JP2001088512A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
空気入りラジアルタイヤInfo
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- JP2001088512A JP2001088512A JP27056799A JP27056799A JP2001088512A JP 2001088512 A JP2001088512 A JP 2001088512A JP 27056799 A JP27056799 A JP 27056799A JP 27056799 A JP27056799 A JP 27056799A JP 2001088512 A JP2001088512 A JP 2001088512A
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Abstract
ラジアルタイヤを提供すること。 【解決手段】 単線11又は撚線12に波形或いはコイ
ル状など変形加工を施す。このようにした1本又は複数
本束の線条物にゴム被覆を施し、そのゴム被覆された線
条体13よりなるキャッププライ2をブレーカーベルト
7bの外径側に配置する。そのキャッププライ2を偏平
三角形状断面を有する硬質ゴムリングと併用してブレー
カーベルト7bをサンドイッチ状に複数回巻回する。ビ
ード部8側部に、ビードワイヤー9と同芯状に複数回、
径方向に間隔を開けて複数層巻回補強14を設ける。
Description
に配慮を加えた空気入りラジアルタイヤに関するもので
ある。
カーベルトのキャッププライに関しては、例えば特開平
4−355121号公報に開示されている。この公報に
おいては、複数本の補強コードにゴムコートしたリボン
ゴムよりなるリボン状補強層が、2層のブレーカーベル
ト層の外径側において、2層のブレーカーベルト層の少
なくとも一方の側部区域にリボンゴム自身のオーバーラ
ップ状態で巻回されている。またリボン状補強層がブレ
ーカーベルトの巾全体を覆うように、かつ、巻回ピッチ
をブレーカーベルト層の中央区域で大きく側部区域で小
さくするように構成されている。
10−230714号公報(本出願人)がある。この技
術は、ビード部からショルダー部にかけて、N数ブロッ
クに分けて周方向の渦巻層を配設したものである。
計の形状より接地面のラウンドが小さくなる。これは、
遠心力による結果である。特にショルダー部がトレッド
側に近接する、所謂リフティング現象となる。この現象
防止のため前記の公開技術の如く改善が重ねられている
が、タイヤの軽量化に寄与するまでには至っていない。
安全走行のための1つの条件としての素早い応答性に関
しては、前記の本出願人の技術は効果を実現している
が、タイヤの軽量化には必ずしも満足できない。
答えることができるタイヤとは、安全と軽量化の両方を
満足させなければならない。この発明の目的は、前記の
安全性と軽量化の双方を満足できる空気入りラジアルタ
イヤを提供することにある。
めに請求項1の発明では、単線又は撚線に波形或いはコ
イル状などの如くその長さ方向において変形加工を施し
た1本又は複数本束の線条物にゴム被覆を施し、そのゴ
ム被覆された線条体をブレーカーベルトの外径側に配置
して、その線状体を偏平三角形状断面を有する硬質ゴム
リングと併用してブレーカーベルトをサンドイッチ状に
保持するキャッププライとして複数回巻回するととも
に、ビード部の側部に、ビードワイヤーと同芯状に複数
回、径方向に間隔を開けて複数層巻回の補強を設けたこ
とを要旨とする。
キャッププライを構成する線条体は金属である。請求項
3の発明では、請求項1において、キャッププライを構
成する線条体は非金属であることを要旨とする。
れかにおいて、硬質ゴムリングには制振ゴムが内側に配
設されていることを要旨とうする。請求項5の発明で
は、請求項1〜4のいずれかにおいて、硬質ゴムリング
は断面扁平三角形状をなし、その底辺がタイヤ内径側に
位置していることを要旨とする。
れかにおいて、キャッププライはブレーカーベルトの両
巾端部に設けられていることを要旨とする。請求項7の
発明では、請求項1〜5のいずれかにおいて、キャップ
プライはブレーカーベルトの幅全体に設けられているこ
とを要旨とする。
態を図1及び図2に従って説明する。図1は空気入りラ
ジアルタイヤ1の横断面を示す図であって、カーカス層
6の外径側にブレーカーベルト層7a,7bが積層状態
で配設されている。
内径側の両巾端部に接するように、制振ゴム3aを内包
した断面が偏平三角形状の硬質ゴムリング3が配設され
ている。硬質ゴムリング3は、その底辺側がタイヤ内径
側に位置している。この硬質ゴムリング3と協力してブ
レーカーベルト層7a,7bを保持するようにブレーカ
ーベルト層7aの両巾端部外径側に一対のキャッププラ
イ2が配置されている。
ード部8には、環状の硬鋼線よりなるビードコア9と、
その外周に貼着された断面三角形状の硬質ゴム製のエイ
ペックス10とが配設され、エイペックス10の側部に
は、ビード部補強層5が配設されている。
構成する線条材は、その長さ方向において波形又はコイ
ル状に変形加工された硬鋼単線11、或いは撚線12の
複数本を並列配置し、その周面をゴム被覆したゴム被覆
線条体13である。なお、サイドウォール部の補強層1
4はタイヤ1の径方向に複数併設した方が、より効果的
である。
プライ2については並列巻回1層のほか、2層以上の複
数層巻回の場合もある。一方、ビード部補強層5につい
ては、ビードコア9近傍が最も大きな剛性を必要とし、
エイペックス10の外径側に近づくに従って剛性を小さ
くしたいというタイヤの性質に倣って、図示の如く例え
ばビード部内径側から3層巻、間隔を開けて3層巻又は
2層巻、間隔を開けて2層巻又は1層巻、間隔を開けて
1層巻といった方法でよい。
示すように、キャッププライ2を1枚にしてて、その巻
回巾をブレーカーベルト層7a,7bの全巾をカバーす
るようにしてもよい。但し、この場合の前記線状体の巻
回ピッチ、即ち配列密度はブレーカーベルト層7a,7
bの巾方向側端部ほど密に、そして中央部ほど疎にする
ことが好ましい。
いては、キャッププライと偏平三角形状断面の硬質ゴム
リングとでブレーカーベルト層の変形を強制的に制御し
たことと、他方、ビード部補強層を配置したことによっ
て、タイヤとリムとの一体化が向上し、素早い応答性を
確保したこととの相乗効果により、ブレーカーベルト層
を薄くできるとともに、タイヤサイドウォール部を薄く
でき、15インチ及び16インチのラジアルタイヤで実
験の結果、約15%〜20%の軽量化を実現したラジア
ルタイヤを得ることができた。また、ブレーカーベルト
層の変形を抑制できることと、タイヤとリムとの一体化
が向上することにより、安全性の向上に寄与できる。
2を構成する線状体13を金属線で構成すれば、高抗張
力及び高剛性を確保でき、請求項3の発明ように、キャ
ッププライ2を構成する線状体13を非金属線で構成す
れば、軽量化を達成できる。
3内に制振ゴムを配設すれば、制振効果を期待でき、こ
のため、キャッププライ2のタイヤゴム15からの剥離
防止効果を期待できる。
3を断面扁平三角形状に形成し、その底辺がタイヤ内径
側に位置するようにすれば、硬質ゴムリング3を安定し
ておさめることができる。
2をブレーカーベルト7aの両巾端部に設ければ、キャ
ッププライ2全体の軽量化に寄与でき、請求項7の発明
のように、キャッププライをブレーカーベルトの幅全体
に設ければ、トレッド部の補強に有効である。
ヤの破断斜視図。
…硬質ゴムリング、4…制振ゴム、5…補強層、6…カ
ーカス層、11…硬鋼単線、12…撚線、13…ゴム被
覆線
Claims (7)
- 【請求項1】 単線又は撚線に波形或いはコイル状など
の如くその長さ方向において変形加工を施した1本又は
複数本束の線条物にゴム被覆を施し、そのゴム被覆され
た線条体をブレーカーベルトの外径側に配置して、その
線状体を偏平三角形状断面を有する硬質ゴムリングと併
用してブレーカーベルトをサンドイッチ状に保持するキ
ャッププライとして複数回巻回するとともに、ビード部
の側部に、ビードワイヤーと同芯状に複数回、径方向に
間隔を開けて複数層巻回の補強を設けたことを特徴とす
る空気入りラジアルタイヤ。 - 【請求項2】 キャッププライを構成する線条体は金属
である請求項1に記載の空気入りラジアルタイヤ。 - 【請求項3】 キャッププライを構成する線条体は非金
属である請求項1に記載の空気入りラジアルタイヤ。 - 【請求項4】 硬質ゴムリングの内側には制振ゴムが配
設されている請求項1〜3のいずれかに記載の空気入り
ラジアルタイヤ。 - 【請求項5】 硬質ゴムリングは断面扁平三角形状をな
し、その底辺がタイヤ内径側に位置している請求項1〜
4のいずれかに記載の空気入りラジアルタイヤ。 - 【請求項6】 キャッププライはブレーカーベルトの両
巾端部に設けられている請求項1〜5のいずれかに記載
の空気入りラジアルタイヤ。 - 【請求項7】 キャッププライはブレーカーベルトの幅
全体に設けられている請求項1〜5のいずれかに記載の
空気入りラジアルタイヤ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP27056799A JP3449692B2 (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 空気入りラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP27056799A JP3449692B2 (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 空気入りラジアルタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001088512A true JP2001088512A (ja) | 2001-04-03 |
JP3449692B2 JP3449692B2 (ja) | 2003-09-22 |
Family
ID=17487966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27056799A Expired - Fee Related JP3449692B2 (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 空気入りラジアルタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3449692B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006512243A (ja) * | 2002-12-26 | 2006-04-13 | ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン | 可変剛性の側壁部を備えた延長移動性のタイヤ |
JP2007050843A (ja) * | 2005-08-19 | 2007-03-01 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法 |
JP2008544912A (ja) * | 2005-06-30 | 2008-12-11 | ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン | 重車両用のタイヤ |
-
1999
- 1999-09-24 JP JP27056799A patent/JP3449692B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2007050843A (ja) * | 2005-08-19 | 2007-03-01 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法 |
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JP3449692B2 (ja) | 2003-09-22 |
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