JP2001084864A - リードスイッチ - Google Patents

リードスイッチ

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JP2001084864A
JP2001084864A JP26549799A JP26549799A JP2001084864A JP 2001084864 A JP2001084864 A JP 2001084864A JP 26549799 A JP26549799 A JP 26549799A JP 26549799 A JP26549799 A JP 26549799A JP 2001084864 A JP2001084864 A JP 2001084864A
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JP
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reed switch
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glass tube
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JP26549799A
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Sadafumi Yano
貞文 矢野
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NEC Tokin Hyogo Ltd
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Tokin Ceramics Corp
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  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リードスイッチの諸特性の揃った、特に重要
特性である動作感度つまり磁性体の間隙の揃ったリード
スイッチを提供する。 【解決手段】 それぞれ一端に接点部11aを有する一
対の磁性体11と、接点部11a同士を対向させた状態
で、一対の磁性体11の接点部側部分を封入した封入部
材12と含むリードスイッチ10において、封入部材1
0として、ガラス管が用いられ、このガラス管10は、
ガラス管10内に接点側部分を封入する際の作業温度を
磁性体11のキュリー温度以下とした条件で軟化する低
融点ガラスから成ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信機器や自動車
等多方面に各種センサーとして幅広く応用されているリ
ードスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】リードスイッチは、小型、高速動作及び
密封型で、外部雰囲気の影響を受けず高信頼性であると
いう特徴から、各種センサーとして幅広く利用され、通
信機器及び自動車等多方面に応用されている。
【0003】このような用途の拡大に伴い、リードスイ
ッチに対する長寿命、対環境特性、小型化等が要求され
るようになった。その要求の一つに動作感度が挙げられ
る。図2は従来のリードスイッチの構成の一例を示す構
成略図である。図2に示すように、リードスイッチ20
は、磁性材料をプレス成形したリード21の接点部21
aに接点めっきを施したものを、2本対向させ、所定の
間隙及び重なりを有するように設定して、一対の接点を
構成して封入部材22中に密封したものである。また、
封入部材22中には動作中に接点性能が変化しないよう
に不活性ガス、例えば、窒素ガスが封入されている。
【0004】図3は図2のリードスイッチの動作説明に
供せられる図である。図3を参照すると、リードスイッ
チ20においてリードスイッチ20の外部にコイル又は
永久磁石31を用いて磁界を印加すると、その磁界によ
り強磁性体であるリード21は、相対する2本のリード
21が互いに異なる極となるように磁化され、オーバー
ラップ部A(図4参照)に磁気吸引力が生じ、リード2
1の解離力よりも磁気吸引力が大きい場合にON状態に
なる。また、外部印加磁界を取り去るとオーバーラップ
部Aの磁気吸引力が無くなりリード21の解離力により
OFF状態となる。
【0005】図4は図2のリードスイッチ20の接点部
21aの概略を示す斜視図である。図4を用いて、更に
詳しく、リードスイッチ20の動作原理について説明す
る。リードスイッチ20の動作感度は、所定のギャップ
Xを保った状態でリード21に作用する磁気吸引特性と
リード21の弾性力学的な特性によって決定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、従来のリード
スイッチの問題点を、動作感度に関して説明する。ここ
で、動作感度とは標準コイルの中にリードスイッチを置
き、徐々にコイルに電流を増加させ、接点が動作(OF
F→ON)した時の電流値を言い、接点間隙の変化によ
り動作感度が変化する。
【0007】例えば、リードスイッチと磁石を組み合わ
せた場合、動作感度が変わると磁石の動作距離が変化す
るため、センサーとして設計を行う場合、リードスイッ
チの動作感度と磁石の組み合わせが複雑になっていた。
【0008】この種のリードスイッチは相対向する磁性
材料として一般的に52合金が使用され、かつ封入部材
として、52合金の熱膨張係数よりやや低い熱膨張係数
をもち、酸化鉄を成分中に含んでいるグリーンガラスが
広く使用されている。従来の一般的に使用されるリード
スイッチ用ガラス管の性質を下記の表1に示す。
【0009】
【表1】
【0010】リードスイッチの封入方式を図で示す。図
5に示すように一方の磁性材料21の端部を磁性体保持
治具32で機械的に固定し、対向するもう一方の磁性材
料21を電磁コイル33の磁場により保持すると共に、
赤外線ヒータ34、コイルヒーター、或いはレーザー等
を使用し、封入部材保持治具35で機械的に保持された
封入部材であるガラス管22の軟化点以上の作業温度
(封着温度)でガラス管22を軟化させ、磁性材料21
を封入していた。尚、図5(a)は、図面上、上側の磁
性材料21を磁性保持治具32で機械的に固定し、図面
上、下側の磁性材料21を磁気コイル33の磁場で保持
して、ガラス管22の下端部を封止する例であり、図5
(b)は、図面上、下側の磁性材料21を磁性保持治具
32で機械的に固定し、図面上、上側の磁性材料21を
磁気コイル33の磁場で保持して、ガラス管22の下端
部を封止する例である。
【0011】磁性材料としては52合金が一般的に使用
されているが、52合金のキュリー温度は、Hanse
n著のBinary Alloyにみられるように約5
30℃であり、一方、封入部材の作業温度は表1に見ら
れるように約1000℃と磁性材料のキュリー温度より
かなり高いため、磁性材料の温度もキュリー温度近くま
で上昇している。このため一方の磁性材料の端部を機械
的に固定、対向するもう一方の磁性材料を磁気によりつ
ねに安定して保持させることが困難である。
【0012】また、1000℃近くの温度で作業を行う
ため、熱伝導、或いは輻射熱により磁性材料の熱膨張と
共に、装置自体の温度上昇を招き装置自体の熱膨張によ
り機械精度が低下し、このリードスイッチの重要な特性
である感動値を決める要因である対向する磁性材の間隙
を安定して揃えることが困難であった。
【0013】また、磁性材料の一端にある接点部に封着
時の熱が加わり、接点金属であるルテニウム或いはロジ
ウム中に磁性材料である鉄が拡散すると共に、拡散した
鉄の酸化が起こり、リードスイッチの特性である接触抵
抗が高くなるという欠点があった。
【0014】そこで本発明は、従来の製品と同様な構造
寸法、電気特性を備えると共に、リードスイッチの諸特
性の揃った、特に重要特性である動作感度つまり磁性体
の間隙の揃ったリードスイッチを提供する事にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
れば、先端の接点部と、該接点部に連続する可動部と、
該可動部に連続して該可動部を支持する支持部とを一体
に備えた磁性材料からなる一対のリードと、該一対のリ
ードの前記接点部をそれぞれ対向させて封入する封入部
材とを備え、前記リードに印加する磁界に応じて、前記
接点部を接触又は開放するように構成されたリードスイ
ッチにおいて、封入部材の作業温度が、磁性材料のキュ
リー温度以下であり、かつ封入部材の軟化温度が250
℃以上の低融点ガラス管を使用したことを特徴とするリ
ードスイッチが得られる。
【0016】請求項2記載の発明によれば、それぞれ一
端に接点部を有する一対の磁性体と、前記接点部同士を
対向させた状態で、前記一対の磁性体の接点部側部分を
封入した封入部材と含むリードスイッチにおいて、前記
封入部材として、ガラス管が用いられ、該ガラス管は、
該ガラス管内に前記接点側部分を封入する際の作業温度
を前記磁性体のキュリー温度以下とした条件で軟化する
低融点ガラスから成ることを特徴とするリードスイッチ
が得られる。
【0017】請求項3記載の発明によれば、前記低融点
ガラスの軟化点が、250℃以上であることを特徴とす
る請求項2記載のリードスイッチが得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図面を
用いて説明する。図1は本発明の一実施形態に係るリー
ドスイッチの封入作業状態を示す構成略図である。
【0019】図1を参照して、本実施形態のリードスイ
ッチ10は、磁性体から成る一対のリード11と、封入
部材であるガラス管12とで構成されている。
【0020】一対のリード11は、それぞれ、接点部1
1aと、可動部11bと、支持部11cと、端子部11
dを有している。接点部11aはリード11の一端に形
成されている。可動部11bは、接点部11aに連設さ
れ、リード11の厚み方向に沿って揺動自在である。支
持部11cは、可動部11bを支持すると共に、ガラス
管12を封着した後は、ガラス管12の封着部分によっ
て保持される。
【0021】ガラス管12は、一対のリード11の接点
部11a同士を対向させた状態で、一対のリード11の
接点部側部分(本実施形態では、接点部11a、可動部
11b、支持部11c)を封入するためのものである。
一対のリード11の端子部11dは、それぞれ、ガラス
管12から引き出されている。
【0022】このガラス管12は、低融点ガラスから成
る。この低融点ガラスは、ガラス管12内にリード11
の接点側部分を封入する際の作業温度を、リード11の
キュリー温度以下とした条件で軟化するものである。ま
た、この低融点ガラスの軟化温度は、リード11の端子
部11dの半田付けを可能とするために、250℃以上
と成っている。下記の表2に低融点ガラスの例を示す。
【0023】
【表2】
【0024】リードスイッチ10の封入作業に際して
は、図1に示すように、図面上、上側のリード11の端
部を磁性体保持治具32で機械的に固定し、対向する下
側のリード11を電磁コイル33の磁場により保持する
と共に、赤外線ヒータ34を使用し、封入部材保持治具
35で機械的に保持されたガラス管12の軟化点以上の
作業温度(封着温度)でガラス管12の下端部を軟化さ
せ、磁性材料11を封入するように成っている。この作
業温度は、上述の低融点ガラスの軟化点以上、リード1
1のキュリー温度以下に設定されているので、電磁コイ
ル33の磁場によるリード11の保持が確実に行われ
る。また、従来より作業温度が低いので、装置自体の熱
膨張が極めて小さく、機械精度が殆ど低下しないため、
高精度に封入作業を行うことができる。尚、ガラス管1
2の上端側も、下端側と同様にして封入するように成っ
ている。
【0025】以上のように、相対する一対の磁性体であ
るリード11の端部を、封入部材である低融点ガラスか
ら成るガラス管12を用いて封止することにより、従来
の製造方法のままで、動作感度、即ち磁性体の間隙の揃
ったリードスイッチを安定して作ることが出来る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、対向する一対の磁
性体を有するリードスイッチにおいて、封入部材として
低融点ガラス管を使用することにより、封入部材である
ガラス管と磁性体を封着する温度を下げることが可能と
なり、磁性体のキュリー温度以下で作業することが可能
でとなり、相対する磁性体を電磁コイルの磁場により安
定して保持する事が可能となると共に、作業温度を低く
することにより、設備自体の温度を下げることが可能と
なり、リードスイッチの諸特性をえることが可能であ
り、特に重要な特性である動作感度を決める相対する接
点部の間隙を容易に精度よく揃えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るリードスイッチの封
入作業状態を示す構成略図である。
【図2】従来のリードスイッチの構成の一例を示す構成
略図である。
【図3】図2のリードスイッチの動作説明に供せられる
図である。
【図4】図2のリードスイッチの接点部の概略を示す斜
視図である。
【図5】(a),(b)は従来のリードスイッチの封入
作業状態を示す構成略図である。
【符号の説明】
10 リードスイッチ 11 リード(磁性体) 11a 接点部 11b 可動部 11c 支持部 11d 端子部 12 ガラス管(封入部材) 20 リードスイッチ 21 リード 22 ガラス管 31 永久磁石 32 磁性体保持治具 33 電磁コイル 34 赤外線ヒーター 35 封入部材保持治具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端の接点部と、該接点部に連続する可
    動部と、該可動部に連続して該可動部を支持する支持部
    とを一体に備えた磁性材料からなる一対のリードと、該
    一対のリードの前記接点部をそれぞれ対向させて封入す
    る封入部材とを備え、前記リードに印加する磁界に応じ
    て、前記接点部を接触又は開放するように構成されたリ
    ードスイッチにおいて、封入部材の作業温度が、磁性材
    料のキュリー温度以下であり、かつ封入部材の軟化温度
    が250℃以上の低融点ガラス管を使用したことを特徴
    とするリードスイッチ。
  2. 【請求項2】 それぞれ一端に接点部を有する一対の磁
    性体と、前記接点部同士を対向させた状態で、前記一対
    の磁性体の接点部側部分を封入した封入部材と含むリー
    ドスイッチにおいて、前記封入部材として、ガラス管が
    用いられ、該ガラス管は、該ガラス管内に前記接点側部
    分を封入する際の作業温度を前記磁性体のキュリー温度
    以下とした条件で軟化する低融点ガラスから成ることを
    特徴とするリードスイッチ。
  3. 【請求項3】 前記低融点ガラスの軟化点が、250℃
    以上であることを特徴とする請求項2記載のリードスイ
    ッチ。
JP26549799A 1999-09-20 1999-09-20 リードスイッチ Withdrawn JP2001084864A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100475488B1 (ko) * 2002-04-15 2005-03-10 강선우 밀폐 스위치 및 그 제조 방법
WO2012096064A1 (ja) * 2011-01-14 2012-07-19 日本電気硝子株式会社 リードスイッチ用ガラス管
CN111681895A (zh) * 2020-06-04 2020-09-18 四川泛华航空仪表电器有限公司 陶瓷干簧管的制备方法

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Effective date: 20061205