JP2001080748A - 紙幣収納繰出し装置 - Google Patents
紙幣収納繰出し装置Info
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- JP2001080748A JP2001080748A JP26208399A JP26208399A JP2001080748A JP 2001080748 A JP2001080748 A JP 2001080748A JP 26208399 A JP26208399 A JP 26208399A JP 26208399 A JP26208399 A JP 26208399A JP 2001080748 A JP2001080748 A JP 2001080748A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 紙幣間に挟在する硬貨等の異物をゲート部へ
進入する前段階で確実に除去して回収することを可能と
する。 【解決手段】 紙幣の繰出し方向に張設され繰出し幅方
向に複数本のベルト6a,6aで構成される繰出しベル
ト6と、前記繰出しベルト6の各ベルトの上部に位置し
集積紙幣の先端を規制するとともに繰出し幅方向全域に
わたって形成され混入硬貨類の侵入を阻止する規制ガイ
ド部14a,14b,14bと、この規制ガイド部より
紙幣繰出し方向下流側に位置し繰出しベルト6との間で
紙幣の1枚通過を許容するゲート部16と、前記規制ガ
イド部14a,14b,14bより繰出し方向上流側所
定域において前記繰出しベルト6の各ベルト間に混入硬
貨類の侵入を阻止する阻止部材28c,28dと、前記
繰出しベルトのベルト間の開放された空間部の下方に設
置される混入硬貨類受部26とを具備せしめたものであ
る。
進入する前段階で確実に除去して回収することを可能と
する。 【解決手段】 紙幣の繰出し方向に張設され繰出し幅方
向に複数本のベルト6a,6aで構成される繰出しベル
ト6と、前記繰出しベルト6の各ベルトの上部に位置し
集積紙幣の先端を規制するとともに繰出し幅方向全域に
わたって形成され混入硬貨類の侵入を阻止する規制ガイ
ド部14a,14b,14bと、この規制ガイド部より
紙幣繰出し方向下流側に位置し繰出しベルト6との間で
紙幣の1枚通過を許容するゲート部16と、前記規制ガ
イド部14a,14b,14bより繰出し方向上流側所
定域において前記繰出しベルト6の各ベルト間に混入硬
貨類の侵入を阻止する阻止部材28c,28dと、前記
繰出しベルトのベルト間の開放された空間部の下方に設
置される混入硬貨類受部26とを具備せしめたものであ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙幣を集積状態で収
納部に収納するとともに、この紙幣を1枚ずつゲート部
により分離して繰出す紙幣収納繰出し装置において、紙
幣間に混入している硬貨やクリップ、ピン等の異物をゲ
ート部に至るまでの収納部内において除去回収を図るよ
うにした紙幣収納繰出し装置に関する。
納部に収納するとともに、この紙幣を1枚ずつゲート部
により分離して繰出す紙幣収納繰出し装置において、紙
幣間に混入している硬貨やクリップ、ピン等の異物をゲ
ート部に至るまでの収納部内において除去回収を図るよ
うにした紙幣収納繰出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数枚の紙幣を収納してその紙幣を1枚
ずつ分離して繰出し、繰出された紙幣を各種処理する機
械において、紙幣間に挟まっている硬貨やクリップ、ピ
ン等の異物(以下混入硬貨類という)を排除して以後の
処理時に支障をきたすことがないようにする装置として
例えば実開昭62−132069号公報に記載のものが
ある。
ずつ分離して繰出し、繰出された紙幣を各種処理する機
械において、紙幣間に挟まっている硬貨やクリップ、ピ
ン等の異物(以下混入硬貨類という)を排除して以後の
処理時に支障をきたすことがないようにする装置として
例えば実開昭62−132069号公報に記載のものが
ある。
【0003】この公報に記載の装置は、立位姿勢で収納
される紙幣群から紙幣を1枚ずつ分離して繰出し、繰出
された紙幣をゲート部を通じて搬送通路へ送り込み、こ
の搬送通路の下方に異物受部を配設して混入硬貨類を回
収するようになされたものである。
される紙幣群から紙幣を1枚ずつ分離して繰出し、繰出
された紙幣をゲート部を通じて搬送通路へ送り込み、こ
の搬送通路の下方に異物受部を配設して混入硬貨類を回
収するようになされたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記従来の装
置では、混入硬貨類がゲート部で詰らないようにするた
めゲート部が退避動可能とされており、そのため紙幣が
2枚重ねで通過しやすいものとなり、ゲート機能を十分
に果たさなくなる可能性がある。また集積紙幣を立位姿
勢で収納するので紙幣倒れが生じやすく、かつ紙幣の下
端縁が常に摺動して移動することになるので紙幣の下端
が折れ曲がりやすく、繰出し不良を起こしやすいという
難点がある。
置では、混入硬貨類がゲート部で詰らないようにするた
めゲート部が退避動可能とされており、そのため紙幣が
2枚重ねで通過しやすいものとなり、ゲート機能を十分
に果たさなくなる可能性がある。また集積紙幣を立位姿
勢で収納するので紙幣倒れが生じやすく、かつ紙幣の下
端縁が常に摺動して移動することになるので紙幣の下端
が折れ曲がりやすく、繰出し不良を起こしやすいという
難点がある。
【0005】一方、ゲート部を通過した混入硬貨類が搬
送ベルトとプーリーとの間に入り込みやすく、これが入
り込むとベルト外れやベルト切れを起こすおそれがあ
る。
送ベルトとプーリーとの間に入り込みやすく、これが入
り込むとベルト外れやベルト切れを起こすおそれがあ
る。
【0006】そこで紙幣を上下方向に集積し、ゲート部
より後流位置の搬送通路へは混入硬貨類が進入しないよ
うにしたものもあるが、この種の装置では繰出しロー
ラ、フイードローラを用いて紙幣を繰出す構造を有する
ので各ローラ間にはガイド用の底板が設けられている。
そのため紙幣間に存在した混入硬貨類は上記底板上に滞
留し続けることになったり、あるいは紙幣と混入硬貨類
とが共にゲート部へ進入しようとしてジャムを発生させ
るなどの問題がある。
より後流位置の搬送通路へは混入硬貨類が進入しないよ
うにしたものもあるが、この種の装置では繰出しロー
ラ、フイードローラを用いて紙幣を繰出す構造を有する
ので各ローラ間にはガイド用の底板が設けられている。
そのため紙幣間に存在した混入硬貨類は上記底板上に滞
留し続けることになったり、あるいは紙幣と混入硬貨類
とが共にゲート部へ進入しようとしてジャムを発生させ
るなどの問題がある。
【0007】本発明は上記従来の問題点に着目し、これ
を改善することを課題としてなされたもので、紙幣間に
挟在する混入硬貨類をゲート部に進入する前段階で確実
に除去して回収することを可能とする紙幣収納繰出し装
置を提供するものである。
を改善することを課題としてなされたもので、紙幣間に
挟在する混入硬貨類をゲート部に進入する前段階で確実
に除去して回収することを可能とする紙幣収納繰出し装
置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
として本発明特に第1の発明は、紙幣を集積状態で収納
部に収納するとともにこの紙幣をゲート部により1枚ず
つ分離して繰出す紙幣収納繰出し装置において、紙幣の
繰出し方向に張設され繰出し幅方向に複数本のベルトで
構成される繰出しベルトと、前記繰出しベルトの各ベル
トの上部に位置し集積紙幣の先端を規制するとともに繰
出し幅方向全域にわたって形成され混入硬貨類の侵入を
阻止する規制ガイド部と、この規制ガイド部より紙幣繰
出し方向後流側に位置し繰出しベルトとの間で紙幣の1
枚通過を許容するゲート部と、前記規制ガイド部より繰
出し方向上流側所定領域において前記繰出しベルトの各
ベルト間からの混入硬貨類の落下を阻止する阻止部材
と、この阻止部材より繰出し方向上流域において前記繰
出しベルトのベルト間の開放された空間部の下方に設置
される混入硬貨類受部とを具備せしめたものである。
として本発明特に第1の発明は、紙幣を集積状態で収納
部に収納するとともにこの紙幣をゲート部により1枚ず
つ分離して繰出す紙幣収納繰出し装置において、紙幣の
繰出し方向に張設され繰出し幅方向に複数本のベルトで
構成される繰出しベルトと、前記繰出しベルトの各ベル
トの上部に位置し集積紙幣の先端を規制するとともに繰
出し幅方向全域にわたって形成され混入硬貨類の侵入を
阻止する規制ガイド部と、この規制ガイド部より紙幣繰
出し方向後流側に位置し繰出しベルトとの間で紙幣の1
枚通過を許容するゲート部と、前記規制ガイド部より繰
出し方向上流側所定領域において前記繰出しベルトの各
ベルト間からの混入硬貨類の落下を阻止する阻止部材
と、この阻止部材より繰出し方向上流域において前記繰
出しベルトのベルト間の開放された空間部の下方に設置
される混入硬貨類受部とを具備せしめたものである。
【0009】また第2の発明では、前記ゲート部は、複
数本のベルトに対し繰出し幅方向のずれた位置に臨みか
つ複数本のベルトとの間で紙幣1枚分離を行う複数のゲ
ート部材で構成したものであり、紙幣の1枚ずつの繰出
しを確実なものとしたことにある。
数本のベルトに対し繰出し幅方向のずれた位置に臨みか
つ複数本のベルトとの間で紙幣1枚分離を行う複数のゲ
ート部材で構成したものであり、紙幣の1枚ずつの繰出
しを確実なものとしたことにある。
【0010】また第3の発明では、前記繰出しベルト
は、繰出し幅方向中央域に対し左および右寄りの位置に
紙幣に対する繰出し方向略全域にわたるよう設けられる
複数本の第1ベルトと、繰出し幅方向中央域に設けられ
る第2ベルトとで構成され、前記第1ベルトの上流端お
よび下流端が巻回される第1ベルト用上流端プーリーお
よび第1ベルト用下流端プーリーと、前記規制ガイド部
より繰出し方向上流側に位置し前記第1ベルトのベルト
面を支持するガイド用プーリーと、繰出し幅方向中央域
にあって前記第2ベルトの上流端が巻回され前記ガイド
用プーリーと同径でかつ繰出し方向の同位置に設けられ
る第2ベルト用上流端プーリーと、繰出し幅方向中央域
にあって前記第2ベルトの下流端が巻回され前記第1ベ
ルト用下流端プーリーと同径でかつ繰出し方向の同位置
に設けられる第2ベルト用下流端プーリーとで構成した
ものである。
は、繰出し幅方向中央域に対し左および右寄りの位置に
紙幣に対する繰出し方向略全域にわたるよう設けられる
複数本の第1ベルトと、繰出し幅方向中央域に設けられ
る第2ベルトとで構成され、前記第1ベルトの上流端お
よび下流端が巻回される第1ベルト用上流端プーリーお
よび第1ベルト用下流端プーリーと、前記規制ガイド部
より繰出し方向上流側に位置し前記第1ベルトのベルト
面を支持するガイド用プーリーと、繰出し幅方向中央域
にあって前記第2ベルトの上流端が巻回され前記ガイド
用プーリーと同径でかつ繰出し方向の同位置に設けられ
る第2ベルト用上流端プーリーと、繰出し幅方向中央域
にあって前記第2ベルトの下流端が巻回され前記第1ベ
ルト用下流端プーリーと同径でかつ繰出し方向の同位置
に設けられる第2ベルト用下流端プーリーとで構成した
ものである。
【0011】第4の発明では、前記繰出しベルトの繰出
し方向上流側にあって繰出し方向に向けて下り傾斜し、
混入硬貨類を前記混入硬貨受部へ導く下り傾斜部を有す
る第1のシュートと、混入硬貨類受部の繰出し方向後部
域の上部から前記阻止部材に向けて上り傾斜する上り傾
斜部を有し、混入硬貨類を前記混入硬貨類受部へ導く第
2のシュートとを備え、紙幣の繰出し時の混入硬貨類の
混入硬貨類受部への回収をスムーズに行なわせることが
できるようにしている。
し方向上流側にあって繰出し方向に向けて下り傾斜し、
混入硬貨類を前記混入硬貨受部へ導く下り傾斜部を有す
る第1のシュートと、混入硬貨類受部の繰出し方向後部
域の上部から前記阻止部材に向けて上り傾斜する上り傾
斜部を有し、混入硬貨類を前記混入硬貨類受部へ導く第
2のシュートとを備え、紙幣の繰出し時の混入硬貨類の
混入硬貨類受部への回収をスムーズに行なわせることが
できるようにしている。
【0012】また第5の発明では、前記繰出しベルトに
よる紙幣の繰出し方向を紙幣の長手方向とすることによ
り混入硬貨類の落下域を長くとることができ、それだけ
混入硬貨類の除去を確実に行なうことができるので好ま
しい。
よる紙幣の繰出し方向を紙幣の長手方向とすることによ
り混入硬貨類の落下域を長くとることができ、それだけ
混入硬貨類の除去を確実に行なうことができるので好ま
しい。
【0013】第6の発明では、前記繰出しベルト上の集
積紙幣の有無を検知する第1の検知手段と、前記ゲート
部の直後の位置にあって紙幣の搬送を検知する第2の検
知手段と、前記第1の検知手段の紙幣有検知状況下で第
2の検知手段が紙幣の搬送を検知しないときには前記繰
出しベルトを逆転させたあと正転させる駆動制御部とを
備え、前記第1の検知手段の紙幣有の検知時に前記第2
の検知手段が紙幣の搬送を検知しないときには前記繰出
しベルトを逆転させたあと正転させるようにし、万一混
入硬貨類が紙幣と一緒に繰出されかかっても混入硬貨類
を確実に排除することができる。
積紙幣の有無を検知する第1の検知手段と、前記ゲート
部の直後の位置にあって紙幣の搬送を検知する第2の検
知手段と、前記第1の検知手段の紙幣有検知状況下で第
2の検知手段が紙幣の搬送を検知しないときには前記繰
出しベルトを逆転させたあと正転させる駆動制御部とを
備え、前記第1の検知手段の紙幣有の検知時に前記第2
の検知手段が紙幣の搬送を検知しないときには前記繰出
しベルトを逆転させたあと正転させるようにし、万一混
入硬貨類が紙幣と一緒に繰出されかかっても混入硬貨類
を確実に排除することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態を参照して説明する。
形態を参照して説明する。
【0015】図示の実施形態は、例えば循環式紙幣入出
金機の紙幣挿入部に用いられる場合を例示するもので、
図1は本発明の一実施形態の平面図を示し、図2は同中
央縦断側面図を示しており、紙幣は矢印A方向を繰出し
方向として繰出されるものとする。
金機の紙幣挿入部に用いられる場合を例示するもので、
図1は本発明の一実施形態の平面図を示し、図2は同中
央縦断側面図を示しており、紙幣は矢印A方向を繰出し
方向として繰出されるものとする。
【0016】図示の紙幣収納繰出し装置は、紙幣の繰出
し方向幅よりやや大なる間隔をもって繰出し方向に対し
左右平行に設けられ紙幣の挿入搬送時および繰出し時の
幅方向の規制ガイドとなる側板1,1間の繰出し方向前
後部にプーリー軸2,3が設けられ、これらプーリー軸
2,3に左右一対ずつの第1ベルト用上流端プーリー
4,4および第1ベルト用下流端プーリー5,5が固着
され、これら前後のプーリー間には繰出しベルト6を構
成する2本の第1ベルト6a,6aが巻装され、図示し
ないモータにより正逆駆動自在とされている。
し方向幅よりやや大なる間隔をもって繰出し方向に対し
左右平行に設けられ紙幣の挿入搬送時および繰出し時の
幅方向の規制ガイドとなる側板1,1間の繰出し方向前
後部にプーリー軸2,3が設けられ、これらプーリー軸
2,3に左右一対ずつの第1ベルト用上流端プーリー
4,4および第1ベルト用下流端プーリー5,5が固着
され、これら前後のプーリー間には繰出しベルト6を構
成する2本の第1ベルト6a,6aが巻装され、図示し
ないモータにより正逆駆動自在とされている。
【0017】前記後流側のプーリー軸3の中央位置には
前記第1ベルト用下流端プーリー5,5と同径の第2ベ
ルト用下流端プーリー7が固着され、このプーリー7と
前記繰出しベルト6上に収納される紙幣Pの先端と対応
する中央位置に軸支された第2ベルト用上流端プーリー
8との間に前記第1ベルト6a,6aと同幅、同厚で長
さは短い第2ベルト9が巻装されている。
前記第1ベルト用下流端プーリー5,5と同径の第2ベ
ルト用下流端プーリー7が固着され、このプーリー7と
前記繰出しベルト6上に収納される紙幣Pの先端と対応
する中央位置に軸支された第2ベルト用上流端プーリー
8との間に前記第1ベルト6a,6aと同幅、同厚で長
さは短い第2ベルト9が巻装されている。
【0018】前記第1ベルト用上流端プーリー4,4の
上方にはフイードローラ10,10が下方へバネ付勢さ
れて対設され、繰出しベルト6を構成する第1ベルト6
a,6aの上面よりやや下部に位置するレベルに設けら
れたテーブル11aとその上方に設けられたガイド部1
1bとの間で構成される挿入口11から集積状態の紙幣
Pが一括して紙幣収納域13(本発明における収納部に
相当)に送入されるようになっている。このフィードロ
ーラ10の上流側にはシャッタ12が上下動自在に設け
られ、ソレノイドSD1 により前記挿入口11を開閉す
るようになされている。
上方にはフイードローラ10,10が下方へバネ付勢さ
れて対設され、繰出しベルト6を構成する第1ベルト6
a,6aの上面よりやや下部に位置するレベルに設けら
れたテーブル11aとその上方に設けられたガイド部1
1bとの間で構成される挿入口11から集積状態の紙幣
Pが一括して紙幣収納域13(本発明における収納部に
相当)に送入されるようになっている。このフィードロ
ーラ10の上流側にはシャッタ12が上下動自在に設け
られ、ソレノイドSD1 により前記挿入口11を開閉す
るようになされている。
【0019】前記第2ベルト用上流端プーリー8と同軸
上に同プーリー8と同径でかつ前記第1ベルト6a、6
aの下面を支持するガイド用プーリー6b、6bが設け
られている。
上に同プーリー8と同径でかつ前記第1ベルト6a、6
aの下面を支持するガイド用プーリー6b、6bが設け
られている。
【0020】前記第1ベルト用下流端プーリー5と第2
ベルト用上流端プーリー8との間の位置の上部には、繰
出しベルト6上に収納される紙幣Pの先端が当接すると
ともに混入硬貨類の進入を阻止する垂直な規制ガイド部
14aとこの規制ガイド部14aの繰出し方向両側に位
置して混入硬貨類の進入を阻止する垂直な規制ガイド部
14bとを形成するガイド部材15が繰出し幅方向全域
にわたるように設けられ、このガイド部材15に前記各
ベルト6a,6a,9との間で紙幣Pを1枚のみ通過さ
せるためのゲート部16を構成するゲート部材としての
ゲートローラ17,17が図3に示すように各ベルト6
a、9、6aの間に位置して若干ベルトの厚み方向に進
入するように設けられている。これらゲートローラ1
7,17が設けられる位置のベルト6a,6a,9の下
面側には受けローラ18,18,18が配設されてい
る。これら受けローラ18,18,18の繰出し幅方向
位置もベルト6a,9,6aと同様にゲートローラ1
7,17の繰出し幅方向位置とはずれている。また受け
ローラ18,18,18およびゲートローラ17,17
に対するプーリー8,6b,6bの位置は繰出し方向の
近接位置に設けられている。
ベルト用上流端プーリー8との間の位置の上部には、繰
出しベルト6上に収納される紙幣Pの先端が当接すると
ともに混入硬貨類の進入を阻止する垂直な規制ガイド部
14aとこの規制ガイド部14aの繰出し方向両側に位
置して混入硬貨類の進入を阻止する垂直な規制ガイド部
14bとを形成するガイド部材15が繰出し幅方向全域
にわたるように設けられ、このガイド部材15に前記各
ベルト6a,6a,9との間で紙幣Pを1枚のみ通過さ
せるためのゲート部16を構成するゲート部材としての
ゲートローラ17,17が図3に示すように各ベルト6
a、9、6aの間に位置して若干ベルトの厚み方向に進
入するように設けられている。これらゲートローラ1
7,17が設けられる位置のベルト6a,6a,9の下
面側には受けローラ18,18,18が配設されてい
る。これら受けローラ18,18,18の繰出し幅方向
位置もベルト6a,9,6aと同様にゲートローラ1
7,17の繰出し幅方向位置とはずれている。また受け
ローラ18,18,18およびゲートローラ17,17
に対するプーリー8,6b,6bの位置は繰出し方向の
近接位置に設けられている。
【0021】前記ガイド部材15の規制ガイド部14a
の下端は側面視円弧状に形成されており、この規制ガイ
ド部14aに当接している紙幣Pの下位の紙幣が前記ゲ
ート部16へスムーズに入り込むようになっている。ま
た第1ベルト用下流端プーリー5,5,および第2ベル
ト用下流端プーリー7の直上位置にはフイードローラ1
9,19,19がそれぞれ対設されている。さらにゲー
ト部16の下部で各ベルト6a,6aの繰出し幅方向外
側域には、ゲート部16で1枚に分離される紙幣の両端
が下方へ垂れることを防ぐ紙幣支持部材20が設けら
れ、その上面は繰出し方向に向けて上る上り傾斜面とそ
れに続く水平面とを有している。
の下端は側面視円弧状に形成されており、この規制ガイ
ド部14aに当接している紙幣Pの下位の紙幣が前記ゲ
ート部16へスムーズに入り込むようになっている。ま
た第1ベルト用下流端プーリー5,5,および第2ベル
ト用下流端プーリー7の直上位置にはフイードローラ1
9,19,19がそれぞれ対設されている。さらにゲー
ト部16の下部で各ベルト6a,6aの繰出し幅方向外
側域には、ゲート部16で1枚に分離される紙幣の両端
が下方へ垂れることを防ぐ紙幣支持部材20が設けら
れ、その上面は繰出し方向に向けて上る上り傾斜面とそ
れに続く水平面とを有している。
【0022】前記第1ベルト用上流端プーリー4,4と
第2ベルト用上流端プーリー8との繰出し方向略中央位
置でかつ第1ベルト6a,6a間には紙幣Pを間欠的に
送り出すための送出停止機構21が設けられている。
第2ベルト用上流端プーリー8との繰出し方向略中央位
置でかつ第1ベルト6a,6a間には紙幣Pを間欠的に
送り出すための送出停止機構21が設けられている。
【0023】この実施形態における送出停止機構21
は、前記側板1,1間に支持された軸22に固定されて
この軸22を中心に上下方向に揺動し先端側が2本に分
岐した形態のアーム23を有し、このアーム23の先端
上面には摩擦部片24が取付けられ、ソレノイドSD2
による軸22の所定角度の回転で上下に揺動するように
なっており、上昇時には収納紙幣Pの下面に接し、下降
時にはストッパ25に当接して下降限が定められるとと
もに繰出しベルト6(第1ベルト6a,6a)の上面よ
り下位に退去するようになっている。
は、前記側板1,1間に支持された軸22に固定されて
この軸22を中心に上下方向に揺動し先端側が2本に分
岐した形態のアーム23を有し、このアーム23の先端
上面には摩擦部片24が取付けられ、ソレノイドSD2
による軸22の所定角度の回転で上下に揺動するように
なっており、上昇時には収納紙幣Pの下面に接し、下降
時にはストッパ25に当接して下降限が定められるとと
もに繰出しベルト6(第1ベルト6a,6a)の上面よ
り下位に退去するようになっている。
【0024】前記第1ベルト用上流端プーリー4,4と
第2ベルト用上流端プーリー8との間で前記側板1,1
間からその一側外方にかけてトレイ状をなす混入硬貨類
受部26が配設されている。
第2ベルト用上流端プーリー8との間で前記側板1,1
間からその一側外方にかけてトレイ状をなす混入硬貨類
受部26が配設されている。
【0025】第1ベルト用上流端プーリー4,4の位置
から前記混入硬貨類受部26に向けて下り傾斜する第1
のシュート27が設置される。
から前記混入硬貨類受部26に向けて下り傾斜する第1
のシュート27が設置される。
【0026】この第1のシュート27は、前記側板1,
1間の略全域を塞ぐ繰出し方向幅を有し、繰出し方向に
向けて上り傾斜する上り傾斜部27a、これに続く水平
部27b、さらには下り傾斜部27c(後述の下支え3
2の逃げ用切欠を有する)が形成されており、垂直に折
曲された繰出し幅方向両端の支持部27d,27dによ
って側板1,1に固定されている。そして前記上り傾斜
部27a、水平部27b、下り傾斜部27cは第1ベル
ト6a,6aの上側のベルト部位より下部に位置されて
いる。
1間の略全域を塞ぐ繰出し方向幅を有し、繰出し方向に
向けて上り傾斜する上り傾斜部27a、これに続く水平
部27b、さらには下り傾斜部27c(後述の下支え3
2の逃げ用切欠を有する)が形成されており、垂直に折
曲された繰出し幅方向両端の支持部27d,27dによ
って側板1,1に固定されている。そして前記上り傾斜
部27a、水平部27b、下り傾斜部27cは第1ベル
ト6a,6aの上側のベルト部位より下部に位置されて
いる。
【0027】前記上り傾斜部27aは、繰出し方向上流
端が挿入口11のテーブル11aより下方近傍でかつプ
ーリー4,4の近傍に位置し、この上り傾斜部27aの
繰出し方向後部域は前記プーリー4,4の近傍を上り傾
斜している。
端が挿入口11のテーブル11aより下方近傍でかつプ
ーリー4,4の近傍に位置し、この上り傾斜部27aの
繰出し方向後部域は前記プーリー4,4の近傍を上り傾
斜している。
【0028】上記上り傾斜部27aに続く水平部27b
の繰出し方向上流域も前記プーリー4,4の近傍に位置
されている。そのためプーリー4,4の近傍に位置する
上り傾斜部27aおよび水平部27bの繰出し方向上流
域は前記プーリー4,4の逃げ溝27e,27eが形成
され、上り傾斜部27aおよび水平部27bの繰出し方
向上流域は3本に分かれている。
の繰出し方向上流域も前記プーリー4,4の近傍に位置
されている。そのためプーリー4,4の近傍に位置する
上り傾斜部27aおよび水平部27bの繰出し方向上流
域は前記プーリー4,4の逃げ溝27e,27eが形成
され、上り傾斜部27aおよび水平部27bの繰出し方
向上流域は3本に分かれている。
【0029】なお第1のシュート27の下り傾斜部27
cは混入硬貨類受部26に向けて混入硬貨類を送る役目
をなし、また水平部27bに位置する混入硬貨類は第1
ベルト6a,6aの正逆回転による紙幣の正逆移動で下
り傾斜部27cへ送られて自重落下し、混入硬貨類受部
26へ受収される。なお詳細は後述するが、挿入される
集積収納状態の紙幣は図2にBで示す範囲内であり、そ
の紙幣の後端は水平部27b上に位置し、センサS1は
通過するがセンサS2 を遮ったままの位置におかれる。
cは混入硬貨類受部26に向けて混入硬貨類を送る役目
をなし、また水平部27bに位置する混入硬貨類は第1
ベルト6a,6aの正逆回転による紙幣の正逆移動で下
り傾斜部27cへ送られて自重落下し、混入硬貨類受部
26へ受収される。なお詳細は後述するが、挿入される
集積収納状態の紙幣は図2にBで示す範囲内であり、そ
の紙幣の後端は水平部27b上に位置し、センサS1は
通過するがセンサS2 を遮ったままの位置におかれる。
【0030】また混入硬貨類受部26の繰出し方向後部
域上部からゲート部16の直前位置に向けて第2のシュ
ート28が設けられている。
域上部からゲート部16の直前位置に向けて第2のシュ
ート28が設けられている。
【0031】この第2のシュート28は、混入硬貨受部
26の上部に位置する基部が軸28aに固定され、ソレ
ノイドSD3 による軸28aの回動により図2の実線図
示位置(紙幣繰出し動作時)と鎖線図示位置(挿入口1
1からの集積紙幣挿入送り込み時)の範囲で上下方向に
移動するようになっている。
26の上部に位置する基部が軸28aに固定され、ソレ
ノイドSD3 による軸28aの回動により図2の実線図
示位置(紙幣繰出し動作時)と鎖線図示位置(挿入口1
1からの集積紙幣挿入送り込み時)の範囲で上下方向に
移動するようになっている。
【0032】上記第2のシュート28は、側板1,1間
の略全域を塞ぐ繰出し方向幅を有し、前記軸28aに固
定される基部から繰出し方向後流側に向けて上り傾斜す
る上り傾斜部28bと、その先端域にあって折曲された
折曲部28c,28dを有している。この折曲部28
c,28dは繰出し方向および繰出し幅方向の寸法を異
にしている。
の略全域を塞ぐ繰出し方向幅を有し、前記軸28aに固
定される基部から繰出し方向後流側に向けて上り傾斜す
る上り傾斜部28bと、その先端域にあって折曲された
折曲部28c,28dを有している。この折曲部28
c,28dは繰出し方向および繰出し幅方向の寸法を異
にしている。
【0033】前記上り傾斜部28bの基部側に対する繰
出し方向後流側および折曲部28c,28dには前記プ
ーリー6b,6b,8を突出させるための逃げ溝28
e,28e,28eが形成されている。
出し方向後流側および折曲部28c,28dには前記プ
ーリー6b,6b,8を突出させるための逃げ溝28
e,28e,28eが形成されている。
【0034】前記折曲部28c,28cは前記ガイド部
材15の規制ガイド部14a(図1において繰出し幅方
向の右側の第1ベルト6aの右端近傍から繰出し幅方向
の左側の第1ベルト6aの左端近傍までの領域)のう
ち、第1ベルト6a,6a、第2ベルト9以外の繰出し
幅方向域に対向し、折曲部28d,28dは規制ガイド
部14b,14b(図1において規制ガイド部14aに
対する繰出し幅方向の両側に位置し各側板1,1までの
領域)に対向している。
材15の規制ガイド部14a(図1において繰出し幅方
向の右側の第1ベルト6aの右端近傍から繰出し幅方向
の左側の第1ベルト6aの左端近傍までの領域)のう
ち、第1ベルト6a,6a、第2ベルト9以外の繰出し
幅方向域に対向し、折曲部28d,28dは規制ガイド
部14b,14b(図1において規制ガイド部14aに
対する繰出し幅方向の両側に位置し各側板1,1までの
領域)に対向している。
【0035】前記第2のシュート28は、図2において
実線図示位置(紙幣繰込み動作時)とは別に鎖線図示位
置(集積紙幣挿入搬送時)をとるが、集積紙幣のゲート
部16方向への送り込み時に集積紙幣の先端が揃わずに
ゲート部16へ進入することを防ぐためであり、この第
2のシュート28を上昇位置(鎖線図示位置)に位置さ
せた状態で集積紙幣を送り込むことにより集積紙幣の先
端が折曲部28c,28c,28d,28dにより支持
されて規制ガイド部14a,14b,14bに当接し、
集積紙幣の先端が揃えられることになる。
実線図示位置(紙幣繰込み動作時)とは別に鎖線図示位
置(集積紙幣挿入搬送時)をとるが、集積紙幣のゲート
部16方向への送り込み時に集積紙幣の先端が揃わずに
ゲート部16へ進入することを防ぐためであり、この第
2のシュート28を上昇位置(鎖線図示位置)に位置さ
せた状態で集積紙幣を送り込むことにより集積紙幣の先
端が折曲部28c,28c,28d,28dにより支持
されて規制ガイド部14a,14b,14bに当接し、
集積紙幣の先端が揃えられることになる。
【0036】上記規制ガイド部14b,14bは、規制
ガイド部14aより繰出し方向に僅かの寸法(例えば3
mm程度)後退した位置で垂直方向に形成されており、
これに対向する折曲部28d,28dは前記後退寸法
(例えば3mm)に対応する分だけ折曲部28c,28
cより長い寸法とされている。
ガイド部14aより繰出し方向に僅かの寸法(例えば3
mm程度)後退した位置で垂直方向に形成されており、
これに対向する折曲部28d,28dは前記後退寸法
(例えば3mm)に対応する分だけ折曲部28c,28
cより長い寸法とされている。
【0037】なお規制ガイド部14a、規制ガイド部1
4b,14bの垂直域に対する下部域は各々90°分の
円弧面を有し、その下端は共通な水平面となっていてゲ
ートローラ17,17に向かうようになっている。
4b,14bの垂直域に対する下部域は各々90°分の
円弧面を有し、その下端は共通な水平面となっていてゲ
ートローラ17,17に向かうようになっている。
【0038】上記折曲部28d,28dを折曲部28
c,28cよりも長く形成しかつ規制ガイド部14b,
14bを規制ガイド部14aより後退させたのは次の理
由による。すなわち集積紙幣の最下部の数枚の紙幣の先
端が他の集積紙幣の先端より突出した状態で規制ガイド
部14aへ下向き勝手で突き当ることがあり、この場合
それらの紙幣の下向き勝手の突出端が折曲部28c,2
8cの水平姿勢への移行時に折れ重なって紙幣のゲート
部16での1枚繰出しに支障をきたすことがある。その
対策として折曲部28c,28cと規制ガイド部14a
との間の間隙へ下向き勝手で進入しようとする紙幣の先
端を折曲部28d,28dの上面により規制する。その
結果、折曲部28c,28c,28d,28dが水平姿
勢(図2の実線図示位置)になったとき紙幣の先端が折
り重なった状態になることがなく、水平状態のまま第1
ベルト6a,6aおよび第2ベルト9上に来るようにす
るためである。
c,28cよりも長く形成しかつ規制ガイド部14b,
14bを規制ガイド部14aより後退させたのは次の理
由による。すなわち集積紙幣の最下部の数枚の紙幣の先
端が他の集積紙幣の先端より突出した状態で規制ガイド
部14aへ下向き勝手で突き当ることがあり、この場合
それらの紙幣の下向き勝手の突出端が折曲部28c,2
8cの水平姿勢への移行時に折れ重なって紙幣のゲート
部16での1枚繰出しに支障をきたすことがある。その
対策として折曲部28c,28cと規制ガイド部14a
との間の間隙へ下向き勝手で進入しようとする紙幣の先
端を折曲部28d,28dの上面により規制する。その
結果、折曲部28c,28c,28d,28dが水平姿
勢(図2の実線図示位置)になったとき紙幣の先端が折
り重なった状態になることがなく、水平状態のまま第1
ベルト6a,6aおよび第2ベルト9上に来るようにす
るためである。
【0039】また折曲部28d,28dを長くした理由
は、紙幣の繰出し幅方向両側域(第1ベルト6aと側板
1との間の域)を支持する紙幣支持部材20,20の上
り傾斜面上に位置し後続の水平面へスムーズに受渡しす
るためである。
は、紙幣の繰出し幅方向両側域(第1ベルト6aと側板
1との間の域)を支持する紙幣支持部材20,20の上
り傾斜面上に位置し後続の水平面へスムーズに受渡しす
るためである。
【0040】なお、混入硬貨類の自重落下域は、第1の
シュート27の下り傾斜部27cの上流端から第2のシ
ュート28の上り傾斜部28bの下流端までであり、ま
たそれより上流側および下流側の繰出し方向のBで示す
範囲(水平部27bおよび折曲部28c,28c、折曲
部28d,28d上)の混入硬貨類は第1ベルト6a,
6a、第2ベルト9の逆転・正転を所定回数繰返すこと
により各ベルト6a,6a,9、あるいは逆転・正転時
の振動、さらには各ベルト6a,6a,9による紙幣の
移動で自重落下域へ送られ、混入硬貨類受部26内へ受
収される。
シュート27の下り傾斜部27cの上流端から第2のシ
ュート28の上り傾斜部28bの下流端までであり、ま
たそれより上流側および下流側の繰出し方向のBで示す
範囲(水平部27bおよび折曲部28c,28c、折曲
部28d,28d上)の混入硬貨類は第1ベルト6a,
6a、第2ベルト9の逆転・正転を所定回数繰返すこと
により各ベルト6a,6a,9、あるいは逆転・正転時
の振動、さらには各ベルト6a,6a,9による紙幣の
移動で自重落下域へ送られ、混入硬貨類受部26内へ受
収される。
【0041】図1、図2において符号S1 ,S1 は透過
式フォトセンサで、挿入口11に挿入される紙幣の先端
を検知するものであり、S2 ,S2 は透過式、S3 は反
射式のフォトセンサで、紙幣収納域13へ進入する紙幣
により遮られることにより紙幣の進入を検知するもので
あり、さらにS4 ,S4 …は繰出し幅方向に一対ずつ設
けられた透過式フォトセンサで、紙幣の進入と通過とを
検知するものである。図1、図2における検知センサS
1 ,S1 は、通常は透受光状態で挿入口11の挿入方向
背部位置に位置され、集積状態で挿入される紙幣の先端
を検知し、フィードローラ10,10の図示しないバネ
による下方への移動により第1ベルト6a,6aとの間
での紙幣挟持動作を行ない、次にソレノイドSD3 の励
磁により第2のシュート28を図2の鎖線図示位置へ移
動させ、所定時間経過時(検知センサS1 ,S1 を紙幣
で遮ったのちタイマ制御により行われる)に第1ベルト
6a,6a、第2ベルト9の正転低速駆動を行なう。こ
れらの動作は駆動制御部30によってなされる。
式フォトセンサで、挿入口11に挿入される紙幣の先端
を検知するものであり、S2 ,S2 は透過式、S3 は反
射式のフォトセンサで、紙幣収納域13へ進入する紙幣
により遮られることにより紙幣の進入を検知するもので
あり、さらにS4 ,S4 …は繰出し幅方向に一対ずつ設
けられた透過式フォトセンサで、紙幣の進入と通過とを
検知するものである。図1、図2における検知センサS
1 ,S1 は、通常は透受光状態で挿入口11の挿入方向
背部位置に位置され、集積状態で挿入される紙幣の先端
を検知し、フィードローラ10,10の図示しないバネ
による下方への移動により第1ベルト6a,6aとの間
での紙幣挟持動作を行ない、次にソレノイドSD3 の励
磁により第2のシュート28を図2の鎖線図示位置へ移
動させ、所定時間経過時(検知センサS1 ,S1 を紙幣
で遮ったのちタイマ制御により行われる)に第1ベルト
6a,6a、第2ベルト9の正転低速駆動を行なう。こ
れらの動作は駆動制御部30によってなされる。
【0042】上記第1ベルト6a,6a、第2ベルト9
の正転低速駆動は、集積紙幣を規制ガイド部14aへ向
けて搬送するが、後述の押え板29はそのとき定位置
(図2の実線図示位置)にあり、紙幣の搬送をガイドす
る。
の正転低速駆動は、集積紙幣を規制ガイド部14aへ向
けて搬送するが、後述の押え板29はそのとき定位置
(図2の実線図示位置)にあり、紙幣の搬送をガイドす
る。
【0043】したがって、集積紙幣が搬送され検知セン
サS2 ,S3 がその紙幣で遮られかつ検知センサS1 ,
S1 が投受光状態となって所定時間(タイマによる計
測)が経過したとき第1ベルト6a,6a、第2ベルト
9、およびこれに従動するフィードローラ10,10が
一旦停止する。このとき集積紙幣の先端は規制ガイド部
14aに当接した状態で停止している。
サS2 ,S3 がその紙幣で遮られかつ検知センサS1 ,
S1 が投受光状態となって所定時間(タイマによる計
測)が経過したとき第1ベルト6a,6a、第2ベルト
9、およびこれに従動するフィードローラ10,10が
一旦停止する。このとき集積紙幣の先端は規制ガイド部
14aに当接した状態で停止している。
【0044】次いでソレノイドSD3 が非励磁となり、
図示しないバネとストッパとで第2のシュート28が図
2の実線図示位置となる。次に押え板29の図示しない
上下動用モータが駆動して押え板29が紙幣を所定の押
圧力で押圧する位置まで下降して前記モータの停止によ
り停止する。
図示しないバネとストッパとで第2のシュート28が図
2の実線図示位置となる。次に押え板29の図示しない
上下動用モータが駆動して押え板29が紙幣を所定の押
圧力で押圧する位置まで下降して前記モータの停止によ
り停止する。
【0045】一方、集積紙幣の送入搬送による検知セン
サS1 ,S1 の前述の遮蔽動作から透受光への変化はソ
レノイドSD1 を通じてシャッタ12を閉じる。
サS1 ,S1 の前述の遮蔽動作から透受光への変化はソ
レノイドSD1 を通じてシャッタ12を閉じる。
【0046】次に第1ベルト6a,6a、第2ベルト9
が高速正転駆動され、その結果紙幣はゲート部16へ送
られて1枚分離がなされる。1枚分離された紙幣はゲー
ト部16を通過し、その先端が繰出し幅方向左右の上下
に一対として設置された透受光式の検知センサS4 ,S
4 ,S4 ,S4 を通過して所定時間経過時(タイマによ
り制御され、分離された紙幣の後端が下降位置にあるア
ーム23の摩擦片24の位置を通過した時点)に送出停
止機構21のソレノイドSD2 が励磁され、アーム23
が上昇してその摩擦片24が2枚目の紙幣を押圧保持
し、2枚目の紙幣の連れ出しを防ぐ。繰出された1枚目
の紙幣の後端が検知センサS4 ,S4 …を通過すると、
ソレノイドSD2 が励磁解除されてアーム23が下降揺
動し、2枚目の紙幣が繰出されるようになる。以後上記
作用を繰返して1枚ずつの繰出しがなされる。
が高速正転駆動され、その結果紙幣はゲート部16へ送
られて1枚分離がなされる。1枚分離された紙幣はゲー
ト部16を通過し、その先端が繰出し幅方向左右の上下
に一対として設置された透受光式の検知センサS4 ,S
4 ,S4 ,S4 を通過して所定時間経過時(タイマによ
り制御され、分離された紙幣の後端が下降位置にあるア
ーム23の摩擦片24の位置を通過した時点)に送出停
止機構21のソレノイドSD2 が励磁され、アーム23
が上昇してその摩擦片24が2枚目の紙幣を押圧保持
し、2枚目の紙幣の連れ出しを防ぐ。繰出された1枚目
の紙幣の後端が検知センサS4 ,S4 …を通過すると、
ソレノイドSD2 が励磁解除されてアーム23が下降揺
動し、2枚目の紙幣が繰出されるようになる。以後上記
作用を繰返して1枚ずつの繰出しがなされる。
【0047】なお検知センサS2 ,S3 が紙幣で遮られ
た状態(紙幣有の状態)において、検知センサS4 ,S
4 …が所定時間以上継続して紙幣を検知しない場合、ま
たは紙幣検知状態が連続して所定時間以上続く場合、あ
るいは繰出し幅方向の左右の一方の検知センサS4 ,S
4 のみの紙幣検知状態が連続して所定時間以上続く場合
には、駆動制御部30により第1ベルト6a,6a、第
2ベルト9を所定時間逆転させたのち所定時間正転さ
せ、この逆転と正転とを所定回数繰返す。これにより紙
幣も逆送と正送とが繰返される。
た状態(紙幣有の状態)において、検知センサS4 ,S
4 …が所定時間以上継続して紙幣を検知しない場合、ま
たは紙幣検知状態が連続して所定時間以上続く場合、あ
るいは繰出し幅方向の左右の一方の検知センサS4 ,S
4 のみの紙幣検知状態が連続して所定時間以上続く場合
には、駆動制御部30により第1ベルト6a,6a、第
2ベルト9を所定時間逆転させたのち所定時間正転さ
せ、この逆転と正転とを所定回数繰返す。これにより紙
幣も逆送と正送とが繰返される。
【0048】したがって紙幣の進行が停止した原因が混
入硬貨類の存在による場合は上記の逆送と正送との繰返
しにより混入硬貨類は混入硬貨類受部26内に落され、
逆転後の正転時に紙幣がゲート部16へスムーズに送り
込まれて繰出しされ、検知センサS4 ,S4 …による透
受光、紙幣による遮蔽、紙幣通過後の透受光を繰返すこ
とにより正常な紙幣繰出しが保証される。
入硬貨類の存在による場合は上記の逆送と正送との繰返
しにより混入硬貨類は混入硬貨類受部26内に落され、
逆転後の正転時に紙幣がゲート部16へスムーズに送り
込まれて繰出しされ、検知センサS4 ,S4 …による透
受光、紙幣による遮蔽、紙幣通過後の透受光を繰返すこ
とにより正常な紙幣繰出しが保証される。
【0049】前述の押圧板29は、通常時には図2の実
線図示位置におかれ、紙幣が押圧されたとき下降して紙
幣の量に応じ一定の力で紙幣に荷重を与えるものであ
る。また符号31は前記混入硬貨類受部26のガイド、
32は第1ベルト6a,6a間での紙幣の下支えであ
る。
線図示位置におかれ、紙幣が押圧されたとき下降して紙
幣の量に応じ一定の力で紙幣に荷重を与えるものであ
る。また符号31は前記混入硬貨類受部26のガイド、
32は第1ベルト6a,6a間での紙幣の下支えであ
る。
【0050】次に上記実施の形態の作用を説明する。
【0051】通常時、すなわち入金待機時(出金待機時
も同じ)には、装置前部の挿入口11は開放状態におか
れており、装置後部側のフィードローラ10,10、押
え板29は図2の実線図示の待機位置におかれている。
特に押え板29は上記待機位置にあるときは挿入紙幣を
ガイドする働きを行なう。
も同じ)には、装置前部の挿入口11は開放状態におか
れており、装置後部側のフィードローラ10,10、押
え板29は図2の実線図示の待機位置におかれている。
特に押え板29は上記待機位置にあるときは挿入紙幣を
ガイドする働きを行なう。
【0052】集積紙幣をテーブル11aにそってガイド
部11bの下をくぐらせてフィードローラ10,10と
の間に挿入すると、検知センサS1 ,S1 が紙幣の挿入
を検知し、フィードローラ10,10が下降して第1ベ
ルト6a,6aとの間で集積紙幣を挟持する。
部11bの下をくぐらせてフィードローラ10,10と
の間に挿入すると、検知センサS1 ,S1 が紙幣の挿入
を検知し、フィードローラ10,10が下降して第1ベ
ルト6a,6aとの間で集積紙幣を挟持する。
【0053】一方、ソレノイドSD3 が励磁され、第2
のシュート28が図2の鎖線図示位置へ移動する。次い
で第1ベルト6a,6a、第2ベルト9が低速正転を開
始し、集積紙幣は第1ベルト6a,6aとフィードロー
ラ10,10とで挟まれて押え板29の下面によりガイ
ドされながら送られる。
のシュート28が図2の鎖線図示位置へ移動する。次い
で第1ベルト6a,6a、第2ベルト9が低速正転を開
始し、集積紙幣は第1ベルト6a,6aとフィードロー
ラ10,10とで挟まれて押え板29の下面によりガイ
ドされながら送られる。
【0054】その後、紙幣の先端下面が第2のシュート
28の折曲部28c,28c,28d,28dにより支
持されて送られたあと、紙幣の先端が規制ガイド部14
aに当接したとき紙幣の搬送が停止される。その際に繰
出しベルト6の駆動も停止される。
28の折曲部28c,28c,28d,28dにより支
持されて送られたあと、紙幣の先端が規制ガイド部14
aに当接したとき紙幣の搬送が停止される。その際に繰
出しベルト6の駆動も停止される。
【0055】上記駆動の停止は駆動制御部30によって
なされるが、この繰出しベルト6の停止については繰出
しベルト6による集積紙幣の搬送を通じ検知センサ
S2 ,S 3 が紙幣により遮られ、一方紙幣により遮られ
ていた検知センサS1 ,S1 が透受光状態に切換わり、
所定時間経過後、すなわち図2のBで示す範囲の右端と
検知センサS1 ,S1 との間の距離を紙幣が移動する時
間の経過後に停止される。次にソレノイドSD3 が非励
磁となり、図示しないバネとストッパとにより第2のシ
ュート28は図2の実線図示位置となる。続いて押え板
29の上下動用モータが駆動して押え板29は紙幣を所
定の押圧力で押圧する位置まで下降して停止する。
なされるが、この繰出しベルト6の停止については繰出
しベルト6による集積紙幣の搬送を通じ検知センサ
S2 ,S 3 が紙幣により遮られ、一方紙幣により遮られ
ていた検知センサS1 ,S1 が透受光状態に切換わり、
所定時間経過後、すなわち図2のBで示す範囲の右端と
検知センサS1 ,S1 との間の距離を紙幣が移動する時
間の経過後に停止される。次にソレノイドSD3 が非励
磁となり、図示しないバネとストッパとにより第2のシ
ュート28は図2の実線図示位置となる。続いて押え板
29の上下動用モータが駆動して押え板29は紙幣を所
定の押圧力で押圧する位置まで下降して停止する。
【0056】一方、集積紙幣の送入−搬送による検知セ
ンサS1 ,S1 の前述の遮蔽状態から透受光状態への変
化に基づいてソレノイドSD1 を通じシャッタ12が閉
じられる。
ンサS1 ,S1 の前述の遮蔽状態から透受光状態への変
化に基づいてソレノイドSD1 を通じシャッタ12が閉
じられる。
【0057】次いで第1ベルト6a,6a、第2ベルト
9が高速正転駆動される。その結果紙幣はゲート部16
へ送られて1枚分離され、分離された紙幣はゲート部1
6を通過して3本のベルト6a,6a,9とフィードロ
ーラ19,19,19とによりさらに搬送され、その紙
幣の先端が繰出し幅方向左右に上下一対として設置され
ている検知センサS4 ,S4 ,S4 ,S4 を通過して所
定時間経過時(タイマにより制御され、分離された紙幣
の後端が、下降位置にあるアーム23の摩擦片24の位
置を通過した時点)に送出停止機構21のソレノイドS
D2 が励磁され、アーム23が上昇してその摩擦片24
が2枚目の紙幣を押圧保持して2枚目の紙幣の連れ出し
を防ぎ、繰出された1枚目の紙幣の後端が検知センサS
4 ,S4,S4 ,S4 を通過すると前記ソレノイドSD
2 が解磁されてアーム23が下降揺動し、2枚目の紙幣
が繰出される。以後この動作を繰返して1枚ずつの繰出
しがなされる。
9が高速正転駆動される。その結果紙幣はゲート部16
へ送られて1枚分離され、分離された紙幣はゲート部1
6を通過して3本のベルト6a,6a,9とフィードロ
ーラ19,19,19とによりさらに搬送され、その紙
幣の先端が繰出し幅方向左右に上下一対として設置され
ている検知センサS4 ,S4 ,S4 ,S4 を通過して所
定時間経過時(タイマにより制御され、分離された紙幣
の後端が、下降位置にあるアーム23の摩擦片24の位
置を通過した時点)に送出停止機構21のソレノイドS
D2 が励磁され、アーム23が上昇してその摩擦片24
が2枚目の紙幣を押圧保持して2枚目の紙幣の連れ出し
を防ぎ、繰出された1枚目の紙幣の後端が検知センサS
4 ,S4,S4 ,S4 を通過すると前記ソレノイドSD
2 が解磁されてアーム23が下降揺動し、2枚目の紙幣
が繰出される。以後この動作を繰返して1枚ずつの繰出
しがなされる。
【0058】このようにして順次1枚ずつ繰出される紙
幣間に硬貨やクリップ等の異物(混入硬貨類)が挟圧し
ていたときは、繰出される最下位の紙幣が次位の紙幣か
ら離れて混入硬貨類の下に紙幣がなくなったとき下方に
落下する。
幣間に硬貨やクリップ等の異物(混入硬貨類)が挟圧し
ていたときは、繰出される最下位の紙幣が次位の紙幣か
ら離れて混入硬貨類の下に紙幣がなくなったとき下方に
落下する。
【0059】特に混入硬貨類の存在する部位が第1のシ
ュート27の下り傾斜部27cの上流端から第2のシュ
ート28の上り傾斜部28bの下流端までの区域では混
入硬貨類は自重落下、すなわち第1ベルト6a,6a間
の当該ベルト6a,6aに拘束されない自重落下、また
は第1ベルト6a,6a上から繰出し幅方向左右に振れ
たのち自重落下する場合、あるいは第1のシュート27
の上り傾斜部27c、第2のシュート28の上り傾斜部
28b上を下降して落下する場合のいずれも混入硬貨類
受部26内へ送り込まれる。
ュート27の下り傾斜部27cの上流端から第2のシュ
ート28の上り傾斜部28bの下流端までの区域では混
入硬貨類は自重落下、すなわち第1ベルト6a,6a間
の当該ベルト6a,6aに拘束されない自重落下、また
は第1ベルト6a,6a上から繰出し幅方向左右に振れ
たのち自重落下する場合、あるいは第1のシュート27
の上り傾斜部27c、第2のシュート28の上り傾斜部
28b上を下降して落下する場合のいずれも混入硬貨類
受部26内へ送り込まれる。
【0060】次に第1のシュート27の水平部27b、
または第2のシュート28の折曲部28c,28d上に
ある混入硬貨類の排除につきこの混入硬貨類の下に位置
する紙幣が繰出されていることを前提として以下説明す
る。
または第2のシュート28の折曲部28c,28d上に
ある混入硬貨類の排除につきこの混入硬貨類の下に位置
する紙幣が繰出されていることを前提として以下説明す
る。
【0061】検知センサS2 ,S3 が紙幣により遮蔽さ
れている状態において検知センサS 4 ,S4 …が所定時
間以上継続して紙幣を検知しない場合、または紙幣検知
状態が連続して所定時間以上続いている場合、あるいは
繰出し幅方向の左右の一方の検知センサS4 ,S4 のみ
の紙幣検知状態が連続して所定時間以上続く場合には、
紙幣の繰出し不良と判断されて駆動制御部30により第
1ベルト6a,6a、第2ベルト9を所定時間逆転させ
たのち所定時間正転させ、この逆転と正転とを所定回数
繰返す。これにより紙幣も逆送と正送とが繰返される。
れている状態において検知センサS 4 ,S4 …が所定時
間以上継続して紙幣を検知しない場合、または紙幣検知
状態が連続して所定時間以上続いている場合、あるいは
繰出し幅方向の左右の一方の検知センサS4 ,S4 のみ
の紙幣検知状態が連続して所定時間以上続く場合には、
紙幣の繰出し不良と判断されて駆動制御部30により第
1ベルト6a,6a、第2ベルト9を所定時間逆転させ
たのち所定時間正転させ、この逆転と正転とを所定回数
繰返す。これにより紙幣も逆送と正送とが繰返される。
【0062】上記繰出し不良の原因が混入硬貨類の存在
による場合であって第1のシュート27の水平部27b
または第2のシュート28の折曲部28c,28dに混
入硬貨類が存在する場合には、混入硬貨類の上の紙幣が
逆送とその後の正送とを行なうことによって混入硬貨類
は第1ベルト6a,6a、第2ベルト9の回動と正転・
逆転の切換えによる振動が加わって第1のシュート27
の下り傾斜部27cまたは第2のシュート28の上り傾
斜部28bの領域に移動され、混入硬貨類受部26内に
落される。
による場合であって第1のシュート27の水平部27b
または第2のシュート28の折曲部28c,28dに混
入硬貨類が存在する場合には、混入硬貨類の上の紙幣が
逆送とその後の正送とを行なうことによって混入硬貨類
は第1ベルト6a,6a、第2ベルト9の回動と正転・
逆転の切換えによる振動が加わって第1のシュート27
の下り傾斜部27cまたは第2のシュート28の上り傾
斜部28bの領域に移動され、混入硬貨類受部26内に
落される。
【0063】こうして繰出しベルト6の逆転後の正転時
に紙幣はゲート部16へスムーズに送り込まれて繰出さ
れ、センサS4 ,S4 …による透過、遮蔽、透過を繰返
すことで正常な紙幣の繰出しが行なわれる。
に紙幣はゲート部16へスムーズに送り込まれて繰出さ
れ、センサS4 ,S4 …による透過、遮蔽、透過を繰返
すことで正常な紙幣の繰出しが行なわれる。
【0064】このようにして最後の紙幣が繰出され、検
知センサS2 ,S3 が透過状態、さらには検知センサS
4 ,S4 …が透過状態になると、入金時の紙幣の繰込み
動作が終了し、第1ベルト6a,6a、第2ベルト9の
高速正転が停止し、紙幣量の減少に応じて下降しベルト
6a,6a,9に接触状態にあった押え板29も図2に
実線で示す定位置に復帰し、また繰出す紙幣のすべてが
図2の矢印A方向(繰出し方向)へ送られて、例えば循
環式紙幣入出金機の機械内で処理が終了したときソレノ
イドSD1 を通じてシャッタ12が開放され、次の入金
処理に備える。混入硬貨類受部26は、適時に引出して
該受部26内に入った混入硬貨類を回収する。
知センサS2 ,S3 が透過状態、さらには検知センサS
4 ,S4 …が透過状態になると、入金時の紙幣の繰込み
動作が終了し、第1ベルト6a,6a、第2ベルト9の
高速正転が停止し、紙幣量の減少に応じて下降しベルト
6a,6a,9に接触状態にあった押え板29も図2に
実線で示す定位置に復帰し、また繰出す紙幣のすべてが
図2の矢印A方向(繰出し方向)へ送られて、例えば循
環式紙幣入出金機の機械内で処理が終了したときソレノ
イドSD1 を通じてシャッタ12が開放され、次の入金
処理に備える。混入硬貨類受部26は、適時に引出して
該受部26内に入った混入硬貨類を回収する。
【0065】なお本実施形態では、集積紙幣を挿入口1
1から挿入して挟持搬送するようにし、収納部としての
紙幣収納域13へ送り込むようにした場合を示したが、
これに限らず直接紙幣収納域13へ上方から装填する形
態としてもよい。この場合は規制ガイド部14aのみを
繰出し幅方向全域にわたって設けるようにし、第2のシ
ュート28も固定的に設けるようにすればよい。また阻
止部材としての折曲部28c,28c,28d,28d
の繰出し方向長さも均一でよい。この場合には第2のシ
ュート28の上り傾斜部28bと折曲部28c,28
c,28d,28dを別部材としてもよい。
1から挿入して挟持搬送するようにし、収納部としての
紙幣収納域13へ送り込むようにした場合を示したが、
これに限らず直接紙幣収納域13へ上方から装填する形
態としてもよい。この場合は規制ガイド部14aのみを
繰出し幅方向全域にわたって設けるようにし、第2のシ
ュート28も固定的に設けるようにすればよい。また阻
止部材としての折曲部28c,28c,28d,28d
の繰出し方向長さも均一でよい。この場合には第2のシ
ュート28の上り傾斜部28bと折曲部28c,28
c,28d,28dを別部材としてもよい。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、集
積状態で収納部に収納された紙幣を繰出すにつき、紙幣
を収納部に上下方向に収納し、最下位の紙幣から1枚ず
つ繰出してゲート部により2枚目以降の紙幣と分離して
後流側へ送り出す繰出し装置とし、前記ゲート部へ至る
までの収納部下部域で混入硬貨類を下方へ落下させて混
入硬貨類受部に回収するようにしたので、ゲート部を混
入硬貨類が通過することがなく、そのためゲート間隙は
所定の設定値に保つことができ、分離精度を維持するこ
とができる。
積状態で収納部に収納された紙幣を繰出すにつき、紙幣
を収納部に上下方向に収納し、最下位の紙幣から1枚ず
つ繰出してゲート部により2枚目以降の紙幣と分離して
後流側へ送り出す繰出し装置とし、前記ゲート部へ至る
までの収納部下部域で混入硬貨類を下方へ落下させて混
入硬貨類受部に回収するようにしたので、ゲート部を混
入硬貨類が通過することがなく、そのためゲート間隙は
所定の設定値に保つことができ、分離精度を維持するこ
とができる。
【0067】請求項2のように、ベルトと協働して紙幣
を1枚に分離するゲート部材を設ければ、紙幣の1枚繰
出しが一層確実にでき、混入硬貨類の排除も確実になさ
しめることができる。
を1枚に分離するゲート部材を設ければ、紙幣の1枚繰
出しが一層確実にでき、混入硬貨類の排除も確実になさ
しめることができる。
【0068】また請求項3のように繰出しベルトを構成
すれば、紙幣の収納部では第1ベルトの間隔が広いので
混入硬貨類の排除がされやすく、またゲート部では第1
ベルトに加え第2ベルトとの協働により1枚分離が確実
にできる利点が得られる。
すれば、紙幣の収納部では第1ベルトの間隔が広いので
混入硬貨類の排除がされやすく、またゲート部では第1
ベルトに加え第2ベルトとの協働により1枚分離が確実
にできる利点が得られる。
【0069】また請求項4のように繰出し方向上流側と
下流側にシュートを設ければ、混入硬貨類受部への混入
硬貨類の落入を確実に行なわせることができる。
下流側にシュートを設ければ、混入硬貨類受部への混入
硬貨類の落入を確実に行なわせることができる。
【0070】請求項5のように繰出しベルトによる紙幣
の繰出し方向を紙幣の長手方向とすれば混入硬貨類の落
下可能範囲を長くとることができ、それだけ混入硬貨類
の排除を確実に行なわせることができる。
の繰出し方向を紙幣の長手方向とすれば混入硬貨類の落
下可能範囲を長くとることができ、それだけ混入硬貨類
の排除を確実に行なわせることができる。
【0071】さらに請求項6のように第1の検知手段の
紙幣有の検知状況下で第2の検知手段が紙幣の搬送を検
知しないときには繰出しベルトを逆転させたあと正転さ
せ、混入硬貨類を確実に回収するとともに機械を停止さ
せることなく繰出しの続行ができ、作業性を高めること
ができる。
紙幣有の検知状況下で第2の検知手段が紙幣の搬送を検
知しないときには繰出しベルトを逆転させたあと正転さ
せ、混入硬貨類を確実に回収するとともに機械を停止さ
せることなく繰出しの続行ができ、作業性を高めること
ができる。
【図1】本発明の一実施形態を示す平面図。
【図2】同、中央縦断側面図。
【図3】同、ゲート部の横断面図。
4,5,7,8 プーリー 6 繰出しベルト 6a 繰出しベルトを構成する第1ベルト 9 同、第2ベルト 11 挿入口 13 紙幣収納域 14a,14b 規制ガイド部 15 ガイド部材 16 ガイド部 17 ゲートローラ 21 送出停止機構 23 アーム 26 混入硬貨類受部 17 第1のシュート 28 第2のシュート 28c,28d 阻止部材を構成する第2のシュートの
折曲部 29 押え板 30 駆動制御部 S2,S3 第1の検知手段としの検知センサ S4 第2の検知手段としての検知センサ
折曲部 29 押え板 30 駆動制御部 S2,S3 第1の検知手段としの検知センサ S4 第2の検知手段としての検知センサ
フロントページの続き Fターム(参考) 3E040 AA01 BA08 FA03 FA10 FD01 FD05 FG03 FG13 3F343 FA04 FB07 FC17 FC27 GA01 GB02 GC01 GD01 HA12 HA33 HA34 HB01 HC24 HC26 HC28 HD08 HD15 JA32 JA35 JA37 KA05 KA13 KA14 KA16 KA20 LA04 LA15 LC02 LC19 LD11 MA04 MA09 MA33
Claims (6)
- 【請求項1】紙幣を集積状態で収納部に収納するととも
にこの紙幣をゲート部により1枚ずつ分離して繰出す紙
幣収納繰出し装置において、紙幣の繰出し方向に張設さ
れ繰出し幅方向に複数本のベルトで構成される繰出しベ
ルトと、前記繰出しベルトの各ベルトの上部に位置し集
積紙幣の先端を規制するとともに繰出し幅方向全域にわ
たって形成され混入硬貨類の侵入を阻止する規制ガイド
部と、この規制ガイド部より紙幣繰出し方向後流側に位
置し繰出しベルトとの間で紙幣の1枚通過を許容するゲ
ート部と、前記規制ガイド部より繰出し方向上流側所定
域において前記繰出しベルトの各ベルト間からの混入硬
貨類の落下を阻止する阻止部材と、この阻止部材より繰
出し方向上流域において前記繰出しベルトのベルト間の
開放された空間部の下方に設置される混入硬貨類受部と
を具備することを特徴とする紙幣収納繰出し装置。 - 【請求項2】前記ゲート部は、複数本のベルトに対し繰
出し幅方向のずれた位置に臨みかつ複数本のベルトとの
間で紙幣1枚分離を行う複数のゲート部材を有している
請求項1記載の紙幣収納繰出し装置。 - 【請求項3】前記繰出しベルトは、繰出し幅方向中央域
に対し左および右寄りの位置に紙幣に対する繰出し方向
略全域にわたるよう設けられる複数本の第1ベルトと、
繰出し幅方向中央域に設けられる第2ベルトとで構成さ
れ、前記第1ベルトの上流端および下流端が巻回される
第1ベルト用上流端プーリーおよび第1ベルト用下流端
プーリーと、前記規制ガイド部より繰出し方向上流側に
位置し前記第1ベルトのベルト面を支持するガイド用プ
ーリーと、繰出し幅方向中央域にあって前記第2ベルト
の上流端が巻回され前記ガイド用プーリーと同径でかつ
繰出し方向の同位置に設けられる第2ベルト用上流端プ
ーリーと、繰出し幅方向中央域にあって前記第2ベルト
の下流端が巻回され前記第1ベルト用下流端プーリーと
同径でかつ繰出し方向の同位置に設けられる第2ベルト
用下流端プーリーとを有している請求項1または2記載
の紙幣収納繰出し装置。 - 【請求項4】前記繰出しベルトの繰出し方向上流側にあ
って繰出し方向に向けて下り傾斜し、混入硬貨類を前記
混入硬貨受部へ導く下り傾斜部を有する第1のシュート
と、混入硬貨類受部の繰出し方向後部域の上部から前記
阻止部材に向けて上り傾斜する上り傾斜部を有し、混入
硬貨類を前記混入硬貨類受部へ導く第2のシュートとを
有している請求項1〜3のいずれか1項記載の紙幣収納
繰出し装置。 - 【請求項5】前記繰出しベルトによる紙幣の繰出し方向
が紙幣の長手方向である請求項1〜4のいずれか1項記
載の紙幣収納繰出し装置。 - 【請求項6】前記繰出しベルト上の集積紙幣の有無を検
知する第1の検知手段と、前記ゲート部の直後の位置に
あって紙幣の搬送を検知する第2の検知手段と、前記第
1の検知手段の紙幣有検知状態下で第2の検知手段が紙
幣の搬送を検知しないときは前記繰出しベルトを逆転さ
せたあと正転させる駆動制御部とを備え、前記第1の検
知手段の紙幣有の検知時に前記第2の検知手段が紙幣の
搬送を検知しないときには前記繰出しベルトを逆転させ
たあと正転させるようにした請求項1〜5のいずれか1
項記載の紙幣収納繰出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26208399A JP2001080748A (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | 紙幣収納繰出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26208399A JP2001080748A (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | 紙幣収納繰出し装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001080748A true JP2001080748A (ja) | 2001-03-27 |
Family
ID=17370801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26208399A Withdrawn JP2001080748A (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | 紙幣収納繰出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001080748A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008150194A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Odawara Auto Machine Mfg Co Ltd | 紙葉類の瀬切り装置 |
-
1999
- 1999-09-16 JP JP26208399A patent/JP2001080748A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008150194A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Odawara Auto Machine Mfg Co Ltd | 紙葉類の瀬切り装置 |
JP4680173B2 (ja) * | 2006-12-20 | 2011-05-11 | 株式会社小田原機器 | 紙葉類の瀬切り装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20061205 |