JP2001082193A - 可変バルブタイミング機構付きエンジン搭載車の制御装置 - Google Patents

可変バルブタイミング機構付きエンジン搭載車の制御装置

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JP2001082193A
JP2001082193A JP26104499A JP26104499A JP2001082193A JP 2001082193 A JP2001082193 A JP 2001082193A JP 26104499 A JP26104499 A JP 26104499A JP 26104499 A JP26104499 A JP 26104499A JP 2001082193 A JP2001082193 A JP 2001082193A
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valve timing
engine
mode
control
variable valve
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Akira Ogura
明 小倉
Hiroshi Akiyama
博志 秋山
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可変バルブタイミング機構を制御する際、運
転者の意志を反映した制御を行う。 【解決手段】 モードセレクトスイッチからの信号を読
込んで選択されているバルブタイミング特性のモードを
調べ(S101,S103)、パワーモードの場合、パ
ワーモード目標バルブタイミングテーブルTBLVTP
OWを用いて目標バルブタイミングVTTGTを設定し
(S102)、ノーマルモードの場合、ノーマルモード
目標バルブタイミングテーブルTBLVTNORを用い
て目標バルブタイミングVTTGTを設定し(S10
4)、エコノミーモードの場合、エコノミーモード目標
バルブタイミングテーブルTBLVTECOを用いてエ
コノミーモードの目標バルブタイミングVTTGTを設
定する(S105)。これにより、運転者の意志をバル
ブタイミング制御に反映した柔軟なシステムとすること
ができ、高度な運転環境の実現を可能とすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの吸気バ
ルブと排気バルブとの少なくとも一方のバルブタイミン
グをエンジン運転状態に応じて変更する可変バルブタイ
ミング機構付きエンジン搭載車の制御装置に関し、詳し
くは、複数のバルブタイミング特性を切換え可能な可変
バルブタイミング機構付きエンジン搭載車の制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エンジンのクランク軸とカム軸と
の間の回転位相を調整する可変バルブタイミング機構を
備えた可変バルブタイミング機構付きエンジンが実用化
されており、この種の可変バルブタイミング機構付きエ
ンジンでは、エンジン運転状態に応じて吸気バルブと排
気バルブとの少なくとも一方のバルブタイミングを変更
し、例えば、アイドル時においては、吸気バルブの開閉
タイミングを遅角化して排気バルブと吸気バルブとのオ
ーバラップを減少させてアイドル回転安定化を図り、ま
た、高負荷運転時には、吸気バルブの開閉タイミングを
進角して排気バルブと吸気バルブとのオーバラップを増
加させて掃気効率の向上によりエンジン出力の向上を図
り、更に、低,中負荷運転時には、燃費向上に最適なバ
ルブタイミングを得るようにしている。
【0003】一方、エンジンに連設される自動変速機の
システムでは、運転者の要求に応じて変速機の変速モー
ド、例えば燃費を重視したエコノミーモードとエンジン
出力性能を重視したパワーモードとを選択可能としたも
のが知られており、このような自動変速機を可変バルブ
タイミング機構付きエンジンに連設したシステムの例
は、実開平2−92009号公報に開示されており、こ
の先行例では、パワーモードを検知したとき、バルブタ
イミング状態を表示するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、運転者
の要求に応じて変速特性を選択的に切換え可能な自動変
速機のシステムに対し、可変バルブタイミング機構付き
エンジンのエンジン制御システムは、例えば、クランク
角やカム位置等から算出した実バルブタイミングを、エ
ンジン負荷とエンジン回転数とによる目標バルブタイミ
ングテーブルを参照して設定した目標バルブタイミング
に収束するよう、フィードバック制御するのみであり、
運転者の要求に応じてバルブタイミング特性を変更する
ことはできない。
【0005】すなわち、運転者が通常走行よりも燃費を
重視した走行を所望しても、エンジンのバルブタイミン
グ特性は、予め固定された一義的な目標バルブタイミン
グテーブルからエンジン運転状態に基づいて設定されて
しまい、意図したエンジン運転状態が得られない。スポ
ーツ走行や登坂走行等のパワー走行を望む場合であって
も、同様である。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、可変バルブタイミング機構を制御する際、運転者の
意志を反映した制御を行うことのできる可変バルブタイ
ミング機構付きエンジン搭載車の制御装置を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、エンジンのクランク軸とカ
ム軸との間の回転位相を調整する可変バルブタイミング
機構をエンジン運転状態に応じて制御し、バルブタイミ
ングを変更する可変バルブタイミング機構付きエンジン
搭載車の制御装置であって、予め設定された複数のバル
ブタイミング特性の中から、手動操作によって任意のバ
ルブタイミング特性を選択可能なバルブタイミング特性
選択手段を備えたことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記複数のバルブタイミング特性は、通常
走行に対応するバルブタイミング特性に対し、燃費を重
視した走行に対応するバルブタイミング特性と、エンジ
ン出力性能を重視したパワー走行に対応するバルブタイ
ミング特性との少なくとも一方を含むことを特徴とす
る。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明において、上記選択されたバルブタイミ
ング特性に対応する目標バルブタイミングを変更し、上
記可変バルブタイミング機構を制御することを特徴とす
る。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1,2,3
のいずれか一に記載の発明において、上記選択されたバ
ルブタイミング特性に対応して、変速機の変速特性を選
択的に切換える変速特性切換手段を更に備えたことを特
徴とする。
【0011】すなわち、請求項1記載の発明では、エン
ジンのクランク軸とカム軸との間の回転位相を調整する
可変バルブタイミング機構をエンジン運転状態に応じて
制御する際、予め設定された複数のバルブタイミング特
性の中から手動操作によって選択されたバルブタイミン
グ特性に従ってバルブタイミングを変更する。
【0012】その際、請求項2記載の発明では、通常走
行に対応するバルブタイミング特性に対し、燃費を重視
した走行に対応するバルブタイミング特性とエンジン出
力性能を重視したパワー走行に対応するバルブタイミン
グ特性とのうち、少なくとも一方の特性を選択すること
ができる。また、請求項3記載の発明では、可変バルブ
タイミング機構を、選択されたバルブタイミング特性に
対応する目標バルブタイミングを変更することにより制
御する。更に、請求項4記載の発明では、選択されたバ
ルブタイミング特性に対応して変速機の変速特性を選択
的に切換え、可変バルブタイミング機構の制御と変速制
御との統合制御を可能とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図16は本発明の実施の一
形態に係わり、図1はバルブタイミング制御ルーチンの
フローチャート、図2は変速制御ルーチンのフローチャ
ート、図3はバルブタイミングの制御領域を示す説明
図、図4は排気バルブに対する吸気バルブのバルブタイ
ミングの変化を示す説明図、図5はクランクパルス、気
筒判別パルス、及びカム位置パルスの関係を示すタイム
チャート、図6はノーマルモードの変速パターンを示す
説明図、図7はアップシフト時の各モードにおける変速
パターンを示す説明図、図8はダウンシフト時の各モー
ドにおける変速パターンを示す説明図、図9は可変バル
ブタイミング機構付きエンジンの全体構成図、図10は
可変バルブタイミング機構の概略構成図、図11は可変
バルブタイミング機構の最進角状態を図10のA−A断
面で示す説明図、図12は可変バルブタイミング機構の
最遅角状態を図10のA−A断面で示す説明図、図13
はクランクロータとクランク角センサの正面図、図14
は吸気カムプーリの背面図、図15はカムロータとカム
位置センサの正面図、図16は電子制御系の回路構成図
である。
【0014】先ず、本発明が適用される可変バルブタイ
ミング機構付きエンジンの全体構成について、図9に従
い説明する。同図において、符号1は、可変バルブタイ
ミング機構付きエンジン(以下、単に「エンジン」と略
記する)であり、図においては、DOHC水平対向型4
気筒ガソリンエンジンを示す。このエンジン1のシリン
ダブロック1aの左右両バンクには、シリンダヘッド2
がそれぞれ設けられ、各シリンダヘッド2に気筒毎に吸
気ポート2aと排気ポート2bとが形成されている。
【0015】エンジン1の吸気系としては、各吸気ポー
ト2aにインテークマニホルド3が連通され、このイン
テークマニホルド3に各気筒の吸気通路が集合するエア
チャンバ4を介して、アクセルペダルに連動するスロッ
トル弁5aが介装されたスロットルチャンバ5が連通さ
れている。そして、このスロットルチャンバ5の上流に
吸気管6を介してエアクリーナ7が取付けられ、このエ
アクリーナ7に接続されるエアインテーク通路にチャン
バ8が連通されている。
【0016】また、吸気管6には、スロットル弁5aを
バイパスするバイパス通路9が接続されており、このバ
イパス通路9に、アイドル時にその弁開度によって該バ
イパス通路9を流れるバイパス空気量を調整することで
アイドル回転数を制御するアイドル制御弁10が介装さ
れている。
【0017】更に、インテークマニホルド3の各気筒の
吸気ポート2aの直上流に、インジェクタ11が配設さ
れている。また、先端の放電電極を燃焼室に露呈する点
火プラグ12が、シリンダヘッド2に各気筒毎に配設さ
れている。そして、各点火プラグ12は、イグナイタ内
蔵イグニッションコイル13に接続されている。
【0018】一方、エンジン1の排気系としては、シリ
ンダヘッド2の各排気ポート2bに連通するエキゾース
トマニホルド14の集合部に排気管15が連通され、こ
の排気管15に触媒コンバータ16が介装されてマフラ
17に連通されている。
【0019】ここで、図9〜図12に基づいて、エンジ
ン1の可変バルブタイミング機構について説明する。
【0020】エンジン1のクランク軸18の回転は、左
右バンクの各シリンダヘッド2内にそれぞれ配設された
各吸気カム軸19及び各排気カム軸20に、クランク軸
18に固設されたクランクプーリ21、タイミングベル
ト22、吸気カム軸19に介装された吸気カムプーリ2
3、排気カム軸20に固設された排気カムプーリ24等
を介して伝達され、クランク軸18とカム軸19,20
とが2対1の回転角度となるよう設定されている。そし
て、吸気カム軸19に設けられたカム19a、及び排気
カム軸20に設けられた排気カム(図示せず)は、それ
ぞれクランク軸18と2対1の回転角度に維持される各
カム軸19,20の回転に基づいて、吸気バルブ25、
排気バルブ26を開閉駆動する。
【0021】図10に示すように、左右バンクの各吸気
カム軸19と吸気カムプーリ23との間には、吸気カム
プーリ23と吸気カム軸19とを相対回動してクランク
軸18に対する吸気カム軸19の回転位相(変位角)を
連続的に変更する油圧駆動式の可変バルブタイミング機
構27が配設されている。この可変バルブタイミング機
構27は、周知のように、リニアソレノイド弁或いはデ
ューティソレノイド弁等からなるオイルフロー制御弁3
6R(36L)によって油圧が切換えられるものであ
り、後述のエンジン制御用の電子制御装置60からの駆
動信号により作動する。尚、以下において、符号におけ
る添え字L,LHは右バンク、R,RHは左バンクを表
す。
【0022】吸気カム軸19は、シリンダヘッド2及び
ベアリングキャップ(図示せず)間において回転自在に
支持され、吸気カム軸19の先端部に、図10〜図12
に示すように、3つのベーン28aを有するベーンロー
タ28がボルト29により一体回転可能に取付けられて
いる。
【0023】また、吸気カムプーリ23には、ハウジン
グ30及びハウジングカバー31がボルト32により一
体回転可能に取付けられている。また、吸気カムプーリ
23の外周には、タイミングベルト22を掛装するため
の外歯23aが多数形成されている。
【0024】そして、吸気カム軸19が回動自在にハウ
ジングカバー31を貫通し、吸気カム軸19に固設され
たベーンロータ28の各ベーン28aが吸気カムプーリ
23と一体のハウジング30に形成された3つの扇状空
間部33に回動自在に収納される。各扇状空間部33
は、それぞれベーン28aによって進角室33aと遅角
室33bとに区画される。
【0025】進角室33aは、それぞれベーンロータ2
8、吸気カム軸19、シリンダヘッド2に形成された進
角側オイル通路28b,19b,34を介してオイルフ
ロー制御弁36R(36L)のAポート36aに連通さ
れ、また、遅角室33bは、それぞれベーンロータ2
8、吸気カム軸19、シリンダヘッド2に形成された遅
角側オイル通路28c,19c,35を介してオイルフ
ロー制御弁36R(36L)のBポート36bに連通さ
れている。
【0026】オイルフロー制御弁36R(36L)は、
オイルパン37からオイルポンプ38、オイルフィルタ
39を介してオイルすなわち所定の油圧が供給されるオ
イル供給通路40に接続するオイル供給ポート36c
と、2つのドレイン通路41,42にそれぞれ連通する
ドレインポート36d,36fとを有し、4つのランド
及び各ランド間に形成された3つのパッセージを有する
スプール36gを軸方向に往復動させることで、Aポー
ト36a,Bポート36bと、オイル供給ポート36
c,ドレインポート36d又は36fとを選択的に連通
する。
【0027】本形態においては、オイルフロー制御弁3
6R(36L)は、後述のエンジン制御用の電子制御装
置60により電流制御されるリニアソレノイドをアクチ
ュエータとして備える4方向制御弁であり、リニアソレ
ノイドの通電電流に比例してスプール36gが軸方向に
移動し、オイルの流れ方向を切換えると共にパッセージ
の開度を調整し、各進角室33a、遅角室33bに供給
する油圧の大きさが調整される。
【0028】また、符号28dは、ベーンロータ28の
ベーン28aに挿通されたストッパピンであり、可変バ
ルブタイミング機構27が最遅角状態のとき(図12参
照)、ハウジング30に形成された孔30aに係合して
位置決めを行う。尚、図11は可変バルブタイミング機
構27の最進角状態を示し、図12は可変バルブタイミ
ング機構27の最遅角状態を示す。
【0029】以上の可変バルブタイミング機構27に
は、その作動位置を検出するセンサとして、クランク軸
18に軸着されて同期回転するクランクロータ43外周
の所定クランク角毎の突起43a,43b,43c(図
13参照)を検出し、クランク角を表すクランクパルス
を出力するクランク角センサ44と、吸気カム軸19の
後端に固設されて同期回転するカムロータ45外周の等
角度毎の複数の突起45a(図15参照)を検出し、カ
ム位置を表すカム位置パルスを出力するカム位置センサ
46R(46L)とが用いられる。
【0030】そして、クランク角センサ44から出力さ
れるクランクパルス、及び、カム位置センサ46R(4
6L)から出力されるカム位置パルスをエンジン制御用
の電子制御装置60に入力し、該電子制御装置60によ
って、クランクパルスとカム位置パルスとに基づいて基
準クランク角に対する吸気カム位置の変位角(実バルブ
タイミング)を算出し、この実バルブタイミングがエン
ジン運転状態に基づき設定した目標バルブタイミングに
収束するよう可変バルブタイミング機構27をフィード
バック制御する。
【0031】本実施の形態においては、可変バルブタイ
ミング機構27を吸気カム軸19側にのみ設け、図4に
示すように、排気バルブ26の開閉タイミングに対し、
吸気バルブ25の開閉タイミングをエンジン運転状態に
応じて変更する。また、本形態で採用するリニアソレノ
イド式のオイルフロー制御弁36R(36L)は、電子
制御装置60から出力される制御電流値が大きい程、ス
プール36gが図11に示すように左方向に移動してク
ランク軸18に対する吸気カム軸19の変位角を進角さ
せ、制御電流値が小さいほど、スプール36gが図12
に示すように右方向に移動してクランク軸18に対する
吸気カム軸19の変位角を遅角させる。
【0032】すなわち、エンジン運転状態に基づいて設
定した目標変位角(目標バルブタイミング)に対し、ク
ランク角センサ44から出力されるクランクパルス、及
び、カム位置センサ46R(46L)から出力されるカ
ム位置パルスとに基づいて基準クランク角に対する吸気
カム位置の回転位相、すなわちクランク軸18に対する
吸気カム軸19の変位角が進角しているときには、エン
ジン制御用の電子制御装置60は、オイルフロー制御弁
36R(36L)に出力する制御電流値を減少して可変
バルブタイミング機構27の作動によりクランク軸18
に対する吸気カム軸19の変位角を遅角させ、クランク
軸18に対する吸気カム軸19の変位角が遅角している
ときには、オイルフロー制御弁36R(36L)に出力
する制御電流値を増加して可変バルブタイミング機構2
7の作動によりクランク軸18に対する吸気カム軸19
の変位角を進角させる。
【0033】オイルフロー制御弁36R(36L)の制
御電流値が増加すると、スプール36gが図11に示す
ように左方向に移動し、Aポート36aとオイル供給ポ
ート36cとが連通して可変バルブタイミング機構27
の進角室33aが進角側オイル通路28b,19b,3
4、オイルフロー制御弁36R(36L)を介してオイ
ル供給通路40に連通する。また、これと共に、Bポー
ト36bとドレインポート36fとが連通することで、
可変バルブタイミング機構27の遅角室33bが遅角側
オイル通路28c,19c,35、オイルフロー制御弁
36R(36L)を介してドレイン通路42に連通す
る。
【0034】その結果、可変バルブタイミング機構27
の進角室33aにオイルが供給されて進角室33aに作
用する油圧が上昇すると共に、遅角室33b内のオイル
のドレインにより遅角室33bに作用する油圧が低下
し、図11に示すように、ベーンロータ28が図の時計
回り方向に回動し、吸気カムプーリ23に対する吸気カ
ム軸19の回転位相、すなわちクランク軸18に対する
吸気カム軸19の変位角が進角化されて、吸気カム軸1
9の吸気カム19aによって駆動される吸気バルブ25
の開閉タイミングが進角される。
【0035】逆に、オイルフロー制御弁36R(36
L)の制御電流値が減少すると、スプール36gが図1
2に示すように右方向に移動し、Aポート36aとドレ
インポート36dとが連通して可変バルブタイミング機
構27の進角室33aが進角側オイル通路28b,19
b,34、オイルフロー制御弁36R(36L)を介し
てドレイン通路41に連通する。また、これと共に、B
ポート36bとオイル供給ポート36cとが連通するこ
とで、可変バルブタイミング機構27の遅角室33bが
遅角側オイル通路28c,19c,35、オイルフロー
制御弁36R(36L)を介してオイル供給通路40に
連通する。
【0036】これにより、可変バルブタイミング機構2
7の進角室33a内のオイルのドレインにより進角室3
3aに作用する油圧が低下すると共に、遅角室33bに
オイルが供給されて遅角室33bに作用する油圧が上昇
し、図12に示すように、ベーンロータ28が図の反時
計回り方向に回動し、吸気カムプーリ23に対する吸気
カム軸19の回転位相、すなわちクランク軸18に対す
る吸気カム軸19の変位角が遅角化されて、吸気カム軸
19の吸気カム19aによって駆動される吸気バルブ2
5の開閉タイミングが遅角される。
【0037】次に、エンジン運転状態を検出するための
センサ類について説明する。吸気管6のエアクリーナ7
の直下流には、ホットワイヤ或いはホットフィルム等を
用いた熱式の吸入空気量センサ47が介装され、スロッ
トルチャンバ5に配設されたスロットル弁5aにスロッ
トル開度センサ48が連設されている。
【0038】また、エンジン1のシリンダブロック1a
にノックセンサ49が取付けられ、シリンダブロック1
aの左右両バンクを連通する冷却水通路50に冷却水温
センサ51が臨まされている。そして、触媒コンバータ
16の上流にO2センサ52が配設されている。
【0039】また、エンジン1のクランク軸18に軸着
するクランクロータ43の外周にクランク角センサ44
が対設され、更に、クランク軸18に対し1/2回転す
る吸気カムプーリ23の裏面に気筒判別センサ53が対
設され(図10参照)、吸気カム軸19の後端に固設さ
れたカムロータ45の外周にカム位置センサ46R(4
6L)が対設されている。
【0040】クランクロータ43は、図13に示すよう
に、その外周に突起43a,43b,43cが形成さ
れ、これらの各突起43a,43b,43cが、各気筒
(#1,#2気筒と#3,#4気筒)の圧縮上死点前
(BTDC)θ1,θ2,θ3の位置に形成されてい
る。本形態においては、θ1=97°CA,θ2=65
°CA,θ3=10°CAである。
【0041】また、図14に示すように、吸気カムプー
リ23の裏面の外周側に、気筒判別用の突起23b,2
3c,23dが形成され、突起23bが#3,#4気筒
の圧縮上死点後(ATDC)θ4の位置に形成され、突
起23cが3個の突起で構成されて最初の突起が#1気
筒のATDCθ5の位置に形成されている。更に、突起
23dが2個の突起で形成され、最初の突起が#2気筒
のATDCθ6の位置に形成されている。尚、本形態に
おいては、θ4=20°CA,θ5=5°CA,θ6=
20°CAである。また、これら気筒判別用の突起23
b,23c,23d、及び、気筒判別センサ53は、一
方のバンクのみに設けられる。
【0042】さらに、本形態で採用するエンジン1が4
気筒エンジンであるのに対応して、カムロータ45は、
図15に示すように、その外周にカム位置検出用の突起
45aが180°CAの等角度毎に1個づつ計4個形成
されている。そして、これら各突起45aは、可変バル
ブタイミング機構27の作動によって、各気筒の圧縮上
死点を基準として、θ7=BTDC40°CA〜ATD
C10°CAの間で変化する。
【0043】尚、図15においては、RH側の吸気カム
軸19に固設されているカムロータ45を示すが、LH
側の吸気カム軸19にも、同様にカムロータ45が固設
され、その外周にカム位置検出用の突起45aが180
°CAの等角度毎に4個形成されており、これら各突起
45aは、可変バルブタイミング機構27の作動によっ
て、各気筒の圧縮上死点を基準として、θ8=BTDC
40°CA〜ATDC10°CAの間で変化する。
【0044】そして、図5のタイムチャートに示すよう
に、エンジン運転に伴い、クランク軸18、吸気カムプ
ーリ23、及び吸気カム軸19の回転により、クランク
ロータ43及びカムロータ45が回転して、クランクロ
ータ43の各突起43a,43b,43cがクランク角
センサ44によって検出され、クランク角センサ44か
らθ1,θ2,θ3(BTDC97°,65°,10°
CA)の各クランクパルスがエンジン1/2回転(18
0°CA)毎に出力される。また、θ3クランクパルス
とθ1クランクパルスとの間で吸気カムプーリ23の各
突起23b,23c,23dが気筒判別センサ53によ
って検出され、気筒判別センサ53から所定数の気筒判
別パルスが出力される。
【0045】また、可変バルブタイミング機構27によ
ってクランク軸18に対し回転位相が変化する右バン
ク,左バンクの各吸気カム軸19の後端に固設されたカ
ムロータ45の各突起45aがカム位置センサ46R,
46Lによって検出され、カム位置センサ46R,46
Lからそれぞれθ7,θ8のカム位置パルスが出力され
る。
【0046】そして、以下のエンジン制御用の電子制御
装置(以下、「ECU」と略記する)60において、ク
ランク角センサ44から出力されるクランクパルスの入
力間隔時間に基づいてエンジン回転数NEを算出し、ま
た、各気筒の燃焼行程順(例えば、#1気筒→#3気筒
→#2気筒→#4気筒)と、気筒判別センサ53からの
気筒判別パルスをカウンタによって計数した値とのパタ
ーンに基づいて、燃焼行程気筒、燃料噴射対象気筒や点
火対象気筒の気筒判別を行う。さらに、ECU60は、
クランク角センサ44から出力されるクランクパルス
(例えば、突起43bに対応するθ2クランクパル
ス)、及び、カム位置センサ46R,46Lから出力さ
れるθ7,θ8カム位置パルスとに基づいて基準クラン
ク角に対する吸気カム位置の実変位角(実バルブタイミ
ング)を算出する。
【0047】ECU60は、前述のインジェクタ11、
点火プラグ12、アイドル制御弁10、可変バルブタイ
ミング機構27に供給する油圧を調節するためのオイル
フロー制御弁36R,36L等のアクチュエータ類に対
する制御量の演算、制御信号の出力、すなわち、燃料噴
射制御、点火時期制御、アイドル回転数制御、吸気バル
ブ25に対するバルブタイミング制御等を行うものであ
り、図16に示すように、CPU61、ROM62、R
AM63、バックアップRAM64、カウンタ・タイマ
群65、I/Oインターフェイス66A、及びシリアル
シリアルインターフェイス(SCI)66Bがバスライ
ンを介して接続されるマイクロコンピュータを中心とし
て構成され、各部に安定化電源を供給する定電圧回路6
7、I/Oインターフェイス66Aに接続される駆動回
路68、A/D変換器69等の周辺回路が内蔵されてい
る。
【0048】尚、カウンタ・タイマ群65は、フリーラ
ンカウンタ、気筒判別センサ信号(気筒判別パルス)の
入力計数用カウンタ等の各種カウンタ、燃料噴射用タイ
マ、点火用タイマ、定期割込みを発生させるための定期
割込み用タイマ、クランク角センサ信号(クランクパル
ス)の入力間隔計時用タイマ、及びシステム異常監視用
のウオッチドッグタイマ等の各種タイマを便宜上総称す
るものであり、その他、各種のソフトウエアカウンタ・
タイマが用いられる。
【0049】定電圧回路67は、2回路のリレー接点を
有する電源リレー70の第1のリレー接点を介してバッ
テリ71に接続され、電源リレー70は、そのリレーコ
イルの一端が接地され、リレーコイルの他端が駆動回路
68に接続されている。尚、電源リレー70の第2のリ
レー接点には、バッテリ71から各アクチュエータに電
源を供給するための電源線が接続されている。バッテリ
71には、イグニッションスイッチ72の一端が接続さ
れ、このイグニッションスイッチ72の他端がI/Oイ
ンターフェイス66Aの入力ポートに接続されている。
【0050】さらに、定電圧回路67は、直接、バッテ
リ71に接続されており、イグニッションスイッチ72
のONが検出されて電源リレー70の接点が閉となる
と、ECU60内の各部へ電源を供給する一方、イグニ
ッションスイッチ72のON,OFFに拘らず、常時、
バックアップRAM64にバックアップ用の電源を供給
する。
【0051】I/Oインターフェイス66Aの入力ポー
トには、ノックセンサ49、クランク角センサ44、気
筒判別センサ53、カム位置センサ46R,46L、車
速を検出するための車速センサ54、エアコンスイッチ
55、以下に説明するモードセレクトスイッチ56が接
続され、更に、A/D変換器69を介して、吸入空気量
センサ47、スロットル開度センサ48、冷却水温セン
サ51、及びO2センサ52が接続されると共に、バッ
テリ電圧VBが入力されてモニタされる。また、I/O
インターフェイス66Aの出力ポートには、アイドル制
御弁10、インジェクタ11、オイルフロー制御弁36
R,36L、及び、電源リレー70のリレーコイルが駆
動回路68を介して接続されると共に、イグナイタ内蔵
イグニッションコイル13のイグナイタ13aが接続さ
れている。
【0052】モードセレクトスイッチ56は、予め設定
された複数のバルブタイミング特性の中から運転者が所
望の特性を手動操作によって選択可能な切換えスイッチ
ユニットであり、例えば、インストルメントパネルやそ
の周辺部に設けられている。本形態では、通常走行に対
応するバルブタイミング特性のノーマルモードと、燃費
を重視した走行に対応するバルブタイミング特性のエコ
ノミーモードと、エンジン出力を重視したパワー走行に
対応するバルブタイミング特性のパワーモードとの3つ
のモードに対応するスイッチが設けられており、モード
セレクトスイッチ56によって選択されたモードに対応
するスイッチ信号がI/Oインターフェイス66Aの入
力ポートを介してECU60に入力される。
【0053】また、符号80は、変速機制御用の電子制
御装置(TCU)であり、エンジン制御用のECU60
と同様、マイクロコンピュータを中心として構成され、
エンジン制御用のECU60に、SCI66Bを介して
互いにデータ交換可能に接続されている。
【0054】本形態では、エンジン1の出力軸に連設さ
れる変速駆動系として、インペラとタービンとを係合す
るためのロックアップクラッチ85を備えたトルクコン
バータ86に、前進・後退の切換や変速切り換えを行う
ための各種油圧クラッチや各種油圧ブレーキ等からなる
クラッチ機構部とプラネタリーギヤ等からなる主変速機
構部とを備えた自動変速機90が連設されている。自動
変速機90には、各機構部へのライン圧やパイロット圧
を制御する各種コントロール弁を一体的に形成した油圧
制御部95が連設されている。
【0055】変速機制御用のTCU80には、ECU6
0と共用するスロットル開度センサ48、冷却水温セン
サ51、及び車速センサ54からの各信号が入力される
と共に、タービン回転数信号、ATF油温信号、ブレー
キ信号、セレクト機構部96の操作位置(変速レンジ位
置)を示す信号等が入力され、更に、SCI66Bを介
してECU60から送信されるモードセレクトデータ
(モードセレクトスイッチ56によって選択されたモー
ドを示すデータ)を受信し、モードに応じた変速特性
で、油圧制御部95を介してロックアップクラッチ85
の締結・スリップ・解放を制御すると共に自動変速機9
0の変速制御を行う。また、TCU80からは、SCI
66Bを介して変速制御データや操作位置(レンジ位
置)データ、ロックアップクラッチ85の制御データ等
をECU60に送信する。
【0056】一方、エンジン制御用のECU60は、R
OM62に記憶されている制御プログラムに従って、I
/Oインターフェイス66Aを介して入力されるセンサ
・スイッチ類からの検出信号、及びバッテリ電圧等をC
PU61で処理すると共に、SCI66Bを介して変速
機制御用のTCU80から変速制御データや操作位置
(レンジ位置)データ、ロックアップクラッチ85の制
御データ等を受信し、これらの受信データ、RAM63
に格納される各種データ、バックアップRAM64に格
納されている各種学習値データ、及びROM62に記憶
されている固定データ等に基づき、燃料噴射量、点火時
期、アイドル制御弁10に対する制御信号のデューティ
比、オイルフロー制御弁36R,36Lに対する制御電
流値等を演算し、燃料噴射制御、点火時期制御、アイド
ル回転数制御、バルブタイミング制御等のエンジン制御
を行う。
【0057】ここで、上述のように、可変バルブタイミ
ング機構27を介したECU60によるバルブタイミン
グ制御においては、クランク角センサ44から出力され
るクランクパルスと、カム位置センサ46R(46L)
から出力されるカム位置パルスとに基づいて基準クラン
ク角に対する吸気カム位置の回転位相、すなわちクラン
ク軸18に対する吸気カム軸19の実変位角(実バルブ
タイミング)を算出し、この実バルブタイミングがエン
ジン運転状態に基づいて設定した目標バルブタイミング
に収束するようオイルフロー制御弁36R,36Lに対
する制御電流値を演算し、この制御電流値による制御電
流をオイルフロー制御弁36R,36Lに出力して可変
バルブタイミング機構27をフィードバック制御する。
【0058】その際、ECU60では、モードセレクト
スイッチ56を介して運転者が選択したバルブタイミン
グ特性のモードを調べ、選択されたモードに対応する目
標バルブタイミングテーブルからエンジン運転状態に応
じて目標バルブタイミングを設定することで、選択され
たモードに応じた目標バルブタイミングでのバルブタイ
ミング制御を行う。同時に、TCU80では、ECU6
0から送信されるモードセレクトデータにより、各モー
ドに対応して変速特性を選択的に切換える。
【0059】すなわち、モードセレクトスイッチ56及
びECU60によって本発明に係わるバルブタイミング
特性選択手段としての機能を実現し、また、TCU80
は、選択されたバルブタイミング特性に対応して変速機
の変速特性を選択的に切換える変速特性切換手段として
の機能を実現する。具体的には、図1,2に示すルーチ
ンによって各手段の機能を実現する。
【0060】以下、運転者によって選択されたモードに
対するECU60によるバルブタイミング制御及びTC
U80による変速制御について、図1及び図2に示すフ
ローチャートに従って説明する。
【0061】図1は、ECU60において所定時間毎に
実行されるバルブタイミング制御ルーチンであり、この
ルーチンでは、先ず、ステップS101で、モードセレ
クトスイッチ56からの信号を読込み、選択されている
バルブタイミング特性のモードがパワーモードか否かを
調べる。
【0062】そして、ステップS101において、パワ
ーモードの場合には、ステップS102で、エンジン負
荷を表す基本燃料噴射パルス幅Tp(=K×Q/NE;
Qは吸入空気量、Kはインジェクタ特性補正定数)とエ
ンジン回転数NEとに基づいてパワーモード目標バルブ
タイミングテーブルTBLVTPOWを検索し、補間計
算により目標バルブタイミング(目標変位角)VTTG
Tを設定する(VTTGT←TBLVTPOW(Tp,
NE))。
【0063】また、選択されているバルブタイミング特
性がパワーモードでない場合には、ステップS101か
らステップS103へ進んでノーマルモードか否かを調
べ、ノーマルモードの場合には、ステップS104で基
本燃料噴射パルス幅Tpとエンジン回転数NEとに基づ
いてノーマルモード目標バルブタイミングテーブルTB
LVTNORを検索し、補間計算により目標バルブタイ
ミングVTTGTを設定する(VTTGT←TBLVT
NOR(Tp,NE))。
【0064】更に、ステップS103において、パワー
モードでもノーマルモードでない場合、すなわちエコノ
ミーモードの場合には、ステップS103からステップ
S105へ進んで基本燃料噴射パルス幅Tpとエンジン
回転数NEとに基づいてエコノミーモード目標バルブタ
イミングテーブルTBLVTECOを検索し、補間計算
によりエコノミーモードの目標バルブタイミングVTT
GTを設定する(VTTGT←TBLVTECO(T
p,NE))。
【0065】図3に示すように、バルブタイミング制御
においては、エンジン負荷とエンジン回転数とによる運
転状態に応じて4つの制御領域に分け、それぞれ目標バ
ルブタイミングVTTGTを設定してエンジン1を最適
な状態に制御するようにしており、低負荷低回転のアイ
ドル領域においては、目標バルブタイミングVTTGT
を0°として、吸気バルブ25の開閉タイミングを進角
量=0°の最遅角状態に制御し、排気バルブ26と吸気
バルブ25とのオーバラップをなくしてアイドル回転安
定化を図る。
【0066】また、中負荷運転領域では、目標バルブタ
イミングVTTGTを小〜中の進角量に設定し、吸気バ
ルブ25の開閉タイミングを進角側に制御し、排気バル
ブ26と吸気バルブ25とのオーバラップ量を大きくし
て内部EGR率を増加することで、エンジンのポンピン
グロスを低減して燃費の向上を図る一方、高負荷運転領
域では、目標バルブタイミングVTTGTを進角量大に
設定して吸気バルブ25の開閉タイミングを中負荷域よ
りも進角側に制御し、排気バルブ26と吸気バルブ25
とのオーバラップを増加させて充填効率及び掃気効率を
高め、エンジン出力を向上する。更に、低負荷高回転の
運転領域では、目標バルブタイミングVTTGTを進角
量小として吸気バルブ25の開閉タイミングを遅角側に
制御し、バルブオーバラップ量を減少させてエンジンの
過回転を防止する。
【0067】そして、モードセレクトスイッチ56によ
ってパワーモードが選択されている場合には、図3に示
すように、ノーマルモードに対し、進角量大の領域を拡
大して相対的にバルブタイミングの進角量を増加させ、
全ての運転領域において、その運転領域でエンジン1の
最大出力を得るに適切な目標バルブタイミングがパワー
モード目標バルブタイミングテーブルTBLVTPOW
によって設定される。また、エコノミーモードが選択さ
れている場合には、ノーマルモードに対し、進角量が小
〜中の領域を拡大して相対的にバルブタイミングの進角
量を減じて、全ての運転領域において、その運転領域で
エンジン1の燃費が最良となるに適切な目標バルブタイ
ミングがエコノミーモード目標バルブタイミングテーブ
ルTBLVTECOによって設定される。
【0068】選択されたモードに対応する目標バルブタ
イミングVTTGTを設定した後は、ステップS10
2,S104,105中の該当ステップからステップS
106へ進み、クランク角センサ44から出力されるク
ランクパルスとカム位置センサ46R(46L)から出
力されるカム位置パルスとに基づき、クランク軸18に
対する吸気カム軸19の実バルブタイミング(実変位
角)VTを算出する。
【0069】この実バルブタイミングVTの算出は、具
体的には、クランクパルスによって算出されるエンジン
回転数NEから単位角度当たりの回転時間を求め、この
単位角度回転当たりの時間に、θ2クランクパルスが入
力してからθ7,θ8カム位置パルスが入力するまでの
時間を乗算することで、θ2クランクパルスによる基準
クランク角に対する吸気カム位置の回転位相、すなわち
クランク軸18に対する吸気カム軸19の変位角VTに
換算することで行われる。
【0070】その後、ステップS107へ進み、オイル
フロー制御弁36R(36L)の保持電流値IVTH
に、目標バルブタイミングVTTGTと実バルブタイミ
ングVTとの偏差に比例ゲインKを乗算したフィードバ
ック電流値(K×(VTTGT−VT))を加算し、オ
イルフロー制御弁36R(36L)の制御電流値IVT
を算出する。そして、ステップS108で、制御電流値
IVTによる制御電流を駆動回路68を介してオイルフ
ロー制御弁36R(36L)に出力すべく、制御電流値
IVTをセットして、ルーチンを抜ける。
【0071】保持電流値IVTHは、オイルフロー制御
弁36R(36L)のスプール36gを、そのランドを
以ってAポート36a及びBポート36bを閉塞する位
置に保持し、シリンダヘッド2側の進角側オイル通路3
4、遅角側オイル通路35を、オイルフロー制御弁36
L(36R)のオイル供給ポート36c、ドレインポー
ト36d,36fから遮断することで、可変バルブタイ
ミング機構27のベーンロータ28を進角側にも遅角側
にも変位させず、所定の目標バルブタイミングに収束し
た定常状態に保持するための電流値であり、個別の制御
系のオイルフロー制御弁36R(36L)毎に学習され
る。
【0072】オイルフロー制御弁36R(36L)の制
御電流値IVTは、保持電流値IVTHに対して目標バ
ルブタイミングVTTGTと実バルブタイミングVTと
の偏差に応じたフィードバック電流値(K×(VTTG
T−VT))により増減され(例えば、IVT=100
mA〜1000mA)、スプール36gのストロークが
変更されて、進角側オイル通路34或いは遅角側オイル
通路35とオイル供給通路40との接続量、進角側オイ
ル通路34或いは遅角側オイル通路35とドレイン通路
41,42との接続量が0〜100%の間で変更され、
実バルブタイミングVTが目標バルブタイミングVTT
GTに収束するようフィードバック制御される。
【0073】すなわち、目標バルブタイミングVTTG
Tに対し、実バルブタイミングVTが遅角しているとき
には、オイルフロー制御弁36R(36L)の制御電流
値IVTが増加され、スプール36gが進角側オイル通
路34とオイル供給通路40との接続量及び遅角側オイ
ル通路35とドレイン通路42との接続量を増加する方
向に移動する。これにより、可変バルブタイミング機構
27の進角室33aの油圧が上昇すると共に遅角室33
bの油圧が低下し、ベーンロータ28が時計回り方向
(図11参照)に回動し、吸気カムプーリ23に対する
吸気カム軸19の回転位相すなわちクランク軸18に対
する吸気カム軸19の回転位相(変位角)が進角化さ
れ、吸気カム軸19の吸気カム19aによって駆動され
る吸気バルブ25の開閉タイミングが進角される。
【0074】また、逆に、目標バルブタイミングVTT
GTに対し、実バルブタイミングVTが進角していると
きには、オイルフロー制御弁36R(36L)の制御電
流値IVTが減少され、スプール36gが遅角側オイル
通路35とオイル供給通路40との接続量及び進角側オ
イル通路34とドレイン通路41との接続量を増加する
方向に移動する。これにより、可変バルブタイミング機
構27の進角室33aの進角室33aの油圧が低下する
と共に遅角室33bの油圧が上昇し、ベーンロータ28
が反時計回り方向(図12参照)に回動し、吸気カムプ
ーリ23に対する吸気カム軸19の回転位相すなわちク
ランク軸18に対する吸気カム軸19の回転位相(変位
角)が遅角化され、吸気カム軸19の吸気カム19aに
よって駆動される吸気バルブ25の開閉タイミングが遅
角される。
【0075】そして、実バルブタイミングVTが目標バ
ルブタイミングVTTGTに収束すると(VTTGT=
VT)、フィードバック電流値が0となってオイルフロ
ー制御弁36R(36L)のスプール36gが進角側オ
イル通路34及び遅角側オイル通路35を閉塞する位置
に移動し、可変バルブタイミング機構27のベーンロー
タ28が停止・保持される。
【0076】以上により、運転者が通常走行よりも燃費
を重視した走行を所望する場合には、モードセレクトス
イッチ56によってエコノミーモードを選択すること
で、全ての運転領域においてエンジン1の燃費を最良と
するバルブタイミング特性に変更し、また、スポーツ走
行や登坂走行等のエンジン出力性能を重視した走行を所
望する場合には、モードセレクトスイッチ56によって
パワーモードを選択することで、全ての運転領域におい
てエンジン1の最大出力を可能とするバルブタイミング
特性に変更することができる。
【0077】すなわち、エンジン運転状態に応じて目標
バルブタイミングを設定するためのテーブルを予め複数
枚用意しておき、運転者がモードセレクトスイッチ56
によって所望の特性のテーブルを選択可能とすること
で、従来のバルブタイミング制御システムに極めて軽微
な変更を加えるだけで、運転者の意志をバルブタイミン
グ制御に反映した柔軟なシステムとすることができ、高
度な運転環境の実現を可能とすることができる。
【0078】次に、TCU80による変速制御について
説明する。ECU60による各モードに応じたバルブタ
イミング特性への制御に対し、TCU80は、図2に示
す変速制御ルーチンにより、各モードに対応する変速特
性で変速制御を行う。すなわち、モードに応じたECU
60によるバルブタイミング制御とTCU80による変
速制御とが実現される。
【0079】TCU80における変速制御ルーチンで
は、先ず、ステップS201で、ECU60から送信さ
れたモードセレクトデータを参照し、現在、選択されて
いるモードがパワーモードか否かを調べる。そして、パ
ワーモードの場合には、ステップS202でパワーモー
ド変速特性マップMPPOWを選択し、パワーモードで
ない場合、ステップS203でノーマルモードか否かを
調べる。
【0080】その結果、ステップS203において、ノ
ーマルモードの場合には、ステップS204へ進んでノ
ーマルモード変速特性マップMPNORを選択し、ノー
マルモードでない場合、すなわち、パワーモードでもな
くノーマルモードでもないエコノミーモードの場合に
は、ステップS205でエコノミーモード変速特性マッ
プMPECOを選択する。
【0081】ノーマルモード変速特性マップMPNOR
によるノーマルモードの変速パターンは、図6に示さ
れ、1速←→2速、2速←→3速、3速←→4速のアッ
プシフト(図中、実線で示す)及びダウンシフト(図
中、破線で示す)の変速線が車速とスロットル開度とを
パラメータとして予め設定されている。
【0082】このノーマルモードの変速パターンに対
し、エンジン出力重視のパワーモードの変速パターン
は、図7の破線で示すように、車速の上昇に対して遅め
にアップシフトしてパワー走行に適した加速性能とエン
ジン出力を確保し、また、図8の破線で示すように、車
速の低下に対して早めにダウンシフトして十分な再加速
性とエンジンブレーキ力とを得ることができるよう、パ
ワーモード変速特性マップMPPOWによって変速線が
設定される。
【0083】また、燃費重視のエコノミーモードの変速
パターンは、ノーマルモードの変速パターンに対し、図
7の一点鎖線で示すように、車速の上昇に対して早めに
アップシフトし、また、図8の一点鎖線で示すように、
車速の低下に対して遅めにダウンシフトすることで、エ
ンジン回転の上昇を抑制して燃費を低減するよう、エコ
ノミーモード変速特性マップMPECOによって変速線
が設定される。
【0084】そして、ステップS202,S204,S
205のいずれかでモードに応じた変速特性マップを選
択した後は、ステップS206へ進み、選択された変速
特性マップに基づいて変速制御を実行する。
【0085】すなわち、モードセレクトスイッチ56を
介して運転者が選択したモードに対応してバルブタイミ
ング特性を切換えると共に、選択したモードに対応して
変速特性を切換えることにより、エンジンと変速機との
統合制御を可能とし、エコノミーモードにおいては、よ
り燃費を向上させることができ、また、パワーモードに
おいては、エンジン出力の大きい領域をより拡大して走
行性能を更に向上させることができる。
【0086】尚、本発明は、以上の実施の形態に限定さ
れるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で
種々適用され得る。すなわち、本実施の形態では、連続
可変バルブタイミング機構付きエンジンに適用した例に
ついて説明したが、本発明は、これに限定されるもので
はなく、段階的にバルブタイミングを変更する可変バル
ブタイミング機構等の各種の可変バルブタイミング機構
付きエンジンに適用することができる。
【0087】また、本実施の形態では、通常のノーマル
モードと、燃費を重視したエコノミーモードと、エンジ
ン出力を重視したパワーモードとの3つの特性を変更可
能とする例について説明したが、少なくとも2つ以上の
特性が変更可能であれば良い。更に、本実施の形態で
は、バルブタイミング特性の変更に加えて、変速機の変
速特性を変更しているが、バルブタイミング特性のみを
変更するようにしても良いことは勿論である。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、エンジンのクランク軸とカム軸との間の回
転位相を調整する可変バルブタイミング機構をエンジン
運転状態に応じて制御する際、予め設定された複数のバ
ルブタイミング特性の中から手動操作によって選択され
たバルブタイミング特性に従ってバルブタイミングを変
更するので、運転者の意志を反映した柔軟なバルブタイ
ミング制御を実現することことができ、高度な運転環境
の実現を可能とすることができる。
【0089】その際、請求項2記載の発明によれば、通
常走行に対応するバルブタイミング特性に対し、燃費を
重視した走行に対応するバルブタイミング特性とエンジ
ン出力性能を重視したパワー走行に対応するバルブタイ
ミング特性とのうち、少なくとも一方の特性を選択する
ことができるので、請求項1記載の発明の効果に加え、
運転者が通常走行よりも燃費を重視した走行を所望する
場合には、全ての運転領域においてエンジンの燃費を最
良とするバルブタイミング特性に変更することが可能と
なり、また、スポーツ走行や登坂走行等のエンジン出力
性能を重視した走行を所望する場合には、全ての運転領
域においてエンジンの最大出力を可能とするバルブタイ
ミング特性に変更することが可能となる。
【0090】また、請求項3記載の発明によれば、可変
バルブタイミング機構を、選択されたバルブタイミング
特性に対応する目標バルブタイミングを変更することに
より制御するので、請求項1又は請求項2記載の発明の
効果に加え、従来の制御に付加することが極めて容易で
あり、最小限のコストで簡単に対処することができる。
【0091】更に、請求項4記載の発明によれば、選択
されたバルブタイミング特性に対応して変速機の変速特
性を選択的に切換えるので、請求項1,2,3のいずれ
か一に記載の発明の効果に加え、可変バルブタイミング
機構の制御と変速制御との統合制御を実現し、車両の走
行性能をより向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バルブタイミング制御ルーチンのフローチャー
【図2】変速制御ルーチンのフローチャート
【図3】バルブタイミングの制御領域を示す説明図
【図4】排気バルブに対する吸気バルブのバルブタイミ
ングの変化を示す説明図
【図5】クランクパルス、気筒判別パルス、及びカム位
置パルスの関係を示すタイムチャート
【図6】ノーマルモードの変速パターンを示す説明図
【図7】アップシフト時の各モードにおける変速パター
ンを示す説明図
【図8】ダウンシフト時の各モードにおける変速パター
ンを示す説明図
【図9】可変バルブタイミング機構付きエンジンの全体
構成図
【図10】可変バルブタイミング機構の概略構成図
【図11】可変バルブタイミング機構の最進角状態を図
10のA−A断面で示す説明図
【図12】可変バルブタイミング機構の最遅角状態を図
10のA−A断面で示す説明図
【図13】クランクロータとクランク角センサの正面図
【図14】吸気カムプーリの背面図
【図15】カムロータとカム位置センサの正面図
【図16】電子制御系の回路構成図
【符号の説明】
1 …可変バルブタイミング機構付きエンジン 18…クランク軸 19…吸気カム軸 27…可変バルブタイミング機構 56…モードセレクトスイッチ(バルブタイミング特性
選択手段) 60…ECU(バルブタイミング特性選択手段) 80…TCU(変速制御手段) VT…実バルブタイミング VTTGT…目標バルブタイミング
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 61/10 F16H 61/10 Fターム(参考) 3D041 AA21 AA31 AB01 AC15 AD04 AD05 AD14 AD31 AD51 AE40 AF01 3G016 AA08 AA11 AA19 BA28 BA38 BA40 BA43 CA24 DA06 DA22 GA06 3G092 AA01 AA05 AA11 AA15 DA01 DA09 DA12 DG05 DG09 EA11 EA25 EA28 EA29 EC01 FA01 FA24 HA01Z HA06Z HA13X HA13Z HC05Z HE03Z HE05Z HE08Z HF12X HF12Z HF21Z HF26Z 3G093 AA05 DA05 DA06 DA07 DA09 DB05 DB11 DB15 DB22 EA15 EB03 EC04 3J052 AA04 BA01 FB33 GB06 GC04 GC32 HA01 KA01 LA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのクランク軸とカム軸との間の
    回転位相を調整する可変バルブタイミング機構をエンジ
    ン運転状態に応じて制御し、バルブタイミングを変更す
    る可変バルブタイミング機構付きエンジン搭載車の制御
    装置であって、 予め設定された複数のバルブタイミング特性の中から、
    手動操作によって任意のバルブタイミング特性を選択可
    能なバルブタイミング特性選択手段を備えたことを特徴
    とする可変バルブタイミング機構付きエンジン搭載車の
    制御装置。
  2. 【請求項2】 上記複数のバルブタイミング特性は、通
    常走行に対応するバルブタイミング特性に対し、燃費を
    重視した走行に対応するバルブタイミング特性と、エン
    ジン出力性能を重視したパワー走行に対応するバルブタ
    イミング特性との少なくとも一方を含むことを特徴とす
    る請求項1記載の可変バルブタイミング機構付きエンジ
    ン搭載車の制御装置。
  3. 【請求項3】 上記選択されたバルブタイミング特性に
    対応する目標バルブタイミングを変更し、上記可変バル
    ブタイミング機構を制御することを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の可変バルブタイミング機構付きエン
    ジン搭載車の制御装置。
  4. 【請求項4】 上記選択されたバルブタイミング特性に
    対応して、変速機の変速特性を選択的に切換える変速特
    性切換手段を更に備えたことを特徴とする請求項1,
    2,3のいずれか一に記載の可変バルブタイミング機構
    付きエンジン搭載車の制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007022255A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Honda Motor Co Ltd 車両制御装置
JP2010285932A (ja) * 2009-06-11 2010-12-24 Honda Motor Co Ltd カム位相可変型内燃機関
JP2012127449A (ja) * 2010-12-16 2012-07-05 Fuji Heavy Ind Ltd 車両の駆動力制御装置

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