JP2001086045A - 送信ダイバーシチの改善方法 - Google Patents
送信ダイバーシチの改善方法Info
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- Radio Transmission System (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 送信ダイバーシチを改善するために、複数の
タイプの直交性を有するワイヤレス通信のための送信機
を実現する。 【解決手段】 送信ダイバーシチは、符号化およびキャ
リア周波数の両方の直交性を使用することにより改善さ
れる。送信されるべきデータは、４個の並列チャネルに
分けられる。そのうちの２個のチャネルは第１キャリア
信号で送信され、残りの２個のチャネルは第２キャリア
信号で送信される。同じキャリア信号で送信されるチャ
ネルには、受信機で分離されるように、直交符号が与え
られる。相異なるキャリア信号で送信されるチャネル
は、同一の直交符号で符号化されることが可能である。
変調されたキャリア信号は、各キャリアごとに１つのア
ンテナを用いて、少なくとも２個のアンテナを用いて送
信される。各アンテナで両方のキャリアを送信すること
も可能である。
タイプの直交性を有するワイヤレス通信のための送信機
を実現する。 【解決手段】 送信ダイバーシチは、符号化およびキャ
リア周波数の両方の直交性を使用することにより改善さ
れる。送信されるべきデータは、４個の並列チャネルに
分けられる。そのうちの２個のチャネルは第１キャリア
信号で送信され、残りの２個のチャネルは第２キャリア
信号で送信される。同じキャリア信号で送信されるチャ
ネルには、受信機で分離されるように、直交符号が与え
られる。相異なるキャリア信号で送信されるチャネル
は、同一の直交符号で符号化されることが可能である。
変調されたキャリア信号は、各キャリアごとに１つのア
ンテナを用いて、少なくとも２個のアンテナを用いて送
信される。各アンテナで両方のキャリアを送信すること
も可能である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤレス通信に
関し、特に、送信ダイバーシチを提供する方法に関す
る。
関し、特に、送信ダイバーシチを提供する方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】送信および受信ダイバーシチはいずれも
チャネルフェージングに対処するために使用される。受
信機の場合、ダイバーシチは、一度に一方のアンテナの
みがフェージング信号を受けるように十分な距離だけ間
隔を置いた２つのアンテナを使用することによって提供
される。同様に、送信ダイバーシチは、すべてのアンテ
ナからの信号が受信機で同時にフェージングを受ける可
能性が小さくなるように、十分な距離だけ離した複数の
アンテナを使用して提供される。
チャネルフェージングに対処するために使用される。受
信機の場合、ダイバーシチは、一度に一方のアンテナの
みがフェージング信号を受けるように十分な距離だけ間
隔を置いた２つのアンテナを使用することによって提供
される。同様に、送信ダイバーシチは、すべてのアンテ
ナからの信号が受信機で同時にフェージングを受ける可
能性が小さくなるように、十分な距離だけ離した複数の
アンテナを使用して提供される。
【０００３】図１に、送信ダイバーシチを提供する従来
のＣＤＭＡ（符号分割多元接続）送信機を示す。符号器
１０は、送信すべきデータを受け取り、誤り訂正・検出
符号化のような符号化を加える。次に、データはインタ
リーバ１２に送られる。インタリーバ１２は、連続する
ビットの損失が、それらのビットが受信機で並べ替えら
れるときに時間的に拡散するように、データを並べ替え
る。インタリーバ１２の出力は、デマルチプレクサ（Ｄ
ＥＭＵＸ）１４に送られる。デマルチプレクサ１４は、
データを２つの並列パスに分割し、これらは乗算器１６
および１８に送られる。乗算器１６および１８は、ウォ
ルシュ符号Ｗn1およびＷn2のような直交符号を用いてデ
ータを符号化する。注意すべき点であるが、デマルチプ
レクサ１４を通ることにより、データレートは半分に減
少している。また、１つのＣＤＭＡチャネルは通常、ウ
ォルシュ符号Ｗnのような単一のウォルシュ符号を使用
することにも注意すべきである。データレートが半分に
減少しているため、ウォルシュ符号Ｗnは、２つの長い
直交ウォルシュ符号Ｗn1およびＷn2に分けることが可能
である。式１および２は、長いウォルシュ符号Ｗn1およ
びＷn2と短いウォルシュ符号Ｗnの間の関係を例示す
る。
のＣＤＭＡ（符号分割多元接続）送信機を示す。符号器
１０は、送信すべきデータを受け取り、誤り訂正・検出
符号化のような符号化を加える。次に、データはインタ
リーバ１２に送られる。インタリーバ１２は、連続する
ビットの損失が、それらのビットが受信機で並べ替えら
れるときに時間的に拡散するように、データを並べ替え
る。インタリーバ１２の出力は、デマルチプレクサ（Ｄ
ＥＭＵＸ）１４に送られる。デマルチプレクサ１４は、
データを２つの並列パスに分割し、これらは乗算器１６
および１８に送られる。乗算器１６および１８は、ウォ
ルシュ符号Ｗn1およびＷn2のような直交符号を用いてデ
ータを符号化する。注意すべき点であるが、デマルチプ
レクサ１４を通ることにより、データレートは半分に減
少している。また、１つのＣＤＭＡチャネルは通常、ウ
ォルシュ符号Ｗnのような単一のウォルシュ符号を使用
することにも注意すべきである。データレートが半分に
減少しているため、ウォルシュ符号Ｗnは、２つの長い
直交ウォルシュ符号Ｗn1およびＷn2に分けることが可能
である。式１および２は、長いウォルシュ符号Ｗn1およ
びＷn2と短いウォルシュ符号Ｗnの間の関係を例示す
る。
【０００４】Ｗn1＝［Ｗn，Ｗn］ （１） Ｗn2＝［Ｗn，−Ｗn］ （２）
【０００５】単一のウォルシュ符号から２つの長いウォ
ルシュ符号を生成する例を、式３、４および５に示す。
ルシュ符号を生成する例を、式３、４および５に示す。
【０００６】 Ｗn＝１，１，−１，−１ （３） Ｗn1＝１，１，−１，−１，１，１，−１，−１ （４） Ｗn2＝１，１，−１，−１，−１，−１，１，１ （５）
【０００７】式３は、単純な４ビットウォルシュ符号を
例示し、式４および５はそれぞれ、長いウォルシュ符号
Ｗn1およびＷn2を例示する。理解されるように、ウォル
シュ符号Ｗn1は、ウォルシュ符号Ｗnを単に２個繰り返
したものであり、ウォルシュ符号Ｗn2は、ウォルシュ符
号Ｗnの後に、ウォルシュ符号Ｗnの−１倍を続けたもの
である。
例示し、式４および５はそれぞれ、長いウォルシュ符号
Ｗn1およびＷn2を例示する。理解されるように、ウォル
シュ符号Ｗn1は、ウォルシュ符号Ｗnを単に２個繰り返
したものであり、ウォルシュ符号Ｗn2は、ウォルシュ符
号Ｗnの後に、ウォルシュ符号Ｗnの−１倍を続けたもの
である。
【０００８】図１に戻って、乗算器２０および２２が各
データパスに擬似ランダム符号をかけた後、データはＲ
Ｆセクション２４および２６に送られる。ＲＦセクショ
ンは、キャリア周波数ｆ1を有するキャリア信号を符号
化データで変調し、アンテナ２８および３０による送信
の前に十分な増幅を行うというような機能を実行する。
注意すべき点であるが、図１のシステムは、２つのアン
テナを通じて同じ周波数で送信を行う２つのパスにデー
タを分けることによって送信ダイバーシチを提供してい
るが、データを符号化するために異なるウォルシュ符号
を使用することにより２つのパスは直交関係を維持して
いる。
データパスに擬似ランダム符号をかけた後、データはＲ
Ｆセクション２４および２６に送られる。ＲＦセクショ
ンは、キャリア周波数ｆ1を有するキャリア信号を符号
化データで変調し、アンテナ２８および３０による送信
の前に十分な増幅を行うというような機能を実行する。
注意すべき点であるが、図１のシステムは、２つのアン
テナを通じて同じ周波数で送信を行う２つのパスにデー
タを分けることによって送信ダイバーシチを提供してい
るが、データを符号化するために異なるウォルシュ符号
を使用することにより２つのパスは直交関係を維持して
いる。
【０００９】図２に、送信ダイバーシチを提供する第２
のＣＤＭＡ送信機を示す。図１と同様に、データは、デ
マルチプレクサに送られる前に、符号器１０およびイン
タリーバ１２によって処理される。デマルチプレクサ４
０は、データを３つの並列パスに分割し、これらは乗算
器４２、４４および４６に送られる。各乗算器は、ウォ
ルシュ符号Ｗnを用いてデータを符号化する。乗算器４
２、４４および４６からのデータはそれぞれ、乗算器４
８、５０および５２に送られ、そこでデータはさらに擬
似ランダム符号で符号化される。乗算器４８からのデー
タはＲＦセクション５４に送られる。ＲＦセクション５
４は、周波数ｆ1を有するキャリア上にデータを変調す
る。乗算器５０からのデータはＲＦセクション５６に送
られる。ＲＦセクション５６は、周波数ｆ2を有するキ
ャリア上にデータを変調する。乗算器５２からのデータ
はＲＦセクション５８に送られる。ＲＦセクション５８
は、周波数ｆ3を有するキャリア上にデータを変調す
る。これらのＲＦセクションの出力は、アンテナ６０、
６２および６４に送られる。この場合、３個のアンテナ
を用いて送信ダイバーシチが提供され、相異なるキャリ
ア周波数の使用により、３個のチャネルの直交性が提供
される。
のＣＤＭＡ送信機を示す。図１と同様に、データは、デ
マルチプレクサに送られる前に、符号器１０およびイン
タリーバ１２によって処理される。デマルチプレクサ４
０は、データを３つの並列パスに分割し、これらは乗算
器４２、４４および４６に送られる。各乗算器は、ウォ
ルシュ符号Ｗnを用いてデータを符号化する。乗算器４
２、４４および４６からのデータはそれぞれ、乗算器４
８、５０および５２に送られ、そこでデータはさらに擬
似ランダム符号で符号化される。乗算器４８からのデー
タはＲＦセクション５４に送られる。ＲＦセクション５
４は、周波数ｆ1を有するキャリア上にデータを変調す
る。乗算器５０からのデータはＲＦセクション５６に送
られる。ＲＦセクション５６は、周波数ｆ2を有するキ
ャリア上にデータを変調する。乗算器５２からのデータ
はＲＦセクション５８に送られる。ＲＦセクション５８
は、周波数ｆ3を有するキャリア上にデータを変調す
る。これらのＲＦセクションの出力は、アンテナ６０、
６２および６４に送られる。この場合、３個のアンテナ
を用いて送信ダイバーシチが提供され、相異なるキャリ
ア周波数の使用により、３個のチャネルの直交性が提供
される。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、送信ダイバ
ーシチを改善するために、複数のタイプの直交性を有す
るワイヤレス通信のための送信機を実現する。
ーシチを改善するために、複数のタイプの直交性を有す
るワイヤレス通信のための送信機を実現する。
【００１１】
【課題を解決するための手段】送信ダイバーシチは、符
号化およびキャリア周波数の両方の直交性を使用するこ
とにより改善される。送信されるべきデータは、４個の
並列チャネルに分けられる。そのうちの２個のチャネル
は第１キャリア信号で送信され、残りの２個のチャネル
は第２キャリア信号で送信される。同じキャリア信号で
送信されるチャネルには、受信機で分離されるように、
直交符号が与えられる。相異なるキャリア信号で送信さ
れるチャネルは、同一の直交符号で符号化されることが
可能である。変調されたキャリア信号は、各キャリアご
とに１つのアンテナを用いて、少なくとも２個のアンテ
ナを用いて送信される。注意すべき点であるが、各アン
テナで両方のキャリアを送信することも可能である。
号化およびキャリア周波数の両方の直交性を使用するこ
とにより改善される。送信されるべきデータは、４個の
並列チャネルに分けられる。そのうちの２個のチャネル
は第１キャリア信号で送信され、残りの２個のチャネル
は第２キャリア信号で送信される。同じキャリア信号で
送信されるチャネルには、受信機で分離されるように、
直交符号が与えられる。相異なるキャリア信号で送信さ
れるチャネルは、同一の直交符号で符号化されることが
可能である。変調されたキャリア信号は、各キャリアご
とに１つのアンテナを用いて、少なくとも２個のアンテ
ナを用いて送信される。注意すべき点であるが、各アン
テナで両方のキャリアを送信することも可能である。
【００１２】
【発明の実施の形態】図３に、複数のタイプの直交性を
有するＣＤＭＡ送信機を示す。符号器８０は、データを
受け取り、インタリーバ８２に送る。符号器８０および
インタリーバ８２は、従来技術の符号器１０およびイン
タリーバ１２と同様である。デマルチプレクサ８４は、
インタリーバ８２からのデータを、時間的に揃った（時
間整列した）６個の並列チャネルパスに分ける。デマル
チプレクサ８４は、信号パスを時間整列するスイッチお
よびバッファを用いて製造することが可能である。ま
た、時間整列（タイムアラインメント）バッファなしで
デマルチプレクサ８４を製造することも可能である。し
かし、この場合、信号パスは時間整列しないことにな
る。デマルチプレクサ８４の出力８６、８８、９０、９
２、９４および９６はそれぞれ、乗算器９８、１００、
１０２、１０４、１０６および１０８に送られる。乗算
器９８〜１０８は、ウォルシュ符号のような直交符号を
用いてデータを符号化するために使用される。乗算器９
８、１０２および１０６は、ウォルシュ符号Ｗn1を用い
てデータを符号化し、乗算器１００、１０４および１０
８は、ウォルシュ符号Ｗn2を用いてデータを符号化す
る。ウォルシュ符号Ｗn1とＷn2は互いに直交する。これ
により、乗算器出力１１０、１１２および１１４は同じ
ウォルシュ符号で符号化され、異なるウォルシュ符号で
符号化された出力１１６、１１８および１２０に直交す
ることになる。出力１１０〜１２０は、乗算器１３０、
１３２、１３４、１３６、１３８および１４０に送ら
れ、これらの乗算器は、各信号パスを、ＣＤＭＡ送信機
により使用される擬似ランダム符号で符号化する。擬似
ランダム符号で符号化された後、乗算器出力１４２、１
４４、１４６、１４８、１５０および１５２はそれぞ
れ、ＲＦセクション１５４、１５６、１４８、１６０、
１６２および１６４に送られる。ＲＦセクション１５４
および１５６はそれぞれ、周波数ｆ1を有するキャリア
を乗算器出力１４２および１４４で変調する。ＲＦセク
ション１５８および１６０はそれぞれ、周波数ｆ2を有
するキャリアを乗算器出力１４６および１４８で変調す
る。ＲＦセクション１６２および１６４はそれぞれ、周
波数ｆ3を有するキャリアを乗算器出力１５０および１
５２で変調する。ＲＦセクション１５４、１５８および
１６２の出力は、アンテナ１８２を通じて送信するため
に加算器１８０に送られる。ＲＦセクション１５６、１
６０および１６４の出力は、アンテナ１８６を通じて送
信するために加算器１８４に送られる。
有するＣＤＭＡ送信機を示す。符号器８０は、データを
受け取り、インタリーバ８２に送る。符号器８０および
インタリーバ８２は、従来技術の符号器１０およびイン
タリーバ１２と同様である。デマルチプレクサ８４は、
インタリーバ８２からのデータを、時間的に揃った（時
間整列した）６個の並列チャネルパスに分ける。デマル
チプレクサ８４は、信号パスを時間整列するスイッチお
よびバッファを用いて製造することが可能である。ま
た、時間整列（タイムアラインメント）バッファなしで
デマルチプレクサ８４を製造することも可能である。し
かし、この場合、信号パスは時間整列しないことにな
る。デマルチプレクサ８４の出力８６、８８、９０、９
２、９４および９６はそれぞれ、乗算器９８、１００、
１０２、１０４、１０６および１０８に送られる。乗算
器９８〜１０８は、ウォルシュ符号のような直交符号を
用いてデータを符号化するために使用される。乗算器９
８、１０２および１０６は、ウォルシュ符号Ｗn1を用い
てデータを符号化し、乗算器１００、１０４および１０
８は、ウォルシュ符号Ｗn2を用いてデータを符号化す
る。ウォルシュ符号Ｗn1とＷn2は互いに直交する。これ
により、乗算器出力１１０、１１２および１１４は同じ
ウォルシュ符号で符号化され、異なるウォルシュ符号で
符号化された出力１１６、１１８および１２０に直交す
ることになる。出力１１０〜１２０は、乗算器１３０、
１３２、１３４、１３６、１３８および１４０に送ら
れ、これらの乗算器は、各信号パスを、ＣＤＭＡ送信機
により使用される擬似ランダム符号で符号化する。擬似
ランダム符号で符号化された後、乗算器出力１４２、１
４４、１４６、１４８、１５０および１５２はそれぞ
れ、ＲＦセクション１５４、１５６、１４８、１６０、
１６２および１６４に送られる。ＲＦセクション１５４
および１５６はそれぞれ、周波数ｆ1を有するキャリア
を乗算器出力１４２および１４４で変調する。ＲＦセク
ション１５８および１６０はそれぞれ、周波数ｆ2を有
するキャリアを乗算器出力１４６および１４８で変調す
る。ＲＦセクション１６２および１６４はそれぞれ、周
波数ｆ3を有するキャリアを乗算器出力１５０および１
５２で変調する。ＲＦセクション１５４、１５８および
１６２の出力は、アンテナ１８２を通じて送信するため
に加算器１８０に送られる。ＲＦセクション１５６、１
６０および１６４の出力は、アンテナ１８６を通じて送
信するために加算器１８４に送られる。
【００１３】注意すべき点であるが、ＲＦセクションの
出力は、２つの異なるアンテナを通じて送信される単一
の和を形成するように使用されることも可能であり、ま
た、各ＲＦセクションの出力が、異なるアンテナを通じ
て送信されることも可能である。また、各アンテナが相
異なるキャリア周波数の信号を送信するために使用され
るように、３個のアンテナを使用することも可能であ
る。
出力は、２つの異なるアンテナを通じて送信される単一
の和を形成するように使用されることも可能であり、ま
た、各ＲＦセクションの出力が、異なるアンテナを通じ
て送信されることも可能である。また、各アンテナが相
異なるキャリア周波数の信号を送信するために使用され
るように、３個のアンテナを使用することも可能であ
る。
【００１４】注意すべき点であるが、図３のシステム
は、２つのタイプの直交性を含む。相異なるキャリア周
波数が第１のタイプの直交性を提供し、信号が１つのキ
ャリア周波数を共有するときには、相異なる直交符号が
第２のタイプの直交性を提供する。注意すべき点である
が、ウォルシュ符号以外の直交符号も使用可能である。
また、注意すべき点であるが、信号が１つのキャリア周
波数を共有するときには相異なる直交符号を使用すべき
である。しかし、信号が１つのキャリア周波数を共有し
ないときには、それらのチャネルに、同じ直交符号を使
用することも、相異なる直交符号を使用することも可能
である。
は、２つのタイプの直交性を含む。相異なるキャリア周
波数が第１のタイプの直交性を提供し、信号が１つのキ
ャリア周波数を共有するときには、相異なる直交符号が
第２のタイプの直交性を提供する。注意すべき点である
が、ウォルシュ符号以外の直交符号も使用可能である。
また、注意すべき点であるが、信号が１つのキャリア周
波数を共有するときには相異なる直交符号を使用すべき
である。しかし、信号が１つのキャリア周波数を共有し
ないときには、それらのチャネルに、同じ直交符号を使
用することも、相異なる直交符号を使用することも可能
である。
【００１５】注意すべき点であるが、相異なるキャリア
周波数を使用するチャネルが直交符号を再使用しない場
合、２つのレベルの直交性が提供される。例えば、キャ
リア周波数ｆ1上の２つのチャネルはウォルシュ符号Ｗ
1nおよびＷ2nを使用し、キャリア周波数ｆ2上の２つの
チャネルはウォルシュ符号Ｗ1mおよびＷ2mを使用する。
また、例えば時間直交性（すなわち、相異なるタイムス
ロット）を用いて、他のタイプあるいはレベルの直交性
を追加することも可能である。
周波数を使用するチャネルが直交符号を再使用しない場
合、２つのレベルの直交性が提供される。例えば、キャ
リア周波数ｆ1上の２つのチャネルはウォルシュ符号Ｗ
1nおよびＷ2nを使用し、キャリア周波数ｆ2上の２つの
チャネルはウォルシュ符号Ｗ1mおよびＷ2mを使用する。
また、例えば時間直交性（すなわち、相異なるタイムス
ロット）を用いて、他のタイプあるいはレベルの直交性
を追加することも可能である。
【００１６】図３は、時間ダイバーシチを改善するため
に、１つの通信チャネルを６個の直交チャネルに分割す
るシステムを例示している。注意すべき点であるが、複
数のタイプの直交性を維持しながら、６個より多い、ま
たは少ない、チャネルを使用することが可能である。例
えば、相異なる直交符号を有する同じキャリアで２個の
チャネルを送信する一方、別の周波数を有するキャリア
で第３のチャネルを送信することによって、３個のチャ
ネルが複数のタイプの直交性を有することが可能であ
る。この場合、最初の２個のチャネルによって使用され
る直交符号のうちの一方が、第３のチャネルによって再
使用されることも可能である。
に、１つの通信チャネルを６個の直交チャネルに分割す
るシステムを例示している。注意すべき点であるが、複
数のタイプの直交性を維持しながら、６個より多い、ま
たは少ない、チャネルを使用することが可能である。例
えば、相異なる直交符号を有する同じキャリアで２個の
チャネルを送信する一方、別の周波数を有するキャリア
で第３のチャネルを送信することによって、３個のチャ
ネルが複数のタイプの直交性を有することが可能であ
る。この場合、最初の２個のチャネルによって使用され
る直交符号のうちの一方が、第３のチャネルによって再
使用されることも可能である。
【００１７】また、複数のタイプの直交性をＣＤＭＡシ
ステム以外のワイヤレス通信システムに適用して、送信
ダイバーシチを改善することも可能である。例えば、Ｔ
ＤＭＡ（時分割多元接続）型のシステムでは、相異なる
キャリア周波数、相異なるタイムスロットあるいは相異
なる符号が、通信信号を分離化することによって形成さ
れる並列チャネルどうしの間に直交性を提供するために
使用可能である。
ステム以外のワイヤレス通信システムに適用して、送信
ダイバーシチを改善することも可能である。例えば、Ｔ
ＤＭＡ（時分割多元接続）型のシステムでは、相異なる
キャリア周波数、相異なるタイムスロットあるいは相異
なる符号が、通信信号を分離化することによって形成さ
れる並列チャネルどうしの間に直交性を提供するために
使用可能である。
【００１８】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、送
信ダイバーシチを改善するために、複数のタイプの直交
性を有するワイヤレス通信のための送信機が実現され
る。
信ダイバーシチを改善するために、複数のタイプの直交
性を有するワイヤレス通信のための送信機が実現され
る。
【図１】送信ダイバーシチを有する従来のＣＤＭＡ送信
機の図である。
機の図である。
【図２】送信ダイバーシチを有するもう１つの従来のＣ
ＤＭＡ送信機の図である。
ＤＭＡ送信機の図である。
【図３】複数のタイプの直交性を有するＣＤＭＡ送信機
の図である。
の図である。
１０ 符号器 １２ インタリーバ １４ デマルチプレクサ（ＤＥＭＵＸ） １６〜２２ 乗算器 ２４ ＲＦセクション ２６ ＲＦセクション ２８ アンテナ ３０ アンテナ ４０ デマルチプレクサ ４２〜５２ 乗算器 ５４〜５８ ＲＦセクション ６０〜６４ アンテナ ８０ 符号器 ８２ インタリーバ ８４ デマルチプレクサ ８６〜９６ 出力 ９８〜１０８ 乗算器 １１０〜１２０ 乗算器出力 １３０〜１４０ 乗算器 １４２〜１５２ 乗算器出力 １５４〜１６４ ＲＦセクション １８０ 加算器 １８２ アンテナ １８４ 加算器 １８６ アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｂ 1/707 Ｈ０４Ｊ 13/00 Ｄ (71)出願人 596077259 600 Ｍｏｕｎｔａｉｎ Ａｖｅｎｕｅ, Ｍｕｒｒａｙ Ｈｉｌｌ， Ｎｅｗ Ｊｅ ｒｓｅｙ 07974−0636Ｕ．Ｓ．Ａ. (72)発明者 クイン リ アメリカ合衆国、07940 ニュージャージ ー、マディソン、ハミルトン ストリート 23 (72)発明者 ナレピリ エス．ラメシュ アメリカ合衆国、07974 ニュージャージ ー、ニュープロビデンス、プリムローズ ドライブ 70
Claims (12)
- 【請求項１】 通信信号を少なくとも３個の並列通信チ
ャネルに分離化するステップと、 前記少なくとも３個の並列通信チャネルのうちの少なく
とも２個を含む第１通信チャネル群内のチャネル間に、
第１のタイプの直交性を与えるステップと、 前記第１通信チャネル群と、前記少なくとも３個の並列
通信チャネルのうちの少なくとも１つの残りの並列通信
チャネルを含む第２通信チャネル群との間に、第２のタ
イプの直交性を与えるステップとを有することを特徴と
する、送信ダイバーシチの改善方法。 - 【請求項２】 前記第２通信チャネル群内のチャネル間
に前記第１のタイプの直交性を与えるステップをさらに
有することを特徴とする請求項１に記載の方法。 - 【請求項３】 前記第１のタイプの直交性は周波数直交
性であることを特徴とする請求項１に記載の方法。 - 【請求項４】 前記第２のタイプの直交性は符号直交性
であることを特徴とする請求項３に記載の方法。 - 【請求項５】 前記第１のタイプの直交性は周波数直交
性であることを特徴とする請求項１に記載の方法。 - 【請求項６】 前記第２のタイプの直交性は時間直交性
であることを特徴とする請求項５に記載の方法。 - 【請求項７】 前記第１のタイプの直交性は符号直交性
であることを特徴とする請求項１に記載の方法。 - 【請求項８】 前記第２のタイプの直交性は時間直交性
であることを特徴とする請求項７に記載の方法。 - 【請求項９】 通信信号を少なくとも３個の並列通信チ
ャネルに分離化するステップと、 前記少なくとも３個の並列通信チャネルのそれぞれを符
号化するステップと、 第１キャリア周波数を有するキャリア信号により前記少
なくとも３個の並列通信チャネルのうちの少なくとも２
個の通信チャネルを送信するステップと、 第２キャリア周波数を有するキャリア信号により前記少
なくとも３個の並列通信チャネルのうちの少なくとも１
つの残りの並列通信チャネルを送信するステップとを有
する、送信ダイバーシチの改善方法において、 前記第１キャリア周波数を有するキャリア信号により送
信される通信チャネルは相異なる直交符号を用いて符号
化されることを特徴とする、送信ダイバーシチの改善方
法。 - 【請求項１０】 前記直交符号はウォルシュ符号である
ことを特徴とする請求項９に記載の方法。 - 【請求項１１】 前記第２キャリア周波数を有するキャ
リア信号により送信される通信チャネルは、前記第１キ
ャリア周波数を有するキャリア信号により送信される通
信チャネルのうちの少なくとも１つを符号化するために
使用された符号を使用することを特徴とする請求項９に
記載の方法。 - 【請求項１２】 前記第２キャリア周波数を有するキャ
リア信号により送信される通信チャネルは、前記第１キ
ャリア周波数を有するキャリア信号により送信される通
信チャネルのうちの少なくとも１つを符号化するために
使用された符号とは異なる符号を使用することを特徴と
する請求項９に記載の方法。
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