JP2001078267A - 無線移動通信システムのページング方式 - Google Patents
無線移動通信システムのページング方式Info
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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- H04W16/02—Resource partitioning among network components, e.g. reuse partitioning
- H04W16/12—Fixed resource partitioning
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
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- H04W24/02—Arrangements for optimising operational condition
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
Abstract
(57)【要約】
【課題】周期的に行われるページングチャネルの不要な
探索を削減し、電力消費を減らせるような無線移動通信
システムを提供する。 【解決手段】パイロットチャネルをページング識別子で
穿孔するシステムとする。基地局では、呼出対象の移動
局に相当するパイロットチャネルのスロットについてパ
イロット識別子（システム情報、ページング情報）で穿
孔を行い送信する。移動局では、そのパイロットチャネ
ルのスロットに挿入された識別子を探索して応答する。
探索を削減し、電力消費を減らせるような無線移動通信
システムを提供する。 【解決手段】パイロットチャネルをページング識別子で
穿孔するシステムとする。基地局では、呼出対象の移動
局に相当するパイロットチャネルのスロットについてパ
イロット識別子（システム情報、ページング情報）で穿
孔を行い送信する。移動局では、そのパイロットチャネ
ルのスロットに挿入された識別子を探索して応答する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線移動通信シス
テム（Wireless Telecommunication system）におい
て、移動局を呼び出すときのページング方式に関する。
テム（Wireless Telecommunication system）におい
て、移動局を呼び出すときのページング方式に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に無線移動通信システムは、大別し
て、ＴＤＭＡ（Time Division Multiple Access）方
式、ＣＤＭＡ（Code Division Multiple Access）方
式、ＧＳＭ（Global System for Mobile communicatio
n）方式に分けられる。
て、ＴＤＭＡ（Time Division Multiple Access）方
式、ＣＤＭＡ（Code Division Multiple Access）方
式、ＧＳＭ（Global System for Mobile communicatio
n）方式に分けられる。
【０００３】たとえば個人用の無線移動通信において
は、移動局（Mobile Station：MS）が、送信電力の制御
を速やかで正確に遂行するための電力制御機能及び多経
路フェージング（Multi Path Fading）環境で良質のリ
ンク品質を保障するためのレーキ（Rake）受信機をも
ち、そして基地局（Base Transceiver Subsystem：BT
S）が、ＲＦ（Radio Frequency）接続による移動局との
無線接続及び基地局制御装置との有線接続を行う有無線
接続機能をもつ。これら移動局と基地局とは無線（Air
Interface）接続されるが、その呼設定（Call Setup）
のためにはチャネルが設定されなければならない。
は、移動局（Mobile Station：MS）が、送信電力の制御
を速やかで正確に遂行するための電力制御機能及び多経
路フェージング（Multi Path Fading）環境で良質のリ
ンク品質を保障するためのレーキ（Rake）受信機をも
ち、そして基地局（Base Transceiver Subsystem：BT
S）が、ＲＦ（Radio Frequency）接続による移動局との
無線接続及び基地局制御装置との有線接続を行う有無線
接続機能をもつ。これら移動局と基地局とは無線（Air
Interface）接続されるが、その呼設定（Call Setup）
のためにはチャネルが設定されなければならない。
【０００４】順方向リンク（Forward Link）は基地局か
ら移動局へ送出される順方向チャネルで、互いに直交す
るウォルシュ関数（Walsh Function）により拡散される
６４個のチャネルがある。この順方向チャネルには、機
能別に区分して、パイロット（Pilot）チャネル、同期
（Sync）チャネル、最大７個のページング（Paging）チ
ャネル、５５個の通話（Traffic）チャネルがある。
ら移動局へ送出される順方向チャネルで、互いに直交す
るウォルシュ関数（Walsh Function）により拡散される
６４個のチャネルがある。この順方向チャネルには、機
能別に区分して、パイロット（Pilot）チャネル、同期
（Sync）チャネル、最大７個のページング（Paging）チ
ャネル、５５個の通話（Traffic）チャネルがある。
【０００５】移動局が同期チャネルから時間同期情報を
一旦得れば、移動局は自身のタイミングを調節してシス
テム時間に合わせることができる。ページングチャネル
は１周波数帯域に７個まで存在することができ、ページ
ングチャネルのフレームは２０msecである。
一旦得れば、移動局は自身のタイミングを調節してシス
テム時間に合わせることができる。ページングチャネル
は１周波数帯域に７個まで存在することができ、ページ
ングチャネルのフレームは２０msecである。
【０００６】基地局は、公衆電話網（Public Switched
Telephone Network：PSTN）から呼（Call）が要請され
ると、移動局のいるページング区域（Paging Zone）の
全域にページングチャネルを送信する。タイムスロット
方式により探索を行っている移動局は、ページングチャ
ネルの受信が確認されると、通話路を形成してトラフィ
ックチャネルを受信する。すなわち、公衆電話網から電
話がかかってくると、基地局制御器（Base Station Con
troller：BSC）内にあるＣＣＰ（Call ControlProcesso
r）がＴＳＢ（Transceiver Selector Bank）によりＰＣ
Ｍ（Pulse Code Modulation）データへのコーディング
を行い、基地局を通じて移動局へ伝送される。
Telephone Network：PSTN）から呼（Call）が要請され
ると、移動局のいるページング区域（Paging Zone）の
全域にページングチャネルを送信する。タイムスロット
方式により探索を行っている移動局は、ページングチャ
ネルの受信が確認されると、通話路を形成してトラフィ
ックチャネルを受信する。すなわち、公衆電話網から電
話がかかってくると、基地局制御器（Base Station Con
troller：BSC）内にあるＣＣＰ（Call ControlProcesso
r）がＴＳＢ（Transceiver Selector Bank）によりＰＣ
Ｍ（Pulse Code Modulation）データへのコーディング
を行い、基地局を通じて移動局へ伝送される。
【０００７】したがって、電話が頻繁にあると、制御局
（Mobile Switching Center：MSC）と基地局制御器にお
いて、ページングチャネルを伝送するため多量のデータ
をページング区域に散布しなければならなくなる。これ
に関連し、米国特許第５１４６２１４号の“移動通信シ
ステムにおける節電のためのページング信号制御方式”
では、ページングをグループ化し、そのグループ化した
ページング区域に応じてタイムスロットを変える方法を
提示している。また、米国特許第５９０９６５１号の
“放送短メッセージサービス構造”では、短メッセージ
を各地域に散布して伝送させ、スロットモード上のペー
ジングチャネルを用いる方法を提示している。さらに、
このような技術として、ロータクラウスによる米国特許
第４５２７２８４号に提示されているようなものもあ
る。
（Mobile Switching Center：MSC）と基地局制御器にお
いて、ページングチャネルを伝送するため多量のデータ
をページング区域に散布しなければならなくなる。これ
に関連し、米国特許第５１４６２１４号の“移動通信シ
ステムにおける節電のためのページング信号制御方式”
では、ページングをグループ化し、そのグループ化した
ページング区域に応じてタイムスロットを変える方法を
提示している。また、米国特許第５９０９６５１号の
“放送短メッセージサービス構造”では、短メッセージ
を各地域に散布して伝送させ、スロットモード上のペー
ジングチャネルを用いる方法を提示している。さらに、
このような技術として、ロータクラウスによる米国特許
第４５２７２８４号に提示されているようなものもあ
る。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなページン
グの過程は、現在使用されているすべての通信装備に与
える負荷が大きく、通信サービスの質（Quality of Ser
vice：QoS）を低下させる問題点をもつ。
グの過程は、現在使用されているすべての通信装備に与
える負荷が大きく、通信サービスの質（Quality of Ser
vice：QoS）を低下させる問題点をもつ。
【０００９】またさらに、従来の移動局ページング方式
では、基地局でインターリービング（Interleaving）と
チャネルコーディング（Channel Coding）を行ってペー
ジングのデータを送信するので、移動局でページングを
認識するためにデインターリービング（Deinterleavin
g）とチャネルデコーディング（Channel Decoding）を
行わねばならず、消費電力が多くなる問題点をもってい
る。消費電力量を減らすためにスロットの周期（Cycle
of Slot）を長くすると、ページング信号の受信率を低
下させることになるし、設計的にもサービスの質にとっ
て大きな変数となるため、一貫性あるサービスを提供す
ることができなくなってしまう。
では、基地局でインターリービング（Interleaving）と
チャネルコーディング（Channel Coding）を行ってペー
ジングのデータを送信するので、移動局でページングを
認識するためにデインターリービング（Deinterleavin
g）とチャネルデコーディング（Channel Decoding）を
行わねばならず、消費電力が多くなる問題点をもってい
る。消費電力量を減らすためにスロットの周期（Cycle
of Slot）を長くすると、ページング信号の受信率を低
下させることになるし、設計的にもサービスの質にとっ
て大きな変数となるため、一貫性あるサービスを提供す
ることができなくなってしまう。
【００１０】本発明はこのような課題を解決するもので
あり、パイロットチャネルにページングの信号を挿入す
ることにより、周期的に行われる不要なページングチャ
ネルの探索を削減し、電力消費を減らせるようなシステ
ムを提供する。
あり、パイロットチャネルにページングの信号を挿入す
ることにより、周期的に行われる不要なページングチャ
ネルの探索を削減し、電力消費を減らせるようなシステ
ムを提供する。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明による無線移動通
信システムは、スロット区分されたパイロットチャネル
に特定信号を挿入するシステムであって、非通話時、特
定移動局に呼出しが発生した場合、その特定移動局に該
当するパイロットチャネルのスロットにページング信号
を挿入することを特徴とする。この挿入による穿孔で離
散化したパイロットチャネルには、ページング区域情報
やその他の必要な情報をのせることができる。
信システムは、スロット区分されたパイロットチャネル
に特定信号を挿入するシステムであって、非通話時、特
定移動局に呼出しが発生した場合、その特定移動局に該
当するパイロットチャネルのスロットにページング信号
を挿入することを特徴とする。この挿入による穿孔で離
散化したパイロットチャネルには、ページング区域情報
やその他の必要な情報をのせることができる。
【００１２】本発明では、特定移動局の呼出があった場
合、その移動局に割り当てられたパイロットチャネルの
スロットをページング識別子で穿孔することにより、ス
ロット周期の度にページングチャネルの該当スロットを
探索しなくても呼出有無を認知できるようにし、ページ
ングチャネルの探索でわれるデインターリービング及び
デコーディングによる端末機消費電力分を節減し得るシ
ステムとしている。
合、その移動局に割り当てられたパイロットチャネルの
スロットをページング識別子で穿孔することにより、ス
ロット周期の度にページングチャネルの該当スロットを
探索しなくても呼出有無を認知できるようにし、ページ
ングチャネルの探索でわれるデインターリービング及び
デコーディングによる端末機消費電力分を節減し得るシ
ステムとしている。
【００１３】次に、本発明の実施形態につき具体的に説
明するが、その特定形態に本発明が限定されるものでは
ない。
明するが、その特定形態に本発明が限定されるものでは
ない。
【００１４】
【発明の実施の形態】図１は、本発明を適用するシステ
ムを概略的に示す構成図である。本例において、基地局
（BTS）と移動局（MS）との間に設定されるパイロット
チャネル（Pilot Channel）は周期的に穿孔されてお
り、そのパイロット信号間の空き位置に、ハッシュ関数
（Hash Function）を用いてシステム情報又はページン
グ情報、すなわちたとえば、ページング区域情報、呼出
し、命令、チャネル割当てなどのデータを挿入する。こ
のデータを空き位置に挿入する過程では、オン−オフ−
キーイング（On-Off-Keying：OOK）方式を使用すること
ができる。このような変調方式は、該当位置のパイロッ
トＰＮチップの位相を逆転させて送信するものである。
ムを概略的に示す構成図である。本例において、基地局
（BTS）と移動局（MS）との間に設定されるパイロット
チャネル（Pilot Channel）は周期的に穿孔されてお
り、そのパイロット信号間の空き位置に、ハッシュ関数
（Hash Function）を用いてシステム情報又はページン
グ情報、すなわちたとえば、ページング区域情報、呼出
し、命令、チャネル割当てなどのデータを挿入する。こ
のデータを空き位置に挿入する過程では、オン−オフ−
キーイング（On-Off-Keying：OOK）方式を使用すること
ができる。このような変調方式は、該当位置のパイロッ
トＰＮチップの位相を逆転させて送信するものである。
【００１５】図２に、オン−オフ−キーイング方式の変
調の構造を概略的に示す。オン−オフ−キーイング方式
では、コード化されていない状態（Uncoded）で変調す
ることにより、移動局は受信待機状態（Slotted Mode）
で、変調を施されて出力される信号のみを受信すればよ
く、デインターリービングやデコーディングを行う必要
がない。
調の構造を概略的に示す。オン−オフ−キーイング方式
では、コード化されていない状態（Uncoded）で変調す
ることにより、移動局は受信待機状態（Slotted Mode）
で、変調を施されて出力される信号のみを受信すればよ
く、デインターリービングやデコーディングを行う必要
がない。
【００１６】図３は、パルスを使用してパイロットチャ
ネル中にページング信号を挿入したものを示す。また、
図４は図３の他の場合を示すもので、図４ｂは図４ａと
同じページング区域で別の移動局に対する信号を挿入し
た場合であり、図４ｃは一つのページング区域内で同時
に３個の移動局にページングを行う場合を示す。
ネル中にページング信号を挿入したものを示す。また、
図４は図３の他の場合を示すもので、図４ｂは図４ａと
同じページング区域で別の移動局に対する信号を挿入し
た場合であり、図４ｃは一つのページング区域内で同時
に３個の移動局にページングを行う場合を示す。
【００１７】図２及び図３を参照して説明すると、ま
ず、パイロットチャネルの８０msecを１スロット(slot)
に、２０msecを１フレーム(frame)にして、４フレーム
が１スロットとなるように構成する。前述したように、
基地局は区分されたスロット（Pilot Slot）に合わせ、
ハッシュ関数を用いてオンオフキーイング方式で変調さ
せてパイロットチャネルに穿孔を施す。移動局は、自分
の時間に相当するパルスのみを受信することにより、自
分のページング信号を他の信号から区別することができ
る。
ず、パイロットチャネルの８０msecを１スロット(slot)
に、２０msecを１フレーム(frame)にして、４フレーム
が１スロットとなるように構成する。前述したように、
基地局は区分されたスロット（Pilot Slot）に合わせ、
ハッシュ関数を用いてオンオフキーイング方式で変調さ
せてパイロットチャネルに穿孔を施す。移動局は、自分
の時間に相当するパルスのみを受信することにより、自
分のページング信号を他の信号から区別することができ
る。
【００１８】このようにスロットに分けて基地局と移動
局との同期をとるため、パイロットチャネルのスロット
とページングチャネルのスロットとを同期させる。図９
に、パイロットチャネルとページングチャネルとを同期
させた状態を示す。パイロットチャネル９０１のページ
ング識別子（Paging indicators）９０３を受信した移
動局は、後続のスロットに相当するページングチャネル
９０５を探索する。
局との同期をとるため、パイロットチャネルのスロット
とページングチャネルのスロットとを同期させる。図９
に、パイロットチャネルとページングチャネルとを同期
させた状態を示す。パイロットチャネル９０１のページ
ング識別子（Paging indicators）９０３を受信した移
動局は、後続のスロットに相当するページングチャネル
９０５を探索する。
【００１９】移動局は、受信待機状態の動作でページン
グ識別子を認知すると、通話が可能となるようにトラフ
ィックチャネルを受信する。パイロットチャネルにペー
ジング識別子を挿入した場合、通話中の他の移動局に影
響を与えてはならない。これについて具体例で説明す
る。
グ識別子を認知すると、通話が可能となるようにトラフ
ィックチャネルを受信する。パイロットチャネルにペー
ジング識別子を挿入した場合、通話中の他の移動局に影
響を与えてはならない。これについて具体例で説明す
る。
【００２０】２０msecの１フレームを１．２５msec単位
の１６グループに分けると、９６００bpsの基準で、１
グループ内の総ビット数は１２となる。その１２ビット
中の１又は２ビットをページング識別子として穿孔する
と仮定する。使用周波数は９００MHzで、ドップラー周
波数を７５Hzと設定し、パイロットチャネルの大きさと
トラフィックチャネルの電力比を０ｄBと８．６ｄBとす
る。この結果をグラフで図７に示す。図７ａは識別子を
挿入しなかった状態のトラフィックチャネルのＢＥＲを
示し、図７ｂは識別子を挿入した状態でパイロットチャ
ネルとトラフィックチャネルの電力比が０dBである場
合、図７ｃは図７ｂの条件で電力比が８．６ｄBである
場合のシミュレーション結果を示す。図７ｂ及び図７ｃ
を見ると、ページング識別子用の穿孔による劣化は０．
５ｄB以内に収まることがわかり、これは、実際のシス
テムで無視し得る程度である。
の１６グループに分けると、９６００bpsの基準で、１
グループ内の総ビット数は１２となる。その１２ビット
中の１又は２ビットをページング識別子として穿孔する
と仮定する。使用周波数は９００MHzで、ドップラー周
波数を７５Hzと設定し、パイロットチャネルの大きさと
トラフィックチャネルの電力比を０ｄBと８．６ｄBとす
る。この結果をグラフで図７に示す。図７ａは識別子を
挿入しなかった状態のトラフィックチャネルのＢＥＲを
示し、図７ｂは識別子を挿入した状態でパイロットチャ
ネルとトラフィックチャネルの電力比が０dBである場
合、図７ｃは図７ｂの条件で電力比が８．６ｄBである
場合のシミュレーション結果を示す。図７ｂ及び図７ｃ
を見ると、ページング識別子用の穿孔による劣化は０．
５ｄB以内に収まることがわかり、これは、実際のシス
テムで無視し得る程度である。
【００２１】本発明を適用するための基地局と移動局の
ハードウェア付加について、図８にそれぞれ示す。基地
局（図８ａ）がパイロットチャネルを生成して伝送する
とき、多重化器８０３（Ｘ−ＯＲ）を通じてページング
識別子８０１をパイロットチャネルにのせる（８０
５）。このように生成されたパイロットチャネル中のペ
ージング識別子８０１が受信信号８０７として移動局
（図８ｂ）に送信され、この受信信号８０７は、パイロ
ット逆拡散(pilot despreader)ステージからチャネル推
定器８０９を経てページング識別子判別器８１１で判別
され、呼出しの有無が確認される。
ハードウェア付加について、図８にそれぞれ示す。基地
局（図８ａ）がパイロットチャネルを生成して伝送する
とき、多重化器８０３（Ｘ−ＯＲ）を通じてページング
識別子８０１をパイロットチャネルにのせる（８０
５）。このように生成されたパイロットチャネル中のペ
ージング識別子８０１が受信信号８０７として移動局
（図８ｂ）に送信され、この受信信号８０７は、パイロ
ット逆拡散(pilot despreader)ステージからチャネル推
定器８０９を経てページング識別子判別器８１１で判別
され、呼出しの有無が確認される。
【００２２】ページング区域情報（Paging Zone Inform
ation）も、同じ方式で各移動局ごとに区分された時間
別識別子で区別することにより、すべての移動局に伝達
される。したがって、移動局は、自分が別のページング
区域に進入する場合、管理局（MSC）の訪問者位置登録
器（Visitor Location Registor：VLR）に位置登録を行
う。ここで、ページング区域情報は各スロット（Pilot
slots）別に区別され、隣接したページング区域を除い
て同時間に識別子を与えることができる（パイロットス
ロットの再使用）。なぜならば、移動局は、どのページ
ング区域にあるかを知る必要はなく、単にページング区
域が変わることだけページング区域情報からわかればよ
いからである。
ation）も、同じ方式で各移動局ごとに区分された時間
別識別子で区別することにより、すべての移動局に伝達
される。したがって、移動局は、自分が別のページング
区域に進入する場合、管理局（MSC）の訪問者位置登録
器（Visitor Location Registor：VLR）に位置登録を行
う。ここで、ページング区域情報は各スロット（Pilot
slots）別に区別され、隣接したページング区域を除い
て同時間に識別子を与えることができる（パイロットス
ロットの再使用）。なぜならば、移動局は、どのページ
ング区域にあるかを知る必要はなく、単にページング区
域が変わることだけページング区域情報からわかればよ
いからである。
【００２３】図５は、パイロットチャネルにおいてペー
ジング識別子の穿孔を行う形態の他の例を示す図であ
る。パイロットチャネルにページングのデータを挿入す
る手法において、すべての移動局をコードで区別し、ペ
ージングのデータにその識別コード（ID code）を入れ
て移動局を覚醒させる。この手法の場合、ページング区
域情報のためのコードは、移動局を区別するための前記
識別コードとは別に挿入され、その他に、チャネル割当
てに対するコードも別に挿入するようにする。
ジング識別子の穿孔を行う形態の他の例を示す図であ
る。パイロットチャネルにページングのデータを挿入す
る手法において、すべての移動局をコードで区別し、ペ
ージングのデータにその識別コード（ID code）を入れ
て移動局を覚醒させる。この手法の場合、ページング区
域情報のためのコードは、移動局を区別するための前記
識別コードとは別に挿入され、その他に、チャネル割当
てに対するコードも別に挿入するようにする。
【００２４】さらに他の例によれば、移動局でパイロッ
トチャネルのページング識別子を認識するためにパイロ
ットチャネルの電力差（Ｌ）を用いる。図６は、このよ
うなパイロットチャネルの電力差を用いてページング識
別子を認識するようにした物理層の構造を示す。このパ
イロットチャネルも前記同様に８０msec単位のスロット
と２０msec単位のフレームに分けられ、このように区分
されたパイロットチャネルに対し、基地局がハッシュ関
数を用いて該当スロットに電力差を発生させる。これに
よるパルス形態の電力チップ（Power Chip）が一つのペ
ージング識別子の役割を務める。もちろん、その高電力
のページング識別子は、移動局に必要なシステム情報又
はページング情報である。
トチャネルのページング識別子を認識するためにパイロ
ットチャネルの電力差（Ｌ）を用いる。図６は、このよ
うなパイロットチャネルの電力差を用いてページング識
別子を認識するようにした物理層の構造を示す。このパ
イロットチャネルも前記同様に８０msec単位のスロット
と２０msec単位のフレームに分けられ、このように区分
されたパイロットチャネルに対し、基地局がハッシュ関
数を用いて該当スロットに電力差を発生させる。これに
よるパルス形態の電力チップ（Power Chip）が一つのペ
ージング識別子の役割を務める。もちろん、その高電力
のページング識別子は、移動局に必要なシステム情報又
はページング情報である。
【００２５】パイロットチャネルの電力差を発生させる
には振幅遷移変調（Amplitude Shift Keying：ASK）を
使用し、これによる振幅差（Ｌ）は、高電力部（ｍ）と
低電力部（ｎ）を十分判別できる程度の大きさに変化さ
せることが好ましい。このパイロットチャネル内の特定
信号は、移動局で、高電力値のパルス形態の信号が１と
認識され、低電力値は０と認識され得る。
には振幅遷移変調（Amplitude Shift Keying：ASK）を
使用し、これによる振幅差（Ｌ）は、高電力部（ｍ）と
低電力部（ｎ）を十分判別できる程度の大きさに変化さ
せることが好ましい。このパイロットチャネル内の特定
信号は、移動局で、高電力値のパルス形態の信号が１と
認識され、低電力値は０と認識され得る。
【００２６】
【発明の効果】本発明によれば、ページング信号を、オ
ン−オフ−キーイングや振幅遷移変調を使用してパイロ
ットチャネル内に挿入することにより、ページングチャ
ネルを使用するのに伴うシステム負荷を解消することが
でき、通話サービスの質を向上させられる。加えて、オ
ン−オフ−キーイング方式の場合は、コーディング及び
インターリービングされていない状態で変調を施せるた
め、デインターリービング及びチャネルデコーディング
を行うことにより発生する端末機の消費電力を減少させ
ることができる。また、本発明は、現システムの修整が
少なくてすみ、基地局のソフトウェアの変更のみで適用
が可能であり、ＩＭＴ−２００及び非同期式ＷＣＤＭＡ
システムにも適用し得る非常に有益な発明である。
ン−オフ−キーイングや振幅遷移変調を使用してパイロ
ットチャネル内に挿入することにより、ページングチャ
ネルを使用するのに伴うシステム負荷を解消することが
でき、通話サービスの質を向上させられる。加えて、オ
ン−オフ−キーイング方式の場合は、コーディング及び
インターリービングされていない状態で変調を施せるた
め、デインターリービング及びチャネルデコーディング
を行うことにより発生する端末機の消費電力を減少させ
ることができる。また、本発明は、現システムの修整が
少なくてすみ、基地局のソフトウェアの変更のみで適用
が可能であり、ＩＭＴ−２００及び非同期式ＷＣＤＭＡ
システムにも適用し得る非常に有益な発明である。
【図１】本発明を適用するシステムの概略構成図。
【図２】オン−オフ−キーイング方式を使用した例の原
理を示す説明図。
理を示す説明図。
【図３】パイロットチャネルにページング識別子を挿入
した例を示す説明図。
した例を示す説明図。
【図４】図３に示す識別子挿入の他の場合を示す説明
図。
図。
【図５】パイロットチャネルにページング識別子を挿入
した他の例を示す説明図。
した他の例を示す説明図。
【図６】パイロットチャネルの電力差によりページング
識別子を挿入した例を示す説明図。
識別子を挿入した例を示す説明図。
【図７】分図ａは、ページング識別子をパイロットチャ
ネルにのせなてない状態のトラフィックチャネルのＢＥ
Ｒ、分図ｂは、ページング識別子をパイロットチャネル
にのせた状態でパイロットチャネルの電力比が０dBの場
合、分図ｃは、ページング識別子をパイロットチャネル
にのせた状態でパイロットチャネルの電力比が８．６dB
である場合の各シミュレーション結果を示すグラフ。
ネルにのせなてない状態のトラフィックチャネルのＢＥ
Ｒ、分図ｂは、ページング識別子をパイロットチャネル
にのせた状態でパイロットチャネルの電力比が０dBの場
合、分図ｃは、ページング識別子をパイロットチャネル
にのせた状態でパイロットチャネルの電力比が８．６dB
である場合の各シミュレーション結果を示すグラフ。
【図８】本発明を適用した場合の基地局及び移動局のハ
ードウェア構成例を示したブロック図。
ードウェア構成例を示したブロック図。
【図９】パイロットチャネルとページングチャネルのス
ロット同期を説明したタイミングチャート。
ロット同期を説明したタイミングチャート。
Claims (10)
- 【請求項１】 スロット区分されたパイロットチャネル
に特定信号を挿入する無線移動通信システムであって、
前記特定信号を、所定の時間別に移動局を区分してペー
ジングする識別子とし、そのページング信号でパイロッ
トチャネルを穿孔するようにしたことを特徴とする無線
移動通信システム。 - 【請求項２】 特定信号にシステム情報を含む請求項１
記載の無線移動通信システム。 - 【請求項３】 特定信号にページング情報を含む請求項
１記載の無線移動通信システム。 - 【請求項４】 スロット区分されたパイロットチャネル
にオン−オフ−キーイング方式で特定信号を挿入する請
求項１〜３のいずれか１項記載の無線移動通信システ
ム。 - 【請求項５】 スロット区分されたパイロットチャネル
に特定信号を挿入する無線移動通信システムであって、
前記特定信号を、所定のコード別に移動局を区分してペ
ージングする識別子とし、そのページング信号でパイロ
ットチャネルを穿孔するようにしたことを特徴とする無
線移動通信システム。 - 【請求項６】 特定信号にシステム情報を含む請求項５
記載の無線移動通信システム。 - 【請求項７】 特定信号にページング情報を含む請求項
５記載の無線移動通信システム。 - 【請求項８】 スロット区分されたパイロットチャネル
にオン−オフ−キーイング方式で特定信号を挿入する請
求項５〜７のいずれか１項記載の無線移動通信システ
ム。 - 【請求項９】 スロット区分されたパイロットチャネル
における特定移動局に相当したスロットに、ハッシュ関
数を利用して所定の電力差を発生させ、前記特定移動局
が自分のパイロットスロットを探索した際に前記電力差
を自分の信号と認識できるようにして、パイロットチャ
ネルをページング信号で穿孔することを特徴とする無線
移動通信システム。 - 【請求項１０】 電力差は、振幅遷移変調を用いて特定
移動局が認識できる程度に変化させることで発生させる
請求項９記載の無線移動通信システム。
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|---|---|
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-
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- 2000-05-18 CN CNB001074776A patent/CN1237836C/zh not_active Expired - Fee Related
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