JP2001083254A - 光ファイバ式放射線検出装置 - Google Patents
光ファイバ式放射線検出装置Info
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- JP2001083254A JP2001083254A JP26143599A JP26143599A JP2001083254A JP 2001083254 A JP2001083254 A JP 2001083254A JP 26143599 A JP26143599 A JP 26143599A JP 26143599 A JP26143599 A JP 26143599A JP 2001083254 A JP2001083254 A JP 2001083254A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明の目的は、現場に電源を設置せずに放射
線計測ができ雷サージ,電磁的ノイズ等の影響を受けな
いという光ファイバ式において健全性確認を中央操作室
から行うことができる光ファイバ式放射線検出装置を提
供することにある。 【解決手段】本発明の特徴とするところは中央操作室に
設置される放射線演算手段に中央操作室から操作可能な
標準光発生装置を設け、この標準光発生装置の発生する
光を光ファイバを介して伝送して放射線演算手段に入射
させ、その標準光を計測・演算した結果をあらかじめ確
認済みの値と比較することにより健全性確認を行うよう
にしたことにある。
線計測ができ雷サージ,電磁的ノイズ等の影響を受けな
いという光ファイバ式において健全性確認を中央操作室
から行うことができる光ファイバ式放射線検出装置を提
供することにある。 【解決手段】本発明の特徴とするところは中央操作室に
設置される放射線演算手段に中央操作室から操作可能な
標準光発生装置を設け、この標準光発生装置の発生する
光を光ファイバを介して伝送して放射線演算手段に入射
させ、その標準光を計測・演算した結果をあらかじめ確
認済みの値と比較することにより健全性確認を行うよう
にしたことにある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原子力施設などにお
いて光ファイバを用い放射線を計測し現場に電源を設置
しない光ファイバ式放射線検出装置に関する。
いて光ファイバを用い放射線を計測し現場に電源を設置
しない光ファイバ式放射線検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の連続監視型の放射線検出装置につ
いて図6を用いて説明する。
いて図6を用いて説明する。
【0003】現場に設置された放射線検出部1は放射線
検出部1に印可する電源を現場に設置し供給するかある
いは中央操作室に設置された電源装置7からメタルケー
ブルにより検出器用電源19を供給する。また、放射線
検出部1の近傍には信号増幅器4を設置し信号増幅器4
へも信号増幅器用電源18を供給する。
検出部1に印可する電源を現場に設置し供給するかある
いは中央操作室に設置された電源装置7からメタルケー
ブルにより検出器用電源19を供給する。また、放射線
検出部1の近傍には信号増幅器4を設置し信号増幅器4
へも信号増幅器用電源18を供給する。
【0004】この構成において、現場に設置された信号
増幅器4及び計測信号を伝送する計測信号伝送用メタル
ケーブル9及び中央操作室に設置された信号処理部の機
器健全性確認を行う場合、放射線検出部1などが設置さ
れた現場は中央操作室から数百から数千m離れているた
め、中央操作室に設置した信号処理部10からの遠隔操
作により、模擬電気パルス制御信号17で模擬電気パル
ス発生装置21を駆動させ、計測信号伝送用メタルケー
ブル9へ伝送する信号を信号切替信号16にて通常の計
測信号から模擬電気パルスへ切替える。その信号を信号
処理部にて計測・演算しあらかじめ確認済みの結果と比
較することにより、計測信号伝送用メタルケーブル9と
信号増幅器4の機器健全性の確認を行い、現場までの移
動等保守員の負担軽減を図っている。
増幅器4及び計測信号を伝送する計測信号伝送用メタル
ケーブル9及び中央操作室に設置された信号処理部の機
器健全性確認を行う場合、放射線検出部1などが設置さ
れた現場は中央操作室から数百から数千m離れているた
め、中央操作室に設置した信号処理部10からの遠隔操
作により、模擬電気パルス制御信号17で模擬電気パル
ス発生装置21を駆動させ、計測信号伝送用メタルケー
ブル9へ伝送する信号を信号切替信号16にて通常の計
測信号から模擬電気パルスへ切替える。その信号を信号
処理部にて計測・演算しあらかじめ確認済みの結果と比
較することにより、計測信号伝送用メタルケーブル9と
信号増幅器4の機器健全性の確認を行い、現場までの移
動等保守員の負担軽減を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現場に電源が設置して
ある場合、現場設置機器は落雷あるいは電磁的ノイズな
どにより、電源ラインへの雷サージの侵入,計測信号へ
のノイズ混入などにより、計測信号の異常,雷サージに
よる現場設置機器あるいはメタルケーブルでの伝播によ
る中央操作室設置機器の破損などの可能性がある。
ある場合、現場設置機器は落雷あるいは電磁的ノイズな
どにより、電源ラインへの雷サージの侵入,計測信号へ
のノイズ混入などにより、計測信号の異常,雷サージに
よる現場設置機器あるいはメタルケーブルでの伝播によ
る中央操作室設置機器の破損などの可能性がある。
【0006】近年、光ファイバを用いた放射線計測装置
が実用化されてきており、特長として現場に電源が不要
であることから現場設置機器については雷サージ,電磁
的ノイズ等の影響を受けないということが挙げられ前述
の影響は排除できる。しかし、現場に電源を設置しない
ため、従来行っていた現場設置の信号増幅器からの模擬
電気パルスによる機器健全性の確認はできないという問
題点を有する。
が実用化されてきており、特長として現場に電源が不要
であることから現場設置機器については雷サージ,電磁
的ノイズ等の影響を受けないということが挙げられ前述
の影響は排除できる。しかし、現場に電源を設置しない
ため、従来行っていた現場設置の信号増幅器からの模擬
電気パルスによる機器健全性の確認はできないという問
題点を有する。
【0007】本発明の目的は、現場に電源を設置せずに
放射線計測ができ雷サージ,電磁的ノイズ等の影響を受
けないという光ファイバ式において健全性確認を中央操
作室から行うことができる光ファイバ式放射線検出装置
を提供することにある。
放射線計測ができ雷サージ,電磁的ノイズ等の影響を受
けないという光ファイバ式において健全性確認を中央操
作室から行うことができる光ファイバ式放射線検出装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴とするとこ
ろは中央操作室に設置される放射線演算手段に中央操作
室から操作可能な標準光発生装置を設け、この標準光発
生装置の発生する光を光ファイバを介して伝送して放射
線演算手段に入射させ、その標準光を計測・演算した結
果をあらかじめ確認済みの値と比較することにより健全
性確認を行うようにしたことにある。
ろは中央操作室に設置される放射線演算手段に中央操作
室から操作可能な標準光発生装置を設け、この標準光発
生装置の発生する光を光ファイバを介して伝送して放射
線演算手段に入射させ、その標準光を計測・演算した結
果をあらかじめ確認済みの値と比較することにより健全
性確認を行うようにしたことにある。
【0009】本発明によれば、現場に電源を設置しない
光ファイバ式放射線検出装置において、信号増幅部ある
いは信号増幅部と計測信号用光伝送路についての機器健
全性確認を容易に行うことが出来、機器健全性確認にお
ける保守員の負担軽減を図った光ファイバ式放射線検出
装置を提供することができる。
光ファイバ式放射線検出装置において、信号増幅部ある
いは信号増幅部と計測信号用光伝送路についての機器健
全性確認を容易に行うことが出来、機器健全性確認にお
ける保守員の負担軽減を図った光ファイバ式放射線検出
装置を提供することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図を用い
て説明する。
て説明する。
【0011】図1は、現場に電源を設置せずに放射線を
計測可能な光ファイバ式放射線検出装置の放射線測定の
概要を示す図である。
計測可能な光ファイバ式放射線検出装置の放射線測定の
概要を示す図である。
【0012】図1において、放射線検出部1には、シン
チレータ24及び波長変換ファイバ25が収納されてい
る。放射線が放射線検出部1に入射されると、シンチレ
ータ24は発光する。この発光はシンチレーション光と
よばれ、発光波長はシンチレータ24のひとつであるN
aI(Tl)の場合およそ410nsである。
チレータ24及び波長変換ファイバ25が収納されてい
る。放射線が放射線検出部1に入射されると、シンチレ
ータ24は発光する。この発光はシンチレーション光と
よばれ、発光波長はシンチレータ24のひとつであるN
aI(Tl)の場合およそ410nsである。
【0013】このシンチレーション光を計測信号伝送用
光ファイバ2に伝送するために、シンチレータ24の内
部に波長変換ファイバ25を挿入する。波長変換ファイ
バ25は、側面から入射された光を垂直方向に伝送する
性質を有しており、シンチレーション光は波長変換ファ
イバ25により信号伝送方向の方向が変換される。
光ファイバ2に伝送するために、シンチレータ24の内
部に波長変換ファイバ25を挿入する。波長変換ファイ
バ25は、側面から入射された光を垂直方向に伝送する
性質を有しており、シンチレーション光は波長変換ファ
イバ25により信号伝送方向の方向が変換される。
【0014】波長変換ファイバ25は、励起光波長がシ
ンチレーション光の発光波長に適合し、発光波長は計測
信号伝送用光ファイバ2において伝送損失の少ない波長
のものを選定する。このように、放射線の入射により発
光したシンチレーション光は、波長変換ファイバ25に
入射され、発光波長及び伝送方向を変換された後、計測
信号伝送用光ファイバ2により、信号増幅部3へ伝送さ
れ信号処理される。
ンチレーション光の発光波長に適合し、発光波長は計測
信号伝送用光ファイバ2において伝送損失の少ない波長
のものを選定する。このように、放射線の入射により発
光したシンチレーション光は、波長変換ファイバ25に
入射され、発光波長及び伝送方向を変換された後、計測
信号伝送用光ファイバ2により、信号増幅部3へ伝送さ
れ信号処理される。
【0015】図2は、現場に電源を設置せずに放射線を
計測可能な光ファイバ式放射線検出装置を示す。
計測可能な光ファイバ式放射線検出装置を示す。
【0016】現場から比較的遠隔にある中央操作室に設
置された信号増幅部3と放射線検出部1の間を計測信号
伝送用光ファイバ2で接続し、信号増幅部3の内部に設
置した標準光発生装置5から発生される光パルスを標準
光伝送用光ファイバ6を介し、信号増幅器4へ入射す
る。
置された信号増幅部3と放射線検出部1の間を計測信号
伝送用光ファイバ2で接続し、信号増幅部3の内部に設
置した標準光発生装置5から発生される光パルスを標準
光伝送用光ファイバ6を介し、信号増幅器4へ入射す
る。
【0017】標準光発生装置5からの光発生の制御はそ
の上位に設けられた信号処理部10からの標準光制御信
号8により必要時のみ動作させることができ、切替によ
り校正された既知の光強度をもった光を複数の強度で発
することもできる。標準光発生装置5の光源は、信号増
幅器4へ通常入射される放射線計測信号と同じ発光波長
であることが望ましい。
の上位に設けられた信号処理部10からの標準光制御信
号8により必要時のみ動作させることができ、切替によ
り校正された既知の光強度をもった光を複数の強度で発
することもできる。標準光発生装置5の光源は、信号増
幅器4へ通常入射される放射線計測信号と同じ発光波長
であることが望ましい。
【0018】機器の健全性確認を行う場合には、標準光
発生装置5からの任意の信号による信号増幅器4及び信
号処理部10の光電子変換・増幅・演算結果とあらかじ
め採取済みの初期データとを比較することにより可能で
ある。信号増幅器4のゲイン,バイアスの調整に用いる
場合は、事前に同一光源からの光で複数の光強度におい
て計測したエネルギースペクトル等のデータと比較する
ことにより、その時点における信号増幅器4の校正が可
能となる。この構成は計測信号伝送用光ファイバ2を含
まない、信号増幅部3以降の機器健全性確認及び校正が
可能となる。
発生装置5からの任意の信号による信号増幅器4及び信
号処理部10の光電子変換・増幅・演算結果とあらかじ
め採取済みの初期データとを比較することにより可能で
ある。信号増幅器4のゲイン,バイアスの調整に用いる
場合は、事前に同一光源からの光で複数の光強度におい
て計測したエネルギースペクトル等のデータと比較する
ことにより、その時点における信号増幅器4の校正が可
能となる。この構成は計測信号伝送用光ファイバ2を含
まない、信号増幅部3以降の機器健全性確認及び校正が
可能となる。
【0019】図3は、現場に電源を設置せずに放射線を
計測可能な光ファイバ式放射線検出装置を示す。
計測可能な光ファイバ式放射線検出装置を示す。
【0020】現場から比較的遠隔にある中央操作室に設
置された信号増幅部3と放射線検出部1の間を計測信号
伝送用光ファイバ2で接続し、信号増幅部3の内部に設
置した標準光発生装置5から発生される光パルスを標準
光伝送用光ファイバ6を介し、カプラ11によりその信
号を計測信号伝送用光ファイバ2の放射線検出部1側へ
進行するように入射する。
置された信号増幅部3と放射線検出部1の間を計測信号
伝送用光ファイバ2で接続し、信号増幅部3の内部に設
置した標準光発生装置5から発生される光パルスを標準
光伝送用光ファイバ6を介し、カプラ11によりその信
号を計測信号伝送用光ファイバ2の放射線検出部1側へ
進行するように入射する。
【0021】入射された光は、計測信号伝送用光ファイ
バ2を伝わり、放射線検出部1を経由しその先端に設け
た光学ミラー23によって反射され、再び放射線検出部
1,計測信号伝送用光ファイバ2を介して信号増幅器4
へ入射する。
バ2を伝わり、放射線検出部1を経由しその先端に設け
た光学ミラー23によって反射され、再び放射線検出部
1,計測信号伝送用光ファイバ2を介して信号増幅器4
へ入射する。
【0022】標準光発生装置5からの光発生の制御はそ
の上位に設けられた信号処理部10からの標準光制御信
号8により必要時のみ動作させることができ、切替によ
り校正された既知の光強度をもった光を複数の強度で発
することもできる。標準光発生装置5の光源は、信号増
幅器4へ通常入射される放射線計測信号と同じ発光波長
であることが望ましい。
の上位に設けられた信号処理部10からの標準光制御信
号8により必要時のみ動作させることができ、切替によ
り校正された既知の光強度をもった光を複数の強度で発
することもできる。標準光発生装置5の光源は、信号増
幅器4へ通常入射される放射線計測信号と同じ発光波長
であることが望ましい。
【0023】機器の健全性確認を行う場合には、標準光
発生装置5からの任意の信号による信号増幅器4及び信
号処理部10の光電子変換・増幅・演算結果と、あらか
じめ採取済みの初期データとを比較することにより可能
である。信号増幅器4のゲイン,バイアスの調整に用い
る場合は、事前に同一光源からの光で複数の光強度にお
いて計測したエネルギースペクトル等のデータと比較す
ることにより、その時点における信号増幅器4の校正が
可能となる。この構成は計測信号伝送用光ファイバ2及
び信号増幅部3以降の機器健全性確認及び校正が可能と
なる。
発生装置5からの任意の信号による信号増幅器4及び信
号処理部10の光電子変換・増幅・演算結果と、あらか
じめ採取済みの初期データとを比較することにより可能
である。信号増幅器4のゲイン,バイアスの調整に用い
る場合は、事前に同一光源からの光で複数の光強度にお
いて計測したエネルギースペクトル等のデータと比較す
ることにより、その時点における信号増幅器4の校正が
可能となる。この構成は計測信号伝送用光ファイバ2及
び信号増幅部3以降の機器健全性確認及び校正が可能と
なる。
【0024】図4は、現場に電源を設置せずに放射線を
計測可能な光ファイバ式放射線検出装置を示す。
計測可能な光ファイバ式放射線検出装置を示す。
【0025】現場から比較的遠隔にある中央操作室に設
置された信号増幅部3と放射線検出部1の間を計測信号
伝送用光ファイバ2で接続し、信号増幅部3の内部に設
置した標準光発生装置5から発生される光パルスを放射
線検出部1からの計測信号を伝送する計測信号伝送用光
ファイバ2をループ状に延長した一端に入射する。
置された信号増幅部3と放射線検出部1の間を計測信号
伝送用光ファイバ2で接続し、信号増幅部3の内部に設
置した標準光発生装置5から発生される光パルスを放射
線検出部1からの計測信号を伝送する計測信号伝送用光
ファイバ2をループ状に延長した一端に入射する。
【0026】入射された光は、計測信号伝送用光ファイ
バ2を放射線検出部1の方向へ伝わり放射線検出部1を
経由し通常の計測信号を伝送する計測信号伝送用光ファ
イバ2を介して信号増幅器4へ入射する。
バ2を放射線検出部1の方向へ伝わり放射線検出部1を
経由し通常の計測信号を伝送する計測信号伝送用光ファ
イバ2を介して信号増幅器4へ入射する。
【0027】標準光発生装置5からの光発生の制御はそ
の上位に設けられた信号処理部10からの標準光制御信
号8により必要時のみ動作させることができ、切替によ
り校正された既知の光強度をもった光を複数の強度で発
することもできる。標準光発生装置5の光源は、信号増
幅器4へ通常入射される放射線計測信号と同じ発光波長
であることが望ましい。
の上位に設けられた信号処理部10からの標準光制御信
号8により必要時のみ動作させることができ、切替によ
り校正された既知の光強度をもった光を複数の強度で発
することもできる。標準光発生装置5の光源は、信号増
幅器4へ通常入射される放射線計測信号と同じ発光波長
であることが望ましい。
【0028】機器の健全性確認を行う場合には、標準光
発生装置5からの任意の信号による信号増幅器4及び信
号処理部10の光電子変換・増幅・演算結果と、あらか
じめ採取済みの初期データとを比較することにより可能
である。信号増幅器4のゲイン,バイアスの調整に用い
る場合は、事前に同一光源からの光で複数の光強度にお
いて計測したエネルギースペクトル等のデータと比較す
ることにより、その時点における信号増幅器4の校正が
可能となる。この構成は計測信号伝送用光ファイバ2及
び信号増幅部3以降の機器健全性確認及び校正が可能と
なる。
発生装置5からの任意の信号による信号増幅器4及び信
号処理部10の光電子変換・増幅・演算結果と、あらか
じめ採取済みの初期データとを比較することにより可能
である。信号増幅器4のゲイン,バイアスの調整に用い
る場合は、事前に同一光源からの光で複数の光強度にお
いて計測したエネルギースペクトル等のデータと比較す
ることにより、その時点における信号増幅器4の校正が
可能となる。この構成は計測信号伝送用光ファイバ2及
び信号増幅部3以降の機器健全性確認及び校正が可能と
なる。
【0029】図5は、信号増幅部3内に設置された光電
子増倍管13に計測光信号と標準光の両方を入射出来る
ようにした信号増幅部3の接続部構造を示す。
子増倍管13に計測光信号と標準光の両方を入射出来る
ようにした信号増幅部3の接続部構造を示す。
【0030】図5(a)は、光電子増倍管13に接続す
るコネクタ15の構成要素であるフェルール12の構造
を示す。フェルール12に計測信号伝送用光ファイバ2
及び標準光発生装置からの標準光伝送用光ファイバ6の
両方を挿入できる形状に加工する。
るコネクタ15の構成要素であるフェルール12の構造
を示す。フェルール12に計測信号伝送用光ファイバ2
及び標準光発生装置からの標準光伝送用光ファイバ6の
両方を挿入できる形状に加工する。
【0031】図5(b)は、信号増幅部3内部の構成例
を示す。光電子増倍管13の入射窓径は計測信号伝送用
光ファイバ2及び標準光伝送用光ファイバ6の両方のフ
ァイバの外周を含む円の径よりも大きいものを選定す
る。
を示す。光電子増倍管13の入射窓径は計測信号伝送用
光ファイバ2及び標準光伝送用光ファイバ6の両方のフ
ァイバの外周を含む円の径よりも大きいものを選定す
る。
【0032】この構成により、光電子増倍管13に2つ
の異なる光信号を入射することが可能となり、標準光発
生装置5からの信号を計測信号とは別の光ファイバで伝
送し、信号増幅部の機器健全性確認及び校正をおこなう
請求項1の光ファイバ式放射線検出装置が実現できる。
の異なる光信号を入射することが可能となり、標準光発
生装置5からの信号を計測信号とは別の光ファイバで伝
送し、信号増幅部の機器健全性確認及び校正をおこなう
請求項1の光ファイバ式放射線検出装置が実現できる。
【0033】図7は、標準光発生装置から規定された光
強度をもった光を出力し、伝送後の計測信号のスペクト
ルの比較を示す図である。
強度をもった光を出力し、伝送後の計測信号のスペクト
ルの比較を示す図である。
【0034】図7(a)は、標準光発生装置から出力す
る規定された光強度をもった光を示している。図7
(b)は、機器が健全である場合の測定スペクトルを示
す図である。このときピークのエネルギー(チャンネ
ル)は a である。
る規定された光強度をもった光を示している。図7
(b)は、機器が健全である場合の測定スペクトルを示
す図である。このときピークのエネルギー(チャンネ
ル)は a である。
【0035】図7(c)は、機器が健全でない場合の測
定スペクトルの例を示す図である。図7(c)におい
て、は図7(b)と比較してエネルギー(ch)が低
い方にシフトしており、伝送ファイバなどでの光の損失
が大きくなっていることを示している。は、図7
(b)と比較して、ピークエネルギーaにおけるカウン
ト数が低下し半値幅が広くなっている。この図において
は、光電子増倍管,増幅器が健全でないとみなされる。
尚、光電子増倍管,増幅器が健全でない場合、ピークエ
ネルギーもシフトする。
定スペクトルの例を示す図である。図7(c)におい
て、は図7(b)と比較してエネルギー(ch)が低
い方にシフトしており、伝送ファイバなどでの光の損失
が大きくなっていることを示している。は、図7
(b)と比較して、ピークエネルギーaにおけるカウン
ト数が低下し半値幅が広くなっている。この図において
は、光電子増倍管,増幅器が健全でないとみなされる。
尚、光電子増倍管,増幅器が健全でない場合、ピークエ
ネルギーもシフトする。
【0036】尚、放射線検出部1については、光ファイ
バ状のシンチレーションファイバ,ブロック状のシンチ
レータなどの構成が考えられる。
バ状のシンチレーションファイバ,ブロック状のシンチ
レータなどの構成が考えられる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、現場に電源を設置不要
であり落雷,電磁的ノイズ等の影響を受けないという光
ファイバ式放射線検出装置の特長を活かしたまま、光フ
ァイバ式放射線検出装置における機器健全性確認及び校
正が可能となり、保守員の負担軽減を図った光ファイバ
式放射線検出装置を提供することができる。
であり落雷,電磁的ノイズ等の影響を受けないという光
ファイバ式放射線検出装置の特長を活かしたまま、光フ
ァイバ式放射線検出装置における機器健全性確認及び校
正が可能となり、保守員の負担軽減を図った光ファイバ
式放射線検出装置を提供することができる。
【図1】光ファイバ式放射線検出装置の概要を示す図で
ある。
ある。
【図2】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す構成図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す構成図である。
【図5】本発明に用いる光電子増倍管に入射するための
接続用フェルールの一例を示す図である。
接続用フェルールの一例を示す図である。
【図6】従来装置の構成図である。
【図7】本発明における機器健全性確認の測定例を示す
図である。
図である。
1…放射線検出部、2…計測信号伝送用光ファイバ、3
…信号増幅部、4…信号増幅器、5…標準光発生装置、
6…標準光伝送用光ファイバ、7…電源装置、8…標準
光制御信号、9…計測信号伝送用メタルケーブル、10
…信号処理部、11…カプラ、12…フェルール、13
…光電子増倍管、14…プリアンプ、15…コネクタ、
16…信号切替信号、17…模擬電気パルス制御信号、
18…信号増幅器用電源、19…検出器用電源、20…
信号切替器、21…模擬電気パルス発生装置、22…演
算増幅器、23…光学ミラー、24…シンチレータ、2
5…波長変換ファイバ。
…信号増幅部、4…信号増幅器、5…標準光発生装置、
6…標準光伝送用光ファイバ、7…電源装置、8…標準
光制御信号、9…計測信号伝送用メタルケーブル、10
…信号処理部、11…カプラ、12…フェルール、13
…光電子増倍管、14…プリアンプ、15…コネクタ、
16…信号切替信号、17…模擬電気パルス制御信号、
18…信号増幅器用電源、19…検出器用電源、20…
信号切替器、21…模擬電気パルス発生装置、22…演
算増幅器、23…光学ミラー、24…シンチレータ、2
5…波長変換ファイバ。
Claims (3)
- 【請求項1】放射線の入射によりシンチレーション光を
発光する現場に設けられるシンチレータと、前記シンチ
レータが出力するシンチレーション光を伝送する第1の
光ファイバと、前記第1の光ファイバで伝送されてくる
パルス信号を増幅器で増幅し放射線を検出する中央操作
室に設けられた放射線演算手段とを有する光ファイバ式
放射線検出装置において、前記放射線演算手段に標準光
発生手段を設け、前記標準光発生手段の発生する光を第
2の光伝送ファイバを介して前記増幅器のシンチレーシ
ョン光受光部に入射させ健全性確認を行うようにしたこ
とを特徴とする光ファイバ式放射線検出装置。 - 【請求項2】放射線の入射によりシンチレーション光を
発光する現場に設けられるシンチレータと、前記シンチ
レータが出力するシンチレーション光を伝送する第1の
光ファイバと、前記第1の光ファイバで伝送されてくる
パルス信号を増幅器で増幅し放射線を検出する中央操作
室に設けられた放射線演算手段とを有する光ファイバ式
放射線検出装置において、前記放射線演算手段に標準光
発生手段を設け、前記標準光発生手段の発生する光を異
なる光信号にして入射できるカプラを介して前記第1の
光ファイバへ入射して前記シンチレータへ伝送し、前記
第1の光ファイバの先端に配置された光学ミラーからの
反射光を前記第1の光ファイバ入射させて健全性確認を
行うようにしたことを特徴とする光ファイバ式放射線検
出装置。 - 【請求項3】放射線の入射によりシンチレーション光を
発光する現場に設けられるシンチレータと、前記シンチ
レータが出力するシンチレーション光を伝送する第1の
光ファイバと、前記第1の光ファイバで伝送されてくる
パルス信号を増幅器で増幅し放射線を検出する中央操作
室に設けられた放射線演算手段とを有する光ファイバ式
放射線検出装置において、前記放射線演算手段に標準光
発生手段を設け、前記標準光発生装置の発生する光を第
2の光ファイバを介して前記シンチレータに入力し前記
第1の光ファイバを介して伝送されるシンチレーション
光を前記放射線演算手段に加え健全性確認を行うように
したことを特徴とする光ファイバ式放射線検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26143599A JP2001083254A (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | 光ファイバ式放射線検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26143599A JP2001083254A (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | 光ファイバ式放射線検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001083254A true JP2001083254A (ja) | 2001-03-30 |
Family
ID=17361858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26143599A Pending JP2001083254A (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | 光ファイバ式放射線検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001083254A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009524835A (ja) * | 2006-01-30 | 2009-07-02 | ザ ユニバーシティ オブ シドニー | 光ファイバ線量計 |
JP2010517027A (ja) * | 2007-01-30 | 2010-05-20 | ユニベルシテ・クロード・ベルナール・リヨン・プルミエ | 生体内線量測定装置 |
-
1999
- 1999-09-16 JP JP26143599A patent/JP2001083254A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009524835A (ja) * | 2006-01-30 | 2009-07-02 | ザ ユニバーシティ オブ シドニー | 光ファイバ線量計 |
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