JP2001083764A - カラー画像記録装置 - Google Patents

カラー画像記録装置

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JP2001083764A JP2000245597A JP2000245597A JP2001083764A JP 2001083764 A JP2001083764 A JP 2001083764A JP 2000245597 A JP2000245597 A JP 2000245597A JP 2000245597 A JP2000245597 A JP 2000245597A JP 2001083764 A JP2001083764 A JP 2001083764A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が簡潔でメンテナンス性の優れたカ
ラー画像記録装置を提供する。 【解決手段】 枠体51の4つの収納部51B、51C
等の各々に、それを上方に位置させたときに装置上面の
開閉部を開けて見える位置に、像形成ユニット1Bk、
1C、1M、1Yに収容されたトナーの色又は像形成ユ
ニットの装着方向を特定する識別表示ラベルを識別表示
を設ける。これにより、トナー消耗やメンテナンスのた
めに像形成ユニットを交換したりする場合、間違った色
のユニットを装置内の誤った位置に装着することがなく
なり、ユーザが容易に装置の保守を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラープリンタ、
カラー複写機やカラーファックス等に応用できるカラー
画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に電子写真でカラー画像を形成する
ためには、イエロ、マゼンタ、シアン、黒の各色のトナ
ー像を転写材上で重ね合わせてカラー像を形成する方法
がとられている。このカラー像の形成方法として、発明
者等は特願平5−178998号公報において、色に対
応した複数の像形成ユニットを装置内で順次移動させ
て、単一の像形成位置で順次転写材に転写して各色の像
を重ね、カラー像を形成する方式を提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この方式は単一の像形
成位置で各色の像形成を行うため、必要な露光光学系が
一組で済み装置構成がシンプルになるという特徴を持ち
ながら、さらに像形成ユニットを一体で装置から抜き差
しして交換できるため、電子写真装置の最大の課題であ
るメンテナンス性の向上という点において大きなメリッ
トを有する方式である。しかしながら、このような装置
においては、各色の像形成ユニットはほぼ同一形状をし
ているため、装置の保守・点検・修理等で像形成ユニッ
トを抜き差しするとき、ユニットの種類と、装置内でそ
の種類のユニットを納める場所の組み合わせを間違えて
入れてしまう誤挿入という問題があった。
【0004】本発明は、このような像形成ユニットの誤
挿入防止対策の為の新たな構成を提案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のカラー画像記録
装置は、各々トナー収容部を有する複数の個別ユニット
を略円柱状に集合配置させると共に、各々を着脱自在に
支持する複数のユニット収納部を有する回転体を有し、
像形成位置で感光体上に形成された画像を、中間転写体
を介して記録紙に転写するカラー画像記録装置であっ
て、前記複数のユニット収容部の各々は、上方に位置し
たときに装置上面の開閉部を開けて見える位置に、前記
個別ユニットのトナー収容部に収容されたトナーの色又
は前記個別ユニットの装着方向を特定する識別表示を有
する、ことを特徴とする。この構成によれば、トナー消
耗やメンテナンスのために個別ユニットを交換したりす
る場合、間違った色の個別ユニットを装置内の誤った位
置に装着することがなくなり、ユーザが容易に装置の保
守を行うことができる。また、本発明のカラー画像記録
装置は、各々トナー収容部を有する複数の個別ユニット
を略円柱状に集合配置させると共に、各々を着脱自在に
支持する複数のユニット収納部を有する回転体を有し、
像形成位置で感光体上に形成された画像を、中間転写体
を介して記録紙に転写するカラー画像記録装置であっ
て、前記複数の個別ユニットの各々は、前記トナーの色
及び装着方向が正しい場合にのみ前記回転体に装着可能
な形状を有すると共に、装置上面の開閉部から前記回転
体に装着自在に構成され、更に、交換位置において前記
装置上面の開閉部を開けて見える位置に、収容されたト
ナーの色又は装着方向を特定する識別表示を有し、前記
複数のユニット収容部の各々は、自己の装着すべきトナ
ー色の個別ユニットを正しい装着方向で装着可能な形状
を有すると共に、前記交換位置において装置上面の開閉
部を開けて見える位置に、自己に装着すべき個別ユニッ
トのトナー色又は装着方向を特定する識別表示を有す
る、ことを特徴とする。この構成によれば、トナー消耗
やメンテナンスのために個別ユニットを交換したりする
場合、間違った色の個別ユニットを装置内の誤った位置
に装着することがなくなり、ユーザが容易に装置の保守
を行うことができる。特に、複数の個別ユニットの各々
が、複数のユニット収容部のうち一つにしか装着できな
いように、各個別ユニットと各ユニット収容部の形状が
規定されていることと、各個別ユニットと各ユニット収
容部の双方に、装置上面の開閉部を開けたときに見える
位置にトナーの色又は個別ユニット装着の方向を特定す
る識別表示が設けられているので、個別ユニットの交換
作業を確実簡易に行うことができる。また、本発明の個
別ユニットは、各々トナー収容部を有する複数の個別ユ
ニットを略円柱状に集合配置させると共に、各々を着脱
自在に支持する複数のユニット収納部を有し、且つ、前
記複数のユニット収納部の各々が上方に位置したときに
装置上面の開閉部を開けて見える位置に、前記個別ユニ
ットのトナー収容部に収容されたトナーの色又は前記個
別ユニットの装着方向を特定する識別表示を有し、更に
前記複数のユニット収納部の各々が、各々に対応するト
ナー色の個別ユニットを正しい装着方向で装着できる形
状を有し、像形成位置で感光体上に形成された画像を、
中間転写体を介して記録紙に転写するカラー画像記録装
置、にのみ使用される個別ユニットであって、前記複数
の個別ユニットの各々は、前記トナーの色及び装着方向
が正しい場合にのみ前記回転体に装着可能な形状を有す
ると共に、装置上面の開閉部から前記回転体に装着自在
に構成され、更に、交換位置において前記装置上面の開
閉部を開けて見える位置に、収容されたトナーの色及び
装着方向を特定する識別表示を有する、ことを特徴とす
る。この構成によれば、複数の個別ユニットの各々が、
複数のユニット収容部のうち一つにしか装着できないよ
うに、各ユニット収容部と相俟って形状が規定されてい
ることと、装置上面の開閉部を開けたときに見える位置
にトナーの色又は個別ユニット装着の方向を特定する識
別表示が設けられているので、トナー消耗やメンテナン
スのために交換したりする場合、間違った色のものを装
置内の誤った位置に装着することがない個別ユニットを
提供できる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の第1の形態のカラー画像
記録装置は、軸側が外周側よりも小さく形成され、予め
カラートナーを収容し、この収容したカラートナーをユ
ニット外部に供給する単一の開口部を有する同一形状の
柱状個別ユニットを複数、装置本体に設けた軸の周囲に
略円柱状に集合配置し、前記開口部が常に外周側に位置
する状態で前記軸周りに回転可能、且つ、前記軸と垂直
方向に着脱自在に支持する収容部を有する回転体と、感
光体上にカラー画像を形成する像形成手段と、前記感光
体と対向して配置され前記感光体から順次各色のカラー
画像を転写する中間転写体を収容する中間転写ユニット
と、この中間転写体に全ての色のカラー画像を転写した
後に、前記中間転写体から記録用紙にカラー画像を転写
する転写手段と、前記転写終了後の記録用紙にカラー画
像を定着する定着手段と、装置上面に設けられ、装置前
後方向の長さが前記回転体の直径よりも小であり、交換
を要する前記柱状個別ユニットのみを択一的に交換可能
に構成された開閉部と、前記回転体を回転させ、交換を
要する前記柱状個別ユニットを前記開閉部直下の交換位
置に配置する移動手段と、を具備し、前記柱状個別ユニ
ットは、現像位置において前記開口部が側方に位置し、
交換位置において前記開口部が上方に位置する状態で、
それぞれ停止するとともに、前記柱状個別ユニットの交
換に際して、前記開口部を上方に向けた停止状態での
み、装置上面の前記開閉部から着脱可能に構成されたカ
ラー画像記録装置であって、前記柱状個別ユニット及び
前記収容部は、前記交換位置において上方から目視可能
な個所に、収容された又は収容すべきカラートナーの色
及び装着方向を特定する識別表示をそれぞれ有するとと
もに、カラートナーの色及び装着方向が正しい場合にの
み正常装着可能な凹凸部又は形状を有し、特定色の前記
柱状個別ユニットが正しい前記収容部に正常装着されな
い場合には、前記開閉部が閉じない構成とするととも
に、装置動作を開始させないようにした構成を採る。
【0007】本発明の第2の形態のカラー画像記録装置
は、上記構成において、柱状個別ユニットの識別表示
は、収容されたカラートナーの色を特定する識別表示と
装着方向を特定する識別表示とを兼用する構成を採る。
【0008】また、本発明のカラー画像記録装置は、以
下のような構成であってもよい。各々が少なくとも回動
する静電像担持体とそれぞれ色の異なるトナーを有する
現像手段とを備えていて、前記静電像担持体上にそれぞ
れ異なった色のトナー像を形成できる、複数の像形成ユ
ニットと、単一の転写位置で前記静電像担持体上のトナ
ー像を転写体に転写する転写手段と、前記転写位置に対
応づけられた単一の露光位置で像露光を行う露光手段
と、前記複数の像形成ユニットを保持して、前記露光位
置に対応しかつ前記転写位置に対応する像形成位置に順
次位置せしめるように回転移動できる枠体と、前記枠体
を回転移動させる移動手段とを有し、かつ前記像形成ユ
ニットを、前記枠体の回転位置に応じて、回転の半径方
向にひとつずつ装置から出し入れするための単一の挿入
口と、前記枠体の回転位置に応じて、それぞれの回転位
置で出し入れすべき像形成ユニットの種類に対応して表
示内容が変化して、装着すべき像形成ユニットの種類と
向きを識別せしめる識別表示手段とを有して、転写体上
に異なる色のトナー像を、位置を合わせて重ねて転写
し、カラー像形成を行うカラー画像記録装置であっても
よい。さらに本発明のカラー画像記録装置は、各々が少
なくとも回動する静電像担持体とそれぞれ色の異なるト
ナーを有する現像手段とを備えていて、前記静電像担持
体上にそれぞれ異なった色のトナー像を形成できる、複
数の像形成ユニットと、単一の転写位置で前記静電像担
持体上のトナー像を転写体に転写する転写手段と、前記
転写位置に対応づけられた単一の露光位置で像露光を行
う露光手段と、前記複数の像形成ユニットを保持して、
前記露光位置に対応しかつ前記転写位置に対応する像形
成位置に順次位置せしめるように回転移動できる枠体
と、前記枠体を回転移動させる移動手段とを有し、かつ
前記像形成ユニットを、前記枠体の回転位置に応じて、
回転の半径方向にひとつずつ装置から出し入れするため
の単一の挿入口と、前記枠体の回転位置に応じて、それ
ぞれの回転位置で出し入れすべき像形成ユニットの種類
に対応した異なる形状で前記挿入口に対向して、像形成
ユニットの種類と向きの誤装着を防止する誤装着防止手
段とを有して、転写体上に異なる色のトナー像を、位置
を合わせて重ねて転写し、カラー像形成を行うカラー画
像記録装置であってもよい。さらに本発明のカラー画像
記録装置は、各々が少なくとも回動する静電像担持体と
それぞれ色の異なるトナーを有する現像手段とを備えて
いて、前記静電像担持体上にそれぞれ異なった色のトナ
ー像を形成できる、複数の像形成ユニットと、単一の転
写位置で前記静電像担持体上のトナー像を転写体に転写
する転写手段と、前記転写位置に対応づけられた単一の
露光位置で像露光を行う露光手段と、前記複数の像形成
ユニットを保持して、前記露光位置に対応しかつ前記転
写位置に対応する像形成位置に順次位置せしめるように
回転移動できる枠体と、前記枠体を回転移動させる移動
手段とを有し、かつ前記像形成ユニットを、前記枠体の
回転位置に応じてひとつずつ装置外に出し入れするため
の単一の挿入窓と、前記像形成ユニットの種類が検出可
能でかつ前記枠体のそれぞれの回転位置に応じて検出の
仕方が変化する検出器により、それぞれの回転位置で出
し入れすべき種類か否かを検出する誤挿入検知手段とを
有して、転写体上に異なる色のトナー像を、位置を合わ
せて重ねて転写し、カラー像形成を行うカラー画像記録
装置であってもよい。さらに本発明のカラー画像記録装
置は、各々が少なくとも回動する静電像担持体とそれぞ
れ色の異なるトナーを有する現像手段とを備えていて、
前記静電像担持体上にそれぞれ異なった色のトナー像を
形成できる、複数の像形成ユニットと、単一の転写位置
で前記静電像担持体上のトナー像を転写体に転写する転
写手段と、前記転写位置に対応づけられた単一の露光位
置で像露光を行う露光手段と、前記複数の像形成ユニッ
トを保持して、前記露光位置に対応しかつ前記転写位置
に対応する像形成位置に順次位置せしめるように回転移
動できる枠体と、前記枠体を回転移動させる移動手段と
を有し、かつ、前記枠体の回転位置を検出する位置検出
手段と、前記像形成ユニットの種類を検出可能なユニッ
ト検出手段と、前記位置検出手段とユニット検出手段の
両者の出力を比較して、ユニット有無報知または誤装着
報知または装置動作開始阻止のいずれか、もしくはその
すべてを行う制御手段とを有して、転写体上に異なる色
のトナー像を、位置を合わせて重ねて転写し、カラー像
形成を行うカラー画像記録装置であってもよい。
【0009】上記の構成によって、メンテナンスのため
に像形成ユニットを交換したりする場合、間違った色の
ユニットを装置内の誤った位置に装着することがなくな
り、ユーザによって容易に装置の保守ができるようにな
る。
【0010】また本構成によれば、同一のひとつのユニ
ット挿入窓から各種のユニットを出し入れするにも関わ
らず、そのときの装置内の状態によって自動的に入れる
べきユニットの種類が判別できるため、メンテナンスの
ためのユーザの作業がさらに非常に簡単になる。
【0011】(第1の実施例)以下本発明の第1の実施
例のカラー電子写真装置について、図面を参照しながら
説明する。
【0012】図1は本発明の実施例のカラー電子写真装
置の全体構成図である。まず、ほぼ中央に黒、シアン、
マゼンタ、イエロの各色用の4組の扇型をした像形成ユ
ニット1Bk、1C、1M、1Yが像形成ユニット群を
構成し、図のように円環状に配置されている。各像形成
ユニットは、中にいれる現像剤を除きそれぞれ同じ構成
部材よりなっているので、説明を簡略化するため黒用の
像形成ユニットについて説明し、他の色については省略
する。なお、各色用について、同じ部分には同じ符号を
付し、各色の構成の区別をつける必要がある場合は、符
号に各色を示す文字を付す。図2に黒用像形成ユニット
1Bkを詳細に示す。
【0013】図2において、9はフタロシアニンをポリ
カーボネート系バインダ樹脂に分散した有機感光体、1
0は感光体9と同軸で固定された回転しない磁石、11
は感光体9をマイナスに帯電する帯電ローラ、13はレ
ーザビームによる信号光、14は現像剤ホッパーであ
る。
【0014】現像剤ホッパー14内には、表面をシリコ
ン樹脂でコートした粒径50μmのフェライトキャリヤ
24Bkとトナー25Bkを混合した2成分現像剤26
Bkをいれ、磁力により感光体9表面に付着させた。用
いるトナーはポエステル樹脂に顔料を分散して、さらに
添加剤を加えたものである。
【0015】17はアルミニウム製の回転可能な回収電
極ローラ、16はその内部に同軸で固定された回転しな
い磁石、18は回収電極ローラ17に電圧を印加する交
流高圧電源、19は回収電極ローラ17上のトナーをか
きおとすポリエステルフィルム製のスクレーパである。
感光体9の直径は30mmで、周速60mm/sで矢印方向
に回転させ、回収電極ローラ17は直径16mmで、周
速60mm/sで矢印方向に回転させた。
【0016】27は転写後の感光体表面に残ったトナー
を清掃するクリーナである。以上のように構成された像
形成ユニットについて、以下図2を用いてその動作を説
明する。感光体9を帯電ローラ11で、−500Vに帯
電させた。この感光体9にレーザビームによる信号光1
3を照射し静電潜像を形成した。このとき感光体9の露
光電位は−100Vであった。
【0017】この感光体9の表面上に、2成分現像剤2
6Bkを現像剤ホッパー14内で磁力により付着させ
た。次に感光体9表面を回収電極ローラ17の前を通過
させた。感光体9の未帯電域の通過時には、回収電極ロ
ーラ17には交流高圧電源18により、0Vの直流電圧
を重畳した750V0-p(ピーク・ツー・ピーク1.5
kV)の交流電圧(周波数1kHz)を印加した。その
後、−500Vに帯電し静電潜像が書き込まれた感光体
9表面の通過時には、回収電極ローラ17には交流高圧
電源18により、−350Vの直流電圧を重畳した75
0V0-p(ピーク・ツー・ピーク1.5kV)の交流電
圧(周波数1.5kHz)を印加した。すると、感光体
9上のキャリヤと帯電部分に付着したトナーは回収電極
ローラ17に回収され、感光体9上には画像部にのみネ
ガポジ反転したトナー像が残った。矢印方向に回転する
回収電極ローラ17に付着したキャリヤとトナーは、ス
クレーパ19によってかきとり、再び現像剤ホッパー1
4内に戻し次の像形成に用いた。
【0018】こうして感光体9上には黒色のトナー像が
得られる。なお、図2の像形成ユニットは、黒用の像形
成ユニットであるとともに、像形成位置にある像形成ユ
ニットの上下位置をも示している。図で2成分現像剤2
6Bkを収納した現像剤ホッパー14は上側に、クリー
ナ27は下側に位置しているため、現像剤ホッパー14
内部やクリーナ27内部で、現像剤やトナーを移動させ
るための送り機構や撹拌機構を設けなくても、スムース
に現像やクリーニングを行うことができる。すなわち現
像剤ホッパー14内では自重で現像剤が感光体9上に供
給され、クリーナ27内ではブレードにかきおとされた
トナーが自重でクリーナ底部に落下して感光体から離れ
る。
【0019】黒色以外の他の像形成ユニット1C、1
M、1Yについても同様の構成を有し、動作が行われ
る。
【0020】図1と図4を用いて、再びプリンタ部の構
成を説明する。円環状に配置されている像形成ユニット
1Bk、1C、1M、1Yは、図4に示すような、4つ
の収納部を円環状に有した枠体51(図1では省略)に
支持されている。
【0021】再び図1に戻って、上記の枠体51に支持
された像形成ユニット群は、全体として、移動手段であ
る制御回路29に制御された移動モータ30に駆動さ
れ、円筒状の固定されて回転しない軸31の周りに矢印
方向に回転移動可能になっている。各像形成ユニット1
Bk、1C、1M、1Yは、順次、後述の中間転写ベル
ト32を支持する転写ローラ33に対向した像形成位置
50に移動され、位置決めされる。像形成位置50は信
号光13による露光位置でもある。
【0022】3はレーザ露光装置で、プリンタ部に入力
された信号で変調されたレーザビームによる信号光13
を発生するが、これは図1の像形成ユニット1Bkと1
Yの扇型の間に構成された光路を通って、軸31の一部
に開けられた透明の窓4を通して軸31内部に固定され
たミラー5に入射し、反射されて像形成位置50にある
像形成ユニットの感光体9に照射され潜像を形成する。
図1の状態では黒用の像形成ユニット1Bkに作用す
る。
【0023】ここでミラー5までの光路は両隣の扇型の
像形成ユニットの壁面に沿っているため、像形成ユニッ
ト群の占有面積として無駄になっている部分はほとんど
無い。また、ミラー5は像形成ユニット群の中央部に設
けられているため、固定されたただひとつのミラーで構
成することができ、シンプルでかつ位置合わせ等に対し
て信頼性が高い構成となる。
【0024】32は中間転写ベルトで、厚さ100μm
のエンドレスベルト状の半導電処理をしたポリカーボネ
イトを基材としたフィルムよりなり、周囲に低抵抗処理
をしたウレタンフォームを成形した転写ローラ33およ
びステンレス性の駆動ローラ34に巻回し、矢印方向に
移動可能になっている。ここで、本実施例では駆動ロー
ラ34と第2転写ローラ35の間の距離は、その周長が
A4用紙の長手方向の長さより若干長く設定している。
転写ローラ33は、中間転写ベルト32を介して像形成
位置50のユニット1Bkの感光体9に軽く圧接されて
いる。駆動ローラ34には、中間転写ベルト32を介し
て上記の転写ローラ33と同様の構成の第2転写ローラ
35が、従動回転可能に軽く圧接している。
【0025】中間転写ベルト32と第2転写ローラ35
の圧接されたニップ部には、給紙部36aおよび36b
から用紙が送られてくるように用紙搬送路が形成されて
いる。
【0026】40は、中間転写ベルト32を清掃するベ
ルトクリーナを含むベルトクリーナ部である。
【0027】44は転写後の用紙上のトナー像を定着す
る定着器、45は定着後の用紙を排出する排出ローラで
ある。以上が本発明の電子写真装置の主要構成の説明で
ある。
【0028】次に、この装置のカラー像形成時の動作を
説明する。まず最初は、各像形成ユニットは図1に示す
ような位置にあり、かつ黒用の像形成ユニット1Bkは
像形成位置50で位置決めされている。これはまた転写
ローラ33に対向している。レーザ露光装置3により黒
の信号光が像形成ユニット1Bkに入力され、黒トナー
による像形成が行われる。この時像形成ユニット1Bk
の像形成の速度(感光体の周速に等しい)と中間転写ベ
ルト32の移動速度が同一になるように設定されてお
り、像形成されるとともに同時に転写ローラ33の作用
で、黒トナー像が中間転写ベルト32に転写されてい
く。黒のトナー像がすべて転写し終わった直後に、像形
成ユニット群1Bk、1C、1M、1Yは全体が移動モ
ータ30に駆動されて一体的に図1の矢印方向に回転移
動し、ちょうど90度回転して像形成ユニット1Cが像
形成位置50に達した位置で止まり、像形成ユニット1
Cが位置決めされる。この移動の間は、像形成ユニット
の感光体以外の現像剤ホッパー14(図2参照)の部分
は感光体先端の回転円弧より内側に位置しているので、
中間転写ベルト32が像形成ユニットに接触することは
ない。
【0029】像形成ユニット1Cが像形成位置50に到
着後、前と同様に今度はシアンの信号でレーザ露光装置
3が像形成ユニット1Cに信号光を入力しシアンのトナ
ー像の形成と転写が行われる。このとき中間転写ベルト
32が一回転してきて、前に転写された黒のトナー像に
次のシアンのトナー像が位置的に合致するようにシアン
の信号光の書き込みのタイミングが制御される。この
間、第2転写ローラ35とベルトクリーナ部40は中間
転写ベルト32から少し離されており、その上のトナー
像には何も作用しないようになっている。
【0030】以上と同様の動作を、マゼンタ、イエロに
ついても行い中間転写ベルト32上には4色のトナー像
が位置的に合致して重ね合わされカラー像が形成され
る。最後のイエロトナー像の転写後、4色のトナー像は
タイミングを合わせて給紙部36aもしくは36bから
送られてくる用紙に、第2転写ローラ35の作用で一括
転写される。用紙に転写されたトナー像は定着器44に
より定着される。用紙はその後排出ローラ45を経て装
置外に排出される。中間転写ベルト32上に残った転写
残りのトナーは、ベルトクリーナ部40の作用で清掃さ
れ次の像形成に備える。
【0031】次に単色モード時の動作を説明する。単色
モード時は、まず所定の色の像形成ユニットが像形成位
置50に移動され位置決めされる。次に前と同様にして
所定の色の像形成および中間転写ベルト32への転写を
行い、今度は転写後そのまま続けて、次の第2転写ロー
ラ35により給紙部36aもしくは36bから送られて
くる用紙に転写をしていく。
【0032】以上が本発明を適用する装置の全体構成の
説明であるが、上記した構成によって、各色の像形成が
すべて同一の像形成位置50で行われるため、シンプル
な構成で正確な色同士の位置合わせが行え、かつ像形成
ユニットは各色ごとにそれぞれ独立してひとつの像形成
ユニットとして完結しているため構成が単純で、また各
色毎に簡単に交換することができる等のメンテナンス性
も優れたものとなる。
【0033】また本構成では、感光体9を含む各像形成
ユニットが単独で外部で調整できるため、例えば工場出
荷時に既に調整されたユニットを、現場で無調整で容易
に交換することが可能である。
【0034】さらにまた本構成では、カラー像を連続で
形成するときも、各々の感光体9は他の色を形成してい
る間は毎回休止しているため、静電疲労がなく安定した
画像が得られる。
【0035】次にこの装置の、メンテナンスに関する説
明をする。特定の色の現像剤が消費されてなくなったり
して、メンテナンスをする場合を想定する。まず、作業
者からの指令(図示しないスイッチによる)により制御
回路29に制御された移動モータ30の作用により、像
形成ユニット群が回転され、注目の色の像形成ユニット
を上部位置(図1の像形成ユニット1Cの位置)に移動
する。そして図3に示すように、作業者は装置本体上部
に位置したカバー46をあけて、挿入口47から注目の
像形成ユニットのみを装置外に取り出す。次に、あらか
じめ像形成ユニットとして調整済みの新しいその色の像
形成ユニットを装着する。
【0036】したがって装着後は、なんらの調整をする
ことなく像形成が開始できる。また交換すべき像形成ユ
ニットは、像形成位置50とは異なる上部位置で交換で
きるため、転写部等の関連部材に邪魔されることなく、
かつ位置決めもされていないので、容易に装置外に取り
出すことが可能でメンテナンス性が優れたものとなる。
【0037】ここで交換時に新たに装着すべき像形成ユ
ニットは、その現像の色に応じて前記の枠体51の4つ
の収納部のうち適正な収納部に装着しないと、正しいカ
ラー画像の形成を行うことができない。各色の像形成ユ
ニットは形状的にはほぼ同一なので、間違った収納部に
入れるという誤装着が生じやすい。以下に、図4を用い
て、本実施例におけるこの誤装着を防止するための構成
を説明する。
【0038】図4はカバー46を開けた状態で、挿入口
47とその周辺を、装置外装を一部断面にして示したも
ので、この場合には枠体51の4つの収納部のうち、シ
アンの像形成ユニットが入るべきシアン収納部51Cが
挿入口47に対向している。枠体51の黒収納部51B
で示される黒の識別表示ラベル53B、54Bと同様
に、シアン収納部51Cの内部にもシアン色で着色した
矢印の形をした識別表示ラベル(図には現れていない)
が貼ってあり、像形成ユニットを装着する前にカバー4
6を開けた状態で、どの色のユニットを入れればよいか
が、挿入口を通して明瞭にわかるようになっている。し
たがってユーザでも誤装着をすることがなく、簡単に像
形成ユニットが交換できる。
【0039】さらにシアン収納部51Cに対応した枠体
51の側端部には表面がシアン色に着色された識別表示
板52Cが一体的に設置されている。一方、識別表示板
52Cに対向した位置で、挿入口47端部の外装には表
示窓55が形成されており、外部から識別表示板52C
が見えるようになっている。したがって枠体51が図4
のような位置にあるときは、シアンの像形成ユニットを
入れればいいことが、ユーザに一目瞭然となっている。
【0040】またさらに、シアンの像形成ユニットの上
部にはシアン色で着色された矢印の形をしたラベル56
Cが貼ってあるので、ユニットの向きを上記の識別表示
ラベルの矢印の向きに合わせればよいことがわかる。ま
たユニットを入れたときにも、ラベル56Cと識別表示
板52Cの対応で、種類と向きが正しいか確認できる。
【0041】以上のことは、枠体51が回転して他の色
の像形成ユニットを装着する場合も同様である。例えば
黒収納部51Bが挿入口47に対向する場合には、黒の
識別表示ラベル53B、54Bおよび黒の識別表示板5
2Bが外から見えるようになる。
【0042】以上が本実施例の誤装着防止のための構成
であり、この場合には識別表示ラベルと識別表示板の2
つの手段によって2重の誤装着防止を行っているが、ど
ちらか一方のみの構成でも本発明の目的と効果は達せら
れる。
【0043】またこの実施例では、識別表示ラベルある
いは識別表示板として現像の色に着色したものを用いた
が、色による識別のかわりに記号や文字を用いても良
い。
【0044】以上のように本実施例ではひとつの挿入口
から、各種の像形成ユニットを装着するにもかかわら
ず、自動的にそのときの装置の状態によって自動的に入
れるべき像形成ユニットの種類と向きが判別できるた
め、操作が簡単でかつ誤装着のおそれのないメンテナン
ス性の良い装置が構成できるものである。
【0045】以上が第1の実施例の構成と動作の説明で
ある。 (第2の実施例)次に第2の実施例の構成と動作を説明
する。第2の実施例の主要部の構成は第1の実施例と同
じ(図1から図3まで)なので省略し、誤装着防止のた
めの構成と動作について図5、図6を用いて説明する。
像形成ユニットのみは、第1の実施例と同じ符号1Cを
用いる。
【0046】本実施例の場合は、像形成ユニット両端部
に誤装着防止用の突起部が設けられている。例えばシア
ンの像形成ユニット1Cには、図5に示すように突起6
6Cおよび67Cが設けられている。この突起のうち6
7Cは、後述のように像形成ユニットの種類すなわち現
像の色によって、ユニットの異なる位置に設けられてい
る。また突起66Cと突起67Cとは上下方向の長さが
異なっている。
【0047】一方、枠体61のシアン収納部61Cの両
側端部には、シアンの像形成ユニット1Cが完全に装着
された状態で、突起66C、67Cに係合する位置でか
つ対応する長さで溝63C、64Cが設けられている。
この2つの溝のうち溝64Cの位置は枠体の各色の収納
部によって異なり、図5に波線で示すように、黒、マゼ
ンタ、イエロの各ユニットを収納する各収納部には、そ
れぞれ64’B、64’M、64’Yの位置に形成され
ている。一方溝63Cの位置は各収納部で共通である。
【0048】これらの溝の位置に対応して、像形成ユニ
ットの突起のうち奥側の突起(シアン像形成ユニットの
突起67Cに対応)は各色のユニット毎に位置をずらし
て設けられており、各収納部には定められた色用の像形
成ユニットのみが収納できるようになっている。色を間
違えて挿入しようとしても、突起が邪魔をして像形成ユ
ニットが一部挿入口68からはみ出した状態で止まるこ
とになる。したがってそのままカバー69を閉めようと
すると、カバー69は半開きの状態で止まるようになっ
ている。
【0049】また像形成ユニットの奥側と手前側を反対
にして挿入しようとしても、溝の長さが奥と手前で異な
るので、どの色の像形成ユニットも完全に挿入できな
い。
【0050】一方カバー69の端部には、スイッチ押圧
板70が設けられている。図6に示すように、カバー6
9が正規の位置まで完全に閉じるとスイッチ71を作動
して動作可能になるが、上記のように色を間違えたユニ
ットを装着した場合には、カバーが完全に閉じないので
スイッチが作動せず動作開始できないようになってい
る。
【0051】以上のように、本実施例ではユニットの種
類や向きを間違えて装着しようとしても、挿入口を完全
に通過できないので、その場ですぐに誤装着と検出で
き、装置を動作不能の状態に設定したり、または適当な
表示手段で誤装着等の報知をしたりすることが可能であ
る。
【0052】以上が第2の実施例の構成と動作の説明で
ある。 (第3の実施例)次に第3の実施例の構成と動作を説明
する。第3の実施例の主要部の構成も第1の実施例と同
じ(図1から図3まで)なので説明を省略し、誤装着防
止のための構成と動作について図7、図8を用いて説明
する。図7は、シアンの収納部が挿入口47(図3)に
対向している場合の枠体の部分を示す図である。
【0053】本実施例では、図7に示すように枠体81
の手前側の側板の各収納部に対応した位置に光透過用の
検出孔が設けられている。例えば、シアンの像形成ユニ
ット1Cの収納部81Cに対応した部分には、検出孔8
2Cが設けられている。この検出孔は各色の収納部によ
って少しずつ位置が変えられており、図7で示すと波線
で表したように、黒、マゼンタ、イエロの各収納部に対
応した検出孔の位置は、それぞれ82’B、82’M、
82’Yの位置となっている。また側板の手前側の面全
体は光を反射しにくい黒色で構成されている。
【0054】一方シアンの像形成ユニット1Cの手前側
の側面には、完全に装着された状態で上記検出孔82C
に対向する位置のみに光を反射する面83Cを部分的に
有する、ラベル84が貼ってある。この光反射面の部分
の位置は、各色のユニット毎に異なっており、黒、マゼ
ンタ、イエロの各ユニットには、図7でそれぞれ83’
B、83’M、83’Yで示した位置に反射面を有する
ラベルが貼ってある。
【0055】さらに、このラベルに対向する位置で、枠
体81の側板の外側には、光発光部と受光部を一対の検
出部としてこれを横に4対並べて一組みとした光反射検
出器85が、装置に固定して設けられている。したがっ
て図8に示すように、検出孔82Cに対向する検出部の
みが反射光を受け取ってオンとなる。
【0056】これらの構成により、各色の収納部には、
その収納部に装着すべき色の像形成ユニットが装着され
たときのみ、光反射検出器85のいずれかの一対の検出
部がオンとなり、それ以外では応答しない。本構成によ
れば、横に並んだ4対の検出部のうち、どの一対の検出
部で検出するかは、枠体81の各色収納部の検出孔位置
によって自動的に定まってくるため、一組の光反射検出
器85だけで、像形成ユニットの種類が正しい収納部に
装着されたかどうか、そのユニットは何色用かというこ
とが判別できる。また像形成ユニットの奥と手前の向き
を間違えて入れた場合には、色が正しくても検出しな
い。
【0057】以上のように本実施例は、簡単な検出手段
の構成によって、多くの情報が得られ、ユニット誤装着
の検出ができるものである。
【0058】本構成はまた、図示しない別の単なるユニ
ット有無の検出手段と組み合わせれば、(1)装置の状
態として挿入口47にいまどの色用の収納部が対向して
いるか、(2)その収納部にユニットは装着されている
か否か、(3)装着されていればその種類と向きは正し
いか否か、等のすべての情報が簡単な構成で検出でき、
必要に応じて装置を動作不能の状態に設定したり、また
は適当な表示手段で誤装着等の報知をしたりすることが
可能となるものである。また本実施例では、枠体81の
回転位置に応じて検出の仕方を変化させるために、検出
孔82Cの位置を各収納部で異ならせたが、検出器自体
を枠体回転位置に応じて変化させるなどの他の方法でも
本発明の目的は達せられる。
【0059】以上が第3の実施例の構成と動作の説明で
ある。 (第4の実施例)次に第4の実施例の構成と動作を説明
する。第4の実施例の主要部の構成も第1の実施例と同
じ(図1から図3まで)なので説明を省略し、誤装着防
止のための構成と動作について図9、図10を用いて説
明する。
【0060】図9は、シアンの収納部が挿入口47(図
3)に対向している場合の枠体の部分を示す図である。
本実施例では、第3の実施例と同様の作用をする部品は
同じ番号を付している。
【0061】シアンの像形成ユニット1Cには第3の実
施例と同じラベル84が貼ってある。各色に対応して反
射面83Cの位置が異なっていることも、第3の実施例
と同じである。
【0062】枠体91の側板には、像形成ユニットが各
収納部に装着された状態でユニットのラベル84に対向
する位置に、溝92B、92C、92M、92Yが形成
されている。また第3の実施例と同じ位置に、同じ構成
のユニット検出器93が装置に固定して設置されてい
る。これにより挿入口に対向した枠体の収納部に何色用
のユニットが装着されているかが検出できる。
【0063】一方枠体91の軸部には、枠体の回転位置
を検出する位置検出器94が設けられている。これによ
り、枠体の回転位置、すなわちいま枠体の何色用の収納
部が挿入口に対向しているかが検知できる。
【0064】図10に示すように、ユニット検出器と位
置検出器の出力から、両者を比較して制御回路を経て、
報知器と駆動回路に出力する構成になっている。例えば
誤装着を検知した場合には、図示しない表示手段によっ
て誤挿入等を知らせる報知器を動作させ、また駆動回路
に入力し装置を動作不能の状態にする構成である。
【0065】以上の構成によれば、同一のひとつのユニ
ット挿入窓から各種のユニットを出し入れするにも関わ
らず、そのときの装置内の状態によって自動的に入れる
べきユニットの種類を判別し、それに対応してユーザに
指示したり、装置をコントロールしたりできるため、メ
ンテナンスのためのユーザの作業が非常に簡単になる。
【0066】以上が第4の実施例の説明である。なお以
上の実施例では、像形成ユニットに用いる現像法として
特定のものを用いたが、他の現像法を用いた構造の像形
成ユニットの場合でも、本発明の本質と作用効果は変わ
ることがない。以上のように本発明は、各色の像形成が
すべて同一の像形成位置で行われるため、簡単な構成で
正確な色同士の位置合わせが行える。かつ像形成ユニッ
トは各色ごとにそれぞれ独立してひとつの像形成ユニッ
トとして完結しているため構成が単純で、また各色毎に
あらかじめ調整された像形成ユニットを簡単に交換する
ことができる等のメンテナンス性も優れたものとなる。
また、メンテナンスのために像形成ユニットを交換した
りする場合、間違った色のユニットを装置内の誤った位
置に装着することがなくなり、ユーザによって容易に装
置の保守ができるようになる。また本構成によれば、同
一のひとつのユニット挿入窓から各種のユニットを出し
入れするにも関わらず、そのときの装置内の状態によっ
て自動的に入れるべきユニットの種類が判別できるた
め、メンテナンスのためのユーザの作業がさらに非常に
簡単になる。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、トナー消
耗やメンテナンスのために個別ユニットを交換したりす
る場合、間違った色の個別ユニットを装置内の誤った位
置に装着することがなくなり、ユーザが容易に装置の保
守を行うことができる。特に、複数の個別ユニットの各
々が、複数のユニット収容部のうちの一つにしか装着で
きないように、各個別ユニットと各ユニット収容部の形
状が規定されていることと、各個別ユニットと各ユニッ
ト収容部の双方に、装置上面の開閉部を開けたときに見
える位置にトナーの色又は個別ユニット装着の方向を特
定する識別表示が設けられているので、個別ユニットの
交換作業を確実簡易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるカラー電子写真
装置の構成図
【図2】本発明の第1の実施例におけるカラー電子写真
装置に用いられる像形成ユニットの構成図
【図3】像形成ユニットを交換する時の説明図
【図4】第1の実施例の枠体周辺の構成図
【図5】第2の実施例の枠体周辺の構成図
【図6】第2の実施例の挿入口の部分構成図
【図7】第3の実施例の枠体周辺の構成図
【図8】第3の実施例の誤装着の検出の様子を示す説明
【図9】第4の実施例の枠体周辺の構成図
【図10】第4の実施例の検出信号の流れを示すブロッ
ク図
【符号の説明】
1Bk、1C、1M、1Y 像形成ユニット 3 レーザ露光装置 5 ミラー 9 感光体 13 信号光 32 中間転写ベルト 33 転写ローラ 35 第2転写ローラ 47 挿入口 50 像形成位置 51、61、81、91 枠体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月26日(2000.12.
26)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のカラー画像記録
装置は、各々トナー収容部を有する複数の個別ユニット
を略円柱状に集合配置させると共に、各々を着脱自在に
支持する複数のユニット収納部を有する回転体を有し、
像形成位置で感光体上に形成された画像を、中間転写体
を介して記録紙に転写するカラー画像記録装置であっ
て、前記複数のユニット収容部の各々は、装置上面に設
けられた蓋部から前記個別ユニットを着脱でき、装着さ
れるべきトナー色の個別ユニットをその個別ユニットの
トナー収容部の開口部を上に向けて収容する形状に形成
され、且つ、その個別ユニットのトナー収容部に収容さ
れたトナーの色又は前記個別ユニットの装着方向を特定
する識別表示を前記個別ユニット着脱時に前記蓋部を開
けたときに目視できる位置に備えた、ことを特徴とす
る。この構成によれば、トナー消耗やメンテナンスのた
めに個別ユニットを交換したりする場合、間違った色の
個別ユニットを装置内の誤った位置に装着したり、トナ
ーをこぼしたりすることがなくなり、ユーザが容易に装
置の保守を行うことができる。また、本発明のカラー画
像記録装置は、各々トナー収容部を有する複数の個別ユ
ニットを略円柱状に集合配置させると共に、各々を着脱
自在に支持する複数のユニット収納部を有する回転体を
有し、像形成位置で感光体上に形成された画像を、中間
転写体を介して記録紙に転写するカラー画像記録装置で
あって、前記複数の個別ユニットの各々は、前記トナー
の色及び装着方向が正しい場合にのみ前記回転体のユニ
ット収容部に装着可能な形状を有すると共に、装置上面
の開閉部から前記ユニット収容部に装着自在に構成さ
れ、更に、交換位置において前記装置上面の開閉部を開
けて見える位置に、収容されたトナーの色又は装着方向
を特定する識別表示を有し、前記複数のユニット収容部
の各々は、装着されるべきトナー色の個別ユニットを
の個別ユニットのトナー収容部の開口部を上に向けて収
容する形状に形成され、且つ、その個別ユニットのトナ
ー収容部に収容されたトナーの色又は前記個別ユニット
の装着方向を特定する識別表示を前記個別ユニット着脱
時に前記蓋部を開けたときに目視できる位置に備えた、
ことを特徴とする。この構成によれば、トナー消耗やメ
ンテナンスのために個別ユニットを交換したりする場
合、間違った色の個別ユニットを装置内の誤った位置に
装着したり、トナーをこぼしたりすることがなくなり、
ユーザが容易に装置の保守を行うことができる。特に、
複数の個別ユニットの各々が、複数のユニット収容部の
うち一つにしか装着できないように、各個別ユニットと
各ユニット収容部の形状が規定されていることと、各個
別ユニットと各ユニット収容部の双方に、装置上面の開
閉部を開けたときに見える位置にトナー色又は個別ユニ
ット装着の方向を特定する識別表示が設けられているの
で、個別ユニットの交換作業を確実簡易に行うことがで
きる。また、本発明の個別ユニットは、各々トナー収容
部を有する複数の個別ユニットを略円柱状に集合配置さ
せると共に、前記複数の個別ユニット各々を着脱自在に
支持する複数のユニット収納部を有し、且つ、前記複数
のユニット収納部の各々は装着されるべきトナー色の個
別ユニットをその個別ユニットのトナー収容部の開口部
を上に向けて収容する形状に形成され、且つ、その個別
ユニットのトナー収容部に収容されたトナーの色又は前
記個別ユニットの装着方向を特定する識別表示を有し、
更に前記複数のユニット収納部の各々が、各々に対応す
るトナー色の個別ユニットを正しい装着方向で装着でき
る形状を有し、像形成位置で感光体上に形成された画像
を、中間転写体を介して記録紙に転写するカラー画像記
録装置、にのみ使用される個別ユニットであって、前記
複数の個別ユニットの各々は、前記トナーの色及び装着
方向が正しい場合にのみ前記回転体のユニット収容部
装着可能な形状を有すると共に、装置上面の開閉部から
前記ユニット収容部に装着自在に構成され、更に、交換
位置において前記装置上面の開閉部を開けて見える位置
に、収容されたトナーの色及び装着方向を特定する識別
表示を有する、ことを特徴とする。この構成によれば、
複数の個別ユニットの各々が、複数のユニット収容部の
うち一つにしか装着できないように、各ユニット収容部
と相俟って形状が規定されていることと、装置上面の開
閉部を開けたときに見える位置にトナーの色又は個別ユ
ニット装着の方向を特定する識別表示が設けられている
ので、トナー消耗やメンテナンスのために交換したりす
る場合、間違った色のものを装置内の誤った位置に装着
することがない個別ユニットを提供できる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】変更
【補正内容】
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、トナー消
耗やメンテナンスのために個別ユニットを交換したりす
る場合、間違った色の個別ユニットを装置内の誤った位
置に装着したり、トナーをこぼしたりすることがなくな
り、ユーザが容易に装置の保守を行うことができる。特
に、複数の個別ユニットの各々が、複数のユニット収容
部のうち一つにしか装着できないように、各個別ユニッ
トと各ユニット収容部の形状が規定されていることと、
各個別ユニットと各ユニット収容部の双方に、装置上面
の開閉部を開けたときに見える位置にトナーの色又は個
別ユニット装置の方向を特定する識別表示が設けられて
いるので、個別ユニットの交換作業を確実簡易に行うこ
とができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々トナー収容部を有する複数の個別ユ
    ニットを略円柱状に集合配置させると共に、各々を着脱
    自在に支持する複数のユニット収納部を有する回転体を
    有し、 像形成位置で感光体上に形成された画像を、中間転写体
    を介して記録紙に転写するカラー画像記録装置であっ
    て、 前記複数のユニット収容部の各々は、上方に位置したと
    きに装置上面の開閉部を開けて見える位置に、前記個別
    ユニットのトナー収容部に収容されたトナーの色又は前
    記個別ユニットの装着方向を特定する識別表示を有す
    る、ことを特徴とするカラー画像記録装置。
  2. 【請求項2】 各々トナー収容部を有する複数の個別ユ
    ニットを略円柱状に集合配置させると共に、各々を着脱
    自在に支持する複数のユニット収納部を有する回転体を
    有し、 像形成位置で感光体上に形成された画像を、中間転写体
    を介して記録紙に転写するカラー画像記録装置であっ
    て、 前記複数の個別ユニットの各々は、前記トナーの色及び
    装着方向が正しい場合にのみ前記回転体に装着可能な形
    状を有すると共に、装置上面の開閉部から前記回転体に
    装着自在に構成され、更に、交換位置において前記装置
    上面の開閉部を開けて見える位置に、収容されたトナー
    の色又は装着方向を特定する識別表示を有し、 前記複数のユニット収容部の各々は、自己の装着すべき
    トナー色の個別ユニットを正しい装着方向で装着可能な
    形状を有すると共に、前記交換位置において装置上面の
    開閉部を開けて見える位置に、自己に装着すべき個別ユ
    ニットのトナー色又は装着方向を特定する識別表示を有
    する、ことを特徴とするカラー画像記録装置。
  3. 【請求項3】 各々トナー収容部を有する複数の個別ユ
    ニットを略円柱状に集合配置させると共に、各々を着脱
    自在に支持する複数のユニット収納部を有し、且つ、前
    記複数のユニット収納部の各々が上方に位置したときに
    装置上面の開閉部を開けて見える位置に、前記個別ユニ
    ットのトナー収容部に収容されたトナーの色又は前記個
    別ユニットの装着方向を特定する識別表示を有し、更に
    前記複数のユニット収納部の各々が、各々に対応するト
    ナー色の個別ユニットを正しい装着方向で装着できる形
    状を有し、 像形成位置で感光体上に形成された画像を、中間転写体
    を介して記録紙に転写するカラー画像記録装置、にのみ
    使用される個別ユニットであって、 前記複数の個別ユニットの各々は、前記トナーの色及び
    装着方向が正しい場合にのみ前記回転体に装着可能な形
    状を有すると共に、装置上面の開閉部から前記回転体に
    装着自在に構成され、更に、交換位置において前記装置
    上面の開閉部を開けて見える位置に、収容されたトナー
    の色及び装着方向を特定する識別表示を有する、ことを
    特徴とする個別ユニット。
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