JP2001083937A - 表示パネル駆動装置 - Google Patents

表示パネル駆動装置

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JP2001083937A
JP2001083937A JP25735899A JP25735899A JP2001083937A JP 2001083937 A JP2001083937 A JP 2001083937A JP 25735899 A JP25735899 A JP 25735899A JP 25735899 A JP25735899 A JP 25735899A JP 2001083937 A JP2001083937 A JP 2001083937A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示パネルで表示むらが発生する事態を、そ
の表示パネルの特性や駆動条件の如何に拘らず的確に抑
止可能にすること。 【解決手段】 アップカウンタ12は、EL表示パネル
の1水平走査時に発光する画素の数を計数し、その計数
結果をEEPROM13のアドレス指定信号として出力
する。EEPROM13には、アップカウンタ12の計
数範囲に応じた複数のアドレスにパルス幅データを書き
込んだデータマップMAP1及びMAP2が記憶されて
いる。信号発生手段15は、アップカウンタ12により
アドレス指定されたパルス幅データに基づいて、データ
電圧のパルス幅を決定するブランク信号BLKを出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査電極及びデー
タ電極を備え、順次走査方式で駆動される表示パネル駆
動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばEL(Electro Luminescence)表
示パネルの一例として、発光層(EL層)の両側に複数
本ずつの走査電極及びデータ電極をマトリクス配置し、
各電極が交差する位置に形成された表示画素を線順次走
査によって発光させる構成としたものが提供されてい
る。このような表示パネルにおいては、同一走査電極上
の発光画素数が多くなるのに応じて、各電極を通じて印
加される電圧波形のなまりが大きくなるという特性があ
る。このため、各走査期間毎に発光する画素の輝度が、
その発光画素数に応じて異なってくる現象(所謂シャド
ーイング現象)が生起され、これにより表示画面に輝度
むら(表示むら)が生じて表示品質が低下するという問
題点があった。
【0003】このような問題点に対処するために、従来
では、例えば特公平7−48137号公報や特許第27
97185号公報に見られるような技術が考えられてい
る。この技術は、シャドーイング現象を抑止するため
に、1走査期間分の発光画素数を、コンデンサやデジタ
ル式のカウンタを用いて計数し、その計数結果に基づい
て走査電極に印加する走査電圧のパルス幅を変化させる
という補正制御を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の場合、
1走査期間分の発光画素数と補正制御時における走査電
圧のパルス幅との関係は、直線的な比例関係を呈するこ
とになる。ところが、EL表示パネルにあっては、発光
画素数と輝度との関係が、画素構成(走査電極数及びデ
ータ電極数)や画素容量などが変わるのに伴い変化する
という事情があるため、シャドーイング現象の補正制御
を行う際には、制御対象となる表示パネルの種類に応じ
て1走査期間分の発光画素数と走査電圧のパルス幅との
関係を逐次調整する必要が出てくる。このため、従来技
術のように、1走査期間分の発光画素数と走査電圧のパ
ルス幅との関係を直線的な比例関係でしか制御できない
場合、表示パネルの種類によっては、シャドーイング現
象の発生(つまり、輝度むらの発生)を抑止することが
困難になるという問題点があった。また、同一の表示パ
ネルにおいても、駆動条件(例えば走査電圧のパルス
幅)が変わった場合には、発光画素数と輝度との関係が
直線的な比例関係にならないという特性がある。このた
め、従来技術では、駆動条件の如何によっては、シャド
ーイング現象の発生を的確に抑止することが困難にな
る。
【0005】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、表示パネルで表示むらが発
生する事態を、その表示パネルの特性や駆動条件の如何
に拘らず的確に抑止可能になるなどの効果を奏する表示
パネル駆動装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にお
いて、制御回路は、表示パネルに対して走査電圧及びデ
ータ電圧の合成電圧を順次走査方式で印加することによ
り、走査電極及びデータ電極が対向する領域に形成され
た表示素子を表示状態に切り換える。このとき、制御回
路においては、計数手段が、1走査分の電圧印加に応じ
て表示状態となる表示素子数を計数するようになり、そ
の計数結果によって記憶手段内のデータマップのアドレ
スが指定される。また、信号発生手段が、前記合成電圧
の印加時間を、指定されたアドレスに対応したパルス幅
データに応じた状態となるように制御するための制御信
号を発生するようになる。
【0007】上記データマップには、前記計数手段の計
数範囲に対応した複数のアドレスと前記合成電圧のパル
ス幅を示す複数段階のパルス幅データとを予め対応付け
た状態で書き込んでおくものであり、従って、計数手段
の計数結果(つまり、1走査に応じて表示状態となる表
示素子数)に基づいて、合成電圧の印加時間(つまり、
表示素子の表示状態)を変化させるという補正制御を行
い得るようになり、以てシャドーイング現象の発生を抑
止可能となる。この場合、データマップにおけるアドレ
スとパルス幅データとの対応関係は、駆動対象となる表
示パネルの特性や駆動条件に応じた最適な状態に設定可
能となる。つまり、従来技術では、1走査期間において
表示状態となる表示素子数と合成電圧の印加時間との関
係を直線的な比例関係でしか制御できなかったのに対し
て、この発明では上記のような表示素子数と合成電圧の
印加時間との関係を任意の状態に制御可能になる。従っ
て、前記信号発生手段から出力される制御信号によって
制御される合成電圧の印加時間を、表示パネルの特性や
駆動条件を考慮した最適な状態に制御することができ
て、表示パネルで表示むらが発生する事態を当該表示パ
ネルの特性や駆動条件の如何に拘らず的確に抑止可能に
なる。
【0008】請求項2記載の発明においても、制御回路
によって、表示パネルに対し走査電圧及びデータ電圧の
合成電圧が順次走査方式で印加されるのに応じて表示素
子が表示状態に切り換えられるようになる。このとき、
制御回路においては、計数手段が、1走査分の電圧印加
に応じて表示状態となる表示素子数を計数するようにな
り、その計数結果によって記憶手段内のデータマップの
アドレスが指定される。また、シフトレジスタが、指定
されたアドレスに対応したパルス幅データをクロック信
号に同期したシリアル信号列に変換すると共に、信号処
理回路が、シフトレジスタの出力に基づいて、前記合成
電圧の印加時間を前記読み出しパルス幅データに応じた
状態となるように制御するための制御信号を発生するよ
うになる。
【0009】上記データマップには、前記請求項1記載
の発明と同様のデータを書き込んでおくものである。従
って、この請求項2記載の発明においても、計数手段の
計数結果に基づいて、合成電圧の印加時間を変化させる
という補正制御を行い得るようになってシャドーイング
現象の発生を抑止可能となる。また、信号処理回路から
の制御信号によって制御される合成電圧の印加時間を、
表示パネルの特性や駆動条件を考慮した最適な状態に制
御することができて、表示パネルで表示むらが発生する
事態をその特性や駆動条件の如何に拘らず的確に抑止可
能になる。
【0010】請求項3記載の発明によれば、前記制御信
号によってデータ電極に印加されるデータ電圧のパルス
幅を制御し、これにより前記合成電圧のパルス幅を決定
するようにしている。この場合、例えば、EL表示パネ
ルのように高駆動電圧が必要なものでは、走査電極側に
電気的なアイソレーションを行うためのフォトカプラを
介在させることが一般的となっている。ところが、フォ
トカプラは温度特性が悪いため、走査電極に印加される
走査電圧のパルス幅を制御する構成とした場合には、そ
の温度特性に起因した信号伝達遅延時間の拡大によっ
て、走査電圧を所望のパルス幅に制御することが困難に
なり、従ってシャドーイング現象に対し精度が高い補正
制御を行うことが不可能になる。これに対して、請求項
3記載の発明のようにデータ電圧のパルス幅を制御する
構成とした場合には、高精度の補正制御が可能になる。
【0011】請求項4記載の発明によれば、データマッ
プには、各アドレスに前記計数手段の計数値と1対1で
対応されたパルス幅データが書き込まれるから、計数手
段の計数結果(1走査に応じて表示状態となる表示素子
数)により決められる合成電圧の印加時間を高精度で制
御できると共に、表示状態となる表示素子数と合成電圧
の印加時間との関係を示す特性を多様且つ緻密に設定可
能になる。
【0012】請求項5記載の発明によれば、データマッ
プには、各アドレスに前記計数手段の連続した所定範囲
ずつの計数値と対応されたパルス幅データが書き込まれ
るから、パルス幅データ数を相対的に少なくできて記憶
手段に必要な記憶容量を小さくできる。
【0013】請求項6記載の発明によれば、記憶手段に
は、各アドレスと前記パルス幅データの対応関係が異な
る複数のデータマップが記憶されるから、例えば、表示
パネルの駆動条件(駆動周波数、駆動電圧など)が複数
段階に変更される場合であっても、各駆動条件に適した
データマップを予め記憶しておくことで、シャドーイン
グ現象に対し常に最適な補正制御を行い得るようにな
る。
【0014】請求項7記載の発明によれば、切換手段に
よって、表示パネルの駆動電圧の大きさ及び駆動周波数
の少なくとも一方を複数段階に切り換えることにより、
例えば表示パネルの表示状態の明暗(自己発光表示パネ
ルにあっては輝度)を容易に調整できるようになる。こ
の場合、複数のデータマップの中から切換手段の切換状
態に適したデータマップが選択されるようになるから、
表示パネルの表示状態が切り換えられた場合でも、シャ
ドーイング現象に対し常に最適な補正制御を行い得るよ
うになる。
【0015】請求項8記載の発明によれば、記憶手段に
は、パルス幅データが互いに全体的に異なる状態に設定
された複数のデータマップが記憶され、そのデータマッ
プを選択することで表示パネル全体の表示状態の調節を
行い得る構成となっているから、表示パネル全体の表示
状態の明暗(自己発光表示パネルにあっては輝度)を切
り換えるという調光制御をきわめて容易に実行できるよ
うになる。また、このような調光制御が行われて表示パ
ネルの駆動条件が変わった場合でもシャドーイング現象
に対し最適な補正制御を行い得るようになる。
【0016】請求項9記載の発明によれば、記憶手段に
は、パルス幅データが互いに全体的に異なる状態に設定
された複数のデータマップが記憶され、表示パネルの経
時劣化が進行したときには、上記複数のデータマップの
中からパルス幅データが大きいものが選択される。従っ
て、表示パネルの経時劣化が進行するのに応じて、前記
合成電圧の印加時間が相対的に長くなるように制御され
て、その表示パネルの劣化が補償されることになるか
ら、表示品質を長期間にわたって良好な状態に維持可能
となる。
【0017】請求項10記載の発明によれば、外部スイ
ッチの操作に応じて、複数のデータマップの中から所望
のものを選択できるから、例えば、製造ライン上或いは
製品出荷後のメンテナンス作業時において、駆動対象の
表示パネルの特性を測定した結果に基づいて当該表示パ
ネルに最適なデータマップを選択できるようになり、シ
ャドーイング現象に対する補正制御が不正確になる事態
を効果的に防止できるようになる。
【0018】請求項11記載の発明においても、制御回
路によって、表示パネルに対し走査電圧及びデータ電圧
の合成電圧が順次走査方式で印加されるのに応じて表示
素子が表示状態に切り換えられるようになる。このと
き、制御回路においては、計数手段が、1走査分の電圧
印加に応じて表示状態となる表示素子数を計数するよう
になり、その計数結果によって記憶手段内のデータマッ
プのアドレスが指定される。また、信号発生手段が、前
記合成電圧の大きさを、指定されたアドレスに対応した
電圧値データに応じた状態となるように制御するための
制御信号を発生するようになる。
【0019】上記データマップには、前記計数手段の計
数範囲に対応した複数のアドレスと前記合成電圧の大き
さを示す複数段階の電圧値データとを予め対応付けた状
態で書き込んでおくものであり、従って、計数手段の計
数結果(つまり、1走査に応じて表示状態となる表示素
子数)に基づいて、合成電圧の大きさ(つまり、表示素
子の表示状態)を変化させるという補正制御を行い得る
ようになり、以てシャドーイング現象の発生を抑止可能
となる。この場合、データマップにおけるアドレスと電
圧値データとの対応関係は、駆動対象となる表示パネル
の特性や駆動条件に応じた最適な状態に設定可能とな
る。従って、前記信号発生手段から出力される制御信号
によって制御される合成電圧の大きさを、表示パネルの
特性や駆動条件を考慮した最適な状態に制御することが
できて、表示パネルで表示むらが発生する事態を当該表
示パネルの特性や駆動条件の如何に拘らず的確に抑止可
能になる。
【0020】請求項12記載の発明においても、制御回
路によって、表示パネルに対し走査電圧及びデータ電圧
の合成電圧が順次走査方式で印加されるのに応じて表示
素子が表示状態に切り換えられるようになる。このと
き、制御回路においては、計数手段が、1走査分の電圧
印加に応じて表示状態となる表示素子数を計数するよう
になり、その計数結果によって記憶手段内のデータマッ
プのアドレスが指定される。また、シフトレジスタが、
指定されたアドレスに対応した電圧値データをクロック
信号に同期したシリアル信号列に変換すると共に、信号
処理回路が、シフトレジスタの出力に基づいて、前記合
成電圧の大きさを前記読み出し電圧値データに応じた状
態となるように制御するための制御信号を発生するよう
になる。
【0021】上記データマップには、前記請求項11記
載の発明と同様のデータを書き込んでおくものである。
従って、この請求項12記載の発明においても、計数手
段の計数結果に基づいて、合成電圧の大きさを変化させ
るという補正制御を行い得るようになってシャドーイン
グ現象の発生を抑止可能となる。また、信号処理回路か
らの制御信号によって制御される合成電圧の大きさを、
表示パネルの特性や駆動条件を考慮した最適な状態に制
御することができて、表示パネルで表示むらが発生する
事態をその特性や駆動条件の如何に拘らず的確に抑止可
能になる。
【0022】請求項13記載の発明によれば、前記制御
信号によってデータ電極に印加されるデータ電圧のレベ
ルを制御し、これにより前記合成電圧の大きさを決定す
るようにしている。この場合、例えば、EL表示パネル
のように高駆動電圧が必要なものでは、走査電極側に電
気的なアイソレーションを行うためのフォトカプラを介
在させることが一般的となっている。ところが、フォト
カプラは温度特性が悪いため、走査電極に印加される走
査電圧の大きさを制御する構成とした場合には、その温
度特性に起因した信号伝達遅延時間の拡大によって、走
査電圧を所望のの大きさに制御することが困難になり、
従ってシャドーイング現象に対し精度が高い補正制御を
行うことが不可能になる。これに対して、請求項13記
載の発明のようにデータ電圧の大きさを制御する構成と
した場合には、高精度の補正制御が可能になる。
【0023】請求項14記載の発明によれば、データマ
ップには、各アドレスに前記計数手段の計数値と1対1
で対応した電圧値データが書き込まれるから、計数手段
の計数結果(1走査に応じて表示状態となる表示素子
数)により決められる合成電圧の大きさを高精度で制御
できると共に、表示状態となる表示素子数と合成電圧の
大きさとの関係を示す特性を多様且つ緻密に設定できる
ようになる。
【0024】請求項15記載の発明によれば、データマ
ップには、各アドレスに前記計数手段の連続した所定範
囲ずつの計数値と対応された電圧値データが書き込まれ
るから、電圧値データ数を相対的に少なくできて記憶手
段に必要な記憶容量を小さくできる。
【0025】請求項16記載の発明によれば、記憶手段
には、各アドレスと前記電圧値データの対応関係が異な
る複数のデータマップが記憶されるから、例えば、表示
パネルの駆動条件(駆動周波数、走査電圧やデータ電圧
のパルス幅など)が複数段階に変更される場合であって
も、各駆動条件に適したデータマップを予め記憶してお
くことで、シャドーイング現象に対し常に最適な補正制
御を行い得るようになる。
【0026】請求項17記載の発明によれば、切換手段
によって、表示パネルの駆動電圧のパルス幅及び駆動周
波数の少なくとも一方を複数段階に切り換えることによ
り、例えば表示パネルの表示状態の明暗(自己発光表示
パネルにあっては輝度)を容易に調整できるようにな
る。この場合、複数のデータマップの中から切換手段の
切換状態に適したデータマップが選択されるようになる
から、表示パネルの表示状態が切り換えられた場合で
も、シャドーイング現象に対し常に最適な補正制御を行
い得るようになる。
【0027】請求項18記載の発明によれば、記憶手段
には、電圧値データが互いに全体的に異なる状態に設定
された複数のデータマップが記憶され、そのデータマッ
プを選択することで表示パネル全体の表示状態の調節を
行い得る構成となっているから、表示パネル全体の表示
状態の明暗(自己発光表示パネルにあっては輝度)を切
り換えるという調光制御をきわめて容易に実行できるよ
うになる。また、このような調光制御が行われて表示パ
ネルの駆動条件が変わった場合でもシャドーイング現象
に対し最適な補正制御を行い得るようになる。
【0028】請求項19記載の発明によれば、記憶手段
には、電圧値データが互いに全体的に異なる状態に設定
された複数のデータマップが記憶され、表示パネルの経
時劣化が進行したときには、上記複数のデータマップの
中から電圧値データが大きいものが選択される。従っ
て、表示パネルには、経時劣化の進行に応じてその劣化
を補償するレベルの合成電圧が印加されることになるか
ら、表示品質を長期間にわたって良好な状態に維持可能
となる。
【0029】請求項20記載の発明によれば、外部スイ
ッチの操作に応じて、複数のデータマップの中から所望
のものを選択できるから、例えば、製造ライン上或いは
製品出荷後のメンテナンス作業時において、駆動対象の
表示パネルの特性を測定した結果に基づいて当該表示パ
ネルに最適なデータマップを選択できるようになり、シ
ャドーイング現象に対する補正制御が不正確になる事態
を効果的に防止できるようになる。
【0030】請求項21記載の発明によれば、データ書
き換え可能な不揮発性メモリにより構成された記憶手段
に対し、所定の段階でデータマップを書き込むことがで
きるから、表示パネルの仕様の変更や経時劣化による特
性変化などがあった場合でも、記憶手段に最適なデータ
マップを記憶できるようになる。この結果、シャドーイ
ング現象に対する補正制御が不正確になる事態を未然に
防止可能となる。
【0031】請求項22記載の発明によれば、前記デー
タマップが予め書き込まれた不揮発性メモリにより構成
された記憶手段が必要に応じて差し替え可能になってい
るから、表示パネルの仕様の変更や経時劣化による特性
変化などがあった場合でも、その差し替えによって容易
に対処することができる。
【0032】請求項23記載の発明によれば、表示パネ
ルが単純ドットマトリックス型に構成されているから、
シャドーイング現象の発生を抑止しながら多様な形態の
表示を行うことが可能になる。
【0033】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1ないし
図4には本発明をEL表示パネルの駆動装置に適用した
第1実施例が示されており、以下これについて説明す
る。図3にはEL表示パネルを含む全体の電気的構成が
概略的に示され、図4にはEL表示パネルを構成するE
L素子の基本的な断面構造が模式的に示されている。
【0034】まず、図4において、EL素子100は、
ガラス基板101上に、透明電極102、第1絶縁層1
03、発光層104(表示層)、第2絶縁層105、背
面電極106をこの順に積層して構成されるもので、透
明電極102及び背面電極106間に交流の駆動電圧パ
ルスが印加されたときに、発光層104の光学的特性が
変化して発光する。尚、この図4では、透明電極102
側から光出力を取り出すようになっているが、背面電極
106を透明電極とすれば、両側から光出力を取り出す
ことができる。
【0035】図3において、EL表示パネル1は、図4
に示す構造のEL素子100を単純マトリクス型に構成
したもので、複数の奇数走査電極2a及び偶数走査電極
2b(それぞれ図4の透明電極102に相当)と複数の
データ電極3(図4の背面電極106に相当)とを互い
に交差(直交)するように配置して形成されている。上
記走査電極2a、2b及びデータ電極3が交差する各領
域には、EL素子より成る画素4(本発明でいう表示素
子に相当)がそれぞれ形成される。この場合、各画素4
は容量性の表示素子であるため、図3ではコンデンサを
示す図記号で表記している。
【0036】上記EL表示パネル1の表示駆動を行うた
めに、ICチップ化された走査側ドライバIC5、6
(走査電極駆動回路に相当)及びデータ側ドライバIC
7(データ電極駆動回路に相当)が設けられる。走査側
ドライバIC5は、各奇数走査電極2aにそれぞれ接続
された複数のプッシュプル駆動回路5aと、これらプッ
シュプル駆動回路5aの動作を制御するドライバ5bと
を備えて成り、各奇数走査電極2aに対し後述する制御
回路8からの走査指令信号SC1に応じたタイミングで
パルス状の走査電圧を印加できるように構成されてい
る。
【0037】走査側ドライバIC6も同様構成のもの
で、各奇数走査電極2bにそれぞれ接続された複数のプ
ッシュプル駆動回路6aと、これらプッシュプル駆動回
路6aの動作を制御するドライバ6bとを備えて成り、
各奇数走査電極2bに対し制御回路8からの走査指令信
号SC2に応じたタイミングでパルス状の走査電圧を印
加できるように構成されている。
【0038】データ側ドライバIC7は、各データ電極
3にそれぞれ接続された複数のプッシュプル駆動回路7
aと、これらプッシュプル駆動回路7aの動作を制御す
るドライバ7bとを備えて成り、各データ電極3に対し
制御回路8からの動作指令信号SDに応じたタイミング
でパルス状のデータ電圧を印加できるように構成されて
いる。
【0039】尚、走査側ドライバIC5、6及びデータ
側ドライバIC7内の各プッシュプル駆動回路5a、6
a及び7aは、図3の例ではPチャネルFET及びNチ
ャネルFETで構成されており、各FETのソース・ド
レイン間に形成される寄生ダイオードも図示されてい
る。
【0040】走査側ドライバIC5、6には、走査電圧
を供給するための走査電圧供給回路9、10が付随して
設けられている。一方の走査電圧供給回路9は、スイッ
チング素子9a、9bを有し、そのオンオフ状態に応じ
て、直流電圧(書き込み電圧)Vrまたは接地電圧を、
走査側ドライバIC5、6内の各プッシュプル駆動回路
5a、6aにおけるPチャネルFETのソース側共通接
続線L1に供給する。他方の走査電圧電圧供給回路10
は、スイッチング素子10a、10bを有し、そのオン
オフ状態に応じて、直流電圧−Vr+Vmまたはオフセ
ット用の直流電圧(変調電圧)Vmを、走査側ドライバ
IC5、6内の各プッシュプル駆動回路5a、6aにお
けるNチャネルFETのソース側共通接続線L2に供給
する。
【0041】また、データ側ドライバIC7には、デー
タ電圧を供給するためのデータ電圧供給回路11が付随
して設けられる。このデータ電圧供給回路11は、デー
タ側ドライバIC7内のプッシュプル駆動回路7aにお
けるPチャネルFETのソース側共通接続線L3に直流
電圧(変調電圧)Vmを供給し、当該プッシュプル駆動
回路7aにおけるNチャネルFETのソース側共通接続
線L4に接地電圧を供給する。
【0042】上記構成において、画素4を発光させるた
めには、走査電極2a、2bとデータ電極3との間に交
流状のパルス電圧を印加する必要があり、このためフィ
ールド毎に正負に極性反転するパルス電圧を各走査期間
毎に作成して駆動する構成としている。このような駆動
手法については、例えば、特許第2914234号公報
に詳細に説明されているから、ここでは割愛する。
【0043】ここで、制御回路8は、図示しないELコ
ントローラからシリアル信号として与えられるデータ信
号をシフトレジスタ(図示せず)などによりパラレル信
号に変換して前記動作指令信号SDを作成すると共に、
上記ELコントローラからの水平同期信号に同期したタ
イミング回路及びシフトレジスタ(何れも図示せず)な
どによって走査電極2a、2bを順次走査するための前
記走査指令信号SC1、SC2を作成するようになって
いる。そして、それらの指令信号SC1、SC2及びS
Dを走査側ドライバIC5、6及びデータ側ドライバI
C7に与えることによって、EL表示パネル1に対し、
前記走査電圧(実際には直流電圧Vr(正フィールド期
間)、直流電圧−Vr+Vm(負フィールド期間))及
びデータ電圧(実際には接地電圧(正フィールド期
間)、直流電圧Vm(負フィールド期間))の合成電圧
を線順次走査方式で印加するものであり、その印加合成
電圧がしきい値電圧(Vr>しきい値電圧>(Vr−V
m))以上となった画素4が選択的に発光状態(表示状
態)に切り換えられる構成となっている。
【0044】この場合、特に、前記データ側ドライバI
C7は、制御回路8から後述のように出力されるブラン
ク信号BLK(本発明でいう制御信号に相当)を受ける
ようになっている。このブランク信号BLKは、各デー
タ電極3に印加されるデータ電圧のパルス幅、換言すれ
ば前記しきい値電圧以上の合成電圧の印加時間を決定す
るローレベルの信号であり、このデータ側ドライバIC
7は、ブランク信号BLKの出力期間のみ、走査電圧の
印加に同期して画素4を発光させるのに必要なデータ電
圧(接地電圧(正フィールド期間)若しくは直流電圧V
m(負フィールド期間))をデータ電極3に印加する構
成となっている。従って、画素4の発光輝度は、ブラン
ク信号BLK(ローレベル信号)の長短によって調整で
きることになる。
【0045】さて、図1には、制御回路8の内部回路構
成のうち、本発明の要旨に関係した部分の構成が示され
ており、以下これについて説明する。前記図示しないE
Lコントローラからのデータ信号(シリアル信号)は、
EL表示パネル1の線順次走査を行うための水平同期信
号(図2参照)に同期して出力されるものであり、前記
図示しないデータ信号用シフトレジスタに与えられると
共に、アップカウンタ12(計数手段に相当)のクロッ
ク端子CKに与えられる構成となっている。アップカウ
ンタ12は、そのリセット端子Rに水平同期信号が入力
される構成となっており、これにより、当該水平同期信
号の各周期において入力されるデータ信号中にパルス状
に含まれる発光画素データの数(EL表示パネル1に対
し1水平走査分(1ライン分)の合成電圧が印加された
ときに発光状態となる画素4の数)を計数するようにな
る。尚、本実施例の場合、アップカウンタ12の計数値
は例えば8ビットデータで出力される構成となってお
り、従って、データ電極3の数は「255」まで許容さ
れることになる。
【0046】上記アップカウンタ12の計数出力は、デ
ータ書き換え可能な不揮発性メモリであるEEPROM
13(記憶手段に相当)のアドレス端子A0〜A7に対
し、アドレス指定信号として与えられる。このEEPR
OM13には、各アドレスに1対1で対応するようにし
て複数段階のパルス幅データを書き込んだ例えば2種類
のデータマップMAP1、MAP2が記憶されており、
アップカウンタ12の計数出力によりアドレス指定され
たパルス幅データがデータ端子D0〜D11から出力さ
れるようになっている。上記パルス幅データは、画素4
に印加される前記しきい値電圧以上の合成電圧の印加時
間(パルス幅)を示すものであるが、EEPROM13
中に記憶されたデータマップMAP1、MAP2中に
は、各パルス幅データに対応させて実際の印加時間の例
を括弧書きで示した。
【0047】ここで、図1中に示した各データマップM
AP1、MAP2においては、アドレス及びパルス幅デ
ータを便宜上16進数で表現しているが、特に、パルス
幅データは、実際には所定の1ビットのみが「1」で他
のビットが「0」となるモノパルス状の12ビットデー
タとして構成されている。即ち、例えば、「004h」
のパルス幅データは、「000000000100」と
いうビット列のデータ、「010h」のパルス幅データ
は、「000000010000」というビット列のデ
ータである。従って、データマップMAP1、MAP2
中に書き込まれるパルス幅データは、最も多い場合で1
2種類となる。
【0048】また、EEPROM13のアドレス端子A
8には、データマップMAP1、MAP2の一方を選択
するための上位アドレス指定信号が入力される構成とな
っている。この場合、上位アドレス指定信号を発生する
手段として、例えばディップスイッチ14(外部スイッ
チに相当)が設けられている。このディップスイッチ1
4は、一端がプルアップ抵抗14aを介して電源端子+
Vccに接続され、他端がグランド端子に接続されてお
り、そのオンオフ状態に応じて論理値「0」または
「1」の上位アドレス指定信号を発生するようになって
いる。尚、このディップスイッチ14の切換設定は、例
えば、製造ライン上或いは製品出荷後のメンテナンス作
業時などにおいて行われるものであり、そのオン状態で
データマップMAP1が選択され、オフ状態でデータマ
ップMAP2が選択されるようになっている。
【0049】EEPROM13においてアドレス指定さ
れたパルス幅データは、信号発生手段15が有する並列
入力−直列出力シフトレジスタ16のデータ端子Dに与
えられる。このシフトレジスタ16は、クロック端子C
Kにクロック発生回路17からのクロックパルスPc
(例えば周期T=2μS)を受けると共に、制御端子L
に前記水平同期信号を受けるようになっており、その水
平同期信号が立ち上がったときに、EEPROM13か
らのパルス幅データをクロックパルスPcに同期したシ
リアル信号列のパルス幅データに変換し、その変換デー
タを出力端子Qから出力する構成となっている。
【0050】上記シフトレジスタ16の出力は、信号処
理回路18内のR−Sフリップフロップ18aのリセッ
ト端子Rに与えられるようになっている。この信号処理
回路18は、フリップフロップ18aと一方が負論理入
力とされたNAND回路18bとにより構成されたもの
で、当該フリップフロップ18aのセット入力端子S並
びにNAND回路18bの負論理入力端子に前記水平同
期信号を受けるようになっている。また、フリップフロ
ップ18bの出力端子QはNAND回路18bの正論理
入力端子に接続されており、当該NAND回路18bか
ら前述したブランク信号BLKが出力される構成となっ
ている。
【0051】次に上記した構成の作用について図2のタ
イミングチャートも参照しながら説明する。アップカウ
ンタ12は、水平同期信号が立ち上がるタイミング(図
2中にt1で示す)毎にリセットされてデータ信号中に
含まれる発光画素データの数を初期状態から計数するよ
うになり、その計数値は、EL表示パネル1に対し1水
平走査分の合成電圧が印加されたときに発光状態となる
画素4の数を示すことになる。これに応じて、EEPR
OM13内のデータマップMAP1、MAP2のうちデ
ィップスイッチ14により選択されているデータマップ
から、上記計数値によりアドレス指定されたパルス幅デ
ータが読み出されて出力される。
【0052】このように出力されたパルス幅データは、
その後に水平同期信号が立ち上がったときタイミングで
シフトレジスタ16に取り込まれ、シリアル信号列のパ
ルス幅データ(図2(d)参照)に変換される。具体的
には、例えば、データマップMAP1内のアドレス「0
06h」に対応したパルス幅データ「010h」が読み
出された場合には、「000000010000」とい
うシリアルビット列のパルス幅データに変換される。
【0053】一方、R−Sフリップフロップ18aは、
水平同期信号の立ち上がりタイミングt1に同期してセ
ットされて出力端子Qからハイレベル信号を出力するよ
うになるが、シフトレジスタ16からのパルス幅データ
が立ち上がるタイミング(図2中にt2、t3で示す)
にリセットされて出力端子Qからローレベル信号を出力
するようになる。この場合、R−Sフリップフロップ1
8aの出力がハイレベル信号に反転している時間δT
は、シフトレジスタ16から出力されるパルス幅データ
の種類及びクロックパルスPcの周期T(=2μS)に
よって決まる。
【0054】具体的には、例えば、パルス幅データが
「000000010000」であった場合には、水平
同期信号の立ち上がり後にクロックパルスPcが5回出
力されたタイミングでフリップフロップ18aがリセッ
トされることになるから、δT=10μSとなり、パル
ス幅データが「000000000100」であった場
合には、水平同期信号の立ち上がり後にクロックパルス
Pcが3回出力されたタイミングでフリップフロップ1
8aがリセットされることになるから、δT=6μSと
なる。
【0055】R−Sフリップフロップ18aの出力を正
論理入力端子に受けるNAND回路18bにあっては、
その負論理入力端子に水平同期信号が入力されているた
め、図2(f)に示すように、水平同期信号がローレベ
ル状態にあり且つフリップフロップ18aの出力がハイ
レベル信号に反転した期間ΔTのみローレベルのブラン
ク信号BLKを出力するようになる。尚、前にも述べた
ように、このブランク信号BLKの出力期間の長短によ
って画素4の発光輝度が調整されるものである。
【0056】上記した本実施例によれば、制御回路8
は、EL表示パネル1に対して、走査電圧及びデータ電
圧の合成電圧を線順次走査方式で印加することにより、
走査電極2a、2b及びデータ電極3が交差する領域に
形成された画素4を選択的に発光状態(表示状態)に切
り換えるようになる。このとき、制御回路8において
は、アップカウンタ12が、1走査分の合成電圧の印加
に応じて発光状態となる画素4の数を計数した結果によ
ってEEPROM13内のデータマップMAP1、MA
P2のアドレスを指定するようになる。また、シフトレ
ジスタ16が、指定されたアドレスに対応したパルス幅
データをクロック信号Pcに同期したシリアル信号列に
変換すると共に、信号処理回路17が、そのシフトレジ
スタ16の出力に基づいて、ブランク信号BLKを発生
するようになる。このブランク信号BLKは、データ側
ドライバIC7に与えられ、これにより前記しきい値電
圧以上の合成電圧の印加時間(つまり、画素4の発光輝
度)が、指定されたアドレスに対応したパルス幅データ
に応じた状態となるように制御される。
【0057】ここで、上記データマップMAP1、MA
P2には、アップカウンタ12の計数範囲に対応した複
数のアドレスと複数段階のパルス幅データとを予め対応
付けた状態で記憶しておくものである。従って、その記
憶パルス幅データを適宜に設定することによって、アッ
プカウンタ12の計数結果(つまり、1走査に応じて発
光状態となる画素4の数)に基づいて、前記しきい値電
圧以上の合成電圧の印加時間(画素4の発光輝度)を変
化させるという補正制御を行い得るようになる。これに
より、各走査期間毎に発光する画素4の輝度がその発光
数に応じて異なってくるというシャドーイング現象の発
生を抑止可能となる。
【0058】要するに、データマップMAP1、MAP
2におけるアドレスとパルス幅データとの対応関係は、
駆動対象となるEL表示パネル1の特性や駆動条件に応
じた最適な状態に設定可能となる。つまり、従来技術で
は、1走査期間において表示状態となる表示画素数とし
きい値電圧以上の合成電圧の印加時間との関係を直線的
な比例関係でしか制御できなかったのに対して、本実施
例のようなデータマップMAP1、MAP2を使用する
構成では、上記のような発光画素4の数としきい値電圧
以上の合成電圧の印加時間との関係を任意の状態に制御
可能になる。従って、前記ブランク信号BLKによって
制御されるしきい値電圧以上の合成電圧の印加時間を、
EL表示パネル1の特性や駆動条件を考慮した最適な状
態に制御することができ、これにより、表示むら(輝度
むら)が発生する事態を当該EL表示パネル1の特性や
駆動条件の如何に拘らず的確に抑止可能になる。
【0059】尚、一般的なユーザーが、EL表示パネル
1の輝度むらを認識可能となるのは、最高輝度部分と最
低輝度部分との比が1:0.7程度の条件以下になる状
態であり、従って、データマップMAP1、MAP2に
書き込まれるパルス幅データは、このような条件を考慮
して決定すれば良いものである。また、本実施例では、
制御回路8の全体がデジタル回路により構成されるもの
であるから、アナログ回路により構成した場合のような
経時劣化を来たすことがなく、従って、上述したシャド
ーイング現象に対する補正制御の特性が変化する恐れが
なくなるという利点もある。
【0060】また、一般的に、EL表示パネル1の量産
を考えると、第1絶縁層103、発光層104、第2絶
縁層105(図4参照)を成膜する際の膜厚ばらつきな
どに起因して画素4での容量が製品毎にばらつくことが
避けらないものである。従って、上述したような補正制
御の内容を個々のEL表示パネル1毎に変えることによ
り、その特性ばらつきを吸収することが望ましい。しか
しながら、例えば特公平7−48137号公報や特許第
2797185号公報に見られるような従来技術では、
シャドーイング現象を抑止するための補正制御が、1走
査期間分の発光画素数に基づいて一義的に行われるとい
うハードウエア構成となっているため、EL表示パネル
1の特性ばらつきを吸収することが全く不可能であり、
表示品質が低下する場合があるという欠点があった。
【0061】これに対して、本実施例においては、EE
PROM13に対して、各アドレスとパルス幅データの
対応関係が異なる2種類のデータマップMAP1、MA
P2を記憶し、それらデータマップMAP1、MAP2
の選択動作を行うためのディップスイッチ14を設ける
構成としている。このため、ディップスイッチ14の操
作に応じて、2種類のデータマップMAP1、MAP2
の中から所望のものを選択できることになり、例えば、
製造ライン上或いは製品出荷後のメンテナンス作業時に
おいて、EL表示パネル1の特性を測定した結果に基づ
いて当該EL表示パネル1に最適なデータマップを選択
することにより、その特性ばらつきを吸収できるように
なる。この結果、EL表示パネル1の特性が製品毎にば
らつく場合でも、シャドーイング現象に対する補正制御
を正確に行い得るようになり、表示品質の低下を未然に
防止できるようになる。尚、EEPROM13に対し、
3種類以上のデータマップを記憶する構成としても良い
ことは勿論である。しかも、EL表示パネル1は単純マ
トリクス型に構成されているから、シャドーイング現象
の発生を抑止しながら多様な形態の表示を行うことが可
能になる。
【0062】さらに、前記ブランク信号BLKをデータ
側ドライバIC7に与えるように構成すると共に、当該
データ側ドライバIC7を、与えられたブランク信号B
LKに基づいてデータ電圧のパルス幅を制御することに
より合成電圧のパルス幅を決定する構成としたから、以
下に述べるような効果を期待できる。
【0063】即ち、EL表示パネル1のように高駆動電
圧が必要なものでは、走査電極2a、2b側に電気的な
アイソレーションを行うためのフォトカプラを介在させ
ることが一般的となっている。ところが、フォトカプラ
は温度特性が悪いため、走査電極2a、2bに印加され
る走査電圧のパルス幅を制御する構成とした場合には、
その温度特性に起因した信号伝達遅延時間の拡大によっ
て、走査電圧を所望のパルス幅に制御することが困難に
なり、従ってシャドーイング現象に対し精度が高い補正
制御を行うことが不可能になるという問題がある。これ
に対して、上記のようにデータ電圧のパルス幅を制御す
る構成とした場合には、シャドーイング現象に対する補
正制御を高精度で行うことが可能になる。
【0064】但し、上記のような信号伝達遅延時間の影
響が小さい場合或いはその影響を無視できる場合などに
は、上述のような補正制御を、走査電極2a、2bに印
加される走査電圧のパルス幅或いは容量性素子として機
能する画素4の充電状態の保持時間を制御することによ
り行うことも可能である。
【0065】データマップMAP1、MAP2には、ア
ップカウンタ12の計数範囲に対応した複数のアドレス
に1対1で対応するようにしてパルス幅データを書き込
む構成としたから、そのアップカウンタ12の計数結果
(1走査に応じて表示状態となる画素4の数)により決
められる前記ブランク信号BLKのパルス幅を高精度で
制御できると共に、発光状態となる画素4の数とその輝
度(しきい値電圧以上の合成電圧の印加時間)との関係
を示す特性を多様且つ緻密に設定可能になる。このよう
に、EEPROM13に対し、各アドレスとパルス幅デ
ータの対応関係が異なる2種類のデータマップMAP
1、MAP2を記憶する場合(或いは3種類以上のデー
タマップを記憶する場合)には、例えば、EL表示パネ
ル1の駆動条件(駆動周波数、駆動電圧など)が複数段
階に変更される場合であっても、各駆動条件に適したデ
ータマップを予め記憶しておくことで、シャドーイング
現象に対し常に最適な補正制御を行い得るようになる。
【0066】データマップMAP1、MAP2を記憶す
るために、データ書き換え可能な不揮発性メモリである
EEPROM13を利用する構成としたから、所定の段
階でデータマップを書き込むことができるようになる。
このため、EL表示パネル1の仕様の変更や経時劣化に
よる特性変化などがあった場合でも、最適なデータマッ
プを記憶できるようになり、結果的に、シャドーイング
現象に対する補正制御が不正確になる事態を未然に防止
可能となる。
【0067】(第2の実施の形態)図5及び図6には本
発明の第2実施例が示されており、以下これについて前
記第1実施例と異なる部分のみ説明する。尚、この第2
実施例は、EL表示パネル1を車両用表示装置(オーデ
ィオ用の表示及び操作パネル、エアコン用の表示及び操
作パネル、メータパネルなど)に利用した例を示すもの
である。図5において、本実施例では、EEPROM1
3のアドレス端子A8に対し、例えば車両用のライティ
ングスイッチからのライトオン信号が上位アドレス指定
信号として与えられる構成となっている。尚、ライトオ
ン信号は、車両周囲の明るさに応じてテールランプやヘ
ッドランプを自動的に点灯させるライトコントロールシ
ステムから得る構成とすることもできる。この場合、E
EPROM13においては、ライトオン信号の非入力状
態でデータマップMAP1が選択され、入力状態でデー
タマップMAP2が選択されるようになっている。
【0068】上記データマップMAP1、MAP2にそ
れぞれ書き込まれるパルス幅データは、データマップM
AP1側がデータマップMAP2側より全体的に大きい
値となるように設定される。つまり、ライトオン信号の
非入力状態(車両周囲が明るい状態)において選択され
るデータマップMAP1内のパルス幅データが、ライト
オン信号の入力状態(車両周囲が暗い状態)において選
択されるデータマップMAP2内のパルス幅データより
全体的に大きくなるように設定されており、これによ
り、ライトオン信号の入力に応じてEL表示パネル1
(図3参照)全体の輝度を下げるという調光動作を行う
構成となっている。
【0069】この場合、データマップMAP1内のパル
ス幅データとMAP2のパルス幅データとの比を単純に
異ならせただけでは、以下に述べるような問題点が出て
くる。つまり、図6には、EL表示パネル1の1走査当
たりの発光画素4の数と輝度との関係が、しきい値以上
の印加合成電圧のパルス幅(本実施例の場合、データ電
圧のパルス幅)をパラメータにして示されている。
【0070】この図6から理解できるように、印加合成
電圧のパルス幅が相対的に大きい状態では、発光画素数
/輝度の関係がほぼ直線的に変化するが、そのパルス幅
が相対的に小さい状態では、発光画素数/輝度の関係の
直線性が大きく崩れることになる。従って、このような
特性を考慮して、データマップMAP1、MAP2に書
き込むパルス幅データを設定している。例えば、データ
マップMAP1に書き込むパルス幅データは、1走査当
たりの発光画素数を示すアップカウンタ12の計数値の
増大に応じて略直線的に増大するように設定され、デー
タマップMAP1に書き込むパルス幅データは、上記計
数値が小さい場合ほど大きく変化するように設定され
る。
【0071】この第2実施例によれば、パルス幅データ
が互いに全体的に異なる状態に設定された2種類のデー
タマップMAP1、MAP2の一方を選択することでE
L表示パネル1全体の輝度を調節するという調光制御を
きわめて容易に実行できるようになる。また、各データ
マップMAP1、MAP2に書き込まれるパルス幅デー
タは、図6に示すような「発光画素数/輝度」特性を考
慮して設定されるものであるから、上記のような調光制
御が行われてEL表示パネル1の駆動条件が変わった場
合でも、シャドーイング現象に対し最適な補正制御を行
うことが可能になるものである。
【0072】(第3の実施の形態)図7には本発明の第
3実施例が示されており、以下これについて前記第1実
施例と異なる部分のみ説明する。尚、この第3実施例
も、前記第2実施例と同様に、EL表示パネル1を車両
用表示装置に利用した例を示すものである。図7におい
て、本実施例では、例えば車両走行距離が所定キロ数以
上となった場合にオドトリップ信号(経時劣化度合いを
示す信号に相当)を出力する手段が設けられており、こ
のオドトリップ信号がEEPROM13のアドレス端子
A8に対し、上位アドレス指定信号として与えられる構
成となっている。この場合、EEPROM13において
は、オドトリップ信号の非入力状態でデータマップMA
P1が選択され、入力状態でデータマップMAP2が選
択されるようになっている。
【0073】本実施例の場合、上記データマップMAP
1、MAP2にそれぞれ書き込まれるパルス幅データ
は、データマップMAP2側がデータマップMAP1側
より全体的に大きい値となるように設定される。つま
り、車両走行距離が比較的多い場合(EL表示パネル1
の劣化進行度合いが相対的に大きい場合)において選択
されるデータマップMAP2内のパルス幅データが、車
両走行距離が比較的少ない場合(EL表示パネル1の劣
化進行度合いが小さい場合)において選択されるデータ
マップMAP1内のパルス幅データより全体的に大きく
なるように設定されている。
【0074】従って、本実施例によれば、EL表示パネ
ル1の経時劣化が進行するのに応じて、各画素4に対し
前記しきい値電圧以上の合成電圧が印加される時間が相
対的に長くなるように制御されて、そのEL表示パネル
1の劣化が補償されることになるから、表示品質を長期
間にわたって良好な状態に維持可能となる。
【0075】尚、本実施例においても、データマップM
AP1、MAP2に書き込むパルス幅データを設定する
際には、前記図6に示した「発光画素数/輝度」特性を
考慮することになる。また、本実施例では、EL表示パ
ネル1の経時劣化度合いを示す信号としてオドトリップ
信号を利用したが、EL表示パネル1の累計駆動時間が
所定時間以上となった場合にトリガ信号を出力する手段
を設け、そのトリガ信号をEL表示パネル1の経時劣化
度合いを示す信号として利用するなどの構成としても良
い。
【0076】(第4の実施の形態)図8には、前記第1
実施例と同様の効果を奏する本発明の第4実施例が示さ
れており、以下これについて第1実施例と異なる部分の
み説明する。本実施例の場合、EEPROM13内の2
種類のデータマップMAP1、MAP2に書き込まれる
パルス幅データは、第1実施例のようなデータ(所定の
1ビットのみが「1」で他のビットが「0」となるモノ
パルス状の12ビットデータ)ではなく、パルス幅その
ものを示す数値データ(例えば8ビット)が書き込まれ
る。
【0077】EEPROM13においてアドレス指定さ
れたパルス幅データは、そのデータ出力端子D0〜D7
から信号発生手段19が有するダウンカウンタ20のデ
ータ端子Dに与えられる。このダウンカウンタ20は、
クロック端子CKにクロック発生回路17′からのクロ
ックパルスPc′(例えば周期T=0.2μS)を受け
ると共に、ロード端子Lに水平同期信号を受けるように
なっており、その水平同期信号が立ち上がったときに、
EEPROM13からのパルス幅データつまり数値デー
タをロードすると共に、このようにロードした数値デー
タをクロックパルスPcに同期してダウンカウントす
る。そして、ダウンカウンタ20は、その計数値が
「0」になったときに、出力端子Qからパルス状のキャ
リー信号を出力するものであり、このキャリー信号によ
り信号処理回路18内のR−Sフリップフロップ18a
をリセットする構成となっている。
【0078】つまり、EEPROM13から出力される
パルス幅データが、例えば「0Ch」であった場合に
は、ダウンカウンタ20は、クロックパルスPc′が1
2個入力されたタイミング(水平同期信号の立ち上がり
後に6μSが経過したタイミング)でキャリー信号を発
生することになる。また、上記パルス幅データが例えば
「14h」であった場合には、ダウンカウンタ20は、
クロックパルスPc′が20個入力されたタイミング
(水平同期信号の立ち上がり後に10μSが経過したタ
イミング)でキャリー信号を発生することになる。
【0079】この場合、R−Sフリップフロップ18a
は、水平同期信号の立ち上がりに同期してセットされて
出力端子Qからハイレベル信号を出力すると共に、ダウ
ンカウンタ20からのキャリー信号が立ち上がるタイミ
ングでリセットされて出力端子Qからローレベル信号を
出力するものであり、その信号がハイレベルに反転する
期間は、EEPROM13から出力されるパルス幅デー
タに応じた時間となるように制御される。そして、NA
ND回路18bからは、水平同期信号がローレベル状態
にあり且つフリップフロップ18aの出力がハイレベル
信号に反転した期間のみローレベルのブランク信号BL
Kが出力される。
【0080】(第5の実施の形態)図9には本発明の第
5実施例が示されており、以下これについて前記第1実
施例と異なる部分のみ説明する。本実施例においては、
EEPROM13内の各データマップMAP1、MAP
2の各アドレスに対して、アップカウンタ12の連続し
た所定範囲ずつの計数値を示すデータ(1走査当たりに
発光する画素4の数に相当)と、この計数値データと対
応されたパルス幅データとを書き込む構成としている。
具体的には、図9の例では、データマップMAP1のア
ドレス「001h」には、アップカウンタ12の計数値
が「1」〜「2」にあることを表す計数値データ「02
h」と、これに対応されたパルス幅データ「004h」
が書き込まれ、アドレス「002h」には、アップカウ
ンタ12の計数値が「3」〜「5」にあることを表す計
数値データ「05h」と、これに対応されたパルス幅デ
ータ「008h」が書き込まれるという状態になってい
る。
【0081】尚、本実施例においてデータマップMAP
1、MAP2に書き込まれたパルス幅データは、前記第
1実施例と同様に、所定の1ビットのみが「1」で他の
ビットが「0」となるモノパルス状の12ビットデータ
であるが、前記第4実施例のように、パルス幅そのもの
を示す数値データを書き込む構成としても良い。また、
図9のデータマップMAP1、MAP2中には、各計数
値データに対応させて実際の計数値(発光画素数に相
当)の例を括弧書きで示すと共に、各パルス幅データに
対応させて実際の印加時間の例を括弧書きで示した。
【0082】上記EEPROM13においては、データ
マップMAP1、MAP2のうち、例えば前記第1実施
例と同様にアドレス指定されたデータマップ内のアドレ
スが、計数手段により計数された1走査当たりの発光画
素数に応じて指定されたパルス幅データが読み出される
ものであり、このパルス幅データに基づいた信号処理を
例えば第1実施例と同様に行うことによりブランク信号
BLKを作成する。
【0083】このような構成とした第5実施例によれ
ば、EEPROM13内のデータマップMAP1、MA
P2には、それらの各アドレスにアップカウンタ12の
連続した所定範囲ずつの計数値と対応されたパルス幅デ
ータを書き込めば良いから、データ数を相対的に少なく
できてEEPROM13に必要な記憶容量を小さくでき
るようになる。
【0084】(その他の実施の形態)尚、本発明は上記
した実施例に限定されるものではなく、次のような変形
または拡張が可能である。例えば第1実施例において、
EL表示パネル1の駆動電圧の大きさ及び駆動周波数の
少なくとも一方をハード的な手段で複数段階に切り換え
る切換手段を設けることにより、そのEL表示パネル1
全体の輝度を調整可能な構成とした上で、EEPROM
13に上記切換手段による切換状態に適した複数種類の
データマップを記憶しておき、制御回路8側において、
それら複数のデータマップの中から上記切換手段による
切換状態に適したデータマップを選択する構成とするこ
とができる。
【0085】この構成によれば、切換手段によって、駆
動周波数及び駆動電圧の少なくとも一方を複数段階に切
り換えることによりEL表示パネル1全体の輝度を容易
に調整できるようになる。この場合、複数のデータマッ
プの中から切換手段の切換状態に適したデータマップが
選択されるようになるから、EL表示パネル1の表示状
態が切り換えられた場合でも、シャドーイング現象に対
し常に最適な補正制御を行い得るようになる。
【0086】上記した各実施例では、パルス幅データを
記憶して成るデータマップMAP1、MAP2を設け、
そのデータマップMAP1、MAP2を利用して走査電
極2a、2b及びデータ電極3に対する印加合成電圧の
パルス幅を調節することによってシャドーイング現象に
対する補正制御を行う構成としたが、その合成電圧の大
きさを調節することにより補正制御を行う構成としても
良い。この場合には、EEPROM13内に、アップカ
ウンタ12の計数範囲に対応した複数のアドレスと、走
査電極2a、2b及びデータ電極3に印加される合成電
圧の大きさを示す複数段階の電圧値データとを予め対応
付けたデータマップを記憶しておく。そして、アップカ
ウンタ12の計数結果により上記データマップから読み
出された電圧値データに基づいて、走査電極2a、2b
及びデータ電極3に実際に印加する合成電圧の大きさを
制御するための制御信号を発生する信号発生手段を設け
る構成とする。
【0087】このように、データマップに電圧値データ
を記憶する場合、EL表示パネル1の駆動電圧のパルス
幅及び駆動周波数の少なくとも一方をハード的な手段で
複数段階に切り換える切換手段を設けることにより、そ
のEL表示パネル1全体の輝度を調整可能な構成とした
上で、EEPROM13に上記切換手段による切換状態
に適した複数種類のデータマップを記憶しておき、制御
回路8側において、それら複数のデータマップの中から
上記切換手段による切換状態に適したデータマップを選
択する構成とすることができる。
【0088】この構成によれば、切換手段によって、駆
動周波数及び駆動電圧のパルス幅の少なくとも一方を複
数段階に切り換えることによりEL表示パネル1全体の
輝度を容易に調整できるようになる。この場合、複数の
データマップの中から切換手段の切換状態に適したデー
タマップが選択されるようになるから、EL表示パネル
1の表示状態が切り換えられた場合でも、シャドーイン
グ現象に対し常に最適な補正制御を行い得るようにな
る。
【0089】上記した各実施例では、記憶手段としてデ
ータ書き換え可能なEEPROMを使用したが、EPR
OMなどのような他のデータ書き換え可能な不揮発性メ
モリを利用することができる。また、記憶手段は必ずし
もデータ書き換え可能な構成とする必要はなく、例えば
PROMのような不揮発性メモリを利用することも可能
である。このようなPROMを用いる場合には、当該P
ROMに対し、複数種類のパルス幅データ或いは電圧値
データを記憶したデータマップを予め書き込んでおき、
これを必要に応じて差し替える構成とすれば良い。この
構成によれば、表示パネルの仕様の変更や経時劣化によ
る特性変化、或いは量産時の特性ばらつきなどがあった
場合でも、そのPROMの差し替えによって容易に対処
することができる。
【0090】単純ドットマトリックス型のEL表示パネ
ル1を駆動対象としたが、走査電極及びデータ電極を備
えたセグメント側のEL表示パネルを駆動対象としても
良く、また、他の形式のEL表示パネルや液晶表示パネ
ル或いはプラズマ表示パネルなどを駆動対象とすること
もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す要部の電気的構成図
【図2】作用説明用のタイミングチャート
【図3】全体の電気的構成を概略的に示す図
【図4】EL素子の基本的な断面構造の模式図
【図5】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図6】1走査当たりの発光画素数と輝度との関係を示
す特性図
【図7】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図8】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図9】本発明の第5実施例におけるデータマップの内
容を示す図
【符号の説明】
1はEL表示パネル、2aは奇数走査電極、2bは偶数
走査電極、3はデータ電極、4は画素(表示素子)、
5、6は走査側ドライブIC(走査電極駆動回路)、7
はデータ側ドライバIC(データ電極駆動回路)、8は
制御回路、12はアップカウンタ(計数手段)、13は
EEPROM(記憶手段)、14はディップスイッチ
(外部スイッチ)、15は信号発生手段、16はシフト
レジスタ、17はクロック発生回路、18は信号処理回
路、18aはR−Sフリップフロップ、18bはNAN
D回路、19は信号発生手段、20はダウンカウンタ、
100はEL素子、104は発光層(表示層)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長田 雅彦 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5C080 AA06 BB05 DD05 EE28 FF12 GG02 JJ02 JJ03 JJ04 JJ05 JJ06

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧印加に応じて光学的特性が変化する
    表示層と、この表示層の両側に配置された複数ずつの走
    査電極及びデータ電極とを備え、それら走査電極及びデ
    ータ電極が対向する各領域にそれぞれ表示素子が形成さ
    れる表示パネルを駆動するためのものであって、 前記走査電極に印加する走査電圧を発生する走査電極駆
    動回路と、 前記データ電極に印加するデータ電圧を発生するデータ
    電極駆動回路と、 前記走査電極駆動回路及びデータ電極駆動回路の動作を
    制御することにより前記走査電圧及びデータ電圧の合成
    電圧を前記表示パネルに対し順次走査方式で印加して前
    記表示素子を表示状態に切り換える制御回路とを備えた
    表示パネル駆動装置において、 前記制御回路は、 1走査分の電圧印加に応じて表示状態となる表示素子数
    を計数する計数手段と、 この計数手段の計数範囲に対応した複数のアドレスと前
    記合成電圧のパルス幅を示す複数段階のパルス幅データ
    とを予め対応付けたデータマップを記憶した記憶手段
    と、 前記合成電圧の印加時間を、前記データマップにおいて
    前記計数手段の計数結果によりアドレス指定されたパル
    ス幅データに応じた状態となるように制御するための制
    御信号を発生する信号発生手段とを備えた構成とされる
    ことを特徴とする表示パネル駆動装置。
  2. 【請求項2】 電圧印加に応じて光学的特性が変化する
    表示層と、この表示層の両側に配置された複数ずつの走
    査電極及びデータ電極とを備え、それら走査電極及びデ
    ータ電極が対向する各領域にそれぞれ表示素子が形成さ
    れる表示パネルを駆動するためのものであって、 前記走査電極に印加する走査電圧を発生する走査電極駆
    動回路と、 前記データ電極に印加するデータ電圧を発生するデータ
    電極駆動回路と、 前記走査電極駆動回路及びデータ電極駆動回路の動作を
    制御することにより前記走査電圧及びデータ電圧の合成
    電圧を前記表示パネルに対し順次走査方式で印加して前
    記表示素子を表示状態に切り換える制御回路とを備えた
    表示パネル駆動装置において、 前記制御回路は、 1走査分の電圧印加に応じて表示状態となる表示素子数
    を計数する計数手段と、 この計数手段の計数範囲に対応した複数のアドレスと前
    記合成電圧のパルス幅を示す複数段階のパルス幅データ
    とを予め対応付けたデータマップを記憶した記憶手段
    と、 前記データマップにおいて前記計数手段の計数結果によ
    りアドレス指定されたパルス幅データをクロック信号に
    同期したシリアル信号列に変換するシフトレジスタと、 このシフトレジスタの出力に基づいて、前記合成電圧の
    印加時間を前記読み出しパルス幅データに応じた状態と
    なるように制御するための制御信号を発生する信号処理
    回路とを備えた構成とされることを特徴とする表示パネ
    ル駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記制御信号は前記データ電極駆動回路
    に与えるように構成され、 前記データ電極駆動回路は、与えられた制御信号に基づ
    いて前記データ電圧のパルス幅を制御することにより前
    記合成電圧のパルス幅を決定することを特徴とする請求
    項1または2記載の表示パネル駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記データマップには、各アドレスに前
    記計数手段の計数値と1対1で対応されたパルス幅デー
    タが書き込まれることを特徴とする請求項1ないし3の
    何れかに記載の表示パネル駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記データマップには、各アドレスに前
    記計数手段の連続した所定範囲ずつの計数値と対応され
    たパルス幅データが書き込まれることを特徴とする請求
    項1ないし3の何れかに記載の表示パネル駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段は、各アドレスと前記パル
    ス幅データとの対応関係が異なる複数のデータマップを
    記憶した構成とされることを特徴とする請求項1ないし
    5の何れかに記載の表示パネル駆動装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の表示パネル駆動装置にお
    いて、 前記表示パネルの駆動電圧の大きさ及び駆動周波数の少
    なくとも一方を複数段階に切り換えることにより表示パ
    ネル全体の表示状態を調整可能な切換手段を有し、 前記制御回路は、前記複数のデータマップの中から前記
    切換手段の切換状態に適したデータマップを選択するこ
    とを特徴とする表示パネル駆動装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の表示パネル駆動
    装置において、 前記記憶手段は、パルス幅データが互いに全体的に異な
    る状態に設定された複数のデータマップを記憶して構成
    され、 前記制御回路は、前記データマップを選択することで表
    示パネル全体の表示状態の調節を行うことを特徴とする
    表示パネル駆動装置。
  9. 【請求項9】 請求項6ないし8の何れかに記載の表示
    パネル駆動装置において、 前記記憶手段には、パルス幅データが互いに全体的に異
    なる状態に設定された複数のデータマップが記憶され、 前記制御回路は、前記表示パネルの経時劣化度合いを示
    す情報が入力されるように設けられ、その情報により示
    される表示パネルの経時劣化が進行するのに伴い前記複
    数のデータマップの中から前記パルス幅データが大きい
    ものを選択することを特徴とする表示パネル駆動装置。
  10. 【請求項10】 請求項6ないし9の何れかに記載の表
    示パネル駆動装置において、 前記複数のデータマップの選択動作を行うための外部ス
    イッチが設けられていることを特徴とする表示パネル用
    駆動装置。
  11. 【請求項11】 電圧印加に応じて光学的特性が変化す
    る表示層と、この表示層の両側に配置された複数ずつの
    走査電極及びデータ電極とを備え、それら走査電極及び
    データ電極が対向する各領域にそれぞれ表示素子が形成
    される表示パネルを駆動するためのものであって、 前記走査電極に印加する走査電圧を発生する走査電極駆
    動回路と、 前記データ電極に印加するデータ電圧を発生するデータ
    電極駆動回路と、 前記走査電極駆動回路及びデータ電極駆動回路の動作を
    制御することにより前記走査電圧及びデータ電圧の合成
    電圧を前記表示パネルに対し順次走査方式で印加して前
    記表示素子を表示状態に切り換える制御回路とを備えた
    表示パネル駆動装置において、 前記制御回路は、 1走査分の電圧印加に応じて表示状態となる表示素子数
    を計数する計数手段と、 この計数手段の計数範囲に対応した複数のアドレスと前
    記合成電圧の大きさを示す複数段階の電圧値データとを
    予め対応付けたデータマップを記憶した記憶手段と、 前記合成電圧の大きさを、前記データマップにおいて前
    記計数手段の計数結果によりアドレス指定された電圧値
    データに応じた状態となるように制御するための制御信
    号を発生する信号発生手段とを備えた構成とされること
    を特徴とする表示パネル駆動装置。
  12. 【請求項12】 電圧印加に応じて光学的特性が変化す
    る表示層と、この表示層の両側に配置された複数ずつの
    走査電極及びデータ電極とを備え、それら走査電極及び
    データ電極が対向する各領域にそれぞれ表示素子が形成
    される表示パネルを駆動するためのものであって、 前記走査電極に印加する走査電圧を発生する走査電極駆
    動回路と、 前記データ電極に印加するデータ電圧を発生するデータ
    電極駆動回路と、 前記走査電極駆動回路及びデータ電極駆動回路の動作を
    制御することにより前記走査電圧及びデータ電圧の合成
    電圧を前記表示パネルに対し順次走査方式で印加して前
    記表示素子を表示状態に切り換える制御回路とを備えた
    表示パネル駆動装置において、 前記制御回路は、 1走査分の電圧印加に応じて表示状態となる表示素子数
    を計数する計数手段と、 この計数手段の計数範囲に対応した複数のアドレスと前
    記合成電圧の大きさを示す複数段階の電圧値データとを
    予め対応付けたデータマップを記憶した記憶手段と、 前記データマップにおいて前記計数手段の計数結果によ
    りアドレス指定された電圧値データをクロック信号に同
    期したシリアル信号列に変換するシフトレジスタと、 このシフトレジスタの出力に基づいて、前記合成電圧の
    大きさを前記読み出し電圧値データに応じた状態となる
    ように制御するための制御信号を発生する信号処理回路
    とを備えた構成とされることを特徴とする表示パネル駆
    動装置。
  13. 【請求項13】 前記制御信号は前記データ電極駆動回
    路に与えるように構成され、 前記データ電極駆動回路は、与えられた制御信号に基づ
    いて前記データ電圧のレベルを制御することにより前記
    合成電圧の大きさを決定することを特徴とする請求項1
    1または12記載の表示パネル駆動装置。
  14. 【請求項14】 前記データマップには、各アドレスに
    前記計数手段の計数値と1対1で対応された電圧値デー
    タが書き込まれることを特徴とする請求項11ないし1
    3の何れかに記載の表示パネル駆動装置。
  15. 【請求項15】 前記データマップには、各アドレスに
    前記計数手段の連続した所定範囲ずつの計数値と対応さ
    れた電圧値データが書き込まれることを特徴とする請求
    項11ないし13の何れかに記載の表示パネル駆動装
    置。
  16. 【請求項16】 前記記憶手段は、各アドレスと前記電
    圧値データとの対応関係が異なる複数のデータマップを
    記憶した構成とされることを特徴とする請求項11ない
    し15の何れかに記載の表示パネル駆動装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の表示パネル駆動装置
    において、 前記表示パネルの駆動電圧のパルス幅及び駆動周波数の
    少なくとも一方を複数段階に切り換えることにより表示
    パネル全体の表示状態を調整可能な切換手段を有し、 前記制御回路は、前記複数のデータマップの中から前記
    切換手段の切換状態に適したデータマップを選択するこ
    とを特徴とする表示パネル駆動装置。
  18. 【請求項18】 請求項16または17記載の表示パネ
    ル駆動装置において、 前記記憶手段は、電圧値データが互いに全体的に異なる
    状態に設定された複数のデータマップを記憶して構成さ
    れ、 前記制御回路は、前記データマップを選択することで表
    示パネル全体の表示状態の調節を行うことを特徴とする
    表示パネル駆動装置。
  19. 【請求項19】 請求項16ないし18の何れかに記載
    の表示パネル駆動装置において、 前記記憶手段には、電圧値データが互いに全体的に異な
    る状態に設定された複数のデータマップが記憶され、 前記制御回路は、前記表示パネルの経時劣化度合いを示
    す情報が入力されるように設けられ、その情報により示
    される表示パネルの経時劣化が進行するのに伴い前記複
    数のデータマップの中から前記電圧値データが大きいも
    のを選択することを特徴とする表示パネル駆動装置。
  20. 【請求項20】 請求項16ないし19の何れかに記載
    の表示パネル駆動装置において、 前記複数のデータマップの選択動作を行うための外部ス
    イッチが設けられていることを特徴とする表示パネル用
    駆動装置。
  21. 【請求項21】 前記記憶手段は、データ書き換え可能
    な不揮発性メモリにより構成され、所定の段階で前記デ
    ータマップが書き込まれることを特徴とする請求項1な
    いし20の何れかに記載の表示パネル駆動装置。
  22. 【請求項22】 前記記憶手段は、前記データマップが
    予め書き込まれた不揮発性メモリにより構成され、必要
    に応じて差し替えられることを特徴とする請求項1ない
    し20の何れかに記載の表示パネル駆動装置。
  23. 【請求項23】 前記表示パネルは単純ドットマトリッ
    クス型に構成されたものであることを特徴とする請求項
    1ないし22の何れかに記載の表示パネル駆動装置。
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