JPH10306855A - 自動変速機用歯車変速装置 - Google Patents

自動変速機用歯車変速装置

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JPH10306855A
JPH10306855A JP9113743A JP11374397A JPH10306855A JP H10306855 A JPH10306855 A JP H10306855A JP 9113743 A JP9113743 A JP 9113743A JP 11374397 A JP11374397 A JP 11374397A JP H10306855 A JPH10306855 A JP H10306855A
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JP
Japan
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gear
clutch
brake
engaging
carrier
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JP9113743A
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Hiroyuki Imamura
広幸 今村
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JATCO Corp
Original Assignee
JATCO Corp
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Publication date
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    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/44Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion using gears having orbital motion
    • F16H3/62Gearings having three or more central gears
    • F16H3/66Gearings having three or more central gears composed of a number of gear trains without drive passing from one train to another
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト競争力が高く、変速ショックを容易に
低減でき、しかも変速制御が容易で、動力性能に優れ、
車両搭載性に優れ、かつ構成が簡単な自動変速機用歯車
変速装置を提供すること。 【解決手段】 シングルピニオン型の2組の遊星ギヤG
1,G2と、第1サンギヤS1と第2サンギヤS2とを
一体的に連結すると共に、これらの回転を選択的に停止
させる第1ブレーキB1と、第1キャリヤP1の回転を
選択的に停止させる第2ブレーキB2と、第2リングギ
ヤR2の回転を選択的に停止させる第3ブレーキB3
と、第1,第2サンギヤS1,S2と入力軸INを選択
的に係合する第1クラッチC1と、第1キャリヤP1と
入力軸INを選択的に係合する第2クラッチC2と、第
1リングギヤR1と第2キャリヤP2を連結する第1回
転メンバM1と、第1回転メンバM1に連結される出力
ギヤOUTと、を備えた構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2組のシングルピ
ニオン型の遊星ギヤと少ない必要締結要素を持ち前進4
速が可能で、主にフロントエンジン・フロントドライブ
車に適用される自動変速機用歯車変速装置の技術分野に
属する。
【0002】
【従来の技術】従来、2組の遊星ギヤと少ない必要締結
要素を持ち、2重掛け替えのない変速制御則により前進
4速が可能な自動変速機用歯車変速装置としては、例え
ば、図20に記載のもの(JF404E型フルレンジ電
子制御オートマチックトランスミッション)が知られて
いる。
【0003】この装置は、図20のスケルトン図に示す
ように、1組のシングルピニオン型の遊星ギヤと1組の
ダブルピニオン型の遊星ギヤに、3個のクラッチ(第1
クラッチC1,第2クラッチC2,第3クラッチC3)
と2個のブレーキB1,B2と1個のワンウェイクラッ
チクラッチ(第1ワンウェイクラッチクラッチF1)の
計6個の変速要素を持ち、2重掛け替えのない変速制御
則により前進4速・後退1速を得る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置では、変
速制御を簡単にするために設けられた第1ワンウェイク
ラッチF1を取り除いたクラッチ・ブレーキの最小限必
要な変速要素数は5個である。
【0005】ところで何故、ワンウェイクラッチを除い
て最小限必要な変速要素数で比較するかと言うと、クラ
ッチやブレーキの係合・解放を、例えば、PWM信号駆
動ソレノイドによって油圧をリアルタイムフィードバッ
ク制御することによって、ワンウェイクラッチを廃止す
ることが一部で行なわれていて、商品化されているが、
これらの制御はきわめて複雑であるためにコンピュータ
メモリの増加とか、制御ように速度センサの追加が必要
になり、必ずしもワンウェイクラッチを廃止して制御で
対応することがコスト的に得策とは言えないからであ
る。
【0006】つまり、これらは損得によって選択すれば
良い範囲の事柄を含んでいて、単純に両者を比較して多
い少ないを論じても余り意味が無い。即ち、より良いス
ケルトンの創作評価とは必ずしも一致しないからであ
る。
【0007】ところで、競争力のある変速装置の開発を
企画・検討する場合、ギヤ比が目標値に近いことは前提
条件であるが、この外に、 (a)価格が安い(要は製造原価が安い) (b)重量が軽い (c)車両搭載性が良い(要は小型であること) 等の要件が特に重要である。
【0008】これを実現するため、下記の要求を満足す
る必要がある。
【0009】1)変速要素数を減らすこと。
【0010】理由は、要素数が減れば部品点数が減り、
小型・軽量・低コストになることに依る。
【0011】2)ダブルピニオン遊星ギヤを単純遊星ギ
ヤ化すること。
【0012】理由は、ダブルピニオン遊星ギヤは単純遊
星ギヤに比べ、部品点数が多く複雑で製造原価が高いこ
とに依る。
【0013】3)サンギヤの内側及びリングギヤの外側
を通過する動力伝達経路層数を減らすこと。
【0014】理由は、サンギヤの内側を多層にして動力
伝達させる構造は、中空軸部品が必要になることに依
る。中空軸部品は加工が大変であるのみならず部品点数
も増える。更に、中空軸は中実軸に比べ強度の点で劣る
ため、ある程度の肉厚を確保する必要上から太いものに
なり、結果として遊星ギヤも必要以上に大型になってし
まう。同様に、リングギヤ外側に動力伝達経路を配置す
る構造は、重量的にも寸法的にも問題である。
【0015】これらの観点から従来装置を見ると、最小
限必要な要素数が5個で前進4段を実現するものは、実
用に供するギヤ比を確保した公知のスケルトンでは最小
レベルと認識している。
【0016】また、変速制御を簡単するためのワンウェ
イクラッチ等を配置した実際のレイアウトで、6要素と
いうのも、現在の競合する同クラスの世間相場のトップ
水準であると判断している。
【0017】しかし、以下の点が改良したい事柄であ
る。
【0018】・サンギヤの内側に2層の動力伝達経路が
通過することから、コスト及び搭載性の面で不利であ
り、これを減らしたいこと。
【0019】・第1遊星ギヤと第2遊星ギヤのサンギヤ
を一体化できれば、部品点数削減及び動力伝達経路の引
き回しが簡単になり、ひいては小型化実現に結びつくこ
とから2つのサンギヤを一体化したいこと。
【0020】・ラビニヨ型(1組のシングルピニオン型
遊星ギヤと1組のダブルピニオン型遊星ギヤのキャリヤ
とリングギヤを共用化した構成)であり、通常のダブル
ピニオン型遊星ギヤに比較して構成が簡単とは言え、2
組のシングルピニオン型遊星ギヤよりコストの面で劣る
ことからシングルピニオン型遊星ギヤ化したいこと。
【0021】これらを考慮して改良検討を進め、実用に
適するものを創作したのが本件であり、本発明が解決し
ようとする課題は、コスト競争力が高く、変速ショック
を容易に低減でき、しかも変速制御が容易で、動力性能
に優れ、車両搭載性に優れ、かつ構成が簡単な自動変速
機用歯車変速装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
(解決手段1)上記課題の解決手段1(請求項1)の自
動変速機用歯車変速装置は、第1サンギヤと,第1リン
グギヤと,両ギヤに噛み合うピニオンギヤを保持する第
1キャリヤとを有するシングルピニオン型の第1遊星ギ
ヤと、第2サンギヤと,第2リングギヤと,両ギヤに噛
み合うピニオンギヤを保持する第2キャリヤとを有する
シングルピニオン型の第2遊星ギヤと、第1サンギヤと
第2サンギヤとを一体的に連結すると共に、これらの回
転を選択的に停止させる第1ブレーキと、第1キャリヤ
の回転を選択的に停止させる第2ブレーキと、第2リン
グギヤの回転を選択的に停止させる第3ブレーキと、第
1,第2サンギヤと入力部材を選択的に係合する第1ク
ラッチと、第1キャリヤと入力部材を選択的に係合する
第2クラッチと、第1リングギヤと第2キャリヤを連結
する第1回転メンバと、第1回転メンバに連結される出
力部材と、を備えていることを特徴とする。
【0023】(解決手段2)上記課題の解決手段2(請
求項2)は、請求項1記載の自動変速機用歯車変速装置
において、第1クラッチと第3ブレーキの締結により第
1速ギヤ段、第2クラッチと第3ブレーキの締結により
第2速ギヤ段、第1クラッチと第2クラッチの締結によ
り第3速ギヤ段、第2クラッチと第1ブレーキの締結に
より第4速ギヤ段、第1クラッチと第2ブレーキの締結
により後退ギヤ段とし、前進4速で後退1速を得る変速
制御手段を設けたことを特徴とする。
【0024】(解決手段3)上記課題の解決手段3(請
求項3)は、請求項2記載の自動変速機用歯車変速装置
において、前記第1クラッチと並列に第3クラッチ及び
第1ワンウェイクラッチを設け、第1速ギヤ段と後退ギ
ヤ段で第3クラッチの締結を加えた変速制御手段とした
ことを特徴とする。
【0025】(解決手段4)上記課題の解決手段4(請
求項4)は、請求項1ないし請求項3記載の自動変速機
用歯車変速装置において、第3サンギヤと,第3リング
ギヤと,両ギヤに噛み合うピニオンギヤを保持する第3
キャリヤとを有するシングルピニオン型の第3遊星ギヤ
を加え、第1リングギヤと第2キャリヤと第3リングギ
ヤを第1回転メンバにより連結し、第3キャリヤと第3
サンギヤを選択的に係合する第4クラッチを設け、第3
サンギヤの回転を選択的に停止させる第4ブレーキもし
くは並列配置の第4ブレーキ及び第2ワンウェイクラッ
チを設け、第3キャリヤに出力部材を連結し、第1クラ
ッチと第3クラッチと第3ブレーキと第4ブレーキの締
結により第1速ギヤ段、第2クラッチと第3ブレーキと
第4ブレーキの締結により第2速ギヤ段、第1クラッチ
と第2クラッチと第4ブレーキの締結により第3速ギヤ
段、第1クラッチと第2クラッチと第4クラッチの締結
により第4速ギヤ段、第2クラッチと第4クラッチと第
1ブレーキの締結により第5速ギヤ段、第1クラッチと
第3クラッチと第2ブレーキと第4ブレーキの締結によ
り後退ギヤ段とし、前進5速で後退1速を得る変速制御
手段を設けたことを特徴とする。
【0026】(解決手段5)上記課題の解決手段5(請
求項5)の自動変速機用歯車変速装置は、第1サンギヤ
と,第1リングギヤと,両ギヤに噛み合うピニオンギヤ
を保持する第1キャリヤとを有するシングルピニオン型
の第1遊星ギヤと、第2サンギヤと,第2リングギヤ
と,両ギヤに噛み合うピニオンギヤを保持する第2キャ
リヤとを有するシングルピニオン型の第2遊星ギヤと、
第1サンギヤと第2リングギヤを連結する第1回転メン
バと、第1キャリヤと第2キャリヤを連結する第2回転
メンバと、第1回転メンバの回転を選択的に停止させる
第1ブレーキと、第1リングギヤの回転を選択的に停止
させる第2ブレーキと、第2サンギヤの回転を選択的に
停止させる第3ブレーキと、第1リングギヤと入力部材
を選択的に係合する第1クラッチと、第2サンギヤと入
力部材を選択的に係合する第2クラッチと、第2回転メ
ンバに連結される出力部材と、を備えていることを特徴
とする。
【0027】(解決手段6)上記課題の解決手段6(請
求項6)は、請求項5記載の自動変速機用歯車変速装置
において、第2クラッチと第1ブレーキの締結により第
1速ギヤ段、第1クラッチと第1ブレーキの締結により
第2速ギヤ段、第1クラッチと第2クラッチの締結によ
り第3速ギヤ段、第1クラッチと第3ブレーキの締結に
より第4速ギヤ段、第2クラッチと第2ブレーキの締結
により後退ギヤ段とし、前進4速で後退1速を得る変速
制御手段を設けたことを特徴とする。
【0028】(解決手段7)上記課題の解決手段7(請
求項7)は、請求項6記載の自動変速機用歯車変速装置
において、前記第2クラッチと並列に第3クラッチ及び
第1ワンウェイクラッチを設け、第1速ギヤ段と後退ギ
ヤ段で第3クラッチの締結を加えた変速制御手段とした
ことを特徴とする。
【0029】(解決手段8)上記課題の解決手段8(請
求項8)は、請求項5ないし請求項7記載の自動変速機
用歯車変速装置において、第3サンギヤと,第3リング
ギヤと,両ギヤに噛み合うピニオンギヤを保持する第3
キャリヤとを有するシングルピニオン型の第3遊星ギヤ
を加え、第1キャリヤと第2キャリヤと第3リングギヤ
を第2回転メンバにより連結し、第3キャリヤと第3サ
ンギヤを選択的に係合する第4クラッチを設け、第3サ
ンギヤの回転を選択的に停止させる第4ブレーキもしく
は並列配置の第4ブレーキ及び第2ワンウェイクラッチ
を設け、第3キャリヤに出力部材を連結し、第2クラッ
チと第3クラッチと第1ブレーキと第4ブレーキの締結
により第1速ギヤ段、第1クラッチと第1ブレーキと第
4ブレーキの締結により第2速ギヤ段、第1クラッチと
第2クラッチと第4ブレーキの締結により第3速ギヤ
段、第1クラッチと第2クラッチと第4クラッチの締結
により第4速ギヤ段、第1クラッチと第4クラッチと第
3ブレーキの締結により第5速ギヤ段、第2クラッチと
第3クラッチと第2ブレーキと第4ブレーキの締結によ
り後退ギヤ段とし、前進5速で後退1速を得る変速制御
手段を設けたことを特徴とする。
【0030】(解決手段9)上記課題の解決手段9(請
求項9)の自動変速機用歯車変速装置は、第1サンギヤ
と,第1リングギヤと,両ギヤに噛み合うピニオンギヤ
を保持する第1キャリヤとを有するシングルピニオン型
の第1遊星ギヤと、第2サンギヤと,第2リングギヤ
と,両ギヤに噛み合うピニオンギヤを保持する第2キャ
リヤとを有するシングルピニオン型の第2遊星ギヤと、
第1サンギヤと第2リングギヤを連結する第1回転メン
バと、第1キャリヤと第2キャリヤを連結する第2回転
メンバと、第1リングギヤの回転を選択的に停止させる
第1ブレーキと、第2サンギヤの回転を選択的に停止さ
せる第2ブレーキと、第1回転メンバと入力部材を選択
的に係合する第1クラッチと、第1リングギヤと入力部
材を選択的に係合する第2クラッチと、第2サンギヤと
入力部材を選択的に係合する第3クラッチと、第2回転
メンバに連結される出力部材と、を備えていることを特
徴とする。
【0031】(解決手段10)上記課題の解決手段10
(請求項10)は、請求項9記載の自動変速機用歯車変
速装置において、第1クラッチと第1ブレーキの締結に
より第1速ギヤ段、第1クラッチと第2ブレーキの締結
により第2速ギヤ段、第1クラッチと第2クラッチの締
結により第3速ギヤ段、第2クラッチと第2ブレーキの
締結により第4速ギヤ段、第3クラッチと第1ブレーキ
の締結により後退ギヤ段とし、前進4速で後退1速を得
る変速制御手段を設けたことを特徴とする。
【0032】(解決手段11)上記課題の解決手段11
(請求項11)は、請求項10記載の自動変速機用歯車
変速装置において、前記第1ブレーキと並列に第1ワン
ウェイクラッチを設けたことを特徴とする。
【0033】(解決手段12)上記課題の解決手段12
(請求項12)は、請求項9ないし請求項11記載の自
動変速機用歯車変速装置において、第3サンギヤと,第
3リングギヤと,両ギヤに噛み合うピニオンギヤを保持
する第3キャリヤとを有するシングルピニオン型の第3
遊星ギヤを加え、第1キャリヤと第2キャリヤと第3リ
ングギヤを第2回転メンバにより連結し、第3キャリヤ
と第3サンギヤを選択的に係合する第4クラッチを設
け、第3サンギヤの回転を選択的に停止させる第4ブレ
ーキもしくは並列配置の第4ブレーキ及び第2ワンウェ
イクラッチを設け、第3キャリヤに出力部材を連結し、
第1クラッチと第1ブレーキと第3ブレーキの締結によ
り第1速ギヤ段、第1クラッチと第2ブレーキと第3ブ
レーキの締結により第2速ギヤ段、第1クラッチと第2
クラッチと第3ブレーキの締結により第3速ギヤ段、第
1クラッチと第2クラッチと第4クラッチの締結により
第4速ギヤ段、第2クラッチと第4クラッチと第2ブレ
ーキの締結により第5速ギヤ段、第3クラッチと第1ブ
レーキと第3ブレーキの締結により後退ギヤ段とし、前
進5速で後退1速を得る変速制御手段を設けたことを特
徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)実施の形態1は、請求項1,請求項
2,請求項3,請求項4に記載の発明に対応する自動変
速機用歯車変速装置である。
【0035】[基本例]図1は基本例による自動変速機
用歯車変速装置を示すスケルトン図であり、図1におい
て、G1,G2は遊星ギヤ、M1は連結メンバ、C1,
C2はクラッチ、B1,B2,B3はブレーキ、INは
入力軸(入力部材)、OUTは出力ギヤ(出力部材)で
ある。
【0036】前記第1遊星ギヤG1は、第1サンギヤS
1と、第1リングギヤR1と、両ギヤS1,R1に噛み
合うピニオンギヤを保持する第1キャリヤP1を有する
シングルピニオン型の遊星ギヤである。
【0037】前記第2遊星ギヤG2は、第2サンギヤS
2と、第2リングギヤR2と、両ギヤS2,R2に噛み
合うピニオンギヤを保持する第2キャリヤP2を有する
シングルピニオン型の遊星ギヤである。
【0038】前記第1ブレーキB1は、第1サンギヤS
1と第2サンギヤS2とを共通ギヤ化により一体的に連
結すると共に、これらの回転を選択的に停止させる。
【0039】前記第2ブレーキB2は、第1キャリヤP
1の回転を選択的に停止させる。
【0040】前記第3ブレーキB3は、第2リングギヤ
R2の回転を選択的に停止させる。
【0041】前記第1クラッチC1は、第1,第2サン
ギヤS1,S2と入力軸INを選択的に係合する。
【0042】前記第2クラッチC2は、第1キャリヤP
1と入力軸INを選択的に係合する。
【0043】前記第1回転メンバM1は、第1リングギ
ヤR1と第2キャリヤP2を連結する。
【0044】前記出力ギヤOUTは、第1回転メンバM
1に連結され、出力される回転駆動力を図外のファイナ
ルギヤ等を介して駆動輪に伝達する。
【0045】前記各クラッチC1,C2及びブレーキB
1,B2,B3には、各変速段にて締結圧や解放圧を作
り出す図外の変速油圧制御装置(油圧制御タイプ,電子
制御タイプ,油圧+電子制御タイプ)が接続されてい
る。
【0046】次に、変速作用を説明する。
【0047】図2は基本例での締結作動表を示す図であ
る。
【0048】第1速ギヤ段は、図2に示すように、第1
クラッチC1と第3ブレーキB3の締結により得られ、
第1サンギヤS1と第2サンギヤS2が入力回転し、第
2リングギヤR2が固定される。
【0049】第2速ギヤ段は、図2に示すように、第1
速ギヤ段での第1クラッチC1を解放し、第2クラッチ
C2を締結することで得られ、第1キャリヤP1が入力
回転し、第2リングギヤR2が固定される。
【0050】第3速ギヤ段は、図2に示すように、第2
速ギヤ段での第3ブレーキB3を解放し、第1クラッチ
C1を締結することで得られ、第1サンギヤS1と第2
サンギヤS2と第1キャリヤP1が一体で入力回転す
る。
【0051】第4速ギヤ段は、図2に示すように、第3
速ギヤ段での第1クラッチC1を解放し、第1ブレーキ
B1を締結することで得られ、第1キャリヤP1が入力
回転し、第1サンギヤS1と第2サンギヤS2が固定さ
れる。
【0052】後退ギヤ段は、図2に示すように、第1ク
ラッチC1と第2ブレーキB2を締結することで得ら
れ、第1サンギヤS1と第2サンギヤS2が入力回転
し、第1キャリヤP1が固定される。
【0053】ギヤ比設定の一例を挙げると、第1遊星ギ
ヤG1のギヤ比ρ1 =0.43(=ZS1/ZR1)、第2
遊星ギヤG2のギヤ比ρ2 =0.55(=ZS2/ZR2
とした時、第1速ギヤ段=2.82、第2速ギヤ段=
1.55、第3速ギヤ段=1.00、第4速ギヤ段=
0.70、後退ギヤ段=2.33のギヤ比が得られた。
【0054】[OWC追加例]図3はOWC追加例によ
る自動変速機用歯車変速装置を示すスケルトン図であ
る。
【0055】図1の基本例との相違点は、第1クラッチ
C1と並列に第3クラッチC3及び第1ワンウェイクラ
ッチF1を追加した点である。
【0056】図4はOWC追加例による締結作動表を示
す図で、図2の基本例とは第3クラッチC3の第1速ギ
ヤ段と後退ギヤ段での締結を追加した点で異なり、1−
2変速でワンウェイクラッチ変速が行なわれる。
【0057】[副変速装置追加例]図5は副変速装置追
加例による自動変速機用歯車変速装置を示すスケルトン
図である。
【0058】図3に示すOWC追加例との相違点は、第
3サンギヤS3と,第3リングギヤR3と,両ギヤS
3,R3に噛み合うピニオンギヤを保持する第3キャリ
ヤP3とを有するシングルピニオン型の第3遊星ギヤG
3を加え、第1リングギヤR1と第2キャリヤP2と第
3リングギヤR3を第1回転メンバM1により連結し、
第3キャリヤP3と第3サンギヤS3を選択的に係合す
る第4クラッチC4を設け、第3サンギヤS3の回転を
選択的に停止させる並列配置の第4ブレーキB4及び第
2ワンウェイクラッチF2を設け、第3キャリヤP3に
出力軸または出力ギヤによる出力部材OUTを連結して
いる。
【0059】図6は副変速装置追加例による締結作動表
を示す図である。
【0060】第1速ギヤ段は、第1クラッチC1と第3
クラッチC3と第3ブレーキB3と第4ブレーキB4の
締結により得られ、第2速ギヤ段は、第2クラッチC2
と第3ブレーキB3と第4ブレーキB4の締結により得
られ、第3速ギヤ段は、第1クラッチC1と第2クラッ
チC2と第4ブレーキB4の締結により得られ、第4速
ギヤ段は、第1クラッチC1と第2クラッチC2と第4
クラッチC4の締結により得られ、第5速ギヤ段は、第
2クラッチC2と第4クラッチC4と第1ブレーキB1
の締結により得られ、後退ギヤ段は、第1クラッチC1
と第3クラッチC3と第2ブレーキB2と第4ブレーキ
B4の締結により得られる。
【0061】すなわち、第3遊星ギヤG3による副変速
装置を追加することで、前進5速化が達成される。
【0062】[実施の形態1の変更範囲]以上、実施の
形態1について述べてきたが、基本例の構成を有してい
れば、実施の形態1の発明の範囲に属する。
【0063】例えば、OWC追加例では、1−2変速制
御を簡単にするために第1ワンウェイクラッチF1を追
加したが、図7に示す態様により、ワンウェイクラッチ
を入れてコースティング側でエンジンブレーキが効くよ
うにブレーキを追加したり、更には、ワンウェイクラッ
チを入れるがために更にクラッチを追加したりするのは
必要に応じて適宜決めれば良いことである。
【0064】また、副変速装置追加例では、前進4速の
スケルトンのカウンターシャフト側に副変速装置を追加
して前進5速化とする例を示したが、遊星ギヤや変速要
素等を追加することで多段化する構成も必要に応じて適
宜決めれば良いことである。
【0065】次に、効果を説明する。
【0066】実施の形態1では、コスト競争力が高く
(低価格・軽量・小型)、変速ショックを容易に低減で
き(2重掛け替えしない)、しかも変速制御が容易(2
重掛け替えなく、かつ変速要素数が少ない)で、動力性
能に優れ(目標ギヤ比に近い)、車両搭載性に優れ(変
速要素数が少ない等)、かつ構成が簡単(サンギヤの内
側を2層の動力伝達経路が通過しないこと等)な自動変
速機用歯車変速装置を提供することができる。
【0067】加えて、OWC追加例では、1−2変速で
ワンウェイクラッチ変速が行なわれ、変速制御が容易と
なる。
【0068】また、副変速装置追加例では、前進5速の
要求がある時、前進4速のスケルトンはそのままで副変
速装置を追加することにより前進5速化を達成すること
ができる。
【0069】特に、従来装置に対して実施の形態1の自
動変速機用歯車変速装置は、下記の点で改良されてい
る。
【0070】・サンギヤの内側に動力伝達経路を通過さ
せない構成にできたこと。
【0071】・第1サンギヤS1と第2サンギヤS2を
1個の共通サンギヤ化することができた。
【0072】・シングルピニオン型遊星ギヤを2組用い
る構成とすることができた。
【0073】(実施の形態2)実施の形態2は、請求項
5,請求項6,請求項7,請求項8に記載の発明に対応
する自動変速機用歯車変速装置である。
【0074】[基本例]図8は基本例による自動変速機
用歯車変速装置を示すスケルトン図であり、図8におい
て、G1,G2は遊星ギヤ、M1,M2は連結メンバ、
C1,C2はクラッチ、B1,B2,B3はブレーキ、
INは入力軸(入力部材)、OUTは出力ギヤ(出力部
材)である。
【0075】前記第1遊星ギヤG1は、第1サンギヤS
1と、第1リングギヤR1と、両ギヤS1,R1に噛み
合うピニオンギヤを保持する第1キャリヤP1を有する
シングルピニオン型の遊星ギヤである。
【0076】前記第2遊星ギヤG2は、第2サンギヤS
2と、第2リングギヤR2と、両ギヤS2,R2に噛み
合うピニオンギヤを保持する第2キャリヤP2を有する
シングルピニオン型の遊星ギヤである。
【0077】前記第1回転メンバM1は、第1サンギヤ
S1と第2リングギヤR2を連結する。
【0078】前記第2回転メンバM2は、第1キャリヤ
P1と第2キャリヤP2を連結する。
【0079】前記第1ブレーキB1は、第1回転メンバ
M1の回転を選択的に停止させる。前記第2ブレーキB
2は、第1リングギヤR1の回転を選択的に停止させ
る。前記第3ブレーキB3は、第2サンギヤS2の回転
を選択的に停止させる。
【0080】前記第1クラッチC1は、第1リングギヤ
R1と入力軸INを選択的に係合する。
【0081】前記第2クラッチC2は、第2サンギヤS
2と入力軸INを選択的に係合する。
【0082】前記出力ギヤOUTは、第2回転メンバM
2に連結され、出力される回転駆動力を図外のファイナ
ルギヤ等を介して駆動輪に伝達する。
【0083】前記各クラッチC1,C2及びブレーキB
1,B2,B3には、各変速段にて締結圧や解放圧を作
り出す図外の変速油圧制御装置(油圧制御タイプ,電子
制御タイプ,油圧+電子制御タイプ)が接続されてい
る。
【0084】次に、変速作用を説明する。
【0085】図9は基本例での締結作動表を示す図であ
る。
【0086】第1速ギヤ段は、図9に示すように、第2
クラッチC2と第1ブレーキB1の締結により得られ、
第2サンギヤS2が入力回転し、第1サンギヤS1と第
2リングギヤR2が固定される。
【0087】第2速ギヤ段は、図9に示すように、第1
速ギヤ段での第2クラッチC2を解放し、第1クラッチ
C1を締結することで得られ、第1リングギヤR1が入
力回転し、第1サンギヤS1と第2リングギヤR2が固
定される。
【0088】第3速ギヤ段は、図9に示すように、第2
速ギヤ段での第1ブレーキB1を解放し、第2クラッチ
C2を締結することで得られ、第1リングギヤR1と第
2サンギヤS2が入力回転する。
【0089】第4速ギヤ段は、図9に示すように、第3
速ギヤ段での第2クラッチC2を解放し、第3ブレーキ
B3を締結することで得られ、第1リングギヤR1が入
力回転し、第2サンギヤS2が固定される。
【0090】後退ギヤ段は、図9に示すように、第2ク
ラッチC2と第2ブレーキB2を締結することで得ら
れ、第2サンギヤS2が入力回転し、第1リングギヤR
1が固定される。
【0091】ギヤ比設定の一例を挙げると、第1遊星ギ
ヤG1のギヤ比ρ1 =0.55(=ZS1/ZR1)、第2
遊星ギヤG2のギヤ比ρ2 =0.55(=ZS2/ZR2
とした時、第1速ギヤ段=2.82、第2速ギヤ段=
1.55、第3速ギヤ段=1.00、第4速ギヤ段=
0.70、後退ギヤ段=2.31のギヤ比が得られた。
【0092】[OWC追加例]図10はOWC追加例に
よる自動変速機用歯車変速装置を示すスケルトン図であ
る。
【0093】図8の基本例との相違点は、第2クラッチ
C2と並列に第3クラッチC3及び第1ワンウェイクラ
ッチF1を追加した点である。
【0094】図11はOWC追加例による締結作動表を
示す図で、図9の基本例とは第3クラッチC3の第1速
ギヤ段と後退ギヤ段での締結を追加した点で異なり、1
−2変速でワンウェイクラッチ変速が行なわれる。
【0095】[副変速装置追加例]図12は副変速装置
追加例による自動変速機用歯車変速装置を示すスケルト
ン図である。
【0096】図10に示すOWC追加例との相違点は、
第3サンギヤS3と,第3リングギヤR3と,両ギヤS
3,R3に噛み合うピニオンギヤを保持する第3キャリ
ヤP3とを有するシングルピニオン型の第3遊星ギヤG
3を加え、第1キャリヤP1と第2キャリヤP2と第3
リングギヤR3を第2回転メンバM2により連結し、第
3キャリヤP3と第3サンギヤS3を選択的に係合する
第4クラッチC4を設け、第3サンギヤS3の回転を選
択的に停止させる並列配置の第4ブレーキB4及び第2
ワンウェイクラッチF2を設け、第3キャリヤP3に出
力軸または出力ギヤによる出力部材OUTを連結してい
る。
【0097】図13は副変速装置追加例による締結作動
表を示す図である。
【0098】第1速ギヤ段は、第2クラッチC2と第3
クラッチC3と第1ブレーキB1と第4ブレーキB4の
締結により得られ、第2速ギヤ段は、第1クラッチC1
と第1ブレーキB1と第4ブレーキB4の締結により得
られ、第3速ギヤ段は、第1クラッチC1と第2クラッ
チC2と第4ブレーキB4の締結により得られ、第4速
ギヤ段は、第1クラッチC1と第2クラッチC2と第4
クラッチC4の締結により得られ、第5速ギヤ段は、第
1クラッチC1と第4クラッチC4と第3ブレーキB3
の締結により得られ、後退ギヤ段は、第2クラッチC2
と第3クラッチC3と第2ブレーキB2と第4ブレーキ
B4の締結により得られる。
【0099】すなわち、第3遊星ギヤG3による副変速
装置を追加することで、前進5速化が達成される。
【0100】[実施の形態2の変更範囲]以上、実施の
形態2について述べてきたが、基本例の構成を有してい
れば、実施の形態2の発明の範囲に属する。
【0101】例えば、OWC追加例では、1−2変速制
御を簡単にするために第3クラッチC3及び第1ワンウ
ェイクラッチF1を追加したが、図7に示す態様によ
り、ワンウェイクラッチを入れてコースティング側でエ
ンジンブレーキが効くようにブレーキを追加したり、更
には、ワンウェイクラッチを入れるがために更にクラッ
チを追加したりするのは必要に応じて適宜決めれば良い
ことである。
【0102】また、副変速装置追加例では、前進4速の
スケルトンのカウンターシャフト側に副変速装置を追加
して前進5速化とする例を示したが、遊星ギヤや変速要
素等を追加することで多段化する構成も必要に応じて適
宜決めれば良いことである。
【0103】次に、効果を説明する。
【0104】実施の形態2では、コスト競争力が高く
(低価格・軽量・小型)、変速ショックを容易に低減で
き(2重掛け替えしない)、しかも変速制御が容易(2
重掛け替えなく、かつ変速要素数が少ない)で、動力性
能に優れ(目標ギヤ比に近い)、車両搭載性に優れ(変
速要素数が少ない等)、かつ構成が簡単(シングルピニ
オン型遊星ギヤ2組による構成等)な自動変速機用歯車
変速装置を提供することができる。
【0105】加えて、OWC追加例では、1−2変速で
ワンウェイクラッチ変速が行なわれ、変速制御が容易と
なる。
【0106】また、副変速装置追加例では、前進5速の
要求がある時、前進4速のスケルトンはそのままで副変
速装置を追加することにより前進5速化を達成すること
ができる。
【0107】特に、従来装置に対して実施の形態2の自
動変速機用歯車変速装置は、下記の点で改良されてい
る。
【0108】・ラビニヨ型を単純遊星ギヤ2個化できた
こと。
【0109】・目標ギヤ比は図9で示す値が妥当である
と判断するが、この場合、第1遊星ギヤG1のギヤ比ρ
1 と第2遊星ギヤG2のギヤ比ρ2 はρ1 =ρ2 =0.
55であり、第1遊星ギヤG1と第2遊星ギヤG2の諸
元を同じにでき、部品の種類を減らすことが可能で、コ
ストの面での効果が大いに期待できること。
【0110】(実施の形態3)実施の形態3は、請求項
9,請求項10,請求項11,請求項12に記載の発明
に対応する自動変速機用歯車変速装置である。
【0111】[基本例]図14は基本例による自動変速
機用歯車変速装置を示すスケルトン図であり、図14に
おいて、G1,G2は遊星ギヤ、M1,M2は連結メン
バ、C1,C2,C3はクラッチ、B1,B2はブレー
キ、INは入力軸(入力部材)、OUTは出力ギヤ(出
力部材)である。
【0112】前記第1遊星ギヤG1は、第1サンギヤS
1と、第1リングギヤR1と、両ギヤS1,R1に噛み
合うピニオンギヤを保持する第1キャリヤP1を有する
シングルピニオン型の遊星ギヤである。
【0113】前記第2遊星ギヤG2は、第2サンギヤS
2と、第2リングギヤR2と、両ギヤS2,R2に噛み
合うピニオンギヤを保持する第2キャリヤP2を有する
シングルピニオン型の遊星ギヤである。
【0114】前記第1回転メンバM1は、第1サンギヤ
S1と第2リングギヤR2を連結する。
【0115】前記第2回転メンバM2は、第1キャリヤ
P1と第2キャリヤP2を連結する。
【0116】前記第1ブレーキB1は、第1リングギヤ
R1の回転を選択的に停止させる。前記第2ブレーキB
2は、第2サンギヤS2の回転を選択的に停止させる。
【0117】前記第1クラッチC1は、第1回転メンバ
M1と入力軸INを選択的に係合する。
【0118】前記第2クラッチC2は、第1リングギヤ
R1と入力軸INを選択的に係合する。
【0119】前記第3クラッチC3は、第2サンギヤS
2と入力軸INを選択的に係合する。
【0120】前記出力ギヤOUTは、第2回転メンバM
2に連結され、出力される回転駆動力を図外のファイナ
ルギヤ等を介して駆動輪に伝達する。
【0121】前記各クラッチC1,C2,C3及びブレ
ーキB1,B2には、各変速段にて締結圧や解放圧を作
り出す図外の変速油圧制御装置(油圧制御タイプ,電子
制御タイプ,油圧+電子制御タイプ)が接続されてい
る。
【0122】次に、変速作用を説明する。
【0123】図15は基本例での締結作動表を示す図で
ある。
【0124】第1速ギヤ段は、図15に示すように、第
1クラッチC1と第1ブレーキB1の締結により得ら
れ、第1サンギヤS1と第2リングギヤR2が入力回転
し、第1リングギヤR1が固定される。
【0125】第2速ギヤ段は、図15に示すように、第
1速ギヤ段での第1ブレーキB1を解放し、第2ブレー
キB2を締結することで得られ、第1サンギヤS1と第
2リングギヤR2が入力回転し、第2サンギヤS2が固
定される。
【0126】第3速ギヤ段は、図15に示すように、第
2速ギヤ段での第2ブレーキB2を解放し、第2クラッ
チC2を締結することで得られ、第1サンギヤS1と第
2リングギヤR2と第1リングギヤR1が入力回転す
る。
【0127】第4速ギヤ段は、図15に示すように、第
3速ギヤ段での第1クラッチC1を解放し、第2ブレー
キB2を締結することで得られ、第1リングギヤR1が
入力回転し、第2サンギヤS2が固定される。
【0128】後退ギヤ段は、図15に示すように、第3
クラッチC3と第1ブレーキB1を締結することで得ら
れ、第2サンギヤS2が入力回転し、第1リングギヤR
1が固定される。
【0129】ギヤ比設定の一例を挙げると、第1遊星ギ
ヤG1のギヤ比ρ1 =0.55(=ZS1/ZR1)、第2
遊星ギヤG2のギヤ比ρ2 =0.55(=ZS2/ZR2
とした時、第1速ギヤ段=2.82、第2速ギヤ段=
1.55、第3速ギヤ段=1.00、第4速ギヤ段=
0.70、後退ギヤ段=2.31のギヤ比が得られた。
【0130】[OWC追加例]図16はOWC追加例に
よる自動変速機用歯車変速装置を示すスケルトン図であ
る。
【0131】図14の基本例との相違点は、第1ブレー
キB1と並列に第1ワンウェイクラッチF1を追加した
点である。
【0132】図17はOWC追加例による締結作動表を
示す図で、図15の基本例とは何ら異なるところはな
く、1−2変速でワンウェイクラッチ変速が行なわれ
る。
【0133】[副変速装置追加例]図18は副変速装置
追加例による自動変速機用歯車変速装置を示すスケルト
ン図である。
【0134】図16に示すOWC追加例との相違点は、
第3サンギヤS3と,第3リングギヤR3と,両ギヤS
3,R3に噛み合うピニオンギヤを保持する第3キャリ
ヤP3とを有するシングルピニオン型の第3遊星ギヤG
3を加え、第1キャリヤP1と第2キャリヤP2と第3
リングギヤR3を第2回転メンバM2により連結し、第
3キャリヤP3と第3サンギヤS3を選択的に係合する
第4クラッチC4を設け、第3サンギヤS3の回転を選
択的に停止させる並列配置の第3ブレーキB3及び第2
ワンウェイクラッチF2を設け、第3キャリヤP3に出
力軸または出力ギヤによる出力部材OUTを連結してい
る。
【0135】図19は副変速装置追加例による締結作動
表を示す図である。
【0136】第1速ギヤ段は、第1クラッチC1と第1
ブレーキB1と第3ブレーキB3の締結により得られ、
第2速ギヤ段は、第1クラッチC1と第2ブレーキB2
と第3ブレーキB3の締結により得られ、第3速ギヤ段
は、第1クラッチC1と第2クラッチC2と第3ブレー
キB3の締結により得られ、第4速ギヤ段は、第1クラ
ッチC1と第2クラッチC2と第4クラッチC4の締結
により得られ、第5速ギヤ段は、第2クラッチC2と第
4クラッチC4と第2ブレーキB2の締結により得ら
れ、後退ギヤ段は、第3クラッチC3と第1ブレーキB
1と第3ブレーキB3の締結により得られる。
【0137】すなわち、第3遊星ギヤG3による副変速
装置を追加することで、前進5速化が達成される。
【0138】[実施の形態3の変更範囲]以上、実施の
形態3について述べてきたが、基本例の構成を有してい
れば、実施の形態3の発明の範囲に属する。
【0139】例えば、OWC追加例では、1−2変速制
御を簡単にするために第1ワンウェイクラッチF1を追
加したが、図7に示す態様により、ワンウェイクラッチ
を入れてコースティング側でエンジンブレーキが効くよ
うにブレーキを追加したり、更には、ワンウェイクラッ
チを入れるがために更にクラッチを追加したりするのは
必要に応じて適宜決めれば良いことである。
【0140】また、副変速装置追加例では、前進4速の
スケルトンのカウンターシャフト側に副変速装置を追加
して前進5速化とする例を示したが、遊星ギヤや変速要
素等を追加することで多段化する構成も必要に応じて適
宜決めれば良いことである。
【0141】次に、効果を説明する。
【0142】実施の形態3では、コスト競争力が高く
(低価格・軽量・小型)、変速ショックを容易に低減で
き(2重掛け替えしない)、しかも変速制御が容易(2
重掛け替えなく、かつ変速要素数が少ない)で、動力性
能に優れ(目標ギヤ比に近い)、車両搭載性に優れ(変
速要素数が少ない等)、かつ構成が簡単(シングルピニ
オン型遊星ギヤ2組による構成等)な自動変速機用歯車
変速装置を提供することができる。
【0143】加えて、OWC追加例では、1−2変速で
ワンウェイクラッチ変速が行なわれ、変速制御が容易と
なる。
【0144】また、副変速装置追加例では、前進5速の
要求がある時、前進4速のスケルトンはそのままで副変
速装置を追加することにより前進5速化を達成すること
ができる。
【0145】特に、従来装置に対して実施の形態3の自
動変速機用歯車変速装置は、下記の点で改良されてい
る。
【0146】・サンギヤ内側を通過する2層の動力伝達
経路を1層化できたこと。
【0147】・ラビニヨ型を単純遊星ギヤ2個化できた
こと。
【0148】・目標ギヤ比は図15で示す値が妥当であ
ると判断するが、この場合、第1遊星ギヤG1のギヤ比
ρ1 と第2遊星ギヤG2のギヤ比ρ2 はρ1 =ρ2
0.55であり、第1遊星ギヤG1と第2遊星ギヤG2
の諸元を同じにでき、部品の種類を減らすことが可能
で、コストの面での効果が大いに期待できること。
【0149】(他の実施の形態)実施の形態1,2,3
の副変速装置追加例では、図6,図13,図19に示す
ように、副変速装置の第4ブレーキB4(または第3ブ
レーキB3)の締結によるロー側と第4クラッチの締結
によるハイ側とを3−4ギヤ段で切り換える例を示した
が、1−2ギヤ段や2−3ギヤ段や4−5ギヤ段で切り
換える例としても良い。
【0150】
【発明の効果】請求項1記載の自動変速機用歯車変速装
置にあっては、シングルピニオン型の2組の遊星ギヤ
と、第1サンギヤと第2サンギヤとを一体的に連結する
と共に、これらの回転を選択的に停止させる第1ブレー
キと、第1キャリヤの回転を選択的に停止させる第2ブ
レーキと、第2リングギヤの回転を選択的に停止させる
第3ブレーキと、第1,第2サンギヤと入力部材を選択
的に係合する第1クラッチと、第1キャリヤと入力部材
を選択的に係合する第2クラッチと、第1リングギヤと
第2キャリヤを連結する第1回転メンバと、第1回転メ
ンバに連結される出力部材と、を備えた構成としたた
め、コスト競争力が高く、変速ショックを容易に低減で
き、しかも変速制御が容易で、動力性能に優れ、車両搭
載性に優れ、かつ構成が簡単な自動変速機用歯車変速装
置を提供することができる。
【0151】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の自動変速機用歯車変速装置において、第1クラッ
チと第3ブレーキの締結により第1速ギヤ段、第2クラ
ッチと第3ブレーキの締結により第2速ギヤ段、第1ク
ラッチと第2クラッチの締結により第3速ギヤ段、第2
クラッチと第1ブレーキの締結により第4速ギヤ段、第
1クラッチと第2ブレーキの締結により後退ギヤ段と
し、前進4速で後退1速を得る変速制御手段を設けたた
め、上記効果に加え、2重掛け替えのない変速制御則に
より前進4速の自動変速を得ることができる。
【0152】請求項3記載の発明にあっては、請求項2
記載の自動変速機用歯車変速装置において、第1クラッ
チと並列に第3クラッチ及び第1ワンウェイクラッチを
設け、第1速ギヤ段と後退ギヤ段で第3クラッチの締結
を加えた変速制御手段としたため、請求項2記載の効果
に加え、1−2変速でワンウェイクラッチ変速を行なう
ことができる。
【0153】請求項4記載の発明にあっては、請求項1
ないし請求項3記載の自動変速機用歯車変速装置におい
て、第3サンギヤと,第3リングギヤと,両ギヤに噛み
合うピニオンギヤを保持する第3キャリヤとを有するシ
ングルピニオン型の第3遊星ギヤを加え、第1リングギ
ヤと第2キャリヤと第3リングギヤを第1回転メンバに
より連結し、第3キャリヤと第3サンギヤを選択的に係
合する第4クラッチを設け、第3サンギヤの回転を選択
的に停止させる第4ブレーキもしくは並列配置の第4ブ
レーキ及び第2ワンウェイクラッチを設け、第3キャリ
ヤに出力部材を連結し、第1クラッチと第3クラッチと
第3ブレーキと第4ブレーキの締結により第1速ギヤ
段、第2クラッチと第3ブレーキと第4ブレーキの締結
により第2速ギヤ段、第1クラッチと第2クラッチと第
4ブレーキの締結により第3速ギヤ段、第1クラッチと
第2クラッチと第4クラッチの締結により第4速ギヤ
段、第2クラッチと第4クラッチと第1ブレーキの締結
により第5速ギヤ段、第1クラッチと第3クラッチと第
2ブレーキと第4ブレーキの締結により後退ギヤ段と
し、前進5速で後退1速を得る変速制御手段を設けたた
め、請求項1ないし請求項3記載の発明の効果に加え、
前進4速のスケルトンにシングルピニオン型の第3遊星
ギヤによる副変速装置を加えることで前進5速化を達成
することができる。
【0154】請求項5記載の自動変速機用歯車変速装置
にあっては、シングルピニオン型の2組の遊星ギヤと、
第1サンギヤと第2リングギヤとを一体的に連結する第
1回転メンバと、第1キャリヤと第2キャリヤを連結す
る第2回転メンバと、第1回転メンバの回転を選択的に
停止させる第1ブレーキと、第1リングギヤの回転を選
択的に停止させる第2ブレーキと、第2サンギヤの回転
を選択的に停止させる第3ブレーキと、第1リングギヤ
と入力部材を選択的に係合する第1クラッチと、第2サ
ンギヤと入力部材を選択的に係合する第2クラッチと、
第2回転メンバに連結される出力部材と、を備えた構成
としたため、コスト競争力が高く、変速ショックを容易
に低減でき、しかも変速制御が容易で、動力性能に優
れ、車両搭載性に優れ、かつ構成が簡単な自動変速機用
歯車変速装置を提供することができる。
【0155】請求項6記載の発明にあっては、請求項5
記載の自動変速機用歯車変速装置において、第2クラッ
チと第1ブレーキの締結により第1速ギヤ段、第1クラ
ッチと第1ブレーキの締結により第2速ギヤ段、第1ク
ラッチと第2クラッチの締結により第3速ギヤ段、第1
クラッチと第3ブレーキの締結により第4速ギヤ段、第
2クラッチと第2ブレーキの締結により後退ギヤ段と
し、前進4速で後退1速を得る変速制御手段を設けたた
め、請求項5記載の発明の効果に加え、2重掛け替えの
ない変速制御則により前進4速の自動変速を得ることが
できる。
【0156】請求項7記載の発明にあっては、請求項6
記載の自動変速機用歯車変速装置において、第2クラッ
チと並列に第3クラッチ及び第1ワンウェイクラッチを
設け、第1速ギヤ段と後退ギヤ段で第3クラッチの締結
を加えた変速制御手段としたため、請求項6記載の効果
に加え、1−2変速でワンウェイクラッチ変速を行なう
ことができる。
【0157】請求項8記載の発明にあっては、請求項5
ないし請求項7記載の自動変速機用歯車変速装置におい
て、第3サンギヤと,第3リングギヤと,両ギヤに噛み
合うピニオンギヤを保持する第3キャリヤとを有するシ
ングルピニオン型の第3遊星ギヤを加え、第1キャリヤ
と第2キャリヤと第3リングギヤを第2回転メンバによ
り連結し、第3キャリヤと第3サンギヤを選択的に係合
する第4クラッチを設け、第3サンギヤの回転を選択的
に停止させる第4ブレーキもしくは並列配置の第4ブレ
ーキ及び第2ワンウェイクラッチを設け、第3キャリヤ
に出力部材を連結し、第2クラッチと第3クラッチと第
1ブレーキと第4ブレーキの締結により第1速ギヤ段、
第1クラッチと第1ブレーキと第4ブレーキの締結によ
り第2速ギヤ段、第1クラッチと第2クラッチと第4ブ
レーキの締結により第3速ギヤ段、第1クラッチと第2
クラッチと第4クラッチの締結により第4速ギヤ段、第
1クラッチと第4クラッチと第3ブレーキの締結により
第5速ギヤ段、第2クラッチと第3クラッチと第2ブレ
ーキと第4ブレーキの締結により後退ギヤ段とし、前進
5速で後退1速を得る変速制御手段を設けたため、請求
項5ないし請求項7記載の発明の効果に加え、前進4速
のスケルトンにシングルピニオン型の第3遊星ギヤによ
る副変速装置を加えることで前進5速化を達成すること
ができる。
【0158】請求項9記載の自動変速機用歯車変速装置
にあっては、シングルピニオン型の2組の遊星ギヤと、
第1サンギヤと第2リングギヤとを一体的に連結する第
1回転メンバと、第1キャリヤと第2キャリヤを連結す
る第2回転メンバと、第1リングギヤの回転を選択的に
停止させる第1ブレーキと、第2サンギヤの回転を選択
的に停止させる第2ブレーキと、第1回転メンバと入力
部材を選択的に係合する第1クラッチと、第1リングギ
ヤと入力部材を選択的に係合する第2クラッチと、第2
サンギヤと入力部材を選択的に係合する第3クラッチ
と、第2回転メンバに連結される出力部材と、を備えた
構成としたため、コスト競争力が高く、変速ショックを
容易に低減でき、しかも変速制御が容易で、動力性能に
優れ、車両搭載性に優れ、かつ構成が簡単な自動変速機
用歯車変速装置を提供することができる。
【0159】請求項10記載の発明にあっては、請求項
9記載の自動変速機用歯車変速装置において、第1クラ
ッチと第1ブレーキの締結により第1速ギヤ段、第1ク
ラッチと第2ブレーキの締結により第2速ギヤ段、第1
クラッチと第2クラッチの締結により第3速ギヤ段、第
2クラッチと第2ブレーキの締結により第4速ギヤ段、
第3クラッチと第1ブレーキの締結により後退ギヤ段と
し、前進4速で後退1速を得る変速制御手段を設けたた
め、請求項9記載の効果に加え、2重掛け替えのない変
速制御則により前進4速の自動変速を得ることができ
る。
【0160】請求項11記載の発明にあっては、請求項
10記載の自動変速機用歯車変速装置において、第1ブ
レーキと並列に第1ワンウェイクラッチを設けたため、
請求項10記載の発明の効果に加え、1−2変速でワン
ウェイクラッチ変速を行なうことができる。
【0161】請求項12記載の発明にあっては、請求項
9ないし請求項11記載の自動変速機用歯車変速装置に
おいて、第3サンギヤと,第3リングギヤと,両ギヤに
噛み合うピニオンギヤを保持する第3キャリヤとを有す
るシングルピニオン型の第3遊星ギヤを加え、第1キャ
リヤと第2キャリヤと第3リングギヤを第2回転メンバ
により連結し、第3キャリヤと第3サンギヤを選択的に
係合する第4クラッチを設け、第3サンギヤの回転を選
択的に停止させる第4ブレーキもしくは並列配置の第4
ブレーキ及び第2ワンウェイクラッチを設け、第3キャ
リヤに出力部材を連結し、第1クラッチと第1ブレーキ
と第3ブレーキの締結により第1速ギヤ段、第1クラッ
チと第2ブレーキと第3ブレーキの締結により第2速ギ
ヤ段、第1クラッチと第2クラッチと第3ブレーキの締
結により第3速ギヤ段、第1クラッチと第2クラッチと
第4クラッチの締結により第4速ギヤ段、第2クラッチ
と第4クラッチと第2ブレーキの締結により第5速ギヤ
段、第3クラッチと第1ブレーキと第3ブレーキの締結
により後退ギヤ段とし、前進5速で後退1速を得る変速
制御手段を設けたため、請求項9ないし請求項11記載
の発明の効果に加え、前進4速のスケルトンにシングル
ピニオン型の第3遊星ギヤによる副変速装置を加えるこ
とで前進5速化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の基本構成による自動変速機用歯
車変速装置を示すスケルトン図である。
【図2】実施の形態1の基本構成による自動変速機用歯
車変速装置での各変速要素の締結作動表を示す図であ
る。
【図3】実施の形態1のOWC追加構成による自動変速
機用歯車変速装置を示すスケルトン図である。
【図4】実施の形態1のOWC追加構成による自動変速
機用歯車変速装置での各変速要素の締結作動表を示す図
である。
【図5】実施の形態1の副変速装置追加構成による自動
変速機用歯車変速装置を示すスケルトン図である。
【図6】実施の形態1の副変速装置追加構成による自動
変速機用歯車変速装置での各変速要素の締結作動表を示
す図である。
【図7】OWC追加構成とする時のブレーキ・クラッチ
についての具体例を示す図である。
【図8】実施の形態2の基本構成による自動変速機用歯
車変速装置を示すスケルトン図である。
【図9】実施の形態2の基本構成による自動変速機用歯
車変速装置での各変速要素の締結作動表を示す図であ
る。
【図10】実施の形態2のOWC追加構成による自動変
速機用歯車変速装置を示すスケルトン図である。
【図11】実施の形態2のOWC追加構成による自動変
速機用歯車変速装置での各変速要素の締結作動表を示す
図である。
【図12】実施の形態2の副変速装置追加構成による自
動変速機用歯車変速装置を示すスケルトン図である。
【図13】実施の形態2の副変速装置追加構成による自
動変速機用歯車変速装置での各変速要素の締結作動表を
示す図である。
【図14】実施の形態3の基本構成による自動変速機用
歯車変速装置を示すスケルトン図である。
【図15】実施の形態3の基本構成による自動変速機用
歯車変速装置での各変速要素の締結作動表を示す図であ
る。
【図16】実施の形態3のOWC追加構成による自動変
速機用歯車変速装置を示すスケルトン図である。
【図17】実施の形態3のOWC追加構成による自動変
速機用歯車変速装置での各変速要素の締結作動表を示す
図である。
【図18】実施の形態3の副変速装置追加構成による自
動変速機用歯車変速装置を示すスケルトン図である。
【図19】実施の形態3の副変速装置追加構成による自
動変速機用歯車変速装置での各変速要素の締結作動表を
示す図である。
【図20】従来の自動変速機用歯車変速装置を示すスケ
ルトン図である。
【符号の説明】 G1 第1遊星ギヤ S1 第1サンギヤ P1 第1キャリヤ R1 第1リングギヤ G2 第2遊星ギヤ S2 第2サンギヤ P2 第2キャリヤ R2 第2リングギヤ G3 第3遊星ギヤ S3 第3サンギヤ P3 第3キャリヤ R3 第3リングギヤ M1 第1連結メンバ M2 第2連結メンバ C1 第1クラッチ C2 第2クラッチ C3 第3クラッチ B1 第1ブレーキ B2 第2ブレーキ B3 第3ブレーキ IN 入力軸 OUT 出力ギヤ F1 第1ワンウェイクラッチ F2 第2ワンウェイクラッチ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1サンギヤと,第1リングギヤと,両
    ギヤに噛み合うピニオンギヤを保持する第1キャリヤと
    を有するシングルピニオン型の第1遊星ギヤと、 第2サンギヤと,第2リングギヤと,両ギヤに噛み合う
    ピニオンギヤを保持する第2キャリヤとを有するシング
    ルピニオン型の第2遊星ギヤと、 第1サンギヤと第2サンギヤとを一体的に連結すると共
    に、これらの回転を選択的に停止させる第1ブレーキ
    と、 第1キャリヤの回転を選択的に停止させる第2ブレーキ
    と、 第2リングギヤの回転を選択的に停止させる第3ブレー
    キと、 第1,第2サンギヤと入力部材を選択的に係合する第1
    クラッチと、 第1キャリヤと入力部材を選択的に係合する第2クラッ
    チと、 第1リングギヤと第2キャリヤを連結する第1回転メン
    バと、 第1回転メンバに連結される出力部材と、 を備えていることを特徴とする自動変速機用歯車変速装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動変速機用歯車変速装
    置において、 第1クラッチと第3ブレーキの締結により第1速ギヤ
    段、第2クラッチと第3ブレーキの締結により第2速ギ
    ヤ段、第1クラッチと第2クラッチの締結により第3速
    ギヤ段、第2クラッチと第1ブレーキの締結により第4
    速ギヤ段、第1クラッチと第2ブレーキの締結により後
    退ギヤ段とし、前進4速で後退1速を得る変速制御手段
    を設けたことを特徴とする自動変速機用歯車変速装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の自動変速機用歯車変速装
    置において、 前記第1クラッチと並列に第3クラッチ及び第1ワンウ
    ェイクラッチを設け、 第1速ギヤ段と後退ギヤ段で第3クラッチの締結を加え
    た変速制御手段としたことを特徴とする自動変速機用歯
    車変速装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3記載の自動変速
    機用歯車変速装置において、 第3サンギヤと,第3リングギヤと,両ギヤに噛み合う
    ピニオンギヤを保持する第3キャリヤとを有するシング
    ルピニオン型の第3遊星ギヤを加え、 第1リングギヤと第2キャリヤと第3リングギヤを第1
    回転メンバにより連結し、 第3キャリヤと第3サンギヤを選択的に係合する第4ク
    ラッチを設け、 第3サンギヤの回転を選択的に停止させる第4ブレーキ
    もしくは並列配置の第4ブレーキ及び第2ワンウェイク
    ラッチを設け、 第3キャリヤに出力部材を連結し、 第1クラッチと第3クラッチと第3ブレーキと第4ブレ
    ーキの締結により第1速ギヤ段、第2クラッチと第3ブ
    レーキと第4ブレーキの締結により第2速ギヤ段、第1
    クラッチと第2クラッチと第4ブレーキの締結により第
    3速ギヤ段、第1クラッチと第2クラッチと第4クラッ
    チの締結により第4速ギヤ段、第2クラッチと第4クラ
    ッチと第1ブレーキの締結により第5速ギヤ段、第1ク
    ラッチと第3クラッチと第2ブレーキと第4ブレーキの
    締結により後退ギヤ段とし、前進5速で後退1速を得る
    変速制御手段を設けたことを特徴とする自動変速機用歯
    車変速装置。
  5. 【請求項5】 第1サンギヤと,第1リングギヤと,両
    ギヤに噛み合うピニオンギヤを保持する第1キャリヤと
    を有するシングルピニオン型の第1遊星ギヤと、 第2サンギヤと,第2リングギヤと,両ギヤに噛み合う
    ピニオンギヤを保持する第2キャリヤとを有するシング
    ルピニオン型の第2遊星ギヤと、 第1サンギヤと第2リングギヤを連結する第1回転メン
    バと、 第1キャリヤと第2キャリヤを連結する第2回転メンバ
    と、 第1回転メンバの回転を選択的に停止させる第1ブレー
    キと、 第1リングギヤの回転を選択的に停止させる第2ブレー
    キと、 第2サンギヤの回転を選択的に停止させる第3ブレーキ
    と、 第1リングギヤと入力部材を選択的に係合する第1クラ
    ッチと、 第2サンギヤと入力部材を選択的に係合する第2クラッ
    チと、 第2回転メンバに連結される出力部材と、 を備えていることを特徴とする自動変速機用歯車変速装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の自動変速機用歯車変速装
    置において、 第2クラッチと第1ブレーキの締結により第1速ギヤ
    段、第1クラッチと第1ブレーキの締結により第2速ギ
    ヤ段、第1クラッチと第2クラッチの締結により第3速
    ギヤ段、第1クラッチと第3ブレーキの締結により第4
    速ギヤ段、第2クラッチと第2ブレーキの締結により後
    退ギヤ段とし、前進4速で後退1速を得る変速制御手段
    を設けたことを特徴とする自動変速機用歯車変速装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の自動変速機用歯車変速装
    置において、 前記第2クラッチと並列に第3クラッチ及び第1ワンウ
    ェイクラッチを設け、 第1速ギヤ段と後退ギヤ段で第3クラッチの締結を加え
    た変速制御手段としたことを特徴とする自動変速機用歯
    車変速装置。
  8. 【請求項8】 請求項5ないし請求項7記載の自動変速
    機用歯車変速装置において、 第3サンギヤと,第3リングギヤと,両ギヤに噛み合う
    ピニオンギヤを保持する第3キャリヤとを有するシング
    ルピニオン型の第3遊星ギヤを加え、 第1キャリヤと第2キャリヤと第3リングギヤを第2回
    転メンバにより連結し、 第3キャリヤと第3サンギヤを選択的に係合する第4ク
    ラッチを設け、 第3サンギヤの回転を選択的に停止させる第4ブレーキ
    もしくは並列配置の第4ブレーキ及び第2ワンウェイク
    ラッチを設け、 第3キャリヤに出力部材を連結し、 第2クラッチと第3クラッチと第1ブレーキと第4ブレ
    ーキの締結により第1速ギヤ段、第1クラッチと第1ブ
    レーキと第4ブレーキの締結により第2速ギヤ段、第1
    クラッチと第2クラッチと第4ブレーキの締結により第
    3速ギヤ段、第1クラッチと第2クラッチと第4クラッ
    チの締結により第4速ギヤ段、第1クラッチと第4クラ
    ッチと第3ブレーキの締結により第5速ギヤ段、第2ク
    ラッチと第3クラッチと第2ブレーキと第4ブレーキの
    締結により後退ギヤ段とし、前進5速で後退1速を得る
    変速制御手段を設けたことを特徴とする自動変速機用歯
    車変速装置。
  9. 【請求項9】 第1サンギヤと,第1リングギヤと,両
    ギヤに噛み合うピニオンギヤを保持する第1キャリヤと
    を有するシングルピニオン型の第1遊星ギヤと、 第2サンギヤと,第2リングギヤと,両ギヤに噛み合う
    ピニオンギヤを保持する第2キャリヤとを有するシング
    ルピニオン型の第2遊星ギヤと、 第1サンギヤと第2リングギヤを連結する第1回転メン
    バと、 第1キャリヤと第2キャリヤを連結する第2回転メンバ
    と、 第1リングギヤの回転を選択的に停止させる第1ブレー
    キと、 第2サンギヤの回転を選択的に停止させる第2ブレーキ
    と、 第1回転メンバと入力部材を選択的に係合する第1クラ
    ッチと、 第1リングギヤと入力部材を選択的に係合する第2クラ
    ッチと、 第2サンギヤと入力部材を選択的に係合する第3クラッ
    チと、 第2回転メンバに連結される出力部材と、 を備えていることを特徴とする自動変速機用歯車変速装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の自動変速機用歯車変速
    装置において、 第1クラッチと第1ブレーキの締結により第1速ギヤ
    段、第1クラッチと第2ブレーキの締結により第2速ギ
    ヤ段、第1クラッチと第2クラッチの締結により第3速
    ギヤ段、第2クラッチと第2ブレーキの締結により第4
    速ギヤ段、第3クラッチと第1ブレーキの締結により後
    退ギヤ段とし、前進4速で後退1速を得る変速制御手段
    を設けたことを特徴とする自動変速機用歯車変速装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の自動変速機用歯車変
    速装置において、 前記第1ブレーキと並列に第1ワンウェイクラッチを設
    けたことを特徴とする自動変速機用歯車変速装置。
  12. 【請求項12】 請求項9ないし請求項11記載の自動
    変速機用歯車変速装置において、 第3サンギヤと,第3リングギヤと,両ギヤに噛み合う
    ピニオンギヤを保持する第3キャリヤとを有するシング
    ルピニオン型の第3遊星ギヤを加え、 第1キャリヤと第2キャリヤと第3リングギヤを第2回
    転メンバにより連結し、 第3キャリヤと第3サンギヤを選択的に係合する第4ク
    ラッチを設け、 第3サンギヤの回転を選択的に停止させる第4ブレーキ
    もしくは並列配置の第4ブレーキ及び第2ワンウェイク
    ラッチを設け、 第3キャリヤに出力部材を連結し、 第1クラッチと第1ブレーキと第3ブレーキの締結によ
    り第1速ギヤ段、第1クラッチと第2ブレーキと第3ブ
    レーキの締結により第2速ギヤ段、第1クラッチと第2
    クラッチと第3ブレーキの締結により第3速ギヤ段、第
    1クラッチと第2クラッチと第4クラッチの締結により
    第4速ギヤ段、第2クラッチと第4クラッチと第2ブレ
    ーキの締結により第5速ギヤ段、第3クラッチと第1ブ
    レーキと第3ブレーキの締結により後退ギヤ段とし、前
    進5速で後退1速を得る変速制御手段を設けたことを特
    徴とする自動変速機用歯車変速装置。
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