JP2001084218A - バスアイソレーション機能を有するコンピュータシステム - Google Patents

バスアイソレーション機能を有するコンピュータシステム

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JP2001084218A
JP2001084218A JP26318399A JP26318399A JP2001084218A JP 2001084218 A JP2001084218 A JP 2001084218A JP 26318399 A JP26318399 A JP 26318399A JP 26318399 A JP26318399 A JP 26318399A JP 2001084218 A JP2001084218 A JP 2001084218A
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board
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Yoshiro Gunji
芳郎 郡司
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】PCIバスなど、高速のバスを有するコンピュ
ータシステムにおいて、容易にバスの配線長を任意に可
変とできるシステムの提供。 【解決手段】システムを制御するCPUボード14と複
数の拡張ボード15をメインボード1上に実装されたバ
スにより接続するコンピュータシステムにおいて、メイ
ンボード上に実装されるバスを、第1のバスと複数の第
2のバス11から構成し、これら第1のバス及び各第2
のバス上に配置され、バスを電気的に接続又は切断する
バススイッチ12と、これら複数のバススイッチ12の
接続又は切断の動作を制御する機構を設けることによ
り、稼働中のシステムにおいてバスの配線長を任意に変
化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータシス
テムのバスのアイソレーション動作の制御方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】PCIバスなど、高速のバスを有するコ
ンピュータシステムにおいて、配線長や負荷をパラメー
タとして評価することはシステムの信頼性を評価する上
でも重要である。従来、バスの配線長や負荷をパラメー
タとしたバスの評価を行おうとした場合、評価する段階
のシステムのバスの配線長や負荷は固定であることがほ
とんどであるため、パラメータを各々設定した評価機を
それぞれ用意して評価を行っている。
【0003】また、バスに接続された稼働中のシステム
においてバス接続されたデバイスで使用頻度が低いデバ
イスや、何らかの理由により未使用となったデバイスが
存在する場合、未使用時に各デバイスがパーシャルダウ
ンを行っている。
【0004】また、PCIホットプラグ等、システム稼
働中にシステムをダウンすることなく拡張ボードの取り
外しや交換を行うアプリケーションを行うシステムの場
合、拡張ボードをそのまま取り外すか、上記と同様に拡
張ボードがパーシャルダウンを行い取り外しや交換を行
っている。
【0005】また、接続されている2つ以上のバスを同
時に並行して動作させようとした場合2つのバスをブリ
ッジ回路で隔てることによってそれを実現している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の方法に
はそれぞれ以下のような問題がある。
【0007】まず、バスの配線長が固定値の評価機によ
ってバスの評価を行うことで、パラメータを設定するた
びに評価機を用意していたのではコストと時間がかかっ
てしまっていた。
【0008】また、バスに接続された稼働中のシステム
において未使用のデバイスをパーシャルダウンしただけ
では、各デバイスの消費電力は抑えられるが、パーシャ
ルダウンを行ったデバイスにバスを通して漏れ電流が流
れることにより、その部分で電力を消費することにな
る。さらに、未使用デバイスが複数存在する場合、その
各々のデバイスに対してパーシャルダウンを行う回路が
必要になり、部品数が増加し、コストと消費電力が増す
ことになる。
【0009】また、PCIホットプラグ等、システム稼
働中にシステムをダウンすることなく拡張ボードの取り
外しや交換を行うアプリケーションを行うシステムの場
合、アクティブ状態のシステムから接続する拡張ボード
の容量をチャージする電流の流れ込みなどによるシステ
ムの誤動作が生じる可能性があった。
【0010】2つのバスをブリッジ回路で隔てることに
よって、接続されている2つ以上のバスを同時に並行し
て動作させようとした場合、動作が複雑であり、コスト
の面でも専用のチップセットを購入,製作する必要があ
るため高価なものとなることがあった。
【0011】本発明の目的は、バスの配線長を容易に任
意の長さに変化させ得る機能を有するコンピュータシス
テムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、システムを制
御するCPUボードと複数の拡張ボードをメインボード
上に実装されたバスにより接続するコンピュータシステ
ムにおいて、前記メインボード上に実装されたバスは、
第1のバスと、前記CPUボード及び複数の拡張ボード
の各々を前記第1のバスに接続するよう設けられた複数
の第2のバスから構成され、前記第1のバス及び前記各
第2のバス上に配置され、当該バスを電気的に接続又は
切断するバススイッチと、前記CPUボード及び拡張ボ
ートの接続関係を切り換えるため、前記複数のバススイ
ッチの接続又は切断の動作を制御するバス制御手段を設
け、前記稼動中のバスの任意の箇所を電気的に切断する
よう構成したことを特徴とする。
【0013】好ましくは、前記各拡張ボード内に、バス
切換要求信号を出力するバス切換要求信号発生回路を設
け、前記拡張ボードを前記メインボードより取り外す場
合に前記バス切換要求信号を出力するよう構成する。こ
れにより取り外される前記拡張ボードがそれまで接続さ
れていた前記第1のバス及び/又は前記第2のバスが電
気的に切断されることとなり、バスの配線長を容易に可
変とでき、更にはこれまで接続されていたバスへの漏れ
電流の流入による消費電力の問題も解消される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0015】図1は本発明の一実施例であるコンピュー
タシステムのシステム構成図である。図1において、メ
インボード1上にPCIバス11とその信号を取り出す
バススロット13が実装されており、システムを制御す
るCPUボード14と各拡張ボード15はバススロット
13に挿し込むことによりPCIバスを介してバス接続
される構成となっている。メインボード1内のPCIバ
ス11は、図1に示されるように、メインボード上を横
断するように実装された1つのバスと、このバスと前記
複数のバススロット13を接続するように実装された複
数のバスからなり、これら各バスに設けられた複数のバ
ススイッチ12を有する。
【0016】本実施例でのバススイッチ12は電気的に
ON/OFFの制御が可能なスイッチである。以下に一
例としてMOSスイッチを使用した例を挙げる。図2は
本発明のバススイッチの概略図である。図2に示される
MOSスイッチはイネーブルコントロールのためのCM
OSゲートとNチャネルのMOSトランジスタからなっ
ており、信号ラインを電気的コントロールによりON/
OFFすることができる。スイッチがONの時は非常に
小さいオン抵抗により信号ラインが接続された状態にな
っている。図2(a)のMOSスイッチは入力電圧が上
昇することにより信号ラインのオン抵抗が上昇するが図
2(b)のように、PMOSを加えることにより出力電
圧の低下を抑えるタイプのMOSスイッチも市場に提供
されているので、この問題は解決できる。スイッチがO
FF状態の時は、入力端と出力端はNMOSとトランジ
スタの特性によりアイソレーションされている。また、
MOSスイッチは標準のロジックICに比べて非常に高
速であり、OFF時の電流の流れ込みが少ないので、本
発明における高速システムのバスラインのアイソレーシ
ョンとして使用するのに適している。
【0017】図3は、本発明の一実施例であるコンピュ
ータシステムにおけるバスの配線長を任意に可変とし得
ることを示す概念図である。本バススイッチ12はセレ
クタ16からのバススイッチ制御信号200によりON
/OFFする構成となっている。バススイッチ12がO
Nしている間はPCIバス11は接続されているが、O
FFになるとバススイッチ12の左右でPCIバス11
が電気的に分断できる構成とする。このバススイッチ1
2の動作によりPCIバス11の配線長、接続されるス
ロット数を変化させることができる。従来は未使用とな
っているバススロット13はそのままあけた状態にする
かバススロット13の数量の少ないメインボード1を購
入または製作し用意する必要があるが、本実施例では固
定されているメインボード1のバススロット13の数量
を任意に設定することができる。図4は従来の未使用デ
バイスの切断方法を示す概略図である。図4に示される
ように、バスに接続された稼働中のシステムにおいて未
使用のデバイスをパーシャルダウンしただけでは、各デ
バイスの消費電力は抑えられるものの、パーシャルダウ
ンを行ったデバイスにバスを通して漏れ電流が流れるこ
とにより、その部分で電力を消費するという問題があ
る。また、さらに、未使用デバイスが複数存在する場
合、その各々のデバイスに対してパーシャルダウンを行
う回路が必要になり、部品数が増加し、コストと消費電
力が増すことになる。これに対し、図8に本発明の一実
施例における未使用デバイスの切断方法の概念図を示
す。本実施例では、バススイッチ12によってバスを最
適な位置でシステム稼動時に内部の未使用ブロックをア
イソレーションし、さらにMOSスイッチなど消費電力
や部品数の小さい回路によってこれを実現できるのでシ
ステム全体の消費電力,コストを抑えることができる。
【0018】図6は従来の稼働中に拡張ボードの取り外
しを行う場合の問題を説明する概略図である。従来、P
CIホットプラグ等、システム稼働中にシステムをダウ
ンすることなく拡張ボードの取り外しや交換を行うアプ
リケーションを行うシステムの場合、アクティブ状態の
システムから接続する拡張ボードの容量をチャージする
電流の流れ込みなどによるシステムの誤動作が生じる可
能性があった。本実施例では図7に示されるように、そ
のバススロット13を電気的に切断することによってこ
れを防ぐことができる。
【0019】また、PCIバス11を電気的に分割する
ことにより各々を独立のバスとして動作させることが可
能である。図5に従来のブリッジ回路を用いたシステム
構成図を示す。従来、2つのバスをブリッジ回路で隔て
ることによって、接続されている2つ以上のバスを同時
に並行して動作させようとした場合、動作が複雑であ
り、コストの面でも専用のチップセットを購入,製作す
る必要があるため高価なものとなることがあった。本発
明ではいくつかのバススイッチ12と制御回路をCPU
ボード14により制御してそれを実現できるため動作も
単純であり、コストも安価となる。この概念図を図9に
示す。
【0020】図1に示されるように本発明の一実施例で
は、バス制御手段としてのセレクタ16はメインボード
1上に実装され、PCIバス11に接続されているCP
Uボード14により制御される構成とする。CPUボー
ド14によって発行されたセレクタ制御信号201をメ
インボード1上のセレクタ16が受けるとセレクタ16
はセレクタ制御信号201を翻訳し、各バススイッチ1
2に対してバススイッチ制御信号200を発行する。バ
ススイッチが上記であげたようなMOSスイッチの場合
セレクタ16から出力されるバススイッチ制御信号20
0は各バススイッチアレイ(ある部分でバスの接続及び
切断を行っているバススイッチの集合)について1ビッ
トの信号で制御可能である。
【0021】次に本発明の一実施例であるシステム設定
手段及び切換許可手段を実装したCPUボードの概略図
を図10に示す。CPUボード14は、PCIバス11
によってメインボード1に接続され、システムを制御す
るメインコントローラである。CPUボード14はCP
U61とバス制御回路62を含む構成とする。
【0022】CPU61の動作を示すフローチャートを
図11に示す。CPU61は割込み信号202を受ける
か、あるいは切換要求手段としてプログラムによるバス
切換命令203(特に図示せず)が実行されると、PC
Iバス11の切断によって影響を受けるPCIデバイス
111を認識し、PCIバス11の動作を停止する。そ
して、PCIバス11の切断によってシステムの構成が
変化するためシステム再構成のためのソフトウェアの設
定を行う。その処理が終了した後、バス切換許可信号2
04を発行する。バス制御回路62は割込み発生回路6
3とバス制御信号発生回路64による構成とする。割込
み発生回路63は、PCIバス11上の拡張ボード15
から発行されたバス切換要求信号205を受けると、C
PU61に対して割込み信号202を発行する。バス制
御回路62は、CPU61からバス切換許可信号204
を受け、セレクタ16に対してセレクタ制御信号201
を発行する。本実施例ではメインボード1とCPUボー
ド14を分けて構成しているがCPUボード14の機能
をメインボード1内に実装することも可能である。
【0023】次に本発明の一実施例である切換要求手段
となる拡張ボード15の概略図を図12に示す。拡張ボ
ード15はPCIデバイス111とバス切換要求発生回
路112とSW113を実装した構成とする。何らかの
理由で拡張ボード15を切り離す必要が生じた時、拡張
ボード15上のSW113を押すことにより、PCIデバ
イス111にバス切換要求発生信号206が発行され、
それを受けたPCIデバイス111はバス切換要求信号
発生回路112を通してCPUボード14にバス切換要
求信号205を発行する。
【0024】以下、本発明におけるバス分割方式につい
て説明する。図1においてCPUボード14及び各拡張
ボード15はメインボード1に実装されたPCIバス1
1により接続されて動作している。何らかの理由でバス
スロット#3以降のPCIバス11を切り離すまでの動
作を示す略図を図13に示す。図13においてバススロ
ット#3以降のPCIバス11を切り離す指示をCPU
ボード14にさせるための手段として、拡張ボード15
からのバス切換要求信号205とプログラム上のバス切
換命令203がある。まず、拡張ボード15からのバス
切換要求信号205による場合は以下のような流れにな
る。
【0025】動作の流れを図14に示す。拡張ボード1
5上に何らかの問題が生じたり、拡張ボード15上のS
W113が押され、バス切換要求発生信号206がPC
Iデバイスに発行されると、PCIデバイス111から
バス切換要求信号発生回路112を通してバス切換要求
信号205がCPUボード14に発行される。このバス
切換要求信号205をCPUボード14上の割込み発生
回路63が受け取り、割込み発生回路63はバス切換要
求があったことを割込み信号202としてCPU61に
知らせる。割込み信号202を受けたCPU61はPC
Iバス11を安全に切断するための処理を実行する。こ
の処理には、PCIバス11の使用禁止処理や、PCI
デバイス111におけるソフトウェアの再設定などが考
えられる。これらの処理が終了し、CPU61がPCI
バス11の切断が可能であると判断するとCPU61は
バス切換許可信号204を発行する。このバス切換許可
信号204はCPUボード14上のバス切換信号発生回
路64に送られバス切換信号発生回路64はこの信号を
もとにセレクタ制御信号201を発行する。このセレク
タ制御信号201はメインボード1上によるセレクタ1
6によって受け取られ、セレクタ16はこのセレクタ制
御信号201をもとに切り換えるバススイッチ12(こ
の場合はBSW#2)を選択し、バススイッチ12にバ
ススイッチ制御信号200を発行する。バススイッチ制
御信号200によりバススイッチ12はOFFとなり、
図8に示すような2スロットのメインボードと等価にな
る。
【0026】次にプログラム上のバス切換命令203の
実行による動作を図15に示す。バス切換命令203が
実行されるとCPU61は上記と同様にPCIバス11
を安全に切断するための処理を実行する。この処理が終
了し、CPU61がPCIバス11の切断が可能である
と判断するとCPU61はバス切換許可信号204を発
行する。このバス切換許可信号204はCPUボード1
4上のバス切換信号発生回路64に送られバス切換信号
発生回路64はこの信号をもとにセレクタ制御信号20
1を発行する。このセレクタ制御信号201はメインボ
ード1上によるセレクタ16によって受け取られ、セレ
クタ16はこのセレクタ制御信号201をもとに切り換
えるバススイッチ12(この場合はBSW#2)を選択
し、バススイッチ12にバススイッチ制御信号200を
発行する。バススイッチ制御信号200によりバススイ
ッチ12はOFFとなり、上記の拡張ボード15からの
バス切換要求信号205によるものと同様な状態とな
る。
【0027】このように、本実施例では、PCIバス1
1上の切断したい部分に電気的に制御可能なバススイッ
チ12を設け、これをCPUボード14上で制御する構
成とすることにより、拡張ボード15上のバス切換要求
発生回路112から発行されるバス切換要求信号205
によって、CPUボード14上の割込み発生回路63か
ら割込み信号202を発生させ、それを受けたCPU6
1がPCIバス11を安全に切断するための処理を行
う。その処理終了後、CPU61はバス切換許可信号2
04をCPUボード14上のバス切換信号発生回路64
に発行し、それを受けたバス切換信号発生回路64はメ
インボード1上のセレクタ16に対しセレクタ制御信号
201を発行する。セレクタ制御信号201によってセ
レクタ16はバススイッチ制御信号200を操作しバス
スイッチ12のON/OFFを制御する。バススイッチ
12のONにより1つのバスとして接続していたPCI
バス11はバススイッチ12のOFFにより分断され、
別々のバスとして機能する。これにより、CPUボード
14によって、稼働中のシステムにおいて固定長である
メインボード1上のバスを任意の地点で接続又は切断す
ることが可能である。稼働中のシステムのPCIバス1
1の配線長を任意に変化させることが可能となる。
【0028】また、ソフトウェアによりPCIバス11
上のPCIデバイス111を電気的に切断することが可
能であることにより、稼働中のシステムにおいて未使用
ブロックを部分的に切り離すことによってシステム全体
の消費電力を抑えることができる。
【0029】また、PCIホットプラグ等、システム稼
働中の拡張ボードの取り外しや交換を行うアプリケーシ
ョンに対して電流の流れ込みなどによるシステムの誤動
作を、そのバススロット13を切断することによって防
ぐことができる。
【0030】さらに、PCIバス11を分断し、そのそ
れぞれのバス上に転送のマスタとなるデバイスを持つこ
とにより、それぞれの独立したデータ転送が可能であ
る。
【0031】以上のとおり本実施例によれば、従来は未
使用となっているバススロットはそのままあけた状態に
するかバススロット数の少ないメインボードを購入また
は製作し用意する必要があるが、本実施例では固定され
ているメインボードのバススロット数を任意に設定する
ことができる。
【0032】そのため、従来は未使用となっているスロ
ットはそのままあけた状態にするかスロット数の少ない
メインボードを購入または製作し用意する必要がある
が、本実施例では固定されているメインボードのスロッ
ト数を任意に設定することができるため、PCIバスに
おいて配線長や負荷をパラメータとした評価においても
いくつものメーンボードを用意する必要がないためコス
トの削減につながる。
【0033】また、バスに接続された稼働中のシステム
において未使用のデバイスをパーシャルダウンしただけ
では、各デバイスの消費電力は抑えられるが、パーシャ
ルダウンを行ったデバイスに、バスを通して漏れ電流が
流れることにより、その部分で電力を消費することにな
る。さらに、未使用デバイスが複数存在する場合、その
各々のデバイスに対してパーシャルダウンを行う回路が
必要になり、部品数が増加し、コストと消費電力が増す
ことになる。本発明では、バススイッチ12によってバ
スを最適な位置でシステム稼動時に内部の未使用ブロッ
クをアイソレーションし、さらにMOSスイッチなど消
費電力や部品数の小さい回路によってこれを実現できる
のでシステム全体の消費電力,コストを抑えることがで
きる。
【0034】また、PCIホットプラグ等、システム稼
働中にシステムをダウンすることなく拡張ボードの取り
外しや交換を行うアプリケーションを行うシステムの場
合、アクティブ状態のシステムから接続する拡張ボード
の容量をチャージする電流の流れ込みなどによるシステ
ムの誤動作が生じる可能性があった。本実施例により、
そのバスロットを電気的に切断することによってこれを
防ぐことができる。
【0035】また、PCIバス11を電気的に分割する
ことにより各々を独立のバスとして動作させることが可
能である。従来、2つのバスをブリッジ回路で隔てるこ
とによって、接続されている2つ以上のバスを同時に並
行して動作させようとした場合、動作が複雑であり、コ
ストの面でも専用のチップセットを購入,製作する必要
があるため高価なものとなることがあった。本発明では
いくつかのバススイッチと制御回路をCPUボードによ
り制御してそれを実現できるため動作も単純であり、コ
ストも安価となる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、固定されているメイン
ボードのバススロット数を任意に設定できることにより
バスの配線長を容易に任意に可変とすることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるコンピュータシステム
のシステム構成図である。
【図2】本発明のバススイッチの概略図である。
【図3】本発明のコンピュータシステムにおけるバスの
配線長を任意に可変とし得ることを示す概念図である。
【図4】従来の未使用デバイスの切断方法を示す概略図
である。
【図5】従来のブリッジ回路を用いたシステムの構成
図。
【図6】従来の稼働中に拡張ボードの取り外しを行う場
合の問題を説明する概略図である。
【図7】本発明によりメインボードのスロット数を任意
に設定することができることを示す概念図である。
【図8】本発明の一実施例における未使用デバイスの切
断方法を示す概略図である。
【図9】PCIバス11を電気的に分割することにより
各々を独立のバスとして動作させることができることを
示す概念図である。
【図10】本発明の一実施例であるCPUボードの概略
図である。
【図11】図10の実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図12】本発明の一実施例の拡張ボードの概略図であ
る。
【図13】本発明の実施例の動作を説明する概略図であ
る。
【図14】拡張ボードからのバス切換要求信号によるバ
スの切り離し動作を示すフローチャートである。
【図15】プログラム上のバス切換命令の実行によるバ
スの切り離し動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…メインボード、11…PCIバス、12…バススイ
ッチ、13…バススロット、14…CPUボード、15
…拡張ボード、16…セレクタ、61…CPU、62…
バス制御回路、63…割込み発生回路、64…バス切換
信号発生回路、111…PCIデバイス、112…バス
切換要求発生回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】システムを制御するCPUボードと複数の
    拡張ボードをメインボード上に実装されたバスにより接
    続するコンピュータシステムにおいて、 前記メインボード上に実装されたバスは、第1のバス
    と、前記CPUボード及び複数の拡張ボードの各々を前
    記第1のバスに接続するよう設けられた複数の第2のバ
    スから構成され、 前記第1のバス及び前記各第2のバス上に配置され、当
    該バスを電気的に接続又は切断するバススイッチと、 前記CPUボード及び拡張ボートの接続関係を切り換え
    るため、前記複数のバススイッチの接続又は切断の動作
    を制御するバス制御手段を設け、 前記稼動中のバスの任意の箇所を電気的に切断すること
    を特徴とするコンピュータシステム。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記バス制御手段は、
    前記各バススイッチに対し接続又は切断の指令を選択的
    に出力するバススイッチ選択手段を有することを特徴と
    するコンピュータシステム。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記各拡張ボードは、少なくとも当該拡張ボードが前記
    メインボードより取り外される場合にバス切換要求信号
    を出力するバス切換要求信号発生回路を有し、 前記バス制御手段は前記バス切換要求信号に基づいて前
    記複数のバススイッチの接続又は切断の動作を制御する
    ことを特徴とするコンピュータシステム。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3の何れかにおいて、前記複
    数のバススイッチは、MOSスイッチにより構成される
    ことを特徴とするコンピュータシステム。
  5. 【請求項5】請求項1乃至3の何れかにおいて、前記複
    数のバススイッチは、リレースイッチにより構成される
    ことを特徴とするコンピュータシステム。
  6. 【請求項6】システムを制御するCPUボードと複数の
    拡張ボードをメインボード上に実装されたバスにより接
    続するコンピュータシステムにおいて、 前記メインボード上に実装されたバスは、第1のバス
    と、前記CPUボード及び複数の拡張ボードの各々を前
    記第1のバスに接続するよう設けられた複数の第2のバ
    スから構成され、 前記第1のバス及び前記各第2のバス上に配置され、当
    該バスを電気的に接続又は切断するバススイッチと、 前記CPUボード及び拡張ボートの接続関係を切り換え
    るため、バス切換要求信号を出力する切換要求信号出力
    手段と、 前記バス切換要求信号に基づき前記バススイッチに対し
    接続又は切断の指令を発する制御手段を設けたことを特
    徴とするコンピュータシステム。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記切換要求信号発生
    手段は、少なくとも前記拡張ボードの何れかが前記メイ
    ンボードより取り外される場合に、前記バス切換要求信
    号を出力することを特徴とするコンピュータシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008217145A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Nec Computertechno Ltd 活線挿抜システム
US7814254B2 (en) 2007-03-08 2010-10-12 Nec Computertechno, Ltd. Mode setting method and system in hot plug of PCI device

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