JP2001083664A - ポリエステルフィルム用の改良された接着剤層 - Google Patents

ポリエステルフィルム用の改良された接着剤層

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JP2001083664A
JP2001083664A JP2000223418A JP2000223418A JP2001083664A JP 2001083664 A JP2001083664 A JP 2001083664A JP 2000223418 A JP2000223418 A JP 2000223418A JP 2000223418 A JP2000223418 A JP 2000223418A JP 2001083664 A JP2001083664 A JP 2001083664A
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alkyl
photographic
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エテイエンヌ・バン・テイロ
Patrick Mertens
パトリク・メルテンス
Jozef Boeykens
ジヨゼフ・ボイケンス
Filip Vandaele
フイリツプ・バンダエレ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、忌避点を示さないかまたは
非常に限定された数で示す接着剤層を直接接触して担持
するポリエステルフィルムを提供すること並びにそのよ
うな改良されたポリエステルフィルムを支持体として使
用する像形成要素、特に感光性要素、を提供することで
ある。 【解決手段】 アルキル(ポリ)グリコシドを界面活性
剤として使用することにより、ポリエステルフィルム上
に直接接触させて適用される接着剤層のコーテイング品
質が改良される。そのような層を担持するポリエステル
フィルムは感光性材料用の支持体として適する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、接着剤層を直接接触して担持
するポリエステルフィルム、および感光性材料、例えば
写真材料、用の支持体としてのそのようなフィルムの使
用に関する。
【0002】
【発明の背景】寸法安定性ポリエステルフィルム支持
体、すなわち二軸延伸されそして熱硬化されたポリエス
テルフィルム、に対する例えば写真感光性乳剤層の如き
親水性層の完全接着を確実にするためには、支持体と1
つもしくは複数の感光性乳剤層との間に数個の中間層を
適用することが長年にわたり知られている。多くの場
合、2つの中間層が必要である。接着剤層またはプライ
マー層または樹脂下塗り層またはラテックス下塗り層と
して知られる第一のものは、ポリエステルフィルムに対
する良好な接着性を示しそして同時に一般的には例えば
ゼラチンのようにより大きい親水度のコロイドに形成さ
れる下塗り層またはゼラチン下塗り層またはゼラチン下
層として知られる第二の層に関する良好な付着性質を有
する。一貫性のために、我々は以上で定義した第一の中
間層を接着剤層と称する。
【0003】例えば写真材料の如き像形成要素用の支持
体としての使用に好ましいポリエステルフィルムはポリ
エチレンテレフタレート(PET)である。このフィル
ムおよび他のポリエステルフィルム支持体は好ましくは
例えば70−120℃の高められた温度において二軸延
伸され、それらの厚さを約1/9〜1/16もしくはそ
れ以上減少させ且つその面積を9〜16倍増加させる。
延伸は二段階で、すなわち縦方向および次に横方向に、
または同時に行うことができる。接着剤層は、存在する
時には、二軸延伸の前もしくは後にまたは縦および横方
向の延伸の間に0.05〜5μmの厚さで水性コーテイ
ングにより適用することができる。この層の必須成分は
接着−促進(共)重合体である。例えばGB 1 234
755、GB 2 068 004およびEP 0 464
906に開示されたある好ましい態様では、この
(共)重合体はその構成単位の1つとして共有結合され
た塩素を含んでなる単量体を含有する。接着剤層中での
使用に適する該ホモ重合体または共重合体の例は例えば
ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニリデ
ン、アクリル酸エステルおよびイタコン酸の共重合体、
塩化ビニルおよび塩化ビニリデンの共重合体、塩化ビニ
ルおよび酢酸ビニルの共重合体、アクリル酸ブチル、酢
酸ビニルおよび塩化ビニルまたは塩化ビニリデンの共重
合体、塩化ビニル、塩化ビニリデンおよびイタコン酸の
共重合体、塩化ビニル、酢酸ビニルおよびビニルアルコ
ールの共重合体などである。そのような(共)重合体を
開示する別の特許は米国特許第2,627,088号、第
2,698,235号、第2,698,240号、第2,9
43,937号、第3,143,421号、第3,201,
249号、第3,271,178号、第3,443,950
号および第3,501,301号を包含する。
【0004】接着剤層は好ましくは、生態学的および経
済的に有利な水性媒体からコーテイングされる。接着剤
層のコーテイング溶液中で使用されるコーテイング助剤
または湿潤剤とも称する界面活性剤に関しては比較的僅
かしか発表されていない。GB 1 533 555およ
びGB 1 571 583の実施例には、ウルトラフォ
ンW(ULTRAVON W)が接着剤層のコーテイング溶液用の界
面活性剤として開示されている。チバ−ガイギー(Ciba-
Geigy)の登録商標であるウルトラフォンWはヘプタデシ
ルベンズイミダゾールジスルホン酸の二ナトリウム塩で
ある。
【0005】実際の組成によっては、ウルトラフォンW
を界面活性剤として使用する時には、コーテイングされ
そして乾燥された接着剤層の中に忌避点(repellency sp
ots)の生成傾向が一部にある。忌避部(repellency)は丸
いか、または彗星形のくぼみまたはクレーターである
か、または生成後に部分的に回復されるそのような障害
の痕跡である。この種類の欠陥はコーテイング組成物が
まだ流体であり且つ可動性である時にコーテイング工程
中またはその直後に生成する。例えばゼラチン下塗り層
および感光性層の如きその次の層を接着剤層の上部にコ
ーテイングする時には、この欠陥がこれらの他の層に伝
播しそして最終的な現像された像の中で見えるようにな
ることがありうる。
【0006】そこで、接着剤層中の忌避部の生成傾向を
克服するかまたは著しく減少させる新種の界面活性剤に
関する永続的な要望がある。
【0007】
【発明の目的】本発明の目的は、忌避点を示さないかま
たは非常に限定された数で示す接着剤層を直接接触して
担持するポリエステルフィルムを提供することである。
【0008】本発明の別の目的は、そのような改良され
たポリエステルフィルムを支持体として使用する像形成
要素、特に感光性要素、を提供することである。
【0009】
【発明の要旨】本発明の目的は、下記の式(I): Cn2n+1−O−(C6105)x−H (I) [式中、C6105は単糖単位を表し、n=5〜20で
あり、そしてxは1〜4の間の整数または分数平均値を
表す]に従うアルキル(ポリ)グリコシド界面活性剤を
含んでなる接着剤層を直接接触して担持するポリエステ
ルフィルムを提供することにより、実現される。
【0010】以上で定義したポリエステルフィルムを使
用する像形成要素、特に例えば写真要素のような放射線
−感光性(radiation-sensitive)要素、も本発明の範囲
に属する。
【0011】
【発明の詳細な記述】本発明で有利に使用できるポリエ
ステルフィルム支持体は既知で且つ広く使用されている
材料である。そのようなフィルム支持体は典型的には、
二価アルコールを二塩基性飽和脂肪カルボン酸またはそ
の誘導体と縮合させることにより誘導される高分子量ポ
リエステル類から製造される。ポリエステル類の製造に
使用される適当な二価アルコール類は当該技術において
既知であり、そしてヒドロキシル基が末端炭素原子上に
あり且つ炭素数が2〜12のいかなるグリコール、例え
ば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリ
メチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、デカ
メチレングリコール、ドデカメチレングリコール、およ
び1,4−シクロヘキサンジメタノール、も包含する。
ポリエステル類の製造において使用できる二塩基性酸は
炭素数1〜16の二塩基性酸を包含する。適する二塩基
性酸の具体的な例は、アジピン酸、セバシン酸、イソフ
タル酸およびテレフタル酸を包含する。上記の酸のアル
キルエステル類も満足に使用することができる。
【0012】ウェブまたはシートの形態で使用してもよ
いポリエステル樹脂の具体的な好ましい例は、ポリエチ
レンテレフタレート(PET)、ポリ(シクロヘキサン
1,4−ジメチレンテレフタレート)、およびポリ(エ
チレンナフタレート)である。最も好ましい例はPET
である。
【0013】ポリエステルフィルムの厚さは厳密ではな
くその用途に依存する。例えば、0.05〜約0.25m
mの間の範囲にある厚さのポリエステルフィルムを使用
することができ、満足のいく結果を与える。
【0014】ポリエステル写真フィルム支持体の製造用
の典型的な方法では、ポリエステルをスリットダイを通
して溶融状態で押し出し、急冷して非晶質状態とし、縦
および横方向の延伸により配向させ、そして寸法制限下
で熱硬化させる。方向的に配向されそして熱硬化される
他に、ポリエステルフィルムをその後の熱弛緩処理にか
けて寸法安定性および表面円滑性におけるさらなる改良
を与えることもできる。
【0015】接着剤層またはラテックス下塗り層を完成
したポリエステルフィルムの上部に二軸延伸の前もしく
は後にまたは縦および横方向の延伸の間にコーテイング
することができる。接着剤層からのコーテイング溶液
が、ラテックス(共)重合体に加えて、界面活性剤とし
てアルキル−(ポリ)グリコシドを含有することが本発
明の必須条件である。
【0016】アルキル(ポリ)グリコシド類(APG
類)の歴史、合成および界面活性剤としてのそれらの工
業的用途は W. von Rybinski and K. Hill により Ange
vandteChemie (1998) Vol 110, p. 1394-1412 に徹底的
に論じられている。
【0017】第一のアルキルグリコシド類は E. Fisher
により100年以上前に合成されそして同定された。
その後の開発で、低級親水性のアルコール類に関する F
isher の初期の研究は長いアルキル連鎖を有する疎水性
アルコール類である典型的な脂肪アルコール類に拡大さ
れた。これらの工業的方法では、純粋なアルキルモノグ
リコシド類だけでなくアルキルモノ−、ジ−、トリ−、
およびオリゴグリコシド類の複合混合物も製造される。
このために、工業的生成物をアルキルポリグリコシド類
と称する。生成物はアルキル連鎖の長さ、およびそれに
結合される単糖単位、主としてグルコース単位、の平均
数、重合度により同定される。この平均数(一般式I中
のx)はほとんどの場合に分数であることは明らかであ
ろう。
【0018】APG類は現在例えばローム・アンド・ハ
ース(Rhom & Haas)、BASF、セピック(SEPPIC)、ア
クゾ・ノベル(Akzo Nobel)、プロテクター・アンド・ギ
ャンブル(Procter & Gamble)およびヘンケル(Henkel)の
如き種々の製造業者により工業的規模で提供される。
【0019】我々の認識では、最初にAPG類は例えば
ポリエチレンテレフタレートの如きポリエステルフィル
ム上に直接コーテイングされた接着剤層用の界面活性剤
として記載され、それは写真材料の製造において広く使
用される支持体である。そのような接着剤層は一般的に
はゼラチンを含まずそして以上で説明した通り接着促進
(共)重合体を含んでなる。APG類は親水性のゼラチ
ン含有写真層の中に開示されていた。それらはUS 5,
358,831およびUS 5,591,568ではゼラチ
ンおよび小粒子分散液を含有する写真層の中の粘度低下
剤およびレオロジー調節剤として記載されていた。US
5,300,418ではAPG類はゼラチンおよびアニ
オン的に荷電された疎水性の基を含有する化合物を含ん
でなる溶融物の粘度を低下させうる多数の両親媒性種の
1つである。EP 0 549 496によると、長鎖A
PG類はゼラチン質層の厚さの均一性を改良するために
補助的なアニオン性または非イオン性界面活性剤と共に
使用される。
【0020】本発明に従い使用されるAPG界面活性剤
は接着剤層のコーテイング溶液に1〜10ミリモル/l
の間の好ましい濃度範囲で、そして最も好ましくは約5
ミリモル/lの濃度で、加えられる。
【0021】以上で説明したように、接着剤層のコーテ
イング組成物の別の必須成分は接着−促進ラテックス
(共)重合体である。本発明の目的のために好ましい種
類のラテックス重合体は、カルボキシル官能基を有する
塩化ビニリデン−含有共重合体である。そのような重合
体の例は、(1)塩化ビニリデンおよび不飽和カルボン
酸、例えばアクリルまたはメタクリル酸、の共重合体、
(2)塩化ビニリデンおよび不飽和カルボン酸の半エス
テル、例えばイタコン酸のモノメチルエステル、の共重
合体、(3)塩化ビニリデン、イタコン酸およびアクリ
ル酸またはメタクリル酸アルキル、例えばアクリル酸エ
チルまたはメタクリル酸メチル、の三元共重合体、並び
に(4)塩化ビニリデン、アクリロニトリルまたはメタ
クリロニトリルおよび不飽和カルボン酸、例えばアクリ
ル酸またはメタクリル酸、の三元共重合体である。
【0022】最も好ましい態様では、ラテックス重合体
はコ(塩化ビニリデン−アクリル酸メチル−イタコン
酸;88%/10%/2%)である。この共重合体は、
0.5%メルソラトH(MERSOLAT H)(バイエル(BAYER)A
Gの商標)を乳化剤として用いる乳化重合により製造さ
れる。貯蔵時の良好な安定性を確保するために追加の界
面活性剤であるいわゆる後−安定剤をラテックスに加え
ることが必要である。1%のダウファックス2A1(DOW
FAX 2A1)(ダウ・カンパニイー(Dow Co.)の商品名)を
実際の上記のラテックスに加える時に優れた貯蔵安定性
が得られる。そのような後−安定化されたラテックスを
ベースにしたコーテイング組成物がPET上にコーテイ
ングされる時には、界面活性剤が加えられないかまたは
従来の界面活性剤が加えられる時には、多くの忌避部が
生じる。この問題は、本発明において界面活性剤として
のAPGの使用により解決される。
【0023】ラテックス下塗り層のコーテイング溶液の
別の好ましい成分として、コロイド状シリカを結合剤と
して加えることができる。好ましい化合物は平均粒子径
25−30nmのキーゼルゾル100F(KIESELSOL 100
F)(バイエルAGの商標)である。ラテックス対シリカ
の量の比は好ましくは約80/20である。
【0024】接着剤層はポリエステルフィルムの上部に
既知のコーテイング技術の1種を用いてコーテイングす
ることができる。エア−ナイフコーテイング技術が好ま
しい。
【0025】本発明のポリエステルフィルムが感光性材
料用の支持体として機能することが意図される時には、
一般的には第二の中間層、すなわちゼラチン下塗り層ま
たは「ゲル下層」、が第一の接着剤層の上部に適用され
る。
【0026】ゼラチン下塗り層は好ましくは、ゼラチン
及びコロイド状シリカの混合物を含有する。好ましい化
合物は、0.1μm〜0.5μmの間の平均粒子径を有す
るキーゼルゾル300F(バイエルAGの商標)であ
る。乾燥中の層の過度の収縮発生による乾燥した層の中
での割れ目の生成を避けるために可塑化用化合物を使用
することができる。可塑剤は当該技術で既知である。低
分子量化合物(例えばアセトアミド、グリセリン)並び
に重合体状ラテックス(例えばポリアクリル酸エチル、
ポリアクリル酸−n.−ブチル)をこの目的のために使
用することができる。
【0027】感光性材料がハロゲン化銀をベースにした
写真層である時には、1つもしくはそれ以上の乳剤層お
よび保護層が1つもしくは複数の下塗り層の上部にコー
テイングされる。
【0028】本発明に関連する写真材料のハロゲン化銀
乳剤または乳剤の混合物は1つの単独層の中に加えるこ
ともでき、或いは、二重乳剤層または複数層パックを適
用することもできる。
【0029】本発明に従い使用されるハロゲン化銀乳剤
のハロゲン化組成物は特に限定されず、そして例えば塩
化銀、臭化銀、ヨウ化銀、塩臭化銀(silver chlorobrom
ide)、臭ヨウ化銀(silvr bromoiodide)、および塩臭ヨ
ウ化銀(silver chlorobromoiodide)から選択されるいか
なる組成物であってもよい。
【0030】1つもしくは複数の写真乳剤は、可溶性銀
塩および可溶性ハロゲン化物から、例えば P. Glafkide
s により "Chimie et Physique Photographique", Paul
Montel, Paris (1967) に、G.F. Duffin により "Phot
ographic Emulsion Chemistry", The Focal Press, Lon
don (1966) に、そして V.L Zelikman et al により"Ma
king and Coating Photographic Emulsion" に記載され
たような種々の方法に従い製造することができる。それ
らは、ハロゲン化物および銀溶液を、温度、濃度、添加
順序、および添加速度の部分的にまたは完全に調節され
た条件下で混合することにより製造することができる。
ハロゲン化銀は単一ジェット法、二重ジェット法、転換
法またはこれらの種々の方法の変法に従い沈澱させるこ
とができる。
【0031】1つもしくは複数の写真乳剤のハロゲン化
銀粒子は例えば立方体もしくは八面形の如き規則的結晶
形態を有していてもよくまたはそれらは遷移形態を有し
ていてもよい。それらは例えば球形もしくは管形の如き
不規則な結晶形態を有していてもよく、またはそうでな
い場合には該規則的および不規則な結晶形態の混合物を
含んでなる複合結晶形態を有していてもよい。
【0032】ハロゲン化銀粒子は多層粒子構造を有して
いてもよい。簡単な態様によると、粒子は芯および殻を
含んでなることができ、それらは異なるハロゲン化組成
物を有することもできおよび/または例えばドープの添
加のような異なる改質を受けてもよい。異なって構成さ
れた芯および殻を有する他に、ハロゲン化銀粒子は異な
る相を間に含んでなっていてもよい。
【0033】2つもしくはそれ以上のタイプの別々に製
造されたハロゲン化銀乳剤を、本発明に従う使用のため
の写真乳剤の製造用に混合することができる。
【0034】ハロゲン化銀粒子の平均径は0.05〜1.
0ミクロン、好ましくは0.2〜0.5ミクロン、の範囲
であってよい。ハロゲン化銀粒子の粒径分布は均質分散
性または不均質分散性でありうる。
【0035】ハロゲン化銀乳剤は種々の金属塩または錯
体、例えばロジウムおよびイリジウムドーパント、でド
ープ処理することができる。
【0036】乳剤は一般的な方法で、例えば透析によ
り、フロキュレーションおよび再分散により、または限
外濾過により、脱塩することができる。
【0037】感光性ハロゲン化銀乳剤は好ましくは、例
えば上記の P. Glafkides による "Chimie et Physique
Photographique" に、上記の G.F. Duffin による "Ph
otographic Emulsion Chemistry" に、 V.L Zelikman e
t al による "Making and Coating Photographic Emuls
ion" に、そして H. Frieser により編集されそしてAka
demische Verlagsgesellschaft (1968) により発行され
た "Die Grundlagender Photographischen Prozesse mi
t Silverhalogeniden" に記載されているように化学的
に増感される。該文献に記載されているように、化学増
感は少量の硫黄含有化合物、例えばチオサルフェート、
チオシアナート、チオウレア類、サルファイト類、メル
カプト化合物およびローダミン類、の存在下において熟
成を行うことにより実施することができる。乳剤は金−
硫黄熟成剤、金−セレン熟成剤により、または還元剤、
例えばGB 789,823に記載されている錫化合物、
アミン類、ヒドラジン誘導体、ホルムアミジン−スルフ
ィン酸、およびシラン化合物、により増感させることも
できる。化学増感は、少量のIr、Rh、Ru、Pb、
Cd、Hg、Tl、Pd、Pt、またはAuを用いて行
うこともできる。これらの化学増感法の1種またはそれ
らの組み合わせを使用することができる。
【0038】感光性ハロゲン化銀乳剤を適当な染料、例
えば F.M. Hamer により "The Cyanine Dyes and Relat
ed Compounds", 1964, John Wiley & Sons に記載され
たもの、を用いて分光増感することができる。分光増感
の目的のために使用できる染料は、シアニン染料、メロ
シアニン染料、複合シアニン染料、複合メロシアニン染
料、ヘミシアニン染料、スチリル染料およびヘミオキソ
ノール染料を包含する。特に価値ある染料は、シアニン
染料、メロシアニン染料および複合メロシアニン染料に
属するものである。
【0039】本発明に従う使用のための1つもしくは複
数のハロゲン化銀乳剤は、写真要素の製造もしくは貯蔵
中またはそれらの写真処理中にかぶりの生成を防止する
かまたは写真特性を安定化する化合物を含んでなってい
てもよい。多くの既知の化合物をかぶり−抑制剤または
安定剤としてハロゲン化銀乳剤に加えることができる。
適当な例は、例えば複素環式の窒素−含有化合物、例え
ばベンゾチアゾリウム塩類、ニトロイミダゾール類、ニ
トロベンズイミダゾール類、クロロベンズイミダゾール
類、ブロモベンズイミダゾール類、メルカプトチアゾー
ル類、メルカプトベンゾチアゾール類、メルカプトベン
ズイミダゾール類、メルカプトチアジアゾール類、アミ
ノトリアゾール類、ベンゾトリアゾール類、ニトロベン
ゾトリアゾール類、メルカプトテトラゾール類、メルカ
プトピリミジン類、メルカプトトリアジン類、ベンゾチ
アゾリン−2−チオン、オキサゾリン−チオン、トリア
ザインデン類、テトラアザインデン類およびペンタアザ
インデン類、特に Birr により Z. Wiss. Phot. 47 (19
52), pages 2-58 に記載されたもの、例えばGB1,2
03,757、GB 1,209,146、日本出願75−
39537、およびGB 1,500,278に記載され
たトリアゾロピリミジン類、並びにUS 4,727,0
17に記載された7−ヒドロキシ−s−トリアゾロ−
[1,5−a]−ピリミジン類、並びに他の化合物、例え
ばベンゼンチオスルホン酸、ベンゼンチオスルフィン酸
およびベンゼンチオスルホン酸アミド、である。かぶり
−抑制化合物として使用できる他の化合物は、金属塩、
例えば水銀またはカドミウム塩、および Research Disc
losure N0 17643 (1978), Chapter VI に記載された化
合物である。
【0040】かぶり抑制剤または安定剤はハロゲン化銀
乳剤にその熟成の前、最中、または後に加えることがで
き、そして2種もしくはそれ以上のこれらの化合物の混
合物を使用することができる。
【0041】ハロゲン化銀の他に、感光性乳剤層の別の
必須成分は結合剤である。結合剤は親水性コロイド、好
ましくはゼラチン、である。しかしながら、ゼラチンを
部分的にまたは全体的に合成、半合成、または天然重合
体により代替することができる。ゼラチン用の合成代替
物は例えばポリビニルアルコール、ポリ−N−ビニルピ
ロリドン、ポリビニルイミダゾール、ポリビニルピラゾ
ール、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、およびそ
れらの誘導体、特にそれらの共重合体、である。ゼラチ
ン用の天然代替物は例えば他の蛋白質、例えばゼイン、
アルブミンおよびカゼイン、セルロース、多糖類、澱
粉、およびアルギネートである。一般的には、ゼラチン
用の半合成代替物は改質された天然生成物、例えばアル
キル化剤もしくはアシル化剤を用いるゼラチンの転化に
よりまたはゼラチン上の重合可能モノマーのグラフト化
により得られるゼラチン誘導体、並びにセルロース誘導
体、例えばヒドロキシアルキルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、フタロイルセルロース、および硫酸
セルロース、である。
【0042】写真要素の結合剤は、特に使用される結合
剤がゼラチンである時には、適当な硬化剤、例えばエポ
キシドタイプのもの、エチレンイミンタイプのもの、ビ
ニルスルホンタイプのもの、例えば1,3−ビニルスル
ホニル−2−プロパノール、クロム塩、例えば酢酸クロ
ムおよびクロム明礬、アルデヒド類、例えばホルムアル
デヒド、グリオキサール、およびグルタルアルデヒド、
N−メチロール化合物、例えばジメチロールウレアおよ
びメチロールジメチルヒダントイン、ジオキサン誘導
体、例えば2,3−ジヒドロキシ−ジオキサン、活性ビ
ニル化合物、例えば1,3,5−トリアクリロイル−ヘキ
サヒドロ−s−トリアジン、活性ハロゲン化合物、例え
ば2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジ
ン、およびムコハロゲン酸、例えばムコ塩素酸およびム
コフェノキシ塩素酸、を用いて硬化させることができ
る。これらの硬化剤は単独でまたは組み合わせて使用す
ることができる。結合剤は急速−反応性硬化剤、例えば
US 4,063,952に開示されているようなカルバ
モイルピリジニウム塩、を用いて硬化させることもでき
る。
【0043】写真材料がカラー写真を意図する時には、
乳剤層はカラーカプラー、マスクカプラー、DIRカプ
ラーおよびカラー写真用を意図する材料に典型的な他の
成分をさらに含有することもできる。
【0044】本発明の写真材料は種々の界面活性剤を写
真乳剤層の中にまたは他の親水性コロイド層の中にさら
に含んでなることもできる。適当な界面活性剤は、非イ
オン性剤、例えばサポニン類、アルキレンオキシド類、
例えばポリエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル/ポリプロピレングリコール縮合生成物、ポリエチレ
ングリコールアルキルエーテル類またはポリエチレング
リコールアルキルアリールエーテル類、ポリエチレング
リコールエステル類、ポリエチレングリコールソルビタ
ンエステル類、ポリアルキレングリコールアルキルアミ
ン類またはアルキルアミド類、シリコーン−ポリエチレ
ンオキシド付加物、グリシドール誘導体、多価アルコー
ル類の脂肪酸エステル類および多糖類のアルキルエステ
ル類;酸基、例えばカルボキシ、スルホ、ホスホ、硫酸
または燐酸エステル基、を含んでなるアニオン性剤;両
性剤、例えばアミノ酸類、アミノアルキルスルホン酸
類、アミノアルキル硫酸エステル類または燐酸エステル
類、アルキルベタイン類、およびアミン−N−オキシド
類;並びにカチオン性剤、例えばアルキルアミン塩類、
脂肪族、芳香族、または複素環式第四級アンモニウム塩
類、脂肪族または複素環式環を含有するホスホニウムま
たはスルホニウム塩類を包含する。他の適当な界面活性
剤は、過弗素化された化合物を包含する。そのような界
面活性剤は種々の目的のために、例えばコーテイング助
剤として、荷電を防止する化合物として、滑り性を改良
する化合物として、分散乳化を促進する化合物として、
接着を防止または減ずる化合物として、並びに写真特
性、例えばより高いコントラスト、増感、および現像促
進、を改良する化合物として、使用することができる。
【0045】1つもしくは複数の感光性乳剤層の他に、
写真材料は数個の非感光性層、例えば抗−応力上部層、
1つもしくはそれ以上の裏打ち層、および1つもしくは
それ以上の事実上拡散光を吸収しそしてその結果として
像の鮮鋭度を高めるフィルターまたは抗−ハレーション
染料を含有する中間層、を含有することができる。適当
な光−吸収染料は例えばUS 4,092,168、US
4,311,787およびDE 2,453,217に記載
されている。1つまたはそれ以上の裏打ち層は支持体の
非感光性面に付与することができる。抗−カール層とし
て機能しうるこの層は例えば艶消し剤、例えばシリカ粒
子、潤滑剤、帯電防止剤、光吸収染料、不透明化剤、例
えば酸化チタン、並びに硬化剤および湿潤剤の如き一般
的な成分を含有することができる。
【0046】1つもしくは複数の裏打ち層は帯電防止剤
をさらに含有することができる。裏打ち層中への導入に
適する帯電防止重合体は例えば、 Research Disclosur
e, April 1990, Item 31237 に開示されている。イオン
伝導性重合体に関する別の文献は、US−P 4,58
5,730、US−P 4,701,403、US−P 4,
589,570、US−P 5,045,441、EP−A
−391 402およびEP−A−420 226を包含
する。帯電防止剤は別の層の中にまたは下塗り層の中に
導入することもできる。比較的最近に、電子伝導性を有
する電気伝導性共役重合体が開発された。生態学的理由
のためには、帯電防止層のコーテイングは可能ならでき
るだけ少ない有機溶媒を用いることにより水溶液から行
うべきである。ポリチオフェン類の分散液である水性コ
ーテイング組成物からのポリアニオンの存在下における
帯電防止コーテイングの製造はEP 0 440 957
に記載されている。
【0047】本発明に関連する写真要素は、種々の他の
添加剤、例えば写真要素の寸法安定性を改良する化合
物、紫外線−吸収剤、スペーシング剤(spacing agents)
および可塑剤をさらに含んでなることができる。
【0048】写真要素の寸法安定性を改良するのに適す
る添加剤は例えば、水溶性または微溶性の合成重合体、
例えば(メタ)アクリル酸アルキル類、(メタ)アクリ
ル酸アルコキシ類、(メタ)アクリル酸グリシジル類、
(メタ)アクリルアミド類、ビニルエステル類、アクリ
ロニトリル類、オレフィン類、およびスチレン類、また
は上記のものとアクリル酸類、メタクリル酸類、α−β
−不飽和ジカルボン酸類、(メタ)アクリル酸ヒドロキ
シアルキル類、(メタ)アクリル酸スルホアルキル類、
およびスチレンスルホン酸類との共重合体、である。
【0049】スペーシング剤は、好ましくは上部保護層
の中に、存在しうる。一般的には、そのようなスペーシ
ング剤の平均粒子径は0.2〜10ミクロンの間であ
る。それらはアルカリ中に可溶性または不溶性でありう
る。アルカリ−不溶性スペーシング剤は一般的には写真
要素中に永久的に残るが、アルカリ−可溶性スペーシン
グ剤は一般的にはそこからアルカリ性処理浴の中で除去
される。適当なスペーシング剤は例えばポリ(メタクリ
ル酸メチル)、アクリル酸およびメタクリル酸メチルの
共重合体、並びにヘキサヒドロフタル酸ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロースから製造しうる。他の適当なスペ
ーシング剤はUS 4,614,708に記載されてい
る。
【0050】写真材料はその特定の組成および用途に応
じて露光および処理される。
【0051】下記の実施例は本発明を説明するものであ
るが、それに限定するものではない。
【0052】
【実施例】接着剤層サンプル用のコーテイング溶液は8
0%/20%重量比の2種の主成分からなっていた:−
共重合体ラテックス塩化ビニリデン/アクリル酸メチル
/イタコン酸:88/10/2 −キーゼルゾル100F(バイエルAG)。
【0053】この溶液に、青色染料プレキソニル−ブラ
ウ(FLEXONYL-BLAU)B2G−LAの分散液を、より容易
な同定およびコーテイングされたサンプル中の忌避部の
計数のために加えた。
【0054】本発明に従うAPG界面活性剤(表1およ
び2参照)を4.8ミリモル/lの濃度で加えた。比較
化合物として、エアロゾル(Aerosol)OT、トリトン(Tr
iton)X−200、並びに過弗素化された界面活性剤で
あるゾニル(Zonyl)FSNおよびFT248を使用し
た。FT248の場合には、凝集を防止するためにアン
モニアをpH8まで加えた。
【0055】溶液を100μmの厚さおよび24cmの
幅を有する二軸延伸PET上にコーテイングした。それ
らを7.7μmの湿潤層厚さに相当する130m2/lの
被覆率でコーテイングした。それらをエア−ナイフによ
り100m/分の速度でコーテイングした。
【0056】それぞれ25−35、75−85、および
300−310メートルのコーテイング後に、忌避部の
数を計数した。それらは10走行メートルのポリエステ
ルウェブ当たりで表示される。界面活性剤の同定および
計数の結果は表1および2にまとめられている。
【0057】
【表1】
【0058】
【表2】
【0059】本発明の化合物は比較化合物より忌避部の
数をより効果的に減ずることが表2から明らかである。
顕著で且つ予期せぬ現象は、フルオル(fluor)含有比較
界面活性剤は比較的悪い結果を与えるがそれらはAPG
化合物が減ずるコーテイング溶液の界面張力をさらに強
く減ずることである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 パトリク・メルテンス ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内 (72)発明者 ジヨゼフ・ボイケンス ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内 (72)発明者 フイリツプ・バンダエレ ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の式(I): Cn2n+1−O−(C6105)x−H (I) [式中、C6105は単糖単位を表し、n=5〜20で
    あり、そしてxは1〜4の間の整数または分数平均値を
    表す]に従うアルキルグリコシドまたはアルキルポリグ
    リコシド界面活性剤を含んでなる接着剤層を直接接触し
    て担持するポリエステルフィルム。
  2. 【請求項2】 像形成層および支持体としての前記請求
    項で定義されたポリエステルフィルムを含んでなる像形
    成要素。
JP2000223418A 1999-08-02 2000-07-25 ポリエステルフィルム用の改良された接着剤層 Pending JP2001083664A (ja)

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EP99202519.7 1999-08-02

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