JP2001082556A - 車両用5速自動変速機のパワートレーン - Google Patents

車両用5速自動変速機のパワートレーン

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JP2001082556A JP35488199A JP35488199A JP2001082556A JP 2001082556 A JP2001082556 A JP 2001082556A JP 35488199 A JP35488199 A JP 35488199A JP 35488199 A JP35488199 A JP 35488199A JP 2001082556 A JP2001082556 A JP 2001082556A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二つの単なる遊星ギヤセットと七とおりの摩
擦要素をもって前進5速及び後進1速の変速段を実現で
きるように構成された車両用5速自動変速機のパワート
レーンを提供する。 【解決手段】 第1のシングルピニオン遊星ギヤセット
の遊星キャリアと第2のシングルピニオン遊星ギヤセッ
トのリングギヤを相互に固定的に連結し、第1のシング
ルピニオン遊星ギヤセットのリングギヤと第2のシング
ルピニオン遊星ギヤセットの遊星キャリアを相互に固定
的に連結してなる複合遊星ギヤセットと、該複合遊星ギ
ヤセットのそれぞれの作動要素中、いずれかの三とおり
の作動要素に可変的に入力が行われる三つの入力手段
と、第1のシングルピニオン遊星ギヤセットの作動要素
中、いずれかの二とおりの作動要素が可変的に出力が行
われる二つの出力手段と、反力要素で作動する二つのブ
レーキを含む構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車両用5速自動変
速機のパワートレーンに係り、より詳しくは、二つの遊
星ギヤセットと七とおりの摩擦要素をもって前進5速及
び後進1速の変速段を実現することによりコンパクト化
及び軽量化を図り、前進3速において動力損失を減する
ことを少可能とした車両用5速自動変速機のパワートレ
ーンに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用自動変速機は、車両の走
行速度と負荷の変動に応じて変速比を自動的に制御する
トランスミッション制御ユニットを備えている。前記ト
ランスミッション制御ユニットは、パワートレーンに設
けられた複数の摩擦要素を作動、あるいは不作動状態で
制御し、遊星ギヤセットの3要素(太陽ギヤ,リングギ
ヤ,遊星キャリア)中のいずれかの要素を入力要素と
し、そのほかの要素を反力要素として選択して出力段の
回転数を調整する。実質的には、前進4速と後進1速と
の変速比を出力できるパワートレーンを設計するために
は、二つの単なる遊星ギヤセットを組合わせた複合遊星
ギヤセット及び最小限五とおりの摩擦要素を使用しなけ
ればならない。
【0003】さらに、前記複合遊星ギヤセットは、少な
くとも相互に異なる二とおりの要素が相互に共用として
使用されうるよう遊星キャリアが相互に直結されるよう
にするか、太陽ギヤを共用として使用し、遊星キャリア
とリングギヤが直結されるようにするか、遊星キャリア
とリングギヤが相互に直結されるようにする直結仕組み
を有して、四とおりの独立した作動要素を保有すること
になる。
【0004】ところで、上記のごときパワートレーンに
おいては、前進4速と後進1速の変速段を得られること
から、現今の高出力化されているエンジンでは、そのエ
ンジンの性能を十分利用できないという問題点がある。
つまり、高出力のエンジンを搭載する車両用自動変速機
においては、エンジンの性能を十分活用できないことに
なると、燃費及び動力性能、さらには駆動性能が低下す
ることになる。
【0005】このため、現今の高出力エンジンにおいて
は、当該エンジンの性能を十分活用するための手段とし
て、変速比をより多段化した前進5速後進1速の変速段
を有するパワートレーンが提案されている。このような
前進5速後進1速の変速段に向けて提案されている従来
のパワートレーンは、単なる三つの遊星ギヤセットと六
とおりの摩擦要素を必要とするか、単なる三つの遊星ギ
ヤセットと七とおりの摩擦要素を必要とするパワートレ
ーンが提供されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のごと
く前進5速後進1速の変速段を提供するために提案され
ている従来のパワートレーンは、上記のごとく、三つの
単なる遊星ギヤセットと六とおりの摩擦要素を必要とす
るか、三つの単なる遊星ギヤセットと七とおりの摩擦要
素を必要とするところ、その構成がきわめて複雑になる
ことはもとより、制御が容易でないという問題点をはら
んでいる。さらに、製造コストのアップ要因となり、車
両の購買者に経済的な負担を負わせることになり、これ
に伴う販売競争力の低下という点からも問題点をはらん
でいる。
【0007】
【発明の目的】この発明は上記様々な問題点を解決する
ためになされたものであり、この発明の目的は、二つの
単なる遊星ギヤセットと七とおりの摩擦要素をもって前
進5速及び後進1速の変速段を実現できる車両用5速自
動変速機のパワートレーンを提供することにある。この
発明の他の目的は、前記目的の実現によりコンパクト及
び軽量化を図り、前進3速段で動力損失を減少すること
ができる車両用5速自動変速機のパワートレーンを提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明のクラッチフックアップは、第1のシングル
ピニオン遊星ギヤセットの遊星キャリアと第2のシング
ルピニオン遊星ギヤセットのリングギヤを相互に固定的
に連結し、第1のシングルピニオン遊星ギヤセットのリ
ングギヤと第2のシングルピニオン遊星ギヤセットの遊
星キャリアを相互に固定的に連結してなる複合遊星ギヤ
セットと、該複合遊星ギヤセットのそれぞれの作動要素
中、いずれかの三とおりの作動要素に可変的に入力が行
われるようにする三つの入力手段と、前記第1のシング
ルピニオン遊星ギヤセットの作動要素中、いずれかの二
とおりの作動要素が可変的に出力が行われるようにする
二つの出力手段と、反力要素で作動するようにする二つ
のブレーキを含み、前記入力手段は第1のシングルピニ
オン遊星ギヤセットの太陽ギヤと入力軸との間に介在さ
れてこれを可変的に連結する第1のクラッチと、第2の
シングルピニオン遊星ギヤセットの遊星キャリアと入力
軸との間に介在されてこれを可変的に連結する第2のク
ラッチと、第2のシングルピニオン遊星ギヤセットの太
陽ギヤと入力軸との間に介在されてこれを可変的に連結
する第3のクラッチとからなることを特徴とする。
【0009】前記出力手段は、第1のシングルピニオン
遊星ギヤセットの遊星キャリアとトランスファドライブ
ギヤとの間に介在されてこれを可変的に連結する第4の
クラッチと、第1のシングルピニオン遊星ギヤセットの
太陽ギヤとトランスファドライブギヤとの間に介在され
てこれを可変的に連結する第5のクラッチとからなるこ
とを特徴とし、前記ブレーキは第1のシングルピニオン
遊星ギヤセットのリングギヤと変速機のハウジングとの
間でそのリングギヤを反力要素として選択する第1のブ
レーキと、第2のシングルピニオン遊星ギヤセットの太
陽ギヤと変速機のハウジングとの間でその太陽ギヤを反
力要素として選択する第2のブレーキとからなることを
特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明に従う一実施例に
ついて添付図に沿つて詳述する。図1は、この発明に従
う自動変速機のパワートレーンを示す図であって、エン
ジン(E)の回転動力がトルクコンバータ(T)でトル
ク変換されて変速部の入力軸(1)に伝達される仕組み
をもっている。
【0011】この実施例においては、前記入力軸(1)
は、トルクコンバータ(T)のタービンから第1のシン
グルピニオン遊星ギヤセット(3)及び第2のシングル
ピニオン遊星ギヤセット(5)にトルクを伝達し、その
第1,2のシングルピニオン遊星ギヤセット(3,5)
は、相互に補完的な作動によって前記第1のシングルピ
ニオン遊星ギヤセット(3)の太陽ギヤ(7)及び遊星
キャリア(9)と可変的に連結されるトランスファドラ
イブギヤ(25)を通じて出力されるクラッチフックア
ップが行われる。
【0012】さらに、第1のシングルピニオン遊星ギヤ
セット(3)の遊星キャリア(9)は、第2のシングル
ピニオン遊星ギヤセット(5)のリングギヤ(17)と
動力伝達部材(19)を通じて直結され、第1のシング
ルピニオン遊星ギヤセット(3)のリングギヤ(11)
は第2のシングルピニオン遊星ギヤセット(5)の遊星
キャリア(15)と動力伝達部材(21)を通じて直結
されて相互に回転動力を伝達できる仕組みからなる。
【0013】さらに、上記のごとくなされる複合遊星ギ
ヤセットに入力軸(1)の回転動力を入力する入力手段
は、前記入力軸(1)と第1のシングルピニオン遊星ギ
ヤセット(3)の太陽ギヤ(7)との間に第1のクラッ
チ(C1)を介在させて連結され、その太陽ギヤ(7)
が、前進1,2,3速段(D1,D2,D3)で入力要
素として働きかけるようになされる。
【0014】さらに、前記入力軸(1)と第2のシング
ルピニオン遊星ギヤセット(5)の遊星キャリア(1
5)との間には、第2のクラッチ(C2)を介在させて
連結され、その遊星キャリア(15)が前進3,4,5
速段(D3,D4,D5)で入力要素として働きかける
ようにされており、前記入力軸(1)と第2のシングル
ピニオン遊星ギヤセット(5)の太陽ギヤ(13)との
間には第3のクラッチ(C3)を介在させて連結され、
その太陽ギヤ(13)が後進変速段(R)で入力要素と
して働きかけるようになされる。
【0015】さらに、前記入力軸(1)から入力された
回転動力を変速して第1のシングルピニオン遊星ギヤセ
ット(3)の遊星キャリア(9)及び太陽ギヤ(7)を
通じて出力するために、前記遊星キャリア(9)と前記
トランスファドライブギヤ(25)との間には第4のク
ラッチ(C4)を介在させて連結し、その遊星キャリア
(9)が前進1,2,3,4速段及び後進変速段(R)
で出力要素として働きかけるようにされており、前記太
陽ギヤ(7)と前記トランスファドライブギヤ(25)
との間には第5のクラッチ(C5)を介在させて連結
し、その太陽ギヤ(7)が前進5速段で出力要素として
働きかけるようになされる。前記第1,2,3,4,5
のクラッチは、一般の自動変速機で使用されている多板
式クラッチが使用される。
【0016】さらに、入力に対する出力の回転数を調整
できるようにするために複数のブレーキが提供される。
前記ブレーキを形成する第1のブレーキ(B1)は、第
1のシングルピニオン遊星ギヤセット(3)のリングギ
ヤ(11)と変速機のハウジング(23)との間に設け
られて前進1速端と後進変速段(R)でそのリングギヤ
(11)と第2のシングルピニオン遊星ギヤセット
(5)の遊星キャリア(15)を同時に反力要素として
選択できるように構成される。
【0017】さらに、第2のブレーキ(B2)は、前記
第2のシングルピニオン遊星ギヤセット(5)の太陽ギ
ヤ(13)と変速機のハウジング(23)との間に設け
られて、前進2速と4,5速でその太陽ギヤ(13)を
反力要素として選択されるように構成される。
【0018】さらに、図1ではパワートレーンのトラン
スファドライブギヤ(25)がトランスファドリブンギ
ヤ(図示せず)と歯合して最終の減速ギヤを通じて差動
装置に動力を伝達する仕組みを省いているが、この仕組
みは公知のものが使用でき、また、いかなる仕組みのも
のを使用しても、この発明の意図する目的を実現できる
ことから、ここでは説明を省略する。
【0019】以上説明のような、この発明にかかる自動
変速機のパワートレーンは、トランスミッション制御ユ
ニット(図示せず)によって作動と不作動が選択される
摩擦要素(入出力手段及びブレーキ手段)の作動の有否
によって遊星ギヤセットの3要素(太陽ギヤ,遊星キャ
リア,リングギヤ)中のいずれかの一とおりの要素を入
力とし、さらに、そのほかの一とおりの要素を反力要素
として選択して、次のごとき前進5速と後進1速の変速
比を出力するようになる。
【0020】トランスミッション制御ユニットによって
作動と不作動が選択される摩擦要素にかかわる作動表が
図2に示されている。セレクタレバー(図示せず)が前
進(D)レインジとして選択されてスロットルバルブの
開度量が増加しはじめると、トランスミッション制御ユ
ニットはパワートレーンが1速の変速比を出力できるよ
うに油圧制御システム(図示せず)を通じて第1,4の
クラッチ(C1,C4)と第1のブレーキ(B1)に油
圧を供給してこれを作動させる。
【0021】以下において、クラッチあるいはブレーキ
が作動するという意味は、油圧制御システムから油圧が
供給されることを意味する。そうなると、前記第1のク
ラッチ(C1)によって第1のシングルピニオン遊星ギ
ヤセット(3)の太陽ギヤ(7)を通じて入力が行わ
れ、前記第1のブレーキ(B1)の作動によって第1の
シングルピニオン遊星ギヤセット(3)のリングギヤ
(11)がこれと一体に連結された第2のシングルピニ
オン遊星ギヤセット(5)の遊星キャリア(15)とと
もに反力要素として作動するようになり、かような状態
で前記第4のクラッチ(C4)によって第1のシングル
ピニオン遊星ギヤセット(3)の遊星キャリア(9)は
これと一体に連結された第2のシングルピニオン遊星ギ
ヤセット(5)のリングギヤ(17)とともに出力が行
われる。
【0022】かような作用によって出力要素である第1
のシングルピニオン遊星ギヤセット(3)の遊星キャリ
ア(9)は、入力軸(1)と同一方向へ回転しつつ、こ
の実施例のパワートレーンから提供できる最大の減速比
を出力して1速の変速段を実現する。かような1速制御
状態で車速が増加すると、トランスミッション制御ユニ
ットでは、前記第1速の状態で第1のブレーキ(B1)
の作動を解除するとともに、第2のブレーキ(24)を
作動させる。
【0023】すると、前記第1のクラッチ(C1)によ
って第1のシングルピニオン遊星ギヤセット(3)の太
陽ギヤ(7)を通じて入力が行われ、前記第2のブレー
キ(B2)の作動によって第2のシングルピニオン遊星
ギヤセット(5)の太陽ギヤ(13)が反力要素によっ
て作動するようになり、かかる状態で前記第4のクラッ
チ(C4)によって第1のシングルピニオン遊星ギヤセ
ット(3)の遊星キャリア(9)はこれと一体に連結さ
れた第2のシングルピニオン遊星ギヤセット(5)のリ
ングギヤ(17)とともに出力が行われる。
【0024】これによって、出力要素としての第1のシ
ングルピニオン遊星ギヤセット(3)の遊星キャリア
(9)は、入力軸(2)と同一方向へ回転しつつ1速よ
り速い2速変速比を出力するようになる。かような2速
制御状態で車速が増加すると、トランスミッション制御
ユニットでは第2速の状態で第2のブレーキ(B2)の
作動を解除しつつ、新たに第2のクラッチ(C2)を作
動させて入力軸(1)からの入力が第1のシングルピニ
オン遊星ギヤセット(3)の太陽ギヤ(7)と第2のシ
ングルピニオン遊星ギヤセット(5)の遊星キャリア
(15)に同時に伝達される。
【0025】そうなると、前記第2のシングルピニオン
遊星ギヤセット(5)の遊星キャリア(15)と固定的
に連結された第1のシングルピニオン遊星ギヤセット
(3)のリングギヤ(11)によって同一の入力が伝達
され、これによって第1のシングルピニオン遊星ギヤセ
ット(3)はその全体が直結された状態を保持して回転
され、これは再び第1のシングルピニオン遊星ギヤセッ
ト(3)の遊星キャリア(9)と固定的に連結された第
2のシングルピニオン遊星ギヤセット(5)のリングギ
ヤ(17)にも同一の入力を伝達して、複合遊星ギヤセ
ットは入力と出力が同一の3速の変速比を出力するよう
になる。かような3速の状態で車速がさらに増加する
と、トランスミッション制御ユニットでは前記第3速の
状態で第1のクラッチ(C1)の作動を解除し、第2の
ブレーキ(B2)を作動させるようになる。
【0026】すると、前記第1のクラッチ(C1)によ
って第1のシングルピニオン遊星ギヤセット(3)の太
陽ギヤ(7)を通じて入力は遮断され、前記第2のクラ
ッチ(C2)によって第2のシングルピニオン遊星ギヤ
セット(5)の遊星キャリア(15)を通じた入力だけ
が行われ、前記第2のブレーキ(B2)の作動によって
第2のシングルピニオン遊星ギヤセット(5)の太陽ギ
ヤ(13)が反力要素として作動するようになり、かか
る状態で前記第4のクラッチ(C4)によって第1のシ
ングルピニオン遊星ギヤセット(3)の遊星キャリア
(9)はこれと一体に連結された第2のシングルピニオ
ン遊星ギヤセット(5)のリングギヤ(17)とともに
出力が行わる。これにより、出力要素なる第1のシング
ルピニオン遊星ギヤセット(3)の遊星キャリア(9)
は入力軸(1)と同一方向へ回転しつつ、増速が行われ
て3速より速い4速変速比を出力するようになる。
【0027】かような4速の状態で車速がさらに増加す
ると、トランスミッション制御ユニットでは、前記第4
速の状態で第4のクラッチ(C4)の作動を解除し、新
たに第5のクラッチ(C5)を作動させる。すると、前
記第2のクラッチ(C2)によって第2のシングルピニ
オン遊星ギヤセット(5)の遊星キャリア(15)を通
じて入力が行われ、前記第2のブレーキ(B2)の作動
によって第2のシングルピニオン遊星ギヤセット(5)
の太陽ギヤ(13)が反力要素として作動し、かかる状
態で前記第5のクラッチ(C5)によって第1のシング
ルピニオン遊星ギヤセット(3)の太陽ギヤ(7)に出
力が行われる。
【0028】そのため、出力要素としての第1のシング
ルピニオン遊星ギヤセット(3)の太陽ギヤ(7)は、
入力軸(1)と同一方向に回転しつつ4速より速い5速
変速比を出力する。つまり、前記第4,5の速ではオー
バドライブ状態となる。さらに、セレクタレバーが後進
(R)レンジとして選択されると、トランスミッション
制御ユニットは、第3,4のクラッチ(C3,C4)と
第1のブレーキ(B1)を作動させる。
【0029】そうすると、前記第3のクラッチ(C3)
によって第2のシングルピニオン遊星ギヤセット(5)
の太陽ギヤ(13)を通じて入力が行われ、前記第1の
ブレーキ(B1)の作動によって第1のシングルピニオ
ン遊星ギヤセット(3)のリングギヤ(11)がこれと
固定的に連結された第2のシングルピニオン遊星ギヤセ
ット(5)の遊星キャリア(15)とともに反力要素と
して作動し、かかる状態で前記第4のクラッチ(C4)
によって第1のシングルピニオン遊星ギヤセット(3)
の遊星キャリア(9)に出力が行われる。これによっ
て、出力要素としての第1のシングルピニオン遊星ギヤ
セット(3)の遊星キャリア(9)は入力軸(1)に対
して逆回転しつつ、出力が行われて後進の変速比を出力
する。
【0030】
【発明の効果】以上説明のようにこの発明においては、
二つの単なる遊星ギヤセットと七とおりの摩擦要素をも
って前進5速及び後進1速の変速段を実現できることに
より、自動変速機のコンパクト及び軽量化を図ることが
可能となる。さらに、前進3速段では不要な空転作動に
伴う動力損失を最少化できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従うパワートレーンの構成図であ
る。
【図2】この発明に従うパワートレーンを運用するため
の摩擦要素の作動表である。
【符号の説明】
1 入力軸 3 第1のシングルピニオン遊星ギヤセット 5 第2の
シングルピニオン遊星ギヤセット 7 太陽ギヤ 9 遊星キャリア 25 トランスファドライブギヤ T トルクコンバータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のシングルピニオン遊星ギヤセット
    の遊星キャリアと第2のシングルピニオン遊星ギヤセッ
    トのリングギヤとを相互に固定的に連結し、第1のシン
    グルピニオン遊星ギヤセットのリングギヤと第2のシン
    グルピニオン遊星ギヤセットの遊星キャリアとを相互に
    固定的に連結してなる複合遊星ギヤセットと、該複合遊
    星ギヤセットのそれぞれの作動要素中、いずれかの三と
    おりの作動要素に可変的に入力が行われるようにする三
    つの入力手段と、該第1のシングルピニオン遊星ギヤセ
    ットの作動要素中、いずれかの二とおりの作動要素が可
    変的に出力が行われるようにする二つの出力手段と、反
    力要素によって作動するする二つのブレーキとを含む車
    両用5速自動変速機のパワートレーン。
  2. 【請求項2】 前記入力手段は、第1のシングルピニオ
    ン遊星ギヤセットの太陽ギヤと入力軸との間に介在され
    てこれを可変的に連結する第1のクラッチと、第2のシ
    ングルピニオン遊星ギヤセットの遊星キャリアと入力軸
    との間に介在されてこれを可変的に連結する第2のクラ
    ッチと、第2のシングルピニオン遊星ギヤセットの太陽
    ギヤと入力軸との間に介在されてこれを可変的に連結す
    る第3のクラッチとからなることを特徴とする請求項1
    に記載の車両用5速自動変速機のパワートレーン。
  3. 【請求項3】 前記出力手段は、第1のシングルピニオ
    ン遊星ギヤセットの遊星キャリアとトランスファドライ
    ブギヤとの間に介在されてこれを可変的に連結する第4
    のクラッチと、第1のシングルピニオン遊星ギヤセット
    の太陽ギヤとトランスファドライブギヤとの間に介在さ
    れてこれを可変的に連結する第5のクラッチとからなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用5速自動変速
    機のパワートレーン。
  4. 【請求項4】 前記ブレーキは、第1のシングルピニオ
    ン遊星ギヤセットのリングギヤと変速機のハウジングと
    の間でそのリングギヤを反力要素として選択する第1の
    ブレーキと、第2のシングルピニオン遊星ギヤセットの
    太陽ギヤと変速機のハウジングとの間でその太陽ギヤを
    反力要素として選択する第2のブレーキとからなること
    を特徴とする請求項1に記載の車両用5速自動変速機の
    パワートレーン。
  5. 【請求項5】 前記入出力手段を形成するそれぞれのク
    ラッチには多板クラッチが使用され、ブレーキ手段を形
    成するそれぞれのブレーキはバンドブレーキにてなるこ
    とを特徴とする請求項1〜5に記載の車両用5速自動変
    速機のパワートレーン。
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