JP2001089805A - 還元鉄の製造装置 - Google Patents

還元鉄の製造装置

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JP2001089805A
JP2001089805A JP26326599A JP26326599A JP2001089805A JP 2001089805 A JP2001089805 A JP 2001089805A JP 26326599 A JP26326599 A JP 26326599A JP 26326599 A JP26326599 A JP 26326599A JP 2001089805 A JP2001089805 A JP 2001089805A
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JP
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exhaust gas
gas
reduced iron
cooling
exhaust
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JP26326599A
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English (en)
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Susumu Kamikawa
進 神川
Koichi Hirata
耕一 平田
Hideaki Mizushiro
英明 水城
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21BMANUFACTURE OF IRON OR STEEL
    • C21B13/00Making spongy iron or liquid steel, by direct processes
    • C21B13/10Making spongy iron or liquid steel, by direct processes in hearth-type furnaces
    • C21B13/105Rotary hearth-type furnaces

Abstract

(57)【要約】 【課題】 還元鉄の製造装置において、排気ガス中の未
燃ガスを除去することで周辺環境の悪化を防止する。 【解決手段】 還元炉19の排気ダクト33に、排出さ
れた直後の排気ガスを冷却ジャケット41で冷却しなが
ら、この排気ガス対してアフターバーナー42により燃
焼用空気を供給して未燃ガス(COガス)を燃焼する冷
却ダクト43を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄原料と還元剤と
の混合粉末を造粒したペレットを高温雰囲気中で還元し
て還元鉄を製造する還元鉄の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来の還元鉄の製造装置による製
造工程を表す概略を示す。
【0003】従来の還元鉄の製造装置において、図4に
示すように、まず、鉄鉱石の粉末と石炭の粉末と結合剤
とが図示しないミキサーによって混合され、この混合粉
末がペレタイザー001にてグリーンボール(生ペレッ
ト)GBに造粒される。次に、グリーンボールGBは、乾燥
機002に投入され、後述する還元炉004からの排気ガスに
より乾燥される。そして、乾燥したグリーンボールGBは
ペレット供給装置003により還元炉004に供給される。一
方、この還元炉004内はバーナー005により加熱されて高
温雰囲気に維持され、内部の排気ガスが排気ダクト006
から排出されている。
【0004】そのため、グリーンボールGBは、還元炉00
4内を移動するときに炉壁からの輻射熱により加熱さ
れ、石炭により鉄鉱石中の酸化鉄を還元することでペレ
ット状の還元鉄が生成される。そして、還元済ペレット
はペレット排出装置007により排出され、容器008に収容
される。なお、排気ダクト006から排出された排気ガス
は一次冷却器009で冷却されてから熱交換器010に送ら
れ、ここで熱交換が行われて昇温した空気が還元炉004
に送られ、燃料と共に炉内に供給される。一方、排気ガ
スは二次冷却器011で再び冷却されその一部が、前述し
たように、グリーンボールGBの乾燥用空気として乾燥機
002に送られ、その後、集塵機012で清浄化されて大気に
放出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、還元
炉004内の排気ガスは排気ダクト006から外部に排出さ
れ、一次冷却器009、熱交換器010、二次冷却器011で冷
却されてから集塵機012で清浄化されて大気に放出され
る。ところが、グリーンボールGBの原料となる鉄鉱石や
石炭、あるいはバーナー005で使用される燃料の種類に
よっては、この排気ガス中に未燃ガス(COガス)が混
入する場合があり、周辺環境を悪化させてしまう虞があ
る。
【0006】本発明はこのような問題を解決するもので
あり、排気ガス中の未燃ガスを除去することで周辺環境
の悪化を防止する還元鉄の製造装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明の還元鉄の製造装置は、鉄原料と還
元剤との混合粉末を造粒したペレットを高温雰囲気中で
還元して還元鉄を製造する還元鉄の製造装置において、
外部に排出された直後の排気ガスを冷却する冷却ジャケ
ットと該排気ガスに対して燃焼用空気を供給する空気供
給手段とを有する冷却ダクトを設けたことを特徴とする
ものである。
【0008】また、請求項2の発明の還元鉄の製造装置
では、前記冷却ダクトにおける前記排気ガスの流動方向
下流側に、該排気ガスの流速を低下させるガス流速低下
手段を設けたことを特徴としている。
【0009】また、請求項3の発明の還元鉄の製造装置
では、前記ガス流速低下手段は、前記排気ガス中のダス
トを回収する集塵手段を有することを特徴としている。
【0010】また、請求項4の発明の還元鉄の製造装置
では、前記冷却ダクトにおける前記排気ガスの流動方向
下流側に、該排気ガスの旋回流を発生させるガス旋回流
発生手段を設けたことを特徴としている。
【0011】また、請求項5の発明の還元鉄の製造装置
では、前記ガス旋回流発生手段は、前記排気ガス中のダ
ストを回収するサイクロンを有することを特徴としてい
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0013】図1に本発明の第1実施形態に係る還元鉄
の製造装置の概略構成を示す。
【0014】本実施形態の還元鉄の製造装置において、
図1に示すように、ペレットの原材料となる鉄鉱石の粉
末(鉄原料)と石炭の粉末(還元剤)と石灰石の粉末と
はそれぞれホッパ11,12,13から供給され、ホッ
パ14から供給された結合剤と共にミキサー15で混合
される。この混合粉末はペレタイザー16にて直径10
〜20mmのグリーンボール(生ペレット)GBに造粒さ
れ、乾燥機17に投入され、後述する還元炉19からの
排気ガスにより乾燥される。乾燥したグリーンボールGB
はコンベヤ18を介してペレット供給装置31により還
元炉19に供給される。
【0015】この還元炉19にはバーナー32が装着さ
れ、内部が加熱されて高温雰囲気に維持され、排気ガス
が排気ダクト33から排出可能となっている。そのた
め、グリーンボールGBが還元炉19内を移動するときに
内部で高温に加熱され、石炭により鉄鉱石中の酸化鉄を
還元することでペレット状の還元鉄を生成することがで
きる。そして、還元済ペレットは、ペレット排出装置3
4により還元炉19内から搬出され、容器20に収容さ
れて次工程に搬送される。
【0016】一方、排気ダクト33から排出された排気
ガスは、所定温度まで冷却されてから、前述したよう
に、乾燥機17に循環されてグリーンボールGBの乾燥用
ガスとして用いられた後、清浄化されて大気に開放され
る。
【0017】ところが、還元炉19の排出される排気ガ
スには、グリーンボールGBの原料となる鉄鉱石や石炭、
あるいはバーナー32で使用される燃料などの種類によ
り、未燃ガス(COガス)が混入する場合がある。そこ
で、本実施形態では、還元炉19から排出された直後の
高温の排気ガスを冷却しながら、燃焼用の空気を供給す
ることで、排気ガスの昇温を抑制しながら未燃ガス(C
Oガス)を完全燃焼させるようにしている。
【0018】即ち、還元炉19の排気ダクト33には、
この排気ダクト33から排出された直後の排気ガスを冷
却する冷却ジャケット41とこの排気ガス対して燃焼用
空気を供給する空気供給手段としてのアフターバーナー
42とを有する冷却ダクト43が接続されている。この
冷却ジャケット41は、所定長さの複数の冷却管の外周
部を円筒形状をなすように溶接連結すると共に、複数の
冷却管を直列に連結して構成されており、一端部に冷却
水供給口44が、他端部に冷却水排出口45が形成され
ている。また、アフターバーナー42は、この冷却ジャ
ケット41内を流動する排気ガスに対して燃焼用空気を
供給するものであり、図示しない着火用のパイロットバ
ーナを有している。
【0019】従って、還元炉19の排気ダクト33から
排出された直後の排気ガスの温度は1200℃〜130
0℃であるため、冷却ダクト43にてこの排気ガスに対
してアフターバーナー42から空気を供給するだけでC
Oガスを燃焼させることができる。この場合、排気ガス
中のCOガスと供給された空気とが十分に混合して燃焼
するには、冷却ダクト43内に排気ガス中を所定時間以
上滞留させる必要があり、冷却ダクト43の内径に応じ
てその長さが設定されている。また、排気ガス中のCO
ガスを燃焼させるためには、排気ガス中の温度が800
℃以上でよく、冷却水供給口44から冷却水を供給して
冷却水排出口45から排出することで、冷却ジャケット
41に冷却水を循環して排気ガスを冷却し、COガスの
燃焼に伴う排気ガス温度の上昇を抑制している。更に、
排気ガス中(COガス)と空気との混合不良などにより
失火した場合、パイロットバーナを用いて着火すること
ができる。
【0020】そして、この冷却ダクト43には、水スプ
レー式の一次冷却器21、熱交換器22及び送風ファン
23、二次冷却器24が連結されている。即ち、冷却ダ
クト43から排出された排気ガスは、一次冷却器21で
冷却されてから熱交換器22で送風ファン23により送
られた空気と熱交換を行ってから、二次冷却器24で再
び冷却される。なお、熱交換器22で加熱された空気は
還元炉19に送られ、燃料と共に炉内に供給される。そ
して、二次冷却器24で冷却された排気ガスは、ファン
25により乾燥機17に送られ、ここでグリーンボール
GBを乾燥してから、集塵機26で清浄化され、更に排気
ファン27により煙突28に送られ、脱硫されてから大
気に放出される。
【0021】このように本実施形態の還元鉄の製造装置
にあっては、還元炉19の排気ダクト33に、排出され
た直後の排気ガスを冷却ジャケット41で冷却しなが
ら、この排気ガス対してアフターバーナー42により燃
焼用空気を供給して未燃ガス(COガス)を燃焼する冷
却ダクト43を接続している。従って、排気ガスがこの
冷却ダクト43内を通過するときに、排気ガス中の未燃
ガス(COガス)が完全燃焼することとなり、この未燃
ガスの大気放出を阻止して周辺環境の悪化を防止するこ
とができる。また、冷却ダクト43でCOガスが完全燃
焼された排気ガスは、900℃〜1100℃に冷却され
ることで、以降のNOx除去に最適な温度にすることが
できる。
【0022】図2に本発明の第2実施形態に係る還元鉄
の製造装置の概略構成を示す。なお、以下に説明する各
実施形態にて、前述した実施形態で説明したものと同様
の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説
明は省略する。
【0023】本実施形態の還元鉄の製造装置では、図2
に示すように、還元炉19から排出された直後の高温の
排気ガスを冷却しながら、燃焼用の空気を供給すること
で、排気ガスの昇温を抑制しながら未燃ガス(COガ
ス)を燃焼させると共に、その後、排気ガスの流速を低
下させることで、排気ガスを完全燃焼させながら、排気
ガス中のダストを回収するようにしている。
【0024】即ち、還元炉19の排気ダクト33には、
この排気ダクト33から排出された直後の排気ガスを冷
却する冷却ジャケット51とこの排気ガス対して燃焼用
空気を供給する空気供給手段としてのアフターバーナー
52とを有する冷却ダクト53が接続されている。この
冷却ダクト53は前述した実施形態の冷却ダクト43と
ほぼ同様の構成となっており、冷却ジャケット51は、
冷却水供給口54と冷却水排出口55とを有し、アフタ
ーバーナー52は着火用のパイロットバーナを有してい
る。そして、冷却ダクト53は冷却ダクト43に比べて
短く設定されている。
【0025】また、冷却ダクト53における排気ガスの
出口側には、排気ガスの流速を低下させるガス流速低下
手段及び排気ガス中のダストを回収する集塵手段として
の集塵室61が接続されている。この集塵室61は流路
断面積を冷却ダクト53よりも大きく形成することで、
排気ガスの流速を低下させるようにしている。また、集
塵室61内に複数の邪魔板62を取付けることで排気ガ
ス流路を湾曲させている。更に、集塵室61の下部には
ダストを回収するホッパ63が形成されている。
【0026】従って、還元炉19の排気ダクト33から
排出された直後の排気ガスに対して、冷却ダクト53に
てアフターバーナー52から空気を供給するだけでCO
ガスを燃焼させることができる。また、このとき、冷却
ジャケット51に冷却水を循環することで排気ガスを冷
却し、COガスの燃焼に伴う排気ガス温度の上昇を抑制
している。そして、冷却ダクト53から排出された排気
ガスは、集塵室61に流入してその流速が低下して滞留
時間が長くなるため、冷却ダクト53で処理されずに残
ったCOガスと空気とが十分に混合し、完全燃焼するこ
とができる。また、集塵室61にて排気ガスはその流速
が低下し、且つ、複数の邪魔板62に衝突することで、
排気ガス中の比較的重いダストが落下し、集塵室61の
下部のホッパ63に回収され、図示しない排出シュート
から外部にすることができる。
【0027】このように本実施形態の還元鉄の製造装置
にあっては、還元炉19の排気ダクト33に、排出され
た直後の排気ガスを冷却ジャケット51で冷却しなが
ら、この排気ガス対してアフターバーナー52により燃
焼用空気を供給して未燃ガス(COガス)を燃焼する冷
却ダクト53を接続し、また、この冷却ダクト53に、
排気ガスの流速を低下させると共に排気ガス中のダスト
を回収する集塵室61を接続している。従って、排気ガ
スがこの冷却ダクト53内を通過するときに排気ガス中
の未燃ガス(COガス)が燃焼し、また、排気ガスが集
塵室61を通過するときに流速が低下して残留した未燃
ガスが完全燃焼し、且つ、排気ガスに含有するダストを
回収することとなり、この未燃ガスやダストの大気放出
を阻止して周辺環境の悪化を防止することができる。そ
して、集塵室61で排気ガスの流速を低下して未燃ガス
を完全燃焼できるため、冷却ダクト53の短く設定する
ことができる。
【0028】図3に本発明の第3実施形態に係る還元鉄
の製造装置の概略構成を示す。
【0029】本実施形態の還元鉄の製造装置では、図3
に示すように、還元炉19から排出された直後の高温の
排気ガスを冷却しながら、燃焼用の空気を供給すること
で、排気ガスの昇温を抑制しながら未燃ガス(COガ
ス)を燃焼させると共に、その後、排気ガスを旋回流と
することで、排気ガスを完全燃焼させながら、排気ガス
中のダストを回収するようにしている。
【0030】即ち、還元炉19の排気ダクト33には、
この排気ダクト33から排出された直後の排気ガスを冷
却する冷却ジャケット71とこの排気ガス対して燃焼用
空気を供給する空気供給手段としてのアフターバーナー
72とを有する冷却ダクト73が接続されている。この
冷却ダクト73は前述した実施形態の冷却ダクト43と
ほぼ同様の構成となっており、冷却ジャケット71は、
冷却水供給口74と冷却水排出口75とを有し、アフタ
ーバーナー72は着火用のパイロットバーナを有してい
る。そして、冷却ダクト73は冷却ダクト43に比べて
短く設定されている。
【0031】また、冷却ダクト73における排気ガスの
出口側には、排気ガスの旋回流を発生させるガス旋回流
発生手段として排気ガス中のダストを回収するサイクロ
ン81が接続されている。このサイクロン81は内部で
排気ガスを旋回流とすることで、排気ガスの滞留時間を
長くするようにしている。また、サイクロン81の側部
には排気ガスを接線方向に取り込むガス供給口82が設
けられる一方、上部にはガス排出口83が設けられ、更
に、サイクロン81の下部にはダストを回収するホッパ
84が設けられている。
【0032】従って、還元炉19の排気ダクト33から
排出された直後の排気ガスに対して、冷却ダクト63に
てアフターバーナー62から空気を供給するだけでCO
ガスを燃焼させることができる。また、このとき、冷却
ジャケット71に冷却水を循環することで排気ガスを冷
却し、COガスの燃焼に伴う排気ガス温度の上昇を抑制
している。そして、冷却ダクト73から排出された排気
ガスは、サイクロン81にガス供給口62から流入して
旋回流となって滞留時間が長くなるため、冷却ダクト7
3で処理されずに残ったCOガスと空気とが十分に混合
し、完全燃焼することができる。また、サイクロン81
にて排気ガスの旋回流により軽いガスはガス排出口83
から外部にされる一方、排気ガス中の比較的重いダスト
が沈降し、サイクロン81の下部のホッパ84に回収さ
れ、図示しない排出シュートから外部にすることができ
る。
【0033】このように本実施形態の還元鉄の製造装置
にあっては、還元炉19の排気ダクト33に、排出され
た直後の排気ガスを冷却ジャケット71で冷却しなが
ら、この排気ガス対してアフターバーナー72により燃
焼用空気を供給して未燃ガス(COガス)を燃焼する冷
却ダクト73を接続し、また、この冷却ダクト73に、
排気ガスを旋回流とすると共に排気ガス中のダストを回
収するサイクロン81を接続している。従って、排気ガ
スがこの冷却ダクト73内を通過するときに排気ガス中
の未燃ガス(COガス)が燃焼し、また、排気ガスがサ
イクロン81内で旋回流となって滞留時間が長くなり、
残留した未燃ガスが完全燃焼し、且つ、排気ガスに含有
するダストを回収することとなり、この未燃ガスやダス
トの大気放出を阻止して周辺環境の悪化を防止すること
ができる。
【0034】なお、上記実施形態では、冷却ダクト4
3,53,73の冷却ジャケット41,51,71を、
複数の冷却管の外周部を円筒形状をなすように溶接連結
して構成したが、円筒管の外周部に冷却管を周方向に巻
き付けて構成してもよい。また、ガス流速低下手段及び
集塵手段としての集塵室61を設けたが、冷却ダクト5
3の下流端部の径を大きくしたガス流速低下手段を構成
し、冷却ダクト53内に邪魔板を取付けて集塵手段を構
成してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように請求項1の発明の還元鉄の製造装置によれば、鉄
原料と還元剤との混合粉末を造粒したペレットを高温雰
囲気中で還元して還元鉄を製造する還元鉄の製造装置に
おいて、外部に排出された直後の排気ガスを冷却する冷
却ジャケットと排気ガスに対して燃焼用空気を供給する
空気供給手段とを有する冷却ダクトを設けたので、排気
ガスがこの冷却ダクトを通過するときに、排気ガス中の
未燃ガスが燃焼用空気により完全燃焼することとなり、
この未燃ガスの大気放出を阻止して周辺環境の悪化を防
止することができると共に、排気ガスは燃焼時に冷却さ
れることで、温度上昇を抑制することができる。
【0036】また、請求項2の発明の還元鉄の製造装置
によれば、冷却ダクトにおける排気ガスの流動方向下流
側に排気ガスの流速を低下させるガス流速低下手段を設
けたので、排気ガスが冷却ダクトを通過するときに、排
気ガス中の未燃ガスが燃焼用空気により燃焼し、更に、
その下流側で流速が低下することで滞留時間が長くな
り、未燃ガスを確実に燃焼することができる。
【0037】また、請求項3の発明の還元鉄の製造装置
によれば、ガス流速低下手段に排気ガス中のダストを回
収する集塵手段を設けたので、排気ガスが冷却ダクトを
通過するときに、排気ガス中の未燃ガスが燃焼用空気に
より燃焼し、更に、その下流側で流速が低下して滞留時
間が長くなることで、排気ガスに含有する比較的重いダ
ストが落下して回収されることとなり、未燃ガスやダス
トの大気放出を阻止して周辺環境の悪化を防止すること
ができる。
【0038】また、請求項4の発明の還元鉄の製造装置
によれば、冷却ダクトにおける排気ガスの流動方向下流
側に排気ガスの旋回流を発生させるガス旋回流発生手段
を設けたので、排気ガスが冷却ダクトを通過するとき
に、排気ガス中の未燃ガスが燃焼用空気により燃焼し、
更に、その下流側で排気ガスの旋回流が発生することで
滞留時間が長くなり、未燃ガスを確実に燃焼することが
できる。
【0039】また、請求項5の発明の還元鉄の製造装置
によれば、ガス旋回流発生手段に排気ガス中のダストを
回収するサイクロンを設けたので、排気ガスが冷却ダク
トを通過するときに、排気ガス中の未燃ガスが燃焼用空
気により燃焼し、更に、その下流側のサイクロンで排気
ガスの旋回流が発生して滞留時間が長くなることで、排
気ガスに含有する比較的重いダストが落下して回収され
ることとなり、未燃ガスやダストの大気放出を阻止して
周辺環境の悪化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る還元鉄の製造装置
の概略構成図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る還元鉄の製造装置
の概略構成図である。
【図3】本発明の第3実施形態に係る還元鉄の製造装置
の概略構成図である。
【図4】従来の還元鉄の製造装置による製造工程を表す
概略図である。
【符号の説明】
15 ミキサー 16 ペレタイザー 17 乾燥機 19 還元炉 20 容器 31 ペレット供給装置 32 バーナ 33 排気ダクト 34 ペレット排出装置 41,51,71 冷却ジャケット 42,54,72 アフターバーナー(空気供給手段) 43,53,73 冷却ダクト 61 集塵室(ガス流速低下手段、集塵手段) 81 サイクロン(ガス旋回流発生手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水城 英明 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 Fターム(参考) 4K001 AA10 BA02 CA44 DA01 4K012 CA05 CA07 CB02 CB07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄原料と還元剤との混合粉末を造粒した
    ペレットを高温雰囲気中で還元して還元鉄を製造する還
    元鉄の製造装置において、外部に排出された直後の排気
    ガスを冷却する冷却ジャケットと該排気ガスに対して燃
    焼用空気を供給する空気供給手段とを有する冷却ダクト
    を設けたことを特徴とする還元鉄の製造装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の還元鉄の製造装置におい
    て、前記冷却ダクトにおける前記排気ガスの流動方向下
    流側に、該排気ガスの流速を低下させるガス流速低下手
    段を設けたことを特徴とする還元鉄の製造装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の還元鉄の製造装置におい
    て、前記ガス流速低下手段は、前記排気ガス中のダスト
    を回収する集塵手段を有することを特徴とする還元鉄の
    製造装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の還元鉄の製造装置におい
    て、前記冷却ダクトにおける前記排気ガスの流動方向下
    流側に、該排気ガスの旋回流を発生させるガス旋回流発
    生手段を設けたことを特徴とする還元鉄の製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の還元鉄の製造装置におい
    て、前記ガス旋回流発生手段は、前記排気ガス中のダス
    トを回収するサイクロンを有することを特徴とする還元
    鉄の製造装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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