JP2001079309A - 第四級アンモニウムタンニン酸塩植物性凝固/凝集剤の製造方法 - Google Patents
第四級アンモニウムタンニン酸塩植物性凝固/凝集剤の製造方法Info
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Abstract
ため不純物を凝固および凝集する薬剤として従来使用さ
れた無機塩類、主としてアルミニウムおよび鉄の塩、に
代わり望ましい有機および植物特性を有する合成凝固/
凝集剤を合成する。 【解決手段】 液状タンニンと、アルデヒドおよびアン
モニウム塩を酸触媒の存在で反応させることにより、凝
固/凝集活性を有する第四級アンモニウムタンニン酸塩
を得ることができる。
Description
質を除くための植物性凝固/凝集剤を製造する方法に関
する。
び透明にするための方法は、人間の消費を含めて、いろ
いろな用途のために、不純物を凝固および凝集する薬剤
として働く無機塩類、主としてアルミニウムおよび鉄の
塩、を使用して行われた。
および植物特性を有する合成凝固/凝集剤を使用するこ
とにより、飲料水、工業用水、ボイラーや冷却塔用水を
処理する可能性並びに、一般産業廃水および家庭下水を
処理する可能性を確認した。この薬剤の製造のための基
本原料はピロカテキンタンニン、Acasia mea
rnsii樹皮の水性抽出液であり、カチオン特性を有
する。
フラバン3,4−ジオール、から合成により得られる植
物性高分子電解質カチオンの開発であり、前者は、アル
デヒド、p−ホルムアルデヒド、ホルムアルデヒド、フ
ルフルアルデヒド、と第一級、第二級または第三級アミ
ン、メチルアミン、エチルアミン、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、水酸化アンモニウムとの反応
により得られる求電子系に対して、求核試薬として働
く。前記の求電子系は、前記のアルデヒドと、ある塩、
とりわけ塩化アンモニウムであることができるある塩と
の反応によりその場で発生される。
慣用の製品と区別させるものは、水中に溶解した金属と
のキレートを作り出すその能力である。それらのキレー
トは金属を凝固/凝集剤に接して固定化させ、それらの
沈降を引き起こして、発生したスラッジと一緒にそれら
を除去することを可能にする。この特徴は水中に存在す
る第一鉄イオンを除去する場合に特に有効であり、そし
てこの汚染物を完全に除去する。
おいて作用するという事実であり、これと反対に通例と
して使用される金属塩はかなり狭い作用範囲を必要とす
る。本発明の提起された方法の基本的相違点は、この植
物起源のカチオン凝固/凝集剤は水の中に存在するコロ
イド物質の電荷を中和するために環境により加水分解す
る必要がない、したがって水のpHを変えることがな
く、それを補正するためにアルカリ化剤の作用を必要と
しないことである。
集剤を製造する方法に関するものであり、その方法は次
の各段階、 a)反応バット内で、脂肪族アルデヒドおよび結合され
たアンモニア基を含む塩から成る一組の試薬を45℃を
越えない温度、環境圧、水性媒体において混合する段
階、 b)段階1において得られた混合物を60℃〜75℃の
範囲内の温度で3〜9時間の間加熱することにより、無
色の液体が得られるまで実際に反応させる段階、ある場
合には1〜3の範囲内の最終pHに到達するように強い
鉱酸が添加されることもあり、および c)上記のようにして調製された物質がタンニン水溶液
と、攪拌しながら常圧で、5時間以上、45℃〜97℃
の範囲内の温度で反応させられる段階、を包含する凝集
剤を製造する方法である。
40℃の範囲内の温度で噴霧されて均一に粒子化された
粉末に変えられることができる、シロップ液が得られ
る。
反応に基づくものである。
よびある酸性化合物の使用を見越している。この反応過
程において、アンモニウム塩が最初にアルデヒドと酸の
触媒作用により反応して主として第一級および第二級ア
ミンの複雑な混合物を発生させる。次にこの混合物は、
同様に酸の触媒作用により、芳香族タンニン鎖と反応し
て、本発明の目的物である凝固/凝集活性を有する第四
級アンモニウムタンニン酸塩を結果として生成する。
アンモニウムタンニン酸塩の製造方法はマンニッヒ反応
に基づき、および次の試薬の組み合わせ、 1.植物性タンニン、それは化学的にはフェノールポリ
マーであり、そのモノマー構造はフラビン−3−オール
である。 2.脂肪族アルデヒド 3.鉱酸触媒 4.アンモニウム塩 を使用する。
内で使用される。
ンであり、そして28%〜38%重量の範囲内で使用さ
れる。
は、17%〜32%重量の範囲内で、塩化アンモニウム
である。
それは5%〜18%重量の範囲内で使用される。
理解されるであろう。
温度計、攪拌システム、加熱および冷却源、を装備され
た密閉ステンレス鋼反応機内に、2,398gの37%
安定化ホルマリン、580gの塩化アンモニウムを攪拌
混合し、330gの市販塩酸を加える。その混合物を攪
拌しながら65℃まで5時間の間に加熱する。その後4
0%固形分を有する2,980gの液状のタンニンを加
えてから、攪拌を8時間続ける。その後それを放置して
冷却する。かくして得られる生成物は噴霧されることが
できるものであり、そして36%の活性物質、1.15
の密度および1.0と2.2の間のpHを有するシロッ
プの外観を有する。それらの試薬が添加される順序は重
要である。
全固形分49%を有する液状タンニンを加えてから、攪
拌しながら、2,450gの37%安定化ホルマリン、
450gの塩化アンモニウムおよび320gの触媒機能
を付加する市販塩酸を加える。それはしだいにかつ徐々
におこなわれ、それは重要である。その混合物を75℃
より80℃の範囲内の温度に5時間加熱する。その後、
それを放置して冷却する。かくして得られる生成物は同
様に噴霧されることができる。それは40%の活性物
質、1.2と2.4の範囲内のpH、No.4のフォー
ドカップ(Fordcup)において30秒の粘度を有
する。
化学式を有する。
Claims (10)
- 【請求項1】 凝集剤を製造する方法において、次の各
段階、 a)反応バット内で、脂肪族アルデヒドおよび結合され
たアンモニア基を含む塩から成る一組の試薬を45℃を
越えない温度、環境圧、水性媒体において混合する段
階、 b)段階1において得られた混合物を60℃〜75℃の
範囲内の温度で3〜9時間の間加熱することにより、無
色の液体が得られるまで実際に反応させる段階、ある場
合には1〜3の範囲内の最終pHに到達するように強い
鉱酸が添加されることもあり、および c)上記のようにして調製された物質がタンニン水溶液
と、攪拌しながら常圧で、5時間以上、45℃〜97℃
の範囲内の温度で反応させられる段階、を包含する凝集
剤を製造する方法。 - 【請求項2】 段階2において1〜3の最終pHを得る
ため強い鉱酸を加えることができることを特徴とする請
求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 触媒の酸は特に好ましくは塩酸であるこ
とを特徴とする請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】 酸の使用量は5〜18重量%であること
を特徴とする請求項2および3に記載の方法。 - 【請求項5】 そのまま使用されるかまたは170℃〜
240℃の範囲内の温度で噴霧されて均一に粒子化され
た粉末に変えられることができる、シロップ液が得られ
ることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項6】 好ましい脂肪族アルデヒドはホルマリン
であり、そして28%〜38%重量の範囲内で使用され
ることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項7】 使用されるアンモニウム塩は塩化アンモ
ニウムであることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項8】 使用されるアンモニウム塩は、17%〜
32%重量の範囲内で、塩化アンモニウムであることを
特徴とする請求項6に記載の方法。 - 【請求項9】 植物性タンニンは化学的にはフェノール
ポリマーであり、そのモノマー構造はフラビン−3−オ
ールであることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項10】 タンニンは通常44%〜56%重量の
範囲内で使用されることを特徴とする請求項9に記載の
方法。
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