JP2001087672A - 混合廃棄物等の分別処理水槽 - Google Patents
混合廃棄物等の分別処理水槽Info
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Abstract
ることの出来る、新規な構造の分別処理水槽を提供する
こと。 【解決手投】混合廃棄物を、水を収容した中空筒形状の
水槽本体12内へ供給し、水槽本体12を中心軸回りに
回転させることで、混合廃棄物を浮沈分離し、軽量物を
給水手段20によって排水流と共に排出させ、重量物を
水槽本体と共に回転する持上板28,30と、沈下物収
集手段56によって搬出するようにした。このように水
槽本体の中心軸回りの回転作動を、浮遊選別だけでなく
排出手段においても利用することにより、効率的に分別
処理が出来る、新規な構造の分別処理水槽を実現した。
Description
ように複数種類の廃材が混合した混合廃棄物などを、比
重差を利用して重量物と軽量物に自動的に分別すること
の出来る混合廃棄物等の分別処理水槽に関するものであ
る。
構造物を取り壊した際等に発生する混合廃棄物は、石や
土、砂、コンクリート、陶磁器やガラスの破片、木材の
破片、合成樹脂の破片やシート、鉄等の金属、紙屑等の
種々雑多なものが、種々なる形や大きさで含まれてお
り、その分別が困難で処理が社会的な問題にもなってい
る。
て、石等の埋め戻し材料と、合成樹脂や木材等の再資源
材料と、焼却材等に分別することによって、その処理を
容易とする分別処理装置が、従来から幾つか提案されて
おり、その一種として、水等の適当な比重を有する分別
用水を用い、混合廃棄物の比重差を利用して、沈下する
重量物と、浮揚する軽量物に分別する分別処理水槽が、
知られている。即ち、一般に、混合廃棄物に含まれる各
種の部材は、材質毎に異なる比重を有することに加え
て、重量物は金属やガラス,石,陶磁器等の不燃性無機
物が多い一方、軽量物は木や合成樹脂,紙等の可燃性有
機物が多いことから、重量(比重)による分別が有利に
採用され得るのである。このような分別処理水槽とし
て、具体的には、例えば、特開平8−89839号公報
や特開平9−313976号公報等に記載のものが、挙
げられる。
分別された重量物や軽量物の水槽からの搬出性能が充分
でなく、そのために、処理能力が低く極めて大形化する
傾向があることに加えて、構造的に充分な耐久性を得る
ことが難しい等という問題があった。即ち、前者(特開
平8−89839号)の公報に記載された分別処理水槽
においては、分離槽の底部に沈下した重量物を、回転ス
クリーンの外周面に突設した螺旋状の外周フィンで掻き
上げて排出するようになっていることから、かかる重量
物が、分離槽と外周フィンに摺接し続けることに加え
て、それら分離槽と外周フィンの問に挟まり易いため
に、分離槽や外周フィンの摩耗や損傷等が問題となり易
いのであり、また、分別用水中に浮揚する軽量物を回転
スクリーンの内周面に突設した螺旋状の内周フィンで掻
き上げて排出する場合にも、軽量物を内周フィンで捕捉
しづらいことに加えて、かかる軽量物が回転スクリーン
や内周フィンに張り付くこと等によって、容易に排出さ
れ得なくなってしまうという間題があった。更に、後者
(特開平9−313976号)の公報に記載された分別
処理水槽においては、分離槽の底部に沈下した重量物
を、分離槽の底部に配設したベルトコンベアで運び出す
ようになっていることから、ベルトコンべア上での滑り
等によって充分な搬出性が得られ難いのであり、また、
分別用水中に浮揚する軽量物をブラシ状の移送部材で引
っ掛けて掻き出す場合にも、軽量物を捕捉しづらい等と
いう問題があった。
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、混合廃棄物等を、効率的に重量物と軽量物
に分別することの出来る、新規な構造の分別処理水槽を
提供することにある。
された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各
態様は、任意の組み合わせで採用可能である。また、本
発明の態様および技術的特徴は、以下に記載のものに限
定されることなく、明細書全体および図面に記載され、
或いはそれらの記載から当業者が把握することの出来る
発明思想に基づいて認識されるものであることが理解さ
れるべきである。
ころは、(a)中空筒形状の胴部における軸方向一方の
開口が絞られて小口部とされた水槽本体と、(b)該水
槽本体の中心軸を傾斜させて、前記小口部側が斜め下方
に位置する状態で、該水槽本体を中心軸回りに回転可能
に支持せしめる支持手段と、(c)前記水槽本体を中心
軸回りに回転駆動せしめる駆動手投と、(d)前記水槽
本体に分別用水を供給し、該水槽本体内に分別用水を溜
めると共に、前記小口部側から余剰水を浮揚物と共に排
出させる給水手段と、(e)前記水槽本体における少な
くとも前記小口部側の最深部分に位置せしめられるよう
に、該水槽本体の内周面に固定的に突設されて略軸方向
に延び、該水槽本体の中心軸回りの回転に伴って、前記
分別用水内に沈下せしめられた沈下物を水中から持ち上
げる持上板と、(f)前記水槽本体に対して、前記小口
部から挿入状態で配設されて、前記持上板によって水中
から持ち上げられて該持上板から落下せしめられた沈下
物を受け取り、該水槽本体から外部に取り出す沈下物収
集手段とを、有する混合廃棄物等の分別処理水槽にあ
る。
処理水槽においては、水槽内の水中に混合廃棄物が供給
されると、水中で水との比重差により軽量物と重量物に
分別される。そして、軽量物は水面付近に浮揚し、給水
手段によって、分離水槽外に排出される。また、重量物
は水槽底部に沈下するが、水槽本体の小口部側が斜め下
方に位置するように水槽の中心軸が傾斜させられてお
り、水槽本体がその傾斜した中心軸回りに回転している
ため、沈下物は小口部側付近の最深部分へ水槽底面上を
滑りながら移動する。その後、この移動した沈下物は、
前記水槽本体の最深部分の内周面に突設された持上板に
より、水槽本体の中心軸回りの回転に伴って確実に水中
からすくい上げられると共に、沈下物収集手段の上方に
落下させられる。
最深部へ集積したところを水槽本体の回転によって沈下
物を持ち上げる持上板を用いることで取り残しを防ぎ、
効率的に排出口側へ搬送出来るのである。軽量物につい
ては、従来、水中での浮揚物の捕捉を徹底することが難
しいという点が搬出性の不充分さにつながっていたが、
本態様においては浮揚物を水のオーバーフローで排出部
側へ送り、また特に、前記給水手段により分別用水内に
その浮揚物を含む水流を形成することで、水槽内にコン
べアやスクリュー等、別体構造の搬送手段を設けなくて
も的確に分別水槽の外部へ排出できる。このように本態
様に従う構造とされた分別処理水槽においては、軽量物
と重量物をそれぞれ確実に且つ効率的に排出できると共
に、排出時における軽量物や重量物の装置上での強制的
な移送や圧接が回避されることから、軽量物や重量物の
排出機構における排出物と装置の接触または装置同士の
接触による磨耗や損傷が防がれ、耐久性にも優れてい
る。更に、それら軽量物や重量物の排出機構において特
別な駆動源や駆動機構等が必要とされないことから、装
置の構造が簡単になると共に、高い搬出効率が実現され
ることとなり、装置のコンパクト化も実現可能とされる
のである。
た材質であればよく、例えば鉄等の金属材が適してい
る。また、水槽本体の形状は、本態様では円筒形状とし
たが、多角筒形状でもよい。更に、前記支持手段として
は、例えば、水槽本体の下部外周面を、中心線を挟んだ
両側から支持せしめる複数対のローラ等、水槽本体の排
出部側が斜め下方に位置するように中心軸を傾斜させた
状態で、水槽本体を中心軸回りに回転駆動させることの
できる支持手投が、何れも採用可能である。また、分別
用水としては、例えば、水でもよいし、砂鉄等を混入し
て比重調節した水等も適宜に採用可能である。更にま
た、持上板は、例えば、水槽本体の内周面にボルト,溶
接等での適当な固着手段によって固設されることとな
り、例えば、中心軸に向かって略垂直に突設する他、重
量物の引っ掛かりを良くするために、突出先端側に行く
に従って水槽本体の回転方向前方に向かうように周方向
に傾斜させて設けても良く、また、持上板に水抜きの孔
を開けて水を逃がすようにすることも可能である。ま
た、持上板は、一枚でも良いが、周方向に離間して複数
枚設けることが望ましく、それによって、重量物の排出
効率ひいては処理能力の更なる向上が図られ得る。ただ
し、かかる持上板は、水槽本体の回転によって水槽に沈
下した重量物を係止乃至は載置せしめて持ち上げ得るも
のであれば良く、必ずしも、水槽本体の軸方向全長に亘
って形成する必要はない。更に、沈下物収集手段として
は、重力や回転運動力で持上板から落下せしめられた重
量物を受けるものであればよく、例えば、水槽内の水面
上に配されて、上方に開口するボックス状のもの等が採
用可能である。また、かかる沈下物収集手段として、シ
ュートやコンベア等のようなものを利用すると、水槽外
部に重量廃棄物を自動的に排出することが可能となる。
態様に従う構造において、前記水槽本体における前記小
口部と軸方向反対側の開口部から、分別処理すべき混合
廃棄物等を投入する投入手段を設けたことを、特徴とす
る。このような本態様の分別処理水槽によれば、投入手
段によって、水槽本体の他方の開口部を巧く利用して、
混合廃棄物を水槽内部に容易に投入することが出来る。
また、コンべア等の搬送手投を用いて、混合廃棄物を水
槽本体へ自動的に投入するようにすれば、更なる分別効
率の向上が図られ得る。
は第二の態様に従う構造において、前記水槽本体内に溜
められた分別用水内に圧縮エアを噴出することにより、
該分別用水の表層部分において前記小口部側に向かって
動く気泡を生ぜしめるエアジェット手投を設けたことを
特徴とする。このような本態様に従う構造によれば、エ
アジェット手段が作り出す気泡流の作用によって、分別
用水の表層部分を流れる軽量物の排出が促進され、処理
能力の更なる向上につながる。
至第三の何れかの態様に従う構造において、前記水槽本
体に収容配置されて、該水槽本体内に溜められた分別用
水の少なくとも表層部分に差し込まれ、該分別用水にお
ける水槽本体の中央部分を両側部分から仕切ることによ
り、該分別用水中の浮揚物の該水槽本体の両側部分への
拡散を制限する仕切柵体を設けたことを特徴とする。こ
のような本態様に従う構造においては、仕切柵体によっ
て、浮揚した軽量物が水槽本体内の中央部分に集められ
ることにより、軽量物の排出が促進されると共に、水槽
本体の両側部分や隅部等への軽量物の残留の防止効果が
得られる。なお、かかる仕切柵体は、水槽本体の内周面
に突設された持上板等との干渉による破損等を防止する
ために、そのような持上板等に接触しない大きさとして
も良いが、少なくとも接触部分を弾性変形可能な材質で
形成することにより、持上板等との干渉による損傷を回
避しつつ、中央部分を両側から有利に仕切る仕切柵体が
実現可能となる。
至第四の何れかの態様に従う構造において、前記水槽本
体の小口部において、軸方向外方に延び出す小径筒部を
設けると共に、該小径筒部に多数の水抜孔を設け、更に
該小径筒部の鉛直下方に、かかる水抜孔から排出される
分別用水を集める集水ますを設けたことを特徴とする。
このような本態様によれば、軽量物を水から有利に分離
して、水槽本体から排出させることが可能であり、ま
た、排出された分別用水は集水ますに集められるから、
分別用水の循環等の再利用も容易となる。なお、本態様
においては、小径筒部の外周側において、該小径筒部の
外周面に向かって開口するエア噴出孔を備えたエア噴出
手段が、好適に採用される。このエア噴出手段により、
小径筒部に張り付いた軽量物を、水抜孔を通じて噴出さ
れる圧縮エアによって、小径筒部から離脱させることが
出来、それによって、排出効率の低下等が回避されて連
続的な分別処理を安定して行うことが可能となる。
に従う構造において、前記小径筒部の内周面に突出する
案内板を該小径筒部の開口部側に行くに従って、該水槽
本体の回転方向後方側に位置するように、該小径筒部の
軸方向線に対して傾斜して固設せしめたことを特徴とす
る。このような本態様によれば、案内板の案内作用によ
り、軽量物を送り出すようにして小径筒部から排出させ
ることが可能であり、それによって、軽量物の小径筒部
への引っ掛かり等が有利に防止され、排出効率の更なる
向上と作動の安定化が図られ得る。なお、案内板には水
切り用の孔を設けることが望ましく、また、かかる案内
板は一枚でも良いが、周方向に離間して複数枚設けるこ
とにより、その効果がより有効に発揮される。
至第六の態様の何れかに従う構造において、前記水槽本
体の小口部側から排出された分別用水を集水して浄化す
ると共に、該分別用水を前記給水手段によって水槽本体
に供給せしめる水循環手段を設けたことを特徴とする。
このような本態様に従う構造によれば、分別用水の循環
経路に沿った水流が水槽本体内に形成されるため、水槽
本体内に浮揚した軽量物の小口部側への移動が助長され
ると共に、浄化した分別用水を循環させるので、水槽内
が衛生的に保たれ、被選別物や水槽内壁部、仕切柵体、
持上板への汚れの付着防止にも効果的である。なお、浄
化手段は、例えばフィルタ等で有利に実現される。ま
た、水循環手段としては、分別用水の集水部分からポン
プを使って揚水して給水手段を通じて水槽本体内に戻す
システム等が好適に採用される。更に、給水手段による
水槽本体内への給水箇所は混合廃棄物等の投入箇所より
も、小口部に対して反対側に設定するのが望ましい。蓋
し、水槽本体内において、混合廃棄物の投入箇所から排
出口としての小口部に向かう水流を生ぜしめることによ
り、分別された軽量物の排出効率ひいては選別能力の向
上が図られ得る。
にするために、本発明の一実施形態について、図面を参
照しつつ、詳細に説明する。
形態としての分別処理水槽10の全体概略構成を表す縦
断面図及び平面図が示されている。本実施形態の分別処
理水槽10は、全体として大径円筒形状を有する水槽本
体12を備えており、この水槽本体12が、支持手段1
4で支持されることにより、中心軸が水平線に対して所
定角度だけ傾斜した状態で配設されていると共に、駆動
手段18により、中心軸回りに回転作動せしめられるよ
うになっている。また、この水槽本体12には、給水手
段(給水パイプ20)によって分別用水が連続的に供給
されて、斜め下方の開口部側から連続的に排水されるこ
とにより、水槽本体12内において分別用水が所定深さ
で溜められた水槽が形成されるようになっている。そし
て、かかる水槽本体内12に、投入手段で混合廃棄物を
投入することにより、水槽本体12に蓄えられた分別用
水に対する比重差に基づいて、沈下する重量物と浮揚す
る軽量物に分離され、それら重量物と軽量物が、別々
に、水槽本体から取り出されるようになっているのであ
る。
で形成されており、一般に鉄等の金属製とされている。
前記水槽本体12は、図3,4に示されているように、
大径円筒形状を有する胴部としての中空ドラム13を備
えている。このドラム13の軸方向両側の開口部には、
何れもテーパ付円筒形状を有する投入側狭窄筒部22と
排出側狭窄筒部24が、それぞれ一体的に接続形成され
ており、ドラムの軸方向両側の内径寸法が小さくされて
いる。要するに、本実施形態では、かかる排出側狭窄筒
部24によって、ドラム13の軸方向一方の開口を絞る
小口部が形成されている。
は、小径円筒形状の小径筒部26が一体的に連結形成さ
れており、軸方向外方に向かって突出せしめられてい
る。また、この小径筒部26には水抜孔27が、全体に
亘って略均等に形成されている。これらの水抜孔27の
形状は特に限定されるものでないが、少なくとも、混合
廃棄物から分別しようとする軽量物(木片や合成樹脂片
等)を通さない程度に小さくされている。
の内周面には、径方向内方に突出する持上板としての持
上プレート28が固設されている。かかる持上プレート
28は、例えば鋼板等の剛性材で形成されており、略平
板形状を有している。そしてこの持上プレート28はボ
ルトや溶接等でドラム13に固着されることにより、ド
ラム13の略軸方向に所定長さ(本実施形態では、ドラ
ムの1/2〜1/4程度の軸方向長さで延びる状態で配
設されている。)更にまた、本実施形態では、排出側狭
窄筒部24の内周面からドラム13の持上プレート28
から連続して略軸方向に延びる持上プレート30が固設
されている。また、これらの持上げプレート28,30
には多数の透孔29,31が形成されている。なお、こ
れらの透孔29,31の形状は特に限定されるものでな
いが、少なくとも、混合廃棄物から分別しようとする重
量物(石や金属片等)を通さない程度に小さくされてい
る。特に本実施形態では、上述の如くドラム13と排出
側狭窄筒部24の内周面に形成された持上プレート2
8,30は図5に示されているように、周方向一方の側
に向かって僅かに傾斜せしめられている。また、これら
の持上プレート28,30は、周方向で互いに略一定間
隔を隔てて複数枚、互いに略平行に配設されている。更
に、これらの持上プレート28,30の突出高さは混合
廃棄物から分別しようとする重量物(石や金属片等)を
持ち上げ得るに充分な大きさに設定されるものであり、
一般に、数cm〜数十cmの高さで形成される。
向内方に突出する案内板としての案内プレート32が固
設されている。かかる案内プレート32は例えば銅板等
の剛性材で形成されており、略平板形状を有している。
そして、この案内プレート32はボルトや溶接等で小径
筒部26に固着されることにより、小径筒部26の軸方
向の略全長に亘って延びる状態で配設されている。ま
た、この案内プレート32は軸方向一方の側から他方の
側に行くに従って、周方向一方の側に向かって傾斜して
延びている。更に、これらの案内プレート32には多数
の透孔33が形成されている。なお、これらの透孔33
の形状は特に限定されるものでないが、少なくとも、混
合廃棄物から分別しようとする軽量物を通さない程度に
小さくされている。
12は支持手段14によって中心軸回りに回転可能に支
持されている。かかる支持手段14は基台16上に突設
されたブラケット35,35でそれぞれ支持された一対
の下方支持ローラ37,37からなる下方支持装置43
と、基台16上に突設されたブラケット39,39でそ
れぞれ支持された一対の上方支持ローラ41,41から
なる上方支持装置45を含んで構成されている。そし
て、下方支持装置43の下方支持ローラ37,37が、
水槽本体12における排出側狭窄筒部24の外周面に対
して、中心線を挟んだ両側の斜め下方を支えるように当
接せしめられると共に、上方支持装置45の上方支持ロ
ーラ41,41が、水槽本体12における投入側狭窄筒
部22の外周面に対して、中心線を挟んだ両側の斜め下
方を支えるように当接せしめられることにより、これら
下上の両支持装置43,45によって、水槽本体12
が、その中心軸を水平線に対して所定角度だけ傾斜せし
められて、排出側狭窄筒部24を投入側狭窄筒部22よ
りも斜め下方に位置せしめられた状態で、移動不能に支
持されている。また、上下支持装置の各ローラ41,3
7は各狭窄筒部22,24の外周面に対して、狭窄筒部
22,24における円錐状外周面の母線に略平行な方向
に延びる支軸回りに回転可能に支持されており、それに
よって、水槽本体12の全体が、各ローラ41,37の
回動に基づいて、中心軸回りの回転が許容され得るよう
になっている。
イズ(軸方向長さや径方向長さ、およびそれらの長さの
比)や、分別すべき混合廃棄物の内包物や要求される分
別形態、分別速度等を考慮して決定されるべきであっ
て、限定されるものでないが、一般に、その中心軸が、
水平方向に対して数度〜数十度の傾斜角度となるように
設定されることが望ましい。
けるドラムの軸方向中央部分に位置して、駆動手段18
が配設されている。かかる駆動手段18は、駆動軸(図
示せず)によって相互に連結された一対の駆動輪36,
36を備えており、駆動軸のハウジング34がブラケッ
ト47,47で基台16に対して固定的に支持されるこ
とにより、駆動輪36,36がドラム13の外周面に圧
接された状態で支持されている。更に、駆動軸には、ド
ライブシャフト38が噛合されており、このドライブシ
ャフト38の先端に固着された従動プーリ40が、基台
16に固定された電動モータ44の出力軸に固着された
駆動プーリ42によって、ベルト49を介して回転駆動
されるようになっている。要するに、電動モー夕44を
適当な速度で作動させることにより、一対の駆動輪3
6,36が回転駆動せしめられて、それら駆動輪36,
36の回転力がドラム13に伝達されることによって、
水槽本体12が中心軸回りに回転駆動され得るようにな
っているのである。なお、各駆動輪36に駆動力を伝達
する各駆動軸とドライブシャフト38の間には、適当な
差動機構を配することにより、両駆動輪36,36間の
速度差を吸収せしめるようにしても良い。また、上述の
如く、一対の駆動輪36,36や駆動軸等を含む駆動装
置18を、例えば、トラック等の自動車の後輪を含む駆
動系を利用して構成することも可能である。更に、この
ような駆動装置18を水槽本体12の中心線を挟んで左
右両側に一対以上配設しても良い。
1に示されるように別途、分別用水のタンク46が設け
られており、水槽本体12に対して充分な鉛直高さを有
する位置に保持されている。そして、このタンク46の
底部から延び出した給水パイプ20が、水槽本体12に
対して、その開口部から挿入されて水槽本体12内に開
口せしめられている。これにより、タンク46に貯蔵さ
れた分別用水が、重力の作用により、給水パイプ20を
通じて水槽本体12内に連続的に供給されるようになっ
ている。なお、給水パイプ20上には、必要に応じて、
通水を制御する開閉バルブが設けられる。また、タンク
46に蓄えられて水槽本体12に供給される分別用水と
しては、水や、或いは砂鉄等を混入して比重を調節した
調節水等が、適宜に採用され得る。
れることにより、水槽本体12の内部に水が溜められる
ようになっていると共に、水槽本体12に対して連続的
に給水されることによって、鉛直方向で最も低くされた
部分である、排水側開口部53(小径筒部26)を通じ
て、余剰水が連続的に排出されるようになっている。即
ち、水槽本体12は中心軸が水平方向に対して傾斜配置
されていることから、排出側開口部53よりも投入側開
口部51が高い位置に開口せしめられており、余剰水
が、専ら、排出側開口部53を通じて排水されるように
なっているのである。また、水槽本体12は、中心軸回
りに回転せしめられることから、水槽本体12の回転時
においても、水槽本体12内部の水面55は、供給水と
排出水が均衡する略一定位置に保持され得るようになっ
ている(図1参照)。
の鉛直下方には集水ます48が配設されており、小径筒
部26の透孔27を通じて、小径筒部26の壁部から下
方に流下せしめられた排水が、集水ます48に集められ
るようになっている。また、この集水ます48に集めら
れた分別用水は揚水ポンプ57で汲み上げられ、再びタ
ンク46に戻されるようになっている。これにより、タ
ンク46から水槽本体12へ、水槽本体12から集水ま
す48へ、集水ます48からタンク46へ給水、という
分別用水の水循環手段が構成されている。なお、かかる
水循環手段による循環経路上にフィルタ等の浄化装置を
配設することが望ましく、それによって、水の汚れを軽
減乃至は防止して、作業環境の改善等が図られる。
2の開口部側において、分別すべき混合廃棄物等を供給
して、水槽内に投入する投入手段として投入コンべア5
0が組み付けられている。かかる投入コンベア50はベ
ルトコンべア装置等によって構成されており、その終点
側端部が、水槽本体12の投入側聞口部51から内部に
差し込まれた状態で配設されている。そして、この投入
コンべア50により、図示しない始点側で載荷された混
合廃棄物が、自動的処理水槽10に搬送され、投入コン
べア50の速度に応じた所定量ずつ、水槽12内に投入
されるようになつている。なお、この投入コンベア50
による水槽12内への投入場所は、給水パイプ20によ
る分別用水の水槽12内への供給箇所よりも排出側開口
部53に近い位置に設定することが望ましく、それによ
って、水槽本体12内に溜められた水と浮揚物を排出す
る方向の水流が連続的に有利に生ぜしめられ、分別処理
の効率化と滞留による汚れ防止等が図られ得る。
に蓄えられた分別用水の水中に開口する空気吐出口を備
えたエア供給路52が配設されており、エアポンプ59
から供給された圧縮空気が、エア供給路52を通じて、
水中に連続的に吐出されるようになっている。このエア
の吐出方向は、混合廃棄物の水槽12内への投入位置よ
りも後方(投入側開口部51側)から、排出側開口部5
3に向かっており、それによって、水槽内に溜められた
水と浮揚物を排出する方向への水流が一層有利に生ぜし
められ、更なる分別処理の効率化と滞留による汚れ防止
等が図られ得るようになっている。
略中心軸方向に平行に延びる一対の仕切柵体54,54
が、収容されており、水槽12の中心軸を挟んだ両側
で、軸直角方向に離間して対向位置せしめられている。
これらの仕切柵体54,54は網目構造や柵構造等の多
孔構造体であって、混合廃棄物から分別しようとする軽
量物を通さない程度に小さな孔径とされていることが望
ましい。そして、これらの仕切柵体54,54は、例え
ば、給水パイプ20,投入コンベア50,エア供給路5
2や後述する重量物排出シュート56で適宜に支持せし
められること等により、何れも、下部を所定長さで水中
に差し込まれて、上部が水上に突出した状態で、水槽本
体12の中心軸回りの回動作動に関わらず、略一定位置
に位置決め保持されている。特に、本実施形態では、各
柵体54の長手方向両側部分(図2中の左右方向両端部
分)が、ゴム弾性体等の変形可能な弾性材で形成されて
おり、水槽本体12の回転作動に際して、持上プレート
28,30等が接触した際にも、その弾性変形に基づい
て損傷が防止されるようになっている。換言すれば、仕
切柵体54の形成材料として弾性材を採用したことによ
り、持上プレート28,30等に接触する位置にまで仕
切柵体54,54が配設可能とされているのである。
って、水槽本体12に溜められた水が両柵体54,54
の対向面間に位置し、投入側開口部51と排出側開口部
53をつないで直線的に延びる中央部分と、その両側部
分とに仕切られている。そして、その中央部分におい
て、投入装置によって混合廃棄物が投入されるようにな
っており、仕切柵体54,54によって浮揚物の拡散が
防止されて、中央部分を流れるようにして、浮揚物が排
出口に直線的に導かれるようになっている。
4の開口部が設けられた側に落下物収集手段としての重
量物排出シュート56が組み付けられている。かかる重
量物排出シュート56は上方に開口する樋状の構造体と
されており、一方の端部を水槽本体12内に差し込まれ
る一方、他方の端部を水槽本体12から外部に突出せし
められた状態で配設されている。また、かかる配設状態
下、水槽本体12内に差し込まれた側の端部よりも、外
部に突出された側の端部の方が、下方に位置するように
傾斜して配設されている。更に、水槽本体12内に差し
込まれた方の端部はドラム13および排出側狭窄筒部2
4の内部に位置せしめられた部分に配設され、上方に向
かって開口せしめられていると共に、小径筒部26の内
部に位置せしめられた部分はカバー61で覆われて、上
方への開口が覆蓋されている。また、この重量物排出シ
ュート56は水槽本体12の回転に関わらずに、一定位
置に固定的に保持されるようになっている。
せしめられた際、水槽本体12の水内で沈下せしめられ
た重量物が持上プレート28,30で周方向の滑動を阻
止されて、水槽本体12と共に持ち上げられ、水中から
取り出されて、持上げプレート28,30がある程度上
方まで達することで下方に傾斜せしめられた際、持ち上
げられた重量物が、重力の作用で持上プレート28,3
0から下方に滑り落ち、この重量物の落下点に、重量物
排出シュート56が開口せしめられていることにより、
かかる重量物が重量物排出シュート56で集められて、
水槽本体12から外部に速やかに排出されるようになっ
ている。
下方には第一のベルトコンベア58が配設されており、
重量物排出シュート56で水槽本体12から運び出され
た重量物が前記重量物排出シュート56から直接に第一
のベルトコンべア58に載せられて、所定の集積場所に
運ばれるようになっている。なお、この第一のベルトコ
ンベア58等による搬送路上に、磁石式選別装置等を配
設し、重量物から金属類だけを選択して分別することも
可能である。
第二のベルトコンベア60が配設されており、小径筒部
26から排水作用等によって分離される軽量物が小径筒
部26から直接に第二のベルトコンべア60に載せられ
て、所定の集積場所に運ばれるようになっている。さら
に、この第二のベルトコンベア60の下方に集水用受け
皿を配設し、軽量物と共に排出される分別用水を集水す
ることによって、能率的に軽量物と水を分離でき、その
集水される水を例えば、タンクに返戻すると、分別用水
の再利用率の向上も図られ得る。
処理水槽10において、分別作動を実施するに際して
は、一定水位の水が蓄えられ、連続的に供給,排出され
るようにした状態下において水槽本体12を中心軸回り
に連続的に回転作動せしめる。かかる状態下で、投入コ
ンベア50によって混合廃棄物を水槽内に投入する。水
槽内に投入された混合廃棄物は、水中で比重差に応じ
て、沈下または浮揚する。沈下した重量物は重力作用で
最深部に集められたところをドラムの回転に伴い、持上
げプレート28,30で持ち上げられ、ドラム内面に張
り付いた状態で、ドラムおよび持上げプレート28,3
0と共に、水中から大気中に取り出される。そして、ド
ラムが更に回転して持上げプレート28,30が下方に
所定角度以上で傾斜せしめられると、その持上げプレー
ト28,30に載せられて持ち上げられた重量物が重力
の作用で持上げプレート28,30から落下する。そし
てその重量物の落下点で上方に開口せしめられた重量物
排出シュート56で受け取られ、重量物排出シュ0ト5
6内を通じて第一のベルトコンべア58に運ばれ、所定
の集積場所に搬送されることとなる。
示されているように、径方向内方に行くに従って回転方
向前方側に傾斜させることが望ましい。それによって、
重量物の持ち上げ、搬送、重量物排出シュート56への
導きを、安定して且つ有利に行なうことが可能となる。
物は、水流およびエア気泡流の作用によって、速やかに
排出口側へ導かれ、余剰水の流れに乗って、その余剰水
と共に、小口筒部26から水槽本体12の外部に排出さ
れる。そして、小径筒部26の水抜孔27からは分別用
水だけが分離されて集水ます48内に集水される。な
お、この集水された分別用水は給水手段20によって、
循環されて、再び水槽本体12内に供給される。また、
水から分離された軽量物は水の押し出し作用と、重力の
作用に加えて、小径筒部26の内周面に突設された案内
プレート32による排出案内作用で、小径筒部26から
排出され、落下する。そしてその軽量物の落下点に配設
された第二のベルトコンベアで60で運ばれ、所定の集
積場所に搬送されることとなる。
ート32は図6に示されているように、小径筒部26に
おける軸方向排出側に行くに従って、水槽本体12の回
転方向後方側となるように、小径筒部26の中心軸方向
線に対して傾斜して配設することが望ましい。それによ
って、軽量物を分別用水と共に持ち上げて、小径筒部2
6の内周面に沿って、分別用水の水流にのせて排出ロヘ
より有利に導くことが可能となる。
装置10においては、投入コンべア50に載せられた混
合廃棄物が投入側狭窄筒部22の開口部から水槽本体1
2内へ供給されて、水中で浮沈分離され、軽量物は仕切
柵体54の水槽本体12の両側や隅部への拡散防止効果
により水槽本体12の中央部分に浮揚し、給水手段によ
って分別用水の循環経路に沿った水流に組み込まれ、エ
ア供給路52によってその排出側狭窄部24への開口部
側に向かっての移動を一層促進され、余剰水と共に速や
かに水槽本体12の外部へ排出される。そして、軽量物
が小径筒部26を通過する際、小径筒部26の内周面に
突設された案内プレート32が軽量物を水槽外部へ送り
出すように排出するため、軽量物の引っ掛かりをによる
取り残しを防止し、排出の能率向上や作業の安定化が図
られ得る。このように、この分別処理装置10において
は軽量物のための搬出装置を別個に設けずとも、確実に
効率良く搬出できるのである。また、重量物については
水槽本体12の中心軸の傾斜によって前記重量物が確実
に水槽本体12の最深部へ移動させられ、その最深部と
排出側狭窄筒部24の内周面に突設された持上プレート
28,30が水槽本体12の中心軸回りの回転により、
持ち上げプレートに引っ掛かった重量物を、水槽本体1
2内に内挿された重量物排出シュート56に向かって落
下させる位置まで持ち上げる。このように重量物につい
ても、複雑な搬出装置を必要とせず、取り残しを防止
し、効率的な搬出作業が可能となる。
てきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、
かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、
限定的に解釈されるものでない。
理水槽は、それ自体を単独で使用して、混合廃棄物等の
選別を行なうだけでなく、他の適当な分別処理装置と組
合せて使用することも可能である。具体的には、例え
ば、予めふるい選別や風力選別、或いはそれらを組合せ
た選別等によって、一次選別を行なった後に、上述の如
き分別処理水槽に供給することにより、二次選別を行な
うことも可能であり、或いはまた、かかる分別処理水槽
によって選別した後に、重量物または軽量物に対して、
ふるい選別や風力選別、磁力選別等を加えて施すことも
可能である。
物を分離せずに排出し、その後、別の水切り装置等を用
いて、水と軽量物を分離させることも、勿論、可能であ
る。例えば、多孔性のコンベアベルトを備えた搬送装置
に対して、水と軽量物を分離せずに直接供給し、該コン
べアベルト上で水と軽量物の分離を行なうことも可能で
ある。そして、そのように水と軽量物を分離しないで排
出する場合には、水槽本体の小径筒部に水抜孔を設ける
必要がなく、また、小径筒部自体を設ける必要もない。
調節手段も、適宜に採用され得、それによって、例え
ば、投入される混合廃棄物等に応じて水槽本体の傾斜角
度を変更して、処理精度や処理効率等を調節することも
可能である。
記実施形態のものに限定されるものでなく、例えば、水
槽本体の外周面にギヤ歯を形成して歯車駆動したり、水
槽本体にスプロケットを形成してチェーン駆動すること
も可能であり、また、動力発生源として、例示の如き電
動モ山夕の他、内燃機関等も採用可能である。
止後にも水槽内に残留する分別用水を完全に排出するた
めに、開閉可能なドレンロを設けることが望ましい。
る案内板を用いたが、前記案内板等は必ずしも設ける必
要はない。
当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、また、そ
のような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、
何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、
言うまでもないところである。
に従う構造とされた混合廃棄物等の分別処理水槽におい
ては、水槽本体に投入された混合廃棄物が、分別用水で
軽量物と重量物に比重分別された後、軽量物は、分別用
水の排水流にのって小口部側から速やかに排出されると
共に、重量物は、水槽本体と共に回転せしめられる持上
板で水上に打ち上げられて沈下物収集手段によって外部
に取り出される。それ故、特別な駆動装置や搬出装置を
必要とすることなく、分別された軽量物と重量物を速や
かに搬出することができるのであり、以て、優れた分別
処理効率が達成され得るのである。
別処理水槽の縦断面概略図である。
断したときの平面概略図である。
部分の水槽の斜視図である。
体の縦断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 中空筒形状の胴部における軸方向一方
の開口が絞られて小口部とされた水槽本体と、該水槽本
体の中心軸を傾斜させて、前記小口部側が斜め下方に位
置する状態で、該水槽本体を中心軸回りに回転可能に支
持せしめる支持手段と、前記水槽本体を中心軸回りに回
転駆動せしめる駆動手投と、前記水槽本体に分別用水を
供給し、該水槽本体内に分別用水を溜めると共に、前記
小口部側から余剰水を浮揚物と共に排出させる給水手段
と、前記水槽本体における少なくとも前記小口部側の最
深部分に位置せしめられるように、該水槽本体の内周面
に固定的に突設されて略軸方向に延び、該水槽本体の中
心軸回りの回転に伴って、前記分別用水内に沈下せしめ
られた沈下物を水中から持ち上げる持上板と、前記水槽
本体に対して、前記小口部から挿入状態で配設されて、
前記持上板によって水中から持ち上げられて該持上板か
ら落下せしめられた沈下物を受け取り、該水槽本体から
外部に取り出す沈下物収集手段とを、有することを特徴
とする混合廃棄物等の分別処理水槽。 - 【請求項2】 前記水槽本体における前記小口部と軸
方向反対側の開口部から、分別処理すべき混合廃棄物等
を投入する投入手段を設けた請求項1に記載の分別処理
水槽。 - 【請求項3】 前記水槽本体内に溜められた分別用水
内に圧縮エアを噴出することにより、該分別用水の表層
部分において前記小口部側に向かって動く気泡を生ぜし
めるエアジェット手段を設けた請求項1又は2に記載の
分別処理水槽。 - 【請求項4】 前記水槽本体に収容配置されて、該水
槽本体内に溜められた分別用水の少なくとも表層部分に
差し込まれ、該分別用水における水槽本体の中央部分を
両側部分から仕切ることにより、該分別用水中の浮揚物
の該水槽本体の両側部分への拡散を制限する仕切柵体を
設けた請求項1乃至3の何れかに記載の分別処理水槽。 - 【請求項5】 前記水槽本体の小口部において、軸方向
外方に延び出す小径筒部を設けると共に、該小径筒部の
筒壁部分に多数の水抜孔を設け、更に該小径筒部の鉛直
下方に、かかる水抜孔から排出される分別用水を集める
集水ますを設けた請求項1乃至4の何れかに記載の分別
処理水槽。 - 【請求項6】 前記小径筒部の内周面に突出する案内板
を、該小径筒部の開口部側に行くに従って、該水槽本体
の回転方向後方側に位置するように、該小径筒部の軸方
向線に対して傾斜して固設せしめた請求項5に記載の分
別処理水槽。 - 【請求項7】 前記水槽本体の小口部側から排出された
分別用水を集水して浄化すると共に、該分別用水を前記
給水手段によって水槽本体に供給せしめる水循環手段を
設けた請求項1乃至6の何れかに記載の分別処理水槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27190399A JP3323162B2 (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 混合廃棄物等の分別処理水槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27190399A JP3323162B2 (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 混合廃棄物等の分別処理水槽 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001087672A true JP2001087672A (ja) | 2001-04-03 |
JP3323162B2 JP3323162B2 (ja) | 2002-09-09 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27190399A Expired - Fee Related JP3323162B2 (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 混合廃棄物等の分別処理水槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3323162B2 (ja) |
-
1999
- 1999-09-27 JP JP27190399A patent/JP3323162B2/ja not_active Expired - Fee Related
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