JP2001085110A - コネクタシステム - Google Patents

コネクタシステム

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JP2001085110A
JP2001085110A JP26062399A JP26062399A JP2001085110A JP 2001085110 A JP2001085110 A JP 2001085110A JP 26062399 A JP26062399 A JP 26062399A JP 26062399 A JP26062399 A JP 26062399A JP 2001085110 A JP2001085110 A JP 2001085110A
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board
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latch
cable
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Hiroyuki Matsuoka
宏行 松岡
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3M Innovative Properties Co
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    • H01R13/648Protective earth or shield arrangements on coupling devices, e.g. anti-static shielding  
    • H01R13/658High frequency shielding arrangements, e.g. against EMI [Electro-Magnetic Interference] or EMP [Electro-Magnetic Pulse]
    • H01R13/6591Specific features or arrangements of connection of shield to conductive members
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    • H01R13/658High frequency shielding arrangements, e.g. against EMI [Electro-Magnetic Interference] or EMP [Electro-Magnetic Pulse]
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    • H01R13/6582Shield structure with resilient means for engaging mating connector

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雌雄コネクタ間の接地機構や雌雄コネクタを
固定するためのラッチ機構が最外周形状内に搭載された
コネクタシステムを提供する。 【解決手段】 複数行・複数列に亘って配置された接触
子を有するコネクタシステムにおいて、プリント基板に
固定して用いるための基板側コネクタと、電気ケーブル
に取り付けられるハーネスコネクタとから構成される。
これら基板側コネクタとハーネスコネクタとを着脱可能
に固定できるラッチ手段を具備する。ラッチ手段は両コ
ネクタの最外周形状内に内蔵されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は交換機や伝送機器等
で用いられる雌雄嵌合タイプのコネクタシステムに関
し、特に互いに電磁シールドすることが必要な複数行・
複数列からなる信号ラインについて用いられ、震動等の
外的な応力負荷に対して十分に対策のとれたメトリック
コネクタシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば交換機や伝送機器等で使用
されるコネクタとして、信号線路の高密度化の要求に対
応するために、複数の接触子の配置間隔(ピッチ)を縮
小して高密度接続を可能にしたコネクタが種々提案され
ている。例えば「コンピュータデザイン」誌(電波新聞
社、1991年7月号、第55頁第8図)には、IEE
E規格のP1301.1標準およびEIA規格のIS−
64基準に基づく2mmピッチの方形格子状配置で複数の
接触子を備えた雌コネクタが開示されている。この雌コ
ネクタは、例えば基板上に同一ピッチで配列された多数
の雄形接触子に対し、所望の位置に複数の雌コネクタを
隣接して配置し、雄形接触子に無駄を生じることなく雌
形接触子を接続できるものである。
【0003】このように雌コネクタを隣接して配置する
ことを意図したコネクタシステムが例えば特開平10−
162884号公報に開示されている。ここに開示され
ているコネクタシステムのコネクタは電気ケーブルに接
続される接触子を方形格子状に備えている。また同様に
雌コネクタが隣接して配置され、そして接触子を方形格
子状に備えたコネクタシステムが特開平10−1891
50号公報に開示されている。ここに開示されているコ
ネクタシステムは電磁シールド対策用に金属シェルを具
備する。
【0004】また雌コネクタを隣接して配置することを
意図したコネクタシステムは特開平10−83867号
公報にも開示されている。ここに開示されているコネク
タシステムは雌コネクタと雄コネクタとを具備し、これ
らコネクタがラッチ手段により着脱可能に固定されるよ
うになっている。さらに雌コネクタを隣接して配置する
ことを意図したコネクタシステムは特開平7−3208
16号公報に開示されている。ここに開示されているコ
ネクタシステムのコネクタの最外周形状は方形ではない
異形である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】複数行・複数列に亘っ
て方形格子状に信号ラインを備えた上記従来のコネクタ
システムには次のような問題があった。すなわち上述し
たいずれのコネクタシステムにおいても電磁シールド対
策とコネクタシステム嵌合時におけるコネクタ同志の着
脱可能な固定とを同時に満足していない。仮に上記コネ
クタシステムにおいて電磁シールドの対策をとりつつコ
ネクタ同志を着脱可能に固定しようとするとコネクタシ
ステムの最外周の寸法が必要以上に大きくなってしまう
ことが予想される。
【0006】また特に特開平7−320816号公報に
開示されているコネクタシステムではコネクタの最外周
の形状が異形であるためにコネクタシステムを一方向に
配列することはできるが多数列・多数行に亘って正方格
子状に配列することができない。すなわち実装密度が比
較的低い。これら問題に鑑み、本発明の目的は雌雄コネ
クタ間の接地機構や雌雄コネクタを固定するためのラッ
チ機構が最外周形状内に搭載されたコネクタシステムを
提供することにある。
【0007】また本発明の更なる目的は電磁シールド特
性と雌雄コネクタ間の嵌合固定性とにともに優れたコネ
クタシステムを提供することにある。また本発明の更な
る目的は一方のコネクタ内の接触子が正方格子状に複数
行・複数列に亘って配置されており、さらに当該コネク
タを複数行・複数列に亘って配置した時においても全体
として接触子が正方格子状に配列されるコネクタシステ
ムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は複数行・複数列に亘って配置された接触子を
有するコネクタシステムにおいて、プリント基板に固定
して用いるための基板側コネクタと、電気ケーブルに取
り付けられるハーネスコネクタとから構成され、これら
基板側コネクタとハーネスコネクタとを着脱可能に固定
できるラッチ手段を具備し、該ラッチ手段が前記両コネ
クタの最外周形状内に内蔵されていることを特徴とする
コネクタシステムを提供する。したがって基板側コネク
タとハーネスコネクタとの最外周形状内に内蔵されたラ
ッチ手段によりこれら両コネクタが着脱可能に固定され
る。
【0009】さらに本発明は前記両コネクタが互いに補
完し合う状態で一群のシールドシェル部品を具備するこ
とを特徴とするコネクタシステムを提供する。さらに本
発明は前記ハーネスコネクタは、順に、前記接触子が挿
入される第一絶縁樹脂成形体と、前記ラッチ手段のラッ
チアームが取り付けられる第二絶縁樹脂成形体と、電磁
シールド用のケーブル側金属シェルと、静電防止用の第
三絶縁樹脂成形体とを内装側から外装側へと組み立てる
ことにより構成されることを特徴とするコネクタシステ
ムを提供する。
【0010】さらに本発明は前記基板側コネクタがモジ
ュールタイプであって、該基板側コネクタの外側面の少
なくとも一側面に前記プリント基板に接地を行うための
ピンを有する基板側金属シェルを有することを特徴とす
るコネクタシステムを提供する。さらに本発明は前記ケ
ーブル側金属シェルと前記基板側金属シェルが対の接触
構造部を有し、前記ハーネスコネクタが前記基板側コネ
クタに接続された時にこれら接触構造部が互いに接触す
ることを特徴とするコネクタシステムを提供する。
【0011】さらに本発明は前記基板側コネクタがモジ
ュールタイプであって、該基板側コネクタがシールド用
のプレートを有し、前記ケーブル側金属シェルがバネタ
イプの接触構造部を有し、前記ハーネスコネクタが前記
基板側コネクタに接続された時に前記接触構造部が前記
プレートに接触することを特徴とするコネクタシステム
を提供する。
【0012】さらに本発明は前記ラッチ手段は前記両コ
ネクタの最外周形状内でのみ動作する内ラッチタイプで
あることを特徴とするコネクタシステムを提供する。さ
らに本発明は前記ハーネスコネクタと前記基板側コネク
タとの誤接続を防止するための極性キーを具備すること
を特徴とするコネクタシステムを提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態を詳細に説明する。本発明のコネクタシス
テムは概してプリント基板に接続される基板側コネクタ
と、電気ケーブルに接続されるハーネスコネクタとから
構成される。初めにハーネスコネクタを説明する。なお
以下の説明において「上」および「下」とは図面で見た
時の「上」および「下」を指し、「前」および「後」と
は基板側コネクタとハーネスコネクタとが嵌合せしめら
れた状態における基板側を「前」、ケーブル側を「後」
とする。
【0014】図1を参照すると本実施形態のハーネスコ
ネクタ1が示されている。ハーネスコネクタ1は電気ケ
ーブルに接続されるケーブル側コネクタである。ハーネ
スコネクタ1は概して第一成形体2と、複数のケーブル
側接触子3と、第二成形体4と、ケーブル側シェル5
と、第三成形体6と、ラッチ機構7とを具備する。なお
図1では理解しやすいようにケーブル側接触子3は一つ
のみを拡大して描かれている。
【0015】第一成形体2は工業用プラスチックス(例
えばPBT、PCT、ナイロン、LCP等の絶縁樹脂)
から作製され、略正方形の断面形状を有する。第一成形
体2の前方壁には複数の挿入孔8が形成される。これら
挿入孔8は複数列・複数行に亘って2mmピッチで正方格
子状に配置されている。これら挿入孔8にはプリント基
板に接続される基板側接触子(後に詳述する)が挿入さ
れる。また第一成形体2の内部には空間が形成される。
ケーブル側接触子3は挿入孔8にそれぞれ整列するよう
に第一成形体2の内部空間に配設される。
【0016】第一成形体2の上面の前方領域には三つの
案内溝9が形成される。一方、第一成形体2の下面の前
方領域には三つの案内突起30が形成される。これら案
内溝9および案内突起30はハーネスコネクタ1が基板
側コネクタに嵌合される時のハーネスコネクタ1の誤挿
入を防止する。第一成形体2の上面の後方領域には二つ
の突起11が設けられる。一方、第一成形体2の下面の
後方領域には三つの突起(図示せず)が設けられる。こ
れら突起11は第二成形体4に形成された開口(後に詳
述する)に係合し、第二成形体4を第一成形体2に固定
する。
【0017】また第一成形体2の上面の中央領域から後
方領域にかけて凹所10が形成される。凹所10はラッ
チ機構7が第二成形体4に取り付けられた時にラッチ機
構7のラッチ部材(後に詳述する)を収容する。さらに
第一成形体2の両側面の略全領域に亘って凹所12が形
成される。凹所12はケーブル側シェル5が第一成形体
2および第二成形体4に組み付けられた時にケーブル側
シェル5の突出板(後に詳述する)を収容する。
【0018】ケーブル側接触子3はバネ用銅合金から作
製され、電気的に接触する部分には金メッキ処理が施さ
れる。ケーブル側接触子3は互いに対向する一対の片持
梁を具備するタイプである。これら片持ち梁の間に基板
側接触子が挿入され、基板側接触子とケーブル側接触子
とが電気的に接続される。またケーブル側接触子3は両
端に電気ケーブルとの接続部3aと基板側接触子との接
続部3bとを有する。
【0019】第二成形体4は工業用プラスチックスから
作製され、ボックス状(箱状)の形状を有する。第二成
形体4の上面には凹所13が形成される。凹所13はラ
ッチ機構7が第二成形体4に取り付けられた時にラッチ
機構7がハーネスコネクタ1の最外周形状内でのみ動作
するようにラッチ機構7を収容する。また第二成形体4
の上面には一対の溝(図示せず)が形成される。この溝
にはラッチ機構7のラッチ部材の鉤部材(後に詳述す
る)が係合する。
【0020】さらに第二成形体4はその上面および下面
から前方へと延びる一対の突出板14を有する。これら
突出板14には第一成形体2の突起11に対応した開口
15が形成される。これら開口15は第一成形体2に第
二成形体4を組み付けた時に突起11に係合し、第二成
形体4を第一成形体2に固定する。また第二成形体4は
その上面および下面から後方へと延びる一対の突出部分
20を有する。これら突出部分20には開口21がそれ
ぞれ形成される。これら開口21にはラッチ機構7のラ
ッチレバーの枢動軸(後に詳述する)が挿入される。
【0021】ラッチ機構7は二つの部品、すなわちラッ
チ部材18とラッチレバー19とを具備する。これらラ
ッチ部材18およびラッチレバー19は工業用プラスチ
ックスから作製される。ラッチ部材18はその前方領域
に三つのラッチ22を有する。これらラッチ22はハー
ネスコネクタ1が基板側コネクタに嵌合せしめられた時
に基板側コネクタの対応する開口(後に詳述する)に係
合し、ハーネスコネクタ1を基板側コネクタに着脱可能
に固定する。またラッチ部材18はその中央領域の両側
面に一対の鉤部材25を有する。これら鉤部材25はラ
ッチ機構7を第二成形体4に組み付けた時に第二成形体
4の上面に形成された溝(図示せず)に係合する。一
方、ラッチレバー19はその中央領域の両側面に枢動軸
24を有する。これら枢動軸24はラッチ機構7が第二
成形体4に組み付けられた時に第二成形体4の開口21
に枢動可能に挿入される。またラッチレバー19はその
後方領域に操作部分23を有する。
【0022】図3(A)に示したようにラッチ機構7が
第二成形体4に組み付けられた時にはラッチ部材22の
後方領域の下面がラッチレバー19の前方領域の上面上
に載る。またこの時、ラッチ部材18およびラッチレバ
ー19はそれぞれ第二成形体4に枢動可能に取り付けら
れている。したがってラッチレバー19の操作部分23
を第二成形体4に向かって下方へと押すと図3(B)に
示したようにラッチレバー19の前方領域が枢動軸24
を支点として第二成形体4から離れるように上方へと移
動する。このラッチレバー19の前方領域の移動により
ラッチ部材18の後方領域が鉤部材25を支点として第
二成形体4から離れるように上方へと移動する。そして
このラッチ部材18の後方領域の移動によりラッチ部材
18の前方領域が鉤部材25を支点として第二成形体4
に向かって下方へと移動する。したがってラッチ機構7
のラッチ22が基板側コネクタの対応の開口46から外
れる。これによりハーネスコネクタ1を基板側コネクタ
26から取外し可能となる。
【0023】このように本実施形態のラッチ機構7はラ
ッチがハーネスコネクタに向かって作動する内ラッチタ
イプである。これによればラッチ機構はハーネスコネク
タの最外周形状内でのみ作動する。ケーブル側シェル5
は銅合金から作製され、ボックス状の形状を有する。ケ
ーブル側シェル5は電磁シールド対策に用いられる部品
である。ケーブル側シェル5はその両側面から前方へと
延びる一対の突出板16を有する。これら突出板16は
第一成形体2、第二成形体4、およびラッチ機構7の組
立体にケーブル側シェル5を組み付けた時に第一成形体
2の凹所12に収容される。またこの時、ケーブル側シ
ェル5は概して第一成形体2、第二成形体4およびラッ
チ機構7を包囲する。したがって上述したようにラッチ
機構7は当該ラッチ機構7を操作した時にラッチ機構7
はハーネスコネクタ1の最外周形状、特にケーブル側シ
ェル5の最外周形状内でのみ動作する。
【0024】さらにケーブル側シェル5は突出板16に
ケーブル側接触構造部17を有する。ここでの当該接触
構造部は弾性体から構成された場合を示したものであ
り、このケーブル側接触構造部17は突出板16の材料
を切り起こして形成される。ケーブル側接触構造部17
は接地用の導通手段である。またケーブル側シェル5は
その後方領域にケーブルクランプ部35を有する。ケー
ブルクランプ部35は電気ケーブル周りにかしめられ、
電気ケーブルを保持する。
【0025】第三成形体6は工業用プラスチックスから
作製され、ボックス状の形状を有する。第三成形体6は
静電対策に用いられる部品である。図2に示したように
第三成形体6は第一成形体2、第二成形体4、ラッチ機
構7、およびケーブル側シェル5の組立体に第三成形体
6を組み付けた時に概して第二成形体4、ラッチ機構7
およびケーブル側シェル5を包囲する。
【0026】このように本実施形態では第一成形体2、
第二成形体4、ケーブル側シェル5、そして第三成形体
6が内装から外装へと、すなわち内側から外側へと組み
立てられる。次に基板側コネクタを説明する。図4に本
実施形態の基板側コネクタ26が示されている。基板側
コネクタ26は第四成形体27と基板側シェル32と基
板側接触子44とを具備する。
【0027】第四成形体27は工業用プラスチックから
作製され、ボックス状の形状を有する。第四成形体27
の内壁面には第一成形体2の案内溝9に対応する案内突
起(図示せず)と、第一成形体2の案内突起30に対応
する案内溝31とが形成される。案内突起は基板側コネ
クタ26にハーネスコネクタ1が挿入される時に第一成
形体2の対応する案内溝9に挿入される。また案内溝3
1は基板側コネクタ26にハーネスコネクタ1が挿入さ
れる時に第一成形体2の対応する案内突起30に挿入さ
れる。これにより基板側コネクタ26へのハーネスコネ
クタ1の誤挿入が防止される。
【0028】また第四成形体27の基板側の壁には複数
の挿入孔(図示せず)が形成される。これら挿入孔は複
数列・複数行に亘って2mmピッチで正方格子状に配置さ
れる。これら挿入孔にはプリント基板に接続される基板
側接触子44が挿入される。さらに第四成形体27には
ラッチ機構7のラッチ22に対応する開口46が設けら
れる(図3参照)。これら開口46にはハーネスコネク
タ1が基板側コネクタ26に嵌合せしめられた時にラッ
チ機構7のラッチ22が係合し、ハーネスコネクタ1を
基板側コネクタ26に着脱可能に固定する。
【0029】基板側シェル32は銅合金から作製され、
ボックス状の形状を有するモジュールである。基板側シ
ェル32は電磁シールド対策に用いられる部品である。
基板側シェル32は第四成形体27を覆うように第四成
形体27に取り付けられる。したがって基板側コネクタ
26は全体としてボックス状の形状を有する。このため
基板側コネクタ26は図5に示したように多数列・多数
行に亘って正方格子状にプリント基板上に配置可能であ
る。これによれば基板側コネクタの実装密度が極めて高
くなる。
【0030】また基板側シェル32はその上面および下
面から前方へと延びる複数のピン28を有する。これら
ピン28は基板側コネクタ26がプリント基板に接続さ
れる時にプリント基板の対応する穴に圧入される。これ
により基板側コネクタ26がプリント基板に固定され
る。また基板側シェル32は基板側接触構造部33を有
する。基板側接触構造部33は基板側シェル32が第四
成形体27に取り付けられた時に第四成形体27の内部
空間内に突出する。また基板側接触構造部(この場合、
弾性体状としても良い。)33は基板側コネクタ26に
コネクタハーネス1が接続された時に対応するケーブル
側接触構造部17に接触する。したがって基板側接触構
造部33は接地用の導通手段である。
【0031】なおこの場合、接触構造部を弾性体状とす
るのは基板側もしくはケーブル側のいずれか一方で良
く、これにより両者が接続された時、より良好な導通が
確保できることは言うまでもない。基板側接触子44は
バネ用銅合金から作製され、断面が円形の丸ピンであ
る。しかしながら断面が矩形の角ピンを採用することも
できる。これら基板側接触子は第四成形体27の挿入孔
(図示せず)に圧入される。
【0032】次に本実施形態の接地機構を図6を参照し
て説明する。なお図6はハーネスコネクタ1を基板側コ
ネクタ26に接続したところを示しているが、本実施形
態の接地機構を理解しやすいように各成形体およびラッ
チ機構は省略されている。本実施形態では電気ケーブル
34の外被シールドがケーブルクランプ部35を介して
ケーブル側シェル5に接触せしめられる。ケーブル側シ
ェル5はケーブル側接触構造部17および基板側接触構
造部33を介して基板側シェル32に接触せしめられ
る。そして基板側シェル32はそのピン28を介してプ
リント基板36に接触せしめられる。こうして順に外被
シールド、ケーブル側シェル、基板側シェル、そしてプ
リント基板を通って接地が確立される。
【0033】このように本実施形態のコネクタシステム
は互いに補完し合う状態でシールド用のシェルを具備す
る。なお上記接地機構とは異なる接地機構を採用するこ
ともできる。例えば図7に示したように基板側コネクタ
26にシールドプレート37を取り付け、ケーブル側シ
ェルにその壁面から突出する接地用バネ38を形成し、
ハーネスコネクタ1を基板側コネクタ26に嵌合した時
にシールドプレート37に接地用バネ38が接触するよ
うにしてもよい。ここでは順に外被シールド、ケーブル
側シェル、そしてシールドプレートを通って接地が確立
される。
【0034】さらに上記接地用バネとは異なる形態の接
地用バネを採用することもできる。例えば図8に示した
ように第三成形体6の前方周囲面に沿って位置するよう
に形成された接地用バネ39を採用することもできる。
また上記実施形態の基板側コネクタへのハーネスコネク
タの誤挿入を防止するための案内溝/案内突起システム
とは異なる誤挿入防止システムを採用することもでき
る。例えば図9に示したように第一成形体2に形成され
る案内溝9の代わりに形成された溝41内に挿入される
極性キー40と、図10に示したように第四成形体27
に形成される案内突起29の代わりに形成された溝42
内に挿入される極性キー43とにより構成される誤挿入
防止システム(キーポラシステム)を採用することがで
きる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば基板側コネクタとハーネ
スコネクタとの最外周形状内に内蔵されたラッチ手段に
より両コネクタが着脱可能に固定される。すなわちコネ
クタシステムを大型化することなく両コネクタを着脱可
能に固定されるようにコネクタシステムを構成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハーネスコネクタの分解斜視図であ
る。
【図2】本発明のハーネスコネクタの組立斜視図であ
る。
【図3】(A)はラッチ機構により固定されたハーネス
コネクタを示す部分断面図であり、(B)はラッチ機構
が解除された時のハーネスコネクタを示す部分断面図で
ある。
【図4】本発明の基板側コネクタの組立斜視図である。
【図5】本発明のコネクタシステムの斜視図である。
【図6】本発明の接地機構を説明するための図である。
【図7】本発明の別の接地機構を説明するための図であ
る。
【図8】本発明の別の接触構造部を有するハーネスコネ
クタの斜視図である。
【図9】ハーネスコネクタに取り付けられる極性キーを
示した斜視図である。
【図10】基板側コネクタに取り付けられる極性キーを
示した斜視図である。
【符号の説明】
1…ハーネスコネクタ 2…第一成形体 3…ケーブル側接触子 4…第二成形体 5…ケーブル側シェル 6…ラッチ機構 26…基板側コネクタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数行・複数列に亘って配置された接触
    子を有するコネクタシステムにおいて、プリント基板に
    固定して用いるための基板側コネクタと、電気ケーブル
    に取り付けられるハーネスコネクタとから構成され、こ
    れら基板側コネクタとハーネスコネクタとを着脱可能に
    固定できるラッチ手段を具備し、該ラッチ手段が前記両
    コネクタの最外周形状内に内蔵されていることを特徴と
    するコネクタシステム。
  2. 【請求項2】 前記両コネクタが互いに補完し合う状態
    で一群のシールドシェル部品を具備することを特徴とす
    る請求項1に記載のコネクタシステム。
  3. 【請求項3】 前記ハーネスコネクタは、順に、前記接
    触子が挿入される第一絶縁樹脂成形体と、前記ラッチ手
    段のラッチアームが取り付けられる第二絶縁樹脂成形体
    と、電磁シールド用のケーブル側金属シェルと、静電防
    止用の第三絶縁樹脂成形体とを内装側から外装側へと組
    み立てることにより構成されることを特徴とする請求項
    1に記載のコネクタシステム。
  4. 【請求項4】 前記基板側コネクタがモジュールタイプ
    であって、該基板側コネクタの外側面の少なくとも一側
    面に前記プリント基板に接地を行うためのピンを有する
    基板側金属シェルを有することを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか一つに記載のコネクタシステム。
  5. 【請求項5】 前記ケーブル側金属シェルと前記基板側
    金属シェルが対の接触構造部を有し、前記ハーネスコネ
    クタが前記基板側コネクタに接続された時にこれら接触
    構造部が互いに接触することを特徴とする請求項4に記
    載のコネクタシステム。
  6. 【請求項6】 前記基板側コネクタがモジュールタイプ
    であって、該基板側コネクタがシールド用のプレートを
    有し、前記ケーブル側金属シェルがバネタイプの接触構
    造部を有し、前記ハーネスコネクタが前記基板側コネク
    タに接続された時に前記接触構造部が前記プレートに接
    触することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに
    記載のコネクタシステム。
  7. 【請求項7】 前記ラッチ手段は前記両コネクタの最外
    周形状内でのみ動作する内ラッチタイプであることを特
    徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のコネクタ
    システム。
  8. 【請求項8】 前記ハーネスコネクタと前記基板側コネ
    クタとの誤接続を防止するための極性キーを具備するこ
    とを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載のコ
    ネクタシステム。
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