JP2001087084A - 発熱体を添付し得る敷き具、寝具及び衣類 - Google Patents

発熱体を添付し得る敷き具、寝具及び衣類

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JP2001087084A JP26987899A JP26987899A JP2001087084A JP 2001087084 A JP2001087084 A JP 2001087084A JP 26987899 A JP26987899 A JP 26987899A JP 26987899 A JP26987899 A JP 26987899A JP 2001087084 A JP2001087084 A JP 2001087084A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒータやケミカルカイロなどの発熱体の部分
のみならず、広くその周囲まで熱が及び、全体として発
熱が均一化するような敷き具、寝具及び衣類を提供す
る。 【構成】 敷き具、寝具及び衣類の、発熱体を添付し得
る部位に、添付する発熱体の面積よりも大きな面積の熱
電導体を設けて成ることを特徴とする、発熱体を添付し
得る敷き具、寝具及び衣類とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発熱体を添付し
得るようにして暖房性を付与すると共に熱の伝わりを良
好にしたカーペット、ソファー、ペット用のマットやベ
ッドなどの敷き具や、敷き布団・掛け布団、毛布、敷布
などの寝具、また手袋、靴、上衣やズボンなどの衣類に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カーペットや敷布などの敷き具や
寝具では、内部にヒータを具え、通電によりヒータを発
熱させて暖を取るものがあった。また手袋や上衣などの
衣類では、ケミカルカイロを装着出来るポケットを具
え、鉄粉の酸化反応熱を利用して暖を取るものがあっ
た。
【0003】上記の内、ケミカルカイロに付いては、鉄
粉、炭素粉、食塩、セルローズ、高分子吸収材の混合物
を不織布で覆った構造のもので、発熱量としては凡そ3
00カロリー/gであり、このものは携帯便利、使い捨
て、安全性に優れ、持続性を有するというような利点を
有する発熱体である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれ等の
発熱体に於いては、発熱体がある局部のみ熱く成りその
周辺では暖かくないという問題がある。特にカーペット
や敷布等の敷き具や寝具にケミカルカイロを装着出来る
ポケットを取り付けた場合、既に手袋や上衣等の衣類に
於いて生じている問題が、そのままカーペットや敷布な
どの敷き具や寝具に付いても当てはまってしまうのであ
る。即ち、ケミカルカイロの発熱量が意外に大きく、ポ
ケットの部分が熱過ぎ、場合によっては低温火傷になる
可能性がある。これはひとえにケミカルカイロの部分に
のみ熱が集中することによる。
【0005】そこで本発明は、上述したような欠点に鑑
み、単にヒータやケミカルカイロの部分のみならず、広
くその周囲まで熱が及び、全体として発熱が均一化する
ような敷き具、寝具及び衣類を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題は、敷
き具、寝具及び衣類の、発熱体を添付し得る部位に、添
付する発熱体の面積よりも大きな面積の熱電導体を設け
て成ることを特徴とする、発熱体を添付し得る敷き具、
寝具及び衣類とすることにより達成される。
【0007】熱電導体にはヒータやケミカルカイロのよ
うな発熱体から発せられた熱を伝えやすいという性質が
ある。更に本発明では、添付する発熱体の面積よりも大
きな面積の熱電導体を設けているため、この熱伝導体を
伝わって熱伝導体の端部まで熱が行き渡る。即ち、ヒー
タやケミカルカイロのような発熱体が添付された局部の
みならず、これよりも広い面積の熱電導体の隅々まで熱
が伝えられる。またこのことは、発熱体の部位のみ熱く
なり過ぎることを防ぐことが出来るという効果に繋が
る。なお、発熱体から発せられた熱を与えたい側に熱電
導体を位置させるほうが、熱の伝達という面では効率的
である。即ち人が着用する衣類であれば、人の側に熱電
導体が位置するように構成することが望ましい。
【0008】発熱体はカーペット、ソファー、ペット用
のマットやベッドなどの敷き具や、敷き布団・掛け布
団、毛布、敷布などの寝具、また手袋、靴、上衣やズボ
ンなどの衣類に添付し得る。ヒータのような発熱体は敷
き具、寝具及び衣類に固定的に設けることが出来る。ま
たヒータでもケミカルカイロでも敷き具、寝具及び衣類
に対して着脱式に設けることも可能である。この何れに
せよ、発熱体が添付される箇所を略中心として発熱体の
面積よりも大きな面積の熱電導体を設けるようにするの
である。なお発熱体を添付する位置は、事情によって異
なるものであるから、例えば手袋の場合のように添付位
置が端の方に寄らざるを得ない場合では、発熱体が添付
される箇所と熱電導体とが少しずれたように成るのは致
し方のないことである。
【0009】次に請求項2の発明は請求項1に於いて、
敷き具、寝具及び衣類の、発熱体を添付し得る部位に、
発熱体を出し入れ可能な袋部を具えて成るものとした。
【0010】上述したように発熱体は、敷き具、寝具及
び衣類に固定的に設けたり、着脱式に設けることが出来
る。後者の場合には、袋部に対して発熱体を挿脱する。
当然のことながらこの袋部には、袋部を略中心として発
熱体の面積よりも大きな面積の熱電導体を設けるように
する。袋部の存在によって発熱体が挿脱自在となるの
で、敷き具、寝具及び衣類の洗濯の際などに都合がよ
い。
【0011】次に請求項3の発明は請求項2に於いて、
袋部が敷き具、寝具及び衣類に対して着脱自在であるも
のとした。
【0012】先に袋部に対して発熱体を挿脱するものを
説明したが、ここでは袋部そのものを敷き具、寝具及び
衣類に対し着脱自在とした。即ち、敷き具、寝具及び衣
類に対して発熱体を着脱するには袋部ごと着脱すること
になる。発熱体を袋部に挿脱する際、袋部をきつ目に作
っている場合などでは挿脱が難しいということが起こる
が、敷き具、寝具及び衣類から袋部を外して発熱体を挿
脱するのであればこちらの方が扱い易いものとなる。
【0013】次に請求項4の発明は請求項1に於いて、
敷き具、寝具及び衣類の、発熱体を添付し得る部位に、
発熱体の着脱具を具備しているものとした。
【0014】発熱体を敷き具、寝具及び衣類に対し添付
するという場合、単に発熱体を敷き具、寝具及び衣類の
中に挿入するだけでは、位置ずれや脱落が起こる可能性
がある。そこで発熱体を添付し得る部位に、発熱体の着
脱具を具備していれば、この着脱具によって発熱体が固
定されるため、上記のような問題が起こらない。なお同
様の作用は、着脱具ではなく滑り止めとすることによっ
ても得られる。
【0015】次に請求項5の発明は請求項1に於いて、
熱電導体が金属製のシート状体であるものとした。
【0016】熱電導体は、ヒータやケミカルカイロのよ
うな発熱体が添付された局部のみならず、これよりも広
い面積の熱電導体の隅々まで熱を伝える役目を担ってい
る。熱電導体が例えばステンレスのシート状体であれ
ば、この隅々まで発熱体からの熱を伝えることが出来
る。そして局部のみ熱くなり過ぎることを防止すること
が出来る。なお、敷き具、寝具及び衣類の通気性を保つ
目的で、シート状体の全面に渡りたくさんの小孔を開孔
するようにしてもよい。
【0017】次に請求項6の発明は請求項1に於いて、
熱電導体が金属製のメッシュ状体であるものとした。
【0018】熱電導体がメッシュ状体であれば、メッシ
ュの部分から熱が伝わって行くことに成る。メッシュ状
体には熱電導の良好な例えば銅メッシュなどを使用する
が、通気性は極めてよい。メッシュ状体以外には、帯状
或いは線状の熱電導体を整列させて、或いは乱雑に配設
することが出来る。熱電導体を綿状に構成するなども可
能である。
【0019】次に請求項7の発明は請求項1に於いて、
敷き具がカバーを具えているものとした。
【0020】敷き具の、発熱体を添付し得る部位とは、
敷き具の内部のみに限られず、敷き具の表面の場合もあ
る。特に発熱体を添付し得る部位が敷き具の表面にある
場合には、熱の放散を防ぐためにカバーが役立つ。なお
敷き具の内部に発熱体を添付し得る部位を設定した場合
でも、敷き具にカバーを具えることはあり得る。
【0021】次に請求項8の発明は請求項1に於いて、
発熱体を添付し得る部位の、一側に熱電導体が、他側に
断熱材が設けられているものとした。
【0022】発熱体は一側の熱電導体と他側の断熱材と
により挟まれた構成となる。このため熱電導体側で局部
のみならずこれよりも広い面積に熱を伝えると共に、断
熱材により熱が反対側へ逃げることを阻止し、敷き具、
寝具及び衣類の一方向へ効率的に熱を伝えることが出来
る。即ち人が着用する衣類であれば、人の側に熱電導体
が位置し、外側に断熱材が位置するように構成すること
が望ましい。
【0023】なお熱電導体に銅箔や銅のメッシュを使用
した場合、銅自体が有する銅イオンによる殺菌作用や消
臭作用が発現するため、例えばペット用の敷き具に構成
した場合には、ペット臭を抑制したり、殺菌したり、虫
を付きにくくすることが出来る。また熱電導体と共に木
炭を入れて、ペット臭を吸着し得るように構成すること
が可能である。
【0024】なお本発明は、発熱体を対象にするのみな
らず、冷却剤を対象として構成することが出来る。即ち
敷き具、寝具及び衣類の、冷却剤を添付し得る部位に、
添付する冷却剤の面積よりも大きな面積の熱電導体を設
けて成ることを特徴とする、冷却剤を添付し得る敷き
具、寝具及び衣類とすることが出来る。この場合、敷き
具、寝具及び衣類の、冷却剤を添付し得る部位に、冷却
剤を出し入れ可能な袋部を具えたものとしてもよく、更
に袋部が敷き具、寝具及び衣類に対して着脱自在である
ものとしてもよい。また敷き具、寝具及び衣類の、冷却
剤を添付し得る部位に、冷却剤の着脱具を具備している
ものとしてもよい。また熱電導体が金属製のシート状体
であるものとしたり、熱電導体が金属製のメッシュ状体
であるものとしてもよい。また敷き具がカバーを具えて
いるものとしてもよい。また冷却剤の一側に熱電導体が
他側に断熱材が設けられているものとしてもよい。そし
てこれ等の作用は、上記発熱体の作用とは逆の冷却作用
に関し、局部のみならず広くその周囲まで冷却効果が及
び、全体として冷却効果が均一化するものとなることを
上げることが出来る。なお冷却剤の一例としては、一度
吸収した水分をゆっくり時間を掛けて蒸発させ、水分が
気化する時の潜熱(気化熱)で冷却するタイプの高分子
ポリマー冷却剤を上げ得る。何れにせよこれ等の発熱体
や冷却剤に対して熱電導体が有効に働く。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の幾つ
かを図面を参照しながら説明するが、本発明はこれ等の
実施の形態にのみ限定されるものではない。
【0026】(第1の実施の形態)図1乃至図3は、本
発明の第1の実施の形態を表わす。これは敷き具として
のペット用マット1に関するものであって、外側の縁部
14が盛り上がった形状のマット部10と、該縁部14
で囲まれた低い部分に被せるカバー部11とから成る。
マット部10の表面の4ヵ所には、カイロを挿着するた
めのポケット12を取り付け、その周りを囲うようにし
て面ファスナー13を取り付ける。ここではポケット1
2が発熱体であるカイロを添付し得る部位ということに
成る。一方、前記ポケット12の位置に相当するカバー
部11内の裏面近傍には、カイロ面積よりも大きな面積
の、熱伝導体としての銅シート15を埋設する。またカ
バー部11内の裏面には、前記マット部10側の面ファ
スナー13に掛止し得る他側の面ファスナー13を取り
付ける。本実施の形態は以上のように構成されて成るも
のである。なお銅シート15は図3で表わされるように
薄い銅素材の金属シートである。
【0027】このペット用マット1では、まずカバー部
11を取り外し、マット部10側のポケット12の中に
ケミカルカイロを挿着し、その後面ファスナー13によ
ってマット部10にカバー部11を被着させる。する
と、広い面積の銅シート15の大凡中央に前記カイロが
位置することと成る。
【0028】ポケット12内のカイロから出た熱は、通
常であればその部位のみを暖めるのであるが、本実施の
形態によればカバー部11の銅シート15により、カイ
ロから出た熱が銅シート15の隅々まで広範囲に伝えら
れる。このことは、カイロの部位のみ熱くなり過ぎるこ
とを防ぐことに繋がる。なお、ここではペットの側に熱
電導体としての銅シート15を位置させており、熱の伝
達という面では効率的であるが、後述する別の実施の形
態では、これとは逆の配置となるように構成されてい
る。
【0029】なおこのような構成のペット用マット1に
関しては、ポケット12にカイロを挿着するのではな
く、この部位に電熱ヒータを取り付け得るように構成す
ることも可能であるが、ペットの放尿等により濡れる可
能性が高いため、カイロを利用するようにした。即ち、
内部にヒータを具えたカーペットや敷布などの敷き具や
寝具では、コンセントが近くにないと使用することが出
来ず、また特にペット用の敷き具などでは電気的絶縁性
の問題があるなど、使い勝手があまり良好ではないとい
う問題もある。これに対してカイロではこのような問題
がなく、取り扱いが手軽である。
【0030】(第2の実施の形態)図4及び図5は本発
明の第2の実施の形態を表わす。この実施の形態もペッ
ト用マット1に関するものであり、その殆どの構成を上
述した第1の実施の形態に倣っているが、更にマット部
10の縁部14で囲まれた低い部分の内側に断熱材18
を敷設している。なおここで使用されている銅シート1
6は、図5で表わされるように薄い銅素材の金属シート
の全面に孔17を開孔したものとした。
【0031】ポケット12内のケミカルカイロから発せ
られた熱は断熱材18に阻まれるため、マット部10を
抜けて床方向へ伝わることが制限される。このため熱は
主としてカバー部11方向へ向かう。そこには銅シート
16が存在しているために、熱はポケット12局部に集
中することなく、銅シート16の隅々まで伝わって、カ
イロの面積よりも広い範囲を暖めることが出来る。また
銅シート16は全面に孔17が開孔されているため、通
気性がある。このため、例えばカバー部11の全面に亘
って銅シート16を展設しても、通気性が損なわれるよ
うなことはないのである。
【0032】(第3の実施の形態)図6及び図7は本発
明の第3の実施の形態を表わす。この実施の形態は敷き
布団2の布団カバー20に係るものであるが、掛け布団
や毛布などのカバーなどに適用することが出来る。符号
21は、図示していない面ファスナーによって布団カバ
ー20に着脱自在とされたポケット21であり、このポ
ケット21に対してはカイロが挿脱自在である。一方こ
のポケット21がある部位の布団カバー20の裏面に
は、ポケット21の面積よりも大きな面積の銅メッシュ
22が縫い付けられている。銅メッシュ22は、図7で
示すように縦横の銅線を編んで作られており、通気性を
有する。
【0033】前記ポケット21に挿着されたカイロが熱
を発すると、布団カバー20の裏面の銅メッシュ22を
伝わって、カイロがある局部のみならず広い範囲に熱が
広がる。これにより全体として発熱が均一化するように
成り、快適な寝心地の寝具と成っている。
【0034】なお銅メッシュ22を布団カバー20から
取り出せるようにしておくと、布団カバー20を洗濯し
たり仕舞って置く時などに都合がよい。このためには例
えば布団カバー20に銅メッシュ22用のポケットを設
けて、ポケットに銅メッシュ22を挿脱自在とする。
【0035】(第4の実施の形態)図8は本発明の第4
の実施の形態としての布団用添付体部3である。このも
のは布団に取り付けて効果を発揮するものである。即ち
断熱材33の両端部に2本の紐34を設け布団に対して
着脱自在と為し、断熱材33の中央部にヒータ30を置
き、その上を銅綿材31で覆い、更にその上にカバー3
2を掛けたものである。ヒータ30は通電によって発熱
するものであるが、図7では電線を図示していない。
【0036】この実施の形態の特徴は、発熱体としての
ヒータ30用にこの面積よりも大きな面積の、熱電導体
としての銅綿材31を用いていることにある。銅綿材3
1は細かい銅繊維を綿状に加工して成るものであり、柔
軟性や通気性に優れた熱電導体である。
【0037】このような布団用添付体部3は、2本の紐
34で布団に縛り付けられ、布団と一体でヒータ30付
きの寝具と成っている。図中上方に向けて均一に発熱す
るものである。即ちこちらの側が身体側と成る。
【0038】(第5の実施の形態)次に図9及び図10
は、本発明の第5の実施の形態としての布団用添付体部
4である。このものは上述した第4の実施の形態と同
様、布団に取り付けて効果を発揮するものである。カバ
ー40内には後述の銅シート41が納められており、カ
バー40の表面の2ヵ所に粘着材面42があり、カバー
40の表面の周辺部の6ヵ所に面ファスナー43が設け
られている。粘着材面42はその粘着性によりここにケ
ミカルカイロを固定することが出来る。この粘着材面4
2は再剥離可能なものである。面ファスナー43は、こ
の布団用添付体部4を座布団などに固定するためのもの
である。
【0039】図10で示した銅シート41は、正方形の
小窓44を整列させて開孔して成るものであり、他の見
地からは細い銅の帯を縦横に間隔を空けるようにして配
列させて成るものである。熱はこの縦横の銅の帯を伝わ
って、全体的に広がることに成る。この実施の形態で
も、銅シート41の側が身体側に来るように構成されて
いる。
【0040】座布団などには布団用添付体部4の面ファ
スナー43に相当する部位に、これと接着し合う面ファ
スナー43を縫い付けておく。これは特に面ファスナー
に限定されるものではなく、ホックなども利用可能であ
り、任意に設計してよいものである。なおカイロの発熱
作用が低下した場合には、粘着材面42は再剥離可能で
あるから、古いカイロを剥離し新しいカイロを再度貼付
するようにする。このように発熱体としてのカイロの着
脱具には色々なものが利用可能である。またこれ等の可
能性は、上述したような冷却剤を対象として構成された
ものにも適用される。
【0041】(第6の実施の形態)次に図11は、本発
明の第6の実施の形態としての手袋5である。この手袋
5は、中仕切り50を有して、手を入れる口とカイロを
挿入する口とに分けられている。カイロを挿入する口か
ら奥は手の甲側にポケット51と成っており、ここにカ
イロが挿着される。また中仕切り50の内部には銅メッ
シュ52が設けられている。
【0042】この実施の形態に於いては、ポケット51
の中に挿着するカイロの大きさがそれ程大きくなくと
も、中仕切り50の内部の銅メッシュ52が、カイロが
発する熱を広い範囲に均一に伝達してくれる。手の甲の
一部だけが特に熱くなるということもない。なお、銅メ
ッシュ52が手袋5の各指先の方まで配設される構成と
してもよい。
【0043】(第7の実施の形態)次に図12は、本発
明の第7の実施の形態としての靴下6である。符号60
は靴下6の外側に設けられたポケットであって、ここに
カイロを挿着し得る。このポケット60部分より広い範
囲に銅メッシュ61を編み込んでいる。
【0044】銅メッシュ61は、ポケット60内のカイ
ロが発する熱を足の甲全体に均一に伝達する。なお編み
込まれた銅メッシュ61には殺菌消臭作用がある。
【0045】なお、上述したように熱伝導体に銅を利用
した場合では、殺菌消臭作用などを現出するが、第1及
び第2の実施の形態のようにペット用のマットなどに於
いて銅材を使用することにより、ペット臭の緩和や虫を
付きにくくする作用を発揮させることが出来る。また炭
を併用することによって、消臭や吸湿の作用を利用する
ことが出来るように成る。炭の場合には遠赤外線の作用
を利用することも可能である。
【0046】(第8の実施の形態)次に図13は、本発
明の第8の実施の形態としての長袖シャツ7である。こ
のシャツ7の胴回りに銅メッシュ71が配設されてお
り、シャツ7のこの部位の前後面にカイロ挿着用のポケ
ット70が設けられている。なお、後面のポケットは図
示していない。
【0047】従来はカイロの部分が局所的に熱く成り過
ぎるのを防ぐ目的で、カイロを布で捲くなどして体に付
けていたが、銅メッシュ71の作用により局部的に熱く
なることなく、全体を適度に暖めてくれる。なお、銅メ
ッシュ71を取り外し可能にしておくと、シャツ7を洗
濯する時などに好ましい状態と成る。
【0048】(第9の実施の形態)次に図14は、本発
明の第9の実施の形態の、銅メッシュ8とカイロ80と
の関係を表わすパターン図である。これによれば、カイ
ロ80はその表裏面を2枚の銅メッシュ8,8によりサ
ンドイッチ状に挟み込まれている。
【0049】表裏面の銅メッシュ8,8は、カイロ8か
ら発せられる熱を効率的に均一化することが出来る。
【0050】(第10の実施の形態)次に図15は、本
発明の第10の実施の形態の、銅メッシュ8とカイロ8
0との関係を表わすパターン図である。これによれば、
銅メッシュ8はその表裏面で複数のカイロ80と接触し
ている。
【0051】このように複数個のカイロ80を1枚の銅
メッシュ8で受けることが出来ると共に、表裏面で受け
ることが出来る。
【0052】なお、本発明は人が使用する敷き具、寝具
及び衣類や、犬猫に使わせる敷き具などに限定されず、
小鳥などの他のペット類の保温や、植物の保温などにも
適用することが出来る。即ち鳥カゴのカバーの発熱体を
添付し得る部位に、添付する発熱体の面積よりも大きな
面積の熱電導体を設けて成ることを特徴とする鳥カゴの
カバーや、植木鉢のカバーの発熱体を添付し得る部位
に、添付する発熱体の面積よりも大きな面積の熱電導体
を設けて成ることを特徴とする植木鉢のカバーなどもま
た本発明の権利範囲内のものである。
【0053】
【発明の効果】以上、本発明は、敷き具、寝具及び衣類
の、発熱体を添付し得る部位に、添付する発熱体の面積
よりも大きな面積の熱電導体を設けて成ることを特徴と
する、発熱体を添付し得る敷き具、寝具及び衣類とし
た。この構成により、発熱体から発せられた熱が熱電導
体によって伝わりやすくなり、更に添付する発熱体の面
積よりも大きな面積の熱電導体を伝わって、熱伝導体の
端部まで熱が行き渡るようになった。
【0054】従って、ヒータやケミカルカイロなどの発
熱体の部分のみならず広くその周囲まで熱が及び、全体
として発熱が均一化するような敷き具、寝具及び衣類を
提供することが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を表わす平面図である。
【図2】同実施の形態のX−X線断面図である。
【図3】同実施の形態の銅シート15の説明図である。
【図4】第2の実施の形態を表わす断面図である。
【図5】同実施の形態の銅シート16の説明図である。
【図6】第3の実施の形態を表わす背面図である。
【図7】同実施の形態の銅メッシュ22の説明図であ
る。
【図8】第4の実施の形態を表わす断面図である。
【図9】第5の実施の形態を表わす平面図である。
【図10】同実施の形態の銅シート41の説明図であ
る。
【図11】第6の実施の形態を表わす斜視図である。
【図12】第7の実施の形態を表わす斜視図である。
【図13】第8の実施の形態を表わす正面図である。
【図14】第9の実施の形態の銅メッシュ8とカイロ8
0とを表わすパターン図である。
【図15】第10の実施の形態の銅メッシュ8とカイロ
80とを表わすパターン図である。
【符号の説明】
1 ペット用マット 10 マット部 11 カバー部 12 ポケット 13 面ファスナー 14 縁部 15 銅シート 16 銅シート 17 孔 18 断熱材 2 敷き布団 20 布団カバー 21 ポケット 3 布団用添付体部 30 ヒータ 31 銅綿材 32 カバー 33 断熱材 34 紐 4 布団用添付体部 40 カバー 41 シート 42 粘着材面 43 面ファスナー 44 小窓 5 手袋 50 中仕切り 51 ポケット 52 銅メッシュ 6 靴下 60 ポケット 61 銅メッシュ 7 シャツ 70 ポケット 71 銅メッシュ 8 銅メッシュ 80 カイロ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A41B 17/00 A41B 17/00 Z 3B033 A41D 1/00 A41D 1/00 D 3B035 13/00 13/00 A 3B096 19/00 19/00 J 3B120 27/20 27/20 N 31/00 501 31/00 501A 502 502H A47G 27/02 A47G 27/02 F Fターム(参考) 3B011 AA01 AC01 3B018 AA02 AB04 AC04 AC12 AD07 AD21 3B028 FC01 3B029 HB01 3B030 AB06 3B033 AA16 AA21 AB03 AB09 AC08 3B035 AA19 AB01 3B096 AC14 3B120 BC09 BC10 EA07 EB12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 敷き具、寝具及び衣類の、発熱体を添付
    し得る部位に、添付する発熱体の面積よりも大きな面積
    の熱電導体を設けて成ることを特徴とする、発熱体を添
    付し得る敷き具、寝具及び衣類。
  2. 【請求項2】 敷き具、寝具及び衣類の、発熱体を添付
    し得る部位に、発熱体を出し入れ可能な袋部を具えて成
    る、請求項1の発熱体を添付し得る敷き具、寝具及び衣
    類。
  3. 【請求項3】 袋部が敷き具、寝具及び衣類に対して着
    脱自在である、請求項2の発熱体を添付し得る敷き具、
    寝具及び衣類。
  4. 【請求項4】 敷き具、寝具及び衣類の、発熱体を添付
    し得る部位に、発熱体の着脱具を具備している、請求項
    1の発熱体を添付し得る敷き具、寝具及び衣類。
  5. 【請求項5】 熱電導体が金属製のシート状体である、
    請求項1の発熱体を添付し得る敷き具、寝具及び衣類。
  6. 【請求項6】 熱電導体が金属製のメッシュ状体であ
    る、請求項1の発熱体を添付し得る敷き具、寝具及び衣
    類。
  7. 【請求項7】 敷き具がカバーを具えている、請求項1
    の発熱体を添付し得る敷き具、寝具及び衣類。
  8. 【請求項8】 発熱体を添付し得る部位の一側に熱電導
    体が他側に断熱材が設けられている、請求項1の発熱体
    を添付し得る敷き具、寝具及び衣類。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010229614A (ja) * 2009-03-02 2010-10-14 Ebansu:Kk 冷却手袋
JP2021013441A (ja) * 2019-07-10 2021-02-12 美津濃株式会社 折りたたみクッション
CN112566531A (zh) * 2018-07-09 2021-03-26 英威达纺织(英国)有限公司 导热衬垫

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