JP2001079548A - イオン水および酸化還元水製造装置 - Google Patents
イオン水および酸化還元水製造装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 酸性イオン水およびアルカリ性イオン水の生
成をそれぞれの水槽部に区分けして生成でき、加えて酸
化還元電位を低下させた酸化還元水の生成もできるイオ
ン水および酸化還元水の製造装置を提供する。 【解決手段】 ２つの水槽部２，３とその間を連通する
連通部４とで一体構造とする。連通部４には、一方の水
槽部２側と他方の水槽部３側との間のイオン交換隔壁５
を設けて電解槽１を構成する。２つの水槽部内２，３に
はそれぞれ電極６，７を配置する。一方の水槽部２内に
配置する電極６は、電気的に独立した複数枚の電極板６
ａ，６ｂ，６ｃとする。
成をそれぞれの水槽部に区分けして生成でき、加えて酸
化還元電位を低下させた酸化還元水の生成もできるイオ
ン水および酸化還元水の製造装置を提供する。 【解決手段】 ２つの水槽部２，３とその間を連通する
連通部４とで一体構造とする。連通部４には、一方の水
槽部２側と他方の水槽部３側との間のイオン交換隔壁５
を設けて電解槽１を構成する。２つの水槽部内２，３に
はそれぞれ電極６，７を配置する。一方の水槽部２内に
配置する電極６は、電気的に独立した複数枚の電極板６
ａ，６ｂ，６ｃとする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道水、井戸水あ
るいは湧水などの地下水、雨水、河川水、湖沼水あるい
は海水などの自然水を電気分解して、酸性イオン水、ア
ルカリ性イオン水または酸化還元電位を低下させた酸化
還元水を生成するイオン水および酸化還元水製造装置に
関する。
るいは湧水などの地下水、雨水、河川水、湖沼水あるい
は海水などの自然水を電気分解して、酸性イオン水、ア
ルカリ性イオン水または酸化還元電位を低下させた酸化
還元水を生成するイオン水および酸化還元水製造装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、水を電気分解して酸性イオン水お
よびアルカリ性イオン水を生成する装置は、特開平９−
２３９３６４号公報に記載されており、また、水を電気
分解して酸化還元電位を低下させた酸化還元水を生成す
る装置は、特開平８−１８７４９２号公報に記載されて
いる。
よびアルカリ性イオン水を生成する装置は、特開平９−
２３９３６４号公報に記載されており、また、水を電気
分解して酸化還元電位を低下させた酸化還元水を生成す
る装置は、特開平８−１８７４９２号公報に記載されて
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前掲の特開平９−２３
９３６４号公報にも開示されているように、従来の酸性
イオン水およびアルカリ性イオン水の生成装置は、１つ
の電解槽をイオン交換隔壁で陽極側槽と陰極側槽とに区
分したものであるが、イオン交換隔壁は適時に取り替え
る必要があるので、電解槽はイオン交換隔壁の交換構造
のために、その構造が複雑となる。
９３６４号公報にも開示されているように、従来の酸性
イオン水およびアルカリ性イオン水の生成装置は、１つ
の電解槽をイオン交換隔壁で陽極側槽と陰極側槽とに区
分したものであるが、イオン交換隔壁は適時に取り替え
る必要があるので、電解槽はイオン交換隔壁の交換構造
のために、その構造が複雑となる。
【０００４】また、特開平９−２３９３６４号公報に記
載されているものでは、酸性イオン水およびアルカリ性
イオン水を生成するだけで、同じく電気分解による酸化
還元水を生成することはできない。なお、前掲の特開平
８−１８７４９２号公報に記載されている一部の装置で
は、脱イオン水の生成と併せて酸化還元水の生成が可能
であるが、それも特開平９−２３９３６４号公報に記載
されているものと同様に、１つの電解槽をイオン交換隔
壁で陽極側槽と陰極側槽とに区分したものであるから、
電解槽はイオン交換隔壁の交換構造のために、その構造
がやはり複雑となることは避けられない。
載されているものでは、酸性イオン水およびアルカリ性
イオン水を生成するだけで、同じく電気分解による酸化
還元水を生成することはできない。なお、前掲の特開平
８−１８７４９２号公報に記載されている一部の装置で
は、脱イオン水の生成と併せて酸化還元水の生成が可能
であるが、それも特開平９−２３９３６４号公報に記載
されているものと同様に、１つの電解槽をイオン交換隔
壁で陽極側槽と陰極側槽とに区分したものであるから、
電解槽はイオン交換隔壁の交換構造のために、その構造
がやはり複雑となることは避けられない。
【０００５】そこで、本発明は、電解槽を、２つの水槽
部とその間を連通する連通部とで一体構造とし、連通部
に一方の水槽部側と他方の水槽部側とのイオン交換隔壁
を設けたことにより、イオン交換隔壁の交換構造の簡素
化を図るとともに、酸性イオン水およびアルカリ性イオ
ン水の生成をそれぞれの水槽部に区分けして生成でき、
加えて酸化還元電位を低下させた酸化還元水の生成もで
きる、次のイオン水および酸化還元水製造装置を提供す
ることを目的とするものである。
部とその間を連通する連通部とで一体構造とし、連通部
に一方の水槽部側と他方の水槽部側とのイオン交換隔壁
を設けたことにより、イオン交換隔壁の交換構造の簡素
化を図るとともに、酸性イオン水およびアルカリ性イオ
ン水の生成をそれぞれの水槽部に区分けして生成でき、
加えて酸化還元電位を低下させた酸化還元水の生成もで
きる、次のイオン水および酸化還元水製造装置を提供す
ることを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に係る
イオン水および酸化還元水製造装置は、水を電気分解し
て酸性イオン水、アルカリ性イオン水および酸化還元電
位を低下させた酸化還元水を生成する装置であって、２
つの水槽部とその間を連通する連通部とで一体構造と
し、連通部に一方の水槽部側と他方の水槽部側との間の
イオン交換隔壁を設けた電解槽を構成し、２つの水槽部
内にはそれぞれ電極を配置するとともに、少なくとも一
方の水槽部内に配置する電極を電気的に独立した複数の
電極としたことを特徴とするものである。
イオン水および酸化還元水製造装置は、水を電気分解し
て酸性イオン水、アルカリ性イオン水および酸化還元電
位を低下させた酸化還元水を生成する装置であって、２
つの水槽部とその間を連通する連通部とで一体構造と
し、連通部に一方の水槽部側と他方の水槽部側との間の
イオン交換隔壁を設けた電解槽を構成し、２つの水槽部
内にはそれぞれ電極を配置するとともに、少なくとも一
方の水槽部内に配置する電極を電気的に独立した複数の
電極としたことを特徴とするものである。
【０００７】本発明の請求項２に係るイオン水および酸
化還元水製造装置は、請求項１の構成において、２つの
水槽部は、互いに間隔をおいて並置された筒状体で構成
され、連通部は、２つの筒状体間を接続する筒状体で構
成されていることを特徴とするものである。
化還元水製造装置は、請求項１の構成において、２つの
水槽部は、互いに間隔をおいて並置された筒状体で構成
され、連通部は、２つの筒状体間を接続する筒状体で構
成されていることを特徴とするものである。
【０００８】本発明の請求項３に係るイオン水および酸
化還元水製造装置は、請求項２の構成において、２つの
水槽部および連通部を構成する筒状体は、円筒体である
ことを特徴とするものである。
化還元水製造装置は、請求項２の構成において、２つの
水槽部および連通部を構成する筒状体は、円筒体である
ことを特徴とするものである。
【０００９】本発明の請求項４に係るイオン水および酸
化還元水製造装置は、請求項２または３の構成におい
て、２つの水槽部内に配置する電極は、筒状体の一端か
ら筒状体の長手方向に沿って挿入されていることを特徴
とするものである。
化還元水製造装置は、請求項２または３の構成におい
て、２つの水槽部内に配置する電極は、筒状体の一端か
ら筒状体の長手方向に沿って挿入されていることを特徴
とするものである。
【００１０】本発明の請求項５に係るイオン水および酸
化還元水製造装置は、請求項４の構成において、少なく
とも一方の水槽部内に配置する電気的に独立した複数の
電極は、３枚の電極板を等間隔に配置しまたは３本の電
極棒を１２０度間隔に配置した一体構造であることを特
徴とするものである。
化還元水製造装置は、請求項４の構成において、少なく
とも一方の水槽部内に配置する電気的に独立した複数の
電極は、３枚の電極板を等間隔に配置しまたは３本の電
極棒を１２０度間隔に配置した一体構造であることを特
徴とするものである。
【００１１】本発明の請求項６に係るイオン水および酸
化還元水製造装置は、請求項１または５の構成におい
て、一方の水槽部内に配置する電極と、他方の水槽部内
に配置する電極は、一方の水槽部と他方の水槽部内にお
いてそれぞれ連通部に対向する部位に設けたことを特徴
とするものである。
化還元水製造装置は、請求項１または５の構成におい
て、一方の水槽部内に配置する電極と、他方の水槽部内
に配置する電極は、一方の水槽部と他方の水槽部内にお
いてそれぞれ連通部に対向する部位に設けたことを特徴
とするものである。
【００１２】
【発明の実施の形態】図１は本発明の一実施の形態に係
るイオン水および酸化還元水製造装置の全体斜視図、図
２は平面図、正面図および側面図、図３は制御装置を併
記した平断面図、図４は縦断面図、図５は酸性イオン水
およびアルカリ性イオン水の生成時における作用説明
図、図６および図７は酸化還元水の生成時におけるそれ
ぞれの作用説明図である。
るイオン水および酸化還元水製造装置の全体斜視図、図
２は平面図、正面図および側面図、図３は制御装置を併
記した平断面図、図４は縦断面図、図５は酸性イオン水
およびアルカリ性イオン水の生成時における作用説明
図、図６および図７は酸化還元水の生成時におけるそれ
ぞれの作用説明図である。
【００１３】図８は本発明の他の実施の形態に係るイオ
ン水および酸化還元水製造装置の断面図で、かつ酸性イ
オン水およびアルカリ性イオン水の生成時における作用
説明図、図９、図１０および図１１は酸化還元水の生成
時における一部の断面図で、かつそれぞれの作用説明図
である。
ン水および酸化還元水製造装置の断面図で、かつ酸性イ
オン水およびアルカリ性イオン水の生成時における作用
説明図、図９、図１０および図１１は酸化還元水の生成
時における一部の断面図で、かつそれぞれの作用説明図
である。
【００１４】図１２および図１３はそれぞれ本発明のさ
らに他の実施の形態に係るイオン水および酸化還元水製
造装置を示し、図１２は酸性イオン水およびアルカリ性
イオン水の生成時における制御装置との結線図、図１３
は酸化還元水の生成時における制御装置との結線図であ
る。
らに他の実施の形態に係るイオン水および酸化還元水製
造装置を示し、図１２は酸性イオン水およびアルカリ性
イオン水の生成時における制御装置との結線図、図１３
は酸化還元水の生成時における制御装置との結線図であ
る。
【００１５】図１ないし図７において、１は電解槽であ
る。この電解槽１は、互いに間隔をおいて並置された円
筒体からなる２つの水槽部２，３と、その間を連通する
２つの連通部４，４とで平面視で井桁状の一体構造をな
している。連通部４は、一方の水槽部２側と一体の筒状
部４ａと、他方の水槽部３側と一体の筒状４ｂからな
り、それらの互いの突き合わせ面には、一方の水槽部２
側と他方の水槽部３側との間のイオン交換隔壁５が挟着
されている。このイオン交換隔壁５は取り替えできるよ
うに取り付けられている。一方の水槽部２内には、電気
的に独立した３枚の電極板６ａ，６ｂ，６ｃを等間隔に
配置した一体構造の電極６が配置されており、また他方
の水槽部３内には１つの電極７がそれぞれ配置されてい
る。
る。この電解槽１は、互いに間隔をおいて並置された円
筒体からなる２つの水槽部２，３と、その間を連通する
２つの連通部４，４とで平面視で井桁状の一体構造をな
している。連通部４は、一方の水槽部２側と一体の筒状
部４ａと、他方の水槽部３側と一体の筒状４ｂからな
り、それらの互いの突き合わせ面には、一方の水槽部２
側と他方の水槽部３側との間のイオン交換隔壁５が挟着
されている。このイオン交換隔壁５は取り替えできるよ
うに取り付けられている。一方の水槽部２内には、電気
的に独立した３枚の電極板６ａ，６ｂ，６ｃを等間隔に
配置した一体構造の電極６が配置されており、また他方
の水槽部３内には１つの電極７がそれぞれ配置されてい
る。
【００１６】２つの水槽部２，３内に配置する電極６，
７は何れも棒状であって、それぞれ水槽部２，３を構成
する円筒体の一端からその長手方向に沿って挿入されて
いる。そして、一方の水槽部２内に配置する電気的に独
立した電極６の３枚の電極板６ａ，６ｂ，６ｃは、等間
隔に配置した一体構造である。
７は何れも棒状であって、それぞれ水槽部２，３を構成
する円筒体の一端からその長手方向に沿って挿入されて
いる。そして、一方の水槽部２内に配置する電気的に独
立した電極６の３枚の電極板６ａ，６ｂ，６ｃは、等間
隔に配置した一体構造である。
【００１７】電解槽１において、各水槽部２，３はそれ
ぞれ給水口８，９と排水口１０，１１を備えており、さ
らに、それぞれガス抜き口１２，１２を備えている。そ
して、給水口８，９にはそれぞれバルブ１３，１３を介
して給水管１４，１４が接続されている。連通部４に
は、イオン交換隔壁５を挟んで一方側および他方側にセ
ンサ挿入口１５，１５が設けてあり、このセンサ挿入口
１５，１５からセンサ（ＰＨ計または電気伝導度計）１
６，１６を挿入して、酸性度またはアルカリ性度の計
測、または電気伝導度を計測する。また、連通部４に
は、イオン交換隔壁５を挟んで一方側および他方側に水
位計１７，１７を設けてある。
ぞれ給水口８，９と排水口１０，１１を備えており、さ
らに、それぞれガス抜き口１２，１２を備えている。そ
して、給水口８，９にはそれぞれバルブ１３，１３を介
して給水管１４，１４が接続されている。連通部４に
は、イオン交換隔壁５を挟んで一方側および他方側にセ
ンサ挿入口１５，１５が設けてあり、このセンサ挿入口
１５，１５からセンサ（ＰＨ計または電気伝導度計）１
６，１６を挿入して、酸性度またはアルカリ性度の計
測、または電気伝導度を計測する。また、連通部４に
は、イオン交換隔壁５を挟んで一方側および他方側に水
位計１７，１７を設けてある。
【００１８】１８は制御装置である。この制御装置１８
は、電極６の各電極板６ａ，６ｂ，６ｃと電極７に電気
分解電圧以上の直流電圧を印加するものであり、また、
切り替えによって、電極６の各電極板６ａ，６ｂ，６ｃ
間に、その１つを陽極、２つを陰極としたり、２つを陽
極、１つを陰極としたり、あるいは１つずつを陽極と陰
極（１つは遊び）とするように電気分解電圧以上の直流
電圧を印加するなど、所要の制御をなすものである。
は、電極６の各電極板６ａ，６ｂ，６ｃと電極７に電気
分解電圧以上の直流電圧を印加するものであり、また、
切り替えによって、電極６の各電極板６ａ，６ｂ，６ｃ
間に、その１つを陽極、２つを陰極としたり、２つを陽
極、１つを陰極としたり、あるいは１つずつを陽極と陰
極（１つは遊び）とするように電気分解電圧以上の直流
電圧を印加するなど、所要の制御をなすものである。
【００１９】図８ないし図１１に示す実施の形態では、
電極６が３本の電極棒６ａ，６ｂ，６ｃを１２０度間隔
に配置した一体構造となっている。
電極６が３本の電極棒６ａ，６ｂ，６ｃを１２０度間隔
に配置した一体構造となっている。
【００２０】以上のように構成された電解槽１を用い
て、酸性イオン水およびアルカリ性イオン水を生成する
には、図５および図８に示すように、２つの水槽部２，
３に所定水位まで給水し、制御装置１８により電極６
（電極板または電極棒６ａ，６ｂ，６ｃとも）を陰極、
電極７を陽極として電気分解電圧以上の直流を印加す
る。原水には食塩、塩酸、硫酸などの電離性無機物質を
添加して通電を容易にする。なお、電極６を陽極、電極
７を陰極としてもよい。
て、酸性イオン水およびアルカリ性イオン水を生成する
には、図５および図８に示すように、２つの水槽部２，
３に所定水位まで給水し、制御装置１８により電極６
（電極板または電極棒６ａ，６ｂ，６ｃとも）を陰極、
電極７を陽極として電気分解電圧以上の直流を印加す
る。原水には食塩、塩酸、硫酸などの電離性無機物質を
添加して通電を容易にする。なお、電極６を陽極、電極
７を陰極としてもよい。
【００２１】図５および図８に示す態様で原水に通電さ
れると、電気分解によって陰極側の水槽部２内にはアル
カリ性イオン水が、また陽極側の水槽部３内には酸性イ
オン水がそれぞれ生成される。陽イオンと陰イオンはイ
オン交換隔壁５を通してそれぞれ交換される。なお、陰
極で発生する酸素ガスと陽極で発生する水素ガスは、そ
れぞれガス抜き口１２，１２から放出される。生成され
るアルカリ性イオン水および酸性イオン水が所要の濃度
に達したら、それぞれ排水口１０，１０から排出する。
れると、電気分解によって陰極側の水槽部２内にはアル
カリ性イオン水が、また陽極側の水槽部３内には酸性イ
オン水がそれぞれ生成される。陽イオンと陰イオンはイ
オン交換隔壁５を通してそれぞれ交換される。なお、陰
極で発生する酸素ガスと陽極で発生する水素ガスは、そ
れぞれガス抜き口１２，１２から放出される。生成され
るアルカリ性イオン水および酸性イオン水が所要の濃度
に達したら、それぞれ排水口１０，１０から排出する。
【００２２】酸化還元水を生成するには、図６または図
７に示すように、一方の水槽部２に所定の給水をし、複
数の電極板６ａ，６ｂ，６ｃからなる電極６のうち、１
つずつを陽極と陰極として、その間に電気分解電圧以上
の直流を印加すれば、陽極で発生する水素により酸化還
元電位が低下し、ＰＨ値がほとんど変化せず、陰極で発
生する酸素により溶存酸素が増加した酸化還元水が生成
される。なお、この場合には他方の水槽部３は使用しな
いので遊ばせておくことになる。
７に示すように、一方の水槽部２に所定の給水をし、複
数の電極板６ａ，６ｂ，６ｃからなる電極６のうち、１
つずつを陽極と陰極として、その間に電気分解電圧以上
の直流を印加すれば、陽極で発生する水素により酸化還
元電位が低下し、ＰＨ値がほとんど変化せず、陰極で発
生する酸素により溶存酸素が増加した酸化還元水が生成
される。なお、この場合には他方の水槽部３は使用しな
いので遊ばせておくことになる。
【００２３】酸化還元水を生成する場合には、図９、図
１０および図１１にそれぞれ示すように、電極６の３つ
の電極棒６ａ，６ｂ，６ｃのうち１つを陽極、２つを陰
極としたり、２つを陽極、１つを陰極とする態様で電気
分解を行うことができる。そして、このような電極の使
用態様を特に時間の経過にともなって変化させることに
より、電気分解効率の向上を図ることができる。
１０および図１１にそれぞれ示すように、電極６の３つ
の電極棒６ａ，６ｂ，６ｃのうち１つを陽極、２つを陰
極としたり、２つを陽極、１つを陰極とする態様で電気
分解を行うことができる。そして、このような電極の使
用態様を特に時間の経過にともなって変化させることに
より、電気分解効率の向上を図ることができる。
【００２４】本発明においては、図１２または図１３に
示すように、一方の水槽部２に配置する電極６と、他方
の水槽部３に配置する電極７をさらに増設した構成とす
ることができる。そして、これら電極６，７は、水槽部
２，３内において連通部４に対向する部位に設けている
ので、図示のように制御装置１８に結線することによ
り、図１２に示す酸性イオン水およびアルカリ性イオン
水の生成、または図１３に示す酸化還元水の生成の何れ
の場合であっても、電解槽１内における電気分解効率を
いっそう向上させることができる。
示すように、一方の水槽部２に配置する電極６と、他方
の水槽部３に配置する電極７をさらに増設した構成とす
ることができる。そして、これら電極６，７は、水槽部
２，３内において連通部４に対向する部位に設けている
ので、図示のように制御装置１８に結線することによ
り、図１２に示す酸性イオン水およびアルカリ性イオン
水の生成、または図１３に示す酸化還元水の生成の何れ
の場合であっても、電解槽１内における電気分解効率を
いっそう向上させることができる。
【００２５】
【発明の効果】本発明によれば、電解槽を、２つの水槽
部とその間を連通する連通部とで一体構造とし、連通部
に一方の水槽部側と他方の水槽部側とのイオン交換隔壁
を設けたことにより、イオン交換隔壁の交換構造の簡素
化を図るとともに、酸性イオン水およびアルカリ性イオ
ン水の生成をそれぞれの水槽部に区分けして生成でき、
加えて酸化還元電位を低下させた酸化還元水の生成もで
きる効果が得られる。
部とその間を連通する連通部とで一体構造とし、連通部
に一方の水槽部側と他方の水槽部側とのイオン交換隔壁
を設けたことにより、イオン交換隔壁の交換構造の簡素
化を図るとともに、酸性イオン水およびアルカリ性イオ
ン水の生成をそれぞれの水槽部に区分けして生成でき、
加えて酸化還元電位を低下させた酸化還元水の生成もで
きる効果が得られる。
【００２６】そして、請求項２に記載したように、２つ
の水槽部は、互いに間隔をおいて並置された筒状体で構
成され、連通部は、２つの筒状体間を接続する筒状体で
構成されており、さらに請求項３に記載するように、２
つの水槽部および連通部を構成する筒状体は、円筒体と
することにより、電解槽を構成する各水槽部の内部清掃
等が容易にできる。
の水槽部は、互いに間隔をおいて並置された筒状体で構
成され、連通部は、２つの筒状体間を接続する筒状体で
構成されており、さらに請求項３に記載するように、２
つの水槽部および連通部を構成する筒状体は、円筒体と
することにより、電解槽を構成する各水槽部の内部清掃
等が容易にできる。
【００２７】また、請求項４に記載したように、２つの
水槽部内に配置する電極は、筒状体の一端から筒状体の
長手方向に沿って挿入される構成とすることにより、電
極の交換が容易にできる。
水槽部内に配置する電極は、筒状体の一端から筒状体の
長手方向に沿って挿入される構成とすることにより、電
極の交換が容易にできる。
【図１】本発明の一実施の形態に係るイオン水および酸
化還元水製造装置の全体斜視図である。
化還元水製造装置の全体斜視図である。
【図２】本発明の一実施の形態に係るイオン水および酸
化還元水製造装置の平面図、正面図および側面図であ
る。
化還元水製造装置の平面図、正面図および側面図であ
る。
【図３】本発明の一実施の形態に係るイオン水および酸
化還元水製造装置の制御装置を併記した平断面図であ
る。
化還元水製造装置の制御装置を併記した平断面図であ
る。
【図４】本発明の一実施の形態に係るイオン水および酸
化還元水製造装置の縦断面図である。
化還元水製造装置の縦断面図である。
【図５】酸性イオン水およびアルカリ性イオン水の生成
時における作用説明図である。
時における作用説明図である。
【図６】酸化還元水の生成時におけるそれぞれの作用説
明図である。
明図である。
【図７】酸化還元水の生成時におけるそれぞれの作用説
明図である。
明図である。
【図８】本発明の他の実施の形態に係るイオン水および
酸化還元水製造装置の断面図で、かつ酸性イオン水およ
びアルカリ性イオン水の生成時における作用説明図であ
る。
酸化還元水製造装置の断面図で、かつ酸性イオン水およ
びアルカリ性イオン水の生成時における作用説明図であ
る。
【図９】酸化還元水の生成時における一部の断面図で、
かつそれぞれの作用説明図である。
かつそれぞれの作用説明図である。
【図１０】酸化還元水の生成時における一部の断面図
で、かつそれぞれの作用説明図である。
で、かつそれぞれの作用説明図である。
【図１１】酸化還元水の生成時における一部の断面図
で、かつそれぞれの作用説明図である。
で、かつそれぞれの作用説明図である。
【図１２】本発明のさらに他の実施の形態に係るイオン
水および酸化還元水製造装置を示し、酸性イオン水およ
びアルカリ性イオン水の生成時における制御装置との結
線図である。
水および酸化還元水製造装置を示し、酸性イオン水およ
びアルカリ性イオン水の生成時における制御装置との結
線図である。
【図１３】本発明のさらに他の実施の形態に係るイオン
水および酸化還元水製造装置を示し、酸化還元水の生成
時における制御装置との結線図である。
水および酸化還元水製造装置を示し、酸化還元水の生成
時における制御装置との結線図である。
１ 電解槽 ２ 一方の水槽部 ３ 他方の水槽部 ４，４ 連通部 ４ａ，４ｂ 筒状部 ５ イオン交換隔壁 ６ 電極 ６ａ，６ｂ，６ｃ ３枚の電極板または３本の電極棒 ７ 電極 ８，９ 給水口 １０，１１ 排水口 １２，１２ ガス抜き口 １３，１３ バルブ １４，１４ 給水管 １５，１５ センサ挿入口 １６，１６ センサ（ＰＨ計または電気伝導度計） １７，１７ 水位計 １８ 制御装置
フロントページの続き Ｆターム(参考） 4D061 DA02 DA03 DA04 DB07 DB08 DB20 EA02 EB01 EB04 EB13 EB18 EB20 EB33 EB37 EB39 ED12 ED13 GA22 GC14
Claims (6)
- 【請求項１】 水を電気分解して酸性イオン水、アルカ
リ性イオン水および酸化還元電位を低下させた酸化還元
水を生成する装置であって、２つの水槽部とその間を連
通する連通部とで一体構造とし、連通部に一方の水槽部
側と他方の水槽部側との間のイオン交換隔壁を設けた電
解槽を構成し、２つの水槽部内にはそれぞれ電極を配置
するとともに、少なくとも一方の水槽部内に配置する電
極を電気的に独立した複数の電極としたことを特徴とす
るイオン水および酸化還元水製造装置。 - 【請求項２】 ２つの水槽部は、互いに間隔をおいて並
置された筒状体で構成され、連通部は、２つの筒状体間
を接続する筒状体で構成されていることを特徴とする請
求項１記載のイオン水および酸化還元水製造装置。 - 【請求項３】 ２つの水槽部および連通部を構成する筒
状体は、円筒体であることを特徴とする請求項２記載の
イオン水および酸化還元水製造装置。 - 【請求項４】 ２つの水槽部内に配置する電極は、筒状
体の一端から筒状体の長手方向に沿って挿入されている
ことを特徴とする請求項２または３記載のイオン水およ
び酸化還元水製造装置。 - 【請求項５】 少なくとも一方の水槽部内に配置する電
気的に独立した複数の電極は、３枚の電極板を等間隔に
配置しまたは３本の電極棒を１２０度間隔に配置した一
体構造であることを特徴とする請求項４記載のイオン水
および酸化還元水製造装置。 - 【請求項６】 一方の水槽部内に配置する電極と、他方
の水槽部内に配置する電極は、一方の水槽部と他方の水
槽部内においてそれぞれ連通部に対向する部位に設けた
ことを特徴とする請求項１または５記載のイオン水およ
び酸化還元水製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26164099A JP2001079548A (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | イオン水および酸化還元水製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26164099A JP2001079548A (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | イオン水および酸化還元水製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001079548A true JP2001079548A (ja) | 2001-03-27 |
Family
ID=17364716
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26164099A Pending JP2001079548A (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | イオン水および酸化還元水製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001079548A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8062500B2 (en) | 2001-12-05 | 2011-11-22 | Oculus Innovative Sciences, Inc. | Method and apparatus for producing negative and positive oxidative reductive potential (ORP) water |
| US8147444B2 (en) | 2006-01-20 | 2012-04-03 | Oculus Innovative Sciences, Inc. | Methods of treating or preventing peritonitis with oxidative reductive potential water solution |
| US8323252B2 (en) | 2005-03-23 | 2012-12-04 | Oculus Innovative Sciences, Inc. | Method of treating skin ulcers using oxidative reductive potential water solution |
| US9168318B2 (en) | 2003-12-30 | 2015-10-27 | Oculus Innovative Sciences, Inc. | Oxidative reductive potential water solution and methods of using the same |
| US9498548B2 (en) | 2005-05-02 | 2016-11-22 | Oculus Innovative Sciences, Inc. | Method of using oxidative reductive potential water solution in dental applications |
| US10342825B2 (en) | 2009-06-15 | 2019-07-09 | Sonoma Pharmaceuticals, Inc. | Solution containing hypochlorous acid and methods of using same |
-
1999
- 1999-09-16 JP JP26164099A patent/JP2001079548A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8062500B2 (en) | 2001-12-05 | 2011-11-22 | Oculus Innovative Sciences, Inc. | Method and apparatus for producing negative and positive oxidative reductive potential (ORP) water |
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| US9642876B2 (en) | 2003-12-30 | 2017-05-09 | Sonoma Pharmaceuticals, Inc. | Method of preventing or treating sinusitis with oxidative reductive potential water solution |
| US10016455B2 (en) | 2003-12-30 | 2018-07-10 | Sonoma Pharmaceuticals, Inc. | Method of preventing or treating influenza with oxidative reductive potential water solution |
| US8323252B2 (en) | 2005-03-23 | 2012-12-04 | Oculus Innovative Sciences, Inc. | Method of treating skin ulcers using oxidative reductive potential water solution |
| US8840873B2 (en) | 2005-03-23 | 2014-09-23 | Oculus Innovative Sciences, Inc. | Method of treating second and third degree burns using oxidative reductive potential water solution |
| US9498548B2 (en) | 2005-05-02 | 2016-11-22 | Oculus Innovative Sciences, Inc. | Method of using oxidative reductive potential water solution in dental applications |
| US8147444B2 (en) | 2006-01-20 | 2012-04-03 | Oculus Innovative Sciences, Inc. | Methods of treating or preventing peritonitis with oxidative reductive potential water solution |
| US8834445B2 (en) | 2006-01-20 | 2014-09-16 | Oculus Innovative Sciences, Inc. | Methods of treating or preventing peritonitis with oxidative reductive potential water solution |
| US9072726B2 (en) | 2006-01-20 | 2015-07-07 | Oculus Innovative Sciences, Inc. | Methods of treating or preventing inflammation and hypersensitivity with oxidative reductive potential water solution |
| US9782434B2 (en) | 2006-01-20 | 2017-10-10 | Sonoma Pharmaceuticals, Inc. | Methods of treating or preventing inflammation and hypersensitivity with oxidative reductive potential water solution |
| US10342825B2 (en) | 2009-06-15 | 2019-07-09 | Sonoma Pharmaceuticals, Inc. | Solution containing hypochlorous acid and methods of using same |
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