JP2001080681A - 反応性物質の貯蔵方法、及び反応性物質の混合容器、及び添加用物質の混合容器、及び当該混合容器に用いられる補助部材 - Google Patents

反応性物質の貯蔵方法、及び反応性物質の混合容器、及び添加用物質の混合容器、及び当該混合容器に用いられる補助部材

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JP2001080681A JP35338399A JP35338399A JP2001080681A JP 2001080681 A JP2001080681 A JP 2001080681A JP 35338399 A JP35338399 A JP 35338399A JP 35338399 A JP35338399 A JP 35338399A JP 2001080681 A JP2001080681 A JP 2001080681A
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mixing container
container
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mixing
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Hidejiro Tanaka
田中秀二郎
Akihiko Noguchi
昭彦 野口
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Toli Corp
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2種以上の添加用物質の貯蔵方法、及び容易、
かつ手軽に混合することが可能な混合容器、並びにその
巻取搾出部材の提供を目的とする。 【解決手段】2種以上の添加用物質を袋から構成される
容器を区分し、当該区分した部分を側面部の1個所が開
口した筒状体に棒状体を嵌着させる仕切り部材等によっ
て、各添加用物質が混合しないように仕切ることがで
き、かつ仕切り部材を取り外すことによって、当該仕切
られた添加用物質同士を混合できることを特徴とした貯
蔵方法、及び混合容器、並びに長手方向に直線状の切り
込み部を有する棒状の巻取搾出部材、及び表面の一部、
または全体に粘着剤を設けた棒状の巻取搾出部材を提供
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2種以上の仕切られ
た添加用物質を容易に混合することができ、廃棄物の減
少等の効果を奏する環境にやさしい混合容器、及びその
容器に使用する巻取搾出部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2種以上の添加用物質(本明細書
において添加用物質とは混合して用いる反応性、又は非
反応性の物質をいう。)を混合する場合において、とり
わけ混合する添加用物質の化学活性が高い場合には貯蔵
安定性等を確保するため、各々の添加用物質を別々の容
器に収容等し、必要な時に各々の添加用物質を一定量混
合させる方法が一般的に用いられてきた。例えば、内装
材等の目地処理作業においては、エポキシ系、又はウレ
タン系の二液硬化型の継ぎ処理剤の主剤、及び硬化剤の
ような反応性の添加用物質はカン、又はビン等の容器に
別々に収容されており、施工現場で作業者が使用時に各
々の容器から一定量出し、ヘラ等で攪拌、混合する方法
がとられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の混合方
法では各々の添加用物質の混合作業が煩雑であるのに加
え、混合する添加用物質が有毒物である場合、作業者が
皮膚に誤って付着させたり、又は当該有毒物が揮発性の
物質であれば作業中に吸引してしまう危険性がある等作
業環境上も問題があり、さらに、使用後に不要となった
空容器が発生するため、環境面からも好ましくなかっ
た。
【0004】例えば、内装材等の目地処理作業の処理剤
においては、ウレタン系パテ、又はエポキシ系パテの主
剤、及び硬化剤の攪拌・混合作業の際、主剤からはトル
エン等の有機溶剤、硬化剤からはイソシアネート類、ア
ミン類、又はメルカプタン等の有毒物、又は悪臭のある
物質が揮発する等作業環境上好ましくないのに加えて、
混合した材料のカートリッジへの充填、及びコーキング
ガンの装着作業が必要であった。また、混合、あるいは
カートリッジへの充填等の一連の作業中に作業者が誤っ
て、混合材料等を手等に付着させ、又は当該材料等によ
り床面や壁面を汚してしまうことも多く、作業効率の点
でも非常に悪いものであった。さらに、作業終了後はカ
ン、ビン、及びカートリッジ等の容器の廃棄物が発生す
るため、施工業者等各方面からかかる問題点の改善が望
まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記問
題点を解決することを目的とし、請求項1記載の発明は
混合することにより反応する2種以上の添加用物質を、
1つの袋内に収容貯蔵する反応性物質の貯蔵方法であっ
て、前記袋内の収容部を、仕切り予定領域を境界にして
2以上の副収容部に区画し、前記副収容部に前記2種以
上の添加用物質を別個に収容し、かつ前記仕切り予定領
域に対応した袋の外面側から脱着可能な仕切り部材を取
り付けることにより、前記袋の両外面を狭持して仕切り
予定領域における袋の内面同士を密着させた状態で貯蔵
することを特徴とする反応性物質の貯蔵方法を提供する
ものである。
【0006】但し、本明細書において仕切り予定領域と
は収容する添加用物質の数量等、及び当該添加用物質を
収容する袋の大きさ等によって決定される仕切り部材が
仕切るべき部分をいい、仕切り部材とは仕切り予定領域
を仕切ることにより、副収容部間を確実に区画、形成
し、当該副収容部に添加用物質を収容することにより、
貯蔵中は互いに混合し合わず、かつ当該添加用物質を混
合する際には、容易に取り外すことができる部材をい
い、副収容部とは1つである袋内の収容部を仕切り部材
により区画し、分けられた各収容部をいう。
【0007】請求項2記載の発明は混合することにより
反応する2種以上の添加用物質が1つの袋内に収容され
た反応性物質の混合容器であって、前記袋内の収容部
に、前記2種以上の添加用物質が別々に収容されてお
り、前記各物質の境界に対応する袋の外面には、前記境
界における袋の内面同士を密着させるべく、仕切り部材
が狭持されており、前記仕切り部材は、前記袋に対して
着脱可能に構成されていることを特徴とする反応性物質
の混合容器を提供するものである。
【0008】請求項3記載の発明は混合することにより
反応する2種以上の添加用物質が1つの袋内に収容され
た反応性物質の混合容器であって、前記袋内の収容部
に、前記2種以上の添加用物質が別々に収容されてお
り、各物質の境界に対応する前記袋の一方の外面には、
棒状体が添着されており、かつ前記棒状体には、棒状体
の長手方向に沿って密着可能な嵌着体が前記袋の他方の
外面側から嵌着されており、前記嵌着体は棒状体に対し
て脱着可能であることを特徴とする反応性物質の混合容
器を提供するものである。但し、本明細書において嵌着
体とは互いに嵌着することにより、副収容部間を確実に
区画、形成し、当該副収容部に収容された添加用物質が
貯蔵中は互いに混合し合わず、かつ当該添加用物質を混
合する際には、容易に取り外すことができる仕切り部材
の一つを指すものとする。
【0009】請求項4記載の発明は前記嵌着体は周壁の
一部が長手方向に切り欠かれた開口部を有する筒状体か
らなる請求項3記載の混合容器を提供するものである。
【0010】請求項5記載の発明は請求項3、又は4の
特徴に加え、前記袋の一部には、前記収容部に連通する
連通路が設けられており、当該連通路の開口部には閉塞
用のキャップ、又は注出用アタッチメントの何れもが脱
着可能に構成されている請求項3又は4記載の混合容器
を提供するものである。
【0011】請求項6記載の発明は請求項2乃至5の何
れかに記載の混合容器に用いられる巻取搾出部材であっ
て、前記混合容器を構成する袋の一側縁の幅以上の長さ
を有する棒状体からなり、前記袋の一側縁の一部、又は
全部に係止可能な係止部が設けられていることを特徴と
する巻取搾出部材を提供するものである。
【0012】請求項7記載の発明は請求項2乃至5の何
れかに記載の混合容器に用いられる巻取搾出部材であっ
て、前記混合容器を構成する袋の一側縁の幅以上の長さ
を有する棒状体からなり、前記袋の一側縁の一部、又は
全部に粘着可能な粘着部が設けられていることを特徴と
する巻取搾出部材を提供するものである。
【0013】請求項8記載の発明は2種以上の添加用物
質が、一つの袋内に収容された添加用物質の混合容器で
あって、前記袋内の収容部に、前記2種以上の添加用物
質が別々に収容されており、前記各物質の境界に対応す
る袋の外面には、前記境界における袋の内面を密着させ
るべく、仕切り部材が狭持されており、前記仕切り部材
は前記袋に対して脱着可能に構成されていることを特徴
とする添加用物質混合容器を提供するものである。
【0014】請求項9記載の発明は2種以上の添加用物
質が、一つの袋内に収容された添加用物質混合容器であ
って、前記袋内の収容部に、前記2種以上の添加用物質
が別々に収容されており、各物質の境界に対応する前記
袋の一方の外面には棒状体が添着されており、かつ前記
棒状体には、棒状体の長手方向に沿って密着可能な嵌着
体が前記袋の他方の外側から嵌着されており、前記嵌着
体は棒状体に対して脱着可能であることを特徴とする添
加用物質混合容器を提供するものである。
【0015】請求項10記載の発明は請求項9の特徴に
加え、前記嵌着体は周壁の一部が長手方向に切り欠かれ
た開口部を有する筒状体からなる混合容器を提供するも
のである。
【0016】請求項11記載の発明は請求項9、又は1
0の特徴に加え、前記袋の一部には前記収容部に連通す
る連通路が設けられており、該連通路の開口には、閉塞
用のキャップ、又は注出用アタッチメントの何れもが脱
着可能に構成されている混合容器を提供するものであ
る。
【0017】請求項12記載の発明は請求項8乃至11
の何れかに記載の混合容器に用いられる巻取搾出部材で
あって、前記混合容器を構成する袋の一側縁の幅以上の
長さを有する棒状体からなり、前記袋の一側縁の一部、
又は全部に係止可能な係止部が設けられていることを特
徴とする巻取搾出部材を提供するものである。
【0018】請求項13記載の発明は請求項8乃至11
の何れかに記載の混合容器に用いられる巻取搾出部材で
あって、前記混合容器を構成する袋の一側縁の幅以上の
長さを有する棒状体からなり、前記袋の一側縁の一部、
又は全部に粘着可能な粘着部が設けられていることを特
徴とする巻取搾出部材を提供するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面も含め
てより詳細に説明する。図1は本発明の混合容器の一例
の断面図を示す。2は添加用物質の仕切り部材を構成す
る嵌着体の一例である開口部を有した筒状体(以下、筒
状体と記す。)を、3は当該開口部、4は仕切り部材を
構成する嵌着体の一例である筒状体に嵌着させることに
より、仕切り予定領域を確実に仕切り、添加用物質が互
いに混合しないように用いる棒状体(以下、棒状体と記
す。)を、5、及び5’は使用の際、混合すべき添加用
物質を示す。図2は図1に示す混合容器の平面図であ
る。
【0020】図3に筒状体2、及び図4に棒状体4の斜
視図を示す。素材としては棒状体4と嵌着することによ
り添加用物質が互いに混合しないように容器を仕切るこ
とができるものであればよい。例えば、当該筒状体2、
及び棒状体4に使用可能な素材としてポリ塩化ビニル樹
脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹
脂、ポリカーボネート樹脂等の熱可塑性樹脂、フェノー
ル樹脂、尿素樹脂等の熱硬化性樹脂、又はエチレン酢酸
ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体
等の共重合樹脂を含む種々の合成樹脂、若しくはステン
レス、アルミニウム等の種々の金属、若しくはセラミク
ス類が挙げられる。また、棒状体4も筒状体2と同様の
素材を用いることができる。さらに、素材において筒状
体2と棒状体4は同一の素材であっても、異なった素材
であってもよいが、装着の容易性、素材の強度、装着状
態の安定性、及び原材料コスト等の観点から筒状体2の
素材はポリカーボネート樹脂、棒状体4の素材はポリ塩
化ビニル樹脂が好ましい。
【0021】また、筒状体2と棒状体4とを嵌着させる
場合、容器の仕切り部分を介して開口部3より棒状体4
を嵌着させるか、又は筒状体2の端部より棒状体4を挿
入することにより嵌着させる。従って、開口部3には上
記のように容器の仕切り部分を介して嵌着させる十分な
広さが必要であり、一方、筒状体2の可撓性は棒状体4
を嵌着させるために必要最小限でよい。当該可撓性が過
度になると収容された物質間を完全に仕切ることが不可
能となるからである。
【0022】図5の(a)、乃至(l)には筒状体の縦
断面図を例示する。筒状体の縦断面形状は略円形、略楕
円形、略三角形、略四角形、略五角形、又は長手方向に
沿って一以上の突起部の収納部tを有するもの、若しく
は長手方向に沿って2以上の凸状形状の収納部Tを有す
るものであってもよく、棒状体と嵌着可能なものであれ
ばその他種々の形状を有するものであってもよい。
【0023】一方、図6の(a)、乃至(l)には棒状
体の縦断面図を例示する。棒状体の縦断面形状は円形、
楕円形、三角形、四角形、五角形又は長手方向に沿って
一以上の突起部t’を有するもの、若しくは長手方向に
沿って2以上の凸状形状T’からなるものであってもよ
く、棒状体と嵌着可能なものであればその他種々の形状
を有するものであってもよい。
【0024】さらに、嵌着した棒状体、及び筒状体を取
り外し、添加用物質を混合等する際には、棒状体4を引
き抜いた後、筒状体2を取り外し、添加用物質の収容さ
れた容器を手で揉み解す等の手段により、混合する。そ
の様子を図7、乃至9に示す。
【0025】また、仕切り部材は上記棒状体、及びそれ
と嵌着する筒状体に限られず、各副収容部に収容された
添加用物質を確実に仕切り、かつ混合時には容易に取り
外しできるものであれば良い。例えば、図10に当該棒
状体、及び止め具の一例の斜視図を、また、図11に当
該棒状体と止め具12が容器の副収容部14を形成、仕
切った際の一例の部分縦断面図として示すように、棒状
体の長手方向に沿って嵌着部を有する突起形状11(以
下、突起嵌着部と記す)を有し、当該嵌着部11と嵌着
する長輪状になった止め具12(以下、長輪状止め具と
記す)によって係止するものであってもよい。
【0026】当該実施態様の場合、上記長輪状止め具1
2の輪の中に袋状である混合容器cの相対する両端を通
し、棒状体10を当該混合容器cの折り曲げ部分の内側
に棒状体10を添着した後、長輪状止め具12を上方へ
スライドさせ、突起嵌着部11に嵌着させることによ
り、添加用物質間を仕切る副収容部14を形成する。
【0027】さらに、当該仕切り部材を取り外す際には
長輪状止め具12を棒状体の嵌着突起部11から取り外
し、次いで棒状体10を取り外し、さらに、長輪状止め
具12を取り外すことにより行う。
【0028】また、図12に仕切り部材の他の一例の斜
視図に示す。当該仕切り部材は蝶番15によって連結さ
れ、かつ可動となっている2本の棒状物16によって容
器を挟み込み、上記棒状物16の一方に有する掛止具1
7により、双方の棒状物16を固定することにより、容
器を仕切ることができる。また、かかる仕切り部材の棒
状物は当該一方の棒状物の長手方向に沿って凸状部、他
方に同長手方向に沿って凹状部を設けると容器を挟み込
んだ場合に凸状部、及び凹状部が互いに嵌合し合うた
め、容器の仕切り状態をより安定化させることができ
る。図13の(a)、に前記凸状部を有する一方の棒状
体の、同図の(b)に前記凹状部を有する他方の棒状体
の一例の縦断面図を示す。
【0029】また、2本の棒状体が塑性力により互いに
緊合する性質を有した仕切り部材であっても良い。例え
ば、図12に示すような2本の棒状物を蝶番等によって
一個所連結したものであって、当該連結部にばね等の塑
性力を付与する部材が設けられており、当該部材によっ
て容器を挟み込むことにより掛止具なしで仕切ることが
できる。
【0030】また、図14の一例の斜視図で示すような
狭持物18で棒状体19を係止してもよい。容器cを仕
切る際には仕切り状態の更なる安定化を目的として、狭
持物18はその双方の先端部a、及びbが互いに緊合す
るように、クリップ等の係止具を用いてもよいし、狭持
物18自体にその双方の先端部a、及びbが互いに緊合
する性質を有する素材を用いても良い。
【0031】また、容器cを仕切る場合には当該容器に
棒状体19を添着させ、狭持物18で容器cを挟み込
み、棒状体19とともに容器を仕切る。図15に当該狭
持物18、及び棒状体19により容器cを仕切った状態
の一例の部分縦断面図を示す。
【0032】さらに、狭持物18の先端部a、及びbを
クリップ等の係止具により緊合させるが、狭持物18自
体にその双方の先端部a、及びbが互いに緊合する性質
を有する素材を用いた場合には上記係止具は不要であ
る。また、仕切られた添加用物質を混合する際には、上
記逆の手順で当該仕切り部材を取り外せばよい。
【0033】本発明の容器自身の素材はポリエチレン、
ポリエステル、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、
ナイロン、又はエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン−アクリル酸エチル共重合体等の共重合樹脂を含む種
々の合成樹脂、アルミ等の金属、若しくはナイロン、及
びポリエチレンのラミネートシートなど種々の素材を収
容する添加用物質により適宜選択して用いる。例えば、
2液型の目地処理用のパテであって、一方の添加用物質
が主剤のエポキシ系樹脂、他方の添加用物質が硬化剤の
アミン系化学物質である場合には双方の添加用物質の安
定性、及び加工性等の観点からナイロン、及びポリエチ
レンのラミネートシートが好適であり、内側がポリエチ
レン、外側がナイロンとなるように用いる。なお、どの
素材を選択する場合でも本発明容器には添加用物質を混
合した内容物(以下、内容物と記す。)を手で絞り出せ
るのに十分な可撓性が必要である。
【0034】また、本発明の容器の大きさは任意に選択
することができるが、取り扱い易さの点から容器の一辺
の長さは5cm〜50cm程度が好適であり、形状は三
角形、四角形、円形等任意の形状の選択が可能である。
さらに、収容する添加用物質の状態は液体、固体、又は
気体の何れであっても良い。即ち、液体同士、固体同
士、気体同士、液体と固体、固体と気体、気体と液体、
又は気体、液体及び固体を混合することもできる。添加
用物質は二種以上の物質を互いに混合して用いるものを
任意に選択して本発明の容器に収容する。
【0035】例えば、エポキシ系のパテ、又はエポキシ
系の接着剤の主剤と硬化剤、ウレタン系のパテ、又はウ
レタン系の接着剤の主剤と硬化剤、水系のパテの粉体物
と水、又は粉体物と水と顔料、また、食品の分野でも応
用が可能でお好み焼きの素と乾燥野菜と水等の食品、ホ
ットケーキの素と粉体のミルクと水、さらには、医薬品
等の薬剤において、患者に複数の薬剤を投与する場合で
あって、薬剤が接することにより、変質してしまう薬剤
同士等、施工についての樹脂と硬化剤から食品、さらに
は薬品に至るまで応用の範囲は広い。
【0036】当該容器の周辺部6、すなわち、シーリン
グ部(図2参照)は収容している添加用物質が染み出し
たり、漏れたり、又は収容している添加用物質を変質さ
せるような状態にならなければよい。具体的には一般的
に使用されているヒートシール法、又は接着剤で接着さ
せる方法を容器を構成する素材、添加用物質、又は加工
効率等により適宜選択する。例えば、シーリングする容
器の素材がナイロン、及びポリエチレンであって、添加
用物質がエポキシ樹脂、及びアミン系硬化剤といった目
地施工用パテである場合、加工効率等の観点からヒート
シール法が好ましい。
【0037】混合後は必要に応じて別の容器、器具、又
は機器等に移し替えて使用する。例えば、目地施工用パ
テを混合した場合にはカートリッジに充填し、コーキン
グガンに装着後、使用する。また、容器に連通路と共に
その開口部に設けられる注出用アタッチメント、及び閉
塞用キャップ等の装着可能な部分(以下、アタッチメン
ト装着部と記す。)にアタッチメントとして図18に示
すような円錐状ノズル9を装着することにより、上記の
ようなカートリッジにパテを充填し、コーキングガンに
装着するといった作業は不要となる。
【0038】また、作業内容によっては移し替え作業が
不要で、添加用物質を混合後、容器の少なくとも一個所
に適当な大きさの穴を開け、当該穴より混合した材料を
直接取り出し、使用することもできる。例えば、内装材
等の目地処理作業の場合、例えば処理する目地が5mm
以上の幅があれば材料混合後の容器の端部に1乃至5m
m程度の穴を開け、当該容器から混合したパテを直接目
地に手で絞り出すことによっても施工可能である。
【0039】また、2液硬化型のエポキシ系接着剤、又
はウレタン系接着剤等の塗布作業においても、主剤、及
び硬化剤を混合後、改めて別の容器に移し替えることな
く、上記容器の端部に適当な大きさの穴を開けて混合後
の接着剤を手で絞り出すことにより、当該接着剤の塗布
作業が可能となる。また、食品等の場合、お好み焼きを
例にとると、本発明の筒状体、及び棒状体の仕切り材に
よって、お好み焼きの素、乾燥野菜、及び水の3つに仕
切られた各材料を当該仕切り材を除去し、混合した後、
袋からそのまま取り出し、調理することができる。さら
に、薬品等の場合も同様で、本発明の仕切り材を除去す
ることにより仕切られた複数の薬剤同時に服用等が可能
であり、また、服用についての用量等の誤用を防止する
効果もある。
【0040】本発明における連通路、及びその開口部に
装着する閉塞用キャップ、並びに円錐状ノズル等のアタ
ッチメントに使用可能な素材としてポリ塩化ビニル樹
脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹
脂、ポリカーボネート樹脂等の熱可塑性樹脂、フェノー
ル樹脂、尿素樹脂等の熱硬化性樹脂、又はエチレン酢酸
ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体
等の共重合樹脂を含む種々の合成樹脂、若しくはステン
レス、アルミニウム等の種々の金属、若しくはセラミク
ス類が挙げられる。
【0041】 また、上記連通路、及びその開口部に装着
する閉塞用キャップ、並びに円錐状ノズル等のアタッチ
メントに使用可能な素材の種類については各々同じ素材
であっても良いし、また、異なった素材でも良いが、ア
タッチメント装着部との脱着等の安定性の見地から各々
同じ素材である方が好ましい。
【0042】また、上記連通路を容器に設ける場合も、
容器周辺部のシーリングと同様、ヒートシール法、若し
くは接着剤によって接着させる方法等従来より慣用的に
用いられている方法を使用するとよい。容器の素材、連
通路の素材、及び添加用物質によってヒートシール法、
若しくは接着剤によって接着させる方法を選択する。
【0043】例えば、目地施工用パテにおいて添加用物
質の一方が主剤であるエポキシ系樹脂、他方が硬化剤で
あるアミン系化学物質であって、容器の素材にナイロ
ン、及びポリエチレンのラミネートシートを容器内側が
ポリエチレン、外側がナイロンになるように用い、かつ
連通路の素材がポリエチレン樹脂を用いた場合は生産
性、及び原材料等のコストの観点からヒートシール法が
好適である。
【0044】図16は閉塞用キャップ7を連通路8に設
けられたアタッチメント装着部8’に取り付け、棒状
体、及び筒状体を嵌着させることにより、容器の収容部
を仕切り、2つの収容部を形成した本発明容器の一例の
正面図を示すものである。したがって、当該キャップ7
を取り外すことにより、アタッチメントが装着可能とな
る。図17は閉塞用キャップ7を取り外した状態におけ
るアタッチメント装着部8’を示し、図18はアタッチ
メントの一つである円錐状ノズル9装着後の状態を示
す。尚、装着するアタッチメントは必要に応じて円錐状
ノズルに限らず他の機械等とのアダプター等、種々のも
のを装着することができる。
【0045】内装材等の目地処理用パテの準備作業を例
にとると、図16に示す容器の使用によりカートリッジ
への充填作業、及びコーキングガンの装着作業が不要と
なり、さらには、主剤、及び硬化剤を混合した目地処理
剤であるパテを円錐状ノズル9から直接絞り出すことに
より目地を処理することができるため、作業効率が著し
く向上する。
【0046】アタッチメントを用途等より適宜選択、取
り替えることにより、作業内容によっては混合後の別の
容器、器具等の移し替え作業が不要になる場合もあり、
さらなる作業効率の向上が期待できる。
【0047】また、連通路8の位置は任意に定めること
ができるが、取り扱いの容易性という点から容器の端部
であることが好ましい。特に容器の形状が図2等に示す
ように長方形状である場合は当該長方形状の角部にアタ
ッチメント装着部を設けた方が内容物の取り出し易さの
観点からさらに好ましい(図27参照)。
【0048】本発明混合容器から内容物を取り出す際、
内容物が容器内に残存する場合があり、当該残存した内
容物を取り出すことは困難である。そこで、当該内容物
を容器から取り出し易くするとともに、残存しないよう
にするための部材として巻取搾出部材を提供する。即
ち、巻取搾出部材を容器の一側縁に係止させ、当該容器
を順次巻き取るようにして残存した内容物を取り出し
口、例えば、注出ノズル装着部の方向へと移動させる。
【0049】まず、巻取搾出部材の素材についてはポリ
塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオ
レフィン系樹脂、ポリカーボネート樹脂等の熱可塑性樹
脂、フェノール樹脂、尿素樹脂等の熱硬化性樹脂、又は
エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エ
チル共重合体等の共重合樹脂を含む種々の合成樹脂、若
しくはステンレス、アルミニウム等の種々の金属、若し
くはセラミクス類、若しくはSBR、NBR等のジエン
系ゴム等が使用可能である。
【0050】また、巻取搾出部材の形状については本発
明容器を構成する袋の一側縁の幅以上の長さを有する棒
状物からなり、かつ当該袋の一側縁の一部、若しくは全
部に係止可能な係止部が設けられているか、又は粘着部
が設けられていればよい。
【0051】図19、乃至22に巻取搾出部材の一例を
示す。図19は巻取搾出部材の平面図を、図20は同裏
面図を、図21は同側面図を、図22は図19、又は2
0におけるA−B間の断面図を示す。図19には棒状で
あって、端部の両端に1個所のスリット部X(X’)、
Y(Y’)を有し、かつ当該端部の一方から他方の端部
まで均一の深さで、かつ直線状の切り込んだ係止部12
を1個所設けられた巻取搾出部材の実施形態を例示す
る。
【0052】図19、及び20に例示する巻取搾出部材
19(19’)の長さL(L’)は、その使用方法が容
器を押さえつけながら、巻取搾出部材19(19’)で
当該容器を巻き取っていく形で使用するため、当該巻取
搾出部材19(19’)を取り付ける一側縁である容器
のシーリング部、又は容器の幅以上の長さを有すること
が必要である。図21は当該巻取搾出部材の一例の側面
図を示し、「(a)」は当該部材本体の中心部が空洞の
もの、「(b)」は同部材本体の中心部が空洞でないも
のを示す。また、図22は同巻取搾出部材の一例のA−
B間の一例の断面図を示し、「(a)」は当該部材本体
の中心部が空洞のもの、「(b)」は同部材本体の中心
部が空洞でないものを示す。該巻取搾出部材の直径l
(l’)は容器の大きさによって異なるが取り扱い易さ
の観点から5mm〜50mmが好適である。
【0053】また、容器を押さえ、内容物を移動させな
がら巻き取っていく様に使用するため、巻取搾出部材1
9(19’)の形状はかかる使用により変化することの
ないことが必要である。
【0054】尚、巻取搾出部材の端部にスリット部を設
けた方が本発明容器のシーリング部を当該巻取搾出部材
の切り込み部により挟み込みやすくなるが、スリット部
を設けなくとも十分使用可能である。
【0055】さらに、巻取搾出部材19(19’)の使
用に関しては内容物が高粘度の液体、若しくはチキソ性
のある固体である場合に有効である。
【0056】図21(a)に示されるような側面、及び
図22(a)に示されるような係止部12をもったいわ
ゆる中心部が空洞の巻取搾出部材19の場合の使用態様
の一例を示す。図23、及び図24に示すように当該部
材の端部より、係止部12に本発明容器の一側縁である
シーリング部6’を挟み込む。次に、巻取搾出部材19
で当該容器を押え込むようにして容器を巻取搾出部材1
9に巻き取りながら内容物を取り出し口方向、例えば、
円錐状ノズル装着部方向へ寄せていく。さらに、当該巻
き取った状態を安定させるため、図28に例示されるス
トッパー23等で巻取搾出部材19の両端を固定し、内
容物を絞り出し、再度同様の手順で内容物を取り出し口
方向に寄せて行く。また、ストッパーは図28に図示し
たものに限らず、巻取搾出部材19に巻き取った状態を
固定させることができればよく、テープ等で随時固定し
ていってもよい。当該巻取搾出部材19の使用により、
容器から内容物を無駄無く取り出すことができる。
【0057】一方、図21(b)に示される側面、及び
図22(b)に示される断面をもったいわゆる中心部が
空洞でない巻取搾出部材19’の場合、上記中心部が空
洞の巻取搾出部材19と同様に当該部材の端部より係止
部12’に本発明容器のシーリング部を挟み込み、巻取
搾出部材19’で当該容器を押え込むようにして容器を
巻取搾出部材に巻き取りながら内容物を取り出し口方向
へ寄せていき、内容物を絞り出しながらテープ等で随時
固定して使用する。
【0058】また、巻取搾出部材は容器を係止し、当該
容器を巻き取ることができればよいので、上記以外の実
施態様として巻取搾出部材の他の一例の斜視図として図
25、及び図26を示す。図25に示された巻取搾出部
材は係止部20が間欠的に設けられている。また、図2
6に示された巻取搾出部材は図27に示す当該部材の縦
断面図のように部材本体の切り込み部が互いに重なる構
造を有することで係止部20’を形成しており、当該係
止部20’に容器の一側縁を挟みこむことが可能な構造
となっている。
【0059】また、巻取搾出部材の表面の一部、または
全部に粘着層を設ける場合、巻取搾出部材を本発明容器
に固着させることができればよい。したがって、当該粘
着層を設ける形態としては点状、線状等任意の形状を用
いることができ、粘着層を設ける巻取搾出部材自体の形
態は中心部が空洞であっても空洞でなくてもよい。ま
た、取り扱い上の便宜、及び当該巻取搾出部材の作用効
果を奏させる観点から粘着層は剥離紙で保護することが
必要である。使用方法は剥離紙を剥がし、粘着層の部分
を本発明容器に固着させ、上記切り込み部を有した巻取
搾出部材と同様に当該容器を巻き取るようにして内容物
を取り出し口方向へと移動させていき、ストッパー、若
しくはテープ等で固定する方法を用いる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の添加用物
質の貯蔵方法、混合容器、及び巻取搾出部材により反応
性、又は非反応性にかかわらず添加用物質が安定して貯
蔵することができ、また、非常に容易に添加用物質を密
閉したままで混合することができるため、様々な物質、
又は技術分野での応用が可能である。
【0061】例えば、上記したように2液硬化型の目地
処理施工用パテ、又は接着剤において主剤、及び硬化剤
については安定して貯蔵することができることは勿論の
こと、混合する作業の際にも、作業場周囲を汚してしま
うことはなく、素早く添加用物質の混合作業が可能であ
り、主剤、又は硬化剤等添加用物質が有害物質である場
合でも皮膚に付着したり、また、当該有害物質が揮発物
であったとしても吸引する可能性が極めて低いという効
果がある上、アタッチメント装着部を有した混合容器を
円錐状ノズル等のアタッチメント装着することにより直
接作業用具として用いることができる。
【0062】従って、当該内装材等の目地処理作業にお
いて2液硬化型の目地処理施工用パテを使用する場合は
アタッチメント装着部を有した本発明の混合容器にノズ
ルを装着して用いることにより、当該混合容器を直接目
地処理作業に用いることができ、非常に有用である。
【0063】また、当該作業においては混合した添加用
物質のカートリッジへの充填作業、及びコーキングガン
の装着作業をも不要となるため、作業効率は著しく向上
する。
【0064】さらに、従来は上記主剤、及び硬化剤は缶
等の容器に収容され、使用時に主剤、硬化剤を混合して
いたため、作業終了後は空缶等の廃棄物が発生していた
が、本発明の容器の使用により、棒状体、筒状体は再利
用が可能であり、アタッチメントも洗浄、拭き取り等に
より付着した混合物を除去すれば再利用も可能である。
【0065】また、2液硬化型の目地処理施工用パテ、
又は接着剤について発明にかかる容器を使用する場合、
従来の缶、若しくは瓶等の容器に収容した場合と比較し
て、当該梱包物の軽量化、及び減容化が実現でき、運送
コストも大幅に削減させることができる。
【0066】また、目地のパテによる処理作業、及び床
材接着剤の塗布作業等作業内容によってはアタッチメン
トを装着するまでもなく、容器の端部に1、若しくは2
以上適当な大きさの穴を開けることで本発明の容器を直
接用具等として使用することができ、作業効率は飛躍的
に向上する。さらに、作業後は空容器、空き瓶、及び空
缶等の廃棄物がなくなり、環境面からも非常に有用であ
る。
【0067】また、食品関係のものに使用する場合であ
って、お好み焼きの場合を例にとるとお好み焼きの素と
乾燥野菜と水を本発明の添加物用物質混合容器に各々収
容しておけば、本発明の仕切り材を外し、混合すること
ですぐに調理することができる。また、食品の場合、一
般に混合する材料を分離することによって、各材料の安
定性、風味の保存等が保たれる場合が多く、本発明はか
かる観点からも本明細書で記載した例に限らず有効な効
果を奏することが可能である。
【0068】また、内服薬剤等の包装用として本発明の
添加剤用混合容器を用いた場合は、2種以上の内服薬剤
等を服用する者が同時に服用等する必要があり、かつそ
れら内服薬剤等が互いに接することによって変質等する
場合、又は服用すべき薬剤が錠剤と散剤である場合等に
おいては、本発明の混合容器を使用することで当該変質
等を防止することができ、また、服用する者にとっては
錠剤、及び散剤が一度で服用等することができ、さらに
用量等を誤って服用等する危険性を減少させることがで
きる。なお、本発明の混合容器は皮膚等に塗布する外用
薬についても使用可能である。
【0069】 また、巻取搾出部材については混合した物
質が高粘度の液体、若しくはチキソ性を持った固体であ
る場合、本発明容器から内容物を無駄無く絞り出すこと
が容易になり作業効率が向上するとともに余分な廃棄物
減少にも寄与することができる。例えば、2液硬化型の
目地施工用パテ、若しくは接着剤の主剤のエポキシ系樹
脂、及び硬化剤のアミン系化学物質を混合した場合、当
該巻取搾出部材を用いることで、本発明容器から内容物
をより容易に、しかも完全に絞り出すことができ、内容
物が残存することによる無駄も顕著に減少させることが
できる。
【0070】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の混合容器の一例の縦断面図を示す。
【図2】 本発明の混合容器の一例の平面図を示す。
【図3】 筒状体2の一例の斜視図を示す。
【図4】 棒状体4の一例の斜視図を示す。
【図5】 筒状体の縦断面の種々の形状を例示したもの
である。
【図6】 棒状体の縦断面の種々の形状を例示したもの
である。
【図7】 本発明の混合容器において添加用物質を混合
する際に行う棒状体4を取り除く状態の一例を示す。
【図8】 本発明の混合容器において添加用物質を混合
する際に行う筒状体2を取り除く状態の一例を示す。
【図9】 本発明の混合容器にて添加用物質を混合する
様子の一例を示す。
【図10】 本発明の混合容器に使用する仕切り部材の
他の一例の斜視図を示す。
【図11】 本発明の混合容器に使用する他の一例の仕
切り部材により、当該混合容器を仕切った部分の縦断面
図を示す。
【図12】 本発明の混合容器に使用する仕切り部材の
他の一例の斜視図を示す。
【図13】本発明の混合容器に使用する他の一例の仕切
り部材に使用する棒状物の縦断面図を示す。
【図14】本発明の混合容器に使用する仕切り部材の他
の一例の斜視図を示す。
【図15】本発明の混合容器に使用する他の一例の仕切
り部材により、当該混合容器を仕切った部分の縦断面図
を示す。
【図16】アタッチメント装着可能な本発明の混合容器
の一例であって、アタッチメント装着部8’が閉塞部キ
ャップ7により封じられた状態を示す。
【図17】アタッチメント装着部8’から閉塞用キャッ
プ7を外した状態の一例を示す。
【図18】アタッチメント装着部8’に円錐状ノズルを
取り付けた状態の一例を示す。
【図19】巻取搾出部材の一例の平面図を示す。
【図20】巻取搾出部材の一例の裏面図を示す。
【図21】巻取搾出部材の一例の側面図を示す。
【図22】巻取搾出部材のA−B間の一例の断面図を示
す。
【図23】巻取搾出部材を容器に装着する際の一例の斜
視図を示す。
【図24】巻取搾出部材を容器に装着した状態の一例の
斜視図を示す。
【図25】巻取搾出部材の他の一例の斜視図を示す。
【図26】巻取搾出部材の他の一例の斜視図を示す。
【図27】図26に示す巻取搾出部材の縦断面図を示
す。
【図28】巻取搾出部材をストッパーで固定した一例の
斜視図を示す。
【符号の説明】
2 筒状体 3 筒状体の開口部 4、19 棒状体 5、5’ 混合する添加用物質 6、6’ シーリング部分 7 閉塞用キャップ 8 連通路 8’ アタッチメント装着部 9、9’ 円錐状ノズル 10 突起嵌着部を有する棒状体 11 突起嵌着部 12 長輪状止め具 13、13’ストッパー 14、14’副収容部 15 蝶番 16 棒状物 17 掛止具 18 狭持物 19 本発明に係る中心部が空洞の巻取搾出部材 19’ 本発明に係る中心部が空洞でない巻取搾出
部材 20、20’係止部 c 容器 t 突起部の収納部 t’ 突起部 T 凸状形状部の収納部 T’ 凸状形状 X、X’、Y、Y’スリット部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】混合することにより反応する2種以上の添
    加用物質を、1つの袋内に収容貯蔵する反応性物質の貯
    蔵方法であって、前記袋内の収容部を、仕切り予定領域
    を境界にして2種以上の副収容部に区画し、前記副収容
    部に前記2種以上の添加用物質を別個に収容し、かつ前
    記仕切り予定領域に対応した袋の外面側から脱着可能な
    仕切り部材を取り付けることにより、前記袋の両外面を
    狭持して仕切り予定領域における袋の内面同士を密着さ
    せた状態で貯蔵することを特徴とする反応性物質の貯蔵
    方法。
  2. 【請求項2】混合することにより反応する2種以上の添
    加用物質が1つの袋内に収容された反応性物質の混合容
    器であって、前記袋内の収容部に、前記2種以上の添加
    用物質が別々に収容されており、前記各物質の境界に対
    応する袋の外面には、前記境界における袋の内面同士を
    密着させるべく、仕切り部材が狭持されており、前記仕
    切り部材は、前記袋に対して着脱可能に構成されている
    ことを特徴とする反応性物質の混合容器
  3. 【請求項3】混合することにより反応する2種以上の添
    加用物質が1つの袋内に収容された反応性物質の混合容
    器であって、前記袋内の収容部に、前記2種以上の添加
    用物質が別々に収容されており、各物質の境界に対応す
    る前記袋の一方の外面には、棒状体が添着されており、
    かつ前記棒状体には、棒状体の長手方向に沿って密着可
    能な嵌着体が前記袋の他方の外面側から嵌着されてお
    り、前記嵌着体は棒状体に対して脱着可能であることを
    特徴とする反応性物質の混合容器。
  4. 【請求項4】前記嵌着体は周壁の一部が長手方向に切り
    欠かれた開口部を有する筒状体からなる請求項3記載の
    混合容器。
  5. 【請求項5】前記袋の一部には、前記収容部に連通する
    連通路が設けられており、当該連通路の開口部には閉塞
    用のキャップ、又は注出用アタッチメントの何れもが脱
    着可能に構成されている請求項3又は4記載の混合容
    器。
  6. 【請求項6】請求項2乃至5の何れかに記載の混合容器
    に用いられる巻取搾出部材であって、前記混合容器を構
    成する袋の一側縁の幅以上の長さを有する棒状体からな
    り、前記袋の一側縁の一部、又は全部に係止可能な係止
    部が設けられていることを特徴とする巻取搾出部材。
  7. 【請求項7】請求項2乃至5の何れかに記載の混合容器
    に用いられる巻取搾出部材であって、前記混合容器を構
    成する袋の一側縁の幅以上の長さを有する棒状体からな
    り、前記袋の一側縁の一部、又は全部に粘着可能な粘着
    部が設けられていることを特徴とする巻取搾出部材。
  8. 【請求項8】2種以上の添加用物質が、一つの袋内に収
    容された添加用物質の混合容器であって、前記袋内の収
    容部に、前記2種以上の添加用物質が別々に収容されて
    おり、前記各物質の境界に対応する袋の外面には、前記
    境界における袋の内面を密着させるべく、仕切り部材が
    狭持されており、前記仕切り部材は前記袋に対して脱着
    可能に構成されていることを特徴とする添加用物質混合
    容器。
  9. 【請求項9】2種以上の添加用物質が、一つの袋内に収
    容された添加用物質混合容器であって、前記袋内の収容
    部に、前記2種以上の添加用物質が別々に収容されてお
    り、各物質の境界に対応する前記袋の一方の外面には棒
    状体が添着されており、かつ前記棒状体には、棒状体の
    長手方向に沿って密着可能な嵌着体が前記袋の他方の外
    側から嵌着されており、前記嵌着体は棒状体に対して脱
    着可能であることを特徴とする添加用物質混合容器。
  10. 【請求項10】前記嵌着体は周壁の一部が長手方向に切
    り欠かれた開口部を有する筒状体からなる請求項9記載
    の混合容器。
  11. 【請求項11】前記袋の一部には前記収容部に連通する
    連通路が設けられており、該連通路の開口部には、閉塞
    用のキャップ、又は注出用アタッチメントの何れもが脱
    着可能に構成されている請求項9、又は10記載の混合
    容器。
  12. 【請求項12】請求項8乃至11の何れかに記載の混合
    容器に用いられる巻取搾出部材であって、前記混合容器
    を構成する袋の一側縁の幅以上の長さを有する棒状体か
    らなり、前記袋の一側縁の一部、又は全部に係止可能な
    係止部が設けられていることを特徴とする巻取搾出部
    材。
  13. 【請求項13】請求項8乃至11の何れかに記載の混合
    容器に用いられる巻取搾出部材であって、前記混合容器
    を構成する袋の一側縁の幅以上の長さを有する棒状体か
    らなり、前記袋の一側縁の一部、又は全部に粘着可能な
    粘着部が設けられていることを特徴とする巻取搾出部
    材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009166888A (ja) * 2008-01-21 2009-07-30 Fuji Seal International Inc パウチ容器
CN103874640A (zh) * 2011-11-14 2014-06-18 Sika技术股份公司 用于多组分组合物的包装
CN105501690A (zh) * 2015-10-31 2016-04-20 重庆利尔达科技开发有限公司 一种外隔离一体式双组份胶容器

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