JP2001086699A - 電動アクチュエータ - Google Patents

電動アクチュエータ

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JP2001086699A
JP2001086699A JP26174399A JP26174399A JP2001086699A JP 2001086699 A JP2001086699 A JP 2001086699A JP 26174399 A JP26174399 A JP 26174399A JP 26174399 A JP26174399 A JP 26174399A JP 2001086699 A JP2001086699 A JP 2001086699A
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rotation
screw
electric
nut
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JP26174399A
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English (en)
Inventor
Hideaki Nishiura
秀晃 西浦
Seiya Yokoyama
誠也 横山
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電動モータの作動に基づいてナットを回転さ
せ、該ナットと組み合わされるスクリューを軸線方向に
移動させる電動アクチュエータであって、電動モータが
作動不能になりナット側からモータが回転不能になって
も、電動切替によりスクリューを軸線方向に移動可能と
する。 【解決手段】電動アクチュエータ1は、超音波モータ6
の作動により回転するナット11と、該ナット11の回
転運動を軸線方向の直線運動に変換するためのスクリュ
ー21と、該スクリュー21の回転を許容又は規制する
規制部材22を備える。そして、規制部材22の回転の
許容又は規制の切り替えがソレノイド23にて行われ、
ソレノイド23は通電されるとプランジャ23aを没入
して規制部材22と非係合となって規制部材22の回転
を許容し、非通電になるとプランジャ23aを突出して
規制部材22と係合して規制部材22の回転を規制す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動モータをその
駆動源とした電動アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電動アクチュエータを用いた加
減圧装置、例えば車両用電動ブレーキ装置には、特開昭
63−266228号公報や、特開平8−284980
号公報に開示されたものがある。
【0003】上記両公報の共通点として、電動モータと
して超音波モータが備えられ、該モータの作動により回
転するナットが、ハウジングに対して回転不能かつ軸線
方向に移動可能に支持されたスクリューと螺合されてい
る。そして、超音波モータの作動によりナットが回転す
ると、スクリューが軸線方向に沿って移動し、被加圧物
としてのブレーキパッドの圧接力が増減されるようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、超音波モー
タに駆動電源を供給するための給電線が断線したり、モ
ータ自身の故障等により該モータが作動不能になると、
超音波モータの性質上、停止時の保持力が大きいので、
ブレーキパッドからの反力が作用しても、モータは逆転
(空転)しない。
【0005】従って、ブレーキパッドをブレーキディス
クに対して加圧させた状態で、上記のように超音波モー
タが作動不能になると、パッドがディスクに加圧したま
まの状態となる。すると、このようなブレーキ装置を搭
載した車両は移動できない場合がある。
【0006】そこで、特開平8−284981号公報に
開示されたブレーキ装置では、ハウジングに対して手動
により回転可能な支持シャフトを設け、その支持シャフ
トに対してスクリューを回転不能かつ軸線方向に移動可
能に支持するようにしたものが提案されている。そし
て、超音波モータが作動不能になると、手動により支持
シャフトを回転させてスクリューを退避させる。これに
より、パッドがディスクに加圧したままの状態を回避す
ることができるようにし、超音波モータが作動不能にな
っても車両を移動させることができるようにしている。
【0007】しかしながら、このブレーキ装置は、上記
操作を手動により行う必要があるので、その操作が煩雑
である。本発明は、上記問題点を解決するためになされ
たものであって、その目的は、電動モータの作動に基づ
いてナットを回転させ、該ナットと組み合わされるスク
リューを軸線方向に移動させる電動アクチュエータであ
って、電動モータが作動不能になりナット側からモータ
が回転不能になっても、電動切替によりスクリューを軸
線方向に移動可能とすることができる電動アクチュエー
タを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、駆動源としての電動モー
タと、前記電動モータの作動により回転するナットと、
前記ナットに組み合わされ、前記ナットの回転運動を軸
線方向の直線運動に変換するためのスクリューと、前記
スクリューに連結され、該スクリューの回転を許容又は
規制する規制部材と、通電されると前記規制部材の回転
を許容し、非通電になると前記規制部材の回転を規制す
る電動切替手段を備えた。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の電動アクチュエータにおいて、前記電動切替手段は、
前記規制部材の回転とともに回転する回転体に設けた第
1係合部と、前記回転体の第1係合部と係合して前記回
転体の回転を規制する第2係合部と、通電されると前記
第1,第2係合部を非係合状態とし、非通電になると相
互を係合状態にするソレノイドとを備えた。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の電動アクチュエータにおいて、前記第1係合部は、前
記回転体に設けた凹部又は孔若しくは突部である。請求
項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の電動アク
チュエータにおいて、前記第2係合部は、前記ソレノイ
ドが突出及び没入するプランジャである。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項2〜4の
いずれか1項に記載の電動アクチュエータにおいて、前
記回転体は、前記規制部材に一体に設けられる。請求項
6に記載の発明は、請求項1に記載の電動アクチュエー
タにおいて、前記電動切替手段は、前記規制部材に連結
されたロータと、ハウジング側に固定され、かつ圧電素
子によりロータを回転させるステータとを備えた超音波
モータである。
【0012】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の電動アクチュエータにおいて、前記超音波モータは、
定在波型の超音波モータである。請求項8に記載の発明
は、請求項1に記載の電動アクチュエータにおいて、前
記電動切替手段は、ハウジング側に固定され、かつ前記
規制部材に減速機構を介して駆動連結される切替用モー
タである。
【0013】請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の
いずれか1項に記載の電動アクチュエータにおいて、前
記電動モータは、超音波モータである。従って、請求項
1に記載の発明によれば、通常作動においては、電動切
替手段が非通電にされて規制部材の回転が規制され、ス
クリューを回転不能にする。そして、電動モータの作動
に基づいてナットが回転すると、該ナットと組み合わさ
れるスクリューが軸線方向に移動する。一方、電動モー
タが作動不能になりナット側からモータが回転不能にな
った場合、電動切替手段が通電されて規制部材の回転が
許容され、スクリューを回転可能にする。そのため、ス
クリューはナットにより軸線方向に移動可能になる。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、電動切替
手段は規制部材の回転とともに回転する回転体に設けた
第1係合部と、該係合部と係合して回転体の回転を規制
する第2係合部と、通電されると第1,第2係合部を非
係合状態とし、非通電になると相互を係合状態にするソ
レノイドとを備える。そして、ソレノイドは通電される
と第1,第2係合部を非係合にして回転体、即ち規制部
材の回転を許容し、非通電になると相互を係合させて回
転体、即ち規制部材の回転を規制する。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、第1係合
部は回転体に設けた凹部又は孔若しくは突部であって、
該凹部、孔、突部は第2係合部と係合することにより回
転体、即ち規制部材の回転を規制する。
【0016】請求項4に記載の発明によれば、第2係合
部はソレノイドが突出及び没入するプランジャであっ
て、該プランジャは第1係合部と係合することにより回
転体、即ち請求項5に記載の発明によれば、規制部材に
一体に設けられた回転体により、規制部材の回転が許容
又は規制される。
【0017】請求項6に記載の発明によれば、電動切替
手段は超音波モータで構成され、ハウジング側に固定さ
れたステータにより規制部材に連結されたロータが回転
する。つまり、ロータが回転すると規制部材が回転し、
スクリューが回転する。そのため、スクリューはナット
により軸線方向に移動する。一方、ロータ停止時におい
ては該ロータの保持力が大きいので、規制部材の回転が
規制される。つまり、超音波モータにより、スクリュー
が回転不能に保持される。
【0018】請求項7に記載の発明によれば、定在波型
の超音波モータにより、規制部材が回転され、規制部材
の回転が規制される。請求項8に記載の発明によれば、
電動切替手段は、ハウジング側に固定され、かつ規制部
材に減速機構を介して駆動連結される切替用モータで構
成される。つまり、切替用モータが回転すると規制部材
が回転し、スクリューが回転する。そのため、スクリュ
ーはナットにより軸線方向に移動する。一方、切替用モ
ータ停止時においては減速機構により規制部材の保持力
が大きくなるので、規制部材の回転が規制され、スクリ
ューが回転不能に保持される。
【0019】請求項9に記載の発明によれば、超音波モ
ータが作動不能になると、該モータの性質上、停止時の
保持力が大きく、ナット側からモータを回転することが
できなくなる。このような場合、電動切替手段により規
制部材の回転が許容され、スクリューが回転可能にな
る。そのため、スクリューはナットにより軸線方向に移
動可能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した本実施
の形態を図1〜図3に従って説明する。図1に示すよう
に、電動アクチュエータ1のハウジングは第1,第2ハ
ウジング2,3及びカバー4とから構成され、該ハウジ
ング2,3及びカバー4により収容空間5が形成され
る。この収容空間5には、駆動源としての超音波モータ
6をはじめとした種々の構成部材が収容される。
【0021】詳述すると、第1ハウジング2には、ステ
ータ7がネジ8により締め付け固定される。ステータ7
の外周部には、後述するロータ10に振動を伝達する振
動伝達部7aが設けられる。又、ステータ7には圧電素
子9が接合される。
【0022】ステータ7には、前記振動伝達部7aに当
接するライニング材(図示略)を備えたロータ10が配
設される。ロータ10は、内周面にねじ山が形成された
略円筒状のナット11に対してキー12により軸線方向
に移動可能に、かつ相対回転不能に連結、即ちナット1
1と一体回転するように連結される。このナット11
は、第1ハウジング2に設けた円錐ころ軸受13と、第
2ハウジング3に設けたボール軸受14とにより回転可
能に支持される。
【0023】ロータ10の反ステータ7側の面は、皿バ
ネ15とプレート16とからなる加圧付勢部材17によ
り加圧される。即ち、皿バネ15はロータ10とプレー
ト16により軸線方向に圧縮変形させた状態で、該プレ
ート16がナット11に対して回転不能に、かつサーク
リップ18によりそれ以上反ステータ7側に移動不能に
連結される。このようにして、皿バネ15の付勢力によ
って、ロータ10は前記ステータ7に所定の圧接力で圧
接される。このような加圧付勢部材17は、前記ナット
11及びロータ10と一体に回転する。
【0024】前記プレート16の反ステータ7側の面に
は、その外周部において回転方向に多極着磁された環状
のマグネット19が固着される。これに対し、第2ハウ
ジング3におけるマグネット19と対向する部位には、
磁界の変化をするホール素子20が配設される。ホール
素子20は、マグネット19の回転に伴って変化する磁
界を検出することにより、ロータ10の回転数を検出す
るために設けられている。
【0025】このように構成された超音波モータ6で
は、圧電素子9に高周波駆動電圧が印加されると該圧電
素子9が振動し、圧電素子9の振動がステータ7の振動
伝達部7aにおいて進行波振動になる。そして、この進
行波振動に基づいてロータ10が回転し、ナット11が
回転するようになっている。
【0026】このように動作するナット11には、外周
面にねじ山が形成された略円筒状のスクリュー21が螺
合される。スクリュー21の基端部には、該スクリュー
21の回転を許容又は規制するための規制部材22が連
結される。
【0027】詳述すると、規制部材22は、略円柱状の
挿入部22aと、略円盤状のフランジ部22bとを備え
る。挿入部22aは、その外周面に軸線方向に延びるキ
ー22cを有する。これに対し、スクリュー21には挿
入部22aの径方向断面形状と同形状の嵌挿穴21aが
形成され、該嵌挿穴21aに挿入部22aが嵌挿され
る。そのため、スクリュー21は、規制部材22に対し
て軸線方向に移動可能に、かつ相対回転不能に支持され
る。
【0028】フランジ部22bは、図2に示すように、
その外周縁から内側に切り欠かれた凹部22dを有して
いる。これに対し、第2ハウジング3におけるフランジ
部22b外周近傍にはソレノイド23が固定される。ソ
レノイド23は、非通電により非励磁状態のときにはプ
ランジャ23aを突出させてフランジ部22bの凹部2
2dに係合させ、通電により励磁されるとプランジャ2
3aを没入させて該凹部22dと非係合状態とする。
尚、本実施形態では、ソレノイド23の給電線(図示
略)と、前記超音波モータ6の給電線(図示略)とは独
立して設けられている。
【0029】又、フランジ部22bに形成された掛止部
22eと、第2ハウジング3に形成された掛止部3aと
の間には、捻りコイルバネ24が掛装される。この捻り
コイルバネ24は、フランジ部22bの凹部22dが図
2に示す位置、即ちプランジャ23aが凹部22dと係
合可能な位置にフランジ部22bが配置されるように付
勢する。つまり、捻りコイルバネ24は、フランジ部2
2bの回転方向の位置決めのために設けられている。
尚、この捻りコイルバネ24は、その付勢力が前記超音
波モータ6の保持力より弱くなるように設定されてい
る。
【0030】そして、ソレノイド23が非励磁状態の時
には、プランジャ23aが突出してフランジ部22bの
凹部22dに係合するので、規制部材22が回転不能に
なる。一方、ソレノイド23が励磁されると、プランジ
ャ23aが没入して凹部22dと非係合状態になるの
で、規制部材22が回転可能になる。
【0031】又、スクリュー21の先端部にはピストン
25が組み付けられる。即ち、スクリュー21の先端部
には取付穴21bが形成され、該取付穴21bにピスト
ン本体25aが嵌挿固着される。ピストン本体25aに
は、スラストニードル軸受25bを介してピストンヘッ
ド25cが回転可能に連結される。又、ピストン本体2
5aには、ピストンヘッド25cにかかる荷重を検出す
るための荷重センサ26が内装される。この荷重センサ
26は、例えば、歪みゲージタイプや圧電セラミックス
タイプの荷重センサが用いられる。そして、ピストンヘ
ッド25cは、被加圧部材27に当接され、前記スクリ
ュー21が突出することにより被加圧部材27を加圧す
る。
【0032】このように構成された電動アクチュエータ
1は、コントローラ28により制御される。コントロー
ラ28には、圧電素子9、ホール素子20、ソレノイド
23及び荷重センサ26が電気的に接続される。コント
ローラ28は、ホール素子20からの検出信号に基づい
て超音波モータ6のロータ10の回転数を検出し、荷重
センサ26からの検出信号に基づいてピストンヘッド2
5cにかかる荷重を検出している。
【0033】又、コントローラ28は、「通常作動モー
ド」と、超音波モータ6が作動不能に陥ったときの「異
常作動モード」の2つの作動モードに応じて超音波モー
タ6(圧電素子9)及びソレノイド23を制御する。
【0034】「通常作動モード」このモードでは、コン
トローラ28は、ソレノイド23を非励磁状態に維持す
る。従って、プランジャ23aが突出し、フランジ部2
2bの凹部22dに係合しているので、規制部材22は
回転不能な状態になっている。そのため、規制部材22
はスクリュー21の回転を規制するので、該スクリュー
21は軸線方向にのみ移動可能となる。
【0035】そして、コントローラ28は、加圧指令に
基づいて、超音波モータ6を作動すべく圧電素子9に高
周波駆動電圧を印加し、ロータ10を正転させる。する
と、ナット11が正転し、回転が規制されたスクリュー
21は軸線方向に沿って突出移動する。このようなスク
リュー21の突出移動により、ピストン25は被加圧部
材27に加圧力を付与する。
【0036】一方、減圧指令に基づいて、コントローラ
28は、圧電素子9に高周波駆動電圧を印加し、ロータ
10を逆転させる。すると、ナット11が逆転し、スク
リュー21は軸線方向に沿って没入移動する。このよう
なスクリュー21の没入移動により、被加圧部材27に
付与するピストン25の圧力が減圧する。
【0037】このようにして、コントローラ28は、加
圧指令及び減圧指令に基づいてナット11を正逆転さ
せ、スクリュー21を出没させて、被加圧部材27に付
与する加圧力を制御する。
【0038】「異常作動モード」このモードは、超音波
モータ6が作動不能に陥ったときのモードである。コン
トローラ28は、例えば圧電素子9に高周波駆動電圧を
印加しても、ホール素子20によりロータ10の回転数
が「0」を連続して検出した場合に超音波モータ6が作
動不能であると判定し、該モードに応じた制御を行う。
つまり、このモードになると、コントローラ28は、ソ
レノイド23を励磁し、上記した加圧指令及び減圧指令
が発生してもソレノイド23を励磁状態に維持する。従
って、プランジャ23aが没入し、フランジ部22bの
凹部22dと非係合状態になるので、規制部材22は回
転可能な状態に維持される。
【0039】仮に、スクリュー21が突出した状態、即
ちピストン25が被加圧部材27を加圧している状態で
超音波モータ6が作動不能になると、ピストンヘッド2
5cには被加圧部材27からスクリュー21を没入移動
させる方向に反力が作用する。このとき、超音波モータ
6は停止時の保持力が大きいので、ナット11は回転し
ない。
【0040】一方、上記したように、規制部材22の回
転が許容されているので、スクリュー21は回転可能な
状態になっている。従って、ピストンヘッド25cにス
クリュー21を没入移動させる方向の反力が作用する
と、スラストニードル軸受25bによりピストン本体2
5aがピストンヘッド25cに対して回転、即ちスクリ
ュー21が捻りコイルバネ24の付勢力に抗して回転す
る。そして、スクリュー21はナット11により回転し
ながら没入移動する。このように、超音波モータ6が作
動不能になっても、スクリュー21を退避させることが
できるので、ピストン25が被加圧部材27を加圧した
ままの状態になることを回避することができる。
【0041】尚、本実施の形態の電動アクチュエータ1
は、例えば、図3(a)〜(d)に示すような種々の装
置に用いられる。図3(a)は、車両用ディスクブレー
キ装置100である。電動アクチュエータ1は、そのス
クリュー21の軸線方向の出没運動を利用してブレーキ
パッド101をブレーキディスク102に対して接離さ
せ、車両の制動力を調整する。
【0042】図3(b)は、ベルト式可変減速機のテン
ション装置110である。電動アクチュエータ1は、そ
のスクリュー21の軸線方向の出没運動を利用してベル
ト111に付与する加圧力を制御し、該ベルト111に
所定のテンションを付与する。
【0043】図3(c)は、油圧制御装置120であ
る。電動アクチュエータ1は、そのスクリュー21の軸
線方向の出没運動を利用してピストン121の加圧力を
制御し、管路122中の油圧を制御する。
【0044】図3(d)は、電動プレス装置130であ
る。電動アクチュエータ1は、そのスクリュー21の軸
線方向の出没運動を利用して上金型131を加圧し、上
金型131及び下金型132により材料133をプレス
する。
【0045】上記したように、本実施形態によれば、以
下の効果を有する。 (1)電動アクチュエータ1には、スクリュー21に連
結される規制部材22の回転を規制又は許容すべく、フ
ランジ部22bの凹部22dにプランジャ23aを係合
又は非係合させるソレノイド23が設けられる。そし
て、超音波モータ6が作動不能になりナット11側から
モータ6(ロータ10)が回転不能になった場合、コン
トローラ28はソレノイド23を励磁させてプランジャ
23aを没入し、該プランジャ23aとフランジ部22
bの凹部22dとを非係合状態にする。すると、規制部
材22の回転が許容されるので、スクリュー21が回転
可能になる。そのため、スクリュー21はナット11に
より軸線方向に移動することができる。従って、スクリ
ュー21が突出した状態、即ち被加圧部材27にピスト
ン25が加圧した状態で超音波モータ6が作動不能にな
っても、スクリュー21を退避させることができるの
で、ピストン25が被加圧部材27を加圧したままの状
態になることを回避することができる。
【0046】(2)ソレノイド23は、励磁されるとプ
ランジャ23aを没入させて規制部材22の回転を許容
し、非励磁になるとプランジャ23aを突出して規制部
材22の回転を規制する。つまり、通常作動モードにお
いてソレノイド23により規制部材22の回転を規制す
る場合、該ソレノイド23は電力を消費しない。従っ
て、電動アクチュエータ1の消費電力を低減することが
できる。
【0047】(3)規制部材22の回転の規制又は許容
を行う装置としてソレノイド23を用い、該ソレノイド
23が出没するプランジャ23aとフランジ部22bの
凹部22dとを係合又は非係合にするように構成したの
で、電動アクチュエータ1を比較的簡単に構成すること
ができる。
【0048】(4)プランジャ23aがフランジ部22
bの凹部22dと係合可能な位置にフランジ部22bが
配置されるように、該フランジ部22bの回転方向の位
置決めを行う捻りコイルバネ24を設けた。従って、フ
ランジ部22bが回転しても、捻りコイルバネ24によ
って凹部22dとプランジャ23aとが係合し易くなる
ようにフランジ部22bを復帰させることができる。
【0049】尚、本発明の実施の形態は、以下のように
変更してもよい。 ○上記実施の形態では、図1及び図2に示すように、規
制部材22の回転を規制又は許容するためにフランジ部
22bに凹部22dを形成し、該凹部22dとソレノイ
ド23のプランジャ23aとを係合又は非係合にするよ
うに構成したが、これに限定されるものではない。例え
ば、図4〜図8に示すように構成してもよい。
【0050】図4に示すように、非励磁時にプランジャ
23aを突出するソレノイド23を2つ用い、一方のプ
ランジャ23aに係合し一方への回転を規制する係合突
部22fと、他方のプランジャ23aに係合し他方への
回転を規制する係合突部22gをフランジ部22bの外
周部に形成する。そして、規制部材22の回転を規制す
るには、各ソレノイド23を非励磁にしてプランジャ2
3aを突出させて該プランジャ23aと各係合突部22
f,22gとを係合させる。一方、規制部材22の回転
を許容するには、各ソレノイド23を励磁してプランジ
ャ23aを没入させて該プランジャ23aと各係合突部
22f,22gとを非係合にする。
【0051】図5に示すように、上記したソレノイド2
3を2つ用い、フランジ部22bの回転中心をその中心
とした同心円上に90°間隔に4つの係合孔22hを形
成する。そして、規制部材22の回転を規制するには、
各ソレノイド23を非励磁にしてプランジャ23aを突
出させて該プランジャ23aを各係合孔22hに嵌挿す
る。一方、規制部材22の回転を許容するには、各ソレ
ノイド23を励磁してプランジャ23aを没入させて該
プランジャ23aを各係合孔22hから抜く。
【0052】図6に示すように、上記したソレノイド2
3を2つ用い、一方のプランジャ23aに係合し一方へ
の回転を規制する係合突部22iをフランジ部22bの
外周部に形成し、他方のプランジャ23aに係合し他方
への回転を規制する係合突部22jをフランジ部22b
に形成した肉厚部の外周部に形成する。そして、規制部
材22の回転を規制するには、各ソレノイド23を非励
磁にしてプランジャ23aを突出させて該プランジャ2
3aと各係合突部22i,22jとを係合させる。一
方、規制部材22の回転を許容するには、各ソレノイド
23を励磁してプランジャ23aを没入させて該プラン
ジャ23aと各係合突部22i,22jとを非係合にす
る。
【0053】図7に示すように、第2ハウジング3に対
してフランジ部22bの凹部22dに係合するための係
合突部3bを形成し、カバー4のフランジ部22bとの
間に介在させた付勢部材30の付勢力により該凹部22
dと係合突部3bとを係合させる。これに対し、非励磁
時にプランジャ29aが没入するソレノイド29を用
い、フランジ部22bの反付勢部材30側の面にプラン
ジャ29aを当接させる。この場合、凹部22dと係合
突部3bとが係合しているとき、プランジャ29aは没
入状態になっている。そして、規制部材22の回転を規
制するには、各ソレノイド29を非励磁にしてプランジ
ャ29aを没入させて凹部22dと係合突部3bとを係
合させる。一方、規制部材22の回転を許容するには、
各ソレノイド29を励磁してプランジャ29aを付勢部
材30の付勢力に抗して突出させて規制部材22を反付
勢部材30側に移動させ、凹部22dと係合突部3bと
を非係合にする。
【0054】図8に示すように、圧電素子31aを備え
たステータ31bをカバー4に固定し、ロータ31cを
規制部材22の挿入部22aに連結して構成した定在波
型の超音波モータ31を用いる。つまり、ロータ31c
が回転すると規制部材22(挿入部22a)が回転し、
スクリュー21が回転する。そのため、スクリュー21
はナット11により軸線方向に移動する。一方、ロータ
31c停止時においては該ロータ31cの保持力が大き
いので、規制部材22(挿入部22a)の回転が規制さ
れる。そのため、該モータ31は、スクリュー21を回
転不能に保持する。
【0055】図9に示すように、ハウジング3側にDC
モータ32を固定し、その回転軸にウォーム32aを設
けるとともに、規制部材22のフランジ部22b外周面
にギヤ22kを形成し、前記ウォーム32aとギヤ22
kとを噛合わせて減速機構を構成する。そして、モータ
32が回転すると規制部材22(挿入部22a)が回転
し、スクリュー21が回転する。そのため、スクリュー
21はナット11により軸線方向に移動する。一方、モ
ータ32停止時においてはウォーム32aとギヤ22k
により規制部材22の保持力が大きくなるので、規制部
材22(挿入部22a)の回転が規制され、スクリュー
21が回転不能に保持される。尚、ウォーム32a及び
ギヤ22k以外で減速機構を構成してもよく、又、DC
モータ32以外のモータを使用してもよい。
【0056】又、電動切替手段をソレノイド23,29
や超音波モータ31、DCモータ32以外の電動の駆動
源を用いて構成してもよい。 ○上記実施の形態では、プランジャ23aがフランジ部
22bの凹部22dと係合可能な位置にフランジ部22
bが配置されるように、該フランジ部22bの回転方向
の位置決めを行う捻りコイルバネ24を設けたが、捻り
コイルバネ24以外の手段を用いてフランジ部22bの
回転方向の位置決めを行うようにしてもよい。又、捻り
コイルバネ24等のフランジ部22bの回転方向の位置
決めを行う手段を特に設けなくてもよい。
【0057】○上記実施の形態では、規制部材22の挿
入部22aを図1のように形成したが、スクリュー21
を軸線方向に移動可能に、かつ相対回転不能に支持でき
れば、規制部材の形状はこれに限定されるものではな
い。
【0058】○上記実施の形態では、圧電素子9に高周
波駆動電圧を印加しても、ホール素子20によりロータ
10の回転数が「0」を連続して検出した場合に超音波
モータ6が作動不能であると判定するようにしたが、こ
れに限定されるものではない。
【0059】○上記実施の形態では、進行波型の超音波
モータ6を使用した電動アクチュエータ1であったが、
構成はこれに限定されるものではない。例えば、定在波
型の超音波モータや、コギングトルク・ディテントトル
クが大きいモータを駆動源とした電動アクチュエータで
あってもよい。又、モータの回転をウォーム及びウォー
ムホイール等の減速比の大きい減速装置を介してナット
に駆動伝達する構成の電動アクチュエータであってもよ
い。つまり、ナット側から回転し難い構成の電動アクチ
ュエータであればよい。
【0060】尚、上記した各請求項のスクリュー及びナ
ットは、スクリュー・ナット間にボールを転動可能に介
在させたボールスクリュー及びそのナットをも含んでい
るものとする。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
電動モータの作動に基づいてナットを回転させ、該ナッ
トと組み合わされるスクリューを軸線方向に移動させる
電動アクチュエータであって、電動モータが作動不能に
なりナット側からモータが回転不能になっても、電動切
替によりスクリューを軸線方向に移動可能とすることが
できる電動アクチュエータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の電動アクチュエータの断面図。
【図2】 規制部材の回転の許容又は規制を説明するた
めの説明図。
【図3】 電動アクチュエータを用いた加減圧装置の模
式図。
【図4】 別例の規制部材の回転の許容又は規制を説明
するための説明図。
【図5】 別例の規制部材の回転の許容又は規制を説明
するための説明図。
【図6】 別例の規制部材の回転の許容又は規制を説明
するための説明図。
【図7】 別例の規制部材の回転の許容又は規制を説明
するための説明図。
【図8】 別例の規制部材の回転の許容又は規制を説明
するための説明図。
【図9】 別例の規制部材の回転の許容又は規制を説明
するための説明図。
【符号の説明】
3b…電動切替手段を構成する第2係合部としての係合
突部、4…ハウジングとしてのカバー、6…電動モータ
としての超音波モータ、11…ナット、21…スクリュ
ー、22…規制部材、22b…回転体としてのフランジ
部、22d…電動切替手段を構成する第1係合部として
の凹部、22f,22g,22i,22j…電動切替手
段を構成する第1係合部としての係合突部、22h…電
動切替手段を構成する第1係合部としての係合孔、2
3,29…電動切替手段としてのソレノイド、23a…
電動切替手段を構成する第2係合部としてのプランジ
ャ、31…電動切替手段としての定在波型超音波モー
タ、31a…圧電素子、31b…ステータ、31c…ロ
ータ、32…電動切替手段及び切替用モータとしてのD
Cモータ。
フロントページの続き Fターム(参考) 5H605 BB05 CC02 CC03 EB10 5H607 BB01 BB08 CC01 CC03 DD02 EE07 EE52 FF01 GG08 5H680 BB03 CC06 EE03 EE23 FF04 FF23 GG01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源としての電動モータ(6)と、 前記電動モータ(6)の作動により回転するナット(1
    1)と、 前記ナット(11)に組み合わされ、前記ナット(1
    1)の回転運動を軸線方向の直線運動に変換するための
    スクリュー(21)と、 前記スクリュー(21)に連結され、該スクリュー(2
    1)の回転を許容又は規制する規制部材(22)と、 通電されると前記規制部材(22)の回転を許容し、非
    通電になると前記規制部材(22)の回転を規制する電
    動切替手段(3b,22d,22f〜22j,23,2
    9,31,32)とを備えたことを特徴とすることを特
    徴とする電動アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電動アクチュエータに
    おいて、 前記電動切替手段(3b,22d,22f〜22j,2
    3,29)は、 前記規制部材(22)の回転とともに回転する回転体
    (22b)に設けた第1係合部(22d,22f〜22
    j)と、 前記回転体(22b)の第1係合部(22d,22f〜
    22j)と係合して前記回転体(22b)の回転を規制
    する第2係合部(3b,23a)と、 通電されると前記第1,第2係合部(22d,22f〜
    22j,23a,3b)を非係合状態とし、非通電にな
    ると相互を係合状態にするソレノイド(23,29)と
    を備えたことを特徴とする電動アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電動アクチュエータに
    おいて、 前記第1係合部(22d,22f〜22j)は、前記回
    転体(22b)に設けた凹部(22d)又は孔(22
    h)若しくは突部(22f,22g,22i,22j)
    又はであることを特徴とする電動アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の電動アクチュエ
    ータにおいて、 前記第2係合部(23a)は、前記ソレノイド(23)
    が突出及び没入するプランジャ(23a)であることを
    特徴とする電動アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれか1項に記載の電
    動アクチュエータにおいて、 前記回転体(22b)は、前記規制部材(22)に一体
    に設けられることを特徴とする電動アクチュエータ。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の電動アクチュエータに
    おいて、 前記電動切替手段(31)は、前記規制部材(22)に
    連結されたロータ(31c)と、ハウジング(4)側に
    固定され、かつ圧電素子(31a)によりロータ(31
    c)を回転させるステータ(31b)とを備えた超音波
    モータ(31)であることを特徴とする電動アクチュエ
    ータ。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の電動アクチュエータに
    おいて、 前記超音波モータ(31)は、定在波型の超音波モータ
    であることを特徴とする電動アクチュエータ。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の電動アクチュエータに
    おいて、 前記電動切替手段(32)は、ハウジング(3)側に固
    定され、かつ前記規制部材(22)に減速機構(22
    a,32a)を介して駆動連結される切替用モータ(3
    2)であることを特徴とする電動アクチュエータ。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の電
    動アクチュエータにおいて、 前記電動モータ(6)は、超音波モータ(6)であるこ
    とを特徴とする電動アクチュエータ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019213255A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 セイコーエプソン株式会社 回転直動変換装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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