
カゴ6に伝達する駆動力伝達手段130と、ゴミ受けカ
ゴ6に回転駆動力を供給するモータ140と、ゴミ受け
カゴ6の回転時にゴミ受けカゴ6を上方に持ち上げる持
ち上げ手段150とから構成されている。
【0046】脱水筒110は、実施例1における脱水筒
5と略同様の形態であるが、脱水筒110の上端部分
に、1対の支持溝111が設けられている。この支持溝
111は、脱水動作をしていない平常時において、ゴミ
受けカゴ6の鍔部62Aがアタッチメント3に載置され
るような深さに形成されている。さらに、脱水筒110
の底部には4本の断面略L字形の係止爪112,11
2,112,112が延設されており、この係止爪11
2・・・が後述するケーシング120の係止部124,
124,124,124に係止されることにより、脱水
筒110は沈み込んだ位置、即ちゴミ受けカゴ6の鍔部
62Aがアタッチメント3に載置される位置で保持され
るようになっている(図10参照)。
【0047】ケーシング120は、図7に示すように、
上部が開口した有底筒状に形成され、底部が一方向に傾
斜し、その最も低い位置に排水管に連結される排水孔1
21が設けられている。また、ケーシング120の底部
にボス125が設けられており、その内側の凹部122
に駆動力伝達手段130が取り付けられている。さら
に、底部外面側の筒心位置に、モータ140及び後述す
る下部磁性体ユニット132を取り付けるための凹部1
23が形成されている。
【0048】モータ140は、図7に示すように、その
駆動軸をモータ取り付けプレート141の中央部に設け
られた孔に挿通させた状態で、モータ取り付けプレート
141にボルト(図示せず)によって取り付けられ、駆
動軸の先端部分には下部磁性体ユニット132が、後述
する磁石132Bの埋め込み面を上面にして連結されて
いる。そして、この下部磁性体ユニット132を前記の
底部外面側に形成された凹部123に配置させるように
して、モータ取り付けプレート141をケーシング12
0の底部にボルトによって取り付けることにより、モー
タ140は、ケーシング120に取り付けられている。
【0049】駆動力伝達手段130は、上部磁性体ユニ
ット131と、下部磁性体ユニット132と、スプライ
ン筒133Aとスプライン軸133Bとからなるスプラ
イン133と、脱水筒110とから構成されている。上
部磁性体ユニット131は、ケーシング120の底部内
面側に形成された凹部122の底に、ケーシング120
の底板をはさんで下部磁性体ユニット132と対向する
位置に、互いに引き合う向きに配設されている。また、
この上部磁性体ユニット131は、その軸心部分がスプ
ライン筒133Aの底部に連結されるとともに、下面側
にベアリング(図示せず)が設けられることにより、回
動自在になっている。従って、上部磁性体ユニット13
1は、下部磁性体ユニット132がモータ140によっ
て回転されると、下部磁性体ユニット132と引き合う
磁力によって、回転される。
【0050】また、スプライン軸133Bは、その下端
側がスプライン筒133Aに挿通されており、上端が脱
水筒110の底部に取り付けられている。なお、スプラ
イン133は、スプライン軸133Bの側面には突起1
34Bが設けられ、さらに、スプライン筒133Aの内
側側面にはキー溝134Aが設けられており、スプライ
ン軸133Bの突起134Bがスプライン筒133Aの
キー溝134Aに嵌め込まれることにより、スプライン
筒133Aに伝達された回転力が更にスプライン軸13
3Bに伝達されるようになっている。
【0051】また、下部磁性体ユニット132は、図8
に示すように、非磁性体の金属製で略円柱形をした磁石
取付部材132Aの一面側に設けられた4つの凹部に、
それぞれ磁石132Bを嵌め込ませるとともに接着剤で
接着されることにより形成されている。なお、上部磁性
体ユニット131、並びに、後述する上部磁石ユニット
151(上部磁石)及び下部磁石ユニット152(下部
磁石)についても、この下部磁性体ユニット132と同
様の形状に形成されているが、上部磁石ユニット151
及び下部磁石ユニット152の磁石取付部材は樹脂製で
ある。なお、もちろん材質はこれらに限定されるもので
はなく、上部磁石ユニット151及び下部磁石ユニット
152の磁石取付部材並びに上部磁性体ユニット131
及び下部磁性体ユニット132の磁石取付部材ともに、
金属製、又は樹脂製にするなど、適宜のものを選択すれ
ばよい。
【0052】持ち上げ手段150は、図7に示すよう
に、上部磁石ユニット151と、下部磁石ユニット15
2とから構成されている。上部磁石ユニット151は、
脱水筒110の底部外面側に取り付けられており、その
軸心部分にスプライン軸133Bが挿着されている。ま
た、ケーシング120の内面側底部に設けられた凹部1
22には、ベアリング170,170が2段に嵌着され
ており、その中央部には下部磁石ユニット152が回転
自在に支持されている。
【0053】また、排水孔121の開口部には、受け皿
状の蓋121Aが開閉自在に配設されており、図示して
いないが、バネの弾性力によって、蓋121Aに貯まっ
た水の重量だけでは排水孔121を閉口させ、排水が流
されてそれ以上の水が蓋121Aに貯まろうとするとそ
の排水の重量及び流圧によって排水孔121を開口させ
るようになっている。なお、この蓋121Aは、閉口時
には水を貯水して、排水孔121との組み合わせで、い
わゆる”ウォーターシール”するようになっている。
【0054】また、ケーシング120の外面側側壁に
は、バッテリユニット160が備えつけられており、モ
ータ140に電源を供給している。なお、図示していな
いが、このバッテリユニット160とモータ140の間
には、ボリューム調整機能付スイッチが設けられてお
り、モータ140の回転速度を調節できるようになって
いる。
【0055】図9は、図7におけるC−C線断面図であ
る。図7、図9に示すように、ケーシング120のボス
125の肩部からケーシング120の側壁にかけての部
分には、係止部124を設けるための係止基板126が
設けられている。そして、この係止基板126は、係止
部124,124,124,124と、排水が流れ出る
ための排水流出孔127,127,127,127を備
えている。また、係止部124は、直方体の6面のうち
の天板と、奥壁と、奥壁に隣接した1つの側壁により形
成されたような形をしている。
【0056】このようにして構成されたゴミ受け脱水装
置100は、次のように作用する。まず、ゴミ受け脱水
装置100には、上部磁石ユニット151と下部磁石ユ
ニット152の反発力によって、脱水筒110を持ち上
げ、浮かび上がらせようとする力が働いている。そこ
で、図10に示すように、脱水動作をしていない平常の
流し台の使用時においては、脱水筒110を下方に押さ
え込みながら回転させて、係止爪112,112,11
2,112を係止部124,124,124,124に
嵌め込んで係止させる。これによって、ゴミ受けカゴ6
の鍔部62Aがアタッチメント3の載置部34に載置さ
れて、流し台のシンクを流れてきた排水がすべてゴミ受
けカゴ6の中に流し込まれるようになる。
【0057】次に、ゴミ受けカゴ6内に漉し取られたゴ
ミを脱水する手順、作用を説明すると、まず、脱水筒1
10を、係止爪112を係止部124に係止させるため
に回転させた方向とは逆の向きに回転させて、係止爪1
12の係止部124への係止を解除させて、脱水筒11
0を浮かび上がらせる。これによって、ゴミ受けカゴの
鍔部62Aもアタッチメント3などの他の部材に触れる
ことがなくなる。
【0058】そして、ボリューム調整機能付スイッチ
(図示せず)によって、最初はゆっくりと、そして徐々
に回転速度を上げてモータ140を回転させる。する
と、このモータ140の動きに連動して下部磁性体ユニ
ット132が回転する。下部磁性体ユニット132が回
転すると、上部磁性体ユニット131は、下部磁性体ユ
ニット132との引き合う磁力によって、下部磁性体ユ
ニット132と同方向に回転する。
【0059】上部磁性体ユニット131が回転すると、
この回転力が、上部磁性体ユニット131に連設された
スプライン筒133Aに伝達され、さらに、スプライン
軸133B、脱水筒110、ゴミ受けカゴ6と伝達され
て、回転する。これによって、ゴミ受けカゴ6に漉し取
られて溜め置かれているゴミは、ゴミ受けカゴ6の回転
による遠心力によって、ゴミに含まれている水分のみが
ゴミ受けカゴ6の側壁を透過して脱水されることとな
る。
【0060】脱水された水は、さらに脱水筒110の通
水穴51を通過し、排水流出孔127を通って排水孔1
21から排水される。排水が排水孔121を通過する時
には、排水の重量及び流圧によって蓋121Aが開か
れ、排水し終わると、バネの弾性力によって蓋121A
は閉じられる。そして、この時、蓋121Aには排水の
一部が貯水され、その貯水された排水の中に排水孔12
1の開口部の先端が浸漬される。これによって、排水孔
121は、いわゆる”ウォーターシール”されることと
なる。
【0061】実施例2に係るゴミ受け脱水装置100に
よれば、脱水動作時に、上部磁石ユニット151及び下
部磁石ユニット152によって脱水筒を持ち上げるの
で、摩擦力が減少し、小型のモータでもゴミ受けカゴ6
を回転させることができる。従って、モータを小型にで
きる分、小さい取り付け体積しかない場所にも本ゴミ受
け脱水装置100を取り付けることができる。
【0062】また、上部磁性体ユニット131と下部磁
性体ユニット132を設けることによってモータ140
の回転駆動力を伝達させるようにしたので、モータ14
0をケーシング120の外部に設置することが可能とな
り、電気がショートする心配がない。その上、モータ1
40の駆動軸を挿通させる孔を設ける必要もないため、
水漏れする危惧もない。
【0063】さらに、スプライン133を回転自在に支
持するベアリング170,170を2段に設けたので、
脱水筒110を回転させた際にも、回転振れを起こすこ
とがない。また、排水孔121に開閉自在の蓋121A
を設けて閉口時にはウォーターシールするようにしたの
で、排水孔121に連通する下水管から悪臭やゴキブ
リ、鼠などの小動物が侵入することもない。加えて、ケ
ーシング120の底部を傾斜させて形成し、その最も低
い位置に排水孔121を配設したので、ケーシング12
0内に排水が溜め置かれることがないため、悪臭がした
り、蝿などが集まるということもない。
【0064】なお、本発明に係るゴミ受け脱水装置10
0は、前記のような構成に限定されるものではなく、次
のような構成であってもよい。すなわち、持ち上げ手段
150は、前記のように磁石の反発力を利用した構成に
限定されるものではなく、例えば、スプライン筒133
Aの内部にコイルバネを配設して、このコイルバネの弾
性力によってスプライン軸133Bを押し上げて、脱水
筒110、ゴミ受けカゴ6を持ち上げるようにすること
もできる。また、脱水筒110を沈ませた位置、即ち流
し台の平常使用時の位置に保持させる手段は、前記のよ
うな係止爪112及び係止部124によるものに限定さ
れず、スプライン筒133Aとスプライン軸133Bを
水平方向に配設されたピン(図示せず)によって係止す
るようにすることもできる。
【0065】
【発明の効果】本発明に係るゴミ受け脱水装置によれ
ば、ゴミ受けカゴに漉し取られたゴミを脱水することが
できる。これにより、脱水されたゴミは、重量が非常に
軽くなると同時に体積も非常に小さくなるため、処理が
非常にしやすくなる。
【0066】また、構造が非常に簡単であるために低コ
ストで製造することができる。さらに、本発明に係るゴ
ミ受け脱水装置は、従来からある一般的な流し台を利用
して形成することができるため、従来から一般的に使用
されている流し台の排水口周辺部分に若干手を加えるの
みで、本ゴミ受け脱水装置に改造することができる。従
って、汎用性も高い。
【0067】加えて、脱水動作時には、ゴミ受けカゴを
持ち上げ手段によって上方に持ち上げて、ゴミ受けカゴ
の鍔部がアタッチメントや支持手段に接触しないように
してゴミ受けカゴを回転させるので、ゴミ受けカゴの内
方に装備されてゴミ受けカゴの鍔部から外面側へ折り返
されて備えつけられるゴミ受けネットが、アタッチメン
トや支持手段に擦り付けられることがないため、ゴミ受
けネットが擦り切れて破損してしまうこともない。ま
た、ゴミ受けカゴとアタッチメントや支持手段との摩擦
を防ぐことにより、ゴミ受けカゴを効率良く回転させる
ことができる。
【0068】また、持ち上げ手段が、ゴミ受けカゴ側に
設けられた磁石と、ゴミ受けカゴを回転させる駆動源側
に設けられた磁石とが反発する向きに配設された構成で
ある場合には、持ち上げ手段によってゴミ受けカゴを持
ち上げて浮き上がらせることにより、小さな駆動力でも
ゴミ受けカゴを回転させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るゴミ受け脱水装置の内
装側主要部の分解斜視図である。
【図2】本発明の実施例1に係るゴミ受け脱水装置の外
装側主要部の分解斜視図である。
【図3】実施例1に係る平常使用時の片側断面図であ
る。
【図4】実施例1に係る脱水動作時の片側断面図であ
る。
【図5】実施例1に係る水車とケーシングの横断面説明
図である。
【図6】噴射ノズルを縁切りさせた実施例の部分拡大図
である。
【図7】実施例2に係る脱水動作時の片側断面図であ
る。
【図8】下部磁性体ユニットの拡大斜視図である。
【図9】図7におけるC−C線断面図である。
【図10】実施例2に係る平常使用時の片側断面図であ
る。
【符号の説明】
1,100:ゴミ受け脱水装置 2,120:ケーシング 21:排水孔 3:アタッチメント 4:水車 41:水車の羽根 5:脱水筒(支持手段、実施例1の駆動力伝達手段) 6:ゴミ受けカゴ 7:シャフト(実施例1の駆動力伝達手段) 8:排水口 9:噴射ノズル 110:脱水筒 150:持ち上げ手段 151:上部磁石ユニット(上部磁石) 152:下部磁石ユニット(下部磁石) 140:モータ 130:実施例2の駆動力伝達手段 160:バッテリユニット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部に開口を有する有底筒状に形成され前
    記開口が下方から流し台の排水口を臨むように流し台に
    取り付けられるようになっているとともに底部に下水管
    に連結される排水孔が設けられたケーシングと、上部に
    開口を有する筒状に形成され、少なくとも下端部が前記
    ケーシング内に臨み、前記排水口から流れ込むゴミを漉
    し取るようになっているゴミ受けカゴと、このゴミ受け
    カゴをその筒の中心軸周りに回転自在に支持するゴミ受
    けカゴの支持手段と、前記ゴミ受けカゴの回転時にゴミ
    受けカゴの鍔部が周囲の他の部材に擦り付けられること
    のないようにゴミ受けカゴを上方に持ち上げる持ち上げ
    手段とを備えてなる流し台のゴミ受け脱水装置。
  2. 【請求項2】上部に開口を有する有底筒状に形成され上
    縁が流し台の排水口に取り付けられているケーシング部
    材の底部を切除して形成されたアタッチメントに、前記
    のケーシングを取り付けることにより、流し台に取り付
    けられるようになっている請求項1に記載の流し台のゴ
    ミ受け脱水装置。
  3. 【請求項3】ケーシング内に水車と、この水車の羽根に
    ケーシングの外部から供給された水を噴射して水車を回
    転させることにより得られた駆動力をゴミ受けカゴに伝
    達してゴミ受けカゴを回転させる駆動力伝達手段とを備
    える請求項1又は2に記載の流し台のゴミ受け脱水装
    置。
  4. 【請求項4】ケーシングの外面側に配設されてゴミ受け
    カゴに回転駆動力を供給するモータと、このモータから
    得られた回転駆動力をゴミ受けカゴに伝達してゴミ受け
    カゴを回転させる駆動力伝達手段とを備える請求項1又
    は2に記載の流し台のゴミ受け脱水装置。
  5. 【請求項5】持ち上げ手段が、ゴミ受けカゴ側に設けら
    れた上部磁石と、この上部磁石と反発し反発力によって
    上部磁石とともにゴミ受けカゴを持ち上げる下部磁石と
    を備えている請求項1〜3の何れかに記載の流し台のゴ
    ミ受け脱水装置。
JP25327399A 1999-07-22 1999-09-07 流し台のゴミ受け脱水装置 Pending JP2001090140A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003130558A (ja) * 2001-10-30 2003-05-08 Sanki Eng Co Ltd 冷却塔付属のストレーナ
JP2007120040A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Inax Corp 排水トラップ
JP2012101206A (ja) * 2010-11-12 2012-05-31 Lixil Corp 脱水装置
CN107487569A (zh) * 2017-09-04 2017-12-19 佛山市文飞科技有限公司 一种带滤网的垃圾桶

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