JP2001086029A - 移動無線端末装置 - Google Patents
移動無線端末装置Info
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- JP2001086029A JP2001086029A JP25728799A JP25728799A JP2001086029A JP 2001086029 A JP2001086029 A JP 2001086029A JP 25728799 A JP25728799 A JP 25728799A JP 25728799 A JP25728799 A JP 25728799A JP 2001086029 A JP2001086029 A JP 2001086029A
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Abstract
ることなく、受信用ローカル信号の周波数を受信チャネ
ル間隔以下の周波数だけオフセットさせる。 【解決手段】 受信動作時において、ベースバンド信号
処理部51が送信ベースバンド信号として、周波数Δf
の単一トーン信号を生成する。そして、送信高周波部6
1が上記送信ベースバンド信号に基づき、シンセサイザ
部41からのローカル信号を用いて、受信搬送波周波数
からΔfだけ周波数オフセットしたトーン信号を生成
し、この信号を、受信高周波部31におけるダウンコン
バート用のローカル信号として用いるようにしたもので
ある。
Description
GSM(Global System of Mobile communication)や
日本のRCR STD−27で規定されるPDC(Publi
c Digital Cellar)、RCR STD−28で規定され
るPHS(Personal Handyphone System)などで用いら
れ、基地局との間の送受信にTDD(Time Division Du
plex)方式を用いた移動無線端末装置に関する。
は、図4に示すように構成される。この図において、1
はアンテナ、2は送受共用部、3は受信高周波部、4は
シンセサイザ部、5はベースバンド信号処理部、6は送
信高周波部、7は電力増幅部である。
部2を通じて、受信高周波部3へ伝わるように制御され
る。受信高周波部3に入力された高周波信号は、ここ
で、シンセサイザ部4から供給される高周波ローカル信
号Lo−RFrxおよび中間周波ローカル信号Lo−I
Fを用いてベースバンド信号へと周波数変換および直交
復調される。受信高周波部3にてベースバンド信号に変
換された受信信号は、ベースバンド信号処理部5へ入力
されて、その後の受信信号処理が施される。
処理部5で処理された送信ベースバンド信号が、送信高
周波部6に入力されて、ここでシンセサイザ部4から供
給される中間周波ローカル信号Lo−IFおよび高周波
ローカル信号Lo−RFtxを用いて直交変調および周
波数変換され、送信RF信号となる。
号は、電力増幅部7で所望の電力まで電力増幅された
後、送受共用部2を通じてアンテナ1へ伝送され、空間
に放射されるよう制御される。
よっては、図示していない制御部からの制御信号によっ
てそれぞれ制御されることもあり得る。これらの制御信
号によって、受信あるいは送信といった動作モードも切
り換わるように制御される。
すブロック図である。この図で、2−1は切替スイッ
チ、2−2は受信帯域バンドパスフィルタ、2−3は送
信帯域バンドパスフィルタである。
ナ1へと接続されており、第2の端子には、受信帯域バ
ンドパスフィルタ2−2が、第3の端子には送信帯域バ
ンドパスフィルタ2−3が、それぞれ接続されており、
第1の端子が選択的に第2の端子、あるいは第3の端子
に接続される。
チ2−1が第1の端子と第2の端子を接続して、アンテ
ナ1から入力された受信RF信号が受信帯域バンドパス
フィルタ2−2を介し受信高周波部3へと伝送される。
1が第1の端子と第3の端子を接続して、電力増幅部7
にて増幅された送信RF信号を、送信帯域バンドパスフ
ィルタ2−3を通じてアンテナ1へと伝送する。なお、
切替スイッチ2−1を切換制御する制御信号は、図示し
ていない制御部から入力される。
す。2−4は、送受分波器である。送受分波器2−4
は、2つのバンドパスフィルタで構成されており、アン
テナ1へつながる第1の端子と、受信高周波部3へつな
がる第2の端子との間には、受信帯域の信号を通し送信
帯域の信号を阻止するような周波数特性のバンドパスフ
ィルタが接続されている。
と、電力増幅部7へつながる第3の端子との間には、送
信帯域の信号を通し受信帯域の信号を阻止するような周
波数特性のバンドパスフィルタが接続されている。この
ような特性を有する2つのバンドパスフィルタを組み合
わせても送受共用部2を構成できる。
て説明する。図7は受信高周波部3の構成例を示すブロ
ック図である。この図において、3−1はローノイスア
ンプ、3−2,3−3はミキサ、3−4は90度移相
器、3−5,3−6,3−9,3−10はローパスフィ
ルタ、3−7,3−8は増幅器である。
ダイレクトコンバージョンタイプの受信機である。ダイ
レクトコンバージョンの場合、中間周波ローカル信号は
必要ない。搬送波周波数と同じか、あるいはその半分の
周波数の高周波ローカル信号を用いて受信高周波信号か
ら直接ベースバンド信号を得る方式である。
考えられるが、例えば、図8に示すように、シンセサイ
ザ部4から出力される2つのローカル信号Lo−IFお
よびLo−RFrxをミキサ4aで互いに乗算して、そ
の出力をフィルタ4bを通じて90度移相器3−4に入
力し、高周波ローカル信号として、用いることも可能で
ある。
た方法で得た高周波ローカル信号より、互いに位相が9
0度異なる高周波ローカル信号を生成し、ミキサ3−
2,3−3に供給する。
は、ローノイスアンプ3−1で増幅された後、ミキサ3
−2,3−3に入力される。ミキサ3−2,3−3に供
給される高周波ローカル信号は、90度移相器3−4よ
り供給されるもので、受信搬送波と同じ周波数か、ある
いは、受信搬送波の半分の周波数である。
された受信ベースバンド信号となるので、ローパスフィ
ルタ3−5,3−6で信号帯域外雑音や妨害波を除去
し、増幅器3−7,3−8で適当なレベルまで増幅され
る。
されるので、再びローパスフィルタ3−9,3−10で
更に帯域外雑音を除去し、ベースバンド信号処理部5へ
出力する。
すブロック図である。この図で、図7と同様に、3−1
はローノイスアンプ、3−2,3−3はミキサ、3−4
は90度移相器、3−5,3−6,3−9,3−10は
ローパスフィルタ、3−7,3−8は増幅器であり、ま
た3−11、3−12はA/D変換器(A/D)、3−
13は分周器(÷N)、3−14はA/D変換器(A/
D)、3−15は90度移相器、3−16,3−17,
3−18,3−19は乗算器、3−20は引き算器、3
−21は足し算器、3−22,3−23はローパスフィ
ルタである。
高周波ローカル信号の周波数は、受信搬送波周波数と同
じではなく、若干のオフセットを持たせて周波数設定す
る。高周波ローカル信号周波数は、受信チャネル周波数
と次のチャネル周波数との間となるように設定する。
なって受信中問周波数信号に混在してくるが、この隣接
チャネル妨害波は、イメージキャンセル技術を用いて受
信ベースバンド信号から除去することができる。
ローカル信号は、分周器3−13で中問周波ローカル信
号周波数となるように分周され、この分周により得られ
た中問周波ローカル信号は、A/D変換器3−14でデ
ィジタル信号に変換される。
力される受信中間周波数信号は、A/D変換器3−1
1,3−12でディジタル信号に変換されて、この後の
処理はディジタルで行われる。
変換された中間周波ローカル信号は、90度移相器3−
15で90度の位相差をもった2つの信号に分けられ、
−方は、ミキサ3−16,3−17に入力されて受信中
間周波数信号と乗算され、他方はミキサ3−18,3−
19に入力されて受信中間周波数信号と乗算される。
出力とを、引き算器3−20で演算し、ミキサ3−19
の出力とミキサ3−16の出力とを、足し算器3−21
で演算することにより、2つの受信ベースバンド信号を
得ることができる。
変換された妨害波である隣接チャネルの信号は、引き算
器3−20や足し算器3−21で合成される際に、ちょ
うど逆位相で合成されることになるので、受信ベースバ
ンド信号から隣接妨害波を除去することができる。ロー
パスフィルタ3−22,3−23では、それぞれ帯域外
の雑音や妨害波を更に除去してベースバンド信号処理部
5へ出力する。
示す。この図で、6−1は直交変調器、6−2はバンド
パスフィルタ、6−3は増幅器である。この構成の送信
高周波部6は、いわゆる直接変調方式で、搬送波と同じ
周波数の高周波ローカル信号を用いて、ベースバンド信
号処理部5から入力される送信ベースバンド信号を直接
変調するように構成されている。
まざま考えられるが、前述の図8に示したような回路で
シンセサイザ部4から供給される高周波ローカル信号L
o−RFtxと中問周波ローカル信号Lo−IFとから
作りだすことも可能である。
6−1に入力された送信ベースバンド信号は、搬送波と
同じ周波数のローカル信号を用いて直交変調され、送信
高周波信号として出力される。
スが含まれているので、これらをバンドパスフィルタ6
−2で除去した後、増畑器6−3で適当なレベルまで増
幅し、電力増幅部7へと出力される。
す。この図で、6−1−1は90度移相器、6−1−
2,6−1−3は乗算器、6−1−4は足し算器であ
る。
カル信号は、ここで互いに90度の位相差を持つ2つの
信号に分けられ、乗算器6−1−2,6−1−3に入力
される。
度移相器6−1−1で得たローカル信号と、ベースバン
ド信号処理部5より入力された送信ベースバンド信号と
を乗算したのち、両者を足し算器6−1−4で合成する
ことにより、直交変調された送信信号を得る。
て、図12に示すような構成も考えられる。この図に示
す送信高周波部6は、図10と同様に、6−1は直交変
調器、6−2はバンドパスフィルタ、6−3は増幅器で
あり、6−4はバンドパスフィルタ、6−5はミキサで
ある。
ンセサイザ部4から供給される中問周波ローカル信号L
o−IFを用いて、ベースバンド信号処理部5より入力
された送信ベースバンド信号に直交変調をかける。
て、直交変調された送信中間周波数信号が得られるが、
これには雑音やスプリアスが含まれているのでバンドパ
スフィルタ6−4でそれらを除去する。
ィルタ6−4より出力される送信中間周波数信号に対し
て、シンセサイザ部4から供給される高周波ローカル信
号Lo−RFtxを用いて、更に搬送波周波数へと周波
数変換する。
ジ信号やスプリアスをバンドパスフィルタ6−2で除去
した後、増幅器6−3で適当なレベルまで増幅して、後
段の電力増幅部7へと出力する。
を、図13に示す。この図で、6−1−5はD/A変換
器である。図11の直交変調器では、アナログで信号処
理していたが、図13ではディジタルで信号処理した
後、D/A変換器6−1−5でアナログ信号に変換して
直交変調波を得る。
として、図14に示すような構成も考えられる。この図
で、6−6はローパスフィルタ、6−7は分周器(1/
M)、6−8は位相比較器、6−9はローパスフィル
タ、6−10は電圧制御発振器、6−11はミキサ、6
−12はローパスフィルタ、6−13は分周器(1/
N)である。
送信ベースバンド信号は、直交変調器6−1で、シンセ
サイザ部4から供給される中間周波ローカル信号Lo−
IFを用いて直交変調される。
た送信中間周波数信号は、ローパスフィルタ6−6でス
プリアスが除去された後、分周器6−7でM分周され
る。そして、分周器6−7の分周出力は、位相比較器6
−8にて、分周器6−13の分周出力と位相比較され
る。
パスフィルタ6−9で平滑化された後、電圧制御発振器
6−10の発振周波数制御電圧となる。電圧制御発振器
6−10の出力は、送信信号として電力増幅部7へ出力
されるとともに、ミキサ6−11へ出力される。
供給される高周波ローカル信号Lo−RFtxを用い
て、電圧制御発振器6−10の出力を送信中間周波数へ
と周波数変換する。
2でイメージやスプリアスが除去された後、分周器6−
13でN分周されて、位相比較器6−8で前述の分周器
6−7の出力と位相比較される。
比較器6−8に入力される2つの信号の位相が同じとな
るように閉ループが形成されているので、分周器6−7
側に位相変調が掛かった信号を入力すれば、位相比較器
6−8は電圧制御発振器6−10にも同じ位相変調が掛
かるように制御することになる。
は、シンセサイザ部4より、受信高周波部3と送信高周
波部6とヘ、ローカル信号を供給する構成となってい
る。ところで、実用化されている多くの無線システムで
は、上り回線周波数と下り回線周波数との周波数間隔
が、チャネル周波数間隔の整数倍になっているものが多
く見受けられる。
周波数間隔は、200[KHz]であり、上りと下りの
周波数間隔は、45[MHz]、あるいは95[MH
z]となっている。
端末装置において、例えば、図9に示すような構成を受
信高周波部3に採用した場合、図15の周波数構成イメ
ージ図に示すように、シンセサイザ部4から供給される
高周波ローカル信号周波数は、受信チャネル周波数の間
の周波数となるようにしなければならない。
させるため、そのオフセット分だけ送信と受信の周波数
設定幅が異なってくる。このため、シンセサイザ部4に
は、さらに細かい周波数設定分解能が要求される。
たシンセサイザの場合、周波数設定分解能は位相比較周
波数で決まるが、位相比較周波数を低くすると、それだ
けシンセサイザのロックアップ時間が遅くなってしま
う。
周波数間隔は200[KHz]なので、シンセサイザ部
4の高周波ローカル信号用シンセサイザの位相比較周波
数を200[KHz]に設定することが多いが、受信ロ
ーカルとして搬送波から100[KHz]オフセットし
ようとすると、送信ローカル周波数と受信ローカル周波
数間隔が100[KHz]ずれるので、位相比較周波数
を100[KHz]にしなければならない。
Hz]から半分の100[KHz]にするため、シンセ
サイザのロックアップに要する時間は、位相比較周波数
が200[KHz]の場合の2倍になってしまう。
構成を示した図である。8スロットで1フレームを構成
しており、ハッチングで示した部分が実際に通信してい
るスロットである。
ングが異なると同時に、チャネル周波数も異なる。GS
M900の場合、上り回線周波数が880[MHz]〜
915[MHz]で、下り回線周波数が925[MH
z]〜960[MHz]である。
ットと下りスロットとで高周波ローカル信号周波数も切
替えなければならない。しかし、位相比較周波数を10
0[KHz]と低くした場合、シンセサイザがロックア
ップに多くの時間を要して、スロット切替え時間内にロ
ックアップできなくなってしまうという問題があった。
DMAのシステムの両システムに対応するデュアルモー
ドを実施する場合の受信高周波部3の構成を示したブロ
ック図である。
部3と同じであるが、通信帯域幅が異なる2つのシステ
ムを扱うので、ローパスフィルタが2系統用意されてい
る点が異なる。
103,3−104は切替スイッチで、使用するシステ
ムに応じて、図示しない制御部により切換制御される。
−方のシステムを用いるときには、30aのフィルタを
用いるように切り換え、他方のシステムを用いるときに
は、30bのフィルタを用いるように切り換える。
3−3、および、90度移相器3−4は、図7と同じで
ある。
用いる場合には、通信帯域に応じた2系統のローパスフ
ィルタと増幅器とを用意しなければならず、回路規模が
大きくなるという問題があった。
置では、受信用ローカル信号の周波数を受信チャネル間
隔以下の周波数だけオフセットさせる場合には、上記受
信用ローカル信号を生成するシンセサイザの位相比較周
波数を上記オフセット分だけ低く設定する必要があるた
め、上記シンセサイザのロックアップ時間が長くなって
しまうという問題があった。
たもので、シンセサイザの位相比較周波数を低く設定す
ることなく、受信用ローカル信号の周波数を受信チャネ
ル間隔以下の周波数だけオフセットさせることが可能な
移動無線端末装置を提供することを目的とする。
とCDMA方式など、通信帯域が異なる2つの通信モー
ドを有する移動無線端末装置では、各システム通信帯域
に応じた2つの受信系統を用意しなければならず、回路
規模が増大してしまうという問題点があった。そこで、
この発明では、2つの通信モードについて、1つの受信
系統で選択的に対応できる移動無線端末装置を提供する
ことを目的とする。
めに、この発明は、通信網に接続可能な無線通信システ
ムの基地局との間で、TDD(Time Division Duplex)
方式による無線通信を行う移動無線端末装置において、
局部発振信号を生成する発振手段と、この発振手段にて
生成された局部発振信号を用いて、所定の周波数の信号
により変調された送信信号を無線周波数にアップコンバ
ートする送信手段と、この送信手段にてアップコンバー
トされた無線周波数の送信信号を用いて、受信した無線
周波数の信号をダウンコンバートする受信手段とを具備
して構成するようにした。
た無線周波数の信号をダウンコンバートするのに、所定
の周波数の信号により変調された送信信号を無線周波数
にアップコンバートしたものを用いるようにしている。
によれば、発振手段の位相比較周波数を低く設定しなく
ても、上記所定の周波数を受信チャネル間隔以下に設定
することにより、受信用ローカル信号として送信手段に
て生成した信号の周波数を受信チャネル間隔以下の周波
数だけオフセットさせることができる。
置は、TDMA(Time Division Multiple Access)方
式とCDMA(Code Division Multiple Access)方式
の両通信方式を選択的用いて通信可能なデュアルモード
対応端末であって、送信手段が、TDMA方式による通
信時に、受信タイミングにおいては、発振手段にて生成
された局部発振信号を用いて、受信した無線周波数の信
号帯域に比して広帯域な疑似ランダム信号によって拡散
変調された前記送信信号を無線周波数にアップコンバー
トし、受信手段が、送信手段にてアップコンバートされ
た無線周波数の送信信号を用いて、受信した無線周波数
の信号をダウンコンバートし、この受信手段にてダウン
コンバートされた受信信号に対して、疑似ランダム信号
と同じ系列の信号を乗算して、逆拡散して復調する逆拡
散手段を備えることを特徴とする。
A方式による通信時に、受信した無線周波数の信号をダ
ウンコンバートするのに、拡散変調された送信信号を無
線周波数にアップコンバートしたものを用いるようにし
ている。
によれば、ダウンコンバートによって得られる受信信号
は、拡散変調された受信信号となり、CDMA方式によ
る通信時に用いる受信系による受信処理を行うことがで
きるので、2つの通信モードについて、1つの受信系統
で対応できる。
の実施形態について説明する。図1は、この発明の第1
の実施形態に係わる移動無線端末装置の構成を示すもの
である。
共用部、31は受信高周波部、41はシンセサイザ部、
51はベースバンド信号処理部、61は送信高周波部、
7は電力増幅部である。
51で処理された送信ベースバンド信号が、送信高周波
部61に入力されて、ここでシンセサイザ部41から供
給される中間周波ローカル信号Lo−IFおよび高周波
ローカル信号Lo−RFtxを用いて直交変調および周
波数変換され、送信RF信号となる。
しては、従来と同様に、図10に示す直接変調方式や、
図12に示すようなアップコンバータミキサによる周波
数変換方式や、図14に示すような位相同期ループを用
いたVCO変調方式などが適応できる。また、図10、
図12、図14に示す各構成で用いられている直交変調
器6−1としては、図11、図13に示すような構成が
可能である。
号は、受信高周波部31と電力増幅部7に出力される。
電力増幅部7は、上記送信RF信号を所望の電力まで電
力増幅する。この電力増幅された送信RF信号は、送受
共用部2を通じてアンテナ1へ伝送され、空間に放射さ
れるよう制御される。
されたRF信号が、送受共用部2を通じて、受信高周波
部31へ伝わるように制御される。なお、この受信動作
時においても、送信高周波部61を動作させる。
受信用に予め用意した変調データを用いて変調を行い、
周波数Δfの単一トーン信号を送信ベースバンド信号と
して生成し、送信高周波部61に出力する。なお、Δf
は、チャネル間隔以下の周波数である。
送波周波数からΔfだけ周波数がオフセットしたトーン
信号を、送信RF信号として生成し、受信高周波部31
に出力する。
号は、ここで、送信高周波部61から供給される上記送
信RF信号および中間周波ローカル信号Lo−IFを用
いてベースバンド信号へと周波数変換および直交復調さ
れる。
は、従来と同様に、図9のような構成が考えられる。図
9のような構成の受信高周波部31では、送信高周波部
61から送信RF信号を、90度移相器3−4で互いに
90度位相差のある2つのローカル信号に分け、これら
の信号をミキサ3−2,3−3における受信RF信号の
中間周波数への変換に用いる。
器3−7,3−8でこの後の信号処理に適したレベルま
で増幅されるとともに、ローパスフィルタ3−5,3−
6、および、ローパスフィルタ3−9,3−10で帯域
外雑音や妨害波である隣接チャネル信号が除去される。
ル信号の周波数を軸に、所望波と対峙する周波数関係に
ある隣接チャネルは、イメージ妨害波信号として同一の
中間周波数信号に変換される。
1から供給される中問周波ローカル信号Lo−IFを分
周器3−13で分周し、A/D変換器3−14でデジタ
ル化した後、90度移相器3−15で90度位相差を持
つローカル信号に変換する。
18,3−19で上記中間周波数信号と乗算し、引き算
器3−20、足し算器3−21を用いてベクトル合成す
れば、所望波のみを受信ベースバンド信号として得るこ
とができ、隣接イメージ信号をキャンセルすることがで
きる。
8,3−19、引き算器3−20、足し算器3−21、
ローパスフィルタ3−22,3−23の信号操作は、デ
ィジタル的に処理することも可能である。以上のように
して得た受信ベースバンド信号は、ベースバンド信号処
理部51へ入力されて、その後の受信信号処理が施され
る。
置では、受信動作時において、ベースバンド信号処理部
51が送信ベースバンド信号として、周波数Δfの単一
トーン信号を生成する。そして、送信高周波部61が上
記送信ベースバンド信号に基づいて、受信搬送波周波数
からΔfだけ周波数オフセットしたトーン信号を生成
し、この信号を、受信高周波部31におけるダウンコン
バート用のローカル信号として用いるようにしている。
によれば、シンセサイザ部41の位相比較周波数をオフ
セットさせなくても、ベースバンド信号処理部51にて
周波数Δfの単一トーン信号を変調信号として用いるこ
とにより、受信チャネル間隔以下の周波数Δfだけオフ
セットさせた受信用ローカル信号を生成することができ
る。これによれば、シンセサイザ部41の位相比較周波
数を低くする必要がないので、シンセサイザ部41のロ
ックアップ時間が長くなることもない。
るものではない。例えば、上記実施の形態では、受信高
周波部31の構成例として図9に示す構成を例に挙げて
説明したが、図7に示すような構成であってもよい。
セサイザ部41−1において、中間周波ローカル信号L
o−IFの生成は不要である。また、この場合も、送信
高周波部61から供給される高周波ローカル信号は、受
信搬送波周波数と同じ周波数である。
7に示すような構成を採用する場合について説明する。
この場合、受信高周波部31では、送信高周波部61か
ら供給された送信RF信号(高周波ローカル信号)を用
いて、受信RF信号を直接、ベースバンド信号へ変換
し、ベースバンド信号処理部5へ伝送する。
ーカル信号は、90度移相器3−4で、互いに90度の
位相差を持つ2つの信号に分けられ、ミキサ3−2,3
−3に供給され、受信RF信号をベースバンド信号に直
接変換するのに用いられる。
ド信号は、増幅器3−7,3−8で適当なレベルまで増
幅されるとともに、ローパスフィルタ3−5,3−6や
ローパスフィルタ3−9,3−10で不要な雑音やスプ
リアスが除去され、ベースバンド信号処理部5へ伝達さ
れる。
部41−1の位相比較周波数をオフセットさせなくて
も、ベースバンド信号処理部51にて周波数Δfの単一
トーン信号を変調信号として用いることにより、受信チ
ャネル間隔以下の周波数Δfだけオフセットさせた受信
用ローカル信号を生成することができる。したがって、
受信高周波部31の構成として、図7に示す構成を採用
した場合でも、シンセサイザ部41−1の位相比較周波
数を低くする必要がないので、シンセサイザ部41のロ
ックアップ時間が長くなることもない。
移動無線端末装置について説明する。図3は、上記移動
無線端末装置の構成を示すもので、この図に示す移動無
線端末装置は、TDMA方式とCDMA方式の両方式を
選択的に用いることが可能なデュアルモード対応機であ
る。
共用部、32は受信高周波部、42はシンセサイザ部、
52はベースバンド信号処理部、62は送信高周波部、
7は電力増幅部である。
52で処理された、TDMA方式、あるいはCDMA方
式の送信ベースバンド信号が、送信高周波部62に入力
されて、ここでシンセサイザ部42から供給される中間
周波ローカル信号Lo−IFおよび高周波ローカル信号
Lo−RFtxを用いて直交変調および周波数変換さ
れ、送信RF信号となる。
しては、従来と同様に、図10に示す直接変調方式や、
図12に示すようなアップコンバータミキサによる周波
数変換方式や、図14に示すような位相同期ループを用
いたVCO変調方式などが適応できる。また、2つの送
信系統を用意しておき、モード毎に、図10、図12、
あるいは図14のいずれかに示す構成を用い、それを組
み合わせた構成であってもよい。
号は、受信高周波部32と電力増幅部7に出力される。
電力増幅部7は、上記送信RF信号を所望の電力まで電
力増幅する。この電力増幅された送信RF信号は、送受
共用部2を通じてアンテナ1へ伝送され、空間に放射さ
れるよう制御される。
ず、CDMA方式による受信動作時について説明する。
この場合、アンテナ1で受信されたRF信号が、送受共
用部2を通じて、受信高周波部32へ伝わるように制御
される。なお、この受信動作時においても、送信高周波
部62を動作させる。
受信用に予め用意した変調データを用いて変調を行い、
周波数Δfの単一トーン信号を送信ベースバンド信号と
して生成し、送信高周波部62に出力する。なお、Δf
は、チャネル間隔以下の周波数である。
送波周波数からΔfだけ周波数がオフセットしたトーン
信号を、送信RF信号として生成し、受信高周波部32
に出力する。
号は、ここで、送信高周波部62から供給される上記送
信RF信号を用いてベースバンド信号へと周波数変換お
よび直交復調される。受信高周波部32の具体的な構成
としては、従来と同様に、図7のような構成が考えられ
るが、ここでは、上記送信RF信号の中心周波数が、受
信搬送波周波数と同じか、あるいはその半分の周波数と
する。これにより、図7のミキサ3−2,3−3は偶高
調波ミキサとして機能することになる。
て説明する。この場合、アンテナ1で受信されたRF信
号が、送受共用部2を通じて、受信高周波部32へ伝わ
るように制御される。なお、この受信動作時において
も、送信高周波部62を動作させる。
所定のCDMA拡散信号を送信ベースバンド信号とし
て、送信高周波部62に出力する。送信高周波部62
は、上記CDMA拡散信号を用いて、送信RF信号を生
成する。このため、TDMA方式の信号を受信する場合
に比べて広い帯域をもった送信RF信号を生成すること
になる。この送信RF信号は、受信高周波部32に出力
される。
を用いて、受信RF信号を直接、ベースバンド信号へと
周波数変換および直交復調するとともに、帯域制限を行
う。このようにして得られた受信ベースバンド信号は、
ベースバンド信号処理部52に出力される。
ド信号処理部52の逆拡散手段52−1に入力される。
そして、この逆拡散手段52−1では、送信高周波部6
2に出力したものと同じCDMA拡散信号を用いて、上
記受信ベースバンド信号を逆拡散処理して、本来送信さ
れたTDMAベースバンド信号を得る。
置では、TDMA方式による受信動作時には、送信高周
波部62がCDMA拡散信号に基づくローカル信号を生
成し、これを用いて受信高周波部32が受信RF信号を
受信ベースバンド信号にダウンコンバートする。
ンド信号は、ベースバンド信号処理部52の逆拡散手段
52−1で逆拡散して、本来送信されたTDMAベース
バンド信号に復元するようにしている。
も、受信高周波部32においてダウンコンバート時にC
DMA方式のベースバンド信号に変換されて、CDMA
方式による通信時の受信ベースバンド信号と同じ信号帯
域となる。
によれば、受信高周波部32は、CDMA方式の受信ベ
ースバンド信号を受信するための受信系路を1系統だけ
備えればよいので、上記受信系路上のローパスフィルタ
や増幅器などの数が半分で済むことになり、回路構成を
簡単にすることができる。
号を受信ベースバンド信号にダイレクトコンバートする
のに、偶高調波ミキサを採用しているので、受信ベース
バンド信号にDCオフセットが発生しにくく、またロー
カル信号として用いた送信RF信号が送受共用部2へ逆
行して放射される虞が少ない。
るものではない。その他、この発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であること
はいうまでもない。
した無線周波数の信号をダウンコンバートするのに、所
定の周波数の信号により変調された送信信号を無線周波
数にアップコンバートしたものを用いるようにしてい
る。
の位相比較周波数を低く設定しなくても、上記所定の周
波数を受信チャネル間隔以下に設定することにより、受
信用ローカル信号として送信手段にて生成した信号の周
波数を受信チャネル間隔以下の周波数だけオフセットさ
せることが可能な移動無線端末装置を提供できる。
通信時に、受信した無線周波数の信号をダウンコンバー
トするのに、拡散変調された送信信号を無線周波数にア
ップコンバートしたものを用いるようにしている。
ンバートによって得られる受信信号は、拡散変調された
受信信号となり、CDMA方式による通信時に用いる受
信系による受信処理を行うことができるので、2つの通
信モードについて、1つの受信系統で対応可能な移動無
線端末装置を提供できる。
施の形態の構成を示す回路ブロック図。
を示す回路ブロック図。
施の形態の構成を示す回路ブロック図。
ック図。
構成例を示す回路ブロック図。
構成例を示す回路ブロック図。
の構成例を示す回路ブロック図。
を示す図。
の構成例を示す回路ブロック図。
部の構成例を示す回路ブロック図。
構成例を示す回路ブロック図。
部の構成例を示す回路ブロック図。
構成例を示す回路ブロック図。
部の構成例を示す回路ブロック図。
おける通信周波数の構成を説明するための図。
ュアルモード通信に対応する受信高周波部の構成例を示
す回路ブロック図。
Claims (4)
- 【請求項1】 通信網に接続可能な無線通信システムの
基地局との間で、TDD(Time Division Duplex)方式
による無線通信を行う移動無線端末装置において、 局部発振信号を生成する発振手段と、 この発振手段にて生成された局部発振信号を用いて、所
定の周波数の信号により変調された送信信号を無線周波
数にアップコンバートする送信手段と、 この送信手段にてアップコンバートされた無線周波数の
送信信号を用いて、受信した無線周波数の信号をダウン
コンバートする受信手段とを具備することを特徴とする
移動無線端末装置。 - 【請求項2】 前記送信手段は、前記TDD方式の受信
タイミングにおいては、前記発振手段にて生成された局
部発振信号を用いて、単一トーン信号によって変調され
た前記送信信号を無線周波数にアップコンバートするこ
とを特徴とする請求項1に記載の移動無線端末装置。 - 【請求項3】 当該移動無線端末装置は、TDMA(Ti
me Division Multiple Access)方式とCDMA(Code
Division Multiple Access)方式の両通信方式を選択的
用いて通信可能なデュアルモード対応端末であって、 前記送信手段は、前記TDMA方式による通信時に、受
信タイミングにおいては、前記発振手段にて生成された
局部発振信号を用いて、受信した無線周波数の信号帯域
に比して広帯域な疑似ランダム信号によって拡散変調さ
れた前記送信信号を無線周波数にアップコンバートし、 前記受信手段は、前記送信手段にてアップコンバートさ
れた無線周波数の送信信号を用いて、受信した無線周波
数の信号をダウンコンバートし、 この受信手段にてダウンコンバートされた受信信号に対
して、前記疑似ランダム信号と同じ系列の信号を乗算し
て、逆拡散して復調する逆拡散手段を備えることを特徴
とする請求項1に記載の移動無線端末装置。 - 【請求項4】 前記受信手段は、偶高調波ミキサを備
え、このミキサにて、送信手段にてアップコンバートさ
れた無線周波数の送信信号と、受信した無線周波数の信
号とミキシングして前記ダウンコンバートを行うことを
特徴とする請求項1または請求項3に記載の移動無線端
末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25728799A JP3746172B2 (ja) | 1999-09-10 | 1999-09-10 | 移動無線端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25728799A JP3746172B2 (ja) | 1999-09-10 | 1999-09-10 | 移動無線端末装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001086029A true JP2001086029A (ja) | 2001-03-30 |
JP3746172B2 JP3746172B2 (ja) | 2006-02-15 |
Family
ID=17304290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25728799A Expired - Fee Related JP3746172B2 (ja) | 1999-09-10 | 1999-09-10 | 移動無線端末装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3746172B2 (ja) |
-
1999
- 1999-09-10 JP JP25728799A patent/JP3746172B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3746172B2 (ja) | 2006-02-15 |
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